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たんぽぽ舎です。【TMM:No2469】
2015年4月24日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「米国では原爆を広島・長崎に落としたことで
   多くの米兵の命が救われた」は本当か?
   文化放送JOQR・戦後70年特別企画
   アーサー・ビナード『探しています』
   毎週土曜日、午後5時30分から5時45分放送
★2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆4.30東京検察審査会 申し立て&激励行動
   4月30日(木)12:00から13:00 東京地方裁判所前
   福島原発告訴団ブログ? http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
★3.新聞より3つ
  ◆川内原発差し止め認めず、鹿児島地裁 高浜と判断分かれる
   不当決定、私たちは屈しない、再稼働反対    (4月22日毎日新聞夕刊より抜粋)
  ◆明治、大正の演歌師、添田(そえだ)唖然坊(あぜんぼう)に倣って
                鎌田慧(さとし)  (ルポライター)
            (4月21日東京新聞「本音のコラム」より)
  ◆ポンプ用発電機が停止 福島第一汚染水 また外洋流出  (4月22日東京新聞2面より抜粋)
★4.テント日誌4月22日(水)
   経産省前テントひろば1320日 商業用原発停止584日
   -川内原発テント前に巨大看板建つ-
              脱原発川内テント(別名、久見崎テント)
━━━━━━━
※4/27学習・討論会のおしらせ ご参加ください!
 「原発再稼働の誤り・原子力規制委の誤り」
 「川内原発の耐震偽装と白抜き偽装」山崎久隆さん
 「工事計画認可が合格しないのになぜ工事が出来るの!」山田純一さん
  日 時:4月27日(月)19:00より21:30
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
  参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.「米国では原爆を広島・長崎に落としたことで
 |  多くの米兵の命が救われた」は本当か?
 |  文化放送JOQR・戦後70年特別企画
 |  アーサー・ビナード『探しています』
 |  毎週土曜日、午後5時30分から5時45分放送
 └──── 

 2015年4月4日(土)から番組の放送が始まった。
 文化放送の広報誌4月号によると“詩人アーサー・ビナードが歴史の定説にとらわれない独自の視点で、語り部、知識人、タレント等、さまざまな戦争体験者にインタビューし、音声の記録として残します。”とあります。
 初回の放送は、アーサー・ビナードさん御自身が今までの“太平洋戦争”との関わりを語っている。
 米国では原爆を広島・長崎に落としたことで、多くの米兵の命が救われたとビナードさん自身も教わり、また、現在もその様な教育がされている。
 しかし、日本に滞在して多くの人々と交わっているうちに、少しづつ視点が変わっていった。
 ビナードさんは 米国で教わった原爆投下の歴史は、どうにも広島・長崎の体験者の話と噛み合わないという事に気付いた。
 そしてまた、米国に居た時にはまるで考えなかったアメリカ市民の核の被害もだんだん見えて来た。
 広島の原爆が史上初と言われているが、1945年7月16日にニューメキシコ州で史上初の原爆が使われ、それは長崎型の原爆だった。
 ニューメキシコの市民は何も知らされず被曝し、69年間大変な思いを背負って、やっと去年から健康調査が始まった。
 戦争は、勝った国と負けた国という形で語られるのだけれど、中に分け入ってほんとうの体験者の立場になった時に、常に、一般市民が被害者だということが見えてくる。
 “探し続けること”でやっと聞こえてくるものがあるし、ずっと自分の体験していない戦争を探すことで今の戦争、これから不幸にも引き起こされるかもしれない戦争を食い止めるための手段が見えてくるかもしれない。
 話を聞き続けることによって戦争と今が繋がってくると思うと話されていた。
 米国人のビナードさんが日本の戦争体験者の話を聞くというところで“本当の戦争”が見えてくるのだと思います。
 戦後70年の今、是非、聞くべき番組の一つではないでしょうか。
 (文化放送のこの番組のサイト http://www.joqr.co.jp/sagasu/ では、
  放送済み分も聞ける様になっています)


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┗■2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆4.30東京検察審査会 申し立て&激励行動

  今年1月13日に、保安院や東電の津波対策担当者らを告訴した「2015年告訴」について、東京地検は4月3日、全員不起訴処分としました。
 福島原発告訴団は、十分な捜査を尽くさず、不起訴理由に事実誤認のあるこの処分を不服とし、4月30日に、この事件についても東京検察審査会に申し立てます。
 勝俣元会長らを告訴した「2012年告訴」では、検察審査会が元会長ら3人を「起訴相当」とし、現在東京第五検察審査会が再度の審査を行っています。
 検察審査会への申し立てに合わせ、激励の行動も行います。

(日時)4月30日(木)12:00から13:00
(場所)東京地方裁判所前
  同日、「東電株主代表訴訟」の裁判と報告集会&学習会が開催され、
  告訴団も参加します。
?    福島原発告訴団 ブログ? http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/


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┗■3.新聞より3つ
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 ◆川内原発差し止め認めず、鹿児島地裁 高浜と判断分かれる
  不当決定、私たちは屈しない、再稼働反対

  鹿児島地裁前で約150人の支援者も落胆の色を隠せない様子だった
  川内地元住民-無念の表情 これからも闘う
 申立人の1人で、川内原発がある薩摩川内市の自営業、森永明子さん(43)も無念の表情を浮かべた。(中略)
 小学校と中学校の2人の娘の母として「子供たちのため、そのふるさとを守るため、今後も闘う」と述べた。(後略)

  弁護団長-合理的と言えない
 森弁護団長は「九電の主張だけを取り入れ、合理的な決定とは言えない。非常に残念な決定で不満に思っている。だが(却下の決定は)予想もできたことで、不服申し立てをして屈することなく闘っていきたい」(福岡高裁宮崎支部に即時抗告する方針)(後略)

  規制庁-規制委はコメントする立場にはない
 原子力規制庁は「原子力規制委員会は当事者ではないため、決定についてコメントする立場にはない」とのコメントを発表した。

  高浜原発申立人-残念
 申立人松田正さん(65)は「すごく期待していたので残念」とうつむいた。笠原一浩弁護士は、地震や火山の専門家の見解がどのように(決定に)反映されたか全く見受けられない」と批判。「控訴審で判断が見直されることを期待したい」と話した。 (4月22日毎日新聞夕刊より抜粋)


 ◆明治、大正の演歌師、添田(そえだ)唖然坊(あぜんぼう)に倣って。
  鎌田慧(さとし)  (ルポライター)

 あゝわからない、わからない。
安倍さんのやること、わからない。
アベノミクスというけれど、表面(うわべ)ばかりじゃわからない。
株価上がった、利益はふえた。ふえたふえたは貧乏人。
やることなすことアベコベだ。

 あゝわからない、わからない。
沖縄いじめはわからない。辺野古差し出し御用聞き。
粛々進めてアメリカ詣で。拍手受けたい夢がある。
あつかましさにも程がある。

 あゝわからない、わからない。
安全、安心、安価、安定、安倍さんトークがわからない。
日本の原発世界一、爆発、死の灰なんのその、あとは野となれ山となれ。
行方不明の燃料棒、どこへいったかわからない。
はやる心がわからない。

 あゝわからない、わからない。
戦争法は平和法、何がなんだかわからない。はやくやりたい戦争ごっこ。
いつでもどこでも駆けつける、日本軍の頼もしさ。
ポチはポチでもアメリカの、こんな危ないことはない。
こんなバカげたことはない。

 あゝわからない、わからない。
NHK、民放、大新聞、口をふさがれ黙っている。
安倍さんばかりが出ずっぱり、これはほんとにわからない。
日本の将来、わからない。頭隠して尻かくさず、解釈改憲わからない。

わからないじゃ、わからない。
わからないじゃ、死ぬばかり。 (4月21日東京新聞「本音のコラム」より)


 ◆ポンプ用発電機が停止 福島第一汚染水 また外洋流出

  東京電力は21日、福島第一原発の外洋につながる排水溝から汚染水をくみ出し、専用港に排水するためのポンプ8台が全て停止し、溝をふさいでいた堰から汚染水が外洋に流出していたことを明らかにした。
 ポンプは、外部電源ではなく、可搬型のディーゼル発電機の電力で動いていたが、発電機内で漏電を検知して止まった。バックアップの発電機はなかった。
 東電によると、作業員が20日午後2時すぎ、ポンプをチェックした際は動いていたが、21日午前8時45分に調べたところ停止していた。(後略)
  (4月22日東京新聞2面より抜粋)


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┗■4.テント日誌4月22日(水)
 |  経産省前テントひろば1320日 商業用原発停止584日
 |  -川内原発テント前に巨大看板建つ-
 └──── 脱原発川内テント(別名、久見崎テント)

   流れ着いた竹棒で作った「再稼働阻止」の巨大看板。作業はテントメンバー4人に加え、現地薩摩川内市、日置市の住民など30人程の応援のもと2時間で終了。その後、浜ノ茶屋で昼食を兼ね、「再稼働阻止を如何に戦うか」をテーマに懇談した。
 久し振りの青空だ。というのに鹿児島地裁の前田裁判長は、川内原発再稼働差し止めの仮処分申請に却下の決定を下した。
 一言でいえば迷判決。九電側の主張に「合理性が無いとは言えない」「一応の合理性があり」のオンパレードで、九電の守護神かの有り様だ。
 しかし、弁護団は意気軒昂だ。なぜか? 判決文は首尾一貫を欠き、論理と判断の矛盾が随所にある。高裁に即時抗告し闘い抜くと語った。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2468】
2015年4月23日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原発再稼働の誤り 原子力規制委の誤り」
   「川内原発の耐震偽装と白抜き偽装」
   「工事計画認可が合格しないのになぜ工事が出来るの!」
   4/27学習・討論会のおしらせ ご参加ください!
                 「再稼働阻止全国ネットワーク」
★2.四国・伊方原発の現地住民からの規制委員会へ申入書
   高浜3・4号機の運転差止決定を受け基準適合性審査等の中止を求める
         伊方原発反対八西連絡協議会 八幡浜・原発から子供を守る女の会
★3.雨に加え強風の中、頑張りましたが、ちょっとピンボケ、
   それでも、参加する事に意義がある、てな感じでやっております
   4月17日第145回官邸前・国会前抗議行動報告    にしざきやよい
★4.「謙きょさゼロ」の田中規制委員長の記者会見
   福井地裁の指摘は具体的であり品格も高い文     柳田 真
★5.新聞より
  ◆原発避難 SPEEDI活用せず 国費150億円、無駄に
                    (4月23日茨城新聞より抜粋)
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 4/24(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第146回
 日 時:4月24日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━
※訂正1つです。
 昨日発信の【TMM:No2467】の★1.のタイトルが間違っていました。
正:「川内原発の再稼働審査を糾弾する! 原子力規制委員会院内ヒヤリング」
                    田中一郎
誤:四国・伊方原発の現地住民からの規制委員会へ申入書
  高浜3・4号機の運転差止決定を受け基準適合性審査等の中止を求める
       伊方原発反対八西連絡協議会 八幡浜・原発から子供を守る女の会
 おわびして、訂正致します。
━━━━━━━

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┗■1.「原発再稼働の誤り 原子力規制委の誤り」
 |  「川内原発の耐震偽装と白抜き偽装」
 |  「工事計画認可が合格しないのになぜ工事が出来るの!」
 |  4/27学習・討論会のおしらせ ご参加ください!
 └──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」

  日 時:4月27日(月)19:00より21:30
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
  参加費:800円

1.「川内原発の耐震偽装と白抜き偽装」(山崎久隆;たんぽぽ舎)
 4月21日、原子力規制委員会原子力規制部に対して、「工事計画認可資料が市民に対する情報隠しになっており、九電、規制庁が一体となっておこなわれている」事を追及しました。その中で見えて来たものとは!
 山崎久隆氏が詳しく解説いたします。

2.「工事計画認可(詳細設計)が合格しないのに、なぜ工事が出来るの!」(山田純一;再稼働全国ネットワーク)
 原発に係る工事は、設置変更認可、工事計画認可が合格しなければ、着手できません。しかし現実は工事はほぼ終了しています。なぜ!
 規制庁と、電力会社の癒着構造とは!


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┗■2.四国・伊方原発の現地住民からの規制委員会へ申入書
 |  高浜3・4号機の運転差止決定を受け
 |  基準適合性審査等の中止を求める
 └──── 伊方原発反対八西連絡協議会
       八幡浜・原発から子供を守る女の会

原子力規制委員会 委員長 田中俊一様
原子力規制庁   長官  池田克彦様

         2015年4月17日 伊方原発反対八西連絡協議会
                 八幡浜・原発から子供を守る女の会
○申し入れの趣旨
 貴委員会は4月14日に発令された高浜原発3・4号機の運転差し止めを命じる仮処分決定において、貴委員会の策定した新規制基準が多くの点において合理性を欠くと指摘されたことを厳粛に受け止め、伊方原発3号機に関する基準適合審査を直ちに中止するよう求める。
 貴委員会は同決定に基づいて、すべての原発の基準適合性審査を中止するよう求める。
○申し入れの理由
 今回の仮処分決定は、原発の本質的な危険性を認定し、地震大国において、基準地震動を超える地震が高浜原発に到来しないというのは根拠に乏しい楽観的な見通しにしか過ぎない上、基準地震動に満たない地震によっても冷却機能喪失による重大な事故が生じる得ること、使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備が設けられていないこと、使用済み核燃料プールの給水設備及び計測装置の耐震性がSクラスにされていないことなどから、高浜原発の運転によって直接的に住民の人格権が侵害される具体的な危険性があると判断した。
 決定では基準地震動の策定方法について「万一の事故に備えなければならない原発の基準地震動を平均像をもとに策定することに合理性を見出し難いから、基準地震動はその実績のみならず理論面でも信頼性を失っていることになる」と根本的な誤りを指摘。
○そして、本決定では「新規制基準は緩やかに過ぎ、これに適合しても原発の安全性は確保されない、新規制基準は合理性を欠く」と明確に述べている。そして高浜原発の脆弱性は「(1)基準地震動の策定基準を見直し、基準地震動を大幅に引き上げ、それに応じた根本的な耐震工事を実施する(2)外部電源と主給水の双方について基準地震動に耐えられるように耐震性をSクラスにする(3)使用済み核燃料を堅固な施設で囲い込む(4)使用済み核燃料プールの給水設備の耐震性をSクラスにするという各方策がとられることによってしか解消されない」と指摘。また事故時の「事態の把握の困難性は使用済み核燃料プールに係わる計測装置がSクラスであることの必要性を基礎づけるものであるし、中央制御室への放射性物質が及ぶ危険性は耐震性及び放射性物質に対する防御機能が高い免震重要棟の設置の必要性を裏付けるものといえるのに、これらのいずれの対策も取られていない」「新規制基準は上記のいずれの点についても規制の対象としていない」等、指摘している。
○伊方原発においては、免震重要棟は設置されていたが、その設置過程において、福島事故直後に完成した重要免震棟(緊急時対策所)は、新規制基準適合審査において、3号機建設当時の極端に小さい地震動の見直しを求められ、見直した後に「免震棟の基礎杭が折れる可能性がある」として緊急対策所を原子炉により近い場所に新規に建設する羽目となり、移転決定から建設までわずか半年足らずという「やっつけ仕事」で済ましており、安全性についての信頼性を欠いているものである。
○また注目すべきこととして、今回の決定は伊方原発1号炉設置許可取り消し請求訴訟の最高裁判決を示して「改正原子炉規制法の『設置変更許可をするためには、申請に係わる原子炉施設が新規制基準に適合するとの専門技術的な見地からする合理的な審査を経なければならないし、新規制基準自体も合理的なものでなければならないが、その趣旨は、当該原子炉施設の従業員や周辺住民の生命、身体に重大な危害を及ぼす等の深刻な災害が万が一にも起こらないようにするため、原子炉施設の位置、構造及び設備の安全性につき、十分な審査を行わせることにある(最高裁判所1992年10月29日第一小法廷判決)参照。」とし、この決定が伊方最高裁判決の枠組みのもとに位置付けられていることを明確にしている。
 その上でこの最高裁判決を踏まえれば「新規制基準に求められる合理性とは、原発の設備が基準に適合すれば深刻な災害を引き起こす恐れが万が一にもないといえるような厳格な内容を備えていることであると解すべきことになる。しかるに、新規制基準は緩やかに過ぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されていない。原子力規制委員会の田中俊一委員長の『基準の適合性を審査した。安全だとは申し上げない』という川内原発に関しての発言は、安全に向けてできる限りの厳格な基準を定めたがそれでも残余の危険が否定できないという意味と解することは出来ない。同発言は文字通り基準に適合しても安全性が確保されているわけでないことを認めたにほかならないと解される。新規制基準は合理性を欠いたものである」と結論づけているのである。
○以上のように指摘した通り、今回の仮処分決定は、関西電力だけでなく貴委員会にこそ向けられたものである。よって、貴委員会は新規制基準が多くの点において合理性がないことを指摘されたことを厳粛に受け止め、伊方原発3号機、および、すべての原発の基準適合性審査を中止するよう強く求める。


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┗■3.雨に加え強風の中、頑張りましたが、ちょっとピンボケ、
 |  それでも、参加する事に意義がある、てな感じでやっております
 |  4月17日第145回官邸前・国会前抗議行動報告
 └──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)

  す、すみませんm(_ _)m、まだまだ怒りのパワー足りず、雨が降ってしまいました。きっとあの樋口裁判長の、素敵な運転差し止めの判決を聞き、ほっとしてしまったんですね。今まで出されてきた、私達の生活感、心情からかけ離れた司法判断と違い、血肉の通った判決。誰もが疑問を持っていた規制基準にも踏み込んだ判決、心から感謝と尊敬を込め本当にありがとうございました。と言いたい。 みんな、樋口裁判長に賛同の手紙書こうね、あの原発推進メディアがどんなに叩こうと、貴方の判断と勇気を賞賛する人々がいることを知らせたい。
 これからも、圧力に屈せず貴方の正しいと思う判断をだしてください。なんて私が言わなくても樋口裁判長は変わらないだろうけど、いらぬことを口ばしってしまう程ホント嬉しかった。
 さて、次は私の番、力足らずとはいえ、自分に出来る事をしていかないと、まずは、関電前抗議、強風でトラメガも飛ばされる中、カッパでてるてる坊主になりながらの抗議。3月の時は申入書を受け取らなかったのに、今回は9階廊下で受け取り、下には降りて来ない。あの時は目の前で抗議されて、担当者は目が泳ぎっぱなしだったから、懲りたんだろうね。
 来月は「人間の鎖」やるからみんな来てね、5月第3木曜日5/21の午後5時半からだからね~~。
 で、雨はおさまってきたけど相変わらず強風、ノボリを持つと一緒に飛ばされそうな勢い、春の嵐ですねー。
 今日は、「高浜差し止め」の原告が来ているとの噂、スピーチを聞き逃さない様にしないと、と思いつつ、強風の合間を見てビラ撒き、希望のエリアはちょっと少なめ、国会前に戻って来ると高浜原告団のスピーチが終わったとこf^_^;)、しまった、またまた一足違い、おまけに見失ってしまった。はぁ~、つくづく私って間が悪い。官邸前は、どうかしらんと思い行ってみたけど見つからない、戻った国会前は、なんと強風と低温の為、7時30分で解散、どうりで人が団体で帰っ行くと思った。ビラ撒きそこなったぁ。ノボリを片付け、とぼとぼ帰った次第でした。次は計画的に、がんばりまぁ~す。

追伸:川内原発差止敗訴残念でした。司法を私達について来させる!
    ぐらいのパワーで4月24日の146回目抗議頑張ります (^o^)/


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┗■4.「謙きょさゼロ」の田中規制委員長の記者会見
 |  福井地裁の指摘は具体的であり品格も高い文
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

  4/14福井地裁(樋口裁判長)仮処分決定後の、規制委員長の記者会見はひどかった。「謙きょさゼロ」で、決定文のアラをなんとか見つけていいたてることに終始していた。
 しかし、地裁決定は、具体的な実例を挙げて指摘している。
 (例:近年の10年で、5原発が想定以上の地震に襲われた事実の例示)
 この指摘(国民同感の疑問だ)に、規制委員長は、謙きょに答えるべきであった。
 地裁決定文は、格調も高い文で、のちのちまで残る名決定になるだろう。
 まちがった(誤認)発言をくり返す田中委員長を見て、それを持ち上げる安倍首相発言を聞いて、国民は原子力規制行政に対して、一層、信頼を失ったのではないか!


┏┓
┗■5.新聞より
 └──── 

 ◆原発避難 SPEEDI活用せず 国費150億円、無駄に

  福島の原発事故の際、政府がすぐに公表せず「隠蔽(いんぺい)」と批判を浴びた「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」。被ばく防止を念頭に関係自治体の期待は強いが、原子力規制委員会は参考情報にも使わない方針だ。開発や運用に国費約150億円が投じられたが無駄になる恐れがある。 (後略) (4月23日茨城新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2467】
2015年4月22日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                              転送歓迎
━━━━━━━
★1.四国・伊方原発の現地住民からの規制委員会へ申入書
   高浜3・4号機の運転差止決定を受け
   基準適合性審査等の中止を求める
    伊方原発反対八西連絡協議会 八幡浜・原発から子供を守る女の会
★2.建屋内ロボット動画を見て思う」
     このような状況は少なくともあと20~30年か
   ことによると100年単位で覚悟しなければならない
           上岡直見(環境経済研究所(技術士事務所))
★3.核発電所と言い換える試みは大事です。
   「核廃絶」を掲げてきた原水禁運動の立場から、「脱原発」ではなく
  「ノーニュークス」=「核利用の禁止」「核廃絶」とはっきり言いたい
              井上 啓(元原水禁、東京在住))
★4メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆ 元総理大臣 管直人衆議院議員の講演会を下記の日程で開催いたします。
                                                (5月16日)
★5.新聞より
  ◆川内は再稼働差し止め認めず 高浜と異なる判断   鹿児島地裁
             (4月22日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※4/23槌田ゼミ新シリーズ 第13回原発基本講座
  ○原子力民間規制委・東京(案)について
 「重大欠陥の見つかったWH型加圧水原発」
 ・逆U字細管に溜まる水素で原子炉の冷却不能
 ・加圧水型原発の全面的使用禁止と製造販売禁止の勧告へ
 お 話:槌田敦さん
 日 時:4月23日(木)19時から21時(開場18時30分)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「川内原発の再稼働審査を糾弾する! 原子力規制委員会院内ヒヤリング」
 └──── 田中一郎(たんぽぽ舎会員)

○4月21日、参議院議員会館講堂において、「川内原発の再稼働審査を糾弾する! 原子力規制委員会院内ヒヤリング」が開催されました。
当日は多くの傍聴者が駆け付けた他、作家の広瀬隆さんや元東芝の原子炉格納容器設計技師・後藤政志さんらも加わり、緊張した雰囲気の中で原子力規制庁へのヒヤリングが行われました。別添PDFファイル、及び下記URLは、その際の資料、及び関連サイトです。  (PDFはありません)
 川内原発をはじめ、原発をめぐる諸問題については、これまでも原子力規制庁へのヒヤリングが幾度となく繰り返されてきました。しかし、それらはいずれも原子力規制庁側の説明責任の放棄と無責任かつ不誠実な態度、あるいは隠蔽主義などによって、ほとんど内実のあるものになっておりません。今回は、(1)先般認可された川内原発の工事計画について、(2)航空機事故とテロ対策について、(3)高浜原発3,4号機に関する福井地裁判決を受けての原子力規制委員会の審査について、の3点に絞ってヒヤリングがなされました。しかし、残念ながら今回もまた、前回までと同様に、ほとんど誠実な説明や解答は原子力規制庁からは出てきませんでした。
(参考)(報告)川内原発再稼働審査(「工事計画」他)についての院内交渉集会(2/19):「黒枠白抜き」で審査内容を隠す原子力「寄生」委員会・「寄生」庁 + 今月号のDAYS・JAPAN(2015/3)
  いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-ed33.html
(前回,2月に同じテーマで実施された原子力規制庁ヒヤリングの報告です)

○特に、許しがたいことに早々とに認可されてしまった工事計画ですが、この内容については、たんぽぽ舎の山崎久隆さんが膨大なボリュームの工事計画書を仔細に読み込んでの原子力規制庁追及がなされ、多くの疑問点が提示されました。この工事計画の問題については、約2か月前の2月にも、原子力規制庁ヒヤリングがなされたのですが、その時は「審査中」を理由にして、肝心な箇所についての言及を原子力規制庁が避けたため、何が何だかわからないままにヒヤリングが終わっていました。今回は、工事堅確の認可が終わっていますので、少しくらいはまともな話が来てるだろうと思っていましたが、原子力規制庁からは、どれ一つとして満足のある説明や解答は得られませんでした。
 工事計画は、実際の原発の設備に関して具体的に事細かに規制がなされる「原発施設安全規制の心臓部」にあたるものですが(逆に工事計画認可の前段の設置変更許可は、いわば「こういう風に設備をつくります」という一般的な概念規定のようなもので、それ自体は重要でも、それだけでは実際の原発の安全確保は一般的抽象的すぎてよくわからず、(再)稼働の是非の判断を下すことはできません)、にもかかわらず、いたるところに「白抜き」の非公開部分があって、工事計画を見ても、どのように安全が確保されているのかさっぱりわからない状態のままです。具体的な数字・数値が公開されないので、審査を監視する側で規制委・規制庁がやっていることの検証ができないのです。原子力規制委員会・規制庁は、申請者である九州電力の言うがままに非公開扱いとし、セキュリティ問題や企業秘密を盾に、有権者・国民や現地住民に対する説明責任を放棄して平然としています。しかし、一つ一つの非公開箇所を丁寧に見れば、こんな理由では説明がつかないものが山ほどあります。これは明らかに、公開原則をうたった原子力規制委員会・規制庁の設置法に違反する行為であると考ku桷「蕕譴泙后・・w) こうしたプリミティブな問題をはじめ、川内原発の工事計画については、事前着工のこと、老朽化した蒸気発生器の交換のこと、新旧設備や部品のつぎはぎと耐震強度の問題、水素ガス対策、緊急炉心却装置(ECCS)の機能性や耐震性や強度の問題、制御棒挿入時間、免震重要棟(緊急時対策所)の確保、特定重大事故等対処施設(緊急時制御室、or第二制御室、or特定安全施設:5年間猶予)、その他もろもろ多くのことについて、疑問だらけのままの工事計画認可になってしまっています。
 そもそも、工事計画が認可された川内原発1号機については、もともと基準地震動が270ガルで設計されていた原発施設ですが、その基準地震動が620ガルに引き上げられたからといって、この原発施設に対して特別に重厚な耐震工事を行うわけではありません。にもかかわらず、簡単に工事計画が認可されてしまっているのは、たとえば山崎久隆さんが発見したいくつかの設備については、設計上の想定限度を超えて何倍もの大きな応力がかかっても大丈夫だ、などと、おかしな理屈や(簡便法の)シミュレーションモデルを駆使して、その無理無理のGOサインを合理化しているように、設計上には必ずある「安全余裕」を食いつぶしながら、いわば屁理屈を付けて「原発耐震偽装」のようなことをして、工事計画の審査をパスさせているからなのです。信じがたいことだというほかありません。要するに、川内原発1,2号機は、審査をする前から再稼働することは決まっていて、だからこそ、工事計画の認可の前に事前工事も黙認され、そして書類上の形だけの工事計画書が創られて、まるで儀式か何かのように、その工事計画が再稼働手続きの一環として認可されていった、といku档「海箸覆里任靴腓Α・海譴任蓮∪酘盡業・牢蹐覆・討靴腓Δ・△蠅泙擦鵝・・w)w)○以下、当日の資料をご覧になってみてください。内容的には「質問1」のところが、原子力工学的な専門的知識がないと、少しわかりにくいかもしれません。また、印刷が不鮮明で、工事計画書のコピーなどは、字がはっきり見えないかもしれません。あまり個々の小さなことにはこだわらず、質問者の山崎久隆さんの質問内容をしっかり読み込み、何を山崎久隆さんが問題にしているかを体で感じ取ってみてください。「質問2」と「質問3」は、それほど難しくないと思います。
  ●4-21(火) 川内原発に関する院内ヒアリング[対・原子力規制委員会]  再稼働阻止全国ネットワーク
 http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/8728

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┗■2.「建屋内ロボット動画を見て思う」
 |    このような状況は少なくともあと20~30年か
 |  ことによると100年単位で覚悟しなければならない
 └──── 上岡直見(環境経済研究所(技術士事務所))

 東電のホームページに2015年4月13日付で「1号機原子炉格納容器内部調査実証試験」と称するロボットによる遠隔動画が公開された。(*)全体的に7~8Sv/h、一時的には25Sv/hという、人間が近づけば即死レベルの線量率が表示されている。動画をみると湯気(水蒸気)がモウモウと立ち昇っていることがわかる。
 メルトダウンから1500日くらい経って溶融燃料の崩壊熱は減衰しているが、まだ1炉あたり2~3MW(メガワット)くらい出ているはずだから、当分の間は水を入れ続けなければならない。
 この熱量は1時間あたり3~5トンの水(家庭用風呂の15~25杯分くらい)を蒸発させるエネルギーがあるから、湯気がモウモウと出るのも当然だ。水は溶融燃料に直に触れているから湯気には強烈な放射性物質が混じっている。
(*)http://www.tepco.co.jp/tepconews/library/archive-j.html?video_uuid=hd20sv80&catid=69619

 格納容器は本格的に壊れていて修理もできないし建屋も完全な気密にはできないから、その湯気が今も外に漏れ続けている。建屋の外であっても作業している人は被曝せざるをえない。さらには湯気が格納容器や建屋に当たると冷えて水滴になる。
 たとえて言うと、ドリフターズの「いい湯だな」の歌に「湯気が天井からポタリと背中に」という歌詞があるが、その現象である。この時に放射性物質の濃縮が起きていると思われる。動画を見ていると線量率が25Sv/hくらいに跳ね上がる瞬間があるが、落ちてきた水滴がロボットに当たったとか、放射性物質の濃縮された水滴が落ちた場所を通りかかったなどの状況だろう。
 このような状況は少なくともあと20~30年か、ことによると100年単位で覚悟しなければならない。「アンダーコントロール」でオリンピック開催などとんでもない話だ。

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┗■3.核発電所と言い換える試みは大事です。
 |  「核廃絶」を掲げてきた原水禁運動の立場から、「脱原発」ではなく
 | 「ノーニュークス」=「核利用の禁止」「核廃絶」とはっきり言いたい
 └──── 井上 啓(元原水禁、東京在住))

 私も事の本質を表現する正確な『言葉」を使うことに賛成です。
 英語でニュークリアプラントと表現するのは、核施設ということで爆弾製造も発電でも本質は変わらないということなのでしょう。
 ヒロシマ、ナガサキと水爆実験被害の体験から、原水爆(核兵器)製造利用(殺人目的)と区別するために使い始めた「原子力の平和利用」=原子力発電。
 最初はどのように使われていたかはっきりしませんが、いつの間にか核=兵器原子力=電気というように刷り込まれ、共通する危険、人間の手には負えない「放射性物質製造装置」と「放射能公害」について「目隠し」されてのです。
 村上氏の言うとおり「核発電所」と言い換える試みは大事だと思います。
そうであるなら、「核廃絶」を掲げてきた原水禁運動の立場から、「脱原発」ではなく「ノーニュークス」=「核利用の禁止」「核廃絶」とはっきり言いたいと思います。自らの想いを自らの言葉で表現することは大切です。マスコミのながす言葉の中にごまかしを感じたとき、はっきりさせる努力をしましょう。
言葉の遊びで目先をかわしている典型的な方が政府の頂点にいます。
 ※4月20日の原稿に寄せられた文章です。

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
◆ 元総理大臣 管直人衆議院議員の講演会を下記の日程で開催いたします。

 日 時: 2015年 5月16日(土) 15:00~16:30
 場 所: 文化ホール (南大隅町役場内 三階)
 演 題: 「福島原発事故の真実」を語る
 入場料: 500円/一人
  主催: 南大隅町の自然を守る会(連絡先 ねじめ農園 0994-24-3698)

※ご本人は17日に帰りますが、16日は講演会終了後は弊社保養所に宿泊することになっております。
 数名て一緒に食事することになっていますが、ご希望の方は私までご連絡下さい。三名までOKです。
☆肥後隆志
 E-mail:higo@sea-ag.com
 HP http://www.sea-ag.com
 TEL(代)0994-24-2589(シーアグジャパン内)
 〒893-2501
  鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北3912番地
  (有)肥後商会
  ㈱シーアグジャパン
  農事組合法人ねじめ農園

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┗■5.新聞より
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◆川内は再稼働差し止め認めず 高浜と異なる判断  鹿児島地裁

  九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の地震対策は不十分として、周辺住民らが再稼働の差し止めを求めた仮処分申し立てで、鹿児島地裁(前田郁勝(いくまさ)裁判長)は二十二日、却下する決定をした。原発の新規制基準に不合理な点は認められないと判断した。関西電力高浜原発3、4号機をめぐる同様の仮処分申し立てでは、福井地裁が14日、「新基準は合理性を欠く」として再稼働を認めない決定を出しており、判断が分かれた。住民側弁護団は福岡高裁宮崎支部に即時抗告する方針。                                  (4月22日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2466】
2015年4月21日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.再稼働阻止全国ネットワーク『第2回総会』のご案内
   5月3日(日)「憲法集会」終了後、かながわ労働プラザで開催
   どなたでも参加できます。再稼働阻止に向け、ご意見、ご提案を!
                 再稼働阻止全国ネットワーク事務局
★2.北海道でもオーロラ!!大騒ぎ
   太陽から出た強い磁気嵐の影響
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその98
                     島村英紀
★3.新聞より
  ◆規制委員長こそ事実誤認 高浜差し止め反論に批判
   論点すり替え 突然、非常電源に言及
   国民期待は分かりやすい基準
             (4月21日東京新聞「こちら特報部」より)
★4.テント日誌4月16日(木)
   経産省前テントひろば1214日 商業用原発停止578日
   テントを訪れた人のメッセージ    (I・K)
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※4/22「上野千鶴子の選憲論」
 「自民党改憲草案批判を通して憲法を学びなおす」
 『予約者優先』とさせていただきます。
 定員間近です。お電話でご予約をお願いします。
 たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035(13時以降)
 講 師:上野千鶴子さん
 日 時:4月22日(水)19時から21時(開場18時30分)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
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※4/23槌田ゼミ新シリーズ 第13回原発基本講座
 「重大欠陥の見つかったWH型加圧水原発」
 ・逆U字細管に溜まる水素で原子炉の冷却不能
 ・加圧水型原発の全面的使用禁止と製造販売禁止の勧告へ
 お 話:槌田 敦さん
 日 時:4月23日(木)19時から21時(開場18時30分)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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┗■1.再稼働阻止全国ネットワーク『第2回総会』のご案内
 |  5月3日(日)「憲法集会」終了後、かながわ労働プラザで開催
 |  どなたでも参加できます。再稼働阻止に向け、ご意見、ご提案を!
 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク事務局

  4月14日、福井地裁樋口裁判長は、高浜原発3,4号機の運転差止仮処分命令を関西電力に言い渡しました。処分決定の要旨では、「基準地震動は信頼を失っている。」、「700ガル未満の地震によっても炉心損傷に到る危険がある。」さらに、「使用済み核燃料は我が国の存続に関わるほどの被害を及ぼす」とし、新規制基準は合理性を欠き、住民の「人格権を侵害する。」と述べています。
 東電福島第一原発事故後、発足した原子力規制委員会が原発事故から国民の生命、安全を守るためのものではなく、原発再稼働の推進機関に過ぎないこと。その上で、川内原発を始め全国の原発が規制基準によって再稼働が推し進められている事態に対し、「再稼働阻止全国ネットワーク」は、結成以来の総会を首都圏の皆さんとともに開催します。
 「阻止ネット」は、全国各地の原発現地の運動を結びつけ、再稼働阻止の具体的な行動を行うために発足したネットワークです。今回の総会での皆様方のご提案を、6月6日から7日に福岡で開催される「全国相談会」に持ち寄り、全国の皆さんと討論し、行動方針を確立したいと思います。
 会員以外の方のご参加も歓迎いたします。また、辺野古新基地建設反対運動、改憲阻止の闘い等々、原発以外の課題での運動にも学び、ご提案を受けたいと思っています。
 ぜひ、多くの皆様のご参加をお願いします。

     再稼働阻止全国ネットワーク『第2回総会』

期日:5月3日(日)16時30分から19時30分
場所:「かながわ労働プラザ4F会議室」 会場費:500円
    会場アクセス:JR根岸線「石川町駅」北口3分(家庭裁判所近く)
 ※阻止ネット「サポーター会員」(個人3000円、団体5000円年会費)募集中!


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┗■2.北海道でもオーロラ!!大騒ぎ
 |  太陽から出た強い磁気嵐の影響
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその98
 └──── 島村英紀(地震学者)

  「宇宙天気予報」というものがある。太陽から出る磁気と電気を帯びたガスの流れである「フレア」が地球に磁気嵐を起こす。その予報なのである。
 一般人には関心がないだろう。だがピリピリしている人たちがいる。
 1989年には米国やカナダにある発電所の機器に障害が発生して9時間もの大規模な停電になった。2003年には日本の環境観測衛星が利用不能になって数10億円もの損失を出した。ともに磁気嵐が原因だった。このほか宇宙空間で作業する宇宙飛行士の健康被害が出ることもある。近代文明にとって「宇宙天気」は脅威なのである。
 さる3月中旬にも強い磁気嵐が起きた。
  宇宙天気予報は太陽面での爆発を観測して出す。NASA(米国航空宇宙局)や、日本でも情報通信研究機構が出している。天気予報と同じく、当たることも、当たらないこともある。
  3月中旬に起きた磁気嵐は予報より約14~15時間も早く始まったし、磁気嵐の強度も、当初の予報をはるかに上回る強さになった。つまり予報は当たらなかったのだ。
 この強い磁気嵐のため、北海道でオーロラが撮影された。肉眼では見えなかったが、デジカメには赤いオーロラが写っていた。現代のデジカメは肉眼よりも感度がずっと高いのだ。
 オーロラは極地方でなければ見えないものだが、太陽活動がとくに盛んで磁気嵐が強いときだけは低緯度でも見えることがある。ただし低緯度では赤いオーロラしか見えない。緯度の高いところで見えるような緑や黄色のあざやかなものは見えない。
  過去に日本では1958年2月に肉眼でも見える大規模なオーロラが見えたことがある。
 北海道では夜空が真っ赤になった。てっきり山火事が起きたに違いない、と消防車が一晩中サイレンを鳴らしてあちこちの林道を走り回って山火事を探す騒ぎになった。当時は宇宙天気予報はなかったから、何が起きたのか、消防署員は知らなかった。
 もっと前では1770年9月にも大規模なオーロラが日本各地で見えた。肥前国(長崎県・佐賀県)でも見えたという記録が残っている。
 そのほか1204年2月にオーロラが日本で広く見られた。鎌倉時代の公家・藤原定家の『明月記』に「北の空から赤気(せっき)が迫ってきた。その中に白い箇所が5個ほどあり、筋も見られる。恐ろしいことだ」とある。
 また日本書紀にも「赤気」の記述がある。推古天皇の統治時代だった620年に出たオーロラだと思われている。
 「恐ろしい」ものだったオーロラが広く日本人に「怖くないもの」として知られるようになったのは明治時代以降である。
 言葉も「赤気」ではなく、「極光」や「オーロラ」が使われるようになった。近年には、わざわざツアーで見に行く観光の対象になってきている。
 しかし、オーロラを見て喜ぶ人々の陰で、現代の文明を支える人たちが恐怖におびえているのである。
     (4月17日『夕刊フジ』より)


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┗■3.新聞より
 └──── 

 ◆規制委員長こそ事実誤認 高浜差し止め反論に批判
  論点すり替え 突然、非常電源に言及
  国民期待は分かりやすい基準

  関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定について、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「事実誤認がいくつかある」と発言した。これに対し、申し立てた住民側からは「事実誤認は田中委員長の方。決定の内容を真摯(しんし)に受け止めるべきだ」という反発の声が上がっている。
 決定が出たのは14日。地裁は規制委が定めた新規制基準について「緩やかにすぎ、合理性がない」と指摘し、基準に適合したとしても原発の安全性は確保されず、再稼働は認められないと結論づけた。
 翌15日に開かれた会見で田中委員長は、3、4号機の使用済み核燃料を貯蔵するプールの給水設備について、裁判所の決定が耐震性が低いBクラスとしたことについて「Bだと書いてあるが、これは(最高の)Sクラス」と指摘。
 外部電源が断たれると、原発の冷却機能が不安定になるとの記述については「SBO(全電源喪失)を防ぐということで、非常用発電機や電源車、バッテリーと、いろいろな要求をしている」と述べた。
 これに対し、仮処分を申し立てた弁護団の河合弘之共同代表は「全体を読めば、給水設備のくだりが冷却設備を意味していることは明らかだ。事実誤認ではない」と反論する。
 ちなみに新基準には、Bクラスの施設として「使用済み燃料を冷却するための施設」が挙げられ、関電の口頭弁論調書にも「使用済み燃料ピット冷却設備は、耐震クラスとしてはB」と記載されている。
 「いろいろな要求」(田中委員長)についても、「原子力規制を監視する市民の会」(東京)の阪上武代表は「原告の主張も裁判所の決定も、通常時の電源について論じている。ところが田中委員長は突然、非常時の電源のことを話しだした」と、論点のすり替えではないかといぶかる。
 15日の会見では、決定が「地震の平均像を基礎として、原発の基準地震動を策定することに合理性は見いだしがたい」とした点にも質問が及んだ。
 規制庁の担当者は「基準地震動は地震の平均像ではない。最大級の地震を考えている」と答えたが、阪上代表は「原告も地裁もその点は理解している。問題は(規制庁が参考にする)入倉レシピと呼ばれる手法が標準的な方法論について記したものであること。最大級の地震時に、どれぐらい揺れるかは導き出せない」と不満を隠さない。
 規制委の前身・旧原子力安全委員会事務局で技術診与を務めた滝谷紘一氏は「会見では、一般に発言者は担当者らの調べた内容を話す。そうだとすれば、田中委員長の発言からは、規制委全体として地裁決定のミスを探そうとしている印象を受ける」と推測する。
  今回の決定では、2005年以降、4原発が5回にわたって基準地震動を超える地震に見舞われたことに触れ、「想定を超える地震が来ないという根拠は乏しい」と強調。使用済み核燃料についても「堅固な施設で閉じ込めていない」と関電の姿勢を批判した。
 田中委員長は従来、新規制基準に適合しても、絶対に安全とはいえないと繰り返し述べている。その発言について、河合氏は「過酷事故が起きた時に、責任を免れるための言い訳」と評して、こう付け加えた。
 「国民が期待しているのは『これで通るなら、さすがに安全だろう』という分かりやすい基準だ。今回の地裁の決定が、そういった根源的なテーマを突き付けていることを規制委は認識するべきだろう」 
              (4月21日東京新聞「こちら特報部」より)


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┗■4.テント日誌4月16日(木)
 |  経産省前テントひろば1214日 商業用原発停止578日
 |  テントを訪れた人のメッセージ
 └────  (I・K)

  横浜の男の方が以下の手紙をテントに届けに来てくれました。以下紹介します。
 「 私がテントの存在を知ったのは2年ほど前だったと思います。金曜日の国会前抗議に行くようになって霞ヶ関駅で見かけましたが、立ち寄ることはありませんでした。
 しかし昨年明治大学での集会に行き、そして雑誌NO、NUKESで記事を読んでその生い立ちや事情を知るようになりました。知れば知るほどテントの存在の大きさに驚いています。官庁街の中心地に3年以上も陣取って抗議を続けるその意志の固さに敬意を表します。
 金曜日の抗議行動に月1回程度参加するようになりましたが、その帰りに何度かテントにも立ち寄りました。特に知り合いがある訳でもなく、ただ看板や集まっている人たちをながめているだけですが、そうすると声をかけてくれる人もいて気分よく帰ることができました。今回の裁判の判決は残念でしたが、まだ闘い続けるという皆さんを応援したいと思います。何より今回の判決で不服なのは立ち退きのみならず多額の損害金を請求していることです。
 経産省にとっては2000万円などはした金に過ぎないと思いますが、普通の市民が負担するとしたらどれだけ大変か彼らにはわからないでしょう。
 今起こっている各地での原発再稼働をめぐる裁判でも電力会社は勝訴した場合、遅延分にあわせた損害金を請求すると脅しています。
 これが日本を代表する大企業、電力会社のやる事かと憤りでいっぱいです。
 当事者の皆さんに対してできることといえば、わずかな金額の寄付と活動への参加ぐらいですが、お礼を言いたくて手紙にした次第です。 」

 手紙ですと言って渡して帰ったのですが、残念ながら住所もお名前書いてありませんでした。現物はテントに置いておきます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2465】
2015年4月20日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.「核発電所」と呼ぼう―「原子力発電所」ではなく
   作家・村上春樹さんの提案に賛成
   原発再稼働は日本を滅ぼす 連載27回     柳田 真
★2.4/17報告・高浜原発運転差止仮処分決定 緊急報告集会
   田中俊一さん,事実誤認はあなたの方ですよ,そんなことより,
   再稼働を認可した原発が大事故を起こしたら,どう責任をとるんですか?
                          田中一郎
★3.今回の決定(4/14福井地裁仮処分)は規制委員会審査が根底から問われる
   規制委員長、事実誤認とごまかし、見直しに反発     清水 寛
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆4.25第20回被ばく学習会「原爆開発史に見る原発」
   講演:日野川静枝さん(元拓殖大学・商学部教授)
   会場:文京区アカデミー茗台学習室A
  ◆5.10母の日行動「STOP川内原発再稼働!命をつなごう」
   命に敏感な女性たちよ、集まってください!
   場所:川内駅 西口駅前広場 主催:原発いらない鹿児島の女たち
★5.新聞より2つ
  ◆「避難勧奨 解除は違法」 南相馬市民ら 国を提訴
                   (4月18日東京新聞より抜粋)
  ◆夏の節電目標見送り 電力9社、需給見通し
                   (4月16日毎日新聞より抜粋)
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※川内原発の再稼働審査を糾弾する!
 原子力規制委員会院内ヒアリング=福井地裁が指摘「新規制基準は合理性を欠く」=
 日 時:2015年4月21日(火)13時~17時
 場 所:参議院議員会館講堂(1階)
     東京メトロ国会議事堂駅、永田町駅、溜池山王駅から徒歩
 追 及:広瀬隆さん、後藤政志さん、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、
     参加者の皆さん
 内 容:1.九電工事計画資料から川内原発審査を問う
       「耐震偽装」の原発は情報も隠ぺい
       基準地震動でさえECCSが破壊される恐れ
       蒸気発生器から冷却材喪失の危険性
     2.テロと航空機事故への対策について
     3.4・14福井地裁決定を受けて川内原発の審査を問う
 主 催:再稼働阻止全国ネットワーク
 資料代:500円
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┗■1.「核発電所」と呼ぼう―「原子力発電所」ではなく
 |  作家・村上春樹さんの提案に賛成
 |  原発再稼働は日本を滅ぼす 連載27回
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

1.今や、世界を代表する作家となられた村上春樹さんが「原子力発電所」ではなく「核発電所」と呼ぼう(原発ではなく核発と呼ぼう)と提案されている(長文のインタビューの後半部分で)。大賛成である。私も折に触れて述べたり、又、書いたりもして「核発電所」が物事の本質を示す正確な名称だと主張してきたが、村上春樹さんのこのインタビュー記事を見て、嬉しく思い、紹介します。
 なお漢字圏の国(中国、韓国、台湾)はずっと核発電所(略称、核電)という名称を使っています(「原子力発電所」ではない)。
 日本は1945年8月の広島・長崎の原爆投下の被害があるがゆえに、核の導入をたくらむこの国の支配層は民衆の反発を恐れ、核発電所でなく、「原子力発電所」の名称で国民をゴマかして導入してきた歴史がある。残念ながら一部の革新勢力はそれにのせられてきた「負の歴史」がある。共に取り組んで克服して、原発早期廃止(全廃)に前進しよう。2度目の原発大惨事の発生の前に。

2.インタビュー記事の紹介
 ☆村上:地震も火山もないドイツで原発を撤廃することが決まっているわけです。危険という理由で。原発が効率的でいいなんて、ドイツ人は誰も言っていません。
 ★記者:読者との交流サイトで「原子力発電所」ではなく「核発電所」と呼ぼうと提案していますね。
 ☆村上;「ニュークリアプラント(nuclear plant)」は本来「原子力発電所」ではなく「核発電所」です。ニュクリア=核だから。
 原子力は、アトミックパワー(atomic power)です。核が核爆弾を連想させ、原子力が平和利用を連想させるので「原子力発電所」と言い換えているのでしょう。今後はちゃんと「核発電所」「核発」と呼んだらどうかというのが僕からの提案です。
(聞き手は共同通信編集委員 小山鉄郎)毎日新聞4月19日号より)
(インタビューの全文は新聞紙面の6段分約7000字の原稿、そのうち原発に触れた部分約330字を紹介)(その他の部分でも歴史問題等についての村上さんの考え方を述べていて参考になる文章です。)
※柳田の“核発電所だ”の文章は『隠して核武装する日本』(影書房)に載っています。


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┗■2.4/17報告・高浜原発運転差止仮処分決定 緊急報告集会
 |  田中俊一さん,事実誤認はあなたの方ですよ,そんなことより,
 |  再稼働を認可した原発が大事故を起こしたら,どう責任をとるんですか?
 └──── 田中一郎

  去る4月17日(金),衆議院第2議員会館多目的会議室において,「高浜原発運転差止仮処分決定 緊急報告集会」が開催されました。当日は緊急な集会であったにもかかわらず,たくさんの人が会場に集まり,熱気のある集会となりました。集会では,今回の福井地裁・樋口英明裁判長による高浜3,4号機の運転差止仮処分決定の判決内容について,原子力規制庁の若い役人たちが招かれ,事前に渡してある質問事項について原子力規制委員会・規制庁としての回答が求められました。しかし,この判決が出ても原子力規制委員会・規制庁の態度や方針は従来と変わる様子はなく,当日の規制庁の役人の回答に対して,多くの集会参加者があきれはて,あるいは怒りを感じ,そして「悶絶」しました。
 特に,田中俊一原子力規制委員長の態度の悪さは目に余り,規制当局のトップとしては自分達の判断や評価に対する謙虚さに欠けていて,失格と言えるのではないでしょうか。
 判決翌日の4月15日の定例記者会見では「この裁判の判決文を読む限りにおいては、事実誤認、誤ったことがいっぱい書いてありますので」(速記録より)などと述べ、判決内容を批判することにより,これを貶めよう,影響力を削いでしまおうと必死のようです。
 しかし,判決文をよく読むと,事実誤認は田中俊一委員長の方であることが明らかとなっています(愚かにも安倍首相は、事実誤認があると田中俊一が述べていると、国会での答弁でとりあげ,この田中俊一発言を政治利用する始末です)。
 裁判でいろいろな観点から高浜原発の再稼働の是非=安全性について検討がなされ,実直な裁判長・裁判官が,それでもなお,安全性が確保されていない故に再稼働はまかりならぬ,との仮処分決定をしたわけですから,本来であれば,事業者の関西電力も,規制委・規制庁も,一旦はこの判決を真摯に受け止め,判決文の中で指摘を受けているさまざまな安全上の弱点や欠点を再度見直し,改めて原発の安全性を堅固なものにする対策や対応の検討を行ってのちに再稼働の判断をし直すべきものです(安全対策を万全にするためには費用が膨大となり,再稼働する意味がなくなる可能性が高いですが)。
 また,政府や立地自治体(福井県,高浜町)も,安全性の確認も十分にしないまま,まるで政治判断で早々に再稼働を決めてしまっていた暴挙を心から反省をし,改めて関係当事者の安全性の確保の状況を見守るべきです。
 しかしながら,信じがたいことに,関西電力は不満たらたらのまま即控訴,原子力規制委員会・規制庁は「訴訟当事者ではないのでコメントする立場にない」(にもかかわらず,田中俊一委員長や原子力規制庁は,判決内容への批判については能弁に記者会見その他で語っています),政府もまた「原発再稼働を粛々と進める」などとして,今回の福井地裁判決がせっかく提起してくれた高浜原発3,4号機の安全上の諸問題を無視してしまおう,いや,「事実誤認だ,非科学的だ,ゼロリスク論だ」などなど,御用学者やマスごみなども動員して,その政治的抹殺を図ろうとしている様子がうかがえます。
 信じがたい狂気の沙汰であり,また,地域住民や有権者・国民・市民に対する背信行為であり,福島第一原発事故で被害を受けた方々の脱原発の願いを踏みにじるものです。
 <判決文,弁護団声明サイト:判決要旨,判決文,弁護団声明などがアップされています>
 ●脱原発弁護団全国連絡会  速報:高浜原発仮処分決定!
   http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/15-04-14/

 (4月19日田中一郎さんのメールより抜粋)


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┗■3.今回の決定(4/14福井地裁仮処分)は規制委員会審査が根底から問われる
 |  規制委員長、事実誤認とごまかし、見直しに反発
 └──── 清水 寛(たんぽぽ舎ボランティア)

◯今回の決定は規制委員会審査が根底から問われる

・重大事故が起きれば取り返しのつかない被害を広域に及ぼす原発の本質を指摘
・地震動の想定は信頼性に乏しく、原子炉の冷却がきちんと続けられないのでは
・大量の使用済み核燃料が堅固な施設で守られていなくていいのかなど
         (東京新聞、2015年4月15日付一面より抜粋)

◯規制委員長、事実誤認とごまかし、見直しに反発

・「決定文は使用済み核燃料を冷やす給水設備の耐震性について、比較的低いBクラスと記述していたが、正しくは最高のSクラス」
 ・・設備はそのままでランクを上げただけではないか?(清水)
 想定する最大級の地震動(基準地震動)が必ずしも最大値に設定されていないとの記述については、断層が連動して動くなど不確かな要素も考量して厳格に設定した
 ・・「高浜原発の運転開始時の基準地震動は370ガルであったところ、安全余裕があるとの理由で根本的な耐震補強工事がなされないまま、550ガルに引き上げられ、さらに新規制基準の実施を機に700ガルにまで引き上げられた。耐震安全性確保となるべき基準地震動の数値だけを引き上げる対応は社会的に許容できず」(決定文)の反論になっていない。
・外部電源が断たれると原発の冷却機能が不安定になるとの記述には、非常用発電機や電源車など多様なバックアップの配備を義務づけており、冷却は問題なく続けられる
 ・・基準地震動を下回る地震では「外部電源と主給水によって冷却機能を維持するのが原子炉の本来の姿」(決定文)の反論になっていない。

その他、問題だらけ
・第2制御室未着工 ・事故時の対策拠点未完成 ・原子炉のフィルター付き
ベント建設中 ・事故時の支援道路は1本だけ ・原発集中立地など

 「放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす情報発信NO.38修正版(4月17日号)」の「今回の決定は規制委員会審査が根底から問われる」「規制委員長、事実誤認とごまかし、見直しに反発」より


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆4.25第20回被ばく学習会「原爆開発史に見る原発」
  講演:日野川静枝さん(元拓殖大学・商学部教授)
       http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/224.html

    原発は「原子力の平和利用」として推進されてきました。原発の本質を知るには、原爆を知る必要があります。
 3月末で拓殖大を退職された日野川静枝さんは、30年間にわたって原爆開発史を調査・研究され、『原爆はこうして開発された』(1990年、共編著
  http://goo.gl/inLhhM )、『サイクロトロンから原爆へ-核時代の起源を探る』(2009年)などを著されています。
 4月25日の被ばく学習会では、日野川さんが調査・発掘された原爆開発史を踏まえて、原爆と原発の関係を明らかにしていただきます。

日 時:4月25日(土)18時開場 18時15分~21時15分
会 場:文京区アカデミー茗台(めいだい)学習室A
     http://goo.gl/kbGZfd 文京区春日2-9-5 Tel 03(3817)8306
申込み:被ばく学習会 anti-hibaku@ab.auone-net.jp
資料代など:700円


 ◆5.10母の日行動「STOP川内原発再稼働!命をつなごう」

 命に敏感な女性たちよ、集まってください!
 今まで脱原発集会に参加の勇気がなかった方も、川内原発再稼働が
 目前に迫っている今、「皆で、再稼働を止めて一緒に命をつなごう!」
 そういう思いで、ぜひ、ご参加ください!
 川内駅舎の2階から集会を覗くかたちでもOKです!

日  時:2015年5月10日(日)12:00~15:00
         12:00~うた、寸劇、おどり
         13:00~リレートーク(福島&九州・かごしま各地から)
         14:00~川内駅から太平橋まで往復パレード(約2km)
場  所:川内駅 西口駅前広場
主  催:原発いらない鹿児島の女たち
賛同団体:原発いらない福島の女たち、ストップ再稼働!3.11鹿児島実行委員会、
     原発いらない九州実行委員会、グリーンコープかごしま生協、
     川内原発建設反対連絡協議会、久見崎テント、川内の家、
     「原発いらない!」グループ・大分、熊本・原発止めたい女たちの会
     ほか10団体
連絡先:<原発いらない鹿児島の女たち>
     090-9498-9308(鳥原良子) 090-3016-0074(小川みさ子)


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┗■5.新聞より2つ
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 ◆「避難勧奨 解除は違法」 南相馬市民ら 国を提訴

  東京電力福島第一原発事故で、放射線量が局所的に高い「特定避難勧奨地点」に指定されていた福島県南相馬市の住民ら534人が17日、指定を解除したのは違法として、国に解除の取り消しと1人10万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
 弁護団によると、原発事故に伴う国の避難基準の妥当性を問う訴訟は初めて。
   (後略) (4月18日東京新聞より抜粋)


 ◆夏の節電目標見送り 電力9社、需給見通し

  経済産業省は16日午前、夏の節電対策を議論する電力需給検証小委員会を開き、沖縄電力を除く電力大手9社の今夏の電力需給見通しを公表した。ピーク時の電力需要に対する供給余力を示す「供給予備率」は全国平均で7.0%で、昨夏の見通しに比べ2.4ポイント改善した。全国の原発がすべて停止した前提でも安定供給に最低限必要とされる3%以上を全社が確保する見通しとなった。政府は企業や家庭への数値目標付きの節電要請を3年連続で見送る方針だ。
    (後略) (4月16日毎日新聞より抜粋)
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