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たんぽぽ舎です。【TMM:No2429】
2015年3月9日(月)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.(報告)原子力規制 火山影響評価ガイドの問題から考える(その2)
   火山噴火の予測見込みが甘い モニタリングによる噴火予測はできない
   (小山真人さん:静岡大学防災総合センター教授・副センター長)
                                  田中一郎(ちょぼちょぼ市民連合)
★2.高浜原発批判・6つの問題点を指摘
   パブリックコメントに対して「原子力規制庁」から科学的・技術的意見
   に書き直して再度提出を求められた。それで再提出した文章(下)
                                      千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.金曜行動広がる輪!多角度に深く浸透する
   行動を通して私もこんな風に、成長していきたいなぁ
   3月6日第139回官邸前行動報告にはなってませんが…にしざきやよい
   「ちょぼゼミ」に参加して…鳥居 光代
   3回目の2月。私としては今までで一番良く理解できたゼミ
★4.新聞より
  ◆「ベルリンで反原発デモ 福島事故発生4年控え」
                  (3月7日佐賀新聞より)
━━━━━━━

┏┓
┗■1.(報告)原子力規制 火山影響評価ガイドの問題から考える(その2)
 |  火山噴火の予測見込みが甘い モニタリングによる噴火予測はできない
 |  (小山真人さん:静岡大学防災総合センター教授・副センター長)
 └──── 田中一郎(ちょぼちょぼ市民連合)
               (その1)は3月7日発信の【TMM:No2427】に掲載

 今回は最初に小山氏伝授の火山学の基礎知識について若干ご説明します。
 まず、火山噴火の予知には観測機器による直前予知と噴火履歴による災害予測とがあり、後者は噴火前の事前対策やハザードマップ作りにつながります。小山氏は後者がご専門とのことでした。
次に、火山爆発指数(VEI)という数値があり、これは噴火時のマグマの噴出量によってランク付けされるそうです。具体的には下記です。
 ランク「VEI8」1000キロ立方メートル以上 観測値なし
  ランク「VEI7」 100キロ立方メートル以上 観測値なし
   ランク「VEI6」  10キロ立方メートル以上 観測値若干あり
    ランク「VEI5」  1キロ立方メートル以上 観測値若干あり
  ・・・・・・・以下省略
 ちなみに原子力「寄生」委員会が定める火山リスク・チェック基準の「160km圏内」は阿蘇山噴火に伴う火砕流を根拠にしているとのこと(私は範囲が狭いように思います)。また、原子力「寄生」委員会が川内原発に想定している火山噴火は「VEI6」レベルのもので、それを超える「VEI7」や「VEI8」の噴火は想定していませんが、その科学的根拠は全くありません。単なる楽観論です。
 他方、鹿児島市の地域防災計画では、「VEI5」までの噴火しか想定していなくて,その理由は、それ以上大きな火山噴火があると、鹿児島市が壊滅するからであるとしているのです(地域住民の避難誘導をする本部が壊滅することに加え、避難先である鹿児島市なども壊滅する)。信じがたしです。アジア太平洋戦争時の大日本帝国軍大本営・参謀本部・各師団司令部と同じ思考パターンであり、滅びゆく者のやることです(都合の悪いことは起きないことにしておく:『失敗の研究』より)。
 さて、いよいよ本論の「ここがおかしい「火山影響評価ガイド」」ですが、さしあたり今回は次の3点を指摘しておきます。
 第1に、巨大噴火の発生可能性についての恣意的基準が目につくという点です。
 小山氏は具体的に、1.火山学、火山防災の現状とのかい離と、2.設計対応不可能な火山事象の可能性についての数値基準がない(基準地震動や活断層には数値基準がある)ことを挙げていました。
 活断層評価では、過去12~13万年前以降に動いていないことが確認できない断層を「活断層」とした(不明の場合は40万年前までさかのぼる)のですが、それと同じ基準で見れば過去12~13万年前以降に川内原発敷地地域を火砕流が襲ったのは少なくとも2回あるので、敷地の適格性は「×××」となります。
 また国際原子力機関(IAEA)の原発・核燃料施設立地基準では火山リスクのある場所は立地不適格(グリーンピースのレポート参照:(その3)で紹介)とされています。
 第2に、火山噴火の予測見込みが甘いということです。火山ごとの多様性が大きく不確実性が大で、モニタリングによる噴火予測などはできないというのが火山学の科学的結論だそうです。
 そして第3に、原発をいつまで運用するのかの期間が明らかにされていないことがおかしいという点です(稼働期間のことではなく、いつまで使用済みを含む核燃料を置いて火山リスクにさらすのか)。
なお、講演はUPLAN(三輪さん)のサイトに録画があります。ぜひご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=kLWjJ7TWdJk


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┗■2.高浜原発批判・6つの問題点を指摘
 |  パブリックコメントに対して「原子力規制庁」から科学的・技術的意見
 |  に書き直して再度提出を求められた。それで再提出した文章(下)
 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア)
       (上)は3月6日発信の【TMM:No2426】に掲載

4.複数の原発の同時被災
イチエフ事故では4機の同時被災でその対策に苦慮しました。高浜の審査では複数の原発の同時被災への対応策がほとんどありません。4年前実際起きたことは確実に今回の審査に反映すべきです。
5. コアキャッチャーがない
欧州の原発では設置されているコアキャッチャーがなく、世界最高水準とはいえません。真に「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全」を言うならば時間がかかってもこのような安全対策をすべきと思います。
6.航空機テロの防御
 欧州の原発では原子炉を厚さ2.6mのコンクリートで覆っています。当然、これに準じた対策を取るべきです。
7.プルサーマル運転の危険性が考慮されない
関電は高浜原発の再稼働時にプルサーマル運転(MOX燃料を用いた運転)を実施するつもりでいるが、審査書案では、プルサーマル運転の危険性について十分考慮されていません。
a.MOX燃料はウラン燃料とは異なり、燃料が溶融する温度が低く溶融しやすい、制御棒の効きが悪い、臨界に達しやすいなどの危険性があり、安全余裕が削られます。このことは、政府も関電も認めています。
b.MOX燃料の場合、長寿命核種の影響で、重大事故で放出される放射能はウラン燃料よりも多くなり、被害が拡大します。
c.新規制基準では、重大事故対策が新たに加わっていますが、審査書案では、MOX燃料を用いた場合の解析がなく、ウラン燃料を用いる通常の運転と同じ扱いとなっています。プルサーマル運転の危険性について十分考慮されていません。
d.MOX燃料を用いた後に生じる使用済MOX燃料は、再処理ができず、冷却に非常に長い時間(数百年)がかかります。搬出のめどはなく、地元に長期間留め置かれることになります。従って、プルサーマル運転を認めるべきではありません。
8.地震動想定は約4倍にすべき<P16~18>
  断層モデルについて、日本の地震の特性を考慮すれば関電が設定した基準地震動よりも約4倍の規模のものを想定すべきです。
a.震源を特定して策定する地震動について、関電は、強震動予測手法(レシピ)を用いた評価を行い、基準地震動を設定しています。しかしレシピは、世界的な地震の平均像を求める手法であり、そこで用いられている経験式(入倉・三宅式)では日本の地震の特性が考慮されていません。
b.日本の地震の特性に基づく経験式(武村式)を用いた場合、レシピの4倍程度の地震規模になります。
 620 ガルは過小評価<P20>震源を特定せずに策定する地震動については、既往最大の1700ガルにすべきです。
c.震源を特定せずに策定する地震動について、2000年鳥取県西部地震および2004年北海道留萌支庁南部地震を参照して620ガルとしています。これは、中越沖地震で基準値を大きく超えた柏崎刈羽原発の1699ガルに比べるとあまりに小さい値です。基準地震動の最大加速度は少なくとも既往最大の1700ガルにすべきです。(御参考:2008年の岩手・宮城内陸地震では活断層がないと言われていた、岩手県一関市厳美町祭畤で4022ガルを記録しています)
9.再度審査をやり直してください。


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┗■3.金曜行動広がる輪!多角度に深く浸透する
 |  行動を通して私もこんな風に、成長していきたいなぁ
 |  3月6日第139回官邸前行動報告にはなってませんが…やよい
 |  「ちょぼゼミ」に参加して…鳥居 光代
 |  3回目の2月。私としては今までで一番良く理解できたゼミ
 └──── 

 今日ではなく、先週の事のでスミマセン。先週、外務省前へ向け歩いていると、以前金曜行動報告で、原稿を下さった鳥居さんから、以下の原稿を頂いた。珍しく、ご自分から書きたくなったとのこと(実は以前の原稿は、私が頼みこんで書いて頂いたもの)。
 毎週テント前や官邸前にで配っている田中さんのレポート、私は申し訳無い事に、読み終えた事がなかった。鳥居さんのように苦手でもガンバってるひとがいて、たんぽぽ舎のゼミが、理解に役立ってるのが、嬉しかったぁ。
 ついでに宣伝、たんぽぽ講座は興味深い内容てんこ盛り!詳しくは、金曜行動ビラのスケジュールご参照。こんな講座やりたい!なんて企画持ち込んでもいいんじゃないかな。
           にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)

「ちょぼゼミ」に参加して

○ 金曜行動に通ううち、田中一郎さんの冊子を受け取るようになった。メールアドレスがイチローちゃんとなっていて、ずい分砕けたネーミング、と思いながらページを開く。するとネーミングとは裏腹に高度な内容だ。高校の科学の教科書以来の原子である。何だかよく分からないが、とにかく最後まで読み終えた。
 金曜行動で毎週配っている冊子、 田中さんから受け取り、読むが、やっぱ難しい。最後まで読み切るのに数時間もかかる。しかし同じ冊子を読むのに理系の夫は、私の5倍位の時間をかける。ほぼ毎日読み1週間はかけていた。数字ひとつひとつを読み解き、正に精読している。夫とは正反対に赤毛のアンの様な世界に住む私は、上部だけをすーっと読んで流しているだけで、何も残らず、何も分かっていない。
 そして3冊目。読みながらあくびをし、とうとう途中でギブアップ。次の週に冊子を配っている田中さんに思い切って話しかけた、「読んでいるだけではとても理解できない。講演等で話しを聞けば、読むよりは分かるかもしれない。どこかで講演しているか」と聞くと。「私は専門家ではない。講演はしない。私のブログを見れば少しは分かるかもしれない」と。
○ それからも、分厚い冊子を何回か受け取り、四苦八苦しながら読んだ。そして昨年10月、田中さんがたんぽぽ舎で「ちょぼゼミ」をやることを知り「待ってました」とばかりに参加。内容は冊子と同じく難しいが、原子炉、福島事故現場の状況、その他たくさんの情報を次から次へとホワイトボードと身振り手振りも交え、説明してくれた。冊子を読むより余程分かる。しかし化学知識がもともとない上、科学的頭脳を持ち合わせていない私には難しいことばかり。「この言葉は覚えていた方がいい」「この本は読むといい」と言われメモするが、残念ながらその場限りである。
○ 2回目の12月の田中ゼミに参加。ちょうど吉田調書が世間を賑わしていたのもあり、NHKの番組にも触れながらの、時間をかなり超過しての大熱演であった。前回もそうだったが、本、テレビ、新聞、講演等々、全ての物事に疑問を持つことの重要性を何度も繰り返していた。事故調、東電、政府のやり方を延べる時、田中さんはニコニコしながら烈しい言葉をずばずば放つ。これが小気味よい。
○ 3回目の2月。私としては今までで一番良く理解できたゼミだと思っている。3回目だからか、内容が易しかったからか。田中さんの話は、予定開始時刻前から始まり、終了時刻後も続いた。
 内部被曝の恐ろしさを、これでもか、これでもかと体全体を使って表現し、花にも放射能が付いている話。漠然と口にしているベクレルとシーベルトのまやかし。
 原発賛成の人から、自然界にも放射能はあるのにと言われた時、自然と人工の放射能の違いを説明できるようになったこと。今回は、学習内容が他人に伝えられる気がしている。
 日本の科学界と政治の癒着の情けなさ、市民科学者が立ち上がる時だと言う。正に田中さんのような人を市民科学者と言うのだろう。3回の講演を通じて思ったことは、こんな充実したゼミなのに、参加者が少なくすごくもったいないということ。
 また私自身、いくら学習しても原発の知識は微々たるものでしかないだろう。しかし、福島第一原発事故が身近になってから、原発と生物は共存できないことは、はっきりした事実として認識できた。だから私は原発反対派。
                       (たんぽぽ舎で学ばせてもらっている 鳥居 光代)


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┗■4.新聞より
 └──── 

 ◆「ベルリンで反原発デモ 福島事故発生4年控え」
    http://www.saga-s.co.jp/news/national/10209/163948

 「【ベルリン共同】東京電力福島第1原発事故から4年がたつのを前に、ドイツの首都ベルリンに住む日本人や地元市民らが7日、ベルリンの中心部で原発反対を訴えるデモを行った。主催者によると約700人が参加した。デモは2013年に始まり、今年で3回目。
 参加者はブランデンブルク門前に集まり、風力発電などの再生可能エネルギーを象徴する風車を掲げたり、福島県の伝統的な民謡に合わせて踊ったりしながら周辺を行進。自営業ラルフ・ロッテスさん(47)は「日本の原発再稼働の動きを不安に思っている。ドイツは脱原発を掲げているが、全ての原発が停止するまでは安心できない」と話した。」
         (3月7日佐賀新聞より)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2428】
2015年3月9日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.東電福島第一原発専用港=防潮堤下部構造も実際には「海水を透過
   する構造」で作られたため海水が通過する構造
   海水を阻止するダム堤のような構造ではない
   東電元課長の証拠論文           山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆3/11「東電元幹部を起訴してください」の声を届けよう
        東京第5検察審査会行動
       日時:3月11日(水)08:30東京検察審査会
★3.新聞より2つ
  ◆「福島事故4年、反原発集会=国会前など延べ2万3000人―東京」
                       (3月8日時事通信より)
  ◆「市民1000人「琵琶湖守れ」 大津で脱原発デモ」
                       (3月8日京都新聞より)
★4.テント日誌3月8日(日)
   経産省前テントひろば 1235日商業用原発停止 539日
   退院したMさんの登場に拍手が湧いて!  (I・K)
   日本が法治国家であるならば(?)-経産大臣発言の責任を問う
                       (K・M)
━━━━━━━

┏┓
┗■1.東電福島第一原発専用港=防潮堤下部構造も実際には「海水を透過
 |  する構造」で作られたため海水が通過する構造
 |  海水を阻止するダム堤のような構造ではない 東電元課長の証拠論文
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

○ たんぽぽ舎から3月3日付【TMM:No2422】に掲載した「東電 底なしの汚染水漏えい(上)」に対して、ある読者の方から、記述に誤りがあるとのご指摘がありました。実際、当該文中、重要な誤り箇所がありましたので、ここで訂正と補足をいたします。
 問題の箇所
   「まず、問題の 汚染水 は排水路を経由して外洋に流出した。この排水路を    専用港に付け替える工事をしていれば、少なくても外洋放出ではなく専用港内の汚染問題になったはずだった。認識していたはずなのに、それをしてこなかった。」
 ここで汚染水問題の対策について話が終わってしまったことが第一に誤りです。
本来はこの後があるべきです。
 「ところが、この「専用港」には重大な問題がある」として、続きを指摘すべきでした。
○ 専用港は、衛星写真(Google earth等)で見ると、専用港の出入口以外は「閉じて」いるように見えますが、実際はそうではありません。
 安倍首相の「アンダーコントロール」発言は、専用港が少なくても密封された「水槽」状態でなければ、そもそも成り立ちようもないのですが、港湾の入口どころか、外洋と仕切られている「はず」の防潮堤下部構造も、実際には「海水を透過する構造」で作られたため、海水が通過する構造になっているのです。
 具体的な構造は、既に建設段階で作成された論文に載っています。建設段階の工事経過を論文として発表した佐伯正治東京電力福島原子力建設所土木課長の「福島原子力発電所土木工事の概要2(土木技術22巻10号)」の記述がそれに当たります。論文は下記URLにて公表されています。
   http://cryptome.org/0004/daiichi-build-02.pdf
 論文では、防潮堤の構造がバラ石を敷き詰めた上にブロックを積み上げ、その上に更にバラ石を並べ、最後にコンクリート材で覆うというものです。海面下の部分はバラ石か巴型ブロックと呼ばれるブロックの組み合わせで成り立っており、海水を阻止するダム堤のような構造ではありません。海水中に出た放射性物質は海流と共に外洋に出るだけでなく、防潮堤を通過しても外洋に出て行きます。
 5、6号機の前にある防潮堤に至っては、津波によりコンクリートブロックが流されてしまい、堤の一部が切れていました。そこにテトラポットを積み上げることで凌いでいるのですが、テトラポットには止水能力など無いことはいうまでもありません。
○ さらに、以下の「おしどりまこさんのブログ」に記述されているとおり、東電は5,6号機の取水口から海水を取り入れ、排水口から外洋に海水を放出しています。この流れにより外洋から海水が入り込みさらに外洋に海水が流出していきますので、湾内の水は循環しているわけです。数日で全量が入れ替わることになりますから、ますます「専用港でブロック」などしていないわけです。
   http://oshidori-makoken.com/?p=812
 以上が訂正と補足説明です。
○ 従って、少なくても「専用港で雨水中の放射性物質を管理することが出来る」ためには、専用港そのものを鋼材とコンクリートで固めて、外洋と完全に遮断しなければなりません。それができないうちは、専用港に雨水排水溝を付け替えてみても、大した違いは無いのです。


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┗■2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆3/11「東電元幹部を起訴してください」の声を届けよう
  東京第5検察審査会行動

 日 時:3月11日(水)
         8時30分~9時30分 東京検察審査会前宣伝行動
     9時30分~ 東京第5検察審査会への要請行動
 場 所:東京検察審査会(東京地裁前)
 連絡先:080-1104-4432(小林)
    ※検察審査会への要請文があればご持参ください。

 1月22日、東京地検は福島原発事故を引き起こした東電元幹部を「不起訴」にしました。これにより、東京検察審査会において再び審査会が開かれます。
 都民の皆さん、東京電力の利用者の皆さん。
 「東電元幹部を起訴してください」の声を届けよう、
 東京第5検察審査会の審査員を激励しましょう。


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┗■3.新聞より2つ
 └──── 

 ◆「福島事故4年、反原発集会=国会前など延べ2万3000人―東京」
    http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2015030800181

 「東京電力福島第1原発事故から4年となるのを前に、「首都圏反原発連合」など3団体が主催する原発再稼働反対などを訴える集会が8日、東京都千代田区の国会議事堂前などで開かれた。同連合によると、参加者数は延べ2万3000人。 集まった人々は「原発やめろ」「電力会社乗り換えよう」と声を合わせた。
 国会前に先立ち、午後1時から日比谷野音で行われた集会では、事故当時福島県在住だった宇宙飛行士の秋山豊寛さん(72)が、「原発によってふるさとを奪われた1人です」とあいさつ。「直接意思表示をする機会がデモ。国会に怒りをぶつけましょう」と呼び掛けた。国会前の集会では、登壇した野党の国会議員らが、福島第一原発で明らかになった汚染雨水の外洋流出を批判。事故は収束していないと訴えた。」  (3月8日時事通信より)


 ◆「市民1000人「琵琶湖守れ」 大津で脱原発デモ」
       http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150308000142

 「東日本大震災から4年になるのを前に、脱原発を目指す市民らによる大規模な集会が8日、大津市本丸町の市生涯学習センターなどで開かれた。関西電力高浜原発などが再稼働へと向かっている現状を危ぶみ、参加者約1000人がデモ行進などを通じて「原発をなくそう」の声を上げた。県内の労働組合や市民グループなど約100団体でつくる実行委員会が「原発のない社会へ 2015びわこ集会」を主催した。
 2月に高浜原発3、4号機の安全対策が新規制基準に基づく原子力規制委員会の審査に合格したことから、主に高浜原発の再稼働に反対した。
 1999年にJCO臨界事故が起きた茨城県東海村の村上達也元村長の講演に続き、決起集会では、福井県の原発差し止め訴訟の弁護団長を務める井戸謙一弁護士が、事故により滋賀県に及ぶ影響などを説明。「実効性のある避難計画がない中での再稼働はあり得ない。半径30キロ圏内の自治体の同意を再稼働の前提とすべき」と強調した。また、米原市と日野町の両首長らが脱原発を訴えた。
   (3月8日京都新聞より)


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┗■4.テント日誌3月8日(日)
 |  経産省前テントひろば 1235日商業用原発停止 539日
 |  退院したMさんの登場に拍手が湧いて!  (I・K)
 |  日本が法治国家であるならば(?)-経産大臣発言の責任を問う
 └────                  (K・M)

 10時過ぎテントに着いたら中でKさんと何人かの人たちが集会で配るチラシの用意をしていた。朝からの雨が小降りになったので椅子を出して座り込む。
 外務省脇には警察の車が大量にスタンバイしていて一寸不気味。
虎ノ門の方に行った人から右翼の街宣車がたくさんいるとの情報も入り身構えた。 そしてテント前を何台かの右翼が通り「テントはまだ有ったのか!」等と叫んで行ったが警官がいっぱい居たせいかテントに押し寄せる者はなかった。
 そんな状態なので受付のテーブルを出すのもためらっていたが、集会が終わって人が集まり始めたのでもう大丈夫だろうと受付を始めた。幸い雨もあがり時折陽もさす事もあった。
 たくさんの人たちがテントの判決を知り、心配してカンパを寄せてくださったので感謝です。国会請願に向かうたんぽぽ舎の人たちがテント前に集まり「テントを守ろう!」のコールをして下さり嬉しかった。
 今日も寒かったのでお湯を沸かし立ち寄って下さる人に暖かいお茶のサービスをした。
 朝から群馬から来るTさんが色々手伝って下さり、お茶のサービスにはかけこみ亭のぼけまるさんも手伝ってくれ本当に助かりました。
 私は安心して早々にテントを去りましたが、帰ってきて今日の参加者2万3000人と聞いて驚いています。
これを安倍がどう評価するのでしょう!明日はドイツのメルケルさんも来日すると言うのに!
 私が去った後もテントにはたくさんの方達が寄って下さったようで本当に良かった。でも今日の一番の喜びはM子さんが無事退院されてテントに来て下さったことです。彼女が現れると居合わせた人から拍手が沸きました。
早く脱原発勝ち取りたいですね。   (I・K)


日本が法治国家であるならば(?)-経産大臣発言の責任を問う

 退院したばかりのM子さんが国会集会に行くと言われるので、一緒に歩いて坂を登る。今日退院が嘘みたいにどんどん進み、国会正門前に到着。Hさんの計らいで香山リカさんのスピーチとコールに続いてM子さんがスピーチ。被爆を経験した私たちが核を止めねば、と。会場から割れんばかりの拍手が湧いた。
 メルケル首相が9日~10日と来日、滞在する。2日間は国側が強制執行することはないか?
 経産大臣が、2月27日(金)の記者会見で次のように話した。
Q:昨日、経済産業省前のテントの土地明け渡し請求訴訟で判決が言い渡されましたが、それに関して大臣の受け止めをお願いします。
A:まさに不法占拠でありまして、我が国は法治国家でございますから、法に従うというのは、全ての国民の義務でございますので、許されることはないと思っております。そうした意味では、昨日ある意味では全面勝訴といった判決が出たのは、ある意味では当然のことだろうと思っております。
 一方で、再稼働反対というような主張をされているということがいろいろあるわけですけれども、不法占拠ということと、そこでどういう主張をしているということは、これは切り離して考えていかなければいけない話、私どもとしては、別段そういう再稼働反対という方ではなくて、どんな方でも不法占拠したときには、やはり法治国家であるので、法に従った手続をとっていかなければいけないと思っております。

 日本が法治国家であるならば、東電福島原発事故の責任を誰もとっていないなんてありうるのか?
 法治国家であるならば、土地を汚し、空には無主物!海には放射能汚染水を垂れ流し続けている東電がなぜ存続できるのか?
 法治国家であるならば、国が乗り出すと言って1年以上経つのに、東電が放射能汚染水海洋垂れ流しを見過ごしたのに、資源エネルギー庁や原子力規制委員会の担当になぜ責任をとらせないのか?
 法治国家であるならば、原発が「安全だ、安い、無いと電力が足りない」と大嘘をついてきた経産省や資源エネルギー庁や自民党がなぜ責任をとらないのか? 私たちは既に540日間原発稼働無しで過ごせているのに!
 法治国家であるならば、政治資金規正法を破った大臣や国会議員がなぜ首にならないのか?
 法治国家であるならば、安倍政権や関連企業が武器輸出や原発輸出など「死の商人」をすることは憲法違反ではないのか?
 法治国家であるならば、安倍首相が憲法破壊の発言と施策をしても、なぜ安倍政権が倒れないのか?
 法治国家であるならば、経産省の片隅(ポケットパーク)で脱原発を訴える行為を、憲法が保障する表現の自由と認められないのか? (K・M)

経産省前テントひろばでは、ツイキャスで、近況を皆さんにお知らせし、万一の権力の弾圧に備えています。次をご覧願います。
http://twitcasting.tv/c:tent_front
http://twitcasting.tv/c:tent2011
たんぽぽ舎です。【TMM:No2427】
2015年3月7日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.(報告)原子力規制 火山影響評価ガイドの問題から考える(その1)
   火山学・火山防災上の数多くの欠陥や疑問点がある上に
   火山専門家がほとんど不在の場で議論が進められ,危うい結論
   (小山真人さん:静岡大学防災総合センター教授・副センター長)
              田中一郎(ちょぼちょぼ市民連合)(3回連載)
★2.「3.11全国スタンディング」にご参加を!  若本洋子(高槻市)
★3.テント日誌3月5日(木)・6日(金)
   経産省前テントひろば 1233日  商業用原発停止 537日
   小さな意地悪ならぬ嫌がらせが増えるのか(?)   (I・K)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆3/10「脱原発でつながる日本と世界」~福島原発事故4年目を迎えて~
   ゲスト:日本から杉原洋、ましこ りか。海外から6カ国
   会場:日比谷コンベンションホール
★5.新聞・雑誌より4つ
  ◆〈地震予測〉次々と的中!村井名誉教授「次に起こるのはココ」
                  (「週刊朝日」3月13日号より抜粋)
  ◆安心生活引き継ぐには    (3月7日東京新聞「金曜日の声」より)
  ◆汚染水処理の完了 エネ庁「来年5月」 東電説明より1年遅く
                 (3月5日東京新聞より抜粋)
  ◆原発事故被災者の誌23編 吉永さん朗読CD制作
   「福島に寄り添いたい」   (3月3日茨城新聞より抜粋)
━━━━━━━

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┗■1.(報告)原子力規制 火山影響評価ガイドの問題から考える(その1)
 |  火山学・火山防災上の数多くの欠陥や疑問点がある上に
 |  火山専門家がほとんど不在の場で議論が進められ,危うい結論
 |  (小山真人さん:静岡大学防災総合センター教授・副センター長)
 └──── 田中一郎(ちょぼちょぼ市民連合)(3回連載)

○ さる3月4日、参議院議員会館において、静岡大学防災総合センター教授・副センター長の小山真人氏をお招きして、「原子力規制 火山影響評価ガイドの問題から考える」という勉強会が開催されました。
 当日は、主催者の福島みずほ氏をはじめ、複数の国会議員に加えて、海外からグリーンピースのスタッフも参加し、充実した勉強会となりました。下記にその報告を簡単にいたします。
 「火山学」専門家の小山氏から、原子力「寄生」委員会が強引に押し通した火山影響評価ガイドは、火山学の科学的観点から見て問題だらけであることが指摘され、改めて川内原発をはじめ、日本各地の大きな火山リスク下にある原発・核燃料施設の危険性について認識を深めることができました。小山氏は岩波書店月刊誌『科学』(2015年2月)掲載の論文の中で次のように書いています。
○ 「火山影響評価ガイドと適合性審査の中身には,火山学・火山防災上の数多くの欠陥や疑問点がある上に,火山専門家がほとんど不在の場で議論が進められ,危うい結論が出され始めている。こうした状況を放置すれば,日本の火山学の健全な発展は言うまでもなく,これまで専門家と地元行政・住民との深い連携の上に積み上げられてきた火山防災の枠組みや.専門家と社会との信頼関係を大きく損なう懸念がある。」
 小山氏の講演はとてもわかりやすく、火山学の素人の私にもよくわかりましたが、改めてそんな危ない状況の下で原発を稼働させるなど,とんでもないと、背筋が寒くなる思いをいたしました。特に鹿児島県の川内原発は、再稼働第1号とされているようですが、近隣に巨大なカルデラを5つも連結型で抱える火山リスク最大の原発で、こんなものを再稼働させたら近い将来、破局が訪れること必定であることが確認されました。単に稼働を止めるだけでなく、使用済み核燃料を含むすべての核燃料を川内原発から撤去する必要があります。
 なお、次回以降、当日の私のヒヤリングメモをご紹介します。
○ (そもそも原子力「寄生」委員会は,今般の川内原発の設置変更許可審査の際は,火山リスク評価を抜きにして先に認可を出し,その後に火山リスク評価を詳細に検討し始めていて,まるで鹿児島や九州の火山では原発を脅かすような大噴火は起こらないと,アプリオリに決めてかかっていた様子がうかがえます。許されないことだと思います) (その2)へつづく

○(参考)火山影響評価ガイド(原子力規制委員会 2013年6月)
      http://www.nsr.go.jp/data/000069143.pdf
(参考)核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律関連  原子力規制委員会
    http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kettei/02/02_01.html
(「火山影響評価ガイド」はこのサイトの「実用発電用原子炉の規制基準に関連する内規」の所にあります。ネット検索してもなかなかヒットしませんので上記をご参照ください)


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┗■2.「3.11全国スタンディング」にご参加を!
 └──── 若本洋子(高槻市)

 もうすぐ4回目の3.11がやってきます。
2015年3月11日(水)に、1人でも、仲間とでも、最寄の駅でも、職場前でも、自宅前でもどこかで、プラカードに、思いや抗議の文を書き、スタンディングの行動をしませんか。時間は、午後2:46にこだわらず、ご都合のつく時間で。
下記ホームページに地図があります。
参加表明される方は主催者にご連絡下さい。
お住まいのそばでも「3.11全国スタンディング」をする所があるかもです。

3.11全国スタンディング
http://zenkokus.jimdo.com/
https://twitter.com/zenkokusuta
https://www.facebook.com/groups/679609715489729/

※参考記事
 埼玉)自らの思い書き、3・11に街に立とう
 2015年3月5日03時00分【朝日新聞デジタル】
  http://www.asahi.com/articles/ASH34533DH34UTNB00F.html


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┗■3.テント日誌3月5日(木)・6日(金)
 |  経産省前テントひろば 1233日  商業用原発停止 537日
 |  小さな意地悪ならぬ嫌がらせが増えるのか(?)
 └──── (I・K)

今日は昨日に打って変わって寒い一日だった。
 いつも熱心にチラシ組みなどをしているKさん、テントが心配で朝5時半頃来たと聞いて驚いた。他にも心配してきて下さる方が何人もいて心強い。君が代裁判に関わっているKさんが寄ってくださり木曜日にいつも来てくれるOさんと意気投合して長時間話しこんでいた。
 狭山事件の被告にされた石川一雄さんの奥さんも寄ってくださり、美味しいパンを差入れてカンパまでして下さって恐縮です。
 1時過ぎ、財務省前にたくさんの警官が来たのでまさか平日のこんな時間テント撤去なんて有り得ないでしょと思ったら、矢張り日比谷から来るタクシー労働者の方達のデモ警備のためだった。デモの中の何にかが私たちにエールを送ってくれ嬉しかった。
 2時ごろ普通の格好をした若者がテント前に現れたので、チラシをお渡ししようかと立ち上がったら何やら変な雰囲気、Kさんに何か暴言を吐いていたようで、Kさんが牽制し、排除を試みていたが、めげずに「汚いテント早くたため!」「国有地を占拠しているのだろう。1100万払って出て行け」「乞食!」などとわめき始めた。執拗な雑言に反論しようと試みたが、話の通じる相手でなかったので無視するも同じせりふを繰り返すばかり。困りきっていると様子を察知してか警官がやって来て少しはなれた場所に彼を連れて行ったが、警官にも30分ぐらい突っかかっていた。そして最後に警官が私たちのもとに彼が「花鉢を片付けろ」と言っていると伝えに来た。彼も引っ込みがつかなくなりそんな要求をしたものと思える。花鉢を片付けて済むものならと手分けして裏の方に持っていった。やがて彼は引き上げ警官も去ったが、警察の車がテント前に移動して駐車していた。
これからもこの手の嫌がらせは増えるのではないかと心配だ。


テントに寄ってくださる人が増えて 金曜日(6日)の事から

 今日は啓蟄だそうですが、虫も出てくるのを戸惑うのではと思うくらいの寒さだった。また宮崎のUさんが上京していてびっくり!8日の集会に参加のため予定の行動だったそうだ。
 夕方、ドイツの日刊新聞・経済新聞の人など4人来て裁判の事など取材していった。弁護団会議の一員であるOさん、第2テントのTさんなどが応対した。
最後に皆の写真を撮って帰った。ドイツの新聞の記事になるのだろうか?
 5時少し前、いつものように受付のテーブルを出すとすぐタクシーの運転手さんが車を止めてカンパを入れて去っていった。お仕事中に寄って下さったのですね。感謝です。
テントを心配して寄ってくれる人もたくさんいて嬉しい。
 6時過ぎ、たんぽぽ舎の柳田さんが関電前で抗議行動をしてきた事、今日のたんぽぽ舎のチラシに内藤光弘さんの論文と不動産鑑定士富田さんの意見書の2つのビラを入れたことなどを話して官邸前に向かって行った。
 今日も90歳のTさん4時過ぎに来て座って下さった。
 たんぽぽ舎のOさんは、いつもテント経由で官邸前に行かれるのだが、今夜はテントに居て下さるとのこと、そして泊まり番の人も来たので私は「NONUKESvoice3」を買ってテントを後にした。  (I・K)

○テントでの「お話と座談」(トーク)
 3月13日(金)午後7時~ 宮崎学さんの話と座談
 3月15日(日)午後5時~ 早川由美子(映画監督)さんのお話と座談
  この日は午後2時から川柳句会、それが終る5時ころからの予定です。
 連絡先:テント(070-6473-1947)か三上(090-3908-7330)へ


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆3/10「脱原発でつながる日本と世界」~福島原発事故4年目を迎えて~

 日 時:3月10日(火)19:00(18:30開場)~21:00
 場 所:日比谷コンベンションホール(日比谷図書館B1F)
 参加費:一般 1000円、若者(30歳以下)無料(要予約)
 予 約:http://urx.nu/hZmU
 主 催:ピースボート、FoE Japan  ◎同時通訳が入ります
 ※詳細:http://urx.nu/hZn6  Facebook:http://urx.nu/i4TC

 福島事故から今まで、一体何が起きてきたのか、若者が中心となって振り返りを行います。日本からは被災者の人たちが参加。海外からはロシア、トルコ、インド、ブラジル、メキシコ、インドネシアの6カ国からのゲストを迎え、国を越えて脱原発を目指す人々がつながります。若者(30歳以下)無料です!
<登壇者>
・杉原洋(反原発・かごしまネット)
・ましこ りか(NPO法人ココロとカラダを育てるハッピープロジェクト代表理事
/つながろう!放射能から避難したママネット代表)ほか海外ゲスト


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┗■5.新聞・雑誌より4つ
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 ◆〈地震予測〉次々と的中!村井名誉教授「次に起こるのはココ」

  2月6日の徳島県南部の地震、同17日の東北地震などを次々に的中させた東大名誉教授の村井俊治氏(75)。
 自身が顧問を務める地震科学探査機構(JESEA)のメールマガジン「週刊MEGA地震予測」(毎週水曜日発行216円/月)に執筆した地震予測は、14年以降に発生した震度5以上の地震10件をすべて当てていたという。その秘密は何か。
  (中略)
 具体的には、国土地理院が94年から各地のGPSデータを測定するために全国約1300カ所に設置した電子基準点のデータを活用し、「土地の微細な変動」を探るという。過去に起きたマグニチュード6以上の地震のデータをひもとくと、そのような変動が、大きな揺れの近くにある基準点に観測されているからだ。
 そうしたうえで、「上下動の短期的な異常」「水平方向の動きが正反対」「変動速度の違いの境目」に注目して地震予測の精度を高めていくのだという。
  (中略)
 では、次の巨大地震はどこで起こるのだろう?
 「去年の12月中旬から下旬にかけて、北信越の地盤に異常が見られました。地震発生までは、およそ5カ月くらいかかるので、岐阜県飛騨地方を含む北信越地方は要警戒地域です。また、異なった速度で沈降を続けている奥羽山脈付近も同じように可能性が高いとみています」(村井氏)
 実際、当たっているだけに注意が必要だ。
           (「週刊朝日」3月13日号より抜粋)


 ◆安心生活引き継ぐには   (3月7日東京新聞「金曜日の声」より)

 川崎市多摩区、無職森悦子さん(66)
  避難生活をしている福島の人たちを見ていると難民のようで、先進国とは思えない。汚染水など国は原発を制御し切れていない。将来に安心して生活できる国を引き継ぐためにはどうすべきか訴えたい。

 京都市左京区、大学生森幸一郎さん(23)
  今の政権は原発の再稼働と戦争を進めるように見える。福島の収束も不十分なまま、国の存立、国民の命を守るためと言って集団的自衛権行使を容認して戦争に突き進むのは許せない。


 ◆汚染水処理の完了 エネ庁「来年5月」 東電説明より1年遅く

  自民党の福島第一原発廃炉・汚染水等事故収束対策会議(額賀福志郎座長)の初会合が5日午前、党本部であり、経済産業省資源エネルギー庁の担当者は、原発内に保管している高濃度汚染水の全量浄化処理は来年5月ごろまでかかるとの見通しを示した。(後略)
    (3月5日東京新聞より抜粋)


 ◆原発事故被災者の誌23編 吉永さん朗読CD制作
  「福島に寄り添いたい」

  忘れない、風化させない、なかったことにしないために-。
  原爆詩の朗読をライフワークとしている女優、吉永小百合さんが、東京電力福島第1原発事故の被災者らの詩を朗読したCD「第二楽章 福島への思い」を制作した。東日本大震災から4年になる3月11日に発売される。
 吉永さんは「今もふるさとに戻れない福島の方たちの思いを私たちみんなで受け止め、寄り添うことができたら」と福島に思いをはせる。
 戦争や原爆の悲劇を二度と繰り返さないためにと、1986年から原爆詩の朗読を続けてきた吉永さんが、福島の詩人、和合亮一さんの詩と出合ったのは震災の年の夏。その後も、和合さんが指導する「詩の寺子屋」の子供たちや福島県富岡町から避難を余儀なくされた佐藤紫華子さんの詩と向き合ううちに、CD化への思いが募った。(中略)
 「これだけの小さな国で、地震がいっぱいある風土で、原発はやめてほしいと思う。安全に暮らしていくために、もっと私たちが工夫しなきゃいけない」と話す。
   (3月3日茨城新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2426】
2015年3月6日(金)その2 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.今も原発事故に対して無責任! 相変わらず事業者べったり!
   基準や組織が変わっても「規制行政」は何ら改善されていない
   2/4規制庁院内ヒアリングの内容
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その40
                 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.高浜原発批判・6つの問題点を指摘
   パブリックコメントに対して「原子力規制庁」から科学的・技術的意見
   に書き直して再度提出を求められた。それで再提出した文章(上)
                   千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.放射能は減っていない 首都圏の“危”要除染スポット
   注目すべき記事の紹介         柳田 真(たんぽぽ舎)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆3/24【原発事故の真実と責任を問うために がんばれ検察審査会!
      「強制起訴」で刑事裁判を!】院内集会&検審前行動
    12:00~13:00 東京検察審査会前行動(東京地裁前に集合)
    13:30~15:00 院内集会(参議院議員会館・講堂)
★5.新聞より
  ◆原発は「秘密法」求める 反核活動家35年前の予言
              (3月5日東京新聞「別冊・南海日日新聞」より)
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※3/8行動にご参加を!
 反原発☆統一行動「福島を忘れるな!再稼働を許すな!」
 日時:3月8日(日)
    第1部 13時より日比谷野外大音楽堂で集会、
       14時よりデモと国会大包囲
 よびかけ:首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション、
      原発なくす全国連絡会
    第2部 15時30分より国会前大集会 主催:首都圏反原発連合
 ◎たんぽぽ舎も参加します。黄色のノボリ旗を目印にして下さい。
━━━━━━━
※3月2日発信の【TMM:No2421】でご案内した3/7「原子力規制委員会を問う」
 討論会は、講師の都合により4月に延期されました。
 日程が確定次第、ご案内致します。
━━━━━━━

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┗■1.今も原発事故に対して無責任! 相変わらず事業者べったり!
 |  基準や組織が変わっても「規制行政」は何ら改善されていない
 |  2/4規制庁院内ヒアリングの内容
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その40
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

〇規制行政の改善は形だけ!国が責任を持たない!
 去る2月4日(水)の規制庁院内ヒアリングで、原発事故の責任について「3.11以前と以後でどこが変わったか?3.11事故の責任を誰もとっていないが今後は事故の責任を誰がとるのか?」を問うた。
 規制庁は、国が責任を持つ・政府全体が責任を持つと答える。が、誰も責任をとらなかった3.11以前から何が改善されたかに対しては、形ばかりの改善のみを答える。
 イチエフ事故を踏まえた過酷事故対策等を盛り込んだ「新規制基準」(「でこぼこがあるが世界一厳しい基準」と規制庁が言い張るが、実は既存原発再稼動の為の大甘基準)と、推進側に属していた原子力安全・保安院から「独立性の高い3条委員会」原子力規制委員会に変わった、原子力防災を内閣府に集中した、などと。結局、これでは事故に対する無責任体制は全く変わっていない。

○ 規制行政の改善は形だけ!相変わらず事業者べったり!
2月19日(木)のヒアリングでも「規制行政」について追及。
「規制行政」について
1.反省すべきこと、2.保安院から規制庁になって何が改善されたか、3.どこが悪くなったか、を問うた。
 回答は、1.3.11以後に事故調査を踏まえて改善した、2.原子力安全・保安院から独立性ある規制委になった、生中継など透明性を重視し重大事故対策を加えて「新規制基準」を作った、3.悪くなったことはない、と形式的な回答。
○ 工事計画問題(マスキング表示、認可前工事、基準地震動への耐震性不十分)を目の当たりにしたばかりの私たちには、このような形式的改善の回答は全く説得力を持たない。原子力安全・保安院からの横滑りで移動してきた規制庁職員はさすがに鉄面皮だ!
 重要なことは、原子力規制委員会が「規制行政」問題の総括論議を全く実施してきていないこと。
 特に、今、告発されている津波についての元原子力安全・保安院の「不作為の罪」を総括していない。原子力規制委員会の「規制行政」は、原子力安全・保安院と変わらないばかりか、放射能汚染水問題等の事実隠しにおいても、有識者の選定と意見聴取と意見採用においても、「国民」を欺くすべにおいても、傍聴者排除においても、巧妙に悪化している。


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┗■2.高浜原発批判・6つの問題点を指摘
 |  パブリックコメントに対して「原子力規制庁」から科学的・技術的意見
 |  に書き直して再度提出を求められた。それで再提出した文章(上)
 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア)

○-------<原子力規制庁からのメール>---------------------------
原子力規制庁長官官房技術基盤グループ技術基盤課です。
「実用発電用原子炉及びその附属施設の技術基準に関する規則の解釈の一部改正(案)」に対する意見募集について、平成27年1月11日に以下のとおり御意見をいただきました。
内容を確認させていただきましたところ、「関西電力株式会社高浜発電所3号炉及び4号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について」に対する御意見であるかと思います。
恐れ入りますが、「関西電力株式会社高浜発電所3号炉及び4号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について」に対して、再度御意見を提出いただきますようお願いいたします。
         原子力規制庁長官官房技術基盤グループ技術基盤課
------------------------------------------------------------
○<私からの上記への返信>
茨城県鹿嶋市の千葉と申します。
 私のパブリックコメント(以下パブコメ)に対して丁寧なご返事ありがとうございます。正直言いまして、このような(パブコメにたいしての)返事があるとは思っていなかったので驚いています。
ただ残念な事には私は「住所」「氏名」「電話番号」等を明記しているのに、届いたメールには記入者の「氏名」が無かったことです。
今後、このようなメールには電子メールのルールとして記入者の「氏名」お願いします。
とはいえ以下に私が思っていることおよび、科学的・技術的なことを“再度”書いておきます。
1.パブコメの結果はきちんと反映すべきと思います。
 パブコメは「技術的なことに関して」の但し書きがありますが、これは国民の声に対して規制委は以下の原子力規制委員会設置法 第一条/第三条をまるで無視していると思われます。(第1条:国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的とする。)ならば、“国民を守る視点に立つ”のが規制委の任務と思います。
 パブコメの結果は公開の場で審議した上で、きちんと反映するべきです。国民は真剣に考え、危機感を持ってパブコメを書いています。他人に意見を求めたらその意見に対して誠実に答えるのが人間として最低の条件だと思います。
 川内原発の審査書案では、寄せられた意見と反映の仕方について、原子力規制委員会の定例会合で簡単な報告があっただけで、多くの意見が反映されませんでした。これはパブコメの趣旨からして異常な状態です。たとえ、時間がかかったとしても国民に対して丁寧な回答をするべきです。
<以下、科学的・技術的問題>
2.使用済み核燃料プール
 構造的欠陥については言及がない。地震でプールがひび割れし水がなくなったら核燃料はむき出しの状態になり大きな危険となる。プールの基本的な設計変更が再稼働の必須条件です。イチエフ原発事故の時4号機のプール崩壊の恐怖を日本中で味わったのはごく最近のことです。
3. 汚染水事故対策なし<P365~412>
 適合性審査では、福島第一原発で現に起きている汚染水事故…格納容器下部が破損して冷却水が漏れ、汚染水となって外部に放射能が大量に拡散している…について検討しておらず、防止策もとられていません。これは、格納容器が破損した場合でも、放射能の大量の拡散を防止する策を講ずるよう要求する新規制基準にも違反しています。
a.福島第一原発においては、汚染水の流出による土壌汚染、海洋汚染が深刻な状況です。これは世界中が注目している不名誉な事です。
b.設置許可基準規則55 条では、格納容器の破損に至った場合等において「工場等外への放射性物質の拡散を抑制するために必要な設備を設けなければならない」とされています。
c.ところが、関電の対策は、格納容器上部が破損し、気体の放射能が放出した場合、それを放水砲で叩き落とすというだけです(写真は規制委説明資料より)。
d.原子力規制委員会の組織理念では規制委は「福島第一原発事故の教訓に学び、二度とこのような事故を起こさないために、…設置された」とあります。格納容器下部から外部への流出という福島での汚染水の実態を踏まえた対策を、新規制基準の要求事項とし、適合性審査で検討すべきです。
   (下)に続く。


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┗■3.放射能は減っていない 首都圏の“危”要除染スポット
 |  注目すべき記事の紹介
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

●週刊フライデー3月20日号(3月6日発売)に、「放射能は減っていない-首都圏の“危”要除染スポット」のユニークな独自調査記事が載った。
 私たちからすれば、“普通の”“当たり前の”記事、しかも週刊誌の継続した2013年から2015年の独自調査報道という点が評価できる。それに比して、民放テレビやNHKや大新聞は何をしているんでしょうかねえ?!
●記事では、測定した20か所でホットスポット(国が除染基準とした毎時0.23マイクロシーベルト)を超える場所が見つかった。そこに1年いるとICRP(国際放射線防護委員会)が安全の基準とする1ミリシーベルトを超える被曝をすることになる。
 最も高い放射線量が出たのが、東京ドーム(毎時1.34マイクロシーベルト)やJR渋谷駅前ハチ公広場(0.3マイクロシーベルト)など。
●くわしくは、週刊フライデー3月20日号の88から89頁(一覧表)をごらん下さい。


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆3/24【原発事故の真実と責任を問うために がんばれ検察審査会!
  「強制起訴」で刑事裁判を!】院内集会&検審前行動
  3月24日(火)  (入場無料)
    12:00~13:00 東京検察審査会前行動(東京地裁前に集合)
    13:30~15:00 院内集会(参議院議員会館・講堂)
  ・ゲストスピーチ  落合恵子さん
  ・弁護団報告

 2012年に福島原発告訴団が東電幹部や政府機関などの罪を問う告訴・告発した事件は再び、検察審査会が審査に入り、再度「起訴すべき」という判断が出れば「強制起訴」に。
 検察庁が見逃したこの重大な犯罪を、一般の市民による検察審査会が、刑事裁判をおこすという判断を下すよう働きかけていきます。

主催:福島原発告訴団  http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
メール:1fkokuso@gmail.com

<同日開催>
「ストップ汚染水!院内集会」
18:00~19:45 参議院議員会館 講堂(参加費無料)
主催:脱原発福島ネットワーク・ハイロアクション福島
問い合わせ:FAX 0246-58-5570


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┗■5.新聞より
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 ◆原発は「秘密法」求める 反核活動家35年前の予言

  四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)には、国内外から多くの人が見学・視察に訪れる。脱原発派の場合は、筆者が案内役を務めることもたびたびだ。反対運動の歴史を知ってもらいたいとの思いからである。
 来訪者は、4年前の福島第一原発事故後に急増した。国内の脱原発団体はもちろん、韓国の原発反対市民やアジア各国の留学生、菅直人元首相ら政治家など多彩な分野の人が伊方原発に足を運んでいる。
  先月21日には、奈良や大阪の大学の歴史研究者らが原発見学の後、筆者と交流した。一行の中にはモンゴルからの留学生もいた。誘致当初の敷地の土地買収、漁業権放棄の際の無法な行政、電力会社の対応などを説明すると、女性研究者が「とてもショックです」と驚いていた。
 随分と前の話だが、今も記憶に残る来訪者がいる。ドイツ生まれのジャーナリストで反核活動家のロベルト・ユンク氏だ。青年時代から反ナチズム運動に身を投じ、戦後いち早く核開発に疑問を呈した。1957年の広島訪問以降、原爆開発と原発推進は同じものと確信し、日本の被爆者運動に影響を与えた。原爆ドーム保存にも尽力した。
  35年前の80年2月、5度目の来日の際、伊方原発にやって来た。原発PR館を「(人々を惑わす)悪魔の館」と呼び、住民との対話集会では「原発開発、利用が進めば、その機密を守るため、市民への監視が強められ、警察国家へと進むだろう」と警鐘を鳴らした。残念ながら予言は、特定秘密保護法という形で的中してしまった。その主張は『灰墟の光』『原子力帝国』などの著作に詳しい。生誕百周年を迎えた2013年には、記念の資料展や講演会が開かれ、ユンク氏の業績を関係者らがたたえた。(近藤誠・元南海日日新聞記者)
 (3月5日東京新聞「別冊・南海日日新聞」より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2425】
2015年3月6日(金)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.メールマガジンカンパのお礼
   カンパ要請にご協力ありがとうございます(その9)
   63名 34万1千円(2014年12月1日から2015年2月28日までの3ヵ月)
   (トータルで158万3千円のカンパ)    たんぽぽ舎
★2.「九電の岩盤」に、削岩機で風穴を開けよう!3月10日(火)の案内
   「川内原発民間規制委員会・かごしま」の起ち上げ(12/6)~展開
   物理学者・槌田敦先生による「勧告書16項目」を掲げた九電追及の闘い
                      かごしま反原連 代表・岩井 哲
★3.都会襲う「火災旋風」の恐怖  超高層ビルが助長も…
   1923年に首都圏を襲った関東地震(マグニチュード(M)7.9)
   地震後に起きた火災旋風で10万人以上の命を失った
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその91
                       島村英紀(地震学者)
★4.テント日誌2月27日(金)
   経産省前テントひろば 1226日商業用原発停止 530日
   雨の2・26不当判決の周辺で何が起きたのか
   ―非暴力・不服従の意味するもの    (加藤)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆3.7さよなら原発パレード in ぎふ
   『3.11から4年。フクシマを忘れない
    さよなら原発 川内 高浜 再稼働反対!』
   集会10時半開始 岐阜駅前を含むパレード/11時金公園出発
★6.新聞より3つ
  ◆「福島後も推進、無責任だ」 原発問題など戦後日本を再考
   都内で歴史問い直すシンポ      (3月4日東京新聞より抜粋)
  ◆仮設撤去 5年で10% 岩手・宮城見通し 移転や住宅整備遅れ
                     (3月4日茨城新聞より抜粋)
  ◆汚染水外洋漏出 国の対応を批判 維新・松野氏
                     (3月4日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※3/8行動にご参加を!
 反原発☆統一行動「福島を忘れるな!再稼働を許すな!」
日時:3月8日(日)
   第1部 13時より日比谷野外大音楽堂で集会、
       14時よりデモと国会大包囲
よびかけ:首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション、
     原発なくす全国連絡会
   第2部 15時30分より国会前大集会 主催:首都圏反原発連合
◎たんぽぽ舎も参加します。黄色のノボリ旗を目印にして下さい。
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※3月2日発信の【TMM:No2421】でご案内した3/7「原子力規制委員会を問う」
 討論会は、講師の都合により4月に延期されました。
 日程が確定次第、ご案内致します。
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┗■1.メールマガジンカンパのお礼
 |  カンパ要請にご協力ありがとうございます(その9)
 |  63名 34万1千円(2014年12月1日から2015年2月28日までの3ヵ月)
 |  (トータルで158万3千円ものカンパ)
 └──── たんぽぽ舎

 2013年4月26日に、日刊メールマガジンへのカンパをお願いしましたところ、たんぽぽ舎に皆様からの善意が届きました。
 昨年12月1日から今年2月28日までの3か月の間に63名の方々から34万1千円が寄せられました。
 北海道1名、岩手県1名、福島県1名、東京都20名、茨城県1名、千葉県8名、埼玉県8名、神奈川県9名、群馬県1名、富山県1名、京都府1名、三重県1名、大阪府4名、兵庫県1名、山口県1名、鹿児島県1名、他3名(官邸前抗議行動ほか)です。
 これまでトータルで158万3千円ものカンパが寄せられました。
 誠にありがとうございました。

 なお、ひきつづいて日刊メルマガ=「地震と事故情報」へのカンパを受け付け
ていますので、今後ともよろしくお願い致します。

 『郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 番号 00180-1-403856』

 今後もカンパの報告を予定しています。


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┗■2.「九電の岩盤」に、削岩機で風穴を開けよう!3月10日(火)の案内
 |  「川内原発民間規制委員会・かごしま」の起ち上げ(12/6)~展開
 |  物理学者・槌田敦先生による「勧告書16項目」を掲げた九電追及の闘い
 └──── かごしま反原連 代表・岩井 哲

○1.第5回学習会(講師・槌田 敦-先生が講師の学習会は2回目)
  ・3/8(日)午後6時~午後9時「第5回学習会」(一般参加大歓迎)
  ・於:鹿児島市鴨池公民館(2F・B集会室)資料代・500円
 2.第2回「規制委員会・打ち合わせ会合」(正会員・賛助会員共)
  ・3/9(月)午後6時~午後9時
    ・於:鹿児島市鴨池公民館(2F・B集会室)資料代・500円
 3.第1回・「回答ー質疑応答交渉」(正会員・賛助会員共)
    ・3/10(火)午前11時~
    ・於・九電鹿児島支社
 4.記者会見・「対九電交渉の結果・内容ご報告」(正会員・賛助会員共)
  ・3/10(火)午後1時~
    ・於・県庁記者クラブ

○ *新たに規制委員になられた多くの皆さまのご参加をお願いいたします。
   *「川内原発民間規制委員会・かごしま」は運営費捻出のため、会員制を
     採用。尚、会費は(正会員・半年6000円/賛助会員・半年3000円)の納入、
     ならびに、お志のカンパを、どうかよろしくお願いいたします。
   *取扱銀行:鹿児島銀行・坂之上支店 
      (普通)3033723(名義)「川内原発民間規制委員会・かごしま

○民間規制委員会の勧告内容のポイント例示・1例
 【勧告11】<水素爆発を防ぐ手だてを講じなければならない!>
 九州電力は、ウェスティングハウス社(WH)型蒸気発生器の逆U字細管に溜まった水素をどのようにして取り除くか明らかにせよ。
 (理由)TMI(米・スリーマイル島)事故では、職員は充填ポンプで注水する一方、加圧器逃し弁を開閉して圧力を調整した。この原発では、ボブコックアンドウィルコックス社(BW)型蒸気発生器であったので、結果的にBW型蒸気発生器での水素逃しとなっていた。しかし、川内原発では、WH(ウエスティングハウス)社の蒸気発生器だから巨大な高さの逆U字細管が存在する。この逆U字細管上部に溜まった水素を抜き取ることはきわめて困難である。
 この問題が解決できなければ、WH社加圧水型原発は水素滞留問題に対応できないので、この型の原発は全面的に使用禁止とするほかはない。


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┗■3.都会襲う「火災旋風」の恐怖  超高層ビルが助長も…
 |  1923年に首都圏を襲った関東地震(マグニチュード(M)7.9)
 |  地震後に起きた火災旋風で10万人以上の命を失った
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその91
 └──── 島村英紀(地震学者)

○ 3月10日は70年前に東京大空襲があった日だ。この空襲は米軍による市民への無差別爆撃で、一日だけで10万人以上が殺された。被災者は100万人にも達した。
 この爆撃(いまでいう空爆)では焼夷弾(しょういだん)という燃えやすい液体を詰めた爆弾を大量に落とした。このため東京の広い範囲で大火が燃えさかった。
 火事の規模がある程度以上になると「火災旋風」というものが起きる。火で暖められた空気が上空に上昇し、それを埋め合わせるためにまわりから風が吹き込んで火災をさらに大きくする現象だ。
 第二次世界大戦では日本各地だけではなく、ドイツにも米英軍によって大規模な無差別爆撃が行われた。ドイツのハンブルグやドレスデンなどの大都会で火災旋風が起きて、石造りの建物が多いのにそれぞれ何万人もの犠牲者を生んだ。
○ じつはこの火災旋風は1945年の東京大空襲だけではなくて、地震でも起きたことがある。地震後に起きた火災旋風で10万人以上の命を失ったことがあるのだ。
 それは1923年に首都圏を襲った関東地震(マグニチュード(M)7.9)。当時の東京の人口は現在の東京都の6分の1しかなかったが、これだけの被害になってしまったのである。
 関東地震による死者の9割は火災による焼死だった。住宅地をなめつくした火事が日本最大の地震被害を生んだ。
 地震のあと、水道も電気も電話も止まっていた。消防車が走るべき道も崩れた瓦礫がふさいでいた。水道が止まったから、当時かなり普及していた消火栓も使えなかった。このため火は次々に燃え広がった。地震の翌日には、東京の中心部の多くは燃え尽きて、火はさらに周囲に拡がっていったのだった。
 とくに悲惨だったのは、逃げ場になる空き地が少なかった東京の下町の人たちだった。いまの東京都墨田区にあった被服廠(ひふくしょう)の跡地では火に追われて4万人もの人たちが集まってきたが、猛火はここも襲って、このうち33000人もの人たちが焼け死ぬ惨事になってしまった。
 いまここには横網(よこあみ)公園があり、東京都の震災祈念堂(右の写真)が建てられていて、慰霊堂があるほか、構内にある復興記念館には震災の遺品が展示されている。
 このときの火災旋風は自転車をはるか木の上まで巻き上げるほどの強さだったことが展示してある絵に描かれている。火災旋風の風速は秒速100メートルを超えるといわれている。
○ 関東地震は、近代的な都市がいかに地震に弱いかということを露呈してしまった地震であった。地震の揺れによる直接の被害よりも、地震によって起こされた火事などの二次的な災害のほうがずっと大きい被害を生むこともあることが、日本ではじめて分かったのだ。
 近年、また心配が増えた。都会に増えてきた超高層ビルは、ふだんからビル風を起こしたり、夜の海風をさえぎって熱帯夜を増やすなど人々を悩ませているが、火災旋風を助長する恐れもあるからだ。      (2月27日『夕刊フジ』より)


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┗■4.テント日誌2月27日(金)
 |  経産省前テントひろば 1226日商業用原発停止 530日
 |  雨の2・26不当判決の周辺で何が起きたのか
 |  ―非暴力・不服従の意味するもの
 └──── (加藤)

○ 一度でも、テント広場裁判の傍聴で法廷に入ったことのある人は、村上裁判長の声が低く、傍聴席の物音にも神経質に訴訟指揮を繰り返していたことを知っているだろう。僕は最初のころの「傍聴報告」で、原告側の沈黙と裁判長のイライラは、経産省の自信のなさの表れであり、負い目を持っている者特有の態度であると批判した。
 今回の不当判決に至る経緯と、2月26日の東京地裁103号法廷の混乱は、こうした村上裁判長の態度と訴訟指揮に原因があることは明白である。
 第1にはだまし討ち的判決期日指定は認められないとして被告側の出廷拒否を招いたことであり、第2に約80の傍聴席を埋め尽くした人たちに全く聞こえないほどのぼそぼそ声での判決言い渡しという現実である。国会の強行採決で議事録にも残されないほどのぼそぼそ声と同様の手口である。
○ この結果、傍聴席の「聞こえない!不当判決!」という抗議の声に呼応した、103号法廷前の廊下を埋め尽くしていたテント関係者の抗議の声が高まり、裁判所廷吏ともみあい3名が庁外退去させられた。法廷内では抗議を続けていた8名が廷吏に担ぎ上げられ庁外退去させられたのである。
 たまたま27日の東京新聞朝刊の佐藤優の<私人逮捕>と題された「本音のコラム」で22日の沖縄辺野古での沖縄平和運動センターの山城さんたちの逮捕に触れた記事を読んだ。
 「現行犯逮捕なら司法警察官に限らずだれでも行えることが刑事訴訟法に定められている。現場に警察官がくるまで身柄を拘束することもできる。」として米軍警備員に拘束されたということであった。非暴力不服従の運動であっても、山城さんと同様に、裁判所でも私人逮捕はいくらでもでっちあげることができるということである。
 さて、一方的な不当判決の内容は1・テント撤去、2・被告敷地内退去、3・1140万円支払え、など原告経産省の言いなりであった。
 裁判については、そもそも福島原発事故に対して国も経産省も東電もどこも責任を取らず、福島の声を聴いていないことに対する抗議として、「表現の自由」「幸福追求権」「言論抑制―スラップ訴訟批判」に立脚した裁判闘争として展開されていることは論を待たないので内容は繰り返さない。
○ 2月26日氷雨の中、東京地裁前集会450名、傍聴券抽選参加350名、参議院議員会館での報告抗議集会400名の参加で行なわれた「テントを守ろう」という一連の行動は、会場があふれるような抗議集会の様々な発言、提言で確実に今後につながるものであった。
 被告・正清さんの「テントが経産省前に在ることによって、全世界が注目することの意義を確認しよう。」という発言を始め、決してあきらめないという一貫した姿勢を再確認した。
 特に福島の女たちの会の黒田さんの「アメーバ―のように粘り強く、触手を伸ばし、それぞれの核を尊重し、沖縄とも結合するような戦いを続けよう!」という力強い発言と、3月11日を「フクシマの日」にしようという提言がなされた。
○ テント撤去の仮処分断行はいつになるのかは予測できない。泊まりこみも含めて、可能な限りの現地体制を強化するとともに、全国、全世界の脱原発運動、さらには反戦、反基地、反差別の戦いにテント広場の意義と権力の強権的弾圧の実態を発信していかなければならない。
 非暴力・不服従を戦い方の原則としつつも、不服従は対抗暴力を必然的に生み出していく。その場合、決して暴発に終わらない戦いとして組織されなければならない。26日の東京地裁もみあいは一つの教訓であったことも再確認しておきたい。


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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆3.7さよなら原発パレード in ぎふ
『3.11から4年。フクシマを忘れない。さよなら原発 川内 高浜 再稼働反対!』

事前集会/10時半開始
1.あゆみR.P.Net(原発事故被害者支えあいの会、愛知)からメッセージ
2.福島原発告訴団から
3.原発ゼロをめざす可茂の会の取り組み
4.「岐阜は福井原発事故被害の地元!」再稼働について シール投票の報告
岐阜駅前を含むパレード/11時 金公園出発
◎主催/さよなら原発・ぎふ
 問い合わせ/小森 090-9859-2296 sun_pony@t.vodafone.ne.jp


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┗■6.新聞より3つ
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 ◆「福島後も推進、無責任だ」 原発問題など戦後日本を再考
  都内で歴史問い直すシンポ

  シンポジウム「原発と差別、戦後日本を再考する」が東京都内で開かれ、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教と文化学園大学の白井聡助教が講演、原子力開発と核開発、原発輸出などの問題などについて討論した。No Nukes Asia Actions(NNAA)共催。
 NNAA事務局長の崔勝久さんの問題提起に続き、小出さんが「核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャル(潜在力)は常に保持する」とした日本政府の外交政策について言及、「国連安保理の5常任理事国(米英仏中露)以外に核兵器製造の中心3技術(ウラン濃縮、原子炉、再処理)を保有している国がある。『原子力平和利用』を隠れみのに実質的な核保有国になった日本だ」と批判した。
 「永続敗戦論-戦後日本の核心」の著書で知られる白井さんは「福島で原発事故が発生した後も政府は原発推進政策を進めている。太平洋戦争の『敗北』を『終戦』と言い換え、誰も責任を取らず、反省もせず、社会を変えようとしてこなかった日本的な『無責任の体系』は同じだ」と指摘した。この後、横浜国立大学の加藤千香子教授らの司会で参加者と討論した。(後略)
  (3月4日東京新聞より抜粋)


 ◆仮設撤去 5年で10% 岩手・宮城見通し 移転や住宅整備遅れ

  東日本大震災で被災した岩手、宮城両県で、5年間の集中復興期間の最終となる2016年3月末までに解体予定のプレハブ仮設住宅は約3600戸と、全体の約10%にとどまることが3日、両県への取材で分かった。津波対策で大規模な土地造成などを伴う高台移転や災害公営住宅の整備が遅れていることが要因。
 不便な仮設暮らしが長期化し建物も傷みが目立ち始め、住民からは「住宅整備を急いでほしい」との声が上がる。東京電力福島第1原発事故の影響が残る福島県でも、16年3月末までの撤去数は未定としているが、住宅再建が進んでいない。
 阪神大震災で兵庫県が約5年間で全仮設4万8300戸を撤去したのと比べると、被災3県は大幅に遅れている。
 間もなく震災4年を迎える被災3県のプレハブ仮設住宅に暮らす被災者は、今年1月末時点で8万1730人に上る。岩手、宮城両県が整備した仮設住宅は計3万6079戸。1月末までの撤去戸数は両県とも各154戸。(後略)
   (3月4日茨城新聞より抜粋)


 ◆汚染水外洋漏出 国の対応を批判 維新・松野氏

  東京電力福島第一原発の排水溝から汚染水が外洋に漏出している問題で、有効な対策を東電に指示しなかった原子力規制委員会の責任を問う声が、3日の衆議院予算委員会で出た。
 維新の松野頼久氏は、一連の本紙報道も引用しながら、規制委が継続的な汚染水漏出を2013年11月には把握しながら、東電が対策に乗り出すのを待つ姿勢に終始していたことを問題視した。(後略)
   (3月4日東京新聞より抜粋)
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