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たんぽぽ舎です。【TMM:No2564】
2015年8月18日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.日本でも最近、法律に反する様々な政治的決定がなされており
法治国家としての存在を疑いたくなる 濱口牧子(ドイツ在住)
★2.「過小評価されているβ(ベータ)核種の危険性:
トリチウムと放射性ストロンチウム」
8/20(木)スペースたんぽぽ学習会にご参加を!
冨塚元夫 (「スペースたんぽぽ」講座運営委員)
★3.人の心を良き方向に変えるのは真摯な思いに裏打ちされた、
言葉と行動しかない
7月31日第140回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.「福島原発、裁かれないでいいのか」古川 元晴 /船山 泰範 共著
“原発事故の刑事責任を分かりやすく解説した”書籍の紹介
渡辺秀之 (たんぽぽ舎ボランティア)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆8/19大間原発はいらない!スタンディングデモ
場所:電源開発(株)本社前(東銀座)
主催者:大間原発反対関東の会
★6.新聞より2つ
◆桜島噴火警戒レベル4 避難準備呼び掛け
(8月15日東京新聞夕刊1面より)
◆円安物価高 個人消費 GDP年率1.6%マイナス 4~6月期 3期ぶり減少
伸びぬ賃金 家計苦しく (8月17日東京新聞夕刊1面より抜粋)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.日本でも最近、法律に反する様々な政治的決定がなされており
| 法治国家としての存在を疑いたくなる
└──── 濱口牧子(ドイツ在住)
もう読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、つい最近出たドイツのDerSpiegel誌の歴史特集4/2015は「DieBombe」と題し、原子爆弾の歴史とそれに関する様々な意見をまとめてあります。その最後の記事で面白いと思うのがありました。
「合法、非合法、どっちでも構わない(Legal,Illegal,Scheissegal)」と題する記事です。
日本で昨日(8月11日)、川内で原発の再稼働が実現してしまいました。ドイツのニュースでも1日に何回か、その報道がされました。興味のあるドイツ人のなかには「あんなに地震が多い日本なのに…」と頭を傾げる人が多いですが、「安倍政権を理解できる。経済的に日本は原発を必要としているし、隣が中国や北朝鮮だから、原発は抑止力として必要だ」、という意見もあります。
で、国際的に見て、抑止力としての原子兵器保有は冷戦時代から国連で認められてきているわけですが、それが果たして「合法か?」と訴訟を起こした人の話がSpielgel雑誌の最後に載っていたのです。
Buechel(今日でも10-20個の原子爆弾を保管できる倉庫がある都市)に住む一薬局の女性が起こした訴訟に関する報告です。
平和主義者である彼女は原子力武器使用を国際法に則れば、戦争の手段としては非合法であると訴えたのですが、もちろん、法廷で勝つことはなかった。
日本でも、最近、法律に反する様々な政治的決定がなされており、法治国家としての存在を疑いたくなりますが、国連でも、法より国家権力が強くなって来ているようです。
ヒトラーが昔、「Machtgeht vorRecht」(法より権力を優先)と言ったと書かれてますが、現在、多くの国で、政治権力が法律より優先されている状況をみて、国民として批判していかなくてはならない、と思いました。
┏┓
┗■2.「過小評価されているβ(ベータ)核種の危険性:
| トリチウムと放射性ストロンチウム」
| 8/20(木)スペースたんぽぽ学習会にご参加を!
└──── 冨塚元夫 (「スペースたんぽぽ」講座運営委員)
ちょぼちょぼ市民のためのちょぼちょぼゼミナール(ちょぼゼミ)第6回
講 師:田中一郎さん(ちょぼちょぼ市民による政策提言の会・運営委員)
日 時:8月20日(木)19:00から21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
「大量に漏えいしている放射性セシウムと放射性ストロンチウムは、いずれも人体に重大かつ深刻な影響を与えます。しかし、よく知られていないのがトリチウムの危険性です。
このトリチウムがなぜ恐ろしいかといいますと、科学的には水素なので水素のように振る舞うからです。トリチウムが酸素と結合すると「トリチウム水」という放射能の水になるので、水蒸気となって東日本全域の空気中に漂っています。 それが我々の体に入って自由に移動しているのです。トリチウムはベータ線(電子)を放出してヘリウムに変わります。半減期は12.3年なので影響はほぼ一世紀続きます。
トリチウムが出すベータ線のエネルギーは小さいから安全だという「専門家」がいますが、果たしてそうでしょうか。実は細胞の中に入り込んだトリチウム(有機結合型トリチウム)のベータ線は超近距離から細胞を攻撃し、遺伝子を破壊し、細胞をガン化し、異常な遺伝を引き起こします。
ほとんどの人が持っている簡易式の放射線測定器は、セシウムやヨウ素が出すガンマ線しか測定できないので、ストロンチウム90やトリチウムが出すベータ線を測定していません。」
┏┓
┗■3.人の心を良き方向に変えるのは真摯な思いに裏打ちされた、
| 言葉と行動しかない
| 7月31日第140回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
└──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
ビラ、ワンサカ持って、シールズエリアへ、カワイイ女の子が、配る水が、美味しいんだ。ビラ配ってると、「ご苦労様です」なんて言われて、アメもくれちゃうのさ。
殺人的蒸し暑さも一山越えて、早朝は気持ち良い風が吹いてました。もっとも真昼の日差しの強さは、夏、真っ盛りですが‥
さて、本日のたんぽぽ舎は、川内行きを控えいつもより、皆忙しげ、幾分殺気立ってます。何時も車を出してくれるYさんも今日はお休みだし、しかも、柳田さんがシールズの若い人達に別配布のビラ配るって事で、ビラ、いつもより800枚も多い!確かにシールズ側に来る人達にも知って欲しいよね。
しかし、重いf^_^;
荷物を載せて行くタクシー組と、電車移動の関電立ち寄り組に分かれ、いざ出陣!
今日はビラ配りまくるぞ!私は、トーゼン、関電組、何だって、何時だって、電力会社さんへの訴えは、止められません。
てなわけで、関電前をひとしきり終り、官邸前へ、今日は、シールズ側へ川内原発再稼働反対現地行動アピールなので、終わりの報告会を無しにして、夜9時迄、ビラ配りの予定。
希望のエリア側に着くともう人の列は、首都高速側へ、と延びている。ここでは既に抗議エリアが一体になってる。その中、希望のエリアでは、再稼働反対の合間に、平和を守れ!憲法守れ!とシールズと見事に一体となっている。
首都高近くの少し明るめの所でビラ撒き、150枚以上捌けて順調じゃんと思っている所へ、Nさんと、Wさんがやって来た。3人いてもしょうがないし、憲政記念館側に誰もいないと言うので、シールズのステージの前、報道陣のライトを浴び移動。途中シールズのカワイイ女の子にお水貰ったりして、ご機嫌。
こちらは、歩道側には街灯もなくさらに暗い、石垣にずらりと座る人達、ステージの有る列先頭から、抗議エリアに入りきれない人達が、次々と列最後尾に付く。延びる最後尾と共に移動しながら、ビラを配っていると、50過ぎ位の男性に話しかけられた。曰く「この集会には、スパイが入り込んでいてこの抗議を煽っている、反対の意見で割れることをほくそ笑んでいる国が有る」と言う、私が「それはネットの見すぎ、ここにいる人は、自分の意思で、反対の意見を表明している」と言っても、「事実いるのだ」と言う。「確かに在日韓国人のひとたちもいるけどその人たちも、命、平和を守りたいと来ている人達だ」と言うと、今度は、「過激派」の事言い出す、「昔人殺しをしたようなのが、この中にはいるのだ」と。
そりゃ、昔、むかし、学生運動を真剣にやり、今、この抗議に足繁く来る人も沢山いる事は事実、だけど、今、この場は非暴力に決まってる、暴力では何も変わらない、人の心を良き方向に変えるのは、真摯な思いに裏打ちされた、言葉と行動しかない。
この人もこの場に来るという行動を起こしているのだから、この場を、曇りない目で見て、良き真実に巡り会えるといいなと、願った日でした。
┏┓
┗■4.「福島原発、裁かれないでいいのか」古川 元晴 /船山 泰範 共著
| “原発事故の刑事責任を分かりやすく解説した”書籍の紹介
└──── 渡辺秀之 (たんぽぽ舎ボランティア)
○福島原発告訴団は、国と東京電力を、業務上過失致死傷罪などで告訴した。ところが、東京地検は2度にわたり「想定外なので責任はない」として不起訴処分にした。
しかし、本年7月、東京第五検察審査会は東電元幹部:勝俣恒久ら3名を起訴議決し、3名は強制起訴されることになった。「人災」が「無罪」で、終わっていいはずがない。
○内閣法制局参事官などを歴任した元検事・古川元晴氏と、刑法学者・船山泰範氏は、過去の類似判例を克明に調べ、「想定外」だったとしても過失責任が認定された「森永ヒ素ミルク事件」や「カネミ油症事件」などを例に挙げて、「危惧感説(合理的危険説)」という学説ならば、国や東京電力の過失責任を確実に問えるということを、論理的に分かりやすく説明したのが、本書である。
○法律に門外漢の私でも、スーッと理解できるほど、わかりやすく書かれています。
“はじめに”に記載されている印象的な文章を記します。
…『刑法学界には、事故の刑事責任について2つの考え方がある。
1)具体的予見可能説:すでに起きたことがあり、具体的、確実に予測できる危険についてのみ、責任を問えるとする考え方。
2)危惧感説(合理的危険説):今までに起きたことがなく、どのようなメカニズムで発生するかが確実には分かっていないような「未知の危険」であっても、起きる可能性が合理的に予測される危険については、業務の性質によっては責任を問えるとする考え方。
危惧感説で考えるならば、このたびの原発事故の責任を問うことはできます。 しかし残念ながら我が国の刑法学界は、具体的予見可能説が圧倒的に支配続けているのが現状です。
そのことが、国や事業者などの「未知の危険」に対する無責任体制を許し、事故が起きても誰も責任を問われない結果をもたらしているのです。』…
○東京第五検察審査会の東電元幹部:勝俣恒久ら3名を強制起訴との朗報は、これからの闘いの第一歩であり、今後の裁判を理解し、支援するためには、好適の書と思われます。
○目次の紹介
はじめに 「人災」なのに裁けないのはおかしい
第一章 日本で裁かれた大事故、裁かれなかった大事故
第二章 大事故は、どのような視点で裁かれるべきか
第三章 事故を裁く「法」はなにか
第四章 福島原発事故はなぜ起きたか
第五章 福島原発事故は「人災」である
第六章 福島原発事故を「裁けない」とするワケはなにか
第七章 検察審査会は原発事故を「裁ける」とした
第八章 生きていた民事裁判
第九章 法を国民の手に
おわりに
・「福島原発、裁かれないでいいのか」
朝日新書 2015年2月28日発行 720円+税
┏┓
┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆8/19大間原発はいらない!スタンディングデモ
日 時:8月19日(水)12から13時
場 所:電源開発(株)本社前(東銀座)
内 容:毎月、熊谷あさ子さんの月命日19日に行っています。
デモの出入りは自由です。都合のよい時間だけでもご参加ください。
主催者:大間原発反対関東の会
連絡先:080-661-9604(玉中)
賛 同:経産省前テントひろば
┏┓
┗■6.新聞より2つ
└────
◆桜島噴火警戒レベル4 避難準備呼び掛け
気象庁は15日、鹿児島県の桜島に噴火警報を出し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げた。規模の大きな噴火が発生する可能性が高くなっており、県は災害対策本部を設置した。桜島を対象にした警戒レベル4は初めて。
気象庁によると、15日午前7時ごろから桜島を震源とする地震が多発し、山体の膨張を示す地殻変動が大きくなっている。昭和火口や南岳山頂火口から3キロ以内に位置する鹿児島市の有村町、古里町では大きな噴石と火砕流に警戒が必要で避難準備を呼び掛けた。
(8月15日東京新聞夕刊1面より)
◆円安物価高 個人消費 GDP年率1.6%マイナス 4~6月期 3期ぶり減少
伸びぬ賃金 家計苦しく
内閣府が17日発表した2015年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0・4%減、この成長が一年続くと仮定した年率換算で1・6%減となり、3・4半期(9カ月)ぶりにマイナス成長に転じた。GDPの約6割を占める個人消費が冷え込んだことや、輸出が振るわなかったことが響いた。 (後略)
(8月17日東京新聞夕刊1面より抜粋)
2015年8月18日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.日本でも最近、法律に反する様々な政治的決定がなされており
法治国家としての存在を疑いたくなる 濱口牧子(ドイツ在住)
★2.「過小評価されているβ(ベータ)核種の危険性:
トリチウムと放射性ストロンチウム」
8/20(木)スペースたんぽぽ学習会にご参加を!
冨塚元夫 (「スペースたんぽぽ」講座運営委員)
★3.人の心を良き方向に変えるのは真摯な思いに裏打ちされた、
言葉と行動しかない
7月31日第140回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.「福島原発、裁かれないでいいのか」古川 元晴 /船山 泰範 共著
“原発事故の刑事責任を分かりやすく解説した”書籍の紹介
渡辺秀之 (たんぽぽ舎ボランティア)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆8/19大間原発はいらない!スタンディングデモ
場所:電源開発(株)本社前(東銀座)
主催者:大間原発反対関東の会
★6.新聞より2つ
◆桜島噴火警戒レベル4 避難準備呼び掛け
(8月15日東京新聞夕刊1面より)
◆円安物価高 個人消費 GDP年率1.6%マイナス 4~6月期 3期ぶり減少
伸びぬ賃金 家計苦しく (8月17日東京新聞夕刊1面より抜粋)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.日本でも最近、法律に反する様々な政治的決定がなされており
| 法治国家としての存在を疑いたくなる
└──── 濱口牧子(ドイツ在住)
もう読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、つい最近出たドイツのDerSpiegel誌の歴史特集4/2015は「DieBombe」と題し、原子爆弾の歴史とそれに関する様々な意見をまとめてあります。その最後の記事で面白いと思うのがありました。
「合法、非合法、どっちでも構わない(Legal,Illegal,Scheissegal)」と題する記事です。
日本で昨日(8月11日)、川内で原発の再稼働が実現してしまいました。ドイツのニュースでも1日に何回か、その報道がされました。興味のあるドイツ人のなかには「あんなに地震が多い日本なのに…」と頭を傾げる人が多いですが、「安倍政権を理解できる。経済的に日本は原発を必要としているし、隣が中国や北朝鮮だから、原発は抑止力として必要だ」、という意見もあります。
で、国際的に見て、抑止力としての原子兵器保有は冷戦時代から国連で認められてきているわけですが、それが果たして「合法か?」と訴訟を起こした人の話がSpielgel雑誌の最後に載っていたのです。
Buechel(今日でも10-20個の原子爆弾を保管できる倉庫がある都市)に住む一薬局の女性が起こした訴訟に関する報告です。
平和主義者である彼女は原子力武器使用を国際法に則れば、戦争の手段としては非合法であると訴えたのですが、もちろん、法廷で勝つことはなかった。
日本でも、最近、法律に反する様々な政治的決定がなされており、法治国家としての存在を疑いたくなりますが、国連でも、法より国家権力が強くなって来ているようです。
ヒトラーが昔、「Machtgeht vorRecht」(法より権力を優先)と言ったと書かれてますが、現在、多くの国で、政治権力が法律より優先されている状況をみて、国民として批判していかなくてはならない、と思いました。
┏┓
┗■2.「過小評価されているβ(ベータ)核種の危険性:
| トリチウムと放射性ストロンチウム」
| 8/20(木)スペースたんぽぽ学習会にご参加を!
└──── 冨塚元夫 (「スペースたんぽぽ」講座運営委員)
ちょぼちょぼ市民のためのちょぼちょぼゼミナール(ちょぼゼミ)第6回
講 師:田中一郎さん(ちょぼちょぼ市民による政策提言の会・運営委員)
日 時:8月20日(木)19:00から21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
「大量に漏えいしている放射性セシウムと放射性ストロンチウムは、いずれも人体に重大かつ深刻な影響を与えます。しかし、よく知られていないのがトリチウムの危険性です。
このトリチウムがなぜ恐ろしいかといいますと、科学的には水素なので水素のように振る舞うからです。トリチウムが酸素と結合すると「トリチウム水」という放射能の水になるので、水蒸気となって東日本全域の空気中に漂っています。 それが我々の体に入って自由に移動しているのです。トリチウムはベータ線(電子)を放出してヘリウムに変わります。半減期は12.3年なので影響はほぼ一世紀続きます。
トリチウムが出すベータ線のエネルギーは小さいから安全だという「専門家」がいますが、果たしてそうでしょうか。実は細胞の中に入り込んだトリチウム(有機結合型トリチウム)のベータ線は超近距離から細胞を攻撃し、遺伝子を破壊し、細胞をガン化し、異常な遺伝を引き起こします。
ほとんどの人が持っている簡易式の放射線測定器は、セシウムやヨウ素が出すガンマ線しか測定できないので、ストロンチウム90やトリチウムが出すベータ線を測定していません。」
┏┓
┗■3.人の心を良き方向に変えるのは真摯な思いに裏打ちされた、
| 言葉と行動しかない
| 7月31日第140回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
└──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
ビラ、ワンサカ持って、シールズエリアへ、カワイイ女の子が、配る水が、美味しいんだ。ビラ配ってると、「ご苦労様です」なんて言われて、アメもくれちゃうのさ。
殺人的蒸し暑さも一山越えて、早朝は気持ち良い風が吹いてました。もっとも真昼の日差しの強さは、夏、真っ盛りですが‥
さて、本日のたんぽぽ舎は、川内行きを控えいつもより、皆忙しげ、幾分殺気立ってます。何時も車を出してくれるYさんも今日はお休みだし、しかも、柳田さんがシールズの若い人達に別配布のビラ配るって事で、ビラ、いつもより800枚も多い!確かにシールズ側に来る人達にも知って欲しいよね。
しかし、重いf^_^;
荷物を載せて行くタクシー組と、電車移動の関電立ち寄り組に分かれ、いざ出陣!
今日はビラ配りまくるぞ!私は、トーゼン、関電組、何だって、何時だって、電力会社さんへの訴えは、止められません。
てなわけで、関電前をひとしきり終り、官邸前へ、今日は、シールズ側へ川内原発再稼働反対現地行動アピールなので、終わりの報告会を無しにして、夜9時迄、ビラ配りの予定。
希望のエリア側に着くともう人の列は、首都高速側へ、と延びている。ここでは既に抗議エリアが一体になってる。その中、希望のエリアでは、再稼働反対の合間に、平和を守れ!憲法守れ!とシールズと見事に一体となっている。
首都高近くの少し明るめの所でビラ撒き、150枚以上捌けて順調じゃんと思っている所へ、Nさんと、Wさんがやって来た。3人いてもしょうがないし、憲政記念館側に誰もいないと言うので、シールズのステージの前、報道陣のライトを浴び移動。途中シールズのカワイイ女の子にお水貰ったりして、ご機嫌。
こちらは、歩道側には街灯もなくさらに暗い、石垣にずらりと座る人達、ステージの有る列先頭から、抗議エリアに入りきれない人達が、次々と列最後尾に付く。延びる最後尾と共に移動しながら、ビラを配っていると、50過ぎ位の男性に話しかけられた。曰く「この集会には、スパイが入り込んでいてこの抗議を煽っている、反対の意見で割れることをほくそ笑んでいる国が有る」と言う、私が「それはネットの見すぎ、ここにいる人は、自分の意思で、反対の意見を表明している」と言っても、「事実いるのだ」と言う。「確かに在日韓国人のひとたちもいるけどその人たちも、命、平和を守りたいと来ている人達だ」と言うと、今度は、「過激派」の事言い出す、「昔人殺しをしたようなのが、この中にはいるのだ」と。
そりゃ、昔、むかし、学生運動を真剣にやり、今、この抗議に足繁く来る人も沢山いる事は事実、だけど、今、この場は非暴力に決まってる、暴力では何も変わらない、人の心を良き方向に変えるのは、真摯な思いに裏打ちされた、言葉と行動しかない。
この人もこの場に来るという行動を起こしているのだから、この場を、曇りない目で見て、良き真実に巡り会えるといいなと、願った日でした。
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┗■4.「福島原発、裁かれないでいいのか」古川 元晴 /船山 泰範 共著
| “原発事故の刑事責任を分かりやすく解説した”書籍の紹介
└──── 渡辺秀之 (たんぽぽ舎ボランティア)
○福島原発告訴団は、国と東京電力を、業務上過失致死傷罪などで告訴した。ところが、東京地検は2度にわたり「想定外なので責任はない」として不起訴処分にした。
しかし、本年7月、東京第五検察審査会は東電元幹部:勝俣恒久ら3名を起訴議決し、3名は強制起訴されることになった。「人災」が「無罪」で、終わっていいはずがない。
○内閣法制局参事官などを歴任した元検事・古川元晴氏と、刑法学者・船山泰範氏は、過去の類似判例を克明に調べ、「想定外」だったとしても過失責任が認定された「森永ヒ素ミルク事件」や「カネミ油症事件」などを例に挙げて、「危惧感説(合理的危険説)」という学説ならば、国や東京電力の過失責任を確実に問えるということを、論理的に分かりやすく説明したのが、本書である。
○法律に門外漢の私でも、スーッと理解できるほど、わかりやすく書かれています。
“はじめに”に記載されている印象的な文章を記します。
…『刑法学界には、事故の刑事責任について2つの考え方がある。
1)具体的予見可能説:すでに起きたことがあり、具体的、確実に予測できる危険についてのみ、責任を問えるとする考え方。
2)危惧感説(合理的危険説):今までに起きたことがなく、どのようなメカニズムで発生するかが確実には分かっていないような「未知の危険」であっても、起きる可能性が合理的に予測される危険については、業務の性質によっては責任を問えるとする考え方。
危惧感説で考えるならば、このたびの原発事故の責任を問うことはできます。 しかし残念ながら我が国の刑法学界は、具体的予見可能説が圧倒的に支配続けているのが現状です。
そのことが、国や事業者などの「未知の危険」に対する無責任体制を許し、事故が起きても誰も責任を問われない結果をもたらしているのです。』…
○東京第五検察審査会の東電元幹部:勝俣恒久ら3名を強制起訴との朗報は、これからの闘いの第一歩であり、今後の裁判を理解し、支援するためには、好適の書と思われます。
○目次の紹介
はじめに 「人災」なのに裁けないのはおかしい
第一章 日本で裁かれた大事故、裁かれなかった大事故
第二章 大事故は、どのような視点で裁かれるべきか
第三章 事故を裁く「法」はなにか
第四章 福島原発事故はなぜ起きたか
第五章 福島原発事故は「人災」である
第六章 福島原発事故を「裁けない」とするワケはなにか
第七章 検察審査会は原発事故を「裁ける」とした
第八章 生きていた民事裁判
第九章 法を国民の手に
おわりに
・「福島原発、裁かれないでいいのか」
朝日新書 2015年2月28日発行 720円+税
┏┓
┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆8/19大間原発はいらない!スタンディングデモ
日 時:8月19日(水)12から13時
場 所:電源開発(株)本社前(東銀座)
内 容:毎月、熊谷あさ子さんの月命日19日に行っています。
デモの出入りは自由です。都合のよい時間だけでもご参加ください。
主催者:大間原発反対関東の会
連絡先:080-661-9604(玉中)
賛 同:経産省前テントひろば
┏┓
┗■6.新聞より2つ
└────
◆桜島噴火警戒レベル4 避難準備呼び掛け
気象庁は15日、鹿児島県の桜島に噴火警報を出し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げた。規模の大きな噴火が発生する可能性が高くなっており、県は災害対策本部を設置した。桜島を対象にした警戒レベル4は初めて。
気象庁によると、15日午前7時ごろから桜島を震源とする地震が多発し、山体の膨張を示す地殻変動が大きくなっている。昭和火口や南岳山頂火口から3キロ以内に位置する鹿児島市の有村町、古里町では大きな噴石と火砕流に警戒が必要で避難準備を呼び掛けた。
(8月15日東京新聞夕刊1面より)
◆円安物価高 個人消費 GDP年率1.6%マイナス 4~6月期 3期ぶり減少
伸びぬ賃金 家計苦しく
内閣府が17日発表した2015年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0・4%減、この成長が一年続くと仮定した年率換算で1・6%減となり、3・4半期(9カ月)ぶりにマイナス成長に転じた。GDPの約6割を占める個人消費が冷え込んだことや、輸出が振るわなかったことが響いた。 (後略)
(8月17日東京新聞夕刊1面より抜粋)
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