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NUCLEAIRE

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たんぽぽ舎です。【TMM:No2198

2014年6月13日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                               転送歓迎

━━━━━━━

★1.6月24日(火)講座案内

 脱原子力、世界平和のためのアジア市民の役割

 市民による国際連帯運動の拡がりを-核の廃絶を目指して 第三弾(全9回)

                たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)

★2.書評「脱原発社会を創る30人の提言」(出版社:コモンズ)

                 (渡辺秀之 たんぽぽ舎ボランティア)

★3.パンフレットの紹介2点

 ◆『原発を並べて自衛戦争はできない―原発と憲法の関係』

 ◆『原子力空母は本当に安全か!?』山田太郎 著

  原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 ◆6月19日(木)東電株主代表訴訟 第11回口頭弁論期日

  法廷終了後、報告と学習会

 ◆6月21日(土)田中三彦さん お話会 於・市川市文化会館

  『福島第一原発爆発の原因と「新エネルギー計画」の矛盾』

━━━━━━━

 

┏┓

┗■1.講座案内 -核の廃絶を目指して 第三弾(全9回)-

 │ 脱原子力、世界平和のためのアジア市民の役割

 │ 市民による国際連帯運動の拡がりを

 └────(スペースたんぽぽ講座会議)

 

日時 6月24日(火)19時~21   (開場1830分)

場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)

講師 李 大洙(い です)さん

  (生命平和研究教育協同組合常任理事、アジアの平和市民ネットワーク

   運営委員長、幸せの村の医療協同組合理事)

参加費 800円(学生400円)

主催 スペースたんぽぽ講座会議、問合せはたんぽぽ舎まで 03-

協賛 No Nukes Asia Actions Japan(NNAA)

 

<第三弾の概要>-----

  1945年広島、長崎に投下された原爆、そして2011年福島原発事故

 を経験している我々は、東アジアでの軍事的緊張、北朝鮮の核実験と最大の

 原発密集地域の危険性をもう一度考えなければならない。

  インドとパキスタンは競争的に核兵器を開発し、インドと中国は原子力発

 電所の建設に邁進しており、日本と韓国は輸出に乗り出している。

  福島の事故は日本だけでなくアジア、太平洋全域でその被害を拡散させて

 いる。

  20世紀に形成された巨大な核システム(核兵器と原発)は、人類の平和

 と生存、持続可能性を脅かしている。

  軍産複合体を主軸とするIAEAとNPTの核支配体制を解体しなければ、

 人類の持続可能性な未来は開かれない、これが福島の重要な教訓である。

  米国とロシアはすでに核兵器の削減に入った、原発の全盛期に建設された

 原発は寿命がつき、解体の段階にはいったが天文学的コストと技術的な隘路

 とリスクのため、寿命の延長という対症療法に依存しようとしているため原

 発の危険性はさらに高まっている、核は平和的に利用することができないの

 です。

  脱核文明を模索しなければならない段階にきています、その中心に日本と

 韓国、台湾を主軸とするアジア脱原子力運動の課題があり、特に日本の取り

 組みが最も重要である。

  情報通信、交通の発達は、市民のグローバルネットワークを形成すること

 ができるようにしてくれた、国と企業を脱核の道に転換させるのは、組織さ

 れた市民の連帯の力である。

 -----

 

┏┓

┗■2.書評  「脱原発社会を創る30人の提言」

 └────(渡辺秀之 たんぽぽ舎ボランティア)

 

出版社:コモンズ 20117月発売 本体価格1500円+税

    http://www.commonsonline.co.jp/datugenpatu30.html

著者:池沢夏樹・坂本竜一・池上彰・日比野克彦・小出裕章・後藤政志・

 崎山比早子・飯田哲也・田中優・大島堅一・篠原孝・保坂展人・吉原毅・

 上野千鶴子・宇都宮健児・星寛治・菅野正寿・明峯哲夫・秋山豊寛・

 高橋巌・渥美京子・藤田和芳・上田紀行・纐纈あや・大石芳野・仙川環・

 鈴木耕・斎藤貴男・瀬川至朗・中村尚司

 

-----

 東京電力福島原発事故から3年3ヵ月が過ぎようとしているが、現在も約14

万人もの原発事故被害者が、将来を見通せない不安定、不自由な避難生活を余

儀なくされている。

 本書は、原発事故4か月後に発行されており、私は興味を持って読んだ記憶

がある。

 

抄録:「脱原発社会とは、近代文明のあり方を問い直し、次世代のいのちを思

いやること-。作家、音楽家、ジャーナリスト、政治家など、各界のトップラ

ンナー30人が、これからの脱原発社会をどのように創っていくのかを提言す

る。」

 

 東電福島原発事故から3年3ヵ月が過ぎ、脱原発社会とは程遠い、現在の自

民党政府の原子力エネルギー依存政策が閣議決定されたことを受け、私は、本

書を再度読みました。私たちがこれまでできなかったこと、これからやらなけ

ればならないことを、もう一度考え直すには、好適な書と思われます。

以下に、特に注目した著者の文章を紹介します。(敬称略)

 

1)池澤夏樹

・原子力は原理的に安全ではないのだ。原子炉の中でエネルギーを発生させ、

 そのエネルギーは取り出すが、同時に生じる放射性物質は外に出さない。こ

 の原理に無理がある。その無理は、我々の生活や生物たちの営み、大気循環、

 地殻変動まで含めて、地球上の現象が原子のレベルでの質量とエネルギーの

 やり取りに由来するのに対して、原子力はその一つ下のレベルの原子核と素

 粒子に関わるものだというところからくるのだろう。

 

2)上野千鶴子

・東日本大地震は、未曽有の天災だった。洗い流された人々の暮らしの痕跡、

 瓦礫の山、茫然自失と悲嘆。だが、それよりももっと、気を滅入らせるもの

 があった。福島の原発事故が人災だったことである。

 「脱原発社会」をいかにつくるか、という問いの背後には、「原発推進社

 会」はいかにしてつくられたか、という問いがある。この問いを検証するこ

 となしに、代替エネルギーのビジョンをいくら語っても無駄だろう。なぜな

 ら、原発推進にも脱原発にも、集団や社会の合意形成が関わっているからで

 ある。

 

3)高橋巌

・東電福島原発事故における、最低限度の住民保護の放棄は、「先進国」を自

 称しえない愚行かつ大罪であり、日本政府は「未必の故意による殺人行為」

 の下手人といっても過言ではありません。すべての農産物、水産物、林産物、

 すべての人々の健康被害や生活と事業に対する補償は、東電と政府に行わせ

 なくてはなりません。日本が法治国家というのであれば、その国家的犯罪の

 全容が明らかにされ、責任ある者は全員裁かれるべきです。

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