NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1949】
2013年9月3日(火)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.東電汚染水問題について
地下水バイパス計画-はじまる前から破綻-トリチウムが検出された
タンクの汚染水が地下水に混入か-タンクの漏洩、次々に見つかる
早急に対策を取らねば海への流出が大規模に起きてしまう
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.8/30金曜官邸前抗議行動(70回)に参加して
小出裕章さんの参加とトーク、男性のプラカード
斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/10(火)いま福島で何が起きているか?(動植物の異変など)
お話:吉田邦博さん(安心・安全プロジェクト代表)
会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
◆9月14日(土)から1週間「福島映像祭」ポレポレ中野
主催:特定非営利活動法人 OurPlanetTV
★4.新聞・雑誌より4つ
◆汚染水漏れは「犯罪」 東電を告発へ ずさん管理追及 福島原発告訴団
(9月3日東京新聞より抜粋)
◆福島第1タンクから高線量 4カ所で70~1800ミリシーベルト
「漏えいの心配あった」急造設備に作業員証言
(9月2日茨城新聞より抜粋)
◆大飯原発3号機きょう定検入り 関電4号機15日、稼働ゼロへ
(9月2日茨城新聞より抜粋)
◆遮水壁、国が建設費 福島第一汚染水 320億円負担へ
プラスALPS改良費150億円の計470億円 (9月3日朝日新聞より抜粋)
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※9月4日(水)学習会にご参加を!
第2回地震・津波講座『地震の基本、規制委員会』映像と資料で問題点を検証する
日 時:9月4日(水)19時より
お 話:今井孝司さん(地震がよくわかる会)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
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┗■1.東電汚染水問題について
| 地下水バイパス計画-はじまる前から破綻-トリチウムが検出された
| タンクの汚染水が地下水に混入か-タンクの漏洩、次々に見つかる
| 早急に対策を取らねば海への流出が大規模に起きてしまう
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 8月31日、東電が明らかにしたところでは、バイパス井戸から汲み上げられた地下水から900ベクレル/リットルのトリチウムが検出されたという。
さらに全部で12本の井戸のうち、半分の6本で以前よりも高いトリチウムを検出した。
8月27日に東電交渉において私たちが指摘をした「地下水バイパス計画の破綻」は、予想よりも早く起きてしまったようだ。
○ 7月から問題になっていた汚染水貯蔵タンクの漏水。
問題の「5番タンク」のある場所は、地下水バイパス用に東電が掘った井戸12本のうち最も南側の井戸からわずか直線で130mしか離れていない。
7月、最初に汚染水の漏洩が疑われた際に、巡回サーベイを行っていた作業員は「漏れた量は120リットルほど」と報告している。これは、表面線量100mSvにもなる汚染水の漏出跡の面積から推定したものだろう。
ところがその後に東電がタンクの水位を測定したところ、3mもの低下を確認、その量を300トンと修正した。
しかし現場を確認に行っている作業員は、そんな大量の汚染水を見ていない。
また、地上の排水溝を通って海に流れた形跡も見つかっていない。では300トンの汚染水は一体何処に行ったのか。
誰もが想像付くとおり、タンクの真下から漏洩し、そのままコンクリートスラブのき裂などから真下の土壌にしみこんでいったと考えるのが自然だ。
東京新聞にはタンクの底を繋いでいるボルトから漏水していると考えられると東電が推定していることを報じている。
○ タンクが林立している地盤は、重量構造物が立てられるような岩盤ではない。建設時には原子炉建屋などを掘削して生じた土を捨てたり、コンクリートを混ぜる施設を作っていた場所で、その後も林だったり資材置き場だったりグラウンドだったり、およそ重量構造物を作れないから、そういう用途にしていた場所だ。そこに1000トンにもなるタンクを何十基も作った。そのうえ敷地はしょっちゅう震度4程度の揺れに襲われる。年に一度は震度5強の揺れも襲ってくる。これがタンクの床を相当痛めたのだろう。
一端汚染水を入れてしまうと、補修はできない。作ってせいぜい1~2年しか持たないとして、新しいものに順次移していれば、ここまでの事態にはならなかっただろう。
一端地中にしみこんだ汚染水は、回収は不可能だ。その汚染水漏洩場所の下流にバイパス井戸がある。
○ タンクの漏洩は、次々に見つかっている。最初の1基から一月後の今、少なくても4基のタンク付近からの漏洩が見つかり、最大で毎時1800mSvの放射線(ベータ線)を検出した。
これは、タンクそのもの、接続配管、いろいろなところからの漏洩が同時多発的に起き始めていることを意味し、早急に対策を取らなければ海への流出が大規模に起きてしまうことを意味している。
何としても、大量の汚染水漏洩を止めなければならない。
東電は全ての資金と人員を投じて対策をすべきだし、国もいっしょに汚染水流出阻止に全力を挙げる必要がある。
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┗■2.8/30金曜官邸前抗議行動(70回)に参加して
| 小出裕章さんの参加とトーク、男性のプラカード
└──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
○ この日はテント広場の青空放送で京都大学の小出裕章さんが話された。高濃度放射能汚染水の漏れは既に3.11フクシマ事故の後に報道されたが、それ以降今回まで東京電力はまともに対策せず、マスコミは言及しなかった、と指摘。「東電、情報はせき止め、放射能はダダ流し」である。
その後、小出さんは官邸前抗議行動に参加され、国会前とファミリーエリアでスピーチをされた。缶ビールを片手にドラム隊と一緒に官邸前、財務省上、国会議事堂前、ファミリーエリアと順に回り、各エリアでスピーチに耳を傾け一緒にシュプレヒコールを上げ、打楽器を奏でるなどリラックスされているようだった。
国会前で小出さんは、公害Gメンとして公害問題と闘ってこられた田尻宗明さんのことを話された。「『燃えて燃えてやり遂げる気持ちがなければ何もなりたたない。運動と言うのは数ではない。一人です、二人です、三人です』という言葉を残して、田尻さんは各地の住民を激励し、何人も仲間ができ、私もその中に入りたいと思い原子力の中で闘い続けてきました。皆さんも自分一人でもいいと思ってここに来られたのでしょう。こんなにたくさんいてくださることを嬉しく思います。原発を廃絶させるまで闘いたいと思います。」
○ 官邸前では「去年の夏に告ぐ!あの時のあなた方の美しいうねりは一体何処に消えたの・・・再び共に廃炉の声を上げよう!」というプラカードを掲げた男性がいた。
フクシマ原発震災は収束どころか悪化の一途をたどり、事故原因の検証もされなければ被害者の補償もされない。
国民の声を無視して原発の再稼働をもくろみ輸出しようとする。東電の責任は一切問わずに、税金を投入して高濃度放射能汚染水を止め、廃炉費用として電気料金に上乗せする。
半沢直樹に倣って、やられたら倍返しにして反撃したいところだ。