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たんぽぽ舎です。【TMM:No2499】
2015年6月3日(水)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.米軍ヘリに放射性物質、オスプレイも疑わしい
   オスプレイは米軍住宅地の扱いと同様に住宅地上の
   飛行はやめさせるべき     清水 寛(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.沖縄辺野古の新基地建設阻止行動に参加しました
   沖縄は本土のどこよりも民主主義が
   定着していると感じました 辺野古新基地建設は不可能です
                                            千葉和夫(たんぽぽ舎会員)
★3.上野、御徒町の繁華街を反原発デモストレーション
   5/31「さよなら原発ライブ&トーク」に参加
                山田和明(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.核のゴミをどう処分するのか
   核のゴミ、とかトイレのないマンションとか言うのは誤り
                                           石垣敏夫(さいたま市)
★5.石から分かる歴史とナゾ
   辺野古埋め立て岩石で将来の地球科学者を惑わせる!?
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその104
                                           島村英紀(地震学者)
★6.雑誌より
  ◆原発再稼働なんて、ありえない 「巨大地震は来る」
     関東震度5(5/25の埼玉県北部、深さ56kmの地震)
     あの揺れで予感は確信に変わった
   ◯久々のパニックで気付いた いまは谷間の期間にすぎない
   ◯危機感のない人たち
   ◯覚悟を持つしかない   (週刊現代6月13日号より抜粋)
━━━━━━━
※6/11学習会にご参加を!
 ちょぼちょぼ市民のためのちょぼゼミ第5回
 「再確認:加圧水型原発(川内、高浜)再稼働の
 どこが危ないのか・原発再稼働の危険性と理不尽」

 講 師:田中一郎さん
 日 時:6月11日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.米軍ヘリに放射性物質、オスプレイも疑わしい
 |  オスプレイは米軍住宅地の扱いと同様に住宅地上の
 |  飛行はやめさせるべき
 └──── 清水 寛(たんぽぽ舎ボランティア)

○横田基地にオスプレイ配置が浮上、その後にオスプレイがハワイで墜落
 CV22オスプレイの横田基地への配置が、突然5月12日に報道された。配置予定のCV22オスプレイは、MV22オスプレイに比べて事故率は3倍高いとのことである。その7日後、19日に、ハワイでオスプレイの墜落事故が起きた。
○沖国大墜落米軍ヘリにストロンチウム90
 オスプレイは米軍ヘリと同じく、放射性物質使用の心配があるが不明である。米軍ヘリの放射性物質の存在については、2011年8月13日、小出裕章氏による沖国大での講演で、7年前、2004年8月13日の沖国大での米軍ヘリ墜落事故でストンチウム90が検出されたことを明らかにした。ストロンチウム90は翼ブレ―ドの氷結による亀裂劣化の検出の安全装置として使われていたようである。
○米軍ヘリに劣化ウランや放射性物質が使われていたことが明らかになる
 2013年8月7日付沖縄タイムスは、2006年の時点に明記されていた米軍ホームページを基にした米軍からの取材で、「米軍ヘリには劣化ウランやストロンチウム90のような放射性物質が使われていた」ことを明らかにした。しかし、その後、開発されたオスプレイに放射性物質が使われているかどうかについては明らかになっていない。
○オスプレイに放射性物質が使われているかは不明で、政府は明らかにすべきである
 今回のハワイでのオスプレイ墜落事故後の処理において、白い防護服の様なものを着た人が白い液を撒いていた。この様子は、2004年8月13日の沖国大、2013年8月5日の米軍キャンプ・ハンセンでの米軍ヘリ墜落事故後の対応と似ているので、米軍ヘリのように劣化ウランやストロンチウム90のような放射性物質が使われている可能性は否定できない。
 日本政府は国民の生命と財産を危険性から守る立場に経って、オスプレイの放射性物質の使用について明らかにすべきである。
 オスプレイは事故率が高く放射性物質の問題もあるとしたら、米軍ヘリが米軍住宅地上の飛行をしていないように、横田基地や辺野古のような住宅地の上の飛行はやめさせるべきである。


┏┓
┗■2.沖縄辺野古の新基地建設阻止行動に参加しました
 |  沖縄は本土のどこよりも民主主義が
 |  定着していると感じました 辺野古新基地建設は不可能です
 └────  千葉和夫(たんぽぽ舎会員)

 4月の参加に続いて再び沖縄辺野古に12日間行ってきました。
目的は、
 1)キャンプシュワブ前の座り込みと阻止行動、
 2)カヌーに乗り大浦湾に漕ぎ出す、
 3)「返野古の海を止めよう、県民大会」に参加です。
 私は辺野古に新基地を作らせない(断念させる)ことは「何でもありの現政権」のドテッ腹に風穴を開けることだと思っています。
 ここから現政権はガラガラと音を立て崩れていって欲しいと願っています。
 (巨大な堤防もアリの一穴から崩れる!)

 今回は、1)項のキャンプシュワブゲイト前での座り込みを簡単に紹介します。
 基本は朝6時半集合、「工事車両」「海上保安庁」「沖縄防衛局」の入構阻止行動、キャンプシュワブにはゲートが3つあり、このいずれからか彼らは入るのでゲート前に座り込み阻止。しかし、機動隊とのもみあいになり多勢に無勢(こちら側は30~40人)で1人ずつ排除されるがやむを得ない。
 通常8時から抗議行動がはじまる。ここは通称「辺野古大学」と言われ、歩道の外側の傾斜地にブルーシートの日よけがあり、折りたたみ椅子、ゴザが敷いてある。また小さな図書館もあり本が100冊ほど置いてある。常時200~300名が座り込みをして抗議している。 ここでは「沖縄の歴史」「特定秘密保護法」「集団的自衛権」「原発」「武器輸出」「オスプレイ」なども「根」は同じだと言うことでスピーチの中にはよく出てきます。
 また、沖縄の踊り、歌がたびたび登場、座っていても退屈することはありません。午前と午後にテントの反対側にあるゲート前に集合、デモ&シュプレヒコール行動があります。 そして、午後4時終了です。私が特に面白いと思った事は、「右翼の街宣カーが大音響で来ると、数100人が即歩道に飛び出し、沖縄の踊りを踊りだす事です。これには右翼も『なんだお前らは』と苦笑いして去って行きます」ここに沖縄70年の知恵、秘密が隠されているのを感じました。
 ここにはテーマソング?と言われる歌が2曲あります。インターネットで検索すると歌詞、曲が出てきます。1)今こそ立ち上がろう、2)座り込めここに
これから、辺野古に行く人は覚えて行くと楽しいと思います。


┏┓
┗■3.上野、御徒町の繁華街を反原発デモストレーション
 |  5/31「さよなら原発ライブ&トーク」に参加
 └──── 山田和明(たんぽぽ舎ボランティア)

  5月31日(日)、トンボ飛び交う上野不忍池近く、水上音楽堂で「さよなら原発ライブ&トーク」が開催された。主催は「さよなら原発1千万署名、市民の会」。
 5月30日の関東震度5の地震に心配されたが、当日は好天に恵まれ無事に行われた。
 鎌田慧さん、落合恵子さんなどのスピーチの他、2人の人気歌手(SORA、細美武士)が出演するとあって、若い人たちの参加が目立った。ただ残念ながら若者たちはライブが終わると会場を去る人もあって、司会者が引き止めに懸命だった。
 1200名近い会場満員の市民は、集会の後デモストレーションに参加。
反原発、再稼働阻止を訴え、上野から御徒町駅の繁華街を行進。
 大勢の通行人は普段めったに見られないデモに立ち止まって珍しそうに眺めていた。なかには、拍手する人もいて和やかなうちに終了した。


┏┓
┗■4.核のゴミをどう処分するのか
 |  核のゴミ、とかトイレのないマンションとか言うのは誤り
 └──── 石垣敏夫(さいたま市)

 核のゴミ、とかトイレのないマンションとか言うのは誤りだと思います。
使用済み核物質はゴミではなく毒物で処理できません。
毒物をバラ撒くのは犯罪です。
原発を認める、安倍政権と原発再稼動を申請している電力会社は犯罪者です、

 ※以上は、5月30日の寄稿。

 >◆核のごみ 非公開で処分地説明会 政府 自治体向け、住民反発も
                                      (5月29日東京新聞朝刊より抜粋)

 全てのゴミは再生可能です、「『核のゴミ』は再生できません」
「核のゴミ」ではなく「核廃棄毒物」と小学生でもわかるように呼称すべきでしょう。東京新聞にも連絡します。
安倍政権は「戦争法案」を「安全保障法案」と国民を騙しています。
処理できない、毒物の生産は犯罪です。

 ※以上は、6月3日の寄稿。


┏┓
┗■5.石から分かる歴史とナゾ
 |  辺野古埋め立て岩石で将来の地球科学者を惑わせる!?
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその104
 └──── 島村英紀(地震学者)

  地球科学者は現場で採取してきた石から、その場所の過去の成り立ちを研究する。こうして地球の過去が少しずつ解明されてきた。
 しかし、拾ってきた石の中には、どう見ても解釈に困るものがあった。たとえば北太平洋で深海底から取ってきた石は、そこにある海底火山の近くにはあるはずがないものだった。
 この不思議な石の解明は結局、できなかった。いまの唯一の解釈は、クジラのような海中生物がほかの場所で呑み込んできて、ここで死んだのではないかということなのである。
 また南洋のサンゴ礁の海岸から学者が取ってきた石も明らかに大陸性のものだった。そこにあるのはふさわしくない石だったのだ。
 この「理由」は後年、わかった。戦時中に日本軍が港を作るために、日本本土から運んだ大量の岩石のひとつだったのである。
 港を作るためだけではない。近年には静岡県の駿河湾にある富士海岸の海岸浸食の対策として三重県鳥羽市の沖にある菅島(すがしま)にあったかんらん岩を「養浜材料」として大量に海に投入した。
 駿河湾の沿岸は、台風がよく襲ってくるところで、何度も台風の被害に遭った。なかでも1966年の台風26号では、甚大な被害をこうむった。富士海岸は、そもそも高波が異常に発達する地形で、そのための被害が多いだけではなく、砂がなくなって海岸侵食も進んでいた。
 菅島から持ってきたのは比較的近くで船で低コストで運べるからだろう。
  だが、これによって学問は手こずることになった。富士川上流や周辺の海岸から自然に流されてきた岩と区別が出来なくなってしまったからである。
 沖縄・宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設が問題になっている。滑走路を新たに作るために172ヘクタールの海を埋め立てる工事が始まろうとしている。
 辺野古の埋め立てに使う岩石の約8割を九州や本州から岩石を運ぶことになっている。その量は2100万立米、東京ドーム17個分という大量のものだ。
 沿岸の埋め立て工事には土砂や岩石を近隣から調達するのが普通だ。しかし南洋の島や沖縄のように狭い島での調達が難しいときには遠くから運ぶことがある。
  しかも沖縄の場合には、環境問題などで地元との摩擦を避けたい当局の思惑があったといわれている。また当局が直接採取すると環境アセスメントが必要だが、九州など沖縄以外の業者から購入すると環境アセスメントが不必要になることも理由だったろう。
 運ばれて海に沈められる岩石にもちろん印が着いているわけではない。かくて、将来の地球科学者を惑わせたり、学問的な結果を狂わせてしまう石が、今後、沖縄にも大量に運ばれることになるのである。
    (5月29日『夕刊フジ』より)


┏┓
┗■6.雑誌より
 └──── 

 ◆原発再稼働なんて、ありえない 「巨大地震は来る」
      関東震度5(5/25の埼玉県北部、深さ56kmの地震)
      あの揺れで予感は確信に変わった

◯ 久々のパニックで気付いた いまは谷間の期間にすぎない

  地震学者の島村英紀さんが寄せた今回の「関東震度5」の揺れに関する分析。
 「…今回は、幸いにして震源の深さが56kmと深かったので、被害も少なかった。しかし、もし震源がもう少し浅かったら、近年にない大きな被害が出ていたかもしれません。(中略) 今後はもっと東京に近い場所で、より大規模な直下型地震が起きる可能性も高いでしょう」
  東京女子大学名誉教授で、災害時の人の心理に詳しい広瀬弘忠氏が言う。
 「常に『大地震が来て命を落とすかもしれない』と怯えていると、心理的に大きな負担がかかります。その負担を和らげるため、『自分が生きている間には、命に関わる地震は起きない』『大地震が起きても自分だけは助かる』と思い込み、心を守ろうとするのです。これをいわゆる『正常性バイアス』と言います」
        (中略)

◯ 危機感のない人たち

 前出の島村氏はこう語る。「3・11の時には、富士山のマグマだまりが揺さぶられた結果、4日後の3月15日に富士山直下で震度6強の地震が起きています。例えば、関東直下の地震が起きれば箱根のマグマが揺れて、同様のことが起きるかもしれません。首都圏が地震の挟み撃ちに遭うのです」 (中略)
 にもかかわらず、その一方ではまったく危機感を抱いていないどころか、ありえない選択に突き進む人々がいる。この期に及んで原発再稼働を推し進める、政府と電力業界関係者-あの「原子力ムラ」が今、ゾンビのように息を吹き返しているのだ。 (中略)

◯ 覚悟を持つしかない

 元原子炉技術者の後藤政志氏は、強く批判する。「…今もって、福島第一原発の事故は原因すらはっきりせず、収束にはほど遠い。溶けた核燃料がどうなっているのか、地下水と触れあって海に流入していないかどうかも分からない。探査ロボットは回収不能になり、凍土壁は機能していない。加えて、次の巨大地震が襲ってくるかもしれないわけでしょう。こんな状況下で原発をもう一度動かそうなんて、もはや常軌を逸しています」 (後略) 
      (週刊現代6月13日号より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2498】
2015年6月2日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                         転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発の耐震設計審査指針は無効
   川内、伊方原発はプレート内巨大地震で破壊される
   真下で起きるM8クラスの地震に川内、伊方原発が
   耐えられると事業者や規制委は言い切れるのか
                     山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.九州の仲間の闘いに連帯して「東京も闘う」「東京も現地である」の
   共同行動として闘われた意義は大きい
   5/27九電東京支社前「川内原発再稼働抗議」行動報告
              山田純一(再稼働阻止全国ネットワーク事務局)
★3.5/31さようなら原発ライブ&トーク
   川内・高浜原発再稼働のスイッチは押させない!
                               市原みちえ(たんぽぽ舎応援する人)
★4.20ミリSv以下の福島原発周辺市町村に避難者を帰還させるなど
   もってのほか
   5/27「国会に声を届けよう」原発被害者の救済を求める全国集会in東京
                       冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
━━━━━━━
※訂正1つあります。
 昨日発信の【TMM:No2497】★2「地震が多い、火山噴火もひん発
 -原発が心配だ」の文章中で
 正:口永良部島
 誤:口之永良部島
 おわびして、訂正致します。
━━━━━━━
●6月3日(水)2つの抗議行動にご参加を!
※第11回川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
  日 時:6月3日(水)17時30分から18時30分
  場 所:九州電力(株)東京支社
      東京都千代田区有楽町1丁目7-1有楽町駅前電気ビル北館7F
  主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
※第21回東京電力本店合同抗議行動
  東電福島第一原発事故の責任をとれ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
  原発再稼働は日本を滅ぼす
  日 時:6月3日(水)19時から20時
  場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
  よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
  賛同団体:東電株主代表訴訟など約121団体
  ・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。
━━━━━━━

┏┓
┗■1.原発の耐震設計審査指針は無効
 |  川内、伊方原発はプレート内巨大地震で破壊される
 |  真下で起きるM8クラスの地震に川内、伊方原発が
 |  耐えられると事業者や規制委は言い切れるのか
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

◎残念ながら、原発再稼働と今回の地震・噴火を関連づけた報道は皆無だった。
 せいぜい「東海原発には異常なし」などの規制委、事業者発表の広報紙に過ぎなかった。
 原発再稼働を前に、自然の猛威はひたひたと原発に迫っているように感じる。
 川内原発が立地する南九州は火山列島そのものである。阿蘇山、桜島は現在進行形で噴火を繰り返し、東日本太平洋沖地震の前年には宮崎県の霧島山、新燃岳が噴火している。そして5月29日には口永良部島が昨年8月に引き続き、マグマ水蒸気爆発を起こした。その衝撃が続く中、翌30日午後8時23分頃、遠く太平洋上の伊豆小笠原海溝の近く、小笠原諸島の西方沖を震源とするマグニチュード(Mj)8・1(当初は8.5から下方修正)の地震が発生、小笠原諸島の母島と神奈川県二宮町で震度5強を観測した。震源の深さは約682キロ(こちらも当初590キロから下方修正)と、深発地震であったことで遠く北海道から沖縄までの全国各地で揺れが観測された。大きな震度が震源からの距離に比例しない「異常震域地震」であることも特徴である。

◎知られていない地点で大地震か

  地震が起きたのは、伊豆小笠原海溝に近い地点で、太平洋プレートがフィリピン海プレートに潜り込んでいる先の太平洋プレート内で起きた。
 しかし少しおかしな点がある。この位置では太平洋プレートがフィリピン海プレートに潜り込む深さは250kmほどである。実際に大小沢山の地震が毎日のように起きているのだが、それはもっとずっと浅い位置。深度682kmというのはプレート内としても余りにも深い。こんな深くでは、この地点では、これまではさほど大きな地震は起きていないと思うので、その点に限れば「想定外」の出来事か。予測どおりに起きる地震はほとんど無いという証拠では無いだろうか。
 ただし伊豆小笠原海溝付近の地震は歴史上いくつか知られている。延宝房総沖地震などだ。また、巨大津波で 西日本各地に大規模な被害が出た1707年の慶長地震は、南海トラフの地震だとしたら説明が付かないこともあり、この伊豆小笠原海溝付近の地震ではないかとの説もあるという。

◎西之島新島と地震

  東日本太平洋沖地震により日本各地は地震と火山の活動期に入ったと見られている。最近、世界で起きたマグニチュード9以上の地震では、その後に大規模な火山噴火や誘発される地震が起きている。チリもインドネシアも例外ではなかったし、日本も例外ではない。
 現在、箱根・大涌谷や富士山などの噴火が迫っているのではないかとの懸念が高まっているようだが、その前に現在噴火している火山を忘れていないだろうか。
 この火山は「西之島新島」。フィリピン海プレートに潜り込む太平洋プレートの「火山フロント」である。東日本太平洋沖地震によりプレート境界面に何らかの応力が掛かった。そのため西之島新島で大きな噴火に繋がったが、これだけではプレート間地震と火山の関係が説明出来ない。
 火山の噴火は、地中のマントルに水が作用してマグマが生じ、それが地表面に出てくることで起きる。すなわちプレート内部に含まれる大量の水(海水)が火山のエネルギー供給に寄与している。西之島新島が噴火を続けているのは、太平洋プレートとフィリピン海プレートに含まれる海水が大きく寄与している。

◎異常に深い地震の意味は

  深発地震とはおおむね200km以下の深い地点で起きる地震を指すが、682kmなどという深さはあまり例がない。(2004年のマーシャル諸島770kmとか、全くないわけではないが)このような地震は、沈み込む海洋プレート(スラブという)の内部で起きると考えられるが、一般に深度が深くなればスラブが地熱で暖められ、剛性が低下して地震は起きにくくなる。ところが今回、太平洋プレートのスラブ内でマグニチュード8.1の地震が起きたということは、このような大深度でも大きなエネルギーを放出するほどにスラブの剛性があることになる。
 さて、日本列島内部には太平洋プレートとフィリピン海プレートが潜り込んでいる。いずれのプレートもスラブ内地震を沢山起こしているが、その上限規模がスラブの厚さと深さによって規定されてきた。つまりあまり深くまで地震を起こすほど剛性を有しないとか、プレートの厚さが薄ければ大きな地震を起こさないといった類のものである。
 しかし今回、太平洋プレート内の地震としては想定を超える深度で、想定を超える地震が起きたことは大変重い。
 川内原発はおよそ200キロほどの位置に太平洋プレートのスラブが沈み込んでいる。伊方原発はわずか40キロほどの位置に太平洋プレートが存在する。
 いずれもマグニチュード8を超えるスラブ内地震を想定していない。真下で起きるマグニチュード8クラスのスラブ内地震にも、両原発が耐えられると事業者や規制委は言い切れるのか。
 その答えは再稼働前に明らかにしなければならない。
  原発震災を繰り返したくないと思うのならば、両原発の再稼働は拒否しなければならない。


┏┓
┗■2.九州の仲間の闘いに連帯して「東京も闘う」「東京も現地である」の
 |  共同行動として闘われた意義は大きい
 |  5/27九電東京支社前「川内原発再稼働抗議」行動報告
 └──── 山田純一(再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

  5/16から5/27と鹿児島から福岡九電本店まで311キロのリレーデモをやり終えた鹿児島、九州の仲間に連帯した東京行動が行われた。
 福岡九電本店では11万人以上の署名と共に100人の九州の仲間が本社内で「川内原発再稼働するな」の声を上げました。
 九電東京支社前には「原発いらない福島の女」メンバー2人も参加、90人以上の人々が「九州本店行動連帯」「川内原発再稼働反対」の声を上げた。
 いつも金曜官邸前行動に参加される日音協の仲間が沖縄辺野古基地闘争で歌われる「ここに座り込め」を歌い、感動の抗議行動を行った。
 この日の東京行動は12日間、311キロの過酷なリレーデモを貫徹してきた九州の仲間の闘いに連帯して「東京も闘う」「東京も現地である」の共同行動として闘われた意義は大きい。
 川内原発1号機が7月過ぎにも再稼働されようとしている時、鹿児島、川内でのXデーの闘いに、「東京、全国がどのように応えるのか」の試練でもある。
 川内原発の再稼働ボタンは押させない!

※事故情報編集部より
 ■2の山田純一さんの報告文は、諸事情により掲載が遅くなってしまいました。
  申し訳ありません。


┏┓
┗■3.5/31さようなら原発ライブ&トーク
 |  川内・高浜原発再稼働のスイッチは押させない!
 └──── 市原みちえ(たんぽぽ舎応援する人)

 30日の地震は、東京でもかなり長く大きく横揺れ。
 福一は?上野会場周辺の避難路は?確認しながら5月31日を迎え、雨なし、快晴。
 会場の上野水上音楽堂入り口には朝9時半から若い人が並び始め、福島・鹿児島・福井現地からの報告も聞き、世代を超えたつながりへ。大きな一歩となったようです。
 参加1200人の約半分が若い人。ステージからの呼びかけに応えて会場の大合唱。
”これまで脱原発運動を続けてくれた人々への感謝”の歌声が響き、感動^^
 最後は出演者全員がステージに揃い、再稼働のスイッチは押させない!誓い合い。
 上野御徒町の街中へパレード。先頭は、雨宮処凛さん、落合恵子さん、鎌田慧さん。
《動画》
◯5・31 さようなら原発 ライブ&トーク/デモ(UPLAN)
    https://www.youtube.com/watch?v=UffLDFTBi6A
              (細美武士さんの動画はありません)
◯ステージからの訴えあり。動画、WEBご紹介します。
 ・細美氏ら若手ミュージシャンが協力している「東北ライブ大作戦」注目を。
    http://www.livehouse-daisakusen.com/index2.html
 ・USTREAM”ラッコでもわかるシリーズ”
  ”ラッコでもわかる原発問題”→http://www.ustream.tv/recorded/56407363
 ・ラッコでもわかるシリーズ特別編2
  ”ラッコでもわかる太陽光発電”→http://www.ustream.tv/recorded/61720829


┏┓
┗■4.20ミリSv以下の福島原発周辺市町村に避難者を帰還させるなど
 |  もってのほか
 |  5/27「国会に声を届けよう」原発被害者の救済を求める全国集会in東京
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

◯ 5月27日に日比谷コンベンションホールで開かれた集会と国会請願デモに参加しました。
 この全国集会の主催者は「原発被害者の救済を求める全国運動」と言い、2013年9月21日福島市で第1回全国集会を開きました。
 2012年6月21日に成立した「子ども・被災者支援法」の早期の具体的実施を求めて全国の団体・市民が起こした運動です。
 2014年1月28日には大きな院内集会を開いて、約20万筆の請願署名を国会議員に手渡しました。しかし残念ながら、この請願は政府から全く無視され続けています。
 「チェルノブイリ法」の日本版として期待されたこの法の精神は無視され、被害者の支援策は極めて不十分です。
 特に「自主避難者」への支援は住宅支援のみで、福島県以外の県の被害者は何も支援されていません。
 そのために、新たな運動として第2次の請願運動に至ったわけです。
◯ 事故後29年のチェルノブイリ原発周辺の現在の子どもの健康状態を見れば、20ミリシーベルト以下の福島原発周辺市町村に避難者を帰還させるなど、もってのほかです。
 事故後4年たってから1ミリシーベルト以上の汚染地区から住民を避難させたウクライナ・ベラルーシでさえ、その当時1ミリシーベルト程度だった地域では今健康な子どもがほとんどいない町もあります。
 今から数10年後の住民の命と健康を考えるならば、逆に福島県か否かを問わず1ミリシーベルト以上の市町村から希望する住民をあらたに避難させるべきです。
 とどまる住民にはウクライナ・ベラルーシのような長期保養を国が行うべきです。これが当然の人道的政策です。
◯ この日の集会には、武藤類子さん、人見やよいさん、橋本あきさん、森園かずえさん、佐藤和良さん、うのさえ子さんたちいつものメンバーが来ました。
司会は小金井市議会議員の片山かおるさんでした。
 ママレポの吉田千亜さん、福島ぽかぽかプロジェクトの矢野恵理子さん、FoE japanの満田夏花さん、共同代表の宇野朗子さんが現状報告しました。
 被害者も発言しました。坂本建さん、宍戸隆子さん、磯貝潤子さんの3人がそれぞれの避難先での生活の困難さを訴えました。
 武藤類子さんは5月24日に設立された「原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)」設立を報告しました。
 佐藤和良さんがまとめの挨拶をして、デモ・請願行動に移りました。
◯ 日比谷公園から国会へ請願デモしました。
 衆議院議員と参議院議員の皆さんに署名12万筆以上提出しました。
避難している被害者たちが「見なし仮設住宅支援を打ちきらないで」と出迎えた議員たちに訴えました。
◯ 引き続き6月21日には「やっぱり、支援法でしょう!」~原発事故子ども・被災者支援法3周年シンポジウム」が上智大学で開かれます。
 「南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟の会」にご参加を!という呼びかけも行われました。
この国の人権無視政策を改めさせるために是非ご協力ください。
 原発被害者の救済を求める全国集会については下記URLをご参照ください。
  <http://act48.jp/index.php/2014-01-07-02-41-36.html>
たんぽぽ舎です。【TMM:No2497】
2015年6月1日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
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   原発・地震-津波・火山について正確な情報と原発ゼロ運動のヒントを掲載
                 鈴木千津子、柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★2.地震が多い、火山噴火もひん発-原発が心配だ
   が、テレビ・大手新聞は意識的に原発に触れない。おかしい。
             柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.また一つ「常識」が覆された プレート内地震でMj8.5
   原発が危ない、「再稼働は自殺行為である」    山崎久隆(たんぽぽ舎)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆6/6市民公開・特別シンポジウム
   東日本大震災と福島原発事故からの復興と再生:5年目の提言
   ―すべての被災者の諸権利、生活と生業の全面的回復を求めて―
  ◆6/20「市民の安全をどう守るのか~地震・津波・原発事故からの避難計画」
   ※上関原発が事故を起こせば安倍首相の選挙区も避難範囲に
   講師:上岡直見(環境経済研究所)
★5.新聞より2つ
  ◆核のごみ 非公開で処分地説明会 政府 自治体向け、住民反発も
                     (5月29日東京新聞朝刊より抜粋)
  ◆福島記録映画「小さき声のカノン」 鎌仲監督 母親の苦悩訴え
   「子ども守りたい」 帰還促進 国は形だけの復興優先
               (5月29日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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●2つの抗議行動にご参加を!

※第11回川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
  日 時:6月3日(水)17時30分から18時30分
  場 所:九州電力(株)東京支社 東京都千代田区有楽町1丁目7-1
      有楽町駅前電気ビル北館7F
  主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
※第21回東京電力本店合同抗議行動
  東電福島第一原発事故の責任をとれ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
  原発再稼働は日本を滅ぼす
  日 時:6月3日(水)19時から20時
  場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
  よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
  賛同団体:東電株主代表訴訟など約121団体
  ・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。
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┗■1.日刊メールマガジンへ『夏季カンパ』のお願い(1年2回夏と冬のお願い)
 |  毎日(週6回)発行するには人手と費用がかかります
 |  原発・地震-津波・火山について正確な情報と原発ゼロ運動のヒントを掲載
 └──── 鈴木千津子(たんぽぽ舎共同代表)
             柳田  真(たんぽぽ舎共同代表)

■たんぽぽ舎のメールマガジンは、2000年4月頃より、週2~3回程度で発信してきました。2011年3月11日の東電福島第一原発大惨事からは、「日刊」のメールマガジン(月から土曜日発行、日曜・休日はお休み)として発信しています。
 3・11東電福島第一原発大惨事以降は運動上の要請から「ちょっとムリ」をして、日刊で発信し続けてきました。
 現在6000件ほどのメールアドレスに送っています。
■日刊で出すにはかなりの人手と費用がかかります。原発や地震-津波の知識とメール発信のセンスも必要です。
 定期購読新聞(東京、朝日、毎日、茨城新聞)をはじめ、多方面の新聞・雑誌からの情報。たんぽぽ舎に届くたくさんのメールのチェックなど。
 多くの人のご協力-原稿やメルマガ発信の諸々の作業など。また皆さまからのカンパなどにより続けられたことに感謝します。
■1年2回、夏と冬に「日刊メールマガジン」へカンパをお願いしています。
 引き続いて「日本を滅ぼす原発再稼働」をストップさせる活動などに全力をつくしたいと考えています。
 心ある皆さまの暖かい夏季メルマガカンパをお願いします。
■送付先
  〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
         TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
         Eメール nonukes@tanpoposya.net
  郵便振替:00180-1-403856 加入者名:たんぽぽ舎
  一口1000円 一口以上のカンパをお願いします。
  通信欄に(「メルマガカンパ」と明記願います)

☆東京では、毎週金曜日の官邸前抗議行動で、たんぽぽ舎のスタッフへ手渡していただくのもうれしいです。


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┗■2.地震が多い、火山噴火もひん発-原発が心配だ!
 |  が、テレビ・大手新聞は意識的に原発に触れない。おかしい。
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.箱根の噴火に続いて、九州鹿児島県の桜島の噴火(4000mの噴煙)、口之永良部島(くちのえらぶしま)の噴火(9000mの噴煙)が続いた。続けて、5月30日(土)には、小笠原諸島近海で、マグニチュード8.1(修正値)という大きな地震が起きた(兵庫県南部地震=阪神淡路大震災よりも16倍も大きいエネルギー)。
 日本列島各地で、地震が頻発し、火山も噴火し続けている。原発が危ないのではないかと誰もが思う。

2.ところが、テレビ・大手新聞は、全く原発に触れない(東京新聞のみが1回報じた)。意識的に地震・噴火と原発を切り離している。桜島などは、すぐ近くに九州電力川内原発があるというのに。
 又、東大地震研の中田節也教授が「南九州全体が危ない」(つまり、川内原発も危険範囲内だ)と言っているのに、これまた、報道しない。逆に、屋久島へ避難した島民を自衛隊が助けているという報道がされる。なんたることだ。
 「ものの本質」を全く報道していないNHK・民放テレビ・大手新聞にあきれる。原発再稼働が間近なので「報道統制」がおこなわれている感じだ。
 こういう事態に際し、私たちは、メールマガジンなどを使って、全力で、大事な情報を発信していこうと思う。


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┗■3.また一つ「常識」が覆された プレート内地震でMj8.5
 |  原発が危ない、「再稼働は自殺行為である」
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

◎ぎょっとするほど大きく揺れた小笠原近海の深発地震。震央位置、モーメントマグニチュードなどを米国地質調査所が公表。Mjは8.5だけれどMwは7.8。防災科研はMw7.9
 父島空港まで震央距離約210km、母島までは約190km、震源距離は深さが590kmが正しいとしたら約610km、これだけ離れていて震度5強は脅威。
  http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us20002ki3 
 気象庁の記者会見を途中で打ち切ってレベルの低い解説をはじめるNHKには毎度の事ながら腹が立つ。異常震域の発生理由とか、この地点でMj8.5が起きるメカニズムとか、それが他の海洋プレート内で起きるのか、とか、解説すべき事は山のようにあるのだが。この影響で大涌谷がやや心配。フィリピン海プレートを伝って震度5強の揺れが二宮町に到達。箱根と近い。約22km。

◎小笠原諸島西方沖はこれまでの「常識」を覆したか。伊豆小笠原海溝で起きる地震には巨大地震は無いという考えは通用しなくなった。分かっていないことの方が遙かに多いのが地震と火山。自然の営みにもっと謙虚でなければならないわけで。

◎さて、川内原発と伊方原発の下には、フィリピン海プレートが潜り込んでいることは「分かっていること」。さらに今回の地震はプレート内(スラブ内)地震だと思われること、さらに、海洋プレート内の地震でこれほど大きいものは観測史上初めて(かもしれない)こと、さらに川内も伊方も、そんな巨大なスラブ内地震は想定外であること。これらをつなぎ合わせて出てくる結論は「再稼働は自殺行為である」こと。

◎そのことをはっきりと言うべきは気象庁と地震学会である。石橋克彦さんははっきりと述べていた。では他の人たちはどうするのか。曖昧な発言は出来ないなどと言っている内に再稼働してしまう。そうなれば原発震災が起きるまで、原発は止まらない。
 なお立石雅昭さんや渡辺満久さんや島村英紀さんなどは発言を続けています。
 報道は、ほとんど取り上げていませんが。(以上は、5月30日にFacebookで発信した内容)


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆6/6市民公開・特別シンポジウム
  東日本大震災と福島原発事故からの復興と再生:5年目の提言
  ―すべての被災者の諸権利、生活と生業の全面的回復を求めて―

日時:2015年6月6日(土)13:30から17:30
会場:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1012教室
主催:日本環境会議
共催:日本弁護士連合会
※参加申込と詳細は下記を
  http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2015/150606.html


 ◆6/20「市民の安全をどう守るのか~地震・津波・原発事故からの避難計画」
  ※上関原発が事故を起こせば安倍首相の選挙区も避難範囲に

講師:上岡直見(環境経済研究所)
日時:2015年6月20日(土)13:30から16時
会場:山口県田布施町 田布施町商工会館
            http://www.y-shoko.com/tbc/inf_shokoukai/sarije/syokosari.html
   チラシ http://homepage3.nifty.com/sustran-japan/datafile/20150620.pdf
主催:災害の避難計画を考える会
会費:800円


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┗■5.新聞より2つ
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 ◆核のごみ 非公開で処分地説明会 政府 自治体向け、住民反発も

  原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定をめぐり、経済産業省資源エネルギー庁が自治体向けの説明会を非公開で開催していることが分かった。同庁は、22日に閣議決定された最終処分の新たな基本方針を説明するのが目的としている。
 最終処分地は、処分事業を担う原子力発電環境整備機構が2002年から候補地の自治体を公募していたが進展せず、新たな基本方針では「科学的有望地」を国主導で提示する方式に転換。国が前面に立つ姿勢を鮮明にする中での非公開の説明会開催には、反発や疑問の声も出ている。 (後略)
     (5月29日東京新聞朝刊より抜粋)


 ◆福島記録映画「小さき声のカノン」 鎌仲監督 母親の苦悩訴え
  「子ども守りたい」 帰還促進 国は形だけの復興優先

  福島原発事故で、被災した母親たちの苦悩を追ったドキュメンタリー映画「小さき声のカノン-選択する人々」が話題だ。監督の鎌仲ひとみさん(56)は「小さき声でもカノン(輪唱)のように、多くの人が上げていけば社会は変わる」と訴える。(中略)
 「ミツバチの羽音と地球の回転」など原子力をめぐる映画を撮り続けてきた鎌仲さんが、4年ぷりの新作でテーマに据えたのは、被災した母親たちの選択だ。
    (中略)
  鎌仲さんは「今回の作品は、私自身が原発事故の被害を体感した上で制作した点が決定的に違う」と強調する。「被害を訴える難しさ、放射線から身を守る難しさを痛感した。だからこそ映画を通じ、子どもを守るためにどうしたらいいか問いかけたかった」 (後略) 
     (5月29日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2495】
2015年5月29日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.九州・川内原発再稼働阻止「リレーデモ」に連帯して行動
   5/27九州電力東京支社へ抗議行動 盛り上がる
              山田和明(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.6/11(木)第5回ちょぼゼミのご案内
   加圧水型原発(川内、高浜など)再稼働のどこが危ないのか
              田中一郎
★3.『原発を並べて自衛戦争はできない』-原発と憲法の関係-
   たんぽぽ舎扱い「小冊子」の紹介  著者:山田太郎氏
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆6/6映画「日本と原発」飯能上映会
       会場:飯能市民会館小ホール 主催:原発とめよう飯能
★5.新聞より2つ
  ◆原発事故・自主避難者への住宅無償提供「打ち切り」に反対―
   東京の3弁護士会が声明  (5月28日「弁護士ドットコム」より)
  ◆大型原発の事故と損害額は?-槌田敦氏と森一久氏の論争
   戦後70年・原子の森、深く:第3部・湯川博士の影/9
   公開、問われた積極性 (5月29日毎日新聞朝刊2面より)
━━━━━━━
※5/31「さようなら原発ライブ&トーク」川内・高浜原発再稼働の
 スイッチは押させない! 上野水上音楽堂 13時より
 主催:「さようなら原発一千万署名 市民の会」
 たんぽぽ舎も、ノボリ旗を持って参加します。
━━━━━━━
※第11回川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
  日 時:6月3日(水)17時30分から18時30分
  場 所:九州電力(株)東京支社
     東京都千代田区有楽町1丁目7-1有楽町駅前電気ビル北館7F
  主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
※第21回東京電力本店合同抗議行動
  東電福島第一原発事故の責任をとれ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
  原発再稼働は日本を滅ぼす
  日 時:6月3日(水)19時から20時
  場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
  よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
  賛同団体:東電株主代表訴訟など約121団体
  ・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。
━━━━━━━

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┗■1.九州・川内原発再稼働阻止「リレーデモ」に連帯して行動
 |  5/27九州電力東京支社へ抗議行動 盛り上がる
 └──── 山田和明(たんぽぽ舎ボランティア)

 5月27日、夕刻6時より有楽町駅前、九電東京支社前にて抗議行動。
5月16日鹿児島から始まった「リレーデモ」は27日、311キロ、途中、水俣など市民グループと交流しながら11万人の署名を携さえ、九州電力本社ビルに到着した。そしてすべての再稼働準備を直ちに止めるよう申し入れた。
 しかし、対応した本社役員は市民の提出した要求に何ら誠意ある回答を示さず、長時間の交渉の末、一方的打ち切りを通告、退場した。
 一方東京においても、再稼働に伴う数々の疑問点について回答を求め、申し入れを東京支社で行った。
 同時に、100人近い市民が人通りの多い街頭で、「リレーデモ」に連帯する抗議行動を呼びかけた。
 福島から駆け付けた2人の女性のスピーチは道行く人たちの心に響いた。
 「私たち福島は、消費者である東京に住む人たちのために電力を送ってきました。その結果、今なお故郷にも帰れず、厳しい生活と犠牲を強いられています。こんなことを二度と起こさないよう、東京の人たちも原発再稼働反対に立ち上がって欲しい」と切々と訴えた。
 また福島から東京に避難している女性は、「東京でも放射能汚染の影響があると言われています。これ以上日本を汚し、そのつけを子供たちに残さないようにしよう」と。
 数人のスピーチとシュプレヒコールの後、日本音楽協議会による反原発ソング。アコーディオンの演奏と美しいコーラスが注目を集めた。

 ※次回は、6月3日(水)17:30から18:30 九州電力東京支社抗議行動
            19:00から20:00 東京電力本店合同抗議行動


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┗■2.6/11(木)第5回ちょぼゼミのご案内
 |  加圧水型原発(川内、高浜など)再稼働のどこが危ないのか
 └──── 田中一郎

前略,田中一郎です。第5回ちょぼゼミのご案内です。
たんぽぽ舎さんのご好意で,第5回目の勉強会をさせていただけることになりました。今回は下記をテーマにやりたいと思います。

テーマ:「再確認:加圧水型原発(川内、高浜など)再稼働のどこが危ないのかー
          サルでもわかる原発再稼働の危険性と理不尽」

 どうも原発のメカニズムというか,原発の工学的なことはよくわからないな,とお感じの方には,ぜひおいでいただきたいです。
 私も同じ感じで,いろいろ試行錯誤してきました。まだまだ,よくわかっておりません。
 でも,そこで得た情報を元に,今回再稼働されようとしている原発(加圧水型)の問題点をみなさまとともに議論したいと思います。
 ちょぼちょぼの市民が,ちょぼちょぼに考えて,どこまで言えるか,確認できるか,2時間の挑戦にしたいと思います。
 ですので,当日は難しい高度なお話はできません。
 原発・原子炉に詳しい方は,当日はコメンテーター・解説係をお願い申し上げます。では,みなさま,お越しをお待ちしています。

 日 時:6月11日(木)19時から~21時(開場18時30分)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F
 参加費:800円(学生400円)
 お問い合わせ:たんぽぽ舎 Tel:03-3238-9035


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┗■3.『原発を並べて自衛戦争はできない』-原発と憲法の関係-
 |  たんぽぽ舎扱い「小冊子」の紹介
 └──── たんぽぽ舎

 目次の紹介
◎原発の特徴  ◎平和の下での原発の安全性
◎武力攻撃は設計条件に入っていない
◎武力攻撃下の原子炉の安全性  ◎武力攻撃下の使用済み燃料の安全性
◎武力攻撃の可能性  ◎憲法論議との関係
      著者:山田太郎氏(原発技術者)

 ※A5判15頁の読みやすい冊子 1冊50円(20冊まで送料100円)
  ご注文・お問い合わせは…たんぽぽ舎 03-3238-9035  又はメールで。
  50冊以上、お求めの場合は送料無料とさせて頂きます。


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆6/6映画「日本と原発」飯能上映会

 日時:6月6日(土)昼の部 13時開場 上映13時30分より15時45分
          夜の部 18時開場 上映18時30分より18時45分
 会場:飯能市民会館小ホール(西武線飯能駅または八高線東飯能駅下車)
 主催:原発とめよう飯能
 お問い合わせ・電話予約:080-1060-0772(鈴木)
             042-977-1890(早瀬)
 入場料:当日999円(前売り・予約800円)・高校生以下500円

 長年原発訴訟の弁護をつづけてきた河合弘之氏の初監督作品ですが、原発が抱えるすべての問題点を洗い出した、今までになかったタイプのドキュメント映画です。
 1人でも多くの方に見て欲しいとおもいます。すでにご覧になったかたも多いかと思いますが、飯能や所沢方面にお知り合いがいらしたら是非お勧めください。


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┗■5.新聞より2つ
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 ◆原発事故・自主避難者への住宅無償提供「打ち切り」に反対―
  東京の3弁護士会が声明

 2011年3月の東京電力・福島第一原発事故の後、福島県東部などから「自主的に避難した人」に対して、災害救助法に基づいて無償で行われている「住宅提供」を、福島県が2016年度で終了する方針だと報じられている。
 こうした報道をうけ、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会という東京にある3つの弁護士会は5月27日、福島県に対して、自主避難者への住宅無償提供を打ち切るという方針を「直ちに撤回するべき」と求める会長声明を連名で発表した。
 声明は、東京都内にいる7424人の避難者(2015年4月16日時点・復興庁調べ)の中に、政府がした避難指示区域「以外」の地域から自主的に避難してきた人が数多く含まれていると指摘。「自主」避難者と呼ばれているといっても、「実際自ら望んでわざわざ避難生活を選んだ者はいない」「避難生活を選択せざるを得なかったという点では、避難指示区域からの避難者と本来変わるものではない」と述べている。

「東電からの賠償は不十分」

 こうした自主避難者の暮らしぶりについて、声明は「自主避難者の中には、仕事を失った者、子どもを転校させた者、家族が別れて生活している者などが多数存在する。その精神的・経済的負担は測りしれない」と説明。その一方で東電からの賠償が不十分なため、無償提供の住宅は「避難生活の重要な支えになっている」とした。
 また、「無償提供を続ける限り、帰還が進まない」という意見があることについては、「帰還するか否かは被害者が自由に選択するべき」と反論。「被害当事者の意向を無視し、苦境に立たせることは復興政策ではなく、『避難する権利』などの人権侵害に他ならない」と述べている。
 http://www.bengo4.com/topics/3170/ (5月28日「弁護士ドットコム」より)


 ◆大型原発の事故と損害額は?-槌田敦氏と森一久氏の論争
  戦後70年・原子の森、深く:第3部・湯川博士の影/9
  公開、問われた積極性

 森さんらが学者と共に1960年4月にまとめた「大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害額に関する試算」はすでに触れたように61年4月19日以後、衆院の委員会で配られている。だが、積極的に公開したわけではなく、79年の衆院では、「試算」が省庁の防災業務計画に盛り込まれなかったと批判された。
 これを受け、原子力産業会議はようやく、79年6月号の日本共産党機関誌「前衛」で全文を公開した。
 その20年後の99年、森一久さんは市民団体、日本子孫基金(当時)主催の公開討論で、反原発の物理学者、槌田敦氏と論じ合っている。

森:秘密でもなんでもないのです。国会の議事録に載っています。「秘密」って言った方が皆さんに興味をもってもらえるから、誇張していわれているのでしょう。
槌田:解禁になったのは今年です。
森:そんなことないですよ。
槌田:国会議員に手渡されたのは今年です。それにマル秘のハンコが押してあった。3兆円の損害額とありますが、国会では「1兆円をこえる」と書き直されたものでした。1兆円と3兆円は違いますよ、この場合は全然。
森:当時1兆円は天文学的数字ですから、3兆円も1兆円もそんなにかわりません。
槌田:違いますね。国家予算は当時1兆6000億円です。それより多いか少ないかは非常に重要なことです。科学技術庁に行ってももらえないし、原産にもらいに行くと、それは科技庁に聞いてくれというし、国会図書館にはないし。
森:このような報告を「目的以外に使う」人が出てくると困るからでしょう。振り回す人がいるから。報告書の目指す目的が違うということです。しかも今から見れば古くさい内容です。
槌田:古い割に良くできてるんです。
森:それは私がやったんだから、良くできてますよ。(笑い)

 61年6月に森一久さんは原子力推進から「足を洗う」と考えた。原賠法や放射線被害に対する政府の認識の甘さに失望したのが一因と見られるが、結局は辞めなかった。湯川秀樹博士から「監視役」を託されたのもあるだろう。ジャーナリスト時代に実名、筆名、匿名を使い分け書いてきたように、内部情報を独自に分析し、発信しようという意志も強かった。(5月29日毎日新聞朝刊2面より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2494】
2015年5月28日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                                転送歓迎
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★1.志賀原発(北陸電力) 今すぐ廃炉!それしかない!
   「活断層の疑いを否定できない」-5/13有識者見解を受けて-
       2015年5月20日 志賀原発・命のネットワーク 声明
★2.「手をつなごう!立ちあがろう!」
     5/24原発事故被害者団体連絡会の結成集会に参加してきました
              橘 優子(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.官邸前に、女赤ひげ先生とミニサンタも参加。
     赤ひげ先生もミニサンタさんも安倍政権に、国民の声を聞きなさいと、怒ってますよ!
          5月22日第150回官邸前・国会前抗議行動報告
            にしざきやよい   (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◆再稼働許さない!6月20日(土)志賀原発現地デモに総結集を
★5.新聞より2つ
 ◆川内 審査終了 巨大噴火時 具体策なく 核燃料緊急搬出先など
                (5月28日東京新聞より抜粋)
  ◆高浜の40年超運転 規制委が審査開始
      (5月28日朝日新聞見だし)

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※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 5/29(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第151回
 日 時:5月29日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━

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┗■1.志賀原発(北陸電力) 今すぐ廃炉!それしかない!
 |  「活断層の疑いを否定できない」-5/13有識者見解を受けて-
  |     2015年5月20日 志賀原発・命のネットワーク 声明
  └────

  原子力規制委員会は5月13日、志賀原発の断層問題で有識者による第6回評価会合を開き「断層活動による影響を否定できない」という見解で一致した。次回会合でこの見解を元に評価書案を提示、とりまとめに入るという。しかし、これまでの動きをしっかり振り返ると、決して楽観は許されない。
 ◆3年近くも引き延ばされた<当然の結論> 
 2012年7月の旧・原子力安全保安院の意見聴取会で、志賀原発1号機原子炉建屋直下のS-1断層に対して、着工前のスケッチ図を見て「典型的な活断層だ」との指摘が出されてから、すでに3年近くがたつ。はじめからわかっていた「当然の結論」を出すのに、なぜこんなに時間がかかってしまったのか。
 そもそも、当時の意見聴取会での指摘は、その場でのほぼ一致した見解だった。従って、活動性の証拠がどうこうではなく、問われるべきは、原子炉設置許可申請の段階でなぜ、このS-1断層の存在が問題にならなかったかであり、それを不問にするどのような仕組みがあったのかということ、その究明だったはずだ。それは結局、何も明らかになっていないし、規制委員会-規制庁になっても透明性が増したとはとても思えない。
 本当に断層の調査と評価をやり直すつもりなら、北電以外の第三者が調査し、報告するのが当たり前だろう。それを再び北電が自分たちのやりたいように調査し報告するのであれば、それを受けた規制委員会側の評価にもおのずと限界があるのは当然であり、いったいこの3年近くの時間は何だったのかと問わずにはいられない。
 ◆北電の引き延ばし工作にもかかわらず、それでも結論はクロ 
 この3年間、形としては規制委員会が作った枠組みの中で、断層の評価会合が行われてきたように伝えられているが、実際には北電が都合よく評価会合をリードし、再稼動に向けた準備工事を進めてきただけだったのではないか。大きな問題点を2つ上げる。
 一つは断層問題の矮小化と判断先送り工作である。志賀原発の周辺には富来側南岸断層をはじめ、いくつもの原発敷地全体に影響を及ぼす断層が走っている。これらとS-1等の敷地内断層との連動こそ最も警戒すべき問題であることを、東洋大学の渡辺満久教授や、新潟大学の立石教授らの研究グループが何度も現地に足を運び詳細な調査を行って断層全体の危険性を明らかにしてきた。これに北電側はいっさい触れようとせず、ひとつひとつの断層の問題に限定する論議しかできないような、調査と証拠の提出しか行わなかった。
 しかも、個々の断層についてさえ、北電は肝心のS-1断層スケッチの元の写真(散失することはあり得ない!)を提出しなかったり、その断層の敷地外での調査に消極的だったりと、「すみやかな判断」をわざと先送りするような対応に終始してきた。それでもなお、結論はクロだったのである。
 もう一つの大きな問題は、2号機の適合性審査(新基準に基づく安全審査)の申請強行である。有識者の評価会合で北電にとって不利な展開が続き、さらには2号機の真下にも原子炉建屋下にS-4、タービン建屋下にS-2&S-6断層があり、それぞれの連動する可能性が指摘され始めている時期だった。規制委側も「申請されても、断層の判断が終わらなければ審査には入らない」と明言しているのに、2014年8月、北電はこの唐突な申請を強行した。
 これほど人をバカにした話はない。何よりも地元/周辺住民の安全をないがしろにする対処であった。この一事に北電という会社の体質が全て示されている。北電は今すぐ申請を取り下げるべきだ。
 ◆「廃炉」判断の先送りを許すな! 
 今回の「活断層の可能性を否定できない」という有識者全員の全員一致の判断に対して、北電は「一定の仮定を加えた見解だ」と反論している。写真や証拠を出し渋っておきながら、なんと勝手な主張だろうか。しかし、この北電の反論を評価会合出席者や規制委員会は、いわば放置している。それを見越して北電は、必要ならまだ提示するデータがあるかのようにほのめかしている。
今回の評価会合の判断に気を許し規制委員会に下駄を預けていたら、再々度の見直しがはかられるなど、「廃炉」という判断はさらに引き延ばされることになるだろう。それでいいわけがない。茶番劇はもうたくさんだ。結論はとっくに出ている。「廃炉」判断の、これ以上の先送りを許すわけにはいかない。志賀原発はもう廃炉にするしかない!

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┗■2.「手をつなごう!立ちあがろう!」
  |   5/24原発事故被害者団体連絡会の結成集会に参加してきました
 └──── 橘 優子(たんぽぽ舎ボランティア)                                   
  私の故郷、福島県二本松市の県男女共生センター研修ホールで開催された結成集会、300人の仲間が全国の避難先から集まり、原発推進策を強行する一方で原発事故の放射能被害をなかったものとするような帰還押し付けの動きに対し
 1、被害者への謝罪
 2、被害の完全賠償、暮らしと生業の回復
 3、被害者の詳細な健康診断と医療保障、被曝低減策の実施
 4、事故の責任追及 といった目標を掲げた「ひだんれん」設立宣言を採択。
 集会冒頭には、福島原発から32キロの阿武隈山系で営農していて京都に移住した日本初の宇宙飛行士秋山 豊寛(あきやま とよひろ)氏の基調講演―「核の被害を世界中に発信して原子力ムラに対決して行くのが私たちのミッションだ!」と力強く、ひたすらに前向きの闘争姿勢をアピール。
 とはいえ、失われた豊かな生活に言及する中では、本人も言葉が詰まる場面もあり、会場の中でもハンカチを目に押し当てる人々が。
 感動的なスピーチを是非、映像などで共有して欲しい。たんぽぽ舎の学習講座でも、秋山さん講座を是非追求したい。

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┗■3.官邸前に、女赤ひげ先生とミニサンタも参加。
  |   赤ひげ先生もミニサンタさんも安倍政権に、国民の声を聞きなさいと、怒ってますよ!
  |        5月22日第150回官邸前・国会前抗議行動報告
 └──── にしざきやよい   (たんぽぽ舎ボランティア)

 今日も残業、新橋到着は既に6時半過ぎ、余りの空腹に、某ジャンクフードを駅前で購入、歩きながら、食す。久しぶりの味、アーサービナードさんは、ゴミと言うけど、学生の頃から慣れ親しんだ味、味覚かなり破壊されていると思いつつも、うまいっす。あー、満腹。
 今日も持ち場は、国会前。だけど今はビラ撒きも出来ないし、何時もの通りふらふらするしかないね。と思っていると、Yさんに発見されてしまった。「やっ」と挨拶、スピーチする?と聞かれ、官邸前に連れて行かれる、もう一人のYさんが、スピーチするので、コールやる?と聞かれる。でも、官邸前は、コールする人沢山いるし、スピーチします、で話しはまとまり、官邸前スピーチエリアに。
 すると、サンタさんを縮小した様な、白髭の福々しいおじ様がスピーチの最中、福島を訪ねた時の町の様子、建物は有るのに、人の気配のない町、失われた生活、そんな事話してると、1分は短いね。言いたい事ろくに言えず終了。これは、取材しなくては、と思い待っててもらい、ミニサンタさんとお仲間の所迄。
 聞けば、春日部からいらしてるとのこと、お仲間は、春日部の女赤ひげ先生と呼ばれる方と、他に女性二人、一人は今日初めて参加だそう。白髭のおじ様は、「双葉町の規制の中に入れてもらったが、あの地震にも壊れずに外観は今も住めるのではないかと思われる建物が沢山あった。なのに、放射能で人が住めない。北茨城の六角堂は、2年で再建された。地震、津波、天災からは頑張れば再建できる、だけど原発事故はそうはいかない。原発と人は共存出来ないことを改めて現地で感じた。」と語られた。この方達は、春日部で、活動しているそう、今日もここに来る前に、駅前で、戦争法案反対の署名活動したそうだ。道行く高校生に、〝あなた達の問題なのよ〟と話しかけるが、〝大丈夫、大丈夫〟と言うだけだったそうだ、だいぶ心配だね。
 初めて参加の女性は、「政府かがここで、毎週上げている声を無視している事が腹立たしい。マスコミもきちんと取り上げないし、でも、小さな声だけど続けていく事が大切」と言ってた。この間女赤ひげ先生は、わき目もふらず、コールに合わせて抗議してた。その小さな背中から必死の思いと気迫が伝わってきた。

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆ 再稼働許さない!6月20日(土)志賀原発現地デモに総結集を

 志賀原発は2012年7月に原子炉直下や敷地周辺の活断層の存在が指摘されて以来、3年経過してもこれら断層の活動性を否定出来ないままです。そもそも「設置許可は妥当だったのか」が問われ、廃炉の可能性が現実になりつつあります。北陸電力は、結論を先延ばしするだけの地質調査や耐震性向上工事に見切りをつけ、1日も早く志賀原発の廃炉に踏み切るべきです。
 今年の志賀原発前の非核平和行進は6月20日、赤住団結小屋前で集会後、志賀原発前をデモ行進します。原子力規制委の専門家会合は、「活断層の可能性は否定できない」との最終判断を示しました。しかし、再稼動にひた走る原子力規制委の動きを見れば、甘い期待は許されません。6.20現地行動に最大限結集し「再稼動ストップ!」の声を強く示しましょう!命のネットワークでは、多くの仲間の参加を呼びかけるとともに、当日は参加者全員で2百個のエコ風船も上げようと準備しています。
○と き 6月20日(土)午後2時半集合 午後3時・開会 
○ところ 赤住団結小屋前
○連絡先:羽咋市中央町サ5 労働会館内 命のネットワーク
     0467-22-2111  HP http://inochi-no.net 

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┗■5.新聞より2つ
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 ◆川内 審査終了 巨大噴火時 具体策なく 核燃料緊急搬出先など

 原子力規制委員会は27日、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の事故時の具体的な対応策などを記した保安規定を認可した。現場で実施中の検査を除き、再稼動に必要な一連の法的手続きは終了した形だが、巨大噴火の兆候をどう監視するかや、核燃料をどこにどう緊急搬出するかなど火山関連は、具体的な内容が書かれていない。(後略)
           (5月28日東京新聞より抜粋)

  ◆高浜の40年超運転 規制委が審査開始
      (5月28日朝日新聞見だし)
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