NUCLEAIRE
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┗■3.新聞より5つ
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◆福島の被災者は苦しんでいる 「東電にイジメラれてズタズタ」
世間の忘却と反比例するように、苦悩が深まっている。福島原発事故の被災者たちだ。自殺を防ぐ電話相談「福島いのちの電話」には昨年、過去最多の相談があった。自殺の増加にも歯止めがかからず、アルコール依存症も深刻化している。仮設住宅での孤独死も後を絶たない。被災者たちの心の疲れはもはや限界に近づいている。閣僚の「金目」発言は、そうした心にまた一つ重荷を加えた。
◇孤独死 二本松の仮設で4日
今月4日、福島県二本松市の仮設住宅。浪江町から原発事故で避難していた一人暮らしの男性(74)が、自室で息絶えているところを自治会長に発見された。(中略)
一人暮らしの人が誰にもみとられずになくなる「孤独死」は、仮設住宅で暮らす浪江町民に限っても最近2カ月で3件あった。浪江町以外でも、避難者の孤独死は決して珍しくない。原発事故から3年がたつが、大半の避難住民の心は疲れ切っている。「福島いのちの電話」の昨年の相談件数は、過去最高の18194件だった。
(略)
◇「お金いらない元に戻して」心のケアでは解決せず・・・法整備しかない
(6月27日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆ 政治見て「踏ん張らねば」 (金曜日の声)
○横浜市旭区の自営業 藤井洋子さん(63) 最近、少し足が遠のき「私の中で風化が始まっている」と自問していた。でも、集団的自衛権をめぐる政治の様子を見て、踏ん張らないとと思った。個々人が意志を持ち続けることが大事。
○茨城県坂東市の無職 松本英一さん(39) 原発事故は、2000年間も守られてきた日本の国土を、人が住めない地にしてしまった。福島が収束していない状況で再開を急ぐことには反対。原発ありきの政策をまず見直すべきだ。
(6月28日東京新聞より抜粋)
◆ ひ・と・も・よ・う:東電、緊迫の49時間を記録 白石草さん
東京電力福島第1原発事故(2011年)で、対応に追われる東電内部の様子を記録したドキュメンタリー「東電テレビ会議 49時間の記録」(206分)が、優れた科学報道をたたえる今年の「科学ジャーナリスト大賞」を受けた。制作統括を務めたインターネットテレビ局「OurPlanet?TV」代表の白石草(はじめ)さん(44)は「原発で何が起きたかを多くの人に知ってほしい」と話す。
東電が公開した数秒?10分程度の映像274本(計49時間)を時系列で並べ直し、専門用語の解説や字幕を足した。刻々と悪化する状況を見る人に共有してもらうため、加工は最小限に抑えた。背広(本店)と作業着(現地)との本音のやりとりから、事態の深刻さが伝わる。
大手テレビ局で経験を積み、01年に独立した。非営利のメディア。人権や環境といった従来のテーマに「福島」も加わった。「大メディアが忘れてしまうこともしつこく追いかけます」。
自主上映希望はウェブサイト(http://www.touden49.net/)へ。
(6月23日毎日新聞より)
※編集部より:先日「スペースたんぽぽ」で上映会を開催しました。大変好評でした。
再度の上映会を計画しています。
◆原発コスト 火力より割高
専門家試算 福島第一の対策費増加
(6月27日朝日新聞見出し)
◆東電一律5万円増拒否 浪江町民慰謝料の和解案
東京電力福島第一原発事故による避難が続く福島県浪江町の町民約1万5千人が、慰謝料の増額を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、東電は、原子力損害賠償紛争解決センターが提示した「一律月5万円」を増額する和解案を拒否する回答を、センターと町に伝えた。
センターは、一律5万円に加え、75歳以上の高齢者にはさらに3万円増額するとの和解案を示していたが、東電は「高齢者で持病のある人」に限定し、月2万円増額すると回答した。
慰謝料は、文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会が示した指針で、月10万円と定められている。東電は26日の株主総会で質問を受け、回答の中身には触れずに「多くの方に一律に指針を上回る賠償をすることは、指針の考え方から乖離(かいり)し公平性を欠く」と答えた。
浪江町側は25万円増やし一律35万円を支払うよう求め、センターが和解案を提示した。町は既に和解案の受け入れを表明している。