NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2200】
2014年6月16日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.川内原発の再稼働阻止めざして多くの活動
3日間、多彩な行動をやりぬいて充実した気分
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.なぜ最も危険な川内原発が再稼働第一候補なのだ?
鹿児島県定例県議会初日に傍聴し伊藤知事の冒頭説明を聞きました
事故が起きたら福島第一の場合八割ないし九割が海に落ちた放射能が
川内原発の場合は九州、四国、西日本から日本全体に飛んで行く
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.川内原発再稼働阻止 鹿児島・川内現地行動に参加して
川内原発に近づくと有刺鉄線が張り巡らせてある
また監視カメラが威圧している 吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
★4.全原発廃炉を目指して、一歩一歩、力強く
川内原発現地には行けなくても ハガキ作戦を展開
6月13日(金)第105回首相官邸前抗議 渡辺善恵(たんぽぽ舎会員)
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※6/19トークショーにご参加を!
おしどりマコのドイツ見聞記
私たちに足りないのは知識と怒り、知りたがりの怒りんぼになろう!
日 時:6月19日(木)19時より
出 演:おしどりマコ・ケンさん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
共 催:スペースたんぽぽ講座会議、ふくしま集団疎開裁判の会
参加費:1000円(学生500円)
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┗■1.川内原発の再稼働阻止めざして多くの活動
| 3日間、多彩な行動をやりぬいて充実した気分
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
○6月12日(木)から14日(土)の3日間、九州鹿児島県での川内原発の再稼働阻止の行動-多彩な行動-が成功履におこなわれた。疲れたが、“行って、闘って、良かった”内容でした。その3日間の要旨の報告。
○12日(木)午後、東京を中心に120名が飛行機で出発。鹿児島県庁前で、東日本実行委員会の主催で記者会見と集会を開く。地元や全国の参加者も含めて200名弱。実行委員会を代表して渕上さん(経産省前テントひろば)が「“川内原発の再稼働を阻止する”東日本の人々の固い決意を示しに来た」と発言。地元や全国各地の“川内原発再稼働阻止”への発言が続きました。
○13日(金)、鹿児島県議会の開催日、県内90団体のよびかけで早朝から県庁前に集まり、議会傍聴と伊藤知事と県議会各会派あての要請書提出行動をおこなった(1000名)。
福島県大熊町から避難している木幡ますみさんが福島の惨状を訴え、鹿児島をそうさせてはならないと訴えた。集会後、九州電力へのデモをおこない、流れ解散。
○午後3時からは、再稼働阻止全国ネットワークと鹿児島反原発連合による「川内原発再稼働阻止をめざす全国相談会」が開かれた。地元と全国から115名が参加し、基調素材提起(柳田)と全国からの発言、広瀬隆さん、鎌田慧さんからも助言と発言があった。
○午後4時から6時、天文舘で一大情宣活動。東日本実行委と現地から80名が参加し、2種類のビラ(東日本実行委作成と鹿児島反原発連合有志作成)4000枚余が足りなくなるほど。受け取りも良く、川内原発反対の潮目が良い方向へ変わってきていることをビラ配布参加者が実感した行動でした。(3・16鹿児島1万人集会でも潮目の変化を実感)
○夕方は、交流・懇親会。130名が参加し、全国各地と現地と東日本実行委のメンバーの3グループが互いに交流・こんしん。たんぽぽ舎有志の「ドンパン節」も好評。
○14日(土)は、川内原発ゲート前抗議。川内原発ゲート前で220名が参加し記者会見と抗議集会・抗議文提出。ものものしい警備でPR館は臨時休館、ゲート前は半分以上使えぬ状況。記者会見では9人が発言。集会では原発現地を中心に10人余が発言。抗議文申し入れは、地元や阻止ネットなど数団体。
○3日間、忙しい中にも充実した行動でした。交流会での最後のコールを紹介します。
九州電力、またやってくるぞ もっとおおぜいでくるぞ
川内原発を止めるぞ! 止めるぞ! 止めるぞ!
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┗■2.なぜ最も危険な川内原発が再稼働第一候補なのだ?
| 鹿児島県定例県議会初日に傍聴し伊藤知事の冒頭説明を聞きました
| 事故が起きたら福島第一の場合八割ないし九割が海に落ちた放射能が
| 川内原発の場合は九州、四国、西日本から日本全体に飛んで行く
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
6月13日(金)は、定例県議会の初日で伊藤鹿児島県知事の冒頭演説を聴くために多くの人が朝早くから傍聴券を求めて並びました。実行委員会から東京組の傍聴者は20人にしてほしいという話しがあり諦めかけましたが、運よく傍聴できました。
知事の提案説明は所信表明演説のようなもので、国の経済から始めて、県の経済一般や農業、漁業、医療、介護、防災などなどと続いて原発も簡単に言及されました。集会実行委員会は事故時の住民の避難計画について、県の計画の杜撰さを指摘し、質問に答えるよう要望していました。しかし知事は質問に全く答えず、傍聴者は肩すかしくらいました。 議会はたった35分で終わりました。傍聴者はフラストレーションがたまりましたが、退場する時、「川内原発再稼働は絶対しないで下さい」と口々に叫びました。議場では静粛にするよう、県職員から何度も注意を受けてはいました。
多くの人が伊藤知事の提案説明を聴くため県議会を傍聴した理由は、知事に抗議するためです。原子力規制委員会が川内原発を再稼働の第一候補に選んだのは、安全対策が最も進んでいるからではありません。免震重要棟は建設中です。フィルター付きベントは建設が始まっていません。両設備を備えていた東電福島第一で過酷事故を止められなかったのです。川内原発は全く欠陥だらけです。また九州電力の地震評価・対策は極めて不十分です。昨年政府の地震調査委員会が厳しく批判しました。火山灰・火砕流の評価対策もでたらめです。多くの学者に批判されています。
ただ県知事がなぜか九州電力の経営を心配して、再稼働に前のめりであるために再稼働しやすいという理由のためです。事故が起きたら、福島第一の場合八割ないし九割が海に落ちた放射能が、川内原発の場合は九州、四国、西日本から日本全体に飛んで行くのです。川内原発の再稼働は絶対に認められません。
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┗■3.川内原発再稼働阻止 鹿児島・川内現地行動に参加して
| 川内原発に近づくと有刺鉄線が張り巡らせてある
| また監視カメラが威圧している
└──── 吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
鹿児島県庁は、パルテノンを思わせるほど威厳のある建物、プロメテウスの火を守る宮殿のようである。1,000名の声と幾多ののぼり旗が、県庁に向けて川内原発再稼働反対を訴えた。川内原発は、茶畑や田植えを終えた水田、水を張ったままの田んぼはキラキラと輝き、海、河川、自然の息吹、大地の営みを感じる山間にある。
川内原発に近づくと、山肌をうねるような真新しいフェンスが続く、その上に円筒状の有刺鉄線が張り巡らせてある。また監視カメラが威圧している。一部には敷地内が見えないように、鉄板を建て、築山を高くしている工事現場も見られた、何をそんなに守っているのだろうか。
日本の原発はすべて海に面している、原発からの大気は拡散し、7度上昇した温排水は大量に海に流れ続けるのだ。環境破壊は放射性物質だけではない。5月に浜岡原発のPR館を見学した。排水温は、7度の上昇だけで、海水環境・魚、海草生物には変化ないことを特に強調していた。元鹿児島大学理学部助教、橋爪健郎氏によると、気温の3倍程度の影響を海の生物にあたえる。つまり、海水温1度上昇は、気温の3倍程度上昇に匹敵する。その比率で考えると、7度上昇は21度上昇に相当する。魚にすれば火傷をする温度変化である。
今年の4月12日のTBS報道特集で川内原発が止まってから、海草ひじきが岩に生えてきて元の海になってきている、原発のなかった海が戻ってきていると報道があった。原発からの排水は、生きた海水が死んだお湯になって海に流し出ていると漁業関係者のコメントだった。
川内原発PR館は土曜日だというのに急に休館。毎週土曜日は休み?と警備員に聞くと、「今日は休みです」感情のない声が返ってきた。
原発ゲート前で、福島原発事故被災者の木田さんの発言は、福島の実情、放射性物質に汚染された山、川、田んぼ、空の悲惨さを、感性豊かな方言で、人の心で訴えていた。警備員、警察官の無機質な声とはあまりにも対照的である。豊かな大地と母なる海を汚染し、雑草の生い茂る田畑、汚染水の漂う不毛の海にしてはいけない。
電力会社だけの地球ではない。生命の大地を守るために全ての原発を再稼働させてはいけないと再認識した。
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┗■4.全原発廃炉を目指して、一歩一歩、力強く
| 川内原発現地には行けなくても ハガキ作戦を展開
| 6月13日(金)第105回首相官邸前抗議
└──── 渡辺善恵(たんぽぽ舎会員)
梅雨空から太陽が顔を出し、暑い一日となりました。定番となった、反原発金曜行動も全国各地で、その輪が広がっている。
ここ首相官邸前、国会前も川内原発再稼働阻止、再稼働絶対反対の抗議の為にかけつけて来る会社帰りの人、学生、主婦、一般の人々が、心を一つに、怒りの声を上げる。
「再稼働反対」「安倍晋三は、原発やめろ!」の連呼である。
ある人は、日音協の反原発のメロディーに勇気をもらい、癒され、明日も一人でも多くの人に反原発の灯りをともそうと心に誓う。
○ 又、川内原発現地には行けなくても、九州電力社長、薩摩川内市長、鹿児島県知事に直接声を届けられるハガキ作戦を展開、最大の火山リスクを持つ川内原発は日本を滅ぼす、為政者、経済界、役人は再稼働に真っしぐら、このままでは福島の二の舞は、火を見るよりも明らかである、一代限りの繁栄、そのツケを回される若者達、何気ない普通の暮らしが、一瞬にして奪われる。失って初めて、その大きさに気づく、この福島の悲劇を二度と繰り返してはならない。