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たんぽぽ舎です。【TMM:No2488】
2015年5月21日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.伊方審査書案決定という日・充実した抗議行動 メディアも多数
   20日の規制委前の抗議行動について         木村雅英
★2.原子力学会が高校教科書を検閲
   提言と称していますが極めて恣意的かつ不正確
          上岡直見 (環境経済研究所(技術士事務所))
★3.沖縄は日本のどこよりも民主主義と地方自治を実践しています。
      辺野古新基地建設は不可能です。
   5月17日「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会」に参加しました。
                 冨塚元夫(たんぽぽ舎会員)
★4.5月28日(木) 皆で話し合いましょう
   ≪近日発足予定の原子力民間規制委・東京について≫
   槌田敦連続講座新シリーズ「福島事故基本講座第14回」
★5.新聞より2つ
  ◆ 格納容器大破の恐れあった 福島2号機 ベント失敗裏付け
                              (5月21日東京新聞より抜粋)
  ◆狭い半島 危うい避難 伊方3号機「適合」
     山道 地滑りも/5000人脱出 海・空のみ
                (5月21日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 5/22(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第150回
 日 時:5月22日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━
※5/23(土)学習会にご参加を!
 大熊町の避難者・木幡ますみさんが語る 福島の現状とWSF(世界社会フォーラム)in チェニス報告
 日 時:5月23日(土)18時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主 催:被ばく労働を考えるネットワーク   参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.伊方審査書案決定という日・充実した抗議行動 メディアも多数
 |  20日の規制委前の抗議行動について
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

  少人数(合計37名)ながら伊方審査書案決定というタイミングでメディアの前でかなり充実した抗議行動をすることができました。
 原子力規制委員会が入る六本木ファーストビル前、既に12時前から待機していたNHK、共同通信、東京新聞、赤旗ほかのカメラと記者の前で、爽やかな5月の日差しを浴びながら正午に再稼動反対のシュプレヒコールを上げて抗議行動を開始した。
続いて、再稼働阻止全国ネットワーク共同代表の柳田さんが開催の挨拶、伊方原発再稼動の問題点を指摘。
 私からは、記者や参加者に既に配布した抗議文(合計10ページをA4用紙3枚に印刷)と川内1号機工事計画認可異議申立(5月15日)資料に基づき、既に伊方では18日に現地規制事務所に提出されたこと、20日(この日)には福島、川内、高浜の各現地規制事務所に抗議・申入書を提出すること、26日は島根、27日には大間(青森)でも提出予定であることを説明した。
 続いて、「伊方の家」の八木さんから電話メッセージ、伊方原発再稼動の問題点4点を指摘し何としても再稼働を阻止する決意を伝えた。
 六本木ファーストビルから出てきた「原子力規制を監視する市民の会」の女性2人が伊方設置変更許可の審査書案決定の会議の様子を報告、委員達が他人事のように無責任に審査書案を良しとすることへの怒りを伝えた。
 更に、「川内の家」の岩下さんからも水俣から電話メッセージ、鹿児島~福岡間のリレー・デモと27日の九電本店抗議を伝え、川内原発再稼働の阻止を訴えた。
 2人の山田さんがシュプレヒコールとアピールをしていると規制庁広報が現れる。いつもの男性は移動と聞いていたが「くらかた」という女性。
 まずは、再稼働阻止全国ネットワーク事務局の抗議・申入書を読んで「原子力規制委員会は直ちに解散しなさい」と訴えた。続いて「原発いらない福島の女たち」からの訴えを青山さんが切々と読み手渡す。更に「川内原発建設反対連絡協議会」の要請書から川内原発の審査について設置変更許可に対してと1号機工事計画について異議申立をしていることを強調。更に、「原発さよなら四国ネットワーク」からの要請書、「八幡浜・原発から子供を守る女の会」の「伊方原発3号機の適合審査合格の審査書案を撤回し、再稼働に向けた審査の即時中止を求める緊急申し入れ書」を沼倉さんがかいつまんで読んで提出。最後に、「サヨナラ原発福井ネットワーク」ほかからの「適合性審査は無効です 審査のやり直しをして下さい」と高浜原発の再稼働反対を訴える要請書を提出した。
 規制庁くらかたさんに感想を尋ねると、福島の現状に感じ入った様子、これらの抗議・要請書を上に伝達する、と約した。
 既に終了予定の1時を回っていたので、最後のシュプレヒコールで規制委解散を強く訴え、今後の福岡や東京の九電抗議の予定を確認して、抗議行動を終了した。
○末尾になりましたが、
 福島、川内、伊方、高浜の皆さん、ご協力いただき大変ありがとうございました。
 続いて、島根・大間もどうぞよろしくお願いします。
☆配達された東京新聞には写真入りでこの日の行動が報道された。
 全国のメディアで報道されるといいのですがどうでしょうか。

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┗■2.原子力学会が高校教科書を検閲
 |  提言と称していますが極めて恣意的かつ不正確
 └──── 上岡直見 (環境経済研究所(技術士事務所))
   
 日本原子力学会では以前から高校教科書の原子力関連記述に関する調査と提言と称する「検閲」を行っています。
 特に2015年度に採択予定の各社の教科書は、福島事故が初めて本格的に反映されるタイミングにあたります。提言と称していますが極めて恣意的かつ不正確で、原子力の被害や危険性の隠蔽を試みる悪質な内容です。
   http://www.aesj.or.jp/information/H26kyokasho-chosa.pdf
 日本原子力学会教育委員会「新学習指導要領に基づく高等学校教科書の原子力関連記述に関する調査と提言」2015年3月
 一方、教科書出版社は、検定という制約がありながらかなり踏み込んだ記述に努めていることが読み取れます。


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┗■3.沖縄は日本のどこよりも民主主義と地方自治を実践しています。
  |    辺野古新基地建設は不可能です。
 |  5月17日「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会」に参加しました。
 └────  冨塚元夫(たんぽぽ舎会員)

 会場の奥武山運動公園セルラースタジアムは約半年前菅原文太さんが翁長雄志候補を応援した場所です。
 約半年後の県民大会では参加者は3万5千人に増えました。13人の発言者のなかで一番大きい拍手があったのは翁長知事でした。知事は安倍首相の発言に強い憤りを感じたと言いました。日本を取り戻す、という時沖縄は無視されているのだと言いました。 「銃剣とブルドーザーで奪われた土地に造られた基地を無くすことが日本を取り戻すことではないか?普天間基地の危険を回避する唯一の道が辺野古新基地建設というのは政治の堕落だ。沖縄県民は新基地を造らせない、という決意を強めました。
 沖縄から日本を変えて行く決意だ」と述べました。力強い決意と自信にみちた発言でした。
 稲嶺名護市長は「戦後70年、沖縄県民はいつまでも黙っていない。オール沖縄が政府の責任を追及しています。日本へ世界へとなかまが増えています。私も市長としてできることはすべてやるつもりです。知事を支えて力を合わせます。」オール沖縄の力を感じました。辺野古現地で戦っている安次富浩さんの怒りの発言もありました。
 しかしこの県民大会の特徴は幅広い層と立場の人が参加して発言していることです。本土と違い、「左翼」ではない多くの人が同じ方向で一致していることです。労働組合。商工組合。学生。白梅同窓会会長の中山きくさん(86才)も杖をついて参加しました。「基地は戦争に直結する。戦争を経験した身にとって命が宝です」と訴えました。地域住民の会の松田藤子会長は、美しい豊かな大浦湾を残したいという民意を世界に訴えるために、国連環境事務局に手紙を書きました。沖縄国際大学の四年の女子学生も沖縄の自然は沖縄人のものだと発言しました。 
 辺野古基金共同代表の一人呉屋守(ごやもり)将さんからカンパが二億一千万円に達し7割は県外から送金されていると報告がありました。オール沖縄からオール日本に運動は広まっていると感じられます。
 私はもう辺野古に基地は出来ないと思いました。       

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┗■4.5月28日(木) 皆で話し合いましょう
 |  ≪近日発足予定の原子力民間規制委・東京について≫
 |  槌田敦連続講座新シリーズ「福島事故基本講座第14回」
 └──── 

 現在民間規制委としての活動は「鹿児島(川内)」「高浜」で発足し、「かごしま」については勧告書を2回にわたって九州電力に出しています。
 加圧水型原発の問題点が満載です。
 また、昨日のメールマガジン【TMM2487】でお知らせしたとおり追加の問題点がどんどん出てきています。
◆前回槌田さんは、「東京」でも民間規制委を作りたいとの提案をしました。
  発足に向けて活動開始です。これについても活発な議論を交わしましょう!
    
今回の内容は、川内原発民間規制委・かごしまと共同で通告する規制勧告についてです。
◇第1通告、『新規制基準にはトンデモナイ間違いがある。これに従ってはならない』として、原発所有の電気事業者に規制勧告する件。
◇第2通告、『逆U字管に水素等の溜まる欠陥原発。欠陥をそのままにして、使用および生産・販売してはならない』として、加圧水型原発の電気事業者および製造・販売業者に規制勧告する件。
 日 時:5月28日(木)19:00から21:00
 講 師:槌田 敦
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円

  ※秋の物理学会は9月大阪で開催されます。(春は3月早稲田大学でした)

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┗■4.新聞より2つ
 └──── 

◆ 格納容器大破の恐れあった 福島2号機 ベント失敗裏付け

 2011年3月の東京電力福島第一原発事故で、2号機が危機的な状況にあった当時、格納容器内の圧力を下げるベント(排気)が失敗していた可能性が高いことが二十日、東電が公表した配管などの放射線量の調査結果から分かった。
 2号機では事故発生から4日目の3月14日夜から原子炉の圧力が高まり、注水も難航。ベントで内部の蒸気を放出して圧力を下げようと何度も試みたが、電源喪失の状況下では弁の操作は困難を極めた。ベントができなければ格納容器が大破して高濃度汚染が広がり、福島第一の収束作業そのものができなくなる可能性も十分あった。
 15日早朝、格納容器下部にある圧力抑制室が破損したとみられ、圧力が下がって注水も再開。辛くも最悪の事態は回避された。
 東電は昨年十月、ベントに関連する配管や弁、弁の誤操作で汚染を外部に出さないための配管内の薄い金属板「ラプチャーディスク」周辺の線量を調査。高線量が計測できれば、ベントによる高濃度の汚染蒸気がその地点を通り抜けてベントが成功した証拠になる。
 しかし、ディスクの前後の部分で線量はほとんど変わらず、ベント弁の線量も高くなかった。東電は「ディスクは破れず、ベントは失敗した可能性が高い」と結論づけた。今後、ディスクを直接調査して、さらに裏付けを進める。(後略)
             (5月21日東京新聞より抜粋)

◆狭い半島 危うい避難 伊方3号機「適合」
  山道 地滑りも/5000人脱出 海・空のみ

 原子力規制委員会は20日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)が原発の新規制基準を満たしているという審査書案を了承した。しかし、伊方原発は細長く険しい半島に立地し、事故収束に不可欠の物資・要員の輸送や、海路が頼りの住民の避難で課題がいくつも残る。原発事故は広く深刻な被害を及ぼすだけに、周辺の地方自治体からは再稼働への意見を反映させるよう求める声が高まっている。 (後略)
                               (5月21日東京新聞より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2496】
2015年5月30日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.日本でおこなわれている原発反対デモについても世界中が知らないのはよくない
   6月7日博多の上空にヘリコプターが飛び川内原発再稼働阻止の
   大集会を山本太郎さんが解説しながらヘリ空撮         広瀬 隆
★2.ハガキ運動5万枚に達する、8種類のハガキで
   原発現地を応援、テントを応援、電力会社や首相へ抗議
   ハガキは直接相手に届くので、それなりの効果
   原発再稼働は日本を滅ぼす 連載28
                               柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆6/6既成事実化する準戦時体制―あからさまな、または仮面をつけた軍事化政策について学習会
   講師:吉沢弘志(埼玉大学教員) 問合せ:HOWS事務局
★4.新聞より4つ
  ◆口之永良部 爆発的噴火 全島に避難指示 鹿児島 初の警戒レベル5
                    (5月29日毎日新聞夕刊より抜粋)
  ◆川内原発 再稼働 影響でる可能性 予知の難しさ浮き彫り
                    (5月29日東京新聞夕刊より抜粋)
  ◆再稼働危険 噴火が警告   (5月30日東京新聞朝刊「金曜日の声・官邸前」より)
  ◆「帰還 押しつけ」 憤る被災者 除染途上…高線量も
                    (5月30日東京新聞朝刊より抜粋)
━━━━━━━
※訂正・追加をお願いします
 昨日発信の【TMM:No2496】★4.◆6/6映画「日本と原発」飯能上映会
     正:夜の部 18時開場 上映18時30分より20時45分
     誤:夜の部 18時開場 上映18時30分より18時45分
  追加:メール予約はこちらへ gentomehanno@yahoo.co.jp
━━━━━━━
※5/31「さようなら原発ライブ&トーク」川内・高浜原発再稼働のスイッチは押させない!
 上野水上音楽堂 13時より 主催:「さようなら原発一千万署名 市民の会」
 たんぽぽ舎も、ノボリ旗を持って参加します。
━━━━━━━
※第11回川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
  日 時:6月3日(水)17時30分から18時30分
  場 所:九州電力(株)東京支社 東京都千代田区有楽町1丁目7-1有楽町駅前電気ビル北館7F
  主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
※第21回東京電力本店合同抗議行動
  東電福島第一原発事故の責任をとれ!柏崎刈羽原発再稼働するな!原発再稼働は日本を滅ぼす
  日 時:6月3日(水)19時から20時
  場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
  よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
  賛同団体:東電株主代表訴訟など約121団体 ・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。
━━━━━━━

┏┓
┗■1.日本でおこなわれている原発反対デモについても世界中が
 |  知らないのはよくない
 |  6月7日博多の上空にヘリコプターが飛び川内原発再稼働阻止の
 |  大集会を山本太郎さんが解説しながらヘリ空撮
 └──── 広瀬 隆

全国のみなさま・・英語や外国語の得意な方にお願いです…広瀬隆

◯ 先日、5月24日におこなわれた福島県での「原発被害者団体連絡会」(略称・ひだんれん)の結成集会で、宇宙飛行士の秋山豊寛 さんの講演がありました。
そこで秋山さんが重要な提言をしました。
 「ひだんれん、を世界語にしなければならない。ヒバクシャは国際語になっている。同じように、HIDANRENも、世界に知られる必要がある。そして、日本でおこなわれている原発反対デモについても、世界中が知らないのはよくない。みなさんは日本人が知ればよいと思っているが、それでは充分ではない。常に、インターネット上で英語のタイトルで検索してもらって、世界中の人たちと結び合って、この運動を強めてゆきたい」という、まことにもっともな指摘でした。
 言われてみるとその通りで、2012年6月29日の歴史的な首相官邸前20万人デモさえ、英語では検索されていないそうです。
 そこでみなさまに早速お願いです。まず、英語など外国語の得意な方に・・・
◯ 6月7日に、博多の上空にヘリコプターが飛び、川内原発再稼働阻止の大集会を、山本太郎さんが解説しながらヘリ空撮します。それを、OurPlanet-TVの白石草さんがコーディネートして、撮影した映像をインターネットでみなさんにお伝えします。
 白石さんによれば、「その内容を誰かが、すぐに英語に訳してくだされば、それをYouTubeなどにアップする時に、タイトルに英語が入るので、世界中の人が知ることができ、ビデオや写真画像を通じて連帯できます」とのことです。
 どなたかEnglish Interpreterとなって、白石さんと連携してくださる有志の方、いらっしゃいませんか?
 ドイツ語、フランス語、中国語など、色々あってもよいと思いますが、まず、英語でやってみたいと思います。
 有志の方は、私にご連絡ください。
 私は、インターネットのことは、よく分りませんので、白石さんへの取り次ぎ係をしますから、ご連絡下されば幸いです。


┏┓
┗■2.ハガキ運動5万枚に達する、8種類のハガキで
 |  原発現地を応援、テントを応援、電力会社や首相へ抗議
 |  ハガキは直接相手に届くので、それなりの効果
 |  原発再稼働は日本を滅ぼす 連載28
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.たんぽぽ舎が提唱して、多くの団体・個人の協力でやれてきたハガキ運動が、2015年5月でついに5万枚に達した。7番目の「原子力規制委員会」への要望・抗議のハガキと8番目(新設)の「東京電力本店抗議」ハガキ(東京電力は福島第一原発過酷事故の責任をとれ)が順調に普及できたので8種類の合計で5万枚に達した。

2.ハガキは、小さい運動ながらもよく続いた。あて先は、安倍首相や電力会社社長・県知事など。ハガキの中味は、「抗議や要望」が多いが、新潟県泉田知事あてのように「激励・応援」のハガキ(好評だった)もある。
  ハガキは、直接相手へ送るので、それなりの効果がある。家庭でもできる原発反対運動であり、年老いた両親へ頼んだら、“自分でもできることがあった”と喜んで何枚も協力してくれたというエピソードも寄せられている。
 実務はかなりの量だったが、内海さんと横田さん(ハガキ発起人)の両人の尽力でやり続けられた。ほかにも協力者多数。

3.8つのハガキの種類は次の通り。( )内は発行枚数。
 (1)九州電力川内原発再稼働反対 九州電力あて      ( 5,200枚)
 (2)関西電力高浜原発再稼働反対 関電・県知事・町長あて ( 3,700枚)
 (3)四国電力伊方原発再稼働反対 四電・県知事・町長あて ( 4,500枚)
 (4)経産省前テントひろばを守れ 首相・経産大臣などあて (10,600枚)
 (5)東京電力柏崎刈羽原発再稼働反対 泉田県知事激励   ( 6,800枚)
 (6)原発再稼働反対 首相・経産大臣・各電力会社あて   (14,500枚)
 (7)九州電力川内原発再稼働反対 首相・規制委員会など  ( 3,500枚)
 (8)福島第一原発過酷事故の責任をとれ 東京電力本店抗議 ( 1,200枚)
                                 2015年5月30日現在、合計5万枚。


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆6/6既成事実化する準戦時体制―あからさまな、または
   仮面をつけた軍事化政策について学習会

日 時:6月6日(土)13:00~16:30
講 師:吉沢弘志(埼玉大学教員)
会 場:HOWS:本郷文化フォーラムワーカーズスクール
    東京都文京区本郷3-38-10さかえビル2階小川町企画内
        http://www.hows.jpn.org/
問合せ:HOWS事務局 TEL:03-5804-1656  FAX:03-5804-1609
          E-mail: hows@dream.ocn.ne.jp
参加費:1,500円(学生1,000円)

 「平和」「安全」の名目でのあからさまな「戦争法案」が国会で審議中である。一方、潜在的核兵器製造能力保持のための原発再稼働・新増設、軍産学共同による軍事技術開発、積極的平和主義に基づくODA改革の名のもとでの海外への軍事拡大、等々。
 安倍政権のもとで進行しているのは「戦争できる国づくり」どころではない、まさしく「総動員体制」として市民一人一人を管理し、従属させる体制づくりである。その現状と社会的及び精神史的背景を考察し、闘いに結びつけたい。


┏┓
┗■4.新聞より4つ
 └──── 

 ◆口之永良部 爆発的噴火 全島に避難指示 鹿児島 初の警戒レベル5

 気象庁は29日、鹿児島県・口永良部島(屋久島町)の新岳(標高626メートル)が29日午前9時59分に爆発的噴火をしたと発表した。噴火に伴って火砕流が発生し、海岸まで到達。気象庁は午前10時7分、同島に噴火警報を発令し、火山の活動状況を5段階で表す噴火警戒レベルを3(入山規制)から最高の5(避難)に引き上げた。   (中略) 
 今後も警戒必要  中田節也・東京大地震研究所教授(火山学)の話
 昨年8月に噴火が起きた際にマグマ由来の成分が含まれており、有感地震も起きていたことから、いつ大きな噴火が起きても不思議はない状況だったが、直前の兆候をとらえるのは難しかった。今回はマグマ自体が噴出するマグマ噴火の可能性が高く、それほど間を置かずに同規模かそれ以上の噴火が起こる可能性がある。南九州全体の火山活動が活発化しており、警戒が必要だ。 (後略)
  (5月29日毎日新聞夕刊より抜粋)


 ◆川内原発 再稼働 影響でる可能性 予知の難しさ浮き彫り

 兆候をとらえられないまま噴火が起きたことで、桜島を中心とした姶良カルデラをはじめ周辺の火山の巨大噴火リスクを抱える九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働にも影響する可能性が出てきた。 (中略)
 しかし、今回の突然の噴火で、あらためて予知の難しさが認識された。巨大噴火の2年以上前に予知できなければ、熱い原子炉内の核燃料を安全な場所に搬送する時間的な余裕はない。 (5月29日東京新聞夕刊より抜粋)


 ◆再稼働危険 噴火が警告
         (5月30日東京新聞朝刊「金曜日の声・官邸前」より)

   東京都板橋区、無職阿部巳喜男(みきお)さん(74)
 鹿児島県の口永良部島で起きた噴火を知り来た。昨年の御嶽山(おんたけさん)など日本中の山が噴火して危ない時に、川内(せんだい)原発の再稼働なんてあり得ない。「やめろ」という自然からの警告だ。

   埼玉県草加市、無職一関(いちのせき)美穂子さん(71)
 廃棄物を安全に処分する方法が確立されていないと思うので原発はやるべきではない。今回の口永良部島のように、いつ噴火があってもおかしくない自然条件の日本ではなおさらだ。


 ◆「帰還 押しつけ」 憤る被災者 除染途上…高線量も

 福島第一原発事故による福島県の「避難指示解除準備区域」と「居住制限区域」を解除するよう求める与党の提言に、避難者らは「帰還の押しつけになる」と不安を隠さない。専門家は「避難継続と帰還のどちらの選択も支援する政策が必要だ」と訴える。
 ■福島・南相馬
 「避難勧奨は解除された。でも子連れで帰ってきたのは一軒しかねえんだ」
 福島県南相馬市原町区高倉地区の菅野秀一区長(74)はため息をつく。農道わきの溝は除染がまだ。除染した家の玄関先や庭でも、雨どいの近くなどで線量が再び上がっている。未除染の近くの山や原野から、木の葉や土ぼこりが風で飛んでくる。それが雨で流れて集まる場所だという。「そんな場所が生活圏のあちこちにある。これから避難指示が解除される区域でも同じことは必ず起きる」
    (中略)
 国が解除に踏み切った根拠は、昨夏の調査結果だ。「指定基準の年間被ばく線量20ミリシーベルト(空間線量毎時3.8マイクロシーベルト相当)を下回った」と説明するが、測ったのは各世帯で玄関先と庭の2カ所だけだった。ところが菅野さんによると、国が判断対象としなかった雨どいの出口や排水溝の周りは今でも毎時5マイクロシーベルトを超える。配水池の周辺でも10マイクロシーベルトを上回るという。
 「そもそも解除基準の年間被ばく20ミリシーベルトは、原発作業員の上限(5年間で100ミリシーベルト)に匹敵し高すぎる。国は先に結論ありきで帰還を押しつけている」  (後略)  (5月30日東京新聞朝刊より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2487】
2015年5月20日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.伊方原発(四国電力)新基準「適合」はまちがいだ
   基準地震動低すぎる、避難もむつかしい
   5000人がとり残される
       柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.原発過酷事故の研究を3つ、発表します
   2015年秋の「物理学会」での講演
   次の3講演を申し込みましたので、聴講・議論をお願いします
                      槌田 敦 (物理学者)
★3.垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイの横田基地配備に対する決議
         門間・羽村市議会議員(反原発自治体議員・市民連盟)
★4.新聞より
  ◆高浜原発再稼働差し止め仮処分 執行停止を却下 福井地裁
                   (5月20日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※5/21(木)学習会にご参加を!
  「子ども脱被ばく裁判-福島の最大の問題を正面から問うた裁判」
     被告(国、福島県)は大弁護団で対抗している
 日 時:5月21日(木)19時から21時
 講 師:柳原敏夫弁護士、福島から神奈川へ避難している原告
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
━━━━━━━
※5/23(土)学習会にご参加を!
 大熊町の避難者・木幡ますみさんが語る
 福島の現状とWSF(世界社会フォーラム)in チェニス報告
 日 時:5月23日(土)18時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主 催:被ばく労働を考えるネットワーク
 参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.伊方原発(四国電力)新基準「適合」はまちがいだ
 |  基準地震動低すぎる、避難もむつかしい
 |  5000人がとり残される
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

◯四国電力伊方原発の再稼働反対、規制委員会の新基準「適合」はまちがいだ、基準地震動は低すぎる、細長い半島で避難もむつかしい。5000人の住民がとり残される!
 5月20日昼、東京六本木の原子力規制委員会前(六本木ファーストビル内)で、「再稼働阻止全国ネットワーク」の人々のコールがなりひびいた。昼休み1時間の抗議集会の主な発言を紹介します。

◯イ.伊方原発の基準地震動は低い、低すぎる。南海トラフがあり、中央構造線があり、もっと大きな地震・津波が来る。
 ロ.狭い土地、細長い半島で、原発が事故を起こしたら、住民5000人は逃げ道がない、子どもを守れない、見殺しになる。
 ハ.規制委員会の巨大ビルにいるえらい委員の人は、福島県の仮設住宅(4.5畳が2室のみ)の人々の苦労を少しは考えてほしい、福島の苦労を考えたら安易に再稼働は言えない筈。
 ニ.その他、いくつも発言がありましたが省略。

◯この日、規制委員会へ抗議・申し入れをした各地の団体名と文書のタイトルは次のとおり。受け取ったのは、原子力規制庁広報課のくらかた氏(女性)。
1.「再稼働阻止全国ネットワーク」
  原子力規制委員会による再稼働推進を糾弾する!
  原子力規制委員会は直ちに解散しなさい!
2.「原発いらない福島の女たち」
    原子力規制委員会 委員長 田中俊一様
  福島第一原子力規制事務所 御中
  福島第二原子力規制事務所 御中
3.「川内原発建設反対連絡協議会」 会長 鳥原良子
  原子力規制委員会 規制委員長 田中 俊一様
  原子力規制庁
  川内原子力規制事務所所長 加藤 正司 様
4.「原発さよなら四国ネットワーク」                         原子力規制委員会 委員長 田中俊一 殿
5.「八幡浜・原発から子供を守る女の会」
  伊方原発3号機の適合審査合格の審査書案を撤回し、
  再稼働に向けた審査の即時中止を求める緊急申し入れ書
  原子力規制委員会   委員長 田中俊一様
  原子力規制庁     長官  池田克彦様
  伊方原子力規制事務所 所長  野中則彦様
6.「サヨナラ原発福井ネットワーク」「福井から原発を止める裁判の会」
  「反原発福井コラボレーション」
  適合性審査は無効です 審査のやり直しをして下さい
  原子力規制委員会委員長 田中 俊一 様

※事故情報編集部より参考
 伊方原発 新基準「適合」 「避難」「支援」置き去り 規制委3ヵ所目
  細長い半島 孤立の懸念 複合災害の対策も未定
  原子力規制委員会は20日の定例会合で、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)が原発の新しい規制基準に適合しているとの審査書案を了承した。国民から意見募集した後、正式決定される。規制委が新基準を満たしたと判断した原発は、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に次いで3カ所目となる。(後略)
 《解説》 (前略)
  ただし、現地に足を運ぶと、険しい山と切り立った岩場が続く細長い半島のただ中にある制約はどうしようもないと実感する。原発に続く道は尾根筋の国道と海岸線に沿った細く曲がりくねった県道の2本しかない。いずれも地滑りで寸断される危険があり、国道から原発に行くには、高低差が約180mもある道を降りるしかない。
 原発の敷地も平地はほとんどなく、事故収束要因を地震や放射能から守る施設は狭く、福島第一のように大量の汚染水が発生した場合、タンクの設置場所は見当たらない。
 半島西側に暮らす約5000人の住民たちの避難ルートは海路か空路しかなく、悪天候と原発事故の複合災害となった場合の解決策もまだない。
   (5月20日東京新聞夕刊より抜粋)


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┗■2.原発過酷事故の研究を3つ、発表します
 |  2015年秋の「物理学会」での講演
 |  次の3講演を申し込みましたので、聴講・議論をお願いします
 └──── 槌田 敦 (物理学者)

1.原発過酷事故の研究(6)
  新規制基準はデタラメで事故は深刻化へ

  規制委による新規制基準では、東電福島第一原発1.2号機事故での東電吉田所長による失敗を考慮せず、原子炉逃し弁の開放と消防ポンプによる原子炉への注水を指示している。逃し弁の開放による減圧で、水は蒸発して失われて空焚きとなった。また、消防ポンプでは注水量は少なく、空焚きを防ぐことはできなかった。冷却材喪失事故では、高圧を維持して水を確保したままECCSを使うという原則に戻す。
 なお、東電福島第一原発で過酷事故になった原因は、イ.福島第一原発1号機では、非常用復水器の運転を止めたこと、ロ.2号機では、上記の事実、ハ.3号機では、隔離時冷却系を手動により再起動せず、長時間放置したことである。
 つまり東電福島第一原発の過酷事故の原因は、3基共、地震や津波ではなく、人為ミスだった。

2.原発過酷事故の研究(7)
  逆U字細管に溜まる水素で冷却不可能に

 TMI(米国スリーマイル島原発)事故では、BW社の直管型蒸気発生器だったので、原子炉で発生した水素により1次冷却水ポンプが振動して使えなくなっても、自然循環により原子炉の冷却ができた。しかし、WH型蒸気発生器では逆U字型のため、ここに水素が溜まることになり、自然循環は成立せず、原子炉の冷却はできない。そこで高圧注入系を使えば注入する水に溶けている空気が配管に供給されることになり、配管中での水素爆発の危険が生ずる。
これらの問題を解決することなしに、運転再開は無謀である。

3.原発過酷事故の研究(8)
  原子力関係者の初歩的物理現象の無知

  上記ふたつの例は、原子力関係者が、TMI事故や福島事故を学習していないばかりか、減圧による水の蒸発とか、逆∪字管に溜まる気体とか、初歩的な物理現象に無知であることを示している。
 さらに、消防ポンプの利用で過酷事故が防げるのならば、これまでのECCS開発の歴史はまったく無意味だったことになる。彼らには、平常運転はできても、事故になったら、これからも次々と間違った対応を重ねるに違いない。そこで、原子力が人間の制御を拒否して反乱を起こした場合、平常運転の制御者では対応できないので、原子力の反乱鎮圧に熟知した専門組織を常時設立し、事故発生と同時に平常運転担当者から指揮権を奪い、交替して原子力の反乱に対処する必要がある。


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┗■3.垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイの横田基地配備に対する決議
 └──── 門間・羽村市議会議員(反原発自治体議員・市民連盟)

 平成27年5月11日、米国政府から日本政府に対し、平成29年後半からCV-22オスプレイを横田基地に配備する旨の接受国通報があり、同12日と15日に外務省及び防衛省から羽村市へ説明がなされた。
 その内容は、平成33年までに、計10機のCV-22オスプレイを横田基地に配備し、そのうち最初の3機を平成29年後半に配備すること、又、オスプレイの配備の意義、安全性、訓練・騒音等についてであった。
 オスプレイの配備については、平成25年9月議会において「オスプレイ配備先、横田基地有力候補地」の報道に対し、十分な説明がない段階での配備検討の撤回を求める意見書を可決し関係機関に提出している。
 横田基地は、人口が密集した市街地に所在しており、かねてより航空機騒音に悩まされ、また、航空機の墜落や部品落下といった人命に関わる事故への懸念などからも、周辺住民の日常生活での不安が続いている。
 そのような中、今回もまた、地元自治体や周辺住民に対する十分な説明責任を果たすことなく、安全性への疑問が払拭されないCV-22オスプレイの横田基地への配備が突然決定されたことは、極めて遺憾なことであり、羽村市議会として強い憂慮の念を示すものである。
上記の通り決議する。             平成27年5月19日   東京都羽村市議会

※事故情報編集部より参考
 ◆横田配備「強い憂慮」 オスプレイ 羽村市議会が決議
   米空軍の垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイが2017年度から米軍横田基地(東京都福生市など)に配備される計画が明らかになったことを受け、基地周辺自治体の一つ、羽村市議会は19日の臨時会で「強い憂慮の念を示す」とする決議を全会一致で可決した。
 決議では、これまでも周辺住民は人口密集地にある基地の航空機騒音に悩まされており、墜落や部品落下といった事故への懸念から「日常生活での不安が続いている」と指摘。「十分な説明責任を果たすことなく、安全性への疑問が払拭されないオスプレイの配備が突然決定されたことは、極めて遺憾」としている。
    (後略)   (5月19日東京新聞より抜粋)


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┗■4.新聞より
 └──── 

 ◆高浜原発再稼働差し止め仮処分 執行停止を却下 福井地裁

  関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働差し止めを命じた仮処分を不服として、関電が申し立てた仮処分の効力を一時的に止める執行停止について、福井地裁(林潤裁判長)が却下していたことが19日、関係者への取材で分かった。決定は18日付。
 同地裁は理由について、取り消す明らかな事情があると判断できる程度の証拠が、関電側から提出されなかったとしている。
 4月14日に福井地裁の樋口英明裁判長(名古屋家裁に異動)が出した再稼働差し止めの仮処分決定に対し、関電は「事実誤認」があるとして、決定取り消しを求める異議と、異議審の決定が出るまでの間、仮処分の効力を止める執行停止を申し立てた。 (後略) 
     (5月20日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2486】
2015年5月19日(火)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.放射線被ばくをできるだけ避けるのはなぜ? 被ばくミニ知識 1
   累積1ミリシーベルトの自然放射線でもがんが増える
                 温品惇一(放射線被ばくを学習する会)
★2.東大くんこんな現実でごめん、だけど変えていきたいんだよ
   20歳のアピールにめげたけど、激励と受け止めがんばるよ。と、
   カラ元気の国会前
   5月15日第149回官邸前・国会前抗議行動報告
               にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞より3つ
  ◆福島の子ども 5人がん確定 4人増 2巡目甲状腺検査
                     (5月19日東京新聞より抜粋)
  ◆政府・東電 営業賠償延長を検討 17年2月まで一括支払い
                     (5月19日茨城新聞より抜粋)
  ◆「原発事故収束なくして 信用回復なし」
   日本産食品輸入 台湾が新措置 37ヵ国・地域で規制継続中
             (5月19日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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※5/23(土)学習会にご参加を!
 大熊町の避難者・木幡ますみさんが語る
 福島の現状とWSF(世界社会フォーラム)in チェニス報告
 日 時:5月23日(土)18時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主 催:被ばく労働を考えるネットワーク
 参加費:800円
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※5/20(水)学習会にご参加を!
   「九州電力川内原発と海洋汚染リスク」
 日 時:5月20日(水)19時より21時
 講 師:湯浅一郎さん(海洋物理学専攻、環瀬戸内海会議顧問)
      ※岩波書店「世界」4月号に論文掲載
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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※5/21(木)学習会にご参加を!
  「子ども脱被ばく裁判-福島の最大の問題を正面から問うた裁判」
     被告(国、福島県)は大弁護団で対抗している
 日 時:5月21日(木)19時から21時
 講 師:柳原敏夫弁護士、福島から神奈川へ避難している原告
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
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┗■1.放射線被ばくをできるだけ避けるのはなぜ? 被ばくミニ知識 1
 |  累積1ミリシーベルトの自然放射線でもがんが増える
 └──── 温品惇一(放射線被ばくを学習する会)

◎累積1ミリシーベルトの自然放射線でもがんが増える
 スイスでは各地の自然由来ガンマ線による外部被ばく量が詳細に調べられています。がん登録と照らし合わせると、15歳未満の子どもの自然放射線被ばくが累積1ミリシーベルト増えると小児がんが2.8%、脳腫瘍など中枢神経系腫瘍が4.2%、有意に増えることが分かりました。
 
◎妊婦のX線検査で胎児にがんが・・・
 1ミリシーベルトの自然放射線でもがんが増えるのに、以前は妊婦にもX線検査が行われていました。
 妊婦の腹部X線撮影枚数が増えるほど、生まれた子のがんが有意に増えることが分かっています。当時の1回6~10ミリシーベルトの胎児被ばくでも小児がんによる死亡が増えています。
 60年近く前に妊婦X線検査の危険性を明らかにしたのは、アリス・スチュアートというイギリスの医師です。現在では、X線やCT検査室には「妊婦またはその疑いのある方は事前に医師または技師に申し出てください」などと書かれています。

◎CT検査でもがんが増える
 CT検査はX線検査よりはるかに被ばく線量が高いのですが、近年は機器の改良で線量が下がってきました。それでも、CT検査を受けると発がん率が高まることが明らかになっています。
 CT検査を受けたオーストラリアの子ども68万人の発がん率を、受けていない1,100万人の子どもと比較した研究では、CT検査で平均4.5ミリシーベルト被ばくすると発がん率が有意に約16%高くなります。
 平均年齢63歳の心筋梗塞患者でも、CTなどで10ミリシーベルト被ばくするとがんが有意に3%増えると報告されています。

◎修復する時、一定の割合でがんになる
 細胞の設計図にできた傷を修復する時にミスが起きるとがんになると考えられています。わずか累積1ミリシーベルトでもがんになるということは、修復が間に合わないとがんになるのではなく、傷が少なくても一定の割合で修復ミスが起きる、と考えられます。だからこそ、できるだけ被ばくを避ける必要があります。


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┗■2.東大くんこんな現実でごめん、だけど変えていきたいんだよ
 |  20歳のアピールにめげたけど、激励と受け止めがんばるよ。と、
 |  カラ元気の国会前
 |  5月15日第149回官邸前・国会前抗議行動報告
 └──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)

◯ 今日も関電前より参加、富国生命ビル前は、ノボリと横断幕で賑やか。スピーチも次々と再稼働の無謀と、危険性、規制委員会のデタラメなど訴える硬軟取り混ぜたものが、個性的に続きました。ビラの受け取りも良かったし、外人さんがエールを送ってくれたし、元気貰いました。
◯ テント前での準備はいろいろ混乱、今迄Nさんに頼り過ぎてた、ちょっといないだけでいろいろ混乱。旗がビラと一緒に先に行ってしまって、取りにいったり、ハガキ運動用のハガキ他グッズ一式入ったカートが紛失したりとバタバタでした。
 私はウロチョロするだけで、役立たずの証明をするばかり、なんせ慌て者の上にせっかちだから、探し物はチョー苦手。無駄に時間と体力を消耗しただけでした。で、結局カートもUさんが見つけ、一件落着したので、関電、九電抗議の宣伝しに国会前へ。
◯ 珍しく20歳の学生さん、それも東大と言ってた。がスピーチ、「僕はあの原発事故の時は15才だった。福島に行った時、60代位の男性にこれからは君たちがやっていくのだよヨロシク、みたいな事いわれて、なんで、あんたたちがこんなにしたのに、よろしくってなんだよ、ジョーダンじゃない、財政赤字も、原発もぜんぶあんたらのせいだろ、あんたらの面倒なんか見ないから、勝手にクタバレ」なんてスピーチしてた。
◯  なんか自分のダメさ加減にめげてた所に、パンチききすぎたスピーチ、一気に「めげモード」に、私のスピーチの番が来ても立ち直れず、抗議のスケジュール告知するのが精一杯、なんか愚痴っぽいアピールになってしまった。反省(._.)。
 過去は、変えようが無いけど、これからは良くしていかないと、でも、やっぱり、東大君、君らの協力も必要、一緒にこれからを良くしていこうよ、君から見れば、おばあちゃんだけど、まだまだ頑張れるからさ。

※事故情報編集部より参考
 写真速報:「俺たちの未来をどうしてくれる!~学生が「5.15金曜行動」で怒りの訴え」
      http://www.labornetjp.org/news/2015/0515shasin 


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┗■3.新聞より3つ
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 ◆福島の子ども 5人がん確定 4人増 2巡目甲状腺検査

  東京電力福島第一原発事故による健康影響を調べる福島県の「県民健康調査」の検討委員会が18日、福島市で開かれた。子どもの甲状腺検査をめぐり、昨年4月からの2巡目検査でがんと確定した子どもが前回(今年2月)に報告された1人から4人増え5人に上った。
 がんの疑いは7人から10人となった。事故から3年までをめどとした1巡目検査では、ほとんどが「問題ない」とされていた。委員会後の記者会見で、星北斗座長は「現時点で多い、少ないと議論する段階にないが、放射線の影響とは考えにくい」との見解を示した。(中略)
 2巡目検査は2015年度まで実施予定で、これまで約14万8000人が検査を受けている。また1巡目で検査を受けた約30万人のうち、がんと診断が確定したのは98人、がんの疑いは13人に上ると報告された。
    (5月19日東京新聞より抜粋)


 ◆政府・東電 営業賠償延長を検討 17年2月まで一括支払い

  東京電力福島第一原発事故による事業者の営業損害の賠償をめぐり政府・与党と東電が、2017年2月までの2年分を一括して支払い、その後は個別に対応する新たな枠組みを検討していることが18日、分かった。
 自民党の東日本大震災復興加速化本部(額賀福志郎本部長)が月内にまとめる第5次提言に盛り込む方向。これを踏まえ政府は6月中に正式決定する方針。
 政府と東電は昨年12月、営業賠償を16年2月までで打ち切る考えを示したが、地元から強い反発があり再検討していた。(中略)
 自民の復興加速化本部は今月14日に決めた提言の骨子で、福島県の「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」の避難指示を17年3月までに解除することを提示。解除に伴い住民への賠償とともに事業者に対する賠償の扱いが課題の一つになっている。
  東電は原発事故に伴う避難指示で休業や廃業に追い込まれた事業者に対し、営業損害賠償として今年1月末時点で計4581億円の支払いを決めている。
    (5月19日茨城新聞より抜粋)

 ◆「原発事故収束なくして 信用回復なし」
  日本産食品輸入 台湾が新措置 37ヵ国・地域で規制継続中

  台湾が東京電力福島第一原発事故を理由として日本産食品の輸入規制を強化したことに、政府が反発している。だが、事故から4年以上が過ぎたいまも、食品の放射能汚染を懸念し、37ヵ国・地域が輸入禁止を含む規制を続けているのが実情だ。「事故を収束させないで、信用を求めるのは無理だろう」という声が福島から上がる。
    (5月19日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2485】
2015年5月18日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.原発に反対し、辺野古新基地に反対して沖縄へ行く
   カヌー隊の一員として壇上に上がってアピール
   海上保安庁の海猿と向き合う闘いも
                千葉和夫(たんぽぽ舎会員、茨城県在住)
★2.日本で最大津波“明和の大津波”を起こした琉球海溝
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその102
                         島村英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆6/7「日本と原発」埼玉県越生町上映会のご案内
     場所:越生町中央公民館「視聴覚ホール」
     主催:越生自然エネルギーの会
★4.新聞より2つ
  ◆311キロリレーデモ 鹿児島をスタート
   27日、九電本店(福岡市)に到着予定    (5月17日毎日新聞より)
  ◆米原子力空母離任 「横須賀 常に核の危険」
   市民団体「母港」継続に抗議   (5月18日東京新聞夕刊より抜粋)
★5.テント日誌5月17日(日)
   経産省前テントひろば1345日 商業用原発停止609日
   奈良からきた大学生と原発について話をした  (I・K)
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※5/20(水)学習会にご参加を!
   「九州電力川内原発と海洋汚染リスク」
 日 時:5月20日(水)19時より21時
 講 師:湯浅一郎さん(海洋物理学専攻、環瀬戸内海会議顧問)
      ※岩波書店「世界」4月号に論文掲載
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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※5/21(木)学習会にご参加を!
  「子ども脱被ばく裁判-福島の最大の問題を正面から問うた裁判」
     被告(国、福島県)は大弁護団で対抗している
 日 時:5月21日(木)19時から21時
 講 師:柳原敏夫弁護士、福島から神奈川へ避難している原告
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
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┗■1.原発に反対し、辺野古新基地に反対して沖縄へ行く
 |  カヌー隊の一員として壇上に上がってアピール
 |  海上保安庁の海猿と向き合う闘いも
 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎会員、茨城県在住)

  今日、5月17日(日)は、那覇(沖縄セルラースタジアム)で開催の「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」-島ぐるみで、建白書の理念を実現させよう-に参加です。
 私は返野古ブルー(カヌーチーム)の一員での参加です。大会ではカヌーチームはバトル(かい)を持って壇上に上がってアピールします。沖縄にきて正直このような展開になるとと思っていなかったのでびっくりです。
 今日はカヌー隊員の末席を汚しています。
 昨日は制限区域の境界線のブイを挟んで2時間ほど海上保安庁の海猿と向き合いましたが、今は(台風の影響で)工事をしていないため、トラブルはありませんでした。
 昨日は風が強かったので3時間くらいカヌーをこぎました。途中、「平島」という小さな島に上陸し20分ほど休みました。
 空と海とが青く、幸せな気分でした。
 今日は地元の人達と(貸し切りバス)で那覇に来ました。地元の人達は親切にバスに乗せてくれました(^-^)

※事故情報編集部より参考
 5月17日(日)35000人の大集会・「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」が開催された。その記事を紹介します。

 ◆35000人「屈しない」 辺野古反対 沖縄県民大会

  米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に反対する「沖縄県民大会」が17日、那覇市の野球場で開かれ、主催者発表で約3万5千人が集まった。新基地阻止の決議を採択し、昨年の名護市長選、県知事選、衆院選などで示された沖縄の民意をあらためて訴えた。 (後略)
     (5月18日東京新聞より抜粋)


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┗■2.日本で最大津波“明和の大津波”を起こした琉球海溝
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその102
 └──── 島村英紀(地震学者)

 沖縄・石垣島には漁師がまちがって人魚を捕まえてしまったという伝説がある。
 その人魚を海に帰してあげたお礼に人魚から大津波が来ることを教えられた。信じる人たちは山に登って避難したが、信じない人たちは村に残り、村は津波に飲み込まれてしまった。
 この津波は1771年の「明和の大津波」。宮古・八重山の両列島で死者行方不明者が12000人以上にものぼった。
 東日本大震災が日本海溝に潜り込む太平洋プレートが起こしたのと同じように、こちらは琉球海溝から潜り込むフィリピン海プレートが大津波を起こしたのだ。津波の高さが100メートルにも達した日本史上最大の津波と言われてきた。
 石垣島の東海岸には途方もない大きさの石がいくつも転がっている。大きなものは大型バス2台が並列駐車したくらいの岩で、重さは1000トンもある。上に大きな木が茂っている。
 これらの巨岩はサンゴが作った石灰岩である。かつての大津波が海底から持ってきたものだ。
 この巨岩がいつの津波で上がってきたものか、最近の研究で明らかになってきている。
 その手法は「堆積残留磁化(たいせきざんりゅうじか)」を利用するものだ。サンゴが石灰岩になったり、マリンスノーが海底に降り積もるときには、そのときの地球の南北を憶えている。その後の津波で転がって向きが変われば、回転した角度が分かる。海底から海岸に打ち上げられたときに回転しないことはまずないから、回転が分かることは、その岩が打ち上げられたことを意味しているのである。
 その後も微弱ながらその後の南北を憶えている。それゆえ再び大津波に襲われて転べば、その岩の磁化から何遍回転したかが分かる。
 一方、巨岩だけではなく、もっと小さな岩も打ち上げられた。小さい岩や砂は内陸まで運ばれる。それら大小の岩の分布から、津波の高さも正確に推定できるようになった。
 その結果によれば、1771年の津波の高さは、いままで知られていたよりも低く、約30メートルではなかったかということも分かった。しかし、それにしても大きな津波だった。
 これらの巨岩のうち、35トンほどの重さの岩は1771年の津波で回転したものだった。ところが200トンの岩は1771年の津波では動かず、もっと前の、約2000年前の大津波で回転したことが分かったのだ。
 つまり、大津波は過去何度も琉球海溝で起きて、もっと大きなものも襲ってきたことがあったのである。
 日本人が日本列島に住み着いたのはせいぜい1万年前。しかし、地震も津波もそのはるか前から起き続けてきている。
 研究が進むにつれて、いままで知られていなかった恐ろしい津波があったことが知られるようになっているのである。 (5月15日『夕刊フジ』より)


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆6/7「日本と原発」埼玉県越生町上映会のご案内

 日時:6月7日(日)昼・夜2回上映
    *第1回の上映 13時30分開場/14時開始
      *第2回の上映 17時30分開場/18時開始
 場所:越生町中央公民館「視聴覚ホール」(埼玉県入間郡越生町越生917)
    *東武越生線・JR八高線「越生駅」徒歩6分
 主催:越生自然エネルギーの会
 お問い合わせ:田島 090-1651-3903
 参加券:800円(高校生以下無料ですが要予約)


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┗■4.新聞より2つ
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 ◆311キロリレーデモ 鹿児島をスタート 27日、九電本店(福岡市)に到着予定

  九州電力川内原発の再稼働に反対する「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」は16日、鹿児島市の照国神社をスタートし、再稼働反対を訴えながら九電本店(福岡市中央区)まで311キロを歩く「ストップ川内原発再稼働!311キロリレーデモ」を始めた。27日に九電本店前に到着の予定。
 出発式には約50人が参加した。実行委メンバーでリレーデモの責任者を務める岩下雅裕さん(65)は「自然を動かす力はないが、人間がやることは止めることができる」と述べた。実行委事務局長の向原祥隆さん(58)も「原発なしに平和に暮らす未来を開くデモ」と訴えた。
 実行委は、川内原発1号機の再稼働を目指す九電に住民説明会の開催などを申し入れてきたが、九電は応じる姿勢を見せていない。実行委は、市民が再稼働に反対している姿を目に見える形で示そうと、インド独立の指導者、ガンジーらが植民地政府による塩の専売への反対を訴えた「塩の行進」にならってリレーデモを企画した。
 リレーには、県内外から100人以上が参加の予定。飛び入り参加も可能。九電本店に到着後、27日午後3時から住民説明会開催などを九電に申し入れる。
     (5月17日毎日新聞より)


 ◆米原子力空母離任 「横須賀 常に核の危険」 市民団体「母港」継続に抗議

  米海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」(GW)が横須賀基地(神奈川県横須賀市)での任務を終え、18日、米国へ出港した。横須賀を拠点にしていた約6年8カ月の間には、大きな課題も残した。(中略)
 GWの後継に同型の原子力空母「ロナルド・レーガン」の配備を決定。横須賀市は「原子力空母の母港」の負担が続く。(中略)
 地元の抗議行動は午前8時、空母の停泊地点から約3キロ離れた深浦湾(横須賀市)から「ヨコスカ平和船団」のメンバーら11人が2隻のボートに分かれて出港。GWに近づき「GOOD BYE、CVNs(原子力空母)さよなら、空母の母港」と書いた横6m、縦1.1mの横断幕を掲げた。
 抗議船船長の市川平さん(68)は「単なる交代というが、2隻目を許せば永遠に原子力空母の母港になる。国内の原発は止まったが、横須賀では空母の原子炉が動いている」と話した。
 米軍基地での銃器体験を告発するなど、横須賀で基地問題に取り組む市民団体事務局長の新倉泰雄さん(63)は「住民の意思を無視して配備が強行された。市民は6年8カ月、常に原子力災害の危険にさらされた」と振り返る。
 秋には新しい空母がやって来る。「空母の母港」の現実は変わらない。「横須賀を戦地に行く拠点にしたくない。基地反対運動は各地でそれぞれ取り組んでいるが、これからは全国で連携する必要もある」
   (5月18日東京新聞夕刊より抜粋)

※事故情報編集部・注
  例年、9月下旬に「原子力空母反対」の集会が横須賀で開かれます。
 たんぽぽ舎も毎年参加。本年も「東京湾に浮かぶ2つの原子炉」反対で、参加します。


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┗■5.テント日誌5月17日(日)
 |  経産省前テントひろば1345日 商業用原発停止609日
 |  奈良からきた大学生と原発について話をした
 └──── (I・K)

◯今日もテント前の道路工事が2時過ぎまで続いていた。
泊まり明けの人たちが帰った後A子さんと座っていると、「原発のことを質問して良いですか?」と奈良の大学生がやって来た。
 2人でテントの立ち上げから、原発を動かしてはいけない理由、政府・電力会社・原発立地の人たちがお金のために再稼働したがっていること。エネルギーの節約のためにみんなの意識を変えることが必要だなど、私たちの考えている事を長時間にわたって話した。
 逆にあなたは原発をどう思っているか尋ねたら、「3・11の前は何も考えていなかったが、その後考えるようになった。廃炉には時間がかかるだろうけどなくしたほうが良い」と言ったので安心した。
◯午後テントに貼ってある英文を一生懸命読んでいる外国の方がいたので声をかけたら、デンマークからの観光客だった。デンマークには原発はないそうだ。
35年前反対して作らせなかったとか。
 私の水筒に貼ってあったNEIN DANKEのシールを見てそれを使ったという。
◯午前と午後2回、右翼の街宣車が通ったが、いつもと同じ言葉を叫んで行っただけ。福岡から仕事で来たという方がお土産を持って寄って下さった。
他にもいろいろな方が心配して来て下さったので午後は賑やかだった。
◯Hさんがパソコンで沖縄の集会の様子を見せてくれ3万5千人集まり、辺野古基金は2億円を超えたと聞いてびっくりと同時に嬉しかった。
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