NUCLEAIRE
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┗■3.新聞より5つ
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◆首相「川内、何とかしますよ」 九電会長と会食
(7月19日 朝日新聞見出しのみ)
◆中部電、政界へ裏金2.5億円 85-04年 取引先から工面
原発工事 発注上乗せも 電気料金に転嫁 元役員証言
建設会社の金 便利だった 裏金 法に触れること認識
(7月20日 朝日新聞見出しのみ)
◆ 福島第一 がれき撤去でコメ汚染か
福島・南相馬 国、東電に対策要請
農林水産省は14日、福島県相馬市で昨年秋に収穫されたコメから基準値(1キログラムあたり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたのは、東京電力福島第一原発内のがれき撤去が原因の可能性があると見て、今年3月に東電に対策を要請したことを明らかにした。
基準値を超えるセシウムが検出されたコメの中には、福島第一原発から20キロ以上離れた水田のものも含まれている。東電は昨年8月中旬に第一原発3号機の大型がれきを撤去。農水省はその際にセシウムが付着した粉じんが舞い上がり、南相馬市まで飛散してコメを汚染した可能性が捨てきれないと見ている。
農水省はことし3月に東電の担当者を呼び、がれき撤去の歳に粉じんが飛ばないような対策を求めた。
(後略) (7月15日 茨城新聞より抜粋)
◆東電、飛散先のコメ賠償 原発のがれき撤去し粉じん
(7月19日 朝日新聞見出しのみ)
◆滋賀にも熱気伝える 【金曜日の声 官邸前】
横浜市神奈川区の会社員 渡部伸子さん(41) 九州電力川内(せんだい)原発の再稼働が現実味を帯び、いてもたってもいられず初めて参加した。大人には原発を許してきた責任がある。バッジを着けるなどして、毎日ほんの少しでも原発をなくしたい気持ちを表したい。
滋賀県甲良町の主婦西沢正子さん(61) 核のごみを処理できないのだから原発はいらない。命の方が大事。県知事選で「卒原発」を訴えた候補が当選したのは県民の良識だったと思う。彦根市で毎月11日に参加している脱原発デモで今日の熱気を伝えたい。
(7月19日 東京新聞より抜粋)
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┗■4.「原子力規制委員会」の原発再稼働への《暴走》を許すな!
| パンフレット紹介 シンポジウム講演録No.4
└──── 海棠ひろ(福島原発事故緊急会議)
読んでみて感心してしまった。これはちょっと他では読めない(聞けない)、絶妙な組み合わせの、ひじょうにおもしろい脱原発シンポ発言録だ。
○一橋大学教員でフランス現代思想が専門の鵜飼哲さんは、「どのように脱原発論は推進論に組み込まれたか」というタイトルで、フランスの歴史的、政治的背景と運動の変遷のなかで、原発推進が国民的合意を得ていった流れを語っている。フランスでは、日本と異なって、原子力の「安全神話」なるものは形成されずに、「核兵器の保有」から始まって原発開発がコンセンサスを得ていったという。興味深いのは、「フランスの核開発には最初から政治的な左右の対立というはっきした境目が無かった」から推進派も反原発派にたいしてある種の敬意もあり、必要があれば、反対派の資料の「カンニング」もする。これが事実上の核の「共同管理体制」につながっているのだそうだ。
一方で日本の場合は、広島・長崎を出発点として「安全神話」からスタートする。それが3・11を経た今、「安心神話」を経て核武装という、フランスとは逆の方向で道を進もうとしている。この「安心神話」が、核武装に向けたどのようなステップなのかを、見ておかなければいけない、と鵜飼さんは話す。
○天野恵一さんの話は、日本の「原子力規制委員会」に対する具体的・詳細な批判が中心だが、後半で、「原子力規制委員会、がんばれ」という論調がマスコミに出始めていること、そういった声が運動の内部からも上がってきていることを取り上げて、この論理では再稼働を止める運動にはならないと指摘し、私たちがそのことをきちんと押さえておく重要性を主張している。
「運動」というものはおそらく、そのただ中にいる時には気が付かない思想の潮流のようなもの内包しているのだと思う。その方向性を誤らせないために、私たちは時には長いスパンで日々の運動を体系的に捉えかえしてみる必要があることを、このお二人の発言から教えられた。ぜひ読んでみてください。