NUCLEAIRE
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┗■4.拡散するセシウム 昨年秋収穫の南相馬のお米から検出
│レベル3相当の放射性物質拡散
└────(山崎久隆 たんぽぽ舎)
フクイチで2012年8月に発生していたセシウムを含む塵の拡散は、今年7月
にようやく明るみに出た。
発端は昨年秋に収穫された米の放射能汚染だった。
20キロ圏外の南相馬市太田地区で収穫された米から、キログラムあたり100
ベクレルの基準を超えるものが見つかった。合計27検体はいずれも20キロ圏外
にある水田で収穫されていた。他にも20キロ圏内で収穫された米でも基準を超
えるものは見つかっていたが、とても不自然な分布だった。
20キロ圏の内側でも25ベクレル以下のものもあれば、20キロをかなり超えた
原発から30キロ付近でも50ベクレルを超えるものもあり、事故時に放出された
セシウムの影響とは考えにくい分布だった。
農水省は今年1月になって規制庁に「相談」したという。
セシウムの出所は福島第一原発ではないか、それも前年8月に発生していた
ガレキ撤去時に拡散したものではないかと考えた。農水省が公表している映像
データは、明らかにセシウムの「侵入」が「外部から」であることを示してい
る。
セシウムが水田の土壌から稲に取り込まれるならば、その痕跡は全体に広が
っているはずなのに、稲穂の一部に高い集積が見られた。このような蓄積を起
こす理由は外部からの付着しか考えられない。
基準を超えた米が作られた水田は、最も高いところでもキログラムあたり
2600ベクレルほど。当然ながら対策としてゼオライトを投入し、カリ肥料も沢
山いれている。通常ならば水田から米にはセシウムはあまり蓄積されない。
しかし外から飛んでくるセシウムでは、防ぎようがない。
東電は2012年8月のセシウム拡散事故については認めている。何しろ双葉町
郡山地区のモニタリングポストはそれまでの100倍の値に跳ね上がっていた。
ただし短時間で元に戻ったため警告されることはなかった。
その時、福島第一・3号機の5階オペレーションフロア、もちろん爆発の影
響で露天状態だが、そのフロアではガレキを取り除く作業が行われていた。
(事故当時2011年3月)12日と19日の2日にわたり、合計12名が被曝をしたと
報告されている。ガレキ拡散は当時から確認されていたのに、それを外部に
警告すらしなかった。
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆映画と講演の集い
映画「放射線を浴びたX(エックス)年後」上映と講演
講演「放射能と食品汚染」 講師 天笠敬祐さん
日時 9月16日(火) 会場 町田市民フォーラム
15時より 第1回上映、16時40分より講演
18時45分より第2回上映
参加費 前売り 1000円 当日 1200円 ★要・事前予約
主催
原発事故を考える町田市民の会 http://machidasimin.blogspot.jp/
電話 042-729-2296、042-726-5326、machidashimin@gmail.com
講演と映画のセットです。(1回目上映+講演 または 講演+2回目上映)
1954年、ビキニ諸島でのアメリカ軍による水爆実験の被害者の実態です。
日本テレビ系列で全国放送もされました。
お早目に申し込み下さい。
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┗■6.Featuring 月刊誌「紙の爆弾」
│ 10月号から 読みごたえある4つの原発記事紹介
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◆鹿砦社(ろくさいしゃ)が発行する月刊誌「紙の爆弾」10月号が
原発関係の記事を4本載せている。それぞれ読みごたえのある記事。
そのテーマを紹介します。
(WEB「紙の爆弾」http://www.kaminobakudan.com/)
1.安倍政権の地方軽視が呼ぶ福島県民の「大しっぺ返し」
2.検察審査会、東電旧経営陣「起訴相当」
平和を叫ぶ講談師・神田香織に聞く 東電責任追及は未来への第一歩
3.被曝対策をやめた御用学者
山下俊一(福島県立医大副学長)を公職追放すべきこれだけの理由
4.川内原発、伊方原発、インド原発輸出
「再稼働・原発輸出をやめよ」地元住民の告発
全部読んでみたい!という方はぜひご購入下さい。1冊540円(126頁)。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281681351/
なお、鹿砦社から季刊誌(近い将来、隔月刊を予定)として創刊された
【NO NUKES VOICE】(脱原発情報マガジン)もおすすめです。
たんぽぽ舎でも扱い中。1冊700円(128頁)