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たんぽぽ舎です。【TMM:No1650】
2012年11月14日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.11月も毎週抗議! 11/16(金)は31回目の行動
大飯原発を停止せよ! すべての原発を動かすな!
呼びかけ:首都圏反原発連合
★2.『つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム』がスタート
大電力消費地でできること 一緒に考えませんか?
(伊藤 晴夫 たんぽぽ舎会員)
★3.「再稼働阻止全国ネットワーク」結成の報告・その1
結成宣言(全文)
★4.新聞・雑誌から3つ
◆再稼働阻止へ 市民団体共闘 全国ネット設立
強大電力会社に対抗 原発ゼロ実現を
結成集会「廃炉勝ち取る」 (11月14日東京新聞より抜粋)
◆東電の電力購入入札 事前説明会に希望100社参加
(11月14日東京新聞より)
◆天然ガス 日米で大差 価格の不思議 分かれる市場、相場なく個別交渉
(11月14日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※編集部より訂正
11月13日(火)発信の【TMM:No1649】で、見出し部分の一部を
訂正致します。
1.誤:地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
正:地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
2.誤:★4.新聞・雑誌から3つの記事
正:★4.山本太郎のDVD『テレビと新聞が伝えない 太郎ホントの話』
11月1日東京ドームフェアにて好評発売開始!!!! ¥500
たんぽぽ舎で取り扱い中 (広瀬隆)
正:★5.新聞・雑誌から3つの記事
━━━━━━━
┏┓
┗■1.11月も毎週抗議! 11/16(金)は31回目の行動
| 大飯原発を停止せよ! すべての原発を動かすな!
└──── 呼びかけ:首都圏反原発連合
11月毎週金曜 16,23,30日 18:00~20:00
首相官邸&国会議事堂周辺
※悪天候が予想される場合は、当日の正午に決定し、WEBとtwitterでお知らせし
ます。 http://coalitionagainstnukes.jp/
○たんぽぽ舎は、いつものように13:00~16:00たんぽぽ舎で、ビラ折りやプラカ
ードづくりの作業、16:00出発、17:00経産省前テントひろば到着、みんなと合流
し、17:20に1班~5班にわかれて官邸前、国会議事堂へ出発。
20:00終了時にビラを配布し20:30に経産省前テントひろばに戻り、約10分の終了
集会(1班~5班からの報告、当日の行動の全体像がわかる)をして解散です。
そのあと有志でおいしい飲食交流会へも毎回行っています。
┏┓
┗■2.『つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム』がスタート
| 大電力消費地でできること 一緒に考えませんか?
└──── (伊藤 晴夫 たんぽぽ舎会員)
たんぽぽ舎ボランティアで活動するなかから生まれたチームです。
まだまだよちよち歩きで人材不足ですが、下記講座を企画しました。
ぜひご参加ください。
あわせて、東京圏にお住まいでチームの活動を共に作り、手伝って頂ける方の連
絡を待ちます。
◆11/22大間原発おおまちがい・講座
『あさこはうす』と大間原発の今!=小笠原厚子さんをお迎えして=
【お話し】
●『あさこはうす』発展プロジェクト(小笠原厚子さん)
● フルMOX原発の行方(山崎久隆さん・たんぽぽ舎)
日 時:11月22日(木)18:30開場 19:00開演
会 場:スペースたんぽぽ(東京都千代田区三崎町2-6-2)
資料代:800円
問い合わせ:つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム
tukurunaoma_ah@yahoo.co.jp
┏┓
┗■3.「再稼働阻止全国ネットワーク」結成の報告・その1
| 結成宣言(全文)
└──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」
2011年12月16日、まったく収束していない東京電力第一福島原発事故
の「収束」を世界にむかって宣言してみせた野田佳彦政権は、さらに6月8日、
記者会見をし、福井県おおい町にある関西電力大飯原発3、4号機の再稼働から、
原発再稼働をスタートさせると宣言した。
これは5月5日以降の全原発がストップしている状況、長引けば、「原発ナシ」
で生活は十分できるという事実が、あまりにハッキリしてしまう事態が生まれる
ことに焦った原発利権共同体である〈原子力ムラ〉の強大な巻き返しの一歩であ
った。
野田はそこで、「実質的に安全は確保されている」、「国民の生活を守るため
に再稼働は必要」などと、信じられない強弁をしてみせたのである。
日本列島住民の「命」を危険にさらす「再稼働」に対する反対の声は、ここか
ら全国に噴出しだした。東京での怒りの首相官邸包囲の再稼働反対のための毎週
「金曜行動」に万単位の人々が結集しだし、それは全国百以上の「金曜抗議行動」
へと飛び火する結果をつくりだしたのである。マスコミの発表する「世論調査」
ですら「国民世論」の7割から8割は原発反対の意思を表示していると伝えてい
るのだ。しかし、野田政権は、そうした「世論」状況をいっさい無視して、大飯
再稼働から、福島原発事故に直接的に責任のある〈原子力ムラ〉の人間を中心に
した人事で、なんと緊急事態だからという理由で国会承認もなしに「原子力規制
委員会」を発足(9月19日)させるという暴挙へ突き進んでいる。
これに対して、6月30日と7月1日をピークとする大飯での再稼働阻止のた
めの現地行動は、多様な非暴力実力抵抗・不服従行動の全国的な大合流を実現す
るかたちで闘われた。そして、大飯でのあきらめない反対行動はさらに続いてい
る。「反原発自治体議員・市民連盟」、「再稼働反対!全国アクション」、「経
産省前テントひろば」、「ストップ大飯再稼働現地アクション」、「たんぽぽ舎」
の五団体共催の再稼働阻止のための全国ネットワークをつくろうと呼びかけた東
京での集まり(7月15日)では、全国の力を相互に連結しあい、知恵と力をお
しみなく出し合う〈組織=運動〉づくりの必要が広く確認された。
こうした原発再稼働に抗する力強い抗議の声の拡大と深化という状況をふまえ
て、北海道から福島、九州まで、全国各地(原発現地)から東京での「再稼働阻
止全国ネットワーク」づくりの集まりに結集した私たちは、三つの分散会での討
論と全体会での議論に基づき、「つながろう全国各地!止めよう原発再稼働」を
合言葉に、ネットワークの結成へ向かいたい。
私たちは、福島はもちろん、原発を押しつけられている立地住民(そしてその
周辺住民)と、都市の電力大量消費者という、国と電力資本によって現在強いら
れている相互の対立(分断)構造が、簡単に超えられると考えているわけではない。
しかし、まちがいなく準備されている原発再稼働の嵐のような攻撃に抗するた
めには、各地一つ一つの闘いが孤立してたたきつぶされてしまっていいわけがな
い。各地の再稼働をストップする闘いを結んで、原発ゼロ社会を実現するという
一点で結びついた全国的な〈組織=運動〉こそが、今つくりだされなければなら
ないはずだ。それは各地の特殊な条件をふまえた対等・平等な運動の連合であり、
力づよい運動経験の相互共有の場所でなければなるまい。分断はそうした運動の
蓄積を通してこそ、少しずつ超えられるはずである。
そのような〈運動=組織〉を目指して、私たちは「再稼働阻止全国ネットワー
ク」の結成を、ここに宣言する。
2012年11月10日 集会参加者一同
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から3つ
└────
◆再稼働阻止へ 市民団体共闘 全国ネット設立
強大電力会社に対抗 原発ゼロ実現を
結成集会「廃炉勝ち取る」 (11月14日東京新聞より抜粋)
国内で唯一稼動している大飯原発(福井県)を速やかに停止させ、他の原発の
再稼働も許さずに原発ゼロを実現しようと、約50の市民団体が「再稼働阻止全国
ネットワーク」を設立した。国内全16カ所の原発立地地域で活動する団体も加わ
り、電力会社や国などへの働き掛けを強めていく。
「電力会社の持つ資金力や権力は強大で、原発立地地域における市民団体の力
は微々たるもの。しかし、それ以外の地域の団体が力を貸して手をつないでいけ
ば、必ずや対抗できる力になりうる」
全国ネット設立の準備を中心になって進めてきた「たんぽぽ舎」(東京)の柳
田真・共同代表はこう力を込めた。
「原発推進勢力は着々と再稼働の地ならしをし、態勢をつくりつつある。近い
将来、再稼働の嵐がやってくる」(事務局)として、東京など大都市圏の団体の
力を原発立地地域の支援に向けるとともに、現地の思いを原子力ムラの中枢にぶ
つける役割も担っていくという。
結成集会は10日夜、東京都文京区で開かれ、全国から約300人が参加。各地の
団体が地元の現状を説明した。(後略)
◆東電の電力購入入札 事前説明会に希望100社参加
(11月14日東京新聞より)
東京電力は13日、原発停止により不足する電力を補うため一般企業から購入す
る予定の電力260万キロワット分の入札について、都内で事前説明会を開いた。
説明会には応札を希望する約230人が参加した。
発電事業への参入を目指す一般企業からの購入は、自前で発電所を建設・運用
する費用を抑えるのが狙い。需要が増える時期に限定して購入するのではなく、
常時使用する「ベース電源」としての活用を見込む。入札の上限価格は、石炭火
力発電を想定したキロワット時あたり9.53円。
説明会には、エネルギー関係会社や鉄鋼、重電メーカー、商社などが参加。質
疑では各社の担当者から「(国の)支援を受けている状況で支払いは担保されるの
か」「液化天然ガス(LNG)火力なら、コストの安い石炭より二酸化炭素(C
O2)を4割削減できる。環境問題についてはどう考えているか」などと厳しい
質問も飛んだ。
◆天然ガス 日米で大差 価格の不思議 分かれる市場、相場なく個別交渉
(11月14日朝日新聞より抜粋)
日本が4~9月に輸入した液化天然ガス(LNG)の価格は前年より15パーセ
ント上がり、過去最高だった。ところが、米国では下がっている。同じ天然ガス
なのに、日米で価格が違うのはなぜ?
財務省の貿易統計によると,4~9月に日本が輸入したLNGの額は3兆円。
前年同期より24パーセント増えた。原発が動かないので、輸入量が約4230万トン
と9パーセント増えたうえ、価格が上がったことが響いた。
ガスは種類によって熱量が違う。このため、価格を比べるときは「100万
BTU(英国熱量単位)」という単位で調べる。1単位当たりでみると、日本のLNG
は15ドルほど。ところが、米国のガスは3~4ドルだ。ガスを液化して船で運ぶ
費用6ドルを加えても10ドルほどで、日本より安い。(中略)
価格が下がらないのは、燃料費の調整制度で、ガスを最も多く買う電力会社が
消費者に簡単に価格転嫁できるという事情もある。国際エネルギー機関(IEA)
の田中伸男・前事務局長は「電力会社は地域独占で、安く調達するインセンティ
ブ(動機付け)がなかった」と指摘する。(中略)
米国では、ガス価格の下落で火力発電の費用が下がり、原発が割高になってい
る。米ドミニオン社は10月、2033年まで運転が認められている稼動中のキウォー
ニー原発を「経済性を失った」として廃炉を決めた。
2012年11月14日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.11月も毎週抗議! 11/16(金)は31回目の行動
大飯原発を停止せよ! すべての原発を動かすな!
呼びかけ:首都圏反原発連合
★2.『つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム』がスタート
大電力消費地でできること 一緒に考えませんか?
(伊藤 晴夫 たんぽぽ舎会員)
★3.「再稼働阻止全国ネットワーク」結成の報告・その1
結成宣言(全文)
★4.新聞・雑誌から3つ
◆再稼働阻止へ 市民団体共闘 全国ネット設立
強大電力会社に対抗 原発ゼロ実現を
結成集会「廃炉勝ち取る」 (11月14日東京新聞より抜粋)
◆東電の電力購入入札 事前説明会に希望100社参加
(11月14日東京新聞より)
◆天然ガス 日米で大差 価格の不思議 分かれる市場、相場なく個別交渉
(11月14日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※編集部より訂正
11月13日(火)発信の【TMM:No1649】で、見出し部分の一部を
訂正致します。
1.誤:地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
正:地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
2.誤:★4.新聞・雑誌から3つの記事
正:★4.山本太郎のDVD『テレビと新聞が伝えない 太郎ホントの話』
11月1日東京ドームフェアにて好評発売開始!!!! ¥500
たんぽぽ舎で取り扱い中 (広瀬隆)
正:★5.新聞・雑誌から3つの記事
━━━━━━━
┏┓
┗■1.11月も毎週抗議! 11/16(金)は31回目の行動
| 大飯原発を停止せよ! すべての原発を動かすな!
└──── 呼びかけ:首都圏反原発連合
11月毎週金曜 16,23,30日 18:00~20:00
首相官邸&国会議事堂周辺
※悪天候が予想される場合は、当日の正午に決定し、WEBとtwitterでお知らせし
ます。 http://coalitionagainstnukes.jp/
○たんぽぽ舎は、いつものように13:00~16:00たんぽぽ舎で、ビラ折りやプラカ
ードづくりの作業、16:00出発、17:00経産省前テントひろば到着、みんなと合流
し、17:20に1班~5班にわかれて官邸前、国会議事堂へ出発。
20:00終了時にビラを配布し20:30に経産省前テントひろばに戻り、約10分の終了
集会(1班~5班からの報告、当日の行動の全体像がわかる)をして解散です。
そのあと有志でおいしい飲食交流会へも毎回行っています。
┏┓
┗■2.『つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム』がスタート
| 大電力消費地でできること 一緒に考えませんか?
└──── (伊藤 晴夫 たんぽぽ舎会員)
たんぽぽ舎ボランティアで活動するなかから生まれたチームです。
まだまだよちよち歩きで人材不足ですが、下記講座を企画しました。
ぜひご参加ください。
あわせて、東京圏にお住まいでチームの活動を共に作り、手伝って頂ける方の連
絡を待ちます。
◆11/22大間原発おおまちがい・講座
『あさこはうす』と大間原発の今!=小笠原厚子さんをお迎えして=
【お話し】
●『あさこはうす』発展プロジェクト(小笠原厚子さん)
● フルMOX原発の行方(山崎久隆さん・たんぽぽ舎)
日 時:11月22日(木)18:30開場 19:00開演
会 場:スペースたんぽぽ(東京都千代田区三崎町2-6-2)
資料代:800円
問い合わせ:つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム
tukurunaoma_ah@yahoo.co.jp
┏┓
┗■3.「再稼働阻止全国ネットワーク」結成の報告・その1
| 結成宣言(全文)
└──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」
2011年12月16日、まったく収束していない東京電力第一福島原発事故
の「収束」を世界にむかって宣言してみせた野田佳彦政権は、さらに6月8日、
記者会見をし、福井県おおい町にある関西電力大飯原発3、4号機の再稼働から、
原発再稼働をスタートさせると宣言した。
これは5月5日以降の全原発がストップしている状況、長引けば、「原発ナシ」
で生活は十分できるという事実が、あまりにハッキリしてしまう事態が生まれる
ことに焦った原発利権共同体である〈原子力ムラ〉の強大な巻き返しの一歩であ
った。
野田はそこで、「実質的に安全は確保されている」、「国民の生活を守るため
に再稼働は必要」などと、信じられない強弁をしてみせたのである。
日本列島住民の「命」を危険にさらす「再稼働」に対する反対の声は、ここか
ら全国に噴出しだした。東京での怒りの首相官邸包囲の再稼働反対のための毎週
「金曜行動」に万単位の人々が結集しだし、それは全国百以上の「金曜抗議行動」
へと飛び火する結果をつくりだしたのである。マスコミの発表する「世論調査」
ですら「国民世論」の7割から8割は原発反対の意思を表示していると伝えてい
るのだ。しかし、野田政権は、そうした「世論」状況をいっさい無視して、大飯
再稼働から、福島原発事故に直接的に責任のある〈原子力ムラ〉の人間を中心に
した人事で、なんと緊急事態だからという理由で国会承認もなしに「原子力規制
委員会」を発足(9月19日)させるという暴挙へ突き進んでいる。
これに対して、6月30日と7月1日をピークとする大飯での再稼働阻止のた
めの現地行動は、多様な非暴力実力抵抗・不服従行動の全国的な大合流を実現す
るかたちで闘われた。そして、大飯でのあきらめない反対行動はさらに続いてい
る。「反原発自治体議員・市民連盟」、「再稼働反対!全国アクション」、「経
産省前テントひろば」、「ストップ大飯再稼働現地アクション」、「たんぽぽ舎」
の五団体共催の再稼働阻止のための全国ネットワークをつくろうと呼びかけた東
京での集まり(7月15日)では、全国の力を相互に連結しあい、知恵と力をお
しみなく出し合う〈組織=運動〉づくりの必要が広く確認された。
こうした原発再稼働に抗する力強い抗議の声の拡大と深化という状況をふまえ
て、北海道から福島、九州まで、全国各地(原発現地)から東京での「再稼働阻
止全国ネットワーク」づくりの集まりに結集した私たちは、三つの分散会での討
論と全体会での議論に基づき、「つながろう全国各地!止めよう原発再稼働」を
合言葉に、ネットワークの結成へ向かいたい。
私たちは、福島はもちろん、原発を押しつけられている立地住民(そしてその
周辺住民)と、都市の電力大量消費者という、国と電力資本によって現在強いら
れている相互の対立(分断)構造が、簡単に超えられると考えているわけではない。
しかし、まちがいなく準備されている原発再稼働の嵐のような攻撃に抗するた
めには、各地一つ一つの闘いが孤立してたたきつぶされてしまっていいわけがな
い。各地の再稼働をストップする闘いを結んで、原発ゼロ社会を実現するという
一点で結びついた全国的な〈組織=運動〉こそが、今つくりだされなければなら
ないはずだ。それは各地の特殊な条件をふまえた対等・平等な運動の連合であり、
力づよい運動経験の相互共有の場所でなければなるまい。分断はそうした運動の
蓄積を通してこそ、少しずつ超えられるはずである。
そのような〈運動=組織〉を目指して、私たちは「再稼働阻止全国ネットワー
ク」の結成を、ここに宣言する。
2012年11月10日 集会参加者一同
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から3つ
└────
◆再稼働阻止へ 市民団体共闘 全国ネット設立
強大電力会社に対抗 原発ゼロ実現を
結成集会「廃炉勝ち取る」 (11月14日東京新聞より抜粋)
国内で唯一稼動している大飯原発(福井県)を速やかに停止させ、他の原発の
再稼働も許さずに原発ゼロを実現しようと、約50の市民団体が「再稼働阻止全国
ネットワーク」を設立した。国内全16カ所の原発立地地域で活動する団体も加わ
り、電力会社や国などへの働き掛けを強めていく。
「電力会社の持つ資金力や権力は強大で、原発立地地域における市民団体の力
は微々たるもの。しかし、それ以外の地域の団体が力を貸して手をつないでいけ
ば、必ずや対抗できる力になりうる」
全国ネット設立の準備を中心になって進めてきた「たんぽぽ舎」(東京)の柳
田真・共同代表はこう力を込めた。
「原発推進勢力は着々と再稼働の地ならしをし、態勢をつくりつつある。近い
将来、再稼働の嵐がやってくる」(事務局)として、東京など大都市圏の団体の
力を原発立地地域の支援に向けるとともに、現地の思いを原子力ムラの中枢にぶ
つける役割も担っていくという。
結成集会は10日夜、東京都文京区で開かれ、全国から約300人が参加。各地の
団体が地元の現状を説明した。(後略)
◆東電の電力購入入札 事前説明会に希望100社参加
(11月14日東京新聞より)
東京電力は13日、原発停止により不足する電力を補うため一般企業から購入す
る予定の電力260万キロワット分の入札について、都内で事前説明会を開いた。
説明会には応札を希望する約230人が参加した。
発電事業への参入を目指す一般企業からの購入は、自前で発電所を建設・運用
する費用を抑えるのが狙い。需要が増える時期に限定して購入するのではなく、
常時使用する「ベース電源」としての活用を見込む。入札の上限価格は、石炭火
力発電を想定したキロワット時あたり9.53円。
説明会には、エネルギー関係会社や鉄鋼、重電メーカー、商社などが参加。質
疑では各社の担当者から「(国の)支援を受けている状況で支払いは担保されるの
か」「液化天然ガス(LNG)火力なら、コストの安い石炭より二酸化炭素(C
O2)を4割削減できる。環境問題についてはどう考えているか」などと厳しい
質問も飛んだ。
◆天然ガス 日米で大差 価格の不思議 分かれる市場、相場なく個別交渉
(11月14日朝日新聞より抜粋)
日本が4~9月に輸入した液化天然ガス(LNG)の価格は前年より15パーセ
ント上がり、過去最高だった。ところが、米国では下がっている。同じ天然ガス
なのに、日米で価格が違うのはなぜ?
財務省の貿易統計によると,4~9月に日本が輸入したLNGの額は3兆円。
前年同期より24パーセント増えた。原発が動かないので、輸入量が約4230万トン
と9パーセント増えたうえ、価格が上がったことが響いた。
ガスは種類によって熱量が違う。このため、価格を比べるときは「100万
BTU(英国熱量単位)」という単位で調べる。1単位当たりでみると、日本のLNG
は15ドルほど。ところが、米国のガスは3~4ドルだ。ガスを液化して船で運ぶ
費用6ドルを加えても10ドルほどで、日本より安い。(中略)
価格が下がらないのは、燃料費の調整制度で、ガスを最も多く買う電力会社が
消費者に簡単に価格転嫁できるという事情もある。国際エネルギー機関(IEA)
の田中伸男・前事務局長は「電力会社は地域独占で、安く調達するインセンティ
ブ(動機付け)がなかった」と指摘する。(中略)
米国では、ガス価格の下落で火力発電の費用が下がり、原発が割高になってい
る。米ドミニオン社は10月、2033年まで運転が認められている稼動中のキウォー
ニー原発を「経済性を失った」として廃炉を決めた。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1649】
2012年11月13日(火) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原発は小さきこと」つまりは福島など眼中にもないらしい
居住不能となり故郷を追われた16万人は「小さきこと」か?!
石原慎太郎の発言の精神構造を疑う (山崎久隆 たんぽぽ舎)
★2.「再稼働阻止全国ネットワーク」が発足。
(司会を担当して/布施哲也 反原発自治体議員・市民連盟)
★3.イノシシが走り、ゼネコンが除染するわがふるさと:福島県川俣町
暮らしの息吹を奪われた村の姿がたまらなく悲しかった(門間ひで子)
★4.新聞・雑誌から3つの記事
(小沢氏 二審も無罪、日比谷不許可は適切か、敦賀原発 断層調査)
━━━━━━━
◆あす14日(水)18:30開場、19:00開始、スペースたんぽぽ
【文科省・放射線副読本をみんなで考えるワークショップ】
参加費 資料持参のかた800円、資料なしの方1000円(資料代200円込み)
※テキストとして、文科省発行の放射線副読本「中学生用」を使います。
文科省HPからダウンロード・印刷して当日ご持参ください。
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm
↑この中にある「中学校生徒用1/2と2/2(PDF)」を使います)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「原発は小さきこと」つまりは福島など眼中にもないらしい
│ 居住不能となり故郷を追われた16万人は「小さきこと」か?!
│ 石原慎太郎の発言の精神構造を疑う
└────(山崎久隆 たんぽぽ舎)
○またひとり、「日本の将来を憂う」老人が国政に出るらしい。しかしこの人
の言うことは、首尾一貫性も合理性もない。
例えば「原発問題など小さいこと」なのだそうだ。
他ならぬ石原慎太郎がそう言う。なんという脈絡の無さだろう。
日本が「尖閣諸島」と呼ぶ小島について、9月11日(そう911だ)に野田
政権は国有化を決定した。それに対して中国は猛反発し、中国国内では暴動ま
で発生した。
もともと1972年の日中国交回復に際して「次世代以降に棚上げ」したはずの
「領土問題」を、現世代で「仕掛け」たのは日本だった。従来保たれてきた政
治的均衡を日本側が「尖閣国有化」で破ったことに対し、中国側は主に経済分
野で反撃を開始している。この深刻な打撃は、「原発が止まる」という次元の
比ではないだろう。もともと原発が止まっても経済失速が起きることなどない
が、貿易、特に対中貿易により経済のかなりの部分を支えてきた日本国にとっ
ては、深刻な影響は避けられないはずだ。
日米安保などあろうとなかろうと、軍事衝突など誰にとっても何の利益にも
ならないことをするはずがない。特に米中両国は。
○では、一体日本は何のつもりで挑発的行動に出たのだろうか。
実際のところは、さっぱりわからないが、どうやらこれから国政に打って出
ようとする老人が「尖閣都有化」(といってもあくまでも地籍は石垣市だが)
を強行しようとしたことに「対抗した」かららしい。
全く。子どもの喧嘩か。
仮に、それ以上に深慮遠謀があるとするならば、対米関係である。
普天間とオスプレイ配備問題は、沖縄だけの問題ではなく日本全国が日米安
保の脅威と傲慢さを感じ始めていた。在日米軍の横暴な振る舞いは、95年の
少女暴行事件と同様に、日米安保を揺さぶる可能性があった。しかし当時と異
なり「普天間移転」という解決カードはもう使えないどころか、この「解決不
能」状態(鳩山首相のトラストミー発言の無責任な投げだし)が問題の一端な
ので、民主党政権の責任問題にも波及している。そこで、あえて中国との対立
を煽ることで日米安保体制を国民に再認識させ、日米安保体制を盤石なものと
し、その返す刀でオスプレイと普天間(つまりは辺野古移転問題)も「解決し
てしまえ」と思っているのだとしたら、何重にも沖縄を踏みつけにする行為だ。
○ここから出てくる「ひょうたんの駒」は、尖閣など先島諸島への陸上自衛隊
配備、日米安保体制の強化、集団的自衛権の行使、憲法9条改憲であろう。尖
閣諸島に派遣した自衛隊や海上保安庁が中国当局と「交戦状態になる」のを
もっけの幸いと狙っているのではないか。読売新聞など「武力衝突の可能性が
少なくない」から自衛隊がバックアップする体制を取れなどと煽っている。ま
さしく1937年の日中戦争勃発の再現を見る思いだ。その先にあるのは悪夢であ
る。いったい、武力衝突が日常化する国にしたいのか。とはいえ、そのころに
は寿命が尽きて生きていない人ばかりだ。なおさら無責任きわまりない。
前置きが長くなったが、石原にとって原発問題が「小さいこと」ならば、居
住不能となり故郷を追われた16万人は「小さいこと」なのだ。絶海の孤島に漁
船の避難場所を16億円掛けて作ることが「大きなこと」だという老人の、戯言
にしか聞こえないが、それが現在、この国では一定の支持を得ているようなの
で恐ろしくなる。
放射能の影響で福島県は避難のために人口が減り、耕作放棄せざるをえない
地域が急速に拡大している。それは「国土の荒廃」ではないのか。原発事故は
無残な形で国家国民を破壊する。それが小さいことだと本気で言っているのか。
それに同調する者たちの精神構造はどうなっているのか。
○日本はこれからも巨大地震と津波の試練を受け続ける。その中のいくつかは
原発を直撃する。そして再稼働などしていれば福島原発震災を再現する。それ
を免れたとしても、電力供給どころか原発の震災復旧に巨額の費用を電力会社
はつぎ込まねばならず、赤字はますます拡大する。原発や核燃料サイクル自体
が危険きわまりないことと、それに支えさせるエネルギー供給体制はさらに脆
弱さを増すことになる。
石原の場合、単純に自分が中心に立てない事案は全て「小さいこと」である。
そして自分が中心で回せる、私たちには無縁の「天下国家」を夢想している。
ただしこの「無縁の」国家が土足で私たちの平和と安全に踏み込んでくる恐れ
が出始めた。
このような勢力は断じて権力の座につかせてはならない。
┏┓
┗■2.「再稼働阻止全国ネットワーク」が発足
└────(司会を担当して/布施哲也 反原発自治体議員・市民連盟)
再稼働を阻止するため、どうすればいいのか気になっていた。原発現地の方
々の報告から、立地自治体は当然だが、周辺自治体の動向が重要となると理
解した。電源三法の交付金もそうだが、それに加え、15から16兆円の電気
料金に含まれる数兆円の原発推進費用が、立地自治体を中心に配られている。
でも、周辺自治体へは、それほどわたっていないからだ。防災対策重点区域が
30キロ圏に拡大され、周辺自治体の発言力も増している。首長と議会への、
地域住民の強い働きかけを期待し、ネットワークはそれを支えたい。
見知った公安関係者が、分散会と全体会の会場周辺を徘徊していた。
原子力ムラの住人にも関心を呼んだ集会なのだろう。
┏┓
┗■3.イノシシが走り、ゼネコンが除染するわがふるさと:福島県川俣町
│ 暮らしの息吹を奪われた村の姿がたまらなく悲しかった
└────(門間ひで子 羽村市議会議員)
10月10日~11日の2日間、福島県川俣町の現状を見るため行ってきた。
夏の保養プロジェクト参加者との再会、教員・町議会議員との交流、学校視察
を行い、子ども時代を過ごした山木屋にも入った。村人が誰も住まない静かな
里山は、イノシシが走り、ゼネコンが除染する場所に変わっていた。放射能で
汚染された土壌は持って行き場がなく、袋に入れられて、田んぼや校庭にただ
積み上げられていた。
飯館村にも浪江にも近い自宅の跡地の線量は、今も1.64マイクロSvだった。
野鳥のさえずりも聞こえない、不思議な空間がそこにあった。以前は、車の交
通もまばらだった国道は、パトカーや監視パトロール車、工事関係車両、自宅
を整理にくる村人の車が頻繁に行き交い、交通量の多さに驚いたが、暮らしの
息吹を奪われた村の姿が、たまらなく悲しかった。
┏┓
┗■4.山本太郎のDVD『テレビと新聞が伝えない 太郎ホントの話』
│ 11月1日東京ドームフェアにて好評発売開始!!!! ¥500
│ たんぽぽ舎で取り扱い中
└────(広瀬隆)
ワンコイン原発即時ゼロの世論を高めよう!
事実を広め、原発ゼロ社会を完全達成するため、ぜひ、みなさまの大きな力を
貸してください!原発ゼロ!! 絶対やる!!
制作元は「太郎ホントの話・拡散委員会」です。講演会場やお店に置いて
いただける方など、20枚以上まとめてご注文の場合は、割引価格です。
(送料無料)赤字覚悟の出血サービス。
◎Vol.1 原発大丈夫?!! 地震編 完成、発送中。
Vol.2 原発大丈夫?!! 津波編
Vol.3 電気は足りてるって?
Vol.4 放射能のどこがこわいの?
vol.2~4は11月完成をめざして現在編集中です。乞う、ご期待!!!!
山本太郎さんのDVDご希望のかたは、「お名前、住所(発送先)、購入枚数」を
そえて、たんぽぽ舎までメールかFAXでお申し込みください。
FAX :03-3238-0797、Eメール:nonukes@tanpoposya.net
料金:DVD1枚500円、4枚まで送料80円、5枚以上(ご相談ください)
入金先:郵便振替【00180-1-403856】【たんぽぽ舎】
入金確認ができ次第発送します。
┏┓
┗■5.新聞・雑誌から3つの記事
└────
◆小沢氏、二審も無罪 虚偽記載、大半認定せず 東京高裁
(11月12日 朝日新聞より)
資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反の罪で強
制起訴された「国民の生活が第一」代表・小沢一郎被告(70)の控訴審判決が
12日、東京地裁であった。小川正持裁判長は、小沢氏を無罪とした一審・東京
地裁判決を支持し、検察官役の指定弁護士による控訴を棄却した。(後略)
(同・夕刊から)
再び無罪 小沢氏一礼 踏み込んだ判決 喜ぶ
一審判決よりも踏み込んだ「無罪」だった。「国民の生活が第一」代表の小
沢一郎被告(70)に対する12日の東京高裁裁判は「一審の結論に誤りはない」
と述べ、検察官役の指定弁護士の主張を退けた。一審が認めていた秘書らの虚
偽記載も否定する内容に、小沢氏も表情を崩した。(中略)
「早く確定を」弁護団---「元秘書に故意がなかったと認めており、非常に
いい判決だ」。小沢氏の弁護団は一審よりも踏み込んだ無罪の認定に満足した
表情を浮かべた。「指定弁護士は上訴権を放棄し、早く無罪を確定させるべき
だ」
弁護団は一審で、東京地検特捜部の検事が事実に反する捜査報告書を作って
いたことを暴いた。今年4月の無罪判決で、裁判が終わると期待した。
しかし、指定弁護士は控訴。小沢氏はその後の7月に民主党を離党し、新党
を立ち上げることになった。弁護団の一人は「控訴されなければ、離党せずに
済んだのではないか」と話す。(後略)
◆日比谷公園デモ 都の使用不許可は適切?
(11月13日 東京新聞より)
原発の再稼働や新増設に反対する抗議活動「11・11反原発 百万人大占拠」
が十一日、東京・永田町の国会議事堂正門前など9カ所であった。雨の中、歩
道を参加者が埋め尽くしたが、主催した「首都圏反原発連合」が、日比谷公園
を出発点に希望したデモは、都が公園の使用許可を出さずに中止。都は、他に
もイベントがあったことや、事前にデモ参加者が不明として不許可としたが、
都の判断は適切だったのか。
「表現の自由 大切」「運営 市民のお金」---午後三時と同五時に官庁街や
国会前で行われた「大占拠」には、主催者発表で十万人、警察庁関係者による
推計で七千~八千人ほどが参加した。
デモ参加者の多くが集まる予定だった午後一時の日比谷公園北側の健康広場
には数人がいるだけで、閑散。長女(四つ)、次女(一つ)と散歩で訪れた千
代田区平河町の女性会社員(二五)は「日比谷公園は広々としているし、一万
人は入りそうだけど」と不思議そう。「表現の自由は大事だと思う」と首をひ
ねった。(後略)
◆敦賀原発、月内にも断層調査
(11月13日 東京新聞より)
原発敷地内の断層を調べている原子力規制委員会は、日本原子力発電(原電
)敦賀原発(福井県敦賀市)に今月内にも調査チームを派遣することを決めた。
十四日の規制委員会で日程など正式決定する。現地調査は二日に実施した関西
電力大飯原発(福井県おおい町)に次いで二カ所目。
規制委などによると、敦賀原発の敷地内には断層(破砕帯)が190本走っ
ており、うち6本は1、2号機の直下を通っている。旧経産省原子力安全・保
安院(廃止)の四月の現地調査で、近くを通る全長315キロの「浦底断層」
が動いた際に、これらの断層が連動する可能性が指摘された。(後略)
2012年11月13日(火) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原発は小さきこと」つまりは福島など眼中にもないらしい
居住不能となり故郷を追われた16万人は「小さきこと」か?!
石原慎太郎の発言の精神構造を疑う (山崎久隆 たんぽぽ舎)
★2.「再稼働阻止全国ネットワーク」が発足。
(司会を担当して/布施哲也 反原発自治体議員・市民連盟)
★3.イノシシが走り、ゼネコンが除染するわがふるさと:福島県川俣町
暮らしの息吹を奪われた村の姿がたまらなく悲しかった(門間ひで子)
★4.新聞・雑誌から3つの記事
(小沢氏 二審も無罪、日比谷不許可は適切か、敦賀原発 断層調査)
━━━━━━━
◆あす14日(水)18:30開場、19:00開始、スペースたんぽぽ
【文科省・放射線副読本をみんなで考えるワークショップ】
参加費 資料持参のかた800円、資料なしの方1000円(資料代200円込み)
※テキストとして、文科省発行の放射線副読本「中学生用」を使います。
文科省HPからダウンロード・印刷して当日ご持参ください。
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm
↑この中にある「中学校生徒用1/2と2/2(PDF)」を使います)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「原発は小さきこと」つまりは福島など眼中にもないらしい
│ 居住不能となり故郷を追われた16万人は「小さきこと」か?!
│ 石原慎太郎の発言の精神構造を疑う
└────(山崎久隆 たんぽぽ舎)
○またひとり、「日本の将来を憂う」老人が国政に出るらしい。しかしこの人
の言うことは、首尾一貫性も合理性もない。
例えば「原発問題など小さいこと」なのだそうだ。
他ならぬ石原慎太郎がそう言う。なんという脈絡の無さだろう。
日本が「尖閣諸島」と呼ぶ小島について、9月11日(そう911だ)に野田
政権は国有化を決定した。それに対して中国は猛反発し、中国国内では暴動ま
で発生した。
もともと1972年の日中国交回復に際して「次世代以降に棚上げ」したはずの
「領土問題」を、現世代で「仕掛け」たのは日本だった。従来保たれてきた政
治的均衡を日本側が「尖閣国有化」で破ったことに対し、中国側は主に経済分
野で反撃を開始している。この深刻な打撃は、「原発が止まる」という次元の
比ではないだろう。もともと原発が止まっても経済失速が起きることなどない
が、貿易、特に対中貿易により経済のかなりの部分を支えてきた日本国にとっ
ては、深刻な影響は避けられないはずだ。
日米安保などあろうとなかろうと、軍事衝突など誰にとっても何の利益にも
ならないことをするはずがない。特に米中両国は。
○では、一体日本は何のつもりで挑発的行動に出たのだろうか。
実際のところは、さっぱりわからないが、どうやらこれから国政に打って出
ようとする老人が「尖閣都有化」(といってもあくまでも地籍は石垣市だが)
を強行しようとしたことに「対抗した」かららしい。
全く。子どもの喧嘩か。
仮に、それ以上に深慮遠謀があるとするならば、対米関係である。
普天間とオスプレイ配備問題は、沖縄だけの問題ではなく日本全国が日米安
保の脅威と傲慢さを感じ始めていた。在日米軍の横暴な振る舞いは、95年の
少女暴行事件と同様に、日米安保を揺さぶる可能性があった。しかし当時と異
なり「普天間移転」という解決カードはもう使えないどころか、この「解決不
能」状態(鳩山首相のトラストミー発言の無責任な投げだし)が問題の一端な
ので、民主党政権の責任問題にも波及している。そこで、あえて中国との対立
を煽ることで日米安保体制を国民に再認識させ、日米安保体制を盤石なものと
し、その返す刀でオスプレイと普天間(つまりは辺野古移転問題)も「解決し
てしまえ」と思っているのだとしたら、何重にも沖縄を踏みつけにする行為だ。
○ここから出てくる「ひょうたんの駒」は、尖閣など先島諸島への陸上自衛隊
配備、日米安保体制の強化、集団的自衛権の行使、憲法9条改憲であろう。尖
閣諸島に派遣した自衛隊や海上保安庁が中国当局と「交戦状態になる」のを
もっけの幸いと狙っているのではないか。読売新聞など「武力衝突の可能性が
少なくない」から自衛隊がバックアップする体制を取れなどと煽っている。ま
さしく1937年の日中戦争勃発の再現を見る思いだ。その先にあるのは悪夢であ
る。いったい、武力衝突が日常化する国にしたいのか。とはいえ、そのころに
は寿命が尽きて生きていない人ばかりだ。なおさら無責任きわまりない。
前置きが長くなったが、石原にとって原発問題が「小さいこと」ならば、居
住不能となり故郷を追われた16万人は「小さいこと」なのだ。絶海の孤島に漁
船の避難場所を16億円掛けて作ることが「大きなこと」だという老人の、戯言
にしか聞こえないが、それが現在、この国では一定の支持を得ているようなの
で恐ろしくなる。
放射能の影響で福島県は避難のために人口が減り、耕作放棄せざるをえない
地域が急速に拡大している。それは「国土の荒廃」ではないのか。原発事故は
無残な形で国家国民を破壊する。それが小さいことだと本気で言っているのか。
それに同調する者たちの精神構造はどうなっているのか。
○日本はこれからも巨大地震と津波の試練を受け続ける。その中のいくつかは
原発を直撃する。そして再稼働などしていれば福島原発震災を再現する。それ
を免れたとしても、電力供給どころか原発の震災復旧に巨額の費用を電力会社
はつぎ込まねばならず、赤字はますます拡大する。原発や核燃料サイクル自体
が危険きわまりないことと、それに支えさせるエネルギー供給体制はさらに脆
弱さを増すことになる。
石原の場合、単純に自分が中心に立てない事案は全て「小さいこと」である。
そして自分が中心で回せる、私たちには無縁の「天下国家」を夢想している。
ただしこの「無縁の」国家が土足で私たちの平和と安全に踏み込んでくる恐れ
が出始めた。
このような勢力は断じて権力の座につかせてはならない。
┏┓
┗■2.「再稼働阻止全国ネットワーク」が発足
└────(司会を担当して/布施哲也 反原発自治体議員・市民連盟)
再稼働を阻止するため、どうすればいいのか気になっていた。原発現地の方
々の報告から、立地自治体は当然だが、周辺自治体の動向が重要となると理
解した。電源三法の交付金もそうだが、それに加え、15から16兆円の電気
料金に含まれる数兆円の原発推進費用が、立地自治体を中心に配られている。
でも、周辺自治体へは、それほどわたっていないからだ。防災対策重点区域が
30キロ圏に拡大され、周辺自治体の発言力も増している。首長と議会への、
地域住民の強い働きかけを期待し、ネットワークはそれを支えたい。
見知った公安関係者が、分散会と全体会の会場周辺を徘徊していた。
原子力ムラの住人にも関心を呼んだ集会なのだろう。
┏┓
┗■3.イノシシが走り、ゼネコンが除染するわがふるさと:福島県川俣町
│ 暮らしの息吹を奪われた村の姿がたまらなく悲しかった
└────(門間ひで子 羽村市議会議員)
10月10日~11日の2日間、福島県川俣町の現状を見るため行ってきた。
夏の保養プロジェクト参加者との再会、教員・町議会議員との交流、学校視察
を行い、子ども時代を過ごした山木屋にも入った。村人が誰も住まない静かな
里山は、イノシシが走り、ゼネコンが除染する場所に変わっていた。放射能で
汚染された土壌は持って行き場がなく、袋に入れられて、田んぼや校庭にただ
積み上げられていた。
飯館村にも浪江にも近い自宅の跡地の線量は、今も1.64マイクロSvだった。
野鳥のさえずりも聞こえない、不思議な空間がそこにあった。以前は、車の交
通もまばらだった国道は、パトカーや監視パトロール車、工事関係車両、自宅
を整理にくる村人の車が頻繁に行き交い、交通量の多さに驚いたが、暮らしの
息吹を奪われた村の姿が、たまらなく悲しかった。
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┗■4.山本太郎のDVD『テレビと新聞が伝えない 太郎ホントの話』
│ 11月1日東京ドームフェアにて好評発売開始!!!! ¥500
│ たんぽぽ舎で取り扱い中
└────(広瀬隆)
ワンコイン原発即時ゼロの世論を高めよう!
事実を広め、原発ゼロ社会を完全達成するため、ぜひ、みなさまの大きな力を
貸してください!原発ゼロ!! 絶対やる!!
制作元は「太郎ホントの話・拡散委員会」です。講演会場やお店に置いて
いただける方など、20枚以上まとめてご注文の場合は、割引価格です。
(送料無料)赤字覚悟の出血サービス。
◎Vol.1 原発大丈夫?!! 地震編 完成、発送中。
Vol.2 原発大丈夫?!! 津波編
Vol.3 電気は足りてるって?
Vol.4 放射能のどこがこわいの?
vol.2~4は11月完成をめざして現在編集中です。乞う、ご期待!!!!
山本太郎さんのDVDご希望のかたは、「お名前、住所(発送先)、購入枚数」を
そえて、たんぽぽ舎までメールかFAXでお申し込みください。
FAX :03-3238-0797、Eメール:nonukes@tanpoposya.net
料金:DVD1枚500円、4枚まで送料80円、5枚以上(ご相談ください)
入金先:郵便振替【00180-1-403856】【たんぽぽ舎】
入金確認ができ次第発送します。
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┗■5.新聞・雑誌から3つの記事
└────
◆小沢氏、二審も無罪 虚偽記載、大半認定せず 東京高裁
(11月12日 朝日新聞より)
資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反の罪で強
制起訴された「国民の生活が第一」代表・小沢一郎被告(70)の控訴審判決が
12日、東京地裁であった。小川正持裁判長は、小沢氏を無罪とした一審・東京
地裁判決を支持し、検察官役の指定弁護士による控訴を棄却した。(後略)
(同・夕刊から)
再び無罪 小沢氏一礼 踏み込んだ判決 喜ぶ
一審判決よりも踏み込んだ「無罪」だった。「国民の生活が第一」代表の小
沢一郎被告(70)に対する12日の東京高裁裁判は「一審の結論に誤りはない」
と述べ、検察官役の指定弁護士の主張を退けた。一審が認めていた秘書らの虚
偽記載も否定する内容に、小沢氏も表情を崩した。(中略)
「早く確定を」弁護団---「元秘書に故意がなかったと認めており、非常に
いい判決だ」。小沢氏の弁護団は一審よりも踏み込んだ無罪の認定に満足した
表情を浮かべた。「指定弁護士は上訴権を放棄し、早く無罪を確定させるべき
だ」
弁護団は一審で、東京地検特捜部の検事が事実に反する捜査報告書を作って
いたことを暴いた。今年4月の無罪判決で、裁判が終わると期待した。
しかし、指定弁護士は控訴。小沢氏はその後の7月に民主党を離党し、新党
を立ち上げることになった。弁護団の一人は「控訴されなければ、離党せずに
済んだのではないか」と話す。(後略)
◆日比谷公園デモ 都の使用不許可は適切?
(11月13日 東京新聞より)
原発の再稼働や新増設に反対する抗議活動「11・11反原発 百万人大占拠」
が十一日、東京・永田町の国会議事堂正門前など9カ所であった。雨の中、歩
道を参加者が埋め尽くしたが、主催した「首都圏反原発連合」が、日比谷公園
を出発点に希望したデモは、都が公園の使用許可を出さずに中止。都は、他に
もイベントがあったことや、事前にデモ参加者が不明として不許可としたが、
都の判断は適切だったのか。
「表現の自由 大切」「運営 市民のお金」---午後三時と同五時に官庁街や
国会前で行われた「大占拠」には、主催者発表で十万人、警察庁関係者による
推計で七千~八千人ほどが参加した。
デモ参加者の多くが集まる予定だった午後一時の日比谷公園北側の健康広場
には数人がいるだけで、閑散。長女(四つ)、次女(一つ)と散歩で訪れた千
代田区平河町の女性会社員(二五)は「日比谷公園は広々としているし、一万
人は入りそうだけど」と不思議そう。「表現の自由は大事だと思う」と首をひ
ねった。(後略)
◆敦賀原発、月内にも断層調査
(11月13日 東京新聞より)
原発敷地内の断層を調べている原子力規制委員会は、日本原子力発電(原電
)敦賀原発(福井県敦賀市)に今月内にも調査チームを派遣することを決めた。
十四日の規制委員会で日程など正式決定する。現地調査は二日に実施した関西
電力大飯原発(福井県おおい町)に次いで二カ所目。
規制委などによると、敦賀原発の敷地内には断層(破砕帯)が190本走っ
ており、うち6本は1、2号機の直下を通っている。旧経産省原子力安全・保
安院(廃止)の四月の現地調査で、近くを通る全長315キロの「浦底断層」
が動いた際に、これらの断層が連動する可能性が指摘された。(後略)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1648】
2012年11月12日(月)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働阻止全国ネットワーク結成さる→全国で助け合って再稼働阻止へ
100万人行動―東京で、全国各地で成功りにおこなわれる
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.<連載-5>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
攻撃目標に小学校、発電所
★3.新聞・雑誌から3つ
◆響く「原発反対」 日比谷公園 使用中止でも 雨の中9カ所で抗議
(11月12日東京新聞より抜粋)
◆原発計画破棄へ意欲 リトアニア首相候補
(11月9日東京新聞より抜粋)
◆宇都宮氏「脱原発を」 都知事選出馬表明
(11月10日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※役立つ「反原発基本講座」第18回 参加歓迎!
★11/13反原発基本講座第18回「汚染された自治体-問われる地域社会」
日 時:11月13日(火)開場:18:30 19:00から21:00
講 師:門間ひで子さん(羽村市議会議員)、布施哲也さん(前、清瀬市議会議員)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
資料代:1000円
主 催:反原発自治体議員・市民連盟
┏┓
┗■1.再稼働阻止全国ネットワーク結成さる→全国で助け合って再稼働阻止へ
| 100万人行動―東京で、全国各地で成功りにおこなわれる
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
1.「再稼働阻止全国ネットワーク」が11月10日(土)東京で盛況りに結成された。
午後1:00~5:00分散会、6:00~9:00結成集会。用意した250部の資料が
なくなり不足する程に。
主催は5つの団体で構成された「準備会」(5つの団体とは、再稼働反対・全
国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、経産省前テントひろば、ストップ
再稼働現地アクション、たんぽぽ舎)。
・その方針は、「教えあう、助け合う」を基調にして迫りくる原発再稼働(もう
け)に、全国の共同の力を結集して闘おうというもの。ひそかに、また、公然と
再稼働の準備、地ならしが進行している。近いうちの再稼働の嵐に今から準備し
て立ち向かおう、と10項目の具体的方針が提示された。
・原子力ムラは復活している→規制委員会、規制庁を東京圏と全国の共同の力で
攻めよう。
・大飯原発の地下に地震活断層あり、大飯を停止せよ、停止してから調査せよ。
結論ひき伸ばし反対、玉虫色の結論反対。
・各自治体―特に30キロ圏で闘おう。
・全国行動、講演集会
・原発現地応援―特に大事。11月~2013年4月の6か月の予定など。
・7人の共同代表(女性4人、男性3人)と全国14地域の(原発)現地連絡者も
決まった。(次号で紹介)。
・「再稼働阻止全国ネットワーク」事務局は、たんぽぽ舎内におかれる。
住 所:東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付
電 話:070-6650-5549 FAX:03-3238-0797
Eメール:info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
☆ サポーター会員募集中!(個人年会費3000円、団体年会費5000円)
サポーター会費・カンパの振込先
郵便口座番号:00110-0-688699
加入者名:再稼働阻止全国ネットワーク
※なお、当日の20頁の議案集は希望者へ送ります(200円:コピー代)。
郵送の場合は、はプラス100円の300円になりますのでよろしくお願いします。
2.100万人行動―東京で(国会へ)、全国各地で成功りにおこなわれる。
・首都圏反原発連合(13団体と個人、たんぽぽ舎も13団体の1つ)の主催で行わ
れた11・11反原発100万人国会大占拠は、東京をはじめ、全国の10の場所で成功
りにおこなわれた。(北海道、大間,大阪、福井、伊方-四国電力交渉、福岡など
…)
・東京ではたんぽぽ舎は、前日の再稼働阻止全国ネットワークの結成に参加した
人々と共に行動。原発現地の人々―何人かは、反原連からの依頼もあり官邸前の
マイクで現地の生の声をしっかり報告しました。たんぽぽ舎も道案内役をこなし
つつ、2500枚のビラ配布をおこない、3ケタの人数で「再稼働反対」のシュプレ
ヒコールをして、集会、国会議事堂前行動をもり上げました。
3.なお、11月9日(金)には、「ヒバク労働を考えるネットワークの結成集会」
が東京、亀戸でおこなわれ、280人の盛況でした。
9日(金)(ヒバク労働)、10日(土)(再稼働阻止)にできた2つの新しい組織は日
本の反原発、廃原発運動史上、きっと大きな足跡を残すでしょう(柳田も9日(金)
のヒバク労働ネットの集会でアピールしました)。
再稼働=被曝労働の激増、をくい止めるため、みんなで力を合わせて闘おう。
┏┓
┗■2.<連載-5>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
│ 攻撃目標に小学校、発電所
└────
※この連載は著者(斉間満氏・故人)の夫人(斉間淳子さん)の承諾を得て
掲載しています。本文は、2002年5月発刊の『原発の来た町-原発はこうして
建てられた-伊方原発の30年』の一節です。
(この本はたんぽぽ舎でも扱い中。137頁、1000円)
原発上空を飛んでいるのは、米軍機ばかりではない。自衛隊機も飛んでいた。
一九八四年二月二七日、瀬戸内海の愛媛県喜多郡長浜町青島沖に墜落し、一二人
全員が死亡した海上自衛隊岩国基地所属の対潜飛行艇PSI・3号機も、岩国基
地から佐田岬半島を横断して高知県の足摺岬沖にある自衛隊の訓練海域であるリ
マ海域に向かう途中だった。
墜落場所は伊方原発の北東約二五キロで、墜落するのが「二、三分遅かったら、
原発周辺に落ちていた」といわれた。ところが、そう思わせる墜落事故が、ちょ
うど一年後の八九年六月に起きた。
伊方原発から直線距離で南東約三〇キロの、東宇和郡野村町の野村ダムに米軍
ジェット機FA18ホーネットが墜落した。乗員一人は飛び出して無事だったが、
音速の一・八倍のスピードで飛ぶこのジェット機が墜落地点から伊方原発へ到達
するのには五分もかからなかった。
さらにその後、九四年一〇月一五日には高知県の早明浦ダムに、九九年一月二
〇日には空中給油訓練中のジェット機が高知県沖の土佐湾にと相次いで墜落した。
こうして、頻繁に米軍ジェット機が墜落する四国には米軍機の低空飛行訓練ル
ートが存在することが判明していた。
ちなみに、高知県大川村役場の記録では、九五年一月から一二月までの一年間
に役場から目撃された低空飛行の米軍ジェット機は一八四回に上っていた。
そして、九九年九月に米軍低空飛行の驚くような実態が、「リムピース」(事
務局・遠藤洋一相模原市議会議員)の調べで明らかになった。
市議会議員らで構成するリムピースは、インターネットのそのホームページに
高知県沖の土佐湾に墜落した米軍機の事故記録の解析から、墜落した米軍機は低
空飛行訓練中にルート沿いの小学校、発電所など六ヵ所の施設を攻撃標的に訓練
していたことを明らかにした。
それによると、墜落した米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属のFA18戦闘
機は、高知県沖の太平洋にある米軍訓練空域「リマ空域」(オレンジ565)で
空油訓練中、寮機と接触。このため基地に帰還しようとして土佐湾へ墜落した。
この事故報告書で、墜落機のパイロット、ケビン・ペッツォルド大尉は「我々
は三つの攻撃目標について打ち合わせを行った。攻撃目標はBポイントの曲がり
くねった道、Cポイントの発電所、Fポイントはもう一つの発電所だった」と言
う。
報告書の中に記された五万分の一地図に示されたポイントは、曲がりくねった
地は紀伊半島の切目崎、Cポイントは徳島県の甲浦変電所、Fポイントは愛媛県
の西条市の加茂発電所(水力)だった。
つまり、墜落機はリマ空域で空中給油した後、米軍が紀伊半島から四国―中国
地方に描いている低空飛行ルート「オレンジルート」を飛びながら、ルート沿い
の攻撃目標を攻撃する訓練を繰り返しながら、岩国基地に向かう訓練計画をたて
ていたのだ。
さらに、リムピースのホームページには、北海道桧山郡上ノ町の大崎小学校が
米軍機の攻撃目標にされ、パイロットが「高度から降下しながら爆弾を投下する
(訓練を行う)」はずだった」とも記されている。小学校も攻撃目標にされてい
るという、ショッキングな話である。
しかし、この衝撃的なニュースは、地方紙である九九年九月九日付けの愛媛新
聞に「米軍機訓練/攻撃目標西条の発電所」と報じられただけだった。
(次号につづく)
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から3つ
└────
◆響く「原発反対」 日比谷公園 使用中止でも 雨の中9カ所で抗議
原発の再稼働や新増設に反対する抗議活動「11・11反原発 百万人大占拠」は
11日、東京・永田町の国会議事堂正門前など9カ所であった。雨の中、歩道を埋
め尽くした参加者は「原発いらない」と声を上げた。午後1時から予定していた
国会周辺デモは出発地の日比谷公園の使用許可が出ず、中止された。
毎週金曜の首相官邸前での抗議を呼び掛けてきたネットワーク「首都圏反原発
連合」が主催。全国の反原発を訴える市民や野党の国会議員らがスピーチで、関
西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働などを批判。建築家の竹内昌義さん
は「原発を止めない国会議員を辞めさせなきゃいけない」と訴えた。(中略)
参加人数は主催者発表で10万人程度。警視庁関係者は7000~8000人程度とし
ている。 (後略) (11月12日東京新聞より抜粋)
◆原発計画破棄へ意欲 リトアニア首相候補
リトアニア次期首相の有力な候補であるブトケビチュス社会民主党党首は8日、
同国の新原発建設計画に関して「原発を建設しないとうたう法案を議会は近く審
議しなければならない」と述べた。先月の国民投票で6割超が建設反対だったこ
とを受けて計画の破棄に意欲を示した形。タス通信が伝えた。(後略)
(11月9日東京新聞より抜粋)
◆宇都宮氏「脱原発を」 都知事選出馬表明
石原慎太郎前東京都知事の辞職に伴う知事選で、前日本弁護士連合会会長の宇
都宮健児氏(65)が9日、衆院第一議員会館内で記者会見。「電力の大消費地と
して東京から脱原発を進めたい」と無所属での出馬を表明した。
宇都宮氏は脱原発、反貧困などを訴える著名人らでつくる団体「人にやさしい
東京をつくる会」が擁立した。石原都政を「貧困と格差が広がった」と批判。高
齢者や障害者ら弱者の支援、日の丸や君が代を強制しない教育を公約に掲げ、
「公約に賛同するあらゆる政党に支持を求めたい」との意向を示した。
原発の稼働については「認められない」とし、地方自治体が国に脱原発を迫る
運動を先導し、主要株主である都の立場で、東京電力に原発の廃炉を求める考え
を示した。(後略)(11月10日東京新聞より抜粋)
2012年11月12日(月)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働阻止全国ネットワーク結成さる→全国で助け合って再稼働阻止へ
100万人行動―東京で、全国各地で成功りにおこなわれる
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.<連載-5>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
攻撃目標に小学校、発電所
★3.新聞・雑誌から3つ
◆響く「原発反対」 日比谷公園 使用中止でも 雨の中9カ所で抗議
(11月12日東京新聞より抜粋)
◆原発計画破棄へ意欲 リトアニア首相候補
(11月9日東京新聞より抜粋)
◆宇都宮氏「脱原発を」 都知事選出馬表明
(11月10日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※役立つ「反原発基本講座」第18回 参加歓迎!
★11/13反原発基本講座第18回「汚染された自治体-問われる地域社会」
日 時:11月13日(火)開場:18:30 19:00から21:00
講 師:門間ひで子さん(羽村市議会議員)、布施哲也さん(前、清瀬市議会議員)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
資料代:1000円
主 催:反原発自治体議員・市民連盟
┏┓
┗■1.再稼働阻止全国ネットワーク結成さる→全国で助け合って再稼働阻止へ
| 100万人行動―東京で、全国各地で成功りにおこなわれる
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
1.「再稼働阻止全国ネットワーク」が11月10日(土)東京で盛況りに結成された。
午後1:00~5:00分散会、6:00~9:00結成集会。用意した250部の資料が
なくなり不足する程に。
主催は5つの団体で構成された「準備会」(5つの団体とは、再稼働反対・全
国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、経産省前テントひろば、ストップ
再稼働現地アクション、たんぽぽ舎)。
・その方針は、「教えあう、助け合う」を基調にして迫りくる原発再稼働(もう
け)に、全国の共同の力を結集して闘おうというもの。ひそかに、また、公然と
再稼働の準備、地ならしが進行している。近いうちの再稼働の嵐に今から準備し
て立ち向かおう、と10項目の具体的方針が提示された。
・原子力ムラは復活している→規制委員会、規制庁を東京圏と全国の共同の力で
攻めよう。
・大飯原発の地下に地震活断層あり、大飯を停止せよ、停止してから調査せよ。
結論ひき伸ばし反対、玉虫色の結論反対。
・各自治体―特に30キロ圏で闘おう。
・全国行動、講演集会
・原発現地応援―特に大事。11月~2013年4月の6か月の予定など。
・7人の共同代表(女性4人、男性3人)と全国14地域の(原発)現地連絡者も
決まった。(次号で紹介)。
・「再稼働阻止全国ネットワーク」事務局は、たんぽぽ舎内におかれる。
住 所:東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付
電 話:070-6650-5549 FAX:03-3238-0797
Eメール:info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
☆ サポーター会員募集中!(個人年会費3000円、団体年会費5000円)
サポーター会費・カンパの振込先
郵便口座番号:00110-0-688699
加入者名:再稼働阻止全国ネットワーク
※なお、当日の20頁の議案集は希望者へ送ります(200円:コピー代)。
郵送の場合は、はプラス100円の300円になりますのでよろしくお願いします。
2.100万人行動―東京で(国会へ)、全国各地で成功りにおこなわれる。
・首都圏反原発連合(13団体と個人、たんぽぽ舎も13団体の1つ)の主催で行わ
れた11・11反原発100万人国会大占拠は、東京をはじめ、全国の10の場所で成功
りにおこなわれた。(北海道、大間,大阪、福井、伊方-四国電力交渉、福岡など
…)
・東京ではたんぽぽ舎は、前日の再稼働阻止全国ネットワークの結成に参加した
人々と共に行動。原発現地の人々―何人かは、反原連からの依頼もあり官邸前の
マイクで現地の生の声をしっかり報告しました。たんぽぽ舎も道案内役をこなし
つつ、2500枚のビラ配布をおこない、3ケタの人数で「再稼働反対」のシュプレ
ヒコールをして、集会、国会議事堂前行動をもり上げました。
3.なお、11月9日(金)には、「ヒバク労働を考えるネットワークの結成集会」
が東京、亀戸でおこなわれ、280人の盛況でした。
9日(金)(ヒバク労働)、10日(土)(再稼働阻止)にできた2つの新しい組織は日
本の反原発、廃原発運動史上、きっと大きな足跡を残すでしょう(柳田も9日(金)
のヒバク労働ネットの集会でアピールしました)。
再稼働=被曝労働の激増、をくい止めるため、みんなで力を合わせて闘おう。
┏┓
┗■2.<連載-5>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
│ 攻撃目標に小学校、発電所
└────
※この連載は著者(斉間満氏・故人)の夫人(斉間淳子さん)の承諾を得て
掲載しています。本文は、2002年5月発刊の『原発の来た町-原発はこうして
建てられた-伊方原発の30年』の一節です。
(この本はたんぽぽ舎でも扱い中。137頁、1000円)
原発上空を飛んでいるのは、米軍機ばかりではない。自衛隊機も飛んでいた。
一九八四年二月二七日、瀬戸内海の愛媛県喜多郡長浜町青島沖に墜落し、一二人
全員が死亡した海上自衛隊岩国基地所属の対潜飛行艇PSI・3号機も、岩国基
地から佐田岬半島を横断して高知県の足摺岬沖にある自衛隊の訓練海域であるリ
マ海域に向かう途中だった。
墜落場所は伊方原発の北東約二五キロで、墜落するのが「二、三分遅かったら、
原発周辺に落ちていた」といわれた。ところが、そう思わせる墜落事故が、ちょ
うど一年後の八九年六月に起きた。
伊方原発から直線距離で南東約三〇キロの、東宇和郡野村町の野村ダムに米軍
ジェット機FA18ホーネットが墜落した。乗員一人は飛び出して無事だったが、
音速の一・八倍のスピードで飛ぶこのジェット機が墜落地点から伊方原発へ到達
するのには五分もかからなかった。
さらにその後、九四年一〇月一五日には高知県の早明浦ダムに、九九年一月二
〇日には空中給油訓練中のジェット機が高知県沖の土佐湾にと相次いで墜落した。
こうして、頻繁に米軍ジェット機が墜落する四国には米軍機の低空飛行訓練ル
ートが存在することが判明していた。
ちなみに、高知県大川村役場の記録では、九五年一月から一二月までの一年間
に役場から目撃された低空飛行の米軍ジェット機は一八四回に上っていた。
そして、九九年九月に米軍低空飛行の驚くような実態が、「リムピース」(事
務局・遠藤洋一相模原市議会議員)の調べで明らかになった。
市議会議員らで構成するリムピースは、インターネットのそのホームページに
高知県沖の土佐湾に墜落した米軍機の事故記録の解析から、墜落した米軍機は低
空飛行訓練中にルート沿いの小学校、発電所など六ヵ所の施設を攻撃標的に訓練
していたことを明らかにした。
それによると、墜落した米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属のFA18戦闘
機は、高知県沖の太平洋にある米軍訓練空域「リマ空域」(オレンジ565)で
空油訓練中、寮機と接触。このため基地に帰還しようとして土佐湾へ墜落した。
この事故報告書で、墜落機のパイロット、ケビン・ペッツォルド大尉は「我々
は三つの攻撃目標について打ち合わせを行った。攻撃目標はBポイントの曲がり
くねった道、Cポイントの発電所、Fポイントはもう一つの発電所だった」と言
う。
報告書の中に記された五万分の一地図に示されたポイントは、曲がりくねった
地は紀伊半島の切目崎、Cポイントは徳島県の甲浦変電所、Fポイントは愛媛県
の西条市の加茂発電所(水力)だった。
つまり、墜落機はリマ空域で空中給油した後、米軍が紀伊半島から四国―中国
地方に描いている低空飛行ルート「オレンジルート」を飛びながら、ルート沿い
の攻撃目標を攻撃する訓練を繰り返しながら、岩国基地に向かう訓練計画をたて
ていたのだ。
さらに、リムピースのホームページには、北海道桧山郡上ノ町の大崎小学校が
米軍機の攻撃目標にされ、パイロットが「高度から降下しながら爆弾を投下する
(訓練を行う)」はずだった」とも記されている。小学校も攻撃目標にされてい
るという、ショッキングな話である。
しかし、この衝撃的なニュースは、地方紙である九九年九月九日付けの愛媛新
聞に「米軍機訓練/攻撃目標西条の発電所」と報じられただけだった。
(次号につづく)
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から3つ
└────
◆響く「原発反対」 日比谷公園 使用中止でも 雨の中9カ所で抗議
原発の再稼働や新増設に反対する抗議活動「11・11反原発 百万人大占拠」は
11日、東京・永田町の国会議事堂正門前など9カ所であった。雨の中、歩道を埋
め尽くした参加者は「原発いらない」と声を上げた。午後1時から予定していた
国会周辺デモは出発地の日比谷公園の使用許可が出ず、中止された。
毎週金曜の首相官邸前での抗議を呼び掛けてきたネットワーク「首都圏反原発
連合」が主催。全国の反原発を訴える市民や野党の国会議員らがスピーチで、関
西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働などを批判。建築家の竹内昌義さん
は「原発を止めない国会議員を辞めさせなきゃいけない」と訴えた。(中略)
参加人数は主催者発表で10万人程度。警視庁関係者は7000~8000人程度とし
ている。 (後略) (11月12日東京新聞より抜粋)
◆原発計画破棄へ意欲 リトアニア首相候補
リトアニア次期首相の有力な候補であるブトケビチュス社会民主党党首は8日、
同国の新原発建設計画に関して「原発を建設しないとうたう法案を議会は近く審
議しなければならない」と述べた。先月の国民投票で6割超が建設反対だったこ
とを受けて計画の破棄に意欲を示した形。タス通信が伝えた。(後略)
(11月9日東京新聞より抜粋)
◆宇都宮氏「脱原発を」 都知事選出馬表明
石原慎太郎前東京都知事の辞職に伴う知事選で、前日本弁護士連合会会長の宇
都宮健児氏(65)が9日、衆院第一議員会館内で記者会見。「電力の大消費地と
して東京から脱原発を進めたい」と無所属での出馬を表明した。
宇都宮氏は脱原発、反貧困などを訴える著名人らでつくる団体「人にやさしい
東京をつくる会」が擁立した。石原都政を「貧困と格差が広がった」と批判。高
齢者や障害者ら弱者の支援、日の丸や君が代を強制しない教育を公約に掲げ、
「公約に賛同するあらゆる政党に支持を求めたい」との意向を示した。
原発の稼働については「認められない」とし、地方自治体が国に脱原発を迫る
運動を先導し、主要株主である都の立場で、東京電力に原発の廃炉を求める考え
を示した。(後略)(11月10日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1647】
2012年11月10日(土)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.11月11日国会前に行こう 第3回目の国会前抗議行動&国会包囲
★2.12月8日(土)もんじゅ廃炉に向けた「全国集会」がもんじゅの現地、
敦賀で今年も開催されます。
★3.新聞・雑誌から
◆東電再建行き詰まり 新支援に政府慎重
東電広瀬社長「原発再稼働ないと黒字化困難」
経産相「現状の枠で」
◆ 深刻 さいたま市被曝
さいたま市と同じ線量 ウクライナで健康な子どもは6%
食品摂取で内部被曝?
┏┓
┗■1. 11月11日国会前に行こう
│ 第3回目の国会前抗議行動&国会包囲
└────
5月の国会包囲に続く3回目の抗議行動です。
日比谷公園からのデモは、東京都による不当なデモ規制でできなくなりました。
そのため、各所で抗議行動と、夜の国会前抗議を行います。
夜の抗議用に明かりや鳴り物があるとベターです。懐中電灯などご持参下さい。
◆たんぽぽ舎は15:00から、財務省上交差点付近を中心に、抗議行動を行います。
17:00からは国会正門前抗議に合流予定です。
なお、抗議行動に先立ち、14:00テント前集合し、15:00までビラを
配り、最新の情報を参加の方々にお知らせします。
お手伝いしていただける方は、ご協力お願いします。
1 12:30たんぽぽ舎集合、荷物を持って2時までにテント前へ
2 14:00~15:00 ビラ配り、及び参加者の誘導の手伝い
3 ~15:00はテント前で1本旗を立てています。
┏┓
┗■2. 12月8日(土)もんじゅ廃炉に向けた「全国集会」が
│ もんじゅの現地、敦賀で今年も開催されます。
└────
(高速増殖炉)もんじゅは「夢の原子炉」と唱って、膨大なカネをつぎ込み続
けてきていますが、ナトリウムもれ事故で止まってからもトラブル続き。当初か
ら指摘されている危険性は解決されるめどは全くありません。
おまけに、高速増殖炉は核兵器級プルトニウムが製造できる炉であり、今世
界では軍事用のものしかありません。
一刻も早く廃炉にしましょう。
◇2012年12月8日(土)
午前11時から、もんじゅの見える白木海岸で抗議集会
午後1時30分から「もんじゅ廃炉を求める全国集会」(きらめき港館)
□ たんぽぽ舎では、8~9日で有志で参加ツアーを計画中です。
○白木海岸に行くには、朝10時発の貸切バス(主催者準備)に乗るため、
東京発1番の新幹線ひかり(6:26発)で 行く必要があります。
詳細は追ってお知らせします。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
└────
◆東電再建行き詰まり 新支援に政府慎重
東電広瀬社長「原発再稼働ないと黒字化困難」
経産相「現状の枠で」
東京電力の広瀬直巳社長(59)は9日、朝日新聞のインタビューに答え、「原
発が再稼働できなければ、2013年度の黒字化は厳しい」と述べた。東電は福
島第一原発事故の賠償などが重くのしかかるとして政府に新しい支援を求めてい
るが、今のところ政府は慎重な姿勢で、経営再建計画はほころび始めている。
東電は7日「新しい経営方針」を発表し、除染や賠償などの負担が10兆円を
超える可能性があるとして、政府に新たな支援を求めた。
(中略)
危機感を募らせるのは5月にまとめた「総合特別事業計画(再建計画)」が行
き詰まっているからだ。
計画では13年4月から柏崎刈羽原発の7基を順番に再稼働させることを目指
しており、1基動かすと約780億円の収益改善があると見込んでいる。
広瀬社長は「再稼働するかしないかという議論でなく、どれくらい遅れるかと
いう程度の問題である」と話し、柏崎刈羽の再稼働を目指す考えを強調した。
( 中略)
一方、政府は新たな支援に慎重だ。枝野幸男経済産業相は9日の閣議後記者
会見で「まずは原稿の枠組みのもとで賠償などに着実に取り組むことが大前提」
と述べた.当面は福島県の被災者や国民の信頼を得るよう努力する頃が必要だと
みている。
(中略)
政府が更に支援することには批判も予想される。
(11月10日 朝日新聞より抜粋)
◆ 深刻 さいたま市被曝
さいたま市と同じ線量 ウクライナで健康な子どもは6%
食品摂取で内部被曝?
健康な子どもは6%―。昨年4月にウクライナ政府が発表した衝撃の事実。被
爆者から生まれた子供のうち、健康なのは、チェルノブイリ事故から6年後の92
年で22%だった。それが08年には6%に激減。一方で、慢性疾患のある子どもが
20%から、78%に急増したという。
恐ろしい結果だが、他人事ではない。ウクライナの放射性汚染レベルは、さいた
ま市と同じなのだ。
9月24日~10月4日にかけてウクライナで現地調査を行ったNPO法人「食品と暮
らしの安全基金」代表の小若順一氏がこう言う。
「3地域の学校を調査したところ、一番線量の低かったコバリン村学校は0.03
~0.1マイクロシーベルト。さいたま市と同じ水準なのです。残りの2つ、ピシャ
ニッツァ村学校は0.09、モジャリ村学校は0.12でした」
(中略:健康被害多数)
「これらの健康障害は、食品摂取による内部被曝としか考えられない」と言う。
(中略)
放射線量が落ち着いているからといっても安心できない。放っておけば、子ど
もたちは内部被曝でジワジワやられてしまう。国は真剣に対策を急ぐべきだ。
(11月9日 日刊ゲンダイより抜粋)
2012年11月10日(土)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.11月11日国会前に行こう 第3回目の国会前抗議行動&国会包囲
★2.12月8日(土)もんじゅ廃炉に向けた「全国集会」がもんじゅの現地、
敦賀で今年も開催されます。
★3.新聞・雑誌から
◆東電再建行き詰まり 新支援に政府慎重
東電広瀬社長「原発再稼働ないと黒字化困難」
経産相「現状の枠で」
◆ 深刻 さいたま市被曝
さいたま市と同じ線量 ウクライナで健康な子どもは6%
食品摂取で内部被曝?
┏┓
┗■1. 11月11日国会前に行こう
│ 第3回目の国会前抗議行動&国会包囲
└────
5月の国会包囲に続く3回目の抗議行動です。
日比谷公園からのデモは、東京都による不当なデモ規制でできなくなりました。
そのため、各所で抗議行動と、夜の国会前抗議を行います。
夜の抗議用に明かりや鳴り物があるとベターです。懐中電灯などご持参下さい。
◆たんぽぽ舎は15:00から、財務省上交差点付近を中心に、抗議行動を行います。
17:00からは国会正門前抗議に合流予定です。
なお、抗議行動に先立ち、14:00テント前集合し、15:00までビラを
配り、最新の情報を参加の方々にお知らせします。
お手伝いしていただける方は、ご協力お願いします。
1 12:30たんぽぽ舎集合、荷物を持って2時までにテント前へ
2 14:00~15:00 ビラ配り、及び参加者の誘導の手伝い
3 ~15:00はテント前で1本旗を立てています。
┏┓
┗■2. 12月8日(土)もんじゅ廃炉に向けた「全国集会」が
│ もんじゅの現地、敦賀で今年も開催されます。
└────
(高速増殖炉)もんじゅは「夢の原子炉」と唱って、膨大なカネをつぎ込み続
けてきていますが、ナトリウムもれ事故で止まってからもトラブル続き。当初か
ら指摘されている危険性は解決されるめどは全くありません。
おまけに、高速増殖炉は核兵器級プルトニウムが製造できる炉であり、今世
界では軍事用のものしかありません。
一刻も早く廃炉にしましょう。
◇2012年12月8日(土)
午前11時から、もんじゅの見える白木海岸で抗議集会
午後1時30分から「もんじゅ廃炉を求める全国集会」(きらめき港館)
□ たんぽぽ舎では、8~9日で有志で参加ツアーを計画中です。
○白木海岸に行くには、朝10時発の貸切バス(主催者準備)に乗るため、
東京発1番の新幹線ひかり(6:26発)で 行く必要があります。
詳細は追ってお知らせします。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
└────
◆東電再建行き詰まり 新支援に政府慎重
東電広瀬社長「原発再稼働ないと黒字化困難」
経産相「現状の枠で」
東京電力の広瀬直巳社長(59)は9日、朝日新聞のインタビューに答え、「原
発が再稼働できなければ、2013年度の黒字化は厳しい」と述べた。東電は福
島第一原発事故の賠償などが重くのしかかるとして政府に新しい支援を求めてい
るが、今のところ政府は慎重な姿勢で、経営再建計画はほころび始めている。
東電は7日「新しい経営方針」を発表し、除染や賠償などの負担が10兆円を
超える可能性があるとして、政府に新たな支援を求めた。
(中略)
危機感を募らせるのは5月にまとめた「総合特別事業計画(再建計画)」が行
き詰まっているからだ。
計画では13年4月から柏崎刈羽原発の7基を順番に再稼働させることを目指
しており、1基動かすと約780億円の収益改善があると見込んでいる。
広瀬社長は「再稼働するかしないかという議論でなく、どれくらい遅れるかと
いう程度の問題である」と話し、柏崎刈羽の再稼働を目指す考えを強調した。
( 中略)
一方、政府は新たな支援に慎重だ。枝野幸男経済産業相は9日の閣議後記者
会見で「まずは原稿の枠組みのもとで賠償などに着実に取り組むことが大前提」
と述べた.当面は福島県の被災者や国民の信頼を得るよう努力する頃が必要だと
みている。
(中略)
政府が更に支援することには批判も予想される。
(11月10日 朝日新聞より抜粋)
◆ 深刻 さいたま市被曝
さいたま市と同じ線量 ウクライナで健康な子どもは6%
食品摂取で内部被曝?
健康な子どもは6%―。昨年4月にウクライナ政府が発表した衝撃の事実。被
爆者から生まれた子供のうち、健康なのは、チェルノブイリ事故から6年後の92
年で22%だった。それが08年には6%に激減。一方で、慢性疾患のある子どもが
20%から、78%に急増したという。
恐ろしい結果だが、他人事ではない。ウクライナの放射性汚染レベルは、さいた
ま市と同じなのだ。
9月24日~10月4日にかけてウクライナで現地調査を行ったNPO法人「食品と暮
らしの安全基金」代表の小若順一氏がこう言う。
「3地域の学校を調査したところ、一番線量の低かったコバリン村学校は0.03
~0.1マイクロシーベルト。さいたま市と同じ水準なのです。残りの2つ、ピシャ
ニッツァ村学校は0.09、モジャリ村学校は0.12でした」
(中略:健康被害多数)
「これらの健康障害は、食品摂取による内部被曝としか考えられない」と言う。
(中略)
放射線量が落ち着いているからといっても安心できない。放っておけば、子ど
もたちは内部被曝でジワジワやられてしまう。国は真剣に対策を急ぐべきだ。
(11月9日 日刊ゲンダイより抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1646】
2012年11月9日(金) その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.「再稼働阻止全国ネットワーク」はどういうものか、
それはなにをめざすのか。
再稼働阻止が最大重点、再稼働阻止こそ原発ゼロを実現する近道
(八木健彦 再稼働阻止全国ネットワーク(準))
★2.スペースたんぽぽ講座のご案内
『文科省・放射線副読本をみんなで考えるワークショップ』
11月14日(水)19時から、於・スペースたんぽぽ
★3.新聞・雑誌から
◇都知事選 宇都宮氏が出馬へ(11月8日 東京新聞より)
◇「原発再稼働願う」 経産副大臣が問題発言(11月9日 東京新聞より)
◇もんじゅ、再開計画 断層調査で時期変更も(11月9日 朝日新聞より)
◇規制委ノーチェック 拡散予測総点検へ 訂正図は公表延期
気象データは電力会社へ、計算は独法へ丸投げ(11月9日 東京新聞より)
★4.<テント日誌11/7(水)―経産省前テントひろば424日目>
紅葉に染まり始めた木々を眺めながら
11・11は賑やかに愉しく政治的意思表示を(M/O)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「再稼働阻止全国ネットワーク」はどういうものか、
│ それはなにをめざすのか。
│ 再稼働阻止が最大重点、再稼働阻止こそ原発ゼロを実現する近道
└────(八木健彦 再稼働阻止全国ネットワーク(準))
[1]再稼働阻止の1点に集中した運動 ~知恵と力を出し合って
全国共同した闘いを~
・大飯原発再稼働反対の運動の巨大な高まり、脱原発世論の高まりによって、
2基以外の原発(48基)は停止したまま、原発ゼロは視界に引き出され、
「○○年までに原発ゼロ」という議論も広がった。しかし問題はつまるとこ
ろ再稼働するのかそれを許さないか、ということに煮詰まる。その1点をめ
ぐって原発維持推進か、原発ゼロかが具体的に問われる。
・原発持推進勢力は、着々と再稼働への地ならしをし、態勢をつくりつつあり、
近い将来に再稼働の嵐がやってくる。原子力ムラで占められた規制委―規制
庁は来夏の再稼働をめざして計画を策定し、電力会社や自治体に指示し始め
ている。
この再稼働を阻止し抜くことによって原発ゼロをたぐり寄せ、現実のもの
としていくこと、そういう脱原発の道を追求する。そのために知恵と力を出
し合って、全国共同した闘いを進めよう。
・この再稼働を阻止し抜くという上で土台となるのが、「福島を忘れない!福
島を風化させない!福島とともに生きる!」ということである。なぜなら
<福島>こそ原発の真実をあからさまにし、今も進行中の原発災害であり、
<福島>こそ脱原発へと向かう「国民的」原体験だからである。
再稼働を絶対に許さない!という原動力はそこにこそある。
[2]原発現地(立地地域+周辺地域)を主体として、それを横につなぎ、
福島につなぎ、全国につないでいくフラットなネットワーク
・再稼働を阻止していく上で要となるのは原発現地(立地地域+周辺地域)の
闘いであり、それに連携する「消費地元」の闘いである。脱原発への国政の
転換を求める運動と原発現地を主体とする再稼働阻止の運動は両輪をなし、
両輪は密接で互いを激励し、高め合う関係であるが、ネットワークは後者を
担っていく。
・過去に70年代後半及び80年代の二つの原発建設ラッシュ時を頂点として、
各地で原発建設反対闘争は激しく闘われた。その中には貴重な勝利を勝ち得
た闘いもあれば敗北したものもあり、今も尚継続されている闘いがある。し
かしそれらは基本的に「各地の闘い」に押しとどめられ、その多くは教訓も
普遍化されず埋もれたままにされてきた。
しかし、3・11はそれを大きく変えた。まず、3・11は「現地」とい
うことを大きく変えた。原発事故の被災は広大な範囲に及び、立地地域のみ
ならず広大な周辺地域をもなべて「原発現地」へと変え、日々直接に原発の
危険に向き合わされる地域へと変えた。だから、そうした地域で決定権を取
り戻すべく、電力会社に安全協定の締結を求める声が高まっているのはけだ
し当然である。
また、昨年5月の全原発の停止・稼働原発ゼロという画期的局面を迎えて
以来、一つ一つの再稼働がこの列島に住まう人々の生命と生活、社会の根幹
に関わる問題として、全民衆的な、全国的な問題となっている。従って、一
つ一つの「各地の闘い」がそれ自身、全国的な、全民衆的な闘いとしてある
こと、そのことを現実のものとしていく連携・手だてとしてこのネットワー
クはある。
・東京圏をはじめとする大都市圏はもう一つの現地であり、もう一つの地元で
ある。とくに東京は政府諸機関・電力会社をはじめとする財界・政党・原子
力ムラの中枢が集中し、情報が集中し、人口が集中しているとともに、寄生
的な消費都市として最大の電力消費地であり、そういうものとして当事者で
あり、原発現地に対して加害性と責任を負っている。
だから東京圏―大都市圏の運動は、つねに原発現地を意識し、原発現地と
つながっていくことが必要であり、そうすることで全国的な媒介者としての
役割、支援の大後方としての役割を果たしていくとともに、原発現地―全国
の意志を政府・原子力ムラの中枢に対峙させていく役割を担う。なかでも当
面、規制委―規制庁との闘いが環となる。(関西では対関電闘争)
それと同時に忘れてならないのは、東京圏の原発=東京湾に浮かぶ2つの
原子炉(60万kw2基)=、原子力空母(70万kw)、原子力潜水艦群、横須賀
の核燃料製造工場、東京湾から柏崎・もんじゅ等への核燃輸送である。
-----
◎11月10日(土)再稼働阻止全国ネットワーク結成集会に集まろう!
12時30分から、たんぽぽ舎5階で受付開始
13時~16時 分散会(小グループでの討論)、資料代500円
18時~21時 全体会(結成集会)会場:文京区民センター3A、資料代500円
-----
┏┓
┗■2.スペースたんぽぽ講座のご案内
│ 『文科省・放射線副読本をみんなで考えるワークショップ』
└────
◆文科省発行の放射線副読本「知ることから始めよう、放射線のいろいろ」に
ついて考えるワークショップを開催します。この本で使われている単語、
文章、絵...などに巧妙に隠されているのは「放射能安全神話」。
どんな風に隠されているのか、ファシリテーターにお迎えする大学准教授と
ととともに、参加者全員で読み解き、分析していきます。
ぜひご参加ください。
※テキストとして、文科省発行の放射線副読本「中学生用」を使います。
文科省HPからダウンロード・印刷して当日ご持参ください。
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm
↑この中にある「中学校生徒用1/2と2/2(PDF)」を使います)
資料を持参した方:参加費800円。持参なしの方:参加費1000円です。
【日時】11月14日(水)18:30開場、19:00開始
【場所】スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
(場所が分からない時はお電話ください。03-3238-9035(たんぽぽ舎))
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
└────
◆都知事選 宇都宮氏が出馬へ(11月8日 東京新聞より)
東京都の石原慎太郎前知事の辞職に伴う知事選で、前日本弁護士連合会会長
の宇都宮健児氏(65)が出馬する意向を固めたことが8日分かった。
「反貧困ネットワーク」の代表を務め、脱原発などを掲げるとみられる。評
論家の佐高信氏や経済ジャーナリストの荻原博子氏らとともに6日、都庁で会
見し、石原都政の変革などを訴えていた。
愛媛県出身で東大中退。オウム真理教事件の被害者支援や、多重債務者救済
に取り組んだ。派遣切りに遭った労働者を助けるため、2008年の年末に東京・
日比谷公園に設けられた「年越し派遣村」の名誉村長を務めた。
◆「原発再稼働願う」 経産副大臣が問題発言(11月9日 東京新聞より)
松宮勲経済産業副大臣は8日、札幌市での会合で「原子力規制委員会が一日
も早く全国の停止している原発の再稼働をなされることをこいねがう」と述べ
た。枝野幸男経産相ら閣僚は、規制委の判断に予断を与えるとして再稼働に関
する見解を避けており、松宮氏の発言は異例。国会でも論議を呼びそうだ。
(後略)
◆もんじゅ、再開計画 断層調査で時期変更も(11月9日 朝日新聞より)
日本原子力研究開発機構は8日、2013年度中に高速増殖原型炉「もんじゅ」
の運転を再開して性能試験に入れるとの見通しを示した。ただ、敷地内の断層
調査なども予定されており、先行きは不透明だ。
見通しはこの日開かれた、もんじゅの研究計画を策定する文部科学省の作業
部会で示された。原子力機構によると、設備点検を来年夏前に終了。さらに約
4カ月間かけて準備を進め、来年度中に運転再開できるという。40%出力試験
から徐々に出力を上げる性能試験に2~3年かけた後、本格運転に入る予定。
ただし、もんじゅの敷地内には断層があり、原子力規制委員会による調査や
耐震評価などが予定されている。原子力機構は「規制委員会の対応などの状況
により時期の変更はある」と説明している。(後略)
◆規制委ノーチェック 拡散予測総点検へ 訂正図は公表延期
気象データは電力会社へ、計算は独法へ丸投げ(11月9日 東京新聞より)
原発で重大事故が起きた場合の放射性物質の拡散予測に相次いで誤りが見つ
かった問題---先月24日の公表直後、放射性物質が高濃度で到達する自治体
名を間違えていたことが判明。同29日には、6つの原発で到達する方位がずれ
ていることが、電力会社の指摘で発覚した。6日には、九州電力の玄海原発
(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)で、風上と風下を取り違えるミスが発覚。
さらにその訂正版をつくる過程でも、入力ミスをしていたことが確認された。
このため、規制委は8日に予定していた訂正版の公表を延期し、ほかの原発
の予測でもミスがある恐れがあるとして、計算した独立行政法人原子力安全基
盤機構(JNES)に対し、全予測図の点検を指示した。(中略)---度重なる
ミスの発覚により、気象データは規制される側の電力会社に頼り、計算はJNES
に丸投げし、チェックできない規制委の現状が明るみに出た。
規制委は、風向きなどを詳細に反映して計算できる別のソフトを使って、新
たな拡散予測を出す予定。そこに先の予測図の再訂正版が出てくれば、地元の
混乱に拍車をかける恐れもある。
┏┓
┗■4.<テント日誌11/7(水)―経産省前テントひろば424日目>
│ 紅葉に染まり始めた木々を眺めながら
│ 11・11は賑やかに愉しく政治的意思表示を
└────(M/O)
なかなか旅行に行けない憂さ晴らしというわけではないが、家では旅番組を
見る事が多い。山々は紅葉に染まっていてやはり美しい。「美しい日本」とい
う政治的言葉は嫌いだが紅葉に染まる山々はいいものだ。美しい風土も郷土も
温泉も魅せるものがある。ある人の通信に飯館村も紅葉が綺麗だったとあった
のを見つけた時は、あれこれ想像が入って胸が痛んだ。
ここテント前でも木々が紅葉をはじめている。テント周辺では落ち葉の掃除
が大変だが、時には変わりゆく季節の風景に浸り楽しみたいものだ。かつて国
会周辺で座り込みをやっていた時、ギンナンを集めてパーティをやったことが
ある。いつかまたテントひろばでもやりたい。こんな場所でもいろいろと楽し
みはつくれるものである。
夜になるとそろそろ使い捨てカイロが欲しい。そういえば昨年は随分とお世
話になった。多分、今年もまた、ということになるのだろう。季節のめぐりに
くらべて、政治的動向は貧相である。政治的な「不況」は今年だけのことでは
ないが、今年は各国で政治指導部の入れ替えや選挙などもあってことさら目立
つようだ。アメリカではオバマの再選がなったがかつてのような迫力も期待感
もない。彼の言葉に魅力がないし輝きもない。中国共産党大会はどうなるのか。
こちらは不透明で暗い。
我が国では12月16日の都知事選は確定しているが衆院選挙の日程をめぐ
っての政局が激化している。こうした絶望的な政治状況の中で11月10日(土)
(再稼働阻止全国ネットワーク結成)11月11日(日)国会・霞が関大占拠行動
がある。テントでもその準備が続いている。
11月11日の国会・霞が関一帯の大占拠行動は毎週金曜日首相館官邸前の
行動を仕切っている首都圏反原発連合の主催であるが、それに経産省前テント
ひろばや「さよなら原発1000万アクション」等が協力団体になっている。
この日の行動は13時から日比谷公園に集まり周辺のデモが予定されていたが、
これは中止とあいなった。15時~17時までの国会や霞ヶ関一帯での行動は
予定通りであるし、17時~19時までの国会正門前・首相官邸前行動も行わ
れる。
日比谷公園のデモのために集会場としての使用不可は姑息な行為である。こ
れまで何の支障もなく使っていたのだから使用不可決定は不可解である。彼ら
《都側》が「表現の自由」などを考えもしていないことは明瞭だが、法律や制
度を権力の側が自分たちの都合《統治の都合》のよいように使うことには改め
て怒りと理不尽さを感じる。
だが、考えてみよう。毎週金曜日首相官邸前行動も経産省前テントも集会や
デモの許可の上にできているものではない。それを超えたところで成立してい
るのだし、そこのところを注目しなから行動を考えよう。制度や法律を自分の
都合に合わせて使う面々を超える道は可能である。
テントの中では11日の行動についていろいろ議論がなされたが、15時~
からの霞ヶ関一帯での行動については「かんしょ踊り」を中心に賑やかに愉し
く政治的意志表示をしょうということになった。放射能汚染を抗議する「牛」
のレプリカも登場する。サウンドデモもあるように、かつての「集会とデモ」
のような型に囚われずに愉しく意志表示の仕方を追求しよう。お互いに響き会
うものを求めたい。
集会やデモも意志表示の一つであり、時にそういう方法もいいが政治的意志
表示は多様であり自由奔放にやろう。政治的意志表示には体制や権力との緊張
がある。それは片時も忘れることができないが愉しくやることは矛盾しない。
時に工夫と知恵である。
国会や霞が関の不毛な政治は復興事業の実態や未だに収束させられない原発
事故、さらに明瞭な原発政策のない状況等を見るたびに感じている。それを超
えるのは国民の政治的声(意志)が登場しその浸透で政治が変わって行くこと
においてだ。これは絶望に満ちた気分にさせられることが多く、希望はなかな
か見いだしにくい。それでもやはり希望の湧いてくることもある。
テントでは11日の行動についての議論が続いているがやはりまず行動しよ
う。久しぶりに会うのもいいだろうし見知らぬ人と出会えるのもいい。希望は
行動の中からしか出てこない。週末は楽しみだ。(M/O)
2012年11月9日(金) その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「再稼働阻止全国ネットワーク」はどういうものか、
それはなにをめざすのか。
再稼働阻止が最大重点、再稼働阻止こそ原発ゼロを実現する近道
(八木健彦 再稼働阻止全国ネットワーク(準))
★2.スペースたんぽぽ講座のご案内
『文科省・放射線副読本をみんなで考えるワークショップ』
11月14日(水)19時から、於・スペースたんぽぽ
★3.新聞・雑誌から
◇都知事選 宇都宮氏が出馬へ(11月8日 東京新聞より)
◇「原発再稼働願う」 経産副大臣が問題発言(11月9日 東京新聞より)
◇もんじゅ、再開計画 断層調査で時期変更も(11月9日 朝日新聞より)
◇規制委ノーチェック 拡散予測総点検へ 訂正図は公表延期
気象データは電力会社へ、計算は独法へ丸投げ(11月9日 東京新聞より)
★4.<テント日誌11/7(水)―経産省前テントひろば424日目>
紅葉に染まり始めた木々を眺めながら
11・11は賑やかに愉しく政治的意思表示を(M/O)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「再稼働阻止全国ネットワーク」はどういうものか、
│ それはなにをめざすのか。
│ 再稼働阻止が最大重点、再稼働阻止こそ原発ゼロを実現する近道
└────(八木健彦 再稼働阻止全国ネットワーク(準))
[1]再稼働阻止の1点に集中した運動 ~知恵と力を出し合って
全国共同した闘いを~
・大飯原発再稼働反対の運動の巨大な高まり、脱原発世論の高まりによって、
2基以外の原発(48基)は停止したまま、原発ゼロは視界に引き出され、
「○○年までに原発ゼロ」という議論も広がった。しかし問題はつまるとこ
ろ再稼働するのかそれを許さないか、ということに煮詰まる。その1点をめ
ぐって原発維持推進か、原発ゼロかが具体的に問われる。
・原発持推進勢力は、着々と再稼働への地ならしをし、態勢をつくりつつあり、
近い将来に再稼働の嵐がやってくる。原子力ムラで占められた規制委―規制
庁は来夏の再稼働をめざして計画を策定し、電力会社や自治体に指示し始め
ている。
この再稼働を阻止し抜くことによって原発ゼロをたぐり寄せ、現実のもの
としていくこと、そういう脱原発の道を追求する。そのために知恵と力を出
し合って、全国共同した闘いを進めよう。
・この再稼働を阻止し抜くという上で土台となるのが、「福島を忘れない!福
島を風化させない!福島とともに生きる!」ということである。なぜなら
<福島>こそ原発の真実をあからさまにし、今も進行中の原発災害であり、
<福島>こそ脱原発へと向かう「国民的」原体験だからである。
再稼働を絶対に許さない!という原動力はそこにこそある。
[2]原発現地(立地地域+周辺地域)を主体として、それを横につなぎ、
福島につなぎ、全国につないでいくフラットなネットワーク
・再稼働を阻止していく上で要となるのは原発現地(立地地域+周辺地域)の
闘いであり、それに連携する「消費地元」の闘いである。脱原発への国政の
転換を求める運動と原発現地を主体とする再稼働阻止の運動は両輪をなし、
両輪は密接で互いを激励し、高め合う関係であるが、ネットワークは後者を
担っていく。
・過去に70年代後半及び80年代の二つの原発建設ラッシュ時を頂点として、
各地で原発建設反対闘争は激しく闘われた。その中には貴重な勝利を勝ち得
た闘いもあれば敗北したものもあり、今も尚継続されている闘いがある。し
かしそれらは基本的に「各地の闘い」に押しとどめられ、その多くは教訓も
普遍化されず埋もれたままにされてきた。
しかし、3・11はそれを大きく変えた。まず、3・11は「現地」とい
うことを大きく変えた。原発事故の被災は広大な範囲に及び、立地地域のみ
ならず広大な周辺地域をもなべて「原発現地」へと変え、日々直接に原発の
危険に向き合わされる地域へと変えた。だから、そうした地域で決定権を取
り戻すべく、電力会社に安全協定の締結を求める声が高まっているのはけだ
し当然である。
また、昨年5月の全原発の停止・稼働原発ゼロという画期的局面を迎えて
以来、一つ一つの再稼働がこの列島に住まう人々の生命と生活、社会の根幹
に関わる問題として、全民衆的な、全国的な問題となっている。従って、一
つ一つの「各地の闘い」がそれ自身、全国的な、全民衆的な闘いとしてある
こと、そのことを現実のものとしていく連携・手だてとしてこのネットワー
クはある。
・東京圏をはじめとする大都市圏はもう一つの現地であり、もう一つの地元で
ある。とくに東京は政府諸機関・電力会社をはじめとする財界・政党・原子
力ムラの中枢が集中し、情報が集中し、人口が集中しているとともに、寄生
的な消費都市として最大の電力消費地であり、そういうものとして当事者で
あり、原発現地に対して加害性と責任を負っている。
だから東京圏―大都市圏の運動は、つねに原発現地を意識し、原発現地と
つながっていくことが必要であり、そうすることで全国的な媒介者としての
役割、支援の大後方としての役割を果たしていくとともに、原発現地―全国
の意志を政府・原子力ムラの中枢に対峙させていく役割を担う。なかでも当
面、規制委―規制庁との闘いが環となる。(関西では対関電闘争)
それと同時に忘れてならないのは、東京圏の原発=東京湾に浮かぶ2つの
原子炉(60万kw2基)=、原子力空母(70万kw)、原子力潜水艦群、横須賀
の核燃料製造工場、東京湾から柏崎・もんじゅ等への核燃輸送である。
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◎11月10日(土)再稼働阻止全国ネットワーク結成集会に集まろう!
12時30分から、たんぽぽ舎5階で受付開始
13時~16時 分散会(小グループでの討論)、資料代500円
18時~21時 全体会(結成集会)会場:文京区民センター3A、資料代500円
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┗■2.スペースたんぽぽ講座のご案内
│ 『文科省・放射線副読本をみんなで考えるワークショップ』
└────
◆文科省発行の放射線副読本「知ることから始めよう、放射線のいろいろ」に
ついて考えるワークショップを開催します。この本で使われている単語、
文章、絵...などに巧妙に隠されているのは「放射能安全神話」。
どんな風に隠されているのか、ファシリテーターにお迎えする大学准教授と
ととともに、参加者全員で読み解き、分析していきます。
ぜひご参加ください。
※テキストとして、文科省発行の放射線副読本「中学生用」を使います。
文科省HPからダウンロード・印刷して当日ご持参ください。
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm
↑この中にある「中学校生徒用1/2と2/2(PDF)」を使います)
資料を持参した方:参加費800円。持参なしの方:参加費1000円です。
【日時】11月14日(水)18:30開場、19:00開始
【場所】スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
(場所が分からない時はお電話ください。03-3238-9035(たんぽぽ舎))
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┗■3.新聞・雑誌から
└────
◆都知事選 宇都宮氏が出馬へ(11月8日 東京新聞より)
東京都の石原慎太郎前知事の辞職に伴う知事選で、前日本弁護士連合会会長
の宇都宮健児氏(65)が出馬する意向を固めたことが8日分かった。
「反貧困ネットワーク」の代表を務め、脱原発などを掲げるとみられる。評
論家の佐高信氏や経済ジャーナリストの荻原博子氏らとともに6日、都庁で会
見し、石原都政の変革などを訴えていた。
愛媛県出身で東大中退。オウム真理教事件の被害者支援や、多重債務者救済
に取り組んだ。派遣切りに遭った労働者を助けるため、2008年の年末に東京・
日比谷公園に設けられた「年越し派遣村」の名誉村長を務めた。
◆「原発再稼働願う」 経産副大臣が問題発言(11月9日 東京新聞より)
松宮勲経済産業副大臣は8日、札幌市での会合で「原子力規制委員会が一日
も早く全国の停止している原発の再稼働をなされることをこいねがう」と述べ
た。枝野幸男経産相ら閣僚は、規制委の判断に予断を与えるとして再稼働に関
する見解を避けており、松宮氏の発言は異例。国会でも論議を呼びそうだ。
(後略)
◆もんじゅ、再開計画 断層調査で時期変更も(11月9日 朝日新聞より)
日本原子力研究開発機構は8日、2013年度中に高速増殖原型炉「もんじゅ」
の運転を再開して性能試験に入れるとの見通しを示した。ただ、敷地内の断層
調査なども予定されており、先行きは不透明だ。
見通しはこの日開かれた、もんじゅの研究計画を策定する文部科学省の作業
部会で示された。原子力機構によると、設備点検を来年夏前に終了。さらに約
4カ月間かけて準備を進め、来年度中に運転再開できるという。40%出力試験
から徐々に出力を上げる性能試験に2~3年かけた後、本格運転に入る予定。
ただし、もんじゅの敷地内には断層があり、原子力規制委員会による調査や
耐震評価などが予定されている。原子力機構は「規制委員会の対応などの状況
により時期の変更はある」と説明している。(後略)
◆規制委ノーチェック 拡散予測総点検へ 訂正図は公表延期
気象データは電力会社へ、計算は独法へ丸投げ(11月9日 東京新聞より)
原発で重大事故が起きた場合の放射性物質の拡散予測に相次いで誤りが見つ
かった問題---先月24日の公表直後、放射性物質が高濃度で到達する自治体
名を間違えていたことが判明。同29日には、6つの原発で到達する方位がずれ
ていることが、電力会社の指摘で発覚した。6日には、九州電力の玄海原発
(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)で、風上と風下を取り違えるミスが発覚。
さらにその訂正版をつくる過程でも、入力ミスをしていたことが確認された。
このため、規制委は8日に予定していた訂正版の公表を延期し、ほかの原発
の予測でもミスがある恐れがあるとして、計算した独立行政法人原子力安全基
盤機構(JNES)に対し、全予測図の点検を指示した。(中略)---度重なる
ミスの発覚により、気象データは規制される側の電力会社に頼り、計算はJNES
に丸投げし、チェックできない規制委の現状が明るみに出た。
規制委は、風向きなどを詳細に反映して計算できる別のソフトを使って、新
たな拡散予測を出す予定。そこに先の予測図の再訂正版が出てくれば、地元の
混乱に拍車をかける恐れもある。
┏┓
┗■4.<テント日誌11/7(水)―経産省前テントひろば424日目>
│ 紅葉に染まり始めた木々を眺めながら
│ 11・11は賑やかに愉しく政治的意思表示を
└────(M/O)
なかなか旅行に行けない憂さ晴らしというわけではないが、家では旅番組を
見る事が多い。山々は紅葉に染まっていてやはり美しい。「美しい日本」とい
う政治的言葉は嫌いだが紅葉に染まる山々はいいものだ。美しい風土も郷土も
温泉も魅せるものがある。ある人の通信に飯館村も紅葉が綺麗だったとあった
のを見つけた時は、あれこれ想像が入って胸が痛んだ。
ここテント前でも木々が紅葉をはじめている。テント周辺では落ち葉の掃除
が大変だが、時には変わりゆく季節の風景に浸り楽しみたいものだ。かつて国
会周辺で座り込みをやっていた時、ギンナンを集めてパーティをやったことが
ある。いつかまたテントひろばでもやりたい。こんな場所でもいろいろと楽し
みはつくれるものである。
夜になるとそろそろ使い捨てカイロが欲しい。そういえば昨年は随分とお世
話になった。多分、今年もまた、ということになるのだろう。季節のめぐりに
くらべて、政治的動向は貧相である。政治的な「不況」は今年だけのことでは
ないが、今年は各国で政治指導部の入れ替えや選挙などもあってことさら目立
つようだ。アメリカではオバマの再選がなったがかつてのような迫力も期待感
もない。彼の言葉に魅力がないし輝きもない。中国共産党大会はどうなるのか。
こちらは不透明で暗い。
我が国では12月16日の都知事選は確定しているが衆院選挙の日程をめぐ
っての政局が激化している。こうした絶望的な政治状況の中で11月10日(土)
(再稼働阻止全国ネットワーク結成)11月11日(日)国会・霞が関大占拠行動
がある。テントでもその準備が続いている。
11月11日の国会・霞が関一帯の大占拠行動は毎週金曜日首相館官邸前の
行動を仕切っている首都圏反原発連合の主催であるが、それに経産省前テント
ひろばや「さよなら原発1000万アクション」等が協力団体になっている。
この日の行動は13時から日比谷公園に集まり周辺のデモが予定されていたが、
これは中止とあいなった。15時~17時までの国会や霞ヶ関一帯での行動は
予定通りであるし、17時~19時までの国会正門前・首相官邸前行動も行わ
れる。
日比谷公園のデモのために集会場としての使用不可は姑息な行為である。こ
れまで何の支障もなく使っていたのだから使用不可決定は不可解である。彼ら
《都側》が「表現の自由」などを考えもしていないことは明瞭だが、法律や制
度を権力の側が自分たちの都合《統治の都合》のよいように使うことには改め
て怒りと理不尽さを感じる。
だが、考えてみよう。毎週金曜日首相官邸前行動も経産省前テントも集会や
デモの許可の上にできているものではない。それを超えたところで成立してい
るのだし、そこのところを注目しなから行動を考えよう。制度や法律を自分の
都合に合わせて使う面々を超える道は可能である。
テントの中では11日の行動についていろいろ議論がなされたが、15時~
からの霞ヶ関一帯での行動については「かんしょ踊り」を中心に賑やかに愉し
く政治的意志表示をしょうということになった。放射能汚染を抗議する「牛」
のレプリカも登場する。サウンドデモもあるように、かつての「集会とデモ」
のような型に囚われずに愉しく意志表示の仕方を追求しよう。お互いに響き会
うものを求めたい。
集会やデモも意志表示の一つであり、時にそういう方法もいいが政治的意志
表示は多様であり自由奔放にやろう。政治的意志表示には体制や権力との緊張
がある。それは片時も忘れることができないが愉しくやることは矛盾しない。
時に工夫と知恵である。
国会や霞が関の不毛な政治は復興事業の実態や未だに収束させられない原発
事故、さらに明瞭な原発政策のない状況等を見るたびに感じている。それを超
えるのは国民の政治的声(意志)が登場しその浸透で政治が変わって行くこと
においてだ。これは絶望に満ちた気分にさせられることが多く、希望はなかな
か見いだしにくい。それでもやはり希望の湧いてくることもある。
テントでは11日の行動についての議論が続いているがやはりまず行動しよ
う。久しぶりに会うのもいいだろうし見知らぬ人と出会えるのもいい。希望は
行動の中からしか出てこない。週末は楽しみだ。(M/O)