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たんぽぽ舎です。【TMM:No2484】
2015年5月16日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.参議院委員会で山本太郎議員が田中原子力規制委員長を問い詰める。
   鹿児島県知事が川内原発の最悪事故を福島の1785分の1、とした根拠について質問
   田中委員長に対し山本議員怒り!        山田和明
★2.泉田新潟県知事が明らかにする原子力規制委員会の姿
  田中委員長は設置法が求めている「安全の確保」任務を怠っている
  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その47     木村雅英
★3.5月22日(金) 2015国会ピースサイクル
  ピースサイクル今年も走ります!沖縄・ヒロシマ・ナガサキ・六ヶ所へ
  あなたも参加してみませんか―部分走行大歓迎!
★4.新聞より2つ
 ◆国民の声もっと聞いて【金曜日の声 官邸前】  (5月16日東京新聞より)
  ◆【福島第一原発の現状】1号機カバー解体開始   (5月16日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※5/20(水)学習会にご参加を!
   「九州電力川内原発と海洋汚染リスク」
 日 時:5月20日(水)19時より21時
 講 師:湯浅一郎さん(海洋物理学専攻、環瀬戸内海会議顧問) ※岩波書店「世界」4月号に論文掲載
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━
※5/21(木)学習会
  「子ども脱被ばく裁判-福島の最大の問題を正面から問うた裁判」
    被告(国、福島県)は大弁護団で対抗している
 日 時:5月21日(木)19時から21時
 講 師:柳原敏夫弁護士、福島から神奈川へ避難している原告
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
━━━━━━━

┏┓
┗■1.参議院委員会で山本太郎議員が田中原子力規制委員長を問い詰める。
 |  鹿児島県知事が川内原発の最悪事故を福島の1785分の1、とした根拠について質問
 |  田中委員長に対し山本議員怒り!
 └──── 山田和明(たんぽぽ舎会員・ボランティア) 

  5月13日、参議院東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会での質疑  
 山本議員は、昨年11月7日伊藤鹿児島県知事が再稼働を認める記者会見で(今回の制度設計は100万年に1回の事故を想定している)と語ったが、規制庁はそのようなことを指示したのかと質問。それに対して、田中委員長はその事実はないと否定した。
 田中委員長は、規制委は福島第一原発事故の放射能が1万テラベクレル程度と評価。その100分の1程度の100テラベクレルを最悪とみている。しかし、知事は福島と同じような事故でも川内原発では5.6テラベクレルしか放出されない(と思っている)から1785分の1だと言った。(18倍も違う)
 山本議員は、この間違いを根拠に避難計画を立てている。被害を小さく見積もって計画して「大丈夫」としていること。最悪のケースを考え避難計画は立てるべきと指摘。
 要するに原発に無知な伊藤知事の勝手な解釈。こんな身勝手な判断で再稼働されたらたまらない。
 更に山本議員は川内原発の最悪事故を福島事故の100分の1で100テラベクレルとした根拠について質問。全く根拠などないことを怒りをこめて問い詰めた。田中委員長は相変わらずのらりくらりと言い逃れた。規制委員会の欺瞞ぶりがまたしても明らかになった。
 ○ 山本議員の公式サイトの国会質問に画像も含め載っています。
     https://www.taro-yamamoto.jp/national-diet/45

 ※公式サイト中の一例
 (田中俊一氏の発言) それから、先ほど、避難計画ですけれども、福島の避難の中で一番大きな犠牲者を出したのは、慌てて避難したということであります。ですから、そういう意味で、基本的に屋内退避というようなことも含めて避難の指針を作って避難計画を作成していただいておりますので、そこの辺も御理解いただければと思います。
 (山本太郎議員)慌てて逃げたばっかりに被害が広がったと。違うでしょう。

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┗■2.泉田新潟県知事が明らかにする原子力規制委員会の姿
 |  田中委員長は設置法が求めている「安全の確保」任務を怠っている
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その47
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
   
 岩波「科学5月号」の「泉田新潟県知事インタビュー 過酷事故に備えられていない日本」で、田中原子力規制委員会が嫌っている泉田知事が能弁に語っている。多くのことが的確に指摘されているのでその一部を紹介する。
〇原子力の安全性とは
 田中委員長は、IAEAが定めている深層防護をどこまで理解されているのかわかりません。
 今の基準は、安全の考え方がきわめて幼稚であると思います。最悪の想定をしないのは責任回避のためにやっているのかもしれません。分かってやっているなら意図的で悪質です。わからなくてやっているなら恥ずかしい話です。
〇被曝を防ぐ指針なのか
(原子力災害対策指針の改定案に対して)
 30km圏外をどうするのかという問題があります。SPEEDIも使わないで、どうやって危険地帯を判断して屋内退避を求めるのか、その点を考えない指針になっています。
〇問題山積の安定ヨウ素剤
 安定ヨウ素剤の配布について、誰がどのように行動するのかが検討されていません。住民の被曝防止には役立たない、むしろ被曝を強要する指針になっているのではないかと考えています。
〇規制委員会の組織目的
 設置法では、「原子力利用における安全の確保に関すること」を一元的につかさどることになっています。…。田中委員長は、炉規法の世界でしか話をせず、設置法が求めている任務を怠っているのではないかと思います。
 委員が不足しているのではないかと思います。住民を守るために、地方行政がわかる人が委員に入らないと、この状況は治らないのではないでしょうか。
 原子力規制委員会の所掌事務には事故原因究明が入っていますが、「中間取りまとめ」を出して休眠状態になっています。…。なぜ原因究明をしないで規制基準をつくることができるのか、不思議です。
〇事故に対応できるのか
 福島原発事故では原子力安全・保安院検査官が、民間人をサイトに残して先に撤退するという事態が起きました。…。一体誰が、過酷事故を収めに行くのでしょうか。地元の消防が行くのか、警察なのか、自衛隊なのでしょうか。法整備も、全く考えられていません。

 なお、同記事には新潟県から原子力規制委員会への要請文著「住民等の防護対策について」と提出意見「原子力災害対策指針(改定原案)への意見」も掲載されている。

┏┓
┗■3.5月22日(金) 2015国会ピースサイクル
 |  ピースサイクル今年も走ります!沖縄・ヒロシマ・ナガサキ・六ヶ所へ
 |  あなたも参加してみませんか 部分走行大歓迎!
 └────   ピースサイクル2015全国ネットワーク
               
 1986年夏、大阪の郵便局に働く青年達8名が広島に向かって自転車で「反核・平和」を訴える≪出会いと感動の旅≫から始まったピースサイクル。
 全国に拡がり、全国各地にネットワークができています。
・仲間と交流しながら地域をつなぎ、平和・環境・人権をアピールしています。
・平和の想いを届けるメッセンジャー
・アジアも走っています。市民同士の交流が、アジアの「かけはし」となっています。
    ○今年は台湾ピースサイクルに取り組みます。
・脱原発と平和憲法、沖縄を大きな課題として取り組んでいます。
◇今後の行動予定
 ☆5月22日(金)2015国会ピースサイクル  8:30から
 ☆2015年沖縄ピースサイクルとして6月20日那覇出発6・23国際反戦集会へ
 ☆7月16日から、ヒロシマ・ナガサキ・六ヶ所へ・・途中原発現地で抗議行動
※5月22日(金)2015国会ピースサイクルは5月11日のメールマガジンに詳細が載っています。  
         当日参加できる方は必ず電話して下さい。090-2669-4219久保まで。
 連絡先: ピースサイクル2015全国ネットワーク
      東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナッミックビル5Fたんぽぽ舎内

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┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆国民の声もっと聞いて【金曜日の声 官邸前】

 東京都世田谷区の自営業矢郷(やごう)恵子さん(67) 原発のことも集団的自衛権のことも、国民の半数近くが反対している。それなのに、国はきちんと国民の声を聞かず、強硬に意見を押し通している。不信感や腹立ちでいっぱいだ。
 東京都豊島区の無職鈴木昭さん(66) 福島へは震災後毎年足を運んでおり、先月中旬も行ってきた。感じたのは道路は造っているのに、人の住める作業が進んでいない。再稼働の問題を含め、国は被災者の声をもっと聞くべきだ。
※写真はピースサイクルの方たち:原発再稼働反対を訴え、自転車で走る人たち=国会正門前で
                               (5月16日東京新聞より)

 ◆【福島第一原発の現状】1号機カバー解体開始

 東京電力福島第一原発では9-15日、1号機からの使用済み核燃料取り出しに向け、原子炉建屋に設置されていたカバーの解体が始まった。
 建屋上部には、水素爆発で崩落した屋根の骨組みやがれきが散乱している。放射性物質が周辺に飛ばないように、15日からカバーの天井に穴を開け、飛散防止剤をまく作業が始まった。カバー解体は来年秋ごろまでかかる予定。その後、無人重機を使ってがれきを撤去する。
 1~4号機の山側では、凍らせた土の壁で建屋を囲み地下水の流入を食い止める凍土遮水壁の試験凍結が進む。東電が公表した地中の凍結管の温度データを見ると、温度が低下している地点もあるがばらつきが大きく、予定通りに凍って壁となるかどうかまだ分からない。
                           (5月16日東京新聞より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2483】
2015年5月15日(金)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.1日に4つの行動やりきる(充実感!?)
   原発再稼働阻止めざして
   原子力規制委抗議・会議・九電東京支社抗議・東電本店抗議
   再稼働は日本を滅ぼす 連載27         柳田真
★2.-戦争・原発・貧困・差別を許さない社会にしなければ-
   横浜臨港パーク「5・3憲法集会」に参加して
                     中村由博(元教員)
★3.新聞より3つ
  ◆避難指示解除に向け住民懇談会 不信感 にじむ苦悩 福島・楢葉町民
              (5月15日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
  ◆処分場計画 国が説明会 栃木 反対派は対抗シンポ
              (5月15日東京新聞より抜粋)
  ◆福島事故 安全思い込み主因 IAEAが最終報告書
                 (5月15日東京新聞夕刊より抜粋)
━━━━━━━
※5/20(水)学習会にご参加を!
   「九州電力川内原発と海洋汚染リスク」

 日 時:5月20日(水)19時より21時
 講 師:湯浅一郎さん(海洋物理学専攻、環瀬戸内海会議顧問)
        ※岩波書店「世界」4月号に論文掲載
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━
※5/21(木)学習会
  「子ども脱被ばく裁判-福島の最大の問題を正面から問うた裁判」
    被告(国、福島県)は大弁護団で対抗している

 日 時:5月21日(木)19時から21時
 講 師:柳原敏夫弁護士、福島から神奈川へ避難している原告
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
━━━━━━━

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┗■1.1日に4つの行動やりきる(充実感!?)
 |  原発再稼働阻止めざして
 |  原子力規制委抗議・会議・九電東京支社抗議・東電本店抗議
 |  再稼働は日本を滅ぼす 連載27
 └──── 柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.5月13日(水)、東京は30度近くの暑い日となったが、私は1日で4つの行動(原発再稼働反対)をやりきれた。実は、70歳代で4つもの連続行動に体力がもつかどうか、不安だったがなんとかできた。うれしい。(達成充実感!?)
 今が、再稼働阻止の山場(プラス安保法案=戦争法案阻止の山場)ゆえに、身体も緊張していてやれたのかも。(但し、翌日、足腰がキツかった)
 願わくば、中年・青年のみなさん、もっともっと登場して。当日は、30歳の若いママも参加。

2.4つの行動を簡潔に紹介します。
 第1は、昼休み(12時から13時)、原子力規制委員会へ抗議。4月14日の福井地裁決定(関西電力高浜原発の再稼働は否定された。規制委員会の審査は緩やかで合理性を欠く)を守り、規制委員会は高浜原発の審査を中止せよの要求。新しい横断幕を高く掲げた。この日は、たんぽぽ舎の担当日。23人参加。終了後、タクシーでたんぽぽ舎へ戻る。(体力の温存)
 第2は、14時からの「再稼働阻止全国ネットワーク」定例会議(毎週水曜日午後)。10数人参加。レジメ数枚。議題が多いが手際よく進む。6月6日から7日の福岡3万人集会(川内原発再稼働阻止)への参加(現在50数名)と全国相談会の方針の検討、会計(財政)の苦しい状況の打破、九州電力東京支社、関西電力東京支社への抗議行動のつめなど。
 第3は、17時30分より18時30分の九州電力東京支社への申し入れと大衆的抗議行動。東京有楽町駅前の電気ビル9Fの九州電力東京支社へ「川内原発動かすな」の申し入れ抗議活動。参加者90人弱。通行人からカンパ、外国大使館の人からカンパあり。
 第4は、19時より20時の東京電力本店への合同抗議(原則は毎月第1水曜日、第20回目)
 「東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ」のコールが響く。参加者110人、発言は7人位からだったが、いずれも短時間ながら内容の濃い良い話が多く、参加者は皆うなづいて聞いていた。カンパは31000円。終了後に10数人はお楽しみ会へ。我々は7つ道具を持ってタクシーでたんぽぽ舎へ戻る。


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┗■2.-戦争・原発・貧困・差別を許さない社会にしなければ-
 |  横浜臨港パーク「5・3憲法集会」に参加して
 └──── 中村由博(元教員)

◯ 会場を東京の日比谷公会堂から横浜・臨港パークに移して行われた「5・3憲法集会」に参加した。当日の空は一点の濁りもない真夏日となり、陽光は鋭く我々に降り注いだ。この暑い中にもかかわらず、参加者は三々五々会場に集結した。12:30pmからオープニングのプレコンサートの後にメインステージとなり、呼びかけ人・政党挨拶・沖縄からのスピーチが始まった。ノーベル賞作家の大江健三郎さんのスピーチの冒頭では「私はこの大きな集会に力づけられている。」と語り、改憲を狙う安倍首相に対しては終始「安倍」と呼び捨てにするほど怒り心頭だった。最後に大江健三郎さんの意志をストレートに著している集会のスローガンを読んで、彼はスピーチを締めくくった。
 私たちは
 「平和」と「いのちの尊厳」を基本に、日本国憲法を守り、生かします
 集団的自衛権の行使に反対し、戦争のためのすべての法制度に反対します
 脱原発社会を求めます
 平等な社会を希求し、貧困・格差の是正を求めます
 人権をまもり、差別を許さず、多文化共生の社会を求めます
 私たちは。これらの実現に向けて、全力でとりくみます
 いま、憲法は戦後最大の危機の中にあります
 全国に、そして全ての国々に、連帯の輪を広げて、ともにがんばりましょう

◯ 樋口陽一さんは自分に憲法のエッセンスを教えてくれたのは故菅原文太さんであったと語り、菅原さんの言葉を紹介した。
 「政治には2つの役割がある
  1つは飢えさせないこと! 1つ絶対に戦争をしないこと!」

◯ そして、壇上からいろいろな方々からのスピーチそして力強い訴えがあり、会場に全国各地から集まった3万人の人たちからの割れんばかりの拍手があり、連帯感を強く感じた。また、日本が戦後70年間戦争をせずに、他国の人を殺さず、また殺されなかったのは日本国憲法があったからだとの共通の認識を持ち、
 憲法改悪絶対阻止! 安倍打倒! 憲法守れ! 9条守れ!
 子供を守れ! 平和を守れ! 原発再稼働反対! 未来を守れ!
 会場に詰めかけた3万人以上の人たちのコールが横浜・臨港パークから全国へそして世界中に木霊となって響き渡った。
 平和と命と人権を大切にして、戦争・原発・貧困・差別を許さない社会にしなければならないと全身で感じた。


┏┓
┗■3.新聞より3つ
 └──── 

 ◆避難指示解除に向け住民懇談会 不信感 にじむ苦悩 福島・楢葉町民

  東京電力福島第一原発事故で全町避難をしている福島県楢葉町の避難指示解除に向け、国が開いた住民懇談会が10日、終了した。放射線や水道水への不安、生活環境の整備などを訴える町民の声には、国への不信感と、古里に帰れない苦悩がにじんだ。
 「第一原発は爆発しないと言うが、震災前も安全だと言っていた」「デブリ(溶融燃料)の取り出し方も決まらないのに帰れというのか」。原発の現状を説明する国の担当者に、町民からは厳しい意見が出た。(中略)
 「みんなが帰れるようにするのが、あなたたちの役目。解除はそれからだ。筋が違う」「無理やり帰して形だけ整えるのはやめてほしい」と迫った。(後略)
    (5月15日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)


 ◆処分場計画 国が説明会 栃木 反対派は対抗シンポ

  東京電力福島第一原発事故で発生した指定廃棄物の処分場(長期管理施設)をめぐり、環境省は14日、処分場計画に理解を求めるためのフォーラムを宇都宮市で開いた。一方、昨年7月に栃木県の処分場候補地に選ばれた塩谷町でも、処分場計画に反対する住民団体が国に対抗する形でシンポジウムを開催した。
 環境省のフォーラムには約180人(主催者発表)が参加。(中略)
 質疑では「安全性をうたうデータばかり説明され、信頼できない」と国の姿勢を問う声が続出。(中略)
 一方、塩谷町でのシンポジウムは、環境省を上回る約1100人(主催者発表)が参加。見形和久町長は、昨年10月に約17万人に上る反対署名を環境省に提出した経緯に触れ「この思いを背負って対処しなければならない」と受け入れ拒否の姿勢を強調した。
      (5月15日東京新聞より抜粋)


 ◆福島事故 安全思い込み主因 IAEAが最終報告書

 【ウィーン=共同】国際原子力機関(IAEA)は14日、東京電力福島第一原発事故を総括する最終報告書の要約版をまとめ、同日、加盟国に配布したと発表した。報告書は非公開。発表によると、天野之弥(ゆきや)事務局長は報告書で、原発は安全との思い込みが東電をはじめ日本に広がっており、事故の主因になったと指摘、「政府の規制機関も疑わなかった」と批判した。(中略)
 第一原発は2011年3月の東日本大震災に伴う津波で全交流電源を喪失、1~3号機で炉心溶融が起きた。報告書で天野氏は原発の設計や緊急事態への準備、大事故への対応の計画に欠点があり、大災害と同時に起きうる原発事故への十分な対策もなかったとした。また、規制に関する責任がさまざまな機関に分散され「どこに権限があるのか必ずしもはっきりしなかった」と規制制度の欠陥に言及した。
 天野氏は一方で、原発事故後に日本が原子力規制委員会を発足させ、責任の所在を明確化し、独立性を付与するなど規制制度を改革し、緊急時の対策を強化したと評価。他国でも原発の安全対策が進んだが、一層の安全強化を訴えた。
    (5月15日東京新聞夕刊より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2482】
2015年5月14日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.社会的発言 日本:× ドイツ:○
   裁判官の転勤 日本:3年ごと ドイツ:なし
   【日本とドイツの司法制度比較リスト・13点】(2009年)
                  成瀬伊佐夫(無職)公務員定年退職
★2.1999年頃から津波対策の必要性を認識しながら津波対策を
   怠ってきた東電の歴代経営者
   東京電力は福島原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!
   放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
   5/13第20回東電解体!東電本店合同抗議の報告     渡辺秀之
★3.原子力暴走超特急=出鱈目続くよどこまでも、野を越え山越え
   谷越えて、はるかな町まで放射能、散々ばらまき、地獄行き
               田中一郎 Wed, 13 May 2015より一部転載
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆5/31「ふくしまの今」3・11後、福島被災地の語り部として活動されている
    猪狩弘之さんの講演と武藤類子さん、神田香織さんをまじえての
    パネル討論    主催:NPO法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」
★5.新聞より2つ
  ◆浜岡維持 年1000億円 停止4年 消費者へ転嫁 中部電
                     (5月14日東京新聞夕刊1面より抜粋)
  ◆もんじゅ点検漏れ「もう話をするのも嫌に」規制委
                     (5月13日読売新聞より抜粋)
━━━━━━━
※5/15高浜原発再稼働反対!関西電力東京支社抗議行動にご参加を!
 日時:5月15日(金)17:30~18:00(金曜官邸前行動の前段で実施)
 場所:富国生命ビル前集合
  共催:再稼働阻止全国ネットワーク、市原憲法を活かす会、原発いらないちば、
     平和と民主主義をめざす全国交歓会
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 5/15(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第149回
 日 時:5月15日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━

┏┓
┗■1.社会的発言 日本:× ドイツ:○
 |  裁判官の転勤 日本:3年ごと ドイツ:なし
 |  【日本とドイツの司法制度比較リスト・13点】(2009年)
 └──── 成瀬伊佐夫(無職)公務員定年退職

1)違憲判決の数  日本:10件  ドイツ:500件以上
2)最高裁判所の建物
  日本:窓が少なく石造りの城塞のような建物
  ドイツ:広いガラス窓の3階建て軽量建物
3)最高裁判事の出勤風景
  日本:黒塗りの公用車で警備員に敬礼されて出勤
  ドイツ:ヘルメットをかぶりスクーターを自分で運転して出勤
4)裁判官数 日本:2,850人 ドイツ:22,100人
5)裁判官の俸給評価 日本:12段階  ドイツ:3段階
6)行政訴訟の数(年) 日本:1,250件 ドイツ:約22万件
7)行政訴訟原告(市民)勝訴率 日本:2~3% ドイツ:10%以上
8)訴訟手続きと援助
  日本:厳格・補助なし
  ドイツ:簡易・補助あり
9)裁判官の転勤
   日本:3年ごと・日本は人事管理の手段に転勤が使われている
   ドイツ:なし(ナチスドイツの時、転勤で裁判官を左遷した反省、
         禁じられた「希望と承諾」)
10)出退勤時刻の拘束 日本:あり ドイツ:なし
11)ボランティア活動 日本:×  ドイツ:○
12)政党加盟  日本:× ドイツ:○
13)社会的発言 日本:× ドイツ:○


┏┓
┗■2.1999年頃から津波対策の必要性を認識しながら津波対策を
 |  怠ってきた東電の歴代経営者
 |  東京電力は福島原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!
 |  放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  5/13第20回東電解体!東電本店合同抗議の報告
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

○台風一過の青空の下、5月13日(水)、午後5時半から6時半まで、再稼働阻止全国ネット主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行われた。参加者は、約90人弱。
○引き続き、午後7時から、東京電力本店前で「東京電力は福島原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、119の賛同団体と共に、第20回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約110人。
○5月12日早朝、花巻市で震度5強の地震が発生し、日本は地震大国であることを改めて思い知らされ、絶対に原発は再稼働させてはならないとの意を強くしました。
 オープニングコールの後、3名の方から、東京電力の不誠実な対応への怒りの抗議アピールがあった。
 続いて、日本音楽協議会による「音楽での抗議」が行われ、歌声が夜空に響いた。
 更に、情勢報告として、山崎久隆(たんぽぽ舎)さんから、福島原発事故の収束には程遠い事故現場の状況、1999年頃から津波対策の必要性を認識しながら津波対策を怠ってきた東電の歴代経営者など、国民感情とは離れた不誠実極まりない東京電力の体質に関する報告がなされた。
 その後、福島疎開裁判など7団体から、アピール、関連イベント告知があった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って、抗議行動を締めくくり、午後8時に終了。
 また、カンパが30,973円寄せられました。ご支援、ありがとうございます。
 終了後、13名の有志による懇親交流会が、近隣の居酒屋でなごやかに開催された。

☆抗議参加者の声
  九電支社抗議時、足早に通り過ぎる人が多い中、1人の外国人からカンパを戴きました。
 また、東電本店抗議時に、通りがかりの男性からカンパを戴き、沖縄のこと、集団的自衛権のこと、安倍政権のこと、テント裁判のことなど、短時間お話しできました。
 一般の方たちに、私たちの運動の意味を理解してもらい、仲間になって一緒にやっていく足掛かりになるかなと感じて、ちょっと明るい気持ちになりました。

☆次回の東電本店合同抗議は、2015年6月3日(水)午後7時~8時
場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。引き続き賛同団体を募集中!


┏┓
┗■3.原子力暴走超特急=出鱈目続くよどこまでも、野を越え山越え
 |  谷越えて、はるかな町まで放射能、散々ばらまき、地獄行き
 └──── 田中一郎 Wed, 13 May 2015より一部転載

4.福島・田村森林組合 いまだ賠償されず(日本農業新聞 2015.4.25)
 http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=33132

(放射能汚染のバーク(丸太の皮)がいたるところに山積みになっている。にもかかわらず、賠償も補償も受けられずに、木材業者は経営難に追い込まれている。 このまま放置するのは危険だ。また、原木しいたけの方も放射能のせいで壊滅状態だ。何故、賠償・補償をきちんとしないのか。
 そもそも何故、放射能汚染した森林で木材生産をするのか。やめさせるべきである。
 それによる損害は加害者・東京電力や事故責任者・国が補償すればいい:田中一郎)

5.浪江 学校存続 先見えず(東京 2015.5.6)
 http://p.twipple.jp/kPgp2

(ともかく、子どもたちを放射能の中に帰還させるのはよせ! 田中一郎)

6.二つの地裁仮処分決定で浮かび上がる政府と規制委の弱点(毎日 2015.5.7)
 http://mainichi.jp/shimen/news/20150507dde012040002000c.html

(田中一郎コメント)
「「原発の耐震審査が行政の裁量任せになってしまった部分を問われた」。二つの決定を受け、規制委で耐震ルール作りに関わった藤原広行・防災科学技術研究所社会防災システム研究領域長は残念がる。」
 この藤原広行氏の発言に注目しながらの記事だ。まあまあの記事と言ったところだが、本来はもっと、原子力規制委員会・規制庁がつくった新規制基準や、今続けられている再稼働審査における基準地震動のインチキ、というか、甘い見方を、きちんと批判報道してほしいところである。

8.原子力規制委員会を切り捨てた福井地裁への疑問
          (田原総一朗 『週刊朝日 2015.5.1』)
 
(許せんな、こいつ。『愛と幻想のファシズム』という村上龍の不愉快な小説では、こういうTVキャスターは登場したファシストによって殺されていたぞ:田中一郎)


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆5/31「ふくしまの今」3・11後、福島被災地の語り部として活動されている
  猪狩弘之さんの講演と武藤類子さん、神田香織さんをまじえての
  パネル討論です。
     講演&パネル討論「語り部が語る『ふくしまの今』」
日 時:5月31日(日)14時45分~17時
講 師:猪狩弘之(被災地ガイド)、
    武藤類子(福島原発告訴団団長)、
    神田香織(当NP0理事長/講談師)
会 場:JICA地球ひろば市ヶ谷6階セミナールーム600
               (JR/地下鉄「市ヶ谷」徒歩10分)
主 催:NPO法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」(090-2171-4971)
    詳細は、以下のホームページのイベント告知欄をみて下さい。
     http://www.support-fukushima.net/news/150302.html 
参加費:1000円


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┗■5.新聞より2つ
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 ◆浜岡維持 年1000億円 停止4年 消費者へ転嫁 中部電

  中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の3基が政府の要請で全面停止してから14日で丸4年を迎えた。この間、中部電力が再稼働を前提にした浜岡を維持するために年間1000億円規模、4年間で約4000億円の費用を投じていることが分かった。発電しなくても生じる巨額な原発の維持費は電気料金に上乗せされ、家庭や企業が負担している。
 一方、中部電力は供給力に余裕があり、5年連続して「浜岡抜き」で夏場を乗り切れる見通しだ。
 原発は配管や機器などの部品は1000万点を超えるとされ、いったん原発が完成すると、その補修や点検、除染などに毎年多額の費用がかかり、電力会社は毎年の企業決算で「原子力発電費」として計上している。(後略)
     (5月14日東京新聞夕刊1面より抜粋)


 ◆もんじゅ点検漏れ「もう話をするのも嫌に」規制委

  日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)で大量の機器点検漏れが見つかった問題で、原子力規制委員会は13日の定例会合で、原子力機構が再発防止策などをまとめた報告書について「信頼性に疑問を抱く」と指摘、見直しを求めた。 (中略)
 ところが、規制委が3月に保安検査を行った結果、冷却水を通す配管の劣化具合を点検する方法などが不適切だったことが判明。原子炉等規制法に基づく保安規定違反と認定した。
 規制委の田中俊一委員長はこの日の会合で、「もう話をするのも嫌になるくらい、いろいろな問題が起きている」と機構を非難した。
    (5月13日読売新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2481】
2015年5月13日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                                     転送歓迎
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★1.埼玉県で活動中-「さよなら原発パレード」
   新座・朝霞・志木と毎月どこかで実施     横井泰夫(たんぽぽ舎会員)
★2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆「子ども脱被ばく裁判」アッピールのための新宿デモを決行!(5月23日)
   放射能汚染地の全ての子どもたちの命とけんこうをまもろう!
★3.新聞より3つ
 ◆ 九州で最大規模の脱原発3万人集会 川内再稼働迫り、6月7日 福岡市で [鹿児島県]
            (5月13日   西日本新聞より)
 ◆復興費、被災地も負担 政府 財政規律の維持図る (5月13日茨城新聞より抜粋)
 ◆再生エネで温泉街おこし 福島・土湯温泉町 小型水力発電が竣工
                        (5月9日東京新聞より)
★4.テント日誌5月10日(日)経産省前テントひろば1338日商業用原発停止602日
   今日は色々あった         (I・K)
   さわやかな五月、テントの夜は大賑わい   (K・M)
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※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 5/15(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第149回
 日 時:5月15日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
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┗■1.埼玉県で活動中-「さよなら原発パレード」
 |  新座・朝霞・志木と毎月どこかで実施
 └──── 横井泰夫(たんぽぽ舎会員)

◯≪5月3日「さよなら原発・安倍政権暴走ストップ大集会≫  
 会場は「みなとみらい」にて遠い各地からの人々もふくめて3万人余りの参加でした。若い人々・家族ぐるみの人々の参加も目立ちました。
◯≪各地域での「さよなら原発、安倍政権暴走ストップの活動を継続しましょう≫
 朝霞、新座、志木、和光4市にて「さよなら原発1千万署名(現在850万)毎週駅頭署名」を行っています。先日イオン前の署名は42筆と署名数盛りかえしています。「さよなら原発パレード」を相互応援しながら、新座・朝霞・志木と毎月どこかで実施している状況となりました。
◯≪埼玉県九条会結成≫準備会4年前より開始され4月結成されました。
 参加しやすくする為、東上沿線連絡会の準備も始まっています。 
 毎月最後の月曜日18時より「埼玉県九条の会活動交流会」を浦和パルコ9Fの市民活動センター(浦和駅東口前)にて開催します。
 ※会員であれば誰でも参加出来ます。
◯≪5・31オール埼玉県総行動~9条こわすな・戦争させるな≫
 ・10時30分開会・北浦和公園(北浦和西口)
 ・スピーチ:鳥越俊太郎、元自衛官泥憲和
 ・集会後パレード
○埼玉県のすべての団体による実行委員会主催、1万人規模の取り組みを目指しています、埼玉最大の集会へ、お誘いあわせの上是非お越しください。
○「あさか・九条会」は、午前9時30分北朝霞駅集合です。 

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┗■2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
◆「子ども脱被ばく裁判」アッピールのための新宿デモを決行!
放射能汚染地の全ての子どもたちの命とけんこうをまもろう!

 日時: 2015年5月23日(土)13時より  デモ出発 14時(新宿駅周辺)
 場所: 東京新宿駅東口アルタ前集合
 主催: ふくしま集団疎開裁判の会
 後援: 子ども脱被ばく裁判の会

「子ども脱被ばく裁判」の第1回口頭弁論が来る6月23日(火)に福島地裁で開催される事が決定されました。
「子ども脱ひばく裁判」は、ふくしま集団疎開裁判・仙台高裁の仮処分判決を受けて、福島県の親子213名の原告が本裁判を起こしました。
 現在も高い放射線の脅威に晒されている福島の子どもたちに避難の権利を認めよ!と国、県を提訴いたしました。ふくしまの子どもの健康は一刻の猶予もありません。
 もうすでに、小児甲状腺癌と宣告された子どもの数は117名と増加の一途です。
 どうぞご一緒に訴えて下さい!
       http://fukusima-sokai.blogspot.jp/        

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┗■3.新聞より3つ
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 ◆ 九州で最大規模の脱原発3万人集会 川内再稼働迫り、6月7日 福岡市で [鹿児島県] 

 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働が今夏にも迫る中、九州各地の脱原発団体が合同で「ストップ再稼働!3万人大集会-川内原発のスイッチは押させない」を6月7日、福岡市中央区の舞鶴公園で開く。九州では過去最大規模の脱原発集会となりそうだ。川内原発の再稼働手続きが進んでおり、反対を訴える市民団体の動きが活発化してきている。

 主催は、九州各地の団体による「原発いらない!九州実行委員会」。集会の呼び掛け人には、経済評論家の内橋克人氏、作家の落合恵子氏、ルポライターの鎌田慧氏ら著名人が名を連ねる。全国の五つの脱原発団体も協賛する。
 舞鶴公園での集会は、2011年(参加数は主催者発表で約1万6千人)、13年(同約1万人)に次いで3度目となる。
 集会では、福島第1原発事故の影響でいまだ避難者が多い福島県の現状報告などがあり、九州各県の呼び掛け人らも脱原発の思いを訴える。終了後、福岡市中央区の九電本店までデモ行進し、本店を取り囲む計画。集会代表世話人の青柳行信さん(68)は「大多数の国民が再稼働に賛成していない。集会でそのことを発信していきたい」と話す。
 一方、地元の脱原発団体「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」は今月16日から、鹿児島市の照国神社をスタート地点とし、脱原発を訴えながら徒歩(一部は車を使う)で九電本店を目指す。その距離約311キロ。27日に九電本店に到着後、この日に予定されている九電との交渉に臨むという。
   http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/168557
              (5月13日   西日本新聞より)

 ◆復興費、被災地も負担 政府 財政規律の維持図る

復興庁は12日、東日本大震災の集中復興期間後の2016~20年度に実施する復興事業の基本方針を発表した。高台移転といった基幹事業は全額国費負担を維持する一方、地域振興などの事業は被災地に負担を求める。「復興は軌道に乗りつつある」として財政規律の維持を図る狙いで、政府は6月末にも財源を含めた復興予算の枠組みを決定する。ただ、政府が想定する16年度の復興費用は被災各県が求める額を大きく下回っており、負担導入を含め、地元との協議は難航も予想される。(後略)
                            (5月13日茨城新聞より抜粋) 

 ◆再生エネで温泉街おこし 福島・土湯温泉町 小型水力発電が竣工

 再生可能エネルギーを活用して地域活性化を目指す発電事業会社「元気アップつちゆ」(福島市土湯温泉町)は9日、町内の温泉街近くを流れる東鴉川に整備した小型の水力発電所で発電を開始した。発電した電気は全量を東北電力に売る。
 この日の竣工式には、浜田昌良復興副大臣や小林香福島市長ら関係者約90人が出席。元気アップつちゆの加藤勝一社長は「この発電所は、町や福島の復興再生に貢献するだけでなく、地域再生のモデルケースとして内外に誇れるものになるだろう」とあいさつした。
 元気アップつちゆによると、発電所は昨年4月に着工。発電できる量は一般家庭約170世帯分の一年間の消費電力に相当し、年間の発電額は約3000万円を見込む。
 同社は小型水力発電所のほかに、温泉の熱を利用した「バイナリー発電」にも取り組んでおり、今年7月に発電を開始する予定。      (5月9日東京新聞より)
 
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┗■4.テント日誌5月10日(日)経産省前テントひろば1338日商業用原発停止602日
 |  今日は色々あった
 |  さわやかな五月、テントの夜は大賑わい
 └────  (I・K)  (K・M)
  
☆今日は色々あった
○まず泊まり開けの人に昨夜の話を聞いてびっくり!
 11時頃民族系の右翼が6人話しをしたいと来て原発のことなど聞いていったそうだ。FさんSさんが色々説明してあげたとのこと。
 冷静に話が出来る事は良いことだ。

○久しぶりにMさんが蕗の入った美味しいのり巻きを持ってきて下さった。
 愛犬ルイちゃんはお留守番でちょっぴり寂しい。でも2時ごろたくさんの右翼街宣車が来たのでつれてこなくて良かったかも。
 何があったのか判らないが、まず官邸方向から日の丸を持った人たちが10数人日比谷方面へ無言で歩いて行ったのは奇妙な感じだった。
 その後色々な街宣車が20台くらい通った。
 中にはいつものせりふ「お前らいつまでいるのだ!」「電気を使っていて反原発を言うな」「早く撤去しろ」などわめいて行くものもいた。
 原発が一基も動いていないで電気が足りている事知らないのだろうか。
 私たちは刺激しないようにとのことで椅子を片付け無視を装う。
 午前中から来ていたIさんはアルトサックスを吹き続けてくれた。
 終わりごろ通りすぎた一台から「福島には未だ家に帰れないで苦しんでいる人がいるのだ」と言う声におやっと思ったら、私たちに向かって「頑張って!」と言ってくれたので思わず手を振ってしまった。
 大型車の窓から顔を出したひと「俺たちが同じことしたら怒るだろう!話をしよう」など言っているうち信号が変わってまた来るからと言って去っていった。
 兎に角テントに害を及ばされなくて良かった。
○街宣車が通り過ぎてしまった後もIさんの演奏は続きテント前は和やかな雰囲気だった。
 通りがかりに頑張ってと言ってくれる人、わざわざT シャツを買いに来てカンパまでしてくれる人もいて嬉しい。
 午後になって座る人も増えたので3時半ごろ私はテントを離れた。(I・K)

☆さわやかな五月、テントの夜は大賑わい
○今日はFさんのフェイスブック友だちが沢山来られ、また第2テント泊もあり、夜は大賑わい。
 滋賀からのHさんは在日3世、ベンジャミン・フルフォードの話を聞いてきて、資本主義批判、ユダヤ資本批判を展開。鹿島昇の歴史観に共感している。9.11と阪神大震災と3.11の起こった時刻の分すべて46分なのは偶然か?
○郡山からのKさんは、3.11後に全国を徒歩で旅している。救助の為に津波にのまれてしまった消防団員を想いハッピを着て、福島の厳しい現実を語った。広島・長崎・福島を経験した日本で原発の再稼働が目論まれていることを嘆き、タイタニックジョーク(船長が乗客を海に飛び込ませるのに、日本人には「ほかの人はみんな飛び込んでいますよ」と言う)を思い起こさせてくれた。安倍首相のアンダーコントロールだって、コントロールできているのは、福島第一原発の放射能汚染水でなく、国民と報道だ。
○美しい山野とやさしい人々の福島。今置かれている福島の状況を考えるとき、山田真さんの「水俣から福島へ 公害の経験を共有する」(岩波書店)にあるように、森永ヒ素事件、水俣病、広島・長崎、ビキニ海域水爆実験、福島に連なる行政・企業・専門家による被害者切り捨てを思い起こすことが重要だ。そんな話が弾んで気がついたら11時をとっくに過ぎている。大急ぎで地下鉄に乗った人たちは無事に帰宅できただろうか。
○夜中は冷たい風が吹き5月だというのにえらい寒い朝。あったまってきてから、通勤客に対してチラシを配った。福島で小児甲状腺がんが118人も発見されたのに、原発が原因ではないという当局を責めると、チラシを受け取りに来る人も現れた。(K・M)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2480】
2015年5月12日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.ドイツでは裁判所は1960年代から民主化された
   「自由で独立した裁判官でなければ国民の権利は守れない」
   「裁判所は市民のサービス機関でなければならない」
   市民生活に密着
   ナチス時代の反省から「本人の承諾なくして転勤は無い」
                      成瀬伊佐夫(無職)
★2.マンネリ気味の今日この頃、シュウマイ弁当で、パワー充填!
   決意しっぱなしですが、ハマっ子もがんばるざんす
   5月8日第148回官邸前・国会前抗議行動報告
                     にしざきやよい
★3.世界の気候にも影響を及ぼす火山灰
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその101
                        島村英紀
★4.新聞より3つ
  ◆「責任押し付け合い」菅元首相 水戸で講演 再稼働の動き批判
                 (5月12日茨城新聞より抜粋)
  ◆福島第一 暑さとの闘い 地下水対策の舗装 照り返し厳しく
                  (5月12日東京新聞2面より抜粋)
  ◆「風評被害」安易に使うな 正確な情報こそ肝要
   箱根、福島 悩ませる 責任転嫁の曖昧表現 根強い行政不信
            (5月12日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
━━━━━━━
※5/13・3つの行動にご参加を!
1.川内原発・高浜原発の再稼働をやめろ!水曜昼休み規制委抗議行動
  日時:2015年5月13日(水)12時から13時
  場所:原子力規制委員会前(六本木ファーストビル内)
     港区六本木1丁目9番9号 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」徒歩4分
  主催:再稼働阻止全国ネットワーク
     メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
     H P http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
2.第10回川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
  日時:5月13日(水)17時30分から18時30分
  場所:九州電力(株)東京支社 電話 03-3281-4931
     東京都千代田区有楽町1丁目7?1有楽町駅前電気ビルヂング北館7F
  主催:再稼働阻止全国ネットワーク
3.第20回東京電力本店合同抗議行動
  東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!原発再稼働は日本を滅ぼす
  日時:5月13日(水)19時から20時
  場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分) 
  よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
  賛同団体:東電株主代表訴訟など約119団体
━━━━━━━

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┗■1.ドイツでは裁判所は1960年代から民主化された
 |  「自由で独立した裁判官でなければ国民の権利は守れない」
 |  「裁判所は市民のサービス機関でなければならない」
 |  市民生活に密着
 |  ナチス時代の反省から「本人の承諾なくして転勤は無い」
 └──── 成瀬伊佐夫(無職)公務員定年退職

 ドイツ法律家反核協会会長・ダイゼロート高裁裁判官は、
「ドイツの裁判官たちの社会活動、政治活動は活発。裁判官が政治的活動をすることと司法権を行使することは全く別の問題です。これは裁判官の市民的自由を活かしている行動です」
「裁判官は市民と同じように言論の自由という権利を持って、自由に発言したり自分の意思を表示します。何の圧力も受けません。」
「団結権もありますから好きなように組織を作りまた組織に入ることもできます。市民とまったく同等です。」
「なぜ組合に入っているかというと、働く人達と同じ立場にあるからです。」
「裁判官は他の職業と同様に国民にサービスを提供しているのです。」
「裁判官は公正で勇気ある判断をするためにも普通の市民生活、市民運動、政治に積極的に関わるべきだと思います。」
「裁判官にとって最も重要な任務は社会的、経済的強者から弱者を守ることです。」と語る。
 ボランティアで、ドイツの高校で「表現の自由」についての授業を行う裁判官。
事例は「校内で反核バッジをつけて先生に注意された生徒」についてである。
 裁判官と検察官の反核デモ・核配備反対の裁判官署名広告・アメリカ基地前に裁判官、検察官たちが座り込み。
 市民として当たり前の権利がすべて保障されているのがドイツの裁判官だ。
日本(の裁判官)は官僚機構の一部として完全に取り込まれている。


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┗■2.マンネリ気味の今日この頃、シュウマイ弁当で、パワー充填!
 |  決意しっぱなしですが、ハマっ子もがんばるざんす
 |  5月8日第148回官邸前・国会前抗議行動報告
 └──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)

 今日もいい天気の抗議日和でございます。
 今日は、わたくし所用の為、たんぽぽ舎に行けず、関電前から途中参加。10人位でしたが元気に抗議。しかし、時のたつのは早いですなこの前まで、関電前終わると暗くなって挨拶も〝こんばんは〟だったのが、今は明るい日差しで、まだ〝こんにちは〟でも良いくらい。時は、移るのに、霞ヶ関の方々の頭の中の時は、過去に遡るばかり。未来を考える官僚は、いないのでしょうか?
 ま、人には、頼らない、自分で出来る事するしかないと、分かってるはずなのに、愚痴ですな。さてグジグジ言っててもしょうがない、がんばって、今日も抗議、コウギ!
 ひとしきりビラ撒き終わって、さあ、腹ごしらえいつもならたんぽぽ舎で食べて来るんだけど、今日は途中参加の為、食べる時間無かったもんね。駅中で買ったシュウマイ弁当を外務省前で寄せ書きの支度してる、Uさんを尻目に、ガツガツと喰らう、ウマイ!やっぱ、ハマっ子、シュウマイ弁当は、まさにソウルフードだね。
 と、交差点を渡って、Yさんが来た、「腹ごしらえ済んだら、5/13の九電、東電抗議と5/15の関電前の宣伝してよ」と言う、どうもスピーチは、苦手なんだな、上がっちゃうし、日付けなんかすぐ間違うし、数字、苦手なんだヨォと思いつつ、出来る事しようと決意の手前、仕方ない満腹になったし、いっちょ行きますか。
 国会前に着くと、勇ましいHさんのスピーチ中だ〝福島第一原発作業者の、危険な作業状況が改善されないなら、作業止めて皆んな現場を引き上げてしまえばいい。そしたらどんな事になるか〟みたいな事言ってた。考えるだに恐ろしい、世界が終わってしまうよね。それ程重要な人達が、ないがしろにされている。
 私、頭では解ってるつもりでも、いつもは忘れてる。私の毎日何事も無く暮らす日常と同時に、福島第一原発では、被曝労働が行われている。
 いったいこれから何千、何万の人を犠牲に事故処理をするのだろう。世界では、いったいどれほどの人が核の犠牲になっているのだろう。
 Hさんの激しいコールが、国会前に響く。響く。私も、やっぱ出来る事やるしかないね。


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┗■3.世界の気候にも影響を及ぼす火山灰
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその101
 └──── 島村英紀(地震学者)

 いまからちょうど200年前、現在に至るまで世界最悪の噴火が起きた。
 1815年4月にインドネシアのタンボラ山が大噴火を起こしたのだ。
 噴火で村が丸ごと消滅し、インドネシアでの噴火による直接の死者は1万人にのぼった。そして噴火後の食料枯渇のため餓死や流行した疫病を含めてインドネシアでは9万人もの死者を出してしまった。
 しかしそれだけではすまなかった。影響は世界中に及んだのだ。
 噴火があった1815年の夏は世界的に異常な低温になった。上空高く舞い上がった火山灰は世界中に拡がり、地球に降り注ぐ太陽熱を遮って世界の気候を変えてしまった。
 米国北東部では6月に雪が降るほどの異常低温になった。英国やスカンジナビア半島でも5月から10月まで長雨と低温が続いて農作物が不作になった。
 ヨーロッパでは食料難から各地で暴動が発生した。なかでもスイスは深刻だった。子どもに食べ物を与えられなくなった母親たちが、飢餓で苦しんで死んでいくわが子を見るに堪えず自らの手で殺害した。彼女たちは後に裁判にかけられ、斬首刑となった。
 翌1816年も世界各地で「夏のない年」と言われた。噴火後5年間にもわたって、世界各地で太陽が異常に赤っぽく見えたり、太陽のまわりに大きな輪が出現する「ビショップの環」が見えたりした。噴火で舞い上がった火山灰は、それほど長い間、世界中の空を漂っていたのである。
 もっと大きな影響があった噴火も過去にはあった。
 同じインドネシアのクラカタウ火山は西暦535年に大噴火して地元にあった高度な文明が滅びてしまった。だがそれだけではすまず、この噴火による気候変動を発端として、東ローマ帝国の衰退が起き、イスラム教が誕生し、中央アメリカでマヤ文明が崩壊し、少なくとも4つの新しい地中海国家が誕生し、ネズミが媒介するペストが蔓延したことなど、人類にとっての大事件が次々に引きおこされたのではないかと言われている。
 じつはクラカタウ火山は1883年にも大噴火した。このときも北半球全体の気温が下がるなど世界の気候が変わってしまった。数年にわたって異様な色の夕焼けが観測された。ノルウェーの画家ムンクが1893年に制作した代表作「叫び」は、この夕焼けがヒントになっていると主張している学者もいる。
 今年4月に南米チリでカルブコ火山が43年ぶりの噴火をして、地元で6500人もが避難を強いられた。
 この噴火での火山灰は15000メートルまで上がった。成層圏だ。この高さまで上がってしまった火山灰は世界をめぐる。
 もし火山灰の量が多ければ、1815年のタンボラ山ほどではなくても世界の気候に影響するかもしれない、と地球物理学者は心配しているのである。
     (5月8日『夕刊フジ』より)


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┗■4.新聞より3つ
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 ◆「責任押し付け合い」菅元首相 水戸で講演 再稼働の動き批判

  東京電力福島第一原発事故の発生時の首相だった菅直人氏が11日、水戸市内で講演し、「原発災害は自然災害ではなく人間の生み出す災害。(原発を)使わなければ事故は起きない」などと脱原発を主張、原発再稼働の動きを批判した。
 講演は、圏内自治体の超党派議員でつくる「東海第2原発の再稼働に反対する県自治体議員連盟」の招きで実現、会場には約100人が詰め掛けた。
 菅氏は福島原発事故の際、東京を含む福島第一から半径250キロ圏の住民が避難する最悪のシナリオがあったと振り返り、「東日本が壊滅する危機を感じた。この瀬戸際を経験した時から180度考えを変えた」と脱原発に至った経緯を説明した。
    (中略)
 国の審査対象に含まれていない避難計画の在り方に関しても「明確なルールがなく、政府と原子力規制委員会は責任を押し付け合っている」と批判。(後略)
     (5月12日茨城新聞より抜粋)


 ◆福島第一 暑さとの闘い 地下水対策の舗装 照り返し厳しく

  東京電力福島第一原発で働く作業員から、ここ半年で現場の風景が大きく変わったと聞き、本紙ヘリ「あさづる」で上空を飛んだ。タンク増設で緑はほぼなくなり、雨水が染みこんで地下水を増やさないよう、砂利や土だった地面はコンクリートやアスファルトで覆われ、灰色の世界が広がっていた。
 福島第一が直面する当面の難問は、やはり汚染水問題。原子炉建屋地下には、原子炉を冷やした後の高濃度汚染水がたまり、建屋に1日300トンもの地下水が流れ込んで汚染水の量を増やしている。地面を覆うのは、降った雨をできるだけ早く海に流し、地下水量を少なくするためという。
 福島第一周辺は、大型連休前ぐらいから急に暑くなった。ベテラン作業員からは「敷地内はタンクだらけで、日差しの照り返しがきつい。アスファルトで舗装されてから、暑さが増した。この夏はかなり厳しいと思う」と聞いていた。
 今年は4月中にすでに熱中症患者が出て、防護服の下に着る氷入りのクールベストが一カ月前倒しで使えるようになったという。毎年夏は、全面マスクや防護服を着用する作業員にとって熱中症との闘いになる。
 上空からでも、タンクや舗装された地面が、日差しでぎらっと光るのが見えた。作業員の苦労を思った。
 急な角度の、のり面では、白い防護服姿の作業員20人ほどが、モルタルの吹き付けらしき作業を懸命に続けていた。桜並木は一部を除いてなくなり、駐車場や、背の高いタンクの“並木”に姿を変えていた。(片山夏子)
    (5月12日東京新聞2面より)


 ◆「風評被害」安易に使うな 正確な情報こそ肝要
   箱根、福島 悩ませる 責任転嫁の曖昧表現 根強い行政不信

  「風評被害」という表現が安易に使われ過ぎている。噴火への警戒が続く箱根山の地元神奈川県箱根町では、「風評被害」対策の必要性が叫ばれている。確かに立ち入りが規制されているのは火口付近の一部だが、火山性地震が確認されるなど活発な火山活動を前に、箱根観光を控えるのは、全く非合理な行動とは言えまい。東京電力福島原発事故をめぐっても、「風評被害」はともすれば、放射性物質による汚染を矮小化する文脈で乱用された。(後略)
  (5月12日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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