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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2538】
2015年7月16日(木)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.原子力が環境適合性があるとする考え方は、間違いである
『需給構造の見通し』この項目については、書いていることが理解できない
いわば「原発低減詐欺」である。どこが低減なのか?記述を削除すべきである。
規制委は安全性に関する審査などしていない。この記述も事実と反するので削除すべきだ。
「長期エネルギー需給見通し(案)」に関するパブコメ (下)
山崎久隆 (たんぽぽ舎)
★2.戦争法案も原発再稼働も根っこは同じ、この政治を変えなきゃ!
7月10日(金)第157回官邸前・国会前抗議行動報告
にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆7.24東電株主代表訴訟 裁判・報告&学習会(7月24日)
◆7.27ひだんれん 福島県民集会&県申入れ行動
■国と県は勝手に決めるな!被害者の声を聞け!住宅支援・区域指定
・賠償の継続を求める福島県民集会&県申入れ行動■
━━━━━━━
※7/17抗議行動にご参加を!
高浜原発再稼働を許さない関西電力東京支社抗議行動(毎月第3金曜定例行動)
場所:富国生命ビル前
日時:7月17日(金)17:30より18:15
主催:再稼働阻止全国ネットワークほか3団体
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
7/17(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第158回
日 時:7月17日(金)18:30~20:00 (国会前ステージはありません)
主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原子力が環境適合性があるとする考え方は、間違いである
| 『需給構造の見通し』この項目については、書いていることが理解できない
| いわば「原発低減詐欺」である。どこが低減なのか?記述を削除すべきである。
| 規制委は安全性に関する審査などしていない。この記述も事実と反するので削除すべきだ。
| 「長期エネルギー需給見通し(案)」に関するパブコメ (下)
└──── 山崎久隆 (たんぽぽ舎)
7月1日締め切りの「長期エネルギー需給見通し(案)」に関するパブコメ
なお、「長期エネルギー需給見通し(案)に関するパブリックコメント」は、7月1日までの期間、募集されていました。 http://www.enecho.meti.go.jp/notice/topics/031/パブコメにかけられた原文は上記URLにあります。
※事故情報編集部より:読みやすくするため本文の文章を使って「見出し」をつけました。
〔7〕『(4)環境適合(Environment)』
原子力が環境適合性があるとする考え方は、間違いである。
『東日本大震災以降、原子力発電所の停止による火力発電の焚き増し等により、温室効果ガス排出量の増加が継続しており、地球温暖化対策に積極的に取り組む必要が一層高まっている。』について
◎ 原発から放出される放射性物質は、環境汚染物質であるだけでなく生物に対しても大きな危険をもたらす。人に対しては発がん性だけでなく、免疫系統への影響や心臓、血管系にも影響を与える。被曝限度は事実上一般人において1mSv/年とされている。
また、被曝線量限度を下回る放射線量であっても影響はないと断定されているわけではない。そのため、しきい値無しの直線モデル(LNT)が国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告や米国科学アカデミーのBEIR VII 報告にも採用されている。
LNTとは、放射線の人体への影響は、線量や線量率の大小にかかわらず同じようなメカニズムで起きる、との仮定にもとづき、主に原爆被爆者のがん発生率のデータから高線量域で明らかになった正の相関関係を低線量域側にも外挿してリスクを評価する。
放射線の確率的影響について、「しきい値」を定めず低線量放射線でも正の相関があると仮定する。これに基づきICRPは放射線防護に関する勧告を行い、世界各国の放射線防護と管理に関する法律や指針の根拠となっている。
原発は運転中にも放射性物質を放出しており、LNTに基づけば、そのリスクはゼロではないから、一定の被害を公衆に与え続けながら運転をしていることになる。さらに人間よりももっと脆弱な生物、或いは生態系に対しても、放出量に応じて影響を与えていると考えるべきだ。
環境影響評価については、LNTの考え方は採用されていない。一定の量を下回れば放出可能という「濃度管理」をしているのが実態である。
国際的な放射線防護の考え方と、環境影響評価の考え方が全く乖離するのは原発が核関連産業から生み出されたからに他ならない。核兵器や核動力艦などを展開する国(核武装国)にとっては、出来るだけフリーハンドで核産業を発展させたいのだから、人也環境への影響は二の次だっただけである。
原子力が環境適合性があるとする考え方は、間違いである。
〔8〕『3.2030年度のエネルギー需給構造の見通し』
この項目については、書いていることが理解できない
『(1)エネルギー需要及び一次エネルギー供給構造』『東日本大震災後大きく低下した我が国のエネルギー自給率は24.3%程度に改善する。また、エネルギー起源CO2排出量は、2013年度総排出量比21.9%減となる。』について
◎ この項目については、書いていることが理解できない。一次エネルギー供給構造に原子力を11~10%を見込んでいるが、これを加えることで「自給率24.3%」としている。
原発はなぜ国産エネルギーと言えるのか。ウラニウムは全量輸入であり、国内生産量はゼロである。原子炉内でプルトニウムがウラニウムから生成されて核分裂しエネルギーを生ずるから、という理由は、あまりにひどい定義だ。これではくず鉄を輸入して加工したら国産か、小麦を輸入して加工したら国産か、こういうのをデタラメという。
日本のエネルギー自給は、水力を含む再生可能エネルギーを除けば、ほとんど輸入である。原発も火力も同じだ。ただし火力の燃料は、公害防止対策をきちんととっていれば、使用後(燃焼後)に大きな費用は生じない。
核燃料については、むしろ輸入した後に、使用済み燃料となった時点のほうがはるかにやっかいである。巨額の費用は、何の利益も生み出さないばかりか巨大なリスクを生み出す使用済燃料は、最後まで国内で管理せざるを得ない。全てのコストは「国産」である。
間違った表現は改める必要があるので、この項目中「これによって、東日本大震災後大きく低下した我が国のエネルギー自給率は24.3%程度に改善する。
また、エネルギー起源CO2排出量は、2013年度総排出量比21.9%減となる。」は削除すべきである。
〔9〕『(2)電源構成』
いわば「原発低減詐欺」である。どこが低減なのか?記述を削除すべきである。
『電力の需給構造については、安全性、安定供給、経済効率性及び環境適合に関する政策目標を同時達成する中で、徹底した省エネルギー(節電)の推進、再生可能エネルギーの最大限の導入、火力発電の効率化等を進めつつ、原発依存度を低減することが基本方針となっている。』
『東日本大震災前に約3割を占めていた原発依存度は、20%~22%程度へと大きく低減する。また、水力・石炭火力・原子力等によるベースロード電源比率は56%程度となる。』について
◎ この数値は「原発依存度を低減することが基本方針」などとしながら、全くそれに反したことを記述している。いわば「原発低減詐欺」である。
震災直前である2010年の一次エネルギーに占める原子力の寄与は「11%」である。1993年も11%で、この間はおおむね横ばいなのだ。つまり目標として掲げられた2030年の「10~11%」は、原発が最も多く存在した時期の原発寄与率と同じ程度だというのだ。これでは寄与率の低減になどならない。一方電力設備の比率については2010年と1993年共に32%に達しているのに対し、「東日本大震災前に約3割を占めていた原発依存度は、20%~22%程度へと大きく低減する」としている。では、寄与率が同じで依存度が大きく下がるのはどういうことかと言えば、設備利用率を以前よりも大きく高めることに他ならない。
少なくなった原発とはいえ、福島第一原発を含め、廃炉になった原発はいずれも老朽炉であり出力も小さい。10%ほど設備が減っても稼働率を上げれば供給量はかわらない。結果、2010年段階と実質的には変わらない結果になる。いったいどこが「原発低減」なのか。
過去の設備利用率は平均で71.8%である。設備が20%~22%程度で過去の実績と同程度の設備利用率ならば、2030年の一次エネルギー供給に占める割合は8%程度に下がる。
または、設備が22%であるならば、9808億kwhの電力供給に対して利用率70%ならば3900万kwhほどになる。現在の原発を全部再稼働し、さらに新たに原発を新設しない限り、この値は出てこない。どこが低減なのか。記述を削除すべきである。
〔10〕『4.各分野の主な取組』』
規制委は安全性に関する審査などしていない。この記述も事実と反するので削除すべきだ。
『4 原子力』
『安全性の確保を全てに優先し、原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める。その際、国も前面に立ち、立地自治体等関係者の理解と協力を得るよう、取り組む。
また、規制基準を満たすことにとどまらない不断の自主的な安全性の向上の取組、ステークホルダーとの適切なリスクコミュニケーション、高レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定に向けた取組等を推進する。
さらに、原発依存度の低減や電力システム改革後などを見据え、円滑な廃炉や核燃料サイクル事業の安定的・効率的な実施等のための原子力発電の事業環境整備を図る。
(注)原子力発電比率は、2030年度時点における電源構成上の見通しを示したものであり、個別の原子力発電所の安全性に関する原子力規制委員会の審査に影響を与えるものではない。』について
◎ 原発の比率を22%にするためには、現在の再稼働申請をしている原発だけでは到底足りないことになる。35基を拡大し、4000万キロワットほどまで増やさなければならないとしたら、現在の原発を、安全性に重大な問題があるものまでも動かさねばならないことになる。現実感もないような目標であり、何の意味も見いだせない。
再稼働の申請をしている原発を足しても2010万キロワットである。さらに7基が40年を超える原発であるので、実際にはこれ以下にしかならない。
「長期エネルギー需給見通し」が決定されれば、それが目的になる。結果として危険な原発が次々に再稼働することになる。そのようなことにならないための保証はどのように考えるのか。明記すべきである。
また、「個別の原子力発電所の安全性に関する原子力規制委員会の審査」と記述されているが、規制委は安全性に関する審査などしていない。この記述も事実と反するので削除すべきだ。
┏┓
┗■2.戦争法案も原発再稼働も根っこは同じ、この政治を変えなきゃ!
| 7月10日(金)第157回官邸前・国会前抗議行動報告
└──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
やっと晴れた今日、長雨で開きにくくなった拙宅裏口の戸も元に戻るか、それとも数日晴れ間が続かないと無理かしらん。昭和の時代に建てられた古い家なので、いろいろ楽しい事が起こりますf^_^;。
さて本日関電前、柳田さん所用で欠席の為、僭越ながら私がスピーチ。
話し出すと、警備員さんが何かメモ取ってる。何メモってるのかしらんと思いながら話していると、イロイロ妄想して、各所でカミまくりf^_^;。コールもつっかえたりして、イカンデス、集中、集中。
だいぶスピーチとコールしたから、目標の5時40分を過ぎただろうと終わったけど、まだ5時34分だった。誰かにスピーチしてもらったら良かった。自分がやり出すと、そっちに頭回らないんだよね。
そこへIさん登場、一人で東電前でスタンディングしてたって。Iさんは横須賀の燃料工場前でもよく一人でスタンディングしてるんだって。大勢でいるより目立つって、うん、確かになんか覚悟があるって感じ。
関電前を撤収し官邸前に向かう、風が気持ち良い。いきなり夏日の今日、日射しにクラクラしちゃった午前中でしたが、夕方はさすがに過ごしやすい、その代わり蚊も元気。これからの季節は虫除け必須です。
国会前に行く道すがら、福島バッチプロジェクトの人と一緒になる。今日は福島の方が久しぶりにいらしたので、スピーチしてもらうとの事、シールズエリアでも話して貰うんだと言ってた。
戦争法案も原発再稼働も根っこは同じ、この政治を変えなきゃって事ですな。いつもながら、福島の方の話しは心にささります。
目に見えない放射能の本当の恐ろしさは、色んな意味で、人の心を蝕み、歪ませる事なんだって感じた。それを利用し人々の間に対立を作り、利益を上げる者がいる。それの手先が、アベシンゾー君他日本壊滅組織の面々ってワケですな。クワバラ クワバラ。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆7.24東電株主代表訴訟 裁判・報告&学習会
学習会の講師は、告訴団代理人も務める海渡雄一弁護士です。告訴団とも関連する内容です。
日時:7月24日(金) 無料
9:30- 原告アピール 東京地裁正面玄関前
10:30ー 裁判 東京地裁101号法廷
*傍聴希望者が多い場合、抽選となります
12:30- 裁判報告会&学習会 参議院議員会館講堂
通行証配布12:00-
講師:海渡雄一弁護士
※詳しくはブログをご覧ください
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-195.html
連絡先:東電株主代表訴訟090-6183-3061 (木村結)
◆7.27ひだんれん 福島県民集会&県申入れ行動
住民の声を聞かず、勝手に決められた避難指定区域解除と区域外避難者への住宅支援打ち切りに抗議し、福島県に申し入れます!ぜひお集まりください!
■国と県は勝手に決めるな!被害者の声を聞け!
住宅支援・区域指定・賠償の継続を求める福島県民集会&県申入れ行動■
日時:7月27日(月) 無料
11:00- 集会 福島テルサFTホール
12:00- デモ 福島県庁へ
13:00- 申入れ、交渉
※詳細はひだんれんブログをご覧ください
http://hidanren.blogspot.jp/
連絡先:原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)
(電話) 080-5739-7279
(Email) hidanren@gmail.com
2015年7月16日(木)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原子力が環境適合性があるとする考え方は、間違いである
『需給構造の見通し』この項目については、書いていることが理解できない
いわば「原発低減詐欺」である。どこが低減なのか?記述を削除すべきである。
規制委は安全性に関する審査などしていない。この記述も事実と反するので削除すべきだ。
「長期エネルギー需給見通し(案)」に関するパブコメ (下)
山崎久隆 (たんぽぽ舎)
★2.戦争法案も原発再稼働も根っこは同じ、この政治を変えなきゃ!
7月10日(金)第157回官邸前・国会前抗議行動報告
にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆7.24東電株主代表訴訟 裁判・報告&学習会(7月24日)
◆7.27ひだんれん 福島県民集会&県申入れ行動
■国と県は勝手に決めるな!被害者の声を聞け!住宅支援・区域指定
・賠償の継続を求める福島県民集会&県申入れ行動■
━━━━━━━
※7/17抗議行動にご参加を!
高浜原発再稼働を許さない関西電力東京支社抗議行動(毎月第3金曜定例行動)
場所:富国生命ビル前
日時:7月17日(金)17:30より18:15
主催:再稼働阻止全国ネットワークほか3団体
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
7/17(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第158回
日 時:7月17日(金)18:30~20:00 (国会前ステージはありません)
主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原子力が環境適合性があるとする考え方は、間違いである
| 『需給構造の見通し』この項目については、書いていることが理解できない
| いわば「原発低減詐欺」である。どこが低減なのか?記述を削除すべきである。
| 規制委は安全性に関する審査などしていない。この記述も事実と反するので削除すべきだ。
| 「長期エネルギー需給見通し(案)」に関するパブコメ (下)
└──── 山崎久隆 (たんぽぽ舎)
7月1日締め切りの「長期エネルギー需給見通し(案)」に関するパブコメ
なお、「長期エネルギー需給見通し(案)に関するパブリックコメント」は、7月1日までの期間、募集されていました。 http://www.enecho.meti.go.jp/notice/topics/031/パブコメにかけられた原文は上記URLにあります。
※事故情報編集部より:読みやすくするため本文の文章を使って「見出し」をつけました。
〔7〕『(4)環境適合(Environment)』
原子力が環境適合性があるとする考え方は、間違いである。
『東日本大震災以降、原子力発電所の停止による火力発電の焚き増し等により、温室効果ガス排出量の増加が継続しており、地球温暖化対策に積極的に取り組む必要が一層高まっている。』について
◎ 原発から放出される放射性物質は、環境汚染物質であるだけでなく生物に対しても大きな危険をもたらす。人に対しては発がん性だけでなく、免疫系統への影響や心臓、血管系にも影響を与える。被曝限度は事実上一般人において1mSv/年とされている。
また、被曝線量限度を下回る放射線量であっても影響はないと断定されているわけではない。そのため、しきい値無しの直線モデル(LNT)が国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告や米国科学アカデミーのBEIR VII 報告にも採用されている。
LNTとは、放射線の人体への影響は、線量や線量率の大小にかかわらず同じようなメカニズムで起きる、との仮定にもとづき、主に原爆被爆者のがん発生率のデータから高線量域で明らかになった正の相関関係を低線量域側にも外挿してリスクを評価する。
放射線の確率的影響について、「しきい値」を定めず低線量放射線でも正の相関があると仮定する。これに基づきICRPは放射線防護に関する勧告を行い、世界各国の放射線防護と管理に関する法律や指針の根拠となっている。
原発は運転中にも放射性物質を放出しており、LNTに基づけば、そのリスクはゼロではないから、一定の被害を公衆に与え続けながら運転をしていることになる。さらに人間よりももっと脆弱な生物、或いは生態系に対しても、放出量に応じて影響を与えていると考えるべきだ。
環境影響評価については、LNTの考え方は採用されていない。一定の量を下回れば放出可能という「濃度管理」をしているのが実態である。
国際的な放射線防護の考え方と、環境影響評価の考え方が全く乖離するのは原発が核関連産業から生み出されたからに他ならない。核兵器や核動力艦などを展開する国(核武装国)にとっては、出来るだけフリーハンドで核産業を発展させたいのだから、人也環境への影響は二の次だっただけである。
原子力が環境適合性があるとする考え方は、間違いである。
〔8〕『3.2030年度のエネルギー需給構造の見通し』
この項目については、書いていることが理解できない
『(1)エネルギー需要及び一次エネルギー供給構造』『東日本大震災後大きく低下した我が国のエネルギー自給率は24.3%程度に改善する。また、エネルギー起源CO2排出量は、2013年度総排出量比21.9%減となる。』について
◎ この項目については、書いていることが理解できない。一次エネルギー供給構造に原子力を11~10%を見込んでいるが、これを加えることで「自給率24.3%」としている。
原発はなぜ国産エネルギーと言えるのか。ウラニウムは全量輸入であり、国内生産量はゼロである。原子炉内でプルトニウムがウラニウムから生成されて核分裂しエネルギーを生ずるから、という理由は、あまりにひどい定義だ。これではくず鉄を輸入して加工したら国産か、小麦を輸入して加工したら国産か、こういうのをデタラメという。
日本のエネルギー自給は、水力を含む再生可能エネルギーを除けば、ほとんど輸入である。原発も火力も同じだ。ただし火力の燃料は、公害防止対策をきちんととっていれば、使用後(燃焼後)に大きな費用は生じない。
核燃料については、むしろ輸入した後に、使用済み燃料となった時点のほうがはるかにやっかいである。巨額の費用は、何の利益も生み出さないばかりか巨大なリスクを生み出す使用済燃料は、最後まで国内で管理せざるを得ない。全てのコストは「国産」である。
間違った表現は改める必要があるので、この項目中「これによって、東日本大震災後大きく低下した我が国のエネルギー自給率は24.3%程度に改善する。
また、エネルギー起源CO2排出量は、2013年度総排出量比21.9%減となる。」は削除すべきである。
〔9〕『(2)電源構成』
いわば「原発低減詐欺」である。どこが低減なのか?記述を削除すべきである。
『電力の需給構造については、安全性、安定供給、経済効率性及び環境適合に関する政策目標を同時達成する中で、徹底した省エネルギー(節電)の推進、再生可能エネルギーの最大限の導入、火力発電の効率化等を進めつつ、原発依存度を低減することが基本方針となっている。』
『東日本大震災前に約3割を占めていた原発依存度は、20%~22%程度へと大きく低減する。また、水力・石炭火力・原子力等によるベースロード電源比率は56%程度となる。』について
◎ この数値は「原発依存度を低減することが基本方針」などとしながら、全くそれに反したことを記述している。いわば「原発低減詐欺」である。
震災直前である2010年の一次エネルギーに占める原子力の寄与は「11%」である。1993年も11%で、この間はおおむね横ばいなのだ。つまり目標として掲げられた2030年の「10~11%」は、原発が最も多く存在した時期の原発寄与率と同じ程度だというのだ。これでは寄与率の低減になどならない。一方電力設備の比率については2010年と1993年共に32%に達しているのに対し、「東日本大震災前に約3割を占めていた原発依存度は、20%~22%程度へと大きく低減する」としている。では、寄与率が同じで依存度が大きく下がるのはどういうことかと言えば、設備利用率を以前よりも大きく高めることに他ならない。
少なくなった原発とはいえ、福島第一原発を含め、廃炉になった原発はいずれも老朽炉であり出力も小さい。10%ほど設備が減っても稼働率を上げれば供給量はかわらない。結果、2010年段階と実質的には変わらない結果になる。いったいどこが「原発低減」なのか。
過去の設備利用率は平均で71.8%である。設備が20%~22%程度で過去の実績と同程度の設備利用率ならば、2030年の一次エネルギー供給に占める割合は8%程度に下がる。
または、設備が22%であるならば、9808億kwhの電力供給に対して利用率70%ならば3900万kwhほどになる。現在の原発を全部再稼働し、さらに新たに原発を新設しない限り、この値は出てこない。どこが低減なのか。記述を削除すべきである。
〔10〕『4.各分野の主な取組』』
規制委は安全性に関する審査などしていない。この記述も事実と反するので削除すべきだ。
『4 原子力』
『安全性の確保を全てに優先し、原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める。その際、国も前面に立ち、立地自治体等関係者の理解と協力を得るよう、取り組む。
また、規制基準を満たすことにとどまらない不断の自主的な安全性の向上の取組、ステークホルダーとの適切なリスクコミュニケーション、高レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定に向けた取組等を推進する。
さらに、原発依存度の低減や電力システム改革後などを見据え、円滑な廃炉や核燃料サイクル事業の安定的・効率的な実施等のための原子力発電の事業環境整備を図る。
(注)原子力発電比率は、2030年度時点における電源構成上の見通しを示したものであり、個別の原子力発電所の安全性に関する原子力規制委員会の審査に影響を与えるものではない。』について
◎ 原発の比率を22%にするためには、現在の再稼働申請をしている原発だけでは到底足りないことになる。35基を拡大し、4000万キロワットほどまで増やさなければならないとしたら、現在の原発を、安全性に重大な問題があるものまでも動かさねばならないことになる。現実感もないような目標であり、何の意味も見いだせない。
再稼働の申請をしている原発を足しても2010万キロワットである。さらに7基が40年を超える原発であるので、実際にはこれ以下にしかならない。
「長期エネルギー需給見通し」が決定されれば、それが目的になる。結果として危険な原発が次々に再稼働することになる。そのようなことにならないための保証はどのように考えるのか。明記すべきである。
また、「個別の原子力発電所の安全性に関する原子力規制委員会の審査」と記述されているが、規制委は安全性に関する審査などしていない。この記述も事実と反するので削除すべきだ。
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┗■2.戦争法案も原発再稼働も根っこは同じ、この政治を変えなきゃ!
| 7月10日(金)第157回官邸前・国会前抗議行動報告
└──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
やっと晴れた今日、長雨で開きにくくなった拙宅裏口の戸も元に戻るか、それとも数日晴れ間が続かないと無理かしらん。昭和の時代に建てられた古い家なので、いろいろ楽しい事が起こりますf^_^;。
さて本日関電前、柳田さん所用で欠席の為、僭越ながら私がスピーチ。
話し出すと、警備員さんが何かメモ取ってる。何メモってるのかしらんと思いながら話していると、イロイロ妄想して、各所でカミまくりf^_^;。コールもつっかえたりして、イカンデス、集中、集中。
だいぶスピーチとコールしたから、目標の5時40分を過ぎただろうと終わったけど、まだ5時34分だった。誰かにスピーチしてもらったら良かった。自分がやり出すと、そっちに頭回らないんだよね。
そこへIさん登場、一人で東電前でスタンディングしてたって。Iさんは横須賀の燃料工場前でもよく一人でスタンディングしてるんだって。大勢でいるより目立つって、うん、確かになんか覚悟があるって感じ。
関電前を撤収し官邸前に向かう、風が気持ち良い。いきなり夏日の今日、日射しにクラクラしちゃった午前中でしたが、夕方はさすがに過ごしやすい、その代わり蚊も元気。これからの季節は虫除け必須です。
国会前に行く道すがら、福島バッチプロジェクトの人と一緒になる。今日は福島の方が久しぶりにいらしたので、スピーチしてもらうとの事、シールズエリアでも話して貰うんだと言ってた。
戦争法案も原発再稼働も根っこは同じ、この政治を変えなきゃって事ですな。いつもながら、福島の方の話しは心にささります。
目に見えない放射能の本当の恐ろしさは、色んな意味で、人の心を蝕み、歪ませる事なんだって感じた。それを利用し人々の間に対立を作り、利益を上げる者がいる。それの手先が、アベシンゾー君他日本壊滅組織の面々ってワケですな。クワバラ クワバラ。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆7.24東電株主代表訴訟 裁判・報告&学習会
学習会の講師は、告訴団代理人も務める海渡雄一弁護士です。告訴団とも関連する内容です。
日時:7月24日(金) 無料
9:30- 原告アピール 東京地裁正面玄関前
10:30ー 裁判 東京地裁101号法廷
*傍聴希望者が多い場合、抽選となります
12:30- 裁判報告会&学習会 参議院議員会館講堂
通行証配布12:00-
講師:海渡雄一弁護士
※詳しくはブログをご覧ください
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-195.html
連絡先:東電株主代表訴訟090-6183-3061 (木村結)
◆7.27ひだんれん 福島県民集会&県申入れ行動
住民の声を聞かず、勝手に決められた避難指定区域解除と区域外避難者への住宅支援打ち切りに抗議し、福島県に申し入れます!ぜひお集まりください!
■国と県は勝手に決めるな!被害者の声を聞け!
住宅支援・区域指定・賠償の継続を求める福島県民集会&県申入れ行動■
日時:7月27日(月) 無料
11:00- 集会 福島テルサFTホール
12:00- デモ 福島県庁へ
13:00- 申入れ、交渉
※詳細はひだんれんブログをご覧ください
http://hidanren.blogspot.jp/
連絡先:原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)
(電話) 080-5739-7279
(Email) hidanren@gmail.com
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