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たんぽぽ舎です。【TMM:No1464】
2012年5月22日(火) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.『忍びよる負の遺産』今年も浜岡原発周辺の遠州灘海岸に(蔵下和男)
★2.福井県おおい町で、一緒に考えて、一緒に話そう
もうひとつの「住民説明会」 (長谷川羽衣子)
★3.覚悟を決める夏 - 再稼働かどうか - 山口二郎(北海道大教授)
(5月20日 東京新聞「本音のコラム」より)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇緊急節電セミナー「照明と空調の更新で大幅な節電&経費節減を」
5月25日(金)13:30、衆議院第一議員会館
◇「人、つながる アフガン30年と「3.11」」5.31中村哲医師講演会
5月31日(木)18時45分開演、練馬
★5.<テント日誌 5/19(土)
―経産省前テントひろば252目 原発ゼロ14日目―>
穏やかな土曜の一日。平和な時間の中で
テントが「つながり」の触媒に!テント~福島~全国、世界
━━━━━━━
◇あす23日(水)18:45~(於・スペースたんぽぽ)山崎久隆さんの連続
学習会 新シリーズ第1回「若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない!」
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1085
━━━━━━━
┏┓
┗■1.『忍びよる負の遺産』 今年も浜岡原発周辺の遠州灘海岸に
└────(静岡県 蔵下和男)
国の特別天然物のアカウミガメの産卵上陸がはじまった。昨年まで死亡漂着、
産卵後の奇形(欠損等)で孵化。イルカやクジラの死亡や瀕死の漂着や海鳥の
大量死亡漂着等が確認されている。原因は不明。
1994年12月、浜岡原発の1号機で核燃料棒破損(現在は1号機の使用済
核燃料貯蔵プールに1体のみ保管)により1900億ベクレル超の放射性物質
が環境中に放出されたが周辺住民に連絡がされなかった。新聞社が報じたのは
昨年の福島第一原子力発電所の事故後である。なんと事故から17年以上が経
過している。
希ガス(クリプトン、キセノン等)の目標放出量は年間、14万Ci=5180兆Bq
までも放出可能なのである。4月2日現在、原子炉と使用済核燃料貯蔵プール
に8976体貯蔵している。行き場がない。気管支喘息や肺癌の治療を中心と
した呼吸器病学を専門とする医師は浜岡原発周辺について、「なによりこの近
郊に肺癌が人口の割合に多い印象に驚いている。分析するほどの数ではないの
で理由は無論わからないが、喫煙に起因するとばかり、とも言えないだろう。
地域の胸部の2次健診を引き受けるようになると、この数は更に増加すると思
われる。」と浜岡町立浜岡総合病院(現在は御前崎市立御前崎総合病院)年報
に記されている。
その御前崎総合病院は東日本大震災後、医師の確保に苦労している。応募はゼ
ロ。浜岡原発や津波が影響しているとみられる。御前崎市の人口は3万5000人、
病院運営は赤字が続いている。2010年度には4億8800万円を補助金で
穴埋めした。4億1800万円は原発の交付金だ。
◇5月26日(土)14時から蔵下さんの講演があります。ぜひお越し下さい
『原発による動植物の異変』、参加費(資料代含む)1000円
主催:反原発自治体議員・市民連盟
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1088
┏┓
┗■2.福井県おおい町で、一緒に考えて、一緒に話そう
│ もうひとつの「住民説明会」
└────(長谷川羽衣子)
~一緒に考えたい。話したい。おおい町のこれから~
日時:5月26日(土)13時~16時
場所:あみーシャン大飯 ふれあいホール
(福井県大飯郡おおい町成和2-1-1 電話 0770-77-3410)
入場無料
<福島のおはなし>
震災と原子力発電所の事故を経験した福島の女性たち。事故が起きる前と
起きた後、生活はどう変わったのか。今も続く問題など、体験をもとに話
して頂きます。不安に感じていること、悩んでいることを話し合い、一緒
におおい町のこれからを考えませんか?
(登壇者)
☆木田さん…3.11以前は福島原発立地自治体である双葉町在住。現在は
水戸市へ避難している
☆遠山さん…福島県福島市在住 ☆黒田さん…福島県郡山市在住
<経済や雇用のこと、一緒に考えませんか?>
原子力発電所がなくなったら、経済や雇用はどうなるの?
こんな疑問や不安、ありませんか?経済の専門家、原子力の専門家が、み
なさんの疑問に寄り添い、一緒におおい町の経済や雇用の問題、そしてこ
れからのビジョンを考えます。ぜひ、何でも質問して下さい。
(登壇者)
☆朴勝俊(関西学院大学)…経済の専門家。脱原発を決めたドイツの事情に
詳しく、原子力発電所がある自治体の経済や雇用をどうしていったら
良いのか、一緒に考えます。
☆小林圭二(元京大原子炉実験所)…原子力技術の専門家。原子力発電所や
放射能に関する疑問や不安、何でも聞いて下さい。
問い合せ:もうひとつの住民説明会・相談会(代表/長谷川羽衣子)
連絡先090-8124-4945 又は 070-6685-4945
┏┓
┗■3.覚悟を決める夏 - 再稼働かどうか - 山口二郎(北海道大教授)
└────(5月20日 東京新聞「本音のコラム」より)
この夏の電力需給について厳しい見通しが公表されている。野田首相は大飯
原発の再稼働について、近いうちに政治決断を行うとも述べた。
原発再稼働は消費税率引き上げよりも重要な、野田首相の政治生命や民主党
の存在理由を左右する問題である。消費税はしょせん、金目の話ではあるが、
原発再開は金ではかえない価値に関わる問題だからである。
今後、数世代にわたって、未来の日本人にどのような社会と自然環境を残す
か、今を生きるわれわれの見識がとわれているのである。
残念ながら野田首相やその取り巻きからは、そのような見識がうかがえない。
エネルギー調達の手段にすぎない原子力発電を目的に位置づけ、国民を脅しな
がら原発維持をもくろむ姿勢は、目先の利益だけを追求し、国民や国土を放擲
(ほうてき)する無責任そのものである。
すべての原発が停止した状態で迎える夏は、日本人が国土と歴史について根
本的に考える絶好の機会である。原発が必要かどうかという問題については、
社会実験を行うべきである。多少の不便や生産への悪影響があっても夏をしの
ぐことができるならば、原発に関する論争に答えが出る。
決意と覚悟の大好きな野田首相よ。この夏、国民とともに腹を決めて、原発
に頼らざるを得ないかどうか、自分自身を試そうではないか。
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◇緊急節電セミナー「照明と空調の更新で大幅な節電&経費節減を」
日時 5月25日(金)13:30~16:30
会場 衆議院第一議員会館 多目的ホール
資料代 1000円(同一組織2人目以降500円)
内容 学校・庁舎照明の更新で大幅な節電と経費節減の実現
講師 今西武史 (大和郡山市総務課課長補佐兼管財係長)ほか。
プログラム詳細 http://www.ekaeru.jpn.org/file/eseminer.pdf
主催・申し込み 電気をカエル計画(http://www.ekaeru.jpn.org)
TEL:090-5339-1409 E-mail tokyo@ekaeru.jpn.org
日本の電力は、業務用・産業用が6割を占め、その使用割合は照明が3割、空
調が4割となっており、照明と空調の節電が最も効果的です。照明の節電へ
の取り組みでは、奈良県大和郡山市(人口約9万人)の事例が特に参考にな
ります。庁舎の照明を、節電率が約5割となる、安価な高効率のHf蛍光灯な
どに取り替えることで、年間約600万円の経費削減と、庁舎全体で27%の節
電を果たし、また、取替えにかかったコストも約1000万円と、2年弱で回収
しています。あなたの住む自治体で、働くオフィスで、トクする節電に取り
組みませんか。
◇「人、つながる アフガン30年と「3.11」」
5.31中村哲医師講演会 / ゲスト 加藤登紀子
日時:5月31日(木)午後6時半会場 6時45分開演
会場:練馬文化センター大ホール
(西武池袋線 地下鉄大江戸線 練馬駅北口すぐ)
チケット:一般1000円、高校生以下500円 事前申込制
主催:市民の声ねりま
お申し込みは区議会議員・池尻成二事務所まで:電話03-6806-6312
医師中村哲。聴診器を手に、井戸を掘り、ショベルカーを操り、設計の
ペンを執る。絶え間ない戦火ときびしい干ばつの中、アフガンの人々ととも
に“いのちの水源”を探し続けて、30年。
乾いた大地に水と緑を取り戻すための大規模な水利事業も大きな成果を生
み出しつつあります。根を張り、いのちを見すえ、人と人とをつないできた
中村医師の30年は、「3.11」で大きく揺らぐ私たちの心にも、きっと希望の
メッセージを伝えてくれるはずです。
┏┓
┗■5.<テント日誌 5/19(土)
│ ―経産省前テントひろば252目 原発ゼロ14日目―>
│ 穏やかな土曜の一日。平和和な時間の中で
│ テントが「つながり」の触媒に!テント~福島~全国、世界
└────( F記 )
今日はこのところ吹いていた強い風も止んで、晴れ上がった穏やかな一日と
なりました。そんな中、京都・同志社大学の学生二人がテントを訪れました。
彼らは先日、大飯原発監視テントにも立ち寄ったそうで、東京に帰ったYo
さんと再会することになり、Yoさんもテント訪問に感激し、また福井・おお
い町でまたまた会おうと約束をしていました。こうやってテントが触媒になっ
て全国の方々と繋がっていく。
昼過ぎ、ほぼ毎日テント前を通る車が通りかかりました。その車とは銀座の
超有名すし店「久兵衛」のものです。その車のボディを見ると・・・何と!
『東電の値上げ、当然? 私(久兵衛)は値上げに反対します』と有るではない
ですか。気付いたテントの方が三人、拍手で見送りました。
昨日は某おせんべいやさんがボルボの大きなトラックを経産省正門前に横付
けしてました。このおせんべいやさんは財務省への抗議で有名な会社ですが、
どなたでも物を申すのは大切なこと。表現の自由は尊重されるべきです。
とは言ってもこのところやって来る勘違いな連中には困ってしまうものです。
昨日は経産省にある団体が署名の提出をしていましたが、それに合わせて沢山
の公安がその様子を見張っていました。終わって公安もテント前からいなくな
ったかと思ったら、今度はこの困った人たちです。経産省が事前に連絡をして
るかのようなタイミングですが、この人たちには取り合わないのが一番の対応
策だと思っています。
それにしても本当に今日は平穏な空気がテント、霞ヶ関を包んでいます。空
に爽やかな風に乗って鯉のぼりがはためいている中、第二テントでは女性たち
が先日大掃除をした後始末をしながら談笑を。最近、石川県から引っ越してき
たS・KさんがMさんやテント訪問者と笑顔で話しをしながらの作業です。S・K
さんは福島の女性たちのお役に立ちたいと上京し、今は第二テントの担当者と
して大切な若い力となっています。
名古屋からは大学で学生達に教えているという女性。授業では、本来の自分
のテーマより、原発問題を話す方が、学生の関心が俄然活発になるとの話も。
夜になって、そんなまったりとした雰囲気を破ったのが、岐阜からお見えに
なった「近藤ゆり子」さんです。もうテントに近づく前から大きな声で挨拶が
始まり、テントに入ると一気に賑やかに。彼女は以前からテントのメンバーと
は懇意にしていて、多くの活動(長良川市民学習会等々)をされている方です。
今日は福井県・水晶浜から飛ばした風船による風向き調査の報告(ビラ、地図)
をお持ち下さいました。それはとても貴重なものでしたので後日、画像アップ
を致します。ご期待下さい。
そんな穏やかな一日が終わり、夜もふけたところで、今夜の泊番の皆さんが
三々五々集まったので帰宅することにしましたが、長野からTさんという支援
者がいらっしゃいました。今日も沢山の方がテントを通じて繋がっています。
そして!明日は群馬県・渋川へ福島支援の援農にEさん他5名で向かいます。
東京と群馬と福島の「つながり」の橋渡しをするために。 ( F記 )
2012年5月22日(火) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.『忍びよる負の遺産』今年も浜岡原発周辺の遠州灘海岸に(蔵下和男)
★2.福井県おおい町で、一緒に考えて、一緒に話そう
もうひとつの「住民説明会」 (長谷川羽衣子)
★3.覚悟を決める夏 - 再稼働かどうか - 山口二郎(北海道大教授)
(5月20日 東京新聞「本音のコラム」より)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇緊急節電セミナー「照明と空調の更新で大幅な節電&経費節減を」
5月25日(金)13:30、衆議院第一議員会館
◇「人、つながる アフガン30年と「3.11」」5.31中村哲医師講演会
5月31日(木)18時45分開演、練馬
★5.<テント日誌 5/19(土)
―経産省前テントひろば252目 原発ゼロ14日目―>
穏やかな土曜の一日。平和な時間の中で
テントが「つながり」の触媒に!テント~福島~全国、世界
━━━━━━━
◇あす23日(水)18:45~(於・スペースたんぽぽ)山崎久隆さんの連続
学習会 新シリーズ第1回「若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない!」
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1085
━━━━━━━
┏┓
┗■1.『忍びよる負の遺産』 今年も浜岡原発周辺の遠州灘海岸に
└────(静岡県 蔵下和男)
国の特別天然物のアカウミガメの産卵上陸がはじまった。昨年まで死亡漂着、
産卵後の奇形(欠損等)で孵化。イルカやクジラの死亡や瀕死の漂着や海鳥の
大量死亡漂着等が確認されている。原因は不明。
1994年12月、浜岡原発の1号機で核燃料棒破損(現在は1号機の使用済
核燃料貯蔵プールに1体のみ保管)により1900億ベクレル超の放射性物質
が環境中に放出されたが周辺住民に連絡がされなかった。新聞社が報じたのは
昨年の福島第一原子力発電所の事故後である。なんと事故から17年以上が経
過している。
希ガス(クリプトン、キセノン等)の目標放出量は年間、14万Ci=5180兆Bq
までも放出可能なのである。4月2日現在、原子炉と使用済核燃料貯蔵プール
に8976体貯蔵している。行き場がない。気管支喘息や肺癌の治療を中心と
した呼吸器病学を専門とする医師は浜岡原発周辺について、「なによりこの近
郊に肺癌が人口の割合に多い印象に驚いている。分析するほどの数ではないの
で理由は無論わからないが、喫煙に起因するとばかり、とも言えないだろう。
地域の胸部の2次健診を引き受けるようになると、この数は更に増加すると思
われる。」と浜岡町立浜岡総合病院(現在は御前崎市立御前崎総合病院)年報
に記されている。
その御前崎総合病院は東日本大震災後、医師の確保に苦労している。応募はゼ
ロ。浜岡原発や津波が影響しているとみられる。御前崎市の人口は3万5000人、
病院運営は赤字が続いている。2010年度には4億8800万円を補助金で
穴埋めした。4億1800万円は原発の交付金だ。
◇5月26日(土)14時から蔵下さんの講演があります。ぜひお越し下さい
『原発による動植物の異変』、参加費(資料代含む)1000円
主催:反原発自治体議員・市民連盟
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1088
┏┓
┗■2.福井県おおい町で、一緒に考えて、一緒に話そう
│ もうひとつの「住民説明会」
└────(長谷川羽衣子)
~一緒に考えたい。話したい。おおい町のこれから~
日時:5月26日(土)13時~16時
場所:あみーシャン大飯 ふれあいホール
(福井県大飯郡おおい町成和2-1-1 電話 0770-77-3410)
入場無料
<福島のおはなし>
震災と原子力発電所の事故を経験した福島の女性たち。事故が起きる前と
起きた後、生活はどう変わったのか。今も続く問題など、体験をもとに話
して頂きます。不安に感じていること、悩んでいることを話し合い、一緒
におおい町のこれからを考えませんか?
(登壇者)
☆木田さん…3.11以前は福島原発立地自治体である双葉町在住。現在は
水戸市へ避難している
☆遠山さん…福島県福島市在住 ☆黒田さん…福島県郡山市在住
<経済や雇用のこと、一緒に考えませんか?>
原子力発電所がなくなったら、経済や雇用はどうなるの?
こんな疑問や不安、ありませんか?経済の専門家、原子力の専門家が、み
なさんの疑問に寄り添い、一緒におおい町の経済や雇用の問題、そしてこ
れからのビジョンを考えます。ぜひ、何でも質問して下さい。
(登壇者)
☆朴勝俊(関西学院大学)…経済の専門家。脱原発を決めたドイツの事情に
詳しく、原子力発電所がある自治体の経済や雇用をどうしていったら
良いのか、一緒に考えます。
☆小林圭二(元京大原子炉実験所)…原子力技術の専門家。原子力発電所や
放射能に関する疑問や不安、何でも聞いて下さい。
問い合せ:もうひとつの住民説明会・相談会(代表/長谷川羽衣子)
連絡先090-8124-4945 又は 070-6685-4945
┏┓
┗■3.覚悟を決める夏 - 再稼働かどうか - 山口二郎(北海道大教授)
└────(5月20日 東京新聞「本音のコラム」より)
この夏の電力需給について厳しい見通しが公表されている。野田首相は大飯
原発の再稼働について、近いうちに政治決断を行うとも述べた。
原発再稼働は消費税率引き上げよりも重要な、野田首相の政治生命や民主党
の存在理由を左右する問題である。消費税はしょせん、金目の話ではあるが、
原発再開は金ではかえない価値に関わる問題だからである。
今後、数世代にわたって、未来の日本人にどのような社会と自然環境を残す
か、今を生きるわれわれの見識がとわれているのである。
残念ながら野田首相やその取り巻きからは、そのような見識がうかがえない。
エネルギー調達の手段にすぎない原子力発電を目的に位置づけ、国民を脅しな
がら原発維持をもくろむ姿勢は、目先の利益だけを追求し、国民や国土を放擲
(ほうてき)する無責任そのものである。
すべての原発が停止した状態で迎える夏は、日本人が国土と歴史について根
本的に考える絶好の機会である。原発が必要かどうかという問題については、
社会実験を行うべきである。多少の不便や生産への悪影響があっても夏をしの
ぐことができるならば、原発に関する論争に答えが出る。
決意と覚悟の大好きな野田首相よ。この夏、国民とともに腹を決めて、原発
に頼らざるを得ないかどうか、自分自身を試そうではないか。
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◇緊急節電セミナー「照明と空調の更新で大幅な節電&経費節減を」
日時 5月25日(金)13:30~16:30
会場 衆議院第一議員会館 多目的ホール
資料代 1000円(同一組織2人目以降500円)
内容 学校・庁舎照明の更新で大幅な節電と経費節減の実現
講師 今西武史 (大和郡山市総務課課長補佐兼管財係長)ほか。
プログラム詳細 http://www.ekaeru.jpn.org/file/eseminer.pdf
主催・申し込み 電気をカエル計画(http://www.ekaeru.jpn.org)
TEL:090-5339-1409 E-mail tokyo@ekaeru.jpn.org
日本の電力は、業務用・産業用が6割を占め、その使用割合は照明が3割、空
調が4割となっており、照明と空調の節電が最も効果的です。照明の節電へ
の取り組みでは、奈良県大和郡山市(人口約9万人)の事例が特に参考にな
ります。庁舎の照明を、節電率が約5割となる、安価な高効率のHf蛍光灯な
どに取り替えることで、年間約600万円の経費削減と、庁舎全体で27%の節
電を果たし、また、取替えにかかったコストも約1000万円と、2年弱で回収
しています。あなたの住む自治体で、働くオフィスで、トクする節電に取り
組みませんか。
◇「人、つながる アフガン30年と「3.11」」
5.31中村哲医師講演会 / ゲスト 加藤登紀子
日時:5月31日(木)午後6時半会場 6時45分開演
会場:練馬文化センター大ホール
(西武池袋線 地下鉄大江戸線 練馬駅北口すぐ)
チケット:一般1000円、高校生以下500円 事前申込制
主催:市民の声ねりま
お申し込みは区議会議員・池尻成二事務所まで:電話03-6806-6312
医師中村哲。聴診器を手に、井戸を掘り、ショベルカーを操り、設計の
ペンを執る。絶え間ない戦火ときびしい干ばつの中、アフガンの人々ととも
に“いのちの水源”を探し続けて、30年。
乾いた大地に水と緑を取り戻すための大規模な水利事業も大きな成果を生
み出しつつあります。根を張り、いのちを見すえ、人と人とをつないできた
中村医師の30年は、「3.11」で大きく揺らぐ私たちの心にも、きっと希望の
メッセージを伝えてくれるはずです。
┏┓
┗■5.<テント日誌 5/19(土)
│ ―経産省前テントひろば252目 原発ゼロ14日目―>
│ 穏やかな土曜の一日。平和和な時間の中で
│ テントが「つながり」の触媒に!テント~福島~全国、世界
└────( F記 )
今日はこのところ吹いていた強い風も止んで、晴れ上がった穏やかな一日と
なりました。そんな中、京都・同志社大学の学生二人がテントを訪れました。
彼らは先日、大飯原発監視テントにも立ち寄ったそうで、東京に帰ったYo
さんと再会することになり、Yoさんもテント訪問に感激し、また福井・おお
い町でまたまた会おうと約束をしていました。こうやってテントが触媒になっ
て全国の方々と繋がっていく。
昼過ぎ、ほぼ毎日テント前を通る車が通りかかりました。その車とは銀座の
超有名すし店「久兵衛」のものです。その車のボディを見ると・・・何と!
『東電の値上げ、当然? 私(久兵衛)は値上げに反対します』と有るではない
ですか。気付いたテントの方が三人、拍手で見送りました。
昨日は某おせんべいやさんがボルボの大きなトラックを経産省正門前に横付
けしてました。このおせんべいやさんは財務省への抗議で有名な会社ですが、
どなたでも物を申すのは大切なこと。表現の自由は尊重されるべきです。
とは言ってもこのところやって来る勘違いな連中には困ってしまうものです。
昨日は経産省にある団体が署名の提出をしていましたが、それに合わせて沢山
の公安がその様子を見張っていました。終わって公安もテント前からいなくな
ったかと思ったら、今度はこの困った人たちです。経産省が事前に連絡をして
るかのようなタイミングですが、この人たちには取り合わないのが一番の対応
策だと思っています。
それにしても本当に今日は平穏な空気がテント、霞ヶ関を包んでいます。空
に爽やかな風に乗って鯉のぼりがはためいている中、第二テントでは女性たち
が先日大掃除をした後始末をしながら談笑を。最近、石川県から引っ越してき
たS・KさんがMさんやテント訪問者と笑顔で話しをしながらの作業です。S・K
さんは福島の女性たちのお役に立ちたいと上京し、今は第二テントの担当者と
して大切な若い力となっています。
名古屋からは大学で学生達に教えているという女性。授業では、本来の自分
のテーマより、原発問題を話す方が、学生の関心が俄然活発になるとの話も。
夜になって、そんなまったりとした雰囲気を破ったのが、岐阜からお見えに
なった「近藤ゆり子」さんです。もうテントに近づく前から大きな声で挨拶が
始まり、テントに入ると一気に賑やかに。彼女は以前からテントのメンバーと
は懇意にしていて、多くの活動(長良川市民学習会等々)をされている方です。
今日は福井県・水晶浜から飛ばした風船による風向き調査の報告(ビラ、地図)
をお持ち下さいました。それはとても貴重なものでしたので後日、画像アップ
を致します。ご期待下さい。
そんな穏やかな一日が終わり、夜もふけたところで、今夜の泊番の皆さんが
三々五々集まったので帰宅することにしましたが、長野からTさんという支援
者がいらっしゃいました。今日も沢山の方がテントを通じて繋がっています。
そして!明日は群馬県・渋川へ福島支援の援農にEさん他5名で向かいます。
東京と群馬と福島の「つながり」の橋渡しをするために。 ( F記 )
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1463】
2012年5月21日(月) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.大飯原発をとめよう、再稼働させるな!
5月26日(土)もう1つの「住民説明会」を現地が努力中
6月初~中旬、福井での大集会へ多数で参加しよう
★2.「原発」要らない国へ!-第83回メーデー報告
5月1日、日比谷公園に多くの仲間が集まり、デモをした
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5/26緊急討論集会-東京電力人事は看過できない
「NHK経営委員長の東京電力社外取締役兼任を問う」
★4.<テント日誌5/18(金)
―経産省前テントひろば251日目 原発ゼロ13日目>
風雲急を告げる原発再稼働阻止前線ヒ―ト・アップ
━━━━━━━
┏┓
┗■1.大飯原発をとめよう、再稼働させるな!
| 5月26日(土)もう1つの「住民説明会」を現地が努力中
| 6月初~中旬、福井での大集会へ多数で参加しよう
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◯関西電力大飯原発を止めよう、再稼働させないぞ
原発再稼働か否かは現下の日本の最大テーマだ。消費税増税が日本の焦点で
はない。
◯関西では、官製のおしきせではない「もう1つの住民説明会」を5月26日
(土)におおい町内で開こうと努力が続いている。公共の会場を拒否された(言論、
表現の自由への抑圧)が、「あみーシャン大飯ふれあいホール」を借りて着々準
備中。中味も3人の話(福島の女たちからの話、経済や雇用の話=関西学院大学
の朴勝俊さん、元京大原子炉実験所の小林圭二さん)と地元住民の話し合い。
今、9000人のおおい町民へ5月26日(土)おさそいのビラを届ける努力が行われ
ている。
たんぽぽ舎-福島原発事故緊急会議も、24日(木)~26日(土)に応援・連帯ツア
ーに福井県・おおい町へ出かける。
◯6月初~中旬が焦点だ。福井県議会・知事が大飯原発再稼働の結論を出そう
とするから。
福井県民会議や関西の人々は、大飯原発再稼働NOの大集会を開く努力を重ね
ている。私たちも福井で開かれる集会に多数で参加しよう、今から準備しよう。
(日程は決まり次第、お知らせします)
◯なお、たんぽぽ舎では、「再稼働NO」の「ハガキ」があと300枚でついに
1万枚に達します。また、再稼働NOのよせがきと横断幕を作成中(数枚)、23日
(木)に学習会(第1回「若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない」-山崎久隆講
師)を開きます。参加歓迎。
┏┓
┗■2.「原発」要らない国へ!-第83回メーデー報告
└───5月1日、日比谷公園に多くの仲間が集まり、デモをした
昨年2011年3月11日の東日本大震災により、多くの命と家・田畑・漁船
などが失われた。そして、その発生から1年を超えても尚、まだまだ復旧には程
遠いものとなっている。その上、福島では、地震による原発の爆発により、放射
能を撒き散らし、高濃度の汚染水が海洋に流れ出している。この福島の人災事故
の収束には、数十年を超える月日を要し、避難した人々が再び、地元に戻れる見
通しは、一切立っていない。それどころか、政府は、多くの反対の声がある中、
原発の再稼働を急ぎ、おまけに原発の輸出を企てている。
この5月5日我が国の原発がすべて止まった。原発の無い生活を私たちは、今
試されている。原発要らない国を目指すチャンスである。今こそ、政府は、「脱
原発」へ政策を大転換し、将来の見通しを立て、着実に原発要らない国作りをす
べきである。
被災地の復興や、エネルギー政策の抜本的見直しによる新エネルギーの開発こ
そ、焦眉の課題である。
しかし、現実には、震災の復興を口実に公務員賃金を引き下げ・人員削減し、
この先消費税10%増税へひた走ろうとすらとしている。労働者全体の3割を大
幅に超えている非正規労働者の増加や年収200万円以下のワーキングプア層が
拡大している問題も見過ごせない課題だ。 ただマスコミ受けだけする政策しか
出してこない政治家たちを私たちは、信用しない。かつて、同じ政治スタイルの
首相がばら撒いた「自己責任論」が、いまだ多くの若者を苦しめている現実や、
格差の根源を作りだしたことを知っている。残念だが、マスコミはもはや、一切
の批判精神を持てずに、声高な政治家を持て囃すことしかできなくなっている。
私たちは、こうした政治への不信が蔓延する現在、改めて自らの職場を見直し、
問題の根幹を隠蔽しようとする政策に惑わされることなく、本質を見据えて行き
たいと思う。さらに、私たちの持てる権利が次々と崩されて、気がつけば解雇が
普通に行われてしまう無権利、無法地帯と化してしまっていることに警戒する必
要があるだろう。そして、確実に次への闘いへの準備をしていきたいと思う。
本年の5月1日、いつものように日比谷公園に集合した私達は、墨田区職労・
目黒の仲間・たんぽぽ舎などの多くの仲間と共に前段集会を行い、本集会へと合
流した。
東京都においては、メーデー職免が剥奪されて、初めてのメーデーだ。今年は、
多くの仲間が、自らの休暇を使っての参加である。労働者の権利の剥奪が、こう
して何食わぬ顔してやってくることにも警戒しよう。
本集会後には、それぞれのコースで、また東電前で原発人災事故への抗議を展
開し、デモを貫徹した。
私たちは、闘う仲間とともに、前を向いて一緒に歩いていこうと思う。また来
年のメーデーで、闘い続ける仲間と、そして自分と出会うためにも。
(出典:学校事務ユニオン労組ニュース5月号より)藤井悦子さんより
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5/26緊急討論集会-東京電力人事は看過できない
「NHK経営委員長の東京電力社外取締役兼任を問う」
【日 時】2012年5月26日14時~16時30分
【場 所】千駄ヶ谷区民会館集会
(JR原宿駅から山手線沿いに新宿方向への道路を進み
明治通り千駄ヶ谷小学校交差点手前を右に入ったところです。)
【ゲスト】松田浩氏(放送研究者・元立命館大学教授)
小出五郎氏(科学ジャーナリスト・元NHK解説委員)
小林緑氏(交渉中・国立音楽大学名誉教授・元NHK経営委員)
(ほかにも交渉中のゲストがあります)
【主 催】放送を語る会 http://www.geocities.jp/hoso_katarukai
NHKの数土経営委員長の東京電力社外取締役就任内定がいま大きな批判を浴
びています。
現在、東電はもっとも重要な取材対象です。事故の責任のとり方、再稼動の主
張等に関して、客観的な取材、調査報道が求められているときに、 その対象企
業の役員にNHK経営の方向を決めるトップが就任するというのは、NHKの原
発報道を制約し、歪める危険をはらんでいます。
また、取材の現場では、NHKは東電寄り、という批判に直ちに直面し、原発
問題での取材の困難が生まれている恐れがあります。
事実上国有企業に向かいつつある会社の役員への就任が、NHKの自主自立に
とってどうなのか、これからの原発報道への影響はあるのか、視聴者市民はNH
Kにどのような要求をすべきか、多岐にわたる問題を討論し、今後の運動の方向
を探ります。
┏┓
┗■4.<テント日誌5/18(金)
│ ―経産省前テントひろば251日目 原発ゼロ13日目>
└───風雲急を告げる原発再稼働阻止前線ヒ―ト・アップ
5月18日(金)晴れ、だが風は強い。今日は10時から、昨年3月から東電
前アクションの活動をしているSさんの裁判を傍聴にいきました。何人ものテン
ト仲間が行く中、丸の内署だけでなく本庁と思われる公安が多く警備する中で6
3名(僕は64と裁判所職員から聞いたような)の希望者が訪れ、37名が入廷出来
ました。恐らくその中には仲間以外の者もいたと思われますがよく分かりません。
そもそも大きな法廷を用意すべきと皆が思ったのです。僕は傍聴に当選し支援の
会の計らいを受け法廷に入ることが出来ました。
Sさんは前髪をちょんまげのように結び、思いのほか血色も良く元気な姿で座
っていました。
それが嬉しく、公判途中によく読み取れなかったのですが、「皆さん、ご支援あ
りがとう」とか「解放」と書いたメモをこちらにかざし、職員から制止を受ける
場面が何度もあり、相変わらず血気盛んな様子でした。
時折目が会うときの会釈しながらの笑顔には闘い続ける強い意思を漲らせてい
ました。法廷のドアが開く度に、傍聴出来なかった支援者の抗議の声が聞こえ、
彼もそれに応えて感謝の気持ちを表していました。およそ二時間で終了し、その
後弁護士会館で報告集会が行われましたが、そこでもその声についての話題が話
されました。ともかく今は一日も早い解放を願うばかりです。(F記)
『市民による説明・討論会』応援ツアー(福井県・おおい町)が、テントひろば、
たんぽぽ舎などで呼びかけられている。この集会は、大飯町の人々への情報が、
政権や関電に傾きすぎぬよう脱原発運動グループによるフォーラムを開催し、お
おい町で各戸別に語り合う契機を作りだすことにある。この日から、関西一円の
代表たちとの情報交換が激しさを増した。
痛ましい逆境、不幸を乗り越えて、私心を捨てて、日本国内は言うに及ばず、
海外へも、福島県の東電原発事故のもたらしたものを伝えに駆けずりまわってい
る人々に、さらに、いよいよ、おおい町に入ってもらい御当地で語り合いの場を
創る人々への呼びかけ、スケジュール調整などが始まった。中島哲円僧正、京大
原研、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」など、など。
ところが、26日に予定されている説明・講演会の会場の受付役員が、いったん
許可した集会場使用を、「福島の人の講演」を理由に拒否する暴挙を冒した。こ
の使用申請をした現地アクションの人たちからメールが入り、この集会をやりぬ
いてみせる、との固い決意表明だった。
この日、5・15沖縄現地集会に参加していた椎名さんが戻られ、こしかた、
ゆくすえ、テントひろばのみなと打ち合わせ、また別の講演会に夕刻出かけられ
た。その間、経産省へ再稼働停止の陳情団20人ほどが官僚たちと面会して、要請
文を読み上げた。官僚は「そういう国民の怒りはそこのテントが代表して存在し
ている」と言ったそうである。
さらに、原子力大臣の京都・滋賀県への説得工作も19日に急遽されるとの情報
や来週には4閣僚会議が県知事を東京に呼んで開催されるとの情報も入った。週
明け月曜日から、めまぐるしい再稼働への諸手続き、調整がされるみこみだ。
夜、金曜日恒例の、首都圏反原発連合有志主催の首相官邸前抗議行動が催され、
1000人の人々が集まった。同時に、スペースたんぽぽでは、反原発の最長トップ
ランナーの槌田敦さんが、東電の歴代社長を刑事告訴した理由について、るる語
られた。
聴衆の一人、福島からいらしていた森園和重さんは、福島の活動家だけがなぜ
孤独な闘いに追い込まれ、八面六臂の休みない活動をしいられるのか、具体的に
説明、切々と訴えるそのさなか、涙で何度も言葉をさえぎられていた。
とくに印象深かったのは、福島県を中心に、医学界、財界、産業界、学界、メ
ディア等々が、「安全・安心キャンペーン」を猛然としていることで、地産地消
イデオロギーまで、福島県に投入され、危険な食物を食べさせられている、とい
うことでした。大本営発表情報しかなかった戦時体制とそっくりです。
福井県おおい町では、「原発さまさま」キャンペーンです。節電要請をするぐ
らいなら、こうした原発推進キャンペーン、反対派弾圧警備・情報収集の資金を
節約するのが、正しい道筋です。
電力会社の原発推進派、核武装派の傀儡政治屋・御用学者・広告宣伝メディア・
はては、文科省の教科書・副読本などの悪宣伝費用こそ節約するのが先でしょう。
エネルギー経営のために湯水のごとく、金を浪費・乱用する東電・関電の電気な
ど所詮、使いたくはないのです。
東京テントひろばをかすがいとして、あらゆる再稼働の前線と福島の人々を結
びつける活動を一刻も速く、さらに充実しなければならない。福井県県庁では、
包囲行動、県庁前テントひろばが、要請されている。
おおい町では、時岡町長への再稼働拒否要請、町議会新谷議長への抗議行動が
実践されている。この一週間が、正念場ともいえる。今までしてきたこと、考え
てきたことを、集約して、取り組みましょう! (Q記)
2012年5月21日(月) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.大飯原発をとめよう、再稼働させるな!
5月26日(土)もう1つの「住民説明会」を現地が努力中
6月初~中旬、福井での大集会へ多数で参加しよう
★2.「原発」要らない国へ!-第83回メーデー報告
5月1日、日比谷公園に多くの仲間が集まり、デモをした
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5/26緊急討論集会-東京電力人事は看過できない
「NHK経営委員長の東京電力社外取締役兼任を問う」
★4.<テント日誌5/18(金)
―経産省前テントひろば251日目 原発ゼロ13日目>
風雲急を告げる原発再稼働阻止前線ヒ―ト・アップ
━━━━━━━
┏┓
┗■1.大飯原発をとめよう、再稼働させるな!
| 5月26日(土)もう1つの「住民説明会」を現地が努力中
| 6月初~中旬、福井での大集会へ多数で参加しよう
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◯関西電力大飯原発を止めよう、再稼働させないぞ
原発再稼働か否かは現下の日本の最大テーマだ。消費税増税が日本の焦点で
はない。
◯関西では、官製のおしきせではない「もう1つの住民説明会」を5月26日
(土)におおい町内で開こうと努力が続いている。公共の会場を拒否された(言論、
表現の自由への抑圧)が、「あみーシャン大飯ふれあいホール」を借りて着々準
備中。中味も3人の話(福島の女たちからの話、経済や雇用の話=関西学院大学
の朴勝俊さん、元京大原子炉実験所の小林圭二さん)と地元住民の話し合い。
今、9000人のおおい町民へ5月26日(土)おさそいのビラを届ける努力が行われ
ている。
たんぽぽ舎-福島原発事故緊急会議も、24日(木)~26日(土)に応援・連帯ツア
ーに福井県・おおい町へ出かける。
◯6月初~中旬が焦点だ。福井県議会・知事が大飯原発再稼働の結論を出そう
とするから。
福井県民会議や関西の人々は、大飯原発再稼働NOの大集会を開く努力を重ね
ている。私たちも福井で開かれる集会に多数で参加しよう、今から準備しよう。
(日程は決まり次第、お知らせします)
◯なお、たんぽぽ舎では、「再稼働NO」の「ハガキ」があと300枚でついに
1万枚に達します。また、再稼働NOのよせがきと横断幕を作成中(数枚)、23日
(木)に学習会(第1回「若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない」-山崎久隆講
師)を開きます。参加歓迎。
┏┓
┗■2.「原発」要らない国へ!-第83回メーデー報告
└───5月1日、日比谷公園に多くの仲間が集まり、デモをした
昨年2011年3月11日の東日本大震災により、多くの命と家・田畑・漁船
などが失われた。そして、その発生から1年を超えても尚、まだまだ復旧には程
遠いものとなっている。その上、福島では、地震による原発の爆発により、放射
能を撒き散らし、高濃度の汚染水が海洋に流れ出している。この福島の人災事故
の収束には、数十年を超える月日を要し、避難した人々が再び、地元に戻れる見
通しは、一切立っていない。それどころか、政府は、多くの反対の声がある中、
原発の再稼働を急ぎ、おまけに原発の輸出を企てている。
この5月5日我が国の原発がすべて止まった。原発の無い生活を私たちは、今
試されている。原発要らない国を目指すチャンスである。今こそ、政府は、「脱
原発」へ政策を大転換し、将来の見通しを立て、着実に原発要らない国作りをす
べきである。
被災地の復興や、エネルギー政策の抜本的見直しによる新エネルギーの開発こ
そ、焦眉の課題である。
しかし、現実には、震災の復興を口実に公務員賃金を引き下げ・人員削減し、
この先消費税10%増税へひた走ろうとすらとしている。労働者全体の3割を大
幅に超えている非正規労働者の増加や年収200万円以下のワーキングプア層が
拡大している問題も見過ごせない課題だ。 ただマスコミ受けだけする政策しか
出してこない政治家たちを私たちは、信用しない。かつて、同じ政治スタイルの
首相がばら撒いた「自己責任論」が、いまだ多くの若者を苦しめている現実や、
格差の根源を作りだしたことを知っている。残念だが、マスコミはもはや、一切
の批判精神を持てずに、声高な政治家を持て囃すことしかできなくなっている。
私たちは、こうした政治への不信が蔓延する現在、改めて自らの職場を見直し、
問題の根幹を隠蔽しようとする政策に惑わされることなく、本質を見据えて行き
たいと思う。さらに、私たちの持てる権利が次々と崩されて、気がつけば解雇が
普通に行われてしまう無権利、無法地帯と化してしまっていることに警戒する必
要があるだろう。そして、確実に次への闘いへの準備をしていきたいと思う。
本年の5月1日、いつものように日比谷公園に集合した私達は、墨田区職労・
目黒の仲間・たんぽぽ舎などの多くの仲間と共に前段集会を行い、本集会へと合
流した。
東京都においては、メーデー職免が剥奪されて、初めてのメーデーだ。今年は、
多くの仲間が、自らの休暇を使っての参加である。労働者の権利の剥奪が、こう
して何食わぬ顔してやってくることにも警戒しよう。
本集会後には、それぞれのコースで、また東電前で原発人災事故への抗議を展
開し、デモを貫徹した。
私たちは、闘う仲間とともに、前を向いて一緒に歩いていこうと思う。また来
年のメーデーで、闘い続ける仲間と、そして自分と出会うためにも。
(出典:学校事務ユニオン労組ニュース5月号より)藤井悦子さんより
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5/26緊急討論集会-東京電力人事は看過できない
「NHK経営委員長の東京電力社外取締役兼任を問う」
【日 時】2012年5月26日14時~16時30分
【場 所】千駄ヶ谷区民会館集会
(JR原宿駅から山手線沿いに新宿方向への道路を進み
明治通り千駄ヶ谷小学校交差点手前を右に入ったところです。)
【ゲスト】松田浩氏(放送研究者・元立命館大学教授)
小出五郎氏(科学ジャーナリスト・元NHK解説委員)
小林緑氏(交渉中・国立音楽大学名誉教授・元NHK経営委員)
(ほかにも交渉中のゲストがあります)
【主 催】放送を語る会 http://www.geocities.jp/hoso_katarukai
NHKの数土経営委員長の東京電力社外取締役就任内定がいま大きな批判を浴
びています。
現在、東電はもっとも重要な取材対象です。事故の責任のとり方、再稼動の主
張等に関して、客観的な取材、調査報道が求められているときに、 その対象企
業の役員にNHK経営の方向を決めるトップが就任するというのは、NHKの原
発報道を制約し、歪める危険をはらんでいます。
また、取材の現場では、NHKは東電寄り、という批判に直ちに直面し、原発
問題での取材の困難が生まれている恐れがあります。
事実上国有企業に向かいつつある会社の役員への就任が、NHKの自主自立に
とってどうなのか、これからの原発報道への影響はあるのか、視聴者市民はNH
Kにどのような要求をすべきか、多岐にわたる問題を討論し、今後の運動の方向
を探ります。
┏┓
┗■4.<テント日誌5/18(金)
│ ―経産省前テントひろば251日目 原発ゼロ13日目>
└───風雲急を告げる原発再稼働阻止前線ヒ―ト・アップ
5月18日(金)晴れ、だが風は強い。今日は10時から、昨年3月から東電
前アクションの活動をしているSさんの裁判を傍聴にいきました。何人ものテン
ト仲間が行く中、丸の内署だけでなく本庁と思われる公安が多く警備する中で6
3名(僕は64と裁判所職員から聞いたような)の希望者が訪れ、37名が入廷出来
ました。恐らくその中には仲間以外の者もいたと思われますがよく分かりません。
そもそも大きな法廷を用意すべきと皆が思ったのです。僕は傍聴に当選し支援の
会の計らいを受け法廷に入ることが出来ました。
Sさんは前髪をちょんまげのように結び、思いのほか血色も良く元気な姿で座
っていました。
それが嬉しく、公判途中によく読み取れなかったのですが、「皆さん、ご支援あ
りがとう」とか「解放」と書いたメモをこちらにかざし、職員から制止を受ける
場面が何度もあり、相変わらず血気盛んな様子でした。
時折目が会うときの会釈しながらの笑顔には闘い続ける強い意思を漲らせてい
ました。法廷のドアが開く度に、傍聴出来なかった支援者の抗議の声が聞こえ、
彼もそれに応えて感謝の気持ちを表していました。およそ二時間で終了し、その
後弁護士会館で報告集会が行われましたが、そこでもその声についての話題が話
されました。ともかく今は一日も早い解放を願うばかりです。(F記)
『市民による説明・討論会』応援ツアー(福井県・おおい町)が、テントひろば、
たんぽぽ舎などで呼びかけられている。この集会は、大飯町の人々への情報が、
政権や関電に傾きすぎぬよう脱原発運動グループによるフォーラムを開催し、お
おい町で各戸別に語り合う契機を作りだすことにある。この日から、関西一円の
代表たちとの情報交換が激しさを増した。
痛ましい逆境、不幸を乗り越えて、私心を捨てて、日本国内は言うに及ばず、
海外へも、福島県の東電原発事故のもたらしたものを伝えに駆けずりまわってい
る人々に、さらに、いよいよ、おおい町に入ってもらい御当地で語り合いの場を
創る人々への呼びかけ、スケジュール調整などが始まった。中島哲円僧正、京大
原研、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」など、など。
ところが、26日に予定されている説明・講演会の会場の受付役員が、いったん
許可した集会場使用を、「福島の人の講演」を理由に拒否する暴挙を冒した。こ
の使用申請をした現地アクションの人たちからメールが入り、この集会をやりぬ
いてみせる、との固い決意表明だった。
この日、5・15沖縄現地集会に参加していた椎名さんが戻られ、こしかた、
ゆくすえ、テントひろばのみなと打ち合わせ、また別の講演会に夕刻出かけられ
た。その間、経産省へ再稼働停止の陳情団20人ほどが官僚たちと面会して、要請
文を読み上げた。官僚は「そういう国民の怒りはそこのテントが代表して存在し
ている」と言ったそうである。
さらに、原子力大臣の京都・滋賀県への説得工作も19日に急遽されるとの情報
や来週には4閣僚会議が県知事を東京に呼んで開催されるとの情報も入った。週
明け月曜日から、めまぐるしい再稼働への諸手続き、調整がされるみこみだ。
夜、金曜日恒例の、首都圏反原発連合有志主催の首相官邸前抗議行動が催され、
1000人の人々が集まった。同時に、スペースたんぽぽでは、反原発の最長トップ
ランナーの槌田敦さんが、東電の歴代社長を刑事告訴した理由について、るる語
られた。
聴衆の一人、福島からいらしていた森園和重さんは、福島の活動家だけがなぜ
孤独な闘いに追い込まれ、八面六臂の休みない活動をしいられるのか、具体的に
説明、切々と訴えるそのさなか、涙で何度も言葉をさえぎられていた。
とくに印象深かったのは、福島県を中心に、医学界、財界、産業界、学界、メ
ディア等々が、「安全・安心キャンペーン」を猛然としていることで、地産地消
イデオロギーまで、福島県に投入され、危険な食物を食べさせられている、とい
うことでした。大本営発表情報しかなかった戦時体制とそっくりです。
福井県おおい町では、「原発さまさま」キャンペーンです。節電要請をするぐ
らいなら、こうした原発推進キャンペーン、反対派弾圧警備・情報収集の資金を
節約するのが、正しい道筋です。
電力会社の原発推進派、核武装派の傀儡政治屋・御用学者・広告宣伝メディア・
はては、文科省の教科書・副読本などの悪宣伝費用こそ節約するのが先でしょう。
エネルギー経営のために湯水のごとく、金を浪費・乱用する東電・関電の電気な
ど所詮、使いたくはないのです。
東京テントひろばをかすがいとして、あらゆる再稼働の前線と福島の人々を結
びつける活動を一刻も速く、さらに充実しなければならない。福井県県庁では、
包囲行動、県庁前テントひろばが、要請されている。
おおい町では、時岡町長への再稼働拒否要請、町議会新谷議長への抗議行動が
実践されている。この一週間が、正念場ともいえる。今までしてきたこと、考え
てきたことを、集約して、取り組みましょう! (Q記)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1462】
2012年5月19日(土)-2 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.親子講座 「こどもたちを放射能から守ろう」を共催でやりました。
-文科省の「放射線副読本」を使用中止にしよう-
劣化ウラン廃絶みなとネットワーク 宮口高枝
★2.伊方原発再稼働阻止!!愛媛県庁包囲行動
│ 愛媛県庁を包囲し市民に訴えて歩きます。
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇野田総理の地元・船橋市で反原発の広瀬隆さん講演会
日時:5月20日(日)15時30分-
★4.イベントのおさそい(会場・スペースたんぽぽ)
◇「たんぽぽ舎手芸クラブが始まります」
★5.新聞・雑誌から
◇ 脱原発講演を拒否
おおい町公共施設 内容判明後、一転
━━━━━━━
┏┓
┗■1.親子講座 「こどもたちを放射能から守ろう」を共催でやりました。
| -文科省の「放射線副読本」を使用中止にしよう-
└──── 劣化ウラン廃絶みなとネットワーク 宮口高枝
3.11から1年が過ぎ、事故の原因究明も終わらず、たくさんの被曝者を生
み出しているのに、事故を起こした東電や政府からの真摯な謝罪の言葉は聞こえ
てこないなか、本末転倒の動きが教育現場で起こり始めています。
「原子力村」関係者、政府・文科省は学校現場で「放射線はこわくない」教育を
始めようと「放射線副読本」を全国の小学校、中学校、高校へ配布しました。
「ストップ!放射能汚染がれき首都圏ネットワーク」がこの問題で学習会を企画
していることを知り、5月13日に田町駅前のリーブラで共催となりました。
講師は、さいたま市 公立中学校 理科教諭で内部被ばくを考える市民研究会
代表の川根眞也さん。事故直後から放射線量を測定し、「子どもたちを被曝させ
てはいけない」と校長先生に直談判した熱血先生です。
現場教師である川根先生は、「副読本」は「1年間に放射線を浴びても20ミ
リシーベルトまでは大丈夫」と言う考え方を強いている学者たちの立場で書かれ
ているということを肝に銘じて欲しい。会場に小学校用、中学校用、高校用の
「放射線副読本」回覧するので参考にして欲しい。この副読本を理解する為には
まず、放射線量をあらわす単位は、レントゲン、シーベルト、キューリー、ベク
トルなどなど色々あり、また、ガンマー線、ベーター線、アルファー線など放射
性核種は膨大にあり、時間と共に放射能は様々な核種に変化する。
そこから紐解かなくてはならない、と語り始めクイズ形式も取り入れるなど、
会場の参加者たちは久しぶりに生徒の時間を味わう学習会となった。
そもそも内部被曝が問題になったのは、アメリカがイラクで劣化ウラン弾を使
用し、アメリカのイラク帰還兵の子供の5本の指がくっついて生まれることなど
がクローズアップされてきてからです。
内部被曝は外部被曝の何倍も危険であり、食品の放射能を取り込まない、吸い
込まないがとても重要であり、子供たちに「放射線はこわくない」教育を受けさ
せてはいけません。
こんな共催の学習会は、願ったりかなったりであり今後も連携していきたいと思
いました。
┏┓
┗■2.伊方原発再稼働阻止!!愛媛県庁包囲行動
│ 愛媛県庁を包囲し市民に訴えて歩きます。
└────
伊方原発で過酷事故が起これば、四国の住民はもとより、広範な地域の
人々が被害住民になってしまいます。愛媛県庁を包囲して、再稼働を許さな
い私たちの思いを示し、市民にアピールして歩きます。プラカードや横断幕、
衣装など創意工夫してご参加ください。
翌日は愛媛県知事宛に申し入れに行きましょう。
6月10日(日)集合場所 城山公園・やすらぎ広場(松山市堀之内)
13:00開場
13:30- 参加者集会(やすらぎ広場にて)
14:15-15:45 デモ(県庁包囲と市民へのアピール)
デモ出発→県庁を包囲(県庁前とNTT 前との2列でアピールし)
→大街道北口 →銀天街 →市駅前「坊ちゃん広場」 流れ解散
6月11日(月)知事宛申し入れ
9:30 愛媛県庁 県民総合相談プラザ集合
10:00 中村知事宛の申し入れを行います。
主催:伊方原発をとめる会
ホームページ http://www.ikata-tomeru.jp
☆たんぽぽ舎では6月10日から11日、伊方原発再稼動阻止行動への連帯
ツアーを行います。参加者募集中(現在、10名ほどの申込みあり)
ツアーの行程については、お問い合わせ下さい。
TEL 03-3238-9035、FAX 03-3238-0797
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◇野田総理の地元・船橋市で反原発の広瀬隆さん講演会
日時:5月20日(日)15時30分-
場所:船橋中央公民館(千葉県船橋市本町2-2-5)
※JR船橋駅、京成船橋駅から徒歩7分
主催:原発なくせ!ちばアクション
資料代:500円
○メール chiba20110507@mail.goo.ne.jp
○ブログ http://blog.goo.ne.jp/chiba20110507
※ ちばアクションは,昨年の5月7日以来、千葉県婦負でデモや講演会、街
頭宣伝、がれき拡散反対の運動を取り組んできました。5月5日の全原発停止を
うけて、広瀬隆さんが,野田総理の地元・船橋にて,これからの反原発運動の展
望を語ります.是非ご参加ください。
┏┓
┗■4.イベントのおさそい(会場・スペースたんぽぽ)
└────
◇「たんぽぽ舎手芸クラブが始まります」
6月9日(土) 10:00~12:00
6月23日(土)10:00~12:00
会場・スペースたんぽぽ
会費500円、手ブラの人は+200円
6月から、第2、第4の土曜日10:00~12:00にたんぽぽ舎手芸クラ
ブが始まります。講師は特に設けませんが、お裁縫大好きな矢嶋がナビゲートし
ます。反原発・脱原発・そんなの関係ないわという方も、アップリケや刺繍を通
して、ちょこっとメッセージのあるエコバッグやリメイクTシャツ、小物たちを
作ってみませんか?和気あいあいとおしゃべりしながら、材料やアイデアを持ち
寄って、世界に一つのオリジナルを作れたらいいな、と思っています。
また、自己表現の場というだけでなく、土曜の朝の居場所にもぜひなっていきた
いです。
第1回はお試し企画として、自己紹介(作りたいもの)のあと、ソーイングセッ
ト(針山)を作ります。
お裁縫箱をお持ちの方は、ご持参ください。また、ハギレ、ボンド、中綿、その
ほか何か使えそうなものがあると助かります。
2回目からは、それぞれ作りたいものを工夫して作りましょう。
針も糸も持ったことのない、初心者さんからベテランさんまで、みんなで楽しめ
るクラブにしたいと思います。
もちろん、手芸したい男子も大歓迎!
参加してくださった方の特技を活かして、教え合い、助け合いながら作品を仕上
げていければいいなと思います。
お裁縫に限らず、一緒に作りたい人なら手芸の範囲で何を作ってもOK☆
道具が無くても、お気軽にご参加ください。
************
矢嶋 理恵(LUNA)
lunasun@mbh.nifty.com
090-7270-1636
************
┏┓
┗■5.新聞・雑誌から
└────
◇ 脱原発講演を拒否
おおい町公共施設 内容判明後、一転
関西電力大飯原発の再稼働問題で揺れる福井県おおい町で、
脱原発を訴える市民団体が、イベントホールで講演会を開催しようとして、運営
する第三セクターに拒否されていたことが分かった。
ホールは「悠久館」で、同町が大半を出資する第三セクター「株式会社おおい」
が運営。時岡忍町長が社長を務めている。
市民団体「STOP大飯原発再稼動反対現地アクション」が、福島県の原発事故で
被災した県民の講演会を企画。
地元のメンバーが今月、十六日、ホールに出向いて二十六日の使用を申請した。
申請書類には、はっきりした講演内容などは記入しなかったという。
市民団体によると、ホール側はいったんは使用を認めたが、その後、講演内容な
どの説明を求めてきたため、説明すると「別の会合の準備のため、貸すことは出
来ない」と断ってきたという。(中略)
市民団体のメンバーは「福島県の女性による講演と説明すると態度が変わった。
政治的判断による拒否であり、思想信条の自由、表現の自由を踏みにじっている」
と反発している。
ホールは一九九八年完成。建設費六億五千万円は電源立地交付金が充てられてい
る。
集会の自由 配慮を
山本龍彦・慶応大法科大学院準教授(憲法)の話
差別的対応をしたのであれば、憲法の集会の自由に触れる可能性がある。
民間ホテルが日教組の集会使用を拒否し、違法判決を受けたこともある。
第三セクターのホールといえども集会の自由に配慮すべきだ。
(東京新聞 5月19日より抜粋)
2012年5月19日(土)-2 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.親子講座 「こどもたちを放射能から守ろう」を共催でやりました。
-文科省の「放射線副読本」を使用中止にしよう-
劣化ウラン廃絶みなとネットワーク 宮口高枝
★2.伊方原発再稼働阻止!!愛媛県庁包囲行動
│ 愛媛県庁を包囲し市民に訴えて歩きます。
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇野田総理の地元・船橋市で反原発の広瀬隆さん講演会
日時:5月20日(日)15時30分-
★4.イベントのおさそい(会場・スペースたんぽぽ)
◇「たんぽぽ舎手芸クラブが始まります」
★5.新聞・雑誌から
◇ 脱原発講演を拒否
おおい町公共施設 内容判明後、一転
━━━━━━━
┏┓
┗■1.親子講座 「こどもたちを放射能から守ろう」を共催でやりました。
| -文科省の「放射線副読本」を使用中止にしよう-
└──── 劣化ウラン廃絶みなとネットワーク 宮口高枝
3.11から1年が過ぎ、事故の原因究明も終わらず、たくさんの被曝者を生
み出しているのに、事故を起こした東電や政府からの真摯な謝罪の言葉は聞こえ
てこないなか、本末転倒の動きが教育現場で起こり始めています。
「原子力村」関係者、政府・文科省は学校現場で「放射線はこわくない」教育を
始めようと「放射線副読本」を全国の小学校、中学校、高校へ配布しました。
「ストップ!放射能汚染がれき首都圏ネットワーク」がこの問題で学習会を企画
していることを知り、5月13日に田町駅前のリーブラで共催となりました。
講師は、さいたま市 公立中学校 理科教諭で内部被ばくを考える市民研究会
代表の川根眞也さん。事故直後から放射線量を測定し、「子どもたちを被曝させ
てはいけない」と校長先生に直談判した熱血先生です。
現場教師である川根先生は、「副読本」は「1年間に放射線を浴びても20ミ
リシーベルトまでは大丈夫」と言う考え方を強いている学者たちの立場で書かれ
ているということを肝に銘じて欲しい。会場に小学校用、中学校用、高校用の
「放射線副読本」回覧するので参考にして欲しい。この副読本を理解する為には
まず、放射線量をあらわす単位は、レントゲン、シーベルト、キューリー、ベク
トルなどなど色々あり、また、ガンマー線、ベーター線、アルファー線など放射
性核種は膨大にあり、時間と共に放射能は様々な核種に変化する。
そこから紐解かなくてはならない、と語り始めクイズ形式も取り入れるなど、
会場の参加者たちは久しぶりに生徒の時間を味わう学習会となった。
そもそも内部被曝が問題になったのは、アメリカがイラクで劣化ウラン弾を使
用し、アメリカのイラク帰還兵の子供の5本の指がくっついて生まれることなど
がクローズアップされてきてからです。
内部被曝は外部被曝の何倍も危険であり、食品の放射能を取り込まない、吸い
込まないがとても重要であり、子供たちに「放射線はこわくない」教育を受けさ
せてはいけません。
こんな共催の学習会は、願ったりかなったりであり今後も連携していきたいと思
いました。
┏┓
┗■2.伊方原発再稼働阻止!!愛媛県庁包囲行動
│ 愛媛県庁を包囲し市民に訴えて歩きます。
└────
伊方原発で過酷事故が起これば、四国の住民はもとより、広範な地域の
人々が被害住民になってしまいます。愛媛県庁を包囲して、再稼働を許さな
い私たちの思いを示し、市民にアピールして歩きます。プラカードや横断幕、
衣装など創意工夫してご参加ください。
翌日は愛媛県知事宛に申し入れに行きましょう。
6月10日(日)集合場所 城山公園・やすらぎ広場(松山市堀之内)
13:00開場
13:30- 参加者集会(やすらぎ広場にて)
14:15-15:45 デモ(県庁包囲と市民へのアピール)
デモ出発→県庁を包囲(県庁前とNTT 前との2列でアピールし)
→大街道北口 →銀天街 →市駅前「坊ちゃん広場」 流れ解散
6月11日(月)知事宛申し入れ
9:30 愛媛県庁 県民総合相談プラザ集合
10:00 中村知事宛の申し入れを行います。
主催:伊方原発をとめる会
ホームページ http://www.ikata-tomeru.jp
☆たんぽぽ舎では6月10日から11日、伊方原発再稼動阻止行動への連帯
ツアーを行います。参加者募集中(現在、10名ほどの申込みあり)
ツアーの行程については、お問い合わせ下さい。
TEL 03-3238-9035、FAX 03-3238-0797
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◇野田総理の地元・船橋市で反原発の広瀬隆さん講演会
日時:5月20日(日)15時30分-
場所:船橋中央公民館(千葉県船橋市本町2-2-5)
※JR船橋駅、京成船橋駅から徒歩7分
主催:原発なくせ!ちばアクション
資料代:500円
○メール chiba20110507@mail.goo.ne.jp
○ブログ http://blog.goo.ne.jp/chiba20110507
※ ちばアクションは,昨年の5月7日以来、千葉県婦負でデモや講演会、街
頭宣伝、がれき拡散反対の運動を取り組んできました。5月5日の全原発停止を
うけて、広瀬隆さんが,野田総理の地元・船橋にて,これからの反原発運動の展
望を語ります.是非ご参加ください。
┏┓
┗■4.イベントのおさそい(会場・スペースたんぽぽ)
└────
◇「たんぽぽ舎手芸クラブが始まります」
6月9日(土) 10:00~12:00
6月23日(土)10:00~12:00
会場・スペースたんぽぽ
会費500円、手ブラの人は+200円
6月から、第2、第4の土曜日10:00~12:00にたんぽぽ舎手芸クラ
ブが始まります。講師は特に設けませんが、お裁縫大好きな矢嶋がナビゲートし
ます。反原発・脱原発・そんなの関係ないわという方も、アップリケや刺繍を通
して、ちょこっとメッセージのあるエコバッグやリメイクTシャツ、小物たちを
作ってみませんか?和気あいあいとおしゃべりしながら、材料やアイデアを持ち
寄って、世界に一つのオリジナルを作れたらいいな、と思っています。
また、自己表現の場というだけでなく、土曜の朝の居場所にもぜひなっていきた
いです。
第1回はお試し企画として、自己紹介(作りたいもの)のあと、ソーイングセッ
ト(針山)を作ります。
お裁縫箱をお持ちの方は、ご持参ください。また、ハギレ、ボンド、中綿、その
ほか何か使えそうなものがあると助かります。
2回目からは、それぞれ作りたいものを工夫して作りましょう。
針も糸も持ったことのない、初心者さんからベテランさんまで、みんなで楽しめ
るクラブにしたいと思います。
もちろん、手芸したい男子も大歓迎!
参加してくださった方の特技を活かして、教え合い、助け合いながら作品を仕上
げていければいいなと思います。
お裁縫に限らず、一緒に作りたい人なら手芸の範囲で何を作ってもOK☆
道具が無くても、お気軽にご参加ください。
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矢嶋 理恵(LUNA)
lunasun@mbh.nifty.com
090-7270-1636
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┏┓
┗■5.新聞・雑誌から
└────
◇ 脱原発講演を拒否
おおい町公共施設 内容判明後、一転
関西電力大飯原発の再稼働問題で揺れる福井県おおい町で、
脱原発を訴える市民団体が、イベントホールで講演会を開催しようとして、運営
する第三セクターに拒否されていたことが分かった。
ホールは「悠久館」で、同町が大半を出資する第三セクター「株式会社おおい」
が運営。時岡忍町長が社長を務めている。
市民団体「STOP大飯原発再稼動反対現地アクション」が、福島県の原発事故で
被災した県民の講演会を企画。
地元のメンバーが今月、十六日、ホールに出向いて二十六日の使用を申請した。
申請書類には、はっきりした講演内容などは記入しなかったという。
市民団体によると、ホール側はいったんは使用を認めたが、その後、講演内容な
どの説明を求めてきたため、説明すると「別の会合の準備のため、貸すことは出
来ない」と断ってきたという。(中略)
市民団体のメンバーは「福島県の女性による講演と説明すると態度が変わった。
政治的判断による拒否であり、思想信条の自由、表現の自由を踏みにじっている」
と反発している。
ホールは一九九八年完成。建設費六億五千万円は電源立地交付金が充てられてい
る。
集会の自由 配慮を
山本龍彦・慶応大法科大学院準教授(憲法)の話
差別的対応をしたのであれば、憲法の集会の自由に触れる可能性がある。
民間ホテルが日教組の集会使用を拒否し、違法判決を受けたこともある。
第三セクターのホールといえども集会の自由に配慮すべきだ。
(東京新聞 5月19日より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1461】
2012年5月19日(土) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発の再開は絶対認められない 電気は足りる(2) (山崎 久隆)
★2.原発再稼働を止めよう、自治体議員・市民連盟第二回総会の決議文
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5月26日(土)午後1時開場「全ての原発の終焉をめざして」講演会
★4.<テント日誌 5/17(木)
―経産省前テントひろば250目 原発ゼロ12日目―>
吉田照美さんとビナードさんを囲んで・・・
福島と大飯をつなぐ「もう一つの住民説明会」
━━━━━━━
◇あす5月20日 映画&トーク【鎌仲ひとみ監督 最新作『内部被ばくを生き抜く』
上映会】[上映1]14時から、[上映2]18時から(監督のミニトークあり)
スペースたんぽぽ、http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1084
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原発の再開は絶対認められない
│ 電気は足りる(2)
└────(山崎 久隆)
河野太郎衆議院議員の「ごまめの歯ぎしり 2012年4月28日号 原発
再稼働についての細野大臣の発言等に関する質問主意書への答弁書」
http://archive.mag2.com/0000006653/index.htmlから引用する。
関西電力によれば、平成22年夏の最大電力3095万キロワットの値から
百万キロワット以内にとどまる値が記録された時間は30時間であり、二百万
キロワット以内にとどまる値が記録された時間は107時間であり、三百万キ
ロワット以内にとどまる値が記録された時間は188時間である。
以上は経済産業省の回答だ。
言い換えるならば、昨年実績通り電力を使用した場合、その時の供給能力が
2995万キロワットならば30時間、2895万キロワットならば107時
間、2795万キロワットならば188時間ほど停電の可能性があるというこ
とになる。
さらに数字を単純化するならば、当初3080万が関電による最大消費量予
想量、それに対する供給能力が3000万だと30時間、2900万だと
110時間、2800万だと190時間の不足時間が生ずる可能性があること
になるが、実際今年のピーク想定は修正後は2780万キロワットなので、全
体の約9%弱の時間が超過する可能性があるということになる。その超過分を
埋めるためには、半分は節電、半分は他社供給と考えれば、節電目標は7%で
良いことになる。全部を節電としても14%で回避できる。ここでは5%の供
給予備を見込んでいる。
東京電力管内で昨年夏に取り組まれた節電はピーク時で実質18%だから、
「昨年東京並み」ならばまったく停電も起きないし逼迫もしない。
昨年夏、とうとう東電管内で電気予報は90%を超えなかったことを思い出
して欲しい。
さらに追加で起動できるガスタービン発電機の追加設置(昨年東電が130
万キロワット分準備した)とか、自家発からの追加買い上げとか、いろいろな
手立てをしていたがそれで集めた合計5460万キロワットに対して最大需要
は4922万キロワットにとどまった。さらに津波などで被災した東北電力に
対して8月10日を挟む8日間にピーク時170万キロワットなどを融通する
こともできている。
ちなみに、電力消費量というのは気温が上がれば無制限に上がるというわけ
では無い。東電ならば、何の制約も無く使ったとしても最大ピーク時で
6000万キロワットを超えることは最早ないだろう。同様に関西電力も、
3100万キロワットを超えることはもうない。
電気代は原発事故が無くても十分高かったし、省エネ、省資源は今では誰も
が取り組むルールになっているし、省エネ家電などの普及で電気の無駄遣いを
していても消費量が跳ね上がるようなことはない。
(「電気は足りる(前回)は、5月15日発行TMM:No1456に掲載しました)
┏┓
┗■2.原発再稼働を止めよう、自治体議員・市民連盟第二回総会の決議文
└────
総会 決議
関西電力による大飯原発、四国電力による伊方原発、はたまた東京電力による
柏崎刈羽原発と、再稼働の声が次から次ぎと聞かれます。私たちは、このこと
に満腔の怒りを禁じ得ません。再稼働の理由は電力不足を挙げています。原発
の電力は30%を占めているので、原発がなければ停電すると喧伝していたのは、
確か、電力会社と経済官僚でした。私たちは騙されません。すべての原発の運
転を中止している現在の姿が、その嘘をなによりも明らかにしているからです。
原発を稼働させなければこの夏の電力が不足すると、国民を脅かしています。
私たちは、足りていると承知していますが、事実、不足するのならば、充足さ
せるための努力をすればいいだけのことです。自社の発電設備を充実させるか、
他の電力会社から譲り受けるか、あるいは、電力会社以外の発電事業者から供
給を受ければいいのです。不足となるのであるならば、それは、公共企業とし
ての役割どころか、電気という単独商品を販売する私企業として、怠慢の謗り
は逃れ得ません。その資質が問われるものです。
次には、原発が稼働しないと日本経済が立ち行かないとも主張します。本当で
しょうか、経済が停滞しているのなら、それは、福島第一原発の事故こそが、
その原因となるはずです。土地を奪い、農業をはじめとした生産拠点を奪って
経済を停滞させているのは、原発事故そのものであり、その責任は、再稼働に
固執する原発推進者であるからです。
収束することを忘れた原子炉からは、現在に至るも地上、そして海洋に膨大な
放射能を排出しつづけています。政府は、住民に避難をさせずに、反対に汚染
地域に縛りつけ、被曝者と被曝量を増やしづけています。東日本一帯の地域住
民の生命を危険に追いやり、経済を立ち行かなくさせているのは誰であるかは、
これも明らかです。富裕層は東日本から、そして、日本から脱出をしはじめて
います。大企業も本社機能を西日本や海外に移転させています。経済の停滞の
原因とその責任は、原発推進者が負うべきです。
原発を再稼働させたい理由は、はっきりしています。電力が必要だからではあ
りません。原発にまつわるカネを得るためです。原発立地自治体は固定資産税
と交付金、電力会社と原子炉メーカーは原発輸出で得る利益のため、そして、
経済官僚、原発御用学者、政治家、マスメディアは、そのおこぼれをいただく
ためです。原発を稼働させ、その稼働によってカネを得ることはもう止めにし
ましょう。
私たちの課題は、運転中の全原子力発電所の停止・廃炉を求め、日本の原発推
進政策を改めさせることでした。その第一段階であるすべての原発の稼働中止
は、ひとまず実現しています。次の段階である廃炉へとすすめるため、再稼働
をさせずに中止を不動のものとするべく奮闘します。私たち自治体議員と市民
は、志を同じくする市民団体・個人と連帯し、ともにこの道を進む覚悟です。
右、決議します。
2012年5月13日 反原発自治体議員・市民連盟 第2回 総会
~・~・~・~・~
今号で4愛にわたって連載した反原発自治体議員・市民連盟の第二回総会の
報告は終了します。なお、反原発の活動の大幅な広がりに伴い、第2回総会
において年会費が以下の通り承認されました。
・町村議会議員 6,000円
・市議会議員 8,000円
・市民会員 3,000円
当連盟は自治体議員と市民ボランティアの協力によって、さらに全国的に
躍進しようとしております。反原発の気持ちを持っている方のご参加を
お待ちしております。
~・~・~・~・~
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◇「全ての原発の終焉をめざして」講演会
日時 5月26日(土) 午後1時開場
於 明治大学リバティタワー 1011教室
【第一部】演題 反原爆と反原発の間 講師 加藤哲郎さん
ヒロシマからフクシマヘ―原水禁運動と原発の同時出発・別展開
1)アジアへの戦争責任・加害者認識の欠如 2)経済成長の影で 3)
沖縄の忘却 4)社会主義「平和勢力」への幻想 5)核戦争反対・核兵器
廃絶と核エネルギー利用を使い分ける二枚舌の「平和」
【第二部】反核兵器、脱原発活動のアピール 椎名千恵子さん(原発いらな
い福島の女たち) 渕上太郎さん(経産省テント村) たんぽぽ舎、他
◎カザフスタンの反核の歌「ザマナイ」」の紹介 歌手TOMOKO
主催 社会運動史研究会、現代史研究会
問合わせ先 由井 格 090-7181-3291
┏┓
┗■4.<テント日誌 5/17(木)
│ ―経産省前テントひろば250目 原発ゼロ12日目―>
│ 吉田照美さんとビナードさんを囲んで・・・
│ 福島と大飯をつなぐ「もう一つの住民説明会」
└────( Y・T )(T/E)
5月17日(木) 晴れ。
今日、昼間に文化放送の人気アナウンサーの吉田照美さんとそのチームがテ
ントに取材に来られた。吉田さんが依然番組で電話インタビューされた、双葉
町からの避難者・亀屋さんとできればテントでお会いしたいという要望で予め
連絡を取っておいたので、亀屋さんが母娘でお見えになり、テントの前で感激
の対面となった。
日本の永住権も持っておられる詩人のアーサー・ビナードさんも吉田照美さ
んと一緒に来ておられる。ビナードさんは吉田照美ソコダイジナトコに木曜日
コメンテーターとして出演されているそうだ。
その場には丁度福島の田村郡の女性もおられたが、その方は今年に入って被
曝の影響か甲状腺に異常がみられ、病院に通っておられるとのことであった。
あの時に安定要素剤が供給されていれば・・・と悔やまれた。
こざっぱりと整った第2テントの中で、亀屋さん母娘、吉田照美さんとその
チーム、そしてビナードさんにテントのメンバーが加わって話が弾む。亀屋さ
んから3・11直後の様子、避難で転々とした様子、東電の対応等が生々しく
語られ、吉田さんはNHK等のメディアでどうして取り上げられないのか、と憤
慨する。ビナードさんも昨日南相馬から戻ってきたばかりということで、現在
の状況を流暢な日本語で話す。
時の経つのも忘れるほどに多くのことが語られ、吉田さんには今日の話の内
容を是非番組の中で紹介していただきたいとみんなでお願いする。
5月26日に、大飯町で福島の女性たちを招いての「もう一つの住民説明
会」が準備されだした。福島から何人もの女性が事前の戸別訪問によるビラ入
れ対話活動を含めて参加するようだ。そのこともあって、サンデー毎日5・2
7号の「『原発』で大揺れのおおい町ルポ」を読む。胸に迫るものがあった。
大飯の人々の目線はしっかりと「3・11福島」を見据えている。福島と大
飯をつなぐということは今、真に迫った課題なのだ。 ( Y・T )
-・-・-・-・-・-
5月16日版テント日誌に官僚について、付近の住民の方とのやりとりが記
されていた。そこでエピソ ードを一つ紹介する。 3月26日、テントひろば
の口座に10万円という多額のカンパが寄せられた。
差出人は〒100-8901東京都千代田区霞が関1-3-1天幕紫煙という
名だった。領収書は不要ですと書いてあった。これは果たして誰なのだろう。
余計な詮索は必要ないが、霞ヶ関も捨てたものではないのかもしれない。
(T/E)
2012年5月19日(土) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発の再開は絶対認められない 電気は足りる(2) (山崎 久隆)
★2.原発再稼働を止めよう、自治体議員・市民連盟第二回総会の決議文
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5月26日(土)午後1時開場「全ての原発の終焉をめざして」講演会
★4.<テント日誌 5/17(木)
―経産省前テントひろば250目 原発ゼロ12日目―>
吉田照美さんとビナードさんを囲んで・・・
福島と大飯をつなぐ「もう一つの住民説明会」
━━━━━━━
◇あす5月20日 映画&トーク【鎌仲ひとみ監督 最新作『内部被ばくを生き抜く』
上映会】[上映1]14時から、[上映2]18時から(監督のミニトークあり)
スペースたんぽぽ、http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1084
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原発の再開は絶対認められない
│ 電気は足りる(2)
└────(山崎 久隆)
河野太郎衆議院議員の「ごまめの歯ぎしり 2012年4月28日号 原発
再稼働についての細野大臣の発言等に関する質問主意書への答弁書」
http://archive.mag2.com/0000006653/index.htmlから引用する。
関西電力によれば、平成22年夏の最大電力3095万キロワットの値から
百万キロワット以内にとどまる値が記録された時間は30時間であり、二百万
キロワット以内にとどまる値が記録された時間は107時間であり、三百万キ
ロワット以内にとどまる値が記録された時間は188時間である。
以上は経済産業省の回答だ。
言い換えるならば、昨年実績通り電力を使用した場合、その時の供給能力が
2995万キロワットならば30時間、2895万キロワットならば107時
間、2795万キロワットならば188時間ほど停電の可能性があるというこ
とになる。
さらに数字を単純化するならば、当初3080万が関電による最大消費量予
想量、それに対する供給能力が3000万だと30時間、2900万だと
110時間、2800万だと190時間の不足時間が生ずる可能性があること
になるが、実際今年のピーク想定は修正後は2780万キロワットなので、全
体の約9%弱の時間が超過する可能性があるということになる。その超過分を
埋めるためには、半分は節電、半分は他社供給と考えれば、節電目標は7%で
良いことになる。全部を節電としても14%で回避できる。ここでは5%の供
給予備を見込んでいる。
東京電力管内で昨年夏に取り組まれた節電はピーク時で実質18%だから、
「昨年東京並み」ならばまったく停電も起きないし逼迫もしない。
昨年夏、とうとう東電管内で電気予報は90%を超えなかったことを思い出
して欲しい。
さらに追加で起動できるガスタービン発電機の追加設置(昨年東電が130
万キロワット分準備した)とか、自家発からの追加買い上げとか、いろいろな
手立てをしていたがそれで集めた合計5460万キロワットに対して最大需要
は4922万キロワットにとどまった。さらに津波などで被災した東北電力に
対して8月10日を挟む8日間にピーク時170万キロワットなどを融通する
こともできている。
ちなみに、電力消費量というのは気温が上がれば無制限に上がるというわけ
では無い。東電ならば、何の制約も無く使ったとしても最大ピーク時で
6000万キロワットを超えることは最早ないだろう。同様に関西電力も、
3100万キロワットを超えることはもうない。
電気代は原発事故が無くても十分高かったし、省エネ、省資源は今では誰も
が取り組むルールになっているし、省エネ家電などの普及で電気の無駄遣いを
していても消費量が跳ね上がるようなことはない。
(「電気は足りる(前回)は、5月15日発行TMM:No1456に掲載しました)
┏┓
┗■2.原発再稼働を止めよう、自治体議員・市民連盟第二回総会の決議文
└────
総会 決議
関西電力による大飯原発、四国電力による伊方原発、はたまた東京電力による
柏崎刈羽原発と、再稼働の声が次から次ぎと聞かれます。私たちは、このこと
に満腔の怒りを禁じ得ません。再稼働の理由は電力不足を挙げています。原発
の電力は30%を占めているので、原発がなければ停電すると喧伝していたのは、
確か、電力会社と経済官僚でした。私たちは騙されません。すべての原発の運
転を中止している現在の姿が、その嘘をなによりも明らかにしているからです。
原発を稼働させなければこの夏の電力が不足すると、国民を脅かしています。
私たちは、足りていると承知していますが、事実、不足するのならば、充足さ
せるための努力をすればいいだけのことです。自社の発電設備を充実させるか、
他の電力会社から譲り受けるか、あるいは、電力会社以外の発電事業者から供
給を受ければいいのです。不足となるのであるならば、それは、公共企業とし
ての役割どころか、電気という単独商品を販売する私企業として、怠慢の謗り
は逃れ得ません。その資質が問われるものです。
次には、原発が稼働しないと日本経済が立ち行かないとも主張します。本当で
しょうか、経済が停滞しているのなら、それは、福島第一原発の事故こそが、
その原因となるはずです。土地を奪い、農業をはじめとした生産拠点を奪って
経済を停滞させているのは、原発事故そのものであり、その責任は、再稼働に
固執する原発推進者であるからです。
収束することを忘れた原子炉からは、現在に至るも地上、そして海洋に膨大な
放射能を排出しつづけています。政府は、住民に避難をさせずに、反対に汚染
地域に縛りつけ、被曝者と被曝量を増やしづけています。東日本一帯の地域住
民の生命を危険に追いやり、経済を立ち行かなくさせているのは誰であるかは、
これも明らかです。富裕層は東日本から、そして、日本から脱出をしはじめて
います。大企業も本社機能を西日本や海外に移転させています。経済の停滞の
原因とその責任は、原発推進者が負うべきです。
原発を再稼働させたい理由は、はっきりしています。電力が必要だからではあ
りません。原発にまつわるカネを得るためです。原発立地自治体は固定資産税
と交付金、電力会社と原子炉メーカーは原発輸出で得る利益のため、そして、
経済官僚、原発御用学者、政治家、マスメディアは、そのおこぼれをいただく
ためです。原発を稼働させ、その稼働によってカネを得ることはもう止めにし
ましょう。
私たちの課題は、運転中の全原子力発電所の停止・廃炉を求め、日本の原発推
進政策を改めさせることでした。その第一段階であるすべての原発の稼働中止
は、ひとまず実現しています。次の段階である廃炉へとすすめるため、再稼働
をさせずに中止を不動のものとするべく奮闘します。私たち自治体議員と市民
は、志を同じくする市民団体・個人と連帯し、ともにこの道を進む覚悟です。
右、決議します。
2012年5月13日 反原発自治体議員・市民連盟 第2回 総会
~・~・~・~・~
今号で4愛にわたって連載した反原発自治体議員・市民連盟の第二回総会の
報告は終了します。なお、反原発の活動の大幅な広がりに伴い、第2回総会
において年会費が以下の通り承認されました。
・町村議会議員 6,000円
・市議会議員 8,000円
・市民会員 3,000円
当連盟は自治体議員と市民ボランティアの協力によって、さらに全国的に
躍進しようとしております。反原発の気持ちを持っている方のご参加を
お待ちしております。
~・~・~・~・~
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◇「全ての原発の終焉をめざして」講演会
日時 5月26日(土) 午後1時開場
於 明治大学リバティタワー 1011教室
【第一部】演題 反原爆と反原発の間 講師 加藤哲郎さん
ヒロシマからフクシマヘ―原水禁運動と原発の同時出発・別展開
1)アジアへの戦争責任・加害者認識の欠如 2)経済成長の影で 3)
沖縄の忘却 4)社会主義「平和勢力」への幻想 5)核戦争反対・核兵器
廃絶と核エネルギー利用を使い分ける二枚舌の「平和」
【第二部】反核兵器、脱原発活動のアピール 椎名千恵子さん(原発いらな
い福島の女たち) 渕上太郎さん(経産省テント村) たんぽぽ舎、他
◎カザフスタンの反核の歌「ザマナイ」」の紹介 歌手TOMOKO
主催 社会運動史研究会、現代史研究会
問合わせ先 由井 格 090-7181-3291
┏┓
┗■4.<テント日誌 5/17(木)
│ ―経産省前テントひろば250目 原発ゼロ12日目―>
│ 吉田照美さんとビナードさんを囲んで・・・
│ 福島と大飯をつなぐ「もう一つの住民説明会」
└────( Y・T )(T/E)
5月17日(木) 晴れ。
今日、昼間に文化放送の人気アナウンサーの吉田照美さんとそのチームがテ
ントに取材に来られた。吉田さんが依然番組で電話インタビューされた、双葉
町からの避難者・亀屋さんとできればテントでお会いしたいという要望で予め
連絡を取っておいたので、亀屋さんが母娘でお見えになり、テントの前で感激
の対面となった。
日本の永住権も持っておられる詩人のアーサー・ビナードさんも吉田照美さ
んと一緒に来ておられる。ビナードさんは吉田照美ソコダイジナトコに木曜日
コメンテーターとして出演されているそうだ。
その場には丁度福島の田村郡の女性もおられたが、その方は今年に入って被
曝の影響か甲状腺に異常がみられ、病院に通っておられるとのことであった。
あの時に安定要素剤が供給されていれば・・・と悔やまれた。
こざっぱりと整った第2テントの中で、亀屋さん母娘、吉田照美さんとその
チーム、そしてビナードさんにテントのメンバーが加わって話が弾む。亀屋さ
んから3・11直後の様子、避難で転々とした様子、東電の対応等が生々しく
語られ、吉田さんはNHK等のメディアでどうして取り上げられないのか、と憤
慨する。ビナードさんも昨日南相馬から戻ってきたばかりということで、現在
の状況を流暢な日本語で話す。
時の経つのも忘れるほどに多くのことが語られ、吉田さんには今日の話の内
容を是非番組の中で紹介していただきたいとみんなでお願いする。
5月26日に、大飯町で福島の女性たちを招いての「もう一つの住民説明
会」が準備されだした。福島から何人もの女性が事前の戸別訪問によるビラ入
れ対話活動を含めて参加するようだ。そのこともあって、サンデー毎日5・2
7号の「『原発』で大揺れのおおい町ルポ」を読む。胸に迫るものがあった。
大飯の人々の目線はしっかりと「3・11福島」を見据えている。福島と大
飯をつなぐということは今、真に迫った課題なのだ。 ( Y・T )
-・-・-・-・-・-
5月16日版テント日誌に官僚について、付近の住民の方とのやりとりが記
されていた。そこでエピソ ードを一つ紹介する。 3月26日、テントひろば
の口座に10万円という多額のカンパが寄せられた。
差出人は〒100-8901東京都千代田区霞が関1-3-1天幕紫煙という
名だった。領収書は不要ですと書いてあった。これは果たして誰なのだろう。
余計な詮索は必要ないが、霞ヶ関も捨てたものではないのかもしれない。
(T/E)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1460】
2012年5月18日(金) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.関電の「火力再稼動」-最初から再稼働させる意思が全くなかった
電気事業者としての資格を疑う
「電力の安定供給に万全を期す」はウソだった(永野 勇)
★2.新聞・雑誌から
◇スマトラ沖地震の教訓
保安院と電力会社、福島など対策取らず (東京新聞5月16日より抜粋)
◇猪瀬副知事「新電力(PPS)シェア30%を」経産相に民間参入提言
(5月17日 東京新聞より抜粋)
★3.イベントのおさそい(開場・スペースたんぽぽ)
◇連続学習会 新シリーズ 第1回若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない!
5月23日(水)18:45から、講師 山崎久隆さん
★4.<テント日誌 5/16(水)
―経産省前テントひろば249目 原発ゼロ11日目―>
通りすがりの人との対話にも味わい深いものがある。
━━━━━━━
◇5月20日 映画&トーク【鎌仲ひとみ監督 最新作『内部被ばくを生き抜く』
上映会】[上映1]14時から、[上映2]18時から(監督のミニトークあり)
スペースたんぽぽ、http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1084
━━━━━━━
┏┓
┗■1.関電の「火力再稼動」-最初から再稼働させる意思が全くなかった
│ 電気事業者としての資格を疑う
│ 「電力の安定供給に万全を期す」はウソだった
└────(永野 勇)
私は、東電の共同火力に26年間努めておりました。
関西電力の宮津火力と多奈川火力の詳細データは、持ちあわせておりません
が私は、テレビを見てあきれたのは、宮津火力と多奈川火力については、最初
から再稼動させる意思が全く無かったと思います。再稼動させる為には、停止
中に各機器の長期保管とその為の最小人数の配置が必要です。ボイラー、ター
ビン、発電機、主要配管、その他の主要機器を内部の錆を防ぐ目的で保管する
必要があります。
しかし関西電力は、宮津と多奈川については、長期保管作業もせず、運転員
の配置もしていないようです。(外部からの侵入者を防ぐガードマンはいたよ
うですが)
そうなってくると、はじめから再稼動させないということで進んでいたもの
を、途中から再稼動させるということになった場合、停止期間がどうだったの
かということが大きなファクターになります。10年間位停止していたと聞い
ておりますので、そうなってくると機器の劣化も考えられ、相当な努力をして
も1.5年から2年位はかかるかもしれません。各機器の点検からはじめて、
使用不能機器の発注、材料調達、不良機器の製作、据付・試運転をする必要が
あるからです。
しかし、関西電力が本当に電気事業者としての自覚を持っていたなら、昨年
の4月から準備が出来たのです。政府がなんと言おうと最終的には原発は再稼
動出来ると考えていたのでそれをやらなかったということでしょう。
次に、ボイラー、タービン、発電機の長期保管方法についてふれます。
ボイラー:窒素封入保管と満水保管(錆び止め剤であるヒドラジンを添加した
純水を満水にして保管する)がありますが、満水保管が多いです。
タービン:乾燥空気を送風する乾燥空気保管が主流です。
発電機 :シリカゲル等を入れてコイルの劣化を防ぎます。
では、なぜ再稼動させない火力発電所を廃止しないかという問題ですが、廃止
しないで認可出力を得ていれば、設備更新で発電設備を設置することが出来、
地元対策からはじめなければならない新設よりずっと有利だからです。
以上ですが、端的に表現するならば、口先では「電力の安定供給に万全を期
す」と言いながら、実際はそうではなく、電力企業の意のままに事を運ぶとい
う電力企業の横暴さ以外のなにものでもないと思えてなりません。
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から
└────
◇スマトラ沖地震の教訓
保安院と電力会社、福島など対策取らず (東京新聞5月16日より抜粋)
経済産業省原子力安全・保安院と東京電力など電力各社が二〇〇六年、各地
の原発が敷地より一メートル高い津波に襲われた場合、非常用の電源設備が失
われる危険性があるとの認識を共有しながら、有効な対策を取ってこなかった
ことが分かった。
〇四年十二月のスマトラ沖地震の津波で、インド南部のマドラス原発2号機
で海水ポンプが一時的に機能を失ったことを受け、保安院と電力各社は〇六年
一月から勉強会を開いた。東電のほか、北海道、東北、中部、関西の計五社が
参加した。
東電は福島第一5号機、中電は浜岡4号機(静岡県)、関西は大飯3、4号
機(福井県)など代表的な原発をモデルに検討した結果、どの原発も敷地より
一メートル高い津波が襲うと、電源喪失の恐れがあると分かった。東電は福島
第一5号機に十四メートルの津波が来れば、「タービン建屋に海水が入り、電
源設備の機能が喪失する可能性がある」との文面をまとめた。
保安院は対策を取るよう指示したが、その後の対策の現状は十分確認しな
かった。
東電は高さ四メートルにある海水ポンプの防水性を高めることを検討したが、
具体的な対応は取らなかった。(中略)
当時の状況をよく知る原発技術者は「インドの原発が(津波で)浸水し、想
定を超える津波の恐ろしさを考えるべきだったのに、耐震指針にも生かされな
かった。この時が見直すチャンスだった」と振り返った。
◇猪瀬副知事「新電力シェア30%を」経産相に民間参入提言
(5月17日 東京新聞より抜粋)
福島第一原発事故に伴う電力不足を補うため、東京電力が老朽火力発電所を
再稼動している問題で、東京都の猪瀬直樹副知事は十六日、枝野幸男経産相と
面会し、今後予定される建て替えや設備更新の際には、特定規模電気事業者
(PPS)など新電力の参入を可能にするよう提言した。
東電の経営再建が実現し、再び地域独占となれば、経営の透明性や顧客を軽
視する企業体質に戻る恐れがあるため、健全な競争環境を整えることが目的。
猪瀬副知事は、契約電力50キロワット以上の大口需要家向けの「自由化部
門」で現在3.5%にすぎないPPSのシェアを30%程度にするべきだと指
摘。具体的には、大井火力発電所(東京都品川区)のような老朽設備の更新の
際に、定期借地権などを活用し、新電力が参入できるようにすべきだと提言し
た。
東電の火力発電はいずれも出力五十万~二百四十万キロワットと、PPSだ
けで設備更新を担うには規模が大きすぎるため、既存の発電所を十万~五十万
キロワット級に分割し「新電力育成基地」と位置づけることも提案。東電が公
的資金を受けるのと同様、新電力にも政府保証で資金面で支援すべきだとの考
えを示した。
東京湾岸には七カ所で運転期間が三十五年を超える老朽火力が千五百万キロ
ワットある。(中略)
枝野経産相はシェア30%の数値目標について「少なくともそれくらいには
したい」と回答。火力の設備更新でも「新電力を育てる視点を入れて具体策を
詰めたい」と話した。(中略)
┏━たんぽぽ舎では新電力・PPSについて2種類の冊子を扱っています。
┃ご希望の方はFAXまたはメールでご注文下さい。(送料:80円)
┃FAX 03-3238-0797、メール nonukes@tanpoposya.net
┃1)「電力会社から電気を買わない方法」
┃ 定価200円、著・反原発自治体議員・市民連盟
┃2)「PPSのすすめ」 定価1000+税、著・布施哲也
┗━
┏┓
┗■3.イベントのおさそい(会場・スペースたんぽぽ)
└────
◇連続学習会の新シリーズが始まります。
第1回 若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない!
日時 2012年5月23日(水) 18:30開場 18:45開会
講師 山崎久隆さん(たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会)
参加費800円、場所 スペースたんぽぽ
※原発が集中する地域ごとに、危険性や問題点を学習します。
2回目以降の予定は次の通りです。
第2回 狙われる伊方、対岸の上関(建設中)---6月
第3回 東電・柏崎刈羽、7つの原発---7月
第4回 原発よりも危険な再処理「六ヶ所」と、大間---8月
第5回 廃止・廃炉のゆくえ、「東海原発、東海第二」---9月
┏┓
┗■4.<テント日誌 5/16(水)
│ ―経産省前テントひろば249目 原発ゼロ11日目―>
│ 通りすがりの人との対話にも味わい深いものがある。
└────(M/O)
昨日の雨から一転して今日は汗ばむような暑さが感じられる。暦の上ではも
う立夏も過ぎたのだから当然であるが、風が心地いい。テントも強めの風に煽
られているが、この霞が関の一角に腰を下ろしたようで手前みそになるが風格
も出てきたように思う。
テントには多くの人が訪ねてくるが、通りすがりで結構興味のある人も多い。
よくテントの前を通り、いつか簡単な挨拶を交わすようになった人もいる。そ
んな一人に僕と同年輩と思われる婦人がいるのだが、テント前で立話をした。
この近辺で日本料理屋を40年程やっているとのことで、霞ヶ関の住人(官僚
の)のことはよく知っているのだろう。話のきっかけは梅雨になったらテント
も大変ということで湿気対策などを提示してくれたことからはじまった。僕が
5月というのは雨や湿気も含めて割と好きな方であり、風情というか季節感が
好きなのだが、湿気対策は健康上も必要ということで考えたい。炭での対策な
どいろいろのアドバイスを参考にしたいと思う。
この話から彼女は官僚や日本の政治のことまで進んだ。官僚に対して割と好
意的で同情的なのはここの住民としてのことだろうが、官僚も縛られて動けな
いのであると言っていた。背後の政治力としてのアメリカということまで話し
は進んだが、官僚は国民の声を求めているところもあるのよ、というのが彼女
の意見だった。官僚の為にもこのテントは必要で、こんなふうなのははじめて
だが官僚にも伝わっているはずだと言っていた。
テント前の椅子にすわって妄想とも回想ともつかぬことに耽っていたら、同
年輩の男の人に声をかけられた。船橋の方の人でよく通るが初めてだと隣にす
わった。何かしたいのだけどどうしていいかわからないという事だが、それは
僕も同じでとりあえずテントを張り声をあげているのですよ、ということだっ
た。これからは地域の集会にも顔をだすということで、船橋の近辺で開かれる
6月8日の中村哲さんのアフガニスタン報告集会などを紹介した。やはり人が何
かに接近するには契機必要であり、ちょいとした勇気もいる。テントがそんな
場になるといいと思う。実家が喜多方という方も来られたが、北会津の喜多方
でも、「両親は孫を絶対に連れてこないようにと言ってる」という程の状態だ
そうだ。
午後3時から第二テントでは「放射能線量にていての話」の講座がもたれた。
これはチェルブイリと福島の比較をもとに低線量被曝とどう向き合うかという
話であったが僕らが放射能線量ということについて僕らが何処までしているか
ということも含めたものであった。
「大人と子供の臓器別セシウム137蓄積量比較」から福島での子供たちの
診察状況まで多くの興味深い話だっただ、もう少し多くの人に話を聞いてもら
いたかった。(ちなみに第2テントは真新しい簀の子と上敷きが敷かれていて、
清々しい雰囲気となっていた。
夜には午後7時から水曜行動=文科省前で、「福島の子どもたちを避難させ
て下さい」と要望する行動=が行われた。テントのメンバーを中心に先週から
始まった行動である。 (M/O)
2012年5月18日(金) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.関電の「火力再稼動」-最初から再稼働させる意思が全くなかった
電気事業者としての資格を疑う
「電力の安定供給に万全を期す」はウソだった(永野 勇)
★2.新聞・雑誌から
◇スマトラ沖地震の教訓
保安院と電力会社、福島など対策取らず (東京新聞5月16日より抜粋)
◇猪瀬副知事「新電力(PPS)シェア30%を」経産相に民間参入提言
(5月17日 東京新聞より抜粋)
★3.イベントのおさそい(開場・スペースたんぽぽ)
◇連続学習会 新シリーズ 第1回若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない!
5月23日(水)18:45から、講師 山崎久隆さん
★4.<テント日誌 5/16(水)
―経産省前テントひろば249目 原発ゼロ11日目―>
通りすがりの人との対話にも味わい深いものがある。
━━━━━━━
◇5月20日 映画&トーク【鎌仲ひとみ監督 最新作『内部被ばくを生き抜く』
上映会】[上映1]14時から、[上映2]18時から(監督のミニトークあり)
スペースたんぽぽ、http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1084
━━━━━━━
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┗■1.関電の「火力再稼動」-最初から再稼働させる意思が全くなかった
│ 電気事業者としての資格を疑う
│ 「電力の安定供給に万全を期す」はウソだった
└────(永野 勇)
私は、東電の共同火力に26年間努めておりました。
関西電力の宮津火力と多奈川火力の詳細データは、持ちあわせておりません
が私は、テレビを見てあきれたのは、宮津火力と多奈川火力については、最初
から再稼動させる意思が全く無かったと思います。再稼動させる為には、停止
中に各機器の長期保管とその為の最小人数の配置が必要です。ボイラー、ター
ビン、発電機、主要配管、その他の主要機器を内部の錆を防ぐ目的で保管する
必要があります。
しかし関西電力は、宮津と多奈川については、長期保管作業もせず、運転員
の配置もしていないようです。(外部からの侵入者を防ぐガードマンはいたよ
うですが)
そうなってくると、はじめから再稼動させないということで進んでいたもの
を、途中から再稼動させるということになった場合、停止期間がどうだったの
かということが大きなファクターになります。10年間位停止していたと聞い
ておりますので、そうなってくると機器の劣化も考えられ、相当な努力をして
も1.5年から2年位はかかるかもしれません。各機器の点検からはじめて、
使用不能機器の発注、材料調達、不良機器の製作、据付・試運転をする必要が
あるからです。
しかし、関西電力が本当に電気事業者としての自覚を持っていたなら、昨年
の4月から準備が出来たのです。政府がなんと言おうと最終的には原発は再稼
動出来ると考えていたのでそれをやらなかったということでしょう。
次に、ボイラー、タービン、発電機の長期保管方法についてふれます。
ボイラー:窒素封入保管と満水保管(錆び止め剤であるヒドラジンを添加した
純水を満水にして保管する)がありますが、満水保管が多いです。
タービン:乾燥空気を送風する乾燥空気保管が主流です。
発電機 :シリカゲル等を入れてコイルの劣化を防ぎます。
では、なぜ再稼動させない火力発電所を廃止しないかという問題ですが、廃止
しないで認可出力を得ていれば、設備更新で発電設備を設置することが出来、
地元対策からはじめなければならない新設よりずっと有利だからです。
以上ですが、端的に表現するならば、口先では「電力の安定供給に万全を期
す」と言いながら、実際はそうではなく、電力企業の意のままに事を運ぶとい
う電力企業の横暴さ以外のなにものでもないと思えてなりません。
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から
└────
◇スマトラ沖地震の教訓
保安院と電力会社、福島など対策取らず (東京新聞5月16日より抜粋)
経済産業省原子力安全・保安院と東京電力など電力各社が二〇〇六年、各地
の原発が敷地より一メートル高い津波に襲われた場合、非常用の電源設備が失
われる危険性があるとの認識を共有しながら、有効な対策を取ってこなかった
ことが分かった。
〇四年十二月のスマトラ沖地震の津波で、インド南部のマドラス原発2号機
で海水ポンプが一時的に機能を失ったことを受け、保安院と電力各社は〇六年
一月から勉強会を開いた。東電のほか、北海道、東北、中部、関西の計五社が
参加した。
東電は福島第一5号機、中電は浜岡4号機(静岡県)、関西は大飯3、4号
機(福井県)など代表的な原発をモデルに検討した結果、どの原発も敷地より
一メートル高い津波が襲うと、電源喪失の恐れがあると分かった。東電は福島
第一5号機に十四メートルの津波が来れば、「タービン建屋に海水が入り、電
源設備の機能が喪失する可能性がある」との文面をまとめた。
保安院は対策を取るよう指示したが、その後の対策の現状は十分確認しな
かった。
東電は高さ四メートルにある海水ポンプの防水性を高めることを検討したが、
具体的な対応は取らなかった。(中略)
当時の状況をよく知る原発技術者は「インドの原発が(津波で)浸水し、想
定を超える津波の恐ろしさを考えるべきだったのに、耐震指針にも生かされな
かった。この時が見直すチャンスだった」と振り返った。
◇猪瀬副知事「新電力シェア30%を」経産相に民間参入提言
(5月17日 東京新聞より抜粋)
福島第一原発事故に伴う電力不足を補うため、東京電力が老朽火力発電所を
再稼動している問題で、東京都の猪瀬直樹副知事は十六日、枝野幸男経産相と
面会し、今後予定される建て替えや設備更新の際には、特定規模電気事業者
(PPS)など新電力の参入を可能にするよう提言した。
東電の経営再建が実現し、再び地域独占となれば、経営の透明性や顧客を軽
視する企業体質に戻る恐れがあるため、健全な競争環境を整えることが目的。
猪瀬副知事は、契約電力50キロワット以上の大口需要家向けの「自由化部
門」で現在3.5%にすぎないPPSのシェアを30%程度にするべきだと指
摘。具体的には、大井火力発電所(東京都品川区)のような老朽設備の更新の
際に、定期借地権などを活用し、新電力が参入できるようにすべきだと提言し
た。
東電の火力発電はいずれも出力五十万~二百四十万キロワットと、PPSだ
けで設備更新を担うには規模が大きすぎるため、既存の発電所を十万~五十万
キロワット級に分割し「新電力育成基地」と位置づけることも提案。東電が公
的資金を受けるのと同様、新電力にも政府保証で資金面で支援すべきだとの考
えを示した。
東京湾岸には七カ所で運転期間が三十五年を超える老朽火力が千五百万キロ
ワットある。(中略)
枝野経産相はシェア30%の数値目標について「少なくともそれくらいには
したい」と回答。火力の設備更新でも「新電力を育てる視点を入れて具体策を
詰めたい」と話した。(中略)
┏━たんぽぽ舎では新電力・PPSについて2種類の冊子を扱っています。
┃ご希望の方はFAXまたはメールでご注文下さい。(送料:80円)
┃FAX 03-3238-0797、メール nonukes@tanpoposya.net
┃1)「電力会社から電気を買わない方法」
┃ 定価200円、著・反原発自治体議員・市民連盟
┃2)「PPSのすすめ」 定価1000+税、著・布施哲也
┗━
┏┓
┗■3.イベントのおさそい(会場・スペースたんぽぽ)
└────
◇連続学習会の新シリーズが始まります。
第1回 若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない!
日時 2012年5月23日(水) 18:30開場 18:45開会
講師 山崎久隆さん(たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会)
参加費800円、場所 スペースたんぽぽ
※原発が集中する地域ごとに、危険性や問題点を学習します。
2回目以降の予定は次の通りです。
第2回 狙われる伊方、対岸の上関(建設中)---6月
第3回 東電・柏崎刈羽、7つの原発---7月
第4回 原発よりも危険な再処理「六ヶ所」と、大間---8月
第5回 廃止・廃炉のゆくえ、「東海原発、東海第二」---9月
┏┓
┗■4.<テント日誌 5/16(水)
│ ―経産省前テントひろば249目 原発ゼロ11日目―>
│ 通りすがりの人との対話にも味わい深いものがある。
└────(M/O)
昨日の雨から一転して今日は汗ばむような暑さが感じられる。暦の上ではも
う立夏も過ぎたのだから当然であるが、風が心地いい。テントも強めの風に煽
られているが、この霞が関の一角に腰を下ろしたようで手前みそになるが風格
も出てきたように思う。
テントには多くの人が訪ねてくるが、通りすがりで結構興味のある人も多い。
よくテントの前を通り、いつか簡単な挨拶を交わすようになった人もいる。そ
んな一人に僕と同年輩と思われる婦人がいるのだが、テント前で立話をした。
この近辺で日本料理屋を40年程やっているとのことで、霞ヶ関の住人(官僚
の)のことはよく知っているのだろう。話のきっかけは梅雨になったらテント
も大変ということで湿気対策などを提示してくれたことからはじまった。僕が
5月というのは雨や湿気も含めて割と好きな方であり、風情というか季節感が
好きなのだが、湿気対策は健康上も必要ということで考えたい。炭での対策な
どいろいろのアドバイスを参考にしたいと思う。
この話から彼女は官僚や日本の政治のことまで進んだ。官僚に対して割と好
意的で同情的なのはここの住民としてのことだろうが、官僚も縛られて動けな
いのであると言っていた。背後の政治力としてのアメリカということまで話し
は進んだが、官僚は国民の声を求めているところもあるのよ、というのが彼女
の意見だった。官僚の為にもこのテントは必要で、こんなふうなのははじめて
だが官僚にも伝わっているはずだと言っていた。
テント前の椅子にすわって妄想とも回想ともつかぬことに耽っていたら、同
年輩の男の人に声をかけられた。船橋の方の人でよく通るが初めてだと隣にす
わった。何かしたいのだけどどうしていいかわからないという事だが、それは
僕も同じでとりあえずテントを張り声をあげているのですよ、ということだっ
た。これからは地域の集会にも顔をだすということで、船橋の近辺で開かれる
6月8日の中村哲さんのアフガニスタン報告集会などを紹介した。やはり人が何
かに接近するには契機必要であり、ちょいとした勇気もいる。テントがそんな
場になるといいと思う。実家が喜多方という方も来られたが、北会津の喜多方
でも、「両親は孫を絶対に連れてこないようにと言ってる」という程の状態だ
そうだ。
午後3時から第二テントでは「放射能線量にていての話」の講座がもたれた。
これはチェルブイリと福島の比較をもとに低線量被曝とどう向き合うかという
話であったが僕らが放射能線量ということについて僕らが何処までしているか
ということも含めたものであった。
「大人と子供の臓器別セシウム137蓄積量比較」から福島での子供たちの
診察状況まで多くの興味深い話だっただ、もう少し多くの人に話を聞いてもら
いたかった。(ちなみに第2テントは真新しい簀の子と上敷きが敷かれていて、
清々しい雰囲気となっていた。
夜には午後7時から水曜行動=文科省前で、「福島の子どもたちを避難させ
て下さい」と要望する行動=が行われた。テントのメンバーを中心に先週から
始まった行動である。 (M/O)