NUCLEAIRE
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┗■4.県知事が同意をしても3・11前の日本に戻すわけにはいかない
| 再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタート
| 11月川内原発再稼働反対・鹿児島抗議行動に参加して (上)
└──── 青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク・詩人)
○ 県臨時議会の傍聴席で
2014年11月7日鹿児島県議会は川内原発再稼働を求める陳情を採択、伊藤祐一郎知事が同意を表明しました。それは権力側のなりふり構わぬ多数決の暴力とも言えるものでした。採択の瞬間と伊藤知事の挨拶の声は、抗議の声にかき消され全く聞こえませんでした。傍聴席満席の150人程の人々と共に、私もポケットから桜色の大文字コピーされた「NO」の紙を取り出し、頭上高く掲げ「再稼働反対!再稼働反対!」と声を限りに叫び続けました。
議会の間中もあちらこちらで、思わず言わずにはいられない怒りの声が上がりました。居眠りしている議員には「寝てるな!」、型通りの説明に対しては「"世界最高水準の原発"なんてまだ言っているのか、聞き飽きたぞ。」、「国が責任を取らないのは福島で明らかでしょう!」「嘘ばかり!」。その反対に、前日の特別委員会で、未明まで延長14時間、さらにこの本会議で全力で再稼働反対の意見陳述を述べている女性議員の次のような真っ当な意見には大きな拍手が湧きました。
「福島第一原発現地の無残に荒れたままの町々を見て、避難されている方々の悲しみとつらさ、そして放射能の不安に晒されている福島の人びとを思うとき、なぜ、規制委員会も絶対安全とは言えないという、原発再稼働が考えられるのでしょうか?」
傍聴席から「その通り!」と割れるような拍手が。「お静かに、拍手はしないでください。」と何度も静止に立ち上がる職員たちも次第に形だけの仕草になり、威圧高に「静粛に!」とアナウンスする議長は「そっちこそ静粛に!」と応酬されていました。
県庁玄関横に10月30日、ゲリラ的に「ストップ再稼働!県庁前座り込みテント」が建てられ、前日その中で50人程が膝突合せ話し合いをしたとき、ひとりの男性が言った言葉がしきりに思い出されました。「相手は未来永劫にわたって災禍の残る大きな悪事をしようとしているのだから、こっちも遠慮することはない、大きなことをしなくては。」…会議場の前方、日の丸の旗の下で能面のような顔をして座っている背広姿の人たち。
この国の政(まつりごと)の在り様が悲しいほどに露わになって…。ほんの一握りの権力者たちの決定することで、またしても取り返しのつかない原発惨事をむかえることになったら…。
「いのちを何だと思っているの!」水俣の女性が叫んでいた。
○ 鹿児島での活動を振り返る
この1年余り、再稼働阻止全国ネットワークの呼びかけで昨夏より7度鹿児島を訪ねました。鹿児島は亡きつれあいの故郷でもあります。ときどき、早口の薩摩弁で話される高齢のかたに義母が偲ばれたり、桜島の姿に昔を思い出したりしました。
2013年7月28日に川内市で阻止ネット全国相談会があり、北海道泊原発はじめ各地の原発現地からも集まり、翌日には原発ゲート前抗議、市役所・県庁抗議申入れをしました。同様に12月14・15日川内市集会・デモ・相談会に参加。「川内の家」の話が出ました。
今年に入って3月15・16日鹿児島集会・相談会、デモは繁華街天文館大通りの両側を反対方向に進む活気とアピール力に溢れるものでした。6月12~14日、首都圏から100人以上が参加した県庁前・九電抗議集会デモ、相談会、天文館情宣、ゲート前抗議。7月2度の述べ10日に亘り県内10市町村を回った「福島の女たち 辻説法」キャラバン、9月27・28日川内市相談会・ゲート前抗議、天文館公園7500人の集会、中央駅までの長いデモには朝鮮太鼓・チャンゴを叩いて参加しました。
そしてこの11月5~7日、予定よりも早まった再稼働県知事同意のための鹿児島県臨時議会への抗議行動。他にも、現地では様々な取り組みがありました。
私が知っているだけでも、いちき串木野市署名運動、8・31全九州川内集会、10・26風船と全国統一行動、52円はがき抗議、ゲート前行動、住民説明会抗議、川内市議会同意抗議、久見崎海岸に張られている抗議テント…東京でも規制委員会・九電支社前抗議行動を何度やったことでしょうか。
(下)につづく
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┗■5.テント日誌12月8日(月)
| 経産省前テントひろば1185日商業用原発停止445日
| 通りがかりの人も好意的で平穏な一日だった
└──── (I・K)
今日も朝からから寒かった!泊まりの人たちの中には体調を崩している人もいるので心配だ。私は万全の寒さ対策をして座り込む。Kさんが朝来てテントの周辺の落葉掃きをしてくれた。落葉ももう少しでなくなるだろう!
次は雪かき?
昼食はいつもの様にMさん差し入れのおむすびと海苔サンド。パンにはさんだ海苔がバターとマッチしてとても美味しかった。Kさんも煮物など作って来て下さり、テントのテーブルは賑やか。私はMさんの家族ルイちゃんとの交流を楽しんだ。
ルイちゃんは猟犬だということでテント周辺にいるねずみが気になるらしい。一通りかぎ回った後、おやつを貰って落ちついた。言葉は判らないけれど、彼女が来てくれるので暖かい気分になる。
昼過ぎ山梨からネットで知り合ったSさんが来てくれて嬉しかった。お互いにはじめまして!と言う挨拶が何かおかしい。
夕方第2テントのHさんが来てテントの防寒対策をしてくれた。Hさんいつも色々ありがとう!