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たんぽぽ舎です。【TMM:No2487】
2015年5月20日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.伊方原発(四国電力)新基準「適合」はまちがいだ
   基準地震動低すぎる、避難もむつかしい
   5000人がとり残される
       柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.原発過酷事故の研究を3つ、発表します
   2015年秋の「物理学会」での講演
   次の3講演を申し込みましたので、聴講・議論をお願いします
                      槌田 敦 (物理学者)
★3.垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイの横田基地配備に対する決議
         門間・羽村市議会議員(反原発自治体議員・市民連盟)
★4.新聞より
  ◆高浜原発再稼働差し止め仮処分 執行停止を却下 福井地裁
                   (5月20日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※5/21(木)学習会にご参加を!
  「子ども脱被ばく裁判-福島の最大の問題を正面から問うた裁判」
     被告(国、福島県)は大弁護団で対抗している
 日 時:5月21日(木)19時から21時
 講 師:柳原敏夫弁護士、福島から神奈川へ避難している原告
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
━━━━━━━
※5/23(土)学習会にご参加を!
 大熊町の避難者・木幡ますみさんが語る
 福島の現状とWSF(世界社会フォーラム)in チェニス報告
 日 時:5月23日(土)18時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主 催:被ばく労働を考えるネットワーク
 参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.伊方原発(四国電力)新基準「適合」はまちがいだ
 |  基準地震動低すぎる、避難もむつかしい
 |  5000人がとり残される
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

◯四国電力伊方原発の再稼働反対、規制委員会の新基準「適合」はまちがいだ、基準地震動は低すぎる、細長い半島で避難もむつかしい。5000人の住民がとり残される!
 5月20日昼、東京六本木の原子力規制委員会前(六本木ファーストビル内)で、「再稼働阻止全国ネットワーク」の人々のコールがなりひびいた。昼休み1時間の抗議集会の主な発言を紹介します。

◯イ.伊方原発の基準地震動は低い、低すぎる。南海トラフがあり、中央構造線があり、もっと大きな地震・津波が来る。
 ロ.狭い土地、細長い半島で、原発が事故を起こしたら、住民5000人は逃げ道がない、子どもを守れない、見殺しになる。
 ハ.規制委員会の巨大ビルにいるえらい委員の人は、福島県の仮設住宅(4.5畳が2室のみ)の人々の苦労を少しは考えてほしい、福島の苦労を考えたら安易に再稼働は言えない筈。
 ニ.その他、いくつも発言がありましたが省略。

◯この日、規制委員会へ抗議・申し入れをした各地の団体名と文書のタイトルは次のとおり。受け取ったのは、原子力規制庁広報課のくらかた氏(女性)。
1.「再稼働阻止全国ネットワーク」
  原子力規制委員会による再稼働推進を糾弾する!
  原子力規制委員会は直ちに解散しなさい!
2.「原発いらない福島の女たち」
    原子力規制委員会 委員長 田中俊一様
  福島第一原子力規制事務所 御中
  福島第二原子力規制事務所 御中
3.「川内原発建設反対連絡協議会」 会長 鳥原良子
  原子力規制委員会 規制委員長 田中 俊一様
  原子力規制庁
  川内原子力規制事務所所長 加藤 正司 様
4.「原発さよなら四国ネットワーク」                         原子力規制委員会 委員長 田中俊一 殿
5.「八幡浜・原発から子供を守る女の会」
  伊方原発3号機の適合審査合格の審査書案を撤回し、
  再稼働に向けた審査の即時中止を求める緊急申し入れ書
  原子力規制委員会   委員長 田中俊一様
  原子力規制庁     長官  池田克彦様
  伊方原子力規制事務所 所長  野中則彦様
6.「サヨナラ原発福井ネットワーク」「福井から原発を止める裁判の会」
  「反原発福井コラボレーション」
  適合性審査は無効です 審査のやり直しをして下さい
  原子力規制委員会委員長 田中 俊一 様

※事故情報編集部より参考
 伊方原発 新基準「適合」 「避難」「支援」置き去り 規制委3ヵ所目
  細長い半島 孤立の懸念 複合災害の対策も未定
  原子力規制委員会は20日の定例会合で、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)が原発の新しい規制基準に適合しているとの審査書案を了承した。国民から意見募集した後、正式決定される。規制委が新基準を満たしたと判断した原発は、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に次いで3カ所目となる。(後略)
 《解説》 (前略)
  ただし、現地に足を運ぶと、険しい山と切り立った岩場が続く細長い半島のただ中にある制約はどうしようもないと実感する。原発に続く道は尾根筋の国道と海岸線に沿った細く曲がりくねった県道の2本しかない。いずれも地滑りで寸断される危険があり、国道から原発に行くには、高低差が約180mもある道を降りるしかない。
 原発の敷地も平地はほとんどなく、事故収束要因を地震や放射能から守る施設は狭く、福島第一のように大量の汚染水が発生した場合、タンクの設置場所は見当たらない。
 半島西側に暮らす約5000人の住民たちの避難ルートは海路か空路しかなく、悪天候と原発事故の複合災害となった場合の解決策もまだない。
   (5月20日東京新聞夕刊より抜粋)


┏┓
┗■2.原発過酷事故の研究を3つ、発表します
 |  2015年秋の「物理学会」での講演
 |  次の3講演を申し込みましたので、聴講・議論をお願いします
 └──── 槌田 敦 (物理学者)

1.原発過酷事故の研究(6)
  新規制基準はデタラメで事故は深刻化へ

  規制委による新規制基準では、東電福島第一原発1.2号機事故での東電吉田所長による失敗を考慮せず、原子炉逃し弁の開放と消防ポンプによる原子炉への注水を指示している。逃し弁の開放による減圧で、水は蒸発して失われて空焚きとなった。また、消防ポンプでは注水量は少なく、空焚きを防ぐことはできなかった。冷却材喪失事故では、高圧を維持して水を確保したままECCSを使うという原則に戻す。
 なお、東電福島第一原発で過酷事故になった原因は、イ.福島第一原発1号機では、非常用復水器の運転を止めたこと、ロ.2号機では、上記の事実、ハ.3号機では、隔離時冷却系を手動により再起動せず、長時間放置したことである。
 つまり東電福島第一原発の過酷事故の原因は、3基共、地震や津波ではなく、人為ミスだった。

2.原発過酷事故の研究(7)
  逆U字細管に溜まる水素で冷却不可能に

 TMI(米国スリーマイル島原発)事故では、BW社の直管型蒸気発生器だったので、原子炉で発生した水素により1次冷却水ポンプが振動して使えなくなっても、自然循環により原子炉の冷却ができた。しかし、WH型蒸気発生器では逆U字型のため、ここに水素が溜まることになり、自然循環は成立せず、原子炉の冷却はできない。そこで高圧注入系を使えば注入する水に溶けている空気が配管に供給されることになり、配管中での水素爆発の危険が生ずる。
これらの問題を解決することなしに、運転再開は無謀である。

3.原発過酷事故の研究(8)
  原子力関係者の初歩的物理現象の無知

  上記ふたつの例は、原子力関係者が、TMI事故や福島事故を学習していないばかりか、減圧による水の蒸発とか、逆∪字管に溜まる気体とか、初歩的な物理現象に無知であることを示している。
 さらに、消防ポンプの利用で過酷事故が防げるのならば、これまでのECCS開発の歴史はまったく無意味だったことになる。彼らには、平常運転はできても、事故になったら、これからも次々と間違った対応を重ねるに違いない。そこで、原子力が人間の制御を拒否して反乱を起こした場合、平常運転の制御者では対応できないので、原子力の反乱鎮圧に熟知した専門組織を常時設立し、事故発生と同時に平常運転担当者から指揮権を奪い、交替して原子力の反乱に対処する必要がある。


┏┓
┗■3.垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイの横田基地配備に対する決議
 └──── 門間・羽村市議会議員(反原発自治体議員・市民連盟)

 平成27年5月11日、米国政府から日本政府に対し、平成29年後半からCV-22オスプレイを横田基地に配備する旨の接受国通報があり、同12日と15日に外務省及び防衛省から羽村市へ説明がなされた。
 その内容は、平成33年までに、計10機のCV-22オスプレイを横田基地に配備し、そのうち最初の3機を平成29年後半に配備すること、又、オスプレイの配備の意義、安全性、訓練・騒音等についてであった。
 オスプレイの配備については、平成25年9月議会において「オスプレイ配備先、横田基地有力候補地」の報道に対し、十分な説明がない段階での配備検討の撤回を求める意見書を可決し関係機関に提出している。
 横田基地は、人口が密集した市街地に所在しており、かねてより航空機騒音に悩まされ、また、航空機の墜落や部品落下といった人命に関わる事故への懸念などからも、周辺住民の日常生活での不安が続いている。
 そのような中、今回もまた、地元自治体や周辺住民に対する十分な説明責任を果たすことなく、安全性への疑問が払拭されないCV-22オスプレイの横田基地への配備が突然決定されたことは、極めて遺憾なことであり、羽村市議会として強い憂慮の念を示すものである。
上記の通り決議する。             平成27年5月19日   東京都羽村市議会

※事故情報編集部より参考
 ◆横田配備「強い憂慮」 オスプレイ 羽村市議会が決議
   米空軍の垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイが2017年度から米軍横田基地(東京都福生市など)に配備される計画が明らかになったことを受け、基地周辺自治体の一つ、羽村市議会は19日の臨時会で「強い憂慮の念を示す」とする決議を全会一致で可決した。
 決議では、これまでも周辺住民は人口密集地にある基地の航空機騒音に悩まされており、墜落や部品落下といった事故への懸念から「日常生活での不安が続いている」と指摘。「十分な説明責任を果たすことなく、安全性への疑問が払拭されないオスプレイの配備が突然決定されたことは、極めて遺憾」としている。
    (後略)   (5月19日東京新聞より抜粋)


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┗■4.新聞より
 └──── 

 ◆高浜原発再稼働差し止め仮処分 執行停止を却下 福井地裁

  関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働差し止めを命じた仮処分を不服として、関電が申し立てた仮処分の効力を一時的に止める執行停止について、福井地裁(林潤裁判長)が却下していたことが19日、関係者への取材で分かった。決定は18日付。
 同地裁は理由について、取り消す明らかな事情があると判断できる程度の証拠が、関電側から提出されなかったとしている。
 4月14日に福井地裁の樋口英明裁判長(名古屋家裁に異動)が出した再稼働差し止めの仮処分決定に対し、関電は「事実誤認」があるとして、決定取り消しを求める異議と、異議審の決定が出るまでの間、仮処分の効力を止める執行停止を申し立てた。 (後略) 
     (5月20日東京新聞より抜粋)
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