NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2493】
2015年5月27日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発再稼働阻止と戦争法案阻止へ-私たちの役割を考える-
2つを貫く共通項・日本核武装のバクロと大衆運動の盛り上げを
安保法制=戦争法案阻止! 戦争の時、原発が一番にねらわれる!
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.上関で原発過酷事故なら安倍首相の選挙区(下関市・長門市)も避難範囲
上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]
★3.5/23「子ども脱被ばく裁判」デモへの岡山博医師からのメッセージ
岡田俊子(ふくしま集団疎開裁判ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆6/20「フタバから遠く離れて第2部」上映会&井戸川前町長講演の集い
会場:品川区中小企業センター2階大講習室
主催:さよなら原発品川アクション
★5.新聞より
◆ツバメの巣にセシウム 福島事故影響、13都県から
(5月27日東京新聞3面より)
━━━━━━━
※5/28第14回原発基本講座にご参加を! 槌田ゼミ新シリーズ
「近日発足予定の民間規制委員会・東京(準)としての規制勧告案について」
お 話:槌田 敦さん
日 時:5月28日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原発再稼働阻止と戦争法案阻止へ-私たちの役割を考える-
| 2つを貫く共通項・日本核武装のバクロと大衆運動の盛り上げを
| 安保法制=戦争法案阻止! 戦争の時、原発が一番にねらわれる!
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.正念場-再稼働と戦争法案.沖縄「辺野古新基地」の阻止運動
ほぼ4年強の日本「原発ゼロ」が破られて、原発再稼働の嵐が近づいてきている。九州電力が狙う川内原発の7月~8月再稼働の動きだ。
一方、戦争法案(安保法案)も5月~6月に最大局面を迎える。5月~6月は阻止のための国会行動、大集会行動の日程が目白押しにならんでいる。
1960年安保では連日、万余の人々が国会を取り囲んで当時の岸内閣(安倍首相の祖父)を倒した。
沖縄の怒りも広く大きい。沖縄屈辱の日(4月28日)に、安倍首相は米国で、「辺野古新基地」強行を約束した。沖縄の怒りと大衆行動は安倍政権を根本からゆさぶっている。
原発再稼働阻止を闘う仲間からも何人もが沖縄へ、カヌー隊へ応援に駆けつけている。
2.2つを貫く共通項は日本核武装(原爆)
安倍内閣が狙う原発(漢字圏の国では「核電」という)再稼働と戦争法案(安保法制-集団的自衛権)をつらぬく共通項は日本核武装(原爆を持つこと)だ。歴代の自民党首脳が公言してきたし、外務省もその旨を表明している。近年は法律にも安全保障が明記された。日本支配層の野望が表に出てきている。(私たちの研究会の成果が『隠して核武装する日本』に述べられている…ご一読下さい。影書房より出版)
沖縄に米軍が「核」をもちこんでいるのは、公然の秘密である。
「抑止力」という誤った概念を徹底批判し、死語にしよう。核爆発のあとの地は、地獄絵図だ。原爆(ヒロシマ、ナガサキ)も原発も同じである。
3.5月3日憲法集会に3万人、さらにひとまわり大きく
こうした「戦争の足おと」のしのびよりに危機感をいだいて、今年の憲法集会(横浜.臨港パーク)は3万人が集まった。当初予想(2万人)を超え、かつ昨年までの憲法集会(日比谷公会堂と教育会館)の人数から約10倍に増えた。
たんぽぽ舎も、「再稼働阻止全国ネットワーク」、「経産省前テントひろば」、「鹿砦社」と協力し、2つのブース、3000枚以上のビラまき、原発・憲法関係書籍の普及、再稼働阻止のハガキの普及などに努力した。
集会のあと、近くの会場で「再稼働阻止全国ネットワーク」の第2回総会(60人参加)を開き、5月から8月の再稼働阻止の正念場の闘いを誓った。
戦争法案阻止のためには3万人から、さらに飛躍することが、ひとまわり、ふたまわりの飛躍が求められている。
4.今後2つの3万人集会-広く、鋭く闘おう
5月17日(日)は、沖縄で「辺野古新基地」阻止をめざして3万人集会(当初予定は1万人)が開かれる。6月7日(日)は、九州福岡(九州電力本社あり)では、九州電力川内原発の再稼働(再稼働第1号)に反対して3万人集会が開かれる(市民主催)。
たんぽぽ舎も「再稼働阻止全国ネットワーク」の一員として、全力で福岡集会への参加と東京での連帯集会・九州電力東京支社抗議活動をおこなう[6月3日(水)17時30分]。
戦争法案阻止の連続した国会行動へも参加して、戦争法案と原発再稼働をつらぬく共通項=日本核武装反対・阻止を訴えていこう。
5.大衆運動がキメ手-その一翼を担おう.司法に過大に期待しない
原発再稼働阻止・戦争法案阻止、沖縄「辺野古新基地」阻止の正念場に当たって、カギは、大衆運動の高揚(広く、鋭く闘う)にある。
大衆行動-大衆運動こそキメ手だ。それは沖縄の選挙勝利でも示された。
大きな目的に向けて、党派的エゴをおさえて、闘う市民運動の大きな隊列をつくろう。
「司法が原発を止める」というスローガンの持つ一面性、問題点、司法に過大に期待しない→大衆行動-大衆運動こそ「安倍NOの展望を開く」道だ。
私たちも知恵と力をつくしてその一翼を担いきりたい。
6.たんぽぽ舎は誕生以来26年間、主目的に「原発廃止」(原発ゼロ)を
かかげて活動してきた
2011年の3月11日、東京電力福島第一原発事故-大惨事以降は、たんぽぽ舎の役割・注目度は大きくなってきている。
今は非常に大事な時期だ。戦後70年目の「日本史の岐路」にあたって、子・孫に悔いなき活動をこの数か月間、全力でやりきろう。
たんぽぽ舎の会員・ボランティアの皆さん、及び心を寄せて下さっている皆さんといっしょに、力を尽くそう。
※ (この原稿は5月19日に発送された「たんぽぽニュース5月号」に掲載されたものです)
┏┓
┗■2.上関で原発過酷事故なら安倍首相の選挙区(下関市・長門市)も避難範囲
└──── 上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]
最近、上関原発に関する学習会を依頼されて調べていて、興味深い数値に気づいた。それは、もし上関原発が実際にできて、過酷事故を起こした場合、国会議員でもある安倍首相の選挙区の山口4区(下関市・長門市)も避難範囲に相当するということである。
規制委員会の放射能拡散シミュレーションでは既設炉が対象となっているが、概略として気象条件等が近いと思われる伊方を参考とすると、概算ではあるが下関市・長門市(市役所基準)で空間線量率として約40マイクロSv/時になると推定される。
原子力災害対策指針では、空間線量率として20マイクロSv/時で「OIL2」つまり地域生産物の摂取を制限するとともに1週間程度内に一時移転を実施するとなっているから、その2倍にあたる。
一時移転とはいうが粒子状の放射性物質が降ってしまったらいつ戻れるかわからず自治体消滅である。
下関市・長門市は山口県の西端にあたるから、避難するにしても上関から遠ざかる方向には海しかなく、陸路で避難するとすれば関門トンネルを通るしかない。
原発を推進する政治家を選んだ以上はそれを覚悟する必要がある。
┏┓
┗■3.5/23「子ども脱被ばく裁判」デモへの岡山博医師からのメッセージ
└──── 岡田俊子(ふくしま集団疎開裁判ボランティア)
5月23日(土)新宿アルタ前での「子ども脱被ばく裁判」放射能汚染地の全ての子どもたちの命と健康を守ろう!集会&デモは、250名が結集し賑やかに行われました。切々たる原告の発言、福島からの怒り、悲しみ、決意の声、避難者の叫び、関東からの訴え、山本太郎さんの熱いスピーチもありました。元仙台赤十字病院岡山博医師がよせてくださったメッセージを紹介します
------------------------------------
「放射線被曝は心配しなくて良いのだろうか」「これ以上被曝したくない、させたくない」など放射能について話題にすることが福島市では困難な状況です。避難したり、避難を考えたり、汚染されていない食物を選ぼうとすると「異常者・裏切り者扱いされ、侮蔑・抑圧・排除されるのではないか」と恐ろしくて言葉に言えない。原発事故で被曝させられた人が「子供にこれ以上被曝させたくない」ということが非難される今の日本の社会と人々の状況は、危険で深刻です。自分で考え、考えたことを自由に心配せず発言できない状況が、福島だけではなく日本全国に広がっています。
福島原発事故は、自由に安全に発言できない状態で原発を運営する中で起きました。福島原発事故の最大の原因は地震と津波ではなく「批判や異論を侮蔑・抑圧・排斥する文化と社会」を作って原発を拡大し運営したことが原発事故の最大要因と私は考えています。異論を侮蔑・抑圧・排除する原発運営は、事故が起きてからも改善するのではなく逆に強まっています。事故が起きる危険性を指摘し続けてきた専門家に協力してもらうべきなのに、原発に批判的な専門家は今も排除されたままです。原発事故をおこした責任者たちは、原発事故を起こしてからも指導的な立場を確保したまま、責任回避と保身、欲得の為に原発事故処理の中枢を独占しています。罰せられるべき人たちが責任回避するために、被害者は切り捨てられ更には回避出来るはずの被曝さえ拡大させています。莫大な税金が彼らの保身と欲得の為に使われています。
「被曝させられ被害を受けた人を軽視したり泣き寝入りを強要する不健全な社会」から「自分が考えたことを自由に不安なく話せる、異なる考えが大切にされ、言葉が生きる健全な社会と人間関係を作る社会」に変えることが大切です。被曝させられた人が、正当に補償と謝罪を受けるために裁判を成功させて欲しい。この裁判を通じて原告団と支援者の皆さんと共同して、これ以上の避けうる被曝障害を避けることと、言葉が機能する健全な日本社会を作りたいと念願しています。
┏┓
┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆6/20「フタバから遠く離れて第2部」上映会&井戸川前町長講演の集い
日 時:6月20日(土)
上映時間 14:00から(13:30開場) トーク16:20から
同 上 18:00から(17:30開場) トーク20:20から
会 場:品川区中小企業センター2階大講習室
(品川区西品川1-28-3/TEL:3787-3041東急大井町線下神明駅下車徒歩2分)
主 催:さよなら原発品川アクション
TEL/FAX:03-3783-3370 加藤 090-2433-0102
メール:nonukesshinagawa@yahoo.co.jp
ホームページ:http://wind.ap.teacup.com/nonukes-shina/
参加費:1,000円(高校生以下500円)
┏┓
┗■5.新聞より
└────
◆ツバメの巣にセシウム 福島事故影響、13都県から
東京電力福島第一原発事故後の2011年11月から翌年3月までに採取した13都県のツバメの巣から放射性物質が検出されたことが、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の調査で分かった。ツバメの繁殖行動に変化がないかなど調べる。
同研究所は、野鳥愛好家らに11年中に繁殖が確認されたツバメの巣の収集を呼び掛け、北海道から九州にわたる21都道府県から計197個を集めた。
巣に含まれる放射性セシウムの濃度を測定すると、福島第一の約370キロ圏内に位置する13都県の150個から事故で放出されたセシウムが検出された。
福島県内では、集めた92個すべてから放射性セシウムを検出。セシウムの平均濃度は1キログラム当たり7502ベクレルと13都県の中で最も高く、最大で9万ベクレルだった。次いで高かったのは千葉県で平均3210ベクレル、最大で1万2900ベクレルだった。平均で最も低かったのは山形県の36ベクレル。
放射性物質に汚染された稲わらや下水汚泥などは、8000ベクレルを超えると指定廃棄物として国が処理する対象となる。ツバメは泥やわらを使って巣を作るため、巣近くの土壌汚染を反映したとみられる。
調査した岩見恭子研究員は、12年以降に採取した巣で濃度の変化を調べる。「原発事故と鳥の関係を調べた研究は少ない。繁殖への影響も記録していきたい」と話した。
(5月27日東京新聞3面より)
2015年5月27日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発再稼働阻止と戦争法案阻止へ-私たちの役割を考える-
2つを貫く共通項・日本核武装のバクロと大衆運動の盛り上げを
安保法制=戦争法案阻止! 戦争の時、原発が一番にねらわれる!
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.上関で原発過酷事故なら安倍首相の選挙区(下関市・長門市)も避難範囲
上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]
★3.5/23「子ども脱被ばく裁判」デモへの岡山博医師からのメッセージ
岡田俊子(ふくしま集団疎開裁判ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆6/20「フタバから遠く離れて第2部」上映会&井戸川前町長講演の集い
会場:品川区中小企業センター2階大講習室
主催:さよなら原発品川アクション
★5.新聞より
◆ツバメの巣にセシウム 福島事故影響、13都県から
(5月27日東京新聞3面より)
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※5/28第14回原発基本講座にご参加を! 槌田ゼミ新シリーズ
「近日発足予定の民間規制委員会・東京(準)としての規制勧告案について」
お 話:槌田 敦さん
日 時:5月28日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.原発再稼働阻止と戦争法案阻止へ-私たちの役割を考える-
| 2つを貫く共通項・日本核武装のバクロと大衆運動の盛り上げを
| 安保法制=戦争法案阻止! 戦争の時、原発が一番にねらわれる!
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.正念場-再稼働と戦争法案.沖縄「辺野古新基地」の阻止運動
ほぼ4年強の日本「原発ゼロ」が破られて、原発再稼働の嵐が近づいてきている。九州電力が狙う川内原発の7月~8月再稼働の動きだ。
一方、戦争法案(安保法案)も5月~6月に最大局面を迎える。5月~6月は阻止のための国会行動、大集会行動の日程が目白押しにならんでいる。
1960年安保では連日、万余の人々が国会を取り囲んで当時の岸内閣(安倍首相の祖父)を倒した。
沖縄の怒りも広く大きい。沖縄屈辱の日(4月28日)に、安倍首相は米国で、「辺野古新基地」強行を約束した。沖縄の怒りと大衆行動は安倍政権を根本からゆさぶっている。
原発再稼働阻止を闘う仲間からも何人もが沖縄へ、カヌー隊へ応援に駆けつけている。
2.2つを貫く共通項は日本核武装(原爆)
安倍内閣が狙う原発(漢字圏の国では「核電」という)再稼働と戦争法案(安保法制-集団的自衛権)をつらぬく共通項は日本核武装(原爆を持つこと)だ。歴代の自民党首脳が公言してきたし、外務省もその旨を表明している。近年は法律にも安全保障が明記された。日本支配層の野望が表に出てきている。(私たちの研究会の成果が『隠して核武装する日本』に述べられている…ご一読下さい。影書房より出版)
沖縄に米軍が「核」をもちこんでいるのは、公然の秘密である。
「抑止力」という誤った概念を徹底批判し、死語にしよう。核爆発のあとの地は、地獄絵図だ。原爆(ヒロシマ、ナガサキ)も原発も同じである。
3.5月3日憲法集会に3万人、さらにひとまわり大きく
こうした「戦争の足おと」のしのびよりに危機感をいだいて、今年の憲法集会(横浜.臨港パーク)は3万人が集まった。当初予想(2万人)を超え、かつ昨年までの憲法集会(日比谷公会堂と教育会館)の人数から約10倍に増えた。
たんぽぽ舎も、「再稼働阻止全国ネットワーク」、「経産省前テントひろば」、「鹿砦社」と協力し、2つのブース、3000枚以上のビラまき、原発・憲法関係書籍の普及、再稼働阻止のハガキの普及などに努力した。
集会のあと、近くの会場で「再稼働阻止全国ネットワーク」の第2回総会(60人参加)を開き、5月から8月の再稼働阻止の正念場の闘いを誓った。
戦争法案阻止のためには3万人から、さらに飛躍することが、ひとまわり、ふたまわりの飛躍が求められている。
4.今後2つの3万人集会-広く、鋭く闘おう
5月17日(日)は、沖縄で「辺野古新基地」阻止をめざして3万人集会(当初予定は1万人)が開かれる。6月7日(日)は、九州福岡(九州電力本社あり)では、九州電力川内原発の再稼働(再稼働第1号)に反対して3万人集会が開かれる(市民主催)。
たんぽぽ舎も「再稼働阻止全国ネットワーク」の一員として、全力で福岡集会への参加と東京での連帯集会・九州電力東京支社抗議活動をおこなう[6月3日(水)17時30分]。
戦争法案阻止の連続した国会行動へも参加して、戦争法案と原発再稼働をつらぬく共通項=日本核武装反対・阻止を訴えていこう。
5.大衆運動がキメ手-その一翼を担おう.司法に過大に期待しない
原発再稼働阻止・戦争法案阻止、沖縄「辺野古新基地」阻止の正念場に当たって、カギは、大衆運動の高揚(広く、鋭く闘う)にある。
大衆行動-大衆運動こそキメ手だ。それは沖縄の選挙勝利でも示された。
大きな目的に向けて、党派的エゴをおさえて、闘う市民運動の大きな隊列をつくろう。
「司法が原発を止める」というスローガンの持つ一面性、問題点、司法に過大に期待しない→大衆行動-大衆運動こそ「安倍NOの展望を開く」道だ。
私たちも知恵と力をつくしてその一翼を担いきりたい。
6.たんぽぽ舎は誕生以来26年間、主目的に「原発廃止」(原発ゼロ)を
かかげて活動してきた
2011年の3月11日、東京電力福島第一原発事故-大惨事以降は、たんぽぽ舎の役割・注目度は大きくなってきている。
今は非常に大事な時期だ。戦後70年目の「日本史の岐路」にあたって、子・孫に悔いなき活動をこの数か月間、全力でやりきろう。
たんぽぽ舎の会員・ボランティアの皆さん、及び心を寄せて下さっている皆さんといっしょに、力を尽くそう。
※ (この原稿は5月19日に発送された「たんぽぽニュース5月号」に掲載されたものです)
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┗■2.上関で原発過酷事故なら安倍首相の選挙区(下関市・長門市)も避難範囲
└──── 上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]
最近、上関原発に関する学習会を依頼されて調べていて、興味深い数値に気づいた。それは、もし上関原発が実際にできて、過酷事故を起こした場合、国会議員でもある安倍首相の選挙区の山口4区(下関市・長門市)も避難範囲に相当するということである。
規制委員会の放射能拡散シミュレーションでは既設炉が対象となっているが、概略として気象条件等が近いと思われる伊方を参考とすると、概算ではあるが下関市・長門市(市役所基準)で空間線量率として約40マイクロSv/時になると推定される。
原子力災害対策指針では、空間線量率として20マイクロSv/時で「OIL2」つまり地域生産物の摂取を制限するとともに1週間程度内に一時移転を実施するとなっているから、その2倍にあたる。
一時移転とはいうが粒子状の放射性物質が降ってしまったらいつ戻れるかわからず自治体消滅である。
下関市・長門市は山口県の西端にあたるから、避難するにしても上関から遠ざかる方向には海しかなく、陸路で避難するとすれば関門トンネルを通るしかない。
原発を推進する政治家を選んだ以上はそれを覚悟する必要がある。
┏┓
┗■3.5/23「子ども脱被ばく裁判」デモへの岡山博医師からのメッセージ
└──── 岡田俊子(ふくしま集団疎開裁判ボランティア)
5月23日(土)新宿アルタ前での「子ども脱被ばく裁判」放射能汚染地の全ての子どもたちの命と健康を守ろう!集会&デモは、250名が結集し賑やかに行われました。切々たる原告の発言、福島からの怒り、悲しみ、決意の声、避難者の叫び、関東からの訴え、山本太郎さんの熱いスピーチもありました。元仙台赤十字病院岡山博医師がよせてくださったメッセージを紹介します
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「放射線被曝は心配しなくて良いのだろうか」「これ以上被曝したくない、させたくない」など放射能について話題にすることが福島市では困難な状況です。避難したり、避難を考えたり、汚染されていない食物を選ぼうとすると「異常者・裏切り者扱いされ、侮蔑・抑圧・排除されるのではないか」と恐ろしくて言葉に言えない。原発事故で被曝させられた人が「子供にこれ以上被曝させたくない」ということが非難される今の日本の社会と人々の状況は、危険で深刻です。自分で考え、考えたことを自由に心配せず発言できない状況が、福島だけではなく日本全国に広がっています。
福島原発事故は、自由に安全に発言できない状態で原発を運営する中で起きました。福島原発事故の最大の原因は地震と津波ではなく「批判や異論を侮蔑・抑圧・排斥する文化と社会」を作って原発を拡大し運営したことが原発事故の最大要因と私は考えています。異論を侮蔑・抑圧・排除する原発運営は、事故が起きてからも改善するのではなく逆に強まっています。事故が起きる危険性を指摘し続けてきた専門家に協力してもらうべきなのに、原発に批判的な専門家は今も排除されたままです。原発事故をおこした責任者たちは、原発事故を起こしてからも指導的な立場を確保したまま、責任回避と保身、欲得の為に原発事故処理の中枢を独占しています。罰せられるべき人たちが責任回避するために、被害者は切り捨てられ更には回避出来るはずの被曝さえ拡大させています。莫大な税金が彼らの保身と欲得の為に使われています。
「被曝させられ被害を受けた人を軽視したり泣き寝入りを強要する不健全な社会」から「自分が考えたことを自由に不安なく話せる、異なる考えが大切にされ、言葉が生きる健全な社会と人間関係を作る社会」に変えることが大切です。被曝させられた人が、正当に補償と謝罪を受けるために裁判を成功させて欲しい。この裁判を通じて原告団と支援者の皆さんと共同して、これ以上の避けうる被曝障害を避けることと、言葉が機能する健全な日本社会を作りたいと念願しています。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆6/20「フタバから遠く離れて第2部」上映会&井戸川前町長講演の集い
日 時:6月20日(土)
上映時間 14:00から(13:30開場) トーク16:20から
同 上 18:00から(17:30開場) トーク20:20から
会 場:品川区中小企業センター2階大講習室
(品川区西品川1-28-3/TEL:3787-3041東急大井町線下神明駅下車徒歩2分)
主 催:さよなら原発品川アクション
TEL/FAX:03-3783-3370 加藤 090-2433-0102
メール:nonukesshinagawa@yahoo.co.jp
ホームページ:http://wind.ap.teacup.com/nonukes-shina/
参加費:1,000円(高校生以下500円)
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┗■5.新聞より
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◆ツバメの巣にセシウム 福島事故影響、13都県から
東京電力福島第一原発事故後の2011年11月から翌年3月までに採取した13都県のツバメの巣から放射性物質が検出されたことが、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の調査で分かった。ツバメの繁殖行動に変化がないかなど調べる。
同研究所は、野鳥愛好家らに11年中に繁殖が確認されたツバメの巣の収集を呼び掛け、北海道から九州にわたる21都道府県から計197個を集めた。
巣に含まれる放射性セシウムの濃度を測定すると、福島第一の約370キロ圏内に位置する13都県の150個から事故で放出されたセシウムが検出された。
福島県内では、集めた92個すべてから放射性セシウムを検出。セシウムの平均濃度は1キログラム当たり7502ベクレルと13都県の中で最も高く、最大で9万ベクレルだった。次いで高かったのは千葉県で平均3210ベクレル、最大で1万2900ベクレルだった。平均で最も低かったのは山形県の36ベクレル。
放射性物質に汚染された稲わらや下水汚泥などは、8000ベクレルを超えると指定廃棄物として国が処理する対象となる。ツバメは泥やわらを使って巣を作るため、巣近くの土壌汚染を反映したとみられる。
調査した岩見恭子研究員は、12年以降に採取した巣で濃度の変化を調べる。「原発事故と鳥の関係を調べた研究は少ない。繁殖への影響も記録していきたい」と話した。
(5月27日東京新聞3面より)
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