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たんぽぽ舎です。【TMM:No2013

2013117() 地震と原発事故情報 -4つの情報をお知らせします

                              転送歓迎

━━━━━━━

★1.116日(水)、東電解体!東電本店合同抗議 汚染水止めろ!

 柏崎刈羽原発再稼働するな! 次回(3)124日    (渡辺秀之)

★2.コラム その26「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」

  国弱者を狙い撃ちする現代の地震       (島村英紀 地震学者)

★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 ◇【PAC3撤去!オスプレイくるな!原発再稼働反対!

  12・8リレートーク&津田沼デモ】のご案内

★4.新聞・雑誌より5つ

 ◇燃料取り出し延期へ  安全確認に追加実証試験 福島第一4号機

  (115日 東京新聞より抜粋)

 ◇東京ガス 抜本値下げ  コスト削減効果 家庭向け2% 12月から

  (1031日 毎日新聞より抜粋)

 ◇原発情報、隠蔽を危惧  秘密保護法案に意見書 福島県議会

  (115日 茨城新聞より抜粋)

 ◇除染費支払い督促  環境省 東電に延滞金検討

  (112日 毎日新聞より)

 ◇「政治が方針を」  小泉元首相 脱原発批判に反論

  (114日 東京新聞より抜粋)

━━━━━━━

11/10(日)14:00から 『原子力ムラの陰謀を語る』講師 今西 憲之さん

場所:スペースたんぽぽ 主催:もんじゅ・西村裁判を応援する会、いろり

ばた会議 参加費800円 事前予約不要です。会場へ直接お越し下さい。

━━━━━━━

 

┏┓

┗■1.116日(水)、東電解体!東電本店合同抗議

 │ 汚染水止めろ! 柏崎刈羽原発再稼働するな!

 │ 次回(第3波)は12月4日(水)

 └────(渡辺秀之 たんぽぽ舎ボランティア)

 

 11月6日(水)午後6時半、東京電力本店まえで「汚染水止めろ!柏崎刈羽

原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。主催は、経産省前テントひろば

・首都圏反原発連合・たんぽぽ舎・東電株主代表訴訟。参加者は約350人。

 

 10数本ののぼり旗が林立し、横幕も3枚。ドラムもにぎやか。コールのあと

主催者代表で経産省前テントひろば・渕上さんが挨拶。

この合同抗議に賛同する団体を紹介。

1)電気代一時不払いプロジェクト 2)反原発自治体議員・市民連盟

3)脱原発かわさき市民 4)原発止めよう!東葛の会

5)ピースサイクル全国ネットワーク 6)ストップ原発&再処理・意見広告の会

7)原発さよなら千葉 8)憲法を生かす千代田の会 9)アソシエイションズ.jp

 

 問題提起として、たんぽぽ舎・山崎久隆さん、東電株主代表訴訟から木村結

さんが発言。また賛同のメッセージとして武藤類子さん(福島原発告訴団団

長)と刈羽村・近藤容人、ゆき子夫妻から「のたうち回る東電にとどめを刺さ

ねばなりません。早くしないと、第二、第三の原発事故が起き、日本が滅亡し

ます」。東電広瀬社長あての申入れ:首都圏反原発連合から1通を読み上げて

手渡した。

 その後、コールと参加者からのアピールがあり、午後8時に終了。参加者の

熱い抗議の声が新橋の夜空に響きわたり、中身の濃い抗議行動でした。

 なお、カンパが4万円ほど寄せられました。

 カンパのご支援、ありがとうございます。

 

 ☆今後、12月4日()と行動を続けていく予定です。

  時間は午後6時半~8時。東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。

 

 

┏┓

┗■2.コラム その26「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」

 │ 国弱者を狙い撃ちする現代の地震

 └────(島村英紀 地震学者)

 

┃国弱者を狙い撃ちする現代の地震

┃原発、地震、悪天候でもあらゆる被害者は立場の弱い人間たち

┃それに乗じ利益を得る人間がいる構図も今昔変わりなし

 

○鯰絵(なまずえ)というものがある。

 安政江戸地震(1855年)のときには、地震後わずか3日間で380種類もが刊

行された。これはさまざまな地震ナマズの木版画に文章をつけた大衆向けの出

版物だ。いわば当時の夕刊紙である。カラー刷りの版画と文章で、大衆が好む

安政地震のさまざまなゴシップを取り上げている。

 ナマズ絵には幕府や豪商への鋭い風刺もあるので幕府はすぐに禁止令を出し

た。だが庶民はたくましい。禁止令も何のその、版元も出版日も書いていない

ナマズ絵が次々に出版され、人々は先を争って買い求めた。

 ナマズ絵で有名なものに地震の元凶であるナマズが豪商の首を締め上げて、

持っている小判が散らかっているものがある。

 たしかに大地震のときには富裕な商人が蓄えてきた金を庶民に「再配分」す

ることが行われた。いや、大地震だけではない、江戸で繰り返された大火のと

きも、この種の再配分のおかげで庶民が立ちなおったり潤ったりしたのだ。

 たとえば慶応の大火(1866年)のときには日本橋近くの豪商の詳細な支出記

録が残っている。

 それによれば、材木商や大工や左官にはじまって釘屋、石灰屋、砂利屋、縄

屋、綿屋、桶屋など、驚くほど多くの零細な職業に支払が行われたのが分かる。

もしこの再配分がなければ、大衆による打ち壊しが富裕商人たちを襲う可能性

さえあったのだ。

 しかし、現代はすっかり違ってしまった。瀬戸内海を見下ろす神戸大学の高

台には慰霊碑が建っている。阪神淡路大震災(1995年)で犠牲になった同大の

関係者の碑だ。それによれば、学生の死者は39人、うち37人は下宿生だった。

神戸大学が特別に下宿生の割合が高かったわけではない。下宿生は古い木造家

屋に住んでいることが多く、それゆえ午前6時少し前の大地震で、多くが犠牲

になってしまったのである。

 ちなみに、神戸大学では建物はひとつも倒壊しなかったから、もしこの地震

が昼間だったら、これらの学生は命を落とさずにすんだだろう。

 

○阪神淡路大震災には限らない。

 東日本大震災(2011年)でも犠牲者を年代別に数えると、60歳代が19%、70

歳代が23%、80歳代以上も23%あった。

 一方50歳代は12%、40歳代は7%、30歳代は6%だったから、高齢者の割合

は人口割よりもずっと多かった。つまり、現代の地震は弱者をねらい撃ちにす

るのである。

 つぎに首都圏を襲う大地震でも、古い住宅に住み続けざるを得ず、費用のか

かる耐震補強もおいそれとは出来ない庶民の「地震弱者」に被害がとくに多い

ことが心配されている。

 富裕商人の家も庶民の家も等しく壊れてしまって、再配分で庶民も潤った江

戸時代とは様変わりしてしまったのである。(11月8日『夕刊フジ』より)

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