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たんぽぽ舎です。【TMM:No2454】
2015年4月7日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原子力災害対策指針」改悪を許すな  (その3)
   東電福島第一原発事故も無かったかのごとく
   防災指針まで改悪しても再稼働させたい政府   山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.放射性廃棄物の処分を放っておくな
   日本学術会議の回答を無視して原発再稼働を促進するな
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その44
                   木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.新聞より3つ
  ◆ふたつの再稼働
   「原発と戦争」いのちを危険にさらすこのふたつの愚かな再稼働を
   人間としての誇りと努力で食い止めたい     鎌田 慧(ルポライター)
                   (3月31日東京新聞「本音のコラム」より)
   ◆自治体、電力小売り拡大 エネルギー自給自足支援
                                    (4月7日茨城新聞より抜粋)
  ◆原発事故 記述大幅増 中学教科書検定 「安全」から流れ一変
   慎重意見 異例の多さに      (4月7日東京新聞より抜粋)
★4.テント日誌4月4日(土)
   経産省前テントひろば1302日 商業用原発停止566日
   天気予報が当たって月食は見えなかった    (I.K)
━━━━━━━
※4/11第15回「東電は責任をとれ」連続講座
 ぜひ多くの方々の参加を、お願いします

日 時:4月11日(土)14:00から17:00 (開場13:30)
講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
テーマ:「東電福島第一原発の放射能汚染水の惨状と今後」
場 所:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)
呼びかけ:「経産省前テントひろば・たんぽぽ舎」,賛同119団体
参加費:800円(学生 400円)
━━━━━━━

┏┓
┗■1.「原子力災害対策指針」改悪を許すな  (その3)
 |  東電福島第一原発事故も無かったかのごとく
 |  防災指針まで改悪しても再稼働させたい政府
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

5 OIL2(注)の20マイクロシーベルト毎時を超え1日過ぎるまで・・・
16Pにある記述
 「OIL1(注)については緊急時モニタリングにより得られた空間放射線量率(1時間値)がOIL1の基準値を超えた場合、OIL2については、空間放射線量率の時間的・空間的な変化を参照しつつ、緊急時モニタリングにより得られた空間放射線量率(1時間値)がOIL2の基準値を超えたときから起算して概ね1日が経過した時点の空間放射線量率(1時間値)がOIL2の基準値を超えた場合に、防護措置の実施が必要であると判断する。」は、どういう観点から見ても、福島第一原発事故の教訓を無視している。
 地震と津波の複合災害となった福島第一原発事故は、否応なく高線量下に置いても迅速な避難行動はできない事態となった上、SPEEDIなどが機能せず、比較的低い線量を選んで行動することさえ出来なかった。
 これに対して反省するどころか、更に初動を遅らせるに等しい記述がある。20マイクロシーベルトを超えた段階で避難するというわけでさえなく、実にそれから1日おくというのは、ほとんど理解されるわけがない。
 現代ではモニタリング装置は多くの人も持っており、空間線量が極めて高くなっていることは、自治体や政府が何も言わなくても情報として広まるであろう。 その時になっても迅速な避難行動を指示するどころか、現在地に止まることを強要すれば、パニックを引き起こすであろう。
 災害時対応としても、あまりにも危険であり、デタラメである。20マイクロシーベルト毎時とは、平常時の40倍を超えるのである。(了)

※注:OILとは「運用上の介入レベル」(Operational Intervention Level)
の略称です。
 「OIL1」とは、避難のための基準であり、IAEA国際原子力機関が定めた値の2分の1相当としている毎時500マイクロシーベルトの空間放射線量率を言います。
 「OIL2」とは、一時移転つまり居住地域から一定期間退避するために定められた基準で、IAEAが定めた基準の5分の1に相当する毎時20マイクロシーベルトの空間放射線量率を言います。
 なお、線量率はいずれも地上1mの地点での測定値とされています。

 「UPZ」とは 緊急時防護措置を準備する区域(Urgent Protective action
planning Zone)でおおむね30km圏内、緊急防護措置と言いながら何をする区域なのかは、定義が明確ではない。そのため鹿児島県では30キロ圏内であっても避難を想定する防災計画が作られていない施設がたくさんある。福島第一原発事故の100分の1程度の放出量では10kmの範囲の外側は屋内退避で済むと考えられている。
 「PAZ」とは 予防的防護措置を準備する区域(Precautionary Action Zone)
急速に進展する事故を考慮し、重篤な確定的影響等を回避するため、緊急事態区分に基づき、直ちに避難を実施するなど、放射性物質の環境への放出前の予防的防護措置(避難等)を準備する区域をいう。実用原子力発電所の場合、この区域の範囲のめやすは「原子力施設から概ね5km」とされる。
 このことから「直ちに避難を実施するなど」といいながら、実際には避難まで相当の期間が見込まれていると考えられる。拡散予測ではなく実際の計測線量により区域内の行動が決められるということで、被曝をしながら避難または屋内退避を指示されることになる。


┏┓
┗■2.放射性廃棄物の処分を放っておくな
 |  日本学術会議の回答を無視して原発再稼働を促進するな
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その44
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

  4月1日の原子力規制委員会定例会議で、議題1「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律に基づく特定放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針」に対する原子力規制委員会の意見について-が議論され、原子力規制委員会の回答を決定した。
 資源エネルギー庁が最終処分基本方針を説明し、質疑応答後に決定したのだが、規制委が設置目的「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全」に資することを全く果たさないことが明らかになった。
 エネ庁の説明で、高レベル放射性廃棄物等の処分の実施主体としてNUMO(原子力発電環境整備機構)が2000年に発足し17年を経たのに制定プロセス(1文献調査、2概要調査、3精密調査、施設建設後廃棄物搬入開始)が全く進んでいない、2年程度と計画した文献調査の段階にすら入っていない、地元自治体の理解も得られない、などのことが明らかなった。
 それに対して、規制委は今後の検討に支障が生じる、規制側にも人材確保が必要と指摘するだけでOKを出したのだ。
 なぜ「トイレなきマンション」を放置するのだ?
  常日頃「科学的・技術的」を売りにする規制委が、なぜ日本学術会議の提言を無視するのだ?
 日本学術会議は2012年9月の提言で、「高レベル放射性廃棄物問題は、原子力政策について総合的に評価・判断する際に考慮すべき不可欠な論点を構成している。原子力政策の方針を決めた後に、高レベル放射性廃棄物問題の対処を考えるのではなく、高レベル放射性廃棄物問題を考慮事項に入れた上で、原子力政策について考えるべきである。」と結んでいる。また、新たに検討中の提言案のポイントとして「政府と電力会社が『核のごみ』対策を明確化することが原発再稼働の条件」が一番に示されている。(東京新聞2月15日報道。提言発表は遅れているよう。)
  イチエフの放射能汚染水対策も廃炉対策も「トイレなきマンション」対策も後回しにして、原発再稼働推進に邁進する原子力規制委員会は「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全」を守る気がない。直ちに解体すべきだ。


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┗■3.新聞より3つ
 └──── 

 ◆ふたつの再稼働
  「原発と戦争」いのちを危険にさらすこのふたつの愚かな再稼働を
  人間としての誇りと努力で食い止めたい   鎌田 慧(ルポライター)

  放射性セシウムなどがじわじわ海にむかって漏れ続けている。福島原発事故から4年がたったが、やむ気配はない。放射性汚染水の除去装置に、700億円もの国費が投入されたが効果は出ていない。肝心のメルトダウンした核燃料棒さえ、どこにあるのか分からない。
 フクシマの子どもたち100人以上に、甲状腺がんや、その疑いの例が発見された。原発内では、収束作業に、1日6000人もの労働者が従事し、周辺の地域ではそれに匹敵する労働者が、これまた見通しのない除染作業を行っている。
 故郷を、家庭を、仕事を奪われた人たちが、まだ12万人もいる。絶望のまま世を去る年寄りがあとをたたない。それでも、電力会社は平然と再稼働の準備をすすめ、政府は原発推進を叫ぶ。
 老朽化した5基は廃炉にして、ほかを再稼働させる作戦である。費用は電気代に上乗せして、消費者に負担させるつもりのようだ。事故による、どんな悲惨も、あたかも局地戦の犠牲者としてしか数えられていない。
 誰も責任をとらず、被害を軽微にしか発表しないのは、先の戦争とおなじだ。安倍政権は沖縄にすべての犠牲を押しつけ、自衛隊派兵の準備を整えている。原発と戦争。
 いのちを危険にさらすこのふたつの愚かな再稼働を、人間としての誇りと努力で食い止めたい。それが与えられた役割だと思う。
                (3月31日東京新聞「本音のコラム」より)


 ◆自治体、電力小売り拡大 エネルギー自給自足支援

  電力の小売りに参入する自治体が広がっている。電力を買い取って利用者に販売する「新電力」を設立し、太陽光などでつくった地域の電力を安く販売することで、エネルギーの自給自足の動きを支援している。2016年4月の電力小売りの前面自由化に合わせ、家庭への電力販売も視野に入れている。(後略)
   (4月7日茨城新聞より抜粋)


 ◆原発事故 記述大幅増 中学教科書検定 「安全」から流れ一変
  慎重意見 異例の多さに

  「現在でも発電所の敷地から大量の汚染水が海洋や地下水に流れ出していることがわかった」「いまなお、事故の収束の見通しすらたっていないのだ」
 清水書院は公民の序章で、今も続く事故の影響に触れた。担当者は「福島の原発事故後の教科書なだけに、これまでよりも踏み込んで書いた」と話す。
 福島の事故を扱った教科書は104点のうち31点(29.8%)で、現行の105点中17点(16.2%)から増加。公民(6点)と地理(4点)は現行と同じく全教科書で扱い、歴史は3点から7点、理科は1点から7点へそれぞれ増えた。
 「事故が起きるまで『原発や放射線は安全だ』という立場での教育が主流だった」。ある教科書担当が振り返る。(後略)
    (4月7日東京新聞より抜粋)


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┗■4.テント日誌4月4日(土)
 |  経産省前テントひろば1302日 商業用原発停止566日
 |  天気予報が当たって月食は見えなかった
 └──── (I.K)

 家を出るときは小雨だったが、テントに着いたらやんでいた。雨に濡れた椅子を拭いて座り込む。
 土曜日の午前中は人手不足と知ってテント川柳のYさんが来てくれていた。
春になったと薄着して出かけたら思いのほか寒かった。冬の装いをして行くべきだったとちょっぴり後悔する。
 それでも頑張ってYさんと2人テント前での無言のアピールを続けた。
1時ごろたんぽぽ舎のOさんが来てくれホッとする。
 その後久しぶりに現れたUさん。美味しい大福を差し入れてくれた。
そして仕事の合間に寄ってくださるIさんを交えて話が弾んだ。Uさんは来るときたくさんの外国人観光客を見て驚いたそうだ。何故原発事故があった日本にこんなにやってくるのか疑問に思ったと言う。
言われてみればこの頃テント前も外国人がたくさん通る。安倍の東京は安全です!が浸透しているのだろうか?
 通りがかった中年の方達にチラシをお渡ししたら、原発反対!やっぱり原発は駄目だよね。と言ってくれたので嬉しかった。
後でよく読んで勉強すると言って去っていった。
 今日もM子さんが来てくれ、眼の悪いHさんと色々話していたようだ。
4時半になり泊まりのSさんも来てくれたので新宿のスタンディングに行くと言うM子さんのお供をして出かけた。
夜は皆既月食を楽しむ会があったが、見られたかな?
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2453】
2015年4月6日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原子力災害対策指針」改悪を許すな  (その2)
   東電福島第一原発事故も無かったかのごとく
   防災指針まで改悪しても再稼働させたい政府    山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.福島においては放射能安全プロパガンダ(宣伝)が吹き荒れている
   この国は子どもに対する人権意識が余りにも乏しい
   4/9ちょぼゼミ第4回・田中一郎さんの学習会
                冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆4/8レイバーネットTV特集:
    「海洋汚染・メルトアウトのフクイチはどうなっているのか?」
★4.玄海MOX裁判不当判決に控訴!
              玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
★5.新聞より1つ
  ◆九州電力 川内の使用前検査項目 半数が日程調整中
                 (4月4日茨城新聞より抜粋)
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┏┓
┗■1.「原子力災害対策指針」改悪を許すな  (その2)
 |  東電福島第一原発事故も無かったかのごとく
 |  防災指針まで改悪しても再稼働させたい政府
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

3 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムSPEEDIについて
 P6~7にかけて記載されていた以下の文章が削除されている。
 「なお、国は、例えば緊急時モニタリングによって得られた空間放射線量率等の値に基づくSPEEDIのような大気中拡散シミュレーションを活用した逆推定の手法等により、可能な範囲で放射性物質の放出状況の推定を行う。また、原子力事故の拡大を抑えるために講じられる措置のうち、周辺環境に影響を与えるような大気中への放射性物質の放出を伴うものを実施する際には、気象予測や大気中拡散予測の結果を住民等の避難の参考情報とする。」
 つまり、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムSPEEDIの運用をしないことになった。その代わりに実測データを使うという。
 その理由については、さしたる検証もなく「機能しなかった」とされているが、これと、同様に機能しなかったERSSを合わせて300億円近い費用を投じながら、福島第一原発事故における検証もなく放棄することは認めがたい。
 双方のシステムが機能しなかったのは、官僚機構がその性能を十分理解しなかったばかりか、秘密主義のもとで自治体など本当に必要としていた防災機関にも情報を送らないなど、不作為と怠慢のなせるわざであった。
 これを合わせて機能させることで、今後は十分予測は可能であり、それに基づき予防的に住民への情報提供、広報、避難指示等ができるはずである。それをしないならば、原発を動かすべきではない。
 実測に基づく避難では、非常に多量の被曝をした後に避難したり、あるいは避難しようにも避難路を封じられるなど、極めて重大な危機に陥る可能性が高まるだけである。また、予め一定の被曝量に達するまで避難を「させない」となれば、これは重大な人権問題である。
 SPEEDIの記述を残すと共に、実測データ及びERSSと一体として運用すること、及び情報はリアルタイムで公表すべきことを求める。

※参考 緊急時対策支援システムERSS
 原子力災害が発生した場合、住民の安全を確保するために迅速かつ的確な原子力災害応急対策が必要になる。応急対策を行う上で、原子炉の状態を迅速かつ的確に把握して、国が原子力災害応急対策を実施する。その後の事故の進展を予測するために必要となる「事故進展予測」を支援するために、電気事業者から送られてくる情報に基づき、事故の状態を監視し事故の状態を判断し、その後の事故進展をコンピュータにより解析・予測するシステムとして開発されたのが、緊急時対策支援システム(ERSS:Emergency Response Support System)である。
 3.11の際には地震により外部電源を喪失した午後2時47分ごろにデータの送信が停止している。ERSSを所管する当時の保安院は「非常用電源が接続されていればデータが受け取れた」と認めている。

4 福島第一原発事故の現状認識について
(1)16P12行に次の記述がある。
「当該特定原子力施設の現状は、他の実用発電用原子炉施設とは異なり、その内包する放射性物質が著しく異常な水準で敷地外に放出される新たな緊急事態の発生を合理的に想定することはできず、あるいは放射性物質が放出される新たな緊急事態を当該特定原子力施設の現状を踏まえて合理的に想定した場合における周辺住民が受ける放射線影響は他の実用発電用原子炉施設の場合と比べて十分小さいものとなることから、」
●これは何を根拠にこのような書き方となったのか。
 3つの原子炉直下には核燃料が残存し、それが今どこにどれだけあるかさえわからない。使用済燃料プールも4号機以外は依然として手つかずである。
 運転こそしないものの、休止している原発よりも遙かに危険であることは論を待たない。さらに運転中の原発は格納容器と圧力容器が核燃料を覆っているが福島第一は裸の燃料が崩れ落ちている。現状認識からして全く間違っているから、その先の対処方針も又、全くの間違いだ。
(2)緊急事態区分を判断する基準
 東京電力株式会社福島第一原子力発電所の周辺区域において、住民の防護措置を実施し、あるいはその準備を行う必要がある新たな緊急事態を判断する基準として、原子力規制委員会が示すEALの枠組みの内容は、同発電所の現状を踏まえ、以下のとおりとする。
イ.東京電力株式会社福島第一原子力発電所に設置される原子炉施設の全号炉に係る基準
 放射線量の検出に係る通報基準のうち、原子力事業所の区域の境界付近において定める基準については、『バックグラウンドの毎時の放射線量(3ヶ月平均)+毎時5マイクロシーベルト』とする。
●この数値は、どうやら未来永劫福島第一から放射能を大量放出することを前提として決められたようである。
 現在、規制委員会は、敷地境界付近の放射線量を年1ミリシーベルト以下にまで下げることを求めている。毎時5マイクロシーベルトとは、実にその40倍以上になるが、いつまでこのような基準を持ち続けるつもりか。基準としては、毎時0.12マイクロシーベルト+バックグラウンドの一月平均、程度にすべきではないか。
ロ.東京電力株式会社福島第一原子力発電所に設置される原子炉施設のうち、1号炉、2号炉、3号炉及び4号炉に係る基準
 本指針中、表2の「4.東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設のうち、1号炉、2号炉、3号炉及び4号炉に係る原子炉施設(使用済燃料貯蔵槽内に照射済燃料集合体が存在しない場合を除く。)」又は「6.原子炉(1.~5.に掲げる原子炉を除く。)に係る原子炉施設・・・原子炉容器内に核燃料物質が存在しない場合であって、使用済燃料プールに新燃料のみが保管されている原子炉及び使用済燃料プール内の照射済燃料集合体が十分な期間冷却されているものとして原子力規制委員会が定めた原子炉に係る原子炉施設、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設のうち、1号炉、2号炉、3号炉及び4号炉に係る原子炉施設(使用済燃料貯蔵槽内に照射済燃料集合体が存在しない場合に限る)等。」を適用する。
●使用済燃料は「十分に冷却」されたとは到底言えないし、第一、使用済燃料が想定されていた保管施設とは全くかけ離れた状態に1、2、3号機は置かれていることを如何に考えているか。崩壊した燃料についても、いかなる評価をしていることになるのか。これでは通常の原発よりも甘い基準になってしまう。
ハ.東京電力株式会社福島第一原子力発電所に設置される原子炉施設のうち、5号炉及び6号炉に係る基準
 原子炉の状態に応じて、本指針中、表2の「1.沸騰水型軽水炉(実用発電用のものに限り、規制法第64条の2第1項の規定により特定原子力施設として指定され、同条第4項の規定により平成24年11月15日においてその旨を公示された原子炉施設(以下「東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設」という。)のうち、1号炉、2号炉、3号炉及び4号炉を除く。)に係る原子炉施設(原子炉容器内に照射済燃料集合体が存在しない場合を除く。)」、「5.使用済燃料貯蔵槽内にのみ照射済燃料集合体が存在する原子炉施設(4.及び照射済燃料集合体が十分な期間にわたり冷却されたものとして原子力規制委員会が定めたものを除く。)」又は「6.原子炉(1.~5.に掲げる原子炉を除く。)に係る原子炉施設・・・原子炉容器内に核燃料物質が存在しない場合であって、使用済燃料プールに新燃料のみが保管されている原子炉及び使用済燃料プール内の照射済燃料集合体が十分な期間冷却されているものとして原子力規制委員会が定めた原子炉に係る原子炉施設、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設のうち、1号炉、2号炉、3号・u桷T擇咤換耋Г坊犬觚胸厦Щ楡漾併藩兀冉確礎僘∩綟發望伴雄冉確曾弦臑里・減澆靴覆ぞ豺腓妨造襦謀纊・廚鯏・僂垢襦・・w)●福島第一原発の敷地内にあるのは、瓦礫と同じ状態になってしまった1~4号機とさしたる距離も置かずに建っている5、6号機である。独立して存在しているわけではないのだから、1~3号機において危機的状態が生じた場合、5、6号機も全く同じ危機を迎えざるを得ないほど至近距離にある。従って、このように分けること自体に意味があるとは思えない。1~6号機を一体として安全対策を考えるべきものだ。逆に、5、6号機側が破局的な事態になれば自動的に1~3号機において危機的事態になり得る。 (その3)へ続く


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┗■2.福島においては放射能安全プロパガンダ(宣伝)が吹き荒れている
 |  この国は子どもに対する人権意識が余りにも乏しい
 |  4/9ちょぼゼミ第4回・田中一郎さんの学習会
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

 福島原発告訴団団長の武藤類子さんからふくしま集団疎開裁判弁護士の柳原敏夫さんにとどいた4月2日のメールには、福島の現状が描かれています。
「福島においては放射能安全プロパガンダが嵐のように吹き荒れています。
この国は子どもに対する人権意識が余りにも乏しいです。
チェルノブイリ4年目の事件を最も恐れているのは誰か、一目瞭然です。
沖縄のように、私たちも動かなければと思います。」
 同じ4月2日柳原弁護士に、福島から届いた手紙には「リビング福島「実験で学ぶ!放射線セミナー」」に書かれていることが紹介されています。
・放射能を浴びた胎児も回復機能を持つ。そのしきい値は100ミリシーベルト。
・年間100ミリシーベルトを超えなければ問題なし。
 さらに原子力ムラの「洗脳プロパガンダ」には「放射能を怖れてきのこを食べないと逆に体に良くない」とか「放射能の健康に対する危険性を叫んでいる反原発運動家たちは、福島の人々にストレスを与えて逆に健康被害を作り出している」というものがあります。非科学的な理屈ですが、このような滅茶苦茶なプロパガンダも行政や権威のある団体から出ているゆえ影響力があると思われます。
 このような現状をどう捉えてどう立ち向かうか、市民運動家・田中一郎さんに話してもらいたいと思います。

☆田中一郎さんの学習会(ちょぼちょぼ市民のためのちょぼゼミ第4回)
 「福島県の子ども甲状腺検査と放射線被曝:チェルノブイリの悲劇を
  繰り返さないために」
 日 時:4月9日(木)19時~21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
 是非ご参加下さい。


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆4/8レイバーネットTV特集:
  海洋汚染・メルトアウトのフクイチはどうなっているのか?

 日 時  2015年4月8日(水)20時より21時30分
 視聴アドレス  http://www.labornetjp.org/tv
 ゲスト=山崎久隆(たんぽぽ舎)・渕上太郎(テントひろば共同代表)

 廃炉作業がつづく福島第一原発は、いま何が起こっているのか。東電発表からはわからない最新状況をたんぽぽ舎の山崎さんが解説します。
 また、再稼働が予想される夏に向けて今後どうたたかっていくか、経産省テントひろばの渕上さんに話を聞き、川内原発の現場ともつなげます。
 配信スタジオ=新宿三丁目「バンブースタジオ(竹林閣)」。
 観覧も歓迎です。


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┗■4.玄海MOX裁判不当判決に控訴!
 └──── 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

 4月3日午前11時、佐賀地方裁判所に対して、玄海MOX不当判決への控訴申立てを行いました。
 3月20日の判決に対して、すべて納得できないとして、MOX裁判原告の98人が控訴人となりました。
 “3.11”前から本裁判に関わっている仲間のみなさんの「原発いらない!」の強い思いをあらためて感じました。悪天候でしたが、裁判所に入廷する時だけは、雨がいったん止んでくれました。天はわれらに味方しているようでした。
 無事、受理された後、佐賀県庁にて記者会見を行い、「控訴声明」を発表しました。声明は、あからさまな国策追随の判決文(約90ページ)への批判点を凝縮して書き込みました。
 ・控訴声明などはコチラから→ http://urx.nu/j9eN
 ・STSサガテレビの報道
       https://www.youtube.com/watch?v=O6wz982YrvI
 ・NHKの報道
       http://www.youtube.com/watch?v=SS4ICi_uLO0


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┗■5.新聞より1つ
 └──── 

 ◆九州電力 川内の使用前検査項目 半数が日程調整中

 九州電力は3日までに、川内原発1号機(鹿児島県)の使用前検査受け入れについて、準備状況を書面で原子力規制委員会に提出した。検査の受け入れ日程を明示したのは約半数の項目にすぎず、残りは「調整中」のまま。
 規制委関係者の間では「九電が目指す7月上旬の再稼働は難しいのではないか」との見方が浮上している。
 規制委による使用前検査は3月30日に開始。九電が提示した「川内1号機検査関係スケジュール」によると、5月末までの受け入れ日程しかなく、検査が必要な174項目のうち「格納容器安全設備」など83項目は調整中として空欄だった。
 (後略) (4月4日茨城新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2452】
2015年4月4日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                                    転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原子力災害対策指針」改悪を許すな  (その1)
   東電福島第一原発事故も無かったかのごとく
   防災指針まで改悪しても再稼働させたい政府      山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.不当だ!!東京地検から「2015年告訴」に不起訴処分が通知される
   私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及します!     福島原発告訴団
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆4/24チェルノブイリ29周年救援キャンペーン 講演会&チャリティコンサート
   「チェルノブイリ・福島 保養-子どもたちを被ばくから守るとりくみ」
  ◆4.25『日比谷・平和パレード』NO NUKES「戦後70年記念」NO WAR!
   4.25『NO NUKES NO WAR LIVE』制服向上委員会LIVE    会場:日比谷野外音楽堂(雨天決行)
★4.新聞より3つ
  ◆再稼働への動き 無責任   (4月4日東京新聞「金曜日の声」より)
  ◆政府重視「ベースロード電源」 欧米では減少傾向 6割狙い 原子力上積み
                           (4月4日東京新聞「Q&A」より抜粋)
  ◆保安院元幹部ら不起訴 東京地検 原発事故 過失問えず   (4月4日東京新聞より)
★5.テント日誌4月2日(木)経産省前テントひろば1230日商業用原発停止564日
   街では新入学や新入社の若者が目についた
   もう桜が散り始めた
   テント前にも風に乗ってあちこちから花びらが飛んで来ています
   一番先に咲いた外務省の桜の木はもう緑の葉が繁る    (I・K)、乱鬼龍
━━━━━━━

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┗■1.「原子力災害対策指針」改悪を許すな  (その1)
 |  東電福島第一原発事故も無かったかのごとく
 |  防災指針まで改悪しても再稼働させたい政府
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

1 福島の「教訓」は捨てられた

 何度も強調しなければならいが、東京電力福島第一原発事故の放出放射能量を基準とし、それを超える事態にも対処することが可能な防災指針を作る必要がある。
 福島第一原発の規模は1~3号機の3基合わせて202.8万kwである。複数号機の事故を想定したら、いくつかの原発ではこれを上回る。川内1、2号機及び高浜3、4号機いずれも合わせれば178万kwであり、福島第一原発事故と規模において大きな違いはないと言える。しかしながら放出放射能量を一方的に大幅削減したため「緊急時の被ばく線量及び防護措置の効果の試算について(第8回事前対策等検討チーム会合 資料3 2014年5月28日)」に記載されている『セシウム137が100テラベクレル、その他核種がセシウム137と同じ割合で換算された量、さらに希ガス類が全量、環境中に放出されるような仮想的な事故を想定した。この想定は、東電福島第一原発事故を踏まえて強化された新規制基準への適合性を審査する上で「想定する格納容器破損モードに対して、Cs-137の放出量が100TBqを下回っていることを確認する」(注)とされていることを踏まえて設定したものである。』のように、大幅な切り下げを行って防災の根拠としている。
 これでは防災対策の策定には過小の放出量を前提としたと言わざるを得ない。
この文書には「なお、本試算はこれ以上の規模の事故が起こらないことを意味しているものではない。」との注釈があるのだが、それがどう生きるのかが分からない。依然として最大値をセシウム137換算で100テラベクレル以下としているからである。
 基本的な放出量を福島級、超福島級などとしてやりなおすべきだ。

2 「要援護者」についての記述には看過できない事態となっている。

P10には以下の通りの記述がある。
 「また、避難等には肉体的・精神的影響が生じることから、一般の住民等はもとより、自力避難が困難な災害時要援護者等に対して、早い段階からの対処や必要な支援の手当てなどについて、配慮しなければならない。また、避難場所の再移転が不可欠な場合も想定し、可能な限り少ない移転となるよう、避難場所の事前調整が必要である。さらに、避難が遅れた住民等や病院、介護施設等に在所している等により早期の避難が困難である住民等が一時的に退避できる施設となるよう、病院、介護施設、学校、公民館等の避難所として活用可能な施設等に、気密性の向上等の放射線防護対策を講じておくことも必要である。」
 この中では、災害時要援護者について「早期の避難が困難である住民等」などとして現場に残ることを前提としている。これを屋内退避としているわけだが、その基準は、環境値の400倍にもなる200マイクロシーベルト毎時などとなっている。
 要援護者には子どももいるし、援護者の家族もいるであろう。介助しているワーカーやヘルパーの多くは若年労働者である。医療専門スタッフがどれだけ残るかも分からない。要援護者を見守る介護、医療関係者に、いかなる法的根拠を持って「危険地帯に残れ」と命ずるつもりか。そのような法的根拠があるというのならば示して欲しい。おそらくそんな強要をすれば、30キロ圏内の病院や介護施設は閉鎖せざるを得ない事態になるであろう。
 そもそも屋内退避とは「前線に残れ」と言っているのに等しい。放射能プルームが過ぎ去る保証もない。時間と共に空間線量が上昇し、それが何時止まるとも分からない。200マイクロシーベルト毎時で止まる保証などない。そのような環境に取り残される恐怖感を、規制委は味わったことがあるのか。体験してから言っているのか、強い怒りを感じる。 (その2)へ続く


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┗■2.不当だ!!東京地検から「2015年告訴」に不起訴処分が通知される
 |  私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及します!
 └──── 福島原発告訴団

 4月3日の夕方、東京地検より、1月13日に福島原発告訴団が、旧保安院や東電の津波対策担当者らを告訴・告発した件(2015年告訴)について、全員を不起訴処分とすると通知されました。
? 告訴してからわずか2か月半の決定であり、まともな捜査が行われたとは到底考えられません。
 不起訴理由についても、告訴団が以前に指摘した地検の事実誤認や新証拠について触れず、以前の理由書の焼き直しに過ぎません。
 現在、2015年告訴について第二次告訴の告訴人を募集していますが、対応について弁護団と協議中です。緊急記者会見の日程についても調整中です。決まり次第ご連絡いたします。
 大津波を予測しながら対策を怠ってきた東電幹部、それを手助けすらする規制官僚、その責任を問わず野放しにする検察庁、被害者が救われない惨状。
? 私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及します!

福島原発告訴団 本部事務局 ブログ? http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆4/24チェルノブイリ29周年救援キャンペーン 講演会&チャリティコンサート
  「チェルノブイリ・福島 保養-子どもたちを被ばくから守るとりくみ」

日 時:2015年4月24日(金)18:30開場 19:00開演
場 所:文京シビックホール 小ホール
   ・講演 鎌仲ひとみ「保養-子どもたちを被ばくから守るとりくみ」
             映像作家。新作「小さき声のカノン」公開中。
   ・印田千裕&印田陽介 姉弟デュオ コンサート~ヴァイオリンとチェロの響き
主 催:チェルノブイリ子ども基金/チェルノブイリ子ども基金・文京/未来の福島こども基金
入場料:2,000円(全席自由)
予約・問合:チェルノブイリ子ども基金 Tel/fax 03-6767-8808 E-mail cherno1986@jcom.zaq.ne.jp
詳細URL http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/saishin.html


 ◆『4.25 日比谷・平和パレード』NO NUKES「戦後70年記念」NO WAR!
  『NO NUKES NO WAR LIVE』制服向上委員会LIVE
    目標1万人のデモ行進!と制服向上委員会LIVE

1.集合:4月25日(土)13時/パレード出発:15時 13:00~呼びかけ人あいさつ 14:30~パレードの流れ説明
  15:00~パレード出発
  会場:日比谷野外音楽堂(雨天決行)  ◎ご入場の際にカンパをお願い致します。

2.『NO NUKES NO WAR LIVE』制服向上委員会LIVE
   3.11以降私たちが歌って来た歌と想いを全て発表致します
  日 時:4月25日(土)開場:17時/開演:18時
  会 場:日比谷野外音楽堂(雨天決行) 入場料:¥1,000-
  主 催:制服向上委員会
  問合せ:アイドルジャパンレコード TEL:042-438-6917 FAX:042-438-6919
           Mail:info@idol-japan-records.net   HP:http://www.idol-japan-records.net/ski/


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┗■4.新聞より3つ
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 ◆再稼働への動き 無責任  (4月4日東京新聞「金曜日の声」より)

 横浜市南区の俳優高橋長英さん(72)
 福島事故後、東京電力も国も誰も責任を問われず、再稼働に動いている。あまりに無責任だ。原発を動かさないことから始め、原発がある地域を犠牲にして大量の電気を使う生活を、見直したほうがいい。

 東京都江戸川区のバイオリニスト渡部玲子さん(72)
 いま全ての原発を廃炉にしても行き場のない放射性廃棄物がどっさり出るのに、とても再稼働はできないはず。国の政策として太陽光発電など再生可能エネルギーの普及に力を入れるべきだ。


 ◆政府重視「ベースロード電源」 欧米では減少傾向 6割狙い 原子力上積み

 政府と自民党は、2030年に総発電量に占める原発や水力発電など「ベースロード電源」の比率を東日本大震災前の六割(13年度は4割)に戻す方向で検討に入った。背景には現在、稼働していない原発で発電量を2割程度、上積みしたいという意図もあるようだ。ベースロード電源とは何か、海外事情も併せて探った。
 Q ベースロード電源って?
 A 原子力や水力などいろいろある発電方法のうち、中核となる電源のことだ。燃料費が安く、毎日一定の電力をつくり続ける発電所がベースロード電源になる。政府は原子力、水力、石炭火力、地熱の4種類としている。燃料費が高いが出力を微調整しやすい石油火力は、電力の消費量が最も多い時間帯だけ稼働するピーク電源。燃料費も出力の調整力もそこそこの液化天然ガス(LNG)火力はミドル電源としている。
 原発は事故対策を含めた費用が高いし稼働も不安定という批判はあるが、政府は方針を変えていない。(後略) (4月4日東京新聞「Q&A」より抜粋)


 ◆保安院元幹部ら不起訴 東京地検 原発事故 過失問えず

 東京電力福島第一原発の事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑で告訴・告発されていた原子力安全・保安院(廃止)の元幹部や東電の津波対策担当者ら9人について、東京地検は3日、9人全員を不起訴処分とした。地検は「事故を引き起こした巨大津波は、事故前の想定をはるかに上回る規模で、巨大津波を予測し、事故を回避することはできなかった」として、過失は問えないと判断した。
 不起訴になったのは保安院の森山善範・元原子力災害対策監や東電の津波対策担当者ら。地検は、9人のうち、津波評価や原発の安全審査に関わった5人を嫌疑不十分とし、残る4人は嫌疑なしとした。福島県民らでつくる福島原発告訴団が1月、告訴・告発していた。 (4月4日東京新聞より)


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┗■5.テント日誌4月2日(木)経産省前テントひろば1230日商業用原発停止564日
 |  街では新入学や新入社の若者が目についた
 |  もう桜が散り始めた
 |  テント前にも風に乗ってあちこちから花びらが飛んで来ています
 |  一番先に咲いた外務省の桜の木はもう緑の葉が繁る
 └──── (I・K)、乱鬼龍

 泊まりの人たちが帰った後、朝日新聞社会部の人がやって来て右翼に襲撃されたときの事を聞きたいと言う。何で今頃と聞くと全然知らずユーチューブで様子を見たからだとか。
 3月1日のそのとき私は帰った後だったので居合わせたKさんを紹介したら色々事細かに訪ねて帰った。
 午後にはFさんがフランスのジャーナリストを案内して来た。テントの写真を撮り、Oさんと英語で長いこと話して帰って言った。
 3時半ごろヨーカンさんとバイクで来たHさんは、参院議員会館でおこなう「原子力災害対策指針の改定に関する政府交渉とパブコメ・セミナー~SPEEDIをなぜ使わない?プルーム対策はどうなった?」に参加する前に寄ってくれた。
 Hさんは福島事故のずっと前から反原発運動に関わっていたそうで六ヶ所村に4年も居たそうで少しだけ興味深い話をしてくれた。時間があればもっと聞きたかったのに残念。帰り地下鉄の駅に若い人の長い列を見た。新学期で定期を買うためだと気が付き、時の移ろう速さを感じた。
脱原発達成を願うのみ!(I・K)

◇「経産省前テントひろば」の花見です
 「テント」3年半余り、24時間体制の各位の労をねぎらい、今後のさらなる展望をめざし、各位の率直な感想や意見・提案など、を含め楽しく、意義のある花見会としたい。
☆第1部
と き:4月5日(日)午後3時~5時半頃まで
ところ:日比谷公園内「かもめ広場(噴水のあるところ)」(雨天の場合は第2テントにて)
参加者は(原則として)各自何か一品をもちより、+会費500円。(終了後、ごみの持ち帰りにご協力ください。)
☆第2部
 花見大会終了後、参加希望者有志でテント紅白カラオケ大会(近くのカラオケ店へ移動)午後6時~8時ころまで  参加費はワリカン(2千円くらい?)
  参加希望者は準備の都合もあり、乱(070-6472-1947)までご一報ください。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2451】
2015年4月3日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.現代科学では解けないナゾ 4月4日に皆既月食
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその96
                       島村英紀(地震学者)
★2.テント日誌3月29日(日)
   経産省前テントひろば1297日 商業用原発停止561日
   アルトサックスの音が霞ヶ関に鳴り響く   (I.K)、(K.M)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆4/16第3回原発メーカー訴訟学習会
   「?原発の真実?格納容器設計技術者の目から見た原発の安全性」
   講師:後藤政志氏(工学博士)
★4.新聞より3つ
    ◆電源構成 原発比率 2割念頭に 自民 「震災前」回帰の提言案
                                                 (4月3日東京新聞より抜粋)
  ◆原発事故で基準値超す汚染 未指定の廃棄物3651トン 5道県
                 (4月2日朝日新聞見出しより)
  ◆老朽原発3基 審査開始 高浜・美浜 規制委、新基準で初
                                                 (4月2日東京新聞夕刊より抜粋)
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※4/9(木)学習会にご参加を!
 「ちょぼちょぼ市民のためのちょぼちょぼゼミナール:第4回ちょぼゼミ」
 「福島県の子ども甲状腺検査と放射線被曝:チェルノブイリの悲劇を繰り返さないために」
 日 時:4月9日(木)19時より21時
 お 話:田中一郎さん
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
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※訂正1つあります。
 昨日発信の【TMM:No2449】山崎久隆氏の文章の最後の見出しは、
 正:耐震偽装を追及しよう
 誤:耐震偽装を追求しよう
 おわびして、訂正致します。
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┗■1.現代科学では解けないナゾ 4月4日に皆既月食
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその96
 └──── 島村英紀(地震学者)

  4月4日、満月の日に皆既月食が見られる。始まりは20時54分、終わりは21時6分だから夜桜と一緒に見る人も多いだろう。
 皆既月食はそれほど珍しいものではない。日本では前回は2014年10月8日にあったし、次回は2018年1月31日にある。部分月食ならもっと多い。しかし今度のように桜の季節に皆既月食が見られるのは17年もあとのことである。
 月食は太陽と地球と月がこの順に一直線に並ぶときに起きる。
  天体の中を太陽が通っていく道を「黄道(こうどう)」というが、これが月の通り道「白道」と一致したところを太陽と月が通るときに月食や日食が起きる。
 いまはこの時期だ。このため、半月前の新月だった3月20日には欧州で日食が見られた。欧州北部と北極海では皆既日食になった。
 皆既日食は地球よりも4分の1くらいも小さな月の影に地球の一部が入るときに起きる現象だから、地球の影に月が入る月食よりは、見られるチャンスがずっと少ない。日本でこの前皆既日食が見られたのは2009年7月22日だったが、次は2035年9月2日、その次は2063年8月24日になってしまう。
 じつは現代科学では解けていないナゾがある。月よりも400倍大きな太陽が、地球と月までの距離のぴったり400倍のところにあることだ。このため、太陽がちょうど全部隠れる皆既日食が起きる。だが、なぜ400という数値がたまたま一致しているのかは、いまだに説明できないことなのである。
  しかし月はしだいに地球から離れていっている。その速さは年に約3センチメートル。いずれは皆既日食はすべて金環食になり、そのうちには太陽を隠すべき月が小さくなって、日食とは言えないくらいまぶしいものになるに違いない。
 ところで日食には近代文明の意外な落とし穴があることが分かった。
 欧州のほとんどでは部分日食だが、それでも日食が始まると太陽光発電の発電量が急減し、終わると急増する。このため電力供給が不安定になる懸念があったのである。
 たとえばドイツでは2014年の電力消費量の18%が太陽光発電でまかなわれた。もし快晴ならば、日食によって全欧州で発電量がほぼ同時に3400万キロワット急減すると算定されていた。これは中規模の従来型発電所80か所分の発電量にも相当する。
  太陽光を発電源とする電力が日食によって一挙に失われるという前例のない試練。このため欧州各国の送電網を運用する電力各社では対応するための危機管理計画が導入されていた。
 現在の太陽光発電量は欧州で最後に日食が観測された1999年当時の発電量の100倍にも達している。だから危険はずっと大きくなっている。
 はるか昔には日食や月食はなぜ起きるのか分からない恐怖の対象だった。その後原理が分かり、ずっと、たんなる天体ショーになっていた。
 だが現代はふたたび恐怖をもたらすものになっているのである。
     (4月3日『夕刊フジ』より)


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┗■2.テント日誌3月29日(日)
 |  経産省前テントひろば1297日 商業用原発停止561日
 |  アルトサックスの音が霞ヶ関に鳴り響く
 └──── (I.K)、(K.M)

 今朝は泊まり明けの人たちがたくさん残っていてくれてテント前は賑やかだった。1時からヨーカンさん企画のミニ々コンサート、Sさんのアルトサックス伴奏も加わって春にちなんだ歌などを歌う。
 ヨーカンさんはウクレレ持参で手書の歌詞カードを作ってきてくれた。
A子さんと私それにコンサートのことを聞いていて座間の方から来てくれた人とたった4人でマイクもなしのささやかなものだったが楽しかった。
 終わりごろ歌詞カードに無かった「菜の花」を歌おうとしたが、正確な歌詞が出てこない。昔よく歌ったのにと皆で思い出しながらやっと完成した。
 歌の後にもSさんにリクエストして吹いて頂いたアルトサックスの音が霞ヶ関に鳴り響く。
 2時ごろM子さんが腰が痛いと言いながら今日も来てくれた。
たんぽぽ舎のHさんも久しぶりに来て2人交代でマイクを持ち通りがかりの人に脱原発を呼びかける。
 3時過ぎ学習院と北大に進学が決まっていると言う男女が寄ってくれた。
K・Tさん、Sさんなどと話が弾んでいた様子。
最近黙ってチラシを持って行ってくれる人もいて嬉しい。
夕方天気予報どおり雨が落ちてきたので椅子を片付けて帰途に着いた。
    (I.K)

外務省の夜桜を眺めながら、話は世界を駆け巡る

  日曜午後に古くから市民運動を続け「北限のジュゴンを見守る会」、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」他で活躍し昨年暮れに亡くなったISさんを偲ぶ会があった。お余りのビールを片手にテント筋向いにある外務省の夜桜を眺めながら、テントの夜は話が弾み世界中を駆け巡った。
 地下鉄サリン事件では駅で沢山の人が倒れているのを尻目に道を急ぐ人々、校門の扉で遅刻しかけた生徒を鉄の扉でひき殺した神戸の高校でも遅刻を恐れて犠牲者をすり抜けて教室に向った生徒たち。電車内でも幼子を抱えた妊婦が立っていても無関心な乗客。政治にも周りの現象にも無関心な「国民」。
 韓国では全く違って地図片手に尋ねると沢山の人が説明し着いてきて案内してくれる。江戸時代にもずっと行き来があり世界の物品を日本にもたらした朝鮮。共通の単語はその為かそれとも植民地時代の影響か。表音文字ハングルよりも表意漢字付カナ交じりの日本語は斜め読みしやすい。
 孫が海外にいるのでさほど被爆の心配をしなくていいじじばば。キリマンジャロやヒマラヤを登ったNさんが、ネパールでは人びとが牛・馬・羊などといっしょに生活し動物と共存していたと話す。人間が自然を支配する西洋の考えと全く違う。そう言えば、デカルトの「我思う、ゆえに我あり」以降に人間が自然に横暴になったのではないか。人間が制御もできない核を使うのはその典型。一人一人の人間が、周りや地球をさほど汚さないで死んでいくのがいい。
 辺見庸が礼賛する魯迅は中国でも尊敬されている。Nさんが上海にある魯迅記念公園をついこの間見てきた。また、40年前に訪れた上海の当時女学生が20年前に日本で会いに来てくれ、つい先日(出会い後40年)上海に旅してその一家と再会してきた話には皆が驚愕。当時の女学生も40年前のNさんの訪問をきっかけに日本語を学び、今は邦銀に勤める優秀な中国人と子どもと上海に住んでいる。その一家とNさんのショットは楽しそう。何だか国際ドラマになりそうなお話だ。
 昼にサックス演奏したSさんがTシャツ販売の企画を検討し夜中に企画案を作成。Kさんが電話してきてくれ、経産省前テントひろばがカラー写真入りで大きく報道されていることを知る。比較的客観的に事実を淡々と説明。
 産経新聞報道のことを述べながらチラシまきするとなかなか反応が良い。
  「安全、安い、電力足りないは嘘、既に560日原発稼働無し」「核と命は共存できない」「使用済み核燃料は十万年以上も放射能を持つ」「トイレなきマンションで放射性糞尿をこれ以上増やすな」「福島では、今でも10万人以上が避難。イチエフはコントロールもブロックも出来ていない。あなたは柏崎刈羽原発の電気を使いたいか?」「今朝の産経新聞が報道した経産省前テントひろばです」などと叫びながら地下鉄から階段を上がってくる虎の門・霞ヶ関族たちにチラシを配布した。
  広島・長崎・福島を経験した日本には世界の脱原発運動が注目している。
  再稼働ゼロで560日を過ごした日本、経産省や原子力規制委員会や安倍政権の横暴を何としても止めたい。(K.M)


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆第3回原発メーカー訴訟学習会
  「?原発の真実?格納容器設計技術者の目から見た原発の安全性」

日 時:4月16日(木)18:00(開場)18:30より20:30
講 師:後藤政志氏(工学博士)
会 場:渋谷勤労福祉会館 第1洋室
住 所:渋谷区神南1-19-8 渋谷駅ハチ公口から徒歩6分。パルコの斜め向い。
主 催:原発メーカー訴訟原告団・弁護団
会場費:500円
連絡先:< bengodan@nonukesrights.holy.jp >
 事故原因を作った原発製造メーカーの責任はこれまでいっさい問われていません。原発メーカー訴訟の学習会は、訴訟の原点『原発の真実』を、原発製造メーカーで原子炉の多重防護の設計などに携わってこられた工学博士・後藤政志氏からお話を伺います。


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┗■4.新聞より3つ
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 ◆電源構成 原発比率 2割念頭に
  自民 「震災前」回帰の提言案

  自民党の原子力政策・需給問題等調査会(会長・額賀福志郎元財務相)は2日、政府が2030年に目指す電源種類別の発電比率について提言案を示した。原発で2割程度まかなうことも念頭に、出力の安定した「ベースロード電源」を現在の4割から、震災前の6割に引き上げる方針を掲げた。出席者からは異論が相次いだが、額賀氏は一任を取り付けたとして来週にも安倍晋三首相に申し入れる構えだ。
 政府は原子力、石炭火力、水力、地熱による発電を「ベースロード電源」と位置付けているが、原発の停止で総発電量に占める割合は現在、4割に下がっている。石油火力は発電コストが高いとしてベースロード電源に位置付けていない。
 経済産業省は震災前の6割程度に戻す方向で検討中。石炭火力は二酸化炭素(CO2)の排出が増え、水力、地熱は建設に時間がかかるため、原発で2割程度まかなう計算になる。自民党案は原発回帰を目指す経産省の方針を後押しする形となった。 (後略)
            (4月3日東京新聞より抜粋)


 ◆原発事故で基準値超す汚染 未指定の廃棄物3651トン 5道県
                 (4月2日朝日新聞見出しより)


 ◆老朽原発3基 審査開始
  高浜・美浜 規制委、新基準で初

   原子力規制委員会は2日、関西電力の高浜原発1、2号機、美浜原発3号機(いずれも福井県)が、新規制基準に適合しているかどうか確認する第1回の審査会合を開いた。
  3基は運転開始から38~40年となる「老朽原発」で、新基準による老朽原発の審査は初めて。(後略)
                (4月2日東京新聞夕刊より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2450】
2015年4月2日(木)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.お花見の時期:雨ニモマケズ、風ニモマケズ、桜花見ノ誘イニモマケズ、抗議行動
   東電の情報隠しは許せない!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
   4/1第19回東電解体!東電本店合同抗議の報告・次回は5/13(水)です
                                    渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.桜咲き、季節華やぐ春です。が、官邸前に春は遠い感じ、でも、希望はいろんな所に。
   希望の一通を官邸前報告に代えてご紹介。
   3月27日(金)第142回官邸前・国会前抗議行動報告
                                 にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新刊書籍の紹介 『いいがかり』
   「原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走」
   これは誤報ではない。真実が明らかになると困るのは誰か?
   これはジャーナリズム史上空前の事件である…鎌田慧
                      渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア、「スペースたんぽぽ」講座運営スタッフ)
★4.新聞より2つ
    ◆電力融通の司令塔 広域機関スタート 供給監視し送電指示      (4月2日茨城新聞より抜粋)
  ◆燃料取りだし3工法 冠水や気中、16年度選定 福島第1 廃炉プラン    (4月2日茨城新聞より抜粋)
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※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 4/3(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第143回
 日 時:4月3日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
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┗■1.お花見の時期:雨ニモマケズ、風ニモマケズ、桜花見ノ誘イニモマケズ、抗議行動
 |  東電の情報隠しは許せない!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  4/1第19回東電解体!東電本店合同抗議の報告・次回は5/13(水)です
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

○桜は満開だが、小雨が降り、冷たい風が吹く中、4月1日(水)、午後5時半から6時半まで、再稼働阻止全国ネット主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行われた。
   参加者は約80人。
○引き続き、午後6時50分から、東京電力本店前で「東電の情報隠しは許せない!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。
 呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、119の賛同団体と共に、第19回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約90人。
○小雨が降り、冷たい風が吹くという不順な天候のため、予定を繰り上げ、午後6時50分に開始となった。
   冒頭、抗議参加者のカンパにより新調された「東電抗議用横断幕(黄色地と青色地の2枚)」のお披露目がなされた。
   ・「柏崎刈羽原発の再稼働反対 原発なくても電気は足りてる」   (青色地)
   ・「東電は原発事故の責任を認めよ!被害者賠償 汚染水流すな 作業員守れ」      (黄色地)
 オープニングコールの後、黄色の鉢巻が似合う倉田さん、福島疎開裁判関係者、金曜抗議行動でおなじみの春橋さんから、東京電力の不誠実な対応への怒りの抗議アピールがあった。
 続いて、日本音楽協議会による「音楽での抗議」が行われ、歌声が夜空に響いた。
 更に、情勢報告として、木村結(東電株主代表訴訟:事務局長)さんから、東電福島第一原発事故の責任は東京電力にあるとの自覚の欠如、事故の原因解明に非協力的な情報隠ぺい・捏造体質、原発事故被害者への補償・賠償を値切るために多額の東電側弁護士費用を計上するなどを挙げて、国民感情とは離れた不誠実極まりない東京電力の体質に関する報告がなされた。
 その後、福島疎開裁判、たんぽぽ舎、テントひろば、再稼働阻止全国ネット等から、アピール、関連イベント告知があった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って、抗議行動を締めくくり、午後7時45分に終了。
 また、カンパが27,419円寄せられました。ご支援、ありがとうございます。

☆次回の東電本店合同抗議は、2015年5月13日(水)午後7時~8時
注)5月は、第1水曜日(5/6)が振替休日のため、5月13日(第2水曜日)に変更します。
 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。引き続き賛同団体を募集中!


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┗■2.桜咲き、季節華やぐ春です。が、官邸前に春は遠い感じ、でも、希望はいろんな所に。
 |  希望の一通を官邸前報告に代えてご紹介。
 |  3月27日(金)第142回官邸前・国会前抗議行動報告
 └──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)

第142回、官邸前報告遅くなりましたf^_^;)
桜満開、今週は春となりましたが、先週の金曜3/27は、なんかまだ寒いんだか、あったかいんだかわからん感じで、連日の大規模集会の影響か、参加者も若干少なめ、救いは学生さんかな?と思われる人達が、チラホラいたこと。春休みだからかな?今週は人出はどうかな。花見のついでにゼヒご参加を!
 で、今回は、またまた嬉しいお便り頂いたのでご紹介、読んで私も希望が湧きました。ご一読していただけたら嬉しいなぁ^_^
以下、「東京在住 たんぽぽ舎で学ばせてもらっている 鳥居光代」さんからです。

【大阪と東京の金曜日】
  友人Oさんが毎週金曜日に大阪の反原発集会に通い始めたと言う。これは私にとってはビッグニュース。Oさんとは大学時代からの付き合いだが、大学時代もその後も政治の話をした記憶はない。
 彼女は20代後半に東京から大阪に転居し、なかなか会えず年賀状のみの年も多かった。
  そして3・11と東電福島第一原発事故。私は2012年6月に官邸前反原発集会を新聞で知り通うようになった。
  初めのうちは官邸前から国会周辺まで人があふれるほどであったが、月日が経つにつれ、その人数は減少していった。何とかしないと、このままでは福島も原発も忘れられ、それをいいことに政府は再稼働するのではないか。私にできることは何?と自問した。
 年賀状のやりとりをしている人の中から、脈がありそうな人十数人を選び、反原発のバッジとチラシを送ってみた。相手が原発についてどう思っているかわからず出す、この無鉄砲さは賭けであった。これがきっかけで年賀状が来なくなったり、嫌がられたりするかもしれないけど、それも覚悟の上。バッジの反応があったのは、1人だけだった。同年令の男性でデザインが良いので帽子に着けたとの事。それから2、3ヶ月後、Oさんから手紙が届いた。「送ってもらったバッジをバッグに着けていたが、いつの間にか無くなっていた。代わりが欲しいがどこで売っているか」との問い合わせだった。嬉しくてすぐに多めのバッジと手元にあった本を送り、毎週金曜日に国会前での抗議集会に通っていることも手紙に書いた。
  しばらくしてOさんから「東京に行く用事があるので、金曜日夜、国会周辺を案内して欲しい」と申し出があった。これもビッグニュース。当日は新橋SL広場で待ち合わせし、国会前と官邸前へ。ライトアップされている議事堂を見て「原発が1基も動いてやへんのに、国会ライトアップできてるんや。原発なんか必要ありゃへんのに」との大阪弁が新鮮だ。彼女は大阪に帰ってからネットで調べ、関西電力本社前での毎週の金曜日抗議行動を知り、旦那さんと通い始めたと言う。しかし、行ってびっくり、数えるほどしか人がいないし、警官もいない。さらに、なぜか3ヵ所位に分かれて集まっている。理由はあるのだろうが、目で数えられる人数しかいなのだから、せめて1か所に集まればまだ迫力が違ってくるだろうと友人は嘆いていた。その上、自分達はどこに属してよいか分からないので、毎回ぐるっと3か所を回り帰るのだと言う。
 どんな形にせよ友人が毎金曜日に反原発集会に行っていると思うと嬉しくて元気が出る。東京と大阪が近く感じるときでもある。
  今の私の希望は、第3金曜日に関西電力東京支店前で「関電よー  いいかげんにしときー  再稼働なんてあかんで」と彼女と一緒に叫ぶことである。
 ちなみに、2月に東北地方は初めてというOさんを誘って被災地釜石へ行った。交通費だけでも6万円はかかっただろうに、現地の野菜から米まで買って宅配便で自宅に送っていた。東北復興を助けたいと思う意思がひしひしと伝わってきた。私の誇りに思う大切な友人は、たんぽぽ舎のメルマガ読者にもなった人である。

以上、鳥居さんのお便りでした。私もわたしなりに、出来る事考えていきます。
Oさん、鳥居さん、皆さん一緒に気張って行きましょう\(^o^)/


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┗■3.新刊書籍の紹介 『いいがかり』
 |  「原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走」
 |  これは誤報ではない。真実が明らかになると困るのは誰か?
 |  これはジャーナリズム史上空前の事件である…鎌田慧
 └──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア、
            「スペースたんぽぽ」講座運営スタッフ)

目次の紹介
プロローグ いったい何が起こったのか…編集委員会
○1章「吉田調書」記事取り消し事件を考える
・「吉田調書」記事取り消し事件の論理的解剖…花田達朗
・事故の解明に風穴を開けた「吉田調書」報道…田辺文也
・PRC見解-事実と推測の混同…海渡雄一
・調査報道の意義…魚住昭
・曲がり角としての2014年…金平茂紀
・報道は誤りではない…山田厚史
○2章わたしはこう思う
・いいがかり…森まゆみ
・わたしはこう思う…小出裕章/西山太吉/中山千夏/大谷昭宏/大田昌秀
 他50名
○3章メディアの危機
・2014年はメディアコントロールの総仕上げだったのか…永田浩三
・白虹筆禍事件再考…別府三奈子
・ジャーナリズムの危機と劣化する社会…野中章弘
○4章ジャーナリズムの改善
・組織ジャーナリズムはどう変わるべきか…花田達朗
エピローグ これは言論弾圧だ…鎌田慧

編 者:『原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』編集委員会
発行所:七つ森書館  価格:2592円(税込み)
☆たんぽぽ舎でも取り扱っています。電話かメールでお問い合わせ下さい。
 発送の場合は、書籍価格プラス送料300円(1冊)、前払いでお願い致します。


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┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆電力融通の司令塔 広域機関スタート 供給監視し送電指示

  強制力をもって全国規模での電力融通を指揮する新組織「電力広域的運営推進機関」(広域機関)が1日、発足した。民間が出資し、経済産業省が認可した団体で、電力不足が懸念されれば、余裕がある地域の電力会社に送電を指示し、停電を防ぐ司令塔の役割を担う。政府が進める電力システム改革の第1段階となる。新規参入事業者の増加を見据え、電力の安定供給の重責を担う。(中略)
 広域機関は24時間体制で電力の使用量と発電量を広く監視し、電力が不足する地域を把握して余力がある電力会社に送電を指示する。従わない場合は制裁金を科す。
 このほか、大手電力の地域間をまたぐ「連系線」の強化など、全国規模の送電網整備を進める。(後略) (4月2日茨城新聞より抜粋)


 ◆燃料取りだし3工法 冠水や気中、16年度選定 福島第1 廃炉プラン

  東京電力福島第1原発の廃炉作業における中長期的な方針を示す「戦略プラン」の全容が1日、判明した。最難関となる溶融燃料(燃料デブリ)の取り出しで重点的に取り組む工法を、原子炉格納容器を水で満たす「冠水」など3つに絞り込み、検討すべき課題を挙げた。政府の原子力損害賠償・廃炉等支援機構が策定を進めており、近く正式に公表する。(後略) (4月2日茨城新聞より抜粋)
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