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たんぽぽ舎です。【TMM:No1142】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その127 ◆
4つの情報をお知らせします(7月23日)
★1.許すな!東電温存と損害賠償の上限設定
原子力損害賠償支援機構法案を廃案に!
★2.北海道泊原発の調整運転は不当だ!即時停止を!
東電前アクション7/22行動で経産省へ提出
★3.生まれて初めて原発敷地内に足を踏み入れた
7月16日(土)浜岡ツアー参加の感想
★4.3つの行動計画を決定-反原発自治体議員・市民連盟
再稼働やめよ、測定器の購入、PPSからの電気購入
★1.【緊急集会】
許すな!東電温存と損害賠償の上限設定
原子力損害賠償支援機構法案を廃案に!!
国会に、怒りの声を結集させましょう!!!
7/25(月)13:00~15:00@参議院議員会館・講堂
--------------------------------------------------------
現在、福島第一原発の賠償に関して、東京電力を支援するための原子力損害賠
償支援機構法案と、野党提出の仮払法案が国会で審議されています。しかし、両
法案の修正協議において、現在の原子力損害賠償法の無限責任原則を変更し、賠
償負担に上限を設ける法改正を進めるとの附帯決議を行うことが与野党間で検討
されています。
現在の法制度では、原発事故で生じた損害に対する賠償に限度はありません。
ところが、これに上限が定められれば、将来の原発事故による多くの被害者-死
亡者、負傷者、職を失った人たち、土地を失った人たち、避難を余儀なくされた
人たち等々-に対して、賠償額のカットがなされることになります。
このような附帯決議つきの法案が、26日に衆議院を通過しようとしています。
事故被害者の犠牲の下に原発政策を推進していくための法改正を断じて許すこと
はできません。また、東電の温存のための、原子力損害賠償機構法案を認めるこ
ともできません。みなさん、怒りの声をあげていきましょう。
25日(月)、国会に集まりましょう!
■日時:7月25日(月)13:00~15:00
■場所:参議院議員会館 講堂(東京都千代田区)
最寄駅:東京メトロ丸ノ内線、千代田線「国会議事堂前」駅
有楽町線、半蔵門線、南北線「永田町」駅
(誰でも参加できます。30分前から、ロビーにて入館証の配布を行います)
■内容(予定):
・原子力損害賠償支援機構法案の影で~原賠法の改悪が意味するところ
…只野靖、福田健治/弁護士
・これは、「東電救済法案だ!」…堀江鉄雄/東電株主
・怒りのアピール(参加者の皆さん、どうぞご意見を!)
・国会議員からの発言
■参加費無料
■主催:eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)、
国際環境NGO FoE Japan、グリーン・アクション、
福島原発事故緊急会議、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
★2.北海道泊原発の調整運転は不当だ!即時停止を!
東電前アクション7/22行動で経産省へ提出
経済産業大臣 海江田万里 殿
原子力安全保安院 院長 寺坂信昭 殿
要請
現在、北海道電力泊原発3号機が定期検査中のまま100%運転を続けておりま
す。100%運転ですから、危険性は通常運転と何も変わりありません。定期検査
中ですから税金がかからず、電力会社にとっては渡りに舟かもしれませんが、本
来であれば停止または営業運転のいずれかを選択しなければなりません。
3/11の福島第一原発原発事故を受けて、全国で原子力安全に対する要求が高ま
っています。定期検査からなし崩しに営業運転への移行はありえません。一旦停
止をし、国民及び近隣住民の信を問うのが筋というものでしょう。
私たち「たんぽぽ舎」はすべての原発の廃炉を願っていますが、そうでなくて
も、動かしながらでは公正な評価は期待すべくもありません。国民の安全・安心
のために、すべての原発を停止し、安全の確認をすべきではないでしょうか。
関西電力大飯原発1号機も同様の状態でしたが7/16に非常用冷却系統の不具合
により停止しました。残るは泊原発のみです。
ぜひ、経済産業大臣または原子力安全保安院院長の名において、北海道電力に
対して調整運転の停止を命令していただきたいと思います。 以上
2011年7月22日 たんぽぽ舎
★3.生まれて初めて原発敷地内に足を踏み入れた
7月16日(土)浜岡ツアー参加の感想
塚越 都
○ 生まれて初めて原発敷地内に足を踏み入れた。東京から約190キロ離れた御
前崎市に立地する浜岡原発だ。浜岡原発については事前にいくつかの書籍を読ん
でいたため、何か怪物のようなまがまがしいものを想像していたが、砂浜のすぐ
近く緑に囲まれた静かな場所に当たり前のように建っていた。
実際に入ることが出来たのは広報用の浜岡原子力館で、きれいな館内には、ゾ
ーンA~Gに分かれたエネルギー・環境、原子力発電のしくみ、放射線・地震対
策などの様々な展示物や模型が分かりやすい説明と共にあり、たくさんの子供連
れの家族が涼しい館内で休日を過ごしていた。子供たちが電気の仕組みや地球温
暖化について学んでいる背後には、巨大な実物大原子炉模型があり、なんだかと
ても奇妙な気分になった。
○ 今回の反原発自治体議員・市民連盟とたんぽぽ舎共催の浜岡原発ツアーへは、
たんぽぽ舎を通じて参加したが、なんと参加者約80名の中で、私は久しぶりに最
年少となってしまった。バスの中ではそれぞれ自己紹介が行われ市議会議員や長
年活動をされてきた方々の素晴らしいお話しや、つい一カ月前から問題意識を持
ち始めたという方など多岐に渡っていた。途中渋滞に巻き込まれたため、地震専
門家の石橋教授の講演は最終部しか聞けなかったが、満員立ち見、床見の会場か
ら地元での関心の高さを感じた。その後行われた、地元やツアー参加者の方々と
の交流会では、私が参加している、若者中心で東電などに抗議行動を行っている
『東電前アクション』の報告を行った。東京での若者の行動に対して大いに興味
と賛同をいただいた。
○ 翌日はまさに朝から蝉しぐれ。炎天下の中「廃炉は浜岡から」反原発集会・
デモに参加し、皆で声を上げながら歩いた。街頭の反応は原発に関わる人が多い
ためか、表立って賛同を表現する人は少なかったが、小さな女の子が「原発いら
ない!」と隊列の前で叫んだ声が何とも説得力があった。
今回ツアーを通して私が驚いたことは、参加者の皆さんの底抜けの体力だ。バ
テ気味の若者を横目に、中高年の方々は良く食べ良く眠り本当に元気である。
「今の若者は原発についてどう思っているのか」という質問を受けたが、まずは
体力・気力で負けている。しかし先輩たちに負けてはいられない。原発は私たち、
またその次の世代の人々が受け取る問題である。運動を知らない私たち世代が初
めて本気で原発と向き合わなければいけないのだと改めて感じた。参加者の方が
次のようにおっしゃっていた。「残りの人生は原発を無くす為に使う」この言葉
の通り、そのような覚悟が必要なくらいとんでも無いものを日本は、世界は背負
い込んでいる。そのことを私はこれからも微力ながら訴えて行きたいと思う。
最後に、このように貴重なツアーを企画してくださった方々に心から感謝する。
★4.3つの行動計画を決定-反原発自治体議員・市民連盟
再稼働やめよ、測定器の購入、PPSからの電気購入
1.原発の運転中止・廃炉を求める意見書・決議の採択(自治体議会の権能)
3月議会では、東京都清瀬市議会における「浜岡原発の運転中止を求める意見
書」、6月議会では、福井県小浜市議会の「原子力発電からの脱却を求める意見
書」が採択されました。この他にも原発に関わる意見書・決議が、全国の多くの
自治体で採択されています。菅首相による浜岡原発の運転中止と、それに続く
「将来は原発の無い社会を実現する」という意思表明は、原発のない社会への道
筋を示したものであり、一歩前進として評価します。しかし財界、経済産業省
(官僚)、エセ原子力学者、マスメディア、そして与党と野党を問わない政治家が、
原発の稼働のために暗躍しています。大切なのは地域住民の意思であり国民の意
思です。引き続き地域の市民運動と連携し、自治体議会から原発の運転中止・廃
炉の実現のため、意見書・決議の採択を働きかけます。
2.放射能測定機器の購入と放射線量測定の推進(議員と市民の共同)
空間線量の測定機器は比較的安価です。放射能汚染をはじめとした、原発に関
わる諸問題について学習を深め、議員と市民の共同で地域の放射線量の測定を実
施します。食品の放射能を測定する機器は、簡便な機器でも高価格です。補正予
算等を駆使し、自治体の責任において設置して測定することを追求します。多く
の自治体では、すでに測定器の購入を実現させていますが、問題もまた明らかに
なっています。その使い方や検査数値の公表などで、情報操作・情報隠しが懸念
されています。市民に開かれたものとする必要があります。また、給食の食材の
調達先に関心を持ち、その測定も求めます。
3.特定規模電気事業者(PPS)からの電気購入の推進(自治体財源の有効活用)
電力会社(一般電気事業者)が発電から送電・配電までを一貫して支配し、強固
な地域独占体制を築いています。これが税金・料金を原発推進勢力に集中させ、
力の源泉となっています。第一に、これを打ち破ることが必要です。原発の運転
中止から廃炉への道は、発電と配電・送電を分離して地域独占を改めさせること
です。そのための第一歩として、自治体における特定規模電気事業者(PPS)か
らの電気の購入を推進します。
電力会社以外からの電気の購入は、これまで隠されていた事実を社会に明らか
にします。第一には、確実に自治体財政へ貢献します。各自治体の実践では、電
気料金が10%から20%ほど安くなっています。そしてPPS制度の内容、電気料
金制度の問題点、発電と配電・送電との分離の必要性、電力会社の高額な電気料
金の背景、原発による発電の高価格の原因等。これらを白日の下にさらします。
警戒する必要があります。資源エネルギー庁(経済産業省)と電力会社は、この問
題がひろく社会に知られることで、どのようなリアクションを招くかを承知して
います。資本力に物を言わせ、電力会社によるPPSの取り込みがはじまってい
ます。千葉市等における入札の不調はそのひとつの現れです。また、電力会社の
収入になる送電費は、契約料金の20%もの高額となり、参入が事実上できないよ
うにしています。
私たちがするべきことは明確です。東電をはじめとした電力会社による電気料
金は高額だが、PPSの電気は安価であり、自治体財政の貢献するということを、
ひろく社会に明らかにし、各自治体で実践することです。それには、すでに実行
している自治体の例が参考になるはずです。そのために、制度の理解のためのシ
ンポジウムの実施や、制度の理解のための資料(パンフレット)作成を実行してまいります。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1141】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その126 ◆
5つの情報をお知らせします(7月22日)
★1.原発の再稼働を阻止できれば「原発電気なしの日本」が実現する
「脱原発・再稼働反対!9・11全国アクション」(仮)
第1回実行委員会へのご案内
★2.「勇気ある広瀬隆氏、明石昇二郎氏をサポートしよう」の
参照アドレス訂正
★3.7/23レイバー映画祭で「世界は恐怖する―死の灰の正体」を上映
★4.「勇気ある広瀬隆氏、明石昇二郎氏をサポートしよう」の
参照URLの訂正です
★5.静岡を中心に全国から700人が参加
7/17『廃炉は浜岡から』反原発全国集会決議文
★1.原発の再稼働を阻止できれば「原発電気なしの日本」が実現する
「脱原発・再稼働反対!9・11全国アクション」(仮)
第1回実行委員会へのご案内
現在、再稼働を阻止して来春の全原発停止を実現することが、脱原発に向けた最
も説得力ある近道になりつつあります。
「福島原発事故緊急会議」のなかで、「6・11脱原発100万人アクション」をふ
まえて、震災半年となる9月11日(日)に、「脱原発・再稼働反対」をメインテ
ーマとする全国(世界)同時アクション(原発立地道県でのアクションと全国・
電力会社ブロックでの連帯アクションというようなイメージ)を行えないだろう
か、との声があがりました。
7月18日に「6・11アクション」を担ったグループにも連絡して相談会がもた
れました。そこで、「9・11全国アクション」を、開かれた実行委員会の形で準
備していくことが決まりました。
そのため、7月26日(火)の午後6時半より、ピープルズ・プラン研究所にて、
第1回目の実行委員会を開きます。参加を広く呼びかけます。
<「9・11アクション」第1回実行委員会>
【日時】7月26日(火) 午後6時半より9時
【場所】ピープルズ・プラン研究所
(有楽町線「江戸川橋駅」7分、03-6424-5748)
【参考】<7月18日の相談会で話された「9・11アクション」のイメージ>
・原発立地道県の知事(自治体)が大きな決定権を持つことから、地元で
のアクションが重要になる。
・大都市部(電力消費地)などから各電力会社の原発立地でのアクション
に参加する。
・同時に都市部や原発立地以外の各地で、連帯するアクションを行う。
(まずは東京でのアクションの早急な検討が必要になる)
・泊原発(調整運転から営業運転へ)など緊急性の高い原発については、先行的
なアクションを追求する。
・ストレステストや再稼働必要論に対するわかりやすい批判のキャンペーンを行う。
・「6・11アクション」のウェブサイトを了解を得たうえで再活用させてもらう。
・既に呼びかけられている9・17~19アクション(19日の5万人行動など)と有効
に連携しながら取り組む。
・福島原発事故による被曝者の問題、とりわけ今大きな問題になっている「放射
能汚染から子どもを守る」取組みと連携していく必要がある。
・福島原発事故の収束が全く見えない中で原発再稼働を目論む政府・国会などへ
の抗議・申入れを追求する。
★2.原発賠償法案「会社更生法適用を」―「政府案は不当」
有識者団体が提言 「東電だけなぜ特別なのか」
国会審議がヤマ場を迎えている原子力損害賠償支援機構法案。福島第一原発事
故の損害賠償についての法案だが、民間の有識者団体が「東京電力と関係する特
定利益者の負担軽減を優先する不当な内容だ」と批判する提言を発表した。
「成立すれば、法治主義の原則を踏み外す」とまで非難しているが、どこが問
題なのか。
これについて、民間の有識者団体「公正な社会を考える民間フォーラム」は
「まずは東電に会社更生法を適用せよ」と、緊急提言を発表した。
一般に企業が重大な事故を起こし、巨額な損害賠償責任を負って債務超過とな
れば、会社更生法が適用され、株主や債権者の責任負担を求められる。それに従
えば、今回も、東電が最大限に責任を負い、それでも足らなければ国民負担を求
めるというのが筋だ。
東電の貸借対照表によれば、純資産額は約一兆六千億円、金融機関からの長期
借入金は約三兆四千億円に上る。東電も出資する原子力関連の公益財団法人には
約三兆円もの積立金が眠る。
「それらには手は付けられず、東電と関係者の組織は温存され、収入確保のため
に電気料金を上げるというのは、不公正の極みだ」
「日本航空は会社更生手続きを取ったが、飛行機は止まっていない。それに、
大企業で不祥事があれば役員一掃は当たり前のこと。企業風土を変えないと、再
び問題が起こるからだ。東電はそれもしない。なぜ、東電だけは特別なのか。こ
れではモラルハザード(倫理観の欠如)の塊だ。(7/22東京新聞より抜粋)
★3.レイバー映画祭で「世界は恐怖する―死の灰の正体」を上映
7月23日(土)のレイバー映画祭2011(東京・田町交通ビル6Fホール)では、放
射能関連の3作品「ハードレイン」「世界は恐怖する―死の灰の正体」「子ども
たちを守れ!ー福島の闘い」が上映される。中でも「世界は恐怖する」は必見だ。
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いま忘れられていた映画がよみがえる! 亀井文夫の長編ドキュメンタリー
「世界は恐怖する―死の灰の正体」(1957年製作)がそれだ。亀井といえば、戦時
下に「たたかふ兵隊」をつくって上映禁止を受け、獄中生活を強いられ、戦後直
後、今度は「日本の悲劇」でGHQから上映禁止を受けた日本のドキュメンタリ
ストの第一人者である。「世界は恐怖する」は、その戦後の代表作の一本で、冷
戦下の米ソ核実験がもたらした放射能の恐怖の実態を科学的・実証的に解き明か
した傑作。放射能という目に見えないものを、大胆にも映画によって視覚化させ
たもので、それによって人間が自然の生態系の一つとして<生存>している生き
物だとも理解できる。そしてあの何万年も前の恐竜がゴジラとしてよみがえる放
射能のコワサ―絵空事でなく切実なものとして、いまの私たちに迫ってくる。
(木下昌明)
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レイバー映画祭2011の詳細↓
お得なメール予約↓
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http://vpress.la.coocan.jp ビデオプレス
http://www.labornetjp.org レイバーネット
★4.「勇気ある広瀬隆氏、明石昇二郎氏をサポートしよう」の
参照URLの訂正です
昨日、発信した「地震と原発事故情報その125」の
2.「勇気ある広瀬隆氏、明石昇二郎氏をサポートしよう」の
詳しくは
上記のURLアドレスは、見ることができないので、
以下のURLをごらん下さい。申し訳ありませんでした。
広瀬隆氏が山下教授や高木大臣、東電幹部らを刑事告発
●「自由報道協会<ザ・ニュース>」7/16
「21世紀日本、最悪の人道犯罪を引き起こした張本人たちが一斉に刑事告
発された。主役たちとは東京電力の勝俣恒久会長はじめ最高幹部3人、原子
力安全委員会の斑目春樹委員長、寺坂信昭・原子力安全保安院長ら(以上Aグ
ループ)、福島県放射線健康リスクアドバイザーの山下俊一・長崎大学大学
院教授(※)、高木義明文部科学大臣ら(以上Bグループ)。」
●記者会見全容の書き取りのあるブログ
★5.静岡を中心に全国から700人が参加
『廃炉は浜岡から』反原発全国集会決議
福島第一原発の引き起こした原発震災は4ヶ月余を経過し、いまなお終息が見
えず、放射能災害を深刻化させ続け、海の汚染被害も広がっています。福島のこ
どもたちは被曝の危険の高い環境に放置されています。10万人を超える人々が家
や田畑から引き離され、先祖から受け継いできた故郷を強制的に放棄させられて
います。
日本は、スリーマイル、チェルノブイリから学ぶことに失敗し、東海原発臨界
事故、柏崎刈羽原発地震被災からも真実を見ず、原発と手を切ろうとしませんで
した。その結果が福島の原発震災の悲惨な現実です。
いま、この瞬間にも東海地震が襲えば、どんな津波対策をほどこそうと、浜岡
原発の破壊は免れず、静岡県のみか、日本全土と世界中が大災害となる原発震災
を防ぐすべはありません。福島の原発震災に重ねて、さらに浜岡発の原発震災を
許すことになれば、それは、人類に対する犯罪としか言いようがありません。私
たちは、そんな犯罪の加担者にさせられることを絶対に拒否します。
その最悪の危険を防ぐ道はただ一つ、浜岡原発の完全廃炉しかないことを、大
会参加者全員で確認しました。いや、浜岡廃炉だけではありません。地震列島日
本に建設された54基の全原発が原発震災を引き起こす危険は同じです。わたした
ちは、浜岡廃炉を突破口にして日本中の原発の廃炉を実現させるまで、運動を日
本中に拡げていくことを確認しました。
私たちは、原発があらゆる生物の生存をおびやかす放射能と引き換えにしか得
られないエネルギーの製造手段であることを、福島の原発震災ではっきりと知り
ました。
原発が、命と引き換えの被曝労働なしには1Kwのエネルギーも作り出せない電
力製造装置であったことをも、否応なく確認しました。私たちは原発がなくても
日本の社会は暗くならないことも、日本の経済が混乱することのないことも学ん
で知りましたが、たとえ電力が足りなくなったとしても『人間の命と引き換えの
電力』などに私たちの生活を託すわけにはいきません。日本中の原発の速やかな
廃炉を目指します。
いま日本中に広がる『危険な原発は御免だ』の圧倒的な世論が地方自治体を変
えはじめています。「段階的な脱原発+安全な原発の運転再開」という路線を乗
り越え、原発の完全復活を狙う電力資本、原子力村に巣くう官僚と御用学者、電
力資本の番頭と成り下がった電力総連、それらに揉み手をしながら奉仕する保革
連合の政治屋集団を打ち破るために全力を尽くします。
最後に、「頑張ろう日本」を隠れ蓑に厚顔にも居座りを策す、東京電力と原子
力安全・保安院、原子力安全委員会等の犯罪的な責任を徹底的に追及し抜きます。
東京電力温存のための保証の肩代わり、巨額の税金の投入を許しません。
以上、決議します。
2011年7月17日 浜岡原発の廃炉を目指す全国集会
たんぽぽ舎です。【TMM:No1140】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その125 ◆
5つの情報をお知らせします(7月21日)
★1.オルタナティブ電力システムをめざそう
日本の電力消費量は多すぎる。もっと削減を。
★2.勇気ある広瀬隆氏、明石昇二郎氏をサポートしよう
メールマガジン読者Iさんより
★3.柏市の清掃工場で基準8倍超のセシウム、
焼却灰から7万Bq/kgを検出。
セシウム汚染の長期サイクル化の可能性も。
★4.検証・原発再稼働なしで、電気は十分(東京新聞)
東京電力は東北電力に140万kw支援プラス西日本へも支援
「夏に電力危機が訪れる」はウソだった
★5.2つのお知らせ
・『放射能汚染の実態とこれからの私たち』講演会のご案内
・パンフレット『被ばく労働自己防衛マニュアル』の紹介
★1.オルタナティブ電力システムをめざそう
日本の電力消費量は多すぎる。もっと削減を。 山崎久隆
○ 今年の夏は冷房病(*)に悩まずに済みそうなことは幸いだ。外気温との差が
5度といえば、28度の冷房に対して33度までは大丈夫と言うこと。列車や店によ
っては去年まで25度以下に冷房を効かせるところがあったが、それが無くなるだ
けでも快適かもしれない。
さて、電力不足キャンペーンは東電を通り越して関西方面に飛び火した格好。
原発が全部止まれば足りなくなるキャンペーンだが、テレビではバラエティ番組
ですらもはや「原発推進のためにやっている」「煽っているのでは」などとコメ
ントされる始末。週刊ダイヤモンドでは「全原発停止でも供給に余力「西日本は
電力不足」のウソ」と特集される始末。
王様は裸です。と最初に言い出したのはたんぽぽ舎だ!というわけでもないが、
原発止めても大丈夫という世論は確実に形成され、そのきっかけになったかも
しれないことは嬉しい。
○ ただし、念のために強調しておけば、日本の電力消費量は多すぎることは間
違いない。節電というと「がまんする」かの印象だが、電力消費量を削減する努
力こそは正しい。もともと日本をはじめ「先進国」と呼ばれる「搾取する側」の
国々はエネルギー浪費構造のもと世界中から資源を奪ってきたことは忘れてはな
らない。この反省に立つならば適切な規模にエネルギー消費量を削減すべきであ
り、電力だけで言うならば半減させる努力は必要だ。ピーク時1億8千万kwを
半分程度に下げ、年間トータル1兆kwhを5千億kwhに引き下げることが出
来れば、相対的に原発はもとより石油火力のように効率も悪く公害も出す電源を
使わなくて済むし、自然を壊す揚水式もいらなくなる。
トータル5千億とは、ドイツ、フランスの規模だ。ドイツ8200万人、フランス
6200万人なので人口は日本よりも少ないが、将来的に目指す目標の通過点にはな
るだろう。
○ その過程で是非実行したいのが「段階別電力料金」。ピークを18000万kw
としてそれを三分割し、最初の6000万を供給義務のある送電量とし、次の6000万
から12000万を「限定的供給義務を負う送電量」とし、次の12000万以上を「需給
調整契約」とする。設備は当然18000万を準備するが、予備力は必要ない。予備
力は需給調整に含めてしまえば、今すぐにでも8000万kw分の設備はいらなくな
ってしまう。夏冬のピーク時の数時間程度は常にどこかで需給調整が行われると
いうわけだ。
大規模な事故、大震災などが起きて供給能力に大きな問題が生じたら、「限定
的供給義務を負う」6000万kw分の一部を止める。これはもちろんあらかじめ計
画し、広報しておく。その備えがあればほとんど問題は起きない。なぜならば
「供給義務のある6000万キロワット」は停電させない仕組みにすれば良いからだ。
このためには送電系統を3系統作る必要があるが、現在の送配電システムを改
造すれば出来る。当然系統ごとに電気料金も「低」「中」「高」の区分を付ける。
この3系統分割により、必要電力量も設備も大きく減らせるだろう。
その結果、最終的には三分の一程度つまり日本全体で6000万キロワット程度ま
で削減できる可能性がある。そうなれば、太陽光や小規模水力やバイオマスなど
様々な小形発電システムの組み合わせでほとんどまかなえるようになるだろう。
何十年も掛かるかもしれないが、原発も化石燃料火力もダム式水力も必要無い時
代が来る。
○(*)冷房病:長時間冷房の効いたところに居続け、繰り返し外気との温度差に
晒されることにより発生する自律神経失調症状で正規の病名ではない。引き起こ
される症状は頭痛、倦怠感、肩こり、生理不順、風邪症状、下痢、便秘、不眠な
ど、およそ自律神経失調から来るあらゆる症状が該当する。外気との差を5度以
下に抑え、三度の食事はちゃんと取り、睡眠時間を十分取り、規則正しい生活に
努め、ストレスをため込まないなどが重要。
★2.勇気ある広瀬隆氏、明石昇二郎氏をサポートしよう
メールマガジン読者Iさんより
脱原発派の論客・広瀬隆氏とルポライター・明石昇二郎氏が、7月8日に東京
地方検察庁・特捜部に対して東電会長勝俣恒久ら32名を未必の故意によって大事
故を起こした責任者として、重大なる人道的犯罪と断定し、業務上過失致死傷罪
等で刑事告発しました。
広瀬氏は告発に踏み切った目的を「被曝を食い止めたい一心だった。こういう
事故を起こせば刑事告発されるということを日本全国の電力会社に呼びかけたか
った。」と記者会見で述べています。
そして、その根拠ときっかけを「ヨーロッパ放射線リスク委員会(ECRR)が30日
に発表した、福島原発事故によって近隣地域で今後発症すると予想される癌患者
の増加数記事」を読んだことだ、と言っています。
その記事によると、今後10年間で100Km圏内の癌発症数10万人以上、100~
200Km圏内で12万人以上と予測しています。
同委員会は政府が依拠しているICRP(国際放射線防護委員会)が内部被爆を一切
考慮していないことを強く非難しています。
広瀬氏はこれを読んで、今の日本の社会、特に福島県の社会の危機感の希薄性に
非常な危機感を感じ、数年後にも起こる悲劇(特に福島の子供達)を何としても食
い止めたい一心で、告発に踏み切った、と述べています。
日本の法体系は放射能の広域、大量、長期放出を想定していないこと、東電等
の推進派の影響力が司法にも及んでいることが予想されることから考えて、地検
がこの告発を受理し、起訴するかは大いに危ぶまれます。
それを乗り越えるのは世論の力です。
私たち一人一人が広瀬氏をサポートしましょう。
まずは、この情報を拡散しましょう。
詳しくは
★3.柏市の清掃工場で基準8倍超のセシウム、焼却灰から7万Bq/kgを検出。
(基準は1kgあたり8000Bq)
セシウム汚染の長期サイクル化の可能性も。 (柏市 S・A)
7月11日、各マスコミで自分が居住する柏市の清掃工場から排出された焼却灰
から1キロあたり7万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたと報じられ
た。
ると、市に2か所ある清掃工場及び最終処分場の焼却灰(飛灰固化物・溶解飛灰
固化物)から国の定める8千Bq/kgを越える放射性セシウム(Cs134及びCs137の合
計)が検出され、第二清掃工場に至っては溶解飛灰固化物から7万Bq/kgを超える
放射性セシウムが検出されたと報じている。
当然の事ながら焼却灰に基準値の約9倍にあたる放射性セシウムが検出された
以上、その焼却過程で排出される排ガスによる放射性セシウムの再拡散の恐れが
心配される。このことに関して市側の報告では各施設の敷地境界付近で測定した
空間放出線量は、0.25~0.49μSv/hと、それ以前に測定した東葛6市の空間放射
線量の測定結果である0.30~0.44μSv/hと変わらず、また排ガスそのもの鑑定を
民間(島津テクノリサーチ)に委託し測定したところ、排ガスから放射性セシウム
は「不検出」との回答を得たとしている。
しかしこの回答には疑問が残る。日本鉱物科学会の報告(赤井純治氏)による
と有機物・微生物に取りこまれたセシウムは焼却により確実に排ガス中に放出さ
れ(有機物・微生物に取りこまれたセシウムは有機物・微生物の燃焼と共に沸点
671度でガス化する。通常ゴミ焼却炉ではダイオキシン対策のため焼却温度を800
度以上としている)、更に微細な粘土鉱物自体に付着したセシウムも飛散する可
能性があるとしている(セシウム挙動の4つのステップ)。その場合セシウム汚染
が表層環境で長期にわたりリサイクルして継続する恐れもあると警告している。
柏市の清掃工場の構造を見ると、旧式の北部クリーンセンターでは標準的なろ
過式の集じん器による排ガスの飛灰の集灰・クリーニングを行っており、南部ク
リーニングセンターでは溶解炉排ガス集じん機による飛灰の集灰・クリーニング
を行っている。こうした飛灰の集灰・クリーニング方法の違いにより両工場での
飛灰固形物と溶解飛灰固化物における放射性セシウムの検出量の違いが出たので
あるとするならば、北部クリーンセンターではその分放射性セシウムの空中への
再放出がなされた可能性が極めて高いのではないだろうか。
排ガス中の放射性セシウムの検出方法にも疑問が残る。市の資料によれば放射
性セシウムの採取媒体として、円筒ろ紙、ドレン部、活性炭フィルタのそれぞれ
から採取、測定したといている。しかしこれらの採取媒体では放射性セシウムの
採取媒体として不適切ではないだろうか。セシウムの吸着媒体として適切なもの
は沸石や粘土鉱物であり、これらを採取媒体として使用せずに適切な放射性セシ
ウムの採取は行えないのではないだろうかと思える。そもそも市内の清掃工場は
こうした放射性物質に汚染されたゴミの焼却を想定して作られているわけではな
く、原子力施設排気フィルタとして使用されているHEPAフィルタなどを使用しな
い限り放射性セシウムの空中への再拡散は防ぎくれないのではないだろうか。
更に市の資料では直接排ガスの測定を行った記録は掲載されていない。原子力
委員会の方は1分あたり50リットルの吸引を1週間行い測定する指針が出されて
いるが、市の資料では各工場とも一日のみ上記のような測定方法による測定で不
検出と結論づけられている。
またこうした環境下で作業を行う清掃労働者の被曝も心配である。この件に関
しては市のHPでは全く触れられていないので市の担当課に直接問い合わせたとこ
ろ、マスク、帽子と簡易な防護服?を着用し、作業後は徹底してシャワーによる
洗浄を指導していると回答してきたが、蓄積放射線量のモニター等の対策は一切
取られていないようだった。先の様な着衣であれば、通常の焼却場における作業
員の着衣と全く変わらず、それによりこれほど高濃度の放射性セシウムが検出さ
れる作業場においてどれほどの効果が期待できるのか甚だ疑問である。
何れにせよ採取方法の問題点を含め再度市側へ詳細な説明を協力的な市議員と
共に求めて行く必要がありそうだ。東葛6市の空間放射線量の測定結果である
0.30~0.44μSv/hという高い空間放射線量も、既に「セシウム汚染が表層環境
で長期にわたりリサイクルして継続」した結果によるのかも知れない。7月15日
に報道された柏市の隣接市である野田市の堆肥センターで2千Bq/kg以上の放射
性物質を検出されたとの報道と併せ考えると、ホットスポットエリアでの表層環
境で長期にわたる放射性物質の汚染のリサイクルが開始していると考える方が妥
当だろう。
★4.検証・原発再稼働なしで、電気は十分(東京新聞)
東京電力は東北電力に140万kw支援プラス西日本へも支援
「夏に電力危機が訪れる」はウソだった
○夏に「電力危機」が訪れるのではなかったのか?それで節電キャンペーンが強
制されていたのではないか。しかし、現状を検証すると原発再稼働なしで電気は
十分。プラス東電は東北電力に140万kwを支援するほか、西日本の電力各社へ
の融通まで検討するようになった。以下、7月15日の東京新聞『こちら特報部』
の「『節電キャンペーン』を検証する」の記事を一部抜粋・紹介します。
○日本全国で「節電キャンペーン」が大展開されている。東京電力、東北電力の
管内では企業も家庭も「15%節電」におおわらわ。ついには室温を30度に設定す
る自治体まで登場した。さながら有無を言わさぬ「節電ファッショ」の様相だ。
ところが、電力各社の今夏の電力需給予測を見ると、ほとんどの社で電力は足り
ている。それでも危機をあおる背景には、「原発再稼働」への思惑が見え隠れす
る。
○今年は早くから暑い。節電を意識するあまり、体調不良はおきないか?東京消
防庁によると6月1日から7月13日までに、同庁管内で熱中症で救急搬送された
人は753人。昨年同期の101人と比べ、7倍以上だ。同庁では「高齢者や体の具合
の悪い方は、早めに冷房のスイッチを」と、節電を過剰に意識することによる熱
中症に注意を呼び掛けている。
○「『28度以下にするよう努めなければいけない』との労働安全衛生法の規則も
ある。
○東京電力の「でんき予報」によれば、14日の予想最大需要は4550万kw。最大供
給力5270万kwに対する使用率は86%。実際のピーク時(午後二時台)の使用量は、
ほぼ予想通りの4554万kwだった。関東では最高気温が35度以上の猛暑日になる所
も多かったが、電力は十分足りたわけだ。夏には「電力危機」が訪れるのではな
かったのか。これは「節電キャンペーン」の成果なのか。
○そもそも、電力各社は既に、今夏のピーク時の需要を上回るか、ほぼ同等の供
給力を備えている。火力発電所の再稼働、夜間に水をくみ上げて昼間に発電する
揚水発電の活用、“埋蔵電力”ともいわれる民間の自家発電の余剰分の購入など
で帳尻を合わせた。「定期検査を終えた原発を再稼働させなければ電力が不足す
る」などとさわいだのがウソのようだ。
○東京電力は東北電力に最大140万kwを支援するほか、西日本の電力各社への融
通まで検討するようになった。浜岡原発を全面停止した中部電力も、他の電力会
社から融通要請があった場合には緊急的に応じる考えを示している。
○菅直人首相も13日の記者会見で「節電や自家発電活用などの協力が得られれば
(原発が再稼働しなくても)今年の夏と冬の必要な電力供給は可能だ」と明言した。
ある経産省関係者は声を潜めて言う。「七月まで頑張ってみたが、原発の再稼働
はダメだった。今後は、ますます他の方法で電力を確保する方向に行かざるを得
ない」この言葉は、そのまま原発依存の虚構を物語っている。
(7/15東京新聞の抜粋)
★5.2つのお知らせ
●『放射能汚染の実態とこれからの私たち』講演会のご案内
日 時:7月23日(土)午後6時30分~
会 場:中目黒スクエア内中目黒住区センター2階第5会議室
(中目黒駅から徒歩7分。クラブハウスメグロの名前で借りています)
講 師:大賀あや子さん
(福島第一原発の近くに住み、現在、福島の別な避難所に。)
山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
参加費:500円 (保育可)
●パンフレットの紹介
タイトル:『被ばく労働自己防衛マニュアル』
発 行:福島原発事故緊急会議
28頁 カンパ200円 たんぽぽ舎でも扱っています。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1139】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その124 ◆
5つの情報をお知らせします(7月20日)
★1.お母さん、今晩の献立を決める前に読んで!
海産物100品目――放射能汚染度リスト
★2.政府の被ばく基準根拠「ICRP勧告」「恣意的で誤り」
★3.7.22は東電&経産省前へ! 東電は賠償と廃炉を、
経産省は泊も玄海も全ての再稼働をあきらめろ~!
★4.原発事故賠償 東電が仮払い拒否?!
幼稚園、ホーム「対象外」と言って原賠法に反する姿勢に大きな批判
★5.中部電力の「反原発許すまじ」の執念と恥も外聞もないふるまいの実態
★1.お母さん、今晩の献立を決める前に読んで!
海産物100品目――放射能汚染度リスト
魚屋さんで売ってる魚を買ってきて調査した
『女性セブン』7月28日号が「いまお母さんができる最善策はこれだ」の特集を組んでいます。
その一つとして、魚屋さんで売っている海産物100品目の放射能汚染度の独自調査が載って
います。協力は、たんぽぽ舎内に事務局を置く放射能汚染食品測定室です。その文章の
要旨を紹介します。8頁の特集。
○福島第一原発の事故で、いまもっとも問題となっているのは、海に流出してしまった大量の
放射能汚染水だ。政府は「海産物にただちに影響がでることはない」というが、彼らの嘘は
もう聞きあきた。食卓にのぼる魚はいったいどれくらい汚染されているのか。本誌は、東日本の
漁港で水揚げされ、スーパーや市場で売られている海産物100品目を独自に検査した。
その結果、明らかになったこととは――
○大量の汚染水が流出する太平洋でとれた魚は安全なのか?
・原水爆実験後にさえ出なかったセシウム134が検出された。
・魚――ぶりから31ベクレルの放射能が!
・貝類、かに、たこ、いか――福島に近い北茨城産から検出。
・水産加工品――217ベクレルの最高値。
・海藻類――福島県外への影響は見られなかったが……
★2.政府の被ばく基準根拠「ICRP勧告」「恣意的で誤り」
内部被ばく研究の国際的権威、バズビー博士に聞く
年0.1mSv 避難の目安に
○福島第一原発事故の放射能汚染問題で、欧州放射線リスク委員会(ECRR)の
科学議長を務めるクリス・バズビー英アルスター大客員教授(65)が来日し、本紙の単独
インタビューに応じた。日本政府が被ばく基準の根拠にしている国際放射線防護委員会
(ICRP)の勧告について「内部被ばくを考慮しておらず、恣意的な基準に過ぎない」と
厳しく批判した。
○バズビー氏は体内に入った放射性物質による内部被ばく研究の国際的権威で、
チェルノブイリ事故の健康被害にも詳しい。ECRRは,1997年、欧州議会の環境派
グループ「緑の党」によって設立され,同氏は中心人物だ。今回、学校ごと疎開する
措置を求めて仮処分申請した福島県郡山市の児童と生徒らを支援するため来日した。
○―ICRPの被ばく限度は、一般人は通常年間1mSv、緊急時は20~100mSv。これに
対し、ECRRは「内部被ばくの影響が大きい」との主張に基づき,年間0.1mSvをこえないよう
勧告している。「内部被ばくは、体内のDNA近くで起きるため、外部被ばくよりも低い線量
で非常に高い危険性を持つ。1mSvという基準は、外部被ばくにしか有効ではない」
○―ECRRは、今後がん発症などの健康被害が出ると予測し、公表した。この数値は
ICRPの基準による試算の70倍にも上るが。「最近20年間で、ICRPが間違っていたという
証拠がたくさん集まっている。多くの国がICRPのモデルを取り上げてきたことは事実だが、
ECRRと同じ独立した第三者機関だ。ICRPに特別な地位は与えられていない」
○「詳細な汚染マップの作製や、第三者機関による健康影響調査、放射能に汚染されて
いない水や食料を確保することが必要となるだろう」
学校疎開に関する声明
○バズビー氏は、「学校疎開」の仮処分申請に関して声明を発表した。要旨は次の通り。
▽外部被ばく線量が地上1mで毎時1μSvを超える地域に住む子どもらは退避すべきだと考える。
▽文科省や県などの被ばく線量の計測はセシウムなどガンマ線値であり、環境中に存在する
多くのベータ線やアルファ線が出てこない。呼吸や飲食からの内部被ばくが過小評価されている。
▽原発から60㌔離れた地点での汚染レヴェルは、1平方mでセシウム137は1000~1万㌔ベクレル、
それ以外の物質は300㌔ベクレルに相当する。子どもたちに何かしらの健康障害をもたらすことになり、
文化社会で許されることではない。
(東京新聞7月20日より抜粋)
★3.7.22は東電&経産省前へ!東電は賠償と廃炉を、経産省は泊も玄海も全ての
再稼働をあきらめろ~!
東電前アクションのお知らせです。ぜひご参加下さい、転送・転載大歓迎!
7・22東電・経産省前アクション!
“東電は[賠償]と[廃炉]で責任をとれ!経産省は再稼働をあきらめろ!”
~止めろ!止まれ!泊原発~
■詳細
【日時】 7月22日(金) 17:00~20:30(終了後に交流会があります。)
【場所】 JR新橋駅 SL広場前集合 どこからでも途中参加可能です。
※時間によって場所が異なりますので、下記地図をご参照の上お集まり下さい。
都合により時間を変更することもございますので、ご了承下さい。
【行動内容】
* 17:00~ 新橋駅前SL広場前で街頭アピール、マイクリレー
* 18:30~ 東電へ福島原発作業員の方々への寄せ書きを提出
* 19:30~ 経産省へ申し入れ書の提出と抗議アピール、マイクリレー、合唱など
詳細はhttp://toudenmaeaction.blogspot.com/2011/07/722.html をごらんください。
■告知
ギラギラの太陽と、ぐんぐん伸びる夏野菜。
でも、放射能汚染の現状が明らかになればなるほど、きゅうりを丸かじり出来なくなる日常。
牛肉から3200ベクレルのセシウム※、荒茶から1810ベクレルのセシウム※、焼却灰から
1万5000ベクレルのセシウム※、、、。
未だに放射能を出し続けている福島原発、放射能汚染の拡大や、避難できない人々。
そんな状況を尻目に、東電は会社存続に必死で、経産省は原発再稼働のことで頭がいっぱい。
今、東電がすることは何ですか?経産省がすることは?
東電は、
■すべての作業員の被曝量管理をして、使い捨てを絶対にしない。
■会社を解体しすべての資産を売却し、原発被害者への賠償にあてる。
■東電管内にあるすべての原発の廃炉。
経産省は、
■全国すべての原発の再稼働はもうあきらめる。
■原子力安全・保安院を切り離す。
■発送電分離を早急に行う。
経済を人質にとった、原発必要論はもうウンザリです。私たちが望むのは安全で健全な生活です。
被曝労働ありきの原発。次世代への犯罪である放射性廃棄物。もう誰にも被曝してもらいたくないんです!
7・22東電前アクションは、始まりの場所、東電前へ再結集し、経産省へも抗議を行います。
ご賛同いただける方は是非、一緒に声を上げましょう!
★4.原発事故賠償 東電が仮払い拒否?!
幼稚園、ホーム「対象外」と言って原賠法に反する姿勢に大きな批判
東京電力福島第一原発事故を受けている事業者に対する損害賠償を巡り、東電が幼稚園や
老人ホーム、診療所への仮払金の支払いを拒否していることが、毎日新聞の入手した文書などで分かった。
支払い対象の事業者を中小企業に限定し「学校法人や社会福祉法人、医療法人は法律上、
中小企業に該当しないため」と説明。将来の賠償も「分からない」としており、全被害者への賠償責任を
定めた原子力損害賠償法に反した姿勢に厳しい批判が出ている。
原賠法は文部科学省の「原子力損害賠償紛争審査会」が損害の範囲を判定する指針を策定
すると規定。審査会は4月の1次指針で、救済対象の事業者を「営業被害などを受けた多数の
事業者ら」と幅広く定めており、中小企業に限る法的根拠はない。
毎日新聞の取材では、他に南相馬市の幼稚園を経営する学校法人、同市で特別養護老人
ホームを運営する社会福祉法人、富岡町で診療を経営する医療法人が仮払いを拒否された。
福島県によると、原発から30km圏内には6学校法人、22医療法人、15社会福祉法人がある。
浪江幼稚園の大谷清子園長は「園児約160人が皆いなくなり収入はゼロなのに人件費などで
月100万円の支出がある。仮払金がもらえず、将来も賠償されないのではと思うと不安で眠れない」
と訴えている。
(毎日新聞7月16日記事より抜粋)
★5.中部電力の「反原発許すまじ」の執念と恥も外聞もないふるまいの実態
「やらせ」とは異なりますが、電力会社の企業体質のいったんを紹介します。
近藤 ゆり子
徳山ダム建設中止を求める会 http://tokuyamadam-chushi.net/
事務局長ブログ http://tokuyamad.exblog.jp/
★ 1995年末、私(たち)は、岐阜県大垣市の東端を流れる揖斐川最上流に予定
されている徳山ダム建設中止の運動を立ち上げました。そのとき、徳山ダム計画に揚水発電計画が
付随していることを知りました(当時)。徳山ダム(上池)に発電事業者として参画しているのは
電源開発(株)ですが、下池の杉原ダムの事業者は中部電力(株)です。
★ 1996年、岐阜での連合系のメーデーに、「徳山ダム計画(揚水発電計画つき)は無駄で自然破壊だ。
あまりにも高コストであり、中部電力のためにもユーザーのためにもならない。中止させよう」というビラを配布
しにいって、中電労組の組合員に「中電のやることに文句をいうのはケシカラン、ビラまきするな」と排除され
ました。「労使協調」といわれるものはこういうものか、と初めて感じた一件でした。
★ 1996年6月の中部電力株主総会。家族名義(女性)の議決権行使ハガキで入場し、うまく発言
機会をえることができました。発言冒頭に「○○番の××です」と述べますが姓が同じなので、議決権
行使ハガキ/入場券と発言に齟齬はありません。・・・しかし中部電力は本人かどうか調べたのです、
「公安も真っ青ぉー」。
★ 翌1997年の株主総会では、「(家族名義であって)本人ではない」とのことで、入り口で入場を拒否されました。
★ 株主総会では、議決権行使ハガキと引き換えに入場券を貰って中に入ります。このとき、ハガキの宛先と
その場にいるのが同一人物かという本人確認はしないのが普通(実務上、その場で本人確認などできっこない)。
明らかに本人でない場合でも、例えば男性名義のハガキを女性がもってきても、ノーチェックです。
★ ところがこのときには、顔をチェックする張り番が立っていたのです。1年かけて「名前と顔」を割り出して、
「入場させるな」と備えていたのです。
写真を手がかりに目の前の本人を特定するのは難しい、警察のような訓練が必要です。中部電力は
そこまでやっていたのです。
★ 「家族名義ではいけないの?他の人は本人確認していないのに」と入ろうとしたら、
「実力阻止」されました。さすがに”手”は出さない、中電社員が10人くらいスクラムを組んで行く手を
遮るのです。接触すると太鼓腹で跳ね返される・・・2~3回押してみましたが体力的に突破できる
はずもなく、仮にいったん突破してもつまみだされるのは明らかなので、このときは引き下がりました。
(翌年から自分名義の分をもったので同じ事は起こっていません)
★ 中部電力の「反原発、許すまじ」の執念と、恥も外聞もないふるまいに驚き呆れました。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1138】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その123 ◆
4つの情報をお知らせします(7月19日)
★1.スペースたんぽぽ【学習会】7/21(木)18:45~21:00
第5回目(連続講座全7回中)役立つ反原発基本講座
「自治体でできること・あれやこれや」
★2.スペースたんぽぽ【学習会】原発被曝労働の真実を伝える
フォトジャーナリスト樋口健二さんの前回講座(7/9)の報告と
次回第2回目講座7/24(日)14:00~17:00のご案内
★3.【拡散歓迎】おかしな放射能関連本もベストセラーに?!
みんなでアマゾンに書評を書こう!!(竹野内 真理)
★4.事務局より(柳田 真)
★1.スペースたんぽぽ【学習会】第5回役立つ反原発基本講座
(7回連続講座の第5回)
タイトル:「自治体でやれること・あれやこれや」
-意見書採択、放射能測定、市民への啓発、 核燃料輸送監視など
講 師:布施哲也(前清瀬市議)、福士敬子(東京都議)、 朝倉幹晴(船橋市議)
日 時:7月21日(木)18:45 ~ 21:00(18:15開場)
場 所:千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4Fスペースたんぽぽ
参加費:1000円
主 催:反原発自治体議員・市民連盟 http://ameblo.jp/nomorenukes8/
○ 講師の船橋市議 朝倉幹晴さんから一言
48年間の経験を生かして、この6カ月
25年来、チェルノブイリ以降恨みを持ち続けてきた憎き原発を廃止に
追い込めるように千葉県船橋市から少しでも世論を高められるように、
全身全霊で発信していきます!日々の活動報告は以下に発信しています。
○ 福士敬子(ふくしよしこ)東京都議 公式ホームページ
★2.樋口健二さんが原発社会の犯罪性を暴く
原発被曝労働の真実を伝えるフォトジャーナリスト樋口健二さんの講演(7月9日)
の報告と2回目:7月24日(日)の呼びかけです。
●7月9日「被曝労働は原子力産業のアキレス腱」の報告
樋口さんの講演は、私たちに強いインパクトを与えるものでした(参加者40人)。
原発の7次、8次の多重下請けという差別構造の労働形態は、樋口さんの取材を
通して初めて明らかになったものです。樋口さんは「やっと被曝労働の実態に焦点が
当たるようになった。原発は、権利主張できない未組織の下請け労働者の犠牲の
うえに成り立っている。平和利用というまやかしの言葉の裏で、底辺労働者をとことん
使いつぶし、闇から闇に葬ってきた。原発でもうけるのは大財閥、被曝して殺される
のは下請け労働者という構造がわからなければダメだ。原子力産業は人殺し産業。
このことを踏まえて原発をなくしていこう」と訴えました。労働者に寄り添い自らも被曝
しながら撮ってこられた貴重な写真を示しながら、原発社会の裏面構造をえぐり出
すお話でした。
樋口さんは福島原発事故対応について、「作業員のほとんどは下請け労働者だ。
今回、被曝線量の上限を250ミリシーベルトに引き上げた。ということは、5年から10
年後にはそこへ突っ込まれた人たちはみな死んでしまう。僕はできれば、皆逃げ出し
てほしい。事故処理は、まず東電社員がやらざるを得ない。それでできなかったら、
下請け労働者にお願いしますと頭を下げるのがスジというものではないか」と問いかけ
ました。
原発は電気を生むので、それなりの存在理由があるかのように思われていますが、
樋口さんは「原発はもともといらないものだ。日米の財閥が金儲けに利用しただけ、
電気を生むというのは、付け足しの大義名分にすぎない。その結果生み出された50
万人の被曝労働者をいったいどうするのか。この現実を皆が自ら問い直す必要があ
る」と原発の不当性を強調しました。
運動としては何をすべきか、という質問に対して、「まず、労災認定基準となってい
る年間50ミリシーベルトという制限線量を引き下げる運動を起こすことだ。20から30
ミリシーベルトに達したら、即座に労災認定となるような制度にさせなくてはいけない。
今回の緊急時250ミリシーベルトなどというとんでもないものは撤回させるべきだ」と答
えました。
樋口さんの気迫に満ちた言葉から、大きなエネルギーを得ました。これからも増える
一方の被曝労働の問題は、これ以上放置できない緊急課題です。同じ労働者とし
て、原発下請け労働者の権利のために闘うことが、原発廃絶につながると確信しま
した。
●フォトジャーナリスト樋口健二さんの第2回目講座のご案内
タイトル:「なかったことにされた被曝、労働災害、公害、環境破壊」
日時:7月24日(日) 14:00~17:00(13:30開場)
場所:4Fスペースたんぽぽ
参加費:1000円
公害問題を忘れさせようというという大きな政治的意図が働いています。この延長
線上に福島原発事故という犯罪があるわけです。長年公害、環境破壊の実態を取
材してこられた樋口さんのお話は絶対聞き逃せません。ぜひ、ご参加ください。
(中村泰子)
★3.【拡散歓迎】おかしな放射能関連本もベストセラーに?!
みんなでアマゾンに書評を書こう!!
竹野内真理(翻訳者・フリーライター)
アマゾンを見ると様々な原発・放射能関連本が売れており、良書も多くありますが、
中にはとても怪しい理論を振りかざした本が見受けられます。そして始末が悪いのが、
そのような本も売れてしまっていることです。以下原子力・放射能関連売れゆきベス
ト20です。
例えば近藤宗平氏の「人は放射線になぜ弱いか」。本のタイトルはよいのですが(私
も数年前タイトルにつられ買ってしまった)、中身は裏腹で、最終の章はなんと、「原発
事故放射能にびくともしない人体」!!!なのです。また、今回第三版が増刷されま
したが、扉のページに「今回の被ばくは生命に危険を与えることはまったくありません」と
書いてあります。大量の放射能がばら撒かれ、かつ事故収束もしていない現時点で、
何を根拠に!ですね。
しかし、この本、医学系の臨床工学の部門で5位という売れ行き。この本を巷の医師
が本気で捉えたら、非常に空恐ろしいのです。
それともうひとつ、私がおかしいと思った本は、「低量放射線は怖くない」です。なんと
無責任なタイトルなのでしょう。しかもレビューの4人が全員5つ星の評価!玄海原発
のときのように、原発推進側が、星5つの書評を書いているのでは?と勘ぐってしまい
ます。それにしても、なにも知らない読者を守らなければなりません。だいたいにおいて、
おかしなことを書いている人は、上記の二人を含め、有名大学の偉い肩書きの人に
多いからだまされやすいのですから。(さすが国策の原子力!)
そして、有名大学えらい肩書き極めつけが、東大病院で放射線治療を担当し、
ネット発信も活発という中川恵一先生の「放射線のひみつ」。体制側に論拠を置いた
過小評価のリスク論で、しかも、現在進行形での権威者なので、始末が悪い!売れ
ています。でも、「野菜嫌いの人のガン死亡リスクは150-200ミリシーベルトに相当しま
す」なんて、おかしくありません!?それと妊娠期間中でさえ、100ミリシーベルト以上
でないと胎児に影響が見られないとする中川先生、今後福島で、赤ちゃんや子供た
ちの健康障害が現れてきたとき、責任を取れますか?
私は上記3冊ともアマゾンの書評に投稿しました。是非皆さんも上記アマゾンのサイ
トで、おかしな本をクリックし、カスタマレビューをクリック、そして自分のカスタマーレビュー
を数分間だけでも費やして書いてみませんか?
●筆者の自己紹介
広島被曝医師肥田舜太郎氏と「人間と環境への低レベル放射能の脅威」を共訳。
ランキングを見ていて、上記の現象に気づいてしまいました!ちなみに一冊目の共訳
本「低線量内部被曝の脅威」は、内容をあまり理解していない体制側らしき人たち
から、星1や2の書評を頂き(涙)、亡くなった著者と 遺族の名誉を考え、反論を
書くのに孤軍奮闘してきました。
★4.事務局より(柳田)
1.今日は、日曜、月曜が休祭日だったこともあり、2回発信します。
2.浜岡廃炉をめざす現地行動に連帯しての浜岡ツアーが、反原発自治体議員・市
民連盟とたんぽぽ舎の共催で開かれました。両者の共同で、バス2台(80名)と新幹線
組(10人)の90人で参加、反原発・廃炉をめざす現地もりあげ(700人集会)の一翼を
担うことができました(7月16日(土)~17日(日)の1泊2日)。
3.続けて18日(月・祝日)は、「原発の再稼働を阻止しよう―9.11全国行動」の
相談会が開かれ、たんぽぽ舎事務局長と共に参加。30数人の熱心な討論で9月11
日の原発再稼働阻止の全国行動のおおざっぱなイメージが話されました。詳細は近日
号で。次回(第1回実行委員会)は、7月26日(火)午後6時半~PP研にて。
4.この数日、多くのメールが寄せられました。一番多かったのは、16日の長尾高弘氏
の意見(菅首相の脱原発発言を支持する)への賛同でした。主なものは、神奈川のK
さん、元都立高校教員のYさん、和歌山のKさん、世田谷のNさん、千葉のSさん、
ほかです。メールへの反応としては一番多くありました。今後も皆様のメールを歓迎します。