NUCLEAIRE
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┗■3.雑誌から
| 「東電任せではまた事故が起こる」
| 規制委の田中俊一委員長は私と会ってくれない
| 再稼働のキーマン 泉田裕彦新潟県知事が激白! (下)
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―原発の新基準については、どう思いますか。
○欧米ではメルトダウンが起きることを前提に対策を立てています。例えばヨーロッパでは(略)メルトダウン事故が起きても炉心をキャッチして冷却設備に流し込む仕組みを持っている。アメリカでは2001年の同時多発テロの後、"B5b"というテロ対策を作った。
―日本の新基準には、そういう項目はありません。
○今の基準はバッテリーが2重になっていて隣り合っていないかとか、機器や設備の性能に関するものばかり。(略)「第二の安全神話」を作ってしまっている。確率的に事故は起きるものなのに、いざというときに誰が危険な現場に突入するのかすら決められていない。福島のように、事故が起きてからその場でまた「決死隊」を募るんでしょうか。
―原子力規制委の田中俊一委員長に面会を申し込んでいるのに、会ってくれないそうですね。(略)
○規制委に国民の命と安全と財産を本気で守るつもりがあるのか疑問です。守っているのは、電力会社の財産ではないか。(略)
新潟県は中越沖地震のときに原発事故との複合災害を身をもって体験しています。渋滞で車が動かなくなって、緊急自動車もなかなか原発にたどり着けない。そういう話を、彼らは聞こうともしないのです。
―田中委員長は、原発再稼働と住民の防災計画は「直結しない」と発言していました。
○政府の中での役割として、原子力利用の安全確保に関することはすべて規制委の管轄なんです。(略)原発の性能基準だけ審査して後はやりませんと言うのなら、責任回避以外の何ものでもありません。
=「事業者の責任」と逃げる規制委=
―規制委は自らの責任から逃げていると
○例えば福島第一原発事故のように原子炉への海水注入が必要となったとき、誰が責任を持って決断するのか。規制委は「事業者の責任だ」と言うでしょうが(略)万が一のときは安全のために国が補償します、というような制度をつくるべきではないか。だから、福島の検証と総括が必要なんです。
―そもそも、泉田知事は「脱原発」を目指しているんですか。古巣の経産省は「原発推進」のイメージが強いですが。
○結論が先にあるわけではないんです。(略)安全性も要素の一つで、大変なコストがかかるのなら他のエネルギーにしよう、となるわけです。ただ、ウラン燃料からプルトニウムを取り出して再利用する核燃料サイクルが完成しなければ、どのみち天然のウラン資源はあと数十年で枯渇する。推進か脱原発かという議論も、意味がなくなります。
―現職官僚が書いたベストセラー「原発ホワイトアウト」では、泉田知事をモデルにした人物が、原発再稼働に反対し、最後は検察の罠にかかって罪をでっち上げられて逮捕されます。実際に圧力はあるんですか。
○(略)私にもいろいろなことを言ってくる人がいますし。事実無根ですが、週刊誌が私が東京に遊びに行っているという話を探っているとも聞きます。ただ、一番の問題は、私が話した論点は大手メディアを通すとなかなか中央に伝わらないことです。
―そちらのほうが問題?
○国民の皆さんは正しい情報さえ与えられれば、的確な判断ができるんです。情報を与えないで誘導するのでは、また同じ過ちを繰り返してしまう。まさに今、日本の民主主義の熟度が試されていると思います。(週刊朝日11月8日号より)
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆11/13「鎌田 慧さんを励ます脱原発の集い」ご案内
朝夕めっきり涼しく、季節の移ろいを感じますが、皆さんお元気でしょうか。
さて、この度下記のように、予てより鎌田さんの活動に感銘を受けた人たち有志の呼びかけで「鎌田慧さんを励ます脱原発の集い」を催すことになりました。
この度の集いを、再稼働に走る安倍政権に歯止めをかけ、すべての原発廃止まで闘う鎌田さんに力強いエールを送ると共にわたしたちも新たな決意のもと運動を進める端緒にしたいと願っています。
このような趣旨にご賛同いただける大勢の方々のご参加をお待ちしています。
呼びかけ人
井汲多可史 浦田義純 江田忠雄 鎌仲ひとみ 蔵田計成 栗山堅太郎
斎藤 暁 斎藤嘉章 下山 保 篠原浩一郎 須田大春 高橋建二郎
冨田杏二 正清太一 松本純一 武藤類子 松浦嵩毅 平井吉夫 淵上太郎
森川 忍 柳田 真 山田和明 和田あき子 若森資郎 (敬称略・あいうえお順)
日 時:11月13日(水)14時~16時
場 所:明治大学紫紺館4F(お茶の水)千代田区神田小川町3-22-14 03-3296-4727
会 費:3500円 当日は軽い食事を用意しております。
事務局の連絡先:「鎌田慧さんを励ます会事務局」
山崎 TEL 03-5808-1278 FAX 03-5808-1279
◆講演会「日本の放射能被害を防ごう」
放射能の少ない食事に切り替えると症状が軽くなる
ウクライナ(旧ソ連)・タチアナ女史の実践報告-川内、郡山、東京
◇仙 台 11月19日(火)13:30~16:40(開場13:00)交流会17:10~
会 場:仙台市市民活動サポートセンター6階セミナーホール
地下鉄広瀬通駅 西5 番出口すぐ、市営バス「商工会議所前」徒歩3分
<お申込み> http://kokucheese.com/event/index/119345/
参加費:500円
◇郡 山 11月20日(水)13:30~16:40(開場13:00)交流会17:10~
会 場:福島県教職員組合郡山支部会館
JR郡山駅西口 バス(市役所経由)「郡山女子大前」下車徒歩3分
参加費:無料
◇東 京 11月21日(木)13:30~16:40(開場13:10)交流会17:00~
タチアナさんの報告後、松井英介医師、
小若順一食品と暮らしの安全基金代表、
そして山本太郎議員(予定)によるシンポジウムを行います。
会 場:衆議院第一議員会館・多目的ホール
要予約:<お申込み>http://tokyotimothy.blogspot.jp/
資料代:800円
主催・お問合せは TEL:048-851-1212(主催:食品と暮らしの安全基金)へ
http://tabemono.info/kouen5.html