NUCLEAIRE
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┗■3.汚染水対策をえらそうに批判する資格はないぞ! 規制委・規制庁批判
| ~放射能汚染水隠しに加担する規制委~
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その16
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
※前回(8/19発信【TMM:No2253】)は第16回と書きましたが、
第15回の間違いでした。おわびして訂正致します。
8月24日(日)のTBSサンデーモーニングで、金子勝さんが話した。汚染水対策は全くうまくいっていない、凍土壁でいいのか、ALPSも12月に稼働するかどうかと言っている、東電まかせでなく国が責任を持って乗り出すべき、除染後のフレコンバッグが漏れ出したら収集がつかなくなる、と。
もちろん、放射能汚染水対策の今の絶望的な状況の責任は、ブロックできている・コンロールできていると世界に大嘘をついた安倍首相と安倍政権、監督官庁である経産省・資源エネルギー庁、東京電力にある。が、2年弱前に発足した原子力規制委員会の責任も重大だ。水汚染対策よりも原発再稼働を優先し、水汚染対策問題を政治的に隠すことをずっとやってきたからだ。
「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資すること」を目的として設置されたはずの規制委が、水汚染対策でどんな悪さをしたかを振り返ってみよう。
○「特定原子力施設監視・評価検討会」
規制委は標記検討会を2012年12月21日に発足、2013年に14回、2014年に11回、計26回開催している。東電福島第一原子力発電所を「特定原子力施設」と命名するのも福島第一原発事故影響隠しだ。大事なことは、規制委は2012年12月から福島第一原発とその汚染水対策を規制・管理する立場にあったことだ。
○参議院選挙直後に明らかになった汚染水海洋流出、規制委は4日前に聞いていた!
昨年(2013年)7月21日の参議院選直後の22日(月)に東電が海洋流出を発表したことは記憶に新しい。実は、規制委はこの事実を東電から7月18日に報告されて知っていた。規制委の指示があったからか、東電が正式に発表したのは、その4日後の22日だ。そして、規制委は8月に「水汚染対策ワーキンググループ」を発足させた。「科学的・技術的」でなく実に「政治的」に「発表」を規制する原子力規制委員会である。
○ストロンチウム500万ベクレル検出を東電が半年間隠蔽、規制委も加担
東京電力が今年の2月6日に、福島第1原発1~4号機の海側にある観測用井戸で、昨年7月に採取した水から、過去最高値の1リットル当たり500万ベクレルのストロンチウム90を検出したと発表した。この事実隠しにも、規制委が加担している。福島第一原発汚染水漏れが頻繁に報道されるようになって、上記「評価検討会」の下部「汚染水対策ワーキンググループ」を2013年8月に発足、8月に5回、9月に2回、10月に2回開催した。が、11月開催予定を急に延期しそれから3か月間休んだ。ストロンチウム90検出に苦慮して隠し続けるためだ。
○放射能汚染水汚染対策要員を増やさない規制委・規制庁
規制委員長や規制庁との公開記者会見でも、「なぜ汚染対策のための要員を増員しないか?」と頻繁に記者から問い続けられているが、再稼働審査の為の要員を増員しておきながら、福島第1原発現場担当は十人程度のままだ。
○それでも柏崎刈羽原発の再稼働審査?
東電が柏崎刈羽原発の再稼働審査の申請を出す前には、「あれはあれ、これはこれとはいかない」と言っておきながら、規制委は東電の申請を受け付け、審査を続けている。現に、8月26日(火)の「第132回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」でも、規制委は東電を呼び柏崎刈羽原発6,7号機の審査を実施する。
再稼働阻止全国ネットワークでは、規制委発足後早くから「再稼働よりも汚染水対策を!」と訴えてきたが、規制委は「国民」の生命・健康・財産と環境保全のため」に最も重要な汚染水対策をいつも後回しにしてきた。
★8月27日(水)
昼の原子力規制委員会抗議では、このことも糾弾しよう。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆8/30講演:本間龍「原発広告」~原子力村のプロパガンダに騙されるな~
日 時:8月30日(土)18:30から
場 所:東京芸術センター9F会議室
主 催:「原発と足立を考える会」
連絡先:平坂 090-7829-9924
資料代:300円
内 容:電力会社は、この40年間で2兆4千億円もの広告費を使って、安全神話を創り出してきました。これらの広告費用は、いまも税金や電気料金から支払われています。原子力村からの広告の虚偽を見抜きましょう。
◆9/20映画「東京原発」上映会
日 時:9月20日(土)1回目14:30から(14:00開場)
2回目18:00から (17:30開場 入れ替制)
場 所:西新井ギャラクシティ 多目的ホール
参加協力券:800円 (当日1,000円)
主 催:「原発と足立を考える会」
申込み:090-7829-9924 (平坂まで)
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┗■5.脱原発新雑誌『NO NUKES voice』創刊号、本日(8月25日)発売
| 「紙の爆弾増刊号」(季刊)として創刊
| 「原発にNO!」と言い続ける人々の声をお届けします
└──── 鹿砦社
脱原発新雑誌『NO NUKES voice』創刊号、本日(8月25日)発売になりました!
○たんぽぽ舎の多大のご協力を賜り、私たちがこの間総力で準備してきた脱原発情報マガジン『NO NUKES voice 』創刊号が本日8月25日発売になりましたので、ご報告させていただきます!
概要は下記の通りですが、さすがにこれだけの発言者、寄稿者、内容ですので、雑誌を全国の書店に配本する取次会社の評価が予想以上に良く、当初の発行予定(5千部)を遙かに超える2万3千部ほどの発行となりました。まさに「嬉しい悲鳴」ですが、できるだけ多くの人々の目に触れるチャンスが拡がったわけで、販売にも総力で取り組みたいと思います。今すぐ書店に走りご購読をお願いいたします。
○【発行の主旨と概要】
安倍政権が川内原発をはじめとする全国の原発再稼働を加速させる2014年夏、鹿砦社は「原発にNO!」を突きつける新雑誌・『NO NUKES voice』を「紙の爆弾増刊号」(季刊)として創刊します。情報操作と統制がなされる中、原発問題に対しても、われわれにタブーはありません!
福島第一原発事故の収束はおろか、課題も山積みのままでの安倍政権の暴挙を到底許すわけにはいきません。『NO NUKES voice』では、様々な形で「原発にNO!」と言い続ける人々の声をお届けします。
Vol.1では今中哲二(京都大学助教)、小出裕章(京都大学助教)による示唆に富んだインタビューと講演録のほか、神田香織(講談師)、かさこ(映画監督)といった文化面から発信する人々、たんぽぽ舎や経産省テントひろばからの活動報告、若い世代を反原発運動に巻き込んだミサオ・レッドウルフ(首都圏反原発連合)とTwitNoNukes大阪の東西両雄も登場。全国各地の反原発デモ撮影でおなじみの秋山理央が表紙とグラビアを飾ります。
世代、地域を超えての「新たな脱原発情報ネットワーク」の構築を試みる『NO NUKESvoice』にご期待ください!
○原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン!
〔詳しい内容は鹿砦社HP(http://www.rokusaisha.com)をご覧ください。〕
*Vol.1(創刊号)は、A5判/128ページ(巻頭カラー8ページ+本文120ページ)
定価700円(本体648円+税) 8月25日全国書店発売!
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┗■6.新聞より
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◆SPEEDI予算大幅減 事故時の放射線量 予測困難
来年度方針 原発30キロ圏内 実測システム強化 (8月25日朝日新聞見出し)
◆吉田調書 来月公開へ (8月25日朝日新聞見出し)