NUCLEAIRE
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2272】
2014年9月6日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.「電力逼迫」危機をあおる業界紙(電気新聞)はまちがい
電力危機は起きていない-原発再稼動への口実作りに躍起になることが問題
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.「県民の生命を守る避難計画すら作れない川内原発再稼働に反対する
緊急署名」33,138筆、宮崎県知事宛に提出しました。
青木幸雄(宮崎の自然と未来を守る会/原発避難を考える緊急署名の会)
★3.原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン
『NO NUKES voice』、好評発売中! ※たんぽぽ舎でも取扱中。
鹿砦社(ろくさいしゃ) 松岡利康
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆豊田直己監督映画「遺言 原発さえなければ」全五章一挙上映(4時間)(10月23日)
★5.新聞より4つ
◆ 9月5日「金曜日の声 官邸前」より
原発推進変わらぬ内閣 (9月6日東京新聞より抜粋)
◆廃炉時代 動き本格化 運転40年超 関電、美浜の2基検討
(9月6日朝日新聞見出し)
◆老朽原発 投資見合わず
関電の業績低迷 美浜は低出力 新安全対策に数千億円
廃炉の一方、再稼働推進も
巨額の損失■放射性廃棄物■地元調整 廃炉へ課題
(9月6日朝日新聞見出し)
◆福島知事選 自民分裂含み
副知事が意欲 本部相乗り模索
県連、独自擁立へ推薦要請
(9月6日朝日新聞見出し)
━━━━━━━
※9/10川内原発再稼働をやめろ! 規制委抗議行動 第5波にご参加下さい
川内原発再稼働審査書合格確定を許すな!
日時:9月10日(水)9:30より13:00 (但し、9:30より12:00は、阻止ネットは協力)
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前
港区六本木1丁目9番9号(http://www.nsr.go.jp/nra/map.html )
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅から「泉ガーデンタワー」を経て徒歩4分
9:30より12:00 抗議申し入れ行動
(パブコメ無視、火山学者無視の川内原発の審査書に反対!規制庁前アクション)
主催:「原子力規制を監視する市民の会」 協力:「再稼働阻止全国ネットワーク」
12:00より13:00 川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動第5波
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 協力:「原子力規制を監視する市民の会」
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「電力逼迫」危機をあおる業界紙(電気新聞)はまちがい
| 電力危機は起きていない-原発再稼動への口実作りに躍起になることが問題
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
電気新聞は7月24日の記事で関西電力の「電力不足」を「警告」していますが、仮にも「電気」と銘打った業界新聞で、これほど低レベルな記事を書いているのは、とんでもないことだと思います。
2014/07/24
-----------------
『[広がる電力危機・緊張の夏](1)中西地域、需給綱渡り 電気新聞
夏本番を迎え電力安定供給維持への取り組みも緊張感が増す』より
『まだ梅雨明け前の先週17日、関西電力エリアの電力使用率が95%に達した。今夏一番の暑さで冷房需要が高伸し、想定の90%を上回った。当日は火力発電所のフル稼働体制を敷いていなかったが、原子力ゼロの厳しい夏を予感させた。関電の八木誠社長は翌日の会見で「(今夏の)実質的な供給余力はゼロに等
しい」と、需給逼迫に警戒感を示した。
「異常事態だ」。総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)需給検証小委員会(委員長=柏木孝夫・東京工業大学特命教授)の委員は中西日本の供給予備率をこう評した。東京~中部間の周波数変換装置(FC、計120万kw)を使って東京電力から融通を受けなければ最低限必要な3%に届かないからだ。』(以下略)
-----------------
○17日の関電の設備は2568万kw、一方電力使用は2465万kwで、その比率が95.99%と高率だったのは事実です。しかし関電は需要予測を90%程度と読み違い用意した発電設備が少なすぎただけです。実際に電力使用は翌周の25日に2681万kwと、この夏最大を記録していますが、この時の設備は2822万kwで、率は95.00%と逼迫にはほど遠いレベルだったのです。
前後を見ると、もっと顕著に関電の見込み違いが利用率の上昇になったことが分かります。前日の16日は2668万kwの設備に対して、最大電力は2383万kwです。比率は89.32%、最高気温は33.7度です。翌日は最高気温33.9度と、わずか0.2度しか違いません。ところが関電は100万kwも供給量を減らしました。理由はよく分かりません。これが利用率を95.99%に引き上げた原因です。分母を小さくすれば分子が変わらなくても比率は高くなるのは当たり前。
○18日には関電は供給力を2688万kwに戻します。ところが気温は32.7度と逆に1.2度下がったので、ピークは2382万kwと80万kw近く減少し、88.62%に利用率は急降下しました。
記事を載せた24日には、このような数字の並びだったことは分かっているのですから、関電の「読みの甘さ」を批判するのならばわかりますが、電力設備不足の証明とばかりに記事にするのでは、別の意図を感じざるを得ません。単なる関電の予測ミスを針小棒大に「需給逼迫に警戒感」などと書く内容ではないのです。
○東西連系を含む広域連系という十分対策があるにもかかわらず、「原発が止まって需要を満たせない」と言わんばかりに危機を煽り、原発再稼動への口実作りに躍起になることが問題です。東西連系120万kwとは、関電の設備の4%にも相当します。一方東電の設備に対しては2.4%に過ぎません。関電が99%になっても東電から120万kw送れば95%に下がり、一方その時東電が90%になっていても92.4%まで上昇するだけです。
┏┓
┗■2.「県民の生命を守る避難計画すら作れない川内原発再稼働に反対する
| 緊急署名」33,138筆、宮崎県知事宛に提出しました。
└──── 青木幸雄(宮崎の自然と未来を守る会/原発避難を考える緊急署名の会)
呼びかけ人募集の最初のメールを出したのが7月12日。(株)環境総合研究所にシミュレーションを依頼したのが14日。急ぎの仕事を急ピッチでやって頂く間に、呼びかけ人は1週間程で243名に。署名期間は貴重な夏休み間の8月1日から31日。短期間のうちに県内各地で取組みが行なわれました。集約作業は9月2日。白板に数字が加算されるたびに小さな歓声。3万にもう少しというところで会議の開始。そこへダンボールに入った3千数百の署名を脇にかかえた会議参加者が遅れて入室。これで大台の3万を越えました。3日、県知事宛署提出前に届けられた数を合わせて、最終的に提出した署名数は33,138筆。川内原発再稼働反対の思いが詰まった、重さも重い署名の束でした。
そのような沢山の思いがつまった署名提出なのに、通された部屋は狭い会議室。署名提出参加者の半分も入れないような状況に、急遽机をくっつけ、どうにか空間を確保して全員入室。こういう対応ひとつとっても、県の考えが透けて見える感じでした。県側は知事出席なしで、総合政策課と危機管理室が対応。県から国への意見は全国知事会を通して言っているなどと、主体的に県の意見を国に述べる様子はまるでなし。宮崎県は川内原発から最短54km。宮崎市中心部までが約120km。これでは川内原発で重大事故が起きた時に、住民は捨て置かれます。
今回の署名程、重さを感じたことはありません。県内各地の署名を中心に、県外からの署名もありました。まだ、県議会議長には(公務多忙として)提出が未ですが、緊急署名の現状報告とさせて頂きます。
尚、県知事宛署名提出にあわせ、申入書と公開質問状を提出しました。
申入書
http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~sizenmirai/pdf/2014-chijiteisyutu.pdf
公開質問状
http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~sizenmirai/pdf/2014-kokaisitumon.pdf
-----------------------------------------