NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1273】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その258 ◆
4つの情報をお知らせします(12月5日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1.東電株主代表訴訟に支持とご支援を!
★2.<テント日誌 12/4(日)>
小春日和のよい文化的午後を堪能
―― 経産省前テントひろば 85日目 ――
★3.メルマガ読者から
12月3日 福井県敦賀市もんじゅ廃炉へ集会参加報告
★4.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
福島の子供たちを研究材料にしないでください
子供の食べ物はゼロベクレルに
福島事故の後でも原発を稼働、
海外に輸出する日本政府は狂気の沙汰
竹野内真理、低線量被曝者の会共同代表、翻訳者
★1.東電株主代表訴訟に支持とご支援を!
山崎 久隆 たんぽぽ舎・劣化ウラン研究会
脱原発・東電株主運動は1989年東電福島第2原発3号機で起きた再循環
ポンプ破壊事故を契機に脱原発を求める市民によって1990年に始まりまし
た。
1991年度から脱原発を求めて東電に様々な提案、申し入れを行ったり、
株主総会では「株主提案議案」を提出してきました。
今年度の株主提案議案は会社の定款を一部変更して以下の章を新設するとして
第7章 原子力発電からの撤退
第41条 古い原子力発電から順に停止・廃炉とする
第42条 我が社は、原子力発電所の新設・増設は行わない
というものです。
総会で、議長の勝俣東電会長は、「事前に大口株主から委任状をいただいている」との理由で、賛否の数も数えず否決してしまいました。
11月14日、脱原発・東電株主運動を中心とした42人は脱原発弁護団全
国連絡会の23人の弁護士を代理人として、東京電力の監査役全員に東電の現
および歴代の取締役60名に対して経営責任を求めて、会社に5兆5045億
円(この額は政府の経営・財務調査委員会報告書にあるものです)の損害を支
払えと「損害賠償請求訴訟」を提起するよう「提訴請求書」を送りました。
理由の一つとして、東電社内で2008年に津波は最高15.7mにも及ぶ
との試算があったことや貞観地震のことも考慮すべしなどの警告を無視して何
ら対策を講じなかったことを挙げています。
そして、会社に支払われた賠償金は全額被災者への弁償に使うことも要求し
ました。私たちはそれが人道的に考えても当然のことと考えています。
監査役は、今後60日以内に取締役に損害賠償請求を提訴するかどうかを決め
なければなりません。もし、60日以内に提訴しなかった場合、私たち株主が
監査役に代わって提訴します。
訴訟になった場合(99%訴訟になると思われますが)は、長期間になるこ
とが予想され、証人喚問など経費もかかりますのでカンパをお寄せいただけれ
ば嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ブログは準備中ですので、是非ご注目ください。
カンパの振込は下記までお願いいたします。
郵便局口座:口座番号 00140-3-633169 「東電株主代表訴訟の会」
銀行口座:三菱東京UFJ 銀行 多摩センター支店
(普通)0229479「東電株主代表訴訟」
★2.<テント日誌 12/4(日)>
小春日和のよい文化的午後を堪能
―― 経産省前テントひろば 85日目 ――
12月4日(日)晴れ 久し振りの青空である。未来を孕む女たちのとつき
とおかのテント村行動が始まって初めての日射しが暖かい。
第2テントに棚を新設。江田さん、孤軍奮闘、1時からのミュージシャンの
ためのセッティング班が外で待機し始めて、おおわらわで完成。
結局2時より、情況出版川音さん(沖縄文化講座の担当者)の司会で、千歳
烏山・つぼの専属ミュージシャン・ユーさんのギター弾き語りとお仲間のジャ
ンベで二時間、晴れ渡った霞が関2丁目の交差点に、心のこもった音楽が響き
渡った。
ジャンルは、ワールド・ミュージックとオリジナルで、反核など鋭い文明批
判を温かい音楽で包んでくれた。泡盛、おにぎりを提供してくれ、売り上げ
は、テントへのカンパとなった。いやー、まいうー!
第二部は、ディスクジョッカーの伊達まさやすさんのプロテスト・ミュージ
ックの音つきガイド。大メディアにはでない、批判精神に満ちた現代音楽と解
説を聞かせてくれた。この日、福島第一のストロンチウムの海洋汚染が伝えら
れ、公害を歌う歌手の紹介など素晴らしいDJだった。官憲の干渉の気配もな
く、40人ばかり、小春日和のよい文化的午後を堪能した。
再稼働反対12・11デモのご案内。東電はじめ在京の電力会社を巡回告発
するデモ。午後1時日比谷公園中幸門(日比谷図書館裏)に集合、2時デモス
タート。プラカード・鳴物意欲、創意大歓迎! 翌、12日、同じ主題で、弁
護士会館にて集会。経産省要請・院内集会を予定。くわしくは、決まり次第お
知らせします。
ウィキペディアにて、OCCUPY TENT世界951都市、82か国のデータに、東京の
テントとして、経産省前テント広場が登録されています。いまのところ、日本
のテント情報はこれだけのようです。
(Q記)
★3.メルマガ読者から
12月3日 福井県敦賀市もんじゅ廃炉へ集会参加報告
○高速増殖炉 もんじゅは、ウランよりも危険なプルトニウムで、原子力発電
する目的で、1985年に建設されましたが、これまで94年に初臨界しまし
たが、翌年ナトリウム漏洩事故を起こし、2010年まで停止していました。
高速増殖炉は、運転しながウランをプルトニウムに変える原子炉です。この
間、投入された資金は、1兆円にのぼるといわれ、これだけの費用かけても1
ワットも発電していない無用の存在になっています。プルトニウムは、その毒
性において通常のウランによる廃棄物の何倍もの毒性があり、また、核兵器に
も使われる危険なものです。これが、岐阜から、わずか80キロの敦賀半島に
あるのです。
集会は、毎年冷却用のナトリウム事故を起こした12月8日近辺で毎年行わ
れ、全国から仲間がかけつけ、もんじゅ廃炉にむけ、もんじゅの前の白木浜で
参加者1500名のもと集会をしたあと、講演会をへて、敦賀市をパレードし
ました。岐阜・名古屋からは、観光バス2台と電車組で、約80人が参加しま
した。
○この福井県は、地震の空白地帯といわれ、原発銀座と呼ばれるほど、多くの
原子力発電所が設置されていますが、最近、ここに活断層がたくさんあること
が発見され、直下型地震による原発事故が懸念されます。普通の原子炉は冷却
に水を使いますが、もんじゅは、ナトリウムを使います。このナトリウムは、
やっかいで、水に濡れると核爆発を起こす危険があります。(福島は、水素爆
発)。この核爆発が起きると、ようは、チェルノブイリ型事故が起こると、何
十万人もの急性死者やがん患者が発生するといわれています。高速増殖炉は、
世界的にも、廃止となり、日本だけがまだ、開発を続けています。
○プルトニウムは、原爆への転用も可能で、日本は、絶対にこれを保持しては
なりません。民主党の政策仕分けで、もんじゅの予算が見直しをいわれました
が、まだ、廃炉に決まったわけではないです。なんとしても、このもんじゅを
廃炉にしない限り、私たちは、安心して暮らせないのです。みなさんも、どう
か、原発廃止に向け、行動を起こしてください。
一番簡単にできることは、節電です。原子力発電がすべて停止しても、電気
は余っていることは確認されています。ただ。ピーク時はちょっと融通しなけ
ればならない程度です。電気が売れなければ、中電さんも、浜岡を再稼働する
ことはないでしょう。
原子力発電は、冷温停止に何年もかかり、ようは、こわれたときに直すこと
ができない不完全技術です。暴走をとめられになら、核分裂をさせてはなりま
せん。もちろん、火力発電が増えれば、今度はCO2を排出し、地球温暖化になる
ので、節電が一番いい方法です。
来週12月10日はお昼から、岐阜市の金公園から脱原発パレードがありま
す。ぜひ、ご参加ください。
★4.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
[編集部より]
さる11月15日、スペースたんぽぽで行われた講演会「低線量被曝の時代
を生き抜く」に先だってで開かれた「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原
発」記者会見(主催:低線量被曝者の会・場所:千代田区有楽町の日本外国特
派員協会)での各スピーカーの発言骨子(予め用意された発言内容)を数回に
わたって紹介しています。今回はその4回目。
(15日のスペースたんぽぽで行われた講演会のDVDが完成しました。
配布希望の方はメールでお名前、住所を記載した上でお申込み下さい。
領価は1000円です。 )
福島の子供たちを研究材料にしないでください
子供の食べ物はゼロベクレルに
福島事故の後でも原発を稼働、海外に輸出する日本政府は狂気の沙汰
竹野内真理、低線量被曝者の会共同代表、翻訳者
99年に電源喪失事故のシナリオを米国人科学者から聞いてから、以来反原
発の活動をしてきました。特に地震と原発の問題では、2002年にIAEA
にも直訴に行きましたが、その時知り合いの上司であったIAEA職員が、
「この問題はあまりに問題が大きすぎて、誰も手がつけられない。仮に日本で
500万人が死んでもあきらめるしかない。原発を止める唯一つの道は国民全
員が声を上げることだ」と言われました。事故が実際に起きてしまい、無念で
悲しくてなりません。
今日は以下の三つのことを言いたいです。
1.福島やその他の汚染地帯から人々を、特に子供たちを直ちに避難させてほ
しいです。二日前に福島をたずねましたが、そこで行われていた体制側の
学者によるシンポジウムで、福島はもうほとんど安全であるという発言を
聞いて驚きました。同時に彼らは子供たちの線量を測り、健康調査をして
いるのです。なぜ避難をさせてから健康調査を出来ないのでしょうか?福
島の子供たちをモルモットにしようとしているのでしょうか?米国と日本
の政府が、悲しいことに、広島や長崎の被爆者にたいしてやってきたこと
を思えば、その可能性は大いにあります。福島の子供たちをどうか研究材
料にしないでください。私も1歳児の母親として切に訴えます。
2.日本の基準値500ベクレルは高すぎます。この部屋のどこかにゴメリ医
科大学の創設者で元学長であったユーリ・バンダジェフスキーの論文をご
覧になった方はいらっしゃいますでしょうか?彼の研究によれば、セシウ
ムが体内に20Bq/Kgの濃度で取り込まれますと、心臓に異変が起き
やすくなるというのです。そしてICRPのpublication 111(2009)に
あるグラフによると、1日たった10ベクレル、大人はだいたい1日2k
gの食物を摂取しますから、基準値のたった100分の1のレベルであっ
ても、70kgの大人であっても心臓に異変が2年以内に起こる可能性を
示唆しているのです。さらに30kgの子供の場合は、100日以内で
す。ベルラド放射能安全研究所副所長 のウラジーミル・バベンコ 氏が、
子供の食べ物はゼロベクレルにしなければならないという発言が決してお
おげさなものでないことがわかるデータであると思います。同時に汚染が
れきが全国に流通するのは防がなければなりません。特にそれが燃やされ
た時、沸点が641度と低いセシウムは大気中の微粒子となり、容易に人
に吸い込まれ、深刻な内部被ばくを引き起こします。
3.原発は稼働している場合ではないと思います。福島事故の後でも原発を日
本で稼働させ、またさらに海外に輸出しようとしている日本政府の行動は
まったく狂気の沙汰です。現在でも日本国中で地震は発生しており、近い
将来第二の福島原発事故が起こる可能性はおおいにあります。さらに福島
の4号炉は、稼働中でないにも関わらず、爆発しました。したがいまし
て、使用済み燃料プール周りの構造物は耐震設計を強化する必要がありま
す。どうかこれら三つのことを行い、子供たちの命、将来の命そしてみな
さんの命を守ってください。ありがとうございました。
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◆ 地震と原発事故情報 その258 ◆
4つの情報をお知らせします(12月5日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1.東電株主代表訴訟に支持とご支援を!
★2.<テント日誌 12/4(日)>
小春日和のよい文化的午後を堪能
―― 経産省前テントひろば 85日目 ――
★3.メルマガ読者から
12月3日 福井県敦賀市もんじゅ廃炉へ集会参加報告
★4.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
福島の子供たちを研究材料にしないでください
子供の食べ物はゼロベクレルに
福島事故の後でも原発を稼働、
海外に輸出する日本政府は狂気の沙汰
竹野内真理、低線量被曝者の会共同代表、翻訳者
★1.東電株主代表訴訟に支持とご支援を!
山崎 久隆 たんぽぽ舎・劣化ウラン研究会
脱原発・東電株主運動は1989年東電福島第2原発3号機で起きた再循環
ポンプ破壊事故を契機に脱原発を求める市民によって1990年に始まりまし
た。
1991年度から脱原発を求めて東電に様々な提案、申し入れを行ったり、
株主総会では「株主提案議案」を提出してきました。
今年度の株主提案議案は会社の定款を一部変更して以下の章を新設するとして
第7章 原子力発電からの撤退
第41条 古い原子力発電から順に停止・廃炉とする
第42条 我が社は、原子力発電所の新設・増設は行わない
というものです。
総会で、議長の勝俣東電会長は、「事前に大口株主から委任状をいただいている」との理由で、賛否の数も数えず否決してしまいました。
11月14日、脱原発・東電株主運動を中心とした42人は脱原発弁護団全
国連絡会の23人の弁護士を代理人として、東京電力の監査役全員に東電の現
および歴代の取締役60名に対して経営責任を求めて、会社に5兆5045億
円(この額は政府の経営・財務調査委員会報告書にあるものです)の損害を支
払えと「損害賠償請求訴訟」を提起するよう「提訴請求書」を送りました。
理由の一つとして、東電社内で2008年に津波は最高15.7mにも及ぶ
との試算があったことや貞観地震のことも考慮すべしなどの警告を無視して何
ら対策を講じなかったことを挙げています。
そして、会社に支払われた賠償金は全額被災者への弁償に使うことも要求し
ました。私たちはそれが人道的に考えても当然のことと考えています。
監査役は、今後60日以内に取締役に損害賠償請求を提訴するかどうかを決め
なければなりません。もし、60日以内に提訴しなかった場合、私たち株主が
監査役に代わって提訴します。
訴訟になった場合(99%訴訟になると思われますが)は、長期間になるこ
とが予想され、証人喚問など経費もかかりますのでカンパをお寄せいただけれ
ば嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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郵便局口座:口座番号 00140-3-633169 「東電株主代表訴訟の会」
銀行口座:三菱東京UFJ 銀行 多摩センター支店
(普通)0229479「東電株主代表訴訟」
★2.<テント日誌 12/4(日)>
小春日和のよい文化的午後を堪能
―― 経産省前テントひろば 85日目 ――
12月4日(日)晴れ 久し振りの青空である。未来を孕む女たちのとつき
とおかのテント村行動が始まって初めての日射しが暖かい。
第2テントに棚を新設。江田さん、孤軍奮闘、1時からのミュージシャンの
ためのセッティング班が外で待機し始めて、おおわらわで完成。
結局2時より、情況出版川音さん(沖縄文化講座の担当者)の司会で、千歳
烏山・つぼの専属ミュージシャン・ユーさんのギター弾き語りとお仲間のジャ
ンベで二時間、晴れ渡った霞が関2丁目の交差点に、心のこもった音楽が響き
渡った。
ジャンルは、ワールド・ミュージックとオリジナルで、反核など鋭い文明批
判を温かい音楽で包んでくれた。泡盛、おにぎりを提供してくれ、売り上げ
は、テントへのカンパとなった。いやー、まいうー!
第二部は、ディスクジョッカーの伊達まさやすさんのプロテスト・ミュージ
ックの音つきガイド。大メディアにはでない、批判精神に満ちた現代音楽と解
説を聞かせてくれた。この日、福島第一のストロンチウムの海洋汚染が伝えら
れ、公害を歌う歌手の紹介など素晴らしいDJだった。官憲の干渉の気配もな
く、40人ばかり、小春日和のよい文化的午後を堪能した。
再稼働反対12・11デモのご案内。東電はじめ在京の電力会社を巡回告発
するデモ。午後1時日比谷公園中幸門(日比谷図書館裏)に集合、2時デモス
タート。プラカード・鳴物意欲、創意大歓迎! 翌、12日、同じ主題で、弁
護士会館にて集会。経産省要請・院内集会を予定。くわしくは、決まり次第お
知らせします。
ウィキペディアにて、OCCUPY TENT世界951都市、82か国のデータに、東京の
テントとして、経産省前テント広場が登録されています。いまのところ、日本
のテント情報はこれだけのようです。
(Q記)
★3.メルマガ読者から
12月3日 福井県敦賀市もんじゅ廃炉へ集会参加報告
○高速増殖炉 もんじゅは、ウランよりも危険なプルトニウムで、原子力発電
する目的で、1985年に建設されましたが、これまで94年に初臨界しまし
たが、翌年ナトリウム漏洩事故を起こし、2010年まで停止していました。
高速増殖炉は、運転しながウランをプルトニウムに変える原子炉です。この
間、投入された資金は、1兆円にのぼるといわれ、これだけの費用かけても1
ワットも発電していない無用の存在になっています。プルトニウムは、その毒
性において通常のウランによる廃棄物の何倍もの毒性があり、また、核兵器に
も使われる危険なものです。これが、岐阜から、わずか80キロの敦賀半島に
あるのです。
集会は、毎年冷却用のナトリウム事故を起こした12月8日近辺で毎年行わ
れ、全国から仲間がかけつけ、もんじゅ廃炉にむけ、もんじゅの前の白木浜で
参加者1500名のもと集会をしたあと、講演会をへて、敦賀市をパレードし
ました。岐阜・名古屋からは、観光バス2台と電車組で、約80人が参加しま
した。
○この福井県は、地震の空白地帯といわれ、原発銀座と呼ばれるほど、多くの
原子力発電所が設置されていますが、最近、ここに活断層がたくさんあること
が発見され、直下型地震による原発事故が懸念されます。普通の原子炉は冷却
に水を使いますが、もんじゅは、ナトリウムを使います。このナトリウムは、
やっかいで、水に濡れると核爆発を起こす危険があります。(福島は、水素爆
発)。この核爆発が起きると、ようは、チェルノブイリ型事故が起こると、何
十万人もの急性死者やがん患者が発生するといわれています。高速増殖炉は、
世界的にも、廃止となり、日本だけがまだ、開発を続けています。
○プルトニウムは、原爆への転用も可能で、日本は、絶対にこれを保持しては
なりません。民主党の政策仕分けで、もんじゅの予算が見直しをいわれました
が、まだ、廃炉に決まったわけではないです。なんとしても、このもんじゅを
廃炉にしない限り、私たちは、安心して暮らせないのです。みなさんも、どう
か、原発廃止に向け、行動を起こしてください。
一番簡単にできることは、節電です。原子力発電がすべて停止しても、電気
は余っていることは確認されています。ただ。ピーク時はちょっと融通しなけ
ればならない程度です。電気が売れなければ、中電さんも、浜岡を再稼働する
ことはないでしょう。
原子力発電は、冷温停止に何年もかかり、ようは、こわれたときに直すこと
ができない不完全技術です。暴走をとめられになら、核分裂をさせてはなりま
せん。もちろん、火力発電が増えれば、今度はCO2を排出し、地球温暖化になる
ので、節電が一番いい方法です。
来週12月10日はお昼から、岐阜市の金公園から脱原発パレードがありま
す。ぜひ、ご参加ください。
★4.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
[編集部より]
さる11月15日、スペースたんぽぽで行われた講演会「低線量被曝の時代
を生き抜く」に先だってで開かれた「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原
発」記者会見(主催:低線量被曝者の会・場所:千代田区有楽町の日本外国特
派員協会)での各スピーカーの発言骨子(予め用意された発言内容)を数回に
わたって紹介しています。今回はその4回目。
(15日のスペースたんぽぽで行われた講演会のDVDが完成しました。
配布希望の方はメールでお名前、住所を記載した上でお申込み下さい。
領価は1000円です。 )
福島の子供たちを研究材料にしないでください
子供の食べ物はゼロベクレルに
福島事故の後でも原発を稼働、海外に輸出する日本政府は狂気の沙汰
竹野内真理、低線量被曝者の会共同代表、翻訳者
99年に電源喪失事故のシナリオを米国人科学者から聞いてから、以来反原
発の活動をしてきました。特に地震と原発の問題では、2002年にIAEA
にも直訴に行きましたが、その時知り合いの上司であったIAEA職員が、
「この問題はあまりに問題が大きすぎて、誰も手がつけられない。仮に日本で
500万人が死んでもあきらめるしかない。原発を止める唯一つの道は国民全
員が声を上げることだ」と言われました。事故が実際に起きてしまい、無念で
悲しくてなりません。
今日は以下の三つのことを言いたいです。
1.福島やその他の汚染地帯から人々を、特に子供たちを直ちに避難させてほ
しいです。二日前に福島をたずねましたが、そこで行われていた体制側の
学者によるシンポジウムで、福島はもうほとんど安全であるという発言を
聞いて驚きました。同時に彼らは子供たちの線量を測り、健康調査をして
いるのです。なぜ避難をさせてから健康調査を出来ないのでしょうか?福
島の子供たちをモルモットにしようとしているのでしょうか?米国と日本
の政府が、悲しいことに、広島や長崎の被爆者にたいしてやってきたこと
を思えば、その可能性は大いにあります。福島の子供たちをどうか研究材
料にしないでください。私も1歳児の母親として切に訴えます。
2.日本の基準値500ベクレルは高すぎます。この部屋のどこかにゴメリ医
科大学の創設者で元学長であったユーリ・バンダジェフスキーの論文をご
覧になった方はいらっしゃいますでしょうか?彼の研究によれば、セシウ
ムが体内に20Bq/Kgの濃度で取り込まれますと、心臓に異変が起き
やすくなるというのです。そしてICRPのpublication 111(2009)に
あるグラフによると、1日たった10ベクレル、大人はだいたい1日2k
gの食物を摂取しますから、基準値のたった100分の1のレベルであっ
ても、70kgの大人であっても心臓に異変が2年以内に起こる可能性を
示唆しているのです。さらに30kgの子供の場合は、100日以内で
す。ベルラド放射能安全研究所副所長 のウラジーミル・バベンコ 氏が、
子供の食べ物はゼロベクレルにしなければならないという発言が決してお
おげさなものでないことがわかるデータであると思います。同時に汚染が
れきが全国に流通するのは防がなければなりません。特にそれが燃やされ
た時、沸点が641度と低いセシウムは大気中の微粒子となり、容易に人
に吸い込まれ、深刻な内部被ばくを引き起こします。
3.原発は稼働している場合ではないと思います。福島事故の後でも原発を日
本で稼働させ、またさらに海外に輸出しようとしている日本政府の行動は
まったく狂気の沙汰です。現在でも日本国中で地震は発生しており、近い
将来第二の福島原発事故が起こる可能性はおおいにあります。さらに福島
の4号炉は、稼働中でないにも関わらず、爆発しました。したがいまし
て、使用済み燃料プール周りの構造物は耐震設計を強化する必要がありま
す。どうかこれら三つのことを行い、子供たちの命、将来の命そしてみな
さんの命を守ってください。ありがとうございました。
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1272】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その257 ◆
5つの情報をお知らせします(12月4日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1.騙されるな、高速増殖炉は増殖できない
増殖が始まるのに16年かかる
まったく無意味な高速増殖炉
もんじゅ開発の真の理由は核武装準備
★2.もんじゅ「廃炉しかない」
敦賀で反対派全国集会に1300名が参加
★3.<テント日誌 12/3(土)>
放射能から子どもたちを守りたいという母親たちの願い
―― 経産省前テントひろば 84日目 ――
★4.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
「直ちに出た健康被害」
-心がバラバラになって引き起こされた精神的被害
子どもの命を守るのは、政府でないことがはっきりと
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人 佐藤幸子
★5.全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ
全国の原発立地の運動と連帯して電力会社・経産省へ申入れ行動
★1.騙されるな、高速増殖炉は増殖できない
増殖が始まるのに16年かかる
まったく無意味な高速増殖炉
もんじゅ開発の真の理由は核武装準備
以下は12月3日に「2011もんじゅを廃炉へ!全国集会」でたんぽぽ舎
が集会参加者に配布したビラです。
☆申し入れ書☆
騙されるな、高速増殖炉は増殖できない
2011年12月3日 核開発に反対する会 槌田 敦
【増殖が始まるのに16年かかる】
高速増殖炉は、使った燃料より作り出す燃料の方が多いと、これまで宣伝し
てきた。多くの人々はこれを信じて、高速増殖炉研究の意義を認めた。しか
し、まったくのウソだった。
国際核燃料サイクル評価(INFCE)は、1980年、高速増殖炉(10
0万kw、70%稼働)のプルト(Pu)収支を報告していた。(この文では
プルトニウムのことをプルトという。ウラニウムをウランというのと同じであ
る)
このINFCE報告によれば、表1が得られる。ここで、分裂性プルトと
は、質量数が奇数のもので、核分裂するPu239と241のことである。
表1 分裂性プルト(kg)の収支
初期投入 年間投入 年間回収 年間利得
3230 1292 1501 209
この表1によれば、年間209キロ増えるから増殖することになるという。
しかし、運転開始の時に投入したプルトが忘れられている。その量は323
0だから、これを年間の増える量209で割ると、15.4年かかる。つま
り、増殖になるのは、16年目からである。
【まったく無意味な高速増殖炉】
そして、これを続けても2倍に増殖することはできない。得られる量は、投
入した量のせいぜい1.16倍にしかならず、その作業年数は無限年必要とす
る。高速増殖炉計画はまったく無意味なのである。これは数学の間題として面
白いから、計算を試みていただきたい。
さらに、この増殖は再処理工程で、プルトの損失がないことを前提にしてい
る。仮に、プルトの再処理回収効率が90%とすると、年間回収量は1351
となるから増殖になるのに55年かかる。これは、高速増殖炉の寿命を超えて
いる。
そのうえ、現在の技術では、炉心の再処理はできない。その理由は、高速増
殖炉でほ、使用済み燃料の中にある白金族の元素が妨害して使用済み燃料を硝
酸で溶かすことができないからである。
得られるものはブランケットのプルトだけで、その量は、年間238キロで
しかない。年間投入量が1292キロだから、まったくの赤字である。
【もんじゅ開発の真の理由は核武装準備】
それにもかかわらず、増殖というウソを掲げて、文殊菩薩を騙る二セもんじ
ゅを運転し、その使用済みブランケットを再処理しようとしている。その目的
は、ブランケットから得られる純度98%の超兵器級プルトである。それ以外
に説明のしようがない。(238/243=0.98)
昨年12月、文科省に対して、参議院福島みずほ議員より、ニセもんじゅの
プルト収支のデータを請求したところ、拒否の回答があった。増殖しないこと
がばれるのを恐れてのことである。
「増殖信仰」を吹き飛ばすことこそ、今問われている。反対運動の中心に据
えていただきたい。
--------------------------------------------------------------------
U-Pu 高速増殖炉におけるPu収支(100万kw発電炉・70%稼働)
国際核燃料サイクル評価(INFCE)第5作業部会報告書(1980年)p86
--------------------------------------------------------------------
238Pu 239Pu 240Pu 241Pu 242Pu Fissile Total
Pu Pu
--------------------------------------------------------------------
Initial loading(kg)
Core 111. 2706. 1112. 524. 180. 3230. 4633.
Axial blanket 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.
Radial blanket 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.
Total 111. 2706. 1112. 524. 180. 3230. 4633.
Reloading (kg/a)
Core 44. 1083. 445. 209. 72. 1292. 1853.
Axial blanket 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.
Radial blanket 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.
Total 44. 1083. 445. 209. 72. 1292. 1853.
Discharge
Core 41. 1108. 476. 155. 73. 1263. 1853.
Axial blanket 0. 127. 3. 0. 0. 127. 130.
Radial blanket 0. 111. 2. 0. 0. 111. 113.
Total 41. 1346. 481. 155. 73. 1501. 2096.
Netgain
Core -3. 25. 31. -54. 1. -29. 0.
Axial blanket 0. 127. 3. 0. 0. 127. 130.
Radial blanket 0. 111. 2. 0. 0. 111. 113.
Total -3 263. 36. -54. 1. 209 243.
★2.もんじゅ「廃炉しかない」
敦賀で反対派全国集会に1300名が参加
○福島第一原発事故を受け、細野豪志原発事故担当相が、核燃料サイクルの核
を成す高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を検討する考えを
明言する中、廃炉を求める全国集会が三日、地元で行われた。
もんじゅに近い敦賀半島の白木海岸。全国から集まった千三百人が「もんじ
ゅ運転再開はんたーい」と声を張り上げた。
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)や原子力資料情報室などが主催する集会
は、ナトリウム漏れ事故が起きた十六年前の十二月八日に合わせ、毎年開かれ
ている。
○今年の参加者は例年の五割増し。関係者は「個人参加が目立つ」と話す。
愛知県扶桑町から参加した女性(36)は「福島の事故まで、原発のことは
全然知らなかった。知れば知るほど怖くなり、止めなきゃと思った」と話す。
もんじゅは核分裂でプルトニウムを増殖させやすくするため、冷却材に水の
代わりに液体ナトリウムを使う。空気や水に触れると激しい発火や爆発を起こ
す恐れがあり、地震に弱いとされる。
集会で講演した小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は「原発よりはるかに
危険で経済的にも成立しない。実用化のめども立たない」と語った。
高速増殖炉計画は構想から既に半世紀余。もんじゅには一兆円を投じた上、
トラブル続出でほとんど動かなくても年間二百億円以上の維持費がかかる。批
判も受け、細野担当相は来夏をめどに、存廃を決断する考えだ。
○集会に先立ち、主催者らは、再稼働を認めないよう、もんじゅ周辺の自治体
を回った。だが、敦賀市の河瀬一治市長は「運転再開を目指し、しっかりと研
究成果を出す選択肢しか私は持っていない」と断言。財政面でも雇用面でも、
原発に依存し、共存している。
半径二十キロ圏にほぼ全域がおさまる南越前町の川野順万町長は「みな不
安。でも私が賛成か反対を表明すると、利害関係がありすぎて地元はおかしく
なる」と話す。
原水禁の藤本泰成事務局長(56)は「地元が危機感を持っているのは確
か。言いにくい気持ちは理解するが、廃炉に向けて、地元から声を上げてほし
い」と期待した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000035.html
(東京新聞インターネット版より抜粋)
★3.<テント日誌 12/3(土)>
放射能から子どもたちを守りたいという母親たちの願い
―― 経産省前テントひろば 84日目 ――
○午前中は昨日からの雨が続いていた。今日は午後から明大土曜会主催の落語
会があるので気になっていたが午後からは晴れてきた。最近は天気予報もあた
るね、テントに来た人と話した。
落語はテントの中で行われた。明大出身の柳家三壽さん。師匠は宮城県気仙
沼市の出で今回の大震災には心痛めているとのことであった。噺は縁結びの一
席だが、巧みな語り口に一同は笑いも挟んでの楽しいひと時だった。第二回目
を来年の二月に開催するとのことだ。先のことになるが楽しみが増えた。
○週末にはテントの周辺でもいろいろの催しがあるが、また、各地での集会な
どがあってテントから出掛ける人も多い。だから、落語会の終わった後の午後
は比較的閑散としていたが夕方からは人も集まった。テントの中でも、外でも
話が盛り上がっていた。誰からともなくはじまる話しはあちらこちらに飛びな
がら自然に現在という時代の話になって行く。話の渦と流れはなかなか止まら
ないが、時間はあっという間に過ぎて、今日もテントの一日は終わる。
○世田谷区在住のUさんから食べ物と一緒に長い手紙を差し入れて頂いた。コ
ピーしてテント内で回し読みした。「私は東京在住の58才の普通の主婦で
す。ただ、長女を2才9カ月という可愛い盛りに病気で亡くし、<子どもは宝
>、<命の尊さ>を骨身にしみて、深く深く実感したことは私の人生観を大き
な力で支えています。そんな私は今年3月11日の東日本大震災、津波、それ
に続く福島原発の相次ぐ事故を見て、ただちに子どもたちを安全なところに避
難させてと心で叫び、それからは毎日、毎日それを祈り続けています」。これ
は長い手紙の一節であるが、それから何が出来るのと考え行動してきたかが綴
られている。
「歴史とは子ども亡くした母親の歎きである」と喝破したのは小林秀雄であ
るが、それは歴史に参加する力にもなり得る。放射能汚染から子どもたちを守
りたいという母親たちの願いにはこういう支えがあるのだと思える。避難も含
めて放射能汚染から子どもを守ることは火急のことだ。そんなことをあらため
て感じた。
○来週の土曜日と日曜日には大きな集会と行動がある。12月10日には「1
000万人暑名」を展開しているグループ主催の集会が日比谷野音で開かれ
る。12月11日には経産省包囲行動が予定されている。
( 文責 M・O )
★4.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
[編集部より]
さる11月15日、スペースたんぽぽで行われた講演会「低線量被曝の時代
を生き抜く」に先だってで開かれた「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原
発」記者会見(主催:低線量被曝者の会・場所:千代田区有楽町の日本外国特
派員協会)での各スピーカーの発言骨子(予め用意された発言内容)を数回に
わたって紹介しています。今回はその3回目。
(15日のスペースたんぽぽで行われた講演会のDVDが完成しました。
配布希望の方はメールでお名前、住所を記載した上でお申込み下さい。
領価は1000円です。 )
「直ちに出た健康被害」-心がバラバラになって引き起こされた精神的被害
子どもの命を守るのは、政府でないことがはっきりと
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人 佐藤幸子
○私は、30年間自然に添った農業をしながら、子ども5人を育ててきまし
た。チェルノブイリ事故後、石油や、食糧が輸入されなくなっても原発が止ま
っても、生きられるようにと、昔からの知恵や技を自分が受け継ぎ次の世代へ
と繋ぐ生き方をしてきました。その生活を、学びたいという人々が全国から集
まり小さな共同体が出来ていました。
今回の原発事故が、それらの全てを奪いました。大切にしてきた農地は、空
から降り注いだ放射能のせいで、これまで無農薬で作ってきた安全な野菜を、
今年は作ることが出来なくなりました。農民としてこれ程悲しいことはありま
せん。
○3月11日を境に、全ての福島県民の生活は一変してしまいました。地震、
津波、原発事故三重苦のなか、それでも生きていかなければならない苦しさ。
とりわけ、原発による被害は目に見えないだけに、それを受け入れることがで
きない苦しさがあります。去年と何も変わっていない美しい風景の中に確実に
存在する放射能は、そこに住むことができないと判断した人と、そこに住み続
けようと判断した人の間に、大きな溝を作ってしまいました。本来なら、同じ
被害者であるはずの家族が、地域の人々が、思いを共有できないという悲しい
現象、心がバラバラになることによって引き起こされた精神的被害、これが
「直ちに出た健康被害」です。
そして、今後ジワジワと出てくる低線量被曝による被害は、確率が低いから
と何の手だてもしない。それどころか、これまで、100ミリシーベルト以下
のデータが十分にないと言い、そのデータを集めるため福島県民200万人を
モルモットにしようとしているのです。見えないはずの放射能で汚染された福
島が、私には戦場に見えます。それはまさに、愚かにも人間が自然を征服出来
るかのごとく振る舞ってきた人類と、自然を大切にしたいと考えている人類と
の戦いの場です。自然豊かな福島「うつくしま福島」だからこそ、見た目には
何も変わらない、「美しい戦場」となりました。
放射能と、国家権力で子どもの未来を奪ってしまう戦場です。戦場に子ども
は居てはいけないのです。戦場の炎の中にいる子どもたちを置き去りにしては
いけないのです。これまでの、経済優先の考えでは、子どもたちを救えないの
です。子どもたちを救うあらゆる手だてを今すぐ行わなければならないと思い
ます。
○原発事故の恐ろしさは日本中、世界中が感じたはずです。それでも尚、原発
を止めないばかりか、原発を輸出すると言うこの国は、一体何を考えているの
でしょうか。今後、何世代先にも及ぶ影響が出ると言うことをどう考えている
のでしょうか。8ヶ月も炎の中に放って置いた政府に期待はできません。
子どもの命を守るのは、政府でないことがはっきりしました。このままで
は、「未来の子どもたちの命より、目先の経済のほうが大切だと21世紀の大
人たちは判断しました」と、将来にわたり人類が滅びるまで、伝え続けて行か
なければならないことになるのです。子どもの命を守れるのは、国民です。何
が正しくてどうすることが命を守ることになるのか、心の目を見開き一人一人
が自分で判断して行動する必要があります。
「子どもの命を守る」たったこの一つの願いを叶えるために、福島の親たち
は立ち上がりました。全国の人々が福島の子どもたちを守るためにつながりま
した。あらゆる人々がつながり活動を進めなければならないですし、生き方を
も変えなければならないほどの重要な決断をしなければならない時がきたので
す。
もし、これで原発が止まらなかったら、人類は滅亡への道を進むことになる
でしょう。福島から発信された原発事故の恐ろしさが、世界中の人々に伝わ
り、全ての原発を止めることができるまで、活動を続けなければなりません。
福島の子どもたちのような悲しみを、もう二度と起こしてはいけません。あり
がとうございました。
★5.全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ
<東電福島原発震災の発生から9ヶ月> http://nonukes.jp/
★12月11日(日)
◇午後1時:日比谷公園中幸門(日比谷図書館裏)に集合、集会開始
※千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m
丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m
都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
<集会内容>
・原発現地から
・脱原発運動の現場から(原発輸出反対、避難の権利、被曝労働問題など)
・寸劇(東電前アクション) など
◇午後2時:デモ出発 ※プラカード、鳴り物などの持ち寄り歓迎
[デモコース]
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=200403007798813527707.0004b2c70295fe93dc1bf&msa=0
東電→九州電→四国電→北海道電→中国電→東北電→東電→中部電→関西電→
経産省をぐるっと一周してゴール!
・8つの電力会社と経産省に再稼働反対をアピールし、申し入れ文を出しま
す。
・各地域(出身)のみなさまへ、地元の原発に反対する申し入れ文を持参くだ
さい!
※全長7.5キロのロングコースデモです。JR有楽町駅、東京駅、地下鉄大
手町駅などから途中合流や離脱もできますので、自由にご判断下さい。
★翌日12日(月)
・午前9時~11時:全国交流会(再稼働阻止へ何ができるか)
弁護士会館5階508号(霞ヶ関駅B1b、B1a出口)
・午後1時30分~3時:経産省保安院との交渉&要請・院内集会
衆議院第2議員会館 第2会議室(国会議事堂前、永田町駅)
11月11日、冷たい雨がそぼ降る中、経産省・保安院は「9・11」に続い
て「再稼働反対」を掲げる「人間の鎖」によって完全に包囲されました。
( http://www.asahi.com/national/update/1111/TKY201111110538.html )
玄海原発4号機の強引な再稼働、ベトナムなどへの原発輸出の加速、「避難
させずに除染」キャンペーンなど、「原子力ムラ」による逆襲が続いていま
す。また、大飯3号、伊方3号、大飯4号とストレステスト結果の報告も相次
ぎ、保安院による「審査」も始まっています。しかし、福島第一原発事故の実
態を反映しないアリバイテストは茶番に過ぎません。
来春の原発ゼロ稼働へのカウントダウンが始まっています。「人間の鎖」の
成功をはずみに、経産省・電力会社に、再稼働の断念と全原発停止、原発輸出
の中止と「自主」避難者への賠償など「避難の権利」の確立を強く迫りましょ
う!
今度は、全国から電力会社と経産省を包囲する大きなデモを実現したいと思
います。ぜひご参加ください。
【呼びかけ】 11・11-12・11再稼働反対!全国アクション実行委員会
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所
(TEL) 03-6424-5748 (FAX) 03-6424-5749
(E-mail) contact@2011shinsai.info
【ウェブサイト】 http://nonukes.jp/
【ツイッター】 @1111nonukes
◆11・11~12・11は「再稼働反対アクション月間@経産省前テント」
http://2011shinsai.info/node/1088
様々な企画が実行中!→ http://tentohiroba.tumblr.com/ (予定表あり)
皆さんのアクション企画(座り込み、抗議アピール、デモ、ライブ、上映
会、学習会、青空講座、展示、交流会、カフェ、経産省への大声大会など)
を募集中です。 ※連絡先:070-6473-1947 tentohiroba@gmail.com
◆ぜひ各地でも、再稼働反対の「11・11-12・11」アクションを!
【アクション登録はこちら】
→ http://nonukes.jp/admin/regist_action_form.html
「12・11」をはじめ、年内の再稼働反対・脱原発の各地でのアクションを登録
して下さい。ウェブサイトの地図上に反映されます。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その257 ◆
5つの情報をお知らせします(12月4日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1.騙されるな、高速増殖炉は増殖できない
増殖が始まるのに16年かかる
まったく無意味な高速増殖炉
もんじゅ開発の真の理由は核武装準備
★2.もんじゅ「廃炉しかない」
敦賀で反対派全国集会に1300名が参加
★3.<テント日誌 12/3(土)>
放射能から子どもたちを守りたいという母親たちの願い
―― 経産省前テントひろば 84日目 ――
★4.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
「直ちに出た健康被害」
-心がバラバラになって引き起こされた精神的被害
子どもの命を守るのは、政府でないことがはっきりと
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人 佐藤幸子
★5.全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ
全国の原発立地の運動と連帯して電力会社・経産省へ申入れ行動
★1.騙されるな、高速増殖炉は増殖できない
増殖が始まるのに16年かかる
まったく無意味な高速増殖炉
もんじゅ開発の真の理由は核武装準備
以下は12月3日に「2011もんじゅを廃炉へ!全国集会」でたんぽぽ舎
が集会参加者に配布したビラです。
☆申し入れ書☆
騙されるな、高速増殖炉は増殖できない
2011年12月3日 核開発に反対する会 槌田 敦
【増殖が始まるのに16年かかる】
高速増殖炉は、使った燃料より作り出す燃料の方が多いと、これまで宣伝し
てきた。多くの人々はこれを信じて、高速増殖炉研究の意義を認めた。しか
し、まったくのウソだった。
国際核燃料サイクル評価(INFCE)は、1980年、高速増殖炉(10
0万kw、70%稼働)のプルト(Pu)収支を報告していた。(この文では
プルトニウムのことをプルトという。ウラニウムをウランというのと同じであ
る)
このINFCE報告によれば、表1が得られる。ここで、分裂性プルトと
は、質量数が奇数のもので、核分裂するPu239と241のことである。
表1 分裂性プルト(kg)の収支
初期投入 年間投入 年間回収 年間利得
3230 1292 1501 209
この表1によれば、年間209キロ増えるから増殖することになるという。
しかし、運転開始の時に投入したプルトが忘れられている。その量は323
0だから、これを年間の増える量209で割ると、15.4年かかる。つま
り、増殖になるのは、16年目からである。
【まったく無意味な高速増殖炉】
そして、これを続けても2倍に増殖することはできない。得られる量は、投
入した量のせいぜい1.16倍にしかならず、その作業年数は無限年必要とす
る。高速増殖炉計画はまったく無意味なのである。これは数学の間題として面
白いから、計算を試みていただきたい。
さらに、この増殖は再処理工程で、プルトの損失がないことを前提にしてい
る。仮に、プルトの再処理回収効率が90%とすると、年間回収量は1351
となるから増殖になるのに55年かかる。これは、高速増殖炉の寿命を超えて
いる。
そのうえ、現在の技術では、炉心の再処理はできない。その理由は、高速増
殖炉でほ、使用済み燃料の中にある白金族の元素が妨害して使用済み燃料を硝
酸で溶かすことができないからである。
得られるものはブランケットのプルトだけで、その量は、年間238キロで
しかない。年間投入量が1292キロだから、まったくの赤字である。
【もんじゅ開発の真の理由は核武装準備】
それにもかかわらず、増殖というウソを掲げて、文殊菩薩を騙る二セもんじ
ゅを運転し、その使用済みブランケットを再処理しようとしている。その目的
は、ブランケットから得られる純度98%の超兵器級プルトである。それ以外
に説明のしようがない。(238/243=0.98)
昨年12月、文科省に対して、参議院福島みずほ議員より、ニセもんじゅの
プルト収支のデータを請求したところ、拒否の回答があった。増殖しないこと
がばれるのを恐れてのことである。
「増殖信仰」を吹き飛ばすことこそ、今問われている。反対運動の中心に据
えていただきたい。
--------------------------------------------------------------------
U-Pu 高速増殖炉におけるPu収支(100万kw発電炉・70%稼働)
国際核燃料サイクル評価(INFCE)第5作業部会報告書(1980年)p86
--------------------------------------------------------------------
238Pu 239Pu 240Pu 241Pu 242Pu Fissile Total
Pu Pu
--------------------------------------------------------------------
Initial loading(kg)
Core 111. 2706. 1112. 524. 180. 3230. 4633.
Axial blanket 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.
Radial blanket 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.
Total 111. 2706. 1112. 524. 180. 3230. 4633.
Reloading (kg/a)
Core 44. 1083. 445. 209. 72. 1292. 1853.
Axial blanket 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.
Radial blanket 0. 0. 0. 0. 0. 0. 0.
Total 44. 1083. 445. 209. 72. 1292. 1853.
Discharge
Core 41. 1108. 476. 155. 73. 1263. 1853.
Axial blanket 0. 127. 3. 0. 0. 127. 130.
Radial blanket 0. 111. 2. 0. 0. 111. 113.
Total 41. 1346. 481. 155. 73. 1501. 2096.
Netgain
Core -3. 25. 31. -54. 1. -29. 0.
Axial blanket 0. 127. 3. 0. 0. 127. 130.
Radial blanket 0. 111. 2. 0. 0. 111. 113.
Total -3 263. 36. -54. 1. 209 243.
★2.もんじゅ「廃炉しかない」
敦賀で反対派全国集会に1300名が参加
○福島第一原発事故を受け、細野豪志原発事故担当相が、核燃料サイクルの核
を成す高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を検討する考えを
明言する中、廃炉を求める全国集会が三日、地元で行われた。
もんじゅに近い敦賀半島の白木海岸。全国から集まった千三百人が「もんじ
ゅ運転再開はんたーい」と声を張り上げた。
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)や原子力資料情報室などが主催する集会
は、ナトリウム漏れ事故が起きた十六年前の十二月八日に合わせ、毎年開かれ
ている。
○今年の参加者は例年の五割増し。関係者は「個人参加が目立つ」と話す。
愛知県扶桑町から参加した女性(36)は「福島の事故まで、原発のことは
全然知らなかった。知れば知るほど怖くなり、止めなきゃと思った」と話す。
もんじゅは核分裂でプルトニウムを増殖させやすくするため、冷却材に水の
代わりに液体ナトリウムを使う。空気や水に触れると激しい発火や爆発を起こ
す恐れがあり、地震に弱いとされる。
集会で講演した小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は「原発よりはるかに
危険で経済的にも成立しない。実用化のめども立たない」と語った。
高速増殖炉計画は構想から既に半世紀余。もんじゅには一兆円を投じた上、
トラブル続出でほとんど動かなくても年間二百億円以上の維持費がかかる。批
判も受け、細野担当相は来夏をめどに、存廃を決断する考えだ。
○集会に先立ち、主催者らは、再稼働を認めないよう、もんじゅ周辺の自治体
を回った。だが、敦賀市の河瀬一治市長は「運転再開を目指し、しっかりと研
究成果を出す選択肢しか私は持っていない」と断言。財政面でも雇用面でも、
原発に依存し、共存している。
半径二十キロ圏にほぼ全域がおさまる南越前町の川野順万町長は「みな不
安。でも私が賛成か反対を表明すると、利害関係がありすぎて地元はおかしく
なる」と話す。
原水禁の藤本泰成事務局長(56)は「地元が危機感を持っているのは確
か。言いにくい気持ちは理解するが、廃炉に向けて、地元から声を上げてほし
い」と期待した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000035.html
(東京新聞インターネット版より抜粋)
★3.<テント日誌 12/3(土)>
放射能から子どもたちを守りたいという母親たちの願い
―― 経産省前テントひろば 84日目 ――
○午前中は昨日からの雨が続いていた。今日は午後から明大土曜会主催の落語
会があるので気になっていたが午後からは晴れてきた。最近は天気予報もあた
るね、テントに来た人と話した。
落語はテントの中で行われた。明大出身の柳家三壽さん。師匠は宮城県気仙
沼市の出で今回の大震災には心痛めているとのことであった。噺は縁結びの一
席だが、巧みな語り口に一同は笑いも挟んでの楽しいひと時だった。第二回目
を来年の二月に開催するとのことだ。先のことになるが楽しみが増えた。
○週末にはテントの周辺でもいろいろの催しがあるが、また、各地での集会な
どがあってテントから出掛ける人も多い。だから、落語会の終わった後の午後
は比較的閑散としていたが夕方からは人も集まった。テントの中でも、外でも
話が盛り上がっていた。誰からともなくはじまる話しはあちらこちらに飛びな
がら自然に現在という時代の話になって行く。話の渦と流れはなかなか止まら
ないが、時間はあっという間に過ぎて、今日もテントの一日は終わる。
○世田谷区在住のUさんから食べ物と一緒に長い手紙を差し入れて頂いた。コ
ピーしてテント内で回し読みした。「私は東京在住の58才の普通の主婦で
す。ただ、長女を2才9カ月という可愛い盛りに病気で亡くし、<子どもは宝
>、<命の尊さ>を骨身にしみて、深く深く実感したことは私の人生観を大き
な力で支えています。そんな私は今年3月11日の東日本大震災、津波、それ
に続く福島原発の相次ぐ事故を見て、ただちに子どもたちを安全なところに避
難させてと心で叫び、それからは毎日、毎日それを祈り続けています」。これ
は長い手紙の一節であるが、それから何が出来るのと考え行動してきたかが綴
られている。
「歴史とは子ども亡くした母親の歎きである」と喝破したのは小林秀雄であ
るが、それは歴史に参加する力にもなり得る。放射能汚染から子どもたちを守
りたいという母親たちの願いにはこういう支えがあるのだと思える。避難も含
めて放射能汚染から子どもを守ることは火急のことだ。そんなことをあらため
て感じた。
○来週の土曜日と日曜日には大きな集会と行動がある。12月10日には「1
000万人暑名」を展開しているグループ主催の集会が日比谷野音で開かれ
る。12月11日には経産省包囲行動が予定されている。
( 文責 M・O )
★4.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
[編集部より]
さる11月15日、スペースたんぽぽで行われた講演会「低線量被曝の時代
を生き抜く」に先だってで開かれた「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原
発」記者会見(主催:低線量被曝者の会・場所:千代田区有楽町の日本外国特
派員協会)での各スピーカーの発言骨子(予め用意された発言内容)を数回に
わたって紹介しています。今回はその3回目。
(15日のスペースたんぽぽで行われた講演会のDVDが完成しました。
配布希望の方はメールでお名前、住所を記載した上でお申込み下さい。
領価は1000円です。 )
「直ちに出た健康被害」-心がバラバラになって引き起こされた精神的被害
子どもの命を守るのは、政府でないことがはっきりと
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人 佐藤幸子
○私は、30年間自然に添った農業をしながら、子ども5人を育ててきまし
た。チェルノブイリ事故後、石油や、食糧が輸入されなくなっても原発が止ま
っても、生きられるようにと、昔からの知恵や技を自分が受け継ぎ次の世代へ
と繋ぐ生き方をしてきました。その生活を、学びたいという人々が全国から集
まり小さな共同体が出来ていました。
今回の原発事故が、それらの全てを奪いました。大切にしてきた農地は、空
から降り注いだ放射能のせいで、これまで無農薬で作ってきた安全な野菜を、
今年は作ることが出来なくなりました。農民としてこれ程悲しいことはありま
せん。
○3月11日を境に、全ての福島県民の生活は一変してしまいました。地震、
津波、原発事故三重苦のなか、それでも生きていかなければならない苦しさ。
とりわけ、原発による被害は目に見えないだけに、それを受け入れることがで
きない苦しさがあります。去年と何も変わっていない美しい風景の中に確実に
存在する放射能は、そこに住むことができないと判断した人と、そこに住み続
けようと判断した人の間に、大きな溝を作ってしまいました。本来なら、同じ
被害者であるはずの家族が、地域の人々が、思いを共有できないという悲しい
現象、心がバラバラになることによって引き起こされた精神的被害、これが
「直ちに出た健康被害」です。
そして、今後ジワジワと出てくる低線量被曝による被害は、確率が低いから
と何の手だてもしない。それどころか、これまで、100ミリシーベルト以下
のデータが十分にないと言い、そのデータを集めるため福島県民200万人を
モルモットにしようとしているのです。見えないはずの放射能で汚染された福
島が、私には戦場に見えます。それはまさに、愚かにも人間が自然を征服出来
るかのごとく振る舞ってきた人類と、自然を大切にしたいと考えている人類と
の戦いの場です。自然豊かな福島「うつくしま福島」だからこそ、見た目には
何も変わらない、「美しい戦場」となりました。
放射能と、国家権力で子どもの未来を奪ってしまう戦場です。戦場に子ども
は居てはいけないのです。戦場の炎の中にいる子どもたちを置き去りにしては
いけないのです。これまでの、経済優先の考えでは、子どもたちを救えないの
です。子どもたちを救うあらゆる手だてを今すぐ行わなければならないと思い
ます。
○原発事故の恐ろしさは日本中、世界中が感じたはずです。それでも尚、原発
を止めないばかりか、原発を輸出すると言うこの国は、一体何を考えているの
でしょうか。今後、何世代先にも及ぶ影響が出ると言うことをどう考えている
のでしょうか。8ヶ月も炎の中に放って置いた政府に期待はできません。
子どもの命を守るのは、政府でないことがはっきりしました。このままで
は、「未来の子どもたちの命より、目先の経済のほうが大切だと21世紀の大
人たちは判断しました」と、将来にわたり人類が滅びるまで、伝え続けて行か
なければならないことになるのです。子どもの命を守れるのは、国民です。何
が正しくてどうすることが命を守ることになるのか、心の目を見開き一人一人
が自分で判断して行動する必要があります。
「子どもの命を守る」たったこの一つの願いを叶えるために、福島の親たち
は立ち上がりました。全国の人々が福島の子どもたちを守るためにつながりま
した。あらゆる人々がつながり活動を進めなければならないですし、生き方を
も変えなければならないほどの重要な決断をしなければならない時がきたので
す。
もし、これで原発が止まらなかったら、人類は滅亡への道を進むことになる
でしょう。福島から発信された原発事故の恐ろしさが、世界中の人々に伝わ
り、全ての原発を止めることができるまで、活動を続けなければなりません。
福島の子どもたちのような悲しみを、もう二度と起こしてはいけません。あり
がとうございました。
★5.全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ
<東電福島原発震災の発生から9ヶ月> http://nonukes.jp/
★12月11日(日)
◇午後1時:日比谷公園中幸門(日比谷図書館裏)に集合、集会開始
※千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m
丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m
都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
<集会内容>
・原発現地から
・脱原発運動の現場から(原発輸出反対、避難の権利、被曝労働問題など)
・寸劇(東電前アクション) など
◇午後2時:デモ出発 ※プラカード、鳴り物などの持ち寄り歓迎
[デモコース]
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=200403007798813527707.0004b2c70295fe93dc1bf&msa=0
東電→九州電→四国電→北海道電→中国電→東北電→東電→中部電→関西電→
経産省をぐるっと一周してゴール!
・8つの電力会社と経産省に再稼働反対をアピールし、申し入れ文を出しま
す。
・各地域(出身)のみなさまへ、地元の原発に反対する申し入れ文を持参くだ
さい!
※全長7.5キロのロングコースデモです。JR有楽町駅、東京駅、地下鉄大
手町駅などから途中合流や離脱もできますので、自由にご判断下さい。
★翌日12日(月)
・午前9時~11時:全国交流会(再稼働阻止へ何ができるか)
弁護士会館5階508号(霞ヶ関駅B1b、B1a出口)
・午後1時30分~3時:経産省保安院との交渉&要請・院内集会
衆議院第2議員会館 第2会議室(国会議事堂前、永田町駅)
11月11日、冷たい雨がそぼ降る中、経産省・保安院は「9・11」に続い
て「再稼働反対」を掲げる「人間の鎖」によって完全に包囲されました。
( http://www.asahi.com/national/update/1111/TKY201111110538.html )
玄海原発4号機の強引な再稼働、ベトナムなどへの原発輸出の加速、「避難
させずに除染」キャンペーンなど、「原子力ムラ」による逆襲が続いていま
す。また、大飯3号、伊方3号、大飯4号とストレステスト結果の報告も相次
ぎ、保安院による「審査」も始まっています。しかし、福島第一原発事故の実
態を反映しないアリバイテストは茶番に過ぎません。
来春の原発ゼロ稼働へのカウントダウンが始まっています。「人間の鎖」の
成功をはずみに、経産省・電力会社に、再稼働の断念と全原発停止、原発輸出
の中止と「自主」避難者への賠償など「避難の権利」の確立を強く迫りましょ
う!
今度は、全国から電力会社と経産省を包囲する大きなデモを実現したいと思
います。ぜひご参加ください。
【呼びかけ】 11・11-12・11再稼働反対!全国アクション実行委員会
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所
(TEL) 03-6424-5748 (FAX) 03-6424-5749
(E-mail) contact@2011shinsai.info
【ウェブサイト】 http://nonukes.jp/
【ツイッター】 @1111nonukes
◆11・11~12・11は「再稼働反対アクション月間@経産省前テント」
http://2011shinsai.info/node/1088
様々な企画が実行中!→ http://tentohiroba.tumblr.com/ (予定表あり)
皆さんのアクション企画(座り込み、抗議アピール、デモ、ライブ、上映
会、学習会、青空講座、展示、交流会、カフェ、経産省への大声大会など)
を募集中です。 ※連絡先:070-6473-1947 tentohiroba@gmail.com
◆ぜひ各地でも、再稼働反対の「11・11-12・11」アクションを!
【アクション登録はこちら】
→ http://nonukes.jp/admin/regist_action_form.html
「12・11」をはじめ、年内の再稼働反対・脱原発の各地でのアクションを登録
して下さい。ウェブサイトの地図上に反映されます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1271】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その256 ◆
5つの情報をお知らせします(12月3日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1 原発59基は見方によれば正しいのです。
★2 <テント日誌 12・2(日)>
世界に広がるテントひろば ― 経産省前テントひろば 83日目 ―
★3 メルマガ読者から講演会・集会のお知らせ
イ ■三鷹 いのちと平和 映画祭■
ロ「さよなら原発! 三鷹アクション 12.11(日)パレード」
ハ 野呂美加さん講演会&交流会
★4 新聞・雑誌から
福島の除染担う「原子力機構」に大甘会計らく印
検査院指摘「透明性、経済性 保たれず」
★5 反原発 議員・市民連盟第9回学習会
「どうする原発事故による放射性廃棄物」
★1 原発59基は見方によれば正しいのです。
◆ 地震と原発事故情報 その252 ◆(11月30日付け)の記事について、
補足です。
山崎久隆
◎ 12月3日(土)、Frying Dutchmanが東京の反原発デモ・集会に出演。
ステージライブと、デモのサウンドカーで生演奏!
17分間!魂の歌! Frying Dutchman「humanERROR」
《NO NUKES! ALL ST☆R DEMO 2》
のお知らせの中で
「原発59基とか多少間違えているところもあるけれども、そんなこと気になら
ないくらい圧倒される17分間。是非聞いてみてください。」
についてですが、
「原発59基」は過去に建設した発電設備を持つ原発ということであれば正しい
のです。
内訳
泊1~3
東通1
女川1~3
福島第一1~6
福島第二1~4
東海原発(1998年廃炉)
東海第二
柏崎刈羽1~7
志賀1~2
浜岡1~5(2009年1,2廃炉)
敦賀1~2
美浜1~3
大飯1~4
高浜1~4
もんじゅ
ふげん(2003年廃炉)
島根1~2
伊方1~3
玄海1~4
川内1~2
合計 59基
なお、大洗町の常陽を含め60では無いかと思われるかもしれませんが、こ
の原子炉には発電設備がありませんから、実験炉であって原発ではありません。
もんじゅには28万キロワットの、ふげんには16.5万キロワットの発電
設備がありますので、原型炉や原型炉であっても原子力発電所です。
あなたも数えてみて下さい。
★2 <テント日誌 12・2(日)>
世界に広がるテントひろば
―― 経産省前テントひろば 83日目 ――
12月2日(金) 今日も雨。昨日よりも寒い。昨日と同じく午後からは雨も上
がる。
午後3時頃、荒川河川敷テント村の住人たちと山谷をはじめとする支援者たち
が、都の「野宿者追い出し」策動に対する抗議行動を終えて、テントひろばに到
着。30~40人で交流集会が行われる。
反=脱原発運動の中で、命の問題、生きる権利の問題が改めて意識され、原子
力ムラや財界が原発維持推進に際して主張する「経済」の論理、「金」の論理に
対して、それを拒否し、命を大切にする社会、生きる権利を紡ぎ合っていくよう
な社会ということが主張されるようになった。原発と巨大な格差抑圧構造をうん
でいく社会構造は切っても切れない関係にあるのだろう。命を大切に、というこ
とはこういう社会構造を変えていく人々の人間的なつながりや協同関係を創り出
していくことと一体なのだと、感じさせてくれる集会であった。テントひろばは
そういうひろばとして経産省に相対峙している。
少し、理屈っぽくなってしまった。「未来を孕む女たちのとつきとおか行動」
世話人の椎名さんのテントひろばへよせる深い熱い想いのアピールに、思わず胸
が熱くなる。
( Y・T )
夕刻、荒川河川敷テント村、山谷のお客様、砂川闘争の土屋さんなど千客万来、
鈴なりのテント。そこへさらに、Rさん、二度目の来訪。スコットランドのご出
身とかで、まっぺんさん(たんぽぽ舎音楽隊重役)と民俗音楽に話の花を咲かす。
傍らにいた北海道・旭川生まれの青年が流星を見たとわたしに夜空を指さす。
Rさんは、イタリア・フィレンツェでイタリア語学習に来ていた日本女性と知
り合い、とも
に東京住まいで、今、恵比寿で英語教師をしている。仲間の在日英国人などに、
日本の原発工場の事故情報を伝えたくてテントを訪れた。
Rさんは、脱原発派のようで、英語人のネットワークづくり、ことにNYウォ
ールストリートのテント、ロンドンのテントなどとの交流を申し出てくれた。ニ
ューヨークからロンドンから、同じ★を見ているひとびとと交流が始まる。テン
ト広場WEB班に入っていただけることになった。
さらに、昨日、スペインからのお客様のPさんが、イスラエルがイラン攻撃を
したと慨嘆されていたことをテントの人々に伝えると、いっきに、話題は核保有
国同士の戦争について、情報をわかちあうことに。
テントの夜の寒さは、ニュクレア・ウィンターの脅威にいやましとなる。チャ
イナ・シンドロームは、フクシマ第一第三号基(?)のメルトスル―によって、
ブラル・シンドロームとなったなどとその真偽を確かめる暇間もなく、ブラジル
からのお客様がテントを訪れる。昨夕は首相官邸前、原発の海外輸出阻止抗議行
動をギターと太鼓をもって参加してくれた。
世界は近く、世間は狭い。おテント様に恥じないようにと、野次馬X氏は限定
版、テント
広場の記録DVDをくださったので、それをRさんに、英語人世界に拡散しても
らうことにし
た。WEB会議の充実を祈念しております。
明日、たんぽぽ舎有志は「もんじゅ」再稼働阻止闘争に出発します。
(QUEMA記)
★3 メルマガ読者から講演会・集会のお知らせ
イ ■三鷹 いのちと平和 映画祭■
緑の町・三鷹から平和の環を広げよう
○日時:2011年12月10日(土)
12時開場 12時半開演~18時
○会場:癒しと創造のスペース 沙羅舎
http://www.sarasya.com/
三鷹市下連雀3-1-24
電話・FAX:0422-21-8617(会場の問い合わせのみ)
三鷹駅南口、多摩川上水沿いに徒歩6分
○内容
「隠された被爆労働者~日本の原発労働者」上映
「源八おじさんとタマ」「脱原発いのちの闘争」上映
「チベットの誇り 天に一番近い英雄「ケサル大王」」上映
TALKイベント:原発・震災・チベット
チケット料金:\1,500(障害者・学生割引\1,000、小学生以下無料)
チケット購入・申し込み先:e-mail:info@sarasya.com
tel:0422-47-6639(やさい村 11時~18時)fax:0422-48-5072
販売所:やさい村,沙羅舎
★定員80名限定!お早めにお申し込み下さい。
主催:三鷹いのちと平和カツドウ
映画祭のパンフレットはこちらでご覧になれます↓
http://www.sarasya.com/cgi-bin/sarasya/siteup.cgi?category=2&page=5
ロ「さよなら原発!三鷹アクション 12.11(日)パレード」
○予定:2011年12月11日(日)
13時半集合・14時出発・15時解散<雨天決行(小雨決行、荒天中止)
>
○集合:井の頭公園西園入口(万助橋近く)
○主 催:さよなら原発三鷹アクション実行委員会
○連絡先:090-8083-1856
nonukes.mitaka@gmail.com
http://mitaka2011nonukes.blog.fc2.com/
ハ 野呂美加さん講演会&交流会
チェルノブイリのかけはし代表「野呂美加さんの講演会」を行うことになりま
した。
日時 平成23年12月18日(日) 9時半~15時(軽食をご用意下さい)
場所 武里地区公民館 講堂(定員200名・要申込)
参加費 1000円・学生無料(要予約) 保育あり(200円※お問い合わせ下さい)
ご近所の方、お友達を誘って、是非ご参加下さい。
申込フォーム →https://ssl.form-mailer.jp/fms/51b54373170317
返信メールでご確認下さい。
電話・FAXでも受け付けています。電話080-3507-0176(山本) FAX 048-738-
5081
放射能から子どもたちの未来を守ろう
~5年後10年後子どもたちが健やかに育つ会・春日部~
ブログURL http://blog.goo.ne.jp/kodomo2011
(略称 健やか春日部)
★4 新聞・雑誌から
福島の除染担う「原子力機構」に大甘会計らく印
検査院指摘「透明性、経済性 保たれず」
隠ぺい改ざん脈々 前身の動燃何度も「反省」
「これで安全」誰も信用しない
○政策仕分けで抜本的な見直しが指摘された高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦
賀市)を運営する独立行政法人「日本原子力研究開発機構(原子力機構)」。同
機構は今月、会計検査院から不適切な契約などを指摘された。前身の「動力炉・
核燃料開発事業団(動燃)」も、事故隠しやデータ改ざんの前歴がある。繰り返
される不祥事。その彼らにいま、福島の除染が委ねられている。(略)
みんなの党の渡辺喜美代表によると、東京電力福島原発事故による汚染対策で、
原子力機構は内閣府から除染実証業務を受注。ところが、警戒区域と計画的避難
区域十二市町村のモデル実証事業の相場は七十二億円なのに、予算ではほぼ同内
容の事業で九十二億円を計上していた。(略)会計検査院は原子力機構にまつわ
る二つの問題点を発表。一つは三菱重工の小会社「三菱FBRシステムズ」(F
社、本社・東京)との随意契約についてだ。同機構は2008、09年度に新たな炉心
燃料開発など七十六件の事業をF社に委託、計百二十六億円を支払った。ところ
が、検査院によると、F社の見積もりは実際にかかった費用よりも大幅に割高。
外注費全体で一・五倍、人件費だけに絞れば、一・八倍に上っていたという。
(略)検査院によるもうひとつの指摘は、同機構が「もんじゅ」の総事業費から
職員の人件費や固定資産税を除いて公表していたこと。これらを含めると、一○
年度末までの総事業費は従来の発表を約千五百億円上回る約一兆八百十億円に上
った。
○金銭上の不透明さが相次いで指摘された原子力機構だが、問題本質は金銭にと
どまらない。動燃末期の九〇年代には不祥事が続発した。九一年六月、「協定違
反」、九四年五月、IAEAから改善勧告。九五年十二月「もんじゅ」のナトリ
ウム漏れ事故では、現場のビデオテープを意図的に被害を小さく見せる内容に改
ざん。九七年三月には東海事業所(東海村)の再処理工場アスファルト固化施設
での爆発事故(三十七人が被ばく)で虚偽報告。同年八月、東海事業所で低レベ
ル放射性廃棄物のずさん管理が発覚。十月フランスからのプルトニウム輸送容器
の検査記録の捏造も発覚。(略)北海道・泊原発3号機での検査の「記録改ざん
指示」を内部告発した元原子力安全基盤機構検査員の藤原節男さん(六ニ)は
(略)「事故は起こらないという建前と食い違う事実を一丸となって無視し、隠
すのが原子力ムラだ。一般社会以上に内部告発は黙殺され、締め付けられる。同
僚からも異端視される中で、社会正義や公益にのっとった行動をとることは難し
い」いわば、原子力ムラはモラルハザードの土壌だ。その中核の原子力機構が福
島の除染を担っている。福島市の「渡利の子どもを守る会」の菅野吉広代表(四
三)h「そうした機関が除染を担い、『これで安全』と評価して、納得できる保
護者はいるだろうか」といぶかる。「有効な除染方法も固まっていないのに、す
でに多くの業者が入ってきて”除染ビジネス”の様相を呈している。手抜きを防
ぐためにも、第三者の目をいれるべきだ」こどもたちを放射能から守る福島ネッ
トワークの佐藤幸子さん(五三)もこの意見に同調する。「これまで除染技術も
なければ、研究もしてこなかった組織が慌てて技術をを開発すると言っても期待
できない。旧動燃がさんざんウソをついてきた歴史を思い返せば、仮に『放射線
が下がりました』と言われたとしても信用はできない」
(2011.11.22.『こちら特報部ー東京新聞』より抜粋)
★5 スペースたんぽぽ学習会
反原発 議員・市民連盟第9回学習会
「どうする原発事故による放射性廃棄物」
日時 12月8日(木)18:30開場 19:00-21:00
話す人
藤原 寿和(廃棄物処分場問題全国ネット事務局長)
坂東喜久恵(たんぽぽ舎副代表)
放射性物質の環境への拡散か 被災地の支援か
原発の推進なのか 反原発なのか
ゆれ動く自治体、そして市民の動向は
まもなく23区や多摩地域での廃棄物受け入れが始まります。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その256 ◆
5つの情報をお知らせします(12月3日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1 原発59基は見方によれば正しいのです。
★2 <テント日誌 12・2(日)>
世界に広がるテントひろば ― 経産省前テントひろば 83日目 ―
★3 メルマガ読者から講演会・集会のお知らせ
イ ■三鷹 いのちと平和 映画祭■
ロ「さよなら原発! 三鷹アクション 12.11(日)パレード」
ハ 野呂美加さん講演会&交流会
★4 新聞・雑誌から
福島の除染担う「原子力機構」に大甘会計らく印
検査院指摘「透明性、経済性 保たれず」
★5 反原発 議員・市民連盟第9回学習会
「どうする原発事故による放射性廃棄物」
★1 原発59基は見方によれば正しいのです。
◆ 地震と原発事故情報 その252 ◆(11月30日付け)の記事について、
補足です。
山崎久隆
◎ 12月3日(土)、Frying Dutchmanが東京の反原発デモ・集会に出演。
ステージライブと、デモのサウンドカーで生演奏!
17分間!魂の歌! Frying Dutchman「humanERROR」
《NO NUKES! ALL ST☆R DEMO 2》
のお知らせの中で
「原発59基とか多少間違えているところもあるけれども、そんなこと気になら
ないくらい圧倒される17分間。是非聞いてみてください。」
についてですが、
「原発59基」は過去に建設した発電設備を持つ原発ということであれば正しい
のです。
内訳
泊1~3
東通1
女川1~3
福島第一1~6
福島第二1~4
東海原発(1998年廃炉)
東海第二
柏崎刈羽1~7
志賀1~2
浜岡1~5(2009年1,2廃炉)
敦賀1~2
美浜1~3
大飯1~4
高浜1~4
もんじゅ
ふげん(2003年廃炉)
島根1~2
伊方1~3
玄海1~4
川内1~2
合計 59基
なお、大洗町の常陽を含め60では無いかと思われるかもしれませんが、こ
の原子炉には発電設備がありませんから、実験炉であって原発ではありません。
もんじゅには28万キロワットの、ふげんには16.5万キロワットの発電
設備がありますので、原型炉や原型炉であっても原子力発電所です。
あなたも数えてみて下さい。
★2 <テント日誌 12・2(日)>
世界に広がるテントひろば
―― 経産省前テントひろば 83日目 ――
12月2日(金) 今日も雨。昨日よりも寒い。昨日と同じく午後からは雨も上
がる。
午後3時頃、荒川河川敷テント村の住人たちと山谷をはじめとする支援者たち
が、都の「野宿者追い出し」策動に対する抗議行動を終えて、テントひろばに到
着。30~40人で交流集会が行われる。
反=脱原発運動の中で、命の問題、生きる権利の問題が改めて意識され、原子
力ムラや財界が原発維持推進に際して主張する「経済」の論理、「金」の論理に
対して、それを拒否し、命を大切にする社会、生きる権利を紡ぎ合っていくよう
な社会ということが主張されるようになった。原発と巨大な格差抑圧構造をうん
でいく社会構造は切っても切れない関係にあるのだろう。命を大切に、というこ
とはこういう社会構造を変えていく人々の人間的なつながりや協同関係を創り出
していくことと一体なのだと、感じさせてくれる集会であった。テントひろばは
そういうひろばとして経産省に相対峙している。
少し、理屈っぽくなってしまった。「未来を孕む女たちのとつきとおか行動」
世話人の椎名さんのテントひろばへよせる深い熱い想いのアピールに、思わず胸
が熱くなる。
( Y・T )
夕刻、荒川河川敷テント村、山谷のお客様、砂川闘争の土屋さんなど千客万来、
鈴なりのテント。そこへさらに、Rさん、二度目の来訪。スコットランドのご出
身とかで、まっぺんさん(たんぽぽ舎音楽隊重役)と民俗音楽に話の花を咲かす。
傍らにいた北海道・旭川生まれの青年が流星を見たとわたしに夜空を指さす。
Rさんは、イタリア・フィレンツェでイタリア語学習に来ていた日本女性と知
り合い、とも
に東京住まいで、今、恵比寿で英語教師をしている。仲間の在日英国人などに、
日本の原発工場の事故情報を伝えたくてテントを訪れた。
Rさんは、脱原発派のようで、英語人のネットワークづくり、ことにNYウォ
ールストリートのテント、ロンドンのテントなどとの交流を申し出てくれた。ニ
ューヨークからロンドンから、同じ★を見ているひとびとと交流が始まる。テン
ト広場WEB班に入っていただけることになった。
さらに、昨日、スペインからのお客様のPさんが、イスラエルがイラン攻撃を
したと慨嘆されていたことをテントの人々に伝えると、いっきに、話題は核保有
国同士の戦争について、情報をわかちあうことに。
テントの夜の寒さは、ニュクレア・ウィンターの脅威にいやましとなる。チャ
イナ・シンドロームは、フクシマ第一第三号基(?)のメルトスル―によって、
ブラル・シンドロームとなったなどとその真偽を確かめる暇間もなく、ブラジル
からのお客様がテントを訪れる。昨夕は首相官邸前、原発の海外輸出阻止抗議行
動をギターと太鼓をもって参加してくれた。
世界は近く、世間は狭い。おテント様に恥じないようにと、野次馬X氏は限定
版、テント
広場の記録DVDをくださったので、それをRさんに、英語人世界に拡散しても
らうことにし
た。WEB会議の充実を祈念しております。
明日、たんぽぽ舎有志は「もんじゅ」再稼働阻止闘争に出発します。
(QUEMA記)
★3 メルマガ読者から講演会・集会のお知らせ
イ ■三鷹 いのちと平和 映画祭■
緑の町・三鷹から平和の環を広げよう
○日時:2011年12月10日(土)
12時開場 12時半開演~18時
○会場:癒しと創造のスペース 沙羅舎
http://www.sarasya.com/
三鷹市下連雀3-1-24
電話・FAX:0422-21-8617(会場の問い合わせのみ)
三鷹駅南口、多摩川上水沿いに徒歩6分
○内容
「隠された被爆労働者~日本の原発労働者」上映
「源八おじさんとタマ」「脱原発いのちの闘争」上映
「チベットの誇り 天に一番近い英雄「ケサル大王」」上映
TALKイベント:原発・震災・チベット
チケット料金:\1,500(障害者・学生割引\1,000、小学生以下無料)
チケット購入・申し込み先:e-mail:info@sarasya.com
tel:0422-47-6639(やさい村 11時~18時)fax:0422-48-5072
販売所:やさい村,沙羅舎
★定員80名限定!お早めにお申し込み下さい。
主催:三鷹いのちと平和カツドウ
映画祭のパンフレットはこちらでご覧になれます↓
http://www.sarasya.com/cgi-bin/sarasya/siteup.cgi?category=2&page=5
ロ「さよなら原発!三鷹アクション 12.11(日)パレード」
○予定:2011年12月11日(日)
13時半集合・14時出発・15時解散<雨天決行(小雨決行、荒天中止)
>
○集合:井の頭公園西園入口(万助橋近く)
○主 催:さよなら原発三鷹アクション実行委員会
○連絡先:090-8083-1856
nonukes.mitaka@gmail.com
http://mitaka2011nonukes.blog.fc2.com/
ハ 野呂美加さん講演会&交流会
チェルノブイリのかけはし代表「野呂美加さんの講演会」を行うことになりま
した。
日時 平成23年12月18日(日) 9時半~15時(軽食をご用意下さい)
場所 武里地区公民館 講堂(定員200名・要申込)
参加費 1000円・学生無料(要予約) 保育あり(200円※お問い合わせ下さい)
ご近所の方、お友達を誘って、是非ご参加下さい。
申込フォーム →https://ssl.form-mailer.jp/fms/51b54373170317
返信メールでご確認下さい。
電話・FAXでも受け付けています。電話080-3507-0176(山本) FAX 048-738-
5081
放射能から子どもたちの未来を守ろう
~5年後10年後子どもたちが健やかに育つ会・春日部~
ブログURL http://blog.goo.ne.jp/kodomo2011
(略称 健やか春日部)
★4 新聞・雑誌から
福島の除染担う「原子力機構」に大甘会計らく印
検査院指摘「透明性、経済性 保たれず」
隠ぺい改ざん脈々 前身の動燃何度も「反省」
「これで安全」誰も信用しない
○政策仕分けで抜本的な見直しが指摘された高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦
賀市)を運営する独立行政法人「日本原子力研究開発機構(原子力機構)」。同
機構は今月、会計検査院から不適切な契約などを指摘された。前身の「動力炉・
核燃料開発事業団(動燃)」も、事故隠しやデータ改ざんの前歴がある。繰り返
される不祥事。その彼らにいま、福島の除染が委ねられている。(略)
みんなの党の渡辺喜美代表によると、東京電力福島原発事故による汚染対策で、
原子力機構は内閣府から除染実証業務を受注。ところが、警戒区域と計画的避難
区域十二市町村のモデル実証事業の相場は七十二億円なのに、予算ではほぼ同内
容の事業で九十二億円を計上していた。(略)会計検査院は原子力機構にまつわ
る二つの問題点を発表。一つは三菱重工の小会社「三菱FBRシステムズ」(F
社、本社・東京)との随意契約についてだ。同機構は2008、09年度に新たな炉心
燃料開発など七十六件の事業をF社に委託、計百二十六億円を支払った。ところ
が、検査院によると、F社の見積もりは実際にかかった費用よりも大幅に割高。
外注費全体で一・五倍、人件費だけに絞れば、一・八倍に上っていたという。
(略)検査院によるもうひとつの指摘は、同機構が「もんじゅ」の総事業費から
職員の人件費や固定資産税を除いて公表していたこと。これらを含めると、一○
年度末までの総事業費は従来の発表を約千五百億円上回る約一兆八百十億円に上
った。
○金銭上の不透明さが相次いで指摘された原子力機構だが、問題本質は金銭にと
どまらない。動燃末期の九〇年代には不祥事が続発した。九一年六月、「協定違
反」、九四年五月、IAEAから改善勧告。九五年十二月「もんじゅ」のナトリ
ウム漏れ事故では、現場のビデオテープを意図的に被害を小さく見せる内容に改
ざん。九七年三月には東海事業所(東海村)の再処理工場アスファルト固化施設
での爆発事故(三十七人が被ばく)で虚偽報告。同年八月、東海事業所で低レベ
ル放射性廃棄物のずさん管理が発覚。十月フランスからのプルトニウム輸送容器
の検査記録の捏造も発覚。(略)北海道・泊原発3号機での検査の「記録改ざん
指示」を内部告発した元原子力安全基盤機構検査員の藤原節男さん(六ニ)は
(略)「事故は起こらないという建前と食い違う事実を一丸となって無視し、隠
すのが原子力ムラだ。一般社会以上に内部告発は黙殺され、締め付けられる。同
僚からも異端視される中で、社会正義や公益にのっとった行動をとることは難し
い」いわば、原子力ムラはモラルハザードの土壌だ。その中核の原子力機構が福
島の除染を担っている。福島市の「渡利の子どもを守る会」の菅野吉広代表(四
三)h「そうした機関が除染を担い、『これで安全』と評価して、納得できる保
護者はいるだろうか」といぶかる。「有効な除染方法も固まっていないのに、す
でに多くの業者が入ってきて”除染ビジネス”の様相を呈している。手抜きを防
ぐためにも、第三者の目をいれるべきだ」こどもたちを放射能から守る福島ネッ
トワークの佐藤幸子さん(五三)もこの意見に同調する。「これまで除染技術も
なければ、研究もしてこなかった組織が慌てて技術をを開発すると言っても期待
できない。旧動燃がさんざんウソをついてきた歴史を思い返せば、仮に『放射線
が下がりました』と言われたとしても信用はできない」
(2011.11.22.『こちら特報部ー東京新聞』より抜粋)
★5 スペースたんぽぽ学習会
反原発 議員・市民連盟第9回学習会
「どうする原発事故による放射性廃棄物」
日時 12月8日(木)18:30開場 19:00-21:00
話す人
藤原 寿和(廃棄物処分場問題全国ネット事務局長)
坂東喜久恵(たんぽぽ舎副代表)
放射性物質の環境への拡散か 被災地の支援か
原発の推進なのか 反原発なのか
ゆれ動く自治体、そして市民の動向は
まもなく23区や多摩地域での廃棄物受け入れが始まります。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1270】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その255 ◆
5つの情報をお知らせします(12月2日)
★1.子どもを抱えて、いま東京に暮らすこと
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座の紹介
★2.<テント日誌 12月1日(木)>
雨の中、未来を孕むとつきとおかの始まり
― 経産省前テントひろば 82日目 ―
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内・2つ
イ.12/11神奈川から「さよなら原発」のつどい
ロ.12/11『とめよう原発!川越デモ』
★4.メルマガ読者からの声
★5.注目する新聞記事
交換用核燃料の搬入許さない 柏崎・刈羽原発前で抗議集会
★1.子どもを抱えて、いま東京に暮らすこと。
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座の紹介
ある人は「すぐに逃げなさい。そうしないと、たいへんなことになる」と言う。
ある人は「なんとか気をつけて生活しましょう」と言い、
ある人は「まったく問題ない。落ち葉で焼き芋しましょう」と言う。
前例のない低線量被ばくの世界に生きる今、正確な未来は誰もわからない。
家庭内で意見が合わず、PTAで孤立し、学校に不信が募る。
私は移住について家族と泣きながら言い争った日もあった。
家族のことや、仕事や、抱える事情は様々なように、判断も一人ひとりに委ねら
れている現状にあって自分はどう子育てを考えていくべきなのか。
同じ不安を抱えたお母さんと、同じ不安や事情を話してみたい。
少しでも多くの情報を集めたい。
そんな不安をひとりで抱えている日々のなか、「スペースたんぽぽ」で定期開催
の「お母さんお父さんのための保育つき講座」に出会った。
月に一回、ここへ行けば同じような悩みの淵にあるお母さんと出会い新しい情報
が手に入った。アンケートに希望を書いたら時間がとりやすい平日午前中にも開
催され、参加しやすくなった。
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座、という印象。
顔見知りになったお母さんと講師やスタッフと一緒に、講座後のランチに行くの
も楽しみの一つになっている。
この場を通して、私は放射能問題にとどまらず、食の問題にも関心が深まり、た
んぽぽ舎の存在を知り、これまでの多くの反原発の戦いについても初めて知るこ
とになった。
ボランティアでこの講座の運営を手伝わせてもらうことになり、今は子どもが幼
いのでデモの参加も限られるが原発がすべて止まるまで、私は反対の声を上げつ
づけ、子どもに安心して暮らせる未来を残したいと、講座に来るたびに意を強く
し、勇気をもらっている。
もし周囲に子育て中の方が居たら、ぜひ講座に誘ってあげて下さい。
同じような不安を抱えた孤独なお母さんがいるはずだから。
(保育つき講座ボランティア ははまる・記)
■12月は特別講座として、今週末開催。
お父さんや、子育て中に限らず聞いてほしい
「闘う小児科医・山田真さん」のお話です。
第6回お母さんお父さんのための保育付き講座
闘う小児科医!!”ワハハ先生”こと、山田真さん講演会
日 時:12月10日(土)13:30開場 14:00開演~15:30
講 師:山田 真さん
(東京大学医学部卒業、「障害児を普通学校へ全国連絡会」世話人、
医療被害者、公害闘争運動などにも関わる。「ちいさい、おおきい」
編集代表。育児書から絵本まで著書多数。「子供たちを放射能から守
る全国小児科医ネットワーク」にて福島の子ども健康相談。)
参加費:お一人様1000円(会場代、資料代、講師謝礼などを含みます)
保育の有無は関係なく一律です
参加方法:予約制です。(定員100名)
保育の受付は満員のため締め切りましたが、お子様連れの参加はできます。
詳細・予約はこちら→ ブログ http://tanpopokouza.blog.fc2.com/
★2.<テント日誌 12月1日(木)>
雨の中、未来を孕むとつきとおかの始まり
― 経産省前テントひろば 82日目 ―
12月1日、師走の初日、雨。午後には雨は上がったが、それにしても寒い。
未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動の始まりの日である。午前9
時半頃から、佐藤幸子さん、椎名千恵子さん、木村結さん等が次々と到来。この
ために防寒対策や照明など用意が調えられた第2テントで、これからのことにつ
いての相談やバナーづくりなどの準備が進められる。
石橋上人が若い人を伴っておこなっている太鼓と読経のリズムが心地よい。テ
ント前に集まってくる人々も、雨が上がるにつれて増えてきた。
午後、第2テントの正面に布に書いた「東京都ふくしま村」の看板が掲げられる。
狭山裁判再審請求の大きなデモがテント前の交差点を右折していく。テントに
は70年代に狭山闘争の高まりの渦中にいたメンバーも多く、道路脇に立って手
を振りエールを送る。デモの参加者からもエールが返される。
デモの終わった後、帰路にテントに立ち寄ったという方も何人かいた。
4時頃、ポルトガルのジャーナリストがブラジル人の通訳と一緒にテントを来
訪。2人はスペインのバルセロナでテントの存在を知ってやって来たのだとい
う。どうも、テントの存在は海外メディアの方で多く報じられているようだ。ス
ペイン人もやってくる。テント前では国際色豊かに賑やかに音楽が奏でられる。
6時から、原発輸出・原子力協定締結(ベトナム、ヨルダン、ロシア、韓国と
の)に反対する緊急行動が首相官邸前で行われる。テントからは歩いて10分弱
のところであり、前述の外国人メンバーを含めて十数名で参加。気温は真冬並み
か、とても寒い。その寒さの中、90人程で路上に立って、1時間あまり熱い集
会が続く。
福島第一原発の事故が未だ収束のメドも立たず、福島の子どもたちが高い放射
能汚染下で命を削られている時に、そして放射能を世界にもまき散らしているの
に頬被りしたまま、原発輸出などあり得ない!それを許すなら日本人は世界から
その倫理性を問われることになるという指摘に胸を衝かれる。
発言者は木口さん、椎名さん、佐藤さん、吉田さん、アイリーンさん、田浪さ
ん、石丸さん等々、殆どが女性であった。
夜、テントで賑やかに交流会。調布9条の会の70代の元気な女性たちと歓談。
ある男性から「テント日誌をいつも読んでいる。楽しみにしている。」と言われ、
感激。 (文責 Y・T)
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内・2つ
イ.12/11神奈川から「さよなら原発」のつどい
企業からの脱原発 お金の流れを変えて、社会を変える
3.11直後、東京・神奈川に85店舗を持つ城南信用金庫は「地域の幸せを目的
とする信金と原発は、本質的に相容れない」として「原発に頼らない安心できる
社会へ」というメッセイジを発信。企業として様々な取り組みを実践してきまし
た。神奈川の市民も、子供たちの未来を守り、脱原発の社会実現めざし各地域で
動きだし、新しいつながりを生んでいます。市民と企業が協力して、今後のある
べき社会をどのように構築していくのか、吉原さんとともに考えましょう。
日 時:2011年12月11日(日)17:45開場 18:15~20:30
場 所:横浜市開港記念会館 講堂
みなと未来線日本大通駅出口1から徒歩1分
JR/市営地下鉄関内内駅から徒歩10分
お 話:吉原 毅さん(城南信用金庫理事長)
そのほか:藤波心さん(タレント)
参加費:500円 保育あり(要予約)
連絡先:Tel/Fax 045-353-9998 E-mail 1211kanagawa@gmail.com
主 催:さよなら原発12・11神奈川
ロ.12/11『とめよう原発!川越デモ』
日時:12月11日(日曜)14時
場所:川越駅 東口コンコース集合
14時からリレートークとチラシ撒き
15時から川越駅繁華街一周デモ出発(約1時間)
街行く人に「とめよう原発」を思い切りアピールしよう!
主催:とめよう原発!川越デモ実行委員会
朝霞 048-466-0916(田辺) 入間 090-7829-1240(山下)
浦和 048-834-1232(長内) 大宮 048-625-3962(堀本)
小川 0493-72-2727(杉田) 川越 049-244-6454(千葉)
坂戸 049-282-0495(池辺) 狭山 080-3002-0036(井田)
志木 048-470-1502(向井) 鶴ヶ島 049-286-3735(高柳)
新座 048-481-5442(星川) 飯能 042-970-3535(川野)
東松山 0493-23-9638(神田) ふじみ野 049-262-1658(岩村)
富士見 090-1702-8944(白田) 吉見 090-4375-0731(青山)
嵐山 0493-62-7997(渋谷)
★4.メルマガ読者からの声
○城南信用金庫だけが、反原発を表明したそうで口座を開設したり、預金を移
した人が増えているそうです。(2011.12.1 Tさん(女性)より)
★5.注目する新聞記事
交換用核燃料の搬入許さない 柏崎・刈羽原発前で抗議集会
【新潟】東京電力柏崎刈羽原発6号機の交換用核燃料の搬入に対し16日、緊急に
原発ゲート前で原発抗議集会が開かれた。集会は同原発設置反対県民共闘会議が
呼びかけ、県内の市民団体や県平和運動センター(渡辺英明議長)、社民党など
150人が参加。同原発では、10月17日も5号機の交換用核燃料が搬入され、抗議
集会とデモが行われたばかり。反原発団体は、5号機も6号機も今後定期点検に
入る予定で、点検後の運転再開は、福島原発事故の検証なくしてありえないとの
訴えを強めている。集会では原発反対地元3団体の矢代和克共同代表が「再稼働
を見越した核燃料搬入は許されない」と力強くあいさつ。同センターの渡辺議長
は、高速増殖炉「もんじゅ」の税金の無駄遣いを指摘した上で、「原発を止める
ために1000万人署名を成功させよう」と檄を飛ばした。続いて小山芳元党県連代
表は「臨界という言葉が飛び交い、収束のめどが立たない事故の検証などできる
状態ではない。運転再開を見越した核燃料輸送は許されない」と東電を批判した。
参加者は、輸送トラックが通過するたびに「さようなら柏崎刈羽原発!」「危険
な核燃料は持ち帰れ」など抗議のシュプレヒコールを浴びせた。
(社会新報11.30日号より抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その255 ◆
5つの情報をお知らせします(12月2日)
★1.子どもを抱えて、いま東京に暮らすこと
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座の紹介
★2.<テント日誌 12月1日(木)>
雨の中、未来を孕むとつきとおかの始まり
― 経産省前テントひろば 82日目 ―
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内・2つ
イ.12/11神奈川から「さよなら原発」のつどい
ロ.12/11『とめよう原発!川越デモ』
★4.メルマガ読者からの声
★5.注目する新聞記事
交換用核燃料の搬入許さない 柏崎・刈羽原発前で抗議集会
★1.子どもを抱えて、いま東京に暮らすこと。
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座の紹介
ある人は「すぐに逃げなさい。そうしないと、たいへんなことになる」と言う。
ある人は「なんとか気をつけて生活しましょう」と言い、
ある人は「まったく問題ない。落ち葉で焼き芋しましょう」と言う。
前例のない低線量被ばくの世界に生きる今、正確な未来は誰もわからない。
家庭内で意見が合わず、PTAで孤立し、学校に不信が募る。
私は移住について家族と泣きながら言い争った日もあった。
家族のことや、仕事や、抱える事情は様々なように、判断も一人ひとりに委ねら
れている現状にあって自分はどう子育てを考えていくべきなのか。
同じ不安を抱えたお母さんと、同じ不安や事情を話してみたい。
少しでも多くの情報を集めたい。
そんな不安をひとりで抱えている日々のなか、「スペースたんぽぽ」で定期開催
の「お母さんお父さんのための保育つき講座」に出会った。
月に一回、ここへ行けば同じような悩みの淵にあるお母さんと出会い新しい情報
が手に入った。アンケートに希望を書いたら時間がとりやすい平日午前中にも開
催され、参加しやすくなった。
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座、という印象。
顔見知りになったお母さんと講師やスタッフと一緒に、講座後のランチに行くの
も楽しみの一つになっている。
この場を通して、私は放射能問題にとどまらず、食の問題にも関心が深まり、た
んぽぽ舎の存在を知り、これまでの多くの反原発の戦いについても初めて知るこ
とになった。
ボランティアでこの講座の運営を手伝わせてもらうことになり、今は子どもが幼
いのでデモの参加も限られるが原発がすべて止まるまで、私は反対の声を上げつ
づけ、子どもに安心して暮らせる未来を残したいと、講座に来るたびに意を強く
し、勇気をもらっている。
もし周囲に子育て中の方が居たら、ぜひ講座に誘ってあげて下さい。
同じような不安を抱えた孤独なお母さんがいるはずだから。
(保育つき講座ボランティア ははまる・記)
■12月は特別講座として、今週末開催。
お父さんや、子育て中に限らず聞いてほしい
「闘う小児科医・山田真さん」のお話です。
第6回お母さんお父さんのための保育付き講座
闘う小児科医!!”ワハハ先生”こと、山田真さん講演会
日 時:12月10日(土)13:30開場 14:00開演~15:30
講 師:山田 真さん
(東京大学医学部卒業、「障害児を普通学校へ全国連絡会」世話人、
医療被害者、公害闘争運動などにも関わる。「ちいさい、おおきい」
編集代表。育児書から絵本まで著書多数。「子供たちを放射能から守
る全国小児科医ネットワーク」にて福島の子ども健康相談。)
参加費:お一人様1000円(会場代、資料代、講師謝礼などを含みます)
保育の有無は関係なく一律です
参加方法:予約制です。(定員100名)
保育の受付は満員のため締め切りましたが、お子様連れの参加はできます。
詳細・予約はこちら→ ブログ http://tanpopokouza.blog.fc2.com/
★2.<テント日誌 12月1日(木)>
雨の中、未来を孕むとつきとおかの始まり
― 経産省前テントひろば 82日目 ―
12月1日、師走の初日、雨。午後には雨は上がったが、それにしても寒い。
未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動の始まりの日である。午前9
時半頃から、佐藤幸子さん、椎名千恵子さん、木村結さん等が次々と到来。この
ために防寒対策や照明など用意が調えられた第2テントで、これからのことにつ
いての相談やバナーづくりなどの準備が進められる。
石橋上人が若い人を伴っておこなっている太鼓と読経のリズムが心地よい。テ
ント前に集まってくる人々も、雨が上がるにつれて増えてきた。
午後、第2テントの正面に布に書いた「東京都ふくしま村」の看板が掲げられる。
狭山裁判再審請求の大きなデモがテント前の交差点を右折していく。テントに
は70年代に狭山闘争の高まりの渦中にいたメンバーも多く、道路脇に立って手
を振りエールを送る。デモの参加者からもエールが返される。
デモの終わった後、帰路にテントに立ち寄ったという方も何人かいた。
4時頃、ポルトガルのジャーナリストがブラジル人の通訳と一緒にテントを来
訪。2人はスペインのバルセロナでテントの存在を知ってやって来たのだとい
う。どうも、テントの存在は海外メディアの方で多く報じられているようだ。ス
ペイン人もやってくる。テント前では国際色豊かに賑やかに音楽が奏でられる。
6時から、原発輸出・原子力協定締結(ベトナム、ヨルダン、ロシア、韓国と
の)に反対する緊急行動が首相官邸前で行われる。テントからは歩いて10分弱
のところであり、前述の外国人メンバーを含めて十数名で参加。気温は真冬並み
か、とても寒い。その寒さの中、90人程で路上に立って、1時間あまり熱い集
会が続く。
福島第一原発の事故が未だ収束のメドも立たず、福島の子どもたちが高い放射
能汚染下で命を削られている時に、そして放射能を世界にもまき散らしているの
に頬被りしたまま、原発輸出などあり得ない!それを許すなら日本人は世界から
その倫理性を問われることになるという指摘に胸を衝かれる。
発言者は木口さん、椎名さん、佐藤さん、吉田さん、アイリーンさん、田浪さ
ん、石丸さん等々、殆どが女性であった。
夜、テントで賑やかに交流会。調布9条の会の70代の元気な女性たちと歓談。
ある男性から「テント日誌をいつも読んでいる。楽しみにしている。」と言われ、
感激。 (文責 Y・T)
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内・2つ
イ.12/11神奈川から「さよなら原発」のつどい
企業からの脱原発 お金の流れを変えて、社会を変える
3.11直後、東京・神奈川に85店舗を持つ城南信用金庫は「地域の幸せを目的
とする信金と原発は、本質的に相容れない」として「原発に頼らない安心できる
社会へ」というメッセイジを発信。企業として様々な取り組みを実践してきまし
た。神奈川の市民も、子供たちの未来を守り、脱原発の社会実現めざし各地域で
動きだし、新しいつながりを生んでいます。市民と企業が協力して、今後のある
べき社会をどのように構築していくのか、吉原さんとともに考えましょう。
日 時:2011年12月11日(日)17:45開場 18:15~20:30
場 所:横浜市開港記念会館 講堂
みなと未来線日本大通駅出口1から徒歩1分
JR/市営地下鉄関内内駅から徒歩10分
お 話:吉原 毅さん(城南信用金庫理事長)
そのほか:藤波心さん(タレント)
参加費:500円 保育あり(要予約)
連絡先:Tel/Fax 045-353-9998 E-mail 1211kanagawa@gmail.com
主 催:さよなら原発12・11神奈川
ロ.12/11『とめよう原発!川越デモ』
日時:12月11日(日曜)14時
場所:川越駅 東口コンコース集合
14時からリレートークとチラシ撒き
15時から川越駅繁華街一周デモ出発(約1時間)
街行く人に「とめよう原発」を思い切りアピールしよう!
主催:とめよう原発!川越デモ実行委員会
朝霞 048-466-0916(田辺) 入間 090-7829-1240(山下)
浦和 048-834-1232(長内) 大宮 048-625-3962(堀本)
小川 0493-72-2727(杉田) 川越 049-244-6454(千葉)
坂戸 049-282-0495(池辺) 狭山 080-3002-0036(井田)
志木 048-470-1502(向井) 鶴ヶ島 049-286-3735(高柳)
新座 048-481-5442(星川) 飯能 042-970-3535(川野)
東松山 0493-23-9638(神田) ふじみ野 049-262-1658(岩村)
富士見 090-1702-8944(白田) 吉見 090-4375-0731(青山)
嵐山 0493-62-7997(渋谷)
★4.メルマガ読者からの声
○城南信用金庫だけが、反原発を表明したそうで口座を開設したり、預金を移
した人が増えているそうです。(2011.12.1 Tさん(女性)より)
★5.注目する新聞記事
交換用核燃料の搬入許さない 柏崎・刈羽原発前で抗議集会
【新潟】東京電力柏崎刈羽原発6号機の交換用核燃料の搬入に対し16日、緊急に
原発ゲート前で原発抗議集会が開かれた。集会は同原発設置反対県民共闘会議が
呼びかけ、県内の市民団体や県平和運動センター(渡辺英明議長)、社民党など
150人が参加。同原発では、10月17日も5号機の交換用核燃料が搬入され、抗議
集会とデモが行われたばかり。反原発団体は、5号機も6号機も今後定期点検に
入る予定で、点検後の運転再開は、福島原発事故の検証なくしてありえないとの
訴えを強めている。集会では原発反対地元3団体の矢代和克共同代表が「再稼働
を見越した核燃料搬入は許されない」と力強くあいさつ。同センターの渡辺議長
は、高速増殖炉「もんじゅ」の税金の無駄遣いを指摘した上で、「原発を止める
ために1000万人署名を成功させよう」と檄を飛ばした。続いて小山芳元党県連代
表は「臨界という言葉が飛び交い、収束のめどが立たない事故の検証などできる
状態ではない。運転再開を見越した核燃料輸送は許されない」と東電を批判した。
参加者は、輸送トラックが通過するたびに「さようなら柏崎刈羽原発!」「危険
な核燃料は持ち帰れ」など抗議のシュプレヒコールを浴びせた。
(社会新報11.30日号より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1269】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その254 ◆
4つの情報をお知らせします(12月2日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1.東電吉田昌郎福島原発所長の責任と大罪
「東電社内の08年の大津波想定」を拒否したのは
当時の管理部の部長・吉田だった
★2.<テント日誌 11・30(水)>
原発廃止の意志が集い、交差し、そして燃え上がる
―― 経産省前テントひろば 81日目 ――
★3.メルマガ読者から講演会・集会のご案内、3つ
イ.もう、だまされない!未来を奪う、原発・TPPー12・7市民集会
12月7日(水)午後1時半~4時半/参議院議員会館1階 講堂
ロ.豊田直巳(フォトジャーナリスト)写真展『原発震災のまち』
&スライドトーク
写真展12/2(金)~4(日)10:00~19:00 /東村山市
講演会12/3(土)16:00~18:00
ハ.映画&トークの集いー「ポスターガール」上映会
12月3日(土)14:00-16:30/スペースたんぽぽ
★4.新聞・雑誌から
原子力協定 審議入り 原発リスクも輸出
ヨルダンは地震国 テロも頻発 ベトナムでは絶滅危惧種への脅威
安全 相手国まかせ 受注競争 フクシマ教訓どこへ
★1.東電吉田昌郎福島原発所長の責任と大罪
「東電社内の08年の大津波想定」を拒否したのは
当時の管理部の部長・吉田だった
○2008年に東京電力社内で、福島第一原発に想定を大きく超える津波が来
る可能性を示す評価結果が得られた際、原発設備を統轄する本店の原子力設備
管理部が、現実には「あり得ない」と判断して動かず、建屋や重要機器への浸
水を防ぐ対策が講じられなかったことが27日、分かった。東電関係者が明ら
かにした。(略)東電関係者によると、社内研究の成果である新たな津波評価
を受け、原子力・立地本部の幹部らが対応策を検討した。その際、設備を主管
する原子力設備管理部は「そのような津波が来るはずはない」と主張。評価結
果は学術的な性格が強く、深刻に受け取る必要はないとの判断だったという。
同本部の上層部もこれを了承した。
○原子力設備管理部は、06年に発覚したデータ改ざんの再発防止のため実施
した07年4月の機構改革で「設備の中長期的な課題への計画的な対応や設備
管理の統轄をする」として新設された。部長は発足時から昨年6月まで吉田昌
郎現福島第1原発所長が務めた。東電は08年春、明治三陸地震が福島沖で起
きたと仮定、想定水位5.7メートルを大幅に超え、最大で水位10.2メー
トル、浸水高15.7メートルの津波の可能性があるとの結果を得た。東電関
係者は「評価結果をきちんと受け止めていれば、建屋や重要機器の水密性強
化、津波に対応できる手順書作りや訓練もできたはずだ」と指摘している。
(毎日新聞11月28日号より抜粋)
★2.<テント日誌 11・30(水)>
原発廃止の意志が集い、交差し、そして燃え上がる
―― 経産省前テントひろば 81日目 ――
今日も晴れ、暖かい。テントの周辺は晩秋から冬へ。正面外務省の銀杏が美
しい。テント周辺では枯れ葉が舞う。厚生労働省周辺では、今日東京国公労の
労働組合がのぼりを立て、「組合に入ろう」のアピールとチラシ撒き。
夕方。薄暗くなったにも拘わらずテント前は賑やか。終日の座り込みから帰
る人。仕事帰りに立ち寄った人、テント前の椅子に座り込む人。談笑する人、
テントの中は車座で一杯。
9時頃山口・周南市から2人の若者が来訪。1人はサッカー選手だという。
ネットで このテントを知り立ち寄ったそうだ。午後10時半頃若い女性。「仕
事帰りですが。今 から座り込み」と11時半、終電まで座り込み帰る女性も。
夜になって雨、冷え込んできた。、テント前で舞う枯れ葉が雨に濡れ光り輝
く。明日 の朝クマさんは大変だ。そこへ「ゴミ持ち借ります。」と車を止めて
テントを覗き込む若者。3袋持ち帰ってもらった。テントを支えるさりげない
行為に感謝。
明日からはいよいよ、とつきとおか、福島ー全国の“女達の未来を孕む女た
ちのテント村行動”が始まる。3つのテントに灯りがともった。
その日夕方には、原発輸出反対、原子力協定反対の、首相官邸前緊急アクシ
ョンがある。官邸前はテントから歩いていける距離である。
原発廃止の意志が集い、交差し、そして燃え上がる。
( 文責 H・T )
★3.メルマガ読者から講演会・集会のご案内、3つ
イ.もう、だまされない!未来を奪う、原発・TPPー12・7市民集会
日 時:12月7日(水)
午後1時半~4時半(1時からロビーで通行証を渡します)
場 所:参議院議員会館1階 講堂
(地下鉄 有楽町線永田町駅すぐ)
資料代:500円
<プログラム>
1.なぜ、私たちは原発とTPPに反対するのか
山浦康明さん(日本消費者連盟共同代表)
2.TPPが私たちの生活を壊す
安田節子さん(食政策センター ビジョン21代表)
3.原発とTPP
秋山豊寛さん(著述業・農民・"原発難民")
4.TPPの具体的影響
・食の安全は?
天笠啓祐さん(遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表)
・労働環境はどうなる
鴨 桃代さん(全国ユニオン会長)
・医療の心配ごと
寺尾正之さん(全国保険医団体連合会 事務局次長)
5.広がる放射線禍 私たちの活動
細井直子さん (横浜市民測定所YCRMS)
6.外務省との交渉 参加者からの発言
7.アピール採択
☆参加国会議員の発言(随時)
主 催:TPPに反対する市民ネットワーク
連絡先:日本消費者連盟
電 話:03-5155-4765 ファックス:03-5155-4767
食政策センター ビジョン21 メール vision21@ps.catv.ne.jp
ロ.豊田直巳(フォトジャーナリスト)写真展『原発震災のまち』
&スライドトーク
★講演会『フクシマ原発事故取材報告
~フォトジャーナリストの見た原発震災のまちに生きる子どもたち』
会 場:東村山市立中央公民館(西武新宿線東村山駅東口より徒歩1分)
★写真展(無料!)
日 時:12/2(金)3(土)4(日)10:00~19:00
場 所:1階展示室
★講演会(資料代¥500、子ども・学生無料)
日 時:12/3(土)16:00~18:00
場 所:4階レクルーム
主 催:NO!原発「子どもの未来を考える」ゆるやかネット
予約&問い合わせ:0423927677(TEL&FAX)
http://blog.goo.ne.jp/kodomonomirainet/e/5ec3ba3892b54b0671e39c8d1e28ae55
「原発震災の直後から現地での取材を続けている豊田直巳さんが捉えた住民の
声、子どもたちの姿、まちの表情を伝えていただきながら、原発震災以降を私
ちはどう生きるか、どう福島と繋がっていけるか、を一緒に考える機会にした
い (チラシより)」
ハ.映画&トークの集いー「ポスターガール」上映会
ドキュメンタリー2011年度アカデミー賞ノミネート作品『ポスター・ガー
ル』。平和運動と労働運動の結びつきをとらえた『IVAW 明日へのあゆみ』との
2本立て。
当日は「IVAW 明日へのあゆみ」の木村監督も来ます。
一緒に映画について語り合いましょう。
【日 時】12月3日(土)14:00-16:30 ※開場13:30
【場 所】スペースたんぽぽ(水道橋徒歩5分)
【参加費】1000円
★4.新聞・雑誌から
原子力協定 審議入り 原発リスクも輸出
ヨルダンは地震国 テロも頻発 ベトナムでは絶滅危惧種への脅威
安全 相手国まかせ 受注競争 フクシマ教訓どこへ
○「原発輸出」へとしゃにむに突っ走る野田政権。ヨルダンやベトナムなど4
カ国との原子力協定を国会で承認するための一括審議が30日、衆院外務委員
会で始まった。福島第一原発の事故は収束しておらず、原因究明もまだだ。国
民の理解を得ているとは到底言えない中、「国際的信用」の名の下に、重要な
国際間の取り決めを急いでいいのか。ヨルダン・ベトナムの現地事情をみた。
○(略)ヨルダンは、首都アンマンから北へ約四十キロ離れたマジダルに、第
三世代原発を当面一基(百万キロワット)建設する予定だ。(略)NPO法人
「環境・持続社会」研究センターの田辺有輝さん(三二)はこう考える。「ヨ
ルダンの建設予定地は内陸部で世界有数の乾燥地帯にある。慢性的な水不足状
態にあり、原発に必要な冷却水の確保が極めて困難。耐震性にも不安がある。
ヨルダンはシリア・アフリカ断層の上に位置しており、「地震の多発国。原発
本体の耐震性を高めたとしても、送電線や導水管、下水処理場などの周辺イン
フラが倒壊することも考えられる。第二の都市ザルカ(人口八十万人)は原発
からわずか十五キロの距離。ザルカにはヨルダンの工場の50%、アンマンは
百二十万人が住む。事故の際に、これだけの住民を一斉に避難させることは現
実的に不可能。(略)ヨルダンはテロが頻発している国。昨年四月八月には、
ロケット弾が発射される事件が発生した。原発や下水処理場などがテロに狙わ
れる可能性がある」。
○(略)ベトナムへの原発輸出についても問題点は多い。建設予定地は国立公
園に隣接しており、絶滅危惧種のアオウミガメの産卵地や貴重なサンゴ礁があ
る。地元住民は農漁業で暮らしてきた。現地調査した国際環境NGO「FoE
ジャパン」の満田夏花さん(四四)が問題視しているのは、日本の国際協力銀
行(JBIC)の低利融資が想定されていることだ。JBICは公的資金で海
外での企業活動を支援する仕組み。融資の審査には、重大な環境影響を与えな
いとするガイドラインがあり、満田さんは「ベトナムの建設予定地はこのガイ
ドラインに反している」と批判する。ヨルダン、ベトナムとも使用済み核燃料
や放射性廃棄物の処理については、相手国任せになっているのが実情だ。
○(略)玄葉光一郎外相は「(日本では)原発の依存度を最大限減らす。段階
的に減らす」と述べた。にもかかわらず、海外には輸出することに矛盾はない
のか。県民が惨禍に苦しむ福島選出の玄葉外相は「個別の商談は民間の判断。
他方、原子力協定は核不拡散と平和利用を法的に担保することで、政府が責任
を持って対応していく」と前置きし「原発の安全性の確保は一義的には当該国
の責任だ。原発事故を踏まえ、教訓を世界と共有できる。原子力安全の向上
は、わが国の果たすべき国際貢献だ。諸外国の希望する場合は、核不拡散と平
和利用を考慮しながら原子力協力をすることは意義がある」と強調した。この
日、FoEジャパンなど三つの市民団体は衆院議員会館で会見し、協定締結に
反対する声明を出した。前出の満田さんは「原発輸出は福島の教訓を踏まえて
おらず、相手国にも大きなリスクを押し付けることになる。日本が協力すべき
なのは、省エネ技術や再生可能エネルギーの技術だ」とし、こう訴えた。「日
本で原発が廃れてしまうことを非常に恐れている人々がおり、海外に活路を求
めている。一部のプラントメーカーの利益のために公的資金を使ってまで原発
輸出をすすめるべきではない」
(東京新聞12月1日「こちら特報部」より抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その254 ◆
4つの情報をお知らせします(12月2日)
日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
★1.東電吉田昌郎福島原発所長の責任と大罪
「東電社内の08年の大津波想定」を拒否したのは
当時の管理部の部長・吉田だった
★2.<テント日誌 11・30(水)>
原発廃止の意志が集い、交差し、そして燃え上がる
―― 経産省前テントひろば 81日目 ――
★3.メルマガ読者から講演会・集会のご案内、3つ
イ.もう、だまされない!未来を奪う、原発・TPPー12・7市民集会
12月7日(水)午後1時半~4時半/参議院議員会館1階 講堂
ロ.豊田直巳(フォトジャーナリスト)写真展『原発震災のまち』
&スライドトーク
写真展12/2(金)~4(日)10:00~19:00 /東村山市
講演会12/3(土)16:00~18:00
ハ.映画&トークの集いー「ポスターガール」上映会
12月3日(土)14:00-16:30/スペースたんぽぽ
★4.新聞・雑誌から
原子力協定 審議入り 原発リスクも輸出
ヨルダンは地震国 テロも頻発 ベトナムでは絶滅危惧種への脅威
安全 相手国まかせ 受注競争 フクシマ教訓どこへ
★1.東電吉田昌郎福島原発所長の責任と大罪
「東電社内の08年の大津波想定」を拒否したのは
当時の管理部の部長・吉田だった
○2008年に東京電力社内で、福島第一原発に想定を大きく超える津波が来
る可能性を示す評価結果が得られた際、原発設備を統轄する本店の原子力設備
管理部が、現実には「あり得ない」と判断して動かず、建屋や重要機器への浸
水を防ぐ対策が講じられなかったことが27日、分かった。東電関係者が明ら
かにした。(略)東電関係者によると、社内研究の成果である新たな津波評価
を受け、原子力・立地本部の幹部らが対応策を検討した。その際、設備を主管
する原子力設備管理部は「そのような津波が来るはずはない」と主張。評価結
果は学術的な性格が強く、深刻に受け取る必要はないとの判断だったという。
同本部の上層部もこれを了承した。
○原子力設備管理部は、06年に発覚したデータ改ざんの再発防止のため実施
した07年4月の機構改革で「設備の中長期的な課題への計画的な対応や設備
管理の統轄をする」として新設された。部長は発足時から昨年6月まで吉田昌
郎現福島第1原発所長が務めた。東電は08年春、明治三陸地震が福島沖で起
きたと仮定、想定水位5.7メートルを大幅に超え、最大で水位10.2メー
トル、浸水高15.7メートルの津波の可能性があるとの結果を得た。東電関
係者は「評価結果をきちんと受け止めていれば、建屋や重要機器の水密性強
化、津波に対応できる手順書作りや訓練もできたはずだ」と指摘している。
(毎日新聞11月28日号より抜粋)
★2.<テント日誌 11・30(水)>
原発廃止の意志が集い、交差し、そして燃え上がる
―― 経産省前テントひろば 81日目 ――
今日も晴れ、暖かい。テントの周辺は晩秋から冬へ。正面外務省の銀杏が美
しい。テント周辺では枯れ葉が舞う。厚生労働省周辺では、今日東京国公労の
労働組合がのぼりを立て、「組合に入ろう」のアピールとチラシ撒き。
夕方。薄暗くなったにも拘わらずテント前は賑やか。終日の座り込みから帰
る人。仕事帰りに立ち寄った人、テント前の椅子に座り込む人。談笑する人、
テントの中は車座で一杯。
9時頃山口・周南市から2人の若者が来訪。1人はサッカー選手だという。
ネットで このテントを知り立ち寄ったそうだ。午後10時半頃若い女性。「仕
事帰りですが。今 から座り込み」と11時半、終電まで座り込み帰る女性も。
夜になって雨、冷え込んできた。、テント前で舞う枯れ葉が雨に濡れ光り輝
く。明日 の朝クマさんは大変だ。そこへ「ゴミ持ち借ります。」と車を止めて
テントを覗き込む若者。3袋持ち帰ってもらった。テントを支えるさりげない
行為に感謝。
明日からはいよいよ、とつきとおか、福島ー全国の“女達の未来を孕む女た
ちのテント村行動”が始まる。3つのテントに灯りがともった。
その日夕方には、原発輸出反対、原子力協定反対の、首相官邸前緊急アクシ
ョンがある。官邸前はテントから歩いていける距離である。
原発廃止の意志が集い、交差し、そして燃え上がる。
( 文責 H・T )
★3.メルマガ読者から講演会・集会のご案内、3つ
イ.もう、だまされない!未来を奪う、原発・TPPー12・7市民集会
日 時:12月7日(水)
午後1時半~4時半(1時からロビーで通行証を渡します)
場 所:参議院議員会館1階 講堂
(地下鉄 有楽町線永田町駅すぐ)
資料代:500円
<プログラム>
1.なぜ、私たちは原発とTPPに反対するのか
山浦康明さん(日本消費者連盟共同代表)
2.TPPが私たちの生活を壊す
安田節子さん(食政策センター ビジョン21代表)
3.原発とTPP
秋山豊寛さん(著述業・農民・"原発難民")
4.TPPの具体的影響
・食の安全は?
天笠啓祐さん(遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表)
・労働環境はどうなる
鴨 桃代さん(全国ユニオン会長)
・医療の心配ごと
寺尾正之さん(全国保険医団体連合会 事務局次長)
5.広がる放射線禍 私たちの活動
細井直子さん (横浜市民測定所YCRMS)
6.外務省との交渉 参加者からの発言
7.アピール採択
☆参加国会議員の発言(随時)
主 催:TPPに反対する市民ネットワーク
連絡先:日本消費者連盟
電 話:03-5155-4765 ファックス:03-5155-4767
食政策センター ビジョン21 メール vision21@ps.catv.ne.jp
ロ.豊田直巳(フォトジャーナリスト)写真展『原発震災のまち』
&スライドトーク
★講演会『フクシマ原発事故取材報告
~フォトジャーナリストの見た原発震災のまちに生きる子どもたち』
会 場:東村山市立中央公民館(西武新宿線東村山駅東口より徒歩1分)
★写真展(無料!)
日 時:12/2(金)3(土)4(日)10:00~19:00
場 所:1階展示室
★講演会(資料代¥500、子ども・学生無料)
日 時:12/3(土)16:00~18:00
場 所:4階レクルーム
主 催:NO!原発「子どもの未来を考える」ゆるやかネット
予約&問い合わせ:0423927677(TEL&FAX)
http://blog.goo.ne.jp/kodomonomirainet/e/5ec3ba3892b54b0671e39c8d1e28ae55
「原発震災の直後から現地での取材を続けている豊田直巳さんが捉えた住民の
声、子どもたちの姿、まちの表情を伝えていただきながら、原発震災以降を私
ちはどう生きるか、どう福島と繋がっていけるか、を一緒に考える機会にした
い (チラシより)」
ハ.映画&トークの集いー「ポスターガール」上映会
ドキュメンタリー2011年度アカデミー賞ノミネート作品『ポスター・ガー
ル』。平和運動と労働運動の結びつきをとらえた『IVAW 明日へのあゆみ』との
2本立て。
当日は「IVAW 明日へのあゆみ」の木村監督も来ます。
一緒に映画について語り合いましょう。
【日 時】12月3日(土)14:00-16:30 ※開場13:30
【場 所】スペースたんぽぽ(水道橋徒歩5分)
【参加費】1000円
★4.新聞・雑誌から
原子力協定 審議入り 原発リスクも輸出
ヨルダンは地震国 テロも頻発 ベトナムでは絶滅危惧種への脅威
安全 相手国まかせ 受注競争 フクシマ教訓どこへ
○「原発輸出」へとしゃにむに突っ走る野田政権。ヨルダンやベトナムなど4
カ国との原子力協定を国会で承認するための一括審議が30日、衆院外務委員
会で始まった。福島第一原発の事故は収束しておらず、原因究明もまだだ。国
民の理解を得ているとは到底言えない中、「国際的信用」の名の下に、重要な
国際間の取り決めを急いでいいのか。ヨルダン・ベトナムの現地事情をみた。
○(略)ヨルダンは、首都アンマンから北へ約四十キロ離れたマジダルに、第
三世代原発を当面一基(百万キロワット)建設する予定だ。(略)NPO法人
「環境・持続社会」研究センターの田辺有輝さん(三二)はこう考える。「ヨ
ルダンの建設予定地は内陸部で世界有数の乾燥地帯にある。慢性的な水不足状
態にあり、原発に必要な冷却水の確保が極めて困難。耐震性にも不安がある。
ヨルダンはシリア・アフリカ断層の上に位置しており、「地震の多発国。原発
本体の耐震性を高めたとしても、送電線や導水管、下水処理場などの周辺イン
フラが倒壊することも考えられる。第二の都市ザルカ(人口八十万人)は原発
からわずか十五キロの距離。ザルカにはヨルダンの工場の50%、アンマンは
百二十万人が住む。事故の際に、これだけの住民を一斉に避難させることは現
実的に不可能。(略)ヨルダンはテロが頻発している国。昨年四月八月には、
ロケット弾が発射される事件が発生した。原発や下水処理場などがテロに狙わ
れる可能性がある」。
○(略)ベトナムへの原発輸出についても問題点は多い。建設予定地は国立公
園に隣接しており、絶滅危惧種のアオウミガメの産卵地や貴重なサンゴ礁があ
る。地元住民は農漁業で暮らしてきた。現地調査した国際環境NGO「FoE
ジャパン」の満田夏花さん(四四)が問題視しているのは、日本の国際協力銀
行(JBIC)の低利融資が想定されていることだ。JBICは公的資金で海
外での企業活動を支援する仕組み。融資の審査には、重大な環境影響を与えな
いとするガイドラインがあり、満田さんは「ベトナムの建設予定地はこのガイ
ドラインに反している」と批判する。ヨルダン、ベトナムとも使用済み核燃料
や放射性廃棄物の処理については、相手国任せになっているのが実情だ。
○(略)玄葉光一郎外相は「(日本では)原発の依存度を最大限減らす。段階
的に減らす」と述べた。にもかかわらず、海外には輸出することに矛盾はない
のか。県民が惨禍に苦しむ福島選出の玄葉外相は「個別の商談は民間の判断。
他方、原子力協定は核不拡散と平和利用を法的に担保することで、政府が責任
を持って対応していく」と前置きし「原発の安全性の確保は一義的には当該国
の責任だ。原発事故を踏まえ、教訓を世界と共有できる。原子力安全の向上
は、わが国の果たすべき国際貢献だ。諸外国の希望する場合は、核不拡散と平
和利用を考慮しながら原子力協力をすることは意義がある」と強調した。この
日、FoEジャパンなど三つの市民団体は衆院議員会館で会見し、協定締結に
反対する声明を出した。前出の満田さんは「原発輸出は福島の教訓を踏まえて
おらず、相手国にも大きなリスクを押し付けることになる。日本が協力すべき
なのは、省エネ技術や再生可能エネルギーの技術だ」とし、こう訴えた。「日
本で原発が廃れてしまうことを非常に恐れている人々がおり、海外に活路を求
めている。一部のプラントメーカーの利益のために公的資金を使ってまで原発
輸出をすすめるべきではない」
(東京新聞12月1日「こちら特報部」より抜粋)