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たんぽぽ舎です。【TMM:No2555】
2015年8月5日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.孫の食事を用意してのち、急いで、渋谷の高校生集会に
応援に行った神奈川のYさん(女性) 柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.福井地裁「決定」も「異議申立」も無視して
再稼働を推進する原子力規制委員会
世界最低水準の「新規制基準」で世界最低の
審査を続ける原子力規制委員会
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その56
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆福島原発告訴団8月と9月の行動&集会のお知らせ
8/19東京第1検察審査会激励行動&院内集会
9/5告訴団福島県集会(仮)
◆9/12原発立地を断念させた町・
長編ドキュメンタリー「シロウオ」上映-仙台宮城
場所:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
★4.新聞より2つ
◆川内原発1号機:再稼働、11日に…九州電力
(8月5日毎日新聞より)
◆戦慄の原発小説 斎藤美奈子
(8月5日東京新聞「本音のコラム」より)
★5.テント日誌8月2日(日)
経産省前テントひろば1622日 商業用原発停止686日
渋谷で高校生のデモもあった 氷を囲って冷たい話
(I・K)、(K・M)
━━━━━━━
※8/8学習会にご参加を!
『戦争とメディア』全3回 パート1「大日本帝国の映像利用と抵抗」
戦意高揚に利用された映画と新型爆弾
-映画があおる・軍隊に入ればこの世は天国-
日 時:8月8日(土)18時から20時(開場17時30分)
お 話:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主 催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)
参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.孫の食事を用意してのち、急いで、渋谷の高校生集会に
| 応援に行った神奈川のYさん(女性)
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◯8月3日(月)朝の新聞(毎日、東京)を見て、ちょっと驚いた。高校生が5000人も渋谷に集まって「安保反対」を訴えたという記事だから。
シールズの大学生たちが毎週金曜日夕方、国会前へ集まり、がんばってるのは、いつも出会って知っていたが、こんどは高校生が中心で若い人が5000人というから、とても希望を感じた。(同じ日、自民党の若手議員が高校生らの主張を「エゴ」とひぼうしたこと、その発言は撤回しないという、おろかな記事を目にした)
◯8月4日(火)午後、たんぽぽ舎で、「原発現地へ行く会」の会計スタッフ会議(なにしろ105人が行くので飛行機代だけでも702万円も)をひらいた。
休憩の時、神奈川のYさん(女性)が「おとといの渋谷の高校生集会へ応援に行った」と言われた。「日曜日で孫が遊びに来る日とかち合ったが、孫用にごちそうの食事を用意してのち、渋谷へ出かけた」という。
◯ちょっとうれしい…高校生の立ち上がりと、それを支えるやさしいお姉様たちの活躍の報告。
┏┓
┗■2.福井地裁「決定」も「異議申立」も無視して
| 再稼働を推進する原子力規制委員会
| 世界最低水準の「新規制基準」で世界最低の
| 審査を続ける原子力規制委員会
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その56
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
8月4日の規制庁ブリーフィングで、松浦総務課長が高浜3号機の工事計画を認可したと発表した。規制庁の専決事項なので原子力規制委員会定例会議に諮られることも無く規制庁が発表したのだ。高浜原発3,4号機運転差止仮処分命令申立事件で4月14日に福井地裁が「原子炉を運転してはならない」と決定したにも拘らず、3号機の工事計画を認可した。さすがに再稼働推進委員会、司法判断を無視して事業者におもねって規制行政を進めている。
それにしても、福井地裁から「緩やかにすぎ」、「合理性を欠くものである」と言われた「新規制基準」は、ストレステスト・防災避難・受動的安全性・コアキャッチャーなどを義務付けず、立地指針無視・バックフィット容認・複数基立地稼働容認などが示すように「世界最低水準」だ。
更に、例えば川内原発1,2号機については、設置変更許可認可処分にも工事計画認可処分にも保安規定認可にも、行政不服審査法の第6条の規定に基づいて、私たちが異議申立をし、意見陳述をし、執行停止を申し立てた。
設置変更許可の基準地震動の定め方は「違法」であり、甘い甘い審査であり地震対策も火山対策も緩やかに過ぎる。
工事計画認可は「黒枠白抜き偽装」、「耐震偽装」としか思えない程情報を隠している。
保安規定も「マスキング偽装」をしながら火山噴火対策を九電任せにし、おまけに31年も経過しているのに高経年化を無視して認可してしまい、5日の規制委定例会議で誤魔化そうとしている。
以上のことからくっきり浮かび上がってくることは、原子力規制委員会がおよそまともな規制行政と言えないひどい審査を実施してきていて、原子力安全・保安院時代よりも退歩していることだ。
このように、「国民」の意向も司法判断も異議申立も全く無視して川内1号機の再稼働に邁進している原子力規制委員会は再稼働の安全性を全く担保できない。これでは、原子力規制委員会の設置目的である「国民の生命、健康及び財産の保護と環境の保全」ができない。原子力規制委員会は直ちに福島第一原発事故を検証し直して「新規制基準」を作り直し、総ての原発の再稼働適合性審査をやり直すべきだ。それができないならこの組織は解体するべきだ。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆福島原発告訴団8月と9月の行動&集会のお知らせ
福島原発告訴団が2012年に14,716人で行った告訴・告発事件について、東京第五検察審査会は7月31日、被疑者勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄の3名を起訴議決としたことを発表し、3名は強制起訴されることとなりました。
いよいよ裁判が始まります。
検審の議決の解説を力にして、次の行動につなげていきたいと思います。
?<8月 東京第1検察審査会激励行動&院内集会>
2015年8月19日(水)院内集会・参加費無料
12:30から13:15 東京検察審査会(東京地裁)前
14:00から15:30 参議院議員会館講堂・検察審査会議決の解説等
福島からバスが出ます(片道・往復共に1500円)
<9月 告訴団福島県集会(仮)>
2015年9月5日(土)参加費無料
15:00から16:45 安積総合学習センター集会室
・検察審査会議決の解説等
お問い合わせ:福島原発告訴団 080-5739-7279
◆9/12原発立地を断念させた町・
長編ドキュメンタリー「シロウオ」上映-仙台宮城
30年以上も前、原発立地を断念させた和歌山と徳島の住民を描いた映画「シロウオ」、当時どんなことがあったのか、原発を作らなかった町は、今、幸せかどうか。賛成・反対の立場や考え方を超え、3.11で想定外のことが実際に起こることを身をもって体験した我々オトナは、未来の子どもたちに何を残すのか、そのために今を生きるオトナは何をすべきか。
3.11も原発も風化させないことが超絶大事!!
日 時:2015年9月12日(土)第1回10:00から 第2回18:30から
(開場は各30分前、上映時間105分)
場 所:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
主 催:「シロウオ」上映-宮城実行委員会
共 催:Sawa's Cafe / Nina Stone Clinic
連絡先:shirouo.miyagi@gmail.com 三浦 TEL:080-5550-9507
入場料:前売券1200円当日券1500円 こくちーずからご予約可能。
http://kokucheese.com/event/index/310268/
┏┓
┗■4.新聞より2つ
└────
◆川内原発1号機:再稼働、11日に…九州電力
九州電力は川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)について、11日に原子炉を起動し、再稼働する方針を固めた。10日の再稼働を目指したが、川内原発1号機は約4年ぶりの稼働となり、検査工程などをさらに慎重に考慮して判断した。近く原子力規制委員会に正式に伝える。
九電は4日、原子炉内を実際の運転時に近い温度や圧力に上昇させる作業を始めた。10日に制御棒の挿入速度を測定する検査を実施する。検査の状況次第で、再稼働はさらに遅れる可能性もある。原子炉を起動して約3日後に発電・送電を始め、9月中旬に営業運転を開始する方針だ。川内原発1号機が起動すれば、新規制基準に基づいた全国初の稼働となる。 (8月5日毎日新聞より)
◆戦慄の原発小説 斎藤美奈子
火山活動は活発化しているわ。川内原発は再稼働に向けて動き出すわ。政府はあんなザマだわ。右を見ても左を見ても不安だらけの日本。
このタイミングを見計らったように出版されたのが、北野慶『亡国記』(現代書館)。2度目の原発事故を想定した希代の長編小説だ。読者より一足早く校正紙で読んだ私は叫んでしまった。なに、この怖さとおもしろさとリアルさはっ!
物語は2017年4月からはじまる。その日の朝発生したマグニチュード8.6の大地震。静岡県の島岡原発3号機が爆発し、本州全域が高濃度の放射能に覆われて首都機能は完全に麻痺。時の岸部三郎首相ほか政府の要人は北海道に避難するも、特定秘密保護法下で情報は隠蔽され、やがて政府もジャーナリズムも機能不全に陥る。
こんな状況の中、京都に住む父親と小学生の娘は西に向かって避難を開始。九州から船で韓国へ渡るが、それは難民となった彼らの苦難の旅の端緒にすぎなかった。
フィクションとは思えぬ臨場感。大震災後に出た数々の原発関連小説の中でも読み応えはピカイチじゃないかな。多くの人には未知の作家の大きなチャレンジ。日本列島が海に沈む小松左京『日本沈没』(1973年)や日本が東西に分断される矢作俊彦『あ・じゃぱん』(97年)にも負けぬスケール感に圧倒される。(文芸評論家)
(8月5日東京新聞「本音のコラム」より)
┏┓
┗■5.テント日誌8月2日(日)
| 経産省前テントひろば1622日 商業用原発停止686日
| 渋谷で高校生のデモもあった 氷を囲って冷たい話
└──── (I・K)、(K・M)
午前中は時折涼しい風が吹き楽だった。
暑いのに大変ですね。と言ってカンパをして下さる方も居て嬉しい。
滋賀から来た方はネットで知って寄って下さったそうだ。
安保法制反対行動のことを知りたくて来た方もいる。
チラシをお渡しして毎週木曜日の夜・そしてシールズは金曜の夜に抗議行動をしていること、今夜も渋谷で高校生デモがあるなど話した。
午後からはテントに置かれた氷柱の溶けた水を道路に撒いて涼をとる。
そして最近やたら増えた鳩たちにも氷水をサービスした。
彼らは時折面白い行動をして楽しませてくれる。
毎日来てくださるM子さんや午後番の人たちが来てくれたので私は早めにテントを去った。今日も平和な一日で幸いでした。 (I・K)
渋谷の高校生デモの様子です。
https://www.youtube.com/watch?v=2rICGG-iS0E
氷を囲って冷たい話
誰かがでっかい氷を買っておいてくれ、テーブルの上に置いてある。触ると冷たくてとても気持ちがいい。
明日から車で、広島、祝い島を経由して鹿児島県薩摩川内市に出かける人たちが、夏休みの旅行を準備する中学生の様にはしゃいでいる。
月曜に第4回が開かれる森瑞枝さんの「テントでのお話の会」が話題に。神社神道が日本の中でどういう役割をしたか、宗教は自ずと、安倍政権を支える公明党と創価学会が俎上にのる。
平和の党が今何と情けないことになったのか。
そう言えば、澤地久枝さんが呼びかけた「アベ政治を許さない」一斉行動を、公明党本部前で実施したら、沢山のリツイートが止まなかった。
やはり、今の状況で、多くの人々の公明党への怒りが強い。
東京大空襲の数日後に車を降りた裕仁天皇に対して、ひれ伏して謝罪した多数の国民の話を辺見庸が書いていた。今もこんなに馬鹿げたメンタリティを持っている「国民」が多いのだろうか。であれば、そこから変えないといけない。
アジア・太平洋戦争における日本の加害を若い世代が知らないことも大問題。
冷たい氷を囲って気持ちが冷えてきたが、燃えねば。
そう言えば、福島原発告訴団による「勝俣恒久元東電会長らの強制起訴決定」は非常にうれしいニュース。原子力規制庁ブリーフィングで、産経記者が規制庁に受け止めを尋ねたが、規制庁はノーコメントだった。
月曜朝には、経産省本館前で経産省・資源エネルギー庁を批判しながらテントのチラシを撒くぞ。(K・M)
2015年8月5日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.孫の食事を用意してのち、急いで、渋谷の高校生集会に
応援に行った神奈川のYさん(女性) 柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.福井地裁「決定」も「異議申立」も無視して
再稼働を推進する原子力規制委員会
世界最低水準の「新規制基準」で世界最低の
審査を続ける原子力規制委員会
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その56
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆福島原発告訴団8月と9月の行動&集会のお知らせ
8/19東京第1検察審査会激励行動&院内集会
9/5告訴団福島県集会(仮)
◆9/12原発立地を断念させた町・
長編ドキュメンタリー「シロウオ」上映-仙台宮城
場所:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
★4.新聞より2つ
◆川内原発1号機:再稼働、11日に…九州電力
(8月5日毎日新聞より)
◆戦慄の原発小説 斎藤美奈子
(8月5日東京新聞「本音のコラム」より)
★5.テント日誌8月2日(日)
経産省前テントひろば1622日 商業用原発停止686日
渋谷で高校生のデモもあった 氷を囲って冷たい話
(I・K)、(K・M)
━━━━━━━
※8/8学習会にご参加を!
『戦争とメディア』全3回 パート1「大日本帝国の映像利用と抵抗」
戦意高揚に利用された映画と新型爆弾
-映画があおる・軍隊に入ればこの世は天国-
日 時:8月8日(土)18時から20時(開場17時30分)
お 話:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主 催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)
参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.孫の食事を用意してのち、急いで、渋谷の高校生集会に
| 応援に行った神奈川のYさん(女性)
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◯8月3日(月)朝の新聞(毎日、東京)を見て、ちょっと驚いた。高校生が5000人も渋谷に集まって「安保反対」を訴えたという記事だから。
シールズの大学生たちが毎週金曜日夕方、国会前へ集まり、がんばってるのは、いつも出会って知っていたが、こんどは高校生が中心で若い人が5000人というから、とても希望を感じた。(同じ日、自民党の若手議員が高校生らの主張を「エゴ」とひぼうしたこと、その発言は撤回しないという、おろかな記事を目にした)
◯8月4日(火)午後、たんぽぽ舎で、「原発現地へ行く会」の会計スタッフ会議(なにしろ105人が行くので飛行機代だけでも702万円も)をひらいた。
休憩の時、神奈川のYさん(女性)が「おとといの渋谷の高校生集会へ応援に行った」と言われた。「日曜日で孫が遊びに来る日とかち合ったが、孫用にごちそうの食事を用意してのち、渋谷へ出かけた」という。
◯ちょっとうれしい…高校生の立ち上がりと、それを支えるやさしいお姉様たちの活躍の報告。
┏┓
┗■2.福井地裁「決定」も「異議申立」も無視して
| 再稼働を推進する原子力規制委員会
| 世界最低水準の「新規制基準」で世界最低の
| 審査を続ける原子力規制委員会
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その56
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
8月4日の規制庁ブリーフィングで、松浦総務課長が高浜3号機の工事計画を認可したと発表した。規制庁の専決事項なので原子力規制委員会定例会議に諮られることも無く規制庁が発表したのだ。高浜原発3,4号機運転差止仮処分命令申立事件で4月14日に福井地裁が「原子炉を運転してはならない」と決定したにも拘らず、3号機の工事計画を認可した。さすがに再稼働推進委員会、司法判断を無視して事業者におもねって規制行政を進めている。
それにしても、福井地裁から「緩やかにすぎ」、「合理性を欠くものである」と言われた「新規制基準」は、ストレステスト・防災避難・受動的安全性・コアキャッチャーなどを義務付けず、立地指針無視・バックフィット容認・複数基立地稼働容認などが示すように「世界最低水準」だ。
更に、例えば川内原発1,2号機については、設置変更許可認可処分にも工事計画認可処分にも保安規定認可にも、行政不服審査法の第6条の規定に基づいて、私たちが異議申立をし、意見陳述をし、執行停止を申し立てた。
設置変更許可の基準地震動の定め方は「違法」であり、甘い甘い審査であり地震対策も火山対策も緩やかに過ぎる。
工事計画認可は「黒枠白抜き偽装」、「耐震偽装」としか思えない程情報を隠している。
保安規定も「マスキング偽装」をしながら火山噴火対策を九電任せにし、おまけに31年も経過しているのに高経年化を無視して認可してしまい、5日の規制委定例会議で誤魔化そうとしている。
以上のことからくっきり浮かび上がってくることは、原子力規制委員会がおよそまともな規制行政と言えないひどい審査を実施してきていて、原子力安全・保安院時代よりも退歩していることだ。
このように、「国民」の意向も司法判断も異議申立も全く無視して川内1号機の再稼働に邁進している原子力規制委員会は再稼働の安全性を全く担保できない。これでは、原子力規制委員会の設置目的である「国民の生命、健康及び財産の保護と環境の保全」ができない。原子力規制委員会は直ちに福島第一原発事故を検証し直して「新規制基準」を作り直し、総ての原発の再稼働適合性審査をやり直すべきだ。それができないならこの組織は解体するべきだ。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆福島原発告訴団8月と9月の行動&集会のお知らせ
福島原発告訴団が2012年に14,716人で行った告訴・告発事件について、東京第五検察審査会は7月31日、被疑者勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄の3名を起訴議決としたことを発表し、3名は強制起訴されることとなりました。
いよいよ裁判が始まります。
検審の議決の解説を力にして、次の行動につなげていきたいと思います。
?<8月 東京第1検察審査会激励行動&院内集会>
2015年8月19日(水)院内集会・参加費無料
12:30から13:15 東京検察審査会(東京地裁)前
14:00から15:30 参議院議員会館講堂・検察審査会議決の解説等
福島からバスが出ます(片道・往復共に1500円)
<9月 告訴団福島県集会(仮)>
2015年9月5日(土)参加費無料
15:00から16:45 安積総合学習センター集会室
・検察審査会議決の解説等
お問い合わせ:福島原発告訴団 080-5739-7279
◆9/12原発立地を断念させた町・
長編ドキュメンタリー「シロウオ」上映-仙台宮城
30年以上も前、原発立地を断念させた和歌山と徳島の住民を描いた映画「シロウオ」、当時どんなことがあったのか、原発を作らなかった町は、今、幸せかどうか。賛成・反対の立場や考え方を超え、3.11で想定外のことが実際に起こることを身をもって体験した我々オトナは、未来の子どもたちに何を残すのか、そのために今を生きるオトナは何をすべきか。
3.11も原発も風化させないことが超絶大事!!
日 時:2015年9月12日(土)第1回10:00から 第2回18:30から
(開場は各30分前、上映時間105分)
場 所:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
主 催:「シロウオ」上映-宮城実行委員会
共 催:Sawa's Cafe / Nina Stone Clinic
連絡先:shirouo.miyagi@gmail.com 三浦 TEL:080-5550-9507
入場料:前売券1200円当日券1500円 こくちーずからご予約可能。
http://kokucheese.com/event/index/310268/
┏┓
┗■4.新聞より2つ
└────
◆川内原発1号機:再稼働、11日に…九州電力
九州電力は川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)について、11日に原子炉を起動し、再稼働する方針を固めた。10日の再稼働を目指したが、川内原発1号機は約4年ぶりの稼働となり、検査工程などをさらに慎重に考慮して判断した。近く原子力規制委員会に正式に伝える。
九電は4日、原子炉内を実際の運転時に近い温度や圧力に上昇させる作業を始めた。10日に制御棒の挿入速度を測定する検査を実施する。検査の状況次第で、再稼働はさらに遅れる可能性もある。原子炉を起動して約3日後に発電・送電を始め、9月中旬に営業運転を開始する方針だ。川内原発1号機が起動すれば、新規制基準に基づいた全国初の稼働となる。 (8月5日毎日新聞より)
◆戦慄の原発小説 斎藤美奈子
火山活動は活発化しているわ。川内原発は再稼働に向けて動き出すわ。政府はあんなザマだわ。右を見ても左を見ても不安だらけの日本。
このタイミングを見計らったように出版されたのが、北野慶『亡国記』(現代書館)。2度目の原発事故を想定した希代の長編小説だ。読者より一足早く校正紙で読んだ私は叫んでしまった。なに、この怖さとおもしろさとリアルさはっ!
物語は2017年4月からはじまる。その日の朝発生したマグニチュード8.6の大地震。静岡県の島岡原発3号機が爆発し、本州全域が高濃度の放射能に覆われて首都機能は完全に麻痺。時の岸部三郎首相ほか政府の要人は北海道に避難するも、特定秘密保護法下で情報は隠蔽され、やがて政府もジャーナリズムも機能不全に陥る。
こんな状況の中、京都に住む父親と小学生の娘は西に向かって避難を開始。九州から船で韓国へ渡るが、それは難民となった彼らの苦難の旅の端緒にすぎなかった。
フィクションとは思えぬ臨場感。大震災後に出た数々の原発関連小説の中でも読み応えはピカイチじゃないかな。多くの人には未知の作家の大きなチャレンジ。日本列島が海に沈む小松左京『日本沈没』(1973年)や日本が東西に分断される矢作俊彦『あ・じゃぱん』(97年)にも負けぬスケール感に圧倒される。(文芸評論家)
(8月5日東京新聞「本音のコラム」より)
┏┓
┗■5.テント日誌8月2日(日)
| 経産省前テントひろば1622日 商業用原発停止686日
| 渋谷で高校生のデモもあった 氷を囲って冷たい話
└──── (I・K)、(K・M)
午前中は時折涼しい風が吹き楽だった。
暑いのに大変ですね。と言ってカンパをして下さる方も居て嬉しい。
滋賀から来た方はネットで知って寄って下さったそうだ。
安保法制反対行動のことを知りたくて来た方もいる。
チラシをお渡しして毎週木曜日の夜・そしてシールズは金曜の夜に抗議行動をしていること、今夜も渋谷で高校生デモがあるなど話した。
午後からはテントに置かれた氷柱の溶けた水を道路に撒いて涼をとる。
そして最近やたら増えた鳩たちにも氷水をサービスした。
彼らは時折面白い行動をして楽しませてくれる。
毎日来てくださるM子さんや午後番の人たちが来てくれたので私は早めにテントを去った。今日も平和な一日で幸いでした。 (I・K)
渋谷の高校生デモの様子です。
https://www.youtube.com/watch?v=2rICGG-iS0E
氷を囲って冷たい話
誰かがでっかい氷を買っておいてくれ、テーブルの上に置いてある。触ると冷たくてとても気持ちがいい。
明日から車で、広島、祝い島を経由して鹿児島県薩摩川内市に出かける人たちが、夏休みの旅行を準備する中学生の様にはしゃいでいる。
月曜に第4回が開かれる森瑞枝さんの「テントでのお話の会」が話題に。神社神道が日本の中でどういう役割をしたか、宗教は自ずと、安倍政権を支える公明党と創価学会が俎上にのる。
平和の党が今何と情けないことになったのか。
そう言えば、澤地久枝さんが呼びかけた「アベ政治を許さない」一斉行動を、公明党本部前で実施したら、沢山のリツイートが止まなかった。
やはり、今の状況で、多くの人々の公明党への怒りが強い。
東京大空襲の数日後に車を降りた裕仁天皇に対して、ひれ伏して謝罪した多数の国民の話を辺見庸が書いていた。今もこんなに馬鹿げたメンタリティを持っている「国民」が多いのだろうか。であれば、そこから変えないといけない。
アジア・太平洋戦争における日本の加害を若い世代が知らないことも大問題。
冷たい氷を囲って気持ちが冷えてきたが、燃えねば。
そう言えば、福島原発告訴団による「勝俣恒久元東電会長らの強制起訴決定」は非常にうれしいニュース。原子力規制庁ブリーフィングで、産経記者が規制庁に受け止めを尋ねたが、規制庁はノーコメントだった。
月曜朝には、経産省本館前で経産省・資源エネルギー庁を批判しながらテントのチラシを撒くぞ。(K・M)
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