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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1258】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その243 ◆
6つの情報をお知らせします(11月22日)
★1.11月末から12月に5つの原発が停止(点検)になる
関西電力3基(高浜2号、美浜2号、大飯2号)、
九州電力2基(玄海1号、4号)、
稼働原発は6基(10%)のみ、全原発停止は目の前に迫った
あなたの参加-行動が原発震災を防ぐ力
★2.<テント日誌 11/21(月)>
テントを結ぶ人々・テントに結ばれる人々
―経産省前テントひろば 72日目―
“民衆の脱原発ひろば”として守り育てることは私たちの責任
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
★4.菅原文太さん脱原発を語る―東京新聞11月21日
危険な物はやめよう 事故後の日本、なぜ変わらない?
★5.『優しく心と体を強くするヨーガ教室』
★6.山谷物資支援の受付は、12月5日(月)から14日(水)です
★1.11月末から12月に5つの原発が停止(点検)になる
関西電力3基(高浜2号、美浜2号、大飯2号)、
九州電力2基(玄海1号、4号)、
稼働原発は6基(10%)のみ、全原発停止は目の前に迫った
あなたの参加-行動が原発震災を防ぐ力
柳田真
(1)11月末から12月に5つの原発が停止(定期検査入り)する。関西電力の3
基(高浜2号、美浜2号、大飯3号)と九州電力の2基(玄海1号、4号)であ
る。日本の原発54基のうち、48基もが地震、津波事故や定期検査で停止するわけ
だ。これは全原発の約90%に当たる。残りの10%=1割の原発で日本の電気は今
も大丈夫であり、その上、まだ余裕ありなのである。
推進派の言う、“原発がなければ、日本の電気はもたない=不足する”といって
いたあの大嘘はどこへ消えたのか。キチンと「説明責任」を果たしてほしい。真
実は原発無しで電気は大丈夫なのである。
(2)定期検査の原発を来年早々稼働させようという経産省、電力会社の陰の工
作が着々とやられている。福島原発事故の原因も解明されず、気象庁がM7台の
余震、地震発生(阪神淡路大震災はM7.3、6600人死亡)を警告しているにも
かかわらず、だ。「まず先に稼働ありき」で、机上のコンピューターテスト(ス
トレステスト)をやったことを口実に、危険な原発を動かそうとする。懲りない
人々=原子力村に、私たちは怒る。
原発=大惨事が心配。稼働中の原発を停止せよ、原発の再稼働をするな。
青森の六ケ所再処理工場を即時閉鎖せよ。
この一点にむかって、全力を傾注しよう。
その運動の巨大な前進基地=経産省前テントを全力で防衛し、原発廃止の拠点と
しよう。
12月11日(日)の「日比谷公園-電力会社各社申し入れ-経産省包囲」の大きなう
ねりを作り出そう(11月21日記)
★2.<テント日誌 11/21(月)>
テントを結ぶ人々・テントに結ばれる人々
― 経産省前テントひろば 72日目 ―
“民衆の脱原発ひろば”として守り育てることは私たちの責任
◎ 11月21日 晴れ。昨日の暖かさに比してぐんと気温が低下。日射しの
あるうちはさほど感じないが、日が落ちるとめっきり寒くなってくる。
昨夜から関西生コンの組合員4名が泊まり込んだ。現在日本の最強の闘う労働
組合で、 今年の賃上げ分を全て東北の被災地の協同復興支援に回したことで知
られている。
マレーシアで反貧困のoccupy運動をやっておられる方でテントを来訪。
昼には福島の佐藤幸子さんがやって来た。あの「福島の女たちの座り込み行動」
の中心メンバーの1人である。あの時以来の何度目かの来訪である。11/13
の福岡の16000人の行動に参加して、その帰りに大阪に立ち寄った後の来訪
という。(いったん福島に戻った後だったかも・・・。ともかく脱原発のために
精力的に全国を駆けめぐっておられる。)
ぷくぷくえほんカレンダーを置いていかれる。大阪のぷくぷくの会(障がい者
がみんなと共に働く会)発行の心温まるカレンダーです。テントで取り扱ってい
ます。
テントはこうして全国の、世界の多くの人々と結ばれていく。
◎ 福島の佐々木慶子さんの県議選応援に駆けつけていた女性達の間で、12月
1日より 十月十日(とつきとおか)のテントでの座り込みをするという話が持ち
上がっているという。
10/23の「脱原発をめざす女たちの会」のキックオフ集会で呼びかける予定
だという。凄いことを考えるものだ、と唸らされる。その時には是非、呼応と支
援・連帯をお願いしたい。
私事であるが、膝の変形性なんとかや風邪気味ということもあって暫く泊まり
込みは回避していたので、2週間ぶりの泊まり込みとなった。深夜の不寝番をす
る。テント内の気温は10度を割っている。さすがに寒気が足下から伝わってく
る。いよいよ防寒対策をしっかり考えねばと感じる。防寒着等の差し入れは相次
いでいる。
◎ テントを気遣い、そこに自らの意志や思いを託し、さりげない行為を重ねな
がら、公然とは見えない連帯を築いている人々が沢山いるのだ、そういう人々に
よってテントは支えられているのだと痛感させられる。そういう人々の思いや希
望を常に頭に置きながら、テントひろばを”民衆の脱原発ひろば”として守り育
てることは私たちの責任であるのだろう。
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.11/26肥田舜太郎先生講演会
「子どもたちを放射能汚染から守るために大切なこと」
日 時:11月26日(土)10~11:30(受付9:30~)
場 所:浦和コミュニティセンター10F 多目的ホール
JR浦和駅東口下車徒歩1分・さいたま市浦和区東高砂町11-1
講 師:肥田舜太郎先生(全日本民医連顧問、日本被団協原爆被害者
中央相談所理事長、1917年広島県生まれ。広島で軍医として
勤務中に被爆。 以後66年にわたって、ヒバクシャ治療に
携わってきた。埼玉県在住。)
参加費:1000円(当日受付にて支払)高校生以下無料
定 員:400名
お申し込み:http://sukoyaka-koshigaya.jimdo.com/
メール:kodomosukoyakasaitama@yahoo.co.jp
*自己責任の元でのお子さま同伴OKです。(託児はありません)
主 催:5年後10年後こどもたちが健やかに育つ会・埼玉(さいたま・越谷
・春日部)
私たちは子どもたちの健康で安全な未来を願う親たちの集まりです。
自治体との交渉、講演会、勉強会、情報交換会を行っています。
ロ.11/27「『チェルノブイリの祈り』とトークセッション」
福島の復興を主に文化面でサポートしようとするNPO法人「ふくしま支援・人
と文化ネットワーク」がいよいよ始動します。
この間、「新版・はだしのゲン」や「チェルノブイリの祈り」などの作品を通
して一貫して反核・反原発を訴えてきた神田香織の講談と、福島で除染活動や地
域再建を担う方々によるトークセッションがあります。
■《ふくしまの今を考える
─神田香織講談「チェルノブイリの祈り」とトークセッション》
日時:11月27(日)13:30~16:30(開場13:00)
会場:新宿・全労済会館/スペース・ゼロ
内容:第一部●講談「チェルノブイリの祈り」神田香織
第二部●トークセッション「ふくしまの現在を語る」
パネリスト
・阿部 光裕 (福島復興プロジェクト「花に願いを」代表)
・松崎 康弘 (いわきいきいき食彩館委員会代表)
・神田 香織 (当NPO理事長・講談師)
★詳しくは、http://support-fukushima.net/_userdata/11.27event2.pdf
★ただいま、ホームページから参加申込みを受け付けています。
http://www.support-fukushima.net/1127form.html
ハ.11/27柳田真講演会
3月11日に発生した東日本大震災は、福島第一原子力発電所の事故を引き起
こしました。半年たっても影響が残っている原発事故の問題を考えるための講演
会です。
たんぽぽ舎から柳田真氏を招いて講演を行っていただきます。
日 時:11月27日(日)午後2時から
場 所:秩父市福祉女性会館(秩父市野坂町)
西武鉄道西武秩父駅より徒歩3分くらい
参加をご希望の方は、秩父地区労までfaxで連絡を
いただくとありがたいです。
連絡先:0494-22-1847(電話、fax、同じですが不在の場合があります)
★4.菅原文太さん脱原発を語る―東京新聞11月21日
危険な物はやめよう 事故後の日本、なぜ変わらない?
東京新聞11月21日(月)で菅原文太さん(俳優)が「原発なくても十分やっていける」
と脱原発を語っています。菅原発言の小見出しの記事部分を紹介します。(本文
は別の機会に抜粋して紹介予定)
・危険な物はやめないと
・事故後の日本なぜ変わらない?
・暮らしの原点に立ち返って
・縁が深い東北、放射能に心痛む
・経済成長より大切なものがある
【人】菅原文太(すがわら・ぶんた)
1933年8月、宮城県生まれ。58年、新東宝入社。松竹、東映などで多数の映画に
出演し、シリーズ化された「仁義なき戦い」「トラック野郎」は大ヒットした。山梨
県北杜市で遊休農地を借りて農業生産法人を設立、有機農業に取り組む。都会か
ら農山漁村への移住を手伝うNPO法人「ふるさと回帰支援センター」顧問も務める。
【序文】菅原文太さん脱原発を語る
「生活様式を変えなくても、みんなが使っていない電気を消すくらいで、原発
がなくても十分やっていけるんじゃないの」。そう話すのは、俳優の菅原文太さ
ん(78)だ。数々の映画やテレビドラマで確固たる地位を築いた゜国民的俳優゜は、
山梨県で無農薬の有機農業にいそしむ毎日。南アルプスを望む豊かな自然のもと
で、脱原発への率直な思いを語ってもらった。(鈴木泰彦)
★5.『優しく心と体を強くするヨーガ教室』
当面、土曜日の10:00から12:00で開催します。
11/26、12/3、12/10、12/17、12/24
随時ご予約受付中
講師:河野秀海先生(インド中央政府科学技術省公認ヨーガ・セラピスト)
会場:「スペースたんぽぽ」
詳細・ご予約は http://spacetanpopoyoga.blogspot.com/
費用:1500円
★6.〔たんぽぽ舎よりお願い〕
山谷労働者への支援物資送付については、下記日程でお願い致します。
支援物資の保管場所の関係上、受付期間を厳守下さい。
受付け期間
物 資:12月5日(月)~12月14日(水)到着分まで
送付先:〒101‐0061東京都千代田区三崎町2-6-2 タ゛イナミックヒ゛ル5F
「たんぽぽ舎」支援物資担当宛 (tel 03‐3238‐9035)
現金カンパ:12月1日(木)から12月14日(水)まで受け付けます。
現金カンパは郵便振込みでお願いします。
口座番号:00180-1-403856 加入者名:たんぽぽ舎
[山谷支援カンパ]と明記して下さい。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その243 ◆
6つの情報をお知らせします(11月22日)
★1.11月末から12月に5つの原発が停止(点検)になる
関西電力3基(高浜2号、美浜2号、大飯2号)、
九州電力2基(玄海1号、4号)、
稼働原発は6基(10%)のみ、全原発停止は目の前に迫った
あなたの参加-行動が原発震災を防ぐ力
★2.<テント日誌 11/21(月)>
テントを結ぶ人々・テントに結ばれる人々
―経産省前テントひろば 72日目―
“民衆の脱原発ひろば”として守り育てることは私たちの責任
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
★4.菅原文太さん脱原発を語る―東京新聞11月21日
危険な物はやめよう 事故後の日本、なぜ変わらない?
★5.『優しく心と体を強くするヨーガ教室』
★6.山谷物資支援の受付は、12月5日(月)から14日(水)です
★1.11月末から12月に5つの原発が停止(点検)になる
関西電力3基(高浜2号、美浜2号、大飯2号)、
九州電力2基(玄海1号、4号)、
稼働原発は6基(10%)のみ、全原発停止は目の前に迫った
あなたの参加-行動が原発震災を防ぐ力
柳田真
(1)11月末から12月に5つの原発が停止(定期検査入り)する。関西電力の3
基(高浜2号、美浜2号、大飯3号)と九州電力の2基(玄海1号、4号)であ
る。日本の原発54基のうち、48基もが地震、津波事故や定期検査で停止するわけ
だ。これは全原発の約90%に当たる。残りの10%=1割の原発で日本の電気は今
も大丈夫であり、その上、まだ余裕ありなのである。
推進派の言う、“原発がなければ、日本の電気はもたない=不足する”といって
いたあの大嘘はどこへ消えたのか。キチンと「説明責任」を果たしてほしい。真
実は原発無しで電気は大丈夫なのである。
(2)定期検査の原発を来年早々稼働させようという経産省、電力会社の陰の工
作が着々とやられている。福島原発事故の原因も解明されず、気象庁がM7台の
余震、地震発生(阪神淡路大震災はM7.3、6600人死亡)を警告しているにも
かかわらず、だ。「まず先に稼働ありき」で、机上のコンピューターテスト(ス
トレステスト)をやったことを口実に、危険な原発を動かそうとする。懲りない
人々=原子力村に、私たちは怒る。
原発=大惨事が心配。稼働中の原発を停止せよ、原発の再稼働をするな。
青森の六ケ所再処理工場を即時閉鎖せよ。
この一点にむかって、全力を傾注しよう。
その運動の巨大な前進基地=経産省前テントを全力で防衛し、原発廃止の拠点と
しよう。
12月11日(日)の「日比谷公園-電力会社各社申し入れ-経産省包囲」の大きなう
ねりを作り出そう(11月21日記)
★2.<テント日誌 11/21(月)>
テントを結ぶ人々・テントに結ばれる人々
― 経産省前テントひろば 72日目 ―
“民衆の脱原発ひろば”として守り育てることは私たちの責任
◎ 11月21日 晴れ。昨日の暖かさに比してぐんと気温が低下。日射しの
あるうちはさほど感じないが、日が落ちるとめっきり寒くなってくる。
昨夜から関西生コンの組合員4名が泊まり込んだ。現在日本の最強の闘う労働
組合で、 今年の賃上げ分を全て東北の被災地の協同復興支援に回したことで知
られている。
マレーシアで反貧困のoccupy運動をやっておられる方でテントを来訪。
昼には福島の佐藤幸子さんがやって来た。あの「福島の女たちの座り込み行動」
の中心メンバーの1人である。あの時以来の何度目かの来訪である。11/13
の福岡の16000人の行動に参加して、その帰りに大阪に立ち寄った後の来訪
という。(いったん福島に戻った後だったかも・・・。ともかく脱原発のために
精力的に全国を駆けめぐっておられる。)
ぷくぷくえほんカレンダーを置いていかれる。大阪のぷくぷくの会(障がい者
がみんなと共に働く会)発行の心温まるカレンダーです。テントで取り扱ってい
ます。
テントはこうして全国の、世界の多くの人々と結ばれていく。
◎ 福島の佐々木慶子さんの県議選応援に駆けつけていた女性達の間で、12月
1日より 十月十日(とつきとおか)のテントでの座り込みをするという話が持ち
上がっているという。
10/23の「脱原発をめざす女たちの会」のキックオフ集会で呼びかける予定
だという。凄いことを考えるものだ、と唸らされる。その時には是非、呼応と支
援・連帯をお願いしたい。
私事であるが、膝の変形性なんとかや風邪気味ということもあって暫く泊まり
込みは回避していたので、2週間ぶりの泊まり込みとなった。深夜の不寝番をす
る。テント内の気温は10度を割っている。さすがに寒気が足下から伝わってく
る。いよいよ防寒対策をしっかり考えねばと感じる。防寒着等の差し入れは相次
いでいる。
◎ テントを気遣い、そこに自らの意志や思いを託し、さりげない行為を重ねな
がら、公然とは見えない連帯を築いている人々が沢山いるのだ、そういう人々に
よってテントは支えられているのだと痛感させられる。そういう人々の思いや希
望を常に頭に置きながら、テントひろばを”民衆の脱原発ひろば”として守り育
てることは私たちの責任であるのだろう。
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内3つ
イ.11/26肥田舜太郎先生講演会
「子どもたちを放射能汚染から守るために大切なこと」
日 時:11月26日(土)10~11:30(受付9:30~)
場 所:浦和コミュニティセンター10F 多目的ホール
JR浦和駅東口下車徒歩1分・さいたま市浦和区東高砂町11-1
講 師:肥田舜太郎先生(全日本民医連顧問、日本被団協原爆被害者
中央相談所理事長、1917年広島県生まれ。広島で軍医として
勤務中に被爆。 以後66年にわたって、ヒバクシャ治療に
携わってきた。埼玉県在住。)
参加費:1000円(当日受付にて支払)高校生以下無料
定 員:400名
お申し込み:http://sukoyaka-koshigaya.jimdo.com/
メール:kodomosukoyakasaitama@yahoo.co.jp
*自己責任の元でのお子さま同伴OKです。(託児はありません)
主 催:5年後10年後こどもたちが健やかに育つ会・埼玉(さいたま・越谷
・春日部)
私たちは子どもたちの健康で安全な未来を願う親たちの集まりです。
自治体との交渉、講演会、勉強会、情報交換会を行っています。
ロ.11/27「『チェルノブイリの祈り』とトークセッション」
福島の復興を主に文化面でサポートしようとするNPO法人「ふくしま支援・人
と文化ネットワーク」がいよいよ始動します。
この間、「新版・はだしのゲン」や「チェルノブイリの祈り」などの作品を通
して一貫して反核・反原発を訴えてきた神田香織の講談と、福島で除染活動や地
域再建を担う方々によるトークセッションがあります。
■《ふくしまの今を考える
─神田香織講談「チェルノブイリの祈り」とトークセッション》
日時:11月27(日)13:30~16:30(開場13:00)
会場:新宿・全労済会館/スペース・ゼロ
内容:第一部●講談「チェルノブイリの祈り」神田香織
第二部●トークセッション「ふくしまの現在を語る」
パネリスト
・阿部 光裕 (福島復興プロジェクト「花に願いを」代表)
・松崎 康弘 (いわきいきいき食彩館委員会代表)
・神田 香織 (当NPO理事長・講談師)
★詳しくは、http://support-fukushima.net/_userdata/11.27event2.pdf
★ただいま、ホームページから参加申込みを受け付けています。
http://www.support-fukushima.net/1127form.html
ハ.11/27柳田真講演会
3月11日に発生した東日本大震災は、福島第一原子力発電所の事故を引き起
こしました。半年たっても影響が残っている原発事故の問題を考えるための講演
会です。
たんぽぽ舎から柳田真氏を招いて講演を行っていただきます。
日 時:11月27日(日)午後2時から
場 所:秩父市福祉女性会館(秩父市野坂町)
西武鉄道西武秩父駅より徒歩3分くらい
参加をご希望の方は、秩父地区労までfaxで連絡を
いただくとありがたいです。
連絡先:0494-22-1847(電話、fax、同じですが不在の場合があります)
★4.菅原文太さん脱原発を語る―東京新聞11月21日
危険な物はやめよう 事故後の日本、なぜ変わらない?
東京新聞11月21日(月)で菅原文太さん(俳優)が「原発なくても十分やっていける」
と脱原発を語っています。菅原発言の小見出しの記事部分を紹介します。(本文
は別の機会に抜粋して紹介予定)
・危険な物はやめないと
・事故後の日本なぜ変わらない?
・暮らしの原点に立ち返って
・縁が深い東北、放射能に心痛む
・経済成長より大切なものがある
【人】菅原文太(すがわら・ぶんた)
1933年8月、宮城県生まれ。58年、新東宝入社。松竹、東映などで多数の映画に
出演し、シリーズ化された「仁義なき戦い」「トラック野郎」は大ヒットした。山梨
県北杜市で遊休農地を借りて農業生産法人を設立、有機農業に取り組む。都会か
ら農山漁村への移住を手伝うNPO法人「ふるさと回帰支援センター」顧問も務める。
【序文】菅原文太さん脱原発を語る
「生活様式を変えなくても、みんなが使っていない電気を消すくらいで、原発
がなくても十分やっていけるんじゃないの」。そう話すのは、俳優の菅原文太さ
ん(78)だ。数々の映画やテレビドラマで確固たる地位を築いた゜国民的俳優゜は、
山梨県で無農薬の有機農業にいそしむ毎日。南アルプスを望む豊かな自然のもと
で、脱原発への率直な思いを語ってもらった。(鈴木泰彦)
★5.『優しく心と体を強くするヨーガ教室』
当面、土曜日の10:00から12:00で開催します。
11/26、12/3、12/10、12/17、12/24
随時ご予約受付中
講師:河野秀海先生(インド中央政府科学技術省公認ヨーガ・セラピスト)
会場:「スペースたんぽぽ」
詳細・ご予約は http://spacetanpopoyoga.blogspot.com/
費用:1500円
★6.〔たんぽぽ舎よりお願い〕
山谷労働者への支援物資送付については、下記日程でお願い致します。
支援物資の保管場所の関係上、受付期間を厳守下さい。
受付け期間
物 資:12月5日(月)~12月14日(水)到着分まで
送付先:〒101‐0061東京都千代田区三崎町2-6-2 タ゛イナミックヒ゛ル5F
「たんぽぽ舎」支援物資担当宛 (tel 03‐3238‐9035)
現金カンパ:12月1日(木)から12月14日(水)まで受け付けます。
現金カンパは郵便振込みでお願いします。
口座番号:00180-1-403856 加入者名:たんぽぽ舎
[山谷支援カンパ]と明記して下さい。
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1257】
転送歓迎
重複ご容赦願います
◆ 地震と原発事故情報 その242 ◆
4つの情報をお知らせします(11月21日)
★1.原発についてみんなで見よう!ワンコイン上映会のお知らせ
☆もんじゅスペシャル☆ 11月24日(木)
西村トシ子さんを迎えて
★2.経産省前テントと右翼の行動(9条改憲阻止の会ニュースから)
いろいろの波風の中で大同《原則》も含め考えて行こう
★3.「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
梅田隆亮さん(元原発労働者)
きちんとした安全教育はなく、「被曝」という意識すらなかった
「原発反対」-これ以上被曝者を出さないために
★4.読者からの掲載依頼4つ
イ.「原発さよならデモ@川口」 11月23日(祝・水)
ロ.「さよなら原発東京北部ラリー&パレードin後楽園」
11月27日(日)
ハ.「原発いらない!葛飾アクション」 11月27日(日)
ニ.「世界から原発なくそうコンサートin上野」11月27日(日)
★1.原発についてみんなで見よう!ワンコイン上映会のお知らせ
☆もんじゅスペシャル☆
維持費1日5500万円の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」が仕分け対象に!
抜本的見直しがされている今、もんじゅについてもっと知りたい!
今週木曜日(24日)19:00~21:00
(18:30会場※早めに来た方には特典映像あります!)
◇最新もんじゅニュース映像(10分)
仕分け対象になったもんじゅのニュース映像
◇もんじゅ基礎知識映像(40分) ※詳しい解説付
高速増殖炉ってな~に?核燃料サイクルってな~に?ちょっとわかりにくい
もんじゅについて基礎知識から問題点までわかりやすく学べる映像です。
◇もんじゅ西村裁判 & 原告の西村トシ子さんのお話(60分)
~報道では「1995年もんじゅのナトリウム漏れ事故、特命ビデオ隠し内部調査
員、西村成生さん自殺!」とされた。しかし、なぜ不審な点が多いにも関わら
ず、現場写真もなく自殺とされてしまったのか?巨大な原子力産業を前にした
ら個人の命は軽視されてしまうのか!?~
原告の西村トシ子さんを囲んで、問題の事件について詳しくお話をうかがいま
す。
どうぞ、お気軽にお越し下さい。その場で申し込みもできます。
参加費 : 500円
会場 : スペースたんぽぽ
問い合せ : 03-3238-9035(電話)
◇尚、12月の上映会は15日のみとさせていただきます。
1日の上映会は中止となりまた。また、チラシなどで12月8日、22日と誤っ
た告知がありましたがこと合わせてお詫びいたします。
☆上映会の運営メンバー募集しています!☆
☆一緒に原発運動を盛り上げましょう!☆
12月3日(土)4日(日)にもんじゅツアーも企画されています。
24日にその説明もあります。
★2.経産省前テントと右翼の行動(9条改憲阻止の会ニュースから)
いろいろの波風の中で大同《原則》も含め考えて行こう
□ことの起こりは街宣車を連ねた右翼の行動である。彼らはテントやテント前
広場に対して妨害する。汚い声で罵りながらテントは不法だから撤去せよと経
産省に要求する。これは神経戦を強いられるから心理的には軽い問題ではない
が関係は明瞭である。今度は民族派(新右翼)の面々がやってきて経産省に「テ
ント不撤去の申し入れ」をした。テントを訪問し、いたメンバーと話して帰っ
た。街宣車でやってくる右翼とは逆の行動だったのでテントに参加している
人々にちょっとした波紋が起こった。これを歓迎する向きと、不快として警戒
する人の間でちょっとした波風がたったのである。周囲に心配する声も広がっ
た。自分の考えを述べたい。
□僕らはテントを張ったとき大ざっぱであるがこれの原則を確認した。このテ
ントは脱原発、とりわけ再稼働に反対すること、そして大同というべき多くの
人たちの結集の場としていくことである。後にこの場は共同広場と名付けられ
た。この原則は現在の脱原発の運動がより多くの人々の意思や声を結集するこ
と、国民の自己決定の発動(直接民主制の発現)となることの重要性から立て
られている。当たり前の原則に見えるが体制や権力への構想が含まれている。
□民族派(新右翼)の面々が経産省に申し入れをしたことは歓迎すべきことで
あり、素直に受け取っていいことだ。彼らがどのような理念を持っているかは
関係ないことでありその行為だけを評価すればいいのである。これに対して彼
らといろいろの場面で対立してきた経験のあるもの、現にネットなどで対立し
ている人が不快に思うことはわかる。彼らは新右翼や民族派とも共闘するよう
なイメージがふかまり若者への影響を心配している。これは僕の考えだが民族
派の面々の行動をある場面で歓迎し時に共同行動があり得てもそれは彼らの政
治主張や理念とは関係がないと思う。政治主張や理念は彼らも僕らを敵と称し
ているように違うからである。(後略)2011年11月20日 190号より
(文責三上治)
編集部注:紙幅の都合により全文転載ではありません。また、誤読の恐れがあ
るという編集部内意見があるため特記しますが、新右翼は経産省に「テントを
撤去しないよう要請する」文書を提出したとのことです。
★3.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
[編集部より]
さる11月15日、スペースたんぽぽで行われた講演会「低線量被曝の時代
を生き抜く」に先だってで開かれた「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原
発」記者会見(主催:低線量被曝者の会・場所:千代田区有楽町の日本外国特
派員協会)での各スピーカーの発言骨子(予め用意された発言内容)を数回に
わたって紹介しています。今回はその2回目。
(15日のスペースたんぽぽで行われた講演会は現在DVD作成中です。
配布希望の方はメールでお名前、住所を記載した上でお申込み下さい。
領価は1000円です。)
きちんとした安全教育はなく、「被曝」という意識すらなかった
「原発反対」-これ以上被曝者を出さないために
梅田隆亮、元原発労働者
私は1979年に島根原発と敦賀原発で働きました。炉心のすぐ近くで働
き、被曝しました。
きちんとした安全教育はなく、「被曝」という意識すらありませんでした。
線量計は配布されましたが、ビービー音が鳴って仕事にならず、放射線の低い
所にいる人にあずけて作業しました。現場監督は見て見ぬふりでした。島根原
発では普通の作業着で、マスクもつけずに作業しました。
放射能の怖さは、時間がたってから現われます。私は鼻血と全身倦怠に悩ま
されました。「ぶらぶら病」と呼ばれ、働くのが困難になります。診断が難し
いため、周囲の人から理解されず「怠け者」扱いされます。
私は2000年に心筋梗塞を発症し、働けなくなりました。私のように労災
申請する作業員は少なく、病気になっても泣き寝入りがほとんどです。
かつては原発に対して「賛成」でも「反対」でもありませんでした。原発で
働いて給料をもらったというためらいがあり、言いづらかったのです。
しかし、これ以上被曝者を出さないために、「原発反対」という考えに変わ
りました。福島原発事故が起き、多くの作業員が被曝しています。その多くは
下請け労働者です。心筋梗塞で亡くなった方もおられると伺っています。原発
はすべて廃炉にすべきだと思います。
3つのことを提案します。
1 原発作業員の健康相談窓口をつくってほしい。これまで原発で働いて被曝
した人は40万人以上と言われています。しかし、労災を申請した人はほ
んのわずかです。ですから、作業員の「いのちの電話」のような制度があ
ったら良いと思います。
2 安全教育や放射線管理が適切になされているか、できるかぎり第三者に見
えるようにする。私の場合もそうですが、きちんとした安全教育をしてい
ないのに、元請会社は適切におこなったと主張し、水掛け論になるのを防
がねばなりません。
3 原発労災の対象疾患に、心筋梗塞を入れてほしい。原爆症では心筋梗塞が
認定対象となっていますが、原発労災では対象になっていません。原爆も
原発も本質的には同じなので、病気についても同じように認めるべきだと
思います。また、内部被曝の影響を正しく評価することが大事だと思いま
す。
最後に、私の労災申請について申し上げます。11月2日に再審査請求「棄
却」の裁決書が送られてきました。私は敦賀原発の現地調査を再三求めていた
のですが、敦賀原発の現地調査を何もおこなわないまま、裁決が出されまし
た。このことに強く抗議します。
32年前に私が働いた敦賀原発1号機は、今回事故を起こした福島原発と同
じタイプの原子炉です。当時から問題のある原子炉で、ボロボロの配管があち
こちにありました。津波がなくても地震があれば、福島のような事故が起きて
もおかしくありません。「なぜ敦賀原発の現地調査をしなかったのか」、きち
んと説明してほしいです。
★4.読者からの掲載依頼4つ
イ.「原発さよならデモ@川口」 11月23日(祝・水)
JR川口駅東口デッキ
14時半集合 15時デモ出発
ツイッター有志による呼びかけで始まった「原発さよならデモ@埼玉」では
これまで所沢(200人)、川越(250人)、浦和(150人)でデモを実施してきました。
次は23日(勤労感謝の日)に川口です。
約1時間のなだらかなコースです。
デモ後は300円程度のカンパで野外懇親会も予定しています。
「原発さよなら」「食品の安全基準値の強化」「福島の支援」を訴えていきます。
地元の方がお子さん連れで・ご家族で参加できる地域密着型デモを目指しています。
プラカード・のぼり(上記趣旨に合ったものをお願いします)、鳴り物大歓迎。
海なし県・埼玉からも「原発いらない」の声を上げましょう!
連絡先 白田(しろた)
090-1702-8944
sirotama@kbf.biglobe.ne.jp
ロ.「さよなら原発東京北部ラリー&パレードin後楽園」11月27日(日)
未曾有の大震災及び原発事故を受け、今こそ「さよなら原発」の声を盛り上げ
るべく、「11.27 さよなら原発 東京北部ラリー&パレードin後楽園」を行う
ことにしました!
当日は,佐藤栄佐久元福島県知事にもお話頂きます!
市民集会&パレード,リレートーク(福島からの声,東京で子どもを育てる母
親,福島を取材しているジャーナリストなど),その他ミニコンサート,バルー
ンアート教室,などなど,いろいろな催しが行われます。
パレードには,鳴り物(カスタネット,笛,フライパン&しゃもじ,などなど,
なんでもOK)を持ってご参加ください!!
○名称 「さよなら原発 東京北部ラリー&パレード」 *ラリー:集会の意
○日時 2011年11月27日(日)14時~(開場 13時) ラリー終了後パレ
ードを行います。
○会場 文京区・礫川公園 (れきせんこうえん)
所在地:文京区春日1-15 地図 http://g.co/maps/3ceyd
地下鉄丸の内線・南北線「後楽園」駅徒歩1分
都営地下鉄都営三田線・大江戸線「春日」駅徒歩3分、JR「水道橋」駅徒
歩15分
(雨天)文京区民センター・3A(350人収容可)
所在地:文京区本郷 4-15-14 地図 http://g.co/maps/237jm
電話03(3814)6731
○主催 「さよなら原発 東京北部ラリー&パレード」実行委員会
(連絡先)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-17-10エキニア池袋6階
城北法律事務所内 tel 03-3988-4866 fax 03-3986-9018
ホームページ http://www.toshima.ne.jp/~hokubu_g/
ハ.「原発いらない!葛飾アクション」 11月27日(日)
11月27日(日)、午後1時半に葛飾区の青戸平和公園(京成線「青砥」駅下車、
徒歩7~8分)に集まって「原発いらない!葛飾アクション」を行います。
都民に飲み水を供給している「金町浄水場」は葛飾区にあります。都内でも放
射線量が高く、子どもたちの健康を心配する親や、市民の不安が高まっていま
す。
この間、区内のさまざまな団体やグループ、個人が区議会への請願や行政への
要望を出してきましたが、区の対応は「この程度の放射線量では健康に影響を
及ぼすものではない」「大騒ぎしないように」というものです。
一言いいたい、私はこう思う、こんなことやってますなどのリレートークと歌、
そして「亀有」駅まで「ウォーク」します。お近くの方、ぜひぜひご参加くだ
さい。よろしく!
ニ.「世界から原発なくそうコンサートin上野」11月27日(日)
2011年11月27日(日)13:30開演~17:00終演予定
上野公園野外ステージ(旧上野水上音楽堂)
参加費―1000円、被災者、避難者の方は無料
「福島からの避難者母親、制服向上委員会会長が語り歌う、原発時代を生き抜
く女たち」
◇トークセッションー「子どもたちのいのちを守り、原発時代を生き抜く女た
ち」をテーマにしたトーク
増子理香さん(福島県三春町からの避難者母親)、橋本美香さん(シンガー・ソ
ングライター、制服向上委員会の会長)、横浜の子供達を放射能から守る会の母
親の方が出演
15:30から開始予定
◇「世界から原発なくそう」との想いを表現するミュージシャンの歌と演奏、
パフォーマンス
≪出演者≫
橋本美香さん、ツーピース、Dr.SUSHI、阿部孝史さん、増子理香さん
(トーク出演)、横浜の子どもたちを放射能から守る会の母親、「月桃の花」歌
舞団、館野公一さん、あだっちさん、根本延浩さん、照屋三線教室、菅原和之
さん、ピアチェーレ
出演者の詳細は、http://c-zenko.blog.so-net.ne.jp/
をご覧ください。
転送歓迎
重複ご容赦願います
◆ 地震と原発事故情報 その242 ◆
4つの情報をお知らせします(11月21日)
★1.原発についてみんなで見よう!ワンコイン上映会のお知らせ
☆もんじゅスペシャル☆ 11月24日(木)
西村トシ子さんを迎えて
★2.経産省前テントと右翼の行動(9条改憲阻止の会ニュースから)
いろいろの波風の中で大同《原則》も含め考えて行こう
★3.「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
梅田隆亮さん(元原発労働者)
きちんとした安全教育はなく、「被曝」という意識すらなかった
「原発反対」-これ以上被曝者を出さないために
★4.読者からの掲載依頼4つ
イ.「原発さよならデモ@川口」 11月23日(祝・水)
ロ.「さよなら原発東京北部ラリー&パレードin後楽園」
11月27日(日)
ハ.「原発いらない!葛飾アクション」 11月27日(日)
ニ.「世界から原発なくそうコンサートin上野」11月27日(日)
★1.原発についてみんなで見よう!ワンコイン上映会のお知らせ
☆もんじゅスペシャル☆
維持費1日5500万円の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」が仕分け対象に!
抜本的見直しがされている今、もんじゅについてもっと知りたい!
今週木曜日(24日)19:00~21:00
(18:30会場※早めに来た方には特典映像あります!)
◇最新もんじゅニュース映像(10分)
仕分け対象になったもんじゅのニュース映像
◇もんじゅ基礎知識映像(40分) ※詳しい解説付
高速増殖炉ってな~に?核燃料サイクルってな~に?ちょっとわかりにくい
もんじゅについて基礎知識から問題点までわかりやすく学べる映像です。
◇もんじゅ西村裁判 & 原告の西村トシ子さんのお話(60分)
~報道では「1995年もんじゅのナトリウム漏れ事故、特命ビデオ隠し内部調査
員、西村成生さん自殺!」とされた。しかし、なぜ不審な点が多いにも関わら
ず、現場写真もなく自殺とされてしまったのか?巨大な原子力産業を前にした
ら個人の命は軽視されてしまうのか!?~
原告の西村トシ子さんを囲んで、問題の事件について詳しくお話をうかがいま
す。
どうぞ、お気軽にお越し下さい。その場で申し込みもできます。
参加費 : 500円
会場 : スペースたんぽぽ
問い合せ : 03-3238-9035(電話)
◇尚、12月の上映会は15日のみとさせていただきます。
1日の上映会は中止となりまた。また、チラシなどで12月8日、22日と誤っ
た告知がありましたがこと合わせてお詫びいたします。
☆上映会の運営メンバー募集しています!☆
☆一緒に原発運動を盛り上げましょう!☆
12月3日(土)4日(日)にもんじゅツアーも企画されています。
24日にその説明もあります。
★2.経産省前テントと右翼の行動(9条改憲阻止の会ニュースから)
いろいろの波風の中で大同《原則》も含め考えて行こう
□ことの起こりは街宣車を連ねた右翼の行動である。彼らはテントやテント前
広場に対して妨害する。汚い声で罵りながらテントは不法だから撤去せよと経
産省に要求する。これは神経戦を強いられるから心理的には軽い問題ではない
が関係は明瞭である。今度は民族派(新右翼)の面々がやってきて経産省に「テ
ント不撤去の申し入れ」をした。テントを訪問し、いたメンバーと話して帰っ
た。街宣車でやってくる右翼とは逆の行動だったのでテントに参加している
人々にちょっとした波紋が起こった。これを歓迎する向きと、不快として警戒
する人の間でちょっとした波風がたったのである。周囲に心配する声も広がっ
た。自分の考えを述べたい。
□僕らはテントを張ったとき大ざっぱであるがこれの原則を確認した。このテ
ントは脱原発、とりわけ再稼働に反対すること、そして大同というべき多くの
人たちの結集の場としていくことである。後にこの場は共同広場と名付けられ
た。この原則は現在の脱原発の運動がより多くの人々の意思や声を結集するこ
と、国民の自己決定の発動(直接民主制の発現)となることの重要性から立て
られている。当たり前の原則に見えるが体制や権力への構想が含まれている。
□民族派(新右翼)の面々が経産省に申し入れをしたことは歓迎すべきことで
あり、素直に受け取っていいことだ。彼らがどのような理念を持っているかは
関係ないことでありその行為だけを評価すればいいのである。これに対して彼
らといろいろの場面で対立してきた経験のあるもの、現にネットなどで対立し
ている人が不快に思うことはわかる。彼らは新右翼や民族派とも共闘するよう
なイメージがふかまり若者への影響を心配している。これは僕の考えだが民族
派の面々の行動をある場面で歓迎し時に共同行動があり得てもそれは彼らの政
治主張や理念とは関係がないと思う。政治主張や理念は彼らも僕らを敵と称し
ているように違うからである。(後略)2011年11月20日 190号より
(文責三上治)
編集部注:紙幅の都合により全文転載ではありません。また、誤読の恐れがあ
るという編集部内意見があるため特記しますが、新右翼は経産省に「テントを
撤去しないよう要請する」文書を提出したとのことです。
★3.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
[編集部より]
さる11月15日、スペースたんぽぽで行われた講演会「低線量被曝の時代
を生き抜く」に先だってで開かれた「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原
発」記者会見(主催:低線量被曝者の会・場所:千代田区有楽町の日本外国特
派員協会)での各スピーカーの発言骨子(予め用意された発言内容)を数回に
わたって紹介しています。今回はその2回目。
(15日のスペースたんぽぽで行われた講演会は現在DVD作成中です。
配布希望の方はメールでお名前、住所を記載した上でお申込み下さい。
領価は1000円です。)
きちんとした安全教育はなく、「被曝」という意識すらなかった
「原発反対」-これ以上被曝者を出さないために
梅田隆亮、元原発労働者
私は1979年に島根原発と敦賀原発で働きました。炉心のすぐ近くで働
き、被曝しました。
きちんとした安全教育はなく、「被曝」という意識すらありませんでした。
線量計は配布されましたが、ビービー音が鳴って仕事にならず、放射線の低い
所にいる人にあずけて作業しました。現場監督は見て見ぬふりでした。島根原
発では普通の作業着で、マスクもつけずに作業しました。
放射能の怖さは、時間がたってから現われます。私は鼻血と全身倦怠に悩ま
されました。「ぶらぶら病」と呼ばれ、働くのが困難になります。診断が難し
いため、周囲の人から理解されず「怠け者」扱いされます。
私は2000年に心筋梗塞を発症し、働けなくなりました。私のように労災
申請する作業員は少なく、病気になっても泣き寝入りがほとんどです。
かつては原発に対して「賛成」でも「反対」でもありませんでした。原発で
働いて給料をもらったというためらいがあり、言いづらかったのです。
しかし、これ以上被曝者を出さないために、「原発反対」という考えに変わ
りました。福島原発事故が起き、多くの作業員が被曝しています。その多くは
下請け労働者です。心筋梗塞で亡くなった方もおられると伺っています。原発
はすべて廃炉にすべきだと思います。
3つのことを提案します。
1 原発作業員の健康相談窓口をつくってほしい。これまで原発で働いて被曝
した人は40万人以上と言われています。しかし、労災を申請した人はほ
んのわずかです。ですから、作業員の「いのちの電話」のような制度があ
ったら良いと思います。
2 安全教育や放射線管理が適切になされているか、できるかぎり第三者に見
えるようにする。私の場合もそうですが、きちんとした安全教育をしてい
ないのに、元請会社は適切におこなったと主張し、水掛け論になるのを防
がねばなりません。
3 原発労災の対象疾患に、心筋梗塞を入れてほしい。原爆症では心筋梗塞が
認定対象となっていますが、原発労災では対象になっていません。原爆も
原発も本質的には同じなので、病気についても同じように認めるべきだと
思います。また、内部被曝の影響を正しく評価することが大事だと思いま
す。
最後に、私の労災申請について申し上げます。11月2日に再審査請求「棄
却」の裁決書が送られてきました。私は敦賀原発の現地調査を再三求めていた
のですが、敦賀原発の現地調査を何もおこなわないまま、裁決が出されまし
た。このことに強く抗議します。
32年前に私が働いた敦賀原発1号機は、今回事故を起こした福島原発と同
じタイプの原子炉です。当時から問題のある原子炉で、ボロボロの配管があち
こちにありました。津波がなくても地震があれば、福島のような事故が起きて
もおかしくありません。「なぜ敦賀原発の現地調査をしなかったのか」、きち
んと説明してほしいです。
★4.読者からの掲載依頼4つ
イ.「原発さよならデモ@川口」 11月23日(祝・水)
JR川口駅東口デッキ
14時半集合 15時デモ出発
ツイッター有志による呼びかけで始まった「原発さよならデモ@埼玉」では
これまで所沢(200人)、川越(250人)、浦和(150人)でデモを実施してきました。
次は23日(勤労感謝の日)に川口です。
約1時間のなだらかなコースです。
デモ後は300円程度のカンパで野外懇親会も予定しています。
「原発さよなら」「食品の安全基準値の強化」「福島の支援」を訴えていきます。
地元の方がお子さん連れで・ご家族で参加できる地域密着型デモを目指しています。
プラカード・のぼり(上記趣旨に合ったものをお願いします)、鳴り物大歓迎。
海なし県・埼玉からも「原発いらない」の声を上げましょう!
連絡先 白田(しろた)
090-1702-8944
sirotama@kbf.biglobe.ne.jp
ロ.「さよなら原発東京北部ラリー&パレードin後楽園」11月27日(日)
未曾有の大震災及び原発事故を受け、今こそ「さよなら原発」の声を盛り上げ
るべく、「11.27 さよなら原発 東京北部ラリー&パレードin後楽園」を行う
ことにしました!
当日は,佐藤栄佐久元福島県知事にもお話頂きます!
市民集会&パレード,リレートーク(福島からの声,東京で子どもを育てる母
親,福島を取材しているジャーナリストなど),その他ミニコンサート,バルー
ンアート教室,などなど,いろいろな催しが行われます。
パレードには,鳴り物(カスタネット,笛,フライパン&しゃもじ,などなど,
なんでもOK)を持ってご参加ください!!
○名称 「さよなら原発 東京北部ラリー&パレード」 *ラリー:集会の意
○日時 2011年11月27日(日)14時~(開場 13時) ラリー終了後パレ
ードを行います。
○会場 文京区・礫川公園 (れきせんこうえん)
所在地:文京区春日1-15 地図 http://g.co/maps/3ceyd
地下鉄丸の内線・南北線「後楽園」駅徒歩1分
都営地下鉄都営三田線・大江戸線「春日」駅徒歩3分、JR「水道橋」駅徒
歩15分
(雨天)文京区民センター・3A(350人収容可)
所在地:文京区本郷 4-15-14 地図 http://g.co/maps/237jm
電話03(3814)6731
○主催 「さよなら原発 東京北部ラリー&パレード」実行委員会
(連絡先)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-17-10エキニア池袋6階
城北法律事務所内 tel 03-3988-4866 fax 03-3986-9018
ホームページ http://www.toshima.ne.jp/~hokubu_g/
ハ.「原発いらない!葛飾アクション」 11月27日(日)
11月27日(日)、午後1時半に葛飾区の青戸平和公園(京成線「青砥」駅下車、
徒歩7~8分)に集まって「原発いらない!葛飾アクション」を行います。
都民に飲み水を供給している「金町浄水場」は葛飾区にあります。都内でも放
射線量が高く、子どもたちの健康を心配する親や、市民の不安が高まっていま
す。
この間、区内のさまざまな団体やグループ、個人が区議会への請願や行政への
要望を出してきましたが、区の対応は「この程度の放射線量では健康に影響を
及ぼすものではない」「大騒ぎしないように」というものです。
一言いいたい、私はこう思う、こんなことやってますなどのリレートークと歌、
そして「亀有」駅まで「ウォーク」します。お近くの方、ぜひぜひご参加くだ
さい。よろしく!
ニ.「世界から原発なくそうコンサートin上野」11月27日(日)
2011年11月27日(日)13:30開演~17:00終演予定
上野公園野外ステージ(旧上野水上音楽堂)
参加費―1000円、被災者、避難者の方は無料
「福島からの避難者母親、制服向上委員会会長が語り歌う、原発時代を生き抜
く女たち」
◇トークセッションー「子どもたちのいのちを守り、原発時代を生き抜く女た
ち」をテーマにしたトーク
増子理香さん(福島県三春町からの避難者母親)、橋本美香さん(シンガー・ソ
ングライター、制服向上委員会の会長)、横浜の子供達を放射能から守る会の母
親の方が出演
15:30から開始予定
◇「世界から原発なくそう」との想いを表現するミュージシャンの歌と演奏、
パフォーマンス
≪出演者≫
橋本美香さん、ツーピース、Dr.SUSHI、阿部孝史さん、増子理香さん
(トーク出演)、横浜の子どもたちを放射能から守る会の母親、「月桃の花」歌
舞団、館野公一さん、あだっちさん、根本延浩さん、照屋三線教室、菅原和之
さん、ピアチェーレ
出演者の詳細は、http://c-zenko.blog.so-net.ne.jp/
をご覧ください。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1256】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その241 ◆
3つの情報をお知らせします(11月21日)
◇ 残念ながら、玄海原発4号機が稼働したため、日本の原発・全54基の
うち、現在43基(80%)が停止、稼働しているのは11基(20%)。
今後、再稼働をみんなの活動で阻止できれば、2012年春頃には全原発
の停止が実現する。
原発なくとも電気はだいじょうぶ(天然ガス、火力、その他)。
今、運転中の11基も早く停めてほしい-地震・余震が心配。
★1.「浜岡原発の永久停止を」100万筆署名提出院内集会 聴講報告
~元原発設計者・技術者たちの提言~
今のやり方はマンションの建築偽装と同じ
どれだけ綿密に設計しても「残余のリスク」が残る
★2.ついにRETFの「最後」か・・・
福島原発震災と核武装
菅首相による「脱原発」宣言で、一番慌てたのは核武装派
★3.<テント日誌 11/19(土)>
雨の中、沈み込んだ霞ヶ関
―― 経産省前テントひろば 70日目 ――
★4.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内
イ.大阪・学習集会「原発・被ばく労働と健康被害」
11月29日(火) 午後6時30分
ロ.亀戸・ミニ授業 放射線──基本のキから身の守り方まで
12月4日(日) 午後1時30分
★1.「浜岡原発の永久停止を」100万筆署名提出院内集会 聴講報告
~元原発設計者・技術者たちの提言~
今のやり方はマンションの建築偽装と同じ
どれだけ綿密に設計しても「残余のリスク」が残る
偶然通りかかって院内集会に参加し、興味深い話を聞いたので一部を紹介し
ます。
国会議員への報告会
日時:2011年11月17日16時~18時
場所:衆議院第2議員会館多目的ホール
主催:原発震災を防ぐ全国署名連絡会
2004年から取り組まれた「一刻も早く浜岡原発の永久停止の決断を!」
と訴える署名が100万筆に達し、同日に経済産業省に提出された。その報告
の後、3人の元原発設計者・技術者が丁寧に浜岡原発、福島原発について説明
した。
○渡辺敦雄(元東芝・原子力事業本部)
浜岡原発には使用済み核燃料が6243本あり広島原発の5万個分に相当する。
中部電力が建設している防波堤は1000億円の無駄遣いである。浜岡原発はMark
Ⅰ型原子炉格納容器であり圧力抑制プールが地震で破壊される可能性が高い。
浜岡原発の真下から室戸岬(高知県)に延びる長さ400キロの巨大な活断
層が存在する可能性がある。耐震設計とは、岩盤の揺れ(振動加速度)への対
策であり、岩盤のずれ(例えば、立っていて片足の床が約7m下に落ちる状
態)は考慮していない。
○後藤政志(元東芝・原子炉格納容器設計者)
福島原発事故は津波でなく地震で損傷があった。MarkⅠは欠陥原発で格納容
器の容量が小さい。今回の事故で地震による格納容器の脆弱性が証明された。
電源喪失とか水の供給とか対策を検討しているが、事故が起こったらプラント
全体を設計し直さないといけない、確実でないものをいくら追加しても安全で
はない。本来は地震動を3倍にして耐震設計しないといけないのに、今のやり
方はマンションの建築偽装と同じだ。どれだけ綿密に設計しても「残余のリス
ク」が残る。2001年にスロッシングによる格納容器の爆発実験を実施して
いる(動画紹介)。
(注)残余のリスク
地震についてまだ不明なことが多いなかで、電力会社は経済的に見合う耐震
設計をする。このため、原発の設計時に前提とした地震の揺れより大きな揺れ
に襲われて、大量の放射性物質が外部に漏れ、住民が被曝するような災害が起
こる可能性は必ず残る。残余のリスクは、災害の大きさと、それが起きる確率
などによって示される。 ( 2006-05-31 朝日新聞 夕刊 3総合)
○小倉志郎(元東芝・原子力事業本部)
耐震設計において実質的な判定基準が無い。2009年の「安全研究フォー
ラム2009」において、地震学者達は、2006年に改定された「耐震指
針」による基準地震動を超える地震が今後起きないとは言えない、
統計的な地震発生確率もデータが少なすぎて算出できない、と言明した。す
なわち、開催時点で耐震性の判定基準が無いことが判明している。動的機器の
機能維持の定量的判定基準は無い。例えば配管設備は、高温と高圧に耐える必
要があるが、がちがちに押さえると熱変形に弱くなり、地震動が大きくなると
設計が非常に厳しくなる。
さらに、3人への質疑で次の回答があった。
ストレステストは、政治的に出たもので、外からのつまみ食いにひとしく、
テストでプラントの弱点部分が分かるが、クライテリア(判定条件)が無い。
確率で物を言う限り残余のリスクは必ず残る。これで良いなんて、アンデルセ
ンの「裸の王様」だ。
福島原発事故対策における作業労働者の被曝と労働者の供給が心配される
が、被曝労働の基準を適正(例えば年間5mSv)にして多くの労働者に仕事を
供給すれば良い。除染後の放射性物質はガラス化すれば数千年は散らばらな
い。ただ、六ヶ所村ではガラス製造装置の一機が故障して目処が立っていな
い。
最後に村田光平顧問(元駐スイス大使)が挨拶した。福島原発事故について
関係者の責任が重い、倫理の欠如で、輸出するなんてとんでもない。津波対策
だけで原発を再開しようとするのはおかしい。浜岡に関しては牧之原市で市長
も市議会も反対のメッセージを出し、近隣への影響が認識されてきて脱原発の
大きな運動につながる、スイスとの連携も考えたい。
技術的に分かり易い説明を聞き、そうは言っても福島原発事故がありながら
再稼動しようとしたり原発輸出しようとするのは倫理の欠如としか言いようが
ないことが良く分かる、良い集会だった。
集会参加は議員数名とその他約30名と少なく、私も直前まで開催を知らな
かったが開催情報があまり流れていなかったようでもったいなかった。
(文責:木村)
★2.ついにRETFの「最後」か・・・
福島原発震災と核武装
菅首相による「脱原発」宣言で、一番慌てたのは核武装派
たんぽぽ舎 劣化ウラン研究会 山崎 久隆
○核武装計画阻止運動
1994年以来、高速炉開発が核兵器開発の基幹システムであり、特に「も
んじゅ」(槌田敦さんは偽もんじゅと呼ぶ)「常陽」の「ブランケット燃料
体」を再処理する施設、RETFリサイクル機器試験施設こそがその中核施設
だと警告してきたことが報われ、解体される日が来る・・・。
と思ったのですが、記事には核兵器の「か」の字も出てきていないし、単なる
無駄遣いの文脈で語られているだけ。どうしてこんなにもメディアの皆さんは
現実がわからないのだろうかと、嘆かわしく思うのだが・・・。
それでもRETFを「検討をした」というは百分の一歩くらいは前進か。
グリーンピースのレポート「不法なプルトニウム同盟」は1994年に発表
された。私は、その翻訳の一端に関わったことから、その後の核兵器開発阻止
の取り組みを市民運動の仲間とすることになった。
その後日本の市民運動で「核武装を憂慮する会」というグループが作られ、
国会議員への要請行動などが行われ、それを引き継ぐように(直接団体として
引き継いだとというわけではないが)「核開発に反対する会」のメンバーで
「隠して核そうする日本」(影書房)という本を、槌田敦、藤田祐幸、井上澄
夫、中島哲演、望月彰、渡辺寿子、原田裕史、柳田真(敬称略)と私が分業で
書いた。
それらの中で、高速炉計画が日本の核武装計画の隠れ蓑であり、詳細なデー
タと証拠で歴代政権(政治家)のみならず官僚機構や原子力ムラによって作り
上げられてきた核武装計画を暴き、批判した。
黒鉛炉を使って簡単な核爆弾を製造するという、佐藤栄作の核武装計画は、
近代においては高純度プルトニウムを使う高速炉計画と三重水素を大量に使う
ITER、核融合炉計画の合体で、水爆製造が可能になるはずだったが、ITERが日
本から「取り上げられ」たことでトリチウムを大量に使う水爆製造は困難にな
った。しかし高純度プルトニウムを使えば小形原爆を量産できると、方向性
を高速炉の運転強行とRETFの建設に絞っていく。
あんなぼろぼろの「もんじゅ」、電力の建てる予定の後継炉は「もんじゅ」
型にならないことは確実で、一日5500万円も無駄食いするうえ、電力会社
も高速炉計画どころでは無くなっているというのに、どんな経済的利益もある
はずがないのだが、唯一無二の「核武装」がある限り撤退はあり得ない・・・
というのがもんじゅとRETFがまだ「生き残っていた」理由だった。
○福島原発震災と核武装
さて、ここにきて福島原発震災、その後菅首相による「脱原発」宣言で、一
番慌てたのは核武装派であり、突如「隠れて」ではなく「公然と」核武装を主
張し出す者たちが現れ始める。ただし、核武装にも大きく二種類あり、「核武
装を「しない」ための核武装能力(なぜかこれを核抑止力というらしい。そん
な定義は今まで聞いたことが無いが)」が必要というものと、直ちに商業用原
子力開発を中止して「核武装に踏み切れ」派がいる。このへんはもうちょっと
してから整理して紹介しよう。(実は未だに彼らの主張の内容がどう違うのか
よく分からないのだ(^_^;)突然言い出す者が多いため、脈絡がはっきりしな
い。技術的な裏付けが曖昧、対米政策、対IAEA政策上の検討が無い、そもそも
核武装の定義づけが曖昧、などなど)
とはいえ、RETFが永久閉鎖になるのならば、少なくても核武装の「可能
性」は大きく減衰する。用法としては間違っているが、「潜在的核抑止力」な
るものも葬ることができるだろう。
※記事情報
日本経済新聞11月14日
「もんじゅ関連支出1兆円超。830億円の施設使われず・検査院が指摘」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3E6E2E6E58DE3E6E3E3E0E2E3E39180EAE2E2E2
★3.<テント日誌 11/19(金)>
雨の中、沈み込んだ霞ヶ関
―― 経産省前テントひろば 70日目 ――
本日(11月19日)は一日中雨でした。ありきたりの印象で言えばまるで
地球が日本の不幸を嘆き、人間の愚かさを哀れんでいるような、陰々滅々とし
た雨に人も街も沈み込んだ一日であったような日でした。
先日、新右翼と称する人物がテントへ来て、「経産省に申し入れをしてき
た。申し入れの内容は『平時であれば許可なく国の土地にテント設置をすれば
違法であるかも知れないが、非常時においては云々。彼らのテントの物理的撤
去は謹んで貰いたい……』……」「う~ん……」
それからは他の右翼諸君がテントに参上することもなくなった。まだ、さし
て日も経っていないし、雨降りのこともあり恒常的な事であるかどうかは断言
できないが……。
雨がきついさなかソーラーシステムもお休み。蓄電池に蓄えはない。雨でシ
ョートの恐れもあり発電機もお休み。テントの中は懐中電灯の光だけで薄闇の
なか。それでも昼夜を分かたず座り込みは続く。
ご苦労様。明日は晴れるそうですよ。
( 文責 テント住人R )
★4.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内
イ.大阪・学習集会「原発・被ばく労働と健康被害」
学習集会「原発・被ばく労働と健康被害」
日 時:11月29日(火) 午後6時30分
場 所:エルおおさか5階 研修室2
(http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html)
講 師:振津かつみ さん
(兵庫医科大学、チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西)
資料代:500円
主 催:コミュニティ・ユニオン関西ネットワーク
連絡先:ユニオンおおさか(06-6575-3133)
福島第一原発事故の収束作業、除染作業をはじめとする高汚染地域での労
働、がれきや下水処理に関わる労働、働くことによる被ばくは拡散し続け、今
後、長期にわたって働く者の健康をむしばんでいきます。労働相談と個人加盟
を特徴とするユニオンとして、今何ができるのか、何に備えていかなければな
らないのかを考えます。
20年間チェルノブイリ救援活動に取り組まれてきた振津先生に、経験と現
状をもとにお話いただきます。
ロ.亀戸・ミニ授業 放射線──基本のキから身の守り方まで
「セーブキッズ江東放射能からこどもを守る会」は、6月に江東区のおかあ
さん、おとうさんを中心に結成されたグループです。これまで、江東区に対す
る陳情、請願、行政交渉、署名などを行ってきました。
8月からはじめた署名も集約をおえ、一段落。
そこで、基本に立ち返り、放射線についてのキを学ぼうということで「学習
会」を企画しました。
タイトル:ミニ授業 放射線──基本のキから身の守り方まで
講 師:小沢洋一(仮説実験授業研究会)
日 時:2011年12月4日 午後1時30分開講
(午後1時15分開場)終了予定午後4時
資料代:800円
会 場:亀戸文化センター第二研修室
(JR総武線亀戸駅北口徒歩2分カメリアプラザ5階)
主 催:セーブキッズ・江東 放射能からこどもを守る会
問い合わせ先:花村(090-9134-1816)http://yaplog.jp/savekids/
お子様連れの参加大歓迎
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その241 ◆
3つの情報をお知らせします(11月21日)
◇ 残念ながら、玄海原発4号機が稼働したため、日本の原発・全54基の
うち、現在43基(80%)が停止、稼働しているのは11基(20%)。
今後、再稼働をみんなの活動で阻止できれば、2012年春頃には全原発
の停止が実現する。
原発なくとも電気はだいじょうぶ(天然ガス、火力、その他)。
今、運転中の11基も早く停めてほしい-地震・余震が心配。
★1.「浜岡原発の永久停止を」100万筆署名提出院内集会 聴講報告
~元原発設計者・技術者たちの提言~
今のやり方はマンションの建築偽装と同じ
どれだけ綿密に設計しても「残余のリスク」が残る
★2.ついにRETFの「最後」か・・・
福島原発震災と核武装
菅首相による「脱原発」宣言で、一番慌てたのは核武装派
★3.<テント日誌 11/19(土)>
雨の中、沈み込んだ霞ヶ関
―― 経産省前テントひろば 70日目 ――
★4.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内
イ.大阪・学習集会「原発・被ばく労働と健康被害」
11月29日(火) 午後6時30分
ロ.亀戸・ミニ授業 放射線──基本のキから身の守り方まで
12月4日(日) 午後1時30分
★1.「浜岡原発の永久停止を」100万筆署名提出院内集会 聴講報告
~元原発設計者・技術者たちの提言~
今のやり方はマンションの建築偽装と同じ
どれだけ綿密に設計しても「残余のリスク」が残る
偶然通りかかって院内集会に参加し、興味深い話を聞いたので一部を紹介し
ます。
国会議員への報告会
日時:2011年11月17日16時~18時
場所:衆議院第2議員会館多目的ホール
主催:原発震災を防ぐ全国署名連絡会
2004年から取り組まれた「一刻も早く浜岡原発の永久停止の決断を!」
と訴える署名が100万筆に達し、同日に経済産業省に提出された。その報告
の後、3人の元原発設計者・技術者が丁寧に浜岡原発、福島原発について説明
した。
○渡辺敦雄(元東芝・原子力事業本部)
浜岡原発には使用済み核燃料が6243本あり広島原発の5万個分に相当する。
中部電力が建設している防波堤は1000億円の無駄遣いである。浜岡原発はMark
Ⅰ型原子炉格納容器であり圧力抑制プールが地震で破壊される可能性が高い。
浜岡原発の真下から室戸岬(高知県)に延びる長さ400キロの巨大な活断
層が存在する可能性がある。耐震設計とは、岩盤の揺れ(振動加速度)への対
策であり、岩盤のずれ(例えば、立っていて片足の床が約7m下に落ちる状
態)は考慮していない。
○後藤政志(元東芝・原子炉格納容器設計者)
福島原発事故は津波でなく地震で損傷があった。MarkⅠは欠陥原発で格納容
器の容量が小さい。今回の事故で地震による格納容器の脆弱性が証明された。
電源喪失とか水の供給とか対策を検討しているが、事故が起こったらプラント
全体を設計し直さないといけない、確実でないものをいくら追加しても安全で
はない。本来は地震動を3倍にして耐震設計しないといけないのに、今のやり
方はマンションの建築偽装と同じだ。どれだけ綿密に設計しても「残余のリス
ク」が残る。2001年にスロッシングによる格納容器の爆発実験を実施して
いる(動画紹介)。
(注)残余のリスク
地震についてまだ不明なことが多いなかで、電力会社は経済的に見合う耐震
設計をする。このため、原発の設計時に前提とした地震の揺れより大きな揺れ
に襲われて、大量の放射性物質が外部に漏れ、住民が被曝するような災害が起
こる可能性は必ず残る。残余のリスクは、災害の大きさと、それが起きる確率
などによって示される。 ( 2006-05-31 朝日新聞 夕刊 3総合)
○小倉志郎(元東芝・原子力事業本部)
耐震設計において実質的な判定基準が無い。2009年の「安全研究フォー
ラム2009」において、地震学者達は、2006年に改定された「耐震指
針」による基準地震動を超える地震が今後起きないとは言えない、
統計的な地震発生確率もデータが少なすぎて算出できない、と言明した。す
なわち、開催時点で耐震性の判定基準が無いことが判明している。動的機器の
機能維持の定量的判定基準は無い。例えば配管設備は、高温と高圧に耐える必
要があるが、がちがちに押さえると熱変形に弱くなり、地震動が大きくなると
設計が非常に厳しくなる。
さらに、3人への質疑で次の回答があった。
ストレステストは、政治的に出たもので、外からのつまみ食いにひとしく、
テストでプラントの弱点部分が分かるが、クライテリア(判定条件)が無い。
確率で物を言う限り残余のリスクは必ず残る。これで良いなんて、アンデルセ
ンの「裸の王様」だ。
福島原発事故対策における作業労働者の被曝と労働者の供給が心配される
が、被曝労働の基準を適正(例えば年間5mSv)にして多くの労働者に仕事を
供給すれば良い。除染後の放射性物質はガラス化すれば数千年は散らばらな
い。ただ、六ヶ所村ではガラス製造装置の一機が故障して目処が立っていな
い。
最後に村田光平顧問(元駐スイス大使)が挨拶した。福島原発事故について
関係者の責任が重い、倫理の欠如で、輸出するなんてとんでもない。津波対策
だけで原発を再開しようとするのはおかしい。浜岡に関しては牧之原市で市長
も市議会も反対のメッセージを出し、近隣への影響が認識されてきて脱原発の
大きな運動につながる、スイスとの連携も考えたい。
技術的に分かり易い説明を聞き、そうは言っても福島原発事故がありながら
再稼動しようとしたり原発輸出しようとするのは倫理の欠如としか言いようが
ないことが良く分かる、良い集会だった。
集会参加は議員数名とその他約30名と少なく、私も直前まで開催を知らな
かったが開催情報があまり流れていなかったようでもったいなかった。
(文責:木村)
★2.ついにRETFの「最後」か・・・
福島原発震災と核武装
菅首相による「脱原発」宣言で、一番慌てたのは核武装派
たんぽぽ舎 劣化ウラン研究会 山崎 久隆
○核武装計画阻止運動
1994年以来、高速炉開発が核兵器開発の基幹システムであり、特に「も
んじゅ」(槌田敦さんは偽もんじゅと呼ぶ)「常陽」の「ブランケット燃料
体」を再処理する施設、RETFリサイクル機器試験施設こそがその中核施設
だと警告してきたことが報われ、解体される日が来る・・・。
と思ったのですが、記事には核兵器の「か」の字も出てきていないし、単なる
無駄遣いの文脈で語られているだけ。どうしてこんなにもメディアの皆さんは
現実がわからないのだろうかと、嘆かわしく思うのだが・・・。
それでもRETFを「検討をした」というは百分の一歩くらいは前進か。
グリーンピースのレポート「不法なプルトニウム同盟」は1994年に発表
された。私は、その翻訳の一端に関わったことから、その後の核兵器開発阻止
の取り組みを市民運動の仲間とすることになった。
その後日本の市民運動で「核武装を憂慮する会」というグループが作られ、
国会議員への要請行動などが行われ、それを引き継ぐように(直接団体として
引き継いだとというわけではないが)「核開発に反対する会」のメンバーで
「隠して核そうする日本」(影書房)という本を、槌田敦、藤田祐幸、井上澄
夫、中島哲演、望月彰、渡辺寿子、原田裕史、柳田真(敬称略)と私が分業で
書いた。
それらの中で、高速炉計画が日本の核武装計画の隠れ蓑であり、詳細なデー
タと証拠で歴代政権(政治家)のみならず官僚機構や原子力ムラによって作り
上げられてきた核武装計画を暴き、批判した。
黒鉛炉を使って簡単な核爆弾を製造するという、佐藤栄作の核武装計画は、
近代においては高純度プルトニウムを使う高速炉計画と三重水素を大量に使う
ITER、核融合炉計画の合体で、水爆製造が可能になるはずだったが、ITERが日
本から「取り上げられ」たことでトリチウムを大量に使う水爆製造は困難にな
った。しかし高純度プルトニウムを使えば小形原爆を量産できると、方向性
を高速炉の運転強行とRETFの建設に絞っていく。
あんなぼろぼろの「もんじゅ」、電力の建てる予定の後継炉は「もんじゅ」
型にならないことは確実で、一日5500万円も無駄食いするうえ、電力会社
も高速炉計画どころでは無くなっているというのに、どんな経済的利益もある
はずがないのだが、唯一無二の「核武装」がある限り撤退はあり得ない・・・
というのがもんじゅとRETFがまだ「生き残っていた」理由だった。
○福島原発震災と核武装
さて、ここにきて福島原発震災、その後菅首相による「脱原発」宣言で、一
番慌てたのは核武装派であり、突如「隠れて」ではなく「公然と」核武装を主
張し出す者たちが現れ始める。ただし、核武装にも大きく二種類あり、「核武
装を「しない」ための核武装能力(なぜかこれを核抑止力というらしい。そん
な定義は今まで聞いたことが無いが)」が必要というものと、直ちに商業用原
子力開発を中止して「核武装に踏み切れ」派がいる。このへんはもうちょっと
してから整理して紹介しよう。(実は未だに彼らの主張の内容がどう違うのか
よく分からないのだ(^_^;)突然言い出す者が多いため、脈絡がはっきりしな
い。技術的な裏付けが曖昧、対米政策、対IAEA政策上の検討が無い、そもそも
核武装の定義づけが曖昧、などなど)
とはいえ、RETFが永久閉鎖になるのならば、少なくても核武装の「可能
性」は大きく減衰する。用法としては間違っているが、「潜在的核抑止力」な
るものも葬ることができるだろう。
※記事情報
日本経済新聞11月14日
「もんじゅ関連支出1兆円超。830億円の施設使われず・検査院が指摘」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3E6E2E6E58DE3E6E3E3E0E2E3E39180EAE2E2E2
★3.<テント日誌 11/19(金)>
雨の中、沈み込んだ霞ヶ関
―― 経産省前テントひろば 70日目 ――
本日(11月19日)は一日中雨でした。ありきたりの印象で言えばまるで
地球が日本の不幸を嘆き、人間の愚かさを哀れんでいるような、陰々滅々とし
た雨に人も街も沈み込んだ一日であったような日でした。
先日、新右翼と称する人物がテントへ来て、「経産省に申し入れをしてき
た。申し入れの内容は『平時であれば許可なく国の土地にテント設置をすれば
違法であるかも知れないが、非常時においては云々。彼らのテントの物理的撤
去は謹んで貰いたい……』……」「う~ん……」
それからは他の右翼諸君がテントに参上することもなくなった。まだ、さし
て日も経っていないし、雨降りのこともあり恒常的な事であるかどうかは断言
できないが……。
雨がきついさなかソーラーシステムもお休み。蓄電池に蓄えはない。雨でシ
ョートの恐れもあり発電機もお休み。テントの中は懐中電灯の光だけで薄闇の
なか。それでも昼夜を分かたず座り込みは続く。
ご苦労様。明日は晴れるそうですよ。
( 文責 テント住人R )
★4.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内
イ.大阪・学習集会「原発・被ばく労働と健康被害」
学習集会「原発・被ばく労働と健康被害」
日 時:11月29日(火) 午後6時30分
場 所:エルおおさか5階 研修室2
(http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html)
講 師:振津かつみ さん
(兵庫医科大学、チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西)
資料代:500円
主 催:コミュニティ・ユニオン関西ネットワーク
連絡先:ユニオンおおさか(06-6575-3133)
福島第一原発事故の収束作業、除染作業をはじめとする高汚染地域での労
働、がれきや下水処理に関わる労働、働くことによる被ばくは拡散し続け、今
後、長期にわたって働く者の健康をむしばんでいきます。労働相談と個人加盟
を特徴とするユニオンとして、今何ができるのか、何に備えていかなければな
らないのかを考えます。
20年間チェルノブイリ救援活動に取り組まれてきた振津先生に、経験と現
状をもとにお話いただきます。
ロ.亀戸・ミニ授業 放射線──基本のキから身の守り方まで
「セーブキッズ江東放射能からこどもを守る会」は、6月に江東区のおかあ
さん、おとうさんを中心に結成されたグループです。これまで、江東区に対す
る陳情、請願、行政交渉、署名などを行ってきました。
8月からはじめた署名も集約をおえ、一段落。
そこで、基本に立ち返り、放射線についてのキを学ぼうということで「学習
会」を企画しました。
タイトル:ミニ授業 放射線──基本のキから身の守り方まで
講 師:小沢洋一(仮説実験授業研究会)
日 時:2011年12月4日 午後1時30分開講
(午後1時15分開場)終了予定午後4時
資料代:800円
会 場:亀戸文化センター第二研修室
(JR総武線亀戸駅北口徒歩2分カメリアプラザ5階)
主 催:セーブキッズ・江東 放射能からこどもを守る会
問い合わせ先:花村(090-9134-1816)http://yaplog.jp/savekids/
お子様連れの参加大歓迎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1255】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その240 ◆
3つの情報をお知らせします(11月20日)
◇ 残念ながら、玄海原発4号機が稼働したため、日本の原発・全54基の
うち、現在43基(80%)が停止、稼働しているのは11基(20%)。
今後、再稼働をみんなの活動で阻止できれば、2012年春頃には全原発
の停止が実現する。
原発なくとも電気はだいじょうぶ(天然ガス、火力、その他)。
今、運転中の11基も早く停めてほしい-地震・余震が心配。
★1.11.15「低線量被曝の時代を生き抜く」参加して出会った
~原発の労働災害認定問題~梅田隆亮さんを支援したい!
★2.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
五七年前に起きたビキニ事件こそ福島原発大事故の「原点」
ビキニ事件を賠償もせず-その見返りに水面下で原発を要求
★3.「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見・傍聴記
78社中1社のみ、真実を書かないマスコミ-肥田舜太郎氏
明かされるビキニ被曝の真実-大石又七氏
★1.11.15「低線量被曝の時代を生き抜く」参加して出会った
~原発の労働災害認定問題~梅田隆亮さんを支援したい!
○たんぽぽ舎の勉強会に、初めて参加しました。
ただ日々の子育てに追われるだけの自分は、3.11以前には、タンポポ舎
の存在すら知りませんでしたから・・。
○肥田舜太郎さんのお話、さすがに迫力ありました。圧倒されました。事実を
語る人の言葉は、衝撃力がありますね。
○それにも増して。原発労働者の梅田隆亮さんのお話に打ちのめされました。
炉心を素手で作業させる電力外会社、何なんでしょう!ものすごく腹が立ち
ました。ご自身も、ぶらぶら病のような症状に苦しまれているのですね。
○じつはお帰りになられる途中、偶然ご一緒になり駅までいろいろ話をさせて
もらいました。「今日の肥田先生のお話を聞いて、ぜんぶ自分の症状とそのま
ま同じことを言われていて驚いた」とおっしゃってました。
ぶらぶら病がでるときは、本当にお辛いらしいですね。そんな時のために持
ち歩いてる、という錠剤のお薬も見せてくださいました。とても感じの良い方
でした。駅で手を振って別れるとき、泣きそうになりました。
(最近、涙もろい)
心臓もやられてるし、ほんとうに身体に気をつけて長生きされて、多くを発
信してほしいと思いました。たんぽぽ舎での支援などある際には、ぜひ参加し
たと思いました。
年内にも、原発労働では初の心筋梗塞の労災認定の最終判断が出るようです
ね。
注目していきたいと思います。
★2.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
[編集部より]
さる11月15日、スペースたんぽぽで行われた講演会「低線量被曝の時代
を生き抜く」に先だってで開かれた「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原
発」記者会見(主催:低線量被曝者の会・場所:千代田区有楽町の日本外国特
派員協会)での各スピーカーの発言骨子(予め用意された発言内容)を数回に
わたって紹介していきます。
肥田舜太郎の発言骨子は本紙11月17日付け「地震と原発事故情報 その
237」で掲載済みですので、大石又七氏の発言骨子からの掲載となります。
※低線量被曝者の会 http://hibakusya.blogspot.com/
五七年前に起きたビキニ事件こそ福島原発大事故の「原点」
ビキニ事件を賠償もせず-その見返りに水面下で原発を要求
ビキニ水爆実験被爆者 元第五福竜丸乗組員 大石又七
○福島原発大事故は今から五七年前に起きたビキニ事件の原点にさかのぼって
考えなければ正しい答えは出てこないと思っています。
誰がなぜ、危険な原発を地震大国である日本に導入したか、そこが一番重要
なところだと思います。
1954年、私は元第五福竜丸という漁船の乗組員で、アメリカが広島に投
下した原爆の約一〇〇〇倍という巨大な水爆実験に遭遇した被爆者です。
その爆発で起きた『死の灰』を日本に持ち帰ったことから太平洋や大気圏が
強力な放射能で汚染されていることが分かり大事件に発展していった、これが
ビキニ事件です。
後に残された資料からいろいろなことが分かってきました。
一九四六年から一九五八年にかけてアメリカ軍だけでも、このビキニとエニ
ウエトク環礁を使って六七回の大気圏核実験を行ない、合わせて一〇〇メガト
ンの核爆発を繰り返しました。この一〇〇メガトンの爆発は、なんと広島型原
爆を毎日一個ずつ一八年間落とし続けた量というから驚きです。
○水爆は巨大な爆発威力だけではありません。爆発と同時に二七種類もの恐ろ
しい放射能を撒き散らします。それらの放射能は半減期が何十年、何万年とい
うもので人間の体内に入り込み、染色体を傷つけながら体の内側から攻撃する
という内部被曝を起こしていました。
染色体を傷つければ死産や奇形児の原因を作りだし、子孫へと繋がっていき
ます。半減期の長い放射能が食物連鎖や風などに乗って地球上を漂い、誰のど
こに取り付くかは現在の科学や医学では計り知ることは出来ません。これが見
えない放射能の恐ろしいところです。貴方もすでに被爆者になっているかもし
れません。
○東日本大地震と津波が福島原発を破壊し放射能が今襲い掛かっています。
私は言いたいです、当時、核、放射能の恐ろしさをあれほど教え警告したの
に日米政府は事件を握りつぶし隠しました。
その結果どうなりましたか。核兵器も広島型原爆よりずっと威力を持つよう
になり、二万三〇〇〇発の核弾頭が実弾となって出来上がり、人類を脅かして
います。この重要な意味を持つビキニ事件を賠償もせず、わずかな見舞金、責
任も核実験も容認してその見返りに水面下で原発を要求したのです。
この人たちにこそ重大な責任があるのではないでしょうか。
ビキニ事件は過去の終わった事件ではありません。あのときから始まった事
件です。それなのに誰の口からもビキニ事件という言葉が出てきません。
当時アメリカは自由諸国にウランを提供し、軍事ブロックを築こうとしてC
IAの職員を読売という大きなメディアを目標に打診してきました。これを知
った読売新聞社主の正力松太郎氏は、日本中が核実験反対で燃え盛っている矛
先を変え、原子力の平和利用といって自分の持つメディアをフルに使って、原
発導入の宣伝を大々的に行ないます。政界では中曽根康弘代議士が青年将校な
どと言われながら危険を伴う原発をアメリカの意向に沿って先頭に立ち、ビキ
ニ事件の三日後に二億三千五〇〇万円の原子力予算を国会で通過させます。
原発を日本に導入した経緯を知れば今起こっている大事故の責任、賠償の方
向性も見えてくるはずです。
★3.「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見・傍聴記
78社中1社のみ、真実を書かないマスコミ-肥田舜太郎氏
明かされるビキニ被曝の真実-大石又七氏
○11月15日(火)午後3時~4時 有楽町の外国人記者クラブで「ノーモ
ア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見が開かれました。
スピーカーは下記の方々でした。
肥田舜太郎:医師、広島被曝者
大石又七 :核実験被曝者、元第五福竜丸船員
梅田隆亮 :元原発労働者
佐藤幸子 :子供たちを放射能から守る福島ネットワーク世話人
竹野内真理:低線量被曝者の会共同代表
この記者会見は、千葉県の実家(ホットスポットの某市)から赤ちゃんを連
れて沖縄に避難している竹野内さんが、ほかの人々に呼びかけて急遽設定され
ました。
竹野内さんは、肥田医師をはじめ、大石又七さん、梅田隆亮さんという代表
的な被曝者が日本のマスコミに取り上げられない現実を打破しようと、外国人
記者クラブで記者会見を行ったものです。
○肥田先生については、私は11月5日にさいたま市で開かれた「第22回核
戦争に反対し、核兵器の廃絶を求める医師・医学者の集い」での記念シンポジ
ウムに参加して、先生の講演を聞きました。広島で体験されたことは、11月
15日夜にスペースたんぽぽで開かれた講演会でもお話しされましたので、た
んぽぽ舎メルマガとこれから発売されるDVDをご参照下さい。
私が唖然としたお話は、「今年福島の原発事故のあと78社のマスコミから
インタビューを受けたが、岩波の『世界』以外はどこも書かなかった」という
ことです。日本のマスコミが真実を伝えない、嘘を平気で伝えることは徐々に
知れ渡ってきましたが、このひどさはなんでしょうか。
肥田先生は94歳ですが、少しでも人々に知られていない重要な事実を知っ
てもらおうと、インタビューや講演依頼にはできるだけ応じているのです。
そのようにして応じたインタビューを活字にしないのは、なぜでしょうか。
新聞社のトップマネジメントが東電・政府・財界に都合の悪い記事は差し止め
るからでしょうか。
○私は昨年11月20日アジア記者クラブ定例会で「ビキニ水爆実験57年目
の真実『わしも死の海におった』」という映画を見て、山下正寿さんの講演を
聞きました。山下さんは高知県の高校の教師をしていた1985年から教え子
たちと一緒に、地域のビキニ水爆被災船調査に取り組み、隠されてきた事実を
明らかにしました。
1954年ビキニ環礁水爆実験で被ばくしたのは、第五福竜丸だけではなく
高知県で270隻、日本全国で856隻が被曝していたことが明らかになりま
した。数千人の被ばく漁民は米軍と日本政府に口封じされたのです。被ばく後
遺症に苦しむ多くのもと漁民は、多くの広島・長崎の被爆者と同じように、救
済されず・差別されてきたのです。
大石又七さんは長い間マスコミを避けてきましたが、ビキニ被曝の事実を自
分が伝えないで誰が伝えるのだと決心して発言されています。
この日外国人記者から大石さんに質問がありました。
「第五福竜丸の乗組員は死の灰をあびて体調が悪くなったため焼津港に帰ろ
うとしたが、SOS無線を打たないで静かに自力で帰ったが、その理由はSO
Sを打つと米軍にその存在を知られて沈没させられる危険性があったから、と
いう話を聞きましたが本当ですか?」という質問でした。
大石さんの答えは「そうです。無線長の久保山愛吉さんが元軍人でSOSを
打つのはやばいと判断したのです」という答えでした。
○梅田隆亮さんは1979年に島根原発と敦賀原発で働いた被曝労働者です。
無防備で働いたため鼻血と全身倦怠(ぶらぶら病)に悩まされました。200
0年には心筋梗塞を発症しました。労災申請しても却下され続けています。
写真家の樋口健二さんが写真集や著書「原発被曝列島」、「アジアの原発と
被曝労働者」で伝えていますが、何十万という原発被曝労働者のなかで労災が
認められたのは数人だけで、多くの人が癌のみならず種々の病気に苦しんでい
ます。樋口健二さんはワシントンポストやBBCなど外国の大手マスコミに大
きく取り上げられましたが、日本の大手マスコミは取り上げません。
○日本中のお母さんは子供を守るために奮闘しています。
福島県三春町のお話ですが、三春の各家庭では、お母さんは「逃げる、食べ
ない」という。おじいさんは「逃げない、食べる」という。お父さんはお母さ
んの味方をする。おばあさんはどうしようかおろおろする。給食を食べさせな
いために、弁当を持たせると、子供はクラスで村八分になる。そのストレスで
子どもが病気になる、とお母さんは責められる。こうして家庭の亀裂が深ま
り、離婚が増えているそうです。
おかあさんはどうしたらよいのでしょうか。この悩みからお母さんを救おう
と立ちあがり、全国のおかあさんのネットワークを作ろうとしているのが、佐
藤幸子さんや竹野内真理さんです。
マスコミは「内部被曝は限度以下、福島原発周辺、京大などが推計」(11
月15日朝日新聞)と言っています。原発周辺の住民が食事や呼吸で吸い込む
セシウムを体内に取り込んだ結果、被曝量がどのくらいになるか調べた結果、
最大に見積もって計0.16シーベルトだそうです。どのような計算をしたのか不
明ですが、先日食品安全委員会が使ったようなICRPのベクレル/シーベル
ト換算式を使ったのでしょう。
概算でシーベルト=ベクレル×2×10のマイナス8乗という式で10月2
8日の東京新聞にも出ていますが、一つの仮説です。政府が内部被曝は外部被
曝の十分の一以下だという根拠のようです。したがって安全だという「科学的
根拠」ですが、こうした御用学者の科学的根拠は歴史的に何度も事実によって
覆されてきました。
「曰く、チェルノブイリで死亡した子供は数千人で甲状腺がんだけだ」しか
し事実は、数十万のこどもが死亡し、まだまだ多くの子どもがいろいろな病気
で苦しんでいます。2011年9月17日発行の「チェルノブイリのこどもた
ち」によりますと、ベラルーシの慈善団体「困難のなかの子どもたちへ希望
を」会員の内訳は、下記のようになっています。
・甲状腺ガン 8-17歳 21人
・脳腫瘍 7-17歳 36人
・目の腫瘍 7-17歳 21人
・肝臓ガン 6-17歳 19人
・腎臓ガン 3-17歳 21人
・白血病、その他血液病 9-17歳 52人
・その他病名12 計51人
○記者会見後開場外で各スピーカーに多くの記者や一般人から個別の質問があ
りました。肥田さん、大石さん、梅田さんは高齢でもあり、夜にはスペースた
んぽぽでの講演会もありますので、早く移動してほしいと思ってあせっていま
したが皆さん元気でした。
夜の講演会の様子は別のたんぽぽ舎のメルマガやDVDをご参照下さい。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その240 ◆
3つの情報をお知らせします(11月20日)
◇ 残念ながら、玄海原発4号機が稼働したため、日本の原発・全54基の
うち、現在43基(80%)が停止、稼働しているのは11基(20%)。
今後、再稼働をみんなの活動で阻止できれば、2012年春頃には全原発
の停止が実現する。
原発なくとも電気はだいじょうぶ(天然ガス、火力、その他)。
今、運転中の11基も早く停めてほしい-地震・余震が心配。
★1.11.15「低線量被曝の時代を生き抜く」参加して出会った
~原発の労働災害認定問題~梅田隆亮さんを支援したい!
★2.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
五七年前に起きたビキニ事件こそ福島原発大事故の「原点」
ビキニ事件を賠償もせず-その見返りに水面下で原発を要求
★3.「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見・傍聴記
78社中1社のみ、真実を書かないマスコミ-肥田舜太郎氏
明かされるビキニ被曝の真実-大石又七氏
★1.11.15「低線量被曝の時代を生き抜く」参加して出会った
~原発の労働災害認定問題~梅田隆亮さんを支援したい!
○たんぽぽ舎の勉強会に、初めて参加しました。
ただ日々の子育てに追われるだけの自分は、3.11以前には、タンポポ舎
の存在すら知りませんでしたから・・。
○肥田舜太郎さんのお話、さすがに迫力ありました。圧倒されました。事実を
語る人の言葉は、衝撃力がありますね。
○それにも増して。原発労働者の梅田隆亮さんのお話に打ちのめされました。
炉心を素手で作業させる電力外会社、何なんでしょう!ものすごく腹が立ち
ました。ご自身も、ぶらぶら病のような症状に苦しまれているのですね。
○じつはお帰りになられる途中、偶然ご一緒になり駅までいろいろ話をさせて
もらいました。「今日の肥田先生のお話を聞いて、ぜんぶ自分の症状とそのま
ま同じことを言われていて驚いた」とおっしゃってました。
ぶらぶら病がでるときは、本当にお辛いらしいですね。そんな時のために持
ち歩いてる、という錠剤のお薬も見せてくださいました。とても感じの良い方
でした。駅で手を振って別れるとき、泣きそうになりました。
(最近、涙もろい)
心臓もやられてるし、ほんとうに身体に気をつけて長生きされて、多くを発
信してほしいと思いました。たんぽぽ舎での支援などある際には、ぜひ参加し
たと思いました。
年内にも、原発労働では初の心筋梗塞の労災認定の最終判断が出るようです
ね。
注目していきたいと思います。
★2.11月15日「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見から
[編集部より]
さる11月15日、スペースたんぽぽで行われた講演会「低線量被曝の時代
を生き抜く」に先だってで開かれた「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原
発」記者会見(主催:低線量被曝者の会・場所:千代田区有楽町の日本外国特
派員協会)での各スピーカーの発言骨子(予め用意された発言内容)を数回に
わたって紹介していきます。
肥田舜太郎の発言骨子は本紙11月17日付け「地震と原発事故情報 その
237」で掲載済みですので、大石又七氏の発言骨子からの掲載となります。
※低線量被曝者の会 http://hibakusya.blogspot.com/
五七年前に起きたビキニ事件こそ福島原発大事故の「原点」
ビキニ事件を賠償もせず-その見返りに水面下で原発を要求
ビキニ水爆実験被爆者 元第五福竜丸乗組員 大石又七
○福島原発大事故は今から五七年前に起きたビキニ事件の原点にさかのぼって
考えなければ正しい答えは出てこないと思っています。
誰がなぜ、危険な原発を地震大国である日本に導入したか、そこが一番重要
なところだと思います。
1954年、私は元第五福竜丸という漁船の乗組員で、アメリカが広島に投
下した原爆の約一〇〇〇倍という巨大な水爆実験に遭遇した被爆者です。
その爆発で起きた『死の灰』を日本に持ち帰ったことから太平洋や大気圏が
強力な放射能で汚染されていることが分かり大事件に発展していった、これが
ビキニ事件です。
後に残された資料からいろいろなことが分かってきました。
一九四六年から一九五八年にかけてアメリカ軍だけでも、このビキニとエニ
ウエトク環礁を使って六七回の大気圏核実験を行ない、合わせて一〇〇メガト
ンの核爆発を繰り返しました。この一〇〇メガトンの爆発は、なんと広島型原
爆を毎日一個ずつ一八年間落とし続けた量というから驚きです。
○水爆は巨大な爆発威力だけではありません。爆発と同時に二七種類もの恐ろ
しい放射能を撒き散らします。それらの放射能は半減期が何十年、何万年とい
うもので人間の体内に入り込み、染色体を傷つけながら体の内側から攻撃する
という内部被曝を起こしていました。
染色体を傷つければ死産や奇形児の原因を作りだし、子孫へと繋がっていき
ます。半減期の長い放射能が食物連鎖や風などに乗って地球上を漂い、誰のど
こに取り付くかは現在の科学や医学では計り知ることは出来ません。これが見
えない放射能の恐ろしいところです。貴方もすでに被爆者になっているかもし
れません。
○東日本大地震と津波が福島原発を破壊し放射能が今襲い掛かっています。
私は言いたいです、当時、核、放射能の恐ろしさをあれほど教え警告したの
に日米政府は事件を握りつぶし隠しました。
その結果どうなりましたか。核兵器も広島型原爆よりずっと威力を持つよう
になり、二万三〇〇〇発の核弾頭が実弾となって出来上がり、人類を脅かして
います。この重要な意味を持つビキニ事件を賠償もせず、わずかな見舞金、責
任も核実験も容認してその見返りに水面下で原発を要求したのです。
この人たちにこそ重大な責任があるのではないでしょうか。
ビキニ事件は過去の終わった事件ではありません。あのときから始まった事
件です。それなのに誰の口からもビキニ事件という言葉が出てきません。
当時アメリカは自由諸国にウランを提供し、軍事ブロックを築こうとしてC
IAの職員を読売という大きなメディアを目標に打診してきました。これを知
った読売新聞社主の正力松太郎氏は、日本中が核実験反対で燃え盛っている矛
先を変え、原子力の平和利用といって自分の持つメディアをフルに使って、原
発導入の宣伝を大々的に行ないます。政界では中曽根康弘代議士が青年将校な
どと言われながら危険を伴う原発をアメリカの意向に沿って先頭に立ち、ビキ
ニ事件の三日後に二億三千五〇〇万円の原子力予算を国会で通過させます。
原発を日本に導入した経緯を知れば今起こっている大事故の責任、賠償の方
向性も見えてくるはずです。
★3.「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見・傍聴記
78社中1社のみ、真実を書かないマスコミ-肥田舜太郎氏
明かされるビキニ被曝の真実-大石又七氏
○11月15日(火)午後3時~4時 有楽町の外国人記者クラブで「ノーモ
ア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見が開かれました。
スピーカーは下記の方々でした。
肥田舜太郎:医師、広島被曝者
大石又七 :核実験被曝者、元第五福竜丸船員
梅田隆亮 :元原発労働者
佐藤幸子 :子供たちを放射能から守る福島ネットワーク世話人
竹野内真理:低線量被曝者の会共同代表
この記者会見は、千葉県の実家(ホットスポットの某市)から赤ちゃんを連
れて沖縄に避難している竹野内さんが、ほかの人々に呼びかけて急遽設定され
ました。
竹野内さんは、肥田医師をはじめ、大石又七さん、梅田隆亮さんという代表
的な被曝者が日本のマスコミに取り上げられない現実を打破しようと、外国人
記者クラブで記者会見を行ったものです。
○肥田先生については、私は11月5日にさいたま市で開かれた「第22回核
戦争に反対し、核兵器の廃絶を求める医師・医学者の集い」での記念シンポジ
ウムに参加して、先生の講演を聞きました。広島で体験されたことは、11月
15日夜にスペースたんぽぽで開かれた講演会でもお話しされましたので、た
んぽぽ舎メルマガとこれから発売されるDVDをご参照下さい。
私が唖然としたお話は、「今年福島の原発事故のあと78社のマスコミから
インタビューを受けたが、岩波の『世界』以外はどこも書かなかった」という
ことです。日本のマスコミが真実を伝えない、嘘を平気で伝えることは徐々に
知れ渡ってきましたが、このひどさはなんでしょうか。
肥田先生は94歳ですが、少しでも人々に知られていない重要な事実を知っ
てもらおうと、インタビューや講演依頼にはできるだけ応じているのです。
そのようにして応じたインタビューを活字にしないのは、なぜでしょうか。
新聞社のトップマネジメントが東電・政府・財界に都合の悪い記事は差し止め
るからでしょうか。
○私は昨年11月20日アジア記者クラブ定例会で「ビキニ水爆実験57年目
の真実『わしも死の海におった』」という映画を見て、山下正寿さんの講演を
聞きました。山下さんは高知県の高校の教師をしていた1985年から教え子
たちと一緒に、地域のビキニ水爆被災船調査に取り組み、隠されてきた事実を
明らかにしました。
1954年ビキニ環礁水爆実験で被ばくしたのは、第五福竜丸だけではなく
高知県で270隻、日本全国で856隻が被曝していたことが明らかになりま
した。数千人の被ばく漁民は米軍と日本政府に口封じされたのです。被ばく後
遺症に苦しむ多くのもと漁民は、多くの広島・長崎の被爆者と同じように、救
済されず・差別されてきたのです。
大石又七さんは長い間マスコミを避けてきましたが、ビキニ被曝の事実を自
分が伝えないで誰が伝えるのだと決心して発言されています。
この日外国人記者から大石さんに質問がありました。
「第五福竜丸の乗組員は死の灰をあびて体調が悪くなったため焼津港に帰ろ
うとしたが、SOS無線を打たないで静かに自力で帰ったが、その理由はSO
Sを打つと米軍にその存在を知られて沈没させられる危険性があったから、と
いう話を聞きましたが本当ですか?」という質問でした。
大石さんの答えは「そうです。無線長の久保山愛吉さんが元軍人でSOSを
打つのはやばいと判断したのです」という答えでした。
○梅田隆亮さんは1979年に島根原発と敦賀原発で働いた被曝労働者です。
無防備で働いたため鼻血と全身倦怠(ぶらぶら病)に悩まされました。200
0年には心筋梗塞を発症しました。労災申請しても却下され続けています。
写真家の樋口健二さんが写真集や著書「原発被曝列島」、「アジアの原発と
被曝労働者」で伝えていますが、何十万という原発被曝労働者のなかで労災が
認められたのは数人だけで、多くの人が癌のみならず種々の病気に苦しんでい
ます。樋口健二さんはワシントンポストやBBCなど外国の大手マスコミに大
きく取り上げられましたが、日本の大手マスコミは取り上げません。
○日本中のお母さんは子供を守るために奮闘しています。
福島県三春町のお話ですが、三春の各家庭では、お母さんは「逃げる、食べ
ない」という。おじいさんは「逃げない、食べる」という。お父さんはお母さ
んの味方をする。おばあさんはどうしようかおろおろする。給食を食べさせな
いために、弁当を持たせると、子供はクラスで村八分になる。そのストレスで
子どもが病気になる、とお母さんは責められる。こうして家庭の亀裂が深ま
り、離婚が増えているそうです。
おかあさんはどうしたらよいのでしょうか。この悩みからお母さんを救おう
と立ちあがり、全国のおかあさんのネットワークを作ろうとしているのが、佐
藤幸子さんや竹野内真理さんです。
マスコミは「内部被曝は限度以下、福島原発周辺、京大などが推計」(11
月15日朝日新聞)と言っています。原発周辺の住民が食事や呼吸で吸い込む
セシウムを体内に取り込んだ結果、被曝量がどのくらいになるか調べた結果、
最大に見積もって計0.16シーベルトだそうです。どのような計算をしたのか不
明ですが、先日食品安全委員会が使ったようなICRPのベクレル/シーベル
ト換算式を使ったのでしょう。
概算でシーベルト=ベクレル×2×10のマイナス8乗という式で10月2
8日の東京新聞にも出ていますが、一つの仮説です。政府が内部被曝は外部被
曝の十分の一以下だという根拠のようです。したがって安全だという「科学的
根拠」ですが、こうした御用学者の科学的根拠は歴史的に何度も事実によって
覆されてきました。
「曰く、チェルノブイリで死亡した子供は数千人で甲状腺がんだけだ」しか
し事実は、数十万のこどもが死亡し、まだまだ多くの子どもがいろいろな病気
で苦しんでいます。2011年9月17日発行の「チェルノブイリのこどもた
ち」によりますと、ベラルーシの慈善団体「困難のなかの子どもたちへ希望
を」会員の内訳は、下記のようになっています。
・甲状腺ガン 8-17歳 21人
・脳腫瘍 7-17歳 36人
・目の腫瘍 7-17歳 21人
・肝臓ガン 6-17歳 19人
・腎臓ガン 3-17歳 21人
・白血病、その他血液病 9-17歳 52人
・その他病名12 計51人
○記者会見後開場外で各スピーカーに多くの記者や一般人から個別の質問があ
りました。肥田さん、大石さん、梅田さんは高齢でもあり、夜にはスペースた
んぽぽでの講演会もありますので、早く移動してほしいと思ってあせっていま
したが皆さん元気でした。
夜の講演会の様子は別のたんぽぽ舎のメルマガやDVDをご参照下さい。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1254】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その239 ◆
4つの情報をお知らせします(11月20日)
◇ 残念ながら、玄海原発4号機が稼働したため、日本の原発・全54基の
うち、現在43基(80%)が停止、稼働しているのは11基(20%)。
今後、再稼働をみんなの活動で阻止できれば、2012年春頃には全原発
の停止が実現する。
原発なくとも電気はだいじょうぶ(天然ガス、火力、その他)。
今、運転中の11基も早く停めてほしい-地震・余震が心配。
★1.「第8回劣化ウラン兵器禁止を求める国際行動デー」集会の報告
劣化ウラン兵器廃止の運動と脱・反原発の運動との結合を!
★2.福島の子どもを守ろう-野菜カフェ
-「経産省前テントひろば」の会話から
★3.<テント日誌 11/18>
世界史の現在が脈動するテントの一日
―― 経産省前テントひろば 69日目 ――
★4.唱歌『ふるさと』の大合唱によせて
我々の故郷を、命をこれ以上は奪われたくないと-心の叫び
★1.「第8回劣化ウラン兵器禁止を求める国際行動デー」集会の報告
劣化ウラン兵器廃止の運動と脱・反原発の運動との結合を!
岡田恵美子(劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク事務局)
1 主催者挨拶(事務局 柳田)
2 基調報告 (事務局 稲月)
3 講演
(1) 豊田直巳氏の見たフクシマとイラク
-原発の放射能と劣化ウランのヒバクャ
フォトジャーナリストの豊田直巳氏は、1999年から取材を開始したイラクの
写真及び原発事故一ヶ月後にフクシマ入りし、そこで見た生々しい現地の様子
など写真を交えて紹介しました。
豊田氏は、「フクシマの避難区域にいた住人の方が、雨樋の下にたまった水
が500ミリシーベルトもあることを知らされ、近づかない方がよいと言わ
れ、驚いた際に言った『目に見えない戦争と戦っているみたいだ』『震災とい
う天災は止められなくても(放射能という)戦争は止められるのに』という言
葉が印象的でした」と話されました。その他、2004年に起きたスマトラ地震
後、アチェが救援を渋った原因が、過去にあったアチェの虐殺、村焼き払いな
どを隠蔽することであったとのショッキングな話もありました。また、自殺に
追い込まれた相馬市のある酪農家の話では、自殺場所の壁に書かれた「原発さ
えなければと思います。…仕事をする気がなくなりました」という文字に、フ
クシマの深刻な実態が垣間見えた気がしました。
「アラブの子どもたちと仲良くする会」イラク支部長のアリード氏は、1993
年から、イラクの子どもたちの支援をしているが、1991年の米軍による劣化ウ
ラン弾の使用以降、ファルージャの女性たちが、劣化ウランの被害を恐れて出
産を控えている実態などを話されました。
(2)山崎久隆氏-劣化ウラン兵器と福島原発最新情報
「劣化ウラン研究会」代表の山崎久隆氏は、最初に、劣化ウランについて、
体内侵入方法から内部被曝への移行などについて話した後、原発事故によるフ
クシマの放射線の実態、それに伴う内部被曝の危険性などについて、膨大な
データとともに説明しました。
山崎氏の話の中で、内部被曝のリスク係数というのは、ガンになる確率とさ
れている現在の基準では、実際ガンにはならなくても免疫力低下による前ガン
状態はカウントされず、実際の内部被曝のリスク係数は、もっと高いというお
話に驚きました。
最後に、全世界で核実験が行われていた時代と比較しても、現在の日本、特
に東京以北の放射能量はかなり高いというお話に戦慄が走りました。
4 医療救援カンパアピール
医療救援カンパを呼びかけたところ、42,000円のカンパが集まり、「劣化ウ
ラン兵器禁止市民ネットワーク」の医療カンパ会計の支出と併せて、92,000円
のカンパを会場でワリード氏に手渡しました。
5 賛同団体からのアピールが次の7人の方からありました
○「たんぽぽ舎」 坂東さん
○「原発を考える品川の女たち」 小川さん
○「劣化ウラン廃絶みなとネットワーク」 宮口さん
○「原発・核燃とめようかい」 福島さん
○「もんじゅ西村裁判を支援する会」 西村さん
○「ストップ原発&再処理工場・意見広告の会」 岩田さん
○「経産省前テントひろば」 原田さん
3月11日に起きた原発事故は、われわれ「劣化ウラン兵器禁止ネットワー
ク」の活動にもあらたな出発点となりました。
『核のゴミ=劣化ウラン』
劣化ウラン兵器廃止の運動と脱・反原発の運動とを結合させ、ともに戦って
いかなければならないと再認識した集会でした。
★2.福島の子どもを守ろう-野菜カフェ
-「経産省前テントひろば」の会話から
冨塚 元夫
○11月3日と4日、「原発いらない全国の女たち」経産省座り込み連動アク
ションの応援に行きました。いろいろの方のお話を聞くことが出来ました。北
海道、山形、福島、栃木、長野、千葉、埼玉、東京、大阪、佐賀、沖縄、etc.
全国各地から参加していました。
○北海道の女性(山口さん)は夏休みに一か月福島の子ども200人ほどをサ
マーキャンプに招待したそうです。この子供たちはこの一か月だけ野外でのび
のび遊べたのですが、いまは外で遊べません。
札幌の「結び場」の女性(ミカミさん)は福島の母子500人ほど疎開・避
難のお手伝いをしています。福島に残っているのは、おじいさん、おばあさ
ん、お父さんが多いですが、その人たちが今日来てました。郡山に残っている
おばあさんは、会津にいる孫に会えなくてさびしいと言っていました。
○11月4日は福島から10人ほど参加しました。武藤類子さんはお母さんを
連れてきました。この日も感動的なスピーチを聞かせてくれました。若い曹洞
宗のお坊さんも参加しました。
デモでは日本山妙法寺の何時もの御坊さんと一緒に「南無妙法蓮華経」を合
唱していました。この若い御坊様はお寺を離れて、奥様・子どもを避難させ
て、一人で雲水のように県内でお勤めしているそうです。私の家(田村市)も
曹洞宗です。
○11月3日には佐藤幸子さんと話しました。5人の子どもを山形に避難させ
て、子供ふくしまの活動をしています。前日は子どもを二人連れてきました。
この日は一人でした。連日のように「福島からの報告」、レーバーネットTV
出演、集会での連帯あいさつ、etc.の予定があります。11月15日には東京
外国人記者クラブの共同記者会見がありました。他の共同会見者は肥田舜太郎
医師、大石又七氏、梅田隆亮氏、竹野内真理さんでした。
○佐藤幸子さんは「原発いらない福島の女たち」座り込みアクションのときに
「野菜カフェ開店にあたって」というビラを配布しました。現代の食品は添加
物や農薬などすでに化学物質を多々含んでいますが、さらに放射能に汚染され
るとその相乗効果が出て毒性が増します。避難できないたくさんの子どもたち
は、福島産のコメ、野菜、牛乳を給食でも家でも食べなければならないので、
内部被曝が日々蓄積します。福島の子どもたちに農薬・放射能のない食品を届
けようとする生産者団体の協力で、「野菜カフェ」という農産物集配所が開設
されました。生産者団体は全国にまたがっているようです。
○この方々に十分お支払できないかもしれないと佐藤さんは心配しています。
「野菜カフェ」の設立・運営資金に是非ご協力お願いいたします。
カンパ送付先は下記のとおりです。
ゆうちょ銀行
名義 いのちのせんたくひろば
番号 02210-6-94422
なお12月1日からは下記の口座にお願いいたします。
ゆうちょ銀行
名義 野菜カフェはもる
番号 02270-3-118444
★3.<テント日誌 11/18>
世界史の現在が脈動するテントの一日
―― 経産省前テントひろば 69日目 ――
昨17日、テント広場全体会議の波紋は、激しく、静かに、拡がりつつあ
る。会議であきらかになるのは、同一性より、個性的(主体的)闘争姿勢の独
自性のようだった。
10時過ぎて、霞が関経産省前テントを訪ねた、小生には、坐る椅子とてな
い。全体会議は闘争勢力の拡大が目的であってみれば、好調な結果だ。たんぽ
ぽ舎のH氏は、右翼や公安警察を圧倒するには、全然、テント防衛の人間が足
りないといきりたっていたようだったが。
誰にも挨拶せず第3テントで寝る。右翼は、神風が放射能被ばくしているこ
ととテントの主人公が70代を超える人々が少なくないことに圧倒されていた
というのが、小生の子守唄だった。
午前10時、イラクからIFCサミール・アディル議長がテントを訪れる。
新聞記者の前で、会見がもたれるのだった。テントで待機していた渕上氏と固
い握手。渕上氏は、「日本とおんなじですね」と唇をかみしめる。広島・長
崎・第五福竜丸・福島第一原発工場事故とアメリカの覇権主義と武器商人に翻
弄される日本とイラクがCIAなどの工作によって多大な犠牲を払わされてい
ることの同一性のことだろうか? 記者会見でアディル氏は「福島第一事故も
イラクへの米軍攻撃も、政府が人民・民衆に真実をつたえられぬところは、ま
ったく、かわりありません」と明言した。「日本国憲法9条をイラクが獲得す
るためには、大変な努力を要することは分かっていますが、非暴力・反宗派主
義・人民・市民主義をもって闘ってゆきます。イラクの主要都市の工場での闘
争は衰えることなくつづいています」と語り、経産省への要請書を提出するぎ
りぎりの時間まで冷静に、インタビューに応じてくださった。夜には第2テン
トで歓迎なべパーティ!
テントには、辺野古のテント村から安次冨浩さんも訪ねてこられた。歴史的
邂逅は、魂の質の次元にもある。貧しいテントではあるが、ここには、世界史
の現在が脈動している。この次元は、官憲も札束も極右も冒せはしない!沖縄
の人達は年明けには訪米団を派遣する予定でいるという。800万円の経費の
ためのカンパ運動が始まっている。 安次冨浩さんのところへ、『伊達判決を
生かす会共同代表』土屋源太郎さんが来訪。土屋さんは80近い年齢にもかか
わらず、すでに何回かテントでの泊まり込みをされている。泊まり込みの最長
老。
辺野古の基地建設反対運動テントは7年目を迎え、2770日目をむかえた
そうである。原発再稼働を断固許さない経産省前テント広場は、辺野古の環境
評価表提出拒否闘争と連帯の絆を強めた。グローバルな福島第一原発の放射能
漏洩の世界規模の破壊性は、辺野古周辺の自然環境調査の名目による、サンゴ
礁破壊、ジュゴンの来れる生態系破壊と共犯関係にある。戦争とは最高の自然
破壊であるとの宇井純博士の警告は、権力の耳にはとどかないようである。し
かし、世界の良心は、鉛の箱の中にいるわけではないだろう!
( 文責 QUEMA記 )
★4.唱歌『ふるさと』の大合唱によせて
我々の故郷を、命をこれ以上は奪われたくないと-心の叫び
11月11日は雨と寒さで、人間の鎖がどうなるかと危ぶまれた中、予想を
上回る1400人が集まり、皆、雨も寒さも吹き飛ばす勢いで、鎖をつなぎ、
多いに盛り上がった。そんな中、最後に『ふるさと』をたんぽぽ舎のみんなで
経産省を囲みながら大合唱できたことはとってもうれしく、感謝に堪えませ
ん。
できたら、ここで『ふるさと』の歌について少し述べさせて頂きたいと思
う。歌の発表は大正3年、第一次世界大戦開戦の年だ。富国強兵論は軽工業か
ら重工業へと転換し、人々は故郷を離れ、都市へ移住していった。作詞者であ
る高野辰之は故郷を失った人々の『心のふるさと』を歌ったとも言われる。
それから、第2次世界大戦、敗戦、高度成長、バブル期を経て、日本の自然
風景は様変わりした。
経済功利主義の中で壊されたきた日本の自然。
それも、この便利さを享受する為だったのだから、仕方がないと思ってい
た。正直に言うと、深く考えもしなかった。
しかし、311を経て、私の中で大きく変わった。
山は蒼きふるさと、水は清きゆるさとを失っただけではない、今や人の命さ
えも見捨てられようとしている。福島の人たちの命は功利主義の中で軽んじら
れ、見捨てられようとしているのだ。国は大企業の利益を国民の命より優先し
た。壊されていく自然と一緒に私達の命、子供や孫の未来も経済功利主義の前
では邪魔にされ、自然と一緒に捨てられようとしている。
もう、理屈ではない。
富国強兵論も所得倍増論も原発安全論も今となっては空々しいだけだ。
直感がこれらは私達の為では決してなかったと看破したのだ。
我々の故郷を、命をこれ以上は奪われたくないと心が叫びだしたのである。
私は『ふるさと』を歌う事で、未だこの恐ろしい事実を見ようとしない人達
の心を揺さぶりたいと思う。
音楽隊有志ふるさとを歌う会 島田和子furusatowoutaudemo@gmail.com
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その239 ◆
4つの情報をお知らせします(11月20日)
◇ 残念ながら、玄海原発4号機が稼働したため、日本の原発・全54基の
うち、現在43基(80%)が停止、稼働しているのは11基(20%)。
今後、再稼働をみんなの活動で阻止できれば、2012年春頃には全原発
の停止が実現する。
原発なくとも電気はだいじょうぶ(天然ガス、火力、その他)。
今、運転中の11基も早く停めてほしい-地震・余震が心配。
★1.「第8回劣化ウラン兵器禁止を求める国際行動デー」集会の報告
劣化ウラン兵器廃止の運動と脱・反原発の運動との結合を!
★2.福島の子どもを守ろう-野菜カフェ
-「経産省前テントひろば」の会話から
★3.<テント日誌 11/18>
世界史の現在が脈動するテントの一日
―― 経産省前テントひろば 69日目 ――
★4.唱歌『ふるさと』の大合唱によせて
我々の故郷を、命をこれ以上は奪われたくないと-心の叫び
★1.「第8回劣化ウラン兵器禁止を求める国際行動デー」集会の報告
劣化ウラン兵器廃止の運動と脱・反原発の運動との結合を!
岡田恵美子(劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク事務局)
1 主催者挨拶(事務局 柳田)
2 基調報告 (事務局 稲月)
3 講演
(1) 豊田直巳氏の見たフクシマとイラク
-原発の放射能と劣化ウランのヒバクャ
フォトジャーナリストの豊田直巳氏は、1999年から取材を開始したイラクの
写真及び原発事故一ヶ月後にフクシマ入りし、そこで見た生々しい現地の様子
など写真を交えて紹介しました。
豊田氏は、「フクシマの避難区域にいた住人の方が、雨樋の下にたまった水
が500ミリシーベルトもあることを知らされ、近づかない方がよいと言わ
れ、驚いた際に言った『目に見えない戦争と戦っているみたいだ』『震災とい
う天災は止められなくても(放射能という)戦争は止められるのに』という言
葉が印象的でした」と話されました。その他、2004年に起きたスマトラ地震
後、アチェが救援を渋った原因が、過去にあったアチェの虐殺、村焼き払いな
どを隠蔽することであったとのショッキングな話もありました。また、自殺に
追い込まれた相馬市のある酪農家の話では、自殺場所の壁に書かれた「原発さ
えなければと思います。…仕事をする気がなくなりました」という文字に、フ
クシマの深刻な実態が垣間見えた気がしました。
「アラブの子どもたちと仲良くする会」イラク支部長のアリード氏は、1993
年から、イラクの子どもたちの支援をしているが、1991年の米軍による劣化ウ
ラン弾の使用以降、ファルージャの女性たちが、劣化ウランの被害を恐れて出
産を控えている実態などを話されました。
(2)山崎久隆氏-劣化ウラン兵器と福島原発最新情報
「劣化ウラン研究会」代表の山崎久隆氏は、最初に、劣化ウランについて、
体内侵入方法から内部被曝への移行などについて話した後、原発事故によるフ
クシマの放射線の実態、それに伴う内部被曝の危険性などについて、膨大な
データとともに説明しました。
山崎氏の話の中で、内部被曝のリスク係数というのは、ガンになる確率とさ
れている現在の基準では、実際ガンにはならなくても免疫力低下による前ガン
状態はカウントされず、実際の内部被曝のリスク係数は、もっと高いというお
話に驚きました。
最後に、全世界で核実験が行われていた時代と比較しても、現在の日本、特
に東京以北の放射能量はかなり高いというお話に戦慄が走りました。
4 医療救援カンパアピール
医療救援カンパを呼びかけたところ、42,000円のカンパが集まり、「劣化ウ
ラン兵器禁止市民ネットワーク」の医療カンパ会計の支出と併せて、92,000円
のカンパを会場でワリード氏に手渡しました。
5 賛同団体からのアピールが次の7人の方からありました
○「たんぽぽ舎」 坂東さん
○「原発を考える品川の女たち」 小川さん
○「劣化ウラン廃絶みなとネットワーク」 宮口さん
○「原発・核燃とめようかい」 福島さん
○「もんじゅ西村裁判を支援する会」 西村さん
○「ストップ原発&再処理工場・意見広告の会」 岩田さん
○「経産省前テントひろば」 原田さん
3月11日に起きた原発事故は、われわれ「劣化ウラン兵器禁止ネットワー
ク」の活動にもあらたな出発点となりました。
『核のゴミ=劣化ウラン』
劣化ウラン兵器廃止の運動と脱・反原発の運動とを結合させ、ともに戦って
いかなければならないと再認識した集会でした。
★2.福島の子どもを守ろう-野菜カフェ
-「経産省前テントひろば」の会話から
冨塚 元夫
○11月3日と4日、「原発いらない全国の女たち」経産省座り込み連動アク
ションの応援に行きました。いろいろの方のお話を聞くことが出来ました。北
海道、山形、福島、栃木、長野、千葉、埼玉、東京、大阪、佐賀、沖縄、etc.
全国各地から参加していました。
○北海道の女性(山口さん)は夏休みに一か月福島の子ども200人ほどをサ
マーキャンプに招待したそうです。この子供たちはこの一か月だけ野外でのび
のび遊べたのですが、いまは外で遊べません。
札幌の「結び場」の女性(ミカミさん)は福島の母子500人ほど疎開・避
難のお手伝いをしています。福島に残っているのは、おじいさん、おばあさ
ん、お父さんが多いですが、その人たちが今日来てました。郡山に残っている
おばあさんは、会津にいる孫に会えなくてさびしいと言っていました。
○11月4日は福島から10人ほど参加しました。武藤類子さんはお母さんを
連れてきました。この日も感動的なスピーチを聞かせてくれました。若い曹洞
宗のお坊さんも参加しました。
デモでは日本山妙法寺の何時もの御坊さんと一緒に「南無妙法蓮華経」を合
唱していました。この若い御坊様はお寺を離れて、奥様・子どもを避難させ
て、一人で雲水のように県内でお勤めしているそうです。私の家(田村市)も
曹洞宗です。
○11月3日には佐藤幸子さんと話しました。5人の子どもを山形に避難させ
て、子供ふくしまの活動をしています。前日は子どもを二人連れてきました。
この日は一人でした。連日のように「福島からの報告」、レーバーネットTV
出演、集会での連帯あいさつ、etc.の予定があります。11月15日には東京
外国人記者クラブの共同記者会見がありました。他の共同会見者は肥田舜太郎
医師、大石又七氏、梅田隆亮氏、竹野内真理さんでした。
○佐藤幸子さんは「原発いらない福島の女たち」座り込みアクションのときに
「野菜カフェ開店にあたって」というビラを配布しました。現代の食品は添加
物や農薬などすでに化学物質を多々含んでいますが、さらに放射能に汚染され
るとその相乗効果が出て毒性が増します。避難できないたくさんの子どもたち
は、福島産のコメ、野菜、牛乳を給食でも家でも食べなければならないので、
内部被曝が日々蓄積します。福島の子どもたちに農薬・放射能のない食品を届
けようとする生産者団体の協力で、「野菜カフェ」という農産物集配所が開設
されました。生産者団体は全国にまたがっているようです。
○この方々に十分お支払できないかもしれないと佐藤さんは心配しています。
「野菜カフェ」の設立・運営資金に是非ご協力お願いいたします。
カンパ送付先は下記のとおりです。
ゆうちょ銀行
名義 いのちのせんたくひろば
番号 02210-6-94422
なお12月1日からは下記の口座にお願いいたします。
ゆうちょ銀行
名義 野菜カフェはもる
番号 02270-3-118444
★3.<テント日誌 11/18>
世界史の現在が脈動するテントの一日
―― 経産省前テントひろば 69日目 ――
昨17日、テント広場全体会議の波紋は、激しく、静かに、拡がりつつあ
る。会議であきらかになるのは、同一性より、個性的(主体的)闘争姿勢の独
自性のようだった。
10時過ぎて、霞が関経産省前テントを訪ねた、小生には、坐る椅子とてな
い。全体会議は闘争勢力の拡大が目的であってみれば、好調な結果だ。たんぽ
ぽ舎のH氏は、右翼や公安警察を圧倒するには、全然、テント防衛の人間が足
りないといきりたっていたようだったが。
誰にも挨拶せず第3テントで寝る。右翼は、神風が放射能被ばくしているこ
ととテントの主人公が70代を超える人々が少なくないことに圧倒されていた
というのが、小生の子守唄だった。
午前10時、イラクからIFCサミール・アディル議長がテントを訪れる。
新聞記者の前で、会見がもたれるのだった。テントで待機していた渕上氏と固
い握手。渕上氏は、「日本とおんなじですね」と唇をかみしめる。広島・長
崎・第五福竜丸・福島第一原発工場事故とアメリカの覇権主義と武器商人に翻
弄される日本とイラクがCIAなどの工作によって多大な犠牲を払わされてい
ることの同一性のことだろうか? 記者会見でアディル氏は「福島第一事故も
イラクへの米軍攻撃も、政府が人民・民衆に真実をつたえられぬところは、ま
ったく、かわりありません」と明言した。「日本国憲法9条をイラクが獲得す
るためには、大変な努力を要することは分かっていますが、非暴力・反宗派主
義・人民・市民主義をもって闘ってゆきます。イラクの主要都市の工場での闘
争は衰えることなくつづいています」と語り、経産省への要請書を提出するぎ
りぎりの時間まで冷静に、インタビューに応じてくださった。夜には第2テン
トで歓迎なべパーティ!
テントには、辺野古のテント村から安次冨浩さんも訪ねてこられた。歴史的
邂逅は、魂の質の次元にもある。貧しいテントではあるが、ここには、世界史
の現在が脈動している。この次元は、官憲も札束も極右も冒せはしない!沖縄
の人達は年明けには訪米団を派遣する予定でいるという。800万円の経費の
ためのカンパ運動が始まっている。 安次冨浩さんのところへ、『伊達判決を
生かす会共同代表』土屋源太郎さんが来訪。土屋さんは80近い年齢にもかか
わらず、すでに何回かテントでの泊まり込みをされている。泊まり込みの最長
老。
辺野古の基地建設反対運動テントは7年目を迎え、2770日目をむかえた
そうである。原発再稼働を断固許さない経産省前テント広場は、辺野古の環境
評価表提出拒否闘争と連帯の絆を強めた。グローバルな福島第一原発の放射能
漏洩の世界規模の破壊性は、辺野古周辺の自然環境調査の名目による、サンゴ
礁破壊、ジュゴンの来れる生態系破壊と共犯関係にある。戦争とは最高の自然
破壊であるとの宇井純博士の警告は、権力の耳にはとどかないようである。し
かし、世界の良心は、鉛の箱の中にいるわけではないだろう!
( 文責 QUEMA記 )
★4.唱歌『ふるさと』の大合唱によせて
我々の故郷を、命をこれ以上は奪われたくないと-心の叫び
11月11日は雨と寒さで、人間の鎖がどうなるかと危ぶまれた中、予想を
上回る1400人が集まり、皆、雨も寒さも吹き飛ばす勢いで、鎖をつなぎ、
多いに盛り上がった。そんな中、最後に『ふるさと』をたんぽぽ舎のみんなで
経産省を囲みながら大合唱できたことはとってもうれしく、感謝に堪えませ
ん。
できたら、ここで『ふるさと』の歌について少し述べさせて頂きたいと思
う。歌の発表は大正3年、第一次世界大戦開戦の年だ。富国強兵論は軽工業か
ら重工業へと転換し、人々は故郷を離れ、都市へ移住していった。作詞者であ
る高野辰之は故郷を失った人々の『心のふるさと』を歌ったとも言われる。
それから、第2次世界大戦、敗戦、高度成長、バブル期を経て、日本の自然
風景は様変わりした。
経済功利主義の中で壊されたきた日本の自然。
それも、この便利さを享受する為だったのだから、仕方がないと思ってい
た。正直に言うと、深く考えもしなかった。
しかし、311を経て、私の中で大きく変わった。
山は蒼きふるさと、水は清きゆるさとを失っただけではない、今や人の命さ
えも見捨てられようとしている。福島の人たちの命は功利主義の中で軽んじら
れ、見捨てられようとしているのだ。国は大企業の利益を国民の命より優先し
た。壊されていく自然と一緒に私達の命、子供や孫の未来も経済功利主義の前
では邪魔にされ、自然と一緒に捨てられようとしている。
もう、理屈ではない。
富国強兵論も所得倍増論も原発安全論も今となっては空々しいだけだ。
直感がこれらは私達の為では決してなかったと看破したのだ。
我々の故郷を、命をこれ以上は奪われたくないと心が叫びだしたのである。
私は『ふるさと』を歌う事で、未だこの恐ろしい事実を見ようとしない人達
の心を揺さぶりたいと思う。
音楽隊有志ふるさとを歌う会 島田和子furusatowoutaudemo@gmail.com