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◆東電の能力検証並行 柏崎刈羽再稼働の審査 規制委

 

 原子力規制委員会は2日、定例会合を開き、東京電力が再稼働に向けて申請した柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の審査について、東電が福島第一原発事故への対応を最優先にした上で、東電に原子力事業者として技術的能力があるかどうかをチェックしながら進める方針を決めた。

 田中俊一委員長は「第一原発の汚染水問題は喫緊の課題。廃炉作業がおろそかになってはいけない。極めて特殊な事情がある」と強調。会合後の記者会見で、第一原発で今後さらに重大なトラブルがあった場合、審査を保留することもあり得るとの考えを示した。(中略)

 中村佳代子委員は「汚染水問題で東電の話を聞いている限り、放射性物質を扱うノウハウや知識を持っているとは到底思えない。審査の申請を出したことに驚きを感じざるを得ない」と不信感を示した。(後略)(10月3日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆東電は地下水の危険を原発建設時から知っていた

  これが「動かぬ証拠」だ

 

 東京五輪招致における安倍首相のコントロール発言で、東京電力福島第一原発の汚染水問題がますますクローズアップされている。(中略)

 すでに福島第一原発では事故後間もなく、政府は汚染水対策に直面し、遮水壁が欠かせないことを認識していたという。にもかかわらず、今にいたるまでそれが建設されず、先頃、ようやく国費を投じて凍土壁の建設が決定した。

 仮にこのときしっかりした遮水壁ができていれば、少なくとも今のような汚染水のダダ漏れ状態はなかったはずだ。(中略)

 だが、事故当時の東電側はこの地下水の存在を無視し、対策を講じる必要はないとしてきた。そこを見逃さなかったのが、事故当初、首相補佐官に就任した馬淵だった。(中略)

 「福島第一原発の1号機から4号機まで1971年からの情報をすべて洗い出してみたら、建屋に地下水が入り込んで、止水工事を繰り返してやっている。これは動かぬ証拠ですよね」

 馬淵は東電側に地下水の問題をしぶしぶ認めさせた。(中略)

しかし、ここで思わぬ横やりが入る。(中略)

  ―安倍首相がプレゼンした凍土による汚染水対策は不適切だ―

  馬淵澄夫・元首相が断言

 (前略)「凍土方式」はそもそも永久構造物ではなく、地下水流出を抑えて工事をしやすくするために一時的に設置するものです。地下鉄工事などでは、凍土方式でトンネルを掘削しやすくなる効果はある。だが、長期間にわたって汚染水を封じ込めるという全く違う目的で使うのは理解できない(中略)」

  ―東電の巻き返しで立ち消えになった―

  (前略)

  2011年6月11日、この地下遮水壁の境界を確定する仕事を吉田所長と2人でやりました。(中略)

  吉田所長を説得して、地下遮水壁を進めようということになりました。

  ところが、6月14日に記者発表をする段階で「(地下遮水壁工事で)新たに1000億円の債務が発生すると、株主総会に影響を与えるから待ってくれ」」と言われた。そして6月27日に私が首相補佐官を辞めた後、東電が巻き返して、馬淵案は立ち消えになってしまったのです。(後略)(週刊現代1012日号より抜粋)

 

 

┏┓

┗■4.テント日誌9月29日(日)経産省前テントひろば750日目

 |      秋晴れのさわやかな一日

 └──── (I.K)

 

 秋晴れのさわやかな日でした。10時ごろからリックを背負ったデモスタイルの人がたくさん官邸前方向に歩いて行くので、何かの集会があるのかな?と思って信号待ちの女性に聞いてみたら「東京神社めぐりウォーキング」だとかテントを興味深そうに見ていた数人の人にテントのチラシをお渡しした。なかには暖かいまなざしで見ていく人たちも居たが、ほとんど黙々と通り過ぎて行った。

 すると突然議論を仕掛けてきた男性が居て、日本は高い石油や資源を買わされて、今節電を強制されている。原発を動かさなければ色々値上げされ、経済は成り立たなくなると言う。福島の原発事故は東電のチョンボで人災だとも原発の危険なこと高レベル放射性廃棄物の処理も出来ないことをゆっくり話したかったのに、自分の言いたいことだけ言ってウォーキングに戻って行った。

 先週はサイクリング、今日はウォーキング色んなイベントがあるのですね。ネットで調べたら今日の神社めぐりは4コース8キロから27キロまで、テント前を通ったのは日枝神社を含むコースの方達らしい。

 その後自転車で通りがかった人は言う原発は怖いけれど、もっと怖いのは今の権力のやり方だ。われわれが知らないうちにどんどんことが進んで戦前のようになりそうだと…色々鬱積したものをお持ちのようで正清さんと長いこと話して帰られた。そうですね。怖いのは何も考えないこと、声を出さないことではないでしょうか?

 昼近く犬を連れていつも来てくださる方が手製のナスのおやきを差し入れて下さった。涼しくなったのでワンちゃんも居心地良さそうでした。

 2時から月一回の川柳句会が第2テントでありました。今日のお題は「海」と「食べる」前回の句会に始めて参加、私の句が2つ秀句に選ばれたので気を良くしてまた参加しました。今回お題の海は一生懸命考えたつもりなのにボツ「食べる」では“食べたいな、マツタケ、秋刀魚、栗ご飯”と本心を打ち明けただけなのに秀句に選ばれました。お題は原発に関係ないようなのに皆さん原発に絡んだ句を出していたのが驚きでした。詳しくは「原発いらない女たちのひろば」に近いうちアップされますのでご覧下さい。

 最後に乱鬼龍さんの講評があり上達法などを伺いました。上達法は良い句をたくさん読むこと、作ってから「七転舌倒」することだとか、舌倒とは何度も読み直すことらしい。勉強になりました。次回も頑張って挑戦しよう!

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