NUCLEAIRE
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┗■3.1年間続いた東電本店合同抗議
| その土台にあるのは東電が引き起こした福島原発事故が3年半経っても
| 収束どころか、いよいよ深刻な形をとって現在進行中であるということ
└──── 岩本愼三郎(東電本店合同抗議実行委員)
○ 毎月第1水曜日にやる東電合同抗議行動も、この9月3日で12回目、1年間続いたことになる。もちろん関係者・参加者の熱意がこれを支えて来たのだが、その土台にあるのは、東電が引き起こした福島原発事故が、3年半経っても、収束どころか、いよいよ深刻な形をとって現在進行中であるということがある。「終わりのない惨劇・チェルノブイリ」という言葉があったが、残念ながらそれは「福島」にも当てはまる。
○ この日は150人が集まった。いつも通り、元気なシュプレヒコール、日音協の「くたばれ東電」「福島をくりかえすな」等の歌などを挟んで、お仕着せでない発言が東電に叩きつけられた。汚染水、甲状腺がん等さまざま語られたが、この日特に気づいたのが、被害者の補償請求の問題。神奈川での運動も報告された。 茨城から来た人は「東電はウソつき」と叫び、特に関東地方の被害者が初めから見捨てられている、と弾劾した。
イチエフの現場で一番深刻な被曝を強いられている下請け労働者への手当の問題も強調された。横浜からいつも上京している人は、「わが国は国難に直面している。あんたらは日本のアイヒマンか。恥を知れ」と絶叫した。
○ たんぽぽ舎の山崎さんの発言はいつも通り理路整然。福島原発からは今も放射能がダダ漏れ。空気中だけで、毎時1千万ベクレル、毎日2億数千万ベクレル。去年の夏に瓦礫に付着してばら撒かれた高濃度放射能は、秋に収穫した稲の穂先からも検出され、東電自身が総量4兆ベクレルと認めている。これはレベル3に達する事故で、茨城県東海村JCO臨界事故に匹敵、にもかかわらずそれが報道もされない異常さを厳しく批判した。
○ 明るい陽もさしている。何より福井地裁樋口判決、そしてこれに決定的な影響を受けて出された東京第五検察審査会による東電役員3名の「起訴相当」議決。だがわれわれは、この先を、検事の「良識」に期待するだけに任せてはならないという思いを、最後の「ドンパン節」に唱和しながら改めて強くした。
○ 来月の行動(第13回)は、10月1日(水)19時より20時。なお、同じ日の前段に
17時30分より18時30分、九州電力東京支店前(JR有楽町駅電気ビル前)で、川内(せんだい)原発再稼働やめよ-の抗議行動(第3回)がおこなわれます。
こちらの行動にもあわせてご参加ください。(事故情報編集部)
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◆9月13日(土)第15回被ばく学習会
http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/155.html
中西リスク学と津田疫学
~リケ女さんリケ男くん(理系女・理系男)は、いかにして似非科学にだまされるか~
13:10開場~17:15
会場:アカデミー茗台(めいだい)・学習室A
地下鉄丸の内線茗荷谷駅下車、春日通りを右へ徒歩8分。茗台中学校と同じビルで隣りの入口。
放射線問題で今をときめく二大論客を、市民学習会が<まな板>に載せます。
中西準子さん渾身の最新作は『原発事故と放射線のリスク学』(日本評論社)。
津田敏秀さんの代表作で最新再刊は『医学者は公害事件で何をしてきたのか』(岩波書店)。
放射線被ばくをした住民や放射能汚染された故郷、その未来が二人の影響力によって決まるかもしれません。13日の学習会では、二大論客の最新本を市民の視点から思い切って切り刻みます。
腑分け執刀を担当するのは当会の共同代表です。
【参加費】700円
【申込み】anti-hibaku@ab.auone-net.jp