NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2207】
2014年6月24日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.放射線科学-3つのまちがい
6月10日に「スペースたんぽぽ」で行われた「子どもの痛みをなくす
調査プロジェクト」第5回報告会での講演内容を紹介
小若順一(食品と暮らしの安全基金代表)
★2.1年以上も傍聴を拒んで私の知る権利を奪う強圧組織=規制委員会のひどさ
規制委は「新規制基準」確定時の私の抗議を理由に、1年間も私を締め出しているのだ。
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その8
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.新聞より3つ
◆環境相が「金目」発言謝罪 福島県民不信消えず (6月24日東京新聞より抜粋)
◆環境白書 原発事故は二の次か (6月24日東京新聞社説より抜粋)
◆原燃、再処理工場 10月の完成困難に (6月22日東京新聞より抜粋)
★4.テント日誌6月22日(日)
梅雨の谷間の涼しく爽やかなテント
経産省前テントひろば1016日 商業用原発停止277日
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※永遠に原発ゼロに! 再稼働反対!
6/27(金)第107回首相官邸前・国会議事堂周辺抗議にご参加を!
日時:6月27日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!
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┗■1.放射線科学-3つのまちがい
| 6月10日に「スペースたんぽぽ」で行われた「子どもの痛みをなくす
| 調査プロジェクト」第5回報告会での講演内容を紹介
└──── 小若順一(食品と暮らしの安全基金代表)
○「放射線科学―3つの間違い」
私は昨年までのウクライナ現地調査で、「非汚染地域」でも頭痛が出ていることを発見していた。
7割以上の子どもに頭痛が出ている村の食事は1.1ベクレル/kgだった。
この村に昨年5月、化学肥料を提供して、食事中のセシウム137を減らし、今年2月に再び、自覚症状を調べると、化学肥料を使った家庭では頭痛が減っており、使っていない家庭は頭痛が減っていなかった。
したがって、1.1ベクレル/kgの食事で頭痛が出ていたことが確認された。
それより線量の高い食事では、足痛、めまいも出ていたことが確認できた。
関東地方の土壌中の放射性セシウムは、100-1000ベクレル/kgだが、自覚症状を調査しているウクライナの村の土壌は、7―8ベクレル/kg。
日本の方がはるかに汚染度が高いから、岩手から関東までは、さまざまな自覚症状がすでに出ているのに、気づいていないと考えられる。
○驚くほど低い汚染で、さまざまな症状が出ていたから、放射線の科学が、次の3点で間違っていたことがわかった。
(1) 放射線の危険性は、ガン死を調べて評価しているのに、「健康影響なし」と表現するのは間違っている。ガン死が確実に出ているかどうかの論争では、ガン死しかわからない。
(2) 食品汚染のシーベルト計算は間違っている。
臓器と細胞を「均一」として、内部被曝の影響を計算する。しかし、ボトルに入った清涼飲料のように、臓器や細胞の中身が均一になっているわけがない。
(3) 内部被曝した放射能が、遺伝子からどの距離にあるかを無視している。放射線(ガンマー線)が当たる確率は、遺伝子からの距離の2乗に反比例して小さくなる。
遺伝子DNAの「糸」は直径2nm(10億分の2m)で、細胞の直径は、その数万倍。
遺伝子の内部や、遺伝子が巻き付いたヒストンというタンパクから出る放射線と、
隣の細胞から出た放射線が、遺伝子に当たる確率を模式化すると、1万×1万→1億分の1。
隣の細胞から出た放射線ですら、遺伝子に当たる確率は、外部被曝と大差なくなる。重要なことは、細胞内のどこに放射能があるかだ。
○この3つが間違っているから、「50歳以上の人は、基準以下の汚染食品を食べても影響はない」という常識も間違っていた。
やっと歩けている老人が、放射線で筋肉を傷けられると、歩けなくなる。脳も同様で、記憶力が悪くなっているのに、脳細胞が多く傷つくと、認知症のような症状が出る。
忘れることでミスが増えるので、気分が落ち込み、鬱状態から鬱病にもなる。
食品による内部被曝を間違って計算しているから、安全なはずの基準の、その1万分の1で、7割の子どもに頭痛が出ていたわけだ。
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┗■2.1年以上も傍聴を拒んで私の知る権利を奪う強圧組織=規制委員会のひどさ
| 規制委は「新規制基準」確定時の私の抗議を理由に、1年間も私を締め出しているのだ。
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その8
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○6月19日(木)夜8時に規制庁から私に電話が入った。20日(金)の地震・津波の審査会合の傍聴OKのメールをもらっていたのだが、電話は広報からで、私の傍聴はお受けできない、であった。
実は、私は既に一年間規制委の総ての会議の傍聴を拒絶され続けている。メールで傍聴を申込み、「原子力規制委員会の傍聴登録をいただきましたが、傍聴をお受けできません。」の応答メールを何十通も受け取っている。
私が何をしたかって? 少なくとも都議会議員のようにセクハラ発言をした訳ではない。規制委傍聴で最初に追い出されたのは、2013年4月3日に多くのパブコメ反対意見を無視して「新安全基準骨子案」を決定した時に抗議の不規則発言をした時だ。その後、6月19日の「新規制基準」確定時には、多くの傍聴者が抗議の声を上げる中、3人の規制庁職員に包囲された私が再び追い出された。そう、規制委は「新規制基準」確定時の私の抗議を理由に、1年間も私を締め出しているのだ。
○実は、私は傍聴時の不規則発言で議事進行に寄与したことが何度もある。文科省の放射能モニタリングや保安院のストレステスト意見聴取会や内閣府の原子力委員会等では、座長または関係委員が私の不規則発言に答えてくれ、会議を引き締めた(と自認している)。
それでも、私は正当な不規則発言で何度も傍聴席から追い出された。文科省の「損害賠償審査会」、保安院のストレステスト意見聴取会、原子力安全委員会等で。が、係りの指示に抵抗せずに外に出れば、傍聴できないのはその日だけで次回以降の傍聴は認められた。一年も傍聴を許さないのは原子力規制委員会だけだ。
○わざわざ夜遅くに自宅に電話してきてまで一年以上も素直な(?)「国民」の傍聴を拒絶する組織、これが原子力規制委員会だ。日本の及び世界の「原子力マフィア」の意向に従って、イチエフ事故の原因究明も検証も収束も放射能汚染水対策もないがしろにして、既存原発の再稼働を推進する組織だからこそ、私の傍聴を長期間妨害するのだ。
○なお、「最後は金目でしょう」を撤回しない石原大臣のもと、原子力規制委員会を外局とし、除染に失敗して被ばく量を空間線量でなく個人被ばく量にするなど地球環境を放射能汚染から守ることを放棄した環境省も、「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」でも、不規則発言を理由に数名を数回にわたって傍聴を拒否している。不当だ!