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たんぽぽ舎です。【TMM:No1474】
2012年6月2日(土) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.原則を忘れるとこうなる
   がれき広域処理につぎ込む国家予算があるならば被災者支援にまわせ
                       (たんぽぽ舎 山崎久隆)
★2.広瀬隆さん講演会 - 全国各地6月の予定表
★3.東電取締役の責任を問う株主代表訴訟が始まります
                       (東電株主代表訴訟の会)
★4.<テント日誌5/29(火)
   ―経産省前テントひろば262日目 稼働原発ゼロ24日目>
   6月17日(日)「いのちが大事 今なぜ再稼働? 福井でつながろう」
   全力で福井へ!バス5台  テントの体制を強化して(Y・T)(Q)
━━━━━━━
◇4日(月)19時から『6・4再稼働阻止・東電料金値上げ反対決起集会
 大飯が危ない!状勢認識・行動方針をみんなで討論」、スペースたんぽぽ
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1136、資料代500
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.原則を忘れるとこうなる
 │  がれき広域処理につぎ込む国家予算があるならば被災者支援にまわせ
 └────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
 
 がれき広域処理は混迷を極めている。
 とうとう北マリアナ諸島政府から「がれき受け入れ申し入れ」なる話が宮城
県などに飛び込んできた。
 もとより、産業廃棄物(災害廃棄物といえども産業廃棄物と同じである)の
海外移転は国際法で禁じられている。まして放射性物質に汚染されたものを国
外に持ち出すことはいかなる理由付けをしても合法にはならない。
 日本国内だけならば、勝手な法律を作れば何でも可能かもしれないが、国際
法はそうはいかない。
 まして北マリアナ諸島は、太平洋戦争中に日米両国の激戦があり、日本の占
領下で大変な被害を先住民に与えた場所であり、その遺物による汚染もなくな
っていない。
 天然自然の豊かな場所に、そのまま廃棄物を積み上げるだけの「処分」なの
だろうから、環境破壊を引き起こす大問題といわざるを得ない。
 このような「非常識」な話が持ち上がる背景には、広域処理という本来なら
ばやってはならない無茶な処分方法を採用し、それがうまくいかないとして
「そのために災害復旧が進まない」と、政権の責任を地方自治体の真面目な懸
念や批判に「精神論」と「暴論」で答え続けてきたからだ。
 これほど政府が無茶苦茶をいっていたら、そのうち海外に持ち出そうなどと
いった「暴論」が登場するだろうと予想できた。
 また、今回の北マリアナ処分案は輸送距離がとんでもない距離になる。
 災害廃棄物を2500キロも運ぶというのだから、一体どれほどの資金が必
要なのかと思うと、ぞっとする。
 今でも東京など広域にがれき廃棄物を持ち出すのに多くの国家予算をつぎ込
んでいる。そんなところにつぎ込む予算があるのならば、被災者支援に回すべ
きだろう。
 
 
┏┓
┗■2.広瀬隆さん講演会 - 全国各地6月の予定表
 └────
 
 ○6月2日 午後1時~4時、
  北海道・釧路生涯学習センターまなぼっと大ホールにて。
  広瀬隆講演会実行委員会主催。連絡先電話0154-66-2608。
 
 ○6月9日、13:30 ~16:30
  広島県安芸高田市民文化センター(クリスタルアージョ)小ホールにて。
  主催:安芸高田地区労働組合会議、連絡先電話090-1355-0739
 
 ○6月10日、13:30~15:30、愛媛県庁を包囲する1000人集会・デモがおこ
  なわれます。私も個人的にそこに参加するので、昨年来「南海トラフ」を
  中心に表面化してきた「伊方原発の危険性/津波と電源喪失の脅威」につ
  いて、地元・愛媛県のみなさんに資料を配布するつもりでしたが、午後
  4時~5時に「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク」の人たち
  が、その内容を話すよう緊急講演会を企画してくれましたので、愛媛県美
  術館講堂(松山市堀之内)にて手短にお話しします。
 
 ○6月14日、17:30~20:30、
  名古屋市公会堂4 階ホールにて。経営者によるエネルギーと環境を考える
  会主催。連絡先電話052-931-6671
  【500 名限定。定員になり次第、締め切り】
 
 ○6月15日、18:10~21:00、
  きゅりあん小ホールにて(東京のJR大井町駅前)。
  「人権に21世紀をつくる文化の集い」主催。連絡先電話090-5202-0117 。
 
 ○6月18日、10時から12時30分、ロイトン札幌ロイトンホールにて。
  札幌のコープさっぽろ生協総会、連絡先電話011-671-5617。
  そこで11:00~12:30広瀬講演。
 ○同6月18日、午後6時から、北海道・旭川にて。中小企業家同友会旭川
  支部環境・エコ部会主催。連絡先電話0166-24-6682。
 
 ○6月24日、午後1:30~4:30、東京のすみだリバーサイドホール(墨田
  区吾妻橋一丁目23番20号)にて。
  母と子の会主催。連絡先電話03-6410-6058。
 
 ○6月28日、夜6時~9時。仙台市の日本基督教団仙台青葉荘教会にて
  (仙台市青葉区錦町1-13-48 )。日本基督教団東北教区主催、宮城県の
  諸団体共催。日本基督教団いずみ愛泉教会、連絡先電話022-372-1712。
 
 ○6月29日、午前10時~12時半、(同上)仙台市の仙台青葉荘教会にて。
 
 
┏┓
┗■3.東電取締役の責任を問う株主代表訴訟が始まります
 └────(東電株主代表訴訟の会)
 
 東電株主訴訟第一回口頭弁論が6月14日にあります。大勢の「東電取締役は
責任を取れ」の声で東京地裁を包囲して下さい。みんなで声を上げねば責任者
はこのまま永遠に「逃亡」してしまうでしょう。刑事責任と民事責任と、そし
て経営責任を全うしてもらわねばなりません。数百万人の生活が奪われ、破壊
され、命を奪われ・・・いったいこんな大規模犯罪の責任が問われないなどと
いうことがあり得ましょうか。(ここまで記述は山崎です。)
 
 ========================
 第一回 口頭弁論で1時間の原告意見陳述を行います
 ―東電株主代表訴訟―
 
6月14日(木)10時30分から東京地裁103号法廷にて東電株主代表訴訟の第一回
口頭弁論が開かれます。
 
通常は 書面の交換をするだけのケースが多かったようですが、裁判のスピー
ド、見える 化などへの配慮もあり約1時間の原告意見陳述を予定しています。
原告弁護団団長の河合弘之弁護士、たんぽぽ舎の山崎久隆さん、福島で被災
した浅田正文さん、そして脱原発・東電株主運動の木村結が夫々意見陳述を行
います。傍聴し、支援してください。一番大きな法廷ですが、9時50分から抽
選が行われる予定です。
 
この裁判は、世界でも類をみない高額の賠償5兆5045億円を請求していること
でも話題になっていますが、福島原発は今なお収束せず、損害額は30兆円を
超えるとも言われています。そんな状況でありながら、政府も東電を始めとす
る電力会社も再稼働をしようとやっきになっています。電力のピークの夏本番
を迎える中、この裁判の意義は大きいと考えます。
 
東電歴代の取締役27名に、すべての資産を売却し会社に返却すること。返却さ
れたお金はすべて福島の被災者の賠償金に充てること、を要求しています。
この裁判をすることで、原発のような超危険なシステムを扱う会社の取締役に
は一般の企業とは異なる重大な責任があることを訴えたいと考えます。
かつては「お国のため、天皇のため」と戦争に邁進した日本。今また「企業の
ため、経済力のため」と原発を推進し国民を犠牲にしています。ひとりひとり
の個人として責任を取ることがなければ、会社を辞めても他の会社でまた重要
なポストに就いたり、退職して悠々と老後をおくります。これまでのように
「会社を辞めることで責任を取った」とすることでは企業犯罪をなくすことに
なりません。
 
そして更に、今回のように取締役を訴える裁判では、企業が裁判に補助参加と
して弁護士を送り込むことが予想されます。しかし、現在の取締役のうち15人
はすべて被告です。そして次期社長も被告です。その上、政府は1兆円の追加
融資を行い東電に資本参加し、実質国有化されるのです。裁判への補助参加は、
国民の税金を使って国民を被曝させた被告人を援助することになりますから、
絶対に許してはいけません。このことについては裁判所にも訴えたいと考えて
おります。
 
(東電株主代表訴訟の会 ホームヘ゜ーシ゛ http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌5/29(火)
 │  ―経産省前テントひろば262日目 稼働原発ゼロ24日目>
 │  6月17日(日)「いのちが大事 今なぜ再稼働? 福井でつながろう」
 │  全力で福井へ!バス5台  テントの体制を強化して
 └────(Y・T)(Q)
 
5月29日(火) 曇り一時雨
 今日の午後、宮崎県の最南端、串間市から若い女性が訪れた。串間市は志布
志湾に面したとても海の美しい風光明媚な土地だという。
 この串間市で、1990年代から原発建設問題が表面化して以来、地域は誘
致派と反対派の二つに引き裂かれ、住民の反対にもかかわらず繰り返し誘致策
動が繰り返され、2011年の4月10日に住民投票が予定されていたそうだ。
誘致派の宣伝活動は激しかったらしい。しかし、3・11福島原発大事故で、
市長は3月14日に住民投票見送りを表明し、16日には断念することを明ら
かにしたという。
 
 彼女はその後各地を経巡って、命ということが全ての根っこにあり、命を大
切にするということが全ての根幹でなければ・・・と考えるに至ったという。
第2テントには丁度盛岡からきたという女性、都内だがテントは初めてという
女性などがいて話が盛り上がる。
 そして彼女が創った「いのちがいちばん大切」という歌と踊りを、6人の女
性達でテントの前で歌い、踊る。シンプルな歌と踊りの中に祈りにも似た精神
が宿っているような・・・・。「未来をはらむ女たちのとつきとおか」に相応
しいものであった。
 
 その後、この女性も一緒にテント全体会議へ。6月中旬の福井での全国集会
への参加ということもあって40名をこえる参加者であった。5・24~26
の大飯報告もあり、福井現地での実行委員会と同時並行での会議ということで、
気持ちは福井につながっていた。全体会議の終わる頃、福井と電話がつながり、
確定された日時・場所等が伝えられた。
 
 6月17(日)12:00~15:00、集会とパレード、福井市中央公園
 『いのちが大事 今なぜ再稼働?福井でつながろう』
 バスは16日(土)21:00 新宿西口(スバルビル前)集合
 (翌17日の朝6時ごろ福井着)休憩後現地交流会から中央公園集会参加へ
 
 会議後この決定を福島に戻っている椎名さんに連絡。福島からは大型バス1
台を予定しているそうだ。それと先日、大飯で交流した地元の方が早速福島を
訪れることになったそうだ。しっかりと案内して回ると声が弾む。大飯と福島
はしっかりと結ばれていく。                ( Y・T )
 
 ★Qさんのおおい総合運動公園テント日誌は、ホームページで。
 http://tentohiroba.tumblr.com/post/24084287376/5-29-262-24 
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1473】
2012年6月1日(金) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働やめろ!原発やめろ!(6月1日)  (たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
★2.皆様の声が心に響き、励みになると!!
    首相官邸まえ行動で、記者から伝えられたこと
                   (たんぽぽ舎ボランティア 帯谷)
★3.たんぽぽ舎の6月学習会・講演・デモの日程 参加歓迎
★4.[助成] 原発からの風船風向き調査を応援します、先着4者へ
                         (さよなら原発ぎふ)
★5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇6月2日(土)『脱原発杉並宣言』集会
★6.<テント日誌5/28(月)
   ―経産省前テントひろば261日目 稼働原発ゼロ23日目>
    テントの文字とロゴ入りのポロシャツ隊、テントに登場
    寂聴さんが全国へテントを発信(Y・T)(Q)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.再稼働やめろ!原発やめろ!(6月1日)
 └────(たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
 
 首相官邸前に2,700人の怒りの声ひびきわたる
 
 原発再稼働にむけてなりふり構わない野田政権。ベント無し、免震事務棟も
無い中で安全が保障されたとうそぶいている。京都から来た高校生は再稼働す
れば日常に死を考えなくてはいけなくなると再稼働反対を訴えた。現在、東日
本が重大な放射能に覆われ、さらに西日本まで事故になれば本当に日本は終わ
ってしまう。この夏の電気需要や近視眼的な日本経済だけで原発再稼働を決め
て良いわけがない。
 6月1日、首相官邸に集まった2,700人の再稼働反対の民意を野田首相は受
け止めるべきだ。それ以外に責任を取る道などない。
 
 
┏┓
┗■2.皆様の声が心に響き、励みになると!!
 │   首相官邸まえ行動で、記者から伝えられたこと
 └────(たんぽぽ舎ボランティア 帯谷)
 
 大飯原発が危機というので、官邸前抗議行動に参加しました。
 記者会館を背にして官邸に向かってマイクアピールしていると、一人の記者
が近づいて来ました。その人はある国会議員付きをしているそうです。
 
「皆さん方が色んなメンバー構成で連日官邸に向かって心からの訴え、叫んで
いる声が議員会館の議員さんに記者会館の記者さんの心に響いています。」
と私達に伝えてくれました!!
 
「頑張って記事を書きます。私が付いている議員さんが皆さんの抗議している
姿が部屋から見えるので喜んでいます。脱原発への行動の励みになります!!」
と言われて私も嬉しくなりました。良かった!!
 
 
┏┓
┗■3.たんぽぽ舎の6月学習会・講演・デモの日程 参加歓迎
 └────
 
6/4(月)(18時半開場)19:00~21:30、資料代:500円
 6・4再稼働阻止・東電料金値上げ反対決起集会
 大飯が危ない!状勢認識・行動方針をみんなで討論
 
6/6(水) 18:30から、日比谷野外音楽堂
 「さようなら原発1000万人署名」第一次集約集会とパレード、
 
6/8(金)(18:30開場、特典映像あり)19時から、参加費500円
 ワンコイン上映会「世界は恐怖する」
 
6/9(土) 午前10:00~12:00、
 おしゃべりしながら手芸をたのしむ、参加費:500円
 
6/9(土) 18:30開会、参加費:800円
 たんぽぽ舎&東電前アクション合同学習会 第3回
 「東電の歴史(戦前・戦後)~強制連行と重労働ほか」
 講師:村山和弘さん(富山から)
 
6/9(土) 首相官邸まえ18:00集合、「市民からの問責決議文」提出!
 6・9大飯原発再稼働反対!首相官邸ウォーク
 主催:再稼働反対!全国アクション
 
6/10(日)~6/11(月) 松山連帯・応援ツアー(1泊2日)
 伊方の再稼働阻止のため、松山へ応援に行こう!
 問合せ nonukes@tanpoposya.net、反原発自治体議員・市民連盟との共催
 
6/17(日) 福井応援ツアー
 大飯発再稼働反対!福井・全国大集会へ、関東から全国から応援に行こう!
 「経産省前テントひろば」全面支援によるバスツアー企画中
 (交通費1人3000円、カンパ歓迎)(問合せ:テントひろばTEL 070-6473-1947)
 
6/15(金) 19:00~20:00、東電本店前へ集合
 再稼働前提の事業計画に物申す 6・15東電株主総会 前段アクション
 -もう福島にも新潟にも原発はいらない-、主催:東電前アクション
 
6/16(土) 18:30~21:00、参加費:500円
 反原発なにかしたい人会議・6回目
 
6/20(水) 18:30会場、19:00開会、参加費:1000円
 災害がれきの広域処理は妥当なのか? 「原子力ムラ」と同様の隠ぺいと
 情報操作のワナ、講師:池田こみちさん(環境総合研究所)
 
6/21(木) 18:30開場、19:00時開会、参加費:800円
 『隠ぺいされた福島原発事故 - 2号機について徹底分析』
 講師:槌田敦さん
 
6/23(土) 午前10:00~12:00、
 おしゃべりしながら手芸をたのしむ、参加費:500円
 
6/30(土) 映画&トーク 新作海外ドキュメンタリー上映会、
 ゲスト 村田訓吉さん、増山麗奈さん
 第一部 13:30開演 「Hibakusha ~広島から福島へ続く原子力ビジネス~
 第二部 15:00開演 フクシマ最新映像
 共催:いろりばた会議、WAPA
 入場料:第一部、第二部それぞれ1000円、続けて参加は1500円
 
6/30(土) 開場17:30、開会18:00、参加費:1,000円、
 第15回 役立つ反原発基本講座【東電の電気料金値上げの問題点(2)』
 講師:安藤多恵子さん(市民エネルギー研究所)ほか
 主催:反原発自治体議員・市民連盟
 
 
┏┓
┗■4.[助成] 原発からの風船風向き調査を応援します、先着4者へ
 └────(さよなら原発ぎふ)
 
 2012年3月3日、岐阜県内市民が中心となり「福井の原発からの風向き調査プ
ロジェクト」を実施し、美浜原発から2kmの海水浴場から1000個の風船を飛ば
しました。
 その結果、99個の風船が発見され、うち、82個が岐阜県内で発見されました。
 この結果は、衝撃をもって各方面に受け取られ、岐阜西部の自治体首長や、
県議会を動かし、岐阜県市長会は大飯原発再稼動に慎重な対応を国に要望し、
5月8日の岐阜県議会では「大飯原発再稼動に慎重対応を国に求める意見書」
が全会一致で可決するなどの動きにつながりました。
 この活動は寄付で行われましたが、剰余金が生じたため、全国の皆さんで
同様の調査・活動をする助けになればという趣旨でこの助成を実施します。
 
 要項
 ・助成対象 先着4者(団体・個人のグループ)
 ・助成金額 5万円
 ・詳細はこちら http://ameblo.jp/611gifu/day-20120531.html
 
 お問い合わせ
  さよなら原発ぎふ
  〒501-0425 岐阜県本巣郡北方町加茂185-24
  TEL/FAX 058-323-2534、E-mail baloon0303@yahoo.co.jp
 
 
┏┓
┗■5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇住民による『脱原発杉並宣言』集会
 日時 6月2日(土)午後6時15分(開場)6時45分(開演)
 会場 杉並公会堂 大ホール(杉並区上荻1-23-15)JR荻窪北口徒歩7分
 ・基調講演: 鎌田 慧さん(ジャーナリスト)
    <戦後日本の社会派ルポライターの代表的存在。>
    著書『六ヶ所村の記録』『日本の原発危険地帯』など多数。
 ・対談:未来を決めるバトル「原子力ムラVS有象無象」
   雨宮処凛さん(作家・活動家) & 松本 哉さん(素人の乱)
 ・リレートーク
  (1)竹下美穂さん(保育園を考える親の会会員)
  (2)花崎晶さん(八王子から脱原発宣言)
  (3)木田節子さん(双葉郡富岡町、福島第1原発から8キロの警戒区域に
   住んでいました。現在水戸市に避難している)
 ・『脱原発宣言』朗読:中里雅子さん(元テレ朝アナウンサー)
 ・参加費1000円(高校生以下・介助者無料)
 主催:杉並区住民による「脱原発宣言」集会実行委員会
 http://uzomuzo.com/ 連絡先090-4664-6105(深野)090-1859-6656(東本)
 
 
┏┓
┗■6.<テント日誌5/28(月)
 │  ―経産省前テントひろば261日目 稼働原発ゼロ23日目>
 │   テントの文字とロゴ入りのポロシャツ隊、テントに登場
 │   寂聴さんが全国へテントを発信
 └────(Y・T)(Q)
 
5月28日(火) 晴れ。
  昨日書き残したことであったが、練馬の方が、経産省前テントひろばの文
字とロゴの入った、素敵な白のポロシャツを届けて下さった。ご自身でデザイ
ンして発注されたようだ。サイズがS、M、L、LLと4種類、18着である。受
付では早速ユニフォームとなっている。今日、それを着用した6人がテントの
前で記念撮影。もしかしたら、このコピー製品が大量に出回るのかも・・・。
 
 今日、仙台からご夫妻と娘さんの3人連れがテントに来訪される。テントは
初めてだそうだ。先日仙台で寂聴さんの講演を聴いた折り、寂聴さんが5月2
日のテント来訪、記者会見、ハンスト参加等のことを語られ、しきりにテント
のことを宣伝されたそうだ。それでどうしても一度行ってみようということに
なったらしい。お土産の笹蒲鉾をいただく。
 第2テントでは、髙良留美子さんを囲んでのテント談話室が、賑やかに行わ
れる。
 夜、昼間の人たちが全部帰って1人になり、寂しくなるかと思っていたら、
いつもの経産省正門前アピール行動を終えた人たちが戻ってきた。そしてさら
に「右から脱原発を考える」デモに参加していた人もやってきて、一気に賑や
かに。脱原発に左も右もない、という議論がある中で、この「右」というのは
本質的にどういうものなのか、をめぐってしばし議論に。    (Y・T)
 
─────
<おおい総合運動公園テントより 28日 6日目>
 夜冷え、朝から気温があがり、夏日となり、夜、秋のようになる。昨日ガス
会社の営業店の旦那さんが、原発で働く友人を連れて、テントに来訪。ガス会
社としては、オール電化戦略で大打撃をこうむった。関西電力は横暴でひどい、
とお怒りを隠さなかった。
 青年労働者は、生まれたときにはもうあった。再稼働するのかしないのか、
速くはっきりしてほしい、と訴えられた。辞めるんならやめるで、次の職場な
り、停止中の生活保障をしてくれないと、見殺しに等しい待遇なわけで、原発
労働者のためにも、連帯して闘いたい。
 認識検診がなければ、改善治療も空転するばかり。地元の話をきかねば。
 今朝、公園の管理責任者がお供と退去勧告にきた。違法行為云々というから、
避難住民のことも考えず断層の上に原発を建てる違法行為を改めれば帰ります、
と答えた。水俣市長が日本窒素の工場長だったように、このあたりいったいの
所有権者は時岡町長なのだ。全体主義の位相構造が重なりあって、個人や反対
の価値観のものを抑圧している。                 (Q)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1472】
2012年5月31日(木) 地震と原発事故情報
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働 関西連合が事実上容認-残念!腰砕け!
   大飯原発の事実上の再稼働に抗議する
                  柳田 真(たんぽぽ舎 反原発自治体議員・市民連盟)
★2.安全軽視 無責任歩み寄り―政府と自治体
                                           (東京新聞5月31日より抜粋)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◇6/13「原発震災事故取材の現場から―ドイツテレビ(ZDF)取材班と共に」
                                岩波セミナールーム 岩波アネックスビル3階
  ◇6/24「森になるサロン」ビデオ上映会&フリートークVol.2
                                         麹町区民館・洋室B
★4.毎日新聞(5月25日)「ひと」より
   福島原発の避難者を追ったドキュメンタリー監督 松林要樹さん
★5.<テント日誌5/27(日)
   ―経産省前テントひろば260日目 稼働原発ゼロ22日目>
   大飯原発再稼働阻止、福井・全国集会へのバスツアーの案内発送
   小浜・おおいの連続交流会、福島の女性たちの話が若狭に響く
━━━━━━━
※6月3日(日)「いのちが大事  今なぜ再稼働?  ふくいでつながろう」
 の緊急集会が開催されます。12:00から14:30、福井市中央公園にて。
 「経産省前テントひろば」とたんぽぽ舎、再稼働反対全国実行委は、参加しま
す。6月2日(土)夜10時のバス、3日(日)朝の新幹線(東京駅7:33ひかり)
詳細は次号にてお知らせいたします。
 
☆5/30(水)発行のナンバーに誤りがありました。
 5/30発行分は【TMM:No1471】に訂正し、本号を【TMM:No1472】とします。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.再稼働 関西連合が事実上容認-残念! 腰砕け!
 |  大飯原発の事実上の再稼働に抗議する
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎 反原発自治体議員・市民連盟)
 
 関西連合(京都、滋賀、大阪、兵庫など)が、30日大飯原発3、4号基の再稼
働を条件付きで、事実上容認する声明を発表した。残念だ。腰砕けである。
 住民の安全を守るはずの自治体が政府と関電のごまかし、インチキの「電力不
足説」に屈したともいえる。
 福島原発事故で効果が証明された免震重要棟もなし、ベントもなし、つまり安
全が確保できていない原発だというのに。それで再稼働を了承するなんて。
 
 あとは、福井県の原子力安全専門委員会と福井県知事がカギになる。
福井県の安全専門委員へのハガキその他の働きかけは、一定の効果を表している。
(傍聴した人の感想から)
 
福井県知事は、曲者だが、働きかけてみよう。
東京では、首相官邸へ、4大臣(+仙谷)へ抗議の声をぶつけよう。
 
 ・5月30日(水)、31日(木)の首相官邸前緊急行動に引き続き、
 ・6月1日(金)18:00~20:00 官邸前行動に参加しよう
                   主催:首都圏反原発連合有志
 ・6月4日(月)18:30開場、17:00開会~21:30
        於:スペースたんぽぽ
                「再稼働阻止、東電料金値上げ反対」決起討論集会
        大飯が危ない!情勢認識、行動方法をみんなで討論
               資料代:500円     参加歓迎
 
 
┏┓
┗■2.安全軽視 無責任歩み寄り―政府と自治体
  └──── (東京新聞5月31日より抜粋)
 
 関西電力の大飯原発の再稼働問題は三十日、大きく動いた。これまで慎重姿勢
だった関西広域連合などの地元自治体が軒並み柔軟姿勢を表明。呼応するように
政府は野田佳彦首相と関係三閣僚との会合を開いた。再稼働を目指しながら決断
を避けてきた政府。再稼働に同意して批判を受けるのも、反対して電力不足の責
任を押し付けられるのも嫌う地元自治体。これまで距離があるように見えた両者
が「猛暑前の再稼働」というタイムリミットを前に、出来レースだったかのよう
に歩み寄った。(城島健治)(中略)
 政府側は「福井県の同意なく再稼働すれば、政権に致命傷になる」(政府関係)
と判断。どちらが一義的な責任を取るかにらみ合いが続いていた。
 一方、大阪市の橋下徹市長をはじめとする関西広域連合の首長らは、再稼働に
慎重な発言を続けた。細野豪志原発事故担当相が初めて広域連合の首長らに再稼
働に向けて理解を求めた十九日には、慎重論や政府への批判が吹き荒れた。連合
長の井戸敏三兵庫県知事は会合後、記者団に「政府が出した判断は受け止める」
と表明した。
 最大の理由は、七月二日から関電管内で始まる二〇一〇年夏比15%程度の節
電要請期間が迫っているからだ。政府や関電が説明する通り「フル稼働には六週
間かかる」なら今週中に決めなければ遅い。首長たちは計画停電などの事態にな
り市民生活に影響を出し、批判を受けたくない。これまで慎重論を唱えてきたが、
再稼働せずに夏を迎えるのは避けたいという思いがのぞく。「猛暑前ありき」だ。
(中略)
 政府と自治体。住民の安全を守るはずの存在が、ともに無責任体質をさらけだ
すような形で、再稼働が既成事実化しようとしている。
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇演題「原発震災事故取材の現場から―ドイツテレビ(ZDF)取材班と共に」
 講師  西里扶甬子 氏 ドイツテレビ(ZDF)東京支局プロデューサー
 日時 6月13日(水)午後7時~9時(6時半開場)
 場所 岩波セミナールーム 岩波アネックスビル3階
    (神保町交差点 信山社 岩波ブックセンターのビル3階)
 参加費 500円
 主催・問い合わせ 風下の会/すいれん舎
 下記にお問い合わせ下さい。
  電話 050-3536-7600、FAX 03-5259-6070 土日夜間は03-5259-6060
  e-mail: kazashimo@hotmail.co.jp
 
 
◇「森になるサロン」ビデオ上映会&フリートークVol.2
 上映作品「ザ・カップ―夢のアンテナ」(予定)
 
  1999年/ブータン・オーストラリア合作。監督・脚本:ケンツェ・ノルブ、
  「1998年、インドにある亡命チベット僧たちが暮らす僧院で、若い修行僧
   たちの関心は、もっぱらサッカーのワールドカップだった。
   そんなある日、僧院に2人の新入りが、チベットから亡命してきた‥」
 
 国の憲法で国土に森を残すことが定められている幸せの国ブータン。その
 ブータンから帰国したばかりの方からの報告も交渉中です。ご期待下さい。
 
 日 時:6月24日(日)14:00~16:30
 場 所:麹町区民館 洋室B
    (半蔵門駅・麹町駅より徒歩3分。「あめつちの会」で案内掲示)
 参加費:1,000円(バラの紅茶つき)
   (参加費は会場費、お茶代などに充てます)
 主 催:森になるサロン・河野秀海 メール shukai755@msn.com
 
 
┏┓
┗■4.毎日新聞(5月25日)「ひと」より
 |  福島原発の避難者を追ったドキュメンタリー監督 松林要樹さん
 └────
 
 静かに心を揺さぶる作品になった。福島第1原発事故により避難を強いられた
福島県南相馬市の人々を追った「相馬看花(かんか) 第一部・奪われた土地の
記憶」。避難所に泊まり込むなどしてお年寄りらの苦境に寄り添い、その映像を
淡々と紡いだ。「極端な悲劇でも美談でもない、被災者のありのままのたたずま
いを見せたかった」(中略)
 
 映画監督を志したのは高校生の時。大学時代にアジアや中東を一人旅した。
その道中、インドの安宿で私は彼と出会った。「あの旅で、人間のむき出しの
『生』を自分の視点で映像に残したいと強く思った」という。(中略)
 
 製作中の「相馬看花」第2部は、相馬地方の伝統行事「相馬野馬追(のまおい)
」に焦点を当て、馬と人間の関係を探る。「馬が家族同然に大切にされてきた歴
史もひもとき、本当の豊かさとは何かを問い直したい」
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌5/27(日)
 │  ―経産省前テントひろば260日目 稼働原発ゼロ22日目>
 │  大飯原発再稼働阻止、福井・全国集会へのバスツアーの案内発送
 │  小浜・おおいの連続交流会、福島の女性たちの話が若狭に響く
 └────(Y・T)、(Q)
 
5月27日(日)晴れ。汗ばむ程の暑さだが、初夏の風が心地よい。
 今日は朝から、日比谷図書館のセミナールームを使って、大飯原発再稼働阻止、
福井・全国集会へのバスツアーでの参加案内の発送作業。
 朝から町内会の用事を済ませて遅れて正午頃到着すると、15人ほどが4つの
テーブルに分かれて作業中。テントのメンバーにたんぽぽ舎からも加わって、盛
り上がっている雰囲気である。その後ツイッターデモに参加で2人抜けると入れ
替わりに2人が新たに参加。賑やかな中でも、手を休めることなく作業ははかど
り、午後2時半頃終了した。
 
 この案内は、これまでテントを来訪された方々で、来訪者名簿に記入されてい
るうち、住所のわかる方々への発送である。名前の1文字が不明の方にもそこが
黒丸になって発送されているがその事情を斟酌いただいて、ご了解をお願いして
おきたい。
 
 呼びかけ文、福井県民会議の対応と大飯原発再稼働をめぐる状況、参加申し込
み書と参加要項、参加費用&カンパの振り込み用紙、たんぽぽ舎のチラシが同封
されている。29日にはテント全体会議、6月4日には討論・決起集会、9日は
首相官邸ウォークと積み重ねながら、大結集を実現し、再稼働をあくまで阻止す
る福井・全国行動を大成功させたい。(Y・T)
 
─────
おおい総合運動公園テントより 27日 朝 5日め
 
 「原発設置反対小浜市民の会」主催の福島の女性との交流会は、椎名さん、黒
田さん、木田さん、森園さんなど福島の女性たちを初め、関西の活動家、東京の
タンポポ舎の面面、プラント技術者の会そして、経済産業省前テントひろばから
と多彩な支援活動集会ともなった。毎日新聞福井版27日朝刊で報道されている。
 
 40人以上の参加者のなかには、中嶋哲演さんほか二人の僧侶の姿もあった。
小浜市会議員、元労組、元民主党員など政治家魂を失わぬ意気さかんな男性たち
が、福島の女性たちの体験談に聞き入り、3・11以降の事故・災害の真相に深
く打たれた様子だった。福島の女性たちひとり、二時間でもたりない話術の持ち
主たちだが、地元の原発依存のやむにやまれぬ民意を慮りそれぞれ饒舌を控えられた。
 
 椎名さんは、かんしょおどりを能のパントマイムにふりを変え、自分を殺すよ
うに、伊達市の詩人、久間カズコさんのひばく詩を朗読された。米軍の兵士にも
伝わるような芸能の可能性を考えさせられた。しかし、また泣いたのは、福島の
女性たちこそだった。あの事故以前の美しい風土がここにあり、過去の自分がこ
どもたちが、そして男たちがここでよみがえるからだ。
 本当に、夏の暑さの中で、冬の寒さを実感することはできない。さらに原子炉
を実感で知ることは永遠に不可能だろう。
 
 「もうひとつの住民説明会」に関しては、福井、朝日、毎日、読売で新聞報道
されている。こちらはSさんがビデオ収録済み。五人の福島女性、朴さん小林さ
んのお話は、価千金でした。
 あるおおい町男性はこう語っています。「原電への懐疑は村八分になりました。
3・11から変わりましたが真実の生の声は重みが違います。事故の恐ろしさが
実感できました」
 さらに、翌月3日には、中沢新一、高橋源一郎などが、おおい民俗誌の重要性
を訴えるフォーラムを小浜市で開きます。
 
 また、槌田東大裁判の証人となった武田教授は、「おおい原発は震度7に耐え
なくてはならず、目先の雇用問題にかかずらわっている場合ではない」というメ
ッセージが福井新聞で報道されています。
 おおいの未来は再稼働阻止からです。しかし、まだ多くの地元住民、ことにお
おい町の人々は、関西電力の核開発推進派に抵抗できないようです。まだはじま
ったばかりです。おおいを宜しく! (Q)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1472】
2012年5月30日(水) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.6月17日(日)福井へ行こう、バス5台で、新幹線で。
    <いのちが大事 今なぜ再稼働? ふくいでつながろう>
                    (たんぽぽ舎 福井応援ツアー)
★2.再稼働反対ハガキアクション、1万枚をこえ、新しい版を印刷しました
                   (たんぽぽ舎 ハガキアクション)
★3.確実な安全性が確保されない限り、原発の再稼働を許さない
    日弁連が5月25日の定期総会で宣言文を採択(下)
                         (弁護士 海渡雄一)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇6月2日(土) 18:30開会、文京区男女平等センター
  <ポスト5・5>脱原発討論会 ─ 再稼働をどう止めるか ─
★5.<テント日誌5/26(土)
   ―経産省前テントひろば259日目 稼働原発ゼロ21日目>
    大飯再稼働阻止の願いがテントから広がる。その想いを福井に
    届けたい。おおい町での「もう一つの住民説明会」大成功
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.6月17日(日)福井へ行こう、バス5台で、新幹線で。
 │  <いのちが大事 今なぜ再稼働? ふくいでつながろう>
 └────(たんぽぽ舎 福井応援ツアー)
 
 原発反対福井県民会議(中嶌哲演代表委員、ほか)と、福井県内の市民
 グループが力を合わせて、6月17日(日)再稼働阻止をめざして集会を
 開きます。
 ◇6月17日(日)12:00~15:00 集会とパレード
 ◇福井市中央公園(県庁となり)(4月の集会場所と同じ)
 ◇<いのちが大事 今なぜ再稼働? ふくいでつながろう>
 ◇主催 ふくいでつながろう実行委員会
 
 東京からは、経産省前テントひろばが中心になってバス5台を準備中です
 
 【行程・バス利用】問い合わせ:テントひろば 電話 070-6473-1947
  1人3000円の格安交通費(カンパ歓迎)
  16日(土)21:00、新宿駅西口(スバルビル前)集合
  翌朝6時ごろ福井着、休憩をとって現地交流会の予定。
  正午までに中央公園へ参加。
 
 【行程・新幹線利用】問い合わせ:たんぽぽ舎(柳田) 電話 03-3238-9035
  17日あさ7時33分の「ひかり503号」(3号車)に乗車、
  11時ごろ福井駅着、バス組と合流し、中央公園へ向かいます。
  こちらの行程は、交通費が約3万円かかります。
 
 ★なお、おおい原発の再稼働が早くなった場合は、日程調整もふくめ、
  現地の判断を尊重して行動します。
 
 ★東京でもアクションがあります。ご参加ください。
  『首相官邸抗議ウォーク』6月9日(土)17:30 首相官邸前集合、
  枝野経産相や仙谷政調会長代行に「市民による問責決議文」を提出!
  ※プラカードや鳴り物、キャンドルなど持参を。
  呼びかけ:再稼働反対!全国アクション
  連絡先 : 090-6185-4407(杉原)
 
 
┏┓
┗■2.再稼働反対ハガキアクション、
 │  1万枚をこえたので新しい版を印刷しました
 └────(たんぽぽ舎 ハガキアクション)
 
 原発の再稼働は絶対に反対してください!
 原発を再稼働させることは現在・未来への犯罪行為です。
 
 福島第一原発の過酷事故は、すでにチェルノブイリの原発事故のレベルを超
え、今後も被曝し続けるのです。大震災・津波・原発事故(人災)の三重苦に
加え、全く責任を取ろうとしない東電、無為無策の政府によって、筆舌に尽く
せぬ多重苦に苦しみながら必死で生きようとしている福島県民の現実をあなた
方は看過できるのですか?
 
 大飯原発が一度事故を起こせばどういう事になるのか、福井県知事も、おお
い町長もご存じない筈がありません。周辺自治体の京都府・滋賀県の両知事は
大飯原発の再稼働に反対し、積極的に要望・提言等を発信し続けています。大
飯原発の再稼働に同意を与える事は日本の原発再稼働の突破口となり、犯罪行
為です。
 「再稼働にNO!」の決断をして下さい。
 
 ※ハガキ申し込みは、たんぽぽ舎または反原発自治体議員・市民連盟へ
  申し込み方法はホームページをご確認ください。
  http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1011
 
 
┏┓
┗■3.確実な安全性が確保されない限り、原発の再稼働を許さない
 │   日弁連が5月25日の定期総会で宣言文を採択(下)
 └────(弁護士 海渡雄一)
 
 総会では、確実な安全性が確保されることがあるのか、誰がそれを判断する
のかというご意見もありました。日弁連はすべての弁護士が加入する強制加入
団体であり、会員の合意の範囲で行動をしてきました。1976年・1983年には、
日弁連は原子力開発の抜本的な見直しを提言し、2000年10月6日の人権擁護
大会では「エネルギー政策の転換を求める決議-原子力偏重から脱原発へ-」
を採択し、原子力発電所の新増設の停止と既存の原子力発電所の段階的な廃止
を求めました。福島第一原子力発電所事故後には、このような事故を二度と起
こさせないため、2011年7月15日に「原子力発電と核燃料サイクルからの撤
退を求める意見書」を採択し、上記のような具体的な基準を示した脱原発政策
プログラムを提案しています。今回の意見もその延長上にあります。
 
 今回の意見においても、敷地付近で大地震が発生することが予見される原発
と運転開始後30年を経過した原発は即時廃止を求め、「先に述べた意見によ
って直ちに廃止すべき原子力発電所以外であっても、福島第一原子力発電所事
故の原因を解明し、その事故原因を踏まえて見直された安全基準による適正な
審査によって確実な安全性が確保されない限り、現在停止中の原子力発電所を
再稼働しないことを求め」(提案理由の結論部分)たものです。理由中では、
ストレステストや政府の暫定基準についても具体的に批判していますので、ご
参照下さい。
 全ての原発について即時廃止を求めるものではありませんが、安全性確認の
ないままでの再稼働については,明確に反対するという姿勢を明らかにした点
で大きな意義があると考えるものです。そして日弁連は、政府や規制機関が安
全といっているからといってそれだけで確実な安全性が確保されているとは考
えていません。
 
 5月17日には保安院が新耐震設計審査指針が制定された後、旧指針で審査
された原発の許可も有効であるとの見解を原子力安全委員会に無理強いし、原
子力安全委員会はこのような圧力に屈して、同様の見解を示していた事実が発
覚しました。規制機関が根本から生まれ変わるのでなければ、到底市民の信頼
は得られないことでしょう。事故原因の正確な理解を踏まえ、確実な安全性が
担保できる審査基準が設定され、公平な審査がなされることが必要であり、規
制機関の判断だけでなく、司法判断が必要となることもあり得ると考えていま
す。
 日弁連の定期総会宣言を簡単にご紹介しました。この宣言が福島原発事故の
被害に苦しむ多くの市民の法的な救済につながり、また二度と同様の事故を起
こさせないために、脱原発政策を早期に実現するため、少しでも役立つことを
祈念いたします。          ([上]はTMM:No1469に掲載しました)
 
 
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇<ポスト5・5>脱原発討論会 ─ 再稼働をどう止めるか ─
 ~~~~~~~~
 脱原発を実現するための課題は多岐にわたりますが、この討論会では、
 まず喫緊の「再稼働問題」に焦点を置き、具体的な行動提案を導き出す
 ため、共通テーマ(*)をベースに、参加者がいくつかのグループに分かれ、
 全員が議論に参加する場を設けます。話を聞くだけに留まらない、これか
 らの行動について討論します。ぜひお集まりください。
 ~~~~~~~~
 日時 6月2日(土)18:00開場 18:30開会 資料代500円
 場所 文京区男女平等センター(文京区本郷4-8-2 TEL 03-3814-6159)
 共催 脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会(eシフト)、
    福島原発事故緊急会議
 *共通テーマ
 ◎[電力需給]原発推進派の“電力不足論”をくつがえすアクション
   <提案:竹村英明さん>
 ◎[安全性]推進派が延命させようとする「安全神話」を打破するアク
  ション <提案:杉原浩司さん>
 ◎[地元との連携]原発立地の人々と連携を強めるアクション
   <提案:アイリーン・美緒子・スミスさん>
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌5/26(土)
 │  ―経産省前テントひろば259日目 稼働原発ゼロ21日目>
 │  大飯再稼働阻止の願いがテントから広がる。その想いを福井に
 │  届けたい。おおい町での「もう一つの住民説明会」大成功
 └────( F記 )( Y・T )
 
5月26日(土)晴れ。
 今朝は江田さんの事務所で目を覚ましました。昨夜、江田さん、渕上さんと
共に福井再稼働阻止の現地応援ツアーの呼び掛けの準備のため徹夜をしました
が、渕上さんとはチラシの印刷をしながら多いに語り合い、テントの今を、そ
して今後の活動をゆっくり話し合う有意義な時間を過ごす事ができました。
 途中、印刷機の調子によって思いの外時間が掛かったのですが、まるで生き
物のようにこちらの気持を見透かすように安心していると止まってしまうので
す(苦笑)機械とは言え、印刷機ですら日頃のケアとメンテナンスをしっかり
していないとご機嫌を損ねてしまうのですから、増してや原発など安全神話に
あぐらをかくなど以ての外なのです。
 
 午後からはチラシの折り込みです。テントメンバーのSさんのご厚意で、職
場の三つ折り機をお借りする手はずになっていたので、Sさんの車で出掛けま
した。こちらの機械はメンテナンスが行届いているのか、作業はとってもス
ムースに2時間ほどで終えることが出来ました。機械にも愛が必要なのです!
Sさんありがとうございました。そして、職場の皆さんもご協力感謝致します。
怪しげな僕にも親しくご挨拶頂き、さすが、Sさんのお仲間と感心致しました。
                             ( F記 )
─────
 午後から「全ての原発の終焉をめざして」と題する加藤哲朗さんの講演会が
あった。「反原爆と反原発の間」で、森滝市郎や水戸巌・久米三四郎・高木仁
三郎等といった反核=反原発の先駆者に比して、「原子力の平和利用」論に拘
り続けた日本マルクス主義の思想的理論的陥穽の切開と克服が語られていた。
 残念ながら途中からの参加で肝心のところを聞くことができなかったが、第
2部で、テントひろば淵上代表やたんぽぽ舎柳田氏が現在の運動の状況・歴史
的位置・直面する課題について報した。予定されていた福島からの椎名さんの
報告・訴えは、大飯での「もう一つの住民説明会」への出席で取りやめとなっ
た。
 その大飯と「もう一つの住民説明会」がまだ継続中に電話がつながり、様子
を聞く。その後、たて続けに椎名さん、京都・大阪の友人と電話で様子を聞く。
 70名程の予定で資料を用意していたのが、140名の参加だったそうだ。
おおい町の人たちの参加は30名弱。小浜の人たちあわせて40名程とか。福
井県内ということではさらに多い。県外からも関西を中心に、東京からもたく
さんの人が参加。ネットで知って参加された方も相当であったそうだ。多くの
人の目が大飯に注がれている。
 やはり、福島の女性たちの話は地元の人たちの胸に迫るものがあり、涙しな
がら聞き入っていたそうだ。会場からの発言はすべて地元の人たちからで、最
後のお寺の住職さんの涙ながらの訴えは圧巻だったいう。
 1週間弱での急な準備で、しかも当初の会館使用が「福島の人の講演」とい
うことで拒否されるという困難を乗り越えた中での成功だけに、若狭に一つの
希望の灯がともった、と感じられる。
 26日の説明会に先立って、25日にはおおい町役場に町長宛の要望書を
もって、福島の女性4人を先頭に、関西、首都圏の市民が20名ほどが訪れ、
対応した企画課の課長に福島の女性達が福島とおおい町への想いを話したそう
だ。
 なかでも富岡町から避難されている木田さんの話は胸に迫り、参加者は涙を
抑えることができず、対応した課長の目も潤んでいたそうである。
 木田さんは町長宅にも訴えに行かれており、そのとき出てきた夫人は木田さ
んの話を聞いて涙を流し、「私はどうしたらいいのか」と言っていたというこ
とも付け加えておきたい。 ( Y・T )
たんぽぽ舎です。【TMM:No1470】
2012年5月29日(火) 地震と原発事故情報
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「大飯原発3,4号機 格納容器にベントがついていない!?」
   2012年5月26日小林圭二さん(元京大原子炉実験所)が、
   おおい町で開かれた“もうひとつの「住民説明会」”での講演
   「大飯原発稼働の問題点」で衝撃の報告
               冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.トンネル爆発―工事会社が捜索され資料押収
   高速バス事故―バス会社捜査と社長逮捕
   なぜ原発事故の東電は捜査なし、逮捕なしか?
               柳田 真(たんぽぽ舎)
★3.「"再稼働ありき"の国の進め方は許せん!」
   「原発で大揺れのおおい町ルポ」
     (サンデー毎日5/27号 ジャーナリスト粟野仁雄氏記事より抜粋)
★4.菅前首相「脱原発」にまい進
   消費増税政局に距離おく
                  (茨城新聞5月29日号より抜粋)
★5.<テント日誌5/25(金)
      ―経産省前テントひろば258日目 稼働原発ゼロ20日目>
      パレスチナのライラ・ハリドさんがテントを来訪
      福井・全国集会へ参加を!テントからの呼びかけ
━━━━━━━
 
 ※緊急のお知らせ
 
  大飯原発稼働に反対する福井集会は、6月17日(日)12時より
  福井市内で開催と決定。
  たんぽぽ舎は、「経産省前テントひろば」と共に、
  バス5台と新幹線で参加します。参加者大募集!
 
 
┏┓
┗■1.「大飯原発3,4号機 格納容器にベントがついていない!?」
  |  2012年5月26日小林圭二さん(元京大原子炉実験所)が、
  |  おおい町で開かれた“もうひとつの「住民説明会」”での講演
  |   「大飯原発稼働の問題点」で衝撃の報告
  └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
 
 5月26日(土)13時から福井県大飯郡おおい町のあみーシャン大飯ふれあいホ
ールで開かれた‘もうひとつの「住民説明会」に参加しました。
主催者の予想をうわまわる120~130人が参加しました。
 
第一部は福島のお話で、福島の女たち5人が発言しました。木田節子さん、黒田
節子さん、陶山三枝子さん、森園和枝さんは原発事故によって平和で健康な生活
を奪われてからいかに生きてきたかお話しされました。椎名千恵子さんは思いを
久間カズコさんの詩に託して詩集「山百合」を朗読しました。
 
第二部はお二人の講演で、小林圭二さん(元京大原子炉実験室)の「大飯原発再
稼働の問題点」と朴勝俊さん(関西学院大学)の「原発地元・未来への投資のた
めに」でした。
 
小林圭二さんのお話は、1から7までわかりやすいお話でした。
8.沸騰水型原発(福島第一原発)より加圧水型原発(大飯原発)の方が危ない、
は勉強不足私が知らないことだったので興味深い内容でした。
一番驚いたのは、9.大飯3、4号固有の危険性の(2)格納容器にベント(破
裂を防ぐための気体抜き)がついていない、でした。小林さんの事前質問に対し、
関電が前日(5月25日)の交渉で回答したので判明したことです。なんと、マス
コミ報道では、ベントはあるが放射性物質を除去するフィルターはない。しかし、
2015年までに設置する計画があるので「合格」だったはずです。関電がいうには
ウソをついたわけではなく、『フィルターつきのベントはない』と言ってきたそ
うです。小林さんの追及がなければ誤魔化し続けたと思うとマスコミも疑います。
 
 固有の危険性は、ほかにも、敷地に近接する三つの活断層、水素爆発を防ぐ水
素結合器がない(2015年までに設置する予定)、事故時に現場司令塔になる免震
棟がない(2015年設置予定)などがあり、福島第一に劣る条件ばかりです。これ
では再稼働などもってのほかです。事実を知れば再稼働に賛成する人は激減する
と思います。
 
 
┏┓
┗■2.トンネル爆発―工事会社が捜索され資料押収
 |  高速バス事故―バス会社捜査と社長逮捕
 |  なぜ原発事故の東電は捜査なし、逮捕なしか?
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
 新潟県南魚沼市のトンネル爆発事故(死者4人)で警察は工事請負会社(佐藤
工業)を捜索した。
 関越道の高速ツアーバス事故で群馬県警はバス会社陸援隊を家宅捜査し、針生
裕美秀社長を逮捕した(28日)。
 事故を起こし、人命を傷つけた会社が警察に捜査され、責任者が逮捕されるの
が当たり前だと思う。さもなければ遺族が浮かばれない。ところが世界で最も大
きい原発4基の大事故、大惨事を起こした東電は家宅捜索もされず逮捕者もない。
どうしてだろうか。原子力ムラ(実は原子力帝国)が妨害しているからできない
のか?警察にも検察にも理由を聞きたい。両者は共に国民の疑問、質問に対して
説明責任を果たしてほしい。
 
 
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┗■3.「"再稼働ありき"の国の進め方は許せん!」
 |  「原発で大揺れのおおい町ルポ」
 └────(サンデー毎日5/27号 ジャーナリスト粟野仁雄氏記事より抜粋)
 
 いまや全国の原発再稼働の試金石ともいえる「おおい原発」。地元のおおい町
では「再稼働」の是非をめぐって大揺れだ。かつての賛成波からも「再稼働あり
きはおかしい」との声が公然と出始めた。(中略)
 町民約8800人のうち550人が出席した説明会では柳沢副経産相が再稼働の安全
性と必要性について説明。対して、「拙速すぎる」との声がある半面、ある男性
は「再稼働なくして日本の未来はない!」との容認発言も上がった。町民の多く
は原発関連で生計を立てている。
 
 「事故になったら町民は日本中から悪者にされる」などと強く訴えるのは「今
は無職」という、森下弘治氏だ。
 森下氏は大飯原発の建つ大島地区で観光民宿をしてきたが、10年ほど前から原
発の定期点検作業者だけの宿を営んできた。だが、3号機の点検が終わった今年
3月を最後に民宿を畳んだ。
 「町に5号機、6号機もつくればいいと思っていた。考えが変わったのは福島
の事故や。東電や国の対応をみて、事故になったら結局は地元は捨てられると痛
感したんや」
 そしてこう続ける。「新しい3,4号機は特に危険はないと思うけど、(再稼
働について)国の進め方は許せん。ストレステスト(安全評価)の一次はしまし
た、でも二次評価はしませんという。(手続きを全部をすっ飛ばして"ハイ、稼
働します"だ。人をばかにしとる。それもこれも関電という一企業を救うためや。
電気が足らんとかウソばかり。そういうの大嫌いなんや。オレ)(中略)
 
 「議会報告会はあったけど、14人の町会議員は福島に行っていない。高浜町や
小浜市は行っているのに危機感がない。福島には行かず、東北電力の接待で女川
原発を見物してきたという。アホとちゃうか」(中略)
 「時岡(忍)町長の会社は、関電の下請けで億単位も仕事をもらってる」。
(中略)
 「町長の会社というのは、時岡町長が創業し、息子が継いだ濁水処理プラント
の修理などを手がける「日新工機」の事。2003年4月以来、関電などから8年間で
四億円以上の原発関連工事を受注していたと報じられている。(中略)
 「電気料金を値上げすると、批判が噴き出す、何としても原発を動かして赤字
を減らしたいが、原発なしで夏を乗り切られて目もあてられんやろ。関電役員原
発近くの福井県に家族で住むべきや。(中略)
 自分は安全な所にいて覚悟もないのに安全、安全と説明しても無意味や」(中略)
 
 大飯原発の民宿の奥さんは「実は主人も私も原発には大反対。再稼働騒動から
ではありません。福島事故からお客さんは激減しましたから」と訴えた。(中略)
夫のAさん(44)が話す。町民の多くは再稼働に賛成と報じられるけど、一部
マスコミは議員ばかり取材しているからですよ。(略)政治家の息子は関電の下
請けや孫請けに就職させてもらっているケースが多い。知り合いにもいますが、
勉強もしていないのに原発の技術幹部と聞いて怖くなった」Aさんは怒りを込め
る。「この辺は北西からの風が多いから原発事故が起きれば、琵琶湖は全滅、関
西の人は水も飲めません。(略)約800人の大島地区は島ではないが、町の中心
部から青戸の大橋という長大な橋が架かる。だが町では「地震が起きたら橋は落
ちる」と言われている。唯一の県道は年中、土砂崩れが起きている。Aさんは
「原発事故が起きたらどこに逃げるんですか?大島地区には派出所しかないし、
救急車も一台だけ。漁で海に出ているから分かるけど、防潮も壊れた消波ブロッ
クの上に更にブロックを積んでいるだけ。遠浅のここで津波が来れば、15mは優
に超す。どこが安全なんですかと憤る。5月7日、時岡町長は町議会で「再稼働
への判断を」と求めた。(中略)
 湾や岬が入り組む若狭湾は一大景勝地だ。警備員が立ちはだかる大飯原発への
トンネル入り口近くのPR館では、GWの行楽客相手に女性職員が映画を見せて安
全を訴えていた。だがこのままでは一基でも事故を起こせば漁業も観光もすべて
消滅するのだ。
 
 
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┗■4.菅前首相「脱原発」にまい進
 |  消費増税政局に距離おく
 └────茨城新聞5月29日号より抜粋
 
 民主党の菅直人前首相は昨年9月の退任以来、消費税増税をめぐる党内対立と
は距離を置き、再生可能エネルギー普及に向け各地を視察するなど「脱原発」に
まい進している。在任中に打ち出したエネルギー政策の大転換に道筋をつけたい
との思いが強いようだ。(中略)
 3月には自らが顧問を務める私的勉強会「自然エネルギー研究会」を発足させ、
ブログも開設。連日のように更新されており、脱原発関連の話題が多い。
 一方、同僚議員との議論では"イラ菅"を爆発させることも。22日に開かれた民
主党有志議員による「脱原発ロードマップを考える会」では、性急な脱原発は電
力会社の破綻につながるとの指摘に猛然と反論。「日本航空だってつぶしてうま
くいった。電気が供給されれば(電力会社が)つぶれたって国民は困らない」と
主張した。(後略)
 
 
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┗■5.<テント日誌5/25(金)
 |  ―経産省前テントひろば258日目 稼働原発ゼロ20日目>
 |  パレスチナのライラ・ハリドさんがテントを来訪
 |  福井・全国集会へ参加を!テントからの呼びかけ
 └────
 
5月25日(金) 曇り一時雨
 今日の午後、パレスチナのライラ・ハリドさんがテントを来訪。かつてパレス
チナの英雄としてパレスチナの民衆から慕われ、今もパレスチナ民族評議会議員、
同女性同盟議長として活動されているライラ・ハリドさんは、意外にも気さくな
おばさんであった。淵上テントひろば代表と足立正生さんの通訳で懇談。
 そういえば最近の新聞で、イスラエルに囚われているパレスチナの人たちが監
獄で1000人を超える規模でハンストを展開し、最長70日間、死者まで出て
おり、それ故イスラエル当局は釈放に応じている、というようなことが報じられ
ていた。テントの集団ハンスト行動と比すれば、想像を絶する闘いである。パレ
スチナでは日常的にシットインの闘いが展開されているが、イスラエルの弾圧の
ために、とてもテントを張るどころではない、ということであった。
 ライラさんからはアラブのマフラー「ハッタ」をいただき、テントからは鯉の
ぼりを差し上げる。
 
 何度か報じているように、福井から呼びかけられる大飯原発再稼働絶対反対全
国集会に、テントひろばは再稼働に反対するすべての人々に呼びかけて全力で参
加することを決定している。
  その呼びかけ文が作成され、参加申込書及び参加要項、振り込み用紙とともに近
日全国発送の予定である。
 6月16日もしくは17日(開催日時・場所は5月29日の現地実行委員会で
最終決定)の全国集会に対して、15日もしくは16日夜出発のバスツァーで参
加すること、そして若い人達が1人でも多く参加できるよう往復のバス料金が3
000円であること、テントひろばが若干の負担をすることは前提として、多少
とも余裕のある方、また参加できない方にカンパをお願いすることが訴えられて
いる。なんとかたくさんの人たちでもって参加したいものだ。
 
 昨日のテント日誌で、大飯の民宿での福島の女性達と地元の人たちとの交流に
ついて報告したが、実は、地元の人たちの中には、かって70年代に原発建設反
対運動を闘われたもう80歳近い方もおられたということを追加しておきたい。
 
 反対運動が抑え込まれた後、原発反対運動は絶滅して数十年といわれてきた大
飯町で、沈黙を余儀なくされながら風雪に耐えてこられて、年老いて今再び頭を
上げられているということを聞くと、本当に感慨深いものがある。5・26の試
みはそのように深く大飯の中に染み込んでいるのだ。
 
 福井市では、連日のように各県議と「住民と県議の意見を聞き合う会」が数十
人の参加で行われているそうだ。(Y・T)
 
大飯町に行っているQさんからの報告が届く。
 
 こちら、電事連原発推進派、メガバンク、年収増加を期す原発関連労組、核燃
料などによる軍拡派が、おおい原発再稼働をもくろみ、「もうひとつの住民説明
会」の会場貸出を福島の人々の招請などの理由から突然拒否したことに抗議、拒
否された予定会場の中にテントを張っています。
これで4日めとなります。おとといからは、おおい町議会議長宅に、Uさんは街
頭宣伝車とトラメガでおしかけ辞意を迫った。昨日も大阪からきたミュージシャ
ンと出かけて、夕刻、小浜市での前段集会で、たんぽぽ舎からかけつけたTさん
から辞意表明の報を聞いた。ひとしれず働くひとのことは報道されないものです
ね。とりあえず、おおい町総合運動公園より  (Q)
(註)大飯町議会議長は、あの全員協の後の記者会見のあまりの酷さ(ユーチュ
ーブで流された)に抗議が殺到し、町役場内、町議員の間からも批判が出、再稼
働同意問題が一段落したら議長を辞任すると示唆した、というもの。
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