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たんぽぽ舎です。【TMM:No2530】
2015年7月9日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.7・11第50回伊方原発ゲート前座り込み行動と、
   7・27四電宇和島支社行動への参加を
            八木(STOP!伊方原発・南予連絡会)
★2.大間原発(青森県下北半島北部)建設差止裁判の公判報告集会
   前の考え方を踏襲していては、司法は原発事故を防ぐことができない
                  田中一郎(たんぽぽ舎会員)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◆「鹿砦社弾圧10周年復活の集い」へのお誘い(7月7日)
 ◆ 第23回 被ばく学習会 「被災地・被災者と弁護士の役割」(7月17日)
★4.新聞より5つ
 ◆ 「アベ政治許さない」掲げよう 沢地久枝さんら18日、全国行動呼び掛け
                 (7月9日東京新聞より抜粋)
 ◆政権、再稼働に執念 川内原発燃料装填 背後に経済界の意向
                                (7月8日茨城新聞より抜粋)
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 7/10(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第156回
 日 時:7月10日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
     当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━
☆速報:7月8日菅元首相の講演会 会場は満員で大好評

 7月8日(水)スペースたんぽぽに菅元首相を迎え、「菅首相(当時)はなぜバッシングにあったのか?」の題で、質問に答えていただく形式で講演会が開催された。
 なぜ、福島第一原発事故現場へ飛んだのか、当時の混乱や、情報の交錯の中での困難さなどを語り、また、最悪の事態の場合は5000万人避難(が必要)という現実の前で、原発NOに変わった経過などを話された時はみんな身を乗り出すようにして聞いていました。関係者は福島で事故に対し本当に頑張って闘ってくれたと感慨深げに話してくれました。
あとの質疑も活発で、何が真実だったのかが分かって今までの誤解が解けたと喜んでいる人も。参加者の納得した顔が印象的でした。
━━━━━━━

┏┓
┗■1.7・11第50回伊方原発ゲート前座り込み行動と、
 |  7・27四電宇和島支社行動への参加を
 └──── 八木(STOP!伊方原発・南予連絡会)
 
 7・11についてはピースリングの人たちが船を出し、海上行動を行います。陸と海で呼応した行動となります。
 なお、この日川内から岩下さんも参加し、終了後、川内原発再稼働阻止の「Xデー」現地闘争について説明されます。是非ご参加下さい。
 7・27宇和島行動は、南予全域から宇和島に集まって四電宇和島支社に向けてデモと抗議・申し入れ行動をおこないます。南予ではじめてのまとまった大きな行動です。こちらにも是非ご参加下さい。

◆第50回・伊方原発ゲート前座り込み行動(11行動)   
  7月11日(土) AM10時~   に参加を!
 2011年6月11日に、八幡浜・原発から子どもを守る女の会の3人の女性によって始められた、伊方原発ゲート前座り込み行動!それから4年有余、雨の日も、風の日も、寒風吹きすさぶ真冬の日も、焼けつくような日射しの真夏の日も、毎月11の日に休むことなく続けられてきました。それは命のために原発を拒否する、子どもたちの未来のために自分たちの世代で原発をなくす、福島を繰り返さない、という強い意志を表し続けるものでした。
 この行動には、毎回15~50人の人たちが参加し、南予地域だけではなく、松山・今治・新居浜といった全県下から、また高松・徳島・高知の全四国から、さらには広島・山口・大分といった環瀬戸内海地域、関東・東北からも参加し、伊方原発に反対する人々の結び目にもなってきました。
 来る7月11日、この伊方原発ゲート前座り込み行動は50回目を迎えます。
折しも、規制委の審査書正式決定を間近にし、四電が20km圏全戸訪問を開始しようとし、年内再稼働に向けて強引に工事を推進しているさなかにあります。
  50回目の行動を、伊方原発の再稼働を止めようとする強い大きな意志の塊りとして四電に示そうではありませんか。

7月11日(土) 午前10時~12時 伊方原発ゲート前 (雨天決行) 終了後、その場で昼食会
  ※当日、広島・大分のピースリングの人たちが船を出して海上行動を行います。陸と海から呼応した行動を!
   ※はじめての参加者へ。伊方原発ゲート前へは国道197号線(メロディーライン)沿いのきらら館のところを右に入り、坂道を下っていきます。途中で二つに分かれていますが、左側を進んで下さい。
   ※ゲート前からは伊方原発の全貌を見渡せ、四電が進めている大規模工事も見渡せます。また遠くに祝島も見えます。

◆7・27(月)南予全域から宇和島へ!
         PM3時 道の駅「きさいや広場」集合
 -四電宇和島支社へ南予住民の意志を突き付けよう!
 伊方原発を動かすな!
 福島を繰り返さない!南予のふるさと・命が大事!
  ○四電は伊方原発3号機の再稼働を断念せよ!南予を第2の福島にするな!
  ○四電は原子力から撤退し、南予を放射能の恐怖から解放せよ!
  ○四電は伊方原発を廃炉事業の先進地にせよ!
  ○四電は地域に貢献する自然エネルギーの活用・普及に力を注げ!
  ○四電は南予全域の住民に説明をし、公開討論会に応じよ!
7月27日(月) PM3時 道の駅「きさいや広場」 30分程の集会後、デモ→市役所を経由して四電宇和    島支社(南予全域を管轄)へ。抗議・申し入れ行動。     
    ※きさいや広場;車→宇和島道(松山道)朝日ICを降りてすぐ。JR→宇和島駅から徒歩13分。                 
 STOP!伊方原発・南予連絡会  連絡先 090-1791-1105 (八木)
 
┏┓
┗■2.大間原発(青森県下北半島北部)建設差止裁判の公判報告集会
 |  前の考え方を踏襲していては、司法は原発事故を防ぐことができない
 └──── 田中一郎(たんぽぽ舎会員)
 
 7月7日、参議院議員会館講堂におきまして、函館市が提訴しています電源開発の大間原発(青森県下北半島北部)建設差止裁判の公判報告集会がありましたので、簡単にご報告申し上げます。
 なお,大間原発建設差止の裁判は,函館市民が中心になって2010年に函館地裁に提訴した裁判(原告は「大間原発訴訟の会」の市民ら)と,2014年に函館市が全会一致で市議会の承認の下,東京地裁に提訴した裁判(原告は函館市役所)の2つがありますのでご注意ください。今回の集会は,後者の函館市提訴の東京地裁での裁判に関するものです。
●大間原発訴訟の会
 http://oomagenpatsu-soshounokai.org/
●大間原発の建設凍結のための提訴について  函館市
 http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014031000166/

 <当日の録画>
● 20150707UPLAN【裁判報告集会】函館市大間原発建設差し止め裁判第5回口頭弁論 - YouTube
  https://www.youtube.com/watch?v=r5OTh1osP48
 <関連サイト>
(1)原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに 
   http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/
(2)原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに 第6回大間原発反対現地集会の報告(その一)
   http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/blog-entry-101.html

 (田中一郎コメント)
 当日の様子の詳細は,上記の録画をご覧下さい。特に、録画の1時間経過後くらいのところで始まる中野弁護士のご説明は必見ですので、是非ご覧になって下さい。大間原発が世界初のフルMOXであること、大間原発の敷地及びその周辺が想定地震や想定津波以上の大地震・大津波に襲われる可能性が論理的にも高いこと、周辺の火山の噴火リスクの中でも火山灰への対応が手薄なこと、1990年代の伊方原発訴訟で示された最高裁の原発裁判判決を下すにあたっての考え方が、結局は福島第1原発事故を招いてしまっているため、その考え方を踏襲していては、司法は原発事故を防ぐことができないことなどなど、非常に重要な内容の説明がなされました。
 海渡雄一弁護士がその前段でお話しなさっていますが、この函館市提訴の大間原発裁判が、最初の段階では、地方公共団体がこうした原発建設差止の原告になれるのかどうかという「入口問題」=「原告適格問題」が被告の国や電源開発側から出されていましたが、それについては裁判所の最終判断は出ていないものの、概ね原告側の「適格アリ」が認められそうで、次回公判以降、建設の是非を巡る実質的な内容に入っていけそうだとのことでした。
 お知らせとしては,7月19日(日)(3連休の真ん中)に現地・青森県大間町で建設反対の集会を行うこと、8月19日(水)正午から1時間,電源開発本社前(東銀座)にて抗議行動を行うこと,などがありました。

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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆「鹿砦社弾圧10周年復活の集い」へのお誘い

  2015年7月12日は、神戸地検特別刑事部による『名誉毀損』に名を借りた言論弾圧事件から10周年に当たります。それから10年「復活の集い」を開催します.是非ご参加下さい。

 日 時:2015年7月12日(日)14:00開始(13:30会場)予約優先
   第1部:14:00 (会費無料・ドリンク代500円)  
          特別講演:青木理 (ジャーナリスト)「検察はこの10年で変わったか」
          コメント&トーク:鈴木邦男さん(社会運動家)
             「鹿砦社との長い付き合いと弾圧、そして復活について」
  第2部:16:00 懇親会(軽食、ドリンク付き)(会費2000円)
  会 場:Cafeインティライミ  (阪神西宮駅下車)
         西宮市戸田町5-31 セレニテ西宮壱番館2F
  主 催:鹿砦社  問合せ・予約:鹿砦社本社   tel 0798-49-5302
                              mail:fukumoto@rokusaisha.com

 ◆ 第23回 被ばく学習会 「被災地・被災者と弁護士の役割」

 文京区アカデミー茗台・学習室A
 地図 http://goo.gl/BKOcjn
 7月17日(金) 開場18:00 18:15~21:15

 吉田悌一郎さん(弁護士・福島原発被害首都圏弁護団事務局長)
 ▼島弁(離島での法律相談)から311避難場所へ
 ▼被災地・被災者に役立つ法律とは
 ▼被災地・被災者に役立つ弁護士とは
 ▼福島原発事故避難者の生活と人権を守るには
 資料代など:700円
 申込み:anti-hibaku@ab.auone-net.jp
 主催:「放射線被ばくを学習する会」 http://www57.atwiki.jp/20030810/

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┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆ 「アベ政治許さない」掲げよう 沢地久枝さんら18日、全国行動呼び掛け

 集団的自衛権の行使容認や原発の再稼働を目指す安倍政権に反対しようと、作家の沢地久枝さんやジャーナリストの鳥越舜太郎さんらは8日に記者会見し「アベ政治を許さない」と対処したメッセージを18日午後1時に全国で一斉に掲げようと呼び掛けた。呼び掛け人には学者や政治家らも含め敬111人が名を連ねている。
 沢地さんは、俳人の金子兜太(とうた)さんの揮毫(きごう)によるメッセージをホームページで公開しており、コピーすれば「自宅の窓に立って通りの人に見せたり、集会で掲げたりできる」と説明。(中略)
 A3版の揮毫は、セブン-イレブンの店舗でネットプリントからも入手できる。1枚20円で予約番号は56685099(12日まで)。東京では18日午後1時から、国会前で、揮毫を掲げる集会を予定。新宿や渋谷などでも有志が駅前に立つという。
            (7月9日東京新聞より抜粋)

 ※沢地久枝さんのHP:https://sites.google.com/site/hisaesawachi/

 ◆ 政権、再稼働に執念 川内原発燃料装填 背後に経済界の意向

 九州電力川内原発1号機に核燃料が入り始め、原発再稼働がいよいよ目前に迫った。東京電力福島第1原発事故から4年で日本は原発路線に戻る。アベノミクスに手詰まり感が強まる中、成長戦略の推進装置として原発活用に執念を見せる安倍政権。背後には経済界の意向が見え隠れする。
 「原子力規制委員会の規制基準を満たしていると認めれば再稼働を進めていく」。川内1号機の燃料装填(そうてん)開始を受け、菅義偉官房長官は7日の記者会見で政府の立場をあらためて強調した。
 政府は再稼働への世論の反発に神経をとがらせつつも、温室効果ガスの排出量削減と電力コスト抑制の両立を目指し、原発を活用し続ける方針。エネルギー基本計画でも基幹電源の位置付けを明確にした。            (中略)
 再稼働に先立ち、政府は2030年の原発比率を20~22%と決定した。新規制基準で定められた40年の原発の「寿命」を厳格に適用すると、この数字には届かない。このため「政府は新増設を視野に入れている」との見方が電力業界に急速に広がっている。
 政府は「現時点で想定していない」(宮沢洋一経済産業相)と対応を明確にしていないものの、ある政府筋は「今後、再稼働が続いていけば、世の中の動きを見極めながら新規の原発増設の機運も出て来る可能性がある」と本音をのぞかせる。
 経産省の有識者会議で委員を務めた東京理科大大学院の橘川武郎教授は「ほとぼりが冷めたころ新増設を議論するのは後出しじゃんけんだ」とけん制した。(7月8日茨城新聞より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2529】
2015年7月8日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.戦争になれば原発は攻撃の的、戦争も原発もダメだ
   オール日本の運動で阻止しよう
       「放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす
                  情報発信NO.44(6月26日号)(発行責任者 清水 寛)より
★2.7月3日(金)第156回官邸前・国会前抗議行動は大雨で中止
   でも集まる人々の報告
   “切れ目のない抗議の声”ですよ。安倍さん
                                にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆7.17第23回被ばく学習会「被災地・被災者と弁護士の役割」
   お話:吉田悌一郎さん(弁護士)
   主催:放射線被ばくを学習する会 会場:文京区アカデミー茗台学習室A
★4.新聞より5つ
  ◆九電東京支社前で「原発は不要」抗議
              (7月8日東京新聞朝刊2面より抜粋)
  ◆薩摩川内市民ら「原発動かすな」
                (7月7日東京新聞夕刊7面より抜粋)
    ◆巨大噴火リスク・住民の避難先 検証不十分 最終段階に
   川内原発、午後に核燃料装填  (7月7日東京新聞夕刊1面より抜粋)
  ◆九電、住民説明会開かぬまま
   鹿児島・市町議会 落胆や怒りの声
               (7月8日東京新聞朝刊2面より抜粋)
  ◆川内、核燃料装填 避難・火山 課題置き去り
   病院側「患者の移動無理」 専門家「噴火予知は困難」
              (7月8日東京新聞朝刊2面「核心」より抜粋)
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 7/10(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第156回

 日 時:7月10日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
     当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━

┏┓
┗■1.戦争になれば原発は攻撃の的、戦争も原発もダメだ
 |  オール日本の運動で阻止しよう
 └──── 「放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす
                  情報発信NO.44(6月26日号)(発行責任者 清水 寛)より

○6月24日(水)の「安保法案を廃案に」国会包囲網は平日夜間にも関わらず、3万人で国会を包囲した。この日、与党は会期を95日間延長し、憲法違反にも関わらず、多数決で安保法案を成立させようとする暴挙に走っている。
○これを阻止するためには、集会参加者が倍の6万人、そのさらに倍に増え、逆に自民党、公明党の支持率、安倍内閣の支持率は低下し、自公の議席を脅かすような大規模な盛り上がりが必要である。
○そのためには、「安倍はダメだ」「戦争をする国にする自民も公明もダメだ」を内容と共に宣伝し、国民全体に広げようではないか。
さらに「戦争法案廃案で結集した運動を、党派を超えたオール日本の運動に発展することが重要である。
○万が一、戦争法案が通り、相手方が日本を攻撃する事態になれば、日本にある原発が狙われるのは歴然としている。(清水寛)。
 「A.原発に対する武力攻撃には、軍事力などでは護れないこと。したがって、日本の海岸に並んだ原発は、仮想敵(国)が引き金を握った核兵器であること。B.一たび原発が武力攻撃を受けたら、日本の土地は永久に人が住めない土地になり、再び人が住めるように戻る可能性がないこと。」【原発を並べて自衛戦争はできない。「リプレーザ」NO.3(2007年7月発行)山田太郎著より】を理解し、身近な人に伝えよう。

 IAEA福島事故報告書は東電と国の「想定外」を否定                   
○『国際原子力機関(IAEA)が作成した福島事故報告書では、巨大地震や大津波は「想定外」だったとする東電と国の主張を真っ向から否定し、対策を怠ってきたことを強く批判しているのが特徴だ。今後東電幹部への責任追及や、各地の原発訴訟に影響を及ぼす可能性もある。』また、『巨大な自然の力の前では人間の力は小さい。危険と隣り合わせの核分裂を伴う以上、原発には故障や運転ミスだけではなく、地震や津波、洪水などに対しても万全の対策が求められる。それでも対策は突破され、重大事故は起き、最終的には周辺住民を避難させ放射能から守るしかない事態も想定した対策が不可欠―。これが「深層防護」と呼ばれるIEAEの基本的な考え方だ。』(6月12付東京新聞)。
○この考え方と比較して、日本の原子力委員会の避難を自治体まかせにしている考え方は周辺住民の安全性をないがしろにした無責任な対応と言える。(清水寛)


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┗■2.7月3日(金)第156回官邸前・国会前抗議行動は大雨で中止
 |  でも集まる人々の報告
 |  “切れ目のない抗議の声”ですよ。安倍さん
 └──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)

 「シールズ」(注)の若者達は雨でも元気、「希望のエリア」も元気、官邸前、国会前の常連さんも元気!正に、“切れ目のない抗議の声”ですよ。安倍さん。
○反原連は中止なので、チラシの部数は半分、ノボリも4本と極めて縮小版、関電前は、少人数ながら賑やかに元気にコール。
 反原連中止でも、来る人達は、来てる、キャンドルの人達や、ブブゼラの人、布バッチの人、福島バッチプロジェクトの人、ほか沢山抗議の人、外務省上交差点で、旗を振り続けてる人も。
○雨でも実施の「シールズ」、「希望のエリア」は、官邸前常連さんも集めて、19時を過ぎると抗議の列は、「シールズ」と「希望のエリア」が合体して長くのびるのびる。お巡りさんは、三角コーン運びに大わらわ、コーン不足に若いおまわりさん大慌て。雨の中ご苦労さん。
 今日もゴアテックスは大活躍、色んな人に自慢しちゃったよん。雨だから、月明かりもなく、「希望のエリア」を過ぎると、真っ暗、誰が誰やらシルエットと声で見分ける感じ、コーンが灯り付きだといいのに、警視庁さんご一考を、市民の安全・安心の為ですぜ。
○この雨なので、またまた私は、戦意喪失。チラシを配るでもなく「希望のエリア」最後尾でウダウダしていると、Wさんがやってきて「もう、チラシ配り終わって、スッカラカンだよ~」と言う。うっ、私は半分以上残っているのに…。Wさん手伝ってくれる、と言うので、半分渡し、私も心を入れ替えて精進、精進。殆ど配り終わったところで、20時となり終了。
 盛り上がるシールズの横を、ラップ調の“戦争法案反対”“安倍はヤメロ”のコールに合わせながら、国会前交差点を渡ってテントへ。
 今日もお疲れ様でした。シールズの抗議に後ろ髪引かれながら、マイスウィートホームへと帰る金曜でした。

 (注)SEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal
    Democracy-s)は、自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクション。


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆7.17第23回被ばく学習会「被災地・被災者と弁護士の役割」
  お話:吉田悌一郎さん(弁護士・福島原発被害首都圏弁護団事務局長・約42歳)

  趣味はランニング、3・11の避難場所に、津波の被災地に仲間と駆けつけ、「必要な訴訟は起こせ」といいました。
 「決シテ瞋(いか)ラズイツモ静カニ笑ッテル、離島での法律相談」で鍛えた信頼される弁護士をめざす極意です。
 「褒メラレモセズ苦ニモサレズソウイウ者ニ私ハナリタイ」、これら厭わず実践している吉田悌一郎さんからお話をうかがいます。

・島弁(離島での法律相談)から3・11避難場所へ
・被災地・被災者に役立つ弁護士とは
・福島原発事故避難者の生活と人権を守るには

 日 時:7月17日(金)開場18:00 18:15~21:15
 会 場:文京区アカデミー茗台・学習室A
     文京区春日2-9-5 Tel 03 (3817) 8306
 資料代など:700円
 主催・申込み:放射線被ばくを学習する会 anti-hibaku@ab.auone-net.jp
        HP http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/1.html


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┗■4.新聞より5つ
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 ◆九電東京支社前で「原発は不要」抗議

  東京・有楽町にある九州電力東京支社が入るビルの前では7日夕、市民ら約230人(主催者発表)が集まり「核燃料を入れるのやめろ」「命を守れ、未来を守れ」と声を上げた。
 毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を訴えている「首都圏反原発連合」が呼び掛けた。  (後略)   (7月8日東京新聞朝刊2面より抜粋)


 ◆薩摩川内市民ら「原発動かすな」

  再稼働に向け最終段階に入った九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の正門前では7日朝、再稼働に反対する市民ら約100人が詰め掛け、40人以上の警察官や警備員と向き合った。ものものしい雰囲気の中、市民らは原発の核燃料装填を止めるよう訴えた。
 集まった市民らが「避難計画がずさんなまま原発動かすな」「原発が動かなくても電気は足りている」「核燃料装填は事故への第一歩だ」などと抗議する
     (中略)
  抗議に参加した川内原発建設反対連絡協議会長の鳥原良子さん(66)は、原発から12キロに住む。「事故時の住民の避難計画は大事なのに、原子力規制委員会は審査しない。おかしな審査を通って核燃料を入れるとは、怒り心頭だ。原発を動かす人は、目先の利益しか考えていない」と憤った。
  原発の30キロ内で高齢者の通所施設を経営する江藤卓朗さん(58)は「事故の混乱時に、認知症のお年寄りや障害者を安全に避難させるのは不可能。薬をのませられないし、スタッフも被ばくする」と指摘した。
        (7月7日東京新聞夕刊7面より抜粋)


 ◆巨大噴火リスク・住民の避難先 検証不十分 最終段階に
  川内原発、午後に核燃料装填

  九州電力は7日午後、原子力規制委員会の審査に適合すると認められた川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉に核燃料を装填する作業を始める。その後の検査で問題がなければ8月10日ごろに原子炉を起動し、同13日前後に発電と送電を開始して再稼働する予定。2号機についても10月中旬の再稼働を目指す。
 燃料装填により再稼働に向けたプロセスは大詰めを迎える。今後の作業が順調に進めば、東京電力福島第一原発事故を受けて2013年7月に施行された新規制基準に適合した原発として初の運転再開となる。  (中略)
 規制委は燃料装填後も検査を継続し、冷却系配管などの設備に不具合があれば九電に対策を求めるため、再稼働時期がずれ込む可能性もある。九電は今後、重大事故を想定した訓練を実施し、問題がなければ原子炉の起動試験に移る。
    (後略)
 <解説> 九電、自治体に説明せず
  火山の巨大噴火リスクや周辺住民の避難計画の不十分さなどいくつも重要な問題が山積したまま、九州電力川内原発1号機(鹿児島県)が、再稼働に向けた最終段階に入った。
 川内原発は、桜島を中心とした姶良(あいら)カルデラをはじめ、数多くの火山に囲まれている。九電は何十年も前に巨大噴火の予兆をつかむことができるため対応は可能だとし、原子力規制委員会もその主張を妥当と判断している。
 しかし、5月に同県の口永良部島(くちのえらぶじま)新岳の噴火が示したように、ただでさえ噴火予知は非常に難しい。巨大噴火の場合は、現代の科学による観測データがなく、どんな過程を経て噴火に至るかよく分かっていない。火山の専門家からはさらに難しいとの指摘が相次いでいる。
 使った核燃料は自らが高熱を発するため、2年間はプールの水で冷やしてからでないと外部に運べない。にもかかわらず九電は、核燃料をどこにどう緊急搬出するか、いまだ十分に検討していない。
 鹿児島県や薩摩川内市は既に再稼働に同意したが、屋久島や種子島などで九電に説明を求める動きが広がっている。だが、九電は公の場で反対意見が出るのを避けるため、説明会を開こうとしない。
 避難計画は、国際原子力機関(IAEA)が定める国際基準の中で、5つ目の最後のとりでとなる。鹿児島県や周辺自治体の計画はできたが、避難住民の受け入れ態勢の協議などはほとんどされていない。計画に実効性があるのか、規制委も含めどこも検証しない。 (7月7日東京新聞夕刊1面より抜粋)


 ◆九電、住民説明会開かぬまま
  鹿児島・市町議会 落胆や怒りの声

  九州電力川内原発1号機の再稼働問題で、鹿児島県内の市町議会が求めていた住民説明会を開かないまま、九電は核燃料の装填に踏み切った。議員からは、落胆や怒りの声が上がった。
 県内では、原発周辺だけでなく、海を隔てた屋久島や種子島も含め6つの市町議会が、決議や陳情採択の形で九電に説明会を求める意思を示していた。
 しかし、九電は説明会に応じようとしなかった。
 世界自然遺産に登録されている屋久島。川内原発から190キロ離れてはいるが、重大事故の影響が及ぶ可能性はある。町議会で賛成した渡辺博之町議(68)は「住民の代表である議会の意思表明に応えないのは、屋久島すべてを無視したのと同じ。せめて声を上げた議会の求めには応じるべきではないか」と九電の対応に憤った。 (後略) (7月8日東京新聞朝刊2面より抜粋)


 ◆川内、核燃料装填 避難・火山 課題置き去り
  病院側「患者の移動無理」 専門家「噴火予知は困難」

  九州電力川内原発1号機(鹿児島県)の原子炉に7日、核燃料が入り、再稼働への最終段階に入った。原発の新規制基準に適合しているからといっても、重大事故が起きない保証はない。周辺住民が円滑に避難できるかが重要だが、入院患者の命を預かる病院関係者は「避難は無理」と言い切る。火山噴火の場合、核燃料の移送先も決まってなく、大事な課題は置き去りのままだ。  (後略)
     (7月8日東京新聞朝刊2面「核心」より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2528】
2015年7月7日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
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★1.「スマートメーター」にNO!
   日本でも設置が進み始めた家庭用電力計のスマートメーター
   アメリカでは健康被害の心配から設置拒否の動きも広がっています
          『食品と暮らしの安全』No.315・2015.7.1発行より抜粋
★2.地滑り地形だらけの日本列島
   地震だけ警戒していればいいわけではない
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその109
                      島村英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆7/11講演「フォトジャーナリスト豊田直巳が見た戦争と原発~ヒロシマ、
             ナガサキ、イラク、チェルノブイリ、そして福島を歩いて~」
                場所:滋賀県大津市・まちなか交流館コミュニティホール
  ◆7/12上映会『遺言 原発さえなければ』
     場所:武蔵大学 江古田キャンパス1号地下 1002シアター教室
     主催:「原発事故を問う実行委員会」(福島原発事故緊急会議)
★4.新聞より1つ
  ◆20ミリシーベルト基準を許さない 避難指定解除 南相馬住民の決意
    (7月7日東京新聞朝刊4面「3・11後を生きる」
                「坂本充孝のふくしま便り」より抜粋)
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※7/8(水)学習会にご参加を!
  「菅直人首相(当時)はなぜバッシングにあったのか?」
   -菅叩きの陰に隠された不都合な真実-
  日 時:7月8日(水)18:30開場19:00から21:00
  お 話:菅直人元首相  聞き手:鈴木千津子 (たんぽぽ舎共同代表)
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
   資料代:800円
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┗■1.「スマートメーター」にNO!
 |  日本でも設置が進み始めた家庭用電力計のスマートメーター
 |  アメリカでは健康被害の心配から設置拒否の動きも広がっています
 └──── 『食品と暮らしの安全』No.315・2015.7.1発行より抜粋

  スマートメーターとは、家庭などの電気使用量を測定する電力メーターに、通信機能を持たせたもので、次世代電力計とも呼ばれています。
 スマートメーターを設置すると、電力使用量が通信回線経由で電力会社に送信されるため、アナログメーターで必要な訪問しての検針作業が不要になります。電力会社にとっては経費削減につながります。(中略)
  日本では、関西電力が2012年度から本格導入を始めたほか、東京電力も3月から自動検針をスタートさせました。
  アメリカでは日本より一足先にスマートメーターの設置が進んでいます。ある調査によると、2013年7月時点で、全世帯の40%弱に設置されています。
  ところがアメリカでは、普及と同時に、スマートメーターへの切り替えを拒否する動きも広がっています。
 最大の理由は、スマートメーターが小刻みにデータを送信する際に出す高周波電磁波による健康被害の心配です。
  世界保健機関の付属機関である「国際がん研究機関」は、高周波電磁波を「人への発がんリスクの可能性がある」との公式見解を発表済みです。
  実際にアメリカでは、自宅の電気メーターがスマートメーターに切り替わってから、原因不明の不眠や頭痛、耳鳴り、疲労感、不整脈などの症状を訴える例が、メディアなどで報じられています。

  選択の自由を尊重
   (前略)
  現在は、契約者が従来のアナログメーターの設置を求めれば、電力会社は仕方なくそれに応じるという「オプト・アウト」と呼ばれる方式が主流になっています。
   (中略)
  アメリカでは、政府も事業者も、消費者の「選択する権利」を尊重した格好です。 (猪瀬 聖)

    『食品と暮らしの安全』 発行:NPO法人食品と暮らしの安全基金
                 問い合わせ先 TEL 048-851-1212

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┗■2.地滑り地形だらけの日本列島
 |  地震だけ警戒していればいいわけではない
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその109
 └──── 島村英紀(地震学者)

  7年前に岩手・宮城内陸地震が起きた。4022ガルという史上最大の揺れ(加速度)を記録した地震である。死者行方不明者は23人に達した。
 岩手県一関市の国道の祭畤(まつるべ)大橋が飴のようにぐにゃりと曲がって落ちてしまった。また、90キロメートルほど南の仙台市でも室内に積み上げてあった書籍の下敷きになって男性が死亡した。
 しかし、被害はそれだけではなかった。この直下型地震はとてつもない大きさの地滑りを引き起こした。その爪痕は今でも残っていて、いまでも立入禁止になっている。
 その地滑りは幅900メートル、長さ1300メートルもあった。東京でいえば東京駅から新橋までの全部が滑ったことになる。
 滑った土砂の体積は東京ドーム54杯分にもなった。水平距離で300メートル以上も移動してしまった場所もあった。地形が大規模に変わってしまったのだ。
 この地滑りは急傾斜のところで起きたのではない。わずか1~2度と非常になだらかな傾斜の「すべり面」が滑ることによって起きた。車なら気が着かず、歩いていればようやく気がつく程度の傾斜だ。
 この「すべり面」は地下に隠れている。かつて火山灰が降り積もった「シルト層」といわれるものだ。この層がすべったことによって、その上に載っていた土砂がすべてすべってしまったのである。
 ちなみにこの地震は、政府の地震調査委員会が発表している地震危険度地図ではまったくノーマークだったところだった。地震予知はかくもあてにならないものなのである。
 東北地方だけで幅150メートルを超える大規模な地滑りが起きる可能性がある地形は6万カ所もあることが分かっている。
 地滑りを起こすのは地震にはかぎらない。大雨でも各地でたびたび地滑りを起こしてきた。
 地球が温暖化すると、気象が「凶暴化」する。台風はいままでよりも強くなり、いままで降らなかった大雨も各地で降るようになる。
 この凶暴化のさきがけではないかと思われている大雨のために、2014年夏には広島市安佐南区を中心に大規模な地滑りが起きた。死者74名、住宅の全半壊約250棟という大きな被害を生んてしまった。
 2メートル四方の土砂はの重さ10トンもある。直撃されれば人も家もひとたまりもない。
 地滑り地形は日本全体だと37万ヶ所もある。犠牲者が出るほどの大雨や地震による斜面災害は日本でこれまでは2~3年に1回は起きてきた。だがこれが、もっと増えるかもしれないのだ。
 平地が少ない日本ではそもそも崩れやすい地形が多い。地震はもちろん心配だが、地震だけを警戒していればいいというわけではないのだ。
    (7月3日『夕刊フジ』より)


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆7/11講演「フォトジャーナリスト豊田直巳が見た戦争と原発~ヒロシマ、
           ナガサキ、イラク、チェルノブイリ、そして福島を歩いて~」
  フォトジャーナリストの豊田直巳です。豊田の講演のご案内です。

日 時 2015年7月11日(土)13:30から15:30
場 所 滋賀県大津市・まちなか交流館コミュニティホール(大津市長等2-9-1)
参加費 500円 (※HCCグループ会員の方は50円OFF)
定 員 50名(先着)
主 催 まちなか交流館
お申し込み このFacebook上、または、まちなか交流館077-525-6674まで
お電話ください(10:00-19:00、水曜休館)
HP  http://www.yuyu-kan.com/   Email  info@yuyu-kan.com
https://www.facebook.com/events/1656716994559758/


 ◆7/12上映会『遺言 原発さえなければ』
    フォトジャーナリストの豊田直巳です。
    当日は豊田も会場に伺う予定です。
    是非、会場でお目にかかれることを楽しみにしております。

日 時 2015年7月12日(日)13時開場 13時30分開始
場 所 武蔵大学 江古田キャンパス1号館 地下1階 1002シアター教室
    交通 西武池袋線「江古田駅」南口下車 徒歩7分
    JR目白駅から都バス61番で約30分「武蔵大学」下車すぐ
    地図詳細 <http://www.sess.jp/meeting/report_63/pro63_map.pdf>
参加費 予約・前売り:1000円、当日:1300円
   ※上映時間は3時間45分です
公式サイト <http://yuigon-fukushima.com/>
問合せ・チケット購入について
   044-422-8079(こみ)、genpatsujikowotou@gmail.com
主 催 「原発事故を問う実行委員会」(福島原発事故緊急会議)
         詳しくは http://2011shinsai.info/node/6035


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┗■4.新聞より1つ
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 ◆20ミリシーベルト基準を許さない 避難指定解除 南相馬住民の決意

  東京電力福島第一原発の事故で放射線量が局所的に高いホットスポットとなった特定避難勧奨地点の指定を解除したのは違法として、福島県南相馬市の住民約530人が、国に解除の取り消しと1人10万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したのは、今年4月17日のことだった。
 原告団の1人で「南相馬・避難勧奨地域の会」事務局長の小沢洋一さん(59)は、訴訟を「20ミリシーベルト基準撤回訴訟」とも呼ぶ。「人の命が何より大切とはっきりさせる訴訟だ」とも。 
 小沢さんと現地を歩いた。 (中略)
  たしかに地域の線量は驚くほど高い。小沢さんと一緒に実際に線量計をもって計測して歩いたところ、田畑の際などで空間線量が毎時10マイクロシーベルトを超えるような場所が随所にあった。政府は年間20ミリシーベルトの積算線量に達する目安を毎時3.8マイクロシーベルトとしているが、楽に超えてしまう。
  南相馬・避難勧奨地域の会の末永伊津夫会長は「東京五輪に間に合わせたいのか、政府は避難区域の解除に躍起になっている。その基準とされるのが年間20ミリシーベルトですが、無理があるのは明らかです。もしもこれが既成事実となったら、将来、世界のどこで原発事故が起きても20ミリシーベルトまでは大丈夫となる。こんなむちゃを黙認するわけにはいかないのですよ」と話す。
    (7月7日東京新聞朝刊4面「3・11後を生きる」
           「坂本充孝のふくしま便り」より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2527】
2015年7月6日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.7月8日(水)学習会
   菅直人首相(当時)はなぜバッシングにあったのか?
   -菅叩きの陰に隠された不都合な真実-
   お話:菅直人元首相 聞き手:鈴木千津子(たんぽぽ舎共同代表)
               渡辺マリ(「スペースたんぽぽ」講座運営委員)
★2.高経年化対策と防災からにじみ出る規制委の再稼働推進
   川内原発はなりふり構わず動かしたいのか
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その53
                 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.金融市場、大規模トラブルを警戒 7月1日に3年ぶり“うるう秒”
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその108
                       島村英紀(地震学者)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆7/7函館市大間原発建設差し止め裁判第5回口頭弁論
   14時から東京地裁703号法廷<裁判報告集会>15時から参議院議員会館講堂
   <大間原発はいらない!スタンディングデモ>12時から13時
  ◆7/8東京検察審査会前宣伝行動
   8時30分から9時30分 東京地裁前
   主催:東電の刑事責任を追及する会
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※7/7(火)学習討論集会にご参加を!
    「緊急作業時被ばく線量」引き上げ問題を知る
  日 時:7月7日(火)18:30開場19:00から21:00
  講 演:西野方庸さん(関西労働者安全センター)
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  主 催:被ばく労働を考えるネットワーク
  資料代:500円
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※7/11(土)から7/12(日)
 第3回福島を忘れない全国シンポジウム・現地見学
 主 催:シンポジウム実行委員会(反原発自治体議員・市民連盟)
 参加費:議員は25,000円(往復バス代、宿泊、シンポ・交流会、見学含む)
         市民は23,000円(往復バス代、宿泊、シンポ・交流会、見学含む)
 申込み・問い合わせ:090-5497-4222(けしば)、090-6029-5511(柳田)
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┗■1.7月8日(水)学習会
 |  菅直人首相(当時)はなぜバッシングにあったのか?
 |  -菅叩きの陰に隠された不都合な真実-
 |  お話:菅直人元首相 聞き手:鈴木千津子(たんぽぽ舎共同代表)
 └──── 渡辺マリ(「スペースたんぽぽ」講座運営委員)

  2011年の東京電力福島第一原発事故の原因、責任などはうやむやのまま、原発再稼働の動きが活発化しています。
 朝日新聞による「吉田調書」のスクープ記事、それは原発の過酷事故対策に対する根源的な問いを含む第一級資料でした。
  しかしメディアの大バッシングは、その内容そのものの価値を貶める効果をもたらしました(安倍政権、大喜び)。
  今、改めて問いたい。東京電力の人災原発事故当時、首相だった菅直人氏に浴びせかけられた、あのバッシングは私たちの目をそらし、何かを隠そうとしているのではないでしょうか?
  菅直人氏に「事実」のみをお話ししていただきます。
  検証するのは、私たち市民です! ご参加お待ちしています。

   「菅直人首相(当時)はなぜバッシングにあったのか?」
    -菅叩きの陰に隠された不都合な真実-

    日 時:7月8日(水)18:30開場 19:00から21:00
  お 話:菅直人元首相  聞き手:鈴木千津子 (たんぽぽ舎共同代表)
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
      資料代:800円


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┗■2.高経年化対策と防災からにじみ出る規制委の再稼働推進
 |  川内原発はなりふり構わず動かしたいのか
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その53
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 去る6月29日に「川内原発(火山監視/老朽化/防災)に関する政府交渉」が原子力規制を監視する市民の会他が主催して行われた。後半のみに参加して感じたことを記す。

1.老いたる川内原発1号機をなりふり構わず動かしたい規制委

  川内1号機は昨年2014年7月3日に運転開始から30年を迎えた。原子炉等規制法は、事業者に運転開始後30年を経過する日までに経年劣化に関する技術的な評価を行い、その結果に基づき、保守管理に関する方針を策定することを義務付けている。九電はまだこれを実施していないのだ。これから九電が補正申請をするらしい。
 規制庁担当は、「法的には高経年化対策の手続きが終了していなくても、再稼働は可能だ」と答えた。原子力安全・保安院時代のストレステスト意見聴取会委員を務めていた井野博満さんが「原子力安全・保安院時代よりおかしい」と厳しく追及した。
 そう、原子力規制委員会は原子力安全・保安院よりもひどい再稼働推進委員会であることがここでも露呈した。この問題は工事計画認可ともからみ、引き続き追及していかねば。

2.ヨウ素剤配布が間に合わない

  防災・避難計画は、福島第一原発事故を思い起こせば全く絵に描いた餅であることが、多くの場で確認されている。今回は、ヨウ素剤配布を重点に追及され、内閣府担当(元規制庁)は2013年10月に3.11以後初めて国が行った原子力総合防災訓練(対象は川内原発)を何度も参照して、訓練の実績を強調した。
 しかしながら、私はこの原子力総合防災訓練を(生まれて初めて鹿児島県に入って)傍聴・参加したので、内閣府・規制委の説明に全く納得できない。秘密裡に進められた防災訓練、官邸とつないだテレビ会議が故障、自衛隊員もJNES等原子力ムラ員も参加、SPEEDI質問には超スロー回答で結局活用せず、要援護者の避難は45分遅れ、などを記憶している。
 特に、原発から5km程にある水引小学校からの避難を見たが、昼礼の後で一旦教室に入った5年生約40人が大型バスに乗り込んで避難していき、川内アリーナに連れていかれた。ヨウ素剤(訓練なのでカード)を生徒たちが配布されたのは避難所「川内アリーナ」でである。訓練時でも20分程かかり、車渋滞で何10時間になるかも知れないのに、なぜ学校で配布しないのか、私は疑問に思っていた。
 このことを尋ねると、内閣府担当も規制庁担当も顔を見合わせて黙ってしまった。結局、後日答えると回答したが、やはりこのことも大問題なのだ。
 内閣府と規制庁の担当者は本当に、原発周辺住民の命と健康を守る気が無いのではないか。


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┗■3.金融市場、大規模トラブルを警戒 7月1日に3年ぶり“うるう秒”
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその108
 └──── 島村英紀(地震学者)

  地球の自転の速さは、じつは一定ではない。
 近年、複雑な自転の「揺らぎ」があることがわかった。原子時計が導入されてからのことだ。
 1972年から原子時計を暦に採用した。つまり年や日の長さを、それまでの太陽の観測から決めていたやりかたをやめて、原子時計を使って定義することにしたのだ。ちなみに精度が高い原子時計は100億年に1秒の精度を誇る。
 一般には、地球の自転はゆっくりと遅くなっていっているのだが、この「揺らぎ」のせいで、ときには一時的には速くなることもあった。
 原子時計を基準にして地球の動きや暦を固定したために、実際の地球の自転の変化があれば、それに合わせて地球上の時計を調整しなければならなくなった。
 「うるう秒」というのを知っているだろうか。原子時計で動いている地球上の時間と、地球の実際の動きがしだいにずれていく、そのずれを補正するために、ときどき、世界中の時刻を一斉に1秒ずらすことである。
 ずれが1秒を超えないように、たとえばずれが0.8秒になったときに行われるものだ。うるう秒は7月1日や1月1日に行われる。
 このうるう秒は、来週7月1日、日本標準時で午前8時59分59秒と9時00分00秒の間に「59分60秒」が挿入される。
 このうるう秒に世界の金融市場が警戒を強めている。わずか1秒だが、いつもと違う時計の進み方に対応できずに大規模なシステムトラブルが発生すれば、市場が大混乱におちいる恐れがあるからだ。
 米国では東部時間で6月30日午後8時直前に挿入される。このためニューヨーク証券取引所とナスダック市場では、通常は午後8時までの時間外取引を30分切り上げて終えることにした。
 前回のうるう秒は2012年7月1日(日本標準時)だった。だが、このときは日曜日で金融市場は休みだった。今回は米国市場では時間外取引中、アジア市場では取引開始の時間帯だ。電子取引が1秒以下の精度で行われるようになってから初めて、平日にうるう秒が挿入されることになる。
 1972年以来1999年までの27年間のうるう秒は22回あった。
 だがその後、傾向が変わった。1999年以後7年間もうるう秒を入れる必要がなかったのだ。
 その後は2006年、2009年、2012年と今回の2015年と、地球の自転はうるう秒を入れなければならないくらい遅くなった。一時の「不思議な状態」からは回復したように見える。
 ところで「自転の揺らぎ」の理由はわかっていないのだ。
  東日本大震災(2011年)は自転を100万分の1.6秒だけ遅くした。しかしこういった大地震での変化は自転の揺らぎよりずっと小さい。
 観測にもかからず、それゆえ人類が知らない巨大でゆっくり動く地震が地球の深部で起きていて、その影響ではないかという学説がある。
 地球深部には月の倍ほどある大きさの溶けた鉄の球がある。その近くでなにか不思議なことが起きているのに違いない。 (6月26日『夕刊フジ』より)


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆7/7函館市大間原発建設差し止め裁判第5回口頭弁論

日 時:7月7日(火)14時から
会 場:東京地裁703号法廷
内  容:法律上の訴訟、原告適格についての学者の意見書の提出、争点項目の説明など。
<裁判報告集会>15時から参議院議員会館講堂にて(開場は14時15分)
・弁護団から裁判の報告・大間原発をめぐる現状報告、電源株主総会についての報告など。
<大間原発はいらない!スタンディングデモ>
当日お昼12時から13時まで、銀座・電源開発本社前にて
主 催:大間原発反対関東の会
連絡先:Tel. 080-6616-9604(玉中)、メール:aki-trsk@outlook.jp


 ◆7/8東京検察審査会前宣伝行動

 7月、いよいよ第5検察審査会の議決が予想されます。
“起訴相当”の議決を勝ち取り、福井地裁の仮処分に続く画期的な大成果となるよう最後まで頑張りましょう。
 そのために検察審査会長への要請はがき、署名、手紙などできることはすべてやりましょう。行動にご参加ください。

 名 称 東京検察審査会前宣伝行動
 日 時 7月8日(水)8時30分から9時30分
     ※東京第5検察審査会へアピールをしてください。
     ※宣伝行動後、署名、要請書の提出を行います。各自持参願います。
 場 所 東京地裁前
 主 催 東電の刑事責任を追及する会
 連絡先 080-1104-4432(小林)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2526】
2015年7月4日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.戦争法案を通せば原発がターゲットになる?!
   核攻撃なみの被害をもたらす原発攻撃
   原発を並べて戦争などできるわけもない
                 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.学習会のご案内・『戦争とメディア』シリーズ(全3回)
   講師:加藤久晴(かとうひさはる)さん
   パート1・8/8「大日本帝国の映像利用と抵抗」
   パート2・9/5「またぞろ復活の国策番組と視聴者の反抗」
   パート3・「“戦争法案”認知を狙う映像たち」
                         現代の戦争と原発推進の共通性
              西村俊弘 (「スペースたんぽぽ」講座運営委員)
★3.日本は地震と火山の島だ。日本列島は今までが静かすぎた
   今後は地震も火山の噴火も増える
   6/28学習会「日本列島の地震・火山を考える」に参加して
               小山芳樹(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.新聞より
  ◆研究施設・低レベル廃棄物 処分場、国と選定
   原子力機構案 自治体に協力要請  (7月2日茨城新聞1面より)
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※7/7(火)学習討論集会にご参加を!
   「緊急作業時被ばく線量」引き上げ問題を知る
  日 時:7月7日(火)18:30開場19:00から21:00
  講 演:西野方庸さん(関西労働者安全センター)
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  主 催:被ばく労働を考えるネットワーク
  資料代:500円
※7/8(水)学習会にご参加を!「菅首相(当時)はなぜバッシングにあったのか?」
  「菅叩きの陰に隠された不都合な真実」
                                       聞き手:鈴木千津子 (たんぽぽ舎共同代表)
   日 時:7月8日(水)18:30開場 19:00から21:00
   お 話:菅直人元首相
   会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
     資料代:800円
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※7/11(土)から7/12(日)
 第3回福島を忘れない全国シンポジウム・現地見学
 主 催:シンポジウム実行委員会(反原発自治体議員・市民連盟)
 参加費:議員は25,000円(往復バス代、宿泊、シンポ・交流会、見学含む)
            市民は23,000円(往復バス代、宿泊、シンポ・交流会、見学含む)
 申込み・問い合わせ:090-5497-4222(けしば)、090-6029-5511(柳田)
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┗■1.戦争法案を通せば原発がターゲットになる?!
 |  核攻撃なみの被害をもたらす原発攻撃
 |  原発を並べて戦争などできるわけもない
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

◎ 「日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」
  現在、国会で激論が戦わされ、議事堂周辺は連日市民が抗議と法案成立阻止のために集まる戦争法案の、これは「存立危機事態」という、新たな集団的自衛権の行使容認を認める段階になる状況を説明している言葉だ。
 ・・・こんなことを真面目に考えているとは思えないのだが・・・
 誰もがそう思うのではないだろうか。

◎ 敵を作る政策

  現在、日本国憲法下において日本は「敵を作らない」政策を採っている。憲法前文と第9条を見れば明らかなとおり、日本を攻撃する国や勢力に対して個別的自衛権を行使する範囲において武装を認めるという考え方だ。なので自衛隊は軍隊ではない。警察力の発展型という位置づけである。もちろん、実態を見れば世界有数の実力を有する武装組織を有するのであるが、法的にはあくまでも専守防衛を任務とする。当然「我が軍」など存在してはならない。
 ところが新しい「戦争法案」は、日本が攻撃を受けているわけでもないのに、「密接な関係にある他国」が攻撃されていれば日本も反撃するというのだから、「日本の敵国を作る」政策である。言い換えるならば集団的自衛権の行使とは、「こっちのグループ」対「相手側」の関係を作ることだ。
 ここに「共通の敵」が存在することになる。これまでとは決定的な違いをもたらす。それは「冷戦構造を作り出す」ことを意味する。そうなれば日常的に「戦争状態」になるだろう。米ソ冷戦の構造のような、ミニ冷戦あるいは地域冷戦構造を作り出す可能性がある。

◎ 今そこにある危機

  安倍政権が想定しているのは「朝鮮半島北部」「中国大陸」「ISILなどのテロ組織」から、テロ攻撃、領海侵攻攻撃、あるいは弾道ミサイルが在日米軍基地などに向けて発射されるケースだろう。しかし日本海沿岸部には原発が林立している。脆弱な構造物に大量の放射能を抱えて、戦争など出来ると思っているのならばマンガである。
 物事を軍事力で解決する場合、もっとも重要な要素は「費用対効果」で、最大の効果を最小の犠牲で実現する攻撃方法を選択する。環境や生命を度外視するならば、接近して原発を攻撃するのが最も効果的である。間に海しかない日本海側の海岸線には北から柏崎刈羽、志賀、敦賀、もんじゅ、美浜、高浜、大飯、島根、玄海と並んでいる。一つでも破壊に成功すれば、事故対応に割かれる日本の警察、自衛隊の人員と高濃度汚染地帯を逃げ惑う住民で、戦争どころではなくなる。
 原発を並べて戦争などできるわけもない。


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┗■2.学習会のご案内・『戦争とメディア』シリーズ(全3回)
 |  講師:加藤久晴(かとうひさはる)さん
 |  パート1・8/8「大日本帝国の映像利用と抵抗」
 |  パート2・9/5「またぞろ復活の国策番組と視聴者の反抗」
 |  パート3・「“戦争法案”認知を狙う映像たち」現代の戦争と原発推進の共通性
 └──── 西村俊弘 (「スペースたんぽぽ」講座運営委員)

1.『戦争とメディア』パート1「大日本帝国の映像利用と抵抗」
  戦意高揚に利用された映画と新型爆弾
  -映画があおる・軍隊に入ればこの世は天国-

 日 時:8月8日(土)18時から20時(開場17時30分)
 お 話:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)
 場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)JR水道橋駅から5分
 主 催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)
 参加費:800円

 講師:加藤久晴(かとうひさはる)さん
 プロフィール:早稲田大学文学部卒業、日本テレビ勤務を経て東海大教授を
 勤める。現在、メディア総合研究所研究員
 著書『原発テレビの荒野』、『映画のなかのメディア』(大月書店)他多数

パート1の概要
 昭和6年からの15年、戦争の間の国策である戦意高揚映画のラッシュ。
強権政治や「映画法」に縛られ、製作者側は自由な映画作りが出来なかった。
そんななかで、当然ながら戦意高揚を目的とした国策映画が量産された。
  そうした状況でも、僅かながらも反戦を意図した作品も作られた。
その貴重な映像と製作者への理不尽な報復。
 軍部は「敵国を一発で殲滅できる新型爆弾を製造中、もう少しの辛抱である。」
と原爆を宣伝、敗戦濃厚な中、戦意高揚を企てる。

<戦意高揚映画>「姿なき敵」(ニュース映画・国家機密法を宣伝)
        「ハワイ・マレー沖海戦」「加藤隼戦闘隊」
        「雷撃隊出動」(何れも山本嘉次郎作品)他多数。
<異議申立映画>「陸軍」(木下惠介監督)・・・異論も。
        「戦ふ兵隊」(亀井文夫監督)
 木下惠介は、次回作「神風特別攻撃隊」から降ろされ、以降、仕事を干され、「戦ふ兵隊」は4日で上映を打ち切られ、亀井文夫監督は治安維持法違反で逮捕される。
<パート1で上映>戦時中に作られた映画と反戦ドキュメンタリーの一部及び軍部が作った国家機密法を宣伝するニュース映画。

2.パート2の予告
  『戦争とメディア』パート2・「またぞろ復活の国策番組と視聴者の反抗」
  60年代の軍国主義作品と原発を結ぶもの-テレビがあおる・自衛隊に入ればこの世は天国-
 日 時:9月5日(土)18時から20時(開場17時30分)
 お 話:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)
 場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)JR水道橋駅から5分
 主 催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)
 参加費:800円

3.パート3の予告…日時は未定
  『戦争とメディア』パート3・「“戦争法案”認知を狙う映像たち」
  現代の戦争と原発推進の共通性-テレビから流れる軍靴の響きが聴こえますか-
 日 時:未定
 お 話:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)
 場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)JR水道橋駅から5分
 主 催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)
 参加費:800円


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┗■3.日本は地震と火山の島だ。日本列島は今までが静かすぎた
 |  今後は地震も火山の噴火も増える
 |  6/28学習会「日本列島の地震・火山を考える」に参加して
 └──── 小山芳樹(たんぽぽ舎ボランティア)

  6月28日(日)、島村英紀(地震学者)さんの学習会「日本列島の地震・火山を考える」が、「スペースたんぽぽ」で開催されました。
 最近、地震や火山の噴火が多くて気になっていたので、たまっている家事労働(高齢者の一人暮らしなので)を放り出し、参加しました。
  島村英紀さんのお話は、豊富な映像を交え、「地震や火山」について素人にもわかりやすい説明でした。
 個人的には、3時間の長丁場の講演で、自分の集中力が途切れたらどうしよう(眠くならないか心配)と思っていたのですが、取り越し苦労でした。
  以下に、当日の島村英紀さんのレジメと映像から、私が注目した部分を記します。

◎そもそも日本列島は、地球の誕生以来の歴史を1日にたとえれば、わずか6分前にはじめて生まれた若い島だ。
◎日本は地震と火山の島だ。日本列島には4つのプレート=太平洋プレート、北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートが集まって互いに衝突している。
◎日本列島はそのつくりからしてモザイクなのである。それゆえ活断層も多い。
◎活断層は地震を起こすが、しかし、活断層だけを警戒していればいいのではない。
◎M6を超える大地震の22%もが、面積でいえば世界の0.25%しかない日本に集中している。
◎地震学者から見れば首都圏がいままで静かだったのは異例だ。むしろ、もっと地震が多いのが普通なのである。
◎日本列島には活火山と認定されている火山だけでも110もある。陸上にある火山の7分の1は日本にあり、日本の面積は世界の陸地の0.25%しかないから、たいへんな密度で日本に集中している。
◎このところ「異常に」大噴火(東京ドームの250杯分、3億立方メートル以上の火山灰や噴石や熔岩が出てきた噴火をいう)が少なかったが、このまま推移することはない。
◎大噴火が21世紀には少なくとも5から6回は起きても不思議ではないと考えている地球物理学者決して少なくはない。
◎数千年に一度の「カルデラ噴火」(「大噴火」の400倍以上)が日本でこれから永久に起きないことはあり得ない。数千年ごとにこれからも起き続けるに違いない。
◎地球物理学者から見れば、モザイクの成り立ちをもつこの火山列島で、これからも「大噴火」や「カルデラ噴火」、そして大地震が避けられない日本で、原子力発電所を持ち、その廃棄物を数万年の単位で長期間にわたって管理しなければならない核燃料を扱うことはなんとも無謀なことに見えるのである。


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┗■5.新聞より
 └──── 

 ◆研究施設・低レベル廃棄物 処分場、国と選定
  原子力機構案 自治体に協力要請

  研究用原子炉の運転などで出る低レベル放射性廃棄物の処分方法を検討する文部科学省の作業部会が1日、同省であり、処分場設置場所の選定について、国と、処分の実施主体となる日本原子力研究開発機構(原子力機構)が、地方自治体に受け入れ協力を要請する案を初めて示した。施設の立地基準では「安全性」「環境保全」など計4つの評価項目を設けるなどとした。
     (中略)
  立地基準の評価については、(1)安全性(2)環境保全(3)経済性・利便性(4)社会的要件-の4項目を設け、候補地要件としては安全性と環境保全の全て、経済性・利便性の一部を満たすことを条件とした。その上で複数の候補地を比較検討するときは、地域社会の理解などの項目が盛り込まれた社会的要件などを検討する。
    (中略)
  原子力機構によると、当面の処分対象となる同廃棄物は200リットルドラム缶に換算して約55万6100本分と見込まれる。原子力機構の施設からこのうち約8割が発生し、うち約7割の発生源が東海村や大洗町など本県内に集中している。
 処分方法は放射能レベルにより異なるが、主に地表から深さ数メートルから10メートルに溝などを掘り50~300年程度の管理が必要とされる。
   (7月2日茨城新聞1面より)
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