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┗■3.これからは新たな女川原発再稼働反対運動の始まり

 |  「8.10女川から未来を考えるつどい」報告

 └──── 実行委員・松原くに子、沼倉潤(たんぽぽ舎)

 

 8月10日女川の町の体育館に1500人を超える人が集まりました。それまでチケット販売状況が1700枚にせまっていたので、予想はしていたのですが、実現できてこんなにうれしいことはありません。

 女川は町の七割の集落が津波で消失しました。そして被災した原発を抱える町です。

 「この女川の町にたくさんの人が来て町の様子を見てほしい。町の人に女川は忘れられていないよと元気を与えてほしい。止まっている原発をいまこそ廃炉にして原発に頼らない町の復興をするために、力を貸してほしい」と強く訴えていた、阿部美紀子さんの希望は私達脱原発の活動をしているグループみんなの希望でもあったのです.

 地元の町議さんも党派を超えて参加してくれ、実行委員会の人数も二十名を超えました。その道のスペシャリストがボランティアで参加してくれました。

 おかげで素人集団だった実行委員会はそれなりの形を作り舞台も入場者に満足してもらえる準備ができたのでした。

 小出裕章さんが講演のなかで「原発反対を口にすることはまるで非国民のように言われる。私は非国民と呼ばれる方を選びます」と言っていました。

 加藤登紀子さんはトークの中で、終戦の時の引き上げ体験から、いかにこの国が国民を守らなかったかを語ってくれました。胸に刻むことの多いトークと講演でした。

これからは新たな女川原発再稼働反対運動の始まりでもあります。

実行委員会が解散しても「女川から未来を考える会」は活動を続けます。

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 今回のつどいを成功させるために、全国の多くの人が賛同し、カンパや激励のメッセージを寄せていただきました。

 私の郷里が女川の隣町であることもあり、首都圏の皆様にカンパなどをお願いいたしました。この場を借りてお礼申し上げます。

 また、川内原発再稼動阻止に向け取り組んでいる再稼動阻止全国ネットワークのリレーメッセージに小出さん、加藤登紀子さんも直筆で書き入れてくださった檄布が女川・石巻の皆様から預かっております。9月の鹿児島集会に届けたいと思います。

 震災により5千名以上の犠牲者を出した故郷を離れて、38年。

私自身、何もできずに3年が過ぎ去ってしまった。地元の皆さんの勇気ある発言と未来を作る熱意に心を打たれました。

皆様方のご尽力に感謝申し上げます。

原発なき社会にむけ未来への一歩をともに踏み出しましょう。

  たんぽぽ舎・沼倉潤

 

 

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

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 ◆≪青年劇場創立50周年記念・第四弾≫第111回公演「羽衣House

  篠原久美子=作  ふじたあさや=演出

 

 事故を起こした原発から300キロほど離れた復興支援施設“羽衣House”を舞台に、そこに集った避難者やボランティアの人々などの思いの交錯、葛藤の中で、“福島の今”を描き“この国の今”を私たち自身の問題として捉えなおしたいと思っています。コメディを交えた堅苦しくない作品となっております。

ぜひお誘い合わせて、劇場へお運びください!

 

9月12日~21日まで紀伊國屋ホールにて

お申込み:チケットセンター03-3352-7200

詳細は劇団HPをご覧ください http://www.sinengekijo.co.jp/

 

 

 ◆10/12「第4回脱原発サミットin茨城」

 

 日時:20141012()1330分から

 会場:茨城県東海村・東海文化センター

 講師:”さよなら原発1000万人署名”呼びかけ人の澤地久枝氏(作家)、

    ”熊取六人衆”の今中哲二氏(京大助教)

 主催:茨城の環境と人を考える会議

 前売入場券1000円(当日1300円) 申込:FAX029-298-3170

 

 原子力発電発祥の地から、東海第二原発及び全原発の廃炉、安倍内閣の危うい政策の廃止を訴えます。日本原電は、敦賀1,2号機の再稼働が行きずまるなか、遮二無二、東海第二原発再稼働に動いています。しかし事故時には、水戸市民は前橋、宇都宮市等に逃げる等という画餅の対策しかありません。東海第二原発が暴走すれば、マーク2型の宿命で、真下の冷却水に溶融核燃料が落下し、巨大な水蒸気爆発が起き、茨城県全住民が生命・財産を失うのみでなく、卓越風の北東風で首都圏住民も危機に瀕し、東京オリンピック等は吹き飛びます。

 

 

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┗■5.新聞より

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 ◆97年「津波高さ2倍」国、資料提出したが… 福島の原発訴訟

  被害全体像わからず 大震災級の10メートル津波 「2000年想定あるはず」

 

 福島第一原発事故をめぐる損害賠償請求訴訟で、原告が求めてきた津波の高さ想定を二倍に引き上げて分析した資料を、国が提出した。非常用ポンプの水没などの記載がある。ただ資料は1997年のもので、原告側は「2000年に東日本大震災規模の津波を想定した資料も存在するはず」と、あらためて国に提出を求めている。(中略)

 電事連は「当時の資料が残っていないので分からない」と言うが、久保木弁護士は「国の要請で電事連が想定したのだから、国に報告してなければおかしい」と主張する。馬奈木弁護士は、「今回出てきた97年よりも新しい○○年の資料も残っていると考える方が自然だ。国は資料を出すべきだ」と訴えている。

  (8月24日東京新聞より抜粋)
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