忍者ブログ

NUCLEAIRE

ニュークレール情報板
[345]  [346]  [347]  [348]  [349]  [350]  [351]  [352]  [353]  [354]  [355
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

たんぽぽ舎です。【TMM:No1127】
                                転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その112 ◆
 
              4つの情報をお知らせします(7月6日)
 
 
 ★1 福島原発は津波以前に地震で破壊された
 ★2 七夕東電前(浴衣&七夕飾り)アクションについて-おさそい
 ★3 劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークからのお知らせです
 ★4 JCLU7月例会『原発訴訟の展開 3.11後への継承』開催のお知らせ
 
 
★1 福島原発は津波以前に地震で破壊された
    政府が運転再開の条件としている津波対策だけでは不十分
 
○ 広瀬隆さんは、4月の静岡の講演、その他で、福島原発は、地震で配管
などが大きく損傷して原発の機能が喪失したと具体的に述べられた。東電や
政府のいう津波原因説は、インチキ・ウソで、「地震による原発の配管その
他の重大損傷があった」ことが(プラス津波対策のお粗末さ、不十分さ)フ
クシマ原発の惨事を招いたと講演。
 
○ 元原子炉メーカー(日立)技術者で福島第一原発4号機の設計に携わった
田中三彦さんも「福島原発は津波以前に、地震で破壊された」とグラフや表
を使って、福島原発の耐震性の脆弱さを分析された。
「東電のデータが十分に公開されていないが(=東電の情報隠し・あと出し
は有名)、フクシマ原発の圧力や水位の変動を解析したところ、原発は津波
以前に地震動で配管などが損傷して機能喪失したと確信している。従って政
府や東電が原発運転再開の条件としている津波対策だけでは不十分。(地震
対策も強化しないとダメ)
原因究明を徹底的におこなうべきで、政府は事故調査委員会の始動もまたず
に早々と津波が主因とする報告書をIAEA(国際原子力機関)に出した。これ
は構造上の弱点を覆い隠す「悪しきシュミレーション」だと指摘している。
 
○ 福島原発は地震対策の不備で大きくやられ、津波対策の不備で全電源を
喪失し、重大惨事を招いた。この両方の対策を日本の全原発が迫られている。
両方の対策をキチンとやるためには、電力会社は膨大な費用と長い年月がか
かる。それを避けたい。それで、原因を津波対策のみに限定し、矮小化して、
原発再開をもくろんでいるが、これは許されることではない。これを許せば
「第二のフクシマ」を準備しているようなものだ。これに荷担する経産省
(海江田大臣)、原子力保安院、菅首相らの言動に反対する。
 
○ 九州電力玄界原発の再開は、道理がない。老朽化して超危険(井野博満
氏の指摘)の上に、フクシマの教訓=地震対策も津波対策も全く不十分である。
7月7日(木)、たんぽぽ舎も参加する福島事故緊急会議の行動=菅首相は
玄界原発を動かすなと迫る首相官邸行動(午後6:30~官邸記者会館前)
に参加しよう!         (柳田 真)
 
 
★2 七夕東電前(浴衣&七夕飾り)アクションについて
 
 明日7月7日をひかえて、多くのみなさま方から寄せていただいた短冊で、
七夕の飾りが何本もできました。
 浴衣や甚平でのご参加を表明してくださっている方が複数いらっしゃいます。
 こどもたちが安心してくらせる社会への一歩のため、ぜひとも多くの皆さ
まのご参加をお待ちしております。
 厳しい暑さの折、どうぞご無理のない範囲でご参加ください。
 
 7月7日 15時~ 東電本社前 住所:千代田区内幸町1-1-3
 
 いのちを守るお母さん全国ネットワーク 関東支部 横関彩子
 
 
★3 劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークからのお知らせです
 
 劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークでは、月刊でニュースを発行して
います。
 ニュースでは、構成団体の活動報告、劣化ウラン兵器の情報、集会の報告、
 投稿等々毎月自宅へ直送しています。定期購読の方を募集中です。
 購読料  年3000円
 
6月号の主な内容は次のとおりです。
今月号の主な内容
 ○福島で明らかになったこと    柳田  真(たんぽぽ舎)
 ○原発廃止を訴える署名活動報告  栄木良忠(劣化ウラン廃絶みなとネット
    ワーク) 
 ○本当に電力危機は来るのか?   山崎久隆(劣化ウラン研究会代表)
 ○ムハンマド君イラクに帰る その16 (このニュースの名物連載です。
   今月は、東北石巻でJIM-NTのボランテイア活動の報告です。)  
      西村陽子(アラブの子どもとなかよくする会) 
 ○劣化ウラン兵器の情報             稲月 隆(事務局) 
 ○資料 溶けたかう燃料汚染水地下水直撃の恐れ(東京新聞から) 
 ○資料 高濃度汚泥はどうする          (東京新聞から) 
 
事故情報NO101号でお知らせしましたが、再度のお知らせ二つです。
 
1 放射能について学習会
「広島・長崎・福島の放射能」
 ―原爆被害と原発被害の同じ点、違う点―
 ◆7月11日(月)18:30開場19:00開会
 ◆会 場 たんぽぽ舎
 ◆講 師 槌田 敦さん(物理学者)
 ◆参加費 1000円
         共催 いろりばた会議
 
2 参加者募集! 今年も広島へいきます。 あと5名!
 ◆8月4日(木)~6日(土)2泊3日
 ◆参加費 16,000円(宿泊費・集会参加費)
     交通費は各自負担(約3万6千円)
 
  劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク 電話03-3238-0056
 
 
★4 JCLU7月例会『原発訴訟の展開 3.11後への継承』開催のお知らせ
 
 3.11の地震発生から100日以上が経過した今も、福島原発の状況は悪化の
一途をたどり、周辺住民を故郷から引き離し、日本社会のみならず、世界各地に
不安を蔓延させ続けています。
福島原発事故は、「絶対安全神話」という虚構を吹き飛ばし、「危険をはらむ技
術」
という原発の実態を、最悪の形で社会に認知させました。
福島第一原発事故を受けて、今、ドイツやイタリアなど世界各地で脱原発に向け
動きが活発化しています。しかし、日本政府は原子力に依存するエネルギー政策
から方針転換できずにいます。
このような状況にあって、市民自身の手で、原発に生活を脅かされることのない
社会を創るためにできる事は何か。その一つの可能性が、「原発訴訟」ではない
でしょうか。
JCLUでは、浜岡原発差止訴訟弁護団長であり、本年6月に脱原発全国弁護団の
結成を発表された河合弘之弁護士をお招きして、「原発訴訟」の“これまで”と
“これから”について語っていただく機会を設けました。
 
福島第一原発事故を語るとき、「想定外」という言葉が免罪符のように振りかざ
されます。
しかし、浜岡原発差止請求訴訟第一審において、弁護団は既に、津波による
全電源喪失 の可能性を指摘していました。
こうした指摘を、議論の必要なしとして切り捨て、原発設置を推進してきた国や
電力会社。そして、彼らにお墨付きを与え続けてきた司法の責任に ついても、
考える機会としたいと思います。
 
―――――――――――――――――――――――――――――――
JCLU7月例会 「原発訴訟の展開 3.11後への継承」
―――――――――――――――――――――――――――――――
 
【日時】 2011年7月22日(金)午後7時~9時
【場所】 弁護士会館10階1006AB (東京都千代田区霞ヶ関1-1-3)
【講師】 河合弘之氏(弁護士、浜岡原発差止訴訟弁護団長、JCLU会員)
【参加費】無料
【申込み】不要
【主催・問合せ】(社)自由人権協会 (JCLU)
〒105-0002 東京都港区愛宕1-6-7愛宕山弁護士ビル306号
 
 (掲載依頼がありましたので掲載します-事務局)
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1126】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その111 ◆
 
           4つの情報をお知らせします(7月5日)
 
 
 ★1 玄海原発の安全対策はできていない――NHK
 ★2【7月7日】菅首相は玄海を再稼動させるな! 首相官邸前アクション
 ★3 文科省の原子力副読本のウソとデタラメ
 ★4 国会議員会館で脱原発講演、皆様ご参加ください!(要予約・事前振込)
 
★1 玄海原発の安全対策はできていない――NHK
    地震、津波対策は3年後、冷温停止は1年後と報道
 
・7月5日朝のNHKテレビ。九州電力玄海原発の抜本的安全対策はこれから(現
在はできていない)と報じた。具体的には、フクシマ原発の教訓=地震、津波
対策は、3年後に完成(予定)、原子炉の安全な冷温停止をめざす対策は1年後
に完成(予定)という内容。(NHKにしては珍しい報道。)
 
・九電は、緊急対策で電源車を各1台配置したと言うが、フクシマ事故の時、
たくさんの電源車がかけつけたが果して役立ったかどうか? ほとんど機能し
なかったと聞いている。これで果して、原発再開していいの?3.11前と同じ
意識ではダメなんだ。もし、余震・地震がおきて「第2のフクシマ」が発生し
たら誰が責任をとるのか。近隣の市=唐津市や松浦市が再開に異議を唱えるの
は当然だ。井野博満氏の指摘を聞け!(柳田) 
 
 
★2 【7月7日】菅首相は玄海を再稼動させるな! 首相官邸前アクション
 
 玄海原発の再稼動に向けた動きが加速しています。海江田経産相が6月
29日に佐賀県入りして、岸本玄海町長と古川佐賀県知事に再稼動を要請。
岸本町長は7月4日、再稼動に正式同意し、古川知事も会談後に「安全性は
クリアされた」と表明しています。知事は、7月8日の佐賀県主催の県民説
明会、11日の県議会特別委員会での審議を踏まえて、ゴーサインを出すと
見られています。さらに、知事が菅首相の佐賀県訪問を要請する中、菅首
相の動向が焦点として浮上しています。
 
 原子力安全委員会は、国による安全審査の基準となる「安全設計審査指
針」「耐震設計審査指針」の見直し(完了まで2~3年)に着手したばかり
です。また、福島第一原発事故調査・検証委員会も発足したばかりであり、
事故原因の解明はこれからです。そもそも、安全審査に失敗した原子力安
全・保安院に「安全」を保証する資格はありません。こうした状況で再稼
動させるのは言語道断です。さらに、過酷事故の被害が広範囲に及ぶこと
が明らかになった中で、地元自治体と都道府県の首長の了解のみで再稼動
を決定することは、到底許されるものではありません。
 
 私たちは、地元佐賀県や北九州における再稼動反対の取り組みに呼応し
て、菅首相に再稼動させないことを迫る緊急の首相官邸前アクションを呼
びかけます。要請文やプラカード、横断幕や鳴り物などの持ち寄り大歓迎
です。ぜひご参加ください!
 
【日  程】 7月7日(木) 
【集合時間】 午後6時30分
【集合場所】 国会記者会館前
 (アクセス 地下鉄:丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前」下車すぐ)
 ※首相官邸前でアピール行動を行い、内閣府に菅首相あての要請文を
  提出します(要請文の持ち寄りを歓迎します)。
 
【呼びかけ】 福島原発事故緊急会議
 [連絡先]ピープルズ・プラン研究所
           (TEL) 03-6424-5748    (FAX) 03-6424-5749
          (E-mail) contact@2011shinsai.info
      (情報共同デスク) http://2011shinsai.info
 
○ なお、反原発自治体議員-市民連盟も5日の事務局で討議し、緊急参加しま
す。
  また、同日の3:00-4:30東電前で行われる「お母さんと子どものユカタを
  着ての東電への要望申し入れ行動」もあります。ご参加いただけると幸い
  です。
  
 
★3 文科省の原子力副読本のウソとデタラメ
 
 文部科学省が4億円の税金を使って全国の学校へ配布して児童を原発推進へ
洗脳してきた原子力教科書、副読本のウソ・デタラメが今、「大きな問題」
となっている。原子力のすばらしさをホメル副読本全体の基調=PR文。その
中でも「原発は大きな地震や津波にも耐えられます」という記述(ウソつけ)
や、「原発は五重のカベで守られているから安全です」(ウソつけ)という
記述。フクシマ原発事故で、アッという間に五重のカベは破られた。五重の
カベなど実質存在しなかった=幻想だったと事実は教える。
 税金を使って原発を推進する文科省と現政権の民主党(少し前の自民党
政権)の愚かさを思う。原子力教科書予算を廃止して、東北地方の支援、復
興へ全額ふりむけよ! (柳田)
 
 
★4 国会議員会館で脱原発講演、皆様ご参加ください!(要予約・事前振込)
 
7月21日(木)「*原発をどうすべきか‐設計者の立場から‐」*
*後藤 政志* 氏博士(工学) 芝浦工業大学非常勤講師、元 原発設計技術者
 
 8月4日(木)「*原発と人間・地球の未来*」
* 小出 裕章* 氏京都大学原子炉実験所 助教
詳細・参加申込(要予約・事前振込)
 
   締切: 満席または原則1週間前
 
 いづれも、午後2:10から2:40までに衆議院第一議員会館、
 3時開演、遊び着禁止。
 
主催: 超党派国会議員連盟 人間サイエンスの会(NS)
共催・運営: NPO-IRI 山本 nsnpoiri@gmail.com
                          以上
--------------------------------------
成田曉俊   Akitoshi Narita
E-mailto:akitoshiatspringtime@ezweb.ne.jp
E-mailto:akitoshiatspringtime@gmail.com
 
  (掲載依頼がありましたので、掲載します-事務局)
 

 

たんぽぽ舎です。【TMM:No1125】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その110 ◆
 
            5つの情報をお知らせします(7月4日)
 
 ★1.染水の量は、いったいどれだけなのか?
    都合の悪いデータは一貫して出さない東電の姿勢
 ★2.一日で5,500万円の税金消え-「もんじゅ」原発
       核兵器開発に転用可能―住職が反対運動
 ★3.年間1ミリシーベルト以下の安全な場所で教育を実施して
    7月5日の福島疎開裁判に向けてご協力のお願い
 ★4.「さよなら原発-○○の会-」を作りませんか?
    提案・さよなら原発-にしたま-  会員 さはし やよい
 ★5.メールマガジンの読者より
 ★6.事務局からのおしらせ・3つ
 
 
★1.汚染水の量は、いったいどれだけなのか?
   都合の悪いデータは一貫して出さない東電の姿勢
                        山崎久隆
 
 はじめに、2011.6.10発信の「TMM:No1106 地震と原発事故情報その91」の
1に掲載した「原発汚染水」の原稿について、倍率を「500倍」とすべきと
ころを「50倍」としておりました。100京ベクレルと推定した汚染量を英
国で海洋投棄された2200兆ベクレルで割ると、約500倍が正しい値です。
謹んでお詫び申し上げます。
 
 汚染水の放射能はいったいどれだけなのか。実際には日々、溶融燃料から漏
れ出し続けているため、確定した数値を言うことは誰にも出来ません。しかし
推定値さえも明らかに正しくない値しか公表しないという姿勢は、公表できな
いからと言わざるを得ません。
 東電は28日の株主総会でホームページに公表していると回答しました。とこ
ろがこのデータは海水と土壌と地下水の値で、肝心の溜まり水についてではあ
りません。この値が問題なのであって、その値を出さないと評価できないと何
度言っても聞きません。都合の悪いデータは一貫して出さない姿勢は昔から全
く変化がありません。
 国が公表している溜まり水の推定放射能濃度は「約72万テラベクレル」と
されていますが、日本語で言えば「約72京ベクレル」です。しかし、この値
はヨウ素とセシウムの値をヨウ素換算したものです。
 ストロンチウム89と90の核分裂収率(核分裂により生ずる比率)はセシ
ウム134,137とほぼ同じと見れば、セシウム単体を二倍すれば良いこと
になります。炉心比率は同等程度でも、漏えい率が問題となりますが、水に溶
ける性質を考えれば、これも同等と仮定し、セシウムの存在量を倍にして考え
ると、100京ベクレルという水準になるのです。
 
 
★2.一日で5,500万円の税金消え-「もんじゅ」原発
      核兵器開発に転用可能―住職が反対運動
 
 東京新聞『こちら特報部』の7月4日号は、核兵器に転用可能な「もんじゅ」(特殊原子炉)と反対運動住職中島哲演氏の記事を載せています。「もんじゅ」は、危険=配管が地震に弱い、浪費(一日で5,500万円,総経費1兆円の税金食い虫)、事故多発の特殊原子炉です。文部科学省の所管ということもあって、なかなか話題になりにくいですが、重大で危険な原発で、税金を多額に浪費してきた原発ですので、ぜひ多くの人に関心をもってほしい。そのイミで「もんじゅ」の重要点について報道した東京新聞の抜粋を紹介します。
 
○“夢の原子炉”のはずが、稼働すらできない日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)。17年前に動き始めた直後、事故で14年半も停止。昨年の運転再開後、また事故で止まった。命名の由来は文殊菩薩。「危険な施設に、御仏の名を使うとは」と、長年反対運動を続けてきた地元の住職は憤る。
○長年地元で反原発運動を続けてきた中島住職は、もんじゅのキーワードとして「超危険」「超浪費」「反平和」の三つを挙げる。まず「超危険」。もんじゅは、動き始めて間もない1995年12月、ナトリウム漏れ火災事故を引き起こした。
「配管が、大蛇のようにのたくっていた」。中島住職は、「もんじゅ」の内部を視察した時の光景を強烈に覚えている。軽水炉を使う原発が工場施設とすれば、「もんじゅ」は複雑な精密機械。冷却材のナトリウムは危険物で、接触すれば大爆発する水と、薄い金属板一枚を隔てて流れている。しかも、「もんじゅ」の下を二本の活断層が走る。
○次に「超浪費」。「もんじゅ」の本年度予算は二百十六億円。今後も年間約二百三十億円の経費が見込まれる。停止中も維持管理や点検などで一年に約二百億円かかった。何もしなくても、一日当たり約五千五百万円の税金が消える。同機構の発表で、これまでの総経費は九千四百八十一億円。燃料関係費などを入れると一兆三千億円を超える。
 それなのに、2050年度に実用化を目指すとしていた目標も、いまや「福島の事故もあり、『もんじゅ』の運転再開や実用化のめどは立てられない」(同機構)との状況だ。
○命を奪う核兵器と、高速増殖炉とのつながりは深い。核兵器に転用できる高濃度のプルトニウムを生み出すからだ。「現在の政治判断はともかく、『いつでも核武装できる手段』として高速増殖炉を位置づける政治家や官僚の意図が、これまで外交文書などで明らかになっている」
○元京大原子炉実験所の、小林圭二氏によると、高速増殖炉で発電を目指すのは、いまや世界で日本だけ。米国は1983年に開発停止。英国は87年に原型炉が大事故を起こし、開発から撤退。積極的だったフランスも、事故続発で2009年を最後に廃止した。
 現在稼働する原発の使用済み核燃料は、将来的に高速増殖炉で処理する建前だ。小林氏は、「もんじゅを止めないのは、国の原子力政策や電力会社の原発運転が破綻するからだ。だが、すでに実用化は幻想の域に達している。廃炉しか道はない」と話す。
○福島原発事故の被害は甚大で長期化し、拡散している。この現実に目を向ければ、軽水炉より地震に弱く、危険な高速増殖炉の開発を続けてよいわけがない。国策でも過ちに気付いたら、ためらわずに改めよう。いまこそ原発依存から脱却し、日本の政治力を見せつける時だ。世界が注目している。
 
 
★3.年間1ミリシーベルト以下の安全な場所で教育を実施して
   7月5日の福島疎開裁判に向けてご協力のお願い
 
 東日本大震災後次々に事故を起こした東電福島原子力発電所は放射能を空に海に放出し、三ヶ月過ぎるいまでもいつ終息するか分かりません。郡山で私たちは1時間あたり1.2~1.3マイクロシーベルトの空中放射線量の中で被曝を気にしながら生活をしています。特に放射線の影響を受けやすい、未来ある子どもたちへの影響を心配しています。福島県では、すでに自主避難などで福島の地を離れている子どもたちもいます。しかし、依然、大多数の子どもたちと親は、行政が実施している安全宣伝と危険性を伝える情報に翻弄され、意識の格差や友だちと別れたくない、経済的負担等々で思い悩み不安な日々を送っています。自主避難をしたくてもできない家庭も多く、避難するか否かを各家庭の判断に任せるべきではないと考えます。今回、14人の勇気ある原告が郡山市を相手に「1mSv/年以下の安全な場所で教育を実施することを求める仮処分」を申し立てしました。そして第1回の裁判(審尋)が7月5日に決まりました。
 
  どうか、皆様のご協力、ご支援をお願い申し上げます。
 
日 時 2011年7月5日(火)午後4時集合
場 所 福島地方裁判所郡山支部 隣麓山公園入り口広場
       (郡山市麓山一丁目347 番)
スケジュール 午後4時から集会
       午後4時30分 裁判(審尋)
       裁判終了次第(5時~5時半)から
       労働福祉会館で記者会見・報告集会
         (2階中ホール 郡山市虎丸町7-7)
連絡先 ふくしま集団疎開裁判の会
     代 表 井上 利男(024-954-7478)
    子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
    国、県への対応部会 世話人 駒崎ゆき子(090-2608-7894)
 
 
★4.「さよなら原発-○○の会-」を作りませんか?
   提案・さよなら原発-にしたま-  会員 さはし やよい
 
 作家の澤地久枝さん等が、「さよなら原発1000万人署名」を始めました。4月に東京の西のはずれで発足した私たちの会"福島原発事故を考える会"も、"さよなら原発-にしたま-"と改称。隔月に講師を招き集会を開いています。皆さんも、「さよなら原発-○○の会-」を作りませんか?例えば"さよなら原発-絵手紙の会"。絵に、会の名称と反原発の思いを一言書いて、電力会社や政府に送付。"-おしゃべりの会-"なら、電車の中や喫茶店でうわさ話をする。中味はもちろん、原発の批判!
 有名人が動けば百人力。私たちひとりひとりが動けば万人力。"九条の会"のように、全国に数千の「さよなら原発-○○の会-」ができれば、すべての原発が止まる!と思います。自分に合った"楽"なやり方で、友人や家族と作りませんか?この指と~~まれ。
 
 
★5.メールマガジンの読者より
 
 たんぽぽ舎 御中  上田一郎と申します。
 佐賀県と経済産業省にFAXしました。
 いま、ご存知のように福島の市民団体が県民を対象に山下俊一の「県放射能アドヴァイザー」解任の為の署名活動を行なっています。
 つきまして、これを支えるために他県の者は同じように「山下俊一解任要望
FAX」を県知事宛に送信する運動を行なっては如何でしょうか。
   勿論、私は先ほどFAXしました。
 
 田中龍作氏の下記のブログはご覧になりましたでしょうか。
 これが事実なら真剣に「学童疎開運動」を行う必要があるのではないでしょうか?合わせてご検討願います。   以上
 
 
★6.事務局からのおしらせ・3つ
 
イ、スペースたんぽぽの講演DVD完成
 スペースたんぽぽで行われるいくつかの講座を「一週間位でDVDに作成する はやわざ」をしています(ビデオアクトの松原さんたちへ依頼)。
 2つ完成しましたので必要な方は注文下さい(1000円送料込み)
 
 1、6月21日の講演 2人 105分
   今後の電気は足りている…講師 山崎久隆
   ふつうの主婦が放射能を測定した…講師 横関彩子
 2、6月23日の講演 2人 110分
   住民の安全を守るため「測定」する
   -食べ物汚染を調べる機械を自治体で-
      講師 鈴木千津子、原田裕史(たんぽぽ舎)
 
ロ、7月5日(火)が延期して9日(土)へ変更になりました
  槌田敦:山崎久隆 対談、「福島原発事故の全体像」
 
  諸般の事情で、7月5日(火)が7月9日(土)に延期(変更)となりました。
  テーマ、時間は17:30開場、18:00~20:30、会場「スペースたんぽぽ」
  は変わりません。資料代1000円
  ご参加のほどよろしくお願い致します。
 
ハ、サクラ調査報告集(8集)が完成
 
  サクラと環境汚染、放射能汚染を調べた8年目の資料の原版が
  7月4日完成、7日に印刷もできます。
  8日(金)には18:45~21:00まで
  『桜の異変が知らせる原発放射能汚染』の講演が
  大竹財団(東京駅八重洲口5分)で開かれます。
  奥田智子(元東洋大)、柳田真(たんぽぽ舎)が話します。

  参加歓迎です。参加費:500円 主催:大竹財団

たんぽぽ舎です。【TMM:No1124】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その109 ◆
 
           5つの情報をお知らせします(7月2日) 
          
 ★1 原発なしでも夏OK――火力、揚水発電で供給可能
 ★2 「原発ゼロをめざす7.2緊急集会」に2万人
 ★3 原発のない未来へ~福井アクション! へのおさそい
 ★4 食品の放射能汚染を測定
 ★5 核開発に反対する会ニュースの紹介
 
 
★1 原発なしでも夏OK――火力、揚水発電で供給可能
 
 環境保護団体「気候ネットワーク」は一日、福島第一原発事故の影響で国内の
全原発が停止しても、適切な節電をすれば夏場のピーク需要を乗り切ることがで
きるとの試算を発表した。天然ガス火力の増加に伴う家庭負担増も低く抑えるこ
とができるとしている。
 電力各社の火力発電や揚水発電設備などを合わせると、それぞれピーク時を上
回る供給能力があるのが理由。気候ネットは「原発停止で電力が足りなくなると
の試算は、需要を過大に想定している」と指摘している。
 気候ネットによると、電力十社が予想する夏の最大需要は計約一億七千万kwだ
が、原発以外の発電設備は計約一億九千万kw分あった。天然ガス火力を増やして
も、省エネを進めれば家庭の負担増は月百円以下にできると分析。(東京新聞7
月2日号より抜粋)
 
★2 「原発ゼロをめざす7.2緊急集会」に2万人
 
 本日7月2日、全労連を中心にした「原発ゼロをめざす7.2緊急行動実行委員会」
主催の「原発ゼロをめざす7.2緊急行動」が明治公園で午前11時から開催されま
した。集会呼びかけ人と賛同人には、安斎育郎氏(安斎科学・平和事務所所長)
を始め、女優の市原悦子氏、吉永小百合氏、音楽評論家の湯川れい子氏など多彩
な人々が名を連ね、呼びかけ人10名、賛同人234名の他に、実行委員会参加団体
24団体、賛同団体42団体を主体とし、参加人数2万人(主催者発表)と労働組合
を中心とした反=脱原発運動としては3.11以降、最も大きな集会となりました。
集会は3部に別れ、11:00~12:50が各参加団体がそれぞれ独自のブースで様々な
催しが行われ、13:00から始まったメイン集会では各主催団体の挨拶を始め、共
産党の志位和夫委員長、社民党の福島みずほ委員長からの挨拶があり、その後
14:30からパレードが渋谷方面に向けて行わました。
 
★3 原発のない未来へ~福井アクション! へのおさそい 
 
高速増殖炉もんじゅや敦賀原発等、国内の26%の原発が連立する福井県では、
稼働していない原発に対しても核燃料税を課税する条例案が、全国初7/14ま
で行われる福井県会議で提出されています。これを可決させてしまうと、人々が
原発のために貢ぎ、犠牲になる負の連鎖が更に加速してしまいます。そこで福井
県や周辺地域の母親達が、7月3日4日にコンサートや申し入れを企画しました。
是非ご参加ください
 
【コンサート】「原発の無い未来へ フクイ トーク&コンサート」
 
【日時】7/3(日)  午後5時ー7時
【場所】明通寺(和室)福井県小浜市門前5-22
        TEL/0770-57-1355   入場料:カンパ
 
お話:中嶌哲演 「福井での脱原発の歩み」
ライブ 池辺幸恵(平和のコンサート いのちを守るお母さん全国ネット)
ライブペイント 増山麗奈 (画家)
        田田田田もひちず(福井県在住のアーティスト)
 
 
【申し入れ】「廃炉+停止原発への核燃料税課税はやめて」県庁へ申し入れ
 
【日時】7/4(月) 昼12時半~
【場所】福井県庁 10階 原子力安全対策課
【主催】いのちを守るお母さん全国ネット
      当日連絡先 080-1833-8861(田中) 
 
★事前に合流したい方は、11時45分に福井県庁一階のレストランで合流しましょ
う。
 
★原発の無い未来への願い事を書いた七夕の笹を浴衣を着て渡します。是非浴衣
で参加してください。なかったら浴衣じゃなくてもOK!
 
画家 増山 麗奈
info@renaart.com 080-6687-4118
 
 
★4 食品の放射能汚染を測定
 
たんぽぽ舎の測定活動が宝島8月号に
 
 食品の放射能汚染を測定するたんぽぽ舎の活動が、週刊金曜日につづいて、月
刊宝石8月号でも紹介された。その文を編集部の了解を得て、掲載します。
 
国がダメなら市民が動く!たんぽぽ舎で測定をみる
市民による食品放射能測定
 
 東京都千代田区にある「たんぽぽ舎」では、市民からの問い合わせに応じ、食
品の放射能測定を実施している。
 きっかけは1986年に起きたチェルノブイリ事故だ。食品がどこまで放射能に汚
染されているのかを知るため、たんぽぽ舎は放射能測定器を購入した。
測定器の値段は1台400万円から500万円。決して気軽に購入できるものではない。
現在、たんぽぽ舎に2台置かれている測定器は、福島第一原発事故後、フル稼働
の状態だ。
 「国の言うことは当てにならないとおっしゃって、たんぽぽ舎を頼ってこられ
る方が大勢いらっしゃるんです。」(たんぽぽ舎・放射能測定担当・鈴木千津子
氏)鈴木氏も、不眠不休で測定を続けている。
食品の汚染度測定方法
たんぽぽ舎では、魚、肉、野菜、お茶など、食品であれば何でも計測している。
1?容器に食品を詰め、検体を作り、これを測定器にかけるのだ。
「1?容器に詰める食品の量は多ければ多いほど、正確な値になります。たとえば
ホウレン草などは、余裕のある入れ方をすれば250gくらいしか入りませんが、私
は入れ物が壊れそうになるくらいぎゅうぎゅう詰めにします。そうすると700gく
らいは入ります」
 魚も頭や骨をすべて入れた状態で測定する。
計測している核種は主にセシウム134、137、ヨウ素の3つ。1検体の計測にかかる
時間は2時間だ。
「事故前はなかなか放射能が検出されないので、20時間かけて計測していました。
でも今は検体を入れるとすぐに放射能物質が検出されます。15分ほどあれば数値
はほぼ安定しますが、念のため2時間かけています」
通常は食品しか計測していないが、事故直後には東京・千葉の雨水を計測したこ
ともあったという。
「雨水を入れ、測定器のスイッチを入れた瞬間、目の錯覚かと疑うほどの放射能
が検出されたんです。事故直後の雨でヨウ素が千数百ベクレルも出ました」
測定を依頼する生産者
放射能測定の依頼者には、生産者や農家が多いという。
「農家の人にも汚染されているものを売りたくないという思いがあります。本当
に出荷していいのか、来年も農業を続けるべきか、悩まれている方がいます」良
心的な農家であるほど、困難な選択をつきつけられる残酷な現実がある。
「ある方の家庭菜園で作られた野菜からは498Bqのセシウムが検出されました。
国の暫定基準値よりは下ですが、落胆した顔を見て、何も言えませんでした」
たとえまったく同じ産地、同じ畑であっても、検出される値は異なる場合がある
と鈴木氏は言う。
「チェルノブイリの時も、道路を挟んでこちら側の作物は汚染されていて、向こ
う側はほとんど汚染がないなんてケースがありました。通り一つで結果が異なる
場合があります。放射能の拡散は雨や風など、天候の影響を受けますから、ばら
つきが出てきます」
「○○県だから数値が高い/低いとは必ずしも言い切れない」と鈴木氏は言う。
産地どころか、畑ごとに異なるというのだ。計測した日によって、結果が異なる
こともある。
 暫定基準値に達してはいないが、高い数値が出ている食品がある。そうした農
作物を買ったり、食べたりすることが農家の助けになるという考えも多い。しか
し、「汚染された作物を売りたくないという農家もいる」「食べるかどうかと農
家への補償は別個の問題」というのが鈴木氏の見解だ。
放射能汚染の卵か抗生物質まみれの卵か
 以前、抗生物質を使用しない卵を生産している農家から、検査の依頼があった。
検査の結果はクロ。放射性物質が検出された。
「結果を知って、その方は『出荷停止しかない』とおっしゃるんですね。でも、
今は出ていない他の卵からも、時間がたてば出てくるかもしれない。まずは消費
者の方に事実をお伝えしてはどうかと伝えました。1週間後『話してよかった』
と手紙が来ました。生産現場の見えない、抗生物質がたっぷり入った卵よりも、
放射能が一定量入っていても、抗生物質のない卵の方を消費者は納得して選んだ。
今後も供給してほしいと言われたそうです。放射能を食べることが嬉しいわけで
はありません。でも、何が入っているかわかる卵をその消費者は選んだのです」
 
★5 核開発に反対する会ニュースの紹介
 
 日本の核武装を止めようと作られた「核開発に反対する会」では月1回を目標
にニュースを発行していますが、日本の核武装に直結するもんじゅの問題と原発
事故の問題に力を入れています。6月発行の最新号(40号)でも福島事故問題
とともに、6月24日(ニュース発行後)に強行されたもんじゅ中継装置引き抜
きについて、地元福井でもんじゅ反対運動をしている方たちの文を含め、引き抜
き工事の問題性を集中的に取り上げています。地震の危険も大きいもんじゅはこ
の際繕うよりも廃炉です。
 
40号の内容は下記の通りです。
 
なんでも水素爆発・・・・・・・・・・・・・・・槌田敦
日本の電力事業に資本主義を・・・・・・・・・・原田裕史
もんじゅお粗末事故の困難な後始末・・・・・・・中嶌哲演
もんじゅは相変わらず危険です・・・・・・・・・石地優
破たんした耐震指針のもとでは危険すぎる・・・・今井孝司
6月のもんじゅニュースから・・・・・・・・・・編集部
本の紹介 『低線量内部被曝の脅威』・・・・・・シゲノサオリ
事務局日誌その27・・・・・・・・・・・・・・・柳田真
 
 核開発に反対する会ニュースに関する購読等のお問い合わせは下記までお願い
します。
 
 TEL 03-3261-1128(午前中)
 Eメール mail@kakukaihatsu-hantai.jp   
 
                核開発に反対する会 事務局
たんぽぽ舎です。【TMM:No1123】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その108 ◆
 
           5つの情報をお知らせします(7月2日)
 
    ★1.「つまみ食い」で利用される地震学
                    島村英紀
    ★2.7/8「止めよう玄海再稼働 九電前アクション!
        ~もう玄海原発は廃炉に!~」やります!
    ★3.「えっ?足りてたの?」Tシャツの販売
    ★4.7/7七夕東電前アクションのお誘い
    ★5.槌田劭著『脱原発・共生への道』新装本の紹介
 
 
★1.「つまみ食い」で利用される地震学
 
         地球物理学者 武蔵野学院大学特任教授 島村英紀
 
 先日、菅首相が浜岡原発を停止する決定を発表した。その決定の根拠は、政府
の地震調査委員会が発表している将来の地震確率が30年以内に87%と高いことだ
という。そして、他の原発は止めないし建設中のものの工事も続けることが政府
から引き続いて発表された。
 地震学者である私から見ると、これは決定の責任を地震学に負わせた責任逃れ
にしか見えない。私がかねてから主張しているように、地震学は「地震予知」に
も「将来の地震確率」にも「活断層調査」にも解決には遠い問題があるレベルで
しかないのである。
 今回の東北地方太平洋沖地震で、またも地震予知のむつかしさが明らかになっ
た。もっとも地震予知がしやすいはずの海溝型地震で、しかもあんな巨大地震で
も、どんな前兆も観測できなかったのである。
 今回の東北地方太平洋沖地震のように巨大だった「宝永地震(1707年)」型の
連動巨大地震が起きる可能性も増えてきている。
 
 じつは阪神淡路大震災(1995年)以来、地震予知が不可能なことをさとりはじ
めた政府は、それまでの「地震予知」の看板を「地震調査研究」に掛け替えてい
た。そして「将来の地震確率」と「活断層調査」を活動の目玉にすえたのだった。
 しかし「将来の地震確率」はあちこちで裏切られている。東北地方太平洋沖地
震でも、こんな巨大地震が起きることを予測できず、その震源を小さなナワ張り
6つに区切って、6つの別々の地震発生確率が発表されていた。これによれば10
年以内に大地震が起きる確率は6つのうち「宮城県沖地震(マグニチュード7ク
ラス)の再来」と「三陸沖で起きるマグニチュード7クラスの小さめの地震」の
2カ所が60から70%とされていたほかは軒並み低く、たとえば福島沖も茨城沖も、
大地震が起きる確率は2%以下だった。つまり福島沖などでは地震が起きないと
保証していたのに等しかったのである。
 
 原発を建てる前に、近くの活断層を調査して、その将来の地震危険度を見積も
ることになっている。しかし、これも私が以前から主張しているように(たとえ
ば『巨大地震はなぜ起きる これだけは知っておこう』)、活断層かどうか、そ
れがどのくらいの長さのものか、そしてその活断層がどのくらいの大地震を起こ
すものか、には学者によって異論があり、それゆえ大きな曖昧さがある。その活
断層の長さ、つまり将来そこで起きる大地震の大きさを「値切って」作ってきた
のが、いままでの原発なのである。じつは、政府がこの種の活断層調査の結果を
発表して以来、日本各地で起きた内陸直下型地震は、ほとんどすべてが、活断層
がないはずのところで起きてしまっている。調査に漏れがあるという意味でも、
現在の活断層調査はあてにならないものなのである。(中略)
 
・出典:「6/1生活者通信」から抜粋-発行者の了解を得て
 
■7月2日(土) 島村英紀さん「地震」講座にご参加下さい
      『東海地震・南海地震が心配』
     
 日 時:7月2日(土)13:00開場、13:30~17:00
 講 師:島村英紀さん(地震学者)
 会 場:スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎が入っているダイナミックビルの4F)
 主 催:地震がよくわかる会(連絡先:たんぽぽ舎)
 資料代:1000円
 
 
★2.今が未来の分かれ目!
   7月8日「止めよう玄海再稼働 九電前アクション!
   ~もう玄海原発は廃炉に!~」やります!(転送・転載大歓迎)
 
日 時:7月8日(金)17:30 JR有楽町駅日比谷口に集合
        18:30 すぐ目の前の九州電力東京支社前へ移動、リレートークやライブ!
        19:00 申し入れ書提出スタート、リレートークやライブ続ける
        20:30 終了予定
 
九州電力東京支社地図:http://www.chiyodaku-town.com/map/cy011881/
(千代田区有楽町1-7-1)
備考:申し入れ書を持参して下さい。現地九州でアクションを行っている方から
のメッセージと合わせて出しましょう!
呼びかけ「東電前アクション!」
 
久々の東電前アクションです!
 
■佐賀県知事「安全性はクリア」玄海原発、県議会焦点に【日本経済新聞】
 
 一つでも再稼働を許せば、他の停止中原発も続々とこの流れに続いてしまいか
ねない。福島原発事故の後に、そんな社会はありえない。
私たちの手で必ず防ぎましょう!!
すでに現地では、多くの市民が原発再稼働に反対する行動を起こしています。
そこで、東電前アクションではこの情勢を踏まえ、東京からも『原発の再稼働を
してほしくない!するべきじゃない!』という抗議アピール&申し入れのために
九州電力東京支店へ直接行くことを決めました。
申し入れ文、楽器、横断幕、プラカード、盛り上げるものは何でも持ち寄り大集
合して下さい★
 
 玄海原発再稼働を止めるための緊急行動『九電前アクション!』に対する賛同
メッセージと九電に対する申し入れ文を募集しております。いただいたメッセー
ジはこちらのブログでご紹介させていただき、印刷して九州電力東京支社へ直接
手渡しに行きます。
お名前(ニックネーム可)肩書き・地域
コメントをご記入のうえ、東電前アクション!メールまでご送信下さい。
 
■次回アクションのお知らせ
 東京電力本店&経済産業省へ抗議アクション!
 7月22日(金)17時JR新橋駅SL広場集合 18時東電前 19時経産省前(予定)
 ~原発再稼働への抗議と、福島・関東・東北からの避難政策や補償を
 求めて!~(仮)
 
 
★3.スペースたんぽぽで「えっ?足りてたの?」Tシャツを販売します。
 
◎ 長野県在住の建築家・須永豪さんが、小出裕章氏の講演「原発なしでも電気
は足りている」をYouTubeで観てヒントをえてデザインされた、伝える脱原発T
シャツです。
 原発の不要さをたった一枚のグラフが鮮やかに伝えてくれます。デモにもデー
トにも着ていけるスタイリッシュなデザインです。これを着て歩いて、その日会
った人に電気は足りていることを教えてあげましょう。Tシャツの内容を補足す
る資料つきです。
 自分用に、プレゼント用にぜひお求め下さい!(我が家では、週末には家族4
人おそろいで着て、町を歩き「家族デモ」しています。Y)
1枚1500円。色・サイズさまざま取り揃えております。
 スペースたんぽぽへおいでの際にぜひ、どうぞ!
 
 ※「え?たりてたの?」Tシャツを、直接購入されたい方は
  こちらにお申し込みください。
   須永豪・サバイバルデザイン 長野県松本市
       TEL : 0263-50-9022 E-mail: sd@sunaga.org
 
◎ 7月7日七夕東電前アクションのお誘い
 私たち、「いのちを守るお母さん全国ネットワーク・関東支部」は、七夕にち
なんで、東京電力に対し、「原発を使わない電気の供給」と「こどもたちが安心
してくらせる社会の実現」という願いを届けるアクションを行う予定です。
 
 
★4.7月7日(木)15:00 東京電力本社前集合
            15:20~歌のパフォーマンス
            16:00~要請文を東京電力に手渡す
 浴衣を着たお母さんと子どもたちが笹の葉と短冊を持って集合します。
 このアクションは、日々、空気・水・食品の放射能汚染問題に悩んでいる、小
さい子どものいる親の立場からの思いを届ける要請行動です。
 老若男女、子ども赤ちゃんみんな大歓迎です。
 (できれば)浴衣や甚平を着て、ぜひご参加ください。          
    連絡先 090-2990-0707(7・7アクション事務局)
 
 
★5.槌田劭著『脱原発・共生への道』新装本の紹介
 
 3月11日、東日本を襲った巨大地震・大津波は、福島第一原発をも惨禍に巻き
込んでしまった、というニュースに私は震え上がりました。と同時に、21年前に
出した『脱原発・共生への道』が、すぐに頭に浮かびました。チェルノブイリの
事故のあと、お忙しい槌田先生を追いかけ追いかけしながら出した本ですが、改
めて頁をめくってみて驚きました。
まさに今の惨禍をずばり予言なさっていて、その迫力と説得力、明快さに圧倒さ
れました。
 なぜ、こんな本を再版せずに埋もれさせてしまったのか……。
思うに、チェルノブイリ事故であんなに盛り上がった反原発運動が、なぜかすぐ
に下火となって、少々遅れて発行した本書は、ただただ置き去りにされてしまっ
た……販売能力に欠けるとは言え、あの当時の何ともだらしない私が悔やまれて
なりません。
「今度こそ、何としても脱原発を!!」と、槌田先生の今の気迫は20年前以上で
す。「原発は極悪の犯罪なのです」と念を押しながら、その犯罪の犠牲になって
いる方々への思いを潤ませながら、一時でも早く「脱原発」へ、「共生への道」
へ踏み出そう、と。そして、その道を歩みながら、今一度、自分自身の生き方を
見直して、本当の暮らし・文化を取り戻そう、と。何としても美しい地球を、自
然を、幸せな社会を、未来の子々孫々へ引き継ぎたい、と。
足元の くらし変えよう 一歩ずつ
私も、先生がいつも繰り返されるこの言葉を、今からの歩みのスローガンにしよ
うと張り切らざるを得ません。先生の新原稿を付加して新装した本書をぜひお読
み下さい!! (四六判並製・192頁・定価1200円+税)
                          樹心社代表 亀岡邦生
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
takeshijo
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者ブログ [PR]

Template by decoboko.jp