NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2367】
2014年12月22日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.12/21「NHKスペシャル:福島第一原発事故 メルトダウン、
知られざる大量放出」の簡単なまとめ 田中一郎
★2.本日(12/21)のいろいろ情報(メール転送含む)です
おしどりマコ&ケンさんのポータルサイト 田中一郎
★3.福島からの言葉、福島への言葉
12月19日(金)第130回首相官邸前・国会議事堂前抗議
ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.新聞より2つ
◆地震確率 首都圏で上昇 震度6弱以上 相模トラフ反映
政府調査委予測 (12月20日毎日新聞より抜粋)
◆大地震対策急ぐ自治体 木造住宅密集地を不燃化 県独自に津波想定図
東京都 新潟県 宮城県 神奈川県 (12月20日朝日新聞見出しより)
★5.テント日誌12月21日(日)
経産省前テントひろば1199日商業用原発停止462日
冬至祭りも盛り上がって 後半部分
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※12/23日(火・休日)講演・討論会にご参加を!
第2回衆議院選挙 結果分析と今後の反原発運動(方向)
日 時:12月23日(火・休日)13時開場 13時30分より17時
登壇者:鎌田慧さん・広瀬隆さん・柳田真さん・
水沢澄江さん(沖縄へ行って帰ってみえた)・ほか
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:1000円 先着80名
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※訂正です
12月19日発信【TMM:No2365】■2.寒風とビル風で凍えそうになる中。
●来年1月31日(土)~2月1日(日)、高浜原発再稼働反対「自転車デモ」
東京からもバスで参加予定。近日、参加者募集します。
(土曜あさ出発、日曜よる帰京。)
★「自転車デモ」は間違いです。正しくは「自動車デモ」です。
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┗■1.12/21「NHKスペシャル:福島第一原発事故 メルトダウン、
| 知られざる大量放出」の簡単なまとめ
└──── 田中一郎
下記は、今日(12/21)のNHK番組の簡単なまとめです。
(NHKスペシャル:福島第一原発事故)メルトダウン、知られざる大量放出
(2014年12月21日21時15分から1時間放送)
● NHKスペシャル|メルトダウン FILE.5知られざる大量放出
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/1221/index.html
http://tv.yahoo.co.jp/program/?sid=4427
<この番組のポイント>
1.最初の5日間の放射能環境放出量は全体の25%、残り75%はその後の2週間=つまり、3/15の「2号機問題・放射能大量放出・北西方向=主として放射性セシウム」の後こそが大問題であるという(いわゆる「それからの1,2,3号機」問題)。
(3/15の早朝から数時間、福島第一原発から600名ほど=大半の人員が福島第二原発へ避難したので原子炉パラメータ等の数値が不明、事実上事故原発放棄の状態だった:残り約70名)
2.2号機ではなく3号機の方が大問題だった=消防車注水の29/30は炉心以外の系統に漏れ出して、炉心に向かわなかった。その結果、少量の水蒸気とジルコニウムの熱反応によって核燃料が益々傷ついて表面が壊れ、放射能の放出が更に多くなってしまった(この場合は各種放射性物質の放出)。(消火系配管による炉心冷却注水の漏出ルートは少なくとも18箇所もある)
(疑問:圧力容器は炉心溶融で穴が開いたはず=炉心圧力は急速に低下したのでは? ならば、炉心圧力面からは、消防車注水はうまく行くはずだったということでいいか=つまり炉心メルトダウン後は2号機3.15問題はなくなる、ということでいいか)
3.3号機ウェットベントの地下配管に、何度かウェットベントをするうちに大量の放射性ヨウ素が付着してたまっていて、これが3/15深夜の第5回目のウェットベントの時に大量に排出されてしまった(通常のベント時の10倍以上)(この場合は放射性ヨウ素の放出)
4.原子炉冷却のための電源の確保(電源車と配電盤と配電網設備の外付け工事)か、それとも、使用済み核燃料プールの冷却水の補給か、いずれを優先するかで逡巡。特に4号機プールの冷却停止・温度上昇や、3号機爆発で非常に危険な状態になったこと、かつプールの状況がわからないことが事態を緊迫化させた(原発施設の外観テレビカメラ・モニターがないという安全対策ミス=2号機、4号機の3/15早朝の爆発映像もないことの原因)。
アメリカ(原子力規制委員会・NRC)の日本政府への指示 → プールへの水補給優先・プール対策優先(近藤駿介元原子力委員会委員長への「最悪シナリオ」策定指示も菅直人(当時首相)の指示と言うよりもアメリカの指示?
放射能・事故状況は国民よりアメリカに逐一報告
結局、使用済み核燃料プールへの注水がうまく行ったのは「キリン」稼働(3/22)以降、プールの水が十分であるのが確認されたのは4月以降、また、電源確保の遅れから1~3号機の炉心冷却が遅れ、その間、少量の消防車注水による「水蒸気・ジルコニウム反応」によって炉心燃料の破損度合いがひどくなり、大量の放射能環境放出が続いてしまった。
(最大の失敗は、消火系注水が停電時には大量の水漏れを引き起こすことを知らなかったこと → しかし、消火系注水はそもそも原子炉過酷事故を前提にしたものではない、むしろECCSの機能不全・不十分、SBO時の対応準備不十分と考えるべきでは? 今も解消していない) 草々
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┗■2.本日(12/21)のいろいろ情報(メール転送含む)です
| おしどりマコ&ケンさんのポータルサイト
└──── 田中一郎
OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
(おしどりマコ・ケンさんたちの情報がここに集約されつつあります。
注目のサイトです)(上記のうち、直近の2つをピックアップ)
(1)高濃度トリチウムの汚染水漏えい
ALPS OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
http://oshidori-makoken.com/?p=542
(2)高濃度トリチウムの汚染水の漏えい(続報)トリチウム濃度は88万Bq/L
ALPS OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
http://oshidori-makoken.com/?p=571
また、下記は昨日(12/20)のたんぽぽ舎での講演録画です。
20141220 UPLAN おしどりマコ・ケン
「福島原発事故を忘れない!未来&世界への責任~加害者とならないために、
今、私たちがすべきこと」
https://www.youtube.com/watch?v=X-9vjj6xVj0&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA
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┗■3.福島からの言葉、福島への言葉
| 12月19日(金)第130回首相官邸前・国会議事堂前抗議
└──── ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
原子力規制委員会が高浜原発の審査書案を了承したせいだろう(事実上の合格ではないよね)。今日はいつもより活気に溢れていた。怒っている筈なのに笑顔の人もいた。寒さの中、皆元気だった。頼もしいね。
○双葉町から避難している女性
「これからどうなるのだろう。インフラすら無いのに戻れる訳がない。
・・・戻りたい。」
言葉がなかった。慰めも励ましも、何も無かった。
○「頑張れ福島」東京と福島
福島に来るまでは違和感はなかった。3.11の翌月、南相馬の海岸から約4キロ、津波到達地点から500メートル程先の民家にいたとき気づいた。テレビが繰り返す「頑張れ福島」。家の主は「これ以上どう頑張れというのだろう」、「今度津波が来たらもう遮るものはないからここも終わりだね」と言った。家は半壊、毎日幾度も余震が続いた。「頑張れ福島」を見るたびに異様な気持ちになった。
〇東京オリンピック招致
「福島の青空のもと、子どもたちはサッカーボールを蹴りながら、復興そして未来を見つめています。私は日本の総理大臣として、彼らの安全と未来に責任を持ってます。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも及ぼすことはありません」。
追い打ちをかけるように「オモテナシ」。得意げに語る人たちは誰かを傷つけ愚弄した。それは「ヒトデナシ」という言葉を連想させた。
オリンピック招致に一喜一憂する人々がいる一方で、福島で勤務していた全国の若い警官たちは何を思っただろうか。私にはわからない。わからないが思い出すのは1969年アポロ月面着陸のとき、南ベトナムにいた米軍兵士の言葉だ。
「ジャングルの中を這う数万の兵士のことよりも、月にいる3人の男たちを全米が心配していた。得たいが知れない感情が込み上げてきた」。
〇国は、電力会社は諦め、忘れるのを待っている
「頑張れ福島」とは国は助けないから勝手にやれということ。ならばこうしよう。「諦めない」、「忘れない」、「騙されない」。
嘘つきは原発の始まり、原発は終わりの始まり。だから「その嘘本当?」というわけさ。