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たんぽぽ舎です。【TMM:No1102】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その87 ◆
 
          6つの情報をお知らせします(6月3日)
 
   1.『6/11「100万人行動(全国100か所以上)」』のご案内
   2.『市・町で独自に原発放射能を測定せよ!
          住民の安全を守るため―反原発自治体議員・市民連盟』
   3.『印象に残った3つの新聞記事
         小泉元首相の反省。年内の収束「不可能」。
         インド高まる反原発。』
   4.『小冊子『ホントに環境にやさしい電気とは?』(13頁)の
          普及にご協力下さい』
   5.『東電前アクション番外編・交流会~大きな花を
         探す集い~』のお知らせ
   6.『メールマガジン読者からのお便り』
 
 
★1.6/11「100万人行動(全国100か所以上)」
       午後1時~2時 都内3会場
       午後6時~8時 新宿アルタ前
 
6月11日は、福島原発震災から3か月。今なお放射能の放出は続いています。
私たちは、人や自然を傷つける電気はいりません。
全国各地の地域の人々とともに、6月11日に反原発を求める100万人アクション
を呼びかけます。
6月11日は、声をあげましょう!今こそ反原発へ!!
                 (福島原発事故緊急会議呼び掛け文より)
 
・たんぽぽ舎は、昼間、新宿中央公園多目的運動広場と、
 芝公園の両方に参加します。
 両会場に黄色のたんぽぽ舎ノボリ旗を立てます
 
  芝公園13:00集合、14:30デモ出発 解散地:日比谷公園
  新宿中央公園14:00集合、15時デモ出発
 
 
 なお各地集会のあと、午後6時~8時の新宿アルタ前の大集会と
 デモに参加します。
 
★2.「市・町で独自に原発放射能を測定せよ!
      住民の安全を守るため―反原発自治体議員・市民連盟」の方針
 
 ・1月に準備会を結成(東京都庁にて63人)し、5月に正式発足(東京・全水道
会館にて230人)した反原発自治体議員・市民連盟。
 今の重点は、自治体(市町村)での放射能測定の実現をめざす活動です。住民の
生命と安全を守るため、原発放射能被害から、子どもたちを守る、自分や家族を
守るために、(1)大気中の放射線の測定(測定器は5万~30万円)と(2)食品、牛乳、
水、土壌などの食べるもの関連の測定(この測定器は500~600万円する高価なも
の)の2つを目指しています。(1)は自分や仲間と協力してできる金額なので、協
力して行う。(2)は、金額が大きく個人ではムリなので、市役所に買ってもらう
-測定してもらい、住民の食べ物の安全をはかる-運動をめざします。
 
 ・現在、独自に放射線量を測定する自治体が増えています。公園の砂場などの
子どもの遊び場やプールなど、生活の身近な場所で測定しよう。
 
 ・区民の要望受け、独自測定広がる(朝日新聞6月1日の要約)
  都によると、都内では大学や東京電力、都などが計7か所(文京、港、目黒、
新宿、府中、渋谷、八王子)で大気中の放射線を測定。文部科学省や東電のホー
ムページなどで公開。
  港区では4月25日から水道水の放射性物質の測定を始めているが、6月中旬
からは大気や土壌についても測定する予定だ。葛飾区でも6月中をめどに大気中
の放射線量を測定し、公表する。
  東京都は「身近な場所での放射線量の測定箇所が増えることは住民のために
もなり、望ましいことだ」と話している。
 
 ・地元の放射線量どうなの?―独自に測定、自治体次々(東京新聞5月28日の
要約)
    文部科学省の放射線量の観測とは別に、自治体が独自に測定した放射線量
を公表する動きがでてきた。文科省のモニタリングポスト(計測装置)の設置場所
から離れた地域では、「地元の数値はどうなのか」と不安になる住民も少なくな
い。東京都足立区は独自の測定値を公表しており、板橋区も来月に測定を始める
予定で、世田谷区も検討中。都は、都内7カ所の数値を電子掲示板で公表し始め
た。関東地方ではほかに、学校の校庭で放射線量を計測する自治体も少なくない。
群馬県太田市が5月上旬と中旬に市立小学校と幼稚園で校庭での放射線量を計測
して公表。千葉県松戸市も独自の測定を始めた。埼玉県は7月から県内約100箇
所の小学校や幼稚園で地表面の放射線測定を行う準備を進めている。
 
 
★3.「印象に残った3つの新聞記事を紹介します」
   小泉元首相の反省。年内の収束「不可能」。インド高まる反原発。
 
イ. 自民政権の責任 小泉元首相言及 福島原発事故
 小泉純一郎元首相は講演で、東京電力福島第一原発の事故に関連して「自民党
政権時代にも原発の安全性を信用して推進してきたが、過ちがあった」と語り、
自民党政権時代の責任に言及した。
 小泉元首相は「原発を増やすのは無理」と述べた。(毎日5月27日)
ロ. 年内の収束「不可能」―東電幹部が証言
 福島第一原発事故の収束に向けた工程表について、東京電力が「年内の収束は
不可能」との見方を強めていることが29日、複数の東電幹部の証言で分かった。
1~3号機でメルトダウン(炉心溶融)が起き、原子炉圧力容器の破損が明らかに
なったことで、東電幹部は「作業に大きな遅れがでるだろう」としている。
 原子炉を安定状態に持ち込んだ後に想定していた政府による原発周辺住民の避
難見直し時期についても影響が出そうだ。(デーリー東北5/30)
ハ. インド高まる反原発―「フクシマ」機に運動活発
 東京電力福島第一原発の事故を機にインドで原発に反対する世論が高まり、シ
ン政権が危機感を強めている。インドが国際的な原発禁輸の解除をようやく勝ち
取り、経済成長のため原発の増設に踏み切る矢先に起きたためだ。国内に目白押
しの原発の新設計画は遅れが避けられない状況だ。
 インドでは野党や市民運動が強力な動員力を持ち、与党も有権者の目に強引と
映る手段はとりにくく、住民の反対で工場を建設できないケースが頻発している。
 原発4基新設計画について、インド環境省の審査委員会が書類不備を理由に着
工許可を保留する決定を下した。「福島の事故後、委員会は安全性をより詳細に
検討する必要性を感じている」と指摘している。(読売5月26日)
 
 
★4.「小冊子『ホントに環境にやさしい電気とは?』(13頁)の
   普及にご協力下さい―1人、50部の枠よろしく」
 
 ・『たんぽぽ舎・エネルギーと環境を考える会』も協力して発行された大竹財
団出版の『ホントに環境にやさしい電気とは?』がとても好評で、日本全国に普
及されつつあります。
 ・自分の身近な人(友人、知人、家族、親せきなど)に原発の本質と危険性を伝
えよう、という目的で、ひとこと・ふたこと話しつつ手渡しできる小冊子に……
という目的で昨年末から準備されてきたものです。3・11原発大惨事のため急い
で原稿を一部入れ替えたりして、作成を急いで、いくつかの誤りが発生―印刷す
る前に訂正できず、訂正表の添付となったことをおわびします。
 ・現在、ボランティアの皆さんの協力で訂正表の添付の作業も順調です。送付
できます。全国の皆さんへ普及して下さい。なお、より多くの人へ広く普及する
ため、『お1人様50部』までとさせて下さい。ご了解よろしく。(事情のある方
は、ご相談下さい)
 ・また『校正済みの改訂版』発行は、印刷にすこし時間がかかり、2週間後位
になる(6月中旬~下旬)予定です。それまでは、訂正表付きの現行版をお送りし
ます。
 
 
★5.「東電前アクション番外編・交流会~大きな花を探す集い~」のお知らせ
 
 日 時:6月5日(日)13:00~
 場 所:代々木公園(原宿駅から入ってすぐのところ)
 持ち物:食べ物・飲み物等々必要だと思われる物をご持参下さい。東電前アク
ションの方でも大きめのブルーシートなどはご用意いたします、人数に寄ります
が、万が一足りなくなったときのために余裕のある方はレジャーシートなどご用
意下さい。
※雨天中止となります。
※様子を見ながらカンパを集めて食べ物の買い出しなど行う場合もあります。
◎こんな人にお勧め
 原発について話せる人が周りにいない。せっかく集めた原発情報を交換できる
場所がほしい。デモや抗議活動はちょっと恐くて参加しづらい。東電前アクショ
ンに興味がある。花が見たい。みんなで集まって、ただお話をする花見会です。
 
 東電前アクションに参加したことがある方も、ない方も大歓迎です。
 お一人でもお気軽にご参加下さい。
 をごらんください!
主 催:東電前アクション
 
 
★6.「メールマガジン読者からのお便り」
 
 以前、豊田さんが来たときの勉強会に参加させていただいたものです。
いつもメールの配信ありがとうございます。
ボランティアのお話良かったです。
私も4歳、7歳、9歳の子供の母ですが、子連れで発送作業などを通して、反原
発の思いをもつ方たちとつながれたら、なんて素敵なんだろうと思いました。
労働力というより、子連れでかえってご迷惑をおかけするかも知れませんが、何
かの形でかかわれることはありますでしょうか・・・。
タンポポ舎の開いているお時間にお邪魔してもいいのですか?
 
お答え:たんぽぽ舎です。大歓迎です。
    ぜひ、おいでくださいませ。
    昨日のメールマガジンのように、お子様がいらっしゃるとなごみます。
    ごいっしょにどうぞ。
    可能なら、事前にお電話をいただけると幸いです。
                   たんぽぽ舎、柳田 真
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1101】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その86 ◆
 
          4つの情報をお知らせします(6月2日)
 
 
   1.『「スペース たんぽぽ」(60畳)の開設準備すすむ』
   2.『今年の夏も原子力なくても電力は大丈夫!』
   3.『たんぽぽ舎の近況―その1』
   4.『6/4市民文化フォーラム6月研究シンポジウム』
 
 
★1.『スペース たんぽぽ』(60畳)の開設準備すすむ
   机・イスを発注しました(注文生産)。
   6/21(火)「今年の電気は足りている」 山崎久隆講師
   6/22(水)「高円寺素人の乱、原発反対デモ」松本はじめ講師
 
 ・『スペース たんぽぽ』(60畳)開設準備が、すすんでいます
  (6月20日から開設)。
 ・机と椅子については、何人かの意見を聞いて、値段表もとりよせて、比較・
検討して発注をしました。今月の22日午後に到着します。
 ・『スペース たんぽぽ』で開設する講座、勉強会の準備も進んでいます。
 すでに「反原発自治体議員・市民連盟」の第1期全7回の講座内容が発表され
ました。
 6月23日(木)から毎週1回、夕方に開催。
 水曜と木曜交互の開催:第1回 6月23日(木)、2回 6月29日(水)、
 3回 7月7日(木)、4回 7月13日(水)、5回 7月21日(木)、
 6回 7月27日(水)、7回 8月3日(水)
 参加費1回は1,000円、前売券 800円、7回まとめ券は4500円でお得です。
 ・プレイベント講座は6月21日(火)夕方開催。
 テーマは、「今年の電気は足りている」という中味で、山崎久隆さん(たんぽ
ぽ舎副代表)の話。東電のデータを使って、「電気は足りている」話をします。
ちまたにあふれている東京電力の夏の電気が足りないPR(実は、原発を推進し
たいPR)のカラクリ、ゴマ化しをはっきりさせます。話は、「原発なしで電気
は大丈夫」。液化天然ガス火力の優秀さやクリーンさにも及びます。
 原発があるから停電するんだ、と…資料を用意。乞うご期待。資料代1,000円。
 ・22日(木)は、『スペース たんぽぽ』開設記念集会として、高円寺1.5万人デ
モを実現した『素人の乱・5号店主』松本哉(はじめ)さんのお話を予定していま
す。(18:30開場19:00開会~21:00 参加費1.000円) なお、『たんぽぽ舎』柳田
真の「開設経過と今後」や、登録団体、各代表のあいさつ、参加者の皆さんのメ
ッセージも考えています。
 ・今後、『スペース たんぽぽ』では、続々と魅力ある講座のテーマと講師を
企画・実行していきます。乞ご期待。
 なお、みなさんからの講座テーマや講師への要望・注文を歓迎。
 声をおよせ下さい。(や)
 
 
★2.「今年の夏も原子力なくても電力は大丈夫!」
 
 たんぽぽ舎に今朝、「原子力なくても電力いらない」はわかるけど、さすがに
今年の夏は、福島原発が止まっているからだめなんじゃないの?よっぽど節電し
ないと?というお問い合わせの電話がありました。
大事な点なので、もう一度復習しておきましょう。
 現在日本では、電力の約30%が原子力で供給されているので、ほとんどの日本
人は、原子力を廃止すれば電力不足になると「思い込まされて」います。
 しかし、実際には、
・原子力発電の発電能力は、日本全体の発電所能力の18%にすぎない。
・原子力が発電量で約30%になっているのは、原子力発電所の稼働率だけを上げ、
火力発電所の多くを停止させているから。
・現在原子力が生み出す電力を、すべて火力発電でまかなっても、なお火力発電
所の設備利用率は7割にしかならない。
・電気は貯めておけないので、水力の渇水、定期検査の休止中の発電所分も考慮
すべきと推進派は言うが、過去の実績からも、最大電力需要が火力と水力発電の
合計以上になったことすらほとんどない。
・真夏の数日、そのまた数時間の電力使用のピーク時には、工場の操業時間の調
整、自家発電からの融通、労働者の年次休暇の消化(統計ではクーラーの温度設
定の調節などで充分に乗り切ることができる。
            (たんぽぽ舎「地震と原発事故情報38より要約」
さらに、震災後の火力発電の復旧はとても早く、何万人の人々から家を奪い、被
ばくさせ、今もって放射能を垂れ流している福島原子力発電所とは比べるべくも
ないものです。
・被災した東京電力広野火力発電所(5基、計380万Kw)(福島県広野町)は、今
年7月中旬にも全面復旧し、それに伴い揚水発電も稼働する。
・また、浜岡原子力発電停止後の、中部電力からの電力融通分が心配されました
が、中国電力からの融通をとりつけ、西日本からの100万Kwの融通を受ける点
は変更がない。この結果、東電は供給不足が深刻な東北電力に最大140万Kwを
融通さえする。
そうなれば、真夏のピーク時にも電力は不足しない。(たんぽぽ舎地震と原発事
故情報その66・東京新聞5/12朝刊、地震と原発事故情報その70、5/13デイリーニ
ュース )
 さらに、東電発表では今夏の需要も供給力もおおよそ5500万kW程度です。5500
万Kwというのはおおよそ一昨年の夏のピークの数字です。一昨年はリーマンシ
ョックにより需要が落ちましたが、一般の人の感覚では「よっぽど節電しないと」
というレベルではないでしょう。これに現在、経団連等で、企業の持っている自
家発電の稼働が要請されています。通常自家発電装置は発電単価が高いので止ま
っていますが、今夏はコストが多少かかっても稼働する見込みです。その分東電
の需要が減りますし、一部の自家発電は東電に供給できます。
 もちろん、電力を無尽蔵に使ってよいということではありません。電力を過剰
に使い、過度に快適な生活に依存してきた市民一人一人のライフスタイルに思い
をはせ、これからのエネルギー供給体系について、市民ひとりひとりが知恵を出
していくことが必要なのではないでしょうか。(Tさん、Hさん)
 
お知らせ:現在準備中の『スペースたんぽぽ』で、
6月21日(火)「今年の電気は足りている」(山崎久隆氏)の講演があります。
詳細はまた、お知らせします。是非お出かけ下さい。
 
 
★3.「たんぽぽ舎の近況―その1」 (柳田 真)
    ボランティアの協力でやれています
 
 ・今週もたくさんのボランティアに来ていただいて心から感謝しています。
 今週は小冊子(13頁)『ホントに環境にやさしい電気とは』の注文が全国から殺
到(さっとう)し、それへの対応で大変でした。訂正シールを増刷し、1つずつ貼
る作業と宛名を正確に書いて送る作業です。短時日に数千冊、三けたを超える人
々へ送付できたのは、ひとえにボランティアの皆さんの力です。青森に住むIさ
んもバスでわざわざ上京されて、半日ボランティアをして、夜の会議(『地震が
よくわかる会』)へ出席されて帰られました。ただ感謝あるのみです。都庁退職
者のYさんは、毎週2回も来て、丁寧な仕事をしていただいています。オールマ
イティの友人です。千葉のMさんは、二人の娘の子=孫の世話と自分が属する女
性団体の会合や行事など忙しい合間をぬって、"毎週1回はくるからね"とおっし
ゃって、モクモクと、パンフ用のコピー紙の帳合などをやっていただいています。
3人のお子さん(小学生、幼稚園、1歳児)のお母さんのS子さんも車でみえてい
ます。小学生のAちゃんは「私も手伝う」、といって封筒へシールを貼ったりし
て、一人前の様子。まわりの人からホメられて、おもばゆそう。それでも弟へ自
慢したそうな、かわいい様子でした。Aちゃんの作業姿は、まわりのボランティ
ア・スタッフをなごませています。Sさんは、新聞のよせあつめの「切り抜きを
貼る」のを手伝っています。原発・地震関連の切り抜きを地方紙や毎日の新聞か
ら切り抜く仕事です。これらがまとまって半月刊の『原発いっしょになくそう
よせあつめ新聞』になります。『たんぽぽ舎』はこういう多くの人の力で今日も
支えられています。
・今後の課題として、イ.ボランティアの皆さんが、『たんぽぽ舎』ボランティ
アに来て、いくつか得るものがあったと思ってもらえるように運営したいこと、
ロ.ボランティアの皆さんに気持ちよく協力してもらうために、『たんぽぽ舎』
側の仕事体制の改善(キチンとした、先取りした仕事体制の確立)と柔軟な運用、
ハ.ボランティアの人々へせめて、交通費実費ぐらいは出したいこと(現在は出
来上った資料やパンフレットを1部お渡しすることしかできていない)等があり
ます。
・今後、随時、『たんぽぽ舎』の近況、エピソードなど紹介していきます。
 
 
★4.2011年 市民文化フォーラム6月研究シンポジウム
   原発震災と市民―福島第一原発事故から何を学ぶか
 
○講 師 菅井益郎(国学院大学・市民エネルギー研究所)
      「福島原発報告―過去の公害の歴史から学ぶ」
     新藤宗幸(東京市政調査会)
      「復興と情報公開問題」・・他、現地報告を予定
○日 時 2011年6月4日(土)14:00~16:30(13時30分開場)
○場 所 日本教育会館702号室(千代田区一ツ橋2-6-2 TEL 03-3230-2831)
○参加費 一般1000円/大学生500円/高校生以下無料
 連絡先:市民文化フォーラム 千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル
     TEL:042-422-2547/045-317-3325  info@cc-forum.org

 

たんぽぽ舎です。【TMM:No1100】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その85 ◆
 
          4つの情報をお知らせします(6月1日)
 
 
   ★1、「がんばろう日本」どころでない  山崎久隆
   ★2、安全怠った東電は全額賠償を    槌田 敦
   ★3、6.11シンポジウムのご案内
   ★4「ホントに環境にやさしい電気とは?」配布遅れのお知らせ
   
                   
★1「がんばろう日本」どころでない
                                            山崎久隆
 
放射能ストレス
 
 ちまたには「がんばろう日本」というスローガンが氾濫している。私はこの言
葉が嫌いだ。ものごとにはがんばれないこともある。がんばってはいけないこと
もある。津波や地震に、何をどうがんばれというのかと皮肉を言っているのでは
ない。「がんばろう」という一言が、場合によっては、人によっては、大変大き
なストレスを与えることになるからでもあるが、さらに放射能に対してがんばれ
というのはお門違いだからでもある。放射能に対しては「逃げろ」しかないのだ。
 福島県内には、高い汚染地帯に多くの子どもたちが取り残されている。国が3.
8マイクロシーベルト/時を活動制限値としたため、この値を下回っていると通
常生活が可能としているが、言い換えるならば「この線量まではがんばれ」と言
っているに等しい。
 放射線恐怖症という表現を文字通り使っている人間がいるのだ。長崎大学の山
下教授は福島県が任命した「放射線健康リスク管理アドバイザー」として各地で
講演をしているようだが、その中で「偏見や先入観、知識のなさが放射線恐怖症
を引き起こしている」と触れ回っている。放射線を正しく怖がることは必要だが、
カラ元気で無用な被曝をして良いはずが無い。さらにこの人物「国が20(ミリシ
ーベルト)という指針を決めたのだから、それに従うのは国民の義務」とまで言
い放ったという。
 なお、山下教授は100ミリシーベルトまでの被曝は健康に影響が無いという立
場なので、まして20ミリシーベルトには何の問題も無いという立場だ。もちろん
大人だろうと子供だろうと全く区別しない。
 このような発言を基準とされたら、多くの人は大変な恐怖を抱く。それに対し
ては「信じろ」というだけだ。基準は安全かと問われても「安全と言うことは簡
単に言えない」としながら、これを基準として受け入れ、安心せよと「アドバイ
ス」する。なるほど、信じてしまえばストレスは無いというわけだ。そんなもの
は科学でも何でも無かろう。健康被害は信じたからと言って回避されるわけがな
い。精神的ストレスにしても、原因を取り除かないで「気のせい」のごとくに取
り扱うことが、PTSDを悪化させることを指摘している文献は多い。放射線被
曝は痛くもかゆくも無いかもしれないが、被曝をしたという事実は確実に人々の
心をむしばむ。
 そのうえ、文科省は信じがたい文章を配布している。その中には「放射線恐怖
症」と捉えかねない表現がある。ほぼ山下教授の主張に沿った内容である。
 国はトンでも発言の山下教授の100ミリシーベルトまでの被曝は健康に影響な
いというところを「いや20ミリを基準としている」として、それよりも配慮して
いるかに振る舞うことで、健康に重大な影響を与える恐れのある基準だという私
たちの主張に対抗しようとしているようだ。
 
米国の規制値は3ピコキュリー
 
 良く比較される米国の水道水規制値は、3ピコキュリー/リットル(以下全て
リットルあたりを省略)であり、これは日本の規制値のおよそ千倍も厳しい。
日本の乳児暫定指標は100ベクレルであり、1ベクレルは27ピコキュリーに相当
し、100ベクレルはおよそ2700ピコキュリーに相当する。
 米国が西海岸などに到達した放射能について水道水への影響などを懸念したの
は、これだけ厳しい基準を持っているからだ。日本では3ピコキュリー(逆に言
えば0.1ベクレル)であれば最大検出時に、ほぼ東日本全域で規制値を超えるこ
とになったからだ。
 世界の水道水の基準はどうなっているのだろう。
 WHOの基準は1ベクレルで、高いほうに位置するが、それでも日本の100分
の1、ドイツは0.5ベクレル、日本も実は3・11以前はWHO基準に準拠して
いたが、今回の大規模放出により一般300ベクレル、乳幼児100ベクレルの暫定基
準を設定した。
 
五重の壁はもうない
 
 原発の安全性を説明するときに、放射能は五重の壁により封じ込められている
と言われてきた。しかし今はその壁が全て破壊されている。チェルノブイリ原発
事故もそうだったが、チェルノブイリ原発は「格納容器がない」などとされてい
た。五重の壁が全て突破されたのは史上初めてのことなのだ。
 特に深刻なのは、今も冷却が完了していないことだ。冷やし続けなければメル
トダウンが進行し、格納容器も破壊し、封じ込めることは出来なくなる。
 現在、燃料が溶け落ちた1、2、3号機の圧力容器内部は、粉砕された燃料が
下に堆積している。3号機に至っては、崩れた燃料がシュラウドの内側に堆積し、
冷却用の水がシュラウドと圧力容器の間にとどまっていると見られている。その
ため冷却能力に支障を来しており、圧力容器の真下が破断してしまう危険性があ
る。そうなればもはや格納容器が破壊されるのは時間の問題となってしまう。
 燃料の全溶融により圧力容器が破壊され、格納容器も貫通していたことで、冷
却に水棺方式をとることにも意味がなくなった。水浸しそのものが不可能になっ
ただけでなく、大量の冷却材投入は汚染水を際限なく増やし、環境への大量漏え
いが避けられない事態となるからだ。
 燃料をいわば「漉しとっている」のに等しいため、セシウムだけでなくストロ
ンチウムやプルトニウムも漏出することになる。それが海に流れ出せば、取り返
しのつかない大規模汚染になってしまう。
 既にこれまでに政府発表でも520トン、4700兆ベクレルもの放射能を放出した
とされる。高レベル汚染水を溜めるためとして意図的に放出され、周辺諸国から
批判された集中廃棄物処理施設の1万トンを超える廃液は全体でも0.1兆ベクレ
ルだったのだから、その規模のすさまじさが分かるというものだ。このうえ1立
方センチあたり100万ベクレル規模の廃液を1万トンも放出したら、いったい太
平洋はどうなってしまうのだろうか。
 
★2、安全怠った東電は全額賠償を     槌田 敦
 
「『東電免責されない』は本当か」〈24日 朝日新聞〉は、無過失で以上に巨大
な天災の場合に免責されるという原子力損害賠償法の規定を根拠にしている。
だが、福島第1原発の事故は無過失ではない。緊急炉心冷却システム(ECCS)
の「欠陥」を放置したのが原因だと思う。ECCSは原子炉に異常が生じたとき、
炉心を冷やす重要な任務を持っている。
だからECCSはそれぞれの原子炉につき、複数の系統が用意され、1つが不具
合でももう一つが働くように設計されている。
ところが第1原発の1号機から4号機までのすべてのECCSは津波対策が十分
ではなく、電源を喪失した。東電はこの欠陥を知っていたのだろう。5号機と6
号機ではその一つを高い位置に置き、大きな事故にならずにすんだ。
1号機から4号機は改修にお金がかかるからか、そのままにしていた。東電が安
全対策をけちって起こした過失事故なのだ。
東電の全額負担で、全資産を売り払ってでも償うべきである、(朝日新聞5月31
日声欄より)
 
★3、6.11シンポジウムのご案内
 
6月11日の芝公園でのデモに参加させていただく「市民連帯の会」の三井環で
す。
私共「市民連帯の会」では午後からのデモの前に、下記要領にてシンポジューム
を開催いたします。もし宜しかったら貴団体の皆さまにシンポジューム参加のお
呼びかけをお願いできれば幸いです。大変恐縮ですが宜しくお願いいたします
なお入場料は無料ですが500円程度のカンパをお願いできればと存じます。
 
☆「脱原発」シンボジューム☆
◎日時:6月11日(土)午前10時20分~午前11時30分
◎場所:四谷区民センター(450人収容)
       (地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩5分)
    東京都新宿内藤町87番地/03-3351-3314
◎出席者:森ゆう子氏、三上治氏ら国会議員、ジャーナリスト5・6人
◎主催者:「市民連帯の会」
〒110-0015 東京都台東区東上野6丁目1番4号イワツキビル201号
     TEL03-3844-8722 FAX03-5827-3132  siminrentai@goo.jp
 
 
★4、お知らせ
 ・「ホントに環境にやさしい電気とは?」配布遅れのお知らせ
  おかげさまでたくさんのご注文を頂き、あっという間にたんぽぽ舎預かりの
 分(1万部)は終了いたしました。追加分が届くのは、3日後です(6月4日)
  (これは正誤表入りです。)
  訂正済み版の増刷も致しますが、仕上がりは、約半月(6月中~下旬)先と
 なります。また、お知らせいたします。
 ・「原発を並べて自衛戦争はできない」―原発と憲法の関係―
 (山田 太郎さん著 小冊子)をお分けします。(一人5部まで)(無料)
  
      送料   1~5冊 100円
たんぽぽ舎です。【TMM:No1099】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その84 ◆
 
          5つの情報をお知らせします(5月31日)
 
  1.『長期化する福島原発事故
     深刻な汚染-下請け労働者守れ-』
  2.『読みごたえ・「食品の暮らしの安全」誌が原発特集
         脱原発の日本再生ビジョン-15本の文章掲載
      放射能による史上最大の海洋汚染を告発』
  3.『レイバーネットTV
      「隠された被ばく労働を追って~日本の原発労働者~」』
  4.『「“スペースたんぽぽ”(60畳)」を新しく開設』
  5.『震災を口実にした国家公務員の賃金引き下げは許されない!』
 
 
★1.長期化する福島原発事故
   深刻な汚染-下請け労働者守れ-
 
・東京新聞「こちら特報部」が健闘している。5月28日号は長期化する福島原発
事故-深刻な汚染-下請け労働者を守れを特集していて読み応えがある。
そのいくつかを紹介します。
・デスクメモはいう。
 オイ、オマエー。取材した下請け業者は「東電さんに名前で呼ばれたことはな
い」と話した。新宿や上野の野宿者には事故後、日当1万2千円で“特攻隊”の
声掛けがあったという。単純に年間で換算すると、東電トップの報酬の約二十分
の一。業者は「私たちは人扱いされていないから」と寂しげに笑った。(牧)
・収集のめどが依然立たない東電福島第一原発の事故。一号機の燃料は格納容器
から漏れ出しているとみられ、汚染水は増すばかり。4号機の使用済み燃料プー
ルも危うい状態だ。人手不足も予想される。被ばくを強いられる下請け労働者ら
の安全管理はなおざりにされたままだが、夏場に向け、作業環境は悪化する。人
手がなくては何もできない。安全管理の構築は急務だ。
・樋口健二氏は「原発労働者たちを非人間的に扱う差別構造がある。40年以上も
放置されてきた。こうした差別がある限り、原発労働者は集まりにくいし、厳重
な被ばく量の管理がなければ、健康被害も怖い。被ばくと人手不足の双方の意味
で、事故の悲劇はこれから始まる」と語気を強めた。
・福島第一、第二原発の作業を担ってきたある下請け業者は「こちら特報部」の
取材に「夏場に向け、作業員不足が生じかねない。」と懸念した。
この業者は「あんなに暑い現場はない。目を覆うゴーグルも内側から曇り、作業
にならない。原発をシートで覆えば、もっと温度が上がる。耐えられない」と話
した。最近、地元業者の中には東電の仕事を断り始める業者もいるという。
「機材は業者の自前だが、汚染される。そうなると、他の現場では使えなくなる。
だが、東電からの補償はきかない。とても割に合わない」
 
 
★2.読みごたえ・「食品の暮らしの安全」誌が原発特集
      脱原発の日本再生ビジョン-15本の文章掲載
   放射能による史上最大の海洋汚染を告発
 
 「食品と暮らしの安全」誌(月刊誌)が、5月号、6月号で原発特集を組んで
いて、読み応えがあります。
 その一部を紹介します(特に5月号)。30頁余の小雑誌だが、読みごたえのある
文章が多い。
・5月号の目次は次のとおり。
  昔から横暴だった電力・原子力業界
  まだまだ続く放射能汚染・槌田敦氏に聞く
  その時都内の小学校では
  被災地での医療(寺澤政彦医師)
  中国・中国で知った東日本大震災
  アメリカ・高まる反原発世論
  「安全基金」の考え方
  「フクシマ」の映像作品を作ろう
  牛乳の放射能汚染
  特集2・魚汚染の真実、海産物のストロンチウムが危ない
       「不検出」のウラ側
        煮干し粉を3年分、備蓄しよう
        広がる放射能汚染・魚を食べるのは今のうち
        原子炉の底が破損した
        145,000倍の放射能
 
・海を放射能で最も汚染したのは、英国ウィンズケール(セラフィールド)の核燃
料再処理工場といわれてきました。その汚染総量と同じ量の放射能を出したのが
福島第一原発の小さな漏水箇所。海に出た放射能の量は、全体ですでにウィンズ
ケールの800倍といわれています。日本は「脱原発」を進めねばなりません。
・第2特集「魚汚染の真実」は6本の小文をのせています。
 具体的な提言が載っています。魚を食べるのは今のうち-放射能汚染が広がる
ので(濃縮が進む)-煮干し粉を3年分(できれば5年分)買ってください。魚汚染
の真実=145,000倍の放射能-巧妙に発表用語を操作して汚染を隠しています。
しかし、魚の放射能汚染は通常値の145,000倍になっています。
 ・5月号は36頁、800円でたんぽぽ舎でも取り扱っています。
 
 
★3.レイバーネットTV
   「隠された被ばく労働を追って~日本の原発労働者~」
 
 原発問題を中心に月2回のペースで放送を続けている「レイバーネットTV」
ですが、次回は、原発の被曝労働を一貫して取材してきた写真家・樋口健二さん
をお招きします。写真・映像を交え、被曝労働の実態と福島原発事故についてふ
んだんに語っていただきます。ぜひご覧ください。
 なお、その後の放送は第15回(6/16木)・第16回(7/7木)まで行い、一区切りと
する予定です。企画などのご意見も歓迎です。
 
●労働者の労働者による労働者のためのレイバーネットTV
 第14回放送~福島原発事故特集・第5弾~      
・生放送日時:2011年6月2日(木曜日)20:00~21:15
・視聴アドレス  http://www.labornetjp.org/tv
・配信スタジオ バンブー(地下鉄「新宿三丁目」E1出口)
・番組構成
 1.【ニュースダイジェスト】
 2.【木下昌明の今月の一本】
    映画評論家の木下昌明さんが、四日市市の公害問題に焦点をあてた映画
「青空どろぼう」を取り上げます。
 3.【特集・隠された被ばく労働を追って~日本の原発労働者~】
     20時15分ごろから
 4.反原発ソング(ジョニーH)
 ◎中継現場で一緒にもりあげませんか?
  スタジオ来場大歓迎(事前に連絡ください)
・連絡先:レイバーネットTV 090-9975-0848(松元)
・協 賛:市民メディアセンターMediR
*視聴方法、ツイッターのやり方などの電話サポート TEL03-3530-8588
ツイッターの取得方法は、http://www.youtube.com/watch?v=Oiwu4LxYH98
 
 
★4.「“スペースたんぽぽ”(60畳)」を新しく開設
 
 6月22日(水)オープン記念講演「素人の乱」5号店店主 松本哉(はじめ)さん
 たんぽぽ舎が“もう、原発やめよう”の運動をもっと広く豊かなものとする目
的で同じビルの4Fに、新しく“スペースたんぽぽ”60畳室を開設します。(現
在の5F・たんぽぽ舎プラス4Fの“スペースたんぽぽ”)
 6月22日(水)夕方、オープンの記念講演会とお祝い会を、高円寺1.5万人デモ
実現の、素人の乱・5号店店主 松本哉(はじめ)さんを招いて行ないます。ご参
加下さい。詳細次号
 
 
★5.「震災を口実にした国家公務員の賃金引き下げは許されない!」
 
 ☆震災復興は賃下げ・増税ではなく、全ての労働者が安心して働き、生活でき
ることにより内需拡大を促すことである。
 ☆公務労働者に労働基本権を!
 ☆公共サービスの再確立を!
 5月23日、総務省と連合系の公務員労組連絡会は月給10~5%、一時金一律10%
の賃金引き下げを合意したと報道された。人事院勧告制度を政府と一緒になって
労働組合が破壊したことになる。政府が進めようとする人員削減、賃金引き下げ
公務員制度改革に手を貸し、公務労働者の労働基本権を原則的確立することを曖
昧にすることになり許されない。
 東日本大震災では地方自治体、国の出先機関の労働者による献身的で自己犠牲
的な活動によって多くの命が救われ、救援活動が行われた。被災地に一日も早く
日常生活を取り戻す復興に向けた活動は、いまから更に必要となる。震災復興の
原資という口実は必ず次には消費税など増税に利用される。「欲しがりません勝
つ(復興)までは!」とは第2次大戦の日本帝国の標語だった。
               (全労協FAXニュース5月25日号より転載)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1098】
                          転送歓迎
      ◆ 地震と原発事故情報 その83 ◆
 
          7つの情報をお知らせします(5月30日)
 
  1.『6/11全国アクションの東京は18時に新宿アルタ前広場に大集合!』
  2.『ドイツ原発廃止へ 16万人デモ』
  3.『“満杯”汚染水に台風の危機 流出対策まだ不十分』
  4.『二本松市長反旗を翻す 二本松市 内部被ばく検査へ~
     結果によって避難も検討』
  5.『5月29日講演・討論会はよかった』
  6.『6/3それゆけ!?安全マン!?レントゲン・チェルノブイリ・
     フクシマ」演劇人による朗読劇のご案内』
  7.『「ホントに環境にやさしい電気とは?」訂正―6点』
 
 
★1.6/11全国アクションの東京は18時に新宿アルタ前広場に大集合!!
 
 6月11日の脱原発・全国100万人アクション、東京は都内数カ所でデモが行われ
た後に、夜に集まります。その概要がついに決まりました!
全国アクションの公式サイトの「アクション一覧」から転載します、
ぜひ広めていきましょう
 
               6・11脱原発新宿アルタ前アクション
 
     日 時:6月11日18:00~20:00
     @新宿区東京・新宿東口・アルタ前
    (主催):6.11脱原発100万人アクション・東京
    (問合せ)080-5491-3899、090-1548-5929
 
宣伝カー数台による新宿駅周辺における街頭アピール。
国会議員・著名人などのリレートークあり、ミュージックあり、
参加者による1人1分間アピールも。
パネル、持参チラシなど大歓迎!!!あの話題の人も参加!?
全国各地のアクションを巨大モニターで放映予定。
全ての情報は http://nonukes.jp/wordpress/
<http://nonukes.jp/wordpress/>(東京の情報は「アクション一覧」から)
 
 
★2.ドイツ原発廃止へ 16万人デモ
 
 ドイツの21都市で28日、脱原発の早期実現を求める一斉デモが行なわれ、
16万人が参加した。日本の福島第一原発事故を受けて、メルケル首相が諮問し
た「倫理委員会」が同日、最終会合を開催。6月6日の新エネルギー政策の閣議
決定へ向け最終段階に入る。デモはこれに合わせてアピールする狙いだ。
 首都ベルリンのデモには2万5千人が集結。「原子力やめよう」を合言葉に市
内中心部を行進した。大学生モーレンスホフさん(20)は「私たちの将来のために、
一刻も早く原発を廃止してほしい」と訴えた。(5/29東京新聞の要約)
 
 
★3.“満杯”汚染水に台風の危機 流出対策まだ不十分
 
 福島第1原発に事故後、初めて台風が近づいている。東京電力は強風や大雨の
影響で、敷地内にたまる高濃度の放射能汚染水や、放射能を帯びたちりが外部に
出ることを懸念。対策を進めているが、政府と東電の統合対策室でも十分ではな
いとの見方が出ている。
 東電は台風のリスク(危険性)として、敷地内のちりが散乱したり、豪雨で汚
染水が流出したりする恐れを挙げている。
 細野豪志首相補佐官は「台風対策は万全とは言えない」と不安をのぞかせた。
背景には、建屋地下にたまる汚染水の扱いに苦慮している事情がある。
 タービン建屋や原子炉建屋などの地下には、高濃度の放射性物資を含む汚染水
がたまっているが、その水位が地下水を上回ると外部に染み出す恐れが高まる。
危険ラインまで既に1メートルを切っている。移送先の集中廃棄物処理建屋でも
2メートル弱しかない。
 1,3,4号機の原子炉建屋は屋根が大破しており、雨水の流れ込みを防げず、
地下の汚染水が増えることが予想される。
 また、たまり水の水位が海抜4メートルの海岸近くの岸壁を上回ると、地下ト
ンネルを通じて海に流れ出す恐れがある。過去2回の汚染水流出はこのルート。
 このほか原発専用港湾内にたまっている放射性物質を含んだ海水が外洋に拡散
することも心配。(東京新聞5月29日の要約)
 
 
★4.二本松市長反旗を翻す 二本松市 内部被ばく検査へ~
   結果によって避難も検討
山下俊一氏をリーダーとしたチーム、福島県民200万人の健康調査 に対抗か。
 
 二本松市の三保恵一市長は、5月27日、OurPlanetTVのインタビューに答え、
独自にホールボディカウンターを利用した内部被曝検査を行うことを明らかにし
た。今回、ホールボディカウンターで内部被曝調査を行うのは、二本松市内の妊
婦や子ども、屋外での作業時間が長い農家や建設業の人など。これまで国に対し
て、ホール ボディカウンターを利用した内部被ばく調査をするよう要請してき
たが、国が取り組む予定がないことから、まずは20人に限定して、独自に調査を
することにしたという。 検査する人の選定や、公表の方法などが調整でき次第、
早ければ今月中に検査を実施する方針だ。 福島県立医科大学のホールボディカ
ウンターは現在、利用できないため、県外の医療機関と提携する。
三保恵一市長は、「内部被曝がないというのを願っている」としながらも、結果
によっては、 子どもを含めた市民の避難についても検討すると明言した。
5月3日の二本松市での山下俊一氏の講演についてご覧になっていない場合は
是非以下もご覧ください。
 
 
★5.5月29日(日)の集会はよかった
 
◎5月29日講演・討論会(世界の原発廃棄に向けて)(共催:たんぽぽ舎、9条改
憲阻止の会、ルネッサンス研究所)は、これまでいろいろな社会運動にかかわっ
てきた人々が、今最重要、緊急課題である「原発廃棄」の1点に集中して共闘を
組み、新しい社会に作り替えていこうという決意をともに確認できてよかった。
                             (N子)
◎〈補足〉登壇者とお話は、以下のとおり。
最初にたんぽぽ舎柳田さんから、原発の問題点と、原発廃棄へ向けた共同行動の
呼びかけ。
次いで、
・宮台真司氏(社会学者)
 「震災後の社会―市場と国家への依存から共同体自治へ」
・河宮信郎氏(エントロピー学会)からは、
 事故の背景と東電、政府の政策決定過程の混乱、
・原田裕史(たんぽぽ舎)からは、
 福島原発事故、放射能汚染の意味と見通しについてなど、
 
それぞれの講師ならではの個性的なお話は会場の共感を呼びました。
続く各団体からのアピールでは、6・11脱原発100万人アクションについて、各団
体がこれまでの歴史を乗り越え、大きな目標に向かって共働しようという、力強
いアピールがありました。
多くの社会運動団体が、この未曾有の原発震災を前に、独自の運動を展開しよう
と試みている点が印象的でした。(H子)
 
 
★6.「6/3それゆけ!?安全マン!?レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ」
      演劇人による朗読劇のご案内
 
○主 催:日本演出者協会/共催 笹塚ファクトリー TEL 03-3416-7444
○日 時:6月3日(金)2ステージ 
     開演15:00/19:00 ※開場は開演の30分前となります。
○場 所:笹塚ファクトリー
        東京都渋谷区笹塚1-56-7京王笹塚ビル地下2階
○入場料:1,000 円
 原発・放射能について過去の事実を踏まえ朗読劇形式で分りやすく伝え、これ
から原発、放射能の問題とどう向き合っていけるか、多彩に活躍する俳優達とと
もに、ユニークな方法を駆使して考えていく試みです。
 
 
★7.「ホントに環境にやさしい電気とは?」訂正―計6点―
   発行者から連絡がありましたので
   改めて、訂正点をお知らせし、お詫び致します。ご確認ください。
 
 ◎P3 風力発電 増風機(誤)→ 増速器(正)
 ◎P6 下から9行目 水蒸気(誤)→ 水素(正)
 ◎P8 上から6行目 水蒸気(誤)→ 水素(正)
 ◎P8 下から9行目 レベル4(誤)→ レベル5(正)
 ◎P10 上のグラフ  kw(誤)→ 万kw(正)
 ◎P12 上から11行目 約65%(誤)→ 約5~10%(正)
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