NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2004】
2013年10月29日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.東電社長、汚染水で「福島に要員回す」と回答
では規制委員長は福島へ要員を回すのか否かどちらなのか?
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.四国、伊方原発ここが危ない 連載2
米軍オスプレイも上空を飛ぶ、飛行機墜落のリスク
小倉 正(原発さよなら四国ネット)
★3.「小泉賛同者」なぜ出ない=与良正男(毎日新聞論説委員)
★4.新聞・雑誌より2つ
◆自民党支持層も疑問視 首相の汚染水発言
(10月28日茨城新聞より抜粋)
◆中間貯蔵施設に国費 東電の負担軽減案 建設・管理
(10月27日茨城新聞より抜粋)
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※11/1(金)第78回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:11月1日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。16:40頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:20官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テント
ヨコでまとめの集会(短時間)。
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※「地震と原発事故情報」編集部より、お知らせ
『メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿』の
送付先アドレスは、今後、たんぽぽ舎の通常アドレス
「 nonukes@tanpoposya.net 」となります。
・お知らせ受付専用アドレス「magazine @ tanpoposya.net」は、
10月末で終了となります。
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┗■1.東電社長、汚染水で「福島に要員回す」と回答
| では規制委員長は、福島へ要員を回すのか、否か、どちらなのか?
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
・10月28日(月)の夕刊は次のように報じている。
田中規制委員長が東電社長と初会談した(非公開)。
「福島第一の現状は極めて憂慮すべき事態」「思い切ったことをしないと人心の刷新にならない。ドラスティック(大胆)、かつ長期的な計画を立ててほしい」と指示した。
広瀬社長は「火力、水力発電所も含め、全社的に福島第一原発に人員を回したい」「必要なコストは思い切って出したい」と話した。
ケチな東電が思い切って人とお金を福島第一原発の収束・汚染水対策に出す約束をした以上、今後、出してもらおう。社長の言葉が本当に実行されるかどうか、我々はキチンとみていこう。ヒバク労働を防げ。
・ところで、規制庁と田中規制委員長は、福島にどう向き合うのか?おたずねしたい。規制委も福島に思い切って人員を出すべきではないか。規制委は福島で役立っていない-というのが実情だ。汚染水をはじめとして思い切った対策をすべきは、規制委も同罪なのである。
再稼働審査の条件・環境ができていない(福島第一原発事故の検証ができていない)以上、再稼働審査をやめて、その担当職員全員を福島第一原発の収束・汚染水をとめる-へ回すべきである。東電の回答の次は、規制庁、田中規制委員長が国民に答える順番なのだ。
規制委は再稼働審査を中止して、全力を福島第一原発の収束・汚染水対策にあたれ。
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┗■2.四国、伊方原発ここが危ない 連載2
| 米軍オスプレイも上空を飛ぶ、飛行機墜落のリスク
└──── 小倉 正(原発さよなら四国ネット)
伊方の例:「2013年3月30日、伊方原発の上空で、米軍哨戒機P3Cの飛行が(四電によって)確認されました。多くの県民が1988年に伊方原発直近のみかん畑に大型ヘリが墜落し乗組員7人が死亡した事件を思い起こして慄然としました。」
・岩国基地と沖縄を結ぶ米軍飛行ルート下に佐田岬半島も含まれており、原発が飛行ルート確認の目印に使われている。
・1988年の米軍ヘリ墜落後、何度も原発上空を飛ばないよう県は法制化を含む申し入れをしているが対策が取られていない。
・テロ対策の観点からは、大型飛行機が伊方原発を直撃するケースも規制委員会は検討するべきなのに、少し離れた箇所への墜落の想定でOKとしている。
(連載3へ続く)(連載1は、10月22日【TMM:No1996】に掲載)
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┗■3.「小泉賛同者」なぜ出ない=与良正男(毎日新聞論説委員)
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○ この人が後に首相になろうとはおそらく本人以外、誰も考えていなかった1990年代前半の話だ。私は小泉純一郎さんに面と向かって何度もこんな議論をふっかけた。
「結局、小泉さんは自民党の延命に役立っているだけではないか」
当時の小泉さんは自民党内では単なる「変わり者」といった存在だった。だが、政権や自民党に不祥事や難問が浮上するたびに、テレビに出演して時の首相や党執行部を激しく批判し、正論・異論を唱える小泉さんを見て、世の人々は「自由で幅広い意見がある自民党は、やはりいい政党だ」と感じたはずだ。「延命」とはそんな意味だった。
同時に、小泉さんが自民党の主流になれるとも、あのころの私には思えなかった。が、その都度、小泉さんは「まあ見てろって。いつか小泉が正しいという時代がくる」とニヤニヤ笑いながら語ったものだ。
○ 後の小泉政権の功罪については話をおく。しかし、「放射性廃棄物の最終処分のあてもなく原発を進めるのは無責任」「今、政治が原発ゼロ方針を打ち出さないと将来も難しくなる」という原発に関する最近の発言はまったく正論だと私は思う。
その小泉さんが先週、講演会にテレビカメラが入るのを許した。一連の発言の火つけ役となった本紙コラム「風知草」で山田孝男専門編集委員が今週、「計算ずくの挑発」と書いている。その通りだろう。「小泉発言は見識を疑う」とまで読売新聞に社説で批判されたこともあって「少し戦闘モードに入ってきたのかなあ」とも長年の小泉ウオッチャーである私には思える。
○ そこで考え込むのだ。なぜ、小泉さんに賛同し、呼応する動きが自民党に出てこないのか、と。20年前、確かに小泉さんは変わり者だったけれど、党内には「小泉さんの言い分には一理ある」と同調する声が必ず出た。それが今はない。かといって正面切って小泉さんを批判するわけでもない。自民党は随分、息苦しい政党になってしまったものだ。
「すわ小泉新党?」といった政局話には本人も関心はないだろう。発言が注目されるのは核廃棄物問題など、ひとえにことの本質を突いているからだ。静観、無視を決め込むのは、本質の議論を避けたいからだといってもいい。
(10月23日毎日新聞東京夕刊より)
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┗■4.新聞・雑誌より2つ
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◆自民党支持層も疑問視 首相の汚染水発言
共同通信社の世論調査で、安倍晋三首相が東京電力福島第一原発の汚染水漏れに関し、「状況はコントロールされている」と発言したことに、自民党支持層の75.4%が「信頼できない」と回答した。首相はさらに丁寧な説明を迫られそうだ。連立を組む公明党の支持層でも「信頼できない」が82.7%に上った。安倍内閣を支持すると答えた人でも77.4%が信頼できないとした。
一方、野党側を見ると、民主党支持層では91.4%。日本維新の会では88.8%、みんなの党では93.3%、共産党では100%が信頼できないと答えた。「支持政党なし」の無党派層でも「信頼できない」は90.9%に達した。(後略)
(10月28日茨城新聞より抜粋)
◆中間貯蔵施設に国費 東電の負担軽減案 建設・管理
東京電力福島第一原発事故後、除染などで発生した福島県内の汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設・管理をめぐり、国費で負担する案が26日までに自民党内で浮上した。経営再建に向け、東電の負担を軽減する狙い。年末の来年度予算編成も念頭に働きかけを強める。ただ除染や中間貯蔵の費用は東電が支払うと規定した放射性物質汚染対処特措法の改正が必要になるため、政府内には慎重な意見もある。(中略)
建設には数千億円規模が必要で、環境省は一部を来年度当初予算に盛り込む方針。長期間の施設の維持管理にはさらに莫大な費用が見込まれる。