NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2213】
2014年7月1日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.集団的自衛権に反対、閣議決定を糾弾
原発並べて(自衛)戦争はできない(山田太郎パンフ)
柳田真(たんぽぽ舎)
★2.安全確保のためのDBA(設計基準事故)思想の破綻
講座レポート 6/26原発事故基礎講座第3回
講師:槌田 敦 さん ※次回は7月17日(木)
中川敦詞(たんぽぽ舎)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆ 7・3環境省抗議行動!- 原発いらない福島の女たち
◆ 『小児甲状腺がん89例は異常多発!全調査データの開示を! 健康調査を! 保養・避難を!』
7/8福島県要請行動&集会参加を!
★4.新聞より3つ
◆ 節電で問う脱原発 センサーや検査機械製作 得意分野生かし開発
(6月28日東京新聞より抜粋)
◆「沈黙は共犯」一人でも歌う
歌手の横井さん 秘密法廃止や原発ゼロ訴え 11日コンサート
金曜夜に月1回 官邸近くで安倍政権批判 (6月21日東京新聞より抜粋)
◆凍結止水作業が難航 (福島第一の1週間) (6月28日東京新聞より)
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※7/2【東電抗議行動】にご参加を!
第10回東電本店合同抗議 東電解体!汚染水止めろ! 柏崎刈羽原発再稼働するな! 原発再稼働は日本を滅ぼす
日 時:7月2日(水)18時30分より20時
場 所:東京電力本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約96団体(6/30現在)
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┗■1.集団的自衛権に反対、閣議決定を糾弾
| 原発並べて(自衛)戦争はできない(山田太郎パンフ)
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
1.安倍晋三首相らの強硬な「集団的自衛権へのおもわく」で、そして平和の党をうたう公明党は「予想された腰くだけ・屈服」で、遂に集団的自衛権が7月1日、閣議決定された。
世界に誇る9条を持つ日本国憲法が名実ともに自民・公明連立政権によって殺された日として、後世に残る日となる。
私たちは自民党・公明党の集団的自衛権に反対、閣議決定糾弾を訴える。「連立の果実」を優先し、「権力の蜜」に折れた公明党、平和の党の看板を捨てた日を残念に思う。
2.集団的自衛権の行使を認める解釈改憲に反対する学者や弁護士、元官僚らで作る国民安保法制懇は30日声明を発表した。
◇「行使容認は憲法9条の規範性を否定し、わが国の平和主義を捨て去る重大事」とする声明を発表した.小林節・慶應大学名誉教授(憲法)ら法制懇の委員5人はこの日、参院議員会館で会見し、政府の閣議決定案を「単なる言葉遊びで、分析ができないぐらい論理が壊れている」と厳しく批判した。
国民安保法制懇は5月、12人のメンバーで発足。今後、解釈改憲に反対の立場で見解をまとめる。閣議決定後にも法律の整備などが残されていることから小林氏は「これでおしまいと思わず声を上げてほしい」と呼びかけている。 (東京新聞)
3.集団的自衛権への根本批判について、私たちは原発に長年取り組んできた視点から、集団的自衛権-戦争又は自衛戦争の根本的誤りを原発から具体的に指摘したい。
「他国の脅威だ」とか、「自衛戦争だ」とか色々いう人、自民党内の国防-右派系の人々、軍備拡大や戦争好きの人には、『原発を並べて自衛戦争はできない』(山田太郎著)の一読をオススメする。7年前の2007年に出版された小冊子だが、とても説得力がある。
その一節を引用する。
◇ひとたび武器を使用した紛争に日本が巻き込まれたら最後、(日本の)原発が武力攻撃をされる可能性を覚悟せざるを得ない。その場合でも、原発を安全に護ることは不可能である。
◇A.原発に対する武力攻撃には、軍事力などでは護れないこと。したがって、日本の海岸にならんだ原発は、仮想敵(国)が引き金を握った核兵器であること。
B.一たび原発が武力攻撃を受けたら、日本の土地は永久に人が住めない土地になり、再び人が住めるように戻る可能性がないこと。
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┗■2.安全確保のためのDBA(設計基準事故)思想の破綻
| 講座レポート 6/26原発事故基礎講座第3回
| 講師:槌田 敦 さん ※次回は7月17日(木)
└──── 中川敦詞(たんぽぽ舎)
○冒頭前回の鼻血問題について少し触れられました。
日本の御用学者はベータ線被ばくに注目していないということが重要でした。
○ DBA思想について (Design Base Accident)
DBAとは設計基準事故つまり原子炉の設計基準は想定される事故に対して対策を行う思想である。これはウィンズケール事故の教訓から
1.ECCSで原子炉を冷やす
2.放射能を格納容器で閉じ込める
という形でDBA思想は完成した。
しかし、起こりえないはずの苛酷事故がスリーマイル、さらに福島で起きた。DBA思想が守られれば大丈夫のはずが福島事故では科学技術で守れなかった。
まず第一に、電源が確保できず、原子炉の状態が分からなくなり低圧注水系が使えず炉心を冷却できなくなってしまった。また、間違った測定値が出てきた。
さらに、非常用復水器に水素が溜まるという欠陥からECCSを削除したため使用ができず苛酷事故に至った。
第二にDBAでは事故になった時、通常の冷却系を解除してECCSで炉心を冷やす。しかし、東電は通常の冷却系と混在使用して混乱状態になった。しかも、冷却の主力を消防ポンプに求めるなどのデタラメ運転を行い苛酷事故になった。
○ DBA思想は失敗から破綻へ
ウィンズケール事故を機会にDBA思想は完成した。しかし、福島事故が起きた以上この事故を新しいDBAにしなくてはならない。新しい対策をせず、その他対策設備のコスト高で事故対応できないのであればDBA思想は失敗を超えて破綻となる。
原子力は科学技術ではなく、安全の主張はもはや許されない。
◇次回の基礎講座は
日 時:7月17日(木曜日)18:30開場 19:00開会 ※日程にご注意ください。
原発事故基礎講座第4回『スリーマイル原発と川内原発について』(仮題)
講 師:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
皆様のご来場をお待ちいたしております。