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NUCLEAIRE

ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2423】
2015年3月4日(水)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
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★1.「除染して大熊町に帰ろう」は復興利権です。
   格差・分断はますます広がっています。    復興利権と「原子力むら」の復活
    利権に群がる人々はいわき市に「除染御殿」を建てている
                 冨塚元夫 (たんぽぽ舎会員)
★2.いま福島の地元で語られている過酷な話題が次々と
   汚染物質大量海洋投棄と情報隠蔽
   情報とは闘って奪い取るものである。
                 三輪祐児(ユープラン)
★3.川内・玄海原発再稼働阻止するために全国から約600人
   九電「説明はできません、しません」「社長はきません」「お答えできません」の繰り返し
   3月2日<九電は被害を受ける可能性のある住民に説明し同意を得よ>に参加して
                  橋本あき (福島から参加)
★4.本日(3月4日)の経産省前テントひろば前記者会見の録画です。
                 経産省前テントひろば
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◆「福島原発事故から4年…欺瞞だらけの原発再稼働計画と、懲りない原子力ムラの内情とは?」(3月10日(火))  
  ◆ 『日本と原発』ドキュメンタリー映画(3月29日(日))
★6.新聞より2つ
 ◆ 政府の原発対応「評価せず」71%   福島県民 世論調査
   放射性物質 73%「不安」  
   「日本の事故」風化許すな          (3月4日朝日新聞見だし)
 ◆世論調査でハッキリ
    安倍政権の原発対応    「評価しない」71% 
                     (3月5日号日刊ゲンダイより)
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※訂正1つです
 昨日発信の【TMM:No2421】でご案内した3/7「原子力規制委員会を問う」
 討論会は、講師の都合により4月に延期されました。日程が確定次第、ご案内致します。
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┗■1.「除染して大熊町に帰ろう」は復興利権です。
 |  格差・分断はますます広がっています。    復興利権と「原子力むら」の復活
 |   利権に群がる人々はいわき市に「除染御殿」を建てている
 └──── 冨塚元夫 (たんぽぽ舎会員)

 3月1日たんぽぽ舎26周年のつどい第2部の記念講演で木幡ますみさんが「福島の現状―2011年3月から現在に至る大熊町の状況」を話されました。
 1時間の短かい持ち時間で、いろいろ話されました。原発事故の前の出来事、事故当時のこと、そして現在のこと。
 事故前のことは、モニターとして原発内部を見学にいった時のこと。地下一階の洗濯所では作業員の防護服を洗濯していますが、働いているのは身寄りのない年寄りで、乾燥するときに放射能が飛ぶ中をはだしでマスクもつけずにいるので、みな早く死ぬと言われていたそうです。
事故以前から大熊町は子供の病気が多く、白血病や甲状腺がんもありました。そういう子供の父親は原発作業員でした。
 3.11事故の時東電社員は逃げた人が多かったが、逃げない人もいました。東電社員の中でも格差・分断があります。
 格差・分断はますます広がっています。現在末端の作業員は酷い生活をしています。いろいろと経費を引かれて弁当代しか残らない人もいます。
 彼女は一時帰宅で時々実家に帰ると、ネズミや猪のふんとともに、毛布やラーメンのカップを見つけるそうです。その日の仕事にあぶれた除染作業員が宿泊費を節約するために線量の高い空き家に泊まるようです。
 収束作業で一番酷い仕事をしているのは外国人が多いそうです。やくざが集めてくるのですが、外国から直接連れてくる場合もあります。フク1の1号機から3号機で作業したロボットを回収する作業は彼らがやるそうです。
 除染で儲けているのは、町長、役場職員、商工会長など、利権に群がる人々はいわき市に「除染御殿」を建てている一方、仮設住宅で長期間住み続けている人々がいます。自死者が増えています。
放射性廃棄物の中間処理施設建設でも利権で金が入る一握りの人がいます。
 復興利権と「原子力むら」の復活によって、「福島と原発」の現状に取り組むのが難しくなっています。そうした集会には会場を貸さない市町村が増えています。「除染して帰ろう」という町長に逆らう職員は移動させられます。
困難な状況でも、状況を冷静に分析し、差別された人々とともに元気に活動されている木幡ますみさんは素晴らしいと思います。

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┗■2.いま福島の地元で語られている過酷な話題が次々と
 |  汚染物質大量海洋投棄と情報隠蔽
 |  情報とは闘って奪い取るものである。
 └──── 三輪祐児(ユープラン)

○3月1日、たんぽぽ舎の26周年総会のあと記念講演会が開催され、大熊町から避難中の小幡ますみさんと、山崎久隆さんが話をされた。いつもながら小幡さんのユーモラスで辛辣な語り口、山崎氏の推理小説を読むような鋭利な分析と嘘の暴露、鋭い舌鋒に圧倒された。どちらも映像としてUPLAN上で公開されている。
 小幡ますみ氏 https://www.youtube.com/watch?v=w_jTTi7lPtU
 山崎久隆氏  https://www.youtube.com/watch?v=3stsYjTejEI

○木幡さんからは、いま福島の地元で語られている過酷な話題が次々と披露された。高線量被曝しながら働く地下のクリーニング室、数分で人が死ぬ場所に放置されたロボットの回収に向かわされる外国人労働者、福島のおにぎりを食べたふりして食べなかった安倍首相、除染で儲けて建てられたいわきの御殿、被ばく労働者を作る目的の未来学園、ただ騙されるだけの愚かな町長、そして頻発している病気と同調圧力のもとで沈黙する人々など、報道からは決して知ることができない悲惨な実態を伝えていただいた。
○山崎さんの話は、ちょうどふくいちで問題になっている雨水排水による汚染物質大量海洋投棄と情報隠蔽というタイムリーな話題から始まった。雨水に混ざってしまえば管理責任のない無主物だから知ってる必要もないという東電の姿勢、隠蔽に加担する司法と報道機関への厳しい批判は、他の原発や再稼働など全ての問題にも共通する。川内原発で九電が規制委員会に提出した申請書の公開を求めたところ出てきた、膨大な「黒枠白抜きの紙だけ」がつぎつぎとスクリーンに投影された。「お前たち市民には絶対教えないぞ」というあからさまな情報隠蔽と報道操作。なぜそんなことが堂々と行われるのか、知られたらまずいことが満載だからだという論理的な分析も、事例を示して紹介された。
○両者の話を聞きながら、「情報戦」ということを考えた。
 日本という国は国体護持のためであれば平気で国民を殺してきた。「大のためなら小の犠牲は止むを得ない」という論理で、かつては天皇制護持のために数多の国民を殺した。今はまた官僚制という国体護持のために国民を殺そうと企図し、総力を挙げて国民に対する戦略的な情報戦を仕掛けてきている。報道機関の籠絡はその象徴である。
 情報の語源は「敵情報告」であるという。わたしたちはこの軍事用語の原点に戻らなくてはならないだろう。「敵情報告」は、どうぞ教えてくださいと懇願して出してもらうものではないし、相手から出てきたから正しいと信頼すべきものでもない。情報とは闘って奪い取るものである。敵の無線を傍受しては解読し分析し、最前線では敵地に潜入した斥候兵が命と引き換えに偵察して獲得し、あるいは金で雇われた二重、三重スパイが敵の高級幹部から盗みとってくる。逆にこちらからは嘘の計画を漏洩し味方をも騙し、陽動作戦をもって罠を仕掛け敵を撹乱する。それが情報戦の本来の姿である。福島の人びとのように純情無垢であってはならない。情報を素直に信じ教えられたとおりに行動する純粋さは美しいかもしれないが、情報戦においては敗北への道なのである。
○再稼働すれば私たちはもっと過酷な情報戦の地獄に落ちていかなくてはならない。望まぬこととはいえ、国と電力会社との闘いを闘い抜いて生存を守るために、私たちはこの「情報戦」をどう闘っていくかを改めて、真剣に考えなくてはならないのである。

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┗■3.川内・玄海原発再稼働阻止するために全国から約600人
 |  九電「説明はできません、しません」「社長はきません」「お答えできません」の繰り返し
 |  3月2日<九電は被害を受ける可能性のある住民に説明し同意を得よ>に参加して
 └────  橋本あき (福島から参加)
  
 午後1時九電本店前の路上には川内・玄海原発再稼働阻止するために全国から約600人が集まった。九州各県の代表の訴えに続き、80人が九電交渉へ館内へ。それ以外の人たちはビルを包囲するようにデモをして歩いた。
 九電社長瓜生氏の経歴を調べてみると昭和50年に大阪大学院工学研究科産業機械工学専攻終了、同年九電へ入社。課長次長部長副社長と出世街道一目散にきて平成24年に取締役社長に就任して現在に至るとある。経歴をやっかむ訳ではないが人の痛みを解る人なのだろうかと疑いたくなる。私は最初の入館整理券をもらえなかったので始めのほうはわからないが、途中の5時頃に外へ出てきた人に交替してもらい館内へ入ることができた。たばこの煙はないのになんか煙ったい会場の中は険悪で九電広報部の困惑しきった5人の顔があった。こちらの要望に対して「説明はできません、しません」「社長はきません」「お答えできません」の繰り返しが延々と3時間も繰り返し続いていたという。
 豆腐に針、暖簾に腕押し?事前にアポとって伺いを立てて行っているのだから、それなりの返答ができないものだろうか。規制庁や支援法の院内交渉もまったく同じ体質だけど。
 ※私は東電のいわき支社へ東電交渉へ4~5回参加したことがあるが、それなりの質問に対して(疑わしい)(厭らしい)(呆れる)返答もあるが一応の交渉成立が見受けられると感じている。
今回『九電原発再稼働反対99,246筆の署名』を九電が受取らないと、宙に浮かぶ形になり持ち帰ったという。 一企業の社長たる人物の裁量があまりにも小さく情けなく思う。前記の華々しい経歴の持ち主なら私たちの要望を見聞きして、署名の意味をよくよく考えて事故は起こるものだと決断する度量も持ってほしい。
 余談だが3/3雨の中福岡市内の大成建設へ「辺野古の海へコンクリートブロックを入れるな取り出せ」の要望をする人たちに混じって行って来た。ここも同じで大成建設の社員が二名出てきて10分だけの交渉、しかもお客様の邪魔になるからと玄関外の片隅に追いやられ、肝心の話もできずにいたのに時間が過ぎたのでとソソクサと戻って行ってしまった。※客人なんて殆どこなかったくせに。
 日本の海は放射能汚染と人為的に壊され続けている。
この破壊的行為に対してどんなに無視され続けられようとも私は声はあげ続けていく。

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┗■4.本日(3月4日)の経産省前テントひろば前記者会見の録画です。
 └──── 経産省前テントひろば
 
本日の経産省前テントひろば前記者会見の録画です。
 〇http://twitcasting.tv/showering00/movie/147567752
 〇(こまかく分かれています)
   http://twitcasting.tv/f:100004067858552/show/
 
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆「福島原発事故から4年…欺瞞だらけの原発再稼働計画と、懲りない原子力ムラの内情とは?」
【出演】
 今西憲之(『原子力ムラの陰謀 機密ファイルが暴く闇』)、
 木野龍逸(『検証 福島原発事故・記者会見3――欺瞞の連鎖』)、
 畠山理仁(『記者会見ゲリラ戦記』)
【Guest】木内みどり(女優)他

 日 時:3月10日(火)午後7時30分から10時00分
 場 所:ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7-B2)
     JR「新宿」駅から徒歩5分
 内 容:政官財が全力で原発推進を推し進めようとしている中で、我々は今後どのように考えどのように行動していけばいいのか?
 参加費:予約1600円/当日1900円(+ドリンク代500円)
 予約先:http://bit.ly/1DDY80G
 主催・問合:ロフトプラスワン 03-3205-6864

◆  『日本と原発』ドキュメンタリー映画 
 なぜ、弁護士がドキュメンタリー映画を作らねばならなかったのか?
 監督 河合弘之 構成・監修 海渡雄一(弁護士) 音楽 新垣隆 
 ☆3月29日(日) 自由席 開場30分前 
   ● 1回目 14時上映 弁護士宇都宮健児X奈須りえトーク
   ● 2回目 18時上映 弁護士河合弘之監督X奈須りえトーク
  大田区立池上会館 2F 集会室 池上線池上駅徒歩7分 
    大田区池上一丁目32番8号 
 【主催】フェアな民主主義 
 【問い合わせ】向達(コウダツ) 090-7256-3412  soukichi520@docomo.ne.jp
 【料金】一般 1,000円 障害者・学生 500円 【定員】400 名 高校生以下無料
     (前売り券 大田区内自然食レストランなどで販売中)

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┗■6.新聞より2つ
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◆ 政府の原発対応「評価せず」71%   福島県民 世論調査
  放射性物質 73%「不安」  
  「日本の事故」風化許すな
                   (3月4日朝日新聞見だし)

◆世論調査でハッキリ
    安倍政権の原発対応    「評価しない」71%

 東日本大震災から間もなく4年ー政府のこれまでの原発事故の対応について、福島県民の71%が「評価しない」と考えていることが分かった。
 調査は2月28日と3月1日に、朝日新聞と福島放送が共同で行った。福島第1原発から汚染水が海に流れ出ていることを知りながら、東電が10カ月間隠していた事実が先日発覚したが、これについて、「問題がある」と答えた人は96%に上った。
「放射性物資」73%不安
また、放射性物資が家族や自分に与える影響の不安を、73%が「感じている」と答えた。福島の復興への道筋が「ついていない」と答えた人は69%。〈元のような暮らしができるのは今からどれくらい先か〉の質問については、「20年より先」が61%だった。
                         (3月5日号日刊ゲンダイより)
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