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たんぽぽ舎です。【TMM:No2493】
2015年5月27日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発再稼働阻止と戦争法案阻止へ-私たちの役割を考える-
   2つを貫く共通項・日本核武装のバクロと大衆運動の盛り上げを
   安保法制=戦争法案阻止! 戦争の時、原発が一番にねらわれる!
                      柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.上関で原発過酷事故なら安倍首相の選挙区(下関市・長門市)も避難範囲
                                上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]
★3.5/23「子ども脱被ばく裁判」デモへの岡山博医師からのメッセージ
                            岡田俊子(ふくしま集団疎開裁判ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆6/20「フタバから遠く離れて第2部」上映会&井戸川前町長講演の集い
   会場:品川区中小企業センター2階大講習室
   主催:さよなら原発品川アクション
★5.新聞より
  ◆ツバメの巣にセシウム 福島事故影響、13都県から
                (5月27日東京新聞3面より)
━━━━━━━
※5/28第14回原発基本講座にご参加を! 槌田ゼミ新シリーズ
 「近日発足予定の民間規制委員会・東京(準)としての規制勧告案について」
 お 話:槌田 敦さん
 日 時:5月28日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.原発再稼働阻止と戦争法案阻止へ-私たちの役割を考える-
 |  2つを貫く共通項・日本核武装のバクロと大衆運動の盛り上げを
 |  安保法制=戦争法案阻止! 戦争の時、原発が一番にねらわれる!
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.正念場-再稼働と戦争法案.沖縄「辺野古新基地」の阻止運動

  ほぼ4年強の日本「原発ゼロ」が破られて、原発再稼働の嵐が近づいてきている。九州電力が狙う川内原発の7月~8月再稼働の動きだ。
 一方、戦争法案(安保法案)も5月~6月に最大局面を迎える。5月~6月は阻止のための国会行動、大集会行動の日程が目白押しにならんでいる。
 1960年安保では連日、万余の人々が国会を取り囲んで当時の岸内閣(安倍首相の祖父)を倒した。
 沖縄の怒りも広く大きい。沖縄屈辱の日(4月28日)に、安倍首相は米国で、「辺野古新基地」強行を約束した。沖縄の怒りと大衆行動は安倍政権を根本からゆさぶっている。
 原発再稼働阻止を闘う仲間からも何人もが沖縄へ、カヌー隊へ応援に駆けつけている。

2.2つを貫く共通項は日本核武装(原爆)

  安倍内閣が狙う原発(漢字圏の国では「核電」という)再稼働と戦争法案(安保法制-集団的自衛権)をつらぬく共通項は日本核武装(原爆を持つこと)だ。歴代の自民党首脳が公言してきたし、外務省もその旨を表明している。近年は法律にも安全保障が明記された。日本支配層の野望が表に出てきている。(私たちの研究会の成果が『隠して核武装する日本』に述べられている…ご一読下さい。影書房より出版)
 沖縄に米軍が「核」をもちこんでいるのは、公然の秘密である。
 「抑止力」という誤った概念を徹底批判し、死語にしよう。核爆発のあとの地は、地獄絵図だ。原爆(ヒロシマ、ナガサキ)も原発も同じである。

3.5月3日憲法集会に3万人、さらにひとまわり大きく

  こうした「戦争の足おと」のしのびよりに危機感をいだいて、今年の憲法集会(横浜.臨港パーク)は3万人が集まった。当初予想(2万人)を超え、かつ昨年までの憲法集会(日比谷公会堂と教育会館)の人数から約10倍に増えた。
 たんぽぽ舎も、「再稼働阻止全国ネットワーク」、「経産省前テントひろば」、「鹿砦社」と協力し、2つのブース、3000枚以上のビラまき、原発・憲法関係書籍の普及、再稼働阻止のハガキの普及などに努力した。
 集会のあと、近くの会場で「再稼働阻止全国ネットワーク」の第2回総会(60人参加)を開き、5月から8月の再稼働阻止の正念場の闘いを誓った。
 戦争法案阻止のためには3万人から、さらに飛躍することが、ひとまわり、ふたまわりの飛躍が求められている。

4.今後2つの3万人集会-広く、鋭く闘おう

  5月17日(日)は、沖縄で「辺野古新基地」阻止をめざして3万人集会(当初予定は1万人)が開かれる。6月7日(日)は、九州福岡(九州電力本社あり)では、九州電力川内原発の再稼働(再稼働第1号)に反対して3万人集会が開かれる(市民主催)。
 たんぽぽ舎も「再稼働阻止全国ネットワーク」の一員として、全力で福岡集会への参加と東京での連帯集会・九州電力東京支社抗議活動をおこなう[6月3日(水)17時30分]。
 戦争法案阻止の連続した国会行動へも参加して、戦争法案と原発再稼働をつらぬく共通項=日本核武装反対・阻止を訴えていこう。

5.大衆運動がキメ手-その一翼を担おう.司法に過大に期待しない

  原発再稼働阻止・戦争法案阻止、沖縄「辺野古新基地」阻止の正念場に当たって、カギは、大衆運動の高揚(広く、鋭く闘う)にある。
 大衆行動-大衆運動こそキメ手だ。それは沖縄の選挙勝利でも示された。
 大きな目的に向けて、党派的エゴをおさえて、闘う市民運動の大きな隊列をつくろう。
 「司法が原発を止める」というスローガンの持つ一面性、問題点、司法に過大に期待しない→大衆行動-大衆運動こそ「安倍NOの展望を開く」道だ。
 私たちも知恵と力をつくしてその一翼を担いきりたい。

6.たんぽぽ舎は誕生以来26年間、主目的に「原発廃止」(原発ゼロ)を
  かかげて活動してきた

  2011年の3月11日、東京電力福島第一原発事故-大惨事以降は、たんぽぽ舎の役割・注目度は大きくなってきている。
 今は非常に大事な時期だ。戦後70年目の「日本史の岐路」にあたって、子・孫に悔いなき活動をこの数か月間、全力でやりきろう。
 たんぽぽ舎の会員・ボランティアの皆さん、及び心を寄せて下さっている皆さんといっしょに、力を尽くそう。

  ※ (この原稿は5月19日に発送された「たんぽぽニュース5月号」に掲載されたものです)


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┗■2.上関で原発過酷事故なら安倍首相の選挙区(下関市・長門市)も避難範囲
 └──── 上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]

  最近、上関原発に関する学習会を依頼されて調べていて、興味深い数値に気づいた。それは、もし上関原発が実際にできて、過酷事故を起こした場合、国会議員でもある安倍首相の選挙区の山口4区(下関市・長門市)も避難範囲に相当するということである。
 規制委員会の放射能拡散シミュレーションでは既設炉が対象となっているが、概略として気象条件等が近いと思われる伊方を参考とすると、概算ではあるが下関市・長門市(市役所基準)で空間線量率として約40マイクロSv/時になると推定される。
 原子力災害対策指針では、空間線量率として20マイクロSv/時で「OIL2」つまり地域生産物の摂取を制限するとともに1週間程度内に一時移転を実施するとなっているから、その2倍にあたる。
 一時移転とはいうが粒子状の放射性物質が降ってしまったらいつ戻れるかわからず自治体消滅である。
 下関市・長門市は山口県の西端にあたるから、避難するにしても上関から遠ざかる方向には海しかなく、陸路で避難するとすれば関門トンネルを通るしかない。
 原発を推進する政治家を選んだ以上はそれを覚悟する必要がある。


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┗■3.5/23「子ども脱被ばく裁判」デモへの岡山博医師からのメッセージ
 └──── 岡田俊子(ふくしま集団疎開裁判ボランティア)

  5月23日(土)新宿アルタ前での「子ども脱被ばく裁判」放射能汚染地の全ての子どもたちの命と健康を守ろう!集会&デモは、250名が結集し賑やかに行われました。切々たる原告の発言、福島からの怒り、悲しみ、決意の声、避難者の叫び、関東からの訴え、山本太郎さんの熱いスピーチもありました。元仙台赤十字病院岡山博医師がよせてくださったメッセージを紹介します
 ------------------------------------
  「放射線被曝は心配しなくて良いのだろうか」「これ以上被曝したくない、させたくない」など放射能について話題にすることが福島市では困難な状況です。避難したり、避難を考えたり、汚染されていない食物を選ぼうとすると「異常者・裏切り者扱いされ、侮蔑・抑圧・排除されるのではないか」と恐ろしくて言葉に言えない。原発事故で被曝させられた人が「子供にこれ以上被曝させたくない」ということが非難される今の日本の社会と人々の状況は、危険で深刻です。自分で考え、考えたことを自由に心配せず発言できない状況が、福島だけではなく日本全国に広がっています。
 福島原発事故は、自由に安全に発言できない状態で原発を運営する中で起きました。福島原発事故の最大の原因は地震と津波ではなく「批判や異論を侮蔑・抑圧・排斥する文化と社会」を作って原発を拡大し運営したことが原発事故の最大要因と私は考えています。異論を侮蔑・抑圧・排除する原発運営は、事故が起きてからも改善するのではなく逆に強まっています。事故が起きる危険性を指摘し続けてきた専門家に協力してもらうべきなのに、原発に批判的な専門家は今も排除されたままです。原発事故をおこした責任者たちは、原発事故を起こしてからも指導的な立場を確保したまま、責任回避と保身、欲得の為に原発事故処理の中枢を独占しています。罰せられるべき人たちが責任回避するために、被害者は切り捨てられ更には回避出来るはずの被曝さえ拡大させています。莫大な税金が彼らの保身と欲得の為に使われています。
 「被曝させられ被害を受けた人を軽視したり泣き寝入りを強要する不健全な社会」から「自分が考えたことを自由に不安なく話せる、異なる考えが大切にされ、言葉が生きる健全な社会と人間関係を作る社会」に変えることが大切です。被曝させられた人が、正当に補償と謝罪を受けるために裁判を成功させて欲しい。この裁判を通じて原告団と支援者の皆さんと共同して、これ以上の避けうる被曝障害を避けることと、言葉が機能する健全な日本社会を作りたいと念願しています。


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆6/20「フタバから遠く離れて第2部」上映会&井戸川前町長講演の集い

 日  時:6月20日(土)
          上映時間 14:00から(13:30開場) トーク16:20から
            同 上  18:00から(17:30開場) トーク20:20から
 会 場:品川区中小企業センター2階大講習室
 (品川区西品川1-28-3/TEL:3787-3041東急大井町線下神明駅下車徒歩2分)
 主 催:さよなら原発品川アクション
     TEL/FAX:03-3783-3370 加藤 090-2433-0102
          メール:nonukesshinagawa@yahoo.co.jp
          ホームページ:http://wind.ap.teacup.com/nonukes-shina/
 参加費:1,000円(高校生以下500円)


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┗■5.新聞より
 └──── 

 ◆ツバメの巣にセシウム 福島事故影響、13都県から

  東京電力福島第一原発事故後の2011年11月から翌年3月までに採取した13都県のツバメの巣から放射性物質が検出されたことが、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の調査で分かった。ツバメの繁殖行動に変化がないかなど調べる。 
 同研究所は、野鳥愛好家らに11年中に繁殖が確認されたツバメの巣の収集を呼び掛け、北海道から九州にわたる21都道府県から計197個を集めた。
 巣に含まれる放射性セシウムの濃度を測定すると、福島第一の約370キロ圏内に位置する13都県の150個から事故で放出されたセシウムが検出された。
  福島県内では、集めた92個すべてから放射性セシウムを検出。セシウムの平均濃度は1キログラム当たり7502ベクレルと13都県の中で最も高く、最大で9万ベクレルだった。次いで高かったのは千葉県で平均3210ベクレル、最大で1万2900ベクレルだった。平均で最も低かったのは山形県の36ベクレル。
 放射性物質に汚染された稲わらや下水汚泥などは、8000ベクレルを超えると指定廃棄物として国が処理する対象となる。ツバメは泥やわらを使って巣を作るため、巣近くの土壌汚染を反映したとみられる。
 調査した岩見恭子研究員は、12年以降に採取した巣で濃度の変化を調べる。「原発事故と鳥の関係を調べた研究は少ない。繁殖への影響も記録していきたい」と話した。
    (5月27日東京新聞3面より)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2492】
2015年5月26日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                         転送歓迎
━━━━━━━
★1.破砕帯調査「活動性あり」を否定したがる田中委員長
   志賀と美浜への対応は原子力マフィアによる露骨な二重基準
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その49
                木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン
   『NO NUKES voice』Vol.4が発売!      松岡利康(鹿砦社)
★3.100年以上続く余震 「嵐の前の静けさ」は本当かも
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその103
                        島村英紀(地震学者)
★4.【全国に広めよう!】辺野古・ゲート前で歌われる
   闘いの歌『座り込めここへ』      ML[2011shinsai 10378]より転載
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆5/30(土)第21回被ばく学習会「子どもの放射線影響」
   お話:蔵田計成さん(ゴフマン研究会)、
      田島直樹、温品惇一(放射線被ばくを学習する会)
━━━━━━━
※5/27九州電力川内原発再稼働を許さない!
   5/16鹿児島から5/27の福岡九州電力本店へのリレーデモに連帯し、
   川内原発再稼働阻止!九州電力東京支社抗議行動
 日時:5月27日(水)18時より20時00分
 場所:九州電力(株)東京支社 JR有楽町駅前電気ビル北館7F
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
━━━━━━━

┏┓
┗■1.破砕帯調査「活動性あり」を否定したがる田中委員長
 |  志賀と美浜への対応は原子力マフィアによる露骨な二重基準
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その49
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

  去る5月13日の「志賀原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合」で志賀原発の敷地内破砕帯について「活動性が否定できない」との結論が出た。そのことは、同会合での石渡委員の次の発言で明らかだ。
 「それでは、大体4人の先生方の御意見が基本的には一致したところが多いということでございますので、次回につきましては、今日、出していただいたこのプレゼンテーションの資料ですね、それから今日やっていただいた議論、これをもとにして事務局と私のほうで整理をさせていただいて、評価書案をつくらせていただく。」
 にも拘らず、田中委員長は5月20日の記者会見で「私が事業者と有識者の中での意見の違いで一番感じたのは、年代をどう見るかというところかなと思います。KTzという、鬼界カルデラのときのテフラが残っていて、これが大体9万年とか、9万5,000年前とか言われて、12~13万年前との関係ですね、規制でいう。そこのあたりが多分、まだ少し明確になっていないので、そこのところが今後大きな争点になる可能性はあるなという気はします。ただ、それだけですよ。私は素人だから分かりません。S-1のいわゆるシームのところが海岸段丘でできたとか、いや、動いてできたとか、いろいろな意見があったと思いますので、そういうことも含めて、議論は整理して頂いた方がいいと思っています。」と、志賀原発の再稼働審査をしないとは言わないばかりか、石渡委員に破砕帯調査有識者会合ををやり直せと言わんばかりの発言をした。
 この田中委員長の対応は、「その45号(4月16日発信【TMM:No2462】)」で書いたように、美浜3号機の再稼働審査開始決定と整合性が全くとれない。
 美浜の有識者会合では石渡委員が意見は一致したとは一言も言っていないにもかかわらず、田中委員長が自ら提案して活断層審査開始を決定した。
 一方、志賀の有識者会合では「活動性が否定できない」と「意見が基本的には一致した」と石渡委員が締めくくったのに、志賀原発の再稼働審査を止めるとは言わないのだ。


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┗■2.原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン
 |  『NO NUKES voice』Vol.4が発売!
 └──── 松岡利康(鹿砦社)
    『NO NUKES voice 』vol.4 5月25日発売!A5判/144頁
  (巻頭カラー8頁+本文136頁)定価680円(本体630円+税)

  巻頭インタビューは、今年アーティスト活動50周年を迎える“おときさん”こと、加藤登紀子さんが登場!東日本大震災後は避難所でのライブや基金の設立など、歌と行動を通じて「愛」を伝え続けるおときさんの今、伝えたいことをお聞きしました。
 また、脱原発を推進する企業として有名な「城南信用金庫」と「パタゴニア」の両社の取り組みもインタビュー。地元に根付く金融機関と、グローバルに展開するアウトドア用品ブランドが呼び掛ける脱原発とは?たっぷり語っていただきました。
 そして、絵本画家いわさきちひろさんの長男・松本猛さんと、孫の春野さんによる原発事故後の福島で生きる子どもを描いた話題の絵本『ふくしまからきた子 そつぎょう』に込められた福島への思いを、著者の松本春野さん自身が綴ります。
 本誌特別取材班による廣瀬東電社長への直撃ルポや、原発とメディアの「不適切な関係」を暴き続ける作家・本間龍さんの連載といった“トガった”トピックや最新運動情報も掲載!
 世代、地域を超えて「新たな脱原発情報ネットワーク」の構築を試みる
 『NO NUKES voice』にご期待ください!

【内容】
《表紙&フォトレポート》秋山理央(フォトジャーナリスト)
《スペシャル・インタビュー》
 加藤登紀子さん(歌手)3・11って ある種の革命だったのかもしれません
《3.11以降の日本を生きるこどもたちへ》
 松本春野さんからもんじゅ君への手紙
《脱原発、企業の取り組み》インタビュー
 吉原毅さん(城南信用金庫理事長)
  地域を越え社会貢献を果たす地域金融機関の展望
 瀬戸勝弘さん(パタゴニア京都ストアマネージャー)
  パタゴニアがデモに参加した理由
《レポート》
 木幡智恵子さん(避難者の会おひさまカフェ)
  福島から避難する人も福島に残ると決めた人も精一杯の選択だった
 本間龍さん(作家)
  原発プロパガンダとは何か?第二回 福島民報・福島民友
 木原牀林さん(京都悠悠化学研究所主宰)
  なぜ原発は人類と共存し得ないのか?
《全国からのレポート》
 納谷正基(『高校生進路情報番組ラジオ・キャンパス』パーソナリティ)
  若者よ学べ そして考えろ 決して騙されてはいけない これ以上は…
 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
  3・11から4年-改めて福島原発事故に向き合う
 木村雅英さん(再稼働阻止全国ネットワーク)
  原子力規制委員会は再稼働推進委員会
 小川正治さん(再稼働阻止全国ネットワーク)
  なぜ、九州電力川内原発が再稼働第一号か?
 三上治さん(経産省前テントひろば)
  経済産業省前テントひろばに対する不当判決を弾劾する!
 首都圏反原発連合 原発反対!★首都圏反原発連合台湾訪問…and more!


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┗■3.100年以上続く余震 「嵐の前の静けさ」は本当かも
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその103
 └──── 島村英紀(地震学者)

  先週、強い地震があり、岩手県花巻で震度5強を記録した。地元の人たちは久しぶりの震度5だっただけに驚いたことだろう。幸い被害はなかった。
 これは東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の余震に違いない。
  余震が他の地震と性質が違うわけではない。それゆえ地震学的には余震を他の地震と区別することはできない。
 だがこの地震は本震の震源域の中で起きたこと、地震のメカニズムが典型的な海溝型地震であることから、ほぼまちがいなく余震と言っていいものであった。
 余震は、怪我をしたあとの「うずき」のようなものだ。本震で地震断層が動いたあと、本震の領域内で小さめの地震が起き続ける。それが余震なのである。
 余震は時間とともにゆっくり減っていく。
  ただし数学的には原子核の崩壊のように「指数関数で減って」いくのではなく、本震直後の減り方は指数関数より速いのだが、後に長く尾をひくという特徴がある。つまり、意外に長く続くのである。
 たとえば米国では余震が200年以上も続いている例もある。これはミズーリ州とケンタッキー州の州境で1811年から1812年にかけての3ヶ月弱の間に、マグニチュード(M)が8を超える大地震が続けて3回起きた。その余震である。
  日本でも、岐阜県と中心に愛知県や福井県まで地震断層が伸びていた濃尾地震(M7.9、1891年)の余震は100年以上も続いていたのが知られている。
 しかし日本ではふだんから地震活動が高いので、余震がたとえ続いていたとしても、他の地震にまぎれてしまう。米国では地震の活動レベルがごく低いから、こんなあとになって小さな地震がわずかに起きても、余震に違いないと分かる。つまり日本でも余震は続いているのだが、見えなくなってしまうのだ。
 M9という東日本大震災くらい大きな地震だと余震はやはり100年以上も続くと思われている。4年や5年では収まるものではなく、これからも余震が続き、なかには大きいものも混じることは間違いがない。
  経験的には最大の余震のMは本震よりも約1小さいことが多い。だが、東日本大震災のように陸から遠い海底で起きる地震は別だが、陸で起きた本震では、広がりがある余震域のどこで大きな余震が起きるかによっては、本震なみの震度のこともある。本震で傷んでいる家屋や、崩れかけている斜面の地滑りなどに余震がだめ押しになってしまう可能性がある。
 ところで、地震予知はむつかしくて世界でも成功した例はないが、余震のように、起きる場所も、起きるメカニズムもある程度分かっている地震群では、地震予知が出来るのではないかと研究した学者がいる。
  唯一分かったことは、大きな余震の前に余震の数が減る静かな期間があることが多いことだった。余震では「嵐の前の静けさ」は本当かもしれない。
 そのほかは残念ながら、いつ、どのくらいの大きさの余震が起きるのか、役にたつ情報にはほど遠い成果しか得られなかったのである。
   (5月22日『夕刊フジ』より)


┏┓
┗■4.【全国に広めよう!】辺野古・ゲート前で歌われる
 |  闘いの歌『座り込めここへ』
 └──── ML[2011shinsai 10378]より転載

◎座り込めここへ@キャンプシュワブゲート前 . kanateach
 ゲート前集会でYASUさんの歌唱指導?( 'ω' )?
    https://www.youtube.com/watch?v=P-MyRygZcG4

1.座り込めここへここへ座り込め 腕組んでここへここへ座り込め
  揺さぶられ潰された隊列を立て直すときは今
  腕組んでここへここへ座り込め
2.座り込めここへここへ座り込め 歌うたいここへここへ座り込め
  揺さぶられ潰された団結を立て直すときは今
  歌うたいここへここへ座り込め
3.座り込めここへここへ座り込め 旗掲げここへここへ座り込め
  引きずられ倒れても進むべき道を行くときは今
  旗掲げここへここへ座り込め

◎座り込めここへ . mikann723 さんのチャンネル 辺野古の闘いに連帯して
      https://www.youtube.com/watch?v=C0fRl-sf3O0
◎辺野古の浜/「ここへ座り込め!」合唱 . yanbaru kanashi
 説明 2014年9月15日11:55に辺野古の浜で撮影。カヌー隊の激励に訪れた
 「-島ぐるみ県民会議」の皆さんと一緒に「ここへ座り込め!」を合唱した。
   https://www.youtube.com/watch?v=6cxhVkpQIkM
◎座りこめここへ-沖縄をかえせ 日音協合唱 . tareuyaya
 2015/1/25 国会周辺で行われた辺野古ヒューマンチェーン。
 財務省上交差点で日音協さんによって歌われた「座りこめ ここへ」と
 「沖縄をかえせ」の合唱です。
   https://www.youtube.com/watch?v=TRU24T2aUt8


┏┓
┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆5/30(土)第21回被ばく学習会「子どもの放射線影響」
   チラシ http://goo.gl/uE2w9l
   案内ページ http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/227.html
 お 話:蔵田計成さん(ゴフマン研究会)
     田島直樹(放射線被ばくを学習する会)
     温品惇一(放射線被ばくを学習する会)
 日 時:5月30日(土)13時開場13時15分~17時15分
 会 場:文京区アカデミー・学習室A 文京区春日2-9-5 Tel 03(3817)8306
     地図:http://goo.gl/nfPjg5
 申込み:anti-hibaku@ab.auone-net.jp
 主 催:放射線被ばくを学習する会 http://www57.atwiki.jp/20030810/
 資料代など:700円
たんぽぽ舎です。【TMM:No2491】
2015年5月25日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.九州電力川内原発工事計画認可申請と再稼働
   九州電力から200名もの技術者が東京に出張
                  山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.九電川内原発再稼働阻止の大集会に参加しよう
   「正しい報道ヘリの会」は九州で初めてヘリコプターを飛ばして
   山本太郎さんが搭乗して大集会の様子を解説
   安倍晋三をアンダーコントロールの福島第一原発の
   排水口で水遊びさせましょう      広瀬隆
★3.戦争法案反対。原発攻撃で日本存亡の危機
   平和というペテン 報復を受ける事態へと追い込まれる危険な法案
                    清水 寛(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆さようなら原発ライブ&トーク
   5・31川内・高浜原発再稼働のスイッチは押させない!
    ライブ:SoRA、細美武士(theHIATUS/MONOEYES)
    トーク:雨宮処凛、鎌田慧、落合恵子ほか 会場:上野・水上音楽堂
★5.新聞より
  ◆「大津波の危険認識 福島第一対策怠る」 IAEA報告書 (1面)
   「想定外」を一蹴 「国際慣行に従わず」批判 十分に防護 思い込み
   再稼働の動き 再発危惧 (2面)
                    (5月25日東京新聞1面より、2面は見出しのみ)
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※5/27九州電力川内原発再稼働を許さない!
   5/16鹿児島から5/27の福岡九州電力本店へのリレーデモに連帯し、
   川内原発再稼働阻止!九州電力東京支社抗議行動

 日時:5月27日(水)18時より20時00分
 場所:九州電力(株)東京支社 電話 03-3281-4931
    JR有楽町駅前電気ビルヂング北館7F
 主催:再稼働阻止全国ネットワーク
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┗■1.九州電力川内原発工事計画認可申請と再稼働
 |  九州電力から200名もの技術者が東京に出張
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

◯ 現在、川内原発1、2号機は工事計画認可申請が終わり使用前検査が行われている。
 1号機については一時は「4月再稼働」と言われていたが現在は「7月末」などと、下方修正された。2号機も「8月再稼働」と報じられているようだが、実際にはもっと遅れるであろう。
 本来ならば「工事計画認可申請」が許可されて初めて着工し、完工してから使用前検査を受けるべきところを、申請前から工事を行い、事実上工事計画認可申請を意味のないものにしてしまった上、本来補強をしなければならない、いくつもの装置類などを、そのまま使っている。
 使用前検査は、現場で行われるので、私たちが内容を知ることはほとんど出来ない。保安規定の審査も「核物質防護」「テロ対策」を名目に秘密だ。要は工事計画認可申請で、いかなる評価をしたかが最も重要である。設置許可変更申請をパブコメに掛けた後、その基本設計に従って具体的な装置類で、どのような工事を行うかが書かれている。抽象的に「基準地震動に耐えうる設備」などと書かれても、それが具体的にどの程度の強度を有するかが分からない。それを知るには工事計画認可申請に書かれた具体的な強度計算書類を見るほかない。

◯ ところがこれら計算書類や図面の多くが「白抜き黒枠」であった。
 要するに「知られては困る」内容だったわけだ。九州電力は「商業上の秘密」などと規制委に説明しているが、そんな理由が「3.11後の日本」で通用すべきではない。
 原発推進派が最大の不信を買ったのは、お手盛りで作り上げてきた安全基準があまりに甘過ぎ、繰り返された「基準地震動越え」の地震に見舞われたあげくの東京電力福島第一原発の被災だったのだから。
 電気新聞が3月の記事で工事計画認可申請の補正書提出について「設備の詳細設計の妥当性を示す評価など記載内容を充実させたほか、文書構成や表現も統一。」と記載していた。これが遅れに繋がったのだが、詳細設計の妥当性を示す評価とは何を意味するのか。
 工事計画認可申請に記載された強度計算や耐震評価に重大な疑義が生じ、そのままでは持たなくなる、あるいは厳しすぎる点を直していったのだろう。

◯ 工事計画認可申請の詳細は、公開された会議よりも「ヒアリング」と称する規制庁と九電の「秘密会議」で決められていた。
 九州電力から200名もの技術者が東京に出張してきていたと言う。おそらくこのためだったのだろう。これだけの人数で何をしていたのか、何処をどう書き変えたのか、九電と規制庁は回答する義務がある。


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┗■2.九電川内原発再稼働阻止の大集会に参加しよう
 |  「正しい報道ヘリの会」は九州で初めてヘリコプターを飛ばして
 |  山本太郎さんが搭乗して大集会の様子を解説
 |  安倍晋三を、アンダーコントロールの福島第一原発の排水口で水遊びさせましょう
 └──── 広瀬隆

全国のみなさま・・・東京の広瀬隆です
重要なお知らせです。

  昨日(5/24)は、福島県二本松市で、フクシマ原発事故の被害者が結束する「原発事故被害者団体連絡会」(略称・ひだんれん)の結成集会が開かれました。
 ついに自民党が、賠償打ち切りの方針を打ち出し、福島県民は「死の行進」をさせられる、という事態になってきました。これを、全力ではねかえします。
      http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1919
 そして、来月7日の博多の大集会が迫ってきました。
 再稼働第1号の川内原発を、ストップさせる、最後の決戦です。
 鹿児島県民は、現在、九州電力本店めざして北上中で、再稼働阻止の決死の大行進を続けています。
 何としても再稼働第1号を、全国の力で止めます。
 第1号を止めて、伊方原発を含めた第2号以下すべてを廃炉にさせます。

○日 時:2015年6月7日(日)13時~
○ストップ再稼働! 6.7 3万人大集会 in 福岡
  ~川内原発のスイッチは押させない!~
○場 所:福岡市舞鶴公園 福岡市中央区城内1番
     電話:092-781-2153  地図:http://tinyurl.com/n6wl32h
○主 催: 原発いらない!九州実行委員会

  「正しい報道ヘリの会」では、九州で初めて、ヘリコプターを飛ばして、インターネットでみなさまにお知らせします。
 しかし、まず、参加することが第一です。ヘリコプターには、山本太郎さんが搭乗して、大集会の様子を解説してくれます。
 万難を排して、集会にご参加ください。伏してお願いします。
  インターネット中継のサイトなどは、後日くわしくお知らせ致しますが、今日は、ヘリ空撮が実行されることをまず、周囲のみなさまに広くお伝えして、集会参加を呼びかけてくださるよう、何度でもお願いします。
 行動を躊躇しないでください。
  福島県民に続く原発事故被害者を出してはなりません。日本のどこであっても・・今は、福島県民と鹿児島県民が危ないのです。
  安倍晋三を、アンダーコントロールの福島第一原発の排水口で水遊びさせましょう。


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┗■3.戦争法案反対。原発攻撃で日本存亡の危機
 |  平和というペテン 報復を受ける事態へと追い込まれる危険な法案
 └──── 清水 寛(たんぽぽ舎ボランティア)

 5月14日午後、安倍自公内閣は、臨時閣議を開き、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案を決定した。15日に法案は衆院に提出されるようである。与党は今夏の成立を目指し、法案を連日審議できる特別委員会を衆参両院に設置する方針とのことである。

○ 平和というペテン
  現、安保法案を改正する「平和安全法整備法案」と、他国軍の戦闘を支援するために自衛隊を随時派遣できるようにする新法「国際平和支援法案」といずれも「平和」というペテンで実は「戦争」する法案の提案である。

○ 攻撃に対する報復
  日本が直接攻撃を受けていないにも関わらず、他国を武力で守る集団的自衛権の容認により、9条に違反する先制攻撃をしたと受け止められ、報復を受ける事態へと追い込まれる危険な法案である。

○ 平和は9条のおかげ
  今まで、戦争がなく国際貢献して平和に過ごせたのは、日本国憲法第9条のおかげのはずである。

○ 戦争反対、原発反対を全国で起こそう
 安倍政権は与党の多数議席を背景に世論の戦争反対の声を無視し、今国会で安保改定と集団的自衛権の容認の行使法案を提案し、今までの平和を脅かし戦争する国へ変えようとしている。
平和な国を守るためには戦争反対・原発反対で多くの国民が結集した運動、すなわちオール沖縄に学びオール日本の運動で、安倍自公政権にストップをかけることである。

○ 戦争で原発被災の心配
 原発は自然災害での事故が心配されていたが、戦争法案により報復攻撃などによる災害で日本滅亡の危機が危惧される。戦争法案反対のねばり強い世論の力で、法案を破棄しなければならない。

○ 5月16日付東京新聞1面より抜粋
 ★安倍首相冒頭発言「70年前の不戦の誓いを守り続ける」と宣言
 ☆前田哲男(軍事評論家)「一種のだましの技術だ。戦争を手伝う国家になるのに、なぜ不戦の誓いをするのか」
 ★安倍首相発言「米国の戦争に巻き込まれることは絶対にありえない」
 ☆高良鉄美(琉球大学、憲法学)「これまで憲法9条の制約で米国の要請を断ってきたが(法案が成立すれば)集団的自衛権を行使でき、拒否する理由がなくなる。米国の戦闘に巻き込まれるのが現実だ」


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆さようなら原発 ライブ&トーク
  5・31川内・高浜原発再稼働のスイッチは押させない!
        http://sayonara-nukes.org/

 日 時:2015年5月31日(日)(雨天決行・屋根有り)
                     12:30開場 13:00開演(要注意。13:30予定から変更!)
 ライブ:SoRA、細美武士(theHIATUS/MONOEYES)
 トーク:雨宮処凛、鎌田慧、落合恵子、
     川内・高浜・伊方各地の原発現地から(予定)
     福島から 長谷川健一
 司 会:木内みどり         15:30 デモ 出発
 会 場:上野・水上音楽堂 (アクセス)上野公園・不忍池湖畔
     (最寄駅)JR「御徒町」駅徒歩5分、JR「上野」駅徒歩7分、
          京成「京成上野」駅徒歩3分
 主 催:「さようなら原発」一千万署名 市民の会
 入 場:無料  物販:有り


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┗■5.新聞より
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 ◆「大津波の危険認識 福島第一対策怠る」 IAEA報告書 (1面)
  「想定外」を一蹴 「国際慣行に従わず」批判 十分に防護 思い込み
  再稼働の動き 再発危惧 (2面)

 【ウィーン=共同】
  国際原子力機関(IAEA)が東京電力福島第一原発事故を総括し、加盟国に配布した最終報告書の全容が24日、判明した。東電や日本政府の規制当局は大津波が第一原発を襲う危険を認識していたにもかかわらず実効的な対策を怠り、IAEAの勧告に基づいた安全評価も不十分だったと厳しく批判した。
 報告書は42カ国の専門家約180人が参加して作成。要約版約240ページが6月のIAEA定例理事会で審議された後、9月の年次総会に詳細な技術報告書と共に提出される予定。事故の教訓を生かした提言も含まれており、今後、各国の原発安全対策に活用される。再稼働へ向けた動きを進める電力各社に対し、安全対策の徹底を求める声も強まりそうだ。
 報告書では、東電が原発事故の数年前、福島県沖でマグニチュード(M)8・3の地震が起きれば、第一原発を襲う津波の高さが最大約15メートルに及ぶと試算していたが、対策を怠ったと批判。原子力安全・保安院も迅速な対応を求めなかったと指摘した。
 原発で働く電力社員らは過酷事故に対する適切な訓練を受けておらず、津波による電源や冷却機能の喪失への備えも不足。原発事故と自然災害の同時発生に対応するための組織的な調整もなかったとした。
    (5月25日東京新聞1面より、2面は見出しのみ)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2490】
2015年5月23日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.工事計画審査は「ひそかに」決定!?「白抜き偽装」「耐震偽装」のまま
   「原子力規制部長の専決処理」と規制委員会に諮らず川内2号機合格
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その48
                  木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.原発燃料棒の輸送に抗議
   横須賀市内から東電柏崎刈羽原発への輸送に反対
   核燃料の輸送も生産もやめて 申入書  2015年5月20日
                        市原和彦
★3.福島第一原発の最新情報と、現状に対する私見
                      春橋哲史
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆原発反対!戦争反対!7.4滋賀集会
   講演1.「原発再稼働を許さない」井戸謙一弁護士
   講演2.「戦争法案反対の闘い」
        福山真劫さん(フォーラム平和・人権・環境 共同代表)
★5.新聞より2つ
  ◆候補地探し 課題山積 核のごみ最終処分場 国が選定
   調査受け入れ 自治体次第 再稼働なら毒性の強いごみ増加
   国のごり押し懸念   (5月23日東京新聞2・3面より抜粋)
  ◆原発なしでやれる       (5月23日東京新聞「金曜日の声・官邸前」より)
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※5/27九州電力川内原発再稼働を許さない!
  5/16鹿児島から5/27福岡九州電力本店リレーデモに連帯し、
  川内原発の再稼働に抗議する九州電力東京支社抗議行動
 日時:5月27日(水)18時より20時00分
 場所:九州電力(株)東京支社 電話 03-3281-4931
    JR有楽町駅前電気ビルヂング北館7F
 主催:再稼働阻止全国ネットワーク
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※「地震と原発事故情報」編集部よりお願い
 重要な時期なので、『原発再稼働阻止』と『安保法制(戦争法案)阻止』へ
 向けて、メールマガジン読者よりの原稿を募集致します。
 ・600文字以内、・氏名(ペンネーム可)と氏名の後に括弧書きで、肩書きか
 在住県名を入れて下さい。
  なお、お寄せいただいた原稿の全てを掲載できない場合もございます。
 あらかじめご了承願います。
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┗■1.工事計画審査は「ひそかに」決定!?「白抜き偽装」「耐震偽装」のまま
 |  「原子力規制部長の専決処理」と規制委員会に諮らず川内2号機合格
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その48
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

  5月22日に原子力規制委員会が川内原発2号機の工事計画を認可した。
     http://www.nsr.go.jp/disclosure/law/PWR/00000039.html
  あれ、規制委員会にかけないのか? と一瞬驚いた。
 さすが再稼働推進組織、この日の規制庁ブリーフィングで記者の質問にすらすら答えた。既に川内1号機の工事計画を認可した3月18日にこのすり抜け方法を確立していたのだ。
 3月18日の原子力規制委員会で規制庁担当が次のように説明し、規制委がそれを認めていた。

 引用~なお、少し手続的な説明でございますけれども、そもそも工事計画認可といいますのは、設置許可の基本設計に従いまして個々の詳細な設計を定めるものでございますので、原子力規制委員会の文書管理要領において、「重要なものを除いては、工事の計画認可は原子力規制部長の専決処理で行うことができる」とされてございます。
 川内原子力発電所第1号機については、最初のプラントということでございますので、原子力規制委員会での決定をお願いしたいと思ってございます。
 しかしながら、今後、新規制基準適合に係るものでありましても、今回と同じように一定の規格基準に従って強度等を確認するというものであれば、高度な技術的判断が必要とは特段予見されないと思いますので、原子力規制庁で上記の要領に従いまして専決処理ができるのではないかと思ってございます。~引用終了

  この馬鹿丁寧な官僚説明で、「工事計画認可」は細かい計算なので規制庁に任せて5人の委員に諮ることをしないことを確認したのだ。
 しかしながら、この「工事計画認可」が大問題だ。山崎久隆さんが調べて2回の規制庁院内ヒアリングで明らかにしたように、川内原発の工事計画審査では、九電の資料の重要部分を「黒枠白抜き」マスキングして第3者に見せないばかりか、30年以上前に基準地震動270ガルで設計・製造した施設が、今の基準地震動620ガルに耐えられることを全く証明できていないのだ。
 それ故に、去る5月15日に九州の方々や、山崎久隆さん・広瀬隆さん・後藤政志さん他計24人が、「川内原子力発電所第1号機の工事の計画の認可処分(平成27年3月18日)」に対して、行政不服審査法に基づく異議申立をした。
 この申立では、2000ガル以上の地震動を記録した柏崎刈羽等を考えればあまりに低すぎる基準地震動の設定であるが、規制委が認めたこの甘い甘い基準地震動さえ工事計画審査で耐えられることが証明できていないことを糾弾する。
 高浜、伊方と続く工事計画審査においても「白抜き偽装」「耐震偽装」が行われているであろうことに対しても厳しく監視し糾弾しなければならない。

※事故情報編集部より参考記事

 ◆川内2号機も工事計画認可 規制委

  原子力規制委員会は22日、九州電力川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に必要な工事計画を認可した。2号機の再稼働は、九電が優先して作業を進める1号機より1カ月から1カ月半程度遅れる見込みで、8月以降になる見通し。九電は週明けにも、再稼働前の最終手続きとなる使用前検査の申請を規制委に提出する方針。  (後略)  (5月23日東京新聞より抜粋)


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┗■2.原発燃料棒の輸送に抗議
 |  横須賀市内から東電柏崎刈羽原発への輸送に反対
 |  核燃料の輸送も生産もやめて 申入書  2015年5月20日
 └──── 市原和彦

 ニュークリアフュエルジャパン 御中

  私は、「5・6脱原発久里浜パレード」を呼びかけた実行委員長の市原と申します。また横須賀市内に住む地域住民として、3・11東電福島第一原発事故以来、原発の安全性に疑問を抱き、脱原発の行動を開始している者です。
 5月19日未明、東京電力柏崎刈羽原子力発電所に、原発燃料棒がトラック12台、200体が搬送されました。非常に残念でなりません。
 いつでも、どこでも原発再稼働反対の世論が多数です。福島第一原発事故の原因も、これからの安全確保も、いまだ確立されていません。新潟県泉田知事も再稼働に同意していないのです。
 東電福島第一原発の事故以来、福島では、いまだ避難者が11万人以上、自死を余儀なくされた人たちも多く数えられます。
 もうこれ以上犠牲者を出させないで下さい。
  そのためにも、核燃料の輸送も生産もやめて下さい。

1.地域住民に、搬送を事前に伝えて下さい。
2.工場正門前にて、測定値が、1.5マイクロシーベルト/hにまであがりました。
  燃料棒輸送時、どのように安全が確保されているのですか?
3.輸送トラック運転手の安全確保はどのように保証されているのですか?
是非、お答え願います。


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┗■3.福島第一原発の最新情報と、現状に対する私見
 └──── 春橋哲史

◎ 5月21日現在の汚染水の状況。
 貯留総量:約65.7万トン。その内、ALPS処理済み水が約43.5万トン、同処理待ち水が19.8万トン。設置済みタンクの貯留容量上限:約76.7万トン。
 水漏れで問題になったボルト締めタンク(フランジ型)タンクの解体・撤去作業が5月27日から開始予定。2つのタンクエリアで並行して進める予定で、完了は来年1月予定。
◎ 5月19日現在の凍土壁の状況。
 削孔(ボーリング):2055本予定のところ、1612本終了。全体の約78.4%。
 凍結管打ち込み:1709本予定のところ、1143本終了。全体の約66.9%。
◎ ここからは私見ですが、規制委員会は、未だに、凍土壁(正式名称「陸側遮水壁」)の造成開始を認めていません。現在行われている山側ラインの試験凍結(約1000メートルの内、18か所を選んで4月30日から凍結開始)も、終了時期は未定となっています。
 元々、凍土壁は、今年3月には造成開始の予定でした。1月の労働災害(死亡事故)の関係で工程がずれ込んだとは言え、5月下旬になっても、造成開始の目途が立っていません。予算を議決した国会は、計画が妥当であったかどうか検証すべきです。人類史上最大の核災害への対策の一つとして、計画が立案され、予算の執行を認めたのですから、事後の検証を行うべきは当然でしょう。
 単なる「予算の無駄遣い」ではなく(それだけでも重大問題ですが)、予算を割り当てた事で、計画が動き出し、多くの作業員が被曝しているのです。国権の最高機関が、予算案に判子を押すだけの存在であってはなりません。
 国会が当然の責任から逃げ続ける間にも、汚染水や固体廃棄物は増え続けるでしょう。いずれは、保管容量を越えることになります。日本国は、座して亡びを待つのか。私は、残された時間はそう多くは無いと思っています。
 尚、この投稿は、5月22日に金曜行動-希望のエリアでの自分のスピーチに加筆・訂正したものです。


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆原発反対!戦争反対!7.4滋賀集会

 平和で安全・安心な滋賀と世界を取り戻すため、今こそ声を出そう!
 お誘い合わせの上、ご参加ください。

と き・7月4日(土)14:00から16:30
ところ・教育会館会議室
    (JR大津駅北口下車徒歩5分・東の県庁に向い約200m)
講演1.「原発再稼働を許さない」
    画期的な高浜原発運転差止4/14福井地裁仮処分命令とその後、川内原発の情勢も
    講師・井戸謙一弁護士
      (高浜原発再稼働差止仮処分裁判原告代理人・元金沢地裁裁判長)
講演2.「戦争法案反対の闘い」
     国会内外の情勢と「戦争をさせない1000人委員会」の各地の運動紹介も
    講師・福山真劫さん(フォーラム平和・人権・環境 共同代表)
主催:「さいなら原発・びわこネットワーク」
    (連絡先・稲村守・大津市仰木の里5-5-4
      TEL08057138629・メール sinamu2002@yahoo.co.jp)
   &「戦争をさせない1000人委員会・しが」
    (連絡先・自治労滋賀県本部・大津市中央3丁目4-29
      TEL077-524-9970・FAX077-528-2065)
参加協力費:1人¥500 予約不要・当日受付でお支払いください。


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┗■5.新聞より2つ
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 ◆候補地探し 課題山積 核のごみ最終処分場 国が選定
  調査受け入れ 自治体次第 再稼働なら毒性の強いごみ増加
  国のごり押し懸念

  原発から出た使用済み核燃料(核のごみ)の最終処分場の建設はいまだ白紙の状態だ。政府は22日、電力会社任せにせず、自ら有望な地域を示して進めていく方針を決めた。しかし、原子力行政に対する国民の不信は根深く、処分技術への懸念も残る。政府が方針転換しても、処分場探しの道のりが険しいことに変わりはない。  (後略) 
      (5月23日東京新聞2・3面より抜粋)


 ◆原発なしでやれる
      (5月23日東京新聞「金曜日の声・官邸前」より)

 東京都町田市の主婦 佐藤美登里さん(66)
 原発事故が起き、いかに電気を無駄に使っていたか反省し、徹底的に節電している。原発なしでやれる。いや、やらないと地球が駄目になる。原発はいらない。再稼働はやめて。

 川崎市幸区の太鼓講師 五十嵐努さん(65)
 核のごみの処理のめどが立たないうちに原発を再稼働しようなんて、正気の沙汰と思えない。政権には、私たちの声を聞こうという姿勢はないが、最後まで声を上げ続けたい。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2489】
2015年5月22日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                          転送歓迎
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★1.「除染しても戻れないとわかっている、帰れない」
   原発事故の責任追及・検察審査会頑張れ集会
   5月21日福島原告告訴団が集会と院内集会
                 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
★2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆『ハァ?また再稼働? この夏も原発ゼロだぜぇ~!』
   6.7「さよなら原発パレード in ぎふ」を開催
   主催:さよなら原発・ぎふ 場所:岐阜市金公園
★3.新聞より4つ
  ◆原発慰謝料 18年3月終了 避難指示は17年に解除
   自民復興5次提言   (5月22日東京新聞1面より抜粋)
   「原発慰謝料一律終了」提言 避難解除時期で格差
   「不当」「満額回答」賛否割れる (5月22日東京新聞2面より抜粋)
  ◆原発高レベル廃棄物 最終処分地「国が提示」
   閣議決定 方針転換 反発必至      (5月22日東京新聞夕刊1面より抜粋)
  ◆東海第2 再稼働見通し立たず 新基準審査申請1年 28論点、議論停滞
                                                   (5月20日茨城新聞より抜粋)
  ◆固化処理、10月再開へ 原子力機構 東海再処理施設の廃液
                              (5月20日茨城新聞より抜粋)
★4.テント日誌5月21日(木)
   経産省前テントひろば1349日 商業用原発停止613日
   テントでの話題は昨日の党首討論だった  (I・K)
   電源開発前のスタンディングデモ   (大間原発建設反対関東の会、テラサキ記)
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※5/23(土)学習会にご参加を!
 福島の現状とWSF(世界社会フォーラム)in チェニス報告
 木幡ますみさん(大熊町の避難者)ほかが語る

 日 時:5月23日(土)18時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主 催:被ばく労働を考えるネットワーク   参加費:800円
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┗■1.「除染しても戻れないとわかっている、帰れない」
 |  原発事故の責任追及・検察審査会頑張れ集会
 |  5月21日福島原告告訴団が集会と院内集会
 └──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)

  福島原発告訴団は、福島第一原発の事故と被害について、責任追及のため数次にわたり東京電力や旧保安院の担当者を告発しています。
 検察が不起訴を決めた案件を検察審査会で再度審議し、起訴を求めています。
「審査会頑張れ、きちんと起訴相当を決定してほしい」と、毎度福島からも駆けつけて激励行動をしています。
 5月21日は春というよりは初夏という感じで、審査会が開かれる東京地裁前には、200人弱の人が昼過ぎから集合。「検察審査会頑張れ」と集会を持ちました。
 武藤類子さんのあいさつから始まり、今も避難している方々からの、「除染しても戻れないとわかっている、帰れない」等々の切実な訴えが続きました。また国の被害者切り捨ての政策に大きな怒りが訴えられました。
 担当の弁護士(海渡、安田両氏)からは、各告訴の流れや状況についての説明。
 広瀬隆さんは、「今も、そしてこれからガンが増えてくるという心配がある。裁判については疑問だったが、このところ少し信じられるようになった。でも、裁判も出来ないなんて変だ。」と訴えました。次回は、6月18日(木)です。


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┗■2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆『ハァ?また再稼働? この夏も原発ゼロだぜぇ~!』
  6.7「さよなら原発パレード in ぎふ」を開催

 日 時:6月7日(日)10時半から
 場 所:岐阜市金公園
 主 催:さよなら原発・ぎふ
 問合せ:小森 090-9859-2296

 岐阜、東海は福井原発の風下。事故が起きれば被害地元と化します。
 電気は十分足りています!
 川内、伊方、全ての原発の再稼働に反対し、原発ゼロの意思表示をしましょう。
 是非一緒に行動しましょう。


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┗■3.新聞より4つ
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 ◆原発慰謝料 18年3月終了 避難指示は17年に解除 自民復興5次提言

  自民党の東日本大震災復興加速化本部(額賀福志郎本部長)は21日、総会を開き、震災からの復興に向けた第五次提言を取りまとめた。東京電力福島第一原発事故による福島県の「避難指示解除準備区域」と「居住制限区域」の避難指示を2017年3月までに解除するよう正式に明記し、復興の加速化を政府に求めた。
 賠償では、東電が避難指示解除準備区域と居住制限区域の住民に月10万円支払う精神的損害賠償(慰謝料)を18年3月に一律終了し、避難指示の解除時期で受取額に差が生じないようにする。既に避難指示が解除された地域にも適用するとした。 (後略) (5月22日東京新聞1面より抜粋)

 「原発慰謝料一律終了」提言 避難解除時期で格差
 「不当」「満額回答」賛否割れる

 「打ち切り」か「延長」か-。東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域の住民に対する毎月10万円の慰謝料について、自民党がまとめた提言案。支払期間「2018年3月まで」の受け止め方は、避難解除時期の見通しなど原発周辺の市町村が置かれた状況の違いで異なる。賛否は「乱暴だ」「満額回答だ」と大きく割れた。(後略)
            (5月22日東京新聞2面より抜粋)


 ◆原発高レベル廃棄物 最終処分地「国が提示」 閣議決定 方針転換 反発必至

  政府は22日の閣議で、原発の使用済み燃料など核のごみ(高レベル放射性廃棄物)を埋設する最終処分場について、政府が有望な地域を示して自治体に地盤などの調査を申し入れる方針を決めた。これまで受け入れ自治体に手を挙げてもらう方式だったが、10年以上たっても決まらないため方針転換する。しかし、政府の原子力政策は信頼を失ったままで、申し入れを受けた自治体や住民の反発は必至だ。
 最終処分場を決めないまま原発を推進してきた国の政策は「トイレなきマンション」と批判され、東日本大震災後の2013年には小泉純一郎元首相が脱原発を主張する理由に挙げ注目が集まった。方針転換の背景には「最終処分場がないまま原発を推進するのは無責任」との批判をかわす狙いがあるとみられる。
  (後略)  (5月22日東京新聞夕刊1面より抜粋)


 ◆東海第2 再稼働見通し立たず 新基準審査申請1年 28論点、議論停滞

  日本原子力発電(原電)による、原子力規制委員会に対する東海第2原発(東海村白方)再稼働のための新規制基準適合審査の申請から20日で1年になる。これまでに開かれた審査会合は計8回で、規制委が示した28の主要な論点の多くは議論が始まっていない。東海第2の沸騰水型軽水炉とは異なる加圧水型軽水炉の原発の審査が優先され、さらに審査の件数が増えたことなどが影響し、今後の見通しは立たないままだ。 (後略) 
      (5月20日茨城新聞より抜粋)


 ◆固化処理、10月再開へ 原子力機構 東海再処理施設の廃液

  日本原子力研究開発機構(原子力機構)は19日までに、東海村村松の核燃料サイクル工学研究所東海再処理施設で大量に保管している高レベル放射性廃液について、廃液をガラスと混ぜて固めるガラス固化作業を10月にも再開する計画を明らかにした。  (中略)
 固化処理は、同施設の耐震化工事などのため、2007年7月から中断。再開すれば8年ぶりとなる。(中略)
 廃液は昨年12月末現在で約414立方mあり、全てをガラス固化体にするには約20年かかる。(後略) 
      (5月20日茨城新聞より抜粋)


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┗■4.テント日誌5月21日(木)
 |  経産省前テントひろば1349日 商業用原発停止613日
 |  テントでの話題は昨日の党首討論だった
 |  電源開発前のスタンディングデモの報告
 └──── (I・K)、(大間原発建設反対関東の会、テラサキ記)

◯ 雨上がりのさわやかな1日だった。
テントに着くと泊まり明けの人が、「君が代」解雇させない会のKさんと話していた。彼女は裁判のある度に寄って差し入れをして下さる。
 12時半からの福島原発告訴団5/21検察審査会激励行動に留守番を残して参加した。今日も長野からこの行動に参加するためやってきたMさんが寄ってカンパをして下さった。
本当にありがたいです。
 地裁前には185人集まったということです。激励行動終了後の院内集会にもテントから数人行った。WさんはテントTシャツを持って行ったが売れたかな?
 古賀茂明さんが話すと言うので聞きたかったが、私はOさん、Tさんなどとテントに残った。
 今日は第2テントに新しい人が来てくれて力強い思いだ。
 頑張って!と通り過ぎる人もいて嬉しい。自分からチラシを取っていく人もいる。
◯ テントでの話題は昨日の党首討論のこと。安倍の答弁が的外れなのにみんな怒る。あくまで誤魔化すつもりなのだろうか。
 3時ごろ学生だと言う人が来てテントのこと色々聞いていった。原発については良く判らないと言う。ネットをよく見ているようで在特のヘイトスピーチなどには興味を持っているらしい。テントの出来た経緯や何故原発に反対しているか、など話してチラシをお渡しした。テントに関心を持ってくれただけでもよしとしよう。

◯ 電源開発前のスタンディングデモの報告

  第2テントのスタッフ2人が中心になって、大勢の方のご協力で活動をしている「大間原発反対関東の会」です。3月から毎月19日(熊谷あさ子さんの月命日)に銀座の電源開発本社前で、スタンディングデモを始めました。
 4月はあいにく雨が降ってしまいましたが、5月19日(火)は薄曇りでデモにはちょうどよい天気でした。ほかにも安倍政権に対するいろいろな抗議活動が行われているので、何人参加してくれるか、心配でしたが、16人が集まってくれました。
 通行人にはちらしを配りましたが、まぁまぁの受け取りでした。去年の北海道新聞に掲載した意見広告のコピーも配りました。ほかにも23日のデモの案内ちらしとか、各参加者が自由に配布しました。
 最後に、Sさんの音頭でシュプレヒコールをしたら、一気に通行人の注目が集まり、ちらしを受け取る人もふえました。
 毎日、ここを通っているという女性が、いつもはガードマンなんていないのよ、と教えてくれました。それなりに電源開発も注目しているということだと思います。函館市の工藤市長も圧倒的な得票数で再選され、今後の裁判傍聴の呼びかけにも力を入れて行きたいと思います(次回口頭弁論は7月7日です)。
 来月も19日(金)12時から1時間、同じ場所でスタンディングデモを行います。
   出入り自由です。皆さまもぜひ、ご参加ください。
  (大間原発建設反対関東の会、テラサキ記)
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