NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1951】
2013年9月4日(水)その2 地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.9/25(水)「東京湾に浮かぶ2つの原子炉の危険」
「原子力空母配備撤回を求める9・25神奈川集会」
米原子力空母ジョージ・ワシントンNO・集会とデモ
★2.テレビ朝日「避難・除染政策はどうなっている?」の内容紹介
3人の方が語っています-吉田邦博さんは9月10日(火)に「スペースたんぽぽ」で講演されます
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞・雑誌より2つ
◆汚染水、急場の国費 政権、ようやく危機感 首相「世界中が注視している」
責任、あいまいなまま 「東電、破綻処理するべきだ」 河野太郎
(9月4日朝日新聞朝刊から抜粋)
◆汚染水漏れ、点検ずさん 1日2回、タンク1基あたり15秒
(9月2日朝日新聞朝刊から抜粋)
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※9/6(金) 第71回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:9月6日(金)18:00から20:00 第71回首相官邸前抗議行動
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。16:40頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:20官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テント
ヨコでまとめの集会(短時間)。
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┗■1.9/25(水)「東京湾に浮かぶ2つの原子炉の危険」
| 「原子力空母配備撤回を求める9・25神奈川集会」
| 米原子力空母ジョージ・ワシントンNO・集会とデモ
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日時:9月25日(水)18:00集会開会 18:50デモ出発
会場:横須賀ヴェルニー公園(京急線汐入駅下車)
主催:平和フォーラム・神奈川平和運動センター・三浦半島地区労
共催:全国基地ネット、平和センター関東ブロック
※たんぽぽ舎も参加します。
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┗■2.テレビ朝日「避難・除染政策はどうなっている?」の内容紹介
| 3人の方が語っています-吉田邦博さんは9月10日(火)に
| 「スペースたんぽぽ」で講演されます
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
8月29日朝8時からのテレビ朝日の番組、そもそも総研;原発問題「避難・除染政策はどうなっている?」を見た方からメールがたくさん来ました。
私は仕事で見れませんでしたが、親切なかたが「ふくしま集団疎開の会」のMLにユーチューブのURLを流してくれましたので、夜それを見ました。
○ 始めに登場した浪江町長の馬場有さん曰く、「若い人たちは浪江町に帰らずに新しい生活を始めようとしている。しかし国は戻そう戻そうとしている。原発事故をなかったことにしようとしている。役人は現実を無視している。」
○ 次にインタビュー受けて登場したのは、南相馬市の住民で安心安全プロジェクト代表の吉田邦博さん、「除染の効果を確かめるために除染活動をやってきた。しかし、効果がない場所が多いことが分かった。瓦のコンクリートは高圧水かけてこすっても放射能は離れない。拡散した放射能が風に乗って飛んできて洗濯物を汚染する。実際にやってみて、効果ある除染は不可能とわかった。除染は住民が県外に出て行かないように、国が魔法をかけているようなものだ。こんなことにカネかけるなら、子供の避難に使うべきだ。放射能は子供だけに影響あるわけではないが、子供には事故の責任がないのだから」
○ 3番目に登場した、北海道がんセンターの西尾正道医師は「20mSv/年以下なら住める、というのはとんでもない。5mSv以上で明らかに癌による死亡率がふえるという学術論文はいくつも出ている。そうした論文に対しICRPは全く反論してない。ICRPは実は科学的根拠を何も持っていない。政府は神学論争をやめて、せめてチェルノブイリ基準を適用すべきだ、つまり5mSv以上は強制避難、1-5mSvは移住の権利にすべきだ」
番組のキャスターたちも3人の発言者の意見に同意していました。
YoutubeのURLは下にあります。どうぞご覧ください。
<http://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=Nzm5ocHh418&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DNzm5ocHh418%26feature%3Dyoutu.be>&v=Nzm5ocHh418&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DNzm5ocHh418%26feature%3Dyoutu.be
☆2番目に登場した吉田邦博さんは9月10日(火)19時に「スペースたんぽぽ」でおこなわれる学習会の講師です。
吉田邦博さんは、除染以外にも、放射能測定、保養避難支援、疎開裁判支援(原告側証拠としてデータ提供)などを行うほか、昨年11月に訪日した国連特別報告者アナンド・グローバーさんの案内者として3日間付き添いました。郡山市のモニタリングポスト、伊達市小国町小学校近くの高線量地域、相馬市、南相馬市の現状を見てもらい、資料を提供して子供たちを助けてほしいと訴えました。
皆さま、学習会に参加されてもっと詳しい彼の話を聞いてください。
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┗■3.新聞・雑誌より2つ
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◆汚染水、急場の国費 政権、ようやく危機感 首相「世界中が注視している」
責任、あいまいなまま 「東電、破綻処理するべきだ」 河野太郎
「東電はもともと発電所の安定運転が専門で、事故が起きたときに緊急対応する能力はない。政府主導で(事故処理の)専門組織を作るのは当然だ」
東芝で原子炉格納容器を設計していた技術者の後藤政志氏は3日、福島市内の講演で東電の当事者能力をこう切り捨てた。
原発事故の後始末をめぐっては、被害者の賠償が国の支援の中心だった。民主党政権は2011年、東電に5兆円を上限に資金を貸し、何十年もかけて返させる仕組みをつくった。一方、汚染水を含む福島第一原発の廃炉作業は「事故を起こした東電が責任を負う」という原則を貫いてきた。
ところが、地下貯水槽の水漏れ、汚染水の海洋流出、地上タンクからの水漏れと、東電が責任を持つ作業現場では、トラブルが続発した。連日大量に発生する汚染水をあふれさせないため、貯蔵タンクなどの設備を急ごしらえで整備せざるを得なかった事情が大きい。汚染水漏れを防ぐなどのリスク管理の徹底が「二の次」になったと見る関係者も少なくない。(中略)
自民党の河野太郎副幹事長は2日、超党派議員でつくる「原発ゼロの会」で、こう言い切った。「国費投入の前に東電を破綻(はたん)処理して、株主や金融機関の責任を取らせるべきだ」
470億円を投入、その実効性は 凍土壁、技術不確か/タンク交換に費用出さず
今回発表した対策で、政府は、実現が不確かな技術開発に国費を投入する一方、すぐに取り組まなければならない事態への対応には踏み込まなかった。
国が抜本対策として費用を出すのは、1~4号機周辺の土壌を長さ約1400メートルにわたって凍らせて取り囲む凍土方式の遮水壁。建屋に流れ込む地下水を止めて、汚染水の増加を抑える考え。(中略)
ほかには、高濃度汚染水から放射性物質を取り除く新しい浄化処理設備の開発にも出す。すでに62種類を取り除く「ALPS」があるが、そのALPSは試験運転でタンクで腐食が見つかり停止したまま。現行の装置すら満足に稼働できていない。
一方、300トンの汚染水漏れが見つかった、ボルトで締めるフランジ型のタンクへの対応について、国は費用を負担しない。漏れにくいとされる溶接型のタンクに入れ替える方針や見回りの強化を示しただけだ。
3日に開かれた記者会見で報道陣から「喫緊の問題にカネを出さないのはなぜか」と問われたエネ庁の担当者は「今後、検討したい」と述べるにとどまった。(9月4日朝日新聞朝刊から抜粋)
◆汚染水漏れ、点検ずさん 1日2回、タンク1基あたり15秒 福島第一原発
見回りを少し強めたとたん、新たな汚染水の漏れが見つかった。東京電力福島第一原発の汚染水漏れ事故は、相次ぐトラブルに手が回らない状態だ。地元の首長たちからは「避難している住民の心が折れる」との声が上がった。
東電によると、約千基あるタンクの見回りは、作業員が2人組で午前と午後の1日2回、それぞれ2時間ほどかけて行ってきた。現場で2人は別行動するといい、それぞれ500基ずつ見るとすると、単純計算で1基15秒ほどしかかけていないことになる。(中略)
8月26日には見回りの強化を発表。東電原子力・立地本部の尾野昌之本部長代理は「パトロールのやり方に不備があった」と認めた。9月2日から、これまで10人程度だった担当者を増やし約60人態勢にする。
今後の見回りは1日4回。うち2回はタンクの周りを1周して放射線量を測る。夜間も見回り、水たまりを見つけた場合もその場所の放射線量を調べる。点検を強化することで、これまで見逃してきた漏れや、漏れの兆候が次々と見つかる可能性がある。
8月31日にはタンク底部の表面で最大毎時1800ミリシーベルトを検出。だが、ほとんどが透過力の弱いベータ線なので、比較的容易に防護できる。
配管の継ぎ目も弱点
タンク間を結ぶ配管の継ぎ目からも漏れが見つかったことは、汚染水管理の難しさを改めて示した。漏れにくいとされた溶接型タンクなどでも安心できない。
高濃度の汚染水をためるタンクは、汚染水の出し入れをするため、配管でつながっている。継ぎ目は、パッキンを挟みボルトで締め込まれている。この構造は溶接型でも、ボルトで鋼板を締め込んでつくるフランジ型でも共通だ。
H5エリアのタンク群で1日に見つかったのは90秒に1滴ほどだが、床の表面は毎時約230ミリシーベルトと高線量。継ぎ目の「弱さ」を改めて示した。
(中略)
被災地「心折られる」
タンクから漏れ広がる汚染水が住民たちの帰還意欲をそいでいく―。福島第一原発に近く、住民すべてが避難している地元の町長らは1日、そんな焦りと不満をあらわにした。
「戻ろうという町民の心はどんどん折られている」。浪江町の馬場有町長はそう憤った。伊沢史朗・双葉町長も「住民の『戻りたい』という気持ちをどんどんなえさせる」。
町長らは、汚染水問題で後手に回る国の対策にも注文を付けた。
馬場町長は、原子力工学や土木関係の専門家の知を結集し、現状や問題点を検証する必要があると考える。「今の対策は場当たり的だ。『急がば回れ』で、冷静になって根本策を練った方がいい」。伊沢町長も「日本だけでは対応できない。全世界の英知を集めて取り組んでほしい」。
大熊町の渡辺利綱町長も「深刻な事態だ。帰還の前提になる、事故の収束へ進んでいるというメッセージを発せられる取り組みがなければ」と、体面にとらわれない対策を求めた。(9月2日朝日新聞朝刊から抜粋)