NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1263】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その248 ◆
4つの情報をお知らせします(11月26日)
★1 核燃料再処理 露提案を隠蔽(にぎりつぶし)
02年 内閣府・エネ庁 国の審議会に伝えず
★2 テント日誌 11/25(金)
12/1からの女の座り込みへ、第2テントの用意整う
―― 経産省前テントひろば 76日目 ――
★3 ◆大好評のヨーガ(ヨガ)教室、『優しく心と体を強くするヨーガ』
★4 北電やらせ「道の関与」根拠メモ―世論誘導生々しく「北電社員も地
元住民」
★1 核燃料再処理 露提案を隠蔽(にぎりつぶし)
02年 内閣府・エネ庁 国の審議会に伝えず
「六ヶ所工場稼働の妨げ」になるとして、文書を隠した
○ロシアが02年、日本の原発の使用済み核燃料をロシアで一時的に貯蔵(中間貯
蔵)したり、燃料として再利用するため処理(再処理)するプロジェクトを提案す
る外交文書を送っていたことが関係者の話で分かった。
内閣府の原子力委員会や経済産業省資源エネルギー庁の一部幹部に渡ったが、六
ヶ所村再処理工場(青森県)稼働の妨げになるとして、核燃サイクル政策の是非を
審議していた国の審議会の委員にさえ伝えなかった。
当時、漏水事故の続発で再処理工場の安全性を疑問視する声が高まっており、不
利な情報を握りつぶして政策を推し進める隠蔽体質が浮かんだ。
○「隠蔽が事実だとしたらとんでもない。」経産省の諮問機関「総合資源エネル
ギー調査会・電気事業分科会」で委員を務めた大阪大の八田達夫・招聘教授(公
共経済学)は憤る。
六ヶ所村再処理工場は当時まだ放射性物質を流しておらず、解体すれば費用は
3100億円で済んだ。しかし、使用済み核燃料を処理するアクティブ試験(06年3月)
などを経て本格操業した後廃止すれば1兆5500億円かかる。八田氏は04年3月、分
科会で「一度でも使ったら大変な解体コストがかかる。(再処理せず直接地中に
捨てる)直接処分という選択肢も考慮すべきだ」と主張。八田氏は「工場を放射
性物質で汚すか汚さないかを判断する上でロシアの提案は非常に貴重な情報だっ
た」と語った。
(毎日新聞 11月24日より 抜粋)
★2 テント日誌 11月25日(金)>
12/1からの女の座り込みへ、第2テントの用意整う
―― 経産省前テントひろば 76日目 ――
99%の途上国的貧困層が1%の先進国の支配層にプロテストすることのバイオ
レンシャルな状況。
ポストモダンの抵抗戦略は、金融資本に冒された国有地の敷石を分有することか
ら、始まったといってよい。これは世界同時的だった。
世界歴史上、これほどの被ばく体験を持った国家はない。アメリカは加虐的戦
争政策を停止できない。国家とはそれ自体、近代化の問題であって、世界普遍的。
「悲劇の誕生」はドイツ・ナチス政権を予言したが、この最悪の被ばくの連続性
はどんな国家を創らねばならぬ事態なのか?
4人の青年の経産省前ハンガーストライキから始まったテント広場は、福島
の女の、全国の女の座り込みと連携し、12月1日から、「十月十日(とつきと
おか)の女の座り込み」と続く。
ぐずついた霜月の悪天候が切れて、晴れ渡った今日、第2テントの床の手入れ
が、江田氏を頭としてなされた。湿った敷物が干された。張り巡らされた鎖がち
ょうどよい物干しざおとなった。そうして、隙間風を封じ、座敷を倍増し、整理
棚が設置されたテントの中は、なんともあったかいものとなった。
男は女の肥やしだといったのは谷崎潤一郎だった。覇権や父権が核開発=究極
兵器とどういう暗黒の交渉をもっているか、女性は明晰な歴史感覚をもつことが
できている。ただ男のように表現しない。これ以上の犠牲者をだしてはならぬの
に、政府、東電は、放射能から国民を守ろうとしない!
事態は深刻になるばかりなのに! いかなる惰性体も犯罪的だと感じる私ではあ
ります。
( QUEMA記)
( 附) 今日午後3時から 第17回原子力損害賠償紛争審査会が 文科省別館で行
われた。それに先だって文科省前で前段集会が開催され、テントからも駆けつけ
た。
満田さんの避難の権利と賠償~原発事故のコストと社会~脱原発という話に
肯かされる。
自主避難者からのメッセージが紹介される。特に郡山市からの避難者の声として、
「郡山市内の保育園の給食は福島県産の食材なのに、山下教授(福島医大副学長)
の 友人は「山下教授からは、「お弁当と水は持ち込むように」と言われてい
る』と言う話を聞かされ、不安になって夏休みを機に避難した。」又、福島市内
の中学生の中には、「鼻血が出て医者にかかっても「花粉症』と言う病名しかつ
けてもらえない。」「鼻血が止まらず、止血剤を飲んでいる者もいる」との悲痛
なコメントもあった。
富士宮市に避難している長谷川さんのメッセージにはいつも心打たれる。
今日の審査会は、前回光明が見え始めたと思えたのに、雲行きが怪しくなっ
て事実上、避難の賠償を僅かな見舞金でネグレクトするような論調になっている
という。
福島では「白内障」が多くなり、眼科病院が大混雑しているとの報もあり、
健康被害がこれから本格化しそうな中、避難の権利確立と賠償を社会全体の課題
として実現していくことが、脱原発社会への不可欠の事柄なのだと、改めて確認
させられる。
( 文責 Y・T )
★3 無理してないのに体が柔らかくなった!冷静に議論ができる
ようになった!
寝起きが良くなった!リラックスしすぎて寝てしまう!?
日々の活動で疲れた体と心をリラックスさせ、次の一歩へ。
◆大好評のヨーガ(ヨガ)教室、『優しく心と体を強くするヨーガ』◆
☆毎週土曜日10:00~ スペースたんぽぽで開催中!!☆
朝のさわやかな時間帯に、深い呼吸をしながら体を伸ばしてみませんか?
自分の体心と向き合うことによって、小さな発見があるかもしれません。
~~~参加者の方の感想~~~ Sさま(女性)
体を動かすだけでなく、
座学もあるのがこの教室の特徴でしょうか。
特に秀海先生のお話は、古典的な説をご紹介の上で、
“ここからは私の考えなのですが・・・”と日常に即した考え方を示してくださ
るので、
“なるほど!”と理解することができます。
そして、この座学での理解を自分の身体で実感できるのが、また楽しいのです。
たとえば、“呼吸で身体は柔らかくなるのですよ”、というお話の後、
身体が硬かった夫の前屈が実際にどんどんできるようになっていきました。
腕を伸ばしても膝までしか届かなかったのが、
ほんの10分程度の呼吸法で足首まで、そして自宅でも続けたところ、
すぐに床に手が付くようになったのには、傍から見ていても驚きました。
そして、今、いちばん面白いのは、自分自身の“立つ”感覚の変化です。
2本の足で起立してもどこかフワフワした感覚があるので
ダンベル運動やバレエのバーレッスンを続けていたのですが、
ヨーガで初めて身体が落ち着く感覚がわかりました。
立つ(ターダ・アーサナと言うそうです)ということ、
秀海先生が“ヨーガをやると体の芯が通るようになります”と仰るのは
多分こういうことかしらと感じています。
教室に参加するたび、小さな発見を積み重ねてゆける実感がとても楽しいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スペースたんぽぽでやさし~いヨーガをしてリラックスしませんか?
日時:毎週土曜日10:00~12:00
場所:スペースたんぽぽ
参加費用:1500円
講師:河野秀海先生→http://shukai.seesaa.net/(オフィシャルブログ)
予約はこちらまで!kokorokaradayoga@gmail.com
詳細はブログまで→http://kokorokaradayoga.blogspot.com/
★4 北電やらせ「道の関与」根拠メモ―世論誘導生々しく「北電社員も地元
住民」
北海道電力泊原発3号機のプルサーマル計画をめぐるやらせ問題で、北電第三
者委員会が道の関与を指摘する根拠となった二00八年七月八日の道と北電担当
者のやりとりを記録した北電側のメモが存在することがわかった。北海道新聞が
入手した。道民意見募集に際し「北電社員も地元住民だよね」「匿名でも受け付
けている」など、道側が北電にやらせを指示する発言が記載されている。また同
計画の安全性に関する道の有識者検討会議委員への工作を疑わせる発言もある。
文書は「同庁打ち合わせメモ(プル)<取扱注意>」と題したA4判の紙三枚
で、北電側が作成。国と道、北電が一体となってプルサーマル計画に関する世論
誘導を行っていたことを浮かびあがらせている。文書によると、打ち合わせに道
側から出席していた当時の村井悟・原子力安全対策課長(現・釧路総合振興局長)
らは、締め切りが迫っていた道民意見の二次募集について「反対意見ばかり」と
言及。その上で「北電社員も地元に住んでおり、地元住民だよね」「ちなみに
『○○町、匿名希望』でも受け付けている」などと述べ、原発周辺に居住する北
電社員に対し、匿名での賛成意見を寄せるよう要請した。(略)一方、プルサー
マル計画の安全性を議論した有識者検討会議(委員七人)の委員に対する工作が
疑われる記述もある。メモによると、経済産業省資源エネルギー庁から「原子力
に詳しくない委員に対し、北電から基本的なレクが必要では?」と促されたと道
側が発言。続いて委員の名前をそれぞれ挙げ、「○○委員(メモでは実名)には、
あまりヤリ過ぎない方が良い。急に会議でのスタンスが変わってもマズいし」と
北電に助言した場面もある。北電第三者委員会は、このメモの存在をもとに、報
告書で道の関与を「否定しがたい」とした(略)
(2011.11.21.『こちら特報部―東京新聞』より抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その248 ◆
4つの情報をお知らせします(11月26日)
★1 核燃料再処理 露提案を隠蔽(にぎりつぶし)
02年 内閣府・エネ庁 国の審議会に伝えず
★2 テント日誌 11/25(金)
12/1からの女の座り込みへ、第2テントの用意整う
―― 経産省前テントひろば 76日目 ――
★3 ◆大好評のヨーガ(ヨガ)教室、『優しく心と体を強くするヨーガ』
★4 北電やらせ「道の関与」根拠メモ―世論誘導生々しく「北電社員も地
元住民」
★1 核燃料再処理 露提案を隠蔽(にぎりつぶし)
02年 内閣府・エネ庁 国の審議会に伝えず
「六ヶ所工場稼働の妨げ」になるとして、文書を隠した
○ロシアが02年、日本の原発の使用済み核燃料をロシアで一時的に貯蔵(中間貯
蔵)したり、燃料として再利用するため処理(再処理)するプロジェクトを提案す
る外交文書を送っていたことが関係者の話で分かった。
内閣府の原子力委員会や経済産業省資源エネルギー庁の一部幹部に渡ったが、六
ヶ所村再処理工場(青森県)稼働の妨げになるとして、核燃サイクル政策の是非を
審議していた国の審議会の委員にさえ伝えなかった。
当時、漏水事故の続発で再処理工場の安全性を疑問視する声が高まっており、不
利な情報を握りつぶして政策を推し進める隠蔽体質が浮かんだ。
○「隠蔽が事実だとしたらとんでもない。」経産省の諮問機関「総合資源エネル
ギー調査会・電気事業分科会」で委員を務めた大阪大の八田達夫・招聘教授(公
共経済学)は憤る。
六ヶ所村再処理工場は当時まだ放射性物質を流しておらず、解体すれば費用は
3100億円で済んだ。しかし、使用済み核燃料を処理するアクティブ試験(06年3月)
などを経て本格操業した後廃止すれば1兆5500億円かかる。八田氏は04年3月、分
科会で「一度でも使ったら大変な解体コストがかかる。(再処理せず直接地中に
捨てる)直接処分という選択肢も考慮すべきだ」と主張。八田氏は「工場を放射
性物質で汚すか汚さないかを判断する上でロシアの提案は非常に貴重な情報だっ
た」と語った。
(毎日新聞 11月24日より 抜粋)
★2 テント日誌 11月25日(金)>
12/1からの女の座り込みへ、第2テントの用意整う
―― 経産省前テントひろば 76日目 ――
99%の途上国的貧困層が1%の先進国の支配層にプロテストすることのバイオ
レンシャルな状況。
ポストモダンの抵抗戦略は、金融資本に冒された国有地の敷石を分有することか
ら、始まったといってよい。これは世界同時的だった。
世界歴史上、これほどの被ばく体験を持った国家はない。アメリカは加虐的戦
争政策を停止できない。国家とはそれ自体、近代化の問題であって、世界普遍的。
「悲劇の誕生」はドイツ・ナチス政権を予言したが、この最悪の被ばくの連続性
はどんな国家を創らねばならぬ事態なのか?
4人の青年の経産省前ハンガーストライキから始まったテント広場は、福島
の女の、全国の女の座り込みと連携し、12月1日から、「十月十日(とつきと
おか)の女の座り込み」と続く。
ぐずついた霜月の悪天候が切れて、晴れ渡った今日、第2テントの床の手入れ
が、江田氏を頭としてなされた。湿った敷物が干された。張り巡らされた鎖がち
ょうどよい物干しざおとなった。そうして、隙間風を封じ、座敷を倍増し、整理
棚が設置されたテントの中は、なんともあったかいものとなった。
男は女の肥やしだといったのは谷崎潤一郎だった。覇権や父権が核開発=究極
兵器とどういう暗黒の交渉をもっているか、女性は明晰な歴史感覚をもつことが
できている。ただ男のように表現しない。これ以上の犠牲者をだしてはならぬの
に、政府、東電は、放射能から国民を守ろうとしない!
事態は深刻になるばかりなのに! いかなる惰性体も犯罪的だと感じる私ではあ
ります。
( QUEMA記)
( 附) 今日午後3時から 第17回原子力損害賠償紛争審査会が 文科省別館で行
われた。それに先だって文科省前で前段集会が開催され、テントからも駆けつけ
た。
満田さんの避難の権利と賠償~原発事故のコストと社会~脱原発という話に
肯かされる。
自主避難者からのメッセージが紹介される。特に郡山市からの避難者の声として、
「郡山市内の保育園の給食は福島県産の食材なのに、山下教授(福島医大副学長)
の 友人は「山下教授からは、「お弁当と水は持ち込むように」と言われてい
る』と言う話を聞かされ、不安になって夏休みを機に避難した。」又、福島市内
の中学生の中には、「鼻血が出て医者にかかっても「花粉症』と言う病名しかつ
けてもらえない。」「鼻血が止まらず、止血剤を飲んでいる者もいる」との悲痛
なコメントもあった。
富士宮市に避難している長谷川さんのメッセージにはいつも心打たれる。
今日の審査会は、前回光明が見え始めたと思えたのに、雲行きが怪しくなっ
て事実上、避難の賠償を僅かな見舞金でネグレクトするような論調になっている
という。
福島では「白内障」が多くなり、眼科病院が大混雑しているとの報もあり、
健康被害がこれから本格化しそうな中、避難の権利確立と賠償を社会全体の課題
として実現していくことが、脱原発社会への不可欠の事柄なのだと、改めて確認
させられる。
( 文責 Y・T )
★3 無理してないのに体が柔らかくなった!冷静に議論ができる
ようになった!
寝起きが良くなった!リラックスしすぎて寝てしまう!?
日々の活動で疲れた体と心をリラックスさせ、次の一歩へ。
◆大好評のヨーガ(ヨガ)教室、『優しく心と体を強くするヨーガ』◆
☆毎週土曜日10:00~ スペースたんぽぽで開催中!!☆
朝のさわやかな時間帯に、深い呼吸をしながら体を伸ばしてみませんか?
自分の体心と向き合うことによって、小さな発見があるかもしれません。
~~~参加者の方の感想~~~ Sさま(女性)
体を動かすだけでなく、
座学もあるのがこの教室の特徴でしょうか。
特に秀海先生のお話は、古典的な説をご紹介の上で、
“ここからは私の考えなのですが・・・”と日常に即した考え方を示してくださ
るので、
“なるほど!”と理解することができます。
そして、この座学での理解を自分の身体で実感できるのが、また楽しいのです。
たとえば、“呼吸で身体は柔らかくなるのですよ”、というお話の後、
身体が硬かった夫の前屈が実際にどんどんできるようになっていきました。
腕を伸ばしても膝までしか届かなかったのが、
ほんの10分程度の呼吸法で足首まで、そして自宅でも続けたところ、
すぐに床に手が付くようになったのには、傍から見ていても驚きました。
そして、今、いちばん面白いのは、自分自身の“立つ”感覚の変化です。
2本の足で起立してもどこかフワフワした感覚があるので
ダンベル運動やバレエのバーレッスンを続けていたのですが、
ヨーガで初めて身体が落ち着く感覚がわかりました。
立つ(ターダ・アーサナと言うそうです)ということ、
秀海先生が“ヨーガをやると体の芯が通るようになります”と仰るのは
多分こういうことかしらと感じています。
教室に参加するたび、小さな発見を積み重ねてゆける実感がとても楽しいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スペースたんぽぽでやさし~いヨーガをしてリラックスしませんか?
日時:毎週土曜日10:00~12:00
場所:スペースたんぽぽ
参加費用:1500円
講師:河野秀海先生→http://shukai.seesaa.net/(オフィシャルブログ)
予約はこちらまで!kokorokaradayoga@gmail.com
詳細はブログまで→http://kokorokaradayoga.blogspot.com/
★4 北電やらせ「道の関与」根拠メモ―世論誘導生々しく「北電社員も地元
住民」
北海道電力泊原発3号機のプルサーマル計画をめぐるやらせ問題で、北電第三
者委員会が道の関与を指摘する根拠となった二00八年七月八日の道と北電担当
者のやりとりを記録した北電側のメモが存在することがわかった。北海道新聞が
入手した。道民意見募集に際し「北電社員も地元住民だよね」「匿名でも受け付
けている」など、道側が北電にやらせを指示する発言が記載されている。また同
計画の安全性に関する道の有識者検討会議委員への工作を疑わせる発言もある。
文書は「同庁打ち合わせメモ(プル)<取扱注意>」と題したA4判の紙三枚
で、北電側が作成。国と道、北電が一体となってプルサーマル計画に関する世論
誘導を行っていたことを浮かびあがらせている。文書によると、打ち合わせに道
側から出席していた当時の村井悟・原子力安全対策課長(現・釧路総合振興局長)
らは、締め切りが迫っていた道民意見の二次募集について「反対意見ばかり」と
言及。その上で「北電社員も地元に住んでおり、地元住民だよね」「ちなみに
『○○町、匿名希望』でも受け付けている」などと述べ、原発周辺に居住する北
電社員に対し、匿名での賛成意見を寄せるよう要請した。(略)一方、プルサー
マル計画の安全性を議論した有識者検討会議(委員七人)の委員に対する工作が
疑われる記述もある。メモによると、経済産業省資源エネルギー庁から「原子力
に詳しくない委員に対し、北電から基本的なレクが必要では?」と促されたと道
側が発言。続いて委員の名前をそれぞれ挙げ、「○○委員(メモでは実名)には、
あまりヤリ過ぎない方が良い。急に会議でのスタンスが変わってもマズいし」と
北電に助言した場面もある。北電第三者委員会は、このメモの存在をもとに、報
告書で道の関与を「否定しがたい」とした(略)
(2011.11.21.『こちら特報部―東京新聞』より抜粋)
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1262】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その247 ◆
3つの情報をお知らせします(11月25日)
★1.「国は福島を見捨てるつもり」と思う
しかし、福島県民は安全と思っている、
この状況を変えるにはどうするか 小児科医 山田真氏
★2.12月から「十月十日(とつきとおか)の座り込み」
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内2つ
イ.12月7日(水)子どもがあぶない!放射能から守ろう!
世界ヒバクシャ展緊急フォーラム
福島から全国へ広げよう、女性たちのWA!
ロ.2012/1/15さよなら原発・あきる野・初デモ
一緒に歩いてアピールしよう!
子どもたちの未来に、もう原発は要らない!
★1.「国は福島を見捨てるつもり」と思う
しかし、福島県民は安全と思っている、この状況を変えるにはどうするか
小児科医 山田真氏
11月22日、ユニオン東京合同の学習会(場所、神保町区民館)に参加しました。
講師は山田真氏(子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)
でした。
この日先生は6時まで八王子の病院で勤務されてから来ました。連日講演会に呼
ばれている状態です。
□始めに一冊の本を紹介をされました。
国・福島県側が山下俊一氏を中心に県民に現在の放射線レベルは問題ない・安全
だと言い続け、批判・反対派を封じ込めようとしている時に、この本は正しい知
識を提供してくれるものです。
□中川保雄氏の「放射線被ばくの歴史」(1991年)著者は1991年死亡、最近まで
絶版になっていました。
放射能の健康影響の科学的成果を見直すうえで非常に重要という声が多く(特に
宗教学者の島薗進氏は復刊以前にブログで内容を紹介していた)復刊されました。
□山田先生の発言の主な点は下記の通りです:
○国・福島県は県民の健康管理調査を始めましたが、子供の健康診断のインター
バルの長さ(ある年齢以上は5年に一度)は、治療を目的とするのでなく、問題
なかったという結論を出すための手続きと思われます。
○尿検査でもセシウム検出せずと言っていますが、福島老朽原発を考える会がフ
ランスに委託した分析では、1-3ベクレル/リットル出ています。
福島県の検査は検出せずの限界値が高すぎます。
重要な点は2か月後に行った同じ子どもの2度目の尿検査結果です。
福島を離れた子供は半減していますが、とどまった子どもは同じか増えています。
汚染地域を出ない限り、被曝し続けることを示しています。
○健康調査を福島県でだけ行うのはおかしい。他県でも放射線の高いところがあ
ります。国民の健康を守る意思がないのは憲法違反です。
○大部分の医者は国・福島県とグルになっています。
福島のお母さんが子供が体調悪いと言っても笑い飛ばすだけです。
放射能の影響だというと村八分にされます。
○患者を診る医者の一存で放射線の影響でなく、別の原因とする診断結果を記録
することが可能です。たとえば、昔、水俣病の手のしびれは首の骨の変形が原因
とされました。肝臓病は酒の飲みすぎとされました。
○原発労働者は全く救援の手がなく、正しい放射線管理もされず見殺しにされて
います。原発労働者の人間としての権利を守れないなら今後起こるすべての人の
健康被害も守れないでしょう。
○福島の子どもの甲状腺を定期的に調べるとしているのは、甲状腺がんは隠せな
いからです。チェルノブイリの子どもからわかるように甲状腺だけなく、脳、目、
肝臓、腎臓、のど、皮膚等にも癌はできます。白血病も多く出ています。
ヨウ素を普段摂取している日本人はおそらく甲状腺がんはチェルノブイリより少
ないと思われますから、甲状腺だけ調べて顕著には悪化してないとごまかすつも
りです。
○結局、国は福島を見捨てるつもりと思います。
大多数の福島県民は安全と思って生活しています。不安と思って生活するのはつ
らいです。
この状況を変えるためにどうするか、真剣に考える必要があります。
(冨塚)
★2.12月から「十月十日(とつきとおか)の座り込み」
椎名さん発案で「十月十日の座り込み」12月1日開始
■ テント前広場に出掛けて行ったらなにやら異様な光景が飛び込んできた。街
宣車が大きい声を張り上げているのではない。街路樹のプラタナスが丸裸にされ
ているのだ。紅葉前の葉が枝ごと切り落とされているのだ。何をするのだと抗議
したいところだが、経産省前は放射能汚染度が結構高いことに気が付く。僕らは
前から周辺を調べていて汚染度が高いことを報告してはいたが、新聞などの報道
もあって動いたのだろうか。
テントには全国のみならず、外国からの来訪者も増えているが新しい行動も持
ち込まれている。11月23日には「脱原発をめざす女たちの会」のキックオフ
集会が持たれたが、「原発いらない福島の女たち」の世話人である椎名さんたち
の提起で再度の座り込みがはじまる。椎名さん発案の「十月十日の座り込み」で
ある。そうか何が生まれるか、あれこれ想像するだけで楽しい。老若男女を問わ
ず多くの人に参加して欲しい。12月1日(木)に開始である。何かと忙しい月
が12月だが多くのアクションや企画の予定もある。
■ 前号で脱原発について議論を深めて行こうという提案をした。どんな形であ
れ、議論が進展することはよいことだ。僕らがこのテント前共同広場は原発の是
非を問う共同の広場になるのを提起したことはそれだけ多くの議論が展開される
ことの期待も込められている。脱原発の意志を広く結集せんとすることは、原発
問題の理解が共通のものとして深まることである。例えば「原発と科学技術」
「原発と体制や権力」「原発と社会」、これは思いつくままに列挙しただけであ
るが、また、脱原発と日本社会の現在から未来のビジョン(構想)の提示になる
と思う。3・11が僕らに突き付けた日本の転換ということに応えることでもあ
る。これは原発問題と諸々の問題(TPP.沖縄、憲法等)との関係を僕らに連
関づけることを要求する。原発問題は原発問題としてだけあるのではなく、固有
の問題としてあるのではないからだ。だだ、現代社会の矛盾と原発の存在を関係
づけ、現在から未来に渡る社会ビジョン(構想や理念)に結晶させていくことは
困難なことを自覚している。これは自民党や民主党などの政党、知識人、メディ
ア、僕ら全てが直面している問題だ。僕らに幾分かの語るべきところがあるとす
れば「問題の所在」に気が付いている程度である。このビジョン(構想や理念)
はイメージとして言説(言葉)として出てくるが、神や前衛(上から)出てくる
ものではない。今は、自分の言葉から出発するしかない。だから、議論の内に変
革さるべき社会のビジョンを創りだされるのが大事なのだ。(文責 三上治)
9条改憲阻止の会連絡センター「連帯ニュース第192号(2011.11.25)」より
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内2つ
イ.12月7日(水)子どもがあぶない!放射能から守ろう!
世界ヒバクシャ展緊急フォーラム
福島から全国へ広げよう、女性たちのWA!
場所:めぐろパーシモンホール 大ホール 東急東横線都立大学駅より徒歩7分
時間:昼の部 10時30分~17時(開場10時) 交流タイム 17時~18時30分
夜の部 18時30分~21時(開場17時30分)
【昼の部】放射能の身体への影響をどう抑えるか
(午前)
報告:竹野内真理(翻訳家、低線量被曝者の会共同代表)
『知られていない被曝の真実~汚染地から子供たちを避難させて』
講演:大谷ゆみこ(つぶつぶクリエイター、フウ未来生活研究所代表)
『「食の転換」と「意識の転換」で恐れを手放し未来の始まりとしての今
を生きよう!』
(午後)
歌 :TOMOKO『ザマナイ~時代よ!~』
(数多くの被曝者を生んだカザフ40年にわたる核実験を止めた歌)
講演:肥田舜太郎(6000人以上の被爆者を治療した医師)
『広島の被爆者治療から学んだこと』
報告:佐藤幸子(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人)
『子どもたちを放射能から守るために』
トーク(質問タイム)肥田舜太郎&大谷ゆみこ&佐藤幸子&竹野内真理
【交流タイム】ロビーで自由に交流(サンドウィッチ、飲み物の販売あり)
【夜の部】女性たちの作戦会議あり
【写真展】ヒバクシャを追った6人の写真家たち
伊藤孝司 桐生広人 豊崎博光 本橋成一 森下一徹 森住卓
参加費:昼の部 1500円 参加申込受付中 夜の部 1000円
昼の部・夜の部通し 2000円 高校生以下無料
主 催:NPO法人世界ヒバクシャ展
連絡先:080-3392-1110(森下) 03-3723-1004(事務所)
URL http://hibakushaten.blogspot.com
※詳しいことは、お問い合わせ下さい。※少人数ですが保育室があります。
ロ.2012/1/15さよなら原発・あきる野・初デモ
一緒に歩いてアピールしよう!
子どもたちの未来に、もう原発は要らない!
2012年1月15日(日)
13:30 秋川駅(JR五日市線)北口ロータリー集合
ケーナectの生演奏
さよなら原発のアピール
13:45 デモ出発
(小さなお子さんに合わせてゆっくりと、駅周辺を歩きます)
15:00 秋川駅解散
◎プラカード、ゼッケンを工夫して、デモを盛り上げましょう!
◎寒い時期なので、防寒対策をしっかりと!
主 催:さよなら原発~にしたま~
連絡先:042-559-6941(谷口・辻)、042-559-8851(田中)、
042-596-4569(佐橋)、042-597-4960(雨宮)
メールでの問い合わせ先 kawarade@nifty.com
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その247 ◆
3つの情報をお知らせします(11月25日)
★1.「国は福島を見捨てるつもり」と思う
しかし、福島県民は安全と思っている、
この状況を変えるにはどうするか 小児科医 山田真氏
★2.12月から「十月十日(とつきとおか)の座り込み」
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内2つ
イ.12月7日(水)子どもがあぶない!放射能から守ろう!
世界ヒバクシャ展緊急フォーラム
福島から全国へ広げよう、女性たちのWA!
ロ.2012/1/15さよなら原発・あきる野・初デモ
一緒に歩いてアピールしよう!
子どもたちの未来に、もう原発は要らない!
★1.「国は福島を見捨てるつもり」と思う
しかし、福島県民は安全と思っている、この状況を変えるにはどうするか
小児科医 山田真氏
11月22日、ユニオン東京合同の学習会(場所、神保町区民館)に参加しました。
講師は山田真氏(子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)
でした。
この日先生は6時まで八王子の病院で勤務されてから来ました。連日講演会に呼
ばれている状態です。
□始めに一冊の本を紹介をされました。
国・福島県側が山下俊一氏を中心に県民に現在の放射線レベルは問題ない・安全
だと言い続け、批判・反対派を封じ込めようとしている時に、この本は正しい知
識を提供してくれるものです。
□中川保雄氏の「放射線被ばくの歴史」(1991年)著者は1991年死亡、最近まで
絶版になっていました。
放射能の健康影響の科学的成果を見直すうえで非常に重要という声が多く(特に
宗教学者の島薗進氏は復刊以前にブログで内容を紹介していた)復刊されました。
□山田先生の発言の主な点は下記の通りです:
○国・福島県は県民の健康管理調査を始めましたが、子供の健康診断のインター
バルの長さ(ある年齢以上は5年に一度)は、治療を目的とするのでなく、問題
なかったという結論を出すための手続きと思われます。
○尿検査でもセシウム検出せずと言っていますが、福島老朽原発を考える会がフ
ランスに委託した分析では、1-3ベクレル/リットル出ています。
福島県の検査は検出せずの限界値が高すぎます。
重要な点は2か月後に行った同じ子どもの2度目の尿検査結果です。
福島を離れた子供は半減していますが、とどまった子どもは同じか増えています。
汚染地域を出ない限り、被曝し続けることを示しています。
○健康調査を福島県でだけ行うのはおかしい。他県でも放射線の高いところがあ
ります。国民の健康を守る意思がないのは憲法違反です。
○大部分の医者は国・福島県とグルになっています。
福島のお母さんが子供が体調悪いと言っても笑い飛ばすだけです。
放射能の影響だというと村八分にされます。
○患者を診る医者の一存で放射線の影響でなく、別の原因とする診断結果を記録
することが可能です。たとえば、昔、水俣病の手のしびれは首の骨の変形が原因
とされました。肝臓病は酒の飲みすぎとされました。
○原発労働者は全く救援の手がなく、正しい放射線管理もされず見殺しにされて
います。原発労働者の人間としての権利を守れないなら今後起こるすべての人の
健康被害も守れないでしょう。
○福島の子どもの甲状腺を定期的に調べるとしているのは、甲状腺がんは隠せな
いからです。チェルノブイリの子どもからわかるように甲状腺だけなく、脳、目、
肝臓、腎臓、のど、皮膚等にも癌はできます。白血病も多く出ています。
ヨウ素を普段摂取している日本人はおそらく甲状腺がんはチェルノブイリより少
ないと思われますから、甲状腺だけ調べて顕著には悪化してないとごまかすつも
りです。
○結局、国は福島を見捨てるつもりと思います。
大多数の福島県民は安全と思って生活しています。不安と思って生活するのはつ
らいです。
この状況を変えるためにどうするか、真剣に考える必要があります。
(冨塚)
★2.12月から「十月十日(とつきとおか)の座り込み」
椎名さん発案で「十月十日の座り込み」12月1日開始
■ テント前広場に出掛けて行ったらなにやら異様な光景が飛び込んできた。街
宣車が大きい声を張り上げているのではない。街路樹のプラタナスが丸裸にされ
ているのだ。紅葉前の葉が枝ごと切り落とされているのだ。何をするのだと抗議
したいところだが、経産省前は放射能汚染度が結構高いことに気が付く。僕らは
前から周辺を調べていて汚染度が高いことを報告してはいたが、新聞などの報道
もあって動いたのだろうか。
テントには全国のみならず、外国からの来訪者も増えているが新しい行動も持
ち込まれている。11月23日には「脱原発をめざす女たちの会」のキックオフ
集会が持たれたが、「原発いらない福島の女たち」の世話人である椎名さんたち
の提起で再度の座り込みがはじまる。椎名さん発案の「十月十日の座り込み」で
ある。そうか何が生まれるか、あれこれ想像するだけで楽しい。老若男女を問わ
ず多くの人に参加して欲しい。12月1日(木)に開始である。何かと忙しい月
が12月だが多くのアクションや企画の予定もある。
■ 前号で脱原発について議論を深めて行こうという提案をした。どんな形であ
れ、議論が進展することはよいことだ。僕らがこのテント前共同広場は原発の是
非を問う共同の広場になるのを提起したことはそれだけ多くの議論が展開される
ことの期待も込められている。脱原発の意志を広く結集せんとすることは、原発
問題の理解が共通のものとして深まることである。例えば「原発と科学技術」
「原発と体制や権力」「原発と社会」、これは思いつくままに列挙しただけであ
るが、また、脱原発と日本社会の現在から未来のビジョン(構想)の提示になる
と思う。3・11が僕らに突き付けた日本の転換ということに応えることでもあ
る。これは原発問題と諸々の問題(TPP.沖縄、憲法等)との関係を僕らに連
関づけることを要求する。原発問題は原発問題としてだけあるのではなく、固有
の問題としてあるのではないからだ。だだ、現代社会の矛盾と原発の存在を関係
づけ、現在から未来に渡る社会ビジョン(構想や理念)に結晶させていくことは
困難なことを自覚している。これは自民党や民主党などの政党、知識人、メディ
ア、僕ら全てが直面している問題だ。僕らに幾分かの語るべきところがあるとす
れば「問題の所在」に気が付いている程度である。このビジョン(構想や理念)
はイメージとして言説(言葉)として出てくるが、神や前衛(上から)出てくる
ものではない。今は、自分の言葉から出発するしかない。だから、議論の内に変
革さるべき社会のビジョンを創りだされるのが大事なのだ。(文責 三上治)
9条改憲阻止の会連絡センター「連帯ニュース第192号(2011.11.25)」より
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内2つ
イ.12月7日(水)子どもがあぶない!放射能から守ろう!
世界ヒバクシャ展緊急フォーラム
福島から全国へ広げよう、女性たちのWA!
場所:めぐろパーシモンホール 大ホール 東急東横線都立大学駅より徒歩7分
時間:昼の部 10時30分~17時(開場10時) 交流タイム 17時~18時30分
夜の部 18時30分~21時(開場17時30分)
【昼の部】放射能の身体への影響をどう抑えるか
(午前)
報告:竹野内真理(翻訳家、低線量被曝者の会共同代表)
『知られていない被曝の真実~汚染地から子供たちを避難させて』
講演:大谷ゆみこ(つぶつぶクリエイター、フウ未来生活研究所代表)
『「食の転換」と「意識の転換」で恐れを手放し未来の始まりとしての今
を生きよう!』
(午後)
歌 :TOMOKO『ザマナイ~時代よ!~』
(数多くの被曝者を生んだカザフ40年にわたる核実験を止めた歌)
講演:肥田舜太郎(6000人以上の被爆者を治療した医師)
『広島の被爆者治療から学んだこと』
報告:佐藤幸子(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人)
『子どもたちを放射能から守るために』
トーク(質問タイム)肥田舜太郎&大谷ゆみこ&佐藤幸子&竹野内真理
【交流タイム】ロビーで自由に交流(サンドウィッチ、飲み物の販売あり)
【夜の部】女性たちの作戦会議あり
【写真展】ヒバクシャを追った6人の写真家たち
伊藤孝司 桐生広人 豊崎博光 本橋成一 森下一徹 森住卓
参加費:昼の部 1500円 参加申込受付中 夜の部 1000円
昼の部・夜の部通し 2000円 高校生以下無料
主 催:NPO法人世界ヒバクシャ展
連絡先:080-3392-1110(森下) 03-3723-1004(事務所)
URL http://hibakushaten.blogspot.com
※詳しいことは、お問い合わせ下さい。※少人数ですが保育室があります。
ロ.2012/1/15さよなら原発・あきる野・初デモ
一緒に歩いてアピールしよう!
子どもたちの未来に、もう原発は要らない!
2012年1月15日(日)
13:30 秋川駅(JR五日市線)北口ロータリー集合
ケーナectの生演奏
さよなら原発のアピール
13:45 デモ出発
(小さなお子さんに合わせてゆっくりと、駅周辺を歩きます)
15:00 秋川駅解散
◎プラカード、ゼッケンを工夫して、デモを盛り上げましょう!
◎寒い時期なので、防寒対策をしっかりと!
主 催:さよなら原発~にしたま~
連絡先:042-559-6941(谷口・辻)、042-559-8851(田中)、
042-596-4569(佐橋)、042-597-4960(雨宮)
メールでの問い合わせ先 kawarade@nifty.com
たんぽぽ舎です。【TMM:No1261】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その246 ◆
4つの情報をお知らせします(11月25日)
★1.「放射能を自分で測定するにはどうしたらいいのか」
計測器の種類と目的と注意点
★2.テント日誌 11月23日、11月24日
女たちの座り込み、元京大原子炉実験所の小林先生も来訪
- 経産省前テント座り込み74日目、75日目-
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.11・26シンポジウム 生産者協同組合をめぐって
ロ.「知と時代の最先端をあゆむ4人の論者がポスト3・11の社会と
文明を展望します」12月2日
ハ.フクシマと習志野をつなぐ集い」12月4日
★4.新聞・雑誌から - 東京新聞
ストロンチウム 都内3カ所で検出
★1.「放射能を自分で測定するにはどうしたらいいのか」
計測器の種類と目的と注意点
放射線の計測器には沢山の種類があります。測定の目的と精度、予算によ
って計測器の種類も変わってきます。用途による違いとしては、大きく個人の
放射線防護のためのものと、放射線計測のものに分かれます。
個人の放射線防護の目的の計測器は「個人線量計」と呼ばれます。小型で電
池で動作します。積算被曝量や設定値を超えるとアラームが鳴る機能がありま
す。街中のホットスポットを探す際にはアラームをセットして歩き回るだけで
それなりの発見ができますので便利です。その代り「サーベイメータ」と呼ば
れる放射線計測用のものより、精度や感度が劣ります。個人線量計を使って街
中で見つけたホットスポットの処置を行政とやり取りをするような場合、精度
のたしかな「サーベイメータ」を計測しなおした方が話が早いでしょう。個人
線量計はインターネットの通販でも入手可能です。国産のものではエステーや
セーラーなどがあります。ロシア製やウクライナ製も人気があります。
サーベイメータは国産で有名なのは日立アロカメディカル製、富士電機製など
があります。行政や学校で買うなら良いですが、個人用としては高価です。ク
リアパルス製Mr.Gammaやホリバ製Radiなど12万円から14万円程度で購
入可能です。国産のサーベイメータは学校に理科の実験用品を納入している会
社に問い合わせると入手可否がわかります。
食品の放射能汚染を計測するには、雑音を除くために鉛の遮蔽体などが必要
です。また検出感度も高くないといけません。もともと大量に販売されるもの
でもないため、かなり高額になります。たんぽぽ舎で使用しているものは応用
光研工業株式会社製および、キャンベラ社製です。
なお、測定するときの注意点とし、一度計測器が汚れてしまうとその後の計
測がおかしくなるので、ビニール袋などに入れて計測器自体が汚染されないよ
うにしましょう。食品計測の際は容器をポリ袋で保護します。地面からの高さ
を揃えて計測すると後で汚染の分布を調べることができます。GM管式の測定
器でシーベルト単位の表示は目安と考えましょう。シーベルトの値はシンチレ
ータ式などで確認しましょう。
参考までに、食品の放射能測定を行っている組織団体の例を別表にします。
(原田)
(財)日本分析センター
TEL 043-423-5325
URL http://www.jcac.or.jp/
(財)食品環境検査協会
TEL 03-3522-2331(東京事業所)
※上記以外の各地問い合わせ先は下記HP参照。
URL http://www.jiafe.or.jp/
(財)日本食品分析センター
TEL 03-3469-7009(東京本部)
URL http://www.jfrl.or.jp/
たんぽぽ舎
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5階
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
市民放射能測定所
〒960-8034 福島市置賜町8-8パセナカMisse 1F
MAIL: info@crms-jpn.com
URL http://www.crms-jpn.com/
★2.テント日誌 11月23日、11月24日
<テント日誌 11/23(水)>
全国とつながり、ひろがり続けるテントひろば
―― 経産省前テントひろば 74日目 ――
午前中、テントひろばには双葉町から避難してきている方が座り込みに来て
くださいました。また、午後からはいわき市や茨城からいらっしゃった方々も。
差し入れに至っては、京都、愛知、福島など、先日の沖縄からのロールケーキ
に続き、全国から届き、テントひろば側では「全国物産展」ができてしまうの
ではないか?!と大盛り上がり。
日一日と寒さが増すこの頃、テント座り込み24時間体制も厳しさを増して
います。このような状況では、全国各地から届き物があるという事実そのもの
が非常に心強く、勇気をいただきます。みなさま本当にありがとうございます。
23日は、「脱原発を目指す女たちの会」キックオフ集会がありました。これ
に合わせて、テントひろばには「原発いらない全国の女たち」の呼びかけ人の
方々が集まって再会を喜び合い、ネット中継で集会を見守りました。
キックオフ集会でも告知がありましたが、12月1日から、再び女たちの座
り込みが始まります。「原発いらない福島の女たち」の世話人の一人、椎名さん
の発案で、十月十日の座り込みです。壮絶な覚悟です。
これに呼応し、「原発いらない全国の女たち」呼びかけ人の方々も上京予定で
す。東京近隣のみなさん、今日からぜひ、座り込みに来てください。私も座り
込みます。よろしくお願い致します。
テントひろばには、女たちの座り込みにも参加されていた80代後半の女性
や5歳の女の子の姿もありました。老若男女、思い思いに座り、語り合い、ギ
ターを奏でる人は奏で、太鼓をたたく人は叩き、即興のミニライブも。夕闇に
包まれた穏やかな時間が流れていました。
(文責 ひまわり)
<テント日誌 11/24(木)>
全国の人々を結んでいるテント・テントは全国運動に
―― 経産省前テントひろば 75日目 ――
11月24日(木)晴れ。日射しのある日中は結構暖かかったが、日暮れと
ともに気温は急降下。寒い!と感じる折に、毛布や膝掛けの差し入れあり。有
り難い。
このところ全国各地からの来訪者が多いが、今日はまた格別であった。午前
中に京都と奈良の青年が来る。国会に行く途中とのこと。午後には沖縄の海勢
頭 豊さんが大阪・京都の方を伴って来訪。外務省に申し入れに行くそうだ。
11/23の脱原発をめざす女たちの会キックオフ集会に参加された佐賀・
福岡の女性2人が、玄海のチラシ・ポスターを持ってこられ、そのままテント
前で座り込み。山形から二十歳過ぎの若者男女3名が来訪。その前からいた青
年も交えた話し込む。議論好きのMさんが熱い議論を展開。きっと若者たちを
前に血が騒いだのだろう。
三重のおばさんもやってくる。厚労省との交渉の後だそうである。遠方から
の方に1万円もカンパしていただいて恐縮する。
アメリカのジャーナリストが取材に来る。ひまわりさんと熱心に話し込む。
コミュニティ・ユニオン首都圏ネットワークの人達7~8名が一日行動を終
えてテントを来訪。今日の一日行動には東電申し入れ行動も組み込まれていた
そうである。次々とカンパをありがとうございました。
午後5時頃、もんじゅの院内集会・対政府交渉を終えた関西の一団(5~6
名)が来訪。その中に小林圭二さんもいた。彼は小出裕章さんの先輩でかの「熊
取六人衆」の長老格であり、私たちにとって反原発運動の大先達である。今も
精力的に飛び回っておられる。
私事になるが、小林圭二さんとほぼ半世紀ぶりの再会をすることができた。
50年近く前、彼は大学の2年先輩であったが寝食を共にするほどの活動を共
にした旧知の間柄であり、何故かずっと出会う機会がないままにきていたのが、
テントで思わぬ再会を得て、感無量であった。
彼の話では、この経産省前テントと福岡の16000人の大集会トデモに刺
激され、それに若者の関電前120時間座り込みもあり、大阪でもいろいろな
運動体がまとまって反原発の大きな力を創っていこうという動きが始まってい
るとのことであった。
テントひろばは、まさに一つの全国運動となってきているのだと、実感させ
られた一日であった。
全国の人々と結び、その力をもって原子力ムラの司令塔=経産省に対峙し、
再稼働を阻止し、脱原発への道を拓く。
12/1からは福島の女性を先頭にした女性たちの十月十日の座り込み行動
が始まる。
テントひろばは闘いの新たな局面を迎えようとしている。
( 文責 Y・T )
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.11・26シンポジウム 生産者協同組合をめぐって
主催:ルネサンス研究所
日時:11月26日(土)13時30分~17時
会場:たんぽぽ舎会議室 東京都千代田区三崎町2-6
ダイナミックビル4F 電03-3238-9035
講師 由井格(社会運動資料センター)
樋口兼次(白鴎大学経営学部教授)
会費 500円
10・8仙台シンポ「協同の力で復興を!」おいて、仙台のさまざまな協同組
合の報告をもとに、「東日本大震災」によって仕事と生活が奪われ、崩壊した地
域社会をその固有性に基づいて再形成する課題が提起された。また、2012
年は、国連が推進する国際協同組合年であり、さまざまなイベントが企画され
ている。グローバル資本主義の体制的危機に直面している現在、協同組合とい
う経済システムの再検証が問われている。今回のシンポは第1弾として、由井
格氏の「日中・太平洋戦争下の中国の合作社について」と樋口兼次氏の「戦後
日本の生産者協同組合の発生と経過」の報告を基に、協同組合運動の歴史と思
想を検証する。(問い合わせ:090-4592―2845)
ロ.「知と時代の最先端をあゆむ4人の論者がポスト3・11の社会と文明を
展望します」12月2日
日時:12月2日(金)午後7時~午後9時30分
場所:船橋市民文化ホール 大ホール (JR船橋から徒歩7分、京成船橋から
徒歩5分)
演者
・島薗進 (東京大学大学院教授 生命倫理・宗教学)
・影浦峡 (東京大学大学院教授 メディア・言語論)
・長沢哲 (京都文教大学准教授 哲学・生命論)
・松原弘直 (ISEP(環境エネルギー政策研究所)理事・主席研究員 環境・
エネルギー論)
司会:朝倉幹晴 (船橋市議・駿台予備校生物課講師)
コーディネーター:田野尻哲郎 (東京大学大学院総合文化研究科博士課程・
薬剤師)
3月11日の東日本大震災と福島原発事故は、これからどのような社会、文化、
生活様式を創りだしていくべきか、私たちに根本的な問いを投げかけています。
持続可能で安全な代替エネルギーを土台とする社会と文明はどのようなも
のか?
エネルギー政策、メディアとコミュニティー、生命倫理、からだと心という
視点から、討論します。
講演者紹介、開場へのアクセス等詳細はこちら。
http://post311funabashi.jimdo.com/
ハ.「フクシマと習志野をつなぐ集い」12月4日
日時:12月4日(日)午後1時30分~
場所:船橋市東部公民館講堂 (JR津田沼駅北口・新京成新津田沼駅から徒歩
3分)
講演:フクシマの視点
講師:藍原寛子さん (福島在住 医療ジャーナリスト)
フリーのジャーナリストとして福島原発事故を現場からレポートする作
業を続けています。
パレード:午後4時~ 津田沼一丁目講演より
共催: 船橋憲法を生かす会 / PAC-3 実行委員会
PAC-3 強行配備から4年、大型弾薬庫建設から8か月
- 武力で平和は作れない!ミサイル防衛から撤退を!
福島第一原発事故から9か月、
今フクシマで何が今起きているのか? そして習志野では?
- 原発さようなら!放射能から子供たちを守ろう!
TEL: 090-3509-8732
Mail: no-war@syd.odn.ne.jp
★4.新聞・雑誌から - 東京新聞
ストロンチウム 都内3カ所で検出
経産省前、東京国際フォーラム前、清澄白河駅前
横浜に続きストロンチウム―市民グループが確認
○東京・霞が関の経済産業省庁舎前(千代田区)など都内3ヶ所の路上に堆積
していた泥から、微量の放射性ストロンチウムが検出されたことがわかった。
福島第一原発から約ニ百五十キロとより遠い横浜市港北区のマンション屋上の
泥などからも十月中旬に確認されている。ストロンチウムについて文部科学省
は同原発から半径百キロ圏内でしか土壌調査しておらず、専門家などから調査
範囲の拡大を求める声が上がっている。
○経産省前路上など、土壌検査すべきだ:古川路明・名古屋大名誉教授(放射
化学)の話―横浜や東京でも見つかり、福島第一原発からのストロンチウムが
あちこちに飛散した事が分かる。量としては、多くはないが、国は住民に安心
してもらうためにも、セシウムの調査だけでなく、ストロンチウムもどこまで
広がっているのか、土壌検査すべきだ。
○微量でもやっかい:松井英介・岐阜環境医学研究所所長(放射線医学)の話
―ストロンチウム90は半減期が約二十九年。食品などから取り込むと骨に蓄積
し、血液のがんの原因となる。内部被ばくではセシウムよりも危険度が高いベ
ータ線を出し、微量でもやっかいだ。国はストロンチウムの食品の基準も具体
的な数値で示して、検査も実施すべきだ。(20011.11.24.東京新聞一面より抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その246 ◆
4つの情報をお知らせします(11月25日)
★1.「放射能を自分で測定するにはどうしたらいいのか」
計測器の種類と目的と注意点
★2.テント日誌 11月23日、11月24日
女たちの座り込み、元京大原子炉実験所の小林先生も来訪
- 経産省前テント座り込み74日目、75日目-
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.11・26シンポジウム 生産者協同組合をめぐって
ロ.「知と時代の最先端をあゆむ4人の論者がポスト3・11の社会と
文明を展望します」12月2日
ハ.フクシマと習志野をつなぐ集い」12月4日
★4.新聞・雑誌から - 東京新聞
ストロンチウム 都内3カ所で検出
★1.「放射能を自分で測定するにはどうしたらいいのか」
計測器の種類と目的と注意点
放射線の計測器には沢山の種類があります。測定の目的と精度、予算によ
って計測器の種類も変わってきます。用途による違いとしては、大きく個人の
放射線防護のためのものと、放射線計測のものに分かれます。
個人の放射線防護の目的の計測器は「個人線量計」と呼ばれます。小型で電
池で動作します。積算被曝量や設定値を超えるとアラームが鳴る機能がありま
す。街中のホットスポットを探す際にはアラームをセットして歩き回るだけで
それなりの発見ができますので便利です。その代り「サーベイメータ」と呼ば
れる放射線計測用のものより、精度や感度が劣ります。個人線量計を使って街
中で見つけたホットスポットの処置を行政とやり取りをするような場合、精度
のたしかな「サーベイメータ」を計測しなおした方が話が早いでしょう。個人
線量計はインターネットの通販でも入手可能です。国産のものではエステーや
セーラーなどがあります。ロシア製やウクライナ製も人気があります。
サーベイメータは国産で有名なのは日立アロカメディカル製、富士電機製など
があります。行政や学校で買うなら良いですが、個人用としては高価です。ク
リアパルス製Mr.Gammaやホリバ製Radiなど12万円から14万円程度で購
入可能です。国産のサーベイメータは学校に理科の実験用品を納入している会
社に問い合わせると入手可否がわかります。
食品の放射能汚染を計測するには、雑音を除くために鉛の遮蔽体などが必要
です。また検出感度も高くないといけません。もともと大量に販売されるもの
でもないため、かなり高額になります。たんぽぽ舎で使用しているものは応用
光研工業株式会社製および、キャンベラ社製です。
なお、測定するときの注意点とし、一度計測器が汚れてしまうとその後の計
測がおかしくなるので、ビニール袋などに入れて計測器自体が汚染されないよ
うにしましょう。食品計測の際は容器をポリ袋で保護します。地面からの高さ
を揃えて計測すると後で汚染の分布を調べることができます。GM管式の測定
器でシーベルト単位の表示は目安と考えましょう。シーベルトの値はシンチレ
ータ式などで確認しましょう。
参考までに、食品の放射能測定を行っている組織団体の例を別表にします。
(原田)
(財)日本分析センター
TEL 043-423-5325
URL http://www.jcac.or.jp/
(財)食品環境検査協会
TEL 03-3522-2331(東京事業所)
※上記以外の各地問い合わせ先は下記HP参照。
URL http://www.jiafe.or.jp/
(財)日本食品分析センター
TEL 03-3469-7009(東京本部)
URL http://www.jfrl.or.jp/
たんぽぽ舎
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5階
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
市民放射能測定所
〒960-8034 福島市置賜町8-8パセナカMisse 1F
MAIL: info@crms-jpn.com
URL http://www.crms-jpn.com/
★2.テント日誌 11月23日、11月24日
<テント日誌 11/23(水)>
全国とつながり、ひろがり続けるテントひろば
―― 経産省前テントひろば 74日目 ――
午前中、テントひろばには双葉町から避難してきている方が座り込みに来て
くださいました。また、午後からはいわき市や茨城からいらっしゃった方々も。
差し入れに至っては、京都、愛知、福島など、先日の沖縄からのロールケーキ
に続き、全国から届き、テントひろば側では「全国物産展」ができてしまうの
ではないか?!と大盛り上がり。
日一日と寒さが増すこの頃、テント座り込み24時間体制も厳しさを増して
います。このような状況では、全国各地から届き物があるという事実そのもの
が非常に心強く、勇気をいただきます。みなさま本当にありがとうございます。
23日は、「脱原発を目指す女たちの会」キックオフ集会がありました。これ
に合わせて、テントひろばには「原発いらない全国の女たち」の呼びかけ人の
方々が集まって再会を喜び合い、ネット中継で集会を見守りました。
キックオフ集会でも告知がありましたが、12月1日から、再び女たちの座
り込みが始まります。「原発いらない福島の女たち」の世話人の一人、椎名さん
の発案で、十月十日の座り込みです。壮絶な覚悟です。
これに呼応し、「原発いらない全国の女たち」呼びかけ人の方々も上京予定で
す。東京近隣のみなさん、今日からぜひ、座り込みに来てください。私も座り
込みます。よろしくお願い致します。
テントひろばには、女たちの座り込みにも参加されていた80代後半の女性
や5歳の女の子の姿もありました。老若男女、思い思いに座り、語り合い、ギ
ターを奏でる人は奏で、太鼓をたたく人は叩き、即興のミニライブも。夕闇に
包まれた穏やかな時間が流れていました。
(文責 ひまわり)
<テント日誌 11/24(木)>
全国の人々を結んでいるテント・テントは全国運動に
―― 経産省前テントひろば 75日目 ――
11月24日(木)晴れ。日射しのある日中は結構暖かかったが、日暮れと
ともに気温は急降下。寒い!と感じる折に、毛布や膝掛けの差し入れあり。有
り難い。
このところ全国各地からの来訪者が多いが、今日はまた格別であった。午前
中に京都と奈良の青年が来る。国会に行く途中とのこと。午後には沖縄の海勢
頭 豊さんが大阪・京都の方を伴って来訪。外務省に申し入れに行くそうだ。
11/23の脱原発をめざす女たちの会キックオフ集会に参加された佐賀・
福岡の女性2人が、玄海のチラシ・ポスターを持ってこられ、そのままテント
前で座り込み。山形から二十歳過ぎの若者男女3名が来訪。その前からいた青
年も交えた話し込む。議論好きのMさんが熱い議論を展開。きっと若者たちを
前に血が騒いだのだろう。
三重のおばさんもやってくる。厚労省との交渉の後だそうである。遠方から
の方に1万円もカンパしていただいて恐縮する。
アメリカのジャーナリストが取材に来る。ひまわりさんと熱心に話し込む。
コミュニティ・ユニオン首都圏ネットワークの人達7~8名が一日行動を終
えてテントを来訪。今日の一日行動には東電申し入れ行動も組み込まれていた
そうである。次々とカンパをありがとうございました。
午後5時頃、もんじゅの院内集会・対政府交渉を終えた関西の一団(5~6
名)が来訪。その中に小林圭二さんもいた。彼は小出裕章さんの先輩でかの「熊
取六人衆」の長老格であり、私たちにとって反原発運動の大先達である。今も
精力的に飛び回っておられる。
私事になるが、小林圭二さんとほぼ半世紀ぶりの再会をすることができた。
50年近く前、彼は大学の2年先輩であったが寝食を共にするほどの活動を共
にした旧知の間柄であり、何故かずっと出会う機会がないままにきていたのが、
テントで思わぬ再会を得て、感無量であった。
彼の話では、この経産省前テントと福岡の16000人の大集会トデモに刺
激され、それに若者の関電前120時間座り込みもあり、大阪でもいろいろな
運動体がまとまって反原発の大きな力を創っていこうという動きが始まってい
るとのことであった。
テントひろばは、まさに一つの全国運動となってきているのだと、実感させ
られた一日であった。
全国の人々と結び、その力をもって原子力ムラの司令塔=経産省に対峙し、
再稼働を阻止し、脱原発への道を拓く。
12/1からは福島の女性を先頭にした女性たちの十月十日の座り込み行動
が始まる。
テントひろばは闘いの新たな局面を迎えようとしている。
( 文責 Y・T )
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.11・26シンポジウム 生産者協同組合をめぐって
主催:ルネサンス研究所
日時:11月26日(土)13時30分~17時
会場:たんぽぽ舎会議室 東京都千代田区三崎町2-6
ダイナミックビル4F 電03-3238-9035
講師 由井格(社会運動資料センター)
樋口兼次(白鴎大学経営学部教授)
会費 500円
10・8仙台シンポ「協同の力で復興を!」おいて、仙台のさまざまな協同組
合の報告をもとに、「東日本大震災」によって仕事と生活が奪われ、崩壊した地
域社会をその固有性に基づいて再形成する課題が提起された。また、2012
年は、国連が推進する国際協同組合年であり、さまざまなイベントが企画され
ている。グローバル資本主義の体制的危機に直面している現在、協同組合とい
う経済システムの再検証が問われている。今回のシンポは第1弾として、由井
格氏の「日中・太平洋戦争下の中国の合作社について」と樋口兼次氏の「戦後
日本の生産者協同組合の発生と経過」の報告を基に、協同組合運動の歴史と思
想を検証する。(問い合わせ:090-4592―2845)
ロ.「知と時代の最先端をあゆむ4人の論者がポスト3・11の社会と文明を
展望します」12月2日
日時:12月2日(金)午後7時~午後9時30分
場所:船橋市民文化ホール 大ホール (JR船橋から徒歩7分、京成船橋から
徒歩5分)
演者
・島薗進 (東京大学大学院教授 生命倫理・宗教学)
・影浦峡 (東京大学大学院教授 メディア・言語論)
・長沢哲 (京都文教大学准教授 哲学・生命論)
・松原弘直 (ISEP(環境エネルギー政策研究所)理事・主席研究員 環境・
エネルギー論)
司会:朝倉幹晴 (船橋市議・駿台予備校生物課講師)
コーディネーター:田野尻哲郎 (東京大学大学院総合文化研究科博士課程・
薬剤師)
3月11日の東日本大震災と福島原発事故は、これからどのような社会、文化、
生活様式を創りだしていくべきか、私たちに根本的な問いを投げかけています。
持続可能で安全な代替エネルギーを土台とする社会と文明はどのようなも
のか?
エネルギー政策、メディアとコミュニティー、生命倫理、からだと心という
視点から、討論します。
講演者紹介、開場へのアクセス等詳細はこちら。
http://post311funabashi.jimdo.com/
ハ.「フクシマと習志野をつなぐ集い」12月4日
日時:12月4日(日)午後1時30分~
場所:船橋市東部公民館講堂 (JR津田沼駅北口・新京成新津田沼駅から徒歩
3分)
講演:フクシマの視点
講師:藍原寛子さん (福島在住 医療ジャーナリスト)
フリーのジャーナリストとして福島原発事故を現場からレポートする作
業を続けています。
パレード:午後4時~ 津田沼一丁目講演より
共催: 船橋憲法を生かす会 / PAC-3 実行委員会
PAC-3 強行配備から4年、大型弾薬庫建設から8か月
- 武力で平和は作れない!ミサイル防衛から撤退を!
福島第一原発事故から9か月、
今フクシマで何が今起きているのか? そして習志野では?
- 原発さようなら!放射能から子供たちを守ろう!
TEL: 090-3509-8732
Mail: no-war@syd.odn.ne.jp
★4.新聞・雑誌から - 東京新聞
ストロンチウム 都内3カ所で検出
経産省前、東京国際フォーラム前、清澄白河駅前
横浜に続きストロンチウム―市民グループが確認
○東京・霞が関の経済産業省庁舎前(千代田区)など都内3ヶ所の路上に堆積
していた泥から、微量の放射性ストロンチウムが検出されたことがわかった。
福島第一原発から約ニ百五十キロとより遠い横浜市港北区のマンション屋上の
泥などからも十月中旬に確認されている。ストロンチウムについて文部科学省
は同原発から半径百キロ圏内でしか土壌調査しておらず、専門家などから調査
範囲の拡大を求める声が上がっている。
○経産省前路上など、土壌検査すべきだ:古川路明・名古屋大名誉教授(放射
化学)の話―横浜や東京でも見つかり、福島第一原発からのストロンチウムが
あちこちに飛散した事が分かる。量としては、多くはないが、国は住民に安心
してもらうためにも、セシウムの調査だけでなく、ストロンチウムもどこまで
広がっているのか、土壌検査すべきだ。
○微量でもやっかい:松井英介・岐阜環境医学研究所所長(放射線医学)の話
―ストロンチウム90は半減期が約二十九年。食品などから取り込むと骨に蓄積
し、血液のがんの原因となる。内部被ばくではセシウムよりも危険度が高いベ
ータ線を出し、微量でもやっかいだ。国はストロンチウムの食品の基準も具体
的な数値で示して、検査も実施すべきだ。(20011.11.24.東京新聞一面より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1260】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その245 ◆
4つの情報をお知らせします(11月24日)
★1.福島原発事故にかかわる市原市「生涯学習講座」(11月19日)のウソ
とひどさについて
★2.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.「とちぎ国際有機農業映画祭2011 原発特集」11月26日
ロ.映画&トークの集い 12月3日
ドキュメンタリー2011年度アカデミー賞ノミネート作品
『ポスター・ガール』。平和運動と労働運動の結びつきをとらえた
『IVAW 明日へのあゆみ』との2本立て。
ハ.今中哲二連続講演会 宮城→福島→栃木(12/4 ~12/6)のご案内
ニ.いのちと平和映画祭 12月10日
★3.短信―朝刊と夕刊、東京新聞の健闘
経産省前テントにもっと多くの人々を
★1.福島原発事故にかかわる市原市「生涯学習講座」(11月19日)のウソと
ひどさについて
はじめてお便りします。市原市の船井汎彦(ふないひろひこ
hirohiko-funai-inaba@viola.ocn.ne.jp)と言います。いつも貴重な情報の数々、
ありがとうございます。
さて、下記にありますように、11月19日、市内の公民館で原発関連の
講演会(生涯学習講座)がありましたので、報告します。
公民館(市原市)が主催した福島原発事故関係の初めての企画でしたが、そ
の内容は、かの「ミスター100ミリシーベルト」こと山下俊一教授顔負けの
内容でした。
なお、市原市の放射能線量は文科省・県発表(地上1m)で0.04μSv/
hから0.07μSv/h前後ですが、やはりホットスポットがあります。(NHK
は、測定の高さ位置をふせたまま、いまだに地上高7mの値。何回も文書で是
正を要請しましたが、現在まで黙殺されています)。
また本日(11月23日)の千葉日報によると「市内教育施設で28施設5
20箇所中92地点が除染実施の市の基準値 0.23μSv/h」を超えまし
た。そのうち集水枡の土砂表面1cmで2.29μSv/hの報道です。一部の
箇所では除染後も値が下がらず、現在も立ち入り禁止の措置がとられています。
11月19日、市内の姉崎公民館で講演会(生涯学習講座) 「東京電力福
島第1原子力発電所事故と放射線の人体への影響について」があった。60名
ほどの参加があった。
この講師(今年の3月まで原子力安全委員会技術参与の西郷正雄氏)は
「放射能被曝は、100ミリシーベルト/年以下では安全であり、健康への影響は
ありません」と発言した。他にも「放射能の胎児の感受性は大人の3倍」「赤ち
ゃんには大人と同じ食材を使える」などなど、唖然とするような内容の発言が
数多くあり、質疑応答では、ウソの指摘と抗議の意を発言した。
100ミリシーベルト/年といえば、単純に1年間の時間数(8760時間)で
割ると、約11マイクロシーベルト/時間と、驚くべき線量である。子どもたち
にとってはなおさらである。
無責任でウソの内容を含む講演を行い、事故の収束の見通しすらまったくた
っていないというのに、放射能や原発の安全神話を全国に振りまくというのな
ら、まさに犯罪的と言わざるを得ない。このような講師を選んだ市・教育委員
会や市長の責任も重大である。市への要請も行なっていきたい。
★2.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.「とちぎ国際有機農業映画祭2011 原発特集」
日時:11月26日(土)10時~18時
会場:栃木県佐野市中央公民館
佐野市金井上町2519
上映作品:『山のかなた』
『子どもたちを放射能から守れ』
『源八おじさんとタマ』
『隠された被曝労働』
『みえないばくだん』
『ミツバチの羽音と地球の回転』
作品上映後、16時30分より鎌仲ひとみ氏講演「放射能汚染をどう生き抜くか」
入場料:前売り 1200円 再入場可
当日 1500円
席に限りがあります。前売りで完売した場合は、
当日券の販売は行いませんので、早めにご購入ください。
託児あり(有料一人500円・要予約)
お問い合わせ:とちぎ国際有機農業映画祭実行委員会(セーフティショップま
なべ)
メール s-manabe@cello.ocn.ne.jp
電話 0283-22-8261
ファクス 0283-21-6935
ロ.映画&トークの集い
ドキュメンタリー2011年度アカデミー賞ノミネート作品『ポスター・ガール』。
平和運動と労働運動の結びつきをとらえた『IVAW 明日へのあゆみ』との2
本立て。
【日時】12月3日(土)14:00-16:30 ※開場14:00
【場所】スペースたんぽぽ (水道橋徒歩5分)
【参加費】1000円
【作品紹介】
(1)『ポスター・ガール』※2011年アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノ
ミネート作品
(監督:Sara Nesson、制作:A Portrayal Films Production、37分)
(2)『IVAW 明日へのあゆみ』
(監督:木村修、制作:マブイ・シネコープ、35分)
どちらも戦争によって人間性を奪われた兵士たちが、人間性を取り戻す闘い
を描いた作品です。彼らの熱いメッセージに耳を傾け、語り合うひとときをご
一緒しませんか。
皆様の参加をお待ちしております。
【申込・問合せ】阿部(042-346-3298)平日19:00以降
ハ.今中哲二連続講演会 宮城→福島→栃木(12/4 ~12/6)のご案内
長年チェルノブイリの被害などの研究をされている、京都大学原子炉実験所の
今中哲二さんに連続講演会をして頂くことになりました。
テーマは各会場とも「放射能汚染のリスクを自分で考える-5年後、10年後を
見据えて-」
宮城県
【日時】12月4日(日)13:30~16:30
【場所】舘矢間まちづくりセンター大集会室(宮城県丸森町)
【入場料】無料
【内容】13:00開場 13:30基調講演。後援後質疑。
16:30小会場に移動し交流会があります。
主催:子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク
http://kodomomiyagi.blog.fc2.com/
福島県
【日時】12月5日(月)13:00~17:00
【場所】川俣町中央公民館ホール(福島県川俣町)
【入場料】無料
【内容】12:30開場 13:00基調講演。後援後質疑。 16:00分科会
主催:地域通貨どうもなぃ
共催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
子どもを放射能から守る会
【日時】12月5日(月)18:30~20:30
【場所】郡山市労働福祉会館大ホール(福島県郡山市)
【入場料】無料
【内容】18:00開場 18:30基調講演。後援後質疑。
主催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
http://kodomofukushima.net/
栃木県
【日時】12月6日(火)13:30~17:30
【場所】黒磯文化会館小ホール(栃木県那須塩原市)
【入場料】700円
【内容】13:00開場 13:30一部:基調講演
「放射能汚染のリスクを自分で考える -5年後、10年後を見据えて-」
15:00二部:現地活動報告会
(1)「汚染状況《那須を希望の砦にしよう》の活動を通して」
藤村靖之氏(非電化工房主宰)
(2)「農地の除染の可能性 菜種、向日葵、大豆プロジェクト」
稲葉光圀氏(民間稲作研究所理事長)
16:30三部:パネルディスカッション
「わたしたちの健康を守るために、どのように放射能と付き合っていくか」
パネラー
今中哲二氏、藤村靖之氏、稲葉光圀氏、荒川朋子氏(アジア学院副校長)
ファシリテーター山口敦史(アジア学院職員、みちのく応援隊)
主催:今中哲二講演会実行委員会那須
http://sites.google.com/site/michinokuoentai/ibento-kona
ニ.三鷹 いのちと平和映画祭
12月10日(土) 12時開場 12時半開演~18時
会場 沙羅舎 三鷹市 下連雀3-1-24
電話・FAX 0422-21-8617
(会場の問い合わせのみ)- 三鷹駅南口 多摩川上水沿いに6分)
内容 上映「隠された被爆労働者」24分
イギリスチャンネル4 1995年
「源八おじさんとタマ」 15分
中村徹 監督 2011年
――休憩――
上映 「脱原発いのちの闘争」 100分
西山正啓 監督 2011年
――休憩――
―――― TALK イベント ――――
* 原発・震災・チベット
語り手 西山正浩 ドキュメンタリー映画監督
増子理香 つながろう!放射能から避難したママネット
@東京 代表
大谷 寿一 海外取材多数 チベット自主映画 監督
上映 チベットの誇り 天に一番近い英雄「ケサル大王」
2011年 120分
料金 ¥1,500
申し込み TEL 0422-47-6639 FAX 0422-48-5072
(やさい村 11時~18時)
12月 7日 申し込み締めきり
★4.短信―朝刊と夕刊、東京新聞の健闘
経産省前テントにもっと多くの人々を
イ.原稿が多く寄せられて、うれしい悲鳴をあげています。
その際は1回の分量を多くしすぎないため、朝刊と夕刊に分けて1日
2回送ります。
ロ.東京新聞の報道が健闘しています。(毎日新聞もいくつか)
東京新聞23日の朝刊は、紹介したい記事が5つプラスαも載っています。
その見出しのみ紹介。
1面は 電気料金―広告費など転嫁認めず。
経産省有識者会議が原価改善へ合意(遅まきながら朗報です)
2面は 東電発表に異論続出―海洋汚染を再計算
東電発表は3月分入れず「少なすぎ」だ
国内外の研究者―過去最悪(最大)の海洋汚染になる可能性
26面は チェルノブイリの子ども―内部被ばくの危険今でも―
ロシア医師が警鐘 臓器からセシウム―福島は国際的調査を
26~27面は 「原発輸出」現地ベトナムでは―福島の実情知らされず
住民「大した被害なかったと・・・」建設地は豊かな漁場
29面(社会面)は 東大原子力が反省の嵐―推進一転 シンポで再考
「教員も変わらないと」
ハ.たんぽぽ舎では、原発廃止運動の大きな前進基地(拠点)となってきてい
る経産省前テントの要請にこたえて、もっと多くの人にテント前へ来ても
らいたい(1ヶ月の計画表)、テントでミニ講演、ミニ上映会、ミニ音楽会
を開いたり、また、男女比で男性が多いので、多くの女性にもテントに参
加してもらおうと企画中。24日(木)のたんぽぽ会議で具体化を決めます。
(柳田)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その245 ◆
4つの情報をお知らせします(11月24日)
★1.福島原発事故にかかわる市原市「生涯学習講座」(11月19日)のウソ
とひどさについて
★2.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.「とちぎ国際有機農業映画祭2011 原発特集」11月26日
ロ.映画&トークの集い 12月3日
ドキュメンタリー2011年度アカデミー賞ノミネート作品
『ポスター・ガール』。平和運動と労働運動の結びつきをとらえた
『IVAW 明日へのあゆみ』との2本立て。
ハ.今中哲二連続講演会 宮城→福島→栃木(12/4 ~12/6)のご案内
ニ.いのちと平和映画祭 12月10日
★3.短信―朝刊と夕刊、東京新聞の健闘
経産省前テントにもっと多くの人々を
★1.福島原発事故にかかわる市原市「生涯学習講座」(11月19日)のウソと
ひどさについて
はじめてお便りします。市原市の船井汎彦(ふないひろひこ
hirohiko-funai-inaba@viola.ocn.ne.jp)と言います。いつも貴重な情報の数々、
ありがとうございます。
さて、下記にありますように、11月19日、市内の公民館で原発関連の
講演会(生涯学習講座)がありましたので、報告します。
公民館(市原市)が主催した福島原発事故関係の初めての企画でしたが、そ
の内容は、かの「ミスター100ミリシーベルト」こと山下俊一教授顔負けの
内容でした。
なお、市原市の放射能線量は文科省・県発表(地上1m)で0.04μSv/
hから0.07μSv/h前後ですが、やはりホットスポットがあります。(NHK
は、測定の高さ位置をふせたまま、いまだに地上高7mの値。何回も文書で是
正を要請しましたが、現在まで黙殺されています)。
また本日(11月23日)の千葉日報によると「市内教育施設で28施設5
20箇所中92地点が除染実施の市の基準値 0.23μSv/h」を超えまし
た。そのうち集水枡の土砂表面1cmで2.29μSv/hの報道です。一部の
箇所では除染後も値が下がらず、現在も立ち入り禁止の措置がとられています。
11月19日、市内の姉崎公民館で講演会(生涯学習講座) 「東京電力福
島第1原子力発電所事故と放射線の人体への影響について」があった。60名
ほどの参加があった。
この講師(今年の3月まで原子力安全委員会技術参与の西郷正雄氏)は
「放射能被曝は、100ミリシーベルト/年以下では安全であり、健康への影響は
ありません」と発言した。他にも「放射能の胎児の感受性は大人の3倍」「赤ち
ゃんには大人と同じ食材を使える」などなど、唖然とするような内容の発言が
数多くあり、質疑応答では、ウソの指摘と抗議の意を発言した。
100ミリシーベルト/年といえば、単純に1年間の時間数(8760時間)で
割ると、約11マイクロシーベルト/時間と、驚くべき線量である。子どもたち
にとってはなおさらである。
無責任でウソの内容を含む講演を行い、事故の収束の見通しすらまったくた
っていないというのに、放射能や原発の安全神話を全国に振りまくというのな
ら、まさに犯罪的と言わざるを得ない。このような講師を選んだ市・教育委員
会や市長の責任も重大である。市への要請も行なっていきたい。
★2.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.「とちぎ国際有機農業映画祭2011 原発特集」
日時:11月26日(土)10時~18時
会場:栃木県佐野市中央公民館
佐野市金井上町2519
上映作品:『山のかなた』
『子どもたちを放射能から守れ』
『源八おじさんとタマ』
『隠された被曝労働』
『みえないばくだん』
『ミツバチの羽音と地球の回転』
作品上映後、16時30分より鎌仲ひとみ氏講演「放射能汚染をどう生き抜くか」
入場料:前売り 1200円 再入場可
当日 1500円
席に限りがあります。前売りで完売した場合は、
当日券の販売は行いませんので、早めにご購入ください。
託児あり(有料一人500円・要予約)
お問い合わせ:とちぎ国際有機農業映画祭実行委員会(セーフティショップま
なべ)
メール s-manabe@cello.ocn.ne.jp
電話 0283-22-8261
ファクス 0283-21-6935
ロ.映画&トークの集い
ドキュメンタリー2011年度アカデミー賞ノミネート作品『ポスター・ガール』。
平和運動と労働運動の結びつきをとらえた『IVAW 明日へのあゆみ』との2
本立て。
【日時】12月3日(土)14:00-16:30 ※開場14:00
【場所】スペースたんぽぽ (水道橋徒歩5分)
【参加費】1000円
【作品紹介】
(1)『ポスター・ガール』※2011年アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノ
ミネート作品
(監督:Sara Nesson、制作:A Portrayal Films Production、37分)
(2)『IVAW 明日へのあゆみ』
(監督:木村修、制作:マブイ・シネコープ、35分)
どちらも戦争によって人間性を奪われた兵士たちが、人間性を取り戻す闘い
を描いた作品です。彼らの熱いメッセージに耳を傾け、語り合うひとときをご
一緒しませんか。
皆様の参加をお待ちしております。
【申込・問合せ】阿部(042-346-3298)平日19:00以降
ハ.今中哲二連続講演会 宮城→福島→栃木(12/4 ~12/6)のご案内
長年チェルノブイリの被害などの研究をされている、京都大学原子炉実験所の
今中哲二さんに連続講演会をして頂くことになりました。
テーマは各会場とも「放射能汚染のリスクを自分で考える-5年後、10年後を
見据えて-」
宮城県
【日時】12月4日(日)13:30~16:30
【場所】舘矢間まちづくりセンター大集会室(宮城県丸森町)
【入場料】無料
【内容】13:00開場 13:30基調講演。後援後質疑。
16:30小会場に移動し交流会があります。
主催:子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク
http://kodomomiyagi.blog.fc2.com/
福島県
【日時】12月5日(月)13:00~17:00
【場所】川俣町中央公民館ホール(福島県川俣町)
【入場料】無料
【内容】12:30開場 13:00基調講演。後援後質疑。 16:00分科会
主催:地域通貨どうもなぃ
共催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
子どもを放射能から守る会
【日時】12月5日(月)18:30~20:30
【場所】郡山市労働福祉会館大ホール(福島県郡山市)
【入場料】無料
【内容】18:00開場 18:30基調講演。後援後質疑。
主催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
http://kodomofukushima.net/
栃木県
【日時】12月6日(火)13:30~17:30
【場所】黒磯文化会館小ホール(栃木県那須塩原市)
【入場料】700円
【内容】13:00開場 13:30一部:基調講演
「放射能汚染のリスクを自分で考える -5年後、10年後を見据えて-」
15:00二部:現地活動報告会
(1)「汚染状況《那須を希望の砦にしよう》の活動を通して」
藤村靖之氏(非電化工房主宰)
(2)「農地の除染の可能性 菜種、向日葵、大豆プロジェクト」
稲葉光圀氏(民間稲作研究所理事長)
16:30三部:パネルディスカッション
「わたしたちの健康を守るために、どのように放射能と付き合っていくか」
パネラー
今中哲二氏、藤村靖之氏、稲葉光圀氏、荒川朋子氏(アジア学院副校長)
ファシリテーター山口敦史(アジア学院職員、みちのく応援隊)
主催:今中哲二講演会実行委員会那須
http://sites.google.com/site/michinokuoentai/ibento-kona
ニ.三鷹 いのちと平和映画祭
12月10日(土) 12時開場 12時半開演~18時
会場 沙羅舎 三鷹市 下連雀3-1-24
電話・FAX 0422-21-8617
(会場の問い合わせのみ)- 三鷹駅南口 多摩川上水沿いに6分)
内容 上映「隠された被爆労働者」24分
イギリスチャンネル4 1995年
「源八おじさんとタマ」 15分
中村徹 監督 2011年
――休憩――
上映 「脱原発いのちの闘争」 100分
西山正啓 監督 2011年
――休憩――
―――― TALK イベント ――――
* 原発・震災・チベット
語り手 西山正浩 ドキュメンタリー映画監督
増子理香 つながろう!放射能から避難したママネット
@東京 代表
大谷 寿一 海外取材多数 チベット自主映画 監督
上映 チベットの誇り 天に一番近い英雄「ケサル大王」
2011年 120分
料金 ¥1,500
申し込み TEL 0422-47-6639 FAX 0422-48-5072
(やさい村 11時~18時)
12月 7日 申し込み締めきり
★4.短信―朝刊と夕刊、東京新聞の健闘
経産省前テントにもっと多くの人々を
イ.原稿が多く寄せられて、うれしい悲鳴をあげています。
その際は1回の分量を多くしすぎないため、朝刊と夕刊に分けて1日
2回送ります。
ロ.東京新聞の報道が健闘しています。(毎日新聞もいくつか)
東京新聞23日の朝刊は、紹介したい記事が5つプラスαも載っています。
その見出しのみ紹介。
1面は 電気料金―広告費など転嫁認めず。
経産省有識者会議が原価改善へ合意(遅まきながら朗報です)
2面は 東電発表に異論続出―海洋汚染を再計算
東電発表は3月分入れず「少なすぎ」だ
国内外の研究者―過去最悪(最大)の海洋汚染になる可能性
26面は チェルノブイリの子ども―内部被ばくの危険今でも―
ロシア医師が警鐘 臓器からセシウム―福島は国際的調査を
26~27面は 「原発輸出」現地ベトナムでは―福島の実情知らされず
住民「大した被害なかったと・・・」建設地は豊かな漁場
29面(社会面)は 東大原子力が反省の嵐―推進一転 シンポで再考
「教員も変わらないと」
ハ.たんぽぽ舎では、原発廃止運動の大きな前進基地(拠点)となってきてい
る経産省前テントの要請にこたえて、もっと多くの人にテント前へ来ても
らいたい(1ヶ月の計画表)、テントでミニ講演、ミニ上映会、ミニ音楽会
を開いたり、また、男女比で男性が多いので、多くの女性にもテントに参
加してもらおうと企画中。24日(木)のたんぽぽ会議で具体化を決めます。
(柳田)
たんぽぽ舎です。【TMM:No 1259】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その244 ◆
3つの情報をお知らせします(11月23日)
★1.原発破局を阻止せよ! 本震と余震で危機一髪の事態
-六ヶ所再処理工場即時閉鎖と全土の原発即時廃炉を急げ
広瀬隆
★2.テント日誌 11/22(火)
直接的対話のススメ&不要になった毛布ご寄付のお願い
- 経産省前テント座り込み73日目 -
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.源八おじさんの原子力映画ガイド その3
ワンコイン上映会で『もんじゅ西村裁判』11月24日
ロ.原発撤廃・ストップ憲法審査会!憲法96条“改正”を許さない
11月25日
ハ.エントロピー学会・関西セミナー 原発問題・連続講座
11月26日
★1.原発破局を阻止せよ! 本震と余震で危機一髪の事態
-六ヶ所再処理工場即時閉鎖と全土の原発即時廃炉を急げ
広瀬 隆
日本人が生き残るために、何を第一になすべきか。われわれが、すぐに手を
つけて解決しなければならないことは、何よりも、次の放射能事故による日本
の絶望的な破滅を食い止めるための、「六ヶ所再処理工場の即時閉鎖」である。
そして、高速増殖炉もんじゅの後始末を含めた「全土の原発の廃炉断行」であ
る。(略)
青森県下北半島の付け根にある六ヶ所再処理工場は、原爆材料となるプルト
ニウムを生産する化学工場である。原子力プラントの一つではあっても、爆発
しやすい液体を大量に使って、きわめてデリケートな化学処理をしながら、溶
解した成分を、「高レベル放射性廃液」と「プルトニウム」と「ウラン」に分離
する化学プラントである。ちょっとしたミスによって、たとえ地震が襲わなく
とも、大爆発するおそろしい工場なのだ。この再処理工場には、日本全土の原
子力発電所から、最も危険な使用済み核燃料と呼ばれる放射能のかたまり、「高
レベル放射性廃棄物(死の灰)が集められてきた。この放射性廃棄物こそ、現
在、日本全土に飛び散って、食品に侵入し、汚泥や瓦礫となって、我々の生活
を脅かしている放射性物質のかたまりである。その再処理工場が、つい3年ほ
ど前、2008年末に再処理が不能になるという異常事態になって、工場内の巨大
な3000トンプールが、死の灰でほぼ満杯、2827トンに達している。ここで、
われわれに恐怖を与えるのは、運転を停止していた福島第一原発4号機で3月
15日に、使用済み核燃料1331体と、新燃料204体、合計1535体が貯蔵され
ていた燃料プールが、電源喪失のため過熱して水素爆発を起こしたことである。
それに対して、六ヶ所再処理工場にある使用済み核燃料は、1998年以来、2011
年まで13年間にわたって全国の54基の原発から集めたとてつもない量の放射
能である。4号機のほぼ10倍なのだ。(略)
東京電力が隠そうとし、絶対に知られたくないのは、六ヶ所再処理工場の危
険性である。この使用済み核燃料とは別に、240立方メートルという大量の高
レべル放射性廃液が、六ヶ所タンクに貯蔵されている。この廃液は、全国に降
り積もった放射性物質とは、危険性のレベルがまったく違う。液体であるため、
絶えず冷却し続けなければならない超危険な物体であるため、もし冷却用のパ
イプが地震で破断したり、津波による停電が起こったりすれば、たちまち沸騰
して爆発する大事故となる。そのほんの一部が漏れただけで、北海道から東北
地方の全域が廃墟になるほどの大惨事になることが分かっている。なぜこのよ
うに不安定で危険な液体がタンクに保管されているかといえば、再処理工場を
運転する日本原燃が、この液体をガラスと混ぜて個体にし、安全に保管する計
画だったが、そのガラス固化に完全に失敗したため、再処理が行き詰まってま
ったく操業不能に陥り、仕方なくそうなっているのである。(略)
日本人は、ノンビリしすぎていないか。報道界は、日本人生き残りの可能性
について、急いで国民規模の議論を始めなければならない。何をしているんだ!
(2011.11.22.『週刊朝日12.2号―原発破局を阻止せよ!』より抜粋)
★2.テント日誌 11/22(火)
直接的対話のススメ&不要になった毛布ご寄付のお願い
- 経産省前テント座り込み73日目 -
今日は後の方から報告します。それぞれ男女用のテントには泊りがあったの
ですが不寝番をしてくれるメンバーがいます。私は寝てしまいました。不寝番
をしていただいた人にはお礼をいいます。日中は穏やかで温かくともやはり夜
は冷え込みます。いろいろと防寒具の差し入れもあり寝袋も温かいのですが、
それでも深夜は冷えます。寒さで目の覚める事も時折あります。それでこれは
お願いですが、不要になった毛布を寄付していただけないでしようか。宛先は
郵便番号100-0013千代田区1-3-1経産省前テントで届きます。
最近の特徴として夕方からテントを訪れる人が増えています。会社帰りの人
が多いのでしようか。テントの中ではいろいろの話がなされ、結構盛り上がり
ます。老人たちの昔自慢風の話も少なくないのですがそれはそれでいいのでし
よう。また女性の訪問者も多くなってきています。男だけだと自然に宴会風に
なるのですが、女性の参加が増えるとこれも変わってきます。面白いものです
ね。秋の夜長にこういう場所があるのはいいですね。今はネットという場所で
の対話が増えてはいるのでしようがこういう直接的な会話はいいのでしよう。
直接民主主義といいますがそれも直接的な対話から始まるのでしよう。
外国の方の訪問も増えています。世界的な占拠運動の広がりもあるのでしよ
う。世界的に有名(?)なカメラマンも来て写真を撮ります。外国の雑誌や新
聞で「日本の占拠運動」として紹介されるのでしようか。これは私のいない時
の事ですが、ある外国の方がここに全学連いるのですかとたずねたそうです。
そこにいた人はなんて答えたのか(?) 私は歴史と言うのはこんな風に伝わ
っていくのかという感想を持ちました。
あるジャーナリストは経産省で開かれた枝野大臣の記者会見の模様を伝えて
くれました。彼は放射能許容量の質問に対して「20ミリシーベルトを超えな
いようにしたい」の一点張りであったとのことです。現行の法律では1ミリシ
ーベルトが基準値ですが放射能汚染の現実がとっくにこれを超えていることを
認めざるをえなくなっているのです。法治国家を強調するのなら現行の法律と
の関係について答えるべきでしよう。そこは避けて勝手に修正した20ミリシ
ーベルトしか言わないのは無責任ですね。「子供たちの20ミリシーベルト」問
題に本気で応える気があるのか疑問のあるところです。
11月25日(金)は「原子力損害賠償紛争審議会」が開催されるそうです。
また、自主避難の方の賠償の範囲も決まりそうとのことです。午後二時から文
部科学省の前でのアピール行動が提起されています。テントの近くですのでテ
ントにお寄りの方は参加してください。(M)
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.源八おじさんの原子力映画ガイド その3
ワンコイン上映会で『もんじゅ西村裁判』上映決定!
11月24日(木)19:00~21:00
源八おじさん
〇『もんじゅ西村裁判』上映決定!
スペースたんぽぽで好評開催中の「ワンコイン上映会」。11月24日(木)19:
00からは、「もんじゅスペシャル」です。高速増殖炉「もんじゅ」に関連する
基礎映像から、最新のニュースまで、まさに今話題の「もんじゅ」を知ること
ができる充実したラインナップですが、中でも必見なのは『もんじゅ西村裁判』
(約25分)です。
1995年12月8日、高速増殖「もんじゅ」で冷却材のナトリウムが漏れる事
故が発生。事故の規模を小さく見せるために、動燃(現在の日本原子力研究開
発機構)は、事故の様子を撮影したビデオを隠蔽しようとしました。しかし、
そのビデオの存在が発覚し、動燃はマスコミからのバッシングを受けます。そ
の渦中で、社内調査を担当していた総務部次長の西村成生さんが、謎の死を遂
げます。遺書があったことから、警察は自殺と断定。以後、マスコミによる動
燃追及は沈静化したのでした。
西村成生さんの死に疑念を抱いた妻、西村トシ子さんは、真相を探っていき
ます。警察発表では、ホテル8階から飛び降り、頭蓋骨骨折による即死とされ
ているのに、遺体のレントゲン写真には全く骨折の様子はなし。しかも筋肉の
状態から、即死ではないこともわかりました。遺書には他人の筆跡が書き加え
られていて、そもそも遺書としての信憑性も疑わしい。さらに遺体の深部体温
から計算した死亡推定時刻は、成生さんが飛び降り自殺したとされるホテルに
チェックインする時間より前。宿帳も公開されず、ホテルにチェックインした
という証拠もまるでないのでした。
まさに「日本の黒い闇」に立ち向かう西村トシ子さんと支援者たち。この複
雑怪奇な事件のあらましをわかりやすく描いたのが『もんじゅ西村裁判』です。
DVDも好評発売中ですが、原告の西村トシ子さんも会場にお越しになるこの機
会に、大スクリーンでご覧になってみてはいかがでしょうか。
ロ.原発撤廃・ストップ憲法審査会! 憲法96条“改正”を許さない
11月25日
(開会・開始時間) 11月25日(金)18時開場 18時30分開会
(開催場所)文京区民センター3A
最寄り駅 都営三田・大江戸線春日駅A2出口2分
<プログラム>
○ 映像で見る大震災・福島第一原発
解説と話 田中三彦さん
(サイエンスライター 福島第1原発4号機設計関与)
○ 福島・南相馬からの訴え
国分富夫さん(現在南会津町で避難者の会を結成して活動中)
○ 呼びかけ人3氏から
内田雅敏(弁護士)
原発・震災と日本国憲法(第13条の視点で)
山口正紀(ジャーナリスト)
緊迫する憲法情勢(憲法審査会始動・「憲法96条改悪」の動向など)
二瓶久勝(元国鉄闘争共闘会議議長)
原発と労働組合(国鉄闘争を発展させる労働運動を)
主催 「国民投票法の撤廃を求める実行委員会」第8次集会
〒113-0033 東京都文京区本郷3-29-10 飯島ビル2F
TEL 03-5802-3809 FAX03-5802-3806
E-mail: kaiken_no@yahoo.co.jp
http://www.geocities.jp/kokuminntouhyou_no/index.html
ハ.エントロピー学会・関西セミナー 原発問題・連続講座
「温暖化言説は原発推進のため ‐マンハッタン計画から福島事故まで‐」
対談の骨子:二酸化炭素による地球温暖化の脅威という言説は、原発推進の
ためだ。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のパチャウリ議長の発言など
からそのことは明らかだが、まだその認識は進んでいない。この講座では、
対談形式で原発推進論の歴史的起源を探る。
<対談>
中尾ハジメ氏(京都精華大学) vs室田武氏(同志社大学)
【日時】 2011年11月26日(土)14時~16時30分
【会場】 同志社大学新町校地「尋真館」6号室
京都市営地下鉄「今出川」駅より北西方向に徒歩約7分。
【参加費】会員・非会員同額/予約不要 一般:500円 学生・大学院生:無料
(会員以外の皆様の参加も歓迎します。)
【主催】エントロピー学会・関西セミナー ホームページ:http://kansemi.jp/
エントロピー学会 ホームページ:http://entropy.ac/
【お問い合わせ先】同志社大学経済学部 和田喜彦
yowada@mail.doshisha.ac.jp
電話Fax:075-251-3582
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その244 ◆
3つの情報をお知らせします(11月23日)
★1.原発破局を阻止せよ! 本震と余震で危機一髪の事態
-六ヶ所再処理工場即時閉鎖と全土の原発即時廃炉を急げ
広瀬隆
★2.テント日誌 11/22(火)
直接的対話のススメ&不要になった毛布ご寄付のお願い
- 経産省前テント座り込み73日目 -
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.源八おじさんの原子力映画ガイド その3
ワンコイン上映会で『もんじゅ西村裁判』11月24日
ロ.原発撤廃・ストップ憲法審査会!憲法96条“改正”を許さない
11月25日
ハ.エントロピー学会・関西セミナー 原発問題・連続講座
11月26日
★1.原発破局を阻止せよ! 本震と余震で危機一髪の事態
-六ヶ所再処理工場即時閉鎖と全土の原発即時廃炉を急げ
広瀬 隆
日本人が生き残るために、何を第一になすべきか。われわれが、すぐに手を
つけて解決しなければならないことは、何よりも、次の放射能事故による日本
の絶望的な破滅を食い止めるための、「六ヶ所再処理工場の即時閉鎖」である。
そして、高速増殖炉もんじゅの後始末を含めた「全土の原発の廃炉断行」であ
る。(略)
青森県下北半島の付け根にある六ヶ所再処理工場は、原爆材料となるプルト
ニウムを生産する化学工場である。原子力プラントの一つではあっても、爆発
しやすい液体を大量に使って、きわめてデリケートな化学処理をしながら、溶
解した成分を、「高レベル放射性廃液」と「プルトニウム」と「ウラン」に分離
する化学プラントである。ちょっとしたミスによって、たとえ地震が襲わなく
とも、大爆発するおそろしい工場なのだ。この再処理工場には、日本全土の原
子力発電所から、最も危険な使用済み核燃料と呼ばれる放射能のかたまり、「高
レベル放射性廃棄物(死の灰)が集められてきた。この放射性廃棄物こそ、現
在、日本全土に飛び散って、食品に侵入し、汚泥や瓦礫となって、我々の生活
を脅かしている放射性物質のかたまりである。その再処理工場が、つい3年ほ
ど前、2008年末に再処理が不能になるという異常事態になって、工場内の巨大
な3000トンプールが、死の灰でほぼ満杯、2827トンに達している。ここで、
われわれに恐怖を与えるのは、運転を停止していた福島第一原発4号機で3月
15日に、使用済み核燃料1331体と、新燃料204体、合計1535体が貯蔵され
ていた燃料プールが、電源喪失のため過熱して水素爆発を起こしたことである。
それに対して、六ヶ所再処理工場にある使用済み核燃料は、1998年以来、2011
年まで13年間にわたって全国の54基の原発から集めたとてつもない量の放射
能である。4号機のほぼ10倍なのだ。(略)
東京電力が隠そうとし、絶対に知られたくないのは、六ヶ所再処理工場の危
険性である。この使用済み核燃料とは別に、240立方メートルという大量の高
レべル放射性廃液が、六ヶ所タンクに貯蔵されている。この廃液は、全国に降
り積もった放射性物質とは、危険性のレベルがまったく違う。液体であるため、
絶えず冷却し続けなければならない超危険な物体であるため、もし冷却用のパ
イプが地震で破断したり、津波による停電が起こったりすれば、たちまち沸騰
して爆発する大事故となる。そのほんの一部が漏れただけで、北海道から東北
地方の全域が廃墟になるほどの大惨事になることが分かっている。なぜこのよ
うに不安定で危険な液体がタンクに保管されているかといえば、再処理工場を
運転する日本原燃が、この液体をガラスと混ぜて個体にし、安全に保管する計
画だったが、そのガラス固化に完全に失敗したため、再処理が行き詰まってま
ったく操業不能に陥り、仕方なくそうなっているのである。(略)
日本人は、ノンビリしすぎていないか。報道界は、日本人生き残りの可能性
について、急いで国民規模の議論を始めなければならない。何をしているんだ!
(2011.11.22.『週刊朝日12.2号―原発破局を阻止せよ!』より抜粋)
★2.テント日誌 11/22(火)
直接的対話のススメ&不要になった毛布ご寄付のお願い
- 経産省前テント座り込み73日目 -
今日は後の方から報告します。それぞれ男女用のテントには泊りがあったの
ですが不寝番をしてくれるメンバーがいます。私は寝てしまいました。不寝番
をしていただいた人にはお礼をいいます。日中は穏やかで温かくともやはり夜
は冷え込みます。いろいろと防寒具の差し入れもあり寝袋も温かいのですが、
それでも深夜は冷えます。寒さで目の覚める事も時折あります。それでこれは
お願いですが、不要になった毛布を寄付していただけないでしようか。宛先は
郵便番号100-0013千代田区1-3-1経産省前テントで届きます。
最近の特徴として夕方からテントを訪れる人が増えています。会社帰りの人
が多いのでしようか。テントの中ではいろいろの話がなされ、結構盛り上がり
ます。老人たちの昔自慢風の話も少なくないのですがそれはそれでいいのでし
よう。また女性の訪問者も多くなってきています。男だけだと自然に宴会風に
なるのですが、女性の参加が増えるとこれも変わってきます。面白いものです
ね。秋の夜長にこういう場所があるのはいいですね。今はネットという場所で
の対話が増えてはいるのでしようがこういう直接的な会話はいいのでしよう。
直接民主主義といいますがそれも直接的な対話から始まるのでしよう。
外国の方の訪問も増えています。世界的な占拠運動の広がりもあるのでしよ
う。世界的に有名(?)なカメラマンも来て写真を撮ります。外国の雑誌や新
聞で「日本の占拠運動」として紹介されるのでしようか。これは私のいない時
の事ですが、ある外国の方がここに全学連いるのですかとたずねたそうです。
そこにいた人はなんて答えたのか(?) 私は歴史と言うのはこんな風に伝わ
っていくのかという感想を持ちました。
あるジャーナリストは経産省で開かれた枝野大臣の記者会見の模様を伝えて
くれました。彼は放射能許容量の質問に対して「20ミリシーベルトを超えな
いようにしたい」の一点張りであったとのことです。現行の法律では1ミリシ
ーベルトが基準値ですが放射能汚染の現実がとっくにこれを超えていることを
認めざるをえなくなっているのです。法治国家を強調するのなら現行の法律と
の関係について答えるべきでしよう。そこは避けて勝手に修正した20ミリシ
ーベルトしか言わないのは無責任ですね。「子供たちの20ミリシーベルト」問
題に本気で応える気があるのか疑問のあるところです。
11月25日(金)は「原子力損害賠償紛争審議会」が開催されるそうです。
また、自主避難の方の賠償の範囲も決まりそうとのことです。午後二時から文
部科学省の前でのアピール行動が提起されています。テントの近くですのでテ
ントにお寄りの方は参加してください。(M)
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.源八おじさんの原子力映画ガイド その3
ワンコイン上映会で『もんじゅ西村裁判』上映決定!
11月24日(木)19:00~21:00
源八おじさん
〇『もんじゅ西村裁判』上映決定!
スペースたんぽぽで好評開催中の「ワンコイン上映会」。11月24日(木)19:
00からは、「もんじゅスペシャル」です。高速増殖炉「もんじゅ」に関連する
基礎映像から、最新のニュースまで、まさに今話題の「もんじゅ」を知ること
ができる充実したラインナップですが、中でも必見なのは『もんじゅ西村裁判』
(約25分)です。
1995年12月8日、高速増殖「もんじゅ」で冷却材のナトリウムが漏れる事
故が発生。事故の規模を小さく見せるために、動燃(現在の日本原子力研究開
発機構)は、事故の様子を撮影したビデオを隠蔽しようとしました。しかし、
そのビデオの存在が発覚し、動燃はマスコミからのバッシングを受けます。そ
の渦中で、社内調査を担当していた総務部次長の西村成生さんが、謎の死を遂
げます。遺書があったことから、警察は自殺と断定。以後、マスコミによる動
燃追及は沈静化したのでした。
西村成生さんの死に疑念を抱いた妻、西村トシ子さんは、真相を探っていき
ます。警察発表では、ホテル8階から飛び降り、頭蓋骨骨折による即死とされ
ているのに、遺体のレントゲン写真には全く骨折の様子はなし。しかも筋肉の
状態から、即死ではないこともわかりました。遺書には他人の筆跡が書き加え
られていて、そもそも遺書としての信憑性も疑わしい。さらに遺体の深部体温
から計算した死亡推定時刻は、成生さんが飛び降り自殺したとされるホテルに
チェックインする時間より前。宿帳も公開されず、ホテルにチェックインした
という証拠もまるでないのでした。
まさに「日本の黒い闇」に立ち向かう西村トシ子さんと支援者たち。この複
雑怪奇な事件のあらましをわかりやすく描いたのが『もんじゅ西村裁判』です。
DVDも好評発売中ですが、原告の西村トシ子さんも会場にお越しになるこの機
会に、大スクリーンでご覧になってみてはいかがでしょうか。
ロ.原発撤廃・ストップ憲法審査会! 憲法96条“改正”を許さない
11月25日
(開会・開始時間) 11月25日(金)18時開場 18時30分開会
(開催場所)文京区民センター3A
最寄り駅 都営三田・大江戸線春日駅A2出口2分
<プログラム>
○ 映像で見る大震災・福島第一原発
解説と話 田中三彦さん
(サイエンスライター 福島第1原発4号機設計関与)
○ 福島・南相馬からの訴え
国分富夫さん(現在南会津町で避難者の会を結成して活動中)
○ 呼びかけ人3氏から
内田雅敏(弁護士)
原発・震災と日本国憲法(第13条の視点で)
山口正紀(ジャーナリスト)
緊迫する憲法情勢(憲法審査会始動・「憲法96条改悪」の動向など)
二瓶久勝(元国鉄闘争共闘会議議長)
原発と労働組合(国鉄闘争を発展させる労働運動を)
主催 「国民投票法の撤廃を求める実行委員会」第8次集会
〒113-0033 東京都文京区本郷3-29-10 飯島ビル2F
TEL 03-5802-3809 FAX03-5802-3806
E-mail: kaiken_no@yahoo.co.jp
http://www.geocities.jp/kokuminntouhyou_no/index.html
ハ.エントロピー学会・関西セミナー 原発問題・連続講座
「温暖化言説は原発推進のため ‐マンハッタン計画から福島事故まで‐」
対談の骨子:二酸化炭素による地球温暖化の脅威という言説は、原発推進の
ためだ。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のパチャウリ議長の発言など
からそのことは明らかだが、まだその認識は進んでいない。この講座では、
対談形式で原発推進論の歴史的起源を探る。
<対談>
中尾ハジメ氏(京都精華大学) vs室田武氏(同志社大学)
【日時】 2011年11月26日(土)14時~16時30分
【会場】 同志社大学新町校地「尋真館」6号室
京都市営地下鉄「今出川」駅より北西方向に徒歩約7分。
【参加費】会員・非会員同額/予約不要 一般:500円 学生・大学院生:無料
(会員以外の皆様の参加も歓迎します。)
【主催】エントロピー学会・関西セミナー ホームページ:http://kansemi.jp/
エントロピー学会 ホームページ:http://entropy.ac/
【お問い合わせ先】同志社大学経済学部 和田喜彦
yowada@mail.doshisha.ac.jp
電話Fax:075-251-3582