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NUCLEAIRE

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┗■3.金曜日の人々((毎週、国会前にて私の前を通り過ぎる様々な人たち)

 |  9月12日第117回首相官邸前抗議に参加して

 └──── 羽田の鳥居(たんぽぽ舎会員、ペンネーム)

 

○その1.  反対側の人

 その人はいつも手さげカバンを持ち前を向いて同じ歩調で歩いていた。30代前半だろうか、Yシャツと黒ズボンというすっきりした服装で私達の前を通り過ぎる。どこかでUターンしたらしく、しばらくすると反対側から私達の前を通り過ぎる。たまに石垣に座っていることもあったが、ほとんどは、ゆっくりめの歩調で前を見て歩いていた。「誰かを探しているから行ったり来たりしているのだろう」と思ったりした。毎週金曜日、ほとんど毎週その人は歩いていた。熱心な参加者だけどコールしている様子は見たことがない。

 初めて見かけてから2年。その日は金曜日ではなく土曜日の国会前大集会の日だった。その人は歩かず、動かず、立っていた。しかも石垣の反対側に立っていた、POLICEという腕章を着けて立っていた。ショックだった。なぜ今まで2年間腕章を着けずに歩き回っていたのだろう。

○その2.  線量計の人

 その人はいつもペットボトルを振っていた。中に灯りを入れ表の文字を浮かび上がらせる工夫をしたペットボトルをリズミカルに振っていた。毎週石垣の定位置で出会い言葉を交すようになった。ポケットから放射能線量計を2つ出して見せてくれた。自宅の線量を計っていると言う「思っている以上に線量は高いですよ」と。東京でも放射線量を計る必要性をその人に教えてもらった。その人が来なくなった。そう言えば「ちょっと体調を崩した」と言っていた。来なくなってから1年以上が経つ。今は、どこか違う場所で原発反対と書いたペットボトルを振っていると思いたい。

○その3.  40年以上前から原発反対の人

 その人は背中の半分くらいが出ている涼しげなワンピースを着て、のぼり旗を持って立っていた。白髪混じりの女性版ロマンスグレーの長髪は、ていねいに結いあげられていて正に貴婦人。

 目鼻立ちは日本人だが、立ち振る舞いが外国人の香りがする。外国暮らしの経験でもあるのだろうか。その人がなぜ国会周辺に原発反対を訴えに来るようになったのか、ぜひ聞きたくて声を掛けてみた。すると「20代から原発反対の声を上げていた」とのこと。私の様に福島原発事故後に反対運動を初めたのと違い、311以前から原発反対の意識がある人は本物。その人と出会えて良かった。

○その4. 親子で参加している人

 その人はいつも両親らしき人と一緒に国会前に来る。まわりを見回しながら両親のうしろから付いてくる、私が頭を下げるとその人もぺこっと頭を下げ、にこっと笑う。声を聞いたことはないが「今日もお会いしましたね」と聞こえてくるよう。スピーチをしてもしなくても、コールをしてもしなくても、とにかく、しつこく国会前に通い、脱原発を態度で示そうと思う、仲間と共に。

○その5   猫と一体の人

 その人はいつも大きな猫を肩いっぱいに乗せて金曜行動に参加していた。その人が通ると、たくさんの人が手を伸ばし、猫を触って声を掛けていた。その人は今、どこか違う場所で愛猫と原発反対運動を続けていることでしょう。

○その6.  だみ声の人

その人はいつも黒に身を包み、ハイヒールをはいている。しかし、その声はスタイルにそぐわない(と私は思っている)だみ声(失礼)。そのだみ声でマイクを通してコールする時、その声はコールのために作られた声ではないかと思わせるほどコールにぴったり合っている。まわりの者の声を高めさせる効力も持つ。私たちはその声について行く。

 

 

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┗■4.日本海溝に迫る大地震予備軍「海山(かいざん)

 |  太平洋の真ん中に1100メートルの海山を発見

 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その68

 └──── 島村英紀(地震学者)

 

○ この8月、太平洋中部で新しい海山(かいざん)が発見された。まだ名前はない。5500メートルの深さの深海平原から立ち上がっている高さ1100メートルの山だ。山頂付近の傾斜は23度。山頂は富士山のように凸凹している。なかなか形のいい孤立峰である。

 これがもし陸上だったら、高さ1000メートルもの山が、いままで見つかっていないことはあるまい。しかし海底ではこのくらいの山が「発見」されることは珍しいことではない。超音波を使って精密に調べなければ海底地形が分からないからである。

○ 見つかったのは米国領ジャービス島の東南300キロ、太平洋のほぼ真ん中だ。島は長いところで2キロあまりしかない無人の小島だが、国立野生動物保護区になっている。米国はこの周辺で排他的経済水域の調査をしているときにこの海山を見つけた。

 太平洋の底は太平洋プレートで覆われている。プレートは東太平洋にある海嶺(かいれい)で生まれ、年に8センチほどの速さで北西に動いている。終着地は日本の東にある日本海溝や千島海溝だから、この辺ではほぼ半分だけ進んだところになる。この海山はプレートが生まれたときに作られたに違いないから、約1億年かかってここまで動いてきた。ちなみにジャービス島は海山がずっと大きかったので山頂部分にサンゴ礁が着いて島になっているものだ。

○ ほぼ平らな太平洋の海底に海山は数多く、それぞれがプレートに乗って日本海溝や千島海溝に押しよせてきている。

 たとえば千葉県犬吠埼東方約160キロの日本海溝にある第一鹿島海山は富士山なみの大きな海山だが、プレートに乗って海溝にぶつかったときに、うまく沈み込めなくて割れてしまった。

 山体の西半分が正断層を作って割れて海溝に崩落している。その崩落した部分の海溝が浅くなっているだけではなくて西側の海溝壁には海山から崩落した岩石が散乱しているのだ。しかし、いずれは海山の本体が日本海溝に呑み込まれる。

 ここから西側の海底には複数の膨らみがある。これらは昔、別々の海山が沈みこんでいった名残にちがいない。

○ ところで、こうして海山が海溝にひっかかってから最終的に沈みこむまで大きな地震エネルギーを溜め込んで、それを一気に放出するのではないかという学説がある。

 東北地方太平洋沖地震(2011年、東日本大震災)はまれに見る巨大な地震だった。この地震が起きる前、プレートの境界が半径70キロほどの範囲でしっかりくっついていたことがわかったのだ。

 この部分は太平洋プレートに乗ってきた古い海山で、これが引っかかることによって大きな地震エネルギーを蓄積したのではないかと考えられているのである。

 第一鹿島海山の「後続」として香取海山、第二から第五までの鹿島海山、磐城海山などが、日本海溝に迫ってきている。これらもいずれは日本に大地震を起こす予備軍なのであろう。  (9月12日『夕刊フジ』より)

 

 

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┗■5.新聞より2つ

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 ◆原発、風力より高コスト 米機関試算 太陽光と同レベル

 

 原発の発電コストは世界的には1キロワット時当たり平均14セント(約15円)で太陽光発電とほぼ同レベル、陸上風力発電や高効率天然ガス発電の8.2セントに比べてかなり高いとの試算を、エネルギー問題の調査機関として実績のある米国企業系「ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス」(BNEF)が16日までにまとめた。

 東京電力福島第1原発事故後の安全規制強化もあって建設費や維持管理にかかる人件費などが世界的に高騰していることが主な理由。再生可能エネルギーのコストの低下が続く中、原子力の優位性が薄れていることを印象付ける結果となった。(後略) (9月17日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆福島知事選 相乗り「争点隠し」

  自民党本部 復興・原発 影響避け

 

 自民党執行部は10日、福島県知事選(1026日投開票)で、独自候補の擁立より、勝利を優先する「与野党相乗り」の道を選択した。前回の県知事選は2010年に行われており、東京電力福島第1原発事故を巡る県政運営が選挙で問われるのは初めて。選挙結果は被災地復興のあり方や原発再稼働にも影響しかねず、与野党対決を避けた手法は「争点隠し」との批判を招きそうだ。(後略)

  (9月11日毎日新聞より抜粋)
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