NUCLEAIRE
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2071】
2014年1月22日(水)その2 地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします 転送歓迎
━━━━━━━
★1.崩壊する東電福島第一(フクイチ)
新たな地震・津波対策に集中せよ (上、3回連載)
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆<フクシマ連帯キャラバン行動>いわき市から東京まで
3日間ピースサイクルに参加を! 呼びかけ/ピースサイクル2014全国ネットワーク
★3.新聞より5つ
◆「再稼働を阻止」 細川氏公約案 (1月22日東京新聞より)
◆欠陥タンク延命図る 福島第一漏水不安のボルト締め型
「溶接型に転換」後退 (1月22日東京新聞より抜粋)
◆電力債優遇継続へ 新規参入企業から批判も (1月21日東京新聞より抜粋)
◆シェール特需、日本にも メーカー恩恵
米ガス関連投資に参加 (1月22日朝日新聞見出し)
◆家庭の余剰電力集め販売
パナソニック 太陽光発電で新会社 (1月22日朝日新聞見出し)
★4.テント日誌1月21日(日)特別版
経産省前テントひろば864日目 商業用原発停止132日
【テント外伝…1】 (A/Y)
━━━━━━━
※1/24(金)第89回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:1月24日(金)18:30から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:30、たんぽぽ舎出発。17:10頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:30「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて18:00官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会(短時間)。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.崩壊する東電福島第一(フクイチ)
| 新たな地震・津波対策に集中せよ (上、3回連載)
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
地下水から220万ベクレル、過去最高
フクイチの現場では刻々と危機が高まっていた
○ 年末年始、どうでもいいようなバラエティ番組しか放送しないテレビをよそに、フクイチの現場では刻々と危機が高まっていた。昨年末の27日に東京電力は敷地内タービン建屋東側の護岸にある観測井戸「1-16」でサンプリングされた地下水から、放射性ストロンチウムなどの放射性物質が出すベータ線を1リットルあたり210万ベクレル/リットル検出したと発表した。これまでで最高値が3年近く経った今、検出された。
○ 検出されたのは、1、2号機に冷却用海水を送るそれぞれの取水口があった場所の中間付近にある観測井戸で26日に採取した地下水だ。この観測井戸では11月下旬頃から上昇傾向が続いている。これに対して東電は「上昇の理由はよくわからない」などとしている。
1月2日、6日、9日と、200万~220万ベクレル/リットルの高濃度の汚染水が観測されている。
○ 他の観測井戸では、これほど高い濃度は観測されていないので、地下の構造に汚染水が観測井戸に達するような「バイパス」が出来ている可能性がある。そのバイパスが地下トンネル(トレンチ)の側から出てきているのか、原子炉あるいはタービン建屋から直接出ているのか、もっと多くの観測井戸を掘って移動する汚染水を捕まえないと分からない。しかし半径50m以内にある井戸は10本も無い。これでは立体的に汚染水の流路を捉えることなど出来ない。
○ 私は以前から5mメッシュごとなど高密度に観測井戸を掘り、汚染水の広がりを捕まえるべきだと主張してきたが、東電は一向に聞く耳を持たない。まず知らなければ何も出来ないのだが。(中へつづく)
┏┓
┗■2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆<フクシマ連帯キャラバン行動>いわき市から東京まで
3日間ピースサイクルに参加を!
呼びかけ/ピースサイクル2014全国ネットワーク
連 絡 先/090-5345-6965(橋本)、090-4606-9635(吉野)
「3.11」から3年を迎えます。いまだ福島県外に避難されている方が15万人余、子どもの健康被害が拡大する中で、安倍政権は、原発重視の「新エネルギー計画」を策定しようとしています。3月8日(土)には、福島県民集会が開催され、3月9日(日)国会包囲の原発ゼロ大統一行動、3月15日(土)には日比谷野外音楽堂で脱原発大集会が開催されます。
日程とコース予定
<3月12日(水)>夕方、いわき駅前に集合・宿泊
<3月13日(木)>午前8時頃、いわき市駅前でミニ集会後出発、東海村まで走る。
・午後3時過ぎ、東海村の日本原子力研究開発機構で要請行動(水素爆発の恐れがあるプルトニウム溶液と高レベル放射性廃液処分に関して)
・ビジネスホテルで交流会・宿泊
<3月14日(金)>
・東海村から千葉県・松戸まで走る。
・やおや旬経営の「天神庵」で交流会・宿泊
<3月15日(土)>
・松戸から東京・日比谷野外音楽堂まで走る。
┏┓
┗■3.新聞より5つ
└────
◆「再稼働を阻止」 細川氏公約案
東京都知事選に立候補する元首相の細川護煕氏(76)が、22日に発表する公約案が明らかになった。原発政策では「(政府による)再稼働を止める」と明記。省エネの促進と再生可能エネルギーの普及拡大を図ることで、「東京が日本の原発ゼロの成長戦略をリードする」と打ち出した。
本誌が入手した公約案では「日本は今、原発ゼロの状態にある。再稼働を止める政治決断を行うなら今しかない」と強調。電力の巨大消費地としての東京が、脱原発の取り組みで先頭に立つ覚悟を示した。
20年東京五輪・パラリンピック関連では、東日本大震災で被災した東北の各都市と東京が文化・環境施策や行事に協力して取り組み、復興した姿を世界に示すと説明。新国立競技場(東京都新宿区)の建設計画などを念頭に「過大な計画は見直す」とした。 (1月22日東京新聞より)
◆欠陥タンク延命図る 福島第一漏水不安のボルト締め型
「溶接型に転換」後退
東京電力は、水漏れの不安を抱える福島第一原発のボルト締め型タンクに、漏水防止の延命策を施し、数年の間は使い続ける方針を決めた。漏水しにくく耐久性が高い溶接型タンクに早急に置き換えるとしていたが、増設が急速には進まず当初の方針から後退した。置き換えは来春以降にずれ込む見通しで、当面は弱点の底板の継ぎ目を止水材で補強し、だましだまし使い続ける。(後略)
(1月22日東京新聞より抜粋)
◆電力債優遇継続へ 新規参入企業から批判も
経済産業省は20日、電力会社の社債(電力債)に認められている一般企業より有利な発行条件を、2016年の電力小売り全面自由化後も継続する方針を固めた。大手電力会社に対する不公平な優遇措置として、新規参入企業などから批判が出そうだ。(中略)
支払いの確実性から電力債は社債市場で長年、国債並みの信用度を保ち、電力会社は一般企業より低いコストで資金調達が可能だった。(中略)
東京電力福島第一原発事故の教訓から、事故被害者への賠償金の支払いより社債の償還の方が優先度が高くなる制度への批判が高まっていた。(中略)
この日の会合では、電力会社間の電力相互融通を拡大することにより燃料費を年最大1700億円削減できるとの試算も示された。(1月21日東京新聞より抜粋)
◆シェール特需、日本にも メーカー恩恵
米ガス関連投資に参加 (1月22日朝日新聞見出し)
◆家庭の余剰電力集め販売
パナソニック 太陽光発電で新会社 (1月22日朝日新聞見出し)
┏┓
┗■4.テント日誌1月21日(日)特別版
| 経産省前テントひろば864日目 商業用原発停止132日
| 【テント外伝…1】
└──── (A/Y)
(前略)
○ 思えば日本の政治的中枢部である霞ヶ関に、しかもその中でもほぼ中心部に反原発運動の拠点としてテントを建てる、そして実際にも反原発活動を展開するという大胆極まることを我々は実行しているのだ。それが、もうすぐ1000日近く継続し反原発運動の橋頭保としてテントの存在がある。鎌田慧さんをして「テントは霞ヶ関の”へそ”である」と言う評価を戴き、その意味することは深いものがある。あの3・11以降私の内部において今までの価値観や世界観に大きく変化をもたらしたが、その変化が物質化したものの一つがテントの存在である、と私は思う。私はこのことについて、ある人から「霞ヶ関に反原発の旗幟を鮮明にしてテントがある。これだけでもすごいことであり、政界・財界の反応もテントの存在の当否の評価は別にしても無視できないだろう」と言われた。周囲の心ある人はそう見ているのだろうか、と思った。
○ そう言えば昨年の夏の盛り、テントの前で座り込みをしていると、作家の浅田次郎さんが突然目の前に現れて「あなたたちの行為はすごいことなのだ。私は応援するよ」と言うようなことを言って、2・3秒でタクシーに乗り去って行ったこともある。
こういうことを書き連ねていると、自分の行為を”自画自賛”しがちになる。周りの人が「すごいことだ」と言われれば、自分自身が「本当にすごいことになっているのか」と思い込み、そこには自分を顧みるという下向思考が無くなるような気もする。だが、運動には常に「自分を顧みる」と言う自浄作業は必要なことだ。周りから評価されて、有頂天になり自浄作業が停止した段階でその運動は堕落し、運動としての存在意義は無くなるだろう。また、どのような運動体であってもその内部における馴れ合い、持たれあいも運動体としての緊張感を崩壊させる。無論テントでの個々人の信頼関係の持続は必要だが、そのためにも相互批判=自己批判を意識的に維持し、運動体内部の緊張感を持ち続ける。これもテントの運動を維持するために継続することだと思う。