NUCLEAIRE
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
┏┓
┗■2.NHK BS1の番組「WISDOM」激論TPP世界はどう見る
| 感想:「アメリカ大企業の利益が減っているので世界中に強行に
| “自由化”を無理強いしているのがTPP」
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
○ アメリカの大学教授はアメリカ大企業の利益の代弁者。理由抜きに貿易自由
化は多くの人の利益になるなどという。日本は1%の農業にこだわるべきでない。
99%の利益を考えろなどと偽一般論を言っているだけ。この1%というのもGD
Pを言っていると思うが他の観点はない。農業人口とか農村人口、農村経済は1
%ではない。ISDS条項のひどい例にたいし、国民の健康に関することは例外
にすべきなどと、ISDS条項そのものは守りたいだけの取り繕いをいった。こ
れは伊藤元重東大教授も同じ意見だった。
○ オーストラリアの市民団体代表は ISDSの実例(実害)を述べた。
日本の農業の関税は風前のともしび、どこの国も認めない。オーストラリアとニ
ュージーランドは特に認めない。
鈴木宣弘東大農学部教授はTPP反対の第一人者らしく、淡々とTPPの害を
のべた。(中略)
どこに投資してもかつてのように利益が出ない世界的資本主義の段階をアメリ
カはTPPのような政治力で突破しようとしているが、これだけ多くの市民をワ
ーキングプアにしてもまだ利益率が低いというのは、資本の奴隷だ。この資本の
奴隷がアメリカの政治家だけでなく、伊藤元重も同じとわかった。市民の視点は
どこにもない、あるのは投資した資本をいかに守るか(増やすか)という観点の
み、これが経済学者?!
○ リーマンショック以来、アメリカ大企業の利益が上がらないのを、何とかし
ようと他国の主権を侵害して、他国の国民をアメリカ国民のように貧乏にして、
資本の利益率を増やそうとするのがTPPです。
○TPPについては、金子勝教授の学習会が
9月5日(木)「スペースたんぽぽ」で開催(予約優先)されます。
19時から(参加費800円)上記のNHK番組よりずっとおもしろいと思います。
┏┓
┗■3.テント日誌9月1日(日)経産省前テントひろば722日目
| 9/1「さようなら原発講演会」英知の集まりのお話を紹介
| 関東大震災から90年
└──── (I.K)、(K.M)
○ 今日は関東大震災から90年目、町会の防災訓練のアナウンスを背中にテント
へ向かった。
猛暑がぶり返しでじっとしていても汗が噴き出すほどですが、空には秋の兆し
が見えてきました。天高く・・・何とやらの感じ、飛行機やヘリコプターがくっ
きり見えます。ミンミン蝉の声も少なくなり、日曜日は車も少ないので午前中の
テントは静かでした。
午後から日比谷公会堂で1000万人署名の講演会があったのでそちらに参加する
前にと、愛知、長野などから来た方たちが寄って下さいました。
別の用事でいらした函館YWCAの方は大間原発反対運動のことなどを話して帰
られました。
午後になって毎週座ってくださるTさん、Mさんと愛犬がテントは初めてと言
う友達を連れていらして、第2テントの二人の女性と一緒になって原発のこと、
教育問題などの話で盛り上がっていました。
その後、色々な飲み物、紙コップまで抱えて訪れた若い男性、何とテント裁判で
被告にされたMさんの息子さんでした。やはりテントは初めてとのこと、お父様
の説明を熱心に聞いて暫く座って行って下さった。頼もしいですね。
○ 4時前、Tさんが講演会の後、反原連官邸前行動に参加する方のための給水
準備をする。どの位の方が寄ってくださるか予想がつかなかったが、思ったより
たくさんの方が来て下さったので、大わらわでした。私は9・11と12のチラシ配
りを!
講演会には2000人以上の方が参加したそうで良かったですね。
天気予報では夕方雷雨とのこと、4時ごろ官邸方面に黒い雲が現れたのでひやひ
やしていましたが、風に吹き飛ばされたらしくホットしました。
今日はテント初めての方たちが大勢来て下さって嬉しかったです。(I.K)
○9.1さようなら原発講演会に2200人が集い、心を新たにして反原発運動へ!
9月1日、9.1さようなら原発講演会(つながろうフクシマ!くりかえすな
原発震災)は2200人を超える参加者が日比谷公会堂を一杯にして、新たな反原発
・脱原発に向かって一歩進む決意をした。「自分たちは次世代を生き延びさせて
いく世界を持ち続けなくてはいけない」(大江健三郎)と。
以下の興味深いお話とともに、ジンタらムータが懺悔の歌、不屈の民、相馬盆
歌など素晴らしい演奏で盛り上げ、ザ・ニュースペーパーで安倍と小泉が登場し
て爆笑の渦を巻き起こし、女優木内みどりさんが心のこもった司会で聴衆を一体
にした。反原発の行動が新たに一歩踏み出すことになる素晴らしい講演会だった。
以下は、英知の集まりのお話のつまみ食い(文責は私)。
○ 鎌田慧さん:90年前の関東大震災では戒厳令がしかれ、大杉栄、伊藤野枝
らが殺され、約6千人が虐殺された。反・脱原発運動は人々が仲良く暮らそうと
いう命を守る運動。海が汚染されているのに、原発を再稼働し海外に輸出しよう
とする安倍政権はめちゃくちゃ。憲法も重要な問題。
○ 佐藤和良さん(いわき市議):15万人を超える人々がふるさとを追われた、
仮設住宅に住む多くの人が抑鬱状態、1400人を超える関連死。高濃度汚染水問題
は、太平洋に汚染水を流すための出来レースで、IAEAなど原子力マフィアが
海洋投棄を認めようとしているのではないか。私達被害者はあきらめない。
○ 大江健三郎さん:いとうせいこうの「想像ラジオ」から入って井上ひさし・
加藤周一との興味深い逸話を紹介、満場が大笑いした。エセンシエル(本質的)
に大切なモラル(人間の倫理性)は、「次の世界に生きていく世界を残すこと」。
ドイツは、脱原発を批判されたが、昨年一年間に世界で最も多く電力を輸出した
のはドイツ。
○ 小出裕章さん:事故は収束していない、これから何か月も続く。放射性物質
の放出は、セシウム137換算で、広島原爆の168個分。年間20mSvなんて日本
は「法治国家」か?
浅沼稲次郎の日比谷公会堂での死。憲法前文は崇高。
誰も一度しか生きられない、歴史と事実をしっかり掴もう。
○ 澤地久枝さん:あと2日寝ると83歳、2歳になる子どもと対話。
日本の政治は棄民を繰り返してきた。シリア問題は武力介入したら紛糾する。
誰も福島原発事故の責任をとらない、この事態を招いた人に訴訟を起こすのはどうか?
子供たちの命を守るために脱原発を。
○ 内橋克人さん:一昨年の9月19日には福島からバスで子供たちを連れた沢
山のお母さんが、「東北の鬼」になる、毎日が怒りだと話した。福島の悲劇に学
ばない政治家は国会にいらない。民意に反する原発輸出トップセールスは許され
ない。新しい安全神話が作られようとしている。心を同じにしていきたい。
○ 落合恵子さん:追いつめられた状態だ。汚染水問題は参議院選挙が終わった
直後に発表された。福島原発事故は何一つ過去になっていない、こんな状態で死
ぬのはいやだ、落とし前をつけてやろう。東京オリンピック招致の費用を福島に。
外に出て、全く考えが違う人、「安全神話」に生きる人にノックしよう。(K.M)