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たんぽぽ舎です。【TMM:No2444】
2015年3月27日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.恥ずかしい、日本人として
   ドイツで集めた寄付で福島の子供たちを沖縄に招待
                     シュルターマン容子
★2.福島第一原発事故から被害者と加害者が学んだ教訓 (上)
   日本国政府は原子力緊急事態宣言 いまだに解除されていない
                                                講師:小出裕章氏
★3.東京高裁へハガキを出そう
   「テントを守ろう」運動を強めるために    内海洋子
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆今は「障害者」「福島」のこと いつかはあなた「自身」の街のことに
   (ほんとは、今もみんなのこと・・)
   3/29木田節子さん、古井正代さん、斉藤日出治さん-トークと対談
★5.新聞より2つ
  ◆御嶽山噴火から半年 火山監視体制強化へ 中央防災会議 常時観測対象を増
                         (3月27日東京新聞より抜粋)
  ◆政府の事故調査委員会 新たに12人分公表 福島第一調書
                       (3月27日茨城新聞より)
━━━━━━━
※3/28集会にご参加を!「福島を忘れない!さようなら原発大講演会」
 日時:3月28日(土)18:30開場19:00開会
 会場:新宿文化センター
 主催:さようなら原発1千万人署名市民の会
━━━━━━━
※4/1(水)九州電力川内原発再稼働反対 九電東京支社抗議行動
 4月1日(水)17:30より18:30 JR有楽町駅日比谷口電気ビル前
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
━━━━━━━
※4/1(水)第19回東京電力本店合同抗議行動
 4月1日(水)19:00より20:00 東京電力本店前
 呼びかけ:「経産省前テントひろば」、たんぽぽ舎 賛同119団体
━━━━━━━

┏┓
┗■1.恥ずかしい、日本人として
 |  ドイツで集めた寄付で福島の子供たちを沖縄に招待
 └──── シュルターマン容子(ドルトムント独日協会
                                 福島支援プロジェクト)

◯ ドルトムント独日協会は震災直後からドイツで集めた寄付で福島の子供たちを沖縄に招待している。現在8回目の保養キャンプが進行中。合計830人の福島の子供たちが汚染を忘れて大自然の中で思い切り汗をかいてストレスを発散。
   <http://jigyo.okinawa-yha.org/>
◯ 福島第一原発事故のとてつもなく高くついた代償も「旧態依然とした日本社会が変われば」と、かすかな望みを持っていた。
 ドイツが福島第一原発事故後脱原発宣言をしたのは周知の事実。それは国民の意思の反映。まさに国民が原爆・原発の怖さを知っているのだ。その背景には広島・長崎原爆投下と29年前のチェルノブイリ原発事故以来、反核、脱原発を連綿と訴える市民団体とその支持者がある。
 日本でさえ風化しつつある福島第一原発事故、そしてその最大の被害者が子供たちであることを彼らは忘れていない。4年経った現在でも当協会の募金活動に、彼らは手持ち弁当で駆けつけてくれる。
◯ フリージャーナリスト、イアン・エッシュ氏のドキュメンタリー映画“A2-B-C”が契約期間2年を残して“配給会社都合により”日本で上映中止になったという情報が飛び込んできた。この映画で、エッシュ氏は福島の母親と子供たちをインタビュー。そこでは彼らの苦悩が如実に語られている。(自己)検閲?日本人として恥ずかしい。避難民をなるべく早く汚染されている古里に返そうとする日本が恥ずかしい。

 たんぽぽ舎のニュースをいつも拝読しております。困難にもめげず脱原発運動などを続けている市民団体、個人の方々に敬服し心から声援を送ります。


┏┓
┗■2.福島第一原発事故から被害者と加害者が学んだ教訓 (上)
 |  日本国政府は原子力緊急事態宣言 いまだに解除されていない
 └──── 講師:小出裕章氏(バイバイ原発3.7きょうと集会での講演より)

「みなさん。こんにちは、あいにくの雨模様の空ですが、たくさんの方が参加していただいてありがとうございます。
◯既に4年になってしまいました。3月11日に地震と津波に襲われて、福島第一原発が、次々と爆発して溶け落ちていくということが起こり,私自身はいつか起きると警告してきた人間ですが、その私にしても、本当に起きているということが信じられませんでした。毎日毎日悪夢を見ているのではないかと思いながら目を覚まして、だが、やはり事実として事故が起きている、その事実に打ちのめされながら、毎日を戦争のように、今日まで過ごしてきました。が、残念ながら何の収束もしないまま、今日に至っています。
 2011年3月11日に事故が起きた時に、日本国政府は、原子力緊急事態宣言というのを出しました。その緊急事態宣言は、いまだに解除されていないのです。事故がずっといまだに続いているということは、勿論、事実が示しているわけですし、日本国政府自身が、そのことを認めているということになっています。
 先ほど鈴木さん(京都への避難者)が報告して下さったように、福島の現地を中心にしてたくさんの方々が、いまだに苦しんでいるというそういう状態です。たくさんの被害者、何十万人、あるいは、汚染地帯で何百万人の人たちが、不安の中で暮らすという状態になっています。

◯いったいこの事故を惹き起した加害者は誰なのでしょうか?
 日本では原子力平和利用というような、私から見ると、とんでもないウソの宣伝のもとに原子力が進められてきました。それを進めてきたのは、まずは日本の政府、日本の国家です。その周りに電力会社、原子力産業、中小零細のたくさんの企業、そしてそこで働く労働組合までが、加担するようになりました。勿論、学者も、ほとんどが原子力に加担をして、原子力とはいいものだという旗を振り続けました。今日この場にも、一部マスコミの人もいてくださるけれど、マスコミすらが、原子力の夢をばらまいて、全部が一体となって原子力を今日まで進めてきた、来てしまったのです。
 かって日本は悲惨な戦争をしました。国が戦争をして、勿論マスコミも加担して、日本国民みんながその戦争に加担しながら、悲惨な被害というものを、自分たちだけでなく、アジアにも振りまいたということがありました。
 日本で進められてきた原子力というものは、私は、まさに戦争と同じような構造だったと思います。大変巨大な組織、言ってみれば政府を中心にした権力機構というものがあって、どんな反対をしてもどうにもならないと、いう中で、原子力が進められてきてしまった。挙句の果てに事故は起きたのです。私は、その巨大な機構を、皆さんは、原子力村という言葉で呼ぶようになっていると思いますが、私は原子力マフィアと呼びたいと思うようになってきました。
 まさに犯罪者集団、巨大な犯罪を犯している集団が、日本の国家を中心にして、日本という国を牛耳っている、そういう状態になってしまった。

◯この会場の中にも、自営業の方がいらっしゃると思いますが、そういう自営業の方が、何か、自分の職場から、毒物を環境に流すというようなことをすれば、すぐに警察が踏み込んできて、その人を処罰します。誰か一人でも周辺の人が死んだというようなことになれば、マスコミを含めて大騒ぎになるはずなんです。
 しかし、福島第一原子力発電所の事故の場合には、既に、原発関連死といわれている人が、おそらく、2000人を超えている。たくさんの人の命が奪われるということがあっても、誰一人として責任をとらないということが起きてしまっている。
 私は加害者に必ず責任をとらせたいと、思います。東京電力の会長、社長以下、原子力を進めてきた人たちは、刑務所に入れなければいけないし、これまでに、58基の原子力発電所を認可してきた自由民主党と、その政党、その政党の歴代の責任者、原子力発電所の安全にお墨付きを与えた内閣総理大臣は、みんな自民党だったわけで、そういう連中はみんな刑務所に入れなければいけない。
残念ながらそれができない。というのが、今の時です。

◯しかし、事故から4年たっても、本当に残念なことに、事故は全く収束していないのです。2011年12月に、まだ民主党という政党が政権をとっていたときに、野田さんの言う首相が事故収束宣言なるものを出した。いい加減にしてくれと私は思いました。
 終息宣言を出すならば、緊急事態宣言を撤回しなければいけないはずなのですが、緊急事態宣言は生きたまま、事故の収束の宣言を出すというでたらめな事を、民主党という政権がやった。民主党は政権が崩壊してしまって、今、また、自民党が返り咲いているわけですが、ますますまた原子力を進めるという考えられないようなことになってしまっています。
 その陰では、今この時も、おそらく7000人というような労働者が、福島第一原子力発電所の敷地の中で、放射能を相手に闘っています。その労働者たちは、東京電力の社員たちではありません。ほとんどが下請け、孫請け、そのまた下請け、というように、8次、9次、10次というような下請け関係で、雇用されている、本当に貧しくって、底辺であえいでいる労働者たちです。勿論、非正規雇用労働者たちです。
 彼らがいつも被曝をしながら、事故に向き合ってくれているわけですけれども、みなさんも、ご存知のように福島第一原子力発電所では、毎日のように放射能汚染水が海に向かって流れ出ていくというようなことになってしまっています。毎日毎日350トン、400トンというような、汚染水がどんどんどんどん増えてきて、一部は地下に流れて行って、現在も、福島第一原子力発電所の敷地は、放射能の沼のような状態になってしまっている。それを防ぐことができないというところに、追い詰められている。
   (下)につづく


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┗■3.東京高裁へハガキを出そう
 |  「テントを守ろう」運動を強めるために
 └──── 内海洋子(たんぽぽ舎ハガキチーム)

◯ 「経産省前テントひろば」の強制撤去反対の闘いが、東京地裁から移って、控訴審(東京高裁)へ来ている。4月から8月までの5か月間、東京高裁と経産省との闘いが重要だ。この両者を攻めよう。
 その一環として、東京高裁へハガキを出そう!
 前回のハガキ(東京地裁と経産省)は、1万枚を超えました。
◯ あて先-東京高裁24民事部 高野伸 様
      100-8920 東京都千代田区霞が関1-1-4
◯ ハガキの前半部分の紹介と後半は「私の一言」を書く欄になっています

 「経産省前の脱原発テントは、2011年9月から今日まで脱原発の国民の声を届けてきました。2011年3月11日の東電福島原発に心を痛め、二度とこんな惨事を繰り返してはならないという全国の皆さんの声です。2015年2月の地裁判決は、被告の声を全くきかず、証拠調べもせず、国の言い分のままの不当決定をしました。これをやめて、東京高裁は、ぜひ被告の声・国民の声を聞いた裁判をして下さい。『国が再稼働をやめて廃炉』と決めれば、自主撤去します。」

☆ご希望の方は、たんぽぽ舎ハガキチームまでご連絡を。 TEL 03-3238-9035
 ハガキ3枚1組 200円プラス送料100円(先払い)で発送致します。


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆今は「障害者」「福島」のこと いつかはあなた「自身」の街のことに
  (ほんとは、今もみんなのこと・・)
  3/29木田節子さん、古井正代さん、斉藤日出治さん-トークと対談

  ―「安楽の全体主義」に抗う―
  東北大震災から4年。私たちの社会は、傷ついたいのちを受け止め、
 癒し、育む「やわらかさ」の圧倒的な欠乏を突きつけた。
  「福島原発事故の被災者」である木田節子さんと、「健全者社会の告発者」
 である古井正代さんが出会った。
  二人の見てきた社会の質から、斉藤日出治さんの言う「安楽の全体主義」が
 浮き上がる。誰もがそれを作り出し、自ら「被災者」になるような、この社会
 の質は何なのか。
  私たちのあり様を知り、私たち自身を深め、これから私たちがどのような生
 き方を紡いでいくのか、ともに考えませんか?

日 時:2015年3月29日(日)13時開場  13時半~16時半
会 場:マイドームおおさか8F第3会議室(「堺筋本町」駅12番出口徒歩6分)
主 催:「いつかはあなたの」実行委員会 090-5040-6343 松尾和子
参加費:1000円


┏┓
┗■5.新聞より2つ
 └──── 

 ◆御嶽山噴火から半年 火山監視体制強化へ 中央防災会議 常時観測対象を増

 政府の中央防災会議は26日、火山防災対策見直しの報告をまとめた。国は常時観測対象の火山を3つ増やして50にするなど監視体制を強化。5段階の噴火警戒レベルのうち、最も低い1の説明を「平常」から「活火山であることに留意」と変更し、潜在的な危険に対する注意を促す。火山災害として戦後最悪の犠牲者を出し、27日で発生から半年を迎える御嶽山(長野、岐阜県)噴火を踏まえた対応で、政府は今国会に活動火山対策特別措置法改正案を提出する。(後略)
   (3月27日東京新聞より抜粋)


 ◆政府の事故調査委員会 新たに12人分公表 福島第一調書

 政府は26日、東京電力福島第一原発事故をめぐり、政府の事故調査・検証委員会が関係者を聴取した「聴取結果書(調書)」のうち12人分を新たに公開した。公開は6回目で、計236人分となったが、事故当時の東電経営陣の調書は今回も公開されなかった。
 このうち東電福島事務所の松井敏彦所長(当時)は、1号機原子炉建屋が水素爆発した2011年3月12日、爆発後の写真を独断で公表した経緯を説明。公表を知った枝野幸男官房長官から清水正孝社長が叱責され、松井氏も本店担当者から「なぜ勝手に出した」と言われたという。
 松井氏は聴取に「事実をありのままに伝えているだけで、なぜそんなクレームを国から言われるのかと憤った」と語った。
 原子力安全員会事務局の奥博貴課長補佐(同)は、緊急時の作業員の被ばく線量限度を250ミリシーベルトから500ミリシーベルトに引き上げることを、政府内で一時検討していた状況を証言。民主党の長島昭久衆院議員に同行し、関係省庁と折衝した際、厚生労働副大臣から「500ミリまで上げると骨髄がやられるので心配だ」と指摘されたことを明らかにした。
   (3月27日茨城新聞より)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2443】
2015年3月26日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島原発作業員へのチラシ配布行動に参加して
   「フクシマ原発労働者相談センター」が2月にいわき市に開設されました
   早朝からコンビニに立ち寄る作業員に話しかけチラシを配る
               沼倉 潤(全労協脱原発プロ/たんぽぽ舎)
★2.下村文部科学相を市民団体が告発
               山田和明(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.安倍NO!は過剰警備への抗議から-東京から辺野古まで
               Y.M(レイバーネット会員)
★4.新聞より2つ
  ◆国との闘争の最前線 抗議テント 攻防激化 (下)
   【東京新聞・こちら特報部】より 2015年3月24日
   (沖縄のテントと経産省前の脱原発テント)
   脱原発の象徴 経産省前 再稼働反対 「全国の仲間の心のよりどころ」
   法運用を正す宿営型「市民運動」
  ◆敦賀2号機「直下に活断層」報告了承 原子力規制委 東通は「可能性」 
                                           (3月25日東京新聞夕刊より抜粋)
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 3/27(金)首相官邸前・国会議事堂前抗議-第142回
 日 時:3月27日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
━━━━━━━
※3/28集会にご参加を!「福島を忘れない!さようなら原発大講演会」
 日時:3月28日(土)18:30開場19:00開会
 会場:新宿文化センター
 主催:さようなら原発1千万人署名市民の会
━━━━━━━

┏┓
┗■1.福島原発作業員へのチラシ配布行動に参加して
 |  「フクシマ原発労働者相談センター」が2月に
 |  いわき市に開設されました
 |  早朝からコンビニに立ち寄る作業員に話しかけチラシを配る
 └──── 沼倉 潤(全労協脱原発プロ/たんぽぽ舎)

◯ 3月23日、全国労働組合協議会(労働組合のナショナルセンター)脱原発プロの一員として、Jビレッジ付近のコンビニ4カ所において出勤前の作業員に対するチラシ配布を行ってきました。
 この行動には、首都圏から「被ばく労働を考えるネットワーク」の皆さんと全労協の組合員が参加。
 地元の皆さんと、星が燦々と輝く早朝の3時に海岸近くでで待ち合わせ、30名ほどでティッシュに詰めた2種類のチラシを1000枚以上手渡すことが出来ました。
◯ 全労協は昨年12月10日、福島第一、第二、柏崎刈羽原発で起きた死傷事故を問題視し、東電に対し申し入れを行いました。東電とのやり取りの中で、賃金ピンハネ構造の実態や過酷な労働条件が幾重に及ぶ下請け制度の中で行われている実態が明らかになりましたが、東電は二回目の申し入れ交渉を1月29日に一方的に打ち切る旨、通告してきました。
 原発事故の収束は国民すべてが求めていることであり、そのためには作業員の労働条件改善が必須なことは誰もが否定できないことです。労働組合との話し合いを否定し、劣悪な被ばく労働を作業員に押し付け、事業者としての責任を一切負わない姿勢は許されません。
 東電が実施したアンケート調査においても、「偽装請負の疑い」や「危険手当の値切り」が数多く指摘されています。ある作業員の賃金明細でも国会審議で実現した1万円の危険手当が4千円に値切られています。国会答弁を東電の常務が都合よく解釈し、ゼネコン配下の元請け会社に有利になるよう解釈を変更したためです。
 また、死亡事故が発生した後、工事が中止され、多くの作業員が自宅待機を命じられていました。本来休業補償として支払われる賃金も支払われていませんでした。
◯ こうした数々の東電の悪辣な仕打ちに対し、地元の仲間たちが「フクシマ労働者相談センター」を2月に立ち上げ、今回、立て看板の設置とチラシ配布行動を実施しました。まだ暗い早朝3時に旅館を出発。打ち合わせ後、楢葉に向かいましたが、Jビレッジに向かう6号線は5時過ぎには渋滞で大混雑。やっとの思いで到着したコンビニにはすでに朝食を購入する作業員の車が次から次に出入りしていました。
 早速、組合の赤い腕章を巻いて、ティッシュに詰めたチラシがわかるように手渡しを試みました。受け取って頂けないのでとういう不安はすぐに解消され、ほとんどの方に受け渡しができました。中には車の窓を開け、言葉を交わす方も。6時30分を回る頃にはマイクロバスが到着した除染作業者にもチラシを渡すことができました。
◯ コンビニでの行動を終えた後は、仮設住宅に場所を移動し、立て看板の設置とチラシ配布を実施。7時30分には、この日の行動を終えた仲間が再度集まり、福島労働局、東電に申し入れていた「待機期間中の賃金支払い」が4月中に東電より元請け会社に支払われることが報告されました。
 一歩前進ですが、私たちは確実に作業員一人一人に支給されること確認するまで見届ける必要があります。

 東京電力は原発労働者の命と安全を守れ!
 偽装請負、元請け企業のピンハネ構造を野放しにする東京電力に抗議の声を!

 「フクシマ原発労働者相談センター」
       連絡先:0246-27-8700(社民党いわき支部)
                  URL:http//www13.plala.or.jp/iwakishamin/
                        0246-73-8188(全国一般いわき自由労組)


┏┓
┗■2.下村文部科学相を市民団体が告発
 └──── 山田和明(たんぽぽ舎ボランティア)

◯下村文部科学相を市民団体が告発

 3月24日、居直る下村科学相を告発した。「政治団体として届出ずに会費の名目で寄付を受けるなど政治資金規正法に違反する疑いがある」として大学教授ら市民団体が東京地方検察庁に告発状を送付した。
 ご存知のように国会での追及を嘘と恫喝で逃げ切った下村科学相をこのまま放置しておくことは許されない。

◯安倍首相が福島第一原発事故の主犯

 藤原節男さんによれば福島第一原発事故の主犯は安倍首相であるという。
何故なら、第一次安倍内閣の2006年を思い出してほしい。
 国会で吉井議員(京都大学工学部原子核工学科出身、共産党)が日本の原発が地震や津波で冷却機能を失う可能性があることを再三追及していた。4月には福島第一原発を実際に視察して老朽化施設の危険性を訴えていた。
 更に12月には「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問書」を政府に提出。
 これに対して「内閣総理大臣、安倍晋三」の名で返答。「我が国において必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない」と吉井議員のスウェーデンの例などバックアップ電源についての質問にも、検討もせず一蹴した。
 安倍首相がこのとき、真剣に取り組んでいたなら、福島第一原発事故は防ぐ事が出来た。
これは不作為の違法行為であり、重大な犯罪に値する。
よって安倍首相こそ告発されて然るべき。


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┗■3.安倍NO!は過剰警備への抗議から-東京から辺野古まで
 └──── Y.M(レイバーネット会員)

拝啓。たんぽぽ舎の最新記事をレイバーネットで読みました。
 先日22日の安倍ノー・デモの警察の異常な規制の背景がよくわかりました。
とにかく歩道を歩けない。デモの隊列から抜けようとするとうるさく寄ってくる。
そして、どこへ行くか尋問する。こんな横暴な警備に屈して、国会包囲デモとは。大体誰もいない日曜の午後に国会にデモするより、銀座に行ったほうが宣伝になったのではとも思います。
 主催者の苦労もあるので、あんまり言いたくないのですが、こういう指摘は必要ですね。


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┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆国との闘争の最前線 抗議テント 攻防激化 (下)【東京新聞・こちら特報部】より 2015年3月24日
   (沖縄のテントと経産省前の脱原発テント)

  脱原発の象徴 経産省前 再稼働反対 「全国の仲間の心のよりどころ」
  法運用を正す宿営型「市民運動」

 経産省前の脱原発テントをめぐる攻防の主戦場は法廷である。
 国は2013年3月、経産省前にテントを設営して脱原発や再稼働反対を訴えている市民団体の代表2人を相手取り、立ち退きなどを求めて東京地裁に提訴した。訴訟の判決は今年2月26日に同地裁であり、テントの徹去や土地使用料として約1140万円の支払いなどを命じた。代表2人は3月3目、判決を不服として控訴した。
 一審・東京地裁は、判決確定前でも判決内容を実行できる「仮執行宣言」を付けていたが、東京高裁は今月18日、テントの撤去の強制執行を停止する決定を出した。これを受けて20日にテント前で開いた記者会見では、弁護団団長の河合弘之弁護士が「テントは脱原発の運動の象徴。全国の仲間の心のよりどころだ。闘い抜こう」とげきを飛ばした。
 経産省前にテントが登場したのは、福島原発事故から半年後の11年9月11日。歩道に面した庁舎北西角の「ポケットパーク」(約89平方メートル) に3張りのテントが相次いで設置された。数人~10数人が常駐し、ビラまきや請願活動などの拠点となっている。被告の1人である淵上太郎氏は「脱原発・再稼働反対運動を可視化する狙いがある」とカを込める。
 民主党政権は提訴に踏み切らなかったが、安倍政権は当初から強硬な姿勢をあらわにした。裁判では、国は国有地の不法占処と主張。一方、淵上氏は「テントは国の事務を妨げているわけではない。公共財産であるポケットパークの使用目的にも沿っている。歩行者が通る空間は確保されており、通行を妨げていない」と反論する。
 淵上氏ら被告側は、「主権者宿営権」という新たな権利の概念も提起している。弁護士の一瀬敬一郎弁護士は「誤った政策を強行する国に対して政策の修正や変更を求める意思を国民に広く伝えるため、緊急かつ一時的に公共空間に居続ける権利」と定義する。
 戦後の学生や労働者、市民の運動では、占拠する場所は大学や職場などが多く、公共空間に長期間、宿営する事例は目立たなかった。最近は、「宿営型の市民運動」は勢いを増している。それは辺野古や経産省前に限らない。
 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する市民らも14年9月、市内の原発近くの海岸にテントを設営した。海岸は国有地で県が管理している。県への使用申請は拒まれた。市民側は、行政不服審査を申し立てつつテントを維持している。
 公共空間に宿営して運動する権利が法的に確立されれば、市民運動における意義は大きい。「主権者宿営権が認められれば、辺野古など全国の宿営型の運動の追い風にもなる」(一瀬弁護士)
 宿営型の市民運動は、海外でも注目を浴びてている。中国では、香港の選挙制度の改善などを要求する市民らが昨年後半に中心街を占拠した。世界的な金融機関が集まる米ニューヨーク・ウォール街で11年に起きたオキュパイ(占拠)運動では、財界の金満体質を糾弾する市民らが近くの公園に野営した。
 専修大の内藤光博教授(憲法学)は「主権者宿営権のように、公共空間に宿営して運動する権利は、憲法21条が保障する集会の自由の1類型として認められるべきだ」と指摘する。「法律上の権利として容認する国はまだないかもしれないが、世界の市民運動の潮流の一つになっている。法律は現状に合わせて解釈していくのが妥当だ」
 高千穂大の五野井郁夫准教授(政治学)も「行政府の法の運用の仕方が常に正しいとは限らない。政府が法を乱用するのなら、主権者には政府が押し付けてくる法を正す権利がある。辺野古や経産省前などで繰り広げられるテント闘争は、好例といえる」と評した。

((( デスクメモ )))
 経産省前テントは、右翼とおぼしき集団にたびたび襲撃されている。「なんで占拠しているんだ」「とっとと出て行け」などの言い草は、安倍政権のそれと大差ない。国家格カが右翼を調子づかせていると言ったら言い過ぎだろうか。もちろん、テント側は一歩も引かない。暴力に屈せぬ大切さを教えてくれる。(圭)


 ◆敦賀2号機「直下に活断層」報告了承 原子力規制委 東通は「可能性」

  原子力規制委員会は25日、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)の直下を走る断層を、将来動く可能性がある「活断層」とする評価書案を了承した。東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県)についても、敷地内に複数の活断層がある可能性を指摘する評価書案を了承した。(後略)
    (3月25日東京新聞夕刊より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2442】
2015年3月25日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                                        転送歓迎
━━━━━━━
★1.九州の火山の活発な状況が続いている。
      阿蘇山、桜島、口永良部島および新燃岳
             鈴木薫(たんぽぽ舎会員、ボランティア)
★2.3・22安倍NO!大行動に参加して・感想
   市民の力を今後ふたまわり大きくしたいもの
                柳田 真(たんぽぽ舎)
★3.日本の新聞は正しくメルケルさんの言葉を伝えたか
   NHKの歪んだ体質は、籾井会長のせいだけか?
              成瀬伊佐夫(公務員定年退職)
★4.新聞・雑誌より2つ
 ◆ 国との闘争の最前線 抗議テント 攻防激化(上)(下は明日配信)
    【東京新聞・こちら特報部】2015年3月24日  (沖縄のテントと経産省前の脱原発テント)
  ◆大間原発反対 署名14万人 函館市民ら経産省提出へ
           (3月25日東京新聞より抜粋)
 ◆処分阻む放射性物質 増えすぎイノシシ 
  頭悩ます福島原発周辺自治体
  避難でハンター減少 「帰還に備え、調査・対策を」
              (3月22日東京新聞より抜粋)
 ◆ 紹介:「週刊女性」に3・11特集記事
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※3/26槌田ゼミ新シリーズ・第12回原発基本講座 民間規制委員会かごしまの規制勧告(16項目)について
 3時間半に及んだ九州電力との交渉・回答を検討する-3月10日九州電力の回答を受けて-
日 時:3月26日(木)19時より21時
お 話:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)     参加費:800円
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┗■1.九州の火山の活発な状況が続いている。
  |    阿蘇山、桜島、口永良部島および新燃岳
 └──── 鈴木薫(たんぽぽ舎会員、ボランティア)

 先月24日に、九州の3つの火山に関するニュースがNHK NEWSwebに相次いで掲載された。  火山噴火予知連絡会が 阿蘇山、桜島および口永良部島について発表したもので、いずれの火山も活発な状態が続き、かつまた、いずれの火山にも山体の膨張がみられるとしています。 特に桜島において、長期的には鹿児島湾奥部の「姶良カルデラ」の膨張を示す変化が進んでいるとしたことは留意する必要があるのではないでしょうか。  
 さらに、3月23日のNHK NEWSweb鹿児島に、新燃岳で今月の20日から火山性地震がやや増加しているというローカルニュースが流された。 また、南日本新聞には「活発な活動を続ける桜島で21日ごろから鳴動が続いている」という記事も載せられている。 
 九州の全域で火山が活発な状態になっていることは明白だ。 詳しくは気象庁などの火山情報を参照して下さい。

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┗■2.3・22安倍NO!大行動に参加して・感想
 |  市民の力を今後ふたまわり大きくしたいもの
 └────  柳田 真(たんぽぽ舎)
 
1.たんぽぽ舎は、首都圏反原発連合の一員として、3・22大行動に積極的にとりくんだ。従来の3団体共催ではないことに、いちまつの心配をもちつつも原発再稼働推進の安倍NOに共鳴して参加した。実は、3月は、3・1のたんぽぽ舎26周年(総会)、3・8の反原発行動、毎週の金曜官邸前抗議行動と忙しい日程だったが、たんぽぽ舎の会員を中心に多数が参加した。全体は1万4000人
 デモ解散地の「経産省前テントひろば」の集会は、かわさきの皆さん、釜ヶ崎日雇い労組の皆さん、「再稼働阻止全国ネットワーク」、たんぽぽ舎などの合同集会。(参加者は150から200名)
 「テントガンバレ・連帯して闘うぞ」の激励、コールと4団体の発言で良い中味の集会で終了できた。寒さもなく、時間も長くなく、ほどよい疲れで帰途についた。
2.準備とビラまき
 20日(金曜日):ビラのちょうあい-5種類のビラを同封(10人強で)
  21日(土曜日):コールの打ち合わせ(5人)-初めての安倍NO!の行動なので。
 22日(日曜日):ノボリ旗や横断まくを用意。朝11人で若干のミーティングのあと、荷物を手分けして日比谷へ出発。
 Nさんらがノボリ旗の上にカザグルマをつけて、また、下に「安倍NO!」をつけて、ONコンビのチョウチョ(いっぱい)も加わりさらににぎやかにした。12時から、日比谷野音の入口の横で、ノボリ旗と横断まく(命と大地を放射能から守ろう-川内原発再稼働反対、ほか)を立て、ビラをまく。1700枚を20数人で1時間でまきおえる。アソシエーションの仲間、三多摩自由労組の人々、江東区の仲間、座間市の仲間、「経産省前テントひろば」の人、茨城の人その他70人強になる。これに釜ヶ崎日雇い労組が加わり、130人程の隊列でカスミ門へ行進。そのまま国会大包囲へいく。(日比谷野音内の集会のもようは、東京新聞記事等参照)
 前段でビラを全部まきおえると、「仕事を1つやりおえた」達成感が出る。入口でたくさんもらったビラ(沖縄の闘い、公明党抗議デモなど、注目するビラがいくつもあり。)
 事後にゆっくり読むのも参考になる。
3.国会包囲行動が約1時間30分
 私たちは、金曜反原連のちょっと前の定例場所=国会前に旗を立ててスピーカーの演説を聞く間に、警官6-8人がメガホンでいろいろ言う。これがうるさくて、演説者の話がよく聞こえない場面がしばしばあった。それで実行委員の腕章をした2人に「警官のメガホンがうるさい。みんな自主的にやっているから、交通妨害になっていない。あの警官のうるさいのを止めさせるよう申し入れてほしい」と伝えた。私もじかに警官へ言った。少しは効果があった。 日比谷と国会で、知人・友人に何人もあった。久しぶりの人、カンパを渡してくれた人、「スペースたんぽぽ」の講座に参加しますと伝えてくれた人(上野千鶴子講座が人気など)、いろいろ声をかけられた。
 大きな集会に来て感ずることは、たんぽぽ舎は、「たんぽぽ舎のデモ隊列に加わってくれる人々」のほかに、こういう多くの人々の声に支えられ、励まされて、その中でやってこれてるのだなあ、ということ。
4.全体集会解散後に歩いて数分、経産省前テントひろば激励の集会(4団体150~2OO人)をやったが上出来であったと思う。短時間ながらもみんなでテントをしっかり激励した。
 今後、市民の動きがひとまわり、ふたまわり大きくなって政党系列の運動を大きくつつむ力量を身につけて、安保内閣打倒・原発再稼働阻止へ進むことを望む。
・集会全体の人数は、前回の3.8反原発行動より、やや少なめの人数と感じた(理由は日比谷野音の中の入りと、外の人数をみてどちらも前回3.8行動より、やや少なかったから)。直接国会行動へいく霞門前の人数も前回よりやや減少であった。

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┗■3.日本の新聞は正しくメルケルさんの言葉を伝えたか
 |  NHKの歪んだ体質は、籾井会長のせいだけか?
 └──── 成瀬伊佐夫(公務員定年退職)
 
 NHKの歪んだ体質は、籾井会長のせいだけか?といいたいが、籾井の睨み、強いて言えば菅官房長官の睨みが効いているのではないか

○メルケル首相、「丁寧な批判」という形での日本訪問(南ドイツ新聞)   2015年03月10日
 首相在任10年になるアンゲラ・メルケルは、これまで無数の外国訪問をこなしてきたが、このような形で挨拶されたのはおそらく初めてだった。「おはようございます、首相」。そう挨拶したのは、アシモという名前の小柄な男性。普通の人間と同じことがたくさんできるんだ、と証明するべく、アシモは部屋を歩き回り、サッカーボールを蹴ってみせ、跳んだり走ったりしてみせた。本当に嬉しそうにそんなふうにするものだから、メルケル首相も大喜び。なにしろ、アシモは人間ではなくて、人間ロボットなのだ。
 東京に着陸したばかりのメルケル首相の最初のアポイントは日本科学未来館。そしてアシモのおかげでテクノロジー好きな首相には、まずは幸先のよい出だし。ところがロボットが首相にお別れするときになったとき、すっかり魅了された首相が彼に近づいて握手をしようと手を差し出したところ、こともあろうにロボットは握手ができないのだった。アシモはそこに呆然と突っ立ったまま。メルケル首相の欲するところをどうやら理解できないようなのだ。
 首相の意図が理解されないというのは、けれど、この日、これ一回きりのことではなかった。
○メルケル首相、批判せず、描写する
 メルケル首相の訪日の目的は、バイエルン地方のエルマウで開催予定のG7の準備をすることだった。今回はドイツが議長国を務めることになっているが、東京とベルリンの関係はいたって良好。ロシア問題であれ、ウクライナ問題であれ、シリア問題であれ、両国の足並みは揃っている。けれど今回、首相は、日本行きにあたり、東京ではあまり人気のなさそうなテーマも一緒に携えていった。二つの記念日にちなんだそれぞれにデリケートなテーマだ。
 まず、この水曜日は、福島の悲劇から丸4年を迎える日。このタイミングでの訪日で、エネルギー政策についてまったく触れないというわけにはいかない。安倍首相は、ガウ(原子力発電所で想定される最大規模の事故)にもかかわらず、原発の再稼働を宣言している。ドイツからみるとそれは誤りに思われるが、メルケル首相は他国に向けての表立った助言はしばしば意図とは逆の効果を生むことを承知しているので、日本への批判は避け、その代わり、なぜドイツが自らの選択を正しいと考えているかを描写するにとどめることにした。
 日本の大手新聞、朝日新聞の社屋で行なわれた会合で、メルケル首相は原子力支持者から反対者へと自らが転向したパーソナルな経緯について語った。そうすることで、関心を引き、ひいては説得することができれば、と考えたからだ。
 しかし、このことで首相が強い印象を与えることはなかった。その日の夕刻の共同記者会見において、安倍首相はメルケルの言葉を冷たく差し引いた上で、「日本は福島以前にはエネルギーの3分の1を原子力に負うていた」と述べ、将来においても、原子力発電を廃止することはあり得ないということを表明した。
 さらに明白なのは、もう一つのテーマについての安倍首相の理解の欠如である。今年は第二次世界大戦後70年。日本は近隣諸国に惨劇をもたらしたが、ドイツと異なり、今日にいたるまでその責任を正面から引き受けてこなかった。右寄りの安倍首相は、戦争犯罪を相対化しようとさえしている。そんなわけで現政権にとってリベラルな朝日新聞は目の敵なのである。
○安倍人脈は、慰安婦問題での朝日新聞の数年前の誤報道を利用することで、従軍慰安婦たちのたどった悲劇について、これを根本から疑問視しようとする。こうした背景を踏まえたからこそ、メルケル首相は今回の訪日に際し、敢えて朝日新聞への露出にこだわったわけであり、そこには彼女の明確な意思表明があったのである。
 もちろん月曜日、メルケル首相は日本の政府と直に渡り合うようなことはしていない。その替わりに、メルケル首相は自らの経験について淡々と語ったにすぎない。
 「ドイツは第二次世界大戦勃発の責任、ホロコーストの責任を負っているにもかかわらず、国同士の共存に再び仲間入りを許されました。それは自らの責任を認めたからなのです」とメルケルは語った。「過去の徹底的な検証や反省の作業が、和解を可能にした条件の一つなのです。ドイツはけれど、幸運でもありました。なぜなら、近隣諸国が和解のための手を差し出してくれたからです」と。
 日本がこうしたオブラートにくるまれた批判をどのようにかわすかが端的に見て取れたのがNHKのメルケル首相訪問の扱いであろう。会合の場所がかの悪評高き朝日新聞であったということを、NHKの報道は伏せた。
 そしてメルケル首相のスピーチに関しては、ごく一部を抜粋したに過ぎず、そこでは「ドイツが和解への意志を持った近隣諸国に恵まれたことは幸運だった」ということだけが紹介された。彼女の言葉の中での「自らの責任を引き受けなければならない」という部分はカットされていた。安倍首相もまた、共同記者会見においてメルケル首相のスピーチにはまったく触れなかった。
○安倍首相やアシモが、メルケル首相の訪日をややこしいものにしたせいか、天皇陛下との会談はことの外、スムーズに運んだ。天皇陛下は長年にわたり、魚類や海の研究に高いご関心を持たれている。そのような方と温暖化問題や海域保護の問題についておしゃべりをするのは素晴らしい。
 いずれも、今夏のG7のアジェンダの重要なテーマである。会談は予定時間を超過し、連邦首相府が後ほど誇らしく報じたところによれば、メルケル首相はワーグナー自身によるタンホイザーのピアノ用編曲譜の大変希少な初版を陛下に贈った。ご自身もチェロをお弾きになり、クラシック音楽愛好家であられる陛下に気に入っていただけたことだろう、とのことだ。

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┗■4.新聞・雑誌より4つ
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◆ 国との闘争の最前線 抗議テント 攻防激化(上)(下は明日配信)
  【東京新聞・こちら特報部】2015年3月24日 (沖縄のテントと経産省前の脱原発テント)
 
 沖縄県名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前や、東京・霞が関の経済産業省前に設置されたテントは抗議の象徴だ。体を張っているのは、言わずと知れた辺野古新基地反対、そして脱原発を訴える人たち。安倍政権側は撤去を迫っているが、要するに不都合な声を封じ込めたいのだ。もとより辺野古ノーは沖縄の民意であり、脱原発は多くの国民の願いである。権力の喉元で抗(あらが)うのは、許される民主主義的な権利の行使ではないのか。 

 沖縄の民意 キャンプ・シュワブ前 新基地反対
   「座り込みの拠点 撤去許さない」

 23日午前、キャンプ・シユワプゲート前のテントで開かれた市民集会。米軍普天間飛行場(沖縄県宣野湾市)の辺野古移設計画の抗議行動を取りまとめる沖縄平和運動センターの山城博治議長は「テントは沖縄の政治決戦の象徴だ。強制撤去は受け入れられない」と声を張り上げた。
 折しも同日午後、辺野古移設阻止を公言する沖縄県の翁長雄志知事が、海上作業の一時停止を指示することを表明した。一報を聞いた山城議長は声を震わせた。「今日のことは(テント周辺での)座り込みがあったからこそだ」
 政府が海底ボーリング調査を強行する構えを見せた昨年7月、辺野古反対派は、キャンプ・シュワブゲート前の歩道にテントを張った。座り込みなどの活動拠点にするためである。
 年が明けると、キャンプ・シュワブに出入りする作業用車両が、座り込みの現場から約200メートルほど雛れた正門を使うようになった。これに伴ってテントを正門付近に移動させた。「ヘリ基地反対協議会」の安次富浩共同代表は「座り込みなどを通じて沖縄の民意を訴え続けるためには、強い日差しや雨風から身を守るテントは必要だ」と説く。
 国がテントを狙い撃ちにしてきたのは一カ月ほど前からだ。沖縄総合事務局北部国道事務所は2月19日、「通行の妨げになる」などと道路法を根拠に、テントの撤去を求める行政指導文書を反対派に示した。同月25日ごろからはテント前を巡回する監視活動を24時間態勢でスタートした。今月11日には、強制撤去に向けた最後通知を突き付けてきた。
 反対派は柔軟に対応している。テントは一回目の撤去通知が出た後、国道を挟んだ向かい側の緑地帯に移した。ほぼ毎日テントに足を運ぶ大城悟さん(51)=沖縄県西原町=は「緑地帯の前にも歩道があるが、歩行者を遮ってない。問題はないはずだ」と話す。反対派は飲料水などを置くテントのみ残し、別の場所を地権者から借りて活動拠点にする案も北部国道事務所に伝えたものの、受け入れられなかった。
 実は当局も一枚岩ではない。菅義偉官房長官は、テントの撤去要求について「法令に基づいて適切に対応するのは当然だ」と強気だが、テントの監視業務を強いられている国の機関の職員には不満が募っているようだ。
 沖縄総合事務局開発建設労働組合は、24時間の監視態勢の解除を総合事務局に申し入れている。組合の東浜邦章書記次長は「職員も同じ県民。対立に巻き込まれるのは心身とも負担が大きい」と強調する

◆大間原発反対 署名14万人 函館市民ら経産省提出へ

 青森県大間町で電源開発(Jパワー)が建設中の大間原発をめぐり、津軽海峡を挟んだ対岸の北海道函館市で、市内の町内会をまとめる町会連合会が建設の差し止めを求める14万6184人分の署名を集めた。25日に経済産業省に提出する。
 連合会によると、署名集めは昨年12月に開始。市内の183の町内会が戸別訪問や街頭活動で集めた分が約9万5700人分に上る。函館市の人口は約27万人。  (中略)
 大間原発をめぐっては、函館市が昨年四月、国やJパワーを相手に建設中止などを求める訴訟を東京地裁に起こし、現在も裁判が続いている。       (後略)
                      (3月25日東京新聞より抜粋)

◆処分阻む放射性物質 増えすぎイノシシ 
 頭悩ます福島原発周辺自治体
 避難でハンター減少 「帰還に備え、調査・対策を」

 福島第一原発事故の避難指示区域周辺の自治体が、有害鳥獣として駆除したイノシシの処分に苦慮している。肉から基準値を超す放射性物質が検出されるようになり、食用にできなくなった。保管場所は不足し、埋設・焼却処分もスムーズに進まない。原発事故後、イノシシは増えているとの推計もあり、対策は厳しさを増している。
                (3月22日東京新聞より抜粋)

◆ 紹介:「週刊女性」に3・11特集記事

   「週刊女性」3月24日号が、3,11特集(=グラビアと記事で26頁)を組んでいる。『美味しんぼ』騒動があぶり出した福島の現実という記事では、私たちの知り合いの森岡和惠さん(郡山市在住)木幡ますみさん(会津若松市の仮設住宅)、河合弘之弁護士などが登場して語っている。その中で注目する発言がいくつか出てくる。
   国や電力会社は、コミュニティが崩壊してくれた方がいいんですよ。集団での強い要求を出してこないし、対策も簡単だから。(河合)
 おそろしいことばだ=コミュニティ(地域社会・共同体)崩壊を願うとは。原子力マフィアの意図の分析だ。
 詳しく読みたい方は、たんぽぽ舎資料コーナーに置いてありますのでどうぞ。(柳田真)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2441】
2015年3月24日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.3/24(火)福島告訴団-東京検察審査会行動に200数10名(東京地裁前)
   『がんばれ検察審査会!「強制起訴」で刑事裁判を!』院内集会&
   検審前行動行われる                        沼倉 潤(たんぽぽ舎)
★2.官僚顏の関電職員の死んだ目は、自己を守るためのバリア?
   再稼働は、事故への道、被曝への道
   3月20日(金)第141回官邸前行動報告
                                       にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.テント日誌3月22日(日)
   経産省前テントひろば1290日商業用原発停止554日
   安倍政権NO!の集会の人々がテント前を通った
   たんぽぽ舎などがテント前でミニ集会   (I・K)、(K.M)
★4.テント日誌3月23日(月)
   経産省前テントひろば1291日商業用原発停止555日
   クラリネットの静かな演奏が心地よい
   控訴審を経て秋から再びテント撤去の可能性が生じる     (I・M)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆3月29日(日)第2回ママデモ@渋谷
   集合場所:宮下公園15時集合→パレードへ
        核より愛 放射能より美しい空気
★6.新聞より2つ
  ◆汚染水対策700億円 無駄に 会計検査院指摘
   東電 除染装置不具合など  (3月24日東京新聞より抜粋)
  ◆脱原発テント 強制撤去停止 東京高裁決定    (3月21日東京新聞より)
━━━━━━━
※3/26槌田ゼミ新シリーズ・第12回原発基本講座
 民間規制委員会かごしまの規制勧告(16項目)について
 九州電力の回答を検討する-3月10日九州電力の回答を受けて-
日 時:3月26日(木)19時より21時
お 話:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.3/24(火)福島告訴団-東京検察審査会行動に200数10名(東京地裁前)
 |  『がんばれ検察審査会!「強制起訴」で刑事裁判を!』院内集会&
 |  検審前行動行われる
 └──── 沼倉 潤(たんぽぽ舎)

   2012年に福島原発告訴団が東電幹部や政府機関などの罪を問う告訴・告発した事件は、東京地検により不起訴とされた後、東京検察審査会が勝俣元会長らを「起訴すべき」という議決を出しました。
 議決を受け、東京地検は再捜査をしましたが、とうとう強制捜査も行わず、再び不起訴としました。
 事件は再び、検察審査会による審査に入り、再度「起訴すべき」という判断が出されると「強制起訴」となり、刑事裁判が開かれます。
 検察庁が見逃したこの重大な犯罪を、一般の市民による検察審査会が、刑事裁判をおこすという判断を下すよう働きかける行動が3月24日東京地裁前で行われました。
 12時過ぎ、福島からの告訴団のバスの皆さんが到着。この日集まった200数10名の前で検察審査会が早急に「起訴すべきとの議決」を求めるアピールを行いました。
 福島からの発言では、「4年も経過した中での過酷な仮設生活の責任は誰が負うのか。原発事故で一瞬にして破壊された家族の絆、子供たちの将来を誰が保障するのか。東電が起訴されないことで事故の責任者が隠され罪に問われないことが最大の問題だ」と訴えました。
 また、弁護団からは、東電は「津波に対しての対応策を調査中に事故が発生した。罪にはならない」との言い訳をしているが、国土交通省の新たな調査結果も提出した。東電のごまかしは通用しない。様々な圧力が加わり、起訴逃れの策動はあるが、我々は言い逃れを許さない体制を粘り強く世論を背景に作っていく。市民の声が高まれば、強制起訴は逃れられない。
 また、河合弁護士からは「未だに汚染水が垂れ流されている状況を放置している規制委員会も告訴の対象と言わざるを得ない。再稼働推進委員会の規制委も含め、今後追及していきたい。」と発言がなされました。


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┗■2.官僚顏の関電職員の死んだ目は、自己を守るためのバリア?
 |  再稼働は、事故への道、被曝への道
 |  3月20日(金)第141回官邸前行動報告
 └──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)

◯ 3月も半ば過ぎて、何となく春めいて来ました。今日、関西電力東京支社前は、再稼働阻止ネットワークを中心に70人の人数で気合の入った抗議でした。
 それと言うのも、抗議前に申入書を関電に渡しに9Fの事務所に行ったのですが、「受けとった事が無いので、受け取れない」との返事、それでも、抗議前に関電社員が1F玄関前に出てきたので、此処で受け取るのかと思えば、「降りてこいというから、降りて来た」なんて、売り言葉に買い言葉レベル。繰り返すのは、「自分では判断できない。分からない」でも責任者なんだって。
 どっかの首相もよく使うけど、責任って言葉の意味、考えたことあるのかしらぁん?抗議の間じゅう死んだ様な目してた。あの目、自分は悪くない、でもそこから逃げることはできない、この場さえやり過ごせば、自分の頭の上を通り過ぎるのをひたすら待つ時、心を硬くしてやり過ごす時、人ってあんな目をするんじゃないかな。人をあんな目にさせる会社ってやだね~。
◯ さて、今日も国会前はお休み、元気な希望のエリアのコールが響いてきます。希望のエリアに到着すると、小柄な女性のスピーチが、終わるとこだった。原発労働者の話のよう、詳しくは聞きたかったので、官邸前でスピーチするというこの人について行くことに、みちみち聞くと、学校の先生をしているとのこと、「最近原発で働いていた方と知り合い、話を聞く機会があり、その方が、原発は事故なく動いていても、労働者は被曝し、末端の労働者は、情報を知らされず、ひどい労働条件で働かされ、いらなくなれば切り捨てられる、人を人とも思わない労働で成り立つ原発は、人間らしい暮らしとは両立できない、その事を広く皆んなに知ってもらいたい。と言ってた事、心臓を悪くされここに来られないその方に代わって自分が、伝えていかなけばと思い、スピーチに立っている」との事。
 又、自分の周囲では、原発の話をすると「またその話か」とうんざり顏をされるそうだ、福島事故は進行中だとゆうのに。
 でも、こんな状況でも、コツコツ自分の出来る事を、やり続けるしかないね!と頷き合い、またね!と別れました。そう、これからどんな事が起ころうとも、言い続ける事しか無いんだよね。

☆次回の関西電力東京支社抗議行動は、4月17日(金)17:30から18:00
 場所:関西電力東京支社前(富国生命ビル9Fにあり)


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┗■3.テント日誌3月22日(日)
 |  経産省前テントひろば1290日商業用原発停止554日
 |  安倍政権NO!の集会の人々がテント前を通った
 |  たんぽぽ舎などがテント前でミニ集会
 └────  (I・K)、(K.M)

 今日は安倍政権NOの大集会があるのでテントに着いたら何となく緊張感がただよっていた。Kさんが集会で配るチラシ折を懸命にしていた。
12時近くチラシを持って数人が日比谷に向かう。
集会に参加する前に寄って差し入れなどして下さる方がボチボチ集まってきたのでテーブルを出して受付の用意をする。K子さんが色々手伝ってくれて助かった。
 右翼の街宣車が通ってわめいていったが、今日は警官もたくさん出ていたので安心していた。
 2時過ぎ国会請願のデモ隊がテント前を通る。脱原発をはじめとして集団的自衛権・TPPなどなど今の政権に反対のデモなのでシュプレヒコールもプラカードもさまざま、テント前で応援の声を上げてくれたグループもあり嬉しかった。皆でデモ隊に手を振って見送った。
中には通りすがりにカンパを手渡してくれる人も居て感謝です。
 3時半ごろ官邸前方向から続々と降りてきた人たちがテントを心配して寄ってくれた。テントのチラシをお渡ししたりお茶のサービスをしたり大忙しだった。
4時過ぎてたんぽぽ舎の方達などの一団がテント前でミニ集会、
テントを守ろうと声を上げてくださって力強い思いだ。
 ある女性は集会で配ろうと用意してきたブレスレット(NO NUKE・IM NOT ABEなど書いた)をカンパしてくれた。警官に止められて集会に間に合わなかったとか。
5時ごろやっと人波も途絶えたのでテントを後にする。 (I・K)

◯警察の不当な妨害を認めるな
 3/22「安倍政権NO!大行動」には大勢が集まった  (K.M)

 22日の「安倍政権NO!大行動」には大勢が集まった。国会大包囲も正門側には「安倍政権NO!」黒紙を片手に2重、3重の人が2拍子と3拍子を織り交ぜた軽快な「安倍を倒せ」コールを続け、憲法を破り憲法を壊して侵略軍事国家化をおし進め、原発を再稼動し沖縄の民意を無視して米軍基地建設をおし進め、原発も武器も輸出する「死の商人」安倍政権に対する怒りを、国会にぶつけた。
 しかしながら、非常に残念なことが起こった。国会包囲が警察に分断されそれを主催者が了承していたのだ。正門から図書館前を通って国会を反時計回りに進むと、永田町駅前で警察が議員会館前の道を通せんぼをして参加者を自民党本部側に導いていたのだ。私も含めた数人は国会議事堂前駅に出るのだと言って警官の制止を潜り抜けて参議院議員会館前を通り衆議院第2議員会館前を過ぎると、更に大勢の警備警察が通行妨害。通行人は通すが行動参加者は通さない、主催者が了解済み、と言う。
 この警官バリケードは衆議院議員会館と首相官邸前との間を完全に遮断しており、「国会包囲」が(政府が好きな)シームレスでなく大きな継ぎ目で分断されていたのだ。その結果、私たちが衆議院議員会館の第1と第2の間で立ち往生させられたばかりでなく、衆参議員会館前は3時30分頃から人がほとんど通らず閑古鳥が鳴いていた。請願デモ終着地点と絡みもあったと思われるが、主催者は包囲を放棄したのではないかと怒りを覚えた。
 そう言えば、3月8日の「3.8No Nukes Day反原発統一行動」の日には、警察と主催者がテント前の横断歩道を遮断して私を通さなかった。テント住人に門前の道を通さないとはひどい、10分程警察に抗議して何とか通ったが。
 このような警察の参加者分断・横暴は、反原連デモ開始時からあり、大勢の参加者が遠回りさせられ分断され離反された。
 諸外国の優雅なフランスデモと比較しても分かるように、日本では警察の警備が横暴過ぎる。「国民」一人ひとりが自分たちの表現の自由を確保すべく不断の努力をすることが必要だし、誰よりも行動主催者に表現の自由確保・拡大の心構えを持ち、安易に警察に妥協しないことを強く要望する。
 こんなに安易に警察と妥協していて安倍ファシズム内閣に抗することができるのだろうか。

(参考)日本国憲法
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。


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┗■4.テント日誌3月23日(月)
 |  経産省前テントひろば1291日商業用原発停止555日
 |  クラリネットの静かな演奏が心地よい
 |  控訴審を経て秋から再びテント撤去の可能性が生じる
 └──── (I・M)

  昨日の「安倍政権NO!0322大行動」が終え、テント前は夕闇が迫るまで多くの人々が歓談し、カンパ総額は79,000円を超えた。テントへの心強い応援が頼もしく感謝が身に染みる。
 1週間前の深夜から16日早朝にかけ仮執行によるテント撤去X dayが想定され緊張感に包まれた時間を経験した。そして22日の深夜、S・Mさんが12時過ぎにツイキャス終了のコメントを画像とともに送信した。
 今回の仮執行対策は一種の予行演習になった。控訴審を経て秋から再びテント撤去の可能性が生じる。今回の経緯を活かした対策と活動が求められる。
 第2テントに泊まるH・Yさんが第1テントに訪れ、女性が泊りやすい環境作りに銀座・金春湯(銭湯)の利用などを検討している事や今後に備えた資金作りについても話し合う。S・Mさんは著名イラストレーターが描いたNO NUKES Tシャツの販売を提案。実現させたいアイデアだ。直ちに連絡が取られ反応が楽しみだ。
 午前2時半過ぎに就寝、朝6時半過ぎに起床。K・Mさんがテント前の椅子でクラリネットの練習に勤しんだ。明け方の霞が関のど真ん中、クラシックスの静かな演奏が何とも心地よい。いつもは8時半から始めるチラシを演奏に合わせ配ると高率で受け取ってくれる。効果を伝えると彼は笑った。
 その後も昨日Kさんが配布用に印刷したテントニュース最新版を配る。今朝は財務省前のメトロ階段の出入口だ。毎週最新の原発関連情報を盛り込んで呼びかける。先週の原発5基の廃炉と抱き合わせの再稼働申請。九電が発表した川内原発、夏の再稼働阻止を訴える。通勤者の列からはほとんど無視されるが、それでも受け取る人が必ずいる。60枚ほどを撒くのに9時半までかかったが、月曜配布が確実に定着しているので更なる受け取りの工夫の必要性を感じた。


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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆3月29日(日)第2回ママデモ@渋谷
  集合場所:宮下公園15時集合→パレードへ

  核より愛?Love than nuclear
  放射能より美しい空気?Beautiful air than radioactivity
  米軍基地より珊瑚礁?Coral reef than American base
  We Japanese People Renounce War Now And Forever??? etc.
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マルチイシューで集まろう!
10代から100歳代まで 母親なら、未来の母親(女性)ならだれでもOK?
グループでも1人でも、どんな団体でも参加OK?
この日みんなでみんながママデモになろう?
もちろんパパでも男性でも一緒に歩こう?

テーマカラーは、ピンク多めのレインボー!
シャボン玉や風船持ったりしてカラフルに歩きます!
コールも、子どもたちが聞いてもよいように、否定的な言葉を使わず、
やさしい言葉で行います。ぜひ、一緒に歩きましょう!!

主催:ママデモ
連絡:魚ずみ chie-suareangelsofthegod@ezweb.ne.jp
?   ヒロオカ 080-1948-5097
『ママデモ』HP http://happymamademo.jimdo.com/


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┗■6.新聞より2つ
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 ◆汚染水対策700億円 無駄に 会計検査院指摘
  東電 除染装置不具合など

  東京電力が福島第一原発事故の汚染水対策に投入した一部の除染装置などが十分に機能せず、約700億円が無駄になっていたことが、会計検査院の調査で分かった。(中略)
 最も多額なのは、11年4月に仏アレバ社など6社と321億円で契約した除染装置。汚染水の放射性セシウムを薬剤で分離して濃度を下げる。だが処理効率が悪く、高濃度の汚泥が発生する問題もあり、3カ月動いただけだった。(後略)
  (3月24日東京新聞より抜粋)


 ◆脱原発テント 強制撤去停止 東京高裁決定

  東京・霞が関の経済産業省の敷地内にテントを設置して脱原発を訴えている市民グループが20日、テント前で記者会見し、国が立ち退きを求めた訴訟で、東京地裁が認めた国によるテントの強制撤去を、東京高裁が停止する決定を出したと明らかにした。
 一審東京地裁は2月、市民グループのメンバーらに撤去や使用料の支払いを命じ、判決確定前に国が強制執行できる仮執行宣言を付けた。メンバーらは控訴するとともに、執行停止を申し立て、高裁が18日に停止を決定した。
 グループの渕上太郎代表(72)は「決定を歓迎する。脱原発が実現できない以上、テントを続けていくしかない。断固として運動を進めていく」と話した。
  (3月21日東京新聞より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2440】
2015年3月23日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.全国のみなさま・・・広瀬隆です
   3月22日は、東京の日比谷野外音楽堂で
   5月3日の憲法記念日には、神奈川県横浜の臨港パークで
★2.2015「原発のない福島を!県民大集会」は県内外から多くの参加者
   市・町・村の後援団体が増えた、時が経過して福島原発事故の本質が見えてきた
   あづま総合体育館の周囲には放射性廃棄物フレコンバックの山
                             吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
★3.死者よ、怨霊となって甦れ!
           渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.愛媛新聞の2つの記事に注目=紹介します
   四電社長:伊方は「年内に」再稼働したい、3番目を目指す→川内、高浜に次いで
   「原発再稼働を進めることは、認められない」(社説)
                            柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止ネットワーク)
★5.新聞より1つ
  ◆福井・高浜町議の鉄工会社 原発関連 80件受注 再稼働問題
                   (3月21日東京新聞より)
━━━━━━━
※3/24【原発事故の真実と責任を問うために がんばれ検察審査会!
     「強制起訴」で刑事裁判を!】院内集会&検審前行動
 3月24日(火)   主催:福島原発告訴団
    12:00~13:00東京検察審査会前行動(東京地裁前に集合)
    13:30~15:00院内集会(参議院議員会館・講堂)
━━━━━━━
※3月24日(火)学習会にご参加を!放射能から子どもたちを守る講座
  「放射線被ばくによる非がん性疾患-老化の促進に関連して」
 日 時:3月24日(火)19時より21時
 お 話:崎山比早子さん(医学博士、東電福島原発事故調査委員会委員)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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┗■1.全国のみなさま・・・広瀬隆です
 |  3月22日は、東京の日比谷野外音楽堂で「安倍NO!大行動」
 |  5月3日の憲法記念日には、神奈川県横浜の臨港パークへ
 └──── 

◯ 昨日3月22日は、東京の日比谷野外音楽堂で、極悪人・安倍晋三の退陣を求める巨大集会が開かれました(首都圏反原発連合などが主催)。
 快晴で、暑いほどの天候のなか、原発再稼働・集団的自衛権・特定秘密保護法・沖縄米軍基地・TPP・農業農協改悪・ 社会保障切り捨て・消費税・憲法改悪・雇用労働法制改悪・ヘイトスピーチに反対するすべての運動が~沖縄県民も多数参加して~結集しました。
 それぞれの危機に関する反対スピーチも充実して、見事でした。
 シングル・イッシューはもう古い。
 最後に、満場に拳を振り上げる「安倍政権 NO!」の大きなカードを参加者全員が掲げて(下記・東京新聞の写真)、怒号と共に波うち、安倍晋三に対する憎悪が燃えあがっ て、猛烈な熱気集会となりました。

◯ 集会後、会場に入れなかった万を超す数限りない人も加えて、霞が関から国会包囲デモが延々と長蛇の大行進。「ファシスト安倍は、さっさとヤメロ!原発もろともお前もヤメロ! 戦争ヤメロ! ネオナチ・アベシンゾー」の激烈な怒りの叫び声の渦に、国会と首相官邸前が、地鳴りのように揺れ続け、警備の警察官たちも、これは「革命前だ」という殺気の表情。
 いよいよ、天王山の、「全国民」対「ファシスト」の対決の時を迎えました。ムッソリーニを逆さ吊りにした第二次世界大戦の再現!
 待望久しい「すべての運動の合流」です。
 基本は、日本に住む人間の生活と命、つまりは、それを保障する憲法の切り崩しを、何としても、全員で食い止めることにつきます。そのため・・・

◯ 5月3日の憲法記念日には、神奈川県横浜の臨港パークで、同じようにすべての運動が結集した「安倍晋三の即刻退陣を求める~怒りの5・3憲法集会」が開かれます。
 12:30~プレコンサート、13:30~15:30メインステージ、会場は横浜「みなとみらい駅」からすぐです。
 この日は、「正しい報道ヘリの会」で、みなさまのヘリコプターが上空から撮影し、役者・山本太郎さんが搭乗して全国にインターネッ トでその熱気をお伝えします。必ず結集してください、必ず。
 全国から集まる人間の数が大事です。スケジュールをあけておいてください。
 親子連れで、恋人と、友人と、戦争と原発にのめりこむ極悪人を圧倒しましょう。


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┗■2.2015「原発のない福島を!県民大集会」は県内外から多くの参加者
 |  市・町・村の後援団体が増えた、時が経過して福島原発事故の
 |  本質が見えてきた
 |  あづま総合体育館の周囲には放射性廃棄物フレコンバックの山
 └──── 吉田照勝(たんぽぽ舎会員)

◯ 2015年3月14日(土)、福島市あづま総合体育館で、「2015原発のない福島を!県民大集会」が行なわれた。参加人数は6,500人。昨年より多い数の12市・町・村が県内後援団体になった。
 会場のあづま総合体育館は大変な熱気。原発爆発事故から4年を迎え、福島では復興の名の下に表だった反原発、放射能の恐怖の声が未だに押さえつけられ原発反対者への中傷もされている。
 しかし、時の経過で放射能は怖くない早期帰還キャンペーンの虚偽が少しずつはがれ、原発事故の本質が見えてきている。
 昨年より市・町・村の後援団体の増加は、その現われのひとつである。ロビーでは、地元の方が、除染は本当にうまくいくのか、こんなに時間がたっても一向によくならないという声、あちこちでやわらかい口調の方言で話されていた。
◯ 落合恵子さんから、まだ原発反対に一歩足を入れられない人たちに、私達が何をしていったらいいのか、出席している者で一緒に考えよう、そして一人でも多くの仲間に発信しようとスピーチ。
 吉岡棟憲氏(曹洞宗円通寺住職)は、宗教人の声がない、宗教者への不満が発せられた。高校生のスピーチは、しがらみのない率直な怒りの発言、東京電力、政府の対応に福島県民を代弁した力強いものがあった。
◯ あづま総合体育館は福島駅西およそ10kmにある、陸上競技場、野球場、総合スポーツフィールドである。この施設に隣接した場所にも放射性廃棄物フレコンバックの山が、ビニールを被せ一見分からないようにしてある。
 周辺の土には、除染という名ばかりの処置で白い土か、砂のようなものが被せてあり、その上に落ち葉が覆いかぶさっていたのが気になった。
◯ 大会会場周辺歩道脇の落ち葉を採取、放射性物質を測定した。測定器はベラルーシATOMTEX社製AT1320A。測定結果はセシウム137が938Bq/kg、セシウム134が240Bq/kgで合計1,178Bq/kgである。風が吹けば、間違いなく周辺に舞い上がる、その近くで運動している人たちがいる、これが福島の日常である。
◯ 帰路、福島から東北本線下り普通電車に乗車、車内の放射線量を測定した。沿線には放射性廃棄物のフレコンバックが並んであるところもある。松川駅近辺で線量計が0,29μsv/hになった、しかしトンネルに入ると0,1μsv/hに戻った、電車内でもこれほどの空間線量がある。現地に行くとマスメディアには載らない多くの真実を知る機会がある。
 福島が原発のない地域となり、全国に発信続けることを願う。


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┗■3.死者よ、怨霊となって甦れ!
 └──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

 3月10日、浪江町請戸海岸に死んだ方達の供養に行ってきました。
黙ってただ歩く、その一歩一歩に大地の記憶が伝わってくる。かつてこの地でつつましやかな幸せを送ってきた人々の記憶、そして「帰りたい」と願っている多くの人々の想い。そしてこの地に深く、深く刻み込まれた、亡くなった人たちの想いでした。
 本来ならば失われずに済んだ命がここにはあった。がれきの下で、骨も肉もきしむほどの苦痛の中で、助けを求めていた人がいた。
 しかし、助けはこなかった。「東京電力」福島第一原発の放射能のせいで!
 祈りを捧げ、南無妙法蓮華経と書かれた紙を海に撒きながら嗚咽止まらず。
 そして思った。死者よ、怨霊となって甦れ!と(本当は死者の魂を慰めるものであるべきところ)。
 3月24日(火)福島原発告訴団による検察審査会への訴えがあります。
 行きましょう、死者に代わって。


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┗■4.愛媛新聞の2つの記事に注目=紹介します
 |  四電社長:伊方は「年内に」再稼働したい、3番目を目指す→川内、高浜に次いで
 |  「原発再稼働を進めることは、認められない」(社説)
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止ネットワーク)

○四国電力伊方原発のある地=愛媛県での「愛媛新聞」の位置と報道は大きい。
最近の新聞で注目すべき2つの記事を紹介します。
○1つは、2月27日号。四国電力・千葉昭社長の会見の報道記事。骨子は伊方原発を「今年中に」(2015年12月までに)再稼働したい。先行している九州電力川内原発(鹿児島県)、関西電力高浜原発(福井県)に次いで「3番目になれるように再稼働を実現させたい」として、年内の再稼働を目指すと発言をした。
○2つは、3月10日の社説[揺れ続ける福島~安心の生活なくして復興なし]である。
 その中で、注目すべきは「原発再稼働に反対する」と社説で明言していることだ。愛媛県知事も県議会も保守・自民党が多数、再稼働容認の姿勢の中で地元新聞が社説で再稼働反対を打ち出すのは、勇気のある(リスクもあるだろうと思われる)行動だと感心する。

=社説の要点を紹介する。

*突然奪われた日常。ふるさとを追われ、いつ帰れるか、帰ることはできるのか、先の見えない不安は消えることなく、福島の人々の心や暮らしを揺さぶり続けている。
 東日本大震災による東京電力福島第一原発事故から、あすで4年。いまだに12万人近くが県内外で不自由な避難生活を強いられている。長期の避難生活による体調悪化などが原因の震災関連死は1800人を超え、直接死を上回った。年月を経て傷は深まる。
*双葉、大熊両町に国の中間貯蔵施設の建設が決まったが、地権者との用地交渉は難航。本格稼働は見通せない。施設の建設を迫ることは、同じく原発災害の苦悩を共有する地域住民のふるさとを奪うことになり、県民はやりきれない思いを抱えている。
*最近も第一原発構内では汚染雨水が港湾外に流れ出すなどトラブルが頻発。廃炉は進まない。事故が収束しないにもかかわらず、政府が経済活動を優先して原発再稼働を進めることは、認められない。
 地震や津波は天災だが、人間が作った原発の事故は人災にほかならない。再稼働に走る前に、福島の苦悩と解決のめどが立たない原発災害の現実を、国民もまた、もう一度直視しなければならない。


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┗■5.新聞より1つ
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 ◆福井・高浜町議の鉄工会社 原発関連 80件受注 再稼働問題
 
  関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働をめぐり、高浜町議会の粟野明雄町議(65)が社長を務める鉄工会社が、福島第一原発事故後の2011年6月から14年5月までの3年間で、関電や関連会社などが発注する工事を少なくとも80件余り、金額にして3億2000万円分、受注していたことが本紙の調べで分かった。粟野町議は取材に「お話しすることは何もない」と述べた。
 関電の担当者は「個別の契約に対する内容には回答を差し控える。一定の基準を満たす取引先を公平に審査、登録し、工事内容に最適な取引先を選んで契約している」と話している。
 鉄工会社は高浜町に本社を置く「粟野鉄工所」。同社が県に出した工事経歴書によると、3年間に高浜原発の配管移設(1953万円)や高浜3、4号機の空気圧縮機の定期修繕(977万円)など30の工事を関電本体から受注。関連会社や下請企業からも51件受注していた。(3月21日東京新聞より)
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