忍者ブログ

NUCLEAIRE

ニュークレール情報板
[264]  [265]  [266]  [267]  [268]  [269]  [270]  [271]  [272]  [273]  [274
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

たんぽぽ舎です。【TMM:No1529】
2012年7月26日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.ドイツで、7月29日に日本の連帯デモをおこなう。
   --皆様の全てのアクションが成功することを心からお祈りして--
                      (ドイツ、グローガー理恵)
★2.筋違いの消費者負担 <東電値上げ 記者の見方>
 これまで配当を得ていた株主や利息で設けた金融機関が第一番目の責任あり
                     (7月26日 東京新聞より)
★3.福井県に原発銀座を作った男 熊谷太三郎(下)
    原発震災に耐えられるか        (たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
★4.<テント日誌7/24(火)―経産省前テントひろば 317日目>
   規制委人事にNO! 原子力ムラNO! 27日も官邸前行動( Y・T )
★5.たんぽぽ舎で新しい横断幕をつくっています!
  【 規制委員会」人事に異議あり!「原子力ムラ」から選ぶな! 】
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.7月29日 ドイツで 日本との連帯デモをおこなう。
 │  --皆様の全てのアクションが成功することを心からお祈りして--
 └────(グローガー理恵)
 
 ドイツの反原発グループ「Anti Atom Berlin」が7月29日に行われる日本の
国会大包囲アクションに応えて、ベルリンにおいて7月29日に、日本との
連帯デモを行うと発表しましたので、その旨をお伝えさせて戴きます。
下が原文へのリンクです。:
http://www.antiatomberlin.de/de/aktionen/305-japan-soli-demo-29-juli-berlin.html
簡単ですが、その概要を書いておきました。:
 
 7月29日、日本と連帯デモ [Anti Atom Berlin 7月24日 火曜日 17時31分]
 
 先週、我々は簡単に日本で起こっている当面の出来事についてリポートした。
 日本の反原発運動の勢いは著しく増大している。
 7月16日・月曜日、代々木公園には170,000人の人々が反原発、反再稼働
 デモに集まった。 毎週金曜日には首相官邸前で再稼働反対デモが行われて
 いる。そして、これまでに反原発を訴える785万人の署名も集められた。反
 原発運動家の一人としてノーベル文学賞受賞者の大江健三郎氏がいる。
 
 さよなら原発=Auf Wiedersehen, AKW!
 
 日本との連帯を表現するために、我々は2012年7月29日、ここベルリンの
 ブランデンブルグ門、パリザー広場に集まろう。13時30分にパリザー広場に
 集合し、14時に集会があり、それから行進を始める...。
 
 
┏┓
┗■2.筋違いの消費者負担 <東電値上げ 記者の見方>
 │   これまで配当を得ていた株主や利息で設けた金融機関が
 │   第一番目の責任あり
 └────(7月26日 東京新聞より)
 
 たとえば、ある企業が不祥事を起こし、自社の商品が売れなくなったらどう
するか---。「経営を立て直すために大幅な値上げが必要だ」などと言い出
そうものなら、消費者はそんな企業を相手にしない。信頼は失われ、市場から
の退場(倒産)を迫られるだろう。
 しかし、そんな企業は実在する。9月から家庭向け電気料金を値上げする東
京電力だ。地域独占の下で、消費者は値上げを迫られても、ほかに電力会社を
選べず、受け入れるしかない。
 私たちの生活に電気は必要だ。ほかに手段がないならば、値上げを受け入れ
る覚悟もある。だか、今回の値上げは、東電や政府が、消費者の負担回避のた
めに、最善を尽くしたとは到底思えない。
 まず、負担の順序がおかしい。これまで配当を得ていた株主や、利息でもう
けた金融機関は何の責任もとっていない。投資家が企業に投資して多額の利益
を得るのは、いったん経営が傾いた場合に損失を負うリスクの見返りとしてで
はないか。
 本来、東電は破綻処理させ、株主や銀行にはまず責任を取らせるのが資本主
義の原則。真っ先に消費者負担を求め、将来的に経営を立て直したら、株主や
銀行が利益だけを受け取るようなやり方は筋が通らない。
 加えて値上げ原価には、動く見込みのない原発の維持費なども含めている。
消費者の理解を得られる内容ではない。値上げ論議から読み取れる政府や東電
の思考法は、消費税論議と同様に「手っ取り早く取りやすいところから取る」
というものでしかない。(岸本拓也)
 
 
┏┓
┗■3.福井県に原発銀座を作った男 熊谷太三郎(下)
 │   原発震災に耐えられるか
 └────(たんぽぽ舎 杉嶋拓衛)
 
◆原発銀座を誘致した熊谷太三郎福井市長
 
 戦後直ぐに福井市長に就任した熊谷太三郎(1906-92)は16年に渡
り市政に携わった。その後昭和37年には参議院議員になり地元の発展に寄与
した。それだけならよくいる地元の名士であるが、熊谷は熊谷組二代目社長の
顔も持っていた。高速増殖炉もんじゅを強力に推し進め福井県に原発銀座を作
り上げる事で熊谷組を準ゼネコンの位置まで高めた。公私共々原子力にどっぷ
り漬かった人物で、私は彼を「福井の原子力の父」と名付けた。自民党の参議
院になってからは通産省に取り入り、福井県に原発銀座が出現する事になった。
 86歳で天寿をまっとうするまで原発一筋。福井では正力松太郎や田中角栄
のような人物だろう。彼が描いた福井復興のプランは現在福井県の幸福度が日
本有数の数値を示している事で引き継がれている。でも福島県の実情を見た時
に本当に事故は起きないと言えるのか。野田首相は責任を取ると言っているが、
個人で責任が取れる程原発事故は甘くない。それよりも何の対策を取らずに再
稼働を認めてしまって怖くないのか不思議で仕方がない。
 
◆原発震災に耐えられるのか
 
 福井地震の時には無かった原発。今では14機もある。津波対策も甘く、ベ
ント施設も無い。福島原発事故の際に活躍した免震事務棟も無い。事故が起き
ないから非難訓練も非難経路の確保も無い。それでも大飯3・4号機を動かそ
うという関西電力。
 住民の命など経済の前では軽視されてしまっている。野田首相が言う「停電
(ブラックアウト)にならないための再稼動」など本当にまやかしだ。電気が
止まっても放射能よりはましだ。不死鳥は一度は復活したが、原発震災の際に
復活できるのか。
 福島県では原発がなければすぐに復興できたのにという声を聞く。全て放射
能が人の力の終結を阻んでいる。今まで事故が起きていなかったからこれから
も起きない。311前ならそんな嘘をついても騙される人もいたかも知れない。
でも今は福島事故の収束もままならない状態での原発再稼動。正気の沙汰とは
思えない。福井県知事西川氏。今止めれば再び地震や津波が襲っても最低限の
被害で食いとどめられる。再稼動中に地震が来たら目も当てられない。6月
29日の首相官邸前に20万人集結して抗議した民意を聞いて欲しい。再び事
故になっても誰も責任など取れはしない。大飯原発3号機(118万kw)が可動
するに当たり関西電力は火力6機(300万kw)の運転を止めた。差し引き
マイナス182万kw。それなのに関西の節電目標を15%から10%に落と
した。簡単な算数が分かる人なら原発が無くても電気が足りているのは分かる
と思う。まさに茶番だ。
 関西電力の儲けのために日本国民の命が軽く見られている。本当に許せない
事だ。福井県民も怒って欲しい。このまま福井地震が来たら不死鳥も復興出来
ないと泣いていると思うのは私だけだろうか。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ
の次にフクイとならない事を願う。<完>
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌7/24(火)―経産省前テントひろば 317日目>
 │   規制委人事にNO!原子力ムラNO! 27日も官邸前行動
 └────( Y・T )
 
7月24日(火) 曇り
 朝、誰かが買ってきていた東京新聞を読む。こちら特報部で、9月発足予定
の原子力規制委人事で、政府が委員長として内定している田中俊一氏のことが
書かれていた。東京新聞は数日前に、田中氏のことを例の16人の「謝罪派」
建言書メンバーの1人ということで市民派として評価する記事を書いていて、
批判が上がっていた。それを見直す論評であり、批判を率直に受け入れてすぐ
見直すところに誠実さが感じられた。
 それにしても酷いものだ。規制委は独立性の強い第3者機関として強力な権
限をもつものとして位置付けられているが、そこが原子力ムラで占められれば
原発維持推進の新たな体制が発足するということになる。そして田中氏は原子
力研究所の副理事長、原子力研究開発機構の顧問、原子力学会長、原子力委員
長代理を歴任し、原子力ムラのまっただ中を歩んできた人物である。3・11
以降でも、飯舘村で避難を排除して除染に村人を縛り付けようとしたとか、自
主避難者の賠償に最後まで反対したとか、100㎜svでも健康に大きな影響
ないと言ったとか、低線量被曝の問題を無視しているとか、もう様々な問題が
指摘されている。現在も原発推進団体の役員をしているとか・・・。
 さらには他の2人とムラ人脈でつながっており、それだけで規制委の多数派
を構成しているとか。それに対する抗議行動が取り組まれている。
 
 ★「原子力規制委員会」人事に異議あり! 「原子力ムラ」から選ぶな! 
   7・27 官邸前アクション 18時~20時 首相官邸前
   主催 再稼働反対!全国アクション
 
 午前中に、愛媛県伊予市の方が来訪された。熟年の男性であったが、テント
は2度目だそうだ。伊方原発からは30㎞のところだと仰る。原発絶対反対で
即時廃止していくべきで、伊方原発の再稼働は絶対に許してはならないと強調
された。利権派に負けてはならないと。ただ情報が少なく、とくに運動の情報
が本当に少ない、集会・デモなども終わった後で新聞記事で知るだけだと。
 必ずたんぽぽ舎や伊方原発を止める会等との連絡をとれるようにすることを
約し、8月19日の愛媛県庁包囲行動への参加をお願いした。テントがこのよ
うに人々を結びつける役割をできるなら、それはこのうえないことだ。
 
 夕刻、河合弘之脱原発弁護団全国連絡会代表がフラリと来訪された。今年1
月27日のテント撤去命令抗議集会で発言をいただいて以来(だったと思
う・・・)である。今は福島原発告訴団の弁護団長もされていて、超多忙の
日々だと思われる。
 規制委人事の話などをしている中で、資源エネルギー庁の官僚達は原発推進
を国家への信念・使命感で凝り固まっているが、彼らをなんとか前面に引き出
して白日の下に晒さねば・・・とか、国会議員に原発、再稼働への態度を問い
質し、それを公開して選挙に結びつけていくことなどを話ながら盛り上がった。
 夜はテント全体会議。現在の反=脱原発運動の高まりをどう考え、今後の展
望をどう考えていくのか、その中でテントの役割とは・・・ について結構白
熱した議論となった。当然簡単に結論をだせるものではなく継続討論となった
が、ともかく破砕帯の調査問題を軸にしながら大飯原発を止めるべく、経産
省・保安院に対する行動をおこなっていくこと等が確認された。大飯原発をめ
ぐる攻防は継続中であり、それは依然として闘いの基軸をなすものなのだ。こ
こで一段と踏ん張ろう。 ( Y・T )
 
 
┏┓
┗■5.たんぽぽ舎で新しい横断幕をつくっています!
 └────
 
 7月16日(月)の17万人集会では新しく2つのヨコまくを作成して集会、
デモ行進で活用しました。1つは6畳の大きさの「原発やめろ」、2つ目は
「フクシマを忘れないで」です。
今週は27日(金)、29日(日)集会に合わせて、
 
【 規制委員会」人事に異議あり!「原子力ムラ」から選ぶな! 】
 
という新しい横断幕をボランティアの女性たちが連日集まって作成中です。 
乞うご期待!
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1528】
2012年7月25日(水)その2・地震と原発事故情報-
                                                  4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.2つの行動に参加しよう
  ◆7月27日(金)首相官邸前へ-原子力規制委人事に異議あり
   「原子力ムラ」から選ぶな!
   主催:再稼働反対!全国アクション
  ◆7月29日(日)日比谷へ-脱原発・国会大包囲!
   主催:首都圏反原発連合
★2.原発ゼロの会が電気料値上げなど検証
   国民負担最小化を置き去りにしたと批判
   消費者を見守る役割を果たせない消費者庁をつくったのは失敗-河野太郎
★3.福井県に原発銀座を作った男 熊谷太三郎「上」
   原発14基もあって非核安全都市宣言とは…… (杉嶋拓衛)
★4.<テント日誌7/23(月)―経産省前テントひろば316日目>
   怒りの場は官邸前だけでない。
   それぞれが思い々の声を挙げる。今はその時だ!
━━━━━━━
◇8/2『子供を守る闘い』-チェルノブイリと福島
 
  日時:8月2日(木)18:30開場、19:00開演、参加費800円(学生400円)
  講師:向井雪子さん
            (チェルノブイリ子ども基金代表理事、未来の福島子ども基金世話人)
           福島をはじめ東北・関東各地の市民食品放射能測定所の活動に協力
           そして7月には沖縄・久米島に子供の保養センターを開く。
  会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.2つの行動に参加しよう
 
  ◆7月27日(金)首相官邸前へ-原子力規制委人事に異議あり
   「原子力ムラ」から選ぶな!
   主催:再稼働反対!全国アクション
  ◆7月29日(日)日比谷へ-脱原発・国会大包囲!
   主催:首都圏反原発連合
 
 今週は、2つの行動〔27日(金)と29日(日)〕がおこなわれます。
 多くのご参加を期待します。たんぽぽ舎も2つの行動の主催団体に参加してい
るので、全力で参加します。
 
(1) 7・27(金)は、首相官邸前で、原子力規制委人事に異議あり-「原子力
ムラ」から選ぶな!行動です。
         日 時:7月27日(金)18時~20時
       場 所:首相官邸前(国会記者会館前)
         主催は、再稼働反対!全国アクション(たんぽぽ舎も参加)で、この日は、首都圏反原発連合有志主催の官邸前行動はありません
(29日へ変更)。
       ボランティア協力のお願い
 たんぽぽ舎は、27日(金)の13時から14時にたんぽぽ舎へ集合、若干の打ち合わ
せとビラ作業の後、横断幕やのぼり旗、ハンドマイク、ビラをもって、15時出発。
 16時首相官邸前到着の予定(官邸前での準備)です。
 この時間に参加いただける方はご協力をお願い致します。
 
(2) 7・29(日)は、脱原発・国会大包囲です。
  主催は、首都圏反原発連合-たんぽぽ舎も構成団体。
 たんぽぽ舎は、15時に、日比谷公会堂の前に集合(たんぽぽ舎の黄色のぼり旗
を目印に)
 日比谷公園中幸門で集会、開始15時30分、デモ出発16時30分、
 国会包囲19時(集会/キャンドル・チェーン)
 
 なお、たんぽぽ舎は、7月28日(土)13時より、たんぽぽ舎にて準備作業(横断
幕やのぼり旗、ビラなどの用意)をします。
 この時間に参加いただける方はご協力をお願い致します。(柳田 真)
 
 
┏┓
┗■2.原発ゼロの会が電気料値上げなど検証
 |  国民負担最小化を置き去りにした批判
 |  消費者を見守る役割を果たせない消費者庁をつくったのは失敗
  └──── 7月25日東京新聞より抜粋
 
 東京電力の家庭向け電気料金値上げや、将来の原発依存度をめぐる現在の議論
に問題はないのかー。超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」は24日、国会
内でこれらの問題を検証する会合を開いた。「国民負担の最小化はどうなったの
か」。東電救済の狙いが色濃い値上げについては、各省庁の担当者に対して批判
が相次いだ。
「まるでバナナのたたき売りだ」。東電の値上げを政府が承認したことについて、
ゲストで招かれた慶応大の金子勝教授はこう切り捨てた。
 東京電力の家庭向け電気料金は当初の平均10.28%から、平均8.47%にやや下
げる形で19日に決着した。
 ところが、東電は料金の原価の中に、再稼働が事実上不可能とされる福島第一
原発5、6号機と福島第二原発の1~4号機の減価償却と運転維持費計900億円
を計上した。これに対し、当然批判の声が上がった。(中略)
 経産省と対立した消費庁にも厳しい指摘が続いた。自民党の河野太郎衆院議員
は「経営者、株主、金融機関より前に、電力の消費者が負担を強いられることが
あってはならない。消費者を見守る役割を果たせない消費者庁をつくったのは失
敗だった」と指摘。(中略)
 この日の座長を務めた民主党の近藤昭一衆院議員は「(将来のエネルギー比率
策定のために開かれている政府の意見聴取会について)みんな、政府の説明に納
得していない。国民の関心が高く、重要な問題であるにもかかわらず、あいまい
すぎる。8月を策定期限としてよいのか」と、議論の不十分さを懸念した。
 
 
┏┓
┗■3.福井県に原発銀座を作った男 熊谷太三郎(上)
 |  原発14基もあって非核安全都市宣言とは……
 └──── 杉嶋拓衛(たんぽぽ舎)
 
 7月1日、大飯原発3号機が再稼働された。5月5日に原発ゼロが達成されて
から2ヶ月弱の事だった。反対する人はどんどん増えている。10万人集会が日常
行事になった現在に野田政権と西川福井県知事は誰の方を向いて政治をやってい
るのか。民意を無視した原発再稼働に激しい怒りを覚える。7月21日には大飯原
発4号機も発送電開始。今回は福井の地元で原発がどのように導入されたのかあ
る中心人物にスポットを当てて見ていきたい。
 
■福井の復興のシンボル不死鳥
 福井市は戦中戦後と大きな災害に遭っていた。戦災・福井地震・台風による水
害とこれを乗り越えて立派な市民憲章まで作った。1948年の福井地震は死者
行方不明者3769名と戦後3番目の被害の地震だった。マグニチュード7・1
の規模ながら直下で起こったために20万人の福井市の1%以上の被害を与えた。
続けて市民を襲う戦災や災害に復興の機運は高まっていた事は想像できる。不死
鳥の誓い(福井市市民憲章)ではこう謳われている。
 「わたくしたちは不死鳥福井の市民であることに誇りと責任を感じ 郷土の反
映と幸福をきずくため 力をあわせ 不屈の気概をもって このねがいをつらぬ
きましょう」
不死鳥と呼ぶのは1952年にフェニックスをまつわる会議から採っている。
 私はこれをみるきっかけになったのは6月16日から17日にかけて経産省テント
ひろばが呼びかけた福井現地行動で集会場所の中央公園での事だった。5月5日
から続く原発稼働ゼロの流れに原発推進側が白羽の矢を立てた大飯3・4号機の
再稼働反対集会で行ったわけだが、誇らしげに郷土の歴史をひけらかされている
のを見ると本当は嘘の繁栄で復興なんだという思いが沸々と沸いて出た。中央公
園の横には鉄筋むき出しの工事現場。TVで観た福島原発の建屋を彷彿させる。ア
スベスト対策など全くやっていない。違う意味で健康被害は大丈夫かと思った。
建物の解体工事は外側に飛散しないように作業するのが当たり前だと思っていた
ので安全基準が関西では無いのか心配になった。
 
■ 原発14基もあって非核安全都市宣言
 集会の参加者が口々におかしいと意見を言っていた非核安全都市宣言の碑。非
核と言えば三原則が有名だが、原子力と共存できるという考えには驚かされた。
原爆は日本人にとってはダメだというメッセージが伝わりやすいが、核の平和利
用というまやかしは結構欺されやすい。同じ核なのに平和とついただけで兵器か
ら資源に変わってしまうのである。福井市でもこのロジックが使用された。この
インチキを破らないと原発推進の論理に絡め取られてしまう。特に高速増殖炉
「もんじゅ」は1兆円を超える予算が消費された。おまけに整備新幹線まで付け
てくれると言われて反対する権力者はいないと思う。お金で安全な暮らしを売り
渡してしまう。平和な日本人的な発想だ。ではこんな福井に誰がしたのか。張本
人が立派な銅像で飾ってあった。(次回に、「下」を掲載)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌7/23(月)―経産省前テントひろば316日目>
 │  怒りの場は官邸前だけでない。
 │  それぞれが思い々の声を挙げる。今はその時だ!
 └────( F記 )
 
7月23日(月)晴れのち曇り
 先週テントに泊まった時は梅雨寒の夜を過ごしましたが、夕べは蒸し暑い夜で
した。新しい週が明け今日から29日の「国会大包囲」までに各々の方たちの抗議
行動が予定されています。
 官邸前では18時半からオスプレイ配備反対の抗議。Twitterを見ていたら、昨
日の高江での抗議行動に参加された原発事故・震災避難をされている福島の方に
防衛局の者が『さっさと帰れ!』と言ったそうです。この心無い言葉を放つ態度
に傲慢な政府の姿が見えるのではないでしょうか。
 そこには地元住民を差別し蹂躙して成り立つこの国の縮図が見て取れるのです。
高江も福島も根は一緒です。怒れる国民はその言葉に意を強くし抗議の声を続け
なければなりません。そしてテント仲間のSさんが続けてきた経産省での行動を
関西電力東京支店に移して夜7時から抗議を予定されていました。
 先日の木曜日の夜、隔週で行われるイベントの後に『明日も官邸抗議はあるの
ですか?』と尋ねながら我々に近づいてくる中年の男性が二人いました。一瞬、
公安ルックな出で立ちに緊張したのですがお話をすると何と一人の方はある省庁
の官僚の方でした。
 『私の部署は直接原子力行政に関ってはいないが、福島・東北の復興に力を注
いでいます。3~4週間単位で30名位の職員が被災地へ出向しています。自分の
周りでは今のままでの原発行政は問題であり「脱原発」を話し合っています』と
言うのでした。官僚の中にもそのよ うな声をオフレコで言うことを以前から聞
くことがありましたが、具体的な内容であった今回は有意義であったと共に、そ
のような声がもっと表に出てこないの か残念でなりません。
 又是非来たいとおっしゃって帰られたのでした。本当に又来てくださるのかな?
 午前中、福島の森園さんがテントにいらした。この一ヶ月の流れを話しながら
二人で福島のこと、おおい町でのこと、その間行ってきた行動の話をしながら時
々テントに吹き込んでくる涼しい風に癒しの時間を過ごしました。彼女の小さな
心体にどれだけのパワーがあるのかといつも驚かされるのですが、元々丈夫でな
い彼女です、疲れもたまっているでしょう。やはり横になってお休み頂きました。
 この後予定 された院内集会に向かわれました。『愛するものを福島に残して
日本中を駆け回るのはなぜ?』大飯原発ゲート前で機動隊員に向けた言葉が胸を
よぎります。か ずえさん!貴女の思いは着実に伝わっていますよ。あの若い機
動隊員の涙がその証です。
 午後になってアメリカに行っておられた椎名さんがいらした。『ただいま』、
『お帰りなさい!』言葉は短くともその顔にはアメリカでの充実振りが伝わって
きます。カリフォルニアでの日系人を中心とした反原発団体の招きで約2週間滞
在したのですが、その模様はNHK堀氏の8bit.news でご覧になれます。3日間連続
で密着取材したとのことですが、強制?留学(笑)をしながら精力的に仕事をす
る様子もお聞きできました。彼はテントひろばには強い共感を持っており、年末
には差し入れを下さったりしています。
 夜になり関電前に向かいました。それぞれ思いの丈をぶつけます。僕も『大飯
原発再稼動の日、あなた方の社長は海からコソコソと発電所に入った。なぜ堂々
と入らない!良からぬ思いがあるからではないか』その上で『関電の再稼動の罪
は重い!福島 が収束しない中、もし何かがあったら大きな被害と犠牲を強いる
ことを分かった上でのスイッチオンは人間とは思えない!』と訴えました。
 本当に何の対策も行 わず、しかも電気が足りないと言いながら再稼動後に火
力発電を八基も止めたのは営利主義そのものとしか思えないし、関西圏の皆さん
のことなど考えず自社の存続のみに躍起になる醜い姿をさらしているのです。福
島の方に思いを寄せる気持ちがあれば、再稼動など恐ろしくて出来ないはずです。
その想像力のなさが全 ての元凶であるとしか思えません。
 玄関から出てきた方々が『応援してるよ。頑張れ!脱原発!』と言いながら帰
宅して行きます。通り過ぎる方の中にも応援して下さる方もおり、明らかに少し
前とは様子が違って見えた。最後に大きな声で『再稼動反対!』のシュプレヒコ
ールを挙げテントに戻りました。
 帰ると懐かしいYoさんの顔が。おおい町再稼動監視テント村は18日で一先ず
撤収したとのことです。『ふくちゃん!ごみ一つ残さず畳んだぜ』日に焼けた顔
の笑顔は誇らしげでした。
 Qさんはいつ帰ってくるのかな?テントの役目とは?以前お逢いした日本ペン
クラブ会長・浅田次郎氏の言葉が甦った。『テントひろばは素晴らしい。反原発、
反権力の象徴としてそこにあるだけで価値がある』
 そうなんだ、あらゆる抗議の声と人を繋ぐ役目を担って存在するテントひろば。
経産省前テントひろばは文字通りその立ち至った原点を忘れてはいけないのです。
僕はその意味をかみ締めながら帰路に着きました。そして福島からさらなる抗議
の声が上がります。( F記 )
 
『子どもたちを核戦争から守れ!
 7.27ふくしま集団疎開裁判官邸前抗議行動、
 スタート&第3回世界市民法廷』
  7月27日(金)午後5時30分~8時、官邸前広場(国会記者会館前)
  http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/07/blog-post_23.html?m=1
たんぽぽ舎です。【TMM:No1527】
2012年7月25日(水) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.原子力規制委員会の人選にNO
   本当に原子力を規制する気はあるのか(杉嶋拓衛)
★2.「核エネルギー利用禁止法」と「廃炉庁」を要求しよう(中村泰子)
★3.広島通信(その1)メディアが再稼働反対を扱う
   こちらでは伊方再稼働とがれき問題、飯田哲也氏が注目され(岡志麻子)
★4.読者からイベントのおさそい2つ(問い合わせは主催者へお願いします)
    ◇7月28日(土)11時~【みんなで原発、放射能、被災地のことを考えよう!】
     さいたま市民会館おおみや小ホール
   ◇7月29日(日)13時~【福島原発事故後を生きる~どう向き合うか】
    同志社大学寒梅館ハーディホール(京都・今出川)
━━━━━━━
※7/27(金)、首相官邸前アクション
 「原子力規制委員会」人事に異議あり!「原子力ムラ」から選ぶな!
 
 日 時:7月27日(金)18時~20時
 場 所:首相官邸前(国会記者会館前)
         ※国会議事堂前駅すぐ、永田町駅5分
 発 言:福島から、参加者の皆さん、国会議員など
 (プラカード、鳴り物、要請書などご持参ください)
 呼びかけ:再稼働反対!全国アクション
  たんぽぽ舎も参加します
 
 
┏┓
┗■1.原子力規制委員会の人選にNO-田中委員長候補は
 │  原子力ムラを牽引してきた軌跡
 │  本当に原子力を規制する気はあるのか?
 └────(たんぽぽ舍 杉嶋 拓衛)
 
 そもそも原子力規制委員会が発足前に再稼働が進んでいるのがおかしい。
 
再稼働は規制委員会が発足するまで待つのが筋だと思う。関西電力大飯3・4号
機が7月に入り相次いで再稼働した。原子力安全保安院は関電はストレステスト
の2次評価を昨年末までに提出するのをサボタージュした事に対して何も手を打
てなかった。電気事業者が決められたルールすら守らないのにそれを咎める事を
しない。本当に原子力ムラの縮図のような関係だった。今度発足する原子力規制
委員会ではこうしたルール違反に対して運転停止などの強制力の権限があるのか
と言えばそれは期待出来ないだろう。まず5人の人選からおかしいからだ。規制
する気など毛頭無い。5人の候補者の経歴をさらっと挙げてみます。
 
■初代委員長には田中俊一氏(67)。前内閣府原子力委員会委員長代理で現高
度情報科学技術研究機構顧問だ。福島第一原発事故後に飯舘村へ行き除染を進め
て「こんな広いんだから谷の一つでもつぶせば帰れます」と言い放った人物だ。
現在所属する高度情報科学技術研究機構では世界の放射線の高い場所に住む人々
のデータの研究など放射能は人体に影響が少ないと主張するための原子力推進組
織にいる人だ。読売新聞の言う「しがらみない実務派」はどこを見れば言えるの
か。東電の賠償費用を最大限抑えようとする20mSVの被曝を強制している人物。
自主避難者への補償に最後まで反対した。
 
■更田(ふけた)豊志副部門長(54)。日本原子力研究開発機構。7月20日の
西日本新聞によると更田氏は、2003年から昨年までのほぼ毎年、日本原子力
発電(日本原電)から年数万円の報酬を受け取っていたことが20日、分かった。
最大年10万円程度で、総額は数十万円に上るという。 政府は規制委の委員に
関し、就任前の3年間に同一の原子力事業者から一定額(年50万円程度)以上
の報酬を受け取った人物は除外する基準を設けたが、原子力安全規制組織等改革
準備室は今回のケースが「基準には抵触しない」としている。
 規制する側の人間が規制される側から賄賂をもらっていて問題無しとしていま
すが、大いに問題ありです。更田氏は2005年12月25日の玄海原発やらせ
公聴会の推進オブザーバーも努めていて全力で原発推進している人です。規制委
員には向いていません。
 
■中村佳代子・日本アイソトープ協会主査。7月21日の福島県いわきで行われ
た「放射能・健康セミナー」と銘打たれた講演で、参加者からの質問で「外で遊
んでも大丈夫なのか」「食品の放射性物質検査で、放射性セシウムを調べるだけ
でいいのか」といった質問に対して「少なくともいわき市では影響はないといえ
る」「セシウムを測れば他の放射性物資も推定でき、その値も極めて小さい」と
などと答えていた。広島・長崎の経験から大人と子供の発ガンリスクは同じだと
いう考えの持ち主で、福島県は安全だから帰りなさいという「帰省委員会」の方
がしっくりくる放射能の被害を低く見積もる人物。当然原発規制には向いていない。
 
■大島賢三氏(国連大使、JICA副理事長・顧問を歴任)。ご自身が広島出身で2
歳の時に被爆。その時に母親を亡くされる。
 
■島崎邦彦氏(地震予知連絡会会長)東日本大震災でマグニチュード9を想定で
きず、最大でM8.2程度の想定だったと反省。茨城や福島の人をもっと救えた
のではとコメント。結局地震大国日本に原発50機ある事についてはコメントな
し。彼が本領を発揮するなら、活断層や地震の危険性のため再稼働断固反対する
べきだと思うが、そういう話は一度も出ていないので期待薄か。
 
★原子力規制委員会は委員長と2人の委員が揃えば会が成立すると明記してあり、
5人のうち3人を原子力ムラの人員で確保しておけば規制する事が出来ないとい
う旧態的な支配構造の踏襲しか人事からは見て取れない。
 東京新聞まで田中俊一委員長を持ち上げているところをみると、相当の根回し
が原子力規制委員会発足前から進んでおり、原発再稼働を規制する組織では無い
と見るのが冷静な見方。だから人選には大いに異議を申し立てる。利益相反委員
など候補にも入れるなと言いたい。原子力ムラには福島事故を止める事が出来な
かったのだから、規制委員会組織を作るなら原発利権に関係する者は退場するべ
きだ。
 原発を動かさない事が前提である組織でなければ規制委員会など存在価値は無
い。経産省原子力安全保安院の枠組みなど過去の遺物として捨てるべき。その組
織が出来るまで原発再稼働など止めておけと言いたい。
 
 
┏┓
┗■2.「核エネルギー利用禁止法」と「廃炉庁」を要求しよう
 │  原発存続を前提とした原子力基本法や規制庁では解決できない
 │  パブリックコメントの締切は8月12日(あまりにも期間が短い)
 └────(中村泰子)
 
 政府は、「今」原発をどうするかという議論を封じ、18年も先の原発比率をど
うするかという議論にもっていこうとしている。問題を先送りし、ほとぼりの冷
めるのを待つ魂胆だろう。福島の原発事故被害者をはじめ多くの人びとが求める
原発即時廃止の声を無視し、当面原発維持を前提とした3つの選択肢の中から選
べという。国民を愚弄するやり方だ。「エネルギー・環境に関する選択肢」に対
するパブリックコメントの締切は8月12日(あまりにも期間が短い)。私たちの
要求は2030年ではなく「即時」ゼロだというパブコメを殺到させよう!
 
 狂気の原発体制を正気にもどすためには、原発推進が前提の現在の法体系、行
政組織を根本的にくつがえす必要がある。必要なのは「核エネルギー利用禁止法」
と「廃炉庁」だ。
 
1.原子力基本法を廃止して、核エネルギー利用禁止法に
 
 原子力基本法は「平和利用」を隠れ蓑とした原発推進のための法律であり、先
日「わが国の安全保障に資する」という軍事的文言も挿入された。原子力基本法
とそれを頂点とする原子力法体系は廃止する必要がある。
 その代わりに、核エネルギー利用禁止法の制定を要求しよう。平和利用名目の
原発も、軍事利用に他ならない「もんじゅ」や「六ヶ所再処理工場」などの核燃
料サイクル施設も、地震列島に存在させることは、全世界の命に対する罪である。
既存原子力施設の廃止、新規建設禁止、原発輸出禁止を明記した法律が必要だ。
日本はヒロシマ・ナガサキ・フクシマの経験と反省を世界に伝え、反原発の先頭
に立つべきである。
 
2.原子力規制庁を廃炉庁に
 
 原子力規制委員会と原子力規制庁は、原発存続を前提とした「安全確保」と
「安全保障」が目的なので、そんなものは不要だ。地球温暖化防止のために原子
力利用を掲げている環境省の外局として設置され、保安院の職員が移るだけであ
るから、新しいお墨付き機関となるだけである。
 その代わりに、廃炉庁を要求しよう。線量計を鉛カバーで覆う不正が報道され
たが、現在福島原発事故収束作業は、東電に任せきりで、労働者の命と安全が守
られていない。また、このままでは、線量限度超えで事故収束作業員が不足する
ことになろう。除染作業も、現場任せで労働者やボランティアの安全が守られて
いない。現存する原発の廃炉作業は長期にわたる。核のゴミ問題は先送りせず正
面から取り組む必要がある。核利用に手を染めた国の責任として核の後始末を行
う「廃炉庁」を設置し、こうした問題に対処すべきである。
 
 地震列島に原発林立。正気の沙汰ではない。これ以上被ばくさせるな!
 これ以上核のゴミを未来に押し付けるな! 問題の先送りは許されない。
 
 
┏┓
┗■3.広島通信(その1)メディアが再稼働反対を扱う
 │  こちらでは伊方再稼働とがれき問題、飯田哲也氏が注目され
 └────(岡 志麻子)
 
◆2011年11月に広島に疎開して来ましたが、こちらに居りながら東京を向いて生
活している感じです。再稼動反対デモが広がりを見せていて、ようやく一般メデ
ィアでも扱われましたね、メディアが一斉にデモを取り扱うようになった時は胸
のすく思いでした。「デモに行くのは特別なことじゃない」という感覚がもっと
市民に広がればいいのにと思っています。
 広島でも、「すべての原発今すぐなくそう全国会議・広島」の人たちが再稼動
反対デモに連動して20日金曜日に中国電力前でデモをしました。夜間に子連れは
厳しいので私はいけていないのですが、来週もやるそうです。
 
◆こちらでの関心ごとはやはり伊方原発再稼動をとめようというものと、今も西
日本で瓦礫受け入れを決める自治体が多いので農産物を守るためにお母さんたち
が動いています。私のいる呉市も市議会で瓦礫受け入れが決まり、嘆願書と請願
書の違いをいまさら勉強しています。
 瓦礫受け入れには賛否両論ありますが、個人的には放射能汚染を広げるよりも、
西日本はきれいな土と水を守って安全な農産物を作ることで東日本を支えてほし
いなと思っています。先月は瓦礫受け入れ反対のための講演会を手伝いましたが、
被爆を経験した広島の人たちは「東北は大変なんだから瓦礫くらい受け入れない
と」「広島も原爆から復興したから福島も大丈夫だろう」という感覚が一般的み
たいです。あとは「被曝による差別を生み出してはいけない」と思っている方が
多いようでした。脱・反原発に関わっている方の中にも被爆二世三世がいます。
 講演会の関係から市議さんを巻き込んで市民測定所の話があったり、鎌仲ひと
み監督の最新作「内部被爆を生き抜く」の上映会に行ったり、のんびりぼちぼち
動いています。
 
◆あと、7月末に山口県知事選挙があり、飯田てつなり氏が脱原発で注目されて
います。彼が当選すれば山口県の祝島の新規建設がなくなります。他の政策は知
らないのですが、どう転んでも増税は有りそうだし、今の政治の肝はエネルギー
問題だと思っているのでそこだけでかなり評価をされています。
 
◆広島では8月6日はあちこちでデモがあるのですが、私も昼に行われるデモに
出産後初娘と参加しようと思っています。たんぽぽ舎からはどなたかいらっしゃ
いますか?こられる方がいたらご一報いただけたらと思います。
多忙と暑さの中の活動、疲れをためないようにしてくださいね。ではでは
 
(編集部より:柳田へ届いたメールですが、本人の了解をえて、
 広島通信その1として掲載させていただきます)
 
 
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい2つ
 └────(問い合わせは主催者へお願いします)
 
◇【みんなで原発、放射能、被災地のことを考えよう!】
 日 時:7月28日(土)10時30分開場 、11時開演、16時30分終演
 会 場:さいたま市民会館おおみや小ホール
 会 費:1500円、介助者&小学生以下無料(託児を検討中)
 
 出演者:マリオ&はるちゃん、田中優さん、阿部一理さん
 内 容:
 11:00~11:45 マリオ&はるちゃん「被災地への祈り」
 12:30~14:45 田中優さん「福島第一原発と放射能の最新情報、
   そして原発に頼らない社会へ」
 15:00~16:30 阿部一理さん「免疫力を高め、内部被ばくから
   いのちを守る食の智恵」
 
 申し込み・問い合わせ:よこたわたる 070-6921-4271
     メール wataruyokota@willcom.com
 主 催:ニコニコクラブ~みんなが幸せな笑顔になりますように~
 
 
◇【福島原発事故後を生きる~どう向き合うか】
 日時 7月29日(日)13時~17時
 場所 同志社大学寒梅館ハーディホール(地下鉄今出川駅徒歩3分)
 講師 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)、海老澤徹(元・同所助教)
    亘佐和子(毎日放送「たね蒔きジャーナル」)
 
 主催 社会学部メディア学科浅野健一ゼミ
 <要事前予約>メール asanozemi0729koidesan@gmail.com、
          Fax  075-251-3066(浅野ゼミ宛と明記を)
 内容 「加害責任」の所在が曖昧なままにされている東電福島原発事故を軸
に、安全神話をばらまいてきた“原子力マフィア”の一角を占め、再稼働で同じ
過ちを繰り返す記者クラブメディアの原発報道など核をめぐる諸問題を考える。
小出氏による基調講演(2時間)の後、海老澤・亘両氏らが加わりジャーナリズ
ムの役割について討論する。
 このシンポは2日連続企画で、前日の7月28日(土)に同じ時間と場所で、「密
約とメディア」をテーマに、西山太吉氏(元毎日新聞記者)が講演する。
 主催は:同志社大学社会学会。参加申し込み先は同じ。
 浅野ゼミホームページ http://www1.doshisha.ac.jp/~kasano/ 
たんぽぽ舎です。【TMM:No1526】
2012年7月24日(火) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.27日(金)首相官邸前アクション
  「原子力規制委員会」人事に異議あり!「原子力ムラ」から選ぶな!
★2.規制委員長内定 田中氏の「素顔」
  市民派より「ムラ人」 被ばく楽観、帰還後押し
            (7月24日 東京新聞「こちら特報部」より)
★3.7/30(月)【院内集会】ストレステスト・再稼働問題の徹底検証
★4.東電延命、消費者にツケ 家庭用値上げ8.47%合意
                     (7月20日 東京新聞より)
★5.<テント日誌7/22(日)―経産省前テントひろば 315日目>
   深夜まで続く議論で重要情報の整理、当面する課題を明確に(K.M)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.27日(金)首相官邸前アクション
 │  「原子力規制委員会」人事に異議あり!「原子力ムラ」から選ぶな!
 └────
 
 今週金曜27日、首相官邸前アクション
 「原子力規制委員会」人事に異議あり!「原子力ムラ」から選ぶな!
 
 日時:7月27日(金) 18時~20時
 場所:首相官邸前(国会記者会館前) ※国会議事堂前駅すぐ、永田町駅5分
 発言:福島から、参加者の皆さん、国会議員など
    (プラカード、鳴り物、要請書などご持参ください)
 呼びかけ:再稼働反対!全国アクション
 
 「原子力規制委員会」の国会同意人事が、いったんリークしたとの理由で、
 若干の延期をしましたが、人選は変えないと、また記者にリークしました。
 官邸は、反応を探りながら、「原子力ムラ」出身の人選で固めようとして
 います。危険なのは、朝日や東京までもが、人選は問題なしと持ち上げる
 誤報をしていることです。
  今後の原発の再稼働に絶大な権限をもつ委員会を「原子力ムラ」で固め
 ようとしています。「原子力ムラ」復活の権限づくりになります。
 勿論、裁判にも影響してきます。
 共同して 7月27日(金) を成功させましょう。
 
 
┏┓
┗■2.規制委員長内定 田中氏の「素顔」
 │ 市民派より「ムラ人」 被ばく楽観、帰還後押し
 │ 委員候補つながり 「中立」「透明」選考基準かけ離れ
 └────(7月24日 東京新聞「こちら特報部」より)
 
 政府は原子力規制委員会の初代委員長に、元日本原子力学会会長の田中俊一
氏を内定した。国会の同意が必要で、近く諮られる。政府はこの人事に「透明
性」「中立性」を求めた。人選はその理念にかなっているのか。田中氏を「市
民派」「脱・原子力ムラ」と評価する見方もあるが、本当にそうなのか。「こ
ちら特報部」も身体検査を試みたが、どうにも納得がいかないのだ。(小倉貞
俊、中山洋子)
 
疑問が多い飯館村対策
 
 田中氏が「市民派」「脱・原子力ムラ」と見られるのは、福島原発事故直後
に緊急提言をした十六人の原子力専門家の一人だったからだ。(中略)
 田中氏は福島県出身。事故直後から同県内で除染活動に携わり、政府の縦割
り行政を批判してきた。しかし、実際に政府の人選基準はクリアできているの
だろうか。
 福島県除染アドバイザーを務めるが、田中氏が策定に加わった同県飯館村の
復興計画について「避難より除染ありき」と疑問視する声は多い。(中略)
 被ばく限度量に対しても、楽観的な発言がしばしば注目されてきた。
 委員を務める政府の原子力損害賠償紛争審査会の議論では、自主避難者に賠
償を認める方針に異を唱え、国が住民帰還の目安とする年二〇ミリシーベルト
という基準への賛意を強調してきた。
 昨年十二月六日の会合では「放射線被ばくの恐怖と不安は個人差も大きく
(中略)、賠償という形で対応することが、克服する最も適切な方法であると
は考えていません」と発言している。(中略)
 こうした主張が結果的に東京電力の賠償軽減につながることから、被災者達
の間では田中氏に対し、「東電を助けるために住民を切り捨てている」といっ
た批判の声も上がっている。
 田中氏の経歴をたどると、原子力ムラを牽引してきた軌跡がみえる。現在も
そこから距離を置いたとは思えない。(中略)
 現在、田中氏が関わる団体は二つ。ひとつは三月まで会長を務め、現在は顧
問をしている財団法人「高度情報科学技術研究機構」(茨城県東海村など)
(中略)
 もう一つは副理事長を務めるNPO法人「放射能安全フォーラム」(東京都港
区)。同団体主催のセミナーでは「プルサーマルの必要性と安全性」などの
テーマで、同氏自身も講演してきた。
 この団体の理事や顧問の顔ぶれを見てみると、田中氏の“ムラ人脈”の太さ
が浮かび上がる。例えば、取締役が同団体の理事に名を連ねる放射線管理商品
販売会社「千代田テクノル」(文京区)。同社は二〇〇〇年、原研から放射線
源の販売部門を移譲された“つながり”がある。
 先のセミナー会場も同社内で、現在は「フォーラム」と福島県の個人被ばく
線量測定事業に取り組むなど、除染ビジネスで連帯している。(中略)
 当の田中氏は“ムラの住人”という指摘をどう受け止めているのか。「こち
ら特報部」の取材に「周囲が勝手にレッテルを貼っている。ムラがどうだとか、
私は考えていない。科学者、技術者の立場としてやるべきことをやってきた」
ときっぱり。(中略)
 ただ、こうした客観的な所属や人脈が、少なくとも規制委の掲げる中立性や
透明性とかけ離れていることは明白だ。
 奥平康弘・東大名誉教授(憲法)は、原子力推進に関わって来た田中氏の委
員長登用は「避けるべきだ」と断じる。「原発事故を引き起こした制度の運用
に関わった人が、委員会の委員になることは避けがたいのかもしれない。しか
し、強大な権限を持つ委員長にだけはしてはならない」(後略)
 
[デスクメモ]この人事は、首相官邸前行動や十七万人の脱原発集会に対する
 政府の回答なのだろう。再稼働のため、大飯原発以外にも。約二十基が安全
 評価(ストレステスト)の一次評価を終え、規制委の始動を待っている。国
 会がこの人事を通せば、結果は火を見るより明かだ。原子力ムラの再興は許
 されない。(牧)
 
 
┏┓
┗■3.7/30(月)【院内集会】ストレステスト・再稼働問題の徹底検証
 └────
 
 日時:7月30日(月) 17:00~19:30
 場所:衆議院第一議員会館 多目的ホール
 主催:柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会、プラント技術者の
   会、原子力資料情報室
 協力:国際環境NGO FoE Japan、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、
   プルトニウムなんていらないよ!東京、福島原発事故緊急会議
 参加費:500円
 
 今後、他の原発の再稼働については、新たに設置される原子力規制委員会に
 役割が引き継がれることになりますが、現時点において、ストレステストの
 立ち上げから、大飯原発再稼働をめぐるこれまでの経過と問題点を整理し、
 今後の取り組みの方向や原子力規制のあり方についての議論を深める場を設
 けたいと思います。皆さまの奮ってのご参加をお待ちしています。
 
 主な報告内容:
 ■ストレステストに関わる中間総括、今後の取り組み
 ■原発設計技術者の立場から、意見聴取会での検証を振り返る
 ■技術的な課題は解消されたのか
 ■ストレステストという枠組みの問題と二次評価への課題
 ■意見聴取会の公開性と参加民主主義
 ■今後の原子力規制のあり方
 問合せ先:菅波 完(柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会)
            E-mail kk-heisa@takagifund.org 携帯 070-5074-5985
 
 
┏┓
┗■4.東電延命、消費者にツケ
 │   家庭用値上げ8.47%合意
 └────(7月20日 東京新聞より)
 
 東京電力の家庭向け電気料金の値上げが、東電の申請時の平均10.28%から、
8.47%程度に圧縮された上で9月1日から実施される見通しとなった。値上げ
幅の査定では消費者の意見が一部反映されたものの、最後は密室での政治決着
に。動かない原発の費用を原価算入に認めるなど不透明さを残したまま、消費
者は重い負担を強いられる。(中略)
 年間で5兆7624億円と見積もられた値上げの原価には、他社の原発から
の受電がないのに年間1千億円を購入電力料として支払うことをはじめ、動く
見込みのない福島県内の6基の原発の減価償却費と運転維持費の計900億円
など、根拠が不透明な費用が算入された。(中略)
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌7/22(日)―経産省前テントひろば 315日目>
 │  深夜まで続く議論で重要情報の整理、当面する課題を明確に
 └────(K.M)
 
7月22日(日) 曇り時々小雨
  朝も昼も静かな座り込みが続いた。座り込みをしていると、交差点で停車し
た観光バスや乗用車の窓から手を振ってエールを送ってくださる方が居たり、
LEDを使って節電している市川からの方がデモにはなかなかいけないからとカ
ンパしてくださったり、好意的にみられてきていることを実感した(Iさん
談)。
 一方夕方には、トラメガを持った男性がテント前でテント批判アピール。不
法占拠だとか、過激派集団だとか、福島の人のために動いていないとか。当番
や座り込み者計10人以上が冷静に応じたところ40分で退散。招かれざる客さん、
もう来ないで。
 日曜夜は顔見知りの情報交換会。手製のスペインオムレツやフランスパンや
墨絵パンなどをつまみながら、ワイン、ビール、焼酎を飲んでよもやま話。冷
えたジャガイモが入ったオムレツがワインとぴったりで大好評。
・Yさんが狭山市で脱原発のデモが101人に参加、大宮と船橋でも同時デモされ
たそう。
・エートスという国際団体が去年末から福島に入りこんでチェルノブイリでと
同様に福島の原発被害を過少に見せようとしているらしい。騙されてはいけな
い。
・原子力規制委員長に推薦されている田中俊一氏は日本原子力研究開発機構特
別顧問、原子力委員会委員長長代理、日本原子力学会会長などを務めた「原子
力ムラ」の人。文科省の原子力災害賠償審査会でも自主避難者への賠償の足を
引っ張っていた。これからの日本の脱原発を推進するべき独立性が高い原子力
規制委員会の委員長ゆえこんな人選を許してはいけない。何とか国会が同意し
ないよう働きかけたい。
・先週は、大飯原発の破砕帯・活断層が地震・津波意見聴取会で論じられ、現
地調査の必要性を多くの専門委員が指摘し、後日保安院が関電に現地調査を命
じた。また、翌日の地震動の意見聴取会でも若狭地域の活断層の連動について、
事業者3社からの報告を受けたが差し戻し、更に連動の可能性を再調査するこ
とを命じた。にもかかわらず保安 院・関電は大飯4号機も起動開始。国会事
故調の「人災」指摘を踏みにじり、保安院自らがいつも言っている「継続的改
善」のいい加減さを露呈させ、大飯地域周辺にリスクを背負わせている。ここ
までして「原子力ム ラ」は原発稼働状態で夏を越したいのか。何としても、
大飯をすぐに止めて現地調査を直ちに実施させたい。
・3つの選択シナリオのパブコメにも異議あり、こちらの対応も大切。
・金曜の首相官邸抗議デモ、今週は29日(日)に国会包囲のため無い。金曜に、
経産省前や官邸後ろなど独自の行動をした人たちは今週はどうするか? 多く
が積極的意見。
 
 夜の寝ずの番予定を確認して眠ったが、議論が4時まで続いて、皆くたくた。
霞ヶ関で新たな週が始まった。前日とうってかわって暑くなりそう、軽装の通
勤者が歩いている。月曜にストレステスト意見聴取会、火曜に原子力委員会、
後半に核燃料サイクル意見聴取会、高経年化意見聴取会などがある。(K.M)
 
★テント全体会議  7月24日(火) 19時~ 神保町ひまわり館
 (地下鉄神保町駅2番出口徒歩5分 西神田五差路右入る)
★経産省正門前行動  7月27日(金) 17時半~ 経産省正門前
 保安院抗議行為動  7月27日(金) 18時半~ 経産省別館前
★国会包囲行動  7月29日(日)
 15:30 日比谷公園中幸門集合、16:30 デモ出発
 19:00 国会包囲(集会/キャンドル・チェーン)
 ペンライト 懐中電灯 光棒を持参下さい。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1525】
2012年7月23日(月) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
 
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.「国会記者会館 誰のため?」
★2.新宿東口のベルクというお店で「デモ ナウ」写真展
★3.読者からイベントのおさそい3つ
  ◎7/24から8/5世界ヒバクシャ展@ポレポレ坐~核の歴史を伝える写真展&トーク
  ◎7/27「原発再稼動反対デモin袖ヶ浦市」
  ◎7/25再処理も原発再稼働もNO! 経済産業省別館前行動
★4.<テント日誌7/20(金)―経産省前テントひろば 313日目>
   雨の中、衰えることのない数万の人々の列と声
   田中康夫氏の白い風船、鳩山元首相の初登場
★5.<テント日誌7/21(土)―経産省前テントひろば 314日目>
   闘いの後 テントの時間は静かに流れる
━━━━━━━
 
※訂正です。
 1.7月21日(土)発信の【TMM:No1523】は誤りで、正しくは、【TMM:No1524】
   となります。訂正致します。
 2.7月21日(土)発信の地震と原発事故情報-3つの情報で、
  ┗■1の7/29国会大包囲(脱原発)の呼びかけ団体名は、
    誤:首都圏反原発連合有志
    正:首都圏反原発連合
    です。訂正致します。
 
 
┏┓
┗■1.「国会記者会館 誰のため?」
 |  OurPlanet-TVの白石草さんの訴え
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
 
 首相官邸前にある国会記者会館が注目されている。この建物は新聞やテレビ各
社が常駐する取材拠点になっている。この建物の使用をめぐり、問題が起きた。
毎週金曜日の脱原発を掲げた首相官邸前行動で、建物屋上から写真撮影を希望し
たインターネットメディアの利用が認められなかった。司法の場に持ち込まれる
事態に発展している。
 
「官邸前デモ中継に」
 
「目の前で起こっている抗議活動をライブで流したい。もう『ここしかない』と
思いました。」非営利のインターネット放送局「アワープラネットティービー」
の白石草(はじめ)理事が説明する。白石さんたちは先月以来、官邸前に続々集
まる人々の取材を続け、市民のカンパでヘリコプターによる空撮もした。ヘリで
は中継できないため、目を付けたのが国会記者会館の屋上だった。(中略)
 
ネットメディアの利用拒否
 
白石さんは今月6、13日に建物を管理する記者クラブ「国会記者会」事務局に屋
上を撮影で使いたいと申し込んだ。しかし、「加盟社以外の使用は認められない」
と断られた。白石さんは「まさか断られるとは思わなかった」と振り返る。これ
を受け、白石さんは17日、国と国会記者を相手取り、今月29日の「国会包囲」を
掲げた抗議行動の際に撮影できるように屋上の使用許可を求め、東京地裁に仮処
分を申し立てた。(中略)
 
仮処分申請「報道の良心期待」
 
白石さんの代理人である河崎健一郎弁護士は「国民の知る権利を守るため、公的
な施設が提供されている。脱原発の動きを報じ続けてきた白石さんを排除するの
は、国会記者会の正当性を自ら脅かす行為。司法の結論を待つまでもなく、報道
の良心に従って利用を認めてほしい」と話した。
(以上 東京新聞7月20日記事から抜粋して紹介)
 
※7/24【講演会】「御用メディアと市民メディア」のご案内
 「御用メディアと市民メディア」-もう一つのメディアOurPlanet-TV。
 講 師:白石草さん(OurPlanet-TV代表理事)
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 18:30開場、19:00開会、参加費1000円
 
 
┏┓
┗■2.新宿東口のベルクというお店で「デモ ナウ」写真展
  └──── 橘 優子
 
 アルタ前でデモを解散して、駅に向かう階段を下りるとすぐ右手に、立ち食い
そば屋さんと、何やら、横文字がごちゃごちゃ並んで、若者が昼間からビールを
飲んでいるスナック(ベルク)があるのを皆さん、ご存知ですか?
 知ってはいるけど、入ったことない、という方も多いと思う。
 ここは、毎月、月の初めに、店内の壁面でのギャラリー風展示が変わり、かな
り読み応えのあるお店の新聞が更新されるので、月の初めは、ここに行くという
のが、ここ数年の私の楽しみでしたが、今月は、諸般の事情で、今日になって行
ってみたら、大変!お店中、素敵なデモの写真がいっぱい!31日までです。
 是非見に行ってみて下さい。こんな、新宿の玄関口みたいところで、ごく自然
に、脱原発の写真が多くのベルクファンの視線の中をさすらうのです。
 お店は、7月25日で22周年ということで、23日から25日まで、記念割引なども
企画されてます。 デモや会議の帰りに、寄り道してでも行く価値はあります。
お昼に寄って、ちょうどレジの担当がこの写真を撮っている副店長だったので、
「素敵なので友人連れて来ます!」って宣言してしまいました。
 いつも、たんぽぽ舎や東電前アクションや経産省前テントひろばのビラを置か
せていただけるお店でもあります。
 ※但し、期限付きの催しなどのビラで、終わったら取りに行くのが原則です。
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい3つ
 └────(問い合わせは主催者へお願いします)
 
◎世界ヒバクシャ展@ポレポレ坐~核の歴史を伝える写真展&トーク
 
 7月24日(火)~8月5日(日)に、東京・東中野のポレポレ坐で、世界ヒバ
クシャ展@ポレポレ坐を開催します。
 核の歴史を伝える6人の写真家によるヒバクシャの写真展示や、女優の日色と
もゑさん(朗読)と写真家・映画監督の本橋成一さん(8月5日)、韓国・朝鮮
人被爆者を撮り続けてきた伊藤孝司さんと海洋の放射能汚染を寓話にした田島伸
二さん(7月28日)、未来食つぶつぶ創始者のゆみこさんら(8月4日)のトー
クイベントも行います。
 主催:NPO法人世界ヒバクシャ展
 詳細は、下記サイトをご覧ください。
    http://www.no-more-hibakusha.net/event/スケジュール/
 
 
◎袖ヶ浦市で、はじめて開催されるデモについてご案内いたします。
27日は、官邸前抗議行動もありませんので、多くの方が参加しデモを盛り
上げて下さい。
 
   袖ヶ浦市で開催される「原発再稼動反対デモin袖ヶ浦市」
 
 日 時:7月27日(金)18時集合
 場 所:福王台中央公園(袖ヶ浦市)
 少雨決行・大雨中止
 詳細については、「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」のHPを参照して下さい。
 
 
◎再処理も原発再稼働もNO! 経済産業省別館前行動
 
 六ヶ所再処理工場ではガラス固化体製造試験がヤマ場に
 
 日 時:7月25日(水)18:30~19:00ごろまで
 場 所:経済産業省別館前
     (地下鉄千代田線霞ヶ関駅C2出口が別館前で一番近いです)
 
※毎月第四水曜日に実施しています。
プラカードや横断幕を持って来てください。拡声器でアピール、チラシまきをし
ます。
18時50分から参加団体や個人の抗議文・要望書を読み上げて渡します。
短くてもかまいません。
 
主  催:再処理とめたい!首都圏市民のつどい
呼びかけ団体:原水爆禁止日本国民会議(03-5289-8224)/プルトニウムなんてい
らないよ!東京/日本消費者連盟/ふぇみん婦人民主クラブ/たんぽぽ舎/日本
山妙法寺/福島老朽原発を考える会/グリーンピース・ジャパン/原子力資料情
報室。
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌7/20(金)―経産省前テントひろば 313日目>
 |  雨の中、衰えることのない数万の人々の列と声
 |  田中康夫氏の白い風船、鳩山元首相の初登場
 └────
 
7月20日(金) 曇り一時雨
 今にも降りそうな空を見やりながら家を出た。2時半頃国会議事堂前駅の3番
出口から出る。
先週と同じように鉄柵が並べられ、その後ろには装甲車が並んでいる。しかし警
察も手慣れたのか先週ほどの張り詰めた緊張感はない。
 3時半頃、田中康夫氏が箱形トラック2台でテントにやってくる。そのトラッ
クの中は白い風船でいっぱいだ。6000個用意されたそうだ。半分の1台分を
テントに降ろされる。第2テントの中はたちまち風船の山でいっぱいに。これか
ら官邸前~国会前~霞ヶ関行動に参加される方にその風船を配る。
 4時半頃から雨が降り出した。結構激しく降る。時折小止みになるがすぐさま
また激しく降る。そういう状態を繰り返しながら、6時半頃まで雨は降り続いた。
今日は経産省正門前でも、別館の保安院前でも抗議行動がおこなわれている。さ
らには官邸裏側でもと、あちこちに抗議の場は広がっている。
 そして今日は予告通り鳩山元首相が官邸前行動に登場した。「再稼働をやめる
べきだ。官邸と国民の声がかけ離れている。」「皆さんの新しい民主主義の流れ
を大切にしなければいけない」とアピールしたそうである。
 
 国会正門前の方に行ってみると、T字道路の両サイドに人々の列がビッシリ。
今日は角のところも人で満ちている。とくに、雨が上がった7時頃からは、本当
に人々がどんどん続いてくる。片側には白い風船の波。8時以降の経産省正門前
の盛り上がりもいつも以上であった。
 7・16の疲れが残っているのでは・・・、出鼻が土砂降りの雨だったから・
・・等、いろいろ心配したが、本当に衰えることなく人々は集まり、声を上げる。
野田政権にせよ、関電にせよ、保安院にせよ、経産省にせよ、あまりにやること
がせこく、デタラメで、愚弄するものであり、人々の我慢の限界を超えている。
それら総体にNO!を突きつけ、総退陣を迫るしかやり場のない怒りが渦巻いて
いる。そして自らの意志表現をすることに確信を抱き始め、何かが変わり始めて
いると感じてている。
 この波は衰えることなく続くだろう。いやさらに奥深いところへと広がり、深
まっていくだろう。
 7・29国会包囲行動はこの1ヶ月間の行動の波の頂点に位置している。この
1ヶ月間の全てを総結集した行動になるだろう。全てを7・29国会包囲行動へ!
( Y・T )
 
7月29日(日)15:30 日比谷公園中幸門 デモ出発 16:30
        19:00 国会包囲(集会/キャンドル・チェーン)
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌7/21(土)―経産省前テントひろば 314日目>
 |  闘いの後 テントの時間は静かに流れる
 └────
 
7月21日(土)晴れ
 体調不良だが今日は泊まり番のため、午前中は家でぐっすり睡眠を取り、夕方
近くにテントに向かう。千代田線の改札を降り、エレベーターで地上階へ。地上
が視界に入ると今日もテントは無事だったと一安心し、胸をなで下ろす。
 薄曇りの中、テントの前に座り込む、いつもの面々と軽く会釈をして、テント
の中に入る。昨夜の首相官邸前行動や、経産省前スピーチに集った数万の人々の
熱気あふれる空間とは対照的に静かに時が流れていく。たった1日の違いなのに
別の場所にいるようである。
 今日の来訪者の中に、遙々青森県弘前市からやってきたK氏の名前があった。
7月16日の17万人集会の折にも参加した青年である。聞くところによると、
このテントは3回目の訪問だそうだ。1回目は原動機付き自転車で、2回目は夜
行バスで、今回などんな方法で来られたのか、残念ながら聞き出せない。青森で
は情報がなかなか入ってこないが、ネットを見ていていてもたってもいられなく
れやってきたそうである。会ってゆっくり話をしてみたかった。それにしても何
とバイタリティのある青年かと感心する。
 今夜は土曜日なのだろうか、テント前の歩道で行われている水道工事もなく、
静かに眠りにつくことが出来た。
 明け方、8時を少しまわった頃、経産省の役人が毎日の日課を済ましに来る。
曰く、「この土地は経産省の土地なので直ちに撤去するように、また、火気等の
使用は厳禁である。以上○時○○分。」「ガキの使いじゃないんだから、あなた
の上司に私の言葉も伝えておくようにとして、再稼働をすぐにやめろ」と反論す
るが「伝えることは出来ません」との回答。話になりません。(SIRO)    
 
 
★テント全体会議 7月24日(火)19時~神保町ひまわり館
        (地下鉄神保町駅2番出口徒歩5分 西神田五差路右入る)
★経産省正門前行動 7月27日(金)17時半~ 経産省正門前
★国会包囲行動 7月29日(日)15:30日比谷公園中幸門
           デモ出発 16:30
        19:00 国会包囲(集会/キャンドル・チェーン)
 ペンライト 懐中電灯 光棒を持参下さい。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
takeshijo
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者ブログ [PR]

Template by decoboko.jp