NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1343】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その328 ◆
4つの情報をお知らせします(2月10日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.たんぽぽ舎第24回総会(23周年)のご案内2月19日(日)
会場:スペースたんぽぽ(東京都千代田区)
開場:13時
★2.脱原発杉並 開催案内 2月19日(日) 東京・杉並区
たんぽぽ舎 富永誠治
★3.<テント日誌 2/8(水)>
なりふり構わず再稼働に向かう経産省
―― 経産省前テントひろば 151日目 ――
★4.新聞記事紹介1つ
核燃料サイクル
政府、慎重論無視し推進
91年「核武装に各国警戒」
★1.たんぽぽ舎第24回総会(23周年)のご案内
期 日 2012年2月19日(日) 開場1時予定
次 第
第1部 第24回総会(13:15~15:30)
◎活動経過報告
◎第24期活動方針の討議
◎特別報告 「経産省前テントひろば」
「茨城県東海村の村議選」
「反原発自治体議員・市民連盟」
第2部 記念講演(16:00~18:00)
菅井益郎(たんぽぽ舎アドバイザー)
「放射能汚染と除染の問題点」
山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
「再稼働しなくてもエネルギーはまかなえる。
再稼働するとどんな危険があるか」
第3部 懇親会(18:00~20:00)
会 場 第1・2部 スペースたんぽぽ …4F
第3部 たんぽぽ舎 …5F
参加費 第1部 第24回総会 無 料
第2部 記念講演 資料代 500円
第3部 懇親会(飲物と軽食) 2000円
会員以外の方のご参加も歓迎致します。
★2.脱原発杉並 開催案内 富永誠治(たんぽぽ舎会員)
杉並区内の多くの仲間が集い、原水禁運動発祥の地の杉並で、脱原発デモを行
います。参加者は1万人を上回るかも!!この案内を投稿します。
-脱原発杉並 2・19デモ-◆集合 蚕糸(さんし)の森公園
丸ノ内線東高円寺駅すぐ
◆日時 2月19日(日)
1時集合、1時30分出発予定
◆コース 蚕糸の森公園出発→JR高円寺駅→
青梅街道→中杉通り→JR阿佐ヶ谷駅(予定) 所要約2時間
◆賛同人 菅伸子(前首相夫人) 西尾幹二(評論家) 松本哉(素人の乱) 雨宮処凛
(作家) 池田香代子(翻訳家) その他・敬称略
◆主催 脱原発杉並 http://uzomuzo.com/
「脱原発杉並」呼びかけ文
原子力にたよらない世界をめざして、杉並を中心とした市民が立ちあがりました。
原子力発電所はもういらない! わたしたちは、その一点において、広くゆるく
つながった「有象無象」です。世代も、仕事も、会社も、国籍も、組織も関係な
し。
ひとりひとりが自分の声をもつ、みんなちがって当たりまえの個人です。
自分たちの使う電気がどこから来るかに無関心すぎた、訴えてきたけれど力が足
りなかった、あるいは、知っていたのに見て見ぬふりをしてきたことを悔やむ
――ひとりひとりにそれぞれの理由があり、そこから「脱原発」を求めます。
わたしたちの子ども、孫、そのまた孫の未来を脅かしてはならない。放射能に家
を追われた人、残ることを選んだ人、福島の原発事故現場で被曝しながら 作業
をつづける人たちを忘れてはならない。放射能で大地を汚すな。痛みを分かち
合い、開かれた議論の場をつくろう! と、訴えたいことはたくさんあります
が、全部ここでは言い切れない。
けれども、これだけは言いたい。
すべての原発のすみやかな停止を! 再稼働をぜったいに許さない!
原水爆禁止署名運動発祥の地、杉並区からわたしたちは新たに声をあげます。
若い衆も大先輩も、商店主もサラリーマンも母ちゃんも父ちゃんも、素人の乱や
Twitterデモや西荻ゆるデモの参加者も、いろんな政党もいっしょくた。
われら杉並の「有象無象」、原発のない社会をめざし、しぶとく、しつこく、む
やみやたらと手を結んで、訴えつづけていきます!
2月19日(日)、わたしたちの初めてのデモが高円寺「蚕糸の森公園」から出発
します。 サウンドカーあり、阿波踊りやエイサーあり、太鼓隊あり。お散歩カー
の赤ちゃん隊も。まさになんでもありのにぎやかなデモになりそうです。
見にきてください。歩いてください。プラカードをもって声をあげてください。
もちろん、杉並区民でない人たちも大歓迎。ご参加をお待ちしております!
★3.<テント日誌 2/8(水)>
なりふり構わず再稼働に向かう経産省
―― 経産省前テントひろば 151日目 ――
ストレステストなるもののインチキ性は十分心得ていたつもりだが、この
日行われた聴聞会のニュースを視て、改めてその感を深くした。聴聞会を取り
仕切る安全・保安委員会の事務局の姿勢に、再稼動の安全性に関わる議論を深
めようという姿勢は微塵も感じられない。
議論と結論は別個のものなのだ。まさに再稼働ありき、聴聞会はそのため
の手続きにすぎない。原発維持のためには、なりふり構わぬ経産省官僚のナマ
の姿が垣間見えた。
一方、山本太郎氏をはじめ多くの人がテント訪れ、その足で聴聞会会場の別
館前の抗議行動に向かった。
午後2時前後テント前に丸の内署の警察官が数十名現れた。在特会がらみの
情報によるらしい。公安が、「刺激しないように、テントの中に入っててく
れ」と言いに来たという。なぜか在特会は以前来たときと違って、テントに向
かって何もせず、経産省の方向に去ったらしい。
そうこうするうちに厚生企画室から連絡で、話し合いを求めて来たという。
テントひろばの渕上代表と共に小生も陪席することとなった。経産省のロビー
はやけにものものしかった。正体不明の男が10数名、中によくテント前で見か
ける公安が4~5名混じっている。
話し合いの相手は在特会だった。立会いの経産省厚生企画室の前川の前でい
いところを見せようとしてか、最初から最後まで違法なテントを撤去しろの一
点張りだ。どうやら経産省の露払いの役割を演じる気らしい。
頭の中で算盤をはじいているのが眼に見えるようだ。算盤ずくならやるべき
ことはやるという可能性が高い。経産省も警察も在特会が国民代表との妄言を
真に受けたわけでもあるまいが、話し合いの場(会議室)を提供し仲立ちした
思惑も透けて見える。
右翼の特徴は国士を気取ることだ。新手の右翼在特会も例に漏れない。こう
した動きはますます強まるだろう。彼らもまた原発ゼロの事態に強い危機感を
持っているのだ。
再稼動阻止の正念場を迎えてテントの存在はますます重要になる。
テントを訪れ、共感を寄せてくれた人達はすでに5千を超えているが、こう
した人達にテントの直面する状況を伝え、可能な限りテントに来てもらうこと
が第1の防衛策だろう。
(T/E)
☆「ひろばー全国・世界からのたより」
◎お世話になります。
突然のメールで失礼いたします。
ブラジル最大の民放局TV Globoを担当しております、大野です。
東日本大震災1周年の特集シリーズを企画しております。
ニュース番組 Jornal Nacionalで、経産省前テントひろばの活動をご紹介
したいと考えております。つきましては、インタビュー取材をさせて頂き
たく、存じます。
ご協力いただけないでしょうか。
◎視覚障害がじゃっかんありまあすがもしお邪魔でなければいちど訪問して
チラシとかをいただければとおもいます。希望者がいれば、無料でマッサー
ジを行わせていただきますが、いかがですか?
冬の夜、泊り込みでこっているかたは多いのでは? (整体師)
☆「再稼働NO!テントを守ろう!」2・11前段集会
2/8の事態を踏まえ、この集会の重要性はとみに高まっていると
思われます。 是非、多くの方のご参加を!
11時~12時 代々木公園けやき並木渋谷口(NHK前)
★4.新聞記事紹介1つ
核燃料サイクル 政府、慎重論無視し推進
91年「核武装に各国警戒」
電力業界も採算疑問視
使用済み核燃料を再処理して核兵器に転用可能なプルトニウムを取り出す核燃料
サイクル計画をめぐり、旧通商産業省(現経済産業省)と旧科学技術庁(現文部科
学省)の幹部らが一九九一年、日本の核武装に対する国際社会の懸念や、膨大な費
用が掛かることなどを理由に慎重な姿勢を示していた。
東京新聞 2012年2月10日(金)より抜粋
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その328 ◆
4つの情報をお知らせします(2月10日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.たんぽぽ舎第24回総会(23周年)のご案内2月19日(日)
会場:スペースたんぽぽ(東京都千代田区)
開場:13時
★2.脱原発杉並 開催案内 2月19日(日) 東京・杉並区
たんぽぽ舎 富永誠治
★3.<テント日誌 2/8(水)>
なりふり構わず再稼働に向かう経産省
―― 経産省前テントひろば 151日目 ――
★4.新聞記事紹介1つ
核燃料サイクル
政府、慎重論無視し推進
91年「核武装に各国警戒」
★1.たんぽぽ舎第24回総会(23周年)のご案内
期 日 2012年2月19日(日) 開場1時予定
次 第
第1部 第24回総会(13:15~15:30)
◎活動経過報告
◎第24期活動方針の討議
◎特別報告 「経産省前テントひろば」
「茨城県東海村の村議選」
「反原発自治体議員・市民連盟」
第2部 記念講演(16:00~18:00)
菅井益郎(たんぽぽ舎アドバイザー)
「放射能汚染と除染の問題点」
山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
「再稼働しなくてもエネルギーはまかなえる。
再稼働するとどんな危険があるか」
第3部 懇親会(18:00~20:00)
会 場 第1・2部 スペースたんぽぽ …4F
第3部 たんぽぽ舎 …5F
参加費 第1部 第24回総会 無 料
第2部 記念講演 資料代 500円
第3部 懇親会(飲物と軽食) 2000円
会員以外の方のご参加も歓迎致します。
★2.脱原発杉並 開催案内 富永誠治(たんぽぽ舎会員)
杉並区内の多くの仲間が集い、原水禁運動発祥の地の杉並で、脱原発デモを行
います。参加者は1万人を上回るかも!!この案内を投稿します。
-脱原発杉並 2・19デモ-◆集合 蚕糸(さんし)の森公園
丸ノ内線東高円寺駅すぐ
◆日時 2月19日(日)
1時集合、1時30分出発予定
◆コース 蚕糸の森公園出発→JR高円寺駅→
青梅街道→中杉通り→JR阿佐ヶ谷駅(予定) 所要約2時間
◆賛同人 菅伸子(前首相夫人) 西尾幹二(評論家) 松本哉(素人の乱) 雨宮処凛
(作家) 池田香代子(翻訳家) その他・敬称略
◆主催 脱原発杉並 http://uzomuzo.com/
「脱原発杉並」呼びかけ文
原子力にたよらない世界をめざして、杉並を中心とした市民が立ちあがりました。
原子力発電所はもういらない! わたしたちは、その一点において、広くゆるく
つながった「有象無象」です。世代も、仕事も、会社も、国籍も、組織も関係な
し。
ひとりひとりが自分の声をもつ、みんなちがって当たりまえの個人です。
自分たちの使う電気がどこから来るかに無関心すぎた、訴えてきたけれど力が足
りなかった、あるいは、知っていたのに見て見ぬふりをしてきたことを悔やむ
――ひとりひとりにそれぞれの理由があり、そこから「脱原発」を求めます。
わたしたちの子ども、孫、そのまた孫の未来を脅かしてはならない。放射能に家
を追われた人、残ることを選んだ人、福島の原発事故現場で被曝しながら 作業
をつづける人たちを忘れてはならない。放射能で大地を汚すな。痛みを分かち
合い、開かれた議論の場をつくろう! と、訴えたいことはたくさんあります
が、全部ここでは言い切れない。
けれども、これだけは言いたい。
すべての原発のすみやかな停止を! 再稼働をぜったいに許さない!
原水爆禁止署名運動発祥の地、杉並区からわたしたちは新たに声をあげます。
若い衆も大先輩も、商店主もサラリーマンも母ちゃんも父ちゃんも、素人の乱や
Twitterデモや西荻ゆるデモの参加者も、いろんな政党もいっしょくた。
われら杉並の「有象無象」、原発のない社会をめざし、しぶとく、しつこく、む
やみやたらと手を結んで、訴えつづけていきます!
2月19日(日)、わたしたちの初めてのデモが高円寺「蚕糸の森公園」から出発
します。 サウンドカーあり、阿波踊りやエイサーあり、太鼓隊あり。お散歩カー
の赤ちゃん隊も。まさになんでもありのにぎやかなデモになりそうです。
見にきてください。歩いてください。プラカードをもって声をあげてください。
もちろん、杉並区民でない人たちも大歓迎。ご参加をお待ちしております!
★3.<テント日誌 2/8(水)>
なりふり構わず再稼働に向かう経産省
―― 経産省前テントひろば 151日目 ――
ストレステストなるもののインチキ性は十分心得ていたつもりだが、この
日行われた聴聞会のニュースを視て、改めてその感を深くした。聴聞会を取り
仕切る安全・保安委員会の事務局の姿勢に、再稼動の安全性に関わる議論を深
めようという姿勢は微塵も感じられない。
議論と結論は別個のものなのだ。まさに再稼働ありき、聴聞会はそのため
の手続きにすぎない。原発維持のためには、なりふり構わぬ経産省官僚のナマ
の姿が垣間見えた。
一方、山本太郎氏をはじめ多くの人がテント訪れ、その足で聴聞会会場の別
館前の抗議行動に向かった。
午後2時前後テント前に丸の内署の警察官が数十名現れた。在特会がらみの
情報によるらしい。公安が、「刺激しないように、テントの中に入っててく
れ」と言いに来たという。なぜか在特会は以前来たときと違って、テントに向
かって何もせず、経産省の方向に去ったらしい。
そうこうするうちに厚生企画室から連絡で、話し合いを求めて来たという。
テントひろばの渕上代表と共に小生も陪席することとなった。経産省のロビー
はやけにものものしかった。正体不明の男が10数名、中によくテント前で見か
ける公安が4~5名混じっている。
話し合いの相手は在特会だった。立会いの経産省厚生企画室の前川の前でい
いところを見せようとしてか、最初から最後まで違法なテントを撤去しろの一
点張りだ。どうやら経産省の露払いの役割を演じる気らしい。
頭の中で算盤をはじいているのが眼に見えるようだ。算盤ずくならやるべき
ことはやるという可能性が高い。経産省も警察も在特会が国民代表との妄言を
真に受けたわけでもあるまいが、話し合いの場(会議室)を提供し仲立ちした
思惑も透けて見える。
右翼の特徴は国士を気取ることだ。新手の右翼在特会も例に漏れない。こう
した動きはますます強まるだろう。彼らもまた原発ゼロの事態に強い危機感を
持っているのだ。
再稼動阻止の正念場を迎えてテントの存在はますます重要になる。
テントを訪れ、共感を寄せてくれた人達はすでに5千を超えているが、こう
した人達にテントの直面する状況を伝え、可能な限りテントに来てもらうこと
が第1の防衛策だろう。
(T/E)
☆「ひろばー全国・世界からのたより」
◎お世話になります。
突然のメールで失礼いたします。
ブラジル最大の民放局TV Globoを担当しております、大野です。
東日本大震災1周年の特集シリーズを企画しております。
ニュース番組 Jornal Nacionalで、経産省前テントひろばの活動をご紹介
したいと考えております。つきましては、インタビュー取材をさせて頂き
たく、存じます。
ご協力いただけないでしょうか。
◎視覚障害がじゃっかんありまあすがもしお邪魔でなければいちど訪問して
チラシとかをいただければとおもいます。希望者がいれば、無料でマッサー
ジを行わせていただきますが、いかがですか?
冬の夜、泊り込みでこっているかたは多いのでは? (整体師)
☆「再稼働NO!テントを守ろう!」2・11前段集会
2/8の事態を踏まえ、この集会の重要性はとみに高まっていると
思われます。 是非、多くの方のご参加を!
11時~12時 代々木公園けやき並木渋谷口(NHK前)
★4.新聞記事紹介1つ
核燃料サイクル 政府、慎重論無視し推進
91年「核武装に各国警戒」
電力業界も採算疑問視
使用済み核燃料を再処理して核兵器に転用可能なプルトニウムを取り出す核燃料
サイクル計画をめぐり、旧通商産業省(現経済産業省)と旧科学技術庁(現文部科
学省)の幹部らが一九九一年、日本の核武装に対する国際社会の懸念や、膨大な費
用が掛かることなどを理由に慎重な姿勢を示していた。
東京新聞 2012年2月10日(金)より抜粋
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1342】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その327 ◆
5つの情報をお知らせします(2月10日)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃あす2月11日(土)11時~12時の前段集会へぜひ参加を! ┃
┃ そのあと1万人集会でのビラまきにもご協力を (たんぽぽ舎)┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
★1.ストレステスト意見聴取会の「別室傍聴」に参加した読者から
◇意見聴取会に申し込んだのに、
傍聴に加われず押し問答・経産省の上から目線。
さよなら原発みなと 宮口高枝
◇傍聴者締め出しに抗議!! 抗議の声を届けよう!
さよなら原発みなと 山田知恵子
★2.原発破局を阻止せよ!<43> ─ 広瀬 隆
ストレステストが次の大事故を招く
★3.(編集部です)経産省からテントへ連絡があり「在特会(*)」が
テント代表と話したい」との申し入れ。なんとその場に「経産省」も
オブザーバーとして参加してきた!その中身は...
★4.スペースたんぽぽからのお知らせ
2月18日(土)18時半から、経産省前テントひろば 応援の集い
―脱原発運動の砦 テントひろばをみんなの力で支えよう!
―撤去すべきはテントではなくて、原発だ!
★5.福島第二原発 内部公開で「復旧」強調 再稼働の疑い晴れず
東京新聞 2012年2月10日(金)より抜粋
★1.ストレステスト意見聴取会の「別室傍聴」に参加した読者から
◇意見聴取会に申し込んだのに、
傍聴に加われず押し問答・経産省の上から目線。
さよなら原発みなと 宮口高枝
経産相で行われた「いわゆるストレステストの意見聴取会」にメールで申し
込みをしたが、何回やってもメールが送信されず、電話しファックスで申し込
みをして、今日、経産相に出かけた。受付で私の名前が無い。
「名簿に名前が無いので入れません。」ファックスを送っているから確認し
てくださいとお願いしたが、ここに名前の無い方は入れませんの一点張り、調
べてみますの誠意も見せない。私と同じような方が「メールを送り、受け付け
確認のメールが無いので電話をしてここに来たのに名前が無いのはどういうこ
とですか?」と詰め寄った。
別の人が受付に入って私たちを威圧する。その人は「警備」の腕章をして受
付の人をかばうように仁王立ちになるので「警備のあなたには用がないです。
受付の事務の人にお願いしているんですよ。」押し問答が続くうちにマスコミ
が押し寄せてきた。
◇傍聴者締め出しに抗議!! 抗議の声を届けよう!
さよなら原発みなと 山田知恵子
傍聴者は遠く離れた別室で、しかも会議を俯瞰して映すスクリーンを見るの
み。発言者アップのあるユーストリームで見ている人の方がずっと臨場感があ
るでしょう。これは傍聴とは言いません。
「誰が話しているかもわからない、少なくとも発言者は名前を言ってから発言
して欲しい!」と要望。途中からそのように変更されました。そのような合間
にも、傍聴者は時々に「傍聴させてください!」と要望。それに対し警備係が
「傍聴者の迷惑になるのでお静かに」などと言います。
「傍聴者に迷惑かけているのは経産省でしょう? そもそも傍聴させないんだ
から!」
全く、国民の知る権利を無視した経産省に抗議のメール、fax、電話をしま
しょう!また、保安院は審議不十分に関わらず、「妥当」の審査書を原子力安
全委員会に提出の予定です。
この不当な審査書提出に抗議する抗議のメール、fax、電話もしましょう!
下記に抗議を集中しましょう。
抗議先の下に「さよなら原発みなと」のブログがあります。
傍聴室の中で金まみれの委員を糾弾している写真などがアップされています。
ご覧いただければ幸いです。
※枝野経産相、保安院に抗議の集中を!地元選出国会議員にも要請を!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【経産省】
大臣官房 TEL:03-3501-1609 広報FAX:03-3501-6942
【枝野幸男経産相】
[国会事務所]FAX:03-3591-2249 TEL:03-3508-7448
[地元・大宮事務所]FAX:048-648-9125 TEL:048-648-9124
(E-mail)omiya@edano.gr.jp
【原子力安全・保安院】代表TEL:03-3501-1511 広報課TEL:03-3501-5890
原子力安全技術基盤課(ストレステストを担当)
FAX:03-3580-5971 TEL:03-3501-0621
メールによるお問い合わせ:ご質問・ご意見(保安院HP)
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html
さよなら原発みなと
http://sayonaragenpatsu.cocolog-nifty.com/blog/
★2.原発破局を阻止せよ!<43> ─ 広瀬 隆
ストレステストが次の大事故を招く
広瀬隆さんが毎週「警世の言」を述べている。今回はその43回目で前号の
「再稼働を阻止するために・連載その2」である。内容は濃い。福島原発事故
のあと御用学者の御用発言を取り上げて明確に批判する。
─ 山口彰・大阪大学大学院教授 ─ 岡本孝司・東京大学教授 ─ 阿部豊・
筑波大学教授 ─ 枝野・経産大臣(東京電力がパーティー券を購入して厚遇
していたブラックリスト10人の国会議員の一人?)
(中略)
ならば、誰もがご自分の生命と財産のために、原発再稼働について、もっと
激しい怒りを野田政権に対して表明していただきたい。(中略)
さあ日本人よ、いつまでも黙っていてはいけない!
(週刊朝日 2月3日号より抜粋)
★3.(編集部です)経産省からテントへ連絡があり「在特会(*)」が
テント代表と話したい」との申し入れ。なんとその場に「経産省」も
オブザーバーとして参加してきた!その中身は...↓↓↓
──────
お願い・・・テントを守ろう 淵上太郎(経産省前テントひろば代表)
2012年2月9日
2月8日午後、経産省大臣官房厚生企画室から連絡があり、「国民の代表
として、テントの代表と話がしたい」ということであった。時間の関係も
あってやや逡巡したが、30分ほどならということで、これに江田氏ととも
に2人で応ずることになった。
先方は在特会の桜井某氏と他1名、それにオブザーバーとして経産省の前
川氏の4人+1人での会談が始まった。
話は初めからけんか腰となって、途中、会談中止の動きもあったが、とも
かく30分弱のやり取りがおこなわれた。
結局在特会側の言い分は「違法なテントを撤去してもらいたい。やらない
なら、こちらが行うぞ」ということであった。
一般に右翼等はこのように言うのだが、今回の場合、在特会としては、経
産省などの立会のもとで、テントに対して一応撤去の申し入れを正式にして、
それに応じないので、実力行使という名分を得ようとのことかも知れない。
ともあれ、経産省や警察が直接強硬手段に出られない状況で、その別働隊
として派手な動きをする可能性は十分ある。そのことで、在特会の名も上が
るということでもあろう。
私たちは警察であろうと右翼であろうと、暴力に暴力で応じることはない
が、粛々とこのテントを守りたいと思う。そのためには、多くの人々の集ま
りが重要なのは明らかです。
比較的安定したテント維持が続いていますが、在特会が介入する可能性が
高くなったと思われます。
大飯原発再稼働の動きも強まる中で、この脱原発テントの存在はさらに重
要になっています。つきましては、心ある皆さんの力を集中して、このテン
トを守って行きたいと思います。しばらくの間は若干の緊張感のもと、テン
トに例え何時間でもお寄りいただき、共に力をあわせて、ここを守っていき
たいと思います。よろしくお願いいたします。
──────
(編集部注:* 在特会とは
12.11の全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対デモの際、
私たちのデモ隊に汚い罵詈雑言をあびせた原発賛成の右翼。排外主義者の
集まりです)
★4.スペースたんぽぽからのお知らせ
◇経産省前テントひろば 応援の集い
―脱原発運動の砦 テントひろばをみんなの力で支えよう!
―撤去すべきはテントではなくて、原発だ!
日時 2012年2月18日(土曜)18時半~(開場18時)
会場:スペースたんぽぽ(東京都千代田区三崎町2-6-2
ダイナミックビル4F)
上映:ドキュメント映像 おてんとさまがみている(ダイジェスト版)
お話:浪江町の酪農家 吉沢さん(テントひろばに宣伝カーで駆けつけた)
渕上太郎さん(経産省前テントひろば)
椎名千恵子さん(原発いらない福島の女たち)
参加費:1000円(半額は講師へのカンパ)
※7時過ぎの来場者(映画が見られない方)と、学生は500円
※当日は、14時~17時まで同じ場所で、経産省前テントひろば全体会議が
開かれます。参加した方は、経産省前テントひろば・応援の集いは半額
(500円)にいたします。
お問合せ たんぽぽ舎 Tel 03-3238-9035
★5.福島第二原発 内部公開で「復旧」強調 再稼働の疑い晴れず
東京新聞 2012年2月10日(金)より抜粋
東日本大震災で被災した東京電力福島第二原発(福島県富岡町、楢葉町)の
”復旧作業”が進められている。東電は「冷温停止の維持が目的」と説明する
が、県などが求める廃炉への道筋がはっきりしないだけに、地元には「再稼働
に向けた動きではないか」といぶかる声もある。(中略)
いまも非常用発電機などに震災の爪痕が残る。増田尚宏所長は報道陣に
「(炉心溶融した第一原発の状況と)紙一重だった」と振り返った。(中略)
廃炉示さぬ東電「県民を軽視」
全十基の廃炉を求める県は、東電や政府に再三決断を促しているものの、両
者とも煮え切らない態度に終始している。
「子供たちを放射能から守る福島ネットワークの」の佐藤幸子代表は「県内で
は以前から『第二原発は再稼働するのではないか』とうわさされている。廃炉
を明言しなければ、いつまでたっても県民の疑いは晴れない。福島の全原発の
廃炉は当然なのに、なぜ結論を先延ばしするのか」と憤る。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その327 ◆
5つの情報をお知らせします(2月10日)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃あす2月11日(土)11時~12時の前段集会へぜひ参加を! ┃
┃ そのあと1万人集会でのビラまきにもご協力を (たんぽぽ舎)┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
★1.ストレステスト意見聴取会の「別室傍聴」に参加した読者から
◇意見聴取会に申し込んだのに、
傍聴に加われず押し問答・経産省の上から目線。
さよなら原発みなと 宮口高枝
◇傍聴者締め出しに抗議!! 抗議の声を届けよう!
さよなら原発みなと 山田知恵子
★2.原発破局を阻止せよ!<43> ─ 広瀬 隆
ストレステストが次の大事故を招く
★3.(編集部です)経産省からテントへ連絡があり「在特会(*)」が
テント代表と話したい」との申し入れ。なんとその場に「経産省」も
オブザーバーとして参加してきた!その中身は...
★4.スペースたんぽぽからのお知らせ
2月18日(土)18時半から、経産省前テントひろば 応援の集い
―脱原発運動の砦 テントひろばをみんなの力で支えよう!
―撤去すべきはテントではなくて、原発だ!
★5.福島第二原発 内部公開で「復旧」強調 再稼働の疑い晴れず
東京新聞 2012年2月10日(金)より抜粋
★1.ストレステスト意見聴取会の「別室傍聴」に参加した読者から
◇意見聴取会に申し込んだのに、
傍聴に加われず押し問答・経産省の上から目線。
さよなら原発みなと 宮口高枝
経産相で行われた「いわゆるストレステストの意見聴取会」にメールで申し
込みをしたが、何回やってもメールが送信されず、電話しファックスで申し込
みをして、今日、経産相に出かけた。受付で私の名前が無い。
「名簿に名前が無いので入れません。」ファックスを送っているから確認し
てくださいとお願いしたが、ここに名前の無い方は入れませんの一点張り、調
べてみますの誠意も見せない。私と同じような方が「メールを送り、受け付け
確認のメールが無いので電話をしてここに来たのに名前が無いのはどういうこ
とですか?」と詰め寄った。
別の人が受付に入って私たちを威圧する。その人は「警備」の腕章をして受
付の人をかばうように仁王立ちになるので「警備のあなたには用がないです。
受付の事務の人にお願いしているんですよ。」押し問答が続くうちにマスコミ
が押し寄せてきた。
◇傍聴者締め出しに抗議!! 抗議の声を届けよう!
さよなら原発みなと 山田知恵子
傍聴者は遠く離れた別室で、しかも会議を俯瞰して映すスクリーンを見るの
み。発言者アップのあるユーストリームで見ている人の方がずっと臨場感があ
るでしょう。これは傍聴とは言いません。
「誰が話しているかもわからない、少なくとも発言者は名前を言ってから発言
して欲しい!」と要望。途中からそのように変更されました。そのような合間
にも、傍聴者は時々に「傍聴させてください!」と要望。それに対し警備係が
「傍聴者の迷惑になるのでお静かに」などと言います。
「傍聴者に迷惑かけているのは経産省でしょう? そもそも傍聴させないんだ
から!」
全く、国民の知る権利を無視した経産省に抗議のメール、fax、電話をしま
しょう!また、保安院は審議不十分に関わらず、「妥当」の審査書を原子力安
全委員会に提出の予定です。
この不当な審査書提出に抗議する抗議のメール、fax、電話もしましょう!
下記に抗議を集中しましょう。
抗議先の下に「さよなら原発みなと」のブログがあります。
傍聴室の中で金まみれの委員を糾弾している写真などがアップされています。
ご覧いただければ幸いです。
※枝野経産相、保安院に抗議の集中を!地元選出国会議員にも要請を!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【経産省】
大臣官房 TEL:03-3501-1609 広報FAX:03-3501-6942
【枝野幸男経産相】
[国会事務所]FAX:03-3591-2249 TEL:03-3508-7448
[地元・大宮事務所]FAX:048-648-9125 TEL:048-648-9124
(E-mail)omiya@edano.gr.jp
【原子力安全・保安院】代表TEL:03-3501-1511 広報課TEL:03-3501-5890
原子力安全技術基盤課(ストレステストを担当)
FAX:03-3580-5971 TEL:03-3501-0621
メールによるお問い合わせ:ご質問・ご意見(保安院HP)
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html
さよなら原発みなと
http://sayonaragenpatsu.cocolog-nifty.com/blog/
★2.原発破局を阻止せよ!<43> ─ 広瀬 隆
ストレステストが次の大事故を招く
広瀬隆さんが毎週「警世の言」を述べている。今回はその43回目で前号の
「再稼働を阻止するために・連載その2」である。内容は濃い。福島原発事故
のあと御用学者の御用発言を取り上げて明確に批判する。
─ 山口彰・大阪大学大学院教授 ─ 岡本孝司・東京大学教授 ─ 阿部豊・
筑波大学教授 ─ 枝野・経産大臣(東京電力がパーティー券を購入して厚遇
していたブラックリスト10人の国会議員の一人?)
(中略)
ならば、誰もがご自分の生命と財産のために、原発再稼働について、もっと
激しい怒りを野田政権に対して表明していただきたい。(中略)
さあ日本人よ、いつまでも黙っていてはいけない!
(週刊朝日 2月3日号より抜粋)
★3.(編集部です)経産省からテントへ連絡があり「在特会(*)」が
テント代表と話したい」との申し入れ。なんとその場に「経産省」も
オブザーバーとして参加してきた!その中身は...↓↓↓
──────
お願い・・・テントを守ろう 淵上太郎(経産省前テントひろば代表)
2012年2月9日
2月8日午後、経産省大臣官房厚生企画室から連絡があり、「国民の代表
として、テントの代表と話がしたい」ということであった。時間の関係も
あってやや逡巡したが、30分ほどならということで、これに江田氏ととも
に2人で応ずることになった。
先方は在特会の桜井某氏と他1名、それにオブザーバーとして経産省の前
川氏の4人+1人での会談が始まった。
話は初めからけんか腰となって、途中、会談中止の動きもあったが、とも
かく30分弱のやり取りがおこなわれた。
結局在特会側の言い分は「違法なテントを撤去してもらいたい。やらない
なら、こちらが行うぞ」ということであった。
一般に右翼等はこのように言うのだが、今回の場合、在特会としては、経
産省などの立会のもとで、テントに対して一応撤去の申し入れを正式にして、
それに応じないので、実力行使という名分を得ようとのことかも知れない。
ともあれ、経産省や警察が直接強硬手段に出られない状況で、その別働隊
として派手な動きをする可能性は十分ある。そのことで、在特会の名も上が
るということでもあろう。
私たちは警察であろうと右翼であろうと、暴力に暴力で応じることはない
が、粛々とこのテントを守りたいと思う。そのためには、多くの人々の集ま
りが重要なのは明らかです。
比較的安定したテント維持が続いていますが、在特会が介入する可能性が
高くなったと思われます。
大飯原発再稼働の動きも強まる中で、この脱原発テントの存在はさらに重
要になっています。つきましては、心ある皆さんの力を集中して、このテン
トを守って行きたいと思います。しばらくの間は若干の緊張感のもと、テン
トに例え何時間でもお寄りいただき、共に力をあわせて、ここを守っていき
たいと思います。よろしくお願いいたします。
──────
(編集部注:* 在特会とは
12.11の全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対デモの際、
私たちのデモ隊に汚い罵詈雑言をあびせた原発賛成の右翼。排外主義者の
集まりです)
★4.スペースたんぽぽからのお知らせ
◇経産省前テントひろば 応援の集い
―脱原発運動の砦 テントひろばをみんなの力で支えよう!
―撤去すべきはテントではなくて、原発だ!
日時 2012年2月18日(土曜)18時半~(開場18時)
会場:スペースたんぽぽ(東京都千代田区三崎町2-6-2
ダイナミックビル4F)
上映:ドキュメント映像 おてんとさまがみている(ダイジェスト版)
お話:浪江町の酪農家 吉沢さん(テントひろばに宣伝カーで駆けつけた)
渕上太郎さん(経産省前テントひろば)
椎名千恵子さん(原発いらない福島の女たち)
参加費:1000円(半額は講師へのカンパ)
※7時過ぎの来場者(映画が見られない方)と、学生は500円
※当日は、14時~17時まで同じ場所で、経産省前テントひろば全体会議が
開かれます。参加した方は、経産省前テントひろば・応援の集いは半額
(500円)にいたします。
お問合せ たんぽぽ舎 Tel 03-3238-9035
★5.福島第二原発 内部公開で「復旧」強調 再稼働の疑い晴れず
東京新聞 2012年2月10日(金)より抜粋
東日本大震災で被災した東京電力福島第二原発(福島県富岡町、楢葉町)の
”復旧作業”が進められている。東電は「冷温停止の維持が目的」と説明する
が、県などが求める廃炉への道筋がはっきりしないだけに、地元には「再稼働
に向けた動きではないか」といぶかる声もある。(中略)
いまも非常用発電機などに震災の爪痕が残る。増田尚宏所長は報道陣に
「(炉心溶融した第一原発の状況と)紙一重だった」と振り返った。(中略)
廃炉示さぬ東電「県民を軽視」
全十基の廃炉を求める県は、東電や政府に再三決断を促しているものの、両
者とも煮え切らない態度に終始している。
「子供たちを放射能から守る福島ネットワークの」の佐藤幸子代表は「県内で
は以前から『第二原発は再稼働するのではないか』とうわさされている。廃炉
を明言しなければ、いつまでたっても県民の疑いは晴れない。福島の全原発の
廃炉は当然なのに、なぜ結論を先延ばしするのか」と憤る。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1341】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その326 ◆
3つの情報をお知らせします(2月9日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月末までに 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.ストレステスト意見聴取会の「別室傍聴」に参加した読者から
◇2,8ストレステスト意見聴取会の「傍聴」報告
― 何としても再稼働させてはなりません ―
さよなら原発みなと 佐藤れい子
★2.「大飯原発」と「新幹線」と「福井県」
福井県知事が原発再開にもどった理由、新幹線の延伸
ストレステスト後の地元「合意」への道具立て (山崎 久隆)
★3.<テント日誌 2/7(火)>
テントやテントひろばの豊かな機能 「夕べの語らい」
―― 経産省前テントひろば 150日目 ――
★1.ストレステスト意見聴取会の「別室傍聴」に参加した読者から
2,8ストレステスト意見聴取会の「傍聴」報告
― 何としても再稼働させてはなりません ―
さよなら原発みなと 佐藤れい子
2,8ストレステスト意見聴取会の「傍聴」に参加しました。
本会議は経産省 本館の17階 国際会議室で行われ、傍聴は別館1階
115号室、別館のゲートも通らせない有様でした。しかも傍聴会場はとても狭
く、椅子が所狭しと並べられマスコミと傍聴人で一杯でした。前回1,18の
時も不思議に思ったのですが一般傍聴人とは明らかに違う人々が多数を占めて
いました。
前回も傍聴者は別室でしたが、その部屋のほとんどがダークスーツの男性で、
皆押し黙ってただ座っているように見えました。後で聞くと電力会社関係の人
達と経産省のプレートを付けた人達だったようです。
今回も同様ではなかったかと思います。隣の男性は居眠りしていましたし、
前の男性は資料の関係のないページをパラパラとめくっているだけでした。
そして肝心の傍聴の様子ですが、全体が映された映像のみであたかも静止画
面を見ているかのようでした。発言者の判別もつかず、いかにも形式的に傍聴
会を開催しましたとのアリバイ作りが見え見えです。
そんな中、後藤さんと井野さんはそれぞれにこのストレステストの欺瞞を追
及されました。
井野さんは
「ストレステストは方法論を始め まだ発展途上だ。しかも去年の12月末まで
に2次評価を出すということになっているのに事業者がやっていない。保安院
もそれを催促していない。再稼働を急ぐあまり1次テストのみで評価を得よう
としている」
後藤さんは
「事故が起きる条件は無限にある。まだまだ検証しなければならない問題がた
くさんある。役所は質問に対してまともに答えていない。その事が福島原発の
事故の原因でもある。それがすごく気になる。努力しているからそれでいいと
認めてくださいと言い換えている。いかに安全性の議論になっていないか
だ。」など明らかに他の委員とは違う突っ込んだ意見を述べられました。
更に後藤さんは傍聴会のあり方にも言及され「同室で、開かれた傍聴があっ
てこそ信頼が得られる。次回からはルールを決めて同室傍聴にすべきであ
る。」と書面で意見を出し会議でも発言されました。
委員会終了後、後藤さんと井野さんは傍聴室を訪れ立ったままでの報告会と
なりました。今日の質問にまだ答えが無いので次回もこの論議は続くという見
解だと言うことでしたが、夜のニュースではもう
『<大飯原発>保安院審査書、安全評価「妥当」』と流れました。
保安院は何があろうとも予定通りに進めるだけといった姿勢です。責任なん
て頭にありません。その証拠に「最後は政治判断だ。」とか「決定は大臣が行
う」「保安院は合格とは言っていない」と最後は逃げ口上です。
今日は大飯原発の再稼働の事案だけかと思っていたら、議題に四国電力の伊
方発電所3号機に関する一次評価について とあり現にこの件でも論議されま
した。資料には その他関西電力美浜3号機、高浜1号機、更には九州電力の
玄海2号機、川内1・2号機のストレステスト評価結果についての報告も添付
されていました。
再稼働に向けて着々と進行しています。大飯でも美浜でも高浜でも伊方でも
玄海でも川内でもどこでもいつでも再稼働できるように準備されています。こ
のままでは再稼働は必至だと思わざるを得ません。1ヶ所再稼働させるともう
後はズルズルと広がっていくに違いありません。
何としても再稼働させてはなりません。
大手マスコミが報道しない被曝の実状をネットで知るたびに涙があふれます。
空も海も空気も大地もそしてミミズも昆虫も鳥もありとあらゆるものが放射能
で汚染されました。高い放射線量の地域で、大人の放射能管理区域の基準以上
の中で多くの子供たちが居続けさせられています。
子供のみならず老若男女全ての人が安全な場所での生活が保障されるべきで
す。福島原発事故の悲劇を決して繰り返してはなりません。
皆で知恵と力を合わせて再稼働阻止のみならず全原発を『廃炉』にするまで
頑張りましょう。
傍聴の人数は200人と聞いていた。受付に置かれた傍聴予定者の申込者は
数えたら150人程度だった。それも一般傍聴者よりも様々な電力会社などの
関係者が圧倒的に多いと見受けられた。予定人数にも達していないのだから申
し込みの確認の手間をかけても撥は当たらない。
傍聴申し込み事務手続きは手を抜きすぎだ。公僕とは何たるかを知らない公
務員が多い事に憤りを覚えた。
今回、申し込み者へ受け付け確認の連絡もしない経産省の怠慢は上から目線
そのものだ。
「九電の説明会などと同じ構図」がいまだに続いている。大地震が予想され
る中でも原発の再稼動に向けて突っ走る政府、経産省、東電など懲りない面々。
被害者そっちのけで利権に突き進む国家の執拗な執着心が見えてきた。
受付担当者には「誠実な態度で責任ある仕事をしてください」と話しテント
で時間の許すまで座り込みをした。
(※編集部より:他にも参加報告記が寄せられています。
紙面の都合で次号に掲載します)
★2.「大飯原発」と「新幹線」と「福井県」
福井県知事が原発再開にもどった理由、新幹線の延伸
ストレステスト後の地元「合意」への道具立て
(山崎 久隆)
大飯原発の再稼働強行に、いったいどんな手段を行使してくるだろうと、心
配している人も多いと思う。
その手口が毎日新聞の記事に出ていたので紹介する。1月29日の福井版に
掲載された『北陸新幹線:延伸、県経団連・川田会長に聞く 「まず、福井ま
で開通を」 /福井』である。率直と言えば率直なんだろうけれど、これが全
世界の命運をも左右してしまうほどの重大事だと、知ってか知らずか。それに
しても古典的手法を今さら使うこの国の政府。もうどんな政権でも関係ないと
いうわけだ。
冒頭、簡単に経緯が書かれている。
--------------------------------------------------------------------
政府は昨年12月、北陸新幹線の金沢-敦賀間について、採算性などの条件を
満たすことを前提に着工を認可する方針を決めた。12年度に着工した場合、
完成予定は25年度と想定している。県内に大きな影響をもたらすとみられる
北陸新幹線延伸について、県経団連の川田達男会長に今後の展望などを聞いた。
--------------------------------------------------------------------
北陸新幹線については、金沢まで路線が決まり、既に工事が進んでいるが、
福井県内の路線は、全部は決まっておらず、ただ福井駅だけが作られている。
これについて福井県は「もんじゅ」の運転再開を認める引き替えに、新幹線の
延伸を求めていた経緯がある。そのことは次の発言でも裏付けられる。
「もんじゅの運転再開を認めたいきさつを頭に置いて(整備新幹線を)進め
てもらわないと困る」(2010年11月3日の西川知事発言)
そして、財政破たんだ、消費税増税だというこの時期に、なんと地元も期待
していなかった新幹線の敦賀延伸がきまる。記事ではどう書かれているか。
--------------------------------------------------------------------
◆新幹線の延伸方針が決まりました。福井への影響と、これからすべきこと
をお聞かせください。
福井にとって大きなことだ。当面は、できるだけ早く開通させることが第一。
前倒しで整備ということも、過去にはあった。
ただ、開通するという14年後は、なかなか想定できない。もしかしたら
「もう新幹線はいらない」という時代になっているかもしれない。今から何を
するかは、なかなか難しい問題だ。もう少し具体化しないと。
敦賀までいっぺんに完成するわけではなく、徐々にできてくるので、福井ま
でできた時点で開通させてほしい。今は(敦賀まで)一括でしか考えていない
と言っているが、それは無駄だ。福井までの早期開通を一つの区切りとして、
次は敦賀までと早くやるよう強力に働きかけ、できるだけ早く開通するように
しないといけない。
--------------------------------------------------------------------
わかりやすく言えば、とにかく細切れでも何でも出来たところから走らせろ、
ということだ。国は何度も口では新幹線の延伸について「約束」をしてきたが、
財政危機などを口実に実際には路線もきまらず着工もしなかった。そこで、具
体的に工事が進んでいない金沢から福井まででも、とにかく作って走らせるこ
とを求めている発言だ。そもそも国の約束など当てにならぬと言いたげだ。ま
あ確かにそのとおりではある。ただ、冷静に見ているところもあって、14年
も先では少子高齢化社会で新幹線で旅行などという時代では無いかもしれない
と感じているらしいところがある。
さて、問題なのはこの先だ
--------------------------------------------------------------------
◆昨秋、「新幹線延伸は今年は駄目だ」とあきらめの発言をしていましたが、
結局、認可されました。
なぜ認可されたか、詳しくはよくわからない。西川一誠知事が一番動いてい
た。細かく活動していた。原子力を含めて、しっかりと対応していることが、
ある意味では評価されたのかもしれない。
--------------------------------------------------------------------
地元の経団連会長が「知らない」という実に奇妙な電撃認可だったというの
だ。もうこうなると、福井県の原発がらみとしか考えようが無い。「これまで
の功績に報いて」なんて話であるわけがない。
そして、当然ながらこうなってしまう。
--------------------------------------------------------------------
◆国は、原発再稼働の前提として新幹線を認可しておくことにしたのでしょ
うか。
分からない。そういうことがあったかもしれないが、直接的な働きかけはな
い。
我々、経済界としては、新幹線が認可されないなら、原子力(への対応)も
含めてきちっとやろうと。国との対立も、ある程度やむを得ないという考え方
でいた。私は少なくとも、新幹線が認可されなかった場合には、原子力は少し
今までみたいに国の言うとおりにしてはいかんなと思っていた。新幹線が認可
されたということで、そういう問題はなくなりましたね。
--------------------------------------------------------------------
翻訳すればこういうこと。「経済界としては、新幹線が認可されないのだっ
たら原発も「認可」してやるものか、という立場だったが、新幹線が認可され
ちゃったら、原発を認可しないわけにはいかんでしょ。」
いったいどこまでデタラメな世界なのか。
原発の安全性だの地元の合意だの、そんなのは新幹線の路線を地図上で引き
回せばすぐに「解決する」のだといわんばかり。こういう連中に原発の安全性
など一切語ってもらう必要なし。意思決定の場にも居てもらってはならないだ
ろう。
福井県と福井県知事に、運転再開ノーの声を、再度、世界中からみんなで伝
えていくほかは無い。原発の安全性が新幹線で担保されるわけが無い。そんな
非科学的な話など何処の世界にもありはしない。新幹線などと間違ってもリン
クさせてはならないと。
しかし、一体どれだけ悪用されるのか整備新幹線。だからこんなものは、は
じめから作らなければ良かったのだ。
さらに国は次の手も準備している。それは、湖西線周りのフリーゲージ・ト
レイン導入だ。これもまた、福井県への揺さぶりなのだが、それはまた機会を
改めて書くことにする。
★3.<テント日誌 2/7(火)>
テントやテントひろばの豊かな機能 「夕べの語らい」
―― 経産省前テントひろば 150日目 ――
テントにいた時間を時系列から言えば逆にたどって記したい。深夜の3時
30分まで不寝番で起きていたので朝はゆっくりと眠っていたかったのだが、
ドイツのテレビ局の取材があるとのことで早目に起こされる。宿泊の面々は朝
早くから起きてシャッキとしている。室内の掃除などして取材の対応準備をし
ていたが、来たのは9時半過ぎだった。
「3・11から一年後の日本」ということをテーマにこれから本格的な取材
をはじめるとのことである。その最初かどうかは定かではないが、早い方の訪
問としてテント広場が選ばれたらしい。脱原発運動の可視的な場所が少ないと
いうことなのだろうか。
これまで、テントには外国のメディアの取材が多く訪れている。その報道で
テントの存在を知ったということでテントに立ち寄る在外日本人の方は少なく
ない。どういう報道されているのだろうということが話題になることもあるが
今のところ報道されたものを見る機会はない。
日本の報道陣より外国の報道陣の方の取材の方が多いというのはテントにあ
るものの率直な感想であるが、我々はそこに日本のメディアの報道規制を感じ
ている。政府や東電などの情報隠蔽や情報操作が全体を覆っているためである
ように思える。自分の頭で考えることに対して日本のメディアの果たしている
役割について疑念が消せない。現場に取材にくる人たちとはいろいろと話がで
きるが、報道されたものはという気がする。日本の報道システムにも官僚主義
が浸透しているのだろうか。
そう言えば、今日テレビ局のTBSが午後かなり長時間の取材をしたそうで
ある。最近(1月24日の枝野経産大臣の記者会見以降)は大手メディアの取
材が増えている。願わくば、従来のメディアのシステムに風穴をあけて欲しい
ものである。
ここ経産省の別館には保安院があり、8日にはストレステスト評価に関する
意見聴聞会がある。1月18日に続く8回目である。前回は傍聴を締め出しに
対する2人の委員(後藤・井野)の抗議と欠席もあり、この聴聞会のインチキ
性が暴露された。
ストレステストそのものが電力会社(事業主)からの報告であり、再稼働の
ための儀礼的なものである。安全審査としては疑わしいのである。それに対す
る保安院の評価と判断があり、さらに専門家の意見聴聞ということだが、この
委員の選定まで含めて疑念だらけだ。
今回の委員には関連業者から多額の寄付を得て委員が3人もおり、その疑惑
も解かないままの続行である。大飯原発や伊方原発の再稼働という戦略に合わ
せたレールだが、官僚が全てをお膳立てする審議会形態のことから改めなけれ
ば実質的な「やらせ」を繰り返すことになるだろう。
国民の意志を聴く、あるいは専門家の意見を聴取するとはどういうことか、
それがどのように可能かを問い直さなければ「官」によるやらせ(形式的なお
膳立て)は直らない。原発震災が暴いた非民主的な政策決定システムのことだ
が、これを変えることも脱原発運動の課題である。
昨夜の、差し入れの牛肉で舌ずつみした宴でも、今の時代にについて多くの
事が話題になった。その一つに孤独死の問題があり、最近では身近なところで
の事例が増えている。テントが生みだす繋がりということはこのことに関係す
るのだと思える。
テントで繋がりを見出してもらえたらというのは過剰な期待なのだろうか。
「夕べの語らい」は愉しいものである。飲み屋に足が遠のいたのもこちらの方
が愉しいからだ。7日の夜は昨日よりは人数は少なかったが話は盛り上がった。
冬の寒い夕べのひと時をこんな場が持てるのは素敵なことである。(M/O)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その326 ◆
3つの情報をお知らせします(2月9日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月末までに 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.ストレステスト意見聴取会の「別室傍聴」に参加した読者から
◇2,8ストレステスト意見聴取会の「傍聴」報告
― 何としても再稼働させてはなりません ―
さよなら原発みなと 佐藤れい子
★2.「大飯原発」と「新幹線」と「福井県」
福井県知事が原発再開にもどった理由、新幹線の延伸
ストレステスト後の地元「合意」への道具立て (山崎 久隆)
★3.<テント日誌 2/7(火)>
テントやテントひろばの豊かな機能 「夕べの語らい」
―― 経産省前テントひろば 150日目 ――
★1.ストレステスト意見聴取会の「別室傍聴」に参加した読者から
2,8ストレステスト意見聴取会の「傍聴」報告
― 何としても再稼働させてはなりません ―
さよなら原発みなと 佐藤れい子
2,8ストレステスト意見聴取会の「傍聴」に参加しました。
本会議は経産省 本館の17階 国際会議室で行われ、傍聴は別館1階
115号室、別館のゲートも通らせない有様でした。しかも傍聴会場はとても狭
く、椅子が所狭しと並べられマスコミと傍聴人で一杯でした。前回1,18の
時も不思議に思ったのですが一般傍聴人とは明らかに違う人々が多数を占めて
いました。
前回も傍聴者は別室でしたが、その部屋のほとんどがダークスーツの男性で、
皆押し黙ってただ座っているように見えました。後で聞くと電力会社関係の人
達と経産省のプレートを付けた人達だったようです。
今回も同様ではなかったかと思います。隣の男性は居眠りしていましたし、
前の男性は資料の関係のないページをパラパラとめくっているだけでした。
そして肝心の傍聴の様子ですが、全体が映された映像のみであたかも静止画
面を見ているかのようでした。発言者の判別もつかず、いかにも形式的に傍聴
会を開催しましたとのアリバイ作りが見え見えです。
そんな中、後藤さんと井野さんはそれぞれにこのストレステストの欺瞞を追
及されました。
井野さんは
「ストレステストは方法論を始め まだ発展途上だ。しかも去年の12月末まで
に2次評価を出すということになっているのに事業者がやっていない。保安院
もそれを催促していない。再稼働を急ぐあまり1次テストのみで評価を得よう
としている」
後藤さんは
「事故が起きる条件は無限にある。まだまだ検証しなければならない問題がた
くさんある。役所は質問に対してまともに答えていない。その事が福島原発の
事故の原因でもある。それがすごく気になる。努力しているからそれでいいと
認めてくださいと言い換えている。いかに安全性の議論になっていないか
だ。」など明らかに他の委員とは違う突っ込んだ意見を述べられました。
更に後藤さんは傍聴会のあり方にも言及され「同室で、開かれた傍聴があっ
てこそ信頼が得られる。次回からはルールを決めて同室傍聴にすべきであ
る。」と書面で意見を出し会議でも発言されました。
委員会終了後、後藤さんと井野さんは傍聴室を訪れ立ったままでの報告会と
なりました。今日の質問にまだ答えが無いので次回もこの論議は続くという見
解だと言うことでしたが、夜のニュースではもう
『<大飯原発>保安院審査書、安全評価「妥当」』と流れました。
保安院は何があろうとも予定通りに進めるだけといった姿勢です。責任なん
て頭にありません。その証拠に「最後は政治判断だ。」とか「決定は大臣が行
う」「保安院は合格とは言っていない」と最後は逃げ口上です。
今日は大飯原発の再稼働の事案だけかと思っていたら、議題に四国電力の伊
方発電所3号機に関する一次評価について とあり現にこの件でも論議されま
した。資料には その他関西電力美浜3号機、高浜1号機、更には九州電力の
玄海2号機、川内1・2号機のストレステスト評価結果についての報告も添付
されていました。
再稼働に向けて着々と進行しています。大飯でも美浜でも高浜でも伊方でも
玄海でも川内でもどこでもいつでも再稼働できるように準備されています。こ
のままでは再稼働は必至だと思わざるを得ません。1ヶ所再稼働させるともう
後はズルズルと広がっていくに違いありません。
何としても再稼働させてはなりません。
大手マスコミが報道しない被曝の実状をネットで知るたびに涙があふれます。
空も海も空気も大地もそしてミミズも昆虫も鳥もありとあらゆるものが放射能
で汚染されました。高い放射線量の地域で、大人の放射能管理区域の基準以上
の中で多くの子供たちが居続けさせられています。
子供のみならず老若男女全ての人が安全な場所での生活が保障されるべきで
す。福島原発事故の悲劇を決して繰り返してはなりません。
皆で知恵と力を合わせて再稼働阻止のみならず全原発を『廃炉』にするまで
頑張りましょう。
傍聴の人数は200人と聞いていた。受付に置かれた傍聴予定者の申込者は
数えたら150人程度だった。それも一般傍聴者よりも様々な電力会社などの
関係者が圧倒的に多いと見受けられた。予定人数にも達していないのだから申
し込みの確認の手間をかけても撥は当たらない。
傍聴申し込み事務手続きは手を抜きすぎだ。公僕とは何たるかを知らない公
務員が多い事に憤りを覚えた。
今回、申し込み者へ受け付け確認の連絡もしない経産省の怠慢は上から目線
そのものだ。
「九電の説明会などと同じ構図」がいまだに続いている。大地震が予想され
る中でも原発の再稼動に向けて突っ走る政府、経産省、東電など懲りない面々。
被害者そっちのけで利権に突き進む国家の執拗な執着心が見えてきた。
受付担当者には「誠実な態度で責任ある仕事をしてください」と話しテント
で時間の許すまで座り込みをした。
(※編集部より:他にも参加報告記が寄せられています。
紙面の都合で次号に掲載します)
★2.「大飯原発」と「新幹線」と「福井県」
福井県知事が原発再開にもどった理由、新幹線の延伸
ストレステスト後の地元「合意」への道具立て
(山崎 久隆)
大飯原発の再稼働強行に、いったいどんな手段を行使してくるだろうと、心
配している人も多いと思う。
その手口が毎日新聞の記事に出ていたので紹介する。1月29日の福井版に
掲載された『北陸新幹線:延伸、県経団連・川田会長に聞く 「まず、福井ま
で開通を」 /福井』である。率直と言えば率直なんだろうけれど、これが全
世界の命運をも左右してしまうほどの重大事だと、知ってか知らずか。それに
しても古典的手法を今さら使うこの国の政府。もうどんな政権でも関係ないと
いうわけだ。
冒頭、簡単に経緯が書かれている。
--------------------------------------------------------------------
政府は昨年12月、北陸新幹線の金沢-敦賀間について、採算性などの条件を
満たすことを前提に着工を認可する方針を決めた。12年度に着工した場合、
完成予定は25年度と想定している。県内に大きな影響をもたらすとみられる
北陸新幹線延伸について、県経団連の川田達男会長に今後の展望などを聞いた。
--------------------------------------------------------------------
北陸新幹線については、金沢まで路線が決まり、既に工事が進んでいるが、
福井県内の路線は、全部は決まっておらず、ただ福井駅だけが作られている。
これについて福井県は「もんじゅ」の運転再開を認める引き替えに、新幹線の
延伸を求めていた経緯がある。そのことは次の発言でも裏付けられる。
「もんじゅの運転再開を認めたいきさつを頭に置いて(整備新幹線を)進め
てもらわないと困る」(2010年11月3日の西川知事発言)
そして、財政破たんだ、消費税増税だというこの時期に、なんと地元も期待
していなかった新幹線の敦賀延伸がきまる。記事ではどう書かれているか。
--------------------------------------------------------------------
◆新幹線の延伸方針が決まりました。福井への影響と、これからすべきこと
をお聞かせください。
福井にとって大きなことだ。当面は、できるだけ早く開通させることが第一。
前倒しで整備ということも、過去にはあった。
ただ、開通するという14年後は、なかなか想定できない。もしかしたら
「もう新幹線はいらない」という時代になっているかもしれない。今から何を
するかは、なかなか難しい問題だ。もう少し具体化しないと。
敦賀までいっぺんに完成するわけではなく、徐々にできてくるので、福井ま
でできた時点で開通させてほしい。今は(敦賀まで)一括でしか考えていない
と言っているが、それは無駄だ。福井までの早期開通を一つの区切りとして、
次は敦賀までと早くやるよう強力に働きかけ、できるだけ早く開通するように
しないといけない。
--------------------------------------------------------------------
わかりやすく言えば、とにかく細切れでも何でも出来たところから走らせろ、
ということだ。国は何度も口では新幹線の延伸について「約束」をしてきたが、
財政危機などを口実に実際には路線もきまらず着工もしなかった。そこで、具
体的に工事が進んでいない金沢から福井まででも、とにかく作って走らせるこ
とを求めている発言だ。そもそも国の約束など当てにならぬと言いたげだ。ま
あ確かにそのとおりではある。ただ、冷静に見ているところもあって、14年
も先では少子高齢化社会で新幹線で旅行などという時代では無いかもしれない
と感じているらしいところがある。
さて、問題なのはこの先だ
--------------------------------------------------------------------
◆昨秋、「新幹線延伸は今年は駄目だ」とあきらめの発言をしていましたが、
結局、認可されました。
なぜ認可されたか、詳しくはよくわからない。西川一誠知事が一番動いてい
た。細かく活動していた。原子力を含めて、しっかりと対応していることが、
ある意味では評価されたのかもしれない。
--------------------------------------------------------------------
地元の経団連会長が「知らない」という実に奇妙な電撃認可だったというの
だ。もうこうなると、福井県の原発がらみとしか考えようが無い。「これまで
の功績に報いて」なんて話であるわけがない。
そして、当然ながらこうなってしまう。
--------------------------------------------------------------------
◆国は、原発再稼働の前提として新幹線を認可しておくことにしたのでしょ
うか。
分からない。そういうことがあったかもしれないが、直接的な働きかけはな
い。
我々、経済界としては、新幹線が認可されないなら、原子力(への対応)も
含めてきちっとやろうと。国との対立も、ある程度やむを得ないという考え方
でいた。私は少なくとも、新幹線が認可されなかった場合には、原子力は少し
今までみたいに国の言うとおりにしてはいかんなと思っていた。新幹線が認可
されたということで、そういう問題はなくなりましたね。
--------------------------------------------------------------------
翻訳すればこういうこと。「経済界としては、新幹線が認可されないのだっ
たら原発も「認可」してやるものか、という立場だったが、新幹線が認可され
ちゃったら、原発を認可しないわけにはいかんでしょ。」
いったいどこまでデタラメな世界なのか。
原発の安全性だの地元の合意だの、そんなのは新幹線の路線を地図上で引き
回せばすぐに「解決する」のだといわんばかり。こういう連中に原発の安全性
など一切語ってもらう必要なし。意思決定の場にも居てもらってはならないだ
ろう。
福井県と福井県知事に、運転再開ノーの声を、再度、世界中からみんなで伝
えていくほかは無い。原発の安全性が新幹線で担保されるわけが無い。そんな
非科学的な話など何処の世界にもありはしない。新幹線などと間違ってもリン
クさせてはならないと。
しかし、一体どれだけ悪用されるのか整備新幹線。だからこんなものは、は
じめから作らなければ良かったのだ。
さらに国は次の手も準備している。それは、湖西線周りのフリーゲージ・ト
レイン導入だ。これもまた、福井県への揺さぶりなのだが、それはまた機会を
改めて書くことにする。
★3.<テント日誌 2/7(火)>
テントやテントひろばの豊かな機能 「夕べの語らい」
―― 経産省前テントひろば 150日目 ――
テントにいた時間を時系列から言えば逆にたどって記したい。深夜の3時
30分まで不寝番で起きていたので朝はゆっくりと眠っていたかったのだが、
ドイツのテレビ局の取材があるとのことで早目に起こされる。宿泊の面々は朝
早くから起きてシャッキとしている。室内の掃除などして取材の対応準備をし
ていたが、来たのは9時半過ぎだった。
「3・11から一年後の日本」ということをテーマにこれから本格的な取材
をはじめるとのことである。その最初かどうかは定かではないが、早い方の訪
問としてテント広場が選ばれたらしい。脱原発運動の可視的な場所が少ないと
いうことなのだろうか。
これまで、テントには外国のメディアの取材が多く訪れている。その報道で
テントの存在を知ったということでテントに立ち寄る在外日本人の方は少なく
ない。どういう報道されているのだろうということが話題になることもあるが
今のところ報道されたものを見る機会はない。
日本の報道陣より外国の報道陣の方の取材の方が多いというのはテントにあ
るものの率直な感想であるが、我々はそこに日本のメディアの報道規制を感じ
ている。政府や東電などの情報隠蔽や情報操作が全体を覆っているためである
ように思える。自分の頭で考えることに対して日本のメディアの果たしている
役割について疑念が消せない。現場に取材にくる人たちとはいろいろと話がで
きるが、報道されたものはという気がする。日本の報道システムにも官僚主義
が浸透しているのだろうか。
そう言えば、今日テレビ局のTBSが午後かなり長時間の取材をしたそうで
ある。最近(1月24日の枝野経産大臣の記者会見以降)は大手メディアの取
材が増えている。願わくば、従来のメディアのシステムに風穴をあけて欲しい
ものである。
ここ経産省の別館には保安院があり、8日にはストレステスト評価に関する
意見聴聞会がある。1月18日に続く8回目である。前回は傍聴を締め出しに
対する2人の委員(後藤・井野)の抗議と欠席もあり、この聴聞会のインチキ
性が暴露された。
ストレステストそのものが電力会社(事業主)からの報告であり、再稼働の
ための儀礼的なものである。安全審査としては疑わしいのである。それに対す
る保安院の評価と判断があり、さらに専門家の意見聴聞ということだが、この
委員の選定まで含めて疑念だらけだ。
今回の委員には関連業者から多額の寄付を得て委員が3人もおり、その疑惑
も解かないままの続行である。大飯原発や伊方原発の再稼働という戦略に合わ
せたレールだが、官僚が全てをお膳立てする審議会形態のことから改めなけれ
ば実質的な「やらせ」を繰り返すことになるだろう。
国民の意志を聴く、あるいは専門家の意見を聴取するとはどういうことか、
それがどのように可能かを問い直さなければ「官」によるやらせ(形式的なお
膳立て)は直らない。原発震災が暴いた非民主的な政策決定システムのことだ
が、これを変えることも脱原発運動の課題である。
昨夜の、差し入れの牛肉で舌ずつみした宴でも、今の時代にについて多くの
事が話題になった。その一つに孤独死の問題があり、最近では身近なところで
の事例が増えている。テントが生みだす繋がりということはこのことに関係す
るのだと思える。
テントで繋がりを見出してもらえたらというのは過剰な期待なのだろうか。
「夕べの語らい」は愉しいものである。飲み屋に足が遠のいたのもこちらの方
が愉しいからだ。7日の夜は昨日よりは人数は少なかったが話は盛り上がった。
冬の寒い夕べのひと時をこんな場が持てるのは素敵なことである。(M/O)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1340】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その325 ◆
5つの情報をお知らせします(2月8日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月末までに 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.「再稼働NO、テントを守ろう!2・11前段集会」に集まろう
2月11日(土)午前11時から、代々木公園けやき並木
★2.合理性欠く東電電力料金値上げ
東電は値上げを直ちに取り下げ、ガス火力を軸とした事業再編と、
経営組織改革を急げ (2月3日デーリー東北より 円居総一)
★3.<テント日誌 2/6(月)>
「再稼働NO!テントを守ろう!」 2・11前段集会
→さよなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京に参加を!
―― 経産省前テントひろば 149日目 ――
★4.読者から感想文とイベントのおさそい
◇1月28日 反原発なにかしたい人会議の二回目に参加して
脱原発ネットワーク茨城 珠巳
◇2月26日(日) 講演会「放射能汚染と食の安全」
◇3月11日(日) 〝NO! 原発、脱原発、サラバ原発 3・11長野県大行進〟
★5.名刺意見広告を募集しています(締切り2月15日まで)
★1.「再稼働NO、テントを守ろう!2・11前段集会」に集まろう
2月11日(土)午前11時から、代々木公園ケヤキ並木
3.11の大惨事の一年目の1カ月前の大事な集会です。たんぽぽ舎でも
いくつかの団体と共に全力で参加しいます。多くの方の参加を呼びかけます。
2月11日(土)午前11時~12時の約1時間
代々木公園 けやき並木(NHKホール横、渋谷側)で前段集会を行います。
ご参加ください。その後、ビラまき情宣行動(5000枚)を12時15分~集会
開始直前まで行います。
原発ゼロをめざすためには、ストレステストのまやかしを許さず、再稼働
を止めること、電気料金値上げに反対すること、そのための砦である経産省
まえテントひろばを皆の力で守っていきましょう。
呼びかけ団体:たんぽぽ舎、経産省まえテントひろば、東電前アクション、
反原発自治体議員・市民連盟、福島原発事故緊急会議
★2.合理性欠く東電電力料金値上げ
東電は値上げを直ちに取り下げ、ガス火力を軸とした事業再編と、
経営組織改革を急げ (2月3日デーリー東北より 円居総一)
東京電力は1月17日、認可対象外の大口電力料金を4月から平均約17%値上
げすると発表した。(中略)燃料費の増加は事実だろう。だが、火力代替によ
る燃料費増は値上げの口実にすぎない。燃料費の増加には、停止原発の資本費
や維持費を含む発電費用の肩代わり分も入っている。火力代替による費用増加
というなら、この原発の費用分を燃料費増加額から差し引いた額で語るべき話
だ。(中略)
「燃料費増加は一過性で済まない」ことも値上げ理由に加えているが、これ
も説得力を欠く。火力は液化天然ガス(LNG)が主流だが、その世界一高い
輸入契約は改めていない。世界の天然ガス価格は、米国での新たなガス田の開
発により増産が進み、この3、4年で半値以下となった。可採年数も急伸し、
長期的にも価格安定が見込まれる。
それでも、自由価格の大口電力だから改定は電力会社の自由と言うなら、独
占や保護に見合うだけの値上げの社会経済的正当性が最低必要だ。だが、そう
した理由は見いだせない。
結局、値上げは、独占的地位を利用して事故の負担と経営戦略の失敗のツケ
を企業と国民に転嫁し、赤字転落を糊塗(こと)するものにすぎない。(中略)
こうしたすべての費用を企業と国民に転嫁する糊塗策の繰り返しでは、原発
という不良資産を温存させるだけで、東電の再生にも電力産業の発展にもつな
がらない。
★3.<テント日誌 2/6(月)>
「再稼働NO!テントを守ろう!」 2・11前段集会
→さよなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京に参加を!
―― 経産省前テントひろば 149日目 ――
2月6日(月)
今日は一日中雨、時々強く降りしきる。それでも今日は比較的暖かく、先日
来までの寒さがウソのように思える。
今日、椎名さんが福島からテントに帰還。早速福島の状況についてお伺いす
る。子ども達の被曝の症状が現れてきているとのこと。甲状腺腫の症状が3割
もの子ども達に見られるという。チェルノブイリよりも進行が速いようだ。と
もかく「土湯ぽかぽかプロジェクト」のような早急な保養が求められている、
との感を強くする。
他方では、これまで沈黙していた人々の間で(とくに女性)、メッセージ
ボードを提げて街角に立つ人の数が多くなっているそうである。また、なんと
か”除染”に縋りつくように望みを託してきた人々の間で、それではどうにも
ならないことが歴然としてくるに従い、別の選択と行動へ踏み出そうとする流
れが強まってきているということであった。
その中で、3・10─3・11行動が取り組まれる。3・11は「原発いら
ない!福島県民大集会」と決定されたそうだ。前日祭も中味がさらに練り上げ
られて固まってきているということであった。
夕刻頃、第2テントは女性達の来訪が相次ぎ、賑わう。
夜、1000万人アクションの2・11実行委員会があり、出席した淵上さ
んより説明を受ける。「再稼働を許すな!2・11さよなら原発1000万人
アクション全国一斉行動in東京」と名称も決まり、代々木公園で2万人規模
の集会→デモの予定だという。
大飯原発の4月再稼働に向けた動きが浮上してきている中で、2・11ー
3・11は一体のものとして、正念場としての今年の闘いの今後を決定してい
く重要性を持ちつつある。
この2・11集会に向けて、テントひろばはたんぽぽ舎等協力諸団体と一緒
に、「再稼働NO!テントを守ろう!」を強く訴えていくべく、前段集会を開
催する。テントは当初から再稼働阻止!を前面に掲げ、それを経産省に対峙さ
せてきた。今、それは正念場を迎えようとしている。その拠点として、1/2
7に示された”テントを守る”意志を広くアピールし、テントを磁場とする
人々の結びつきと意志空間を広げていくべきであろう。
2・11集会の2万人の間ではテントはあまり知られていない。だからこそ
その人々の中にテントをアピールし、結びつきを創り出していくことが重要な
のだ。
前段集会は11時~12時、けやき並木渋谷口(NHK前)で行われる。そ
して全員で5000枚ビラまきを行い、午後1時半からの本集会に参加する。
皆さんの参加を呼びかけたい。 ( Y・T )
☆テントひろば・ライヴのお知らせ
2月12日(日) 午後6時~8時
ボーカル; 栗原 優 サキソフォーン; 鈴木 峻
★4.読者から感想文とイベントのおさそい
◇1月28日 反原発なにかしたい人会議の二回目に参加して
脱原発ネットワーク茨城 珠巳
1月28日、スペースたんぽぽにて行われた反原発なにかしたい人会議に参
加しました。
人数は9名程で多くはありませんが、初めて来られた方の割合も多く、と
ても和やかな雰囲気で話し合いが出来ました。参加者の中からは「もっと積
極的に原発に反対する為の表現方法について」や「原発に興味のない人にも
伝わり易い広報を」など、とても興味深いテーマが出ました。
私達は普段、原発に興味があり、積極的に知識を集める人達を前提に考え
てしまいがちですが、
反原発に必要不可欠なのは積極的でないまでも原発に不安を抱えている人
達や原発に対して恐怖を抱くほどの知識を持っていない人達も巻き込んでい
く事です。その事を忘れず、沢山の人と繋がって運動を広げていくのが大切
だと感じました。
様々な人達と話し合う事は、本当に大きな気付きと実りを与えてくれます。
これからも沢山の人達と出逢い、共に考えていけたら良いなと思いました。
☆次回「なにかしたい人会議」は3月4日(日)午後、開催予定です。
◇<戦争をなくそう!多摩フォーラム 講演会>「放射能汚染と食の安全」
講師:山崎 久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
日時 :2月26日(日)14時~
場所 :国分寺市本多公民館 講座室(JR国分寺駅北口徒歩8分)
資料代:500円
主催 :戦争をなくそう!多摩フォーラム
(連絡先) 090-9208-1003(前田)
E-mail : sensounakusou2003@gmail.com
http://nowartama.web.fc2.com/
◇~東日本大震災・福島第一原発事故から一年~
〝NO! 原発、脱原発、サラバ原発 3・11長野県大行進〟
・集会 :松本城公園 午後2時~ 黙祷2時46分
・出発 :同 午後3時~
・コース:松本城公園~千歳橋~本町交差点~松本駅前
・主催 :「サラバ原発 3・11長野県大行進」実行委員会
・松本を主会場に、県内各地で同時同名の集会とデモがあります。
問い合わせ先: info@no-genpatu.com
ホームページ:http://no-genpatu.com/
私たちは、3/11以後、長野県内全域の文化人や市民ら74人が呼びかけ人と
なり〝NO! 原発、脱原発、サラバ原発・変えよう暮らし方〟を掲げて活動
を始めた会です。
1月28日、松本市の県民文化会館で開催された「サラバ原発・変えよう暮
らし方」県民集会には県内外各地から集まった老若800余名の人々で埋め
つくされました。
全くの普通の市民たちの有志が、やむにやまれず呼びかけ、それに応じた
個々の市民が、その抱く思いをもって集まってきたつどいでした。
その思いが更に大きく、社会全体に、この国の政治に届くようにしていき
たいとの願いから、「3・11長野県大行進」を計画しました。参加される
個人、グループ、団体を募っています。総数1万人規模をめざしています。
★5.たんぽぽ舎が23周年を期して、名刺意見広告を募集しています。
ご協力ください。
たんぽぽ舎の第24回総会(23周年)に4回目の名刺意見広告集を作ります。
ぜひあなたもご参加ください。
1)発行日 2月19日(第24回総会)
2)発行部数 1500部 総会ほか各種発送に同封します。
3)募集 1コマ名刺サイズ(85×50mm)
縦型、横型どちらでも可 オリジナルデザイン歓迎
オリジナルデザインはそのまま掲載します。
メッセージ・連絡先など入れるとアピール度一層アップ!
4)掲載料金 団体:4000円、 個人:2000円
5)締切り 2月15日(水)まで
アピールに最適です。よろしくご検討ください。
☆お申込み・お問い合わせは、たんぽぽ舎まで。
TEL:03-3238-9035 FAX:03-3238-0797
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その325 ◆
5つの情報をお知らせします(2月8日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月末までに 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.「再稼働NO、テントを守ろう!2・11前段集会」に集まろう
2月11日(土)午前11時から、代々木公園けやき並木
★2.合理性欠く東電電力料金値上げ
東電は値上げを直ちに取り下げ、ガス火力を軸とした事業再編と、
経営組織改革を急げ (2月3日デーリー東北より 円居総一)
★3.<テント日誌 2/6(月)>
「再稼働NO!テントを守ろう!」 2・11前段集会
→さよなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京に参加を!
―― 経産省前テントひろば 149日目 ――
★4.読者から感想文とイベントのおさそい
◇1月28日 反原発なにかしたい人会議の二回目に参加して
脱原発ネットワーク茨城 珠巳
◇2月26日(日) 講演会「放射能汚染と食の安全」
◇3月11日(日) 〝NO! 原発、脱原発、サラバ原発 3・11長野県大行進〟
★5.名刺意見広告を募集しています(締切り2月15日まで)
★1.「再稼働NO、テントを守ろう!2・11前段集会」に集まろう
2月11日(土)午前11時から、代々木公園ケヤキ並木
3.11の大惨事の一年目の1カ月前の大事な集会です。たんぽぽ舎でも
いくつかの団体と共に全力で参加しいます。多くの方の参加を呼びかけます。
2月11日(土)午前11時~12時の約1時間
代々木公園 けやき並木(NHKホール横、渋谷側)で前段集会を行います。
ご参加ください。その後、ビラまき情宣行動(5000枚)を12時15分~集会
開始直前まで行います。
原発ゼロをめざすためには、ストレステストのまやかしを許さず、再稼働
を止めること、電気料金値上げに反対すること、そのための砦である経産省
まえテントひろばを皆の力で守っていきましょう。
呼びかけ団体:たんぽぽ舎、経産省まえテントひろば、東電前アクション、
反原発自治体議員・市民連盟、福島原発事故緊急会議
★2.合理性欠く東電電力料金値上げ
東電は値上げを直ちに取り下げ、ガス火力を軸とした事業再編と、
経営組織改革を急げ (2月3日デーリー東北より 円居総一)
東京電力は1月17日、認可対象外の大口電力料金を4月から平均約17%値上
げすると発表した。(中略)燃料費の増加は事実だろう。だが、火力代替によ
る燃料費増は値上げの口実にすぎない。燃料費の増加には、停止原発の資本費
や維持費を含む発電費用の肩代わり分も入っている。火力代替による費用増加
というなら、この原発の費用分を燃料費増加額から差し引いた額で語るべき話
だ。(中略)
「燃料費増加は一過性で済まない」ことも値上げ理由に加えているが、これ
も説得力を欠く。火力は液化天然ガス(LNG)が主流だが、その世界一高い
輸入契約は改めていない。世界の天然ガス価格は、米国での新たなガス田の開
発により増産が進み、この3、4年で半値以下となった。可採年数も急伸し、
長期的にも価格安定が見込まれる。
それでも、自由価格の大口電力だから改定は電力会社の自由と言うなら、独
占や保護に見合うだけの値上げの社会経済的正当性が最低必要だ。だが、そう
した理由は見いだせない。
結局、値上げは、独占的地位を利用して事故の負担と経営戦略の失敗のツケ
を企業と国民に転嫁し、赤字転落を糊塗(こと)するものにすぎない。(中略)
こうしたすべての費用を企業と国民に転嫁する糊塗策の繰り返しでは、原発
という不良資産を温存させるだけで、東電の再生にも電力産業の発展にもつな
がらない。
★3.<テント日誌 2/6(月)>
「再稼働NO!テントを守ろう!」 2・11前段集会
→さよなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京に参加を!
―― 経産省前テントひろば 149日目 ――
2月6日(月)
今日は一日中雨、時々強く降りしきる。それでも今日は比較的暖かく、先日
来までの寒さがウソのように思える。
今日、椎名さんが福島からテントに帰還。早速福島の状況についてお伺いす
る。子ども達の被曝の症状が現れてきているとのこと。甲状腺腫の症状が3割
もの子ども達に見られるという。チェルノブイリよりも進行が速いようだ。と
もかく「土湯ぽかぽかプロジェクト」のような早急な保養が求められている、
との感を強くする。
他方では、これまで沈黙していた人々の間で(とくに女性)、メッセージ
ボードを提げて街角に立つ人の数が多くなっているそうである。また、なんと
か”除染”に縋りつくように望みを託してきた人々の間で、それではどうにも
ならないことが歴然としてくるに従い、別の選択と行動へ踏み出そうとする流
れが強まってきているということであった。
その中で、3・10─3・11行動が取り組まれる。3・11は「原発いら
ない!福島県民大集会」と決定されたそうだ。前日祭も中味がさらに練り上げ
られて固まってきているということであった。
夕刻頃、第2テントは女性達の来訪が相次ぎ、賑わう。
夜、1000万人アクションの2・11実行委員会があり、出席した淵上さ
んより説明を受ける。「再稼働を許すな!2・11さよなら原発1000万人
アクション全国一斉行動in東京」と名称も決まり、代々木公園で2万人規模
の集会→デモの予定だという。
大飯原発の4月再稼働に向けた動きが浮上してきている中で、2・11ー
3・11は一体のものとして、正念場としての今年の闘いの今後を決定してい
く重要性を持ちつつある。
この2・11集会に向けて、テントひろばはたんぽぽ舎等協力諸団体と一緒
に、「再稼働NO!テントを守ろう!」を強く訴えていくべく、前段集会を開
催する。テントは当初から再稼働阻止!を前面に掲げ、それを経産省に対峙さ
せてきた。今、それは正念場を迎えようとしている。その拠点として、1/2
7に示された”テントを守る”意志を広くアピールし、テントを磁場とする
人々の結びつきと意志空間を広げていくべきであろう。
2・11集会の2万人の間ではテントはあまり知られていない。だからこそ
その人々の中にテントをアピールし、結びつきを創り出していくことが重要な
のだ。
前段集会は11時~12時、けやき並木渋谷口(NHK前)で行われる。そ
して全員で5000枚ビラまきを行い、午後1時半からの本集会に参加する。
皆さんの参加を呼びかけたい。 ( Y・T )
☆テントひろば・ライヴのお知らせ
2月12日(日) 午後6時~8時
ボーカル; 栗原 優 サキソフォーン; 鈴木 峻
★4.読者から感想文とイベントのおさそい
◇1月28日 反原発なにかしたい人会議の二回目に参加して
脱原発ネットワーク茨城 珠巳
1月28日、スペースたんぽぽにて行われた反原発なにかしたい人会議に参
加しました。
人数は9名程で多くはありませんが、初めて来られた方の割合も多く、と
ても和やかな雰囲気で話し合いが出来ました。参加者の中からは「もっと積
極的に原発に反対する為の表現方法について」や「原発に興味のない人にも
伝わり易い広報を」など、とても興味深いテーマが出ました。
私達は普段、原発に興味があり、積極的に知識を集める人達を前提に考え
てしまいがちですが、
反原発に必要不可欠なのは積極的でないまでも原発に不安を抱えている人
達や原発に対して恐怖を抱くほどの知識を持っていない人達も巻き込んでい
く事です。その事を忘れず、沢山の人と繋がって運動を広げていくのが大切
だと感じました。
様々な人達と話し合う事は、本当に大きな気付きと実りを与えてくれます。
これからも沢山の人達と出逢い、共に考えていけたら良いなと思いました。
☆次回「なにかしたい人会議」は3月4日(日)午後、開催予定です。
◇<戦争をなくそう!多摩フォーラム 講演会>「放射能汚染と食の安全」
講師:山崎 久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
日時 :2月26日(日)14時~
場所 :国分寺市本多公民館 講座室(JR国分寺駅北口徒歩8分)
資料代:500円
主催 :戦争をなくそう!多摩フォーラム
(連絡先) 090-9208-1003(前田)
E-mail : sensounakusou2003@gmail.com
http://nowartama.web.fc2.com/
◇~東日本大震災・福島第一原発事故から一年~
〝NO! 原発、脱原発、サラバ原発 3・11長野県大行進〟
・集会 :松本城公園 午後2時~ 黙祷2時46分
・出発 :同 午後3時~
・コース:松本城公園~千歳橋~本町交差点~松本駅前
・主催 :「サラバ原発 3・11長野県大行進」実行委員会
・松本を主会場に、県内各地で同時同名の集会とデモがあります。
問い合わせ先: info@no-genpatu.com
ホームページ:http://no-genpatu.com/
私たちは、3/11以後、長野県内全域の文化人や市民ら74人が呼びかけ人と
なり〝NO! 原発、脱原発、サラバ原発・変えよう暮らし方〟を掲げて活動
を始めた会です。
1月28日、松本市の県民文化会館で開催された「サラバ原発・変えよう暮
らし方」県民集会には県内外各地から集まった老若800余名の人々で埋め
つくされました。
全くの普通の市民たちの有志が、やむにやまれず呼びかけ、それに応じた
個々の市民が、その抱く思いをもって集まってきたつどいでした。
その思いが更に大きく、社会全体に、この国の政治に届くようにしていき
たいとの願いから、「3・11長野県大行進」を計画しました。参加される
個人、グループ、団体を募っています。総数1万人規模をめざしています。
★5.たんぽぽ舎が23周年を期して、名刺意見広告を募集しています。
ご協力ください。
たんぽぽ舎の第24回総会(23周年)に4回目の名刺意見広告集を作ります。
ぜひあなたもご参加ください。
1)発行日 2月19日(第24回総会)
2)発行部数 1500部 総会ほか各種発送に同封します。
3)募集 1コマ名刺サイズ(85×50mm)
縦型、横型どちらでも可 オリジナルデザイン歓迎
オリジナルデザインはそのまま掲載します。
メッセージ・連絡先など入れるとアピール度一層アップ!
4)掲載料金 団体:4000円、 個人:2000円
5)締切り 2月15日(水)まで
アピールに最適です。よろしくご検討ください。
☆お申込み・お問い合わせは、たんぽぽ舎まで。
TEL:03-3238-9035 FAX:03-3238-0797
たんぽぽ舎です。【TMM:No1339】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その324 ◆
4つの情報をお知らせします(2月7日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月末までに 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.もんじゅ・西村裁判、最高裁上告棄却に抗議する(案)
もんじゅ・西村裁判を応援する会 世話人 藤田祐司
★2.八百長テストで大飯を通すな!
2・8「ストレステスト意見聴取会」抗議アクション
(福島原発事故緊急会議 杉原)
★3.読者からイベントのおさそい
『原発事故の低線量被ばく、何が問題か …NHK番組を題材に考える』
2012年2月21日(火)午後6時半~9時、東銀座
★4.新聞・雑誌から
◇原子力規制庁、片道出向7ポストのみ
─ 出身省庁戻り大半 独立性に限界
(2012年2月6日 朝日新聞より抜粋)
◇福島2号機 続く高温、80度回避「汚染水増やむなし」
─ 注水を大幅増 保安規定違反
(2012年2月7日 東京新聞より抜粋)
★1.もんじゅ・西村裁判、最高裁上告棄却に抗議する(案)
もんじゅ・西村裁判を応援する会 世話人 藤田祐司
●はじめに
1995年12月8日、動燃(現在の日本原子力研究開発機構)の高速増殖炉原
型炉もんじゅで原子炉の熱を取り出す二次冷却系配管から冷却剤のナトリウム
が漏れる事故が起きました。動燃は現場を撮影したビデオを公表しましたが、
これが編集されたものだということが発覚。また、公表以前に撮影されたもの
を隠していたことも分かりました。
翌年1月12日の記者会見で、動燃本社はビデオ隠しへの関与を認めました
が、その経緯については不明な点が多く、動燃側は追加調査を約束。ところが、
ビデオ隠蔽について社内調査を担当し、その会見に出席していた総務部次長・
西村成生さんが翌日、宿泊先のホテル敷地内で倒れているのが発見され、のち
に死亡が確認されました。警察は「遺書」があったことから早々に「自殺」と
断定。世間の耳目を集めていた事件にもかかわらず、司法解剖もおこないませ
んでした。
西村成生さんの死には不自然な点が多々あります。
◇「死亡は宿泊先ホテル8階非常階段踊り場周辺からの飛び降りによる」
とされているが、そこは地上から約30メートルほどの高さがあり、また衝
突面はコンクリートタイルであるにもかかわらず、死体の損傷は極めて軽
微である。
◇警察の死体検案書の死亡時刻は1月13日午前5時頃とされているが、深部
体温による死亡推定時刻は12日午後10時から13日午前1時頃。ホテル
チェックインは13日午前0時45分頃と報道されているので、その頃にはす
でに死亡していたことになる。
◇西村さんの宿泊の事実、チェックイン時刻などについて、ホテル側はなぜ
か情報開示をかたくなに拒んでいる。また、自殺を踏み切らせたといわれ
る動燃からのFAX紙の所在はいまだ不明。
◇ホテルの西村さんの部屋にあった3通の遺書のうち、妻宛のものには、事
務的なことしか書かれておらず、2人の息子についての記述もない。しか
も、本文は西村さんの筆跡だが、端に書かれた時刻は西村さんの書き方と
異なっている。
◇理事長宛の遺書を13日の会見で理事長が読み上げるが、のちにその内容は
実際のものと異なっており、動燃にとって都合のいいように改ざんされて
いたことが判明(そもそも遺書の文面自体、「始末書」のような内容だっ
た)。
西村さんの遺族は、その後ホテルや病院、警察を回ったり、動燃の理事長に
手紙を出したりして真相究明を試みましたが、かないませんでした。「遺書」
の存在を盾に警察は早々に捜査を打ち切り真相を闇に葬ろうとしました。そこ
でやむなく、2004年10月13日、核燃料サイクル開発機構に対し、「自殺」は雇
用主としての安全配慮義務に違反したためだ、として1億4800万円の損害賠償
を求める訴訟を東京地裁に起こしました。
●裁判の焦点
1月12日、急きょ西村さんも出席することとなった3回目の記者会見で、
動燃本社のビデオ隠し関与が分かった時期を、本来「12月25日」というべ
きところ、西村さんは「1月10日」と発表してしまいました。
この「誤発言=嘘」が「自殺」の原因とされています。
西村さんの遺品の鞄から、12月25日に本社のビデオ隠しについて理事長
へ報告された旨が書かれた文書が見つかっており、これを動燃も内部文書と認
めています。つまり理事長は早い段階で知っていたのです。ところが、問題の
3回目の会見直前におこなわれた2回目の会見で、理事長は「(本社のビデオ
隠しについて)報告を受けたのは1月11日」と答えており、西村さんが正直
に「12月25日」と答えるとトップの発言と矛盾してしまいます。西村さん
は、理事長の「嘘」に従って「1月10日」と言わざるを得なかったことは明
らかです。
原告は、西村さんのついた「嘘」が明らかになったとき進退に窮することは
明白であるから、動燃は西村さんへの何らかの安全配慮義務が必要だった、そ
れを怠った動燃には安全配慮義務違反があるので損害賠償に値すると主張しま
した。しかし、東京地裁は西村さんの発言を、「事実と異なる内容を公表する
ことを強いられたものとはいえない」、「意図的か勘違いによるもの」である、
と西村氏個人に責任を押しつけ動燃には安全配慮義務違反がないと退けました。
2審では証人尋問することは余りないそうですが、丸岡広報室担当役(広報
責任者)への尋問が認められました。記者会見の設定を取り仕切っていた丸岡
氏は、「13日に記者会見の設定はなかった」、と重大な証言しました。
西村成生さんは13日の福井での記者会見に臨むために、大畑理事とともに
「センターホテル東京」に泊まったという動燃の主張は根底から崩れたのです。
また、1審の証人尋問で安藤理事と渡瀬広報室長は、「明日の定例記者会見で
訂正しよう」と話し合ったと述べました。この2人の偽証が明らかになったに
もかかわらず、2審ではこの丸岡証言を、「措信できない」の一言で退けてし
まいました。
そもそも真実が明らかになった12月25日の早い時期になぜ真実を発表し
なかったのか。また、記者会見でなぜ誰も真実を語らず、また西村さんの誤発
言をその場で訂正しなかったのか。
2審判決は、「仮に控訴人らが主張するように上記の善後策をとっていたと
しても、果たして成生の自殺を防止できたかは疑問である」、と信じられない
言葉で結ばれていました。
そして、2012年1月31日、最高裁は312条の上告の理由に該当しないとの
理由で上告を棄却しました。2年も待たされたあげくの形式的棄却です。私達
はとうていこの判決に納得できません。強く抗議します。
◇2月10日(金)午後7時から、西村裁判の今後について相談会を開きます
どなたでもご参加いただけます。場所:たんぽぽ舎5階
★2.八百長テストで大飯を通すな!
2・8「ストレステスト意見聴取会」抗議アクション
~傍聴締め出し撤回と利益相反委員の解任を求めます~
(福島原発事故緊急会議 杉原)
1月18日の意見聴取会は、傍聴者と寒空の下で声を上げ続けた人々、そして、
保安院の強引な進行をボイコットした2委員(後藤政志さん、井野博満さん)
らの懸命の努力によって、その正当性に強い疑問符が付くことになりました。
しかし、保安院は2月8日の意見聴取会においても、傍聴者を会議場から完全に
隔離し、利益相反の3委員を居座らせたまま、大飯原発3、4号機の審査(「妥
当」)に関する意見聴取を強引に終了させようとしています。
この目論見が成功してしまえば、保安院は大飯の審査書を確定させ、今度は
「チェック権限はない」と“利益相反の親玉”である班目委員長自らが語る原
子力安全委員会による「確認」手続きに移り、さらには「地元了解」プロセス
へと進むことになります。
2月4日にびわこで行われた大飯原発の再稼働反対行動は、大きな盛り上が
りを見せました。2月8日の意見聴取会は、危険な原発再稼働を止めて、原発稼
働ゼロを実現するための正念場です。当日は同室での傍聴を求めて意思表示を
行うと同時に、保安院前で緊急アクションを行います。ぜひ多くの皆さんの参
加を呼びかけます。転送、ブログ、ツイッター、フェイスブック等で広めてく
ださい。遠方の方、ご都合の付かない方はぜひファックスや電話、メールによ
る要請をお願いします。
◇2012年2月8日(水)保安院前抗議アクション
1)13時30分~15時30分:聴取会直前アクション
13時30分に経産省別館(保安院)前に集合
(霞ヶ関駅C2出口すぐ、経産省の日比谷公園側の建物)
・30分程度、本館(テントのある側)前と別館前に分かれてチラシ配布
↓
・別館正門前にて、アピールやコールなどのアクション
(14時よりグリーンピース・ジャパンによる「市民の目」アクションも
予定されています。)
2)18時30分~19時30分:報告&抗議アクション
経産省別館前で、傍聴者による報告も交えた抗議集会
※プラカードや鳴り物など持参歓迎です。
なお、意見聴取会は15時~18時30分まで行われます。
<呼びかけ>福島原発事故緊急会議、東電前アクション、3・11再稼働反対!
全国アクション
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所(TEL:03-6424-5748、FAX:03-6424-
5749、E-mail) contact@2011shinsai.info
当日連絡先:090-6185-4407(杉原携帯))
★3.読者からイベントのおさそい
◇『原発事故の低線量被ばく、何が問題か …NHK番組を題材に考える』
2012年2月21日(火)午後6時半~9時
築地社会教育会館・視聴覚室(東京都中央区築地4-15-1)
(最寄駅 地下鉄・東銀座駅近く)
講師 科学ジャーナリスト・塩谷喜雄さん(元日本経済新聞社論説委員)
定員 80人・先着順
資料代 500円(学生300円)
主催 日本ジャーナリスト会議(JCJ)
★4.新聞・雑誌から
◇原子力規制庁、片道出向7ポストのみ
─ 出身省庁戻り大半 独立性に限界
(2012年2月6日 朝日新聞より抜粋)
4月に新設される原子力規制庁の職員のうち、出向元省庁に戻さない「ノー
リターン・ルール」の適用は審議官級以上の7ポストに限定することがわかっ
た。ノーリターン・ルールは組織の独立性を保つ狙いがあるが、対象が限られ
るため、原子力推進行政を狙う経済産業省などの影響力を排除できるか未知数
だ。(中略)
細野豪志原発相は1月末の記者会見で「利用と規制の分離の観点から、一定
クラス以上の幹部職員はノーリターン・ルールを適用しなければならない。と
くに推進側からの組織の分離は徹底したい」と語っていた。(中略)
ノーリターン・ルールは、1998年に旧大蔵省から分離独立した金融監督庁
(現金融庁)にも局長級以上を対象に導入されたが2009年に事実上破られた。
◇福島2号機 続く高温、80度回避「汚染水増やむなし」
─ 注水を大幅増 保安規定違反
(2012年2月7日 東京新聞より抜粋)
東京電力福島第一原発2号機の原子炉の温度上昇が続き、東電は六日、同日
深夜から非常用の注水口からの注水量を毎時3.8トンから毎時6.8トンに増やす
と発表した。福島第一の保安規定では、注水量の増加を「24時間あたり毎時
1トンまで」と定めている。今回の注水量変更は保安規定に抵触する上、
汚染水を増やすリスクがあるが、原子炉の冷却を優先したという。(中略)
東電によると、温度が上がっているのは原子炉下部の温度計。1月下旬まで
50度程度で安定していたが、2月1日に52.0度を記録。6日朝には73度を超え
た。(中略)
このため、東電は原子炉への注水量を一気に増やし、再臨界防止のために中
性子を吸収するホウ酸も注入する方針を固めた。
なぜ温度が上がり続けるのか。東電の担当者は「注水の流れに変化が生じ、
うまく燃料付近に当たっていない」とみている。(中略)
東電は「汚染水は処理して循環させるので増えない」と説明。一方で、処理
水が増えることで、処理施設のフィルターなど高濃度の放射性廃棄物が増える
ことを認めている。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その324 ◆
4つの情報をお知らせします(2月7日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月末までに 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.もんじゅ・西村裁判、最高裁上告棄却に抗議する(案)
もんじゅ・西村裁判を応援する会 世話人 藤田祐司
★2.八百長テストで大飯を通すな!
2・8「ストレステスト意見聴取会」抗議アクション
(福島原発事故緊急会議 杉原)
★3.読者からイベントのおさそい
『原発事故の低線量被ばく、何が問題か …NHK番組を題材に考える』
2012年2月21日(火)午後6時半~9時、東銀座
★4.新聞・雑誌から
◇原子力規制庁、片道出向7ポストのみ
─ 出身省庁戻り大半 独立性に限界
(2012年2月6日 朝日新聞より抜粋)
◇福島2号機 続く高温、80度回避「汚染水増やむなし」
─ 注水を大幅増 保安規定違反
(2012年2月7日 東京新聞より抜粋)
★1.もんじゅ・西村裁判、最高裁上告棄却に抗議する(案)
もんじゅ・西村裁判を応援する会 世話人 藤田祐司
●はじめに
1995年12月8日、動燃(現在の日本原子力研究開発機構)の高速増殖炉原
型炉もんじゅで原子炉の熱を取り出す二次冷却系配管から冷却剤のナトリウム
が漏れる事故が起きました。動燃は現場を撮影したビデオを公表しましたが、
これが編集されたものだということが発覚。また、公表以前に撮影されたもの
を隠していたことも分かりました。
翌年1月12日の記者会見で、動燃本社はビデオ隠しへの関与を認めました
が、その経緯については不明な点が多く、動燃側は追加調査を約束。ところが、
ビデオ隠蔽について社内調査を担当し、その会見に出席していた総務部次長・
西村成生さんが翌日、宿泊先のホテル敷地内で倒れているのが発見され、のち
に死亡が確認されました。警察は「遺書」があったことから早々に「自殺」と
断定。世間の耳目を集めていた事件にもかかわらず、司法解剖もおこないませ
んでした。
西村成生さんの死には不自然な点が多々あります。
◇「死亡は宿泊先ホテル8階非常階段踊り場周辺からの飛び降りによる」
とされているが、そこは地上から約30メートルほどの高さがあり、また衝
突面はコンクリートタイルであるにもかかわらず、死体の損傷は極めて軽
微である。
◇警察の死体検案書の死亡時刻は1月13日午前5時頃とされているが、深部
体温による死亡推定時刻は12日午後10時から13日午前1時頃。ホテル
チェックインは13日午前0時45分頃と報道されているので、その頃にはす
でに死亡していたことになる。
◇西村さんの宿泊の事実、チェックイン時刻などについて、ホテル側はなぜ
か情報開示をかたくなに拒んでいる。また、自殺を踏み切らせたといわれ
る動燃からのFAX紙の所在はいまだ不明。
◇ホテルの西村さんの部屋にあった3通の遺書のうち、妻宛のものには、事
務的なことしか書かれておらず、2人の息子についての記述もない。しか
も、本文は西村さんの筆跡だが、端に書かれた時刻は西村さんの書き方と
異なっている。
◇理事長宛の遺書を13日の会見で理事長が読み上げるが、のちにその内容は
実際のものと異なっており、動燃にとって都合のいいように改ざんされて
いたことが判明(そもそも遺書の文面自体、「始末書」のような内容だっ
た)。
西村さんの遺族は、その後ホテルや病院、警察を回ったり、動燃の理事長に
手紙を出したりして真相究明を試みましたが、かないませんでした。「遺書」
の存在を盾に警察は早々に捜査を打ち切り真相を闇に葬ろうとしました。そこ
でやむなく、2004年10月13日、核燃料サイクル開発機構に対し、「自殺」は雇
用主としての安全配慮義務に違反したためだ、として1億4800万円の損害賠償
を求める訴訟を東京地裁に起こしました。
●裁判の焦点
1月12日、急きょ西村さんも出席することとなった3回目の記者会見で、
動燃本社のビデオ隠し関与が分かった時期を、本来「12月25日」というべ
きところ、西村さんは「1月10日」と発表してしまいました。
この「誤発言=嘘」が「自殺」の原因とされています。
西村さんの遺品の鞄から、12月25日に本社のビデオ隠しについて理事長
へ報告された旨が書かれた文書が見つかっており、これを動燃も内部文書と認
めています。つまり理事長は早い段階で知っていたのです。ところが、問題の
3回目の会見直前におこなわれた2回目の会見で、理事長は「(本社のビデオ
隠しについて)報告を受けたのは1月11日」と答えており、西村さんが正直
に「12月25日」と答えるとトップの発言と矛盾してしまいます。西村さん
は、理事長の「嘘」に従って「1月10日」と言わざるを得なかったことは明
らかです。
原告は、西村さんのついた「嘘」が明らかになったとき進退に窮することは
明白であるから、動燃は西村さんへの何らかの安全配慮義務が必要だった、そ
れを怠った動燃には安全配慮義務違反があるので損害賠償に値すると主張しま
した。しかし、東京地裁は西村さんの発言を、「事実と異なる内容を公表する
ことを強いられたものとはいえない」、「意図的か勘違いによるもの」である、
と西村氏個人に責任を押しつけ動燃には安全配慮義務違反がないと退けました。
2審では証人尋問することは余りないそうですが、丸岡広報室担当役(広報
責任者)への尋問が認められました。記者会見の設定を取り仕切っていた丸岡
氏は、「13日に記者会見の設定はなかった」、と重大な証言しました。
西村成生さんは13日の福井での記者会見に臨むために、大畑理事とともに
「センターホテル東京」に泊まったという動燃の主張は根底から崩れたのです。
また、1審の証人尋問で安藤理事と渡瀬広報室長は、「明日の定例記者会見で
訂正しよう」と話し合ったと述べました。この2人の偽証が明らかになったに
もかかわらず、2審ではこの丸岡証言を、「措信できない」の一言で退けてし
まいました。
そもそも真実が明らかになった12月25日の早い時期になぜ真実を発表し
なかったのか。また、記者会見でなぜ誰も真実を語らず、また西村さんの誤発
言をその場で訂正しなかったのか。
2審判決は、「仮に控訴人らが主張するように上記の善後策をとっていたと
しても、果たして成生の自殺を防止できたかは疑問である」、と信じられない
言葉で結ばれていました。
そして、2012年1月31日、最高裁は312条の上告の理由に該当しないとの
理由で上告を棄却しました。2年も待たされたあげくの形式的棄却です。私達
はとうていこの判決に納得できません。強く抗議します。
◇2月10日(金)午後7時から、西村裁判の今後について相談会を開きます
どなたでもご参加いただけます。場所:たんぽぽ舎5階
★2.八百長テストで大飯を通すな!
2・8「ストレステスト意見聴取会」抗議アクション
~傍聴締め出し撤回と利益相反委員の解任を求めます~
(福島原発事故緊急会議 杉原)
1月18日の意見聴取会は、傍聴者と寒空の下で声を上げ続けた人々、そして、
保安院の強引な進行をボイコットした2委員(後藤政志さん、井野博満さん)
らの懸命の努力によって、その正当性に強い疑問符が付くことになりました。
しかし、保安院は2月8日の意見聴取会においても、傍聴者を会議場から完全に
隔離し、利益相反の3委員を居座らせたまま、大飯原発3、4号機の審査(「妥
当」)に関する意見聴取を強引に終了させようとしています。
この目論見が成功してしまえば、保安院は大飯の審査書を確定させ、今度は
「チェック権限はない」と“利益相反の親玉”である班目委員長自らが語る原
子力安全委員会による「確認」手続きに移り、さらには「地元了解」プロセス
へと進むことになります。
2月4日にびわこで行われた大飯原発の再稼働反対行動は、大きな盛り上が
りを見せました。2月8日の意見聴取会は、危険な原発再稼働を止めて、原発稼
働ゼロを実現するための正念場です。当日は同室での傍聴を求めて意思表示を
行うと同時に、保安院前で緊急アクションを行います。ぜひ多くの皆さんの参
加を呼びかけます。転送、ブログ、ツイッター、フェイスブック等で広めてく
ださい。遠方の方、ご都合の付かない方はぜひファックスや電話、メールによ
る要請をお願いします。
◇2012年2月8日(水)保安院前抗議アクション
1)13時30分~15時30分:聴取会直前アクション
13時30分に経産省別館(保安院)前に集合
(霞ヶ関駅C2出口すぐ、経産省の日比谷公園側の建物)
・30分程度、本館(テントのある側)前と別館前に分かれてチラシ配布
↓
・別館正門前にて、アピールやコールなどのアクション
(14時よりグリーンピース・ジャパンによる「市民の目」アクションも
予定されています。)
2)18時30分~19時30分:報告&抗議アクション
経産省別館前で、傍聴者による報告も交えた抗議集会
※プラカードや鳴り物など持参歓迎です。
なお、意見聴取会は15時~18時30分まで行われます。
<呼びかけ>福島原発事故緊急会議、東電前アクション、3・11再稼働反対!
全国アクション
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所(TEL:03-6424-5748、FAX:03-6424-
5749、E-mail) contact@2011shinsai.info
当日連絡先:090-6185-4407(杉原携帯))
★3.読者からイベントのおさそい
◇『原発事故の低線量被ばく、何が問題か …NHK番組を題材に考える』
2012年2月21日(火)午後6時半~9時
築地社会教育会館・視聴覚室(東京都中央区築地4-15-1)
(最寄駅 地下鉄・東銀座駅近く)
講師 科学ジャーナリスト・塩谷喜雄さん(元日本経済新聞社論説委員)
定員 80人・先着順
資料代 500円(学生300円)
主催 日本ジャーナリスト会議(JCJ)
★4.新聞・雑誌から
◇原子力規制庁、片道出向7ポストのみ
─ 出身省庁戻り大半 独立性に限界
(2012年2月6日 朝日新聞より抜粋)
4月に新設される原子力規制庁の職員のうち、出向元省庁に戻さない「ノー
リターン・ルール」の適用は審議官級以上の7ポストに限定することがわかっ
た。ノーリターン・ルールは組織の独立性を保つ狙いがあるが、対象が限られ
るため、原子力推進行政を狙う経済産業省などの影響力を排除できるか未知数
だ。(中略)
細野豪志原発相は1月末の記者会見で「利用と規制の分離の観点から、一定
クラス以上の幹部職員はノーリターン・ルールを適用しなければならない。と
くに推進側からの組織の分離は徹底したい」と語っていた。(中略)
ノーリターン・ルールは、1998年に旧大蔵省から分離独立した金融監督庁
(現金融庁)にも局長級以上を対象に導入されたが2009年に事実上破られた。
◇福島2号機 続く高温、80度回避「汚染水増やむなし」
─ 注水を大幅増 保安規定違反
(2012年2月7日 東京新聞より抜粋)
東京電力福島第一原発2号機の原子炉の温度上昇が続き、東電は六日、同日
深夜から非常用の注水口からの注水量を毎時3.8トンから毎時6.8トンに増やす
と発表した。福島第一の保安規定では、注水量の増加を「24時間あたり毎時
1トンまで」と定めている。今回の注水量変更は保安規定に抵触する上、
汚染水を増やすリスクがあるが、原子炉の冷却を優先したという。(中略)
東電によると、温度が上がっているのは原子炉下部の温度計。1月下旬まで
50度程度で安定していたが、2月1日に52.0度を記録。6日朝には73度を超え
た。(中略)
このため、東電は原子炉への注水量を一気に増やし、再臨界防止のために中
性子を吸収するホウ酸も注入する方針を固めた。
なぜ温度が上がり続けるのか。東電の担当者は「注水の流れに変化が生じ、
うまく燃料付近に当たっていない」とみている。(中略)
東電は「汚染水は処理して循環させるので増えない」と説明。一方で、処理
水が増えることで、処理施設のフィルターなど高濃度の放射性廃棄物が増える
ことを認めている。