NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2278】
2014年9月11日(木)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
特集2:川内原発-規制委員会
転送歓迎
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★1.たんぽぽ舎声明
川内原発の「合格」はありえない
審査書決定に抗議し再稼働を許さず全力で阻止する
★2.引き続き厳しい眼で監視、規制委員会解体の声を結集しよう
「川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動(第5波)報告
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.ストップ川内原発再稼働9/9鹿児島県庁行動報告
-県知事へ3点の質問要請書を提出
青木幸雄(宮崎の自然と未来を守る会)
★4.新聞より5つ
◆公募意見反映 形だけ 川内原発 疑問残し「適合」
規制委審査 字句直し程度 (9月11日東京新聞より抜粋)
◆川内 新基準適合 「火山の危険軽視」 噴火予知連会長が批判
「予知可」科学的根拠なし 再稼働「安全神話」の復活
(9月11日東京新聞より抜粋)
◆「絶対安全」と言えず 新基準適合でも責任取らず
川内原発審査に見る-原子力規制委は原発推進機関?
苛酷事故想定 対策おざなり (9月11日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆隣のNO 届きますか 川内原発30キロ圏 いちき串木野市
市民「逃げようがない」 市長「ゼロ社会目指す」 (9月11日東京新聞より抜粋)
◆川内原発 来月説明会 再稼働へ立地市から開始 (9月6日西日本新聞より)
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※川内(せんだい)原発再稼働やめろ! 永遠に原発ゼロに!
9/12(金)第117回首相官邸前抗議にご参加を!
日時:9月12日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:30官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!
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┗■1.たんぽぽ舎声明
| 川内原発の「合格」はありえない
| 審査書決定に抗議し再稼働を許さず全力で阻止する
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1.原子力規制委員会は9月10日、川内原発1、2号機の設置許可変更申請書について「審査書」を決定した。パブリックコメントに対して17,819件の意見が集まり、そのほとんどが審査に対して批判的なものと見られるが、決定に際して真摯に検討し、決定に反映されたものは無かった。極めて不当なものである。
2.火山の評価についても、根拠はないままに安全に影響する可能性は小さいなどと結論づけ、新たな安全神話を作ったに過ぎなかった。多くの火山学者は予知、予測そのものを不可能に近いと批判しており、姶良カルデラの火砕流が到達したり周囲の火山の火山灰が降り注ぐことも十分あり得る立地地点についての妥当性は考慮されなかったのは規制委員会の軸足が「規制」ではなく「推進」に置かれたものであることを明確に示した。
3.基準地震動Ssの策定については、どのような根拠があるかさえはっきりせず、単に540ガルを620ガルに引き上げた程度で「規制委員会の要求に従った」と、もはや科学とは無縁の策定方法には呆れるほかはない。「震源を特定しない地震」はマグニチュード7.3クラスの地震さえあり得るとの地震学者の指摘や、既設原発で最大の柏崎刈羽原発の2300ガルが、実際にマグニチュード6.8の地震を経て策定されたことからも、620ガルで十分などと断言できるはずはない。基準地震動を少なくても既往最大の柏崎刈羽を最低限超えるものでなければならない。
4.原子力の「審査」は何のために行うのか。そのことを規制委員会は、繰り返し考える必要がある。東京電力福島第一原発事故により、大勢の人々が被曝し、故郷も仕事も失った。これを繰り返さないためのものではないか。そのためには、事故が起こること、事故から逃げられること、被曝は避けられることを保障しなければならない。ところが規制委員会は防災を審査対象外としている。これが審査を有名無実にした最たるものである。IAEA第五層の防護、すなわち住民を守ることを放棄した規制委員会の「審査書」は無意味である。
5.これはいくつもある手続きのたった一つに過ぎない。むしろこれから、審査書で実施、実現されるとした耐震、対津波、電源喪失対策などの工事認可がある。その内容が妥当なのかどうか、本当にSs620ガルで耐えられる設備になるのか、電源喪失対策はできるのか、そして燃料崩壊、メルトダウン、格納容器破壊を阻止できるのか、厳しく監視しなければならない。
6.重要なのは、立地自治体及び隣接自治体の市民の声を議会や首長に働きかけ、同意をしないように、強く強く働きかけていくことだ。
大飯原発差し止め訴訟は「人格権」が「経済活動」よりも優越する権利であることをはっきりと示した。逃げられない住民の命を危険にさらしてまで行われる「経済活動」にどのような価値があるのかが問われている。
原発が地域活性の唯一の方法などではないし、事故が起きれば地域は破壊され、つながりも崩壊してしまうことは双葉町を始め福島県の現実を見れば明らかだ。
7.全国の力を結集して川内原発の再稼働を止めよう。そして伊方、泊、高浜、柏崎刈羽、日本中の原発の再稼働を止めるためにがんばろう。
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┗■2.引き続き厳しい眼で監視、規制委員会解体の声を結集しよう
| 「川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動(第5波)報告
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
規制委前抗議アクション 川内原発再稼働審査書(合格証)確定を許すな!
日時:9月10日(水)9時半~13時
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前
9時半~12時:原子力規制を監視する市民の会(主催)、
再稼働阻止全国ネットワーク(協力)
(パブコメ無視、火山学者無視の川内原発の審査書に反対!規制庁前アクション)
12時~13時:再稼働阻止全国ネットワーク(主催)、
原子力規制を監視する市民の会(協力)
川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動 第5波全国行動)
とうとう、原子力規制委員会は川内原発再稼働審査書(合格証)を出した。既存原発を動かす為の甘い甘い「新規制基準」を作り、川内原発を優先させて地震・火山・避難・責任所在など問題だらけでの審査をし、審査書案に対して1万8千通のパブコメ意見を受けながらそれらをないがしろにして合格証。多くの市民や専門家やメディアの不信感を無視して審査書決定に邁進した規制委は、原発推進機関であることを自ら明らかにした。解体すべきだ。
いよいよ審査書確定かと4日(木)頃に報道され、2団体共催を決定してタイトルが定まらないまま急遽呼びかけて実施した抗議行動に約120名が集まり、抗議のアピールとコールを多くのメディアの前で実施し、署名の提出と、原発現地他8団体からの申入れを実施した。
まず、9時半に規制委前ビルに集合、毎週金曜夜に規制抗議行動を続けている「原子力規制を監視する市民の会」の人たちが次々に怒りのアピールの声を上げた。特に火山噴火を専門家が予知できないと言っているのにそれを無視して合格とすることに強く抗議した。10時には、緊急署名『川内原発の「形だけ審査書」に反対』の署名を規制庁に提出した。
10時過ぎになって、多くの参加者が傍聴のためにビルの中に入っていく。規制委から傍聴を一年以上受けてもらえない私を始め、居残り組で再稼働より汚染水対策だ、審査書を撤回せよ等と気勢を上げ続けた。原子力規制委員会が原発推進組織であり、委員が「原子力ムラ」からでて国会承認もなかなか得られず、その後の防災指針・政治的な提言・再稼働ありきの「新規制基準」・再稼働ありきの審査、等を確認しながら。
11時半過ぎには、柳田さんが出てきて、審査書決定に至る定例会議の中の雰囲気を一早く伝えてくれた。まともな議論なしの決定に多くの傍聴者が抗議の声を上げた、賛同できたのは大島委員がパブコメの扱いの尊重意見を述べた時のみ、と。
12時からは、既に13回の規制委抗議行動を実施してきた阻止ネットの担当。規制庁広報担当に対して、原発いらない福島の女たち、川内原発建設反対連絡協議会、再稼働阻止全国ネットワーク、福島原発事故緊急会議、島根原発増設反対運動、伊方5団体連名、大間原発反対現地集会実行委員会、さよなら原発佐賀連絡会の抗議申入れ書を逐次読み上げて提出した。更に、「川内の家」の岩下さん、伊方からの堀内さんが怒りのアピールをし、阻止ネット小川さんが怒りと悲しみに耐えないと傍聴報告をした。
規制委では、次に工事計画認可、使用前検査などの手続きがあり、その都度規制委定例会議で確認されるそうだ。引き続き厳しい眼で監視するとともに、原子力規制委員会解体の声を結集していきたい。一方、現地の闘いにも全国から結集して川内原発の再稼働を何としても止めたい。