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たんぽぽ舎です。【TMM:No2545】
2015年7月25日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.命や健康よりも大切にしなくてはならないものなどないはず
   私はメルマガをドイツ語版に翻訳して発信してはと思うくらい
   スイスで-最近は滅多に日本の福島原発のことがニュ-スになら
   なくなった。その後はどうなんだ?           月野和 由美(横浜在住)
★2.地球と酷似する「金星」にも火山活動 「地球温暖化」の終着点とも
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその111
                             島村 英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆8/21福島被ばく訴訟 裁判傍聴のお願い
   被ばくの責任を正面から問うため前双葉町長・井戸川克隆がおこした裁判
   14時より東京地裁101号法廷 報告集会15時より弁護士会館(東京)5階
★4.新聞・雑誌より2つ
  ◆安保NO 原発NO 政権にNO 官邸近く 気勢
               (7月25日東京新聞「金曜日の声」より抜粋)
  ◆福島の小児甲状腺がん 多発と被ばく影響
   政府は健康より五輪を優先するのか 白石 草 (「Our Planet-TV」代表)
               (2015.7.17週刊金曜日1048号より抜粋)
━━━━━━━
※7/27学習会にご参加を!
 「東電は責任をとれ」連続講座第16回
 「東電は柏崎刈羽原発再稼働準備をやめ、
    被害者への賠償と汚染水対策に専念せよ」

 講 師:菅井益郎さん(國學院大學教授)
 日 時:7月27日(月)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
 賛同団体:東電株主代表訴訟など約122団体
 参加費:800円
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※7/30学習会にご参加を!
 原発産業と戦争産業の共通性
 -安倍政権の原発推進と戦争のできる国作りは表裏一体-

 講 師:ダニー ネセフタイさん(「木工房ナガリ家」主催、イスラエル生まれ)
 日 時:7月30日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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┗■1.命や健康よりも大切にしなくてはならないものなどないはず
 |  私はメルマガをドイツ語版に翻訳して発信してはと思うくらい
 |  スイスで-最近は滅多に日本の福島原発のことがニュ-スになら
 |  なくなった。その後はどうなんだ?
 └──── 月野和 由美(横浜在住)

◯ メルマガ配信ありがとうございます。毎日読めるときに必ず読んでいます。
 一昨年前までスイスとドイツから何回か投稿しました。帰国して以来、政権の横暴や原発事故以来の危機感の薄れを周囲に感じています。
 今日はまたお伝えできたらと思うことを書きます。年に1回スイスに行き親しくしている友人らと必ず福島以後の日本の話をします。「最近は滅多に日本の福島原発のことがニュ-スにならなくなった。その後はどうなんだ?」というのが友人らの率直な問いかけでした。今でも関心を持ってくれる人々が外国にたくさんいるということに胸が熱くなる思いをしています。
 私は「たんぽぽ舎」で得られる情報を公用語のドイツ語になおして説明します。ドイツ語圏の友人らの一人のGyde(ギュ-デ)は障害者の施設に勤務する優しい女性です。彼女は「ドイツは原発の全廃を決定してそこに向けて努力をしている。この決定を私はドイツ国民として誇りに思っている。日本にもあのすばらしい憲法-不戦の誓いをうたう憲法があるじゃないか。あれは世界に誇っていい。あれは非常に未来的な憲法だと私は思う。」「私たちはこの2つの理想ともいえる考えを世界に向けて打ち出していかなくてはいけない、そうだろう?あの憲法を変更しようとしているらしいがあの誇り高い理想を捨ててはいけない。」
 彼女が第9条を知っているとは思いませんでしたからよく勉強しているなあという思いとともに日本のことをそのように見てくれる外国人たちがいるんだと知りその発言にはやはり胸を打たれました。
◯ 正しいと思うこと善いと思うことをまっすぐに政治信条と一致させているドイツ人が羨ましいと思いました。そういう政治のシステムも羨ましい。またそういう大人の背中を見て若い世代が社会に対して「これからもっと良くなる。自分たちが良くする」という希望を持てる国は人間の精神を健全にすると思いました。
 今の日本の政治はそうではありません。8万人以上の福島難民があるのに事故以前の利権や東電社員のほうが守られているのですから。
 日本ではまだまだこのようなことを発言できる自由な環境が整っていないのですがそれでもこの4年でずいぶんと変化したと思います。「就職にさしさわるから」とか「政治活動は禁止されているから」というようなことを言う人がいます。運動に公に参加するかしないかは全く個人の自由だと思います。
 が、「ベルリンの壁」が崩壊する前に子供時代、東ドイツに住んで、直接「壁の崩壊」を体験した友人から聞いた話のように「決して変わらないものなどない」ということを日本人もわかりはじめていると感じています。友人は話していました、「もう、皆知っていた。壁が実際に崩壊する10年も前から、《その時》が間もなく来ることを。冷戦状態がすでに終わりつつあることを。政治のタイミングの問題だということを大人たちも皆わかっていた。だから結構自由に西側に買い物などにもでかけられるようになっていた。」
◯ ギリシャより多くの困難さ-原発を廃炉にした場合の必要な経費やどこに放射性廃棄物を保管し続けるのかという負債の問題など…が山積みにありますが、だからといって命や健康よりも大切にしなくてはならないものなどないはずであること。
 それを世界に向けて発信する国にしたいと思うのです。
 個人的に私はメルマガを翻訳してドイツ語版を作って発信してはと思うくらいなのです。
 先にメルマガでご紹介いただきましたユルゲン・オ-バ-ボイマ-氏の本を是非読んでみたいと思います。


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┗■2.地球と酷似する「金星」にも火山活動 「地球温暖化」の終着点とも
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその111
 └──── 島村英紀(地震学者)

  このところ日本の火山が騒がしい。しかし火山の噴火は地球だけに起きる事件ではない。最近、金星で火山活動が発見された。
 金星はいちばん明るく見える星で、明け方と夕方だけ見える。「明けの明星」と「宵の明星」だ。
  最近、金星の上空を飛ぶ宇宙探査機が金星の地表を溶岩流が流れているのを発見した。この探査機はヴィーナス・エクスプレスという欧州宇宙機関(ESA)のものだ。
 解析では地表よりも数百℃以上熱い高温の物質が、それぞれが1平方キロメートル~200平方キロメートル以上のものが点在することがわかった。金星の表面で火山活動がいま起きているのにちがいないことが分かったのだ。
 金星は地球よりもはるかに多くの二酸化炭素があるせいで「地球温暖化」の終着点とも言われている。表面温度は500度Cにも達する。このため海の水も蒸発してしまった。いつも厚い雲に覆われていて外から地表の様子は見えない。
 いままで金星着陸を目指した惑星探査機は多いが、この高温のためにほとんどのものが燃え尽きてしまった。かつて旧ソ連の探査機が1982年に着陸して地表の画像を2枚だけ送ってきたのが唯一の成功例だ。その後これも燃えてしまった。
 米国はパイオニア・ヴィーナス2号を打ち上げたが、高温に耐えきれず本体と4機の子機のうち本体は地表到達前に、子機3機は到達と同時に、残り1機も着陸わずか68分後に通信途絶してしまった。
 金星も地球も、そして太陽系全部は約46億年前に同時にできた。
  金星は地球よりも約30%太陽に近いところを回っている。地球の大きさよりも5%小さいだけの「兄弟」である。
 地球が作られてから現在までの1/3ほどのときに「マグマ・オーシャン」といわれる、溶けたマグマで表面がすべて覆われた時代があった。海や大陸ができたのはその後である。
 金星でも途中までは地球と同じ過程をたどった。しかしこの数百万年は火山活動がなくなっていたと思われていた。だが今回の発見で火山活動があることが分かったのだ。
 溶岩流が発見されたのは「ガニキ谷」という不思議な名前の地溝帯だった。新しい地殻があるところだ。地球でもアフリカの東部など地溝帯からは溶岩が出てきている。
  太陽系で地球のほかに火山活動があることが分かっていたのは木星の衛星のひとつである「イオ」だけだった。これで火山活動をしている「仲間」が増えたことになる。
 ちなみにイオの大きさは地球の約1/4、月ほどの大きさだ。数多くの火山が噴火を続けていて、さしわたし25キロメートル以上の大きなカルデラが100個以上も見つかっている。
 金星の自転の速さはきわめて遅い。一方、太陽の周りをまわる公転は地球よりも速い。つまり「1日」のほうが「1年」よりも長いのだ。
 また金星は地球など他の太陽系の惑星とは反対の方向に自転している。太陽は西から昇る。
 地球から見ると奇妙な「兄弟」なのである。

       (島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
        「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より7月17日の記事)


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆8/21福島被ばく訴訟 裁判傍聴のお願い

 被ばくの責任を正面から問うため、前双葉町長・井戸川克隆がおこした裁判です。
 「絶対安全」と言われていた原子力発電所。その原子力発電所は,私たちのふるさとを奪う存在になりました。
 3月12日(2011年),私たちは原子力発電所から出た「死の灰」を浴びました。
 今も私たちの故郷は,「汚染」されたままです。
 安全なふるさとを奪った国・東電を許さない!許せない!
 ※この事件の最初の裁判の日です。
   是非とも裁判傍聴と報告集会にご出席ください!

〔裁判の日時〕8月21日(金)14:00  東京地方裁判所1階101号法廷
                               (東京都千代田区 霞が関1-1-4)
〔報告集会〕日時:8月21日(金)15:00  会場:弁護士会館(東京)5階(裁判所の隣)
                                 (東京都千代田区霞ヶ関1-1-3)
〔お問い合わせ・担当事務局〕
  埼玉総合法律事務所 埼玉県さいたま市浦和区岸町7丁目12-1東和ビル4階
  事務局長 弁護士 猪股正  電話 048-862-0335  FAX 048-866-0425


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┗■4.新聞・雑誌より2つ
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 ◆安保NO 原発NO 政権にNO 官邸近く 気勢

  安全保障関連法案や原発再稼働など12のテーマで現政権に抗議する市民らの集会「安倍政権NO!首相官邸包囲」が24日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂であり、その後国会・官邸周辺で行われたデモと合わせ、主催者発表で計約7万人が「民意を弾圧するやり方が許せない」と声を上げた。
 安保法案、原発のほか、雇用・労働問題、環太平洋連携協定(TPP)、沖縄米軍基地などの問題に取り組む市民団体らによる実行委員会が主催。毎週末に官邸前でデモを行っている「首都圏反原発連合」も参加、この日は独自の活動は中止した。
 集会では、衆院憲法審査会で安保法案を「違憲」とした3人の憲法学者の一人、小林節・慶応大名誉教授が「怒りを継続し、改憲をくじけさせよう」とスピーチ。九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働に反対する「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」の杉原洋さんも「もう一度、日本が原発大国に戻ることを許さない」と訴えた。
 野音の客席を埋めた3000人以上は、学生らのグループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」の女性のコールを合図に、「戦争させるな!」と書かれたプラカードを掲げた。
 参加者はその後、官邸や国会を取り囲み「憲法守れ」「戦争法案絶対廃案!」とアピール。杉並区の団体職員平良純子さん(42)は「市民の声を聞かない政権への怒りの表れ」と話した。 (後略)
   (7月25日東京新聞「金曜日の声」より抜粋)


 ◆福島の小児甲状腺がん 多発と被ばく影響
  政府は健康より五輪を優先するのか
            白石 草 (「Our Planet-TV」代表)

  ついに100人を超えた、福島県の小児甲状腺がん患者。だがこの期に及んでも、県は原発事故の影響を認めようとしない。その背景には、五輪開催に向け原発事故の影響を打ち消したい政府の思惑がある。
 福島原発事故の健康影響を調べる目的で、福島県が設置した福島県「県民健康調査」検討委員会-。5月18日に開催された第19回検討委員会で、今年3月末までに確定した甲状腺検査の結果が公表された。
 検査を受けた約30万人のうち、悪性又は悪性疑いと診断されたのは127人。うち104人が手術を終え、103人が甲状腺がんと確定した。平均年令は17歳。最年少は、事故当時6歳だった。 (中略)
 通常は、100万人に1から2人程度しか発症しないといわれている小児甲状腺がん。チェルノブイリ原発事故の健康影響として、国際機関が唯一認めている疾患である。このため、福島県でも事故当時18歳未満だった約38万人を対象に、大規模な甲状腺検査を実施。当初の計画では、最初の3年間は、放射線影響のない状態でのデータを得る「先行検査」と位置づけ、4年目以降の「本格検査」と比較するはずだった。チェルノブイリ原発事故で小児甲状腺がんが増加したのは、「4年目以降」と言われてきたからだ。
  「過剰診断」論は本当なのか
  ところが、その制度設計はすぐに崩れた。「先行検査」の期間だけで、112人もの甲状腺がんが見つかってしまったためだ。これらの数値について、すでに2年前から「多発」と分析していた岡山大学の津田敏秀教授は、「チェルノブイリの統計データをよく見ると、事故後1年目から微増しており、これがアウトブレイクにつながった。4年目以降にがんが増えたという前提事態が間違っている」と指摘する。
 「米国疾病予防管理センターによると、甲状腺がんの潜伏期間は大人で2~5年。また米国科学アカデミーが分析した子どもの潜伏期間は、最短で1年です。福島の甲状腺がんが、事故翌年から多発していても不思議ではありません」
    (中略)
  急務となっている被ばく対策
    (中略)
  津田教授が具体的に提言するのは、18歳以上の年代への甲状腺検査の拡大と、福島県外地域の住民の症例把握だ。また白血病をはじめ、放射線感受性の高い疾病に関しても、早急に症例を把握する必要があるという。そして何よりも「避難指示解除の延期」をし、妊婦や子どもを優先した被ばく対策を急ぐべきだとする。
    (中略)
  もし福島の小児甲状腺がんが被ばくによるものであれば、チェルノブイリと同様のことが予想される。現実に目を向けた政策転換が求められる。
             (2015.7.17週刊金曜日1048号より抜粋)
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